英語発表 ない 怖 く...2014/07/04  ·...

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1080 画像診断 Vol.34 No.9 2014 1 何形で書くか ӳޠදจΛॻ׳Εͳਓ಄Λ ·ϙΠϯτʹɼʢtenseʣͷΓ·ɽ ࢠࠃؼͰӳޠಘҙͳͰɼΕՊจ ͷ๏ͷͰΒɼΒͳͱҧ· ·ɽʑͳӳޠͷޡΓͷதͰɼͷޡΓମ ʹΑΓจষͷҙຯΘΒͳͳΔͱগͳ ͷͰɼාͳͳΕӳจʹରΔ खҙҰʹؾ১ΕΔͰॏཁͰɽ ӳޠͷ 3ʷ2ʷ2 ͷ12 छͰɽʮաڈʵ ࡏݱʵະདྷʯͷ 3ɼʮܕݪͱܗʯͷ 2ɼʮ୯७ܗͱ ܗߦʯͷ 2 Ͱʢ1ʣɽͷதͰɼΕ ͳͷ 3 छΛΕӳޠදɾ จॻ·ɽࡏݱܗग़Δ ͱ΄ͱΜͲΓ·ΜͷͰɼΔ ɼத ߍ1 ੜͰग़Δܗࡏݱͱաܗڈ Ͱɽ 前田恵理子 * Maeda E. 東京大学医学部附属病院放射線科 ɹʮըஅʹ৴ΔͲӳޠखʯͱઢՊҩӳจঞΛॻɼεϥΠ υΛຊҩઢձ૯ձͰҰൠԋΛදͰΔΑʹͳΔͱΛඪͱ ࠲ߨͷୈ 2 ճɼʮతΛӳޠͰॻΔΑʹͳΔʯςʔϚͰɽ· ڐΕͳӳޠͰతΛॻͱɼΊͷʹͳΓ·ɽ 1英語発表の基本的な時制を理解する 2英語でわかりやすい「目的」の文章を書く 3「目的」文が長くなる場合の説明事項の順番を知る ͷ 第2回 英語発表 ない 1ɹӳޠͷ12 छͷ ʢtenseʣ ୯७ ܗʢsimple formʣ ܗߦʢprogressive formʣ ܗࡏݱʢpresentʣ I write I am writing ࡏݱ ܗʢpresent perfectʣ I have written I have been writing ա ܗڈʢpastʣ I wrote I was writing աڈ ܗʢpast perfectʣ I had written I had been writing ະདྷ ܗʢfutureʣ I will write I will be writing ະདྷ ܗʢfuture perfectʣ I will have written I will have been writing

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Page 1: 英語発表 ない 怖 く...2014/07/04  · なくないようですが,実際は単刀直入に「目的」か ら始めて大丈夫です.抄録には専門外の読者に対

1080 画像診断 Vol.34 No.9 2014

1 何形で書くか

英語発表や論文を書き慣れていない人が頭を悩

ますポイントに,時制(tense)の問題があります.

帰国子女で英語が得意な方でも,これは科学論文

のお作法の問題ですから,知らないと間違えてしま

います.様々な英語の誤りの中で,時制の誤り自体

により文章の意味がわからなくなることは少ない

のですが,時制が怖くなくなれば英作文に対する苦

手意識が一気に払拭される点で重要です.

英語の時制は3×2×2の12種類です.「過去-

現在-未来」の3,「原型と完了形」の2,「単純形と

進行形」の2です(表1).この中で,網掛けされて

いないたったの3種類を使い分ければ英語発表・

論文は書けます.実際は現在完了形が出てくるこ

ともほとんどありませんので,実質使い分けるべ

きは,中学校1年生で出てくる現在形と過去形だ

けです.

前田恵理子*

*Maeda E. 東京大学医学部附属病院放射線科

 「画像診断には自信があるけど英語は苦手」という放射線科医が英文抄録を書き,スライ

ドを作成して日本医学放射線学会総会で一般演題を発表できるようになることを目標とし

た誌上講座の第2回目は,「目的を英語で書けるようになる」がテーマです.あいまいさが

許されない英語で目的を書くことは,はじめの関門になります.

1. 英語発表の基本的な時制を理解する2. 英語でわかりやすい「目的」の文章を書く3. 「目的」文が長くなる場合の説明事項の順番を知る

今 月 の 目 標

第 2 回

英語発表は  ない怖く

表1 英語の12種類の時制

時制(tense) 単純形(simple form) 進行形(progressive form)

現在形(present) I write I am writing

現在完了形(present perfect) I have written I have been writing

過去形(past) I wrote I was writing

過去完了形(past perfect) I had written I had been writing

未来形(future) I will write I will be writing

未来完了形(future perfect) I will have written I will have been writing

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英語抄録の時制には表2のルールがあります.

このルールから外れていてもOKという例外はた

まにありますが,表に従って悪いことは何もあり

ませんので,まずはこのルールに則って書きま

しょう.

例外は教育展示や review(総説)で,目的から現

在形で書いてよいことになっています.総説は,

過去に自分たちが立案・実施した研究を記載する

のではなく,これまでに知られている事象を,これ

から記載する文章やこれから作成するプレゼン

テーションの中でまとめることが目的ですから,

現在形でよいのです.

今回のテーマである一般演題の「目的」は過去形

で書きます.日本医学放射線学会総会の抄録は長

らく「背景」から始まっていたため,背景を書かな

くてはいけないと思い込んでいる放射線科医も少

なくないようですが,実際は単刀直入に「目的」か

ら始めて大丈夫です.抄録には専門外の読者に対

するわかりやすさも必要ですが,全体を読めば事

務局は何の分野の発表かはわかるでしょうし,主に

抄録を詳細に読むのはその分野に興味があるエ

ディター,査読者と聴衆ですから,限られた語数制

限の中,一から背景を説明する必要はありません.

それでも背景を書く必要があるような非定型的な

題材の場合は,目的のはじめに現在形で背景の重

要事項を簡潔に説明すればよいでしょう.重要事

項を説明するのに先行研究の結果を引用していて

も,抄録では引用元を記載する必要はありません.

また,背景と目的を同じ“Purpose”の項目の下で

説明する際でも,背景の部分は現在形,目的の部分

は過去形と時制が混ざることは差し支えありま

せん.

2 「目的」の基本構文

「目的」は,抄録から研究の内容を理解する上で

最も重要な文章です.いくら方法,結果,結論がよ

く書けていても,前提となる「目的」が明確でない

と,行った方法や得られた結果,導き出される結論

が目的に適合するかがわからず,研究の評価のし

ようがありません.逆に査読側にとっては,発表

者が自分の研究を正しく理解できているかを測る

ためのバロメーターとなります.研究の組み立て

や論理構成ができていないと判断されれば採否に

かかわるため,「目的」を正しい英語で書くことは

重要です.

ただ幸い,「目的」の書き方は定型化されていま

す.例えば書き出し方には2種類あり,

● Purpose: The purpose of this study was to demonstrate correlation between...

● Purpose: We aimed to image the capil-lary �ow within...

など,きちんと主語を書くか,主語を省略して,

● Purpose: To establish a novel system...

と書くかです.前者は「目的:~を目的とした」と

なるわけで,少ししつこいですよね.そこで,受

験英語なら不正解ですが,英語抄録においてはTo

から書き始めても正解になります.前者のTo以下

は後者と等しくなります.Toから書き始める場合

は,前半(The purpose of this study wasなど)

が省略されていると考えるため,To以下は現在形

表2 英語抄録の時制ルール

抄録のパーツ 時制(理由)

背景 現在形(すでに確立された事実だから)

目的 過去形(論文を書く前に決めたことだから)

方法 過去形(論文を書く前にやったことだから)

結果 過去形(論文を書く前に得られたことだから)

結論現在形(目的~結果から導出されることだから)

 or 過去形(「結果」を縮約する場合)

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となります.使う動詞や文の構造が日本語とはか

なり異なるため,発表内容を整理・理解するとこ

ろまで日本語でできたら,文章ははじめから英語

で書いてしまうことをお勧めします.

はじめから英語で書けるようになるためには,

表現のバリエーションを多く知ることです.「目的」

文を下記の3要素に分けて,要素ごとに説明して

いきたいと思います.

 The purpose of this study was  ① 文章が「目的」を説明することを示す要素 

to demonstrate correlation between...  ② 動詞要素     ③ 内容要素

① 文章が「目的」を説明することを示す要素

例1 The purpose of this study wasThe aim of our experiment wasThe objective of this investigation was

 purpose/aim/objectiveは inter changeable

であり,どれを使っても構いません.

「研究」を表す言葉としては,studyを用いるこ

とが断然多いのですが,実験的な内容を表すので

あれば,experimentでも正解です.

researchは日本人が使いがちな言葉ですが,通

常は世界の研究全般を指す言葉であり,「今回の研

究」に使うと,相当の違和感があります(考察で

further researchというのは構いません).なお,

examinationやanalysisは手法を説明する言葉

で,一連の研究を指す言葉ではありません.また,

workは,背景の中で過去の論文を説明するには使

いますが(previous workなど),これから説明す

る自分の研究には用いません.

例2 We purposed to The authors aim to

演者が1人だけであれば I を主語にしますが,

通常は共同演者・共著者がいるため,演者や著者

を主語にする場合はweを用います.目的を表現

する単語の中には,purposeなど,主語として,

(意志をもつ)人しかとることができない動詞が少

なくないため,this reportなど「発表」「研究」を

主語とする文章にはしない方が無難です.

このように,①に該当する表現は限られていま

すので,Toから文章を始めることが多いのです.

② 動詞要素総会の抄録を眺めると,目的が“To investi-

gate”から始まる研究に非常によく遭遇します.

確かに日本語の「研究する」「調べる」に対応する

言葉なので便利で多用したくなりますが,後述す

る通り,結構使いにくい言葉です.その代わり,画

像診断領域の論文で最も汎用される3強の表現が

assess,determine,evaluateとなります.こ

れらの語を含む文章を和訳すると,いずれも調べ

る,評価する,と似たり寄ったりになってしまうの

ですが,英英辞典のOxford Advanced Learner’s

Dictionary(OALD)を参照すると,この3つの言

葉が科学論文で多用される根拠となるニュアンス

がよくわかると思います.

assess: 1. to make a judgement about nature or

quality of somebody/something 2. to calculate the amount of value of

something

determine: 1. to discover the facts about something;

to calculate something exactly

evaluate: 1. to form an opinion of the amount, value

or quality of something after thinking about it carefully

determineを和訳すると「決定する」なので,そ

こまでいってよいのかと使いにくく感じるかもしれ

ませんが,英英辞典でみると印象がだいぶ変わると

思います.ちなみに日本人が好きな investigateは

investigate: to carefully examine the facts of a situ-

ation, an event, a crime, etc. to �nd out the truth about it or how it happened

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とあり,調べる対象が自然現象ではない上に,「捜

査」に近いニュアンスまで入っていて,科学論文

で上記に合致する文脈を探す方が難しそうですね.

ぜひassess,determine,evaluateの3語をマ

スターしましょう.

その他,研究デザインによってはぴったりな動

詞がいくつかありますので,またOALDの記述を

引用して紹介します(表3).いくつも意味がある

用語は,論文の「目的」に使われる文脈に合致する

説明を載せておきます.用例については次項の例

文をみてください.OALDはWEB上にあります

し,他にも様々な出版社の英英辞典が公開されて

います.英英辞典を引くと,英和辞典ではわから

ないようなニュアンスや用例を知ることができま

すので,ぜひ日常的に使ってみてください.英作

文に和英辞典を使う場合は,出てきた言葉を一度,

英英辞典で引くことをお勧めします.余裕があれ

ば,類語辞典Thesaurusも便利です.

③ 内容要素動詞の後に来る,研究の内容を示す表現で,ほ

とんどの場合まず名詞が来ます.その研究で何を

調べたのかを,究極の1語・1フレーズで表す言

葉を考えましょう.自力で思いつくことが難しい

場合は,自分の研究の参考文献や,周辺研究は似

たようなデザインあるいはテーマとなっているこ

とが多いですから,その「目的」やタイトルで使わ

れる表現をよくみて真似ると大抵の問題はクリア

されます.

表4には動詞のアルファベット順に,画像診断

領域の研究の目的として使えそうな文例を掲載し

ます.自分の発表に使えそうな表現があれば,どん

どん真似をして使ってみてください.

3 長い文章をどう書くか

前述のような簡単な構文なら書けても,研究内

容によっては1文が長くなってしまい,書いている

うちにわけがわからなくなってしまう,というケー

スがあります.その場合でも,

● To+動詞+keyとなる名詞

という基本構造は変わりません.英語の場合,は

じめの数語で研究テーマの最重要事項をいってし

まい,その後に観察集団や条件に関する説明を重

要な順につけ足していく,という構文にすること

がポイントです.つまり,前述したようなシンプ

ルな文章にカンマを打った後に,説明事項を重要

な順につけ加えていくという文章になります.こ

こで,

● keyとなる名詞を決めること ● 説明は重要な順に

というのがポイントで,まず研究の内容をしっか

表3 英語抄録でよく使われる動詞要素と英英辞典OALDの記述

動詞要素 OALDの記述

characterize to describe or show the qualities of some body/something in a particular way

compare to examine people or things to see how they are similar and how they are different

describe to say what somebody/something is like (様子を説明する,という感じです)

develop to think of or produce a new idea, product, etc. and make it successful

estimate a judgement that you make without having the exact details or figures about the

size, amount, cost, etc. of something (サンプル検査から全体を推測する時も使えます)

identify to find or discover somebody/something

report to give people information about some thing that you have heard, seen, done, etc.

[OALD:Oxford Advanced Learner’s Dictionary(http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/)より引用]

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り理解していないと,key名詞や説明順が決めら

れません.説明順に悩む場合は,文章の中に入れ

たい要素を細い紙切れに1要素ずつ書き出して,

手を動かして順番を決めるとよいでしょう.

最後に,2013年のRadiology誌からPurpose

が長い文章を3つ引用して説明します.このくら

表4 画像診断領域の研究の目的として使えそうな文例

To assess the morphologic changes of the brain associated with age. (加齢に伴う脳の形態変化を評価する)

To assess whether fasting contributes to clearer depiction of the pancreas.

 (絶食により膵の描出がよくなるかを検討する)

To characterize ventricular dissociation in patients with cardiomyopathy.

 (心筋症における心室解離の特性を調べる)

To compare CT angiography with MR angio graphy in terms of patient satisfaction.

 (患者満足度においてCTAとMRAを比較検討する)

To describe a new staging system for lung cancer. (肺癌の新たなステージングシステムを説明する)

To describe radiologic-pathologic corre lation of pancreatic carcinoma.

 (膵癌の画像所見を病理所見と対比する)

To determine an importance of dose reduction. (線量抑制の有用性を求める)

To determine if abnormal seminal intensity indicate risk of malignancy.

 (精嚢異常信号が悪性腫瘍のリスクとなるか調べる)

To determine normal range of hepatic parenchymal density. (肝実質濃度の正常範囲を求める)

To determine the relationship between the amount of alcohol consumption and the incidence of HCC.

 (飲酒量とHCC発生率の関係を調べる)

To develop a mathematical model that fits tumor surface curvature.

 (腫瘍表面を表現する数理モデルを開発する)

To estimate the prevalence of adrenal incidentaloma on screening chest CT.

 (検診胸部CTでの偶発的に発見される副腎腫瘍の頻度を推定する)

To evaluate the anatomy of the frontal cortex in healthy volunteers.

 (健常ボランティアで前頭葉の解剖を検討する)

To evaluate the ability to depict anatomy of the frontal cortex. (前頭葉の解剖の描出能を検討する)

To evaluate the complications of contrast material. (造影剤の副作用を評価する)

To evaluate the feasibility of the equation. (公式の妥当性を評価する)

To evaluate the potential of iPhone-reading: an experimental study.

 (iPhone読影の可能性に関する実験的検討)

To identify histological characteristics of hemangioma associated with hormonal environment.

 (様々なホルモン環境下の血管腫の組織学的特徴を調べる)

To identify a link between diet and brain atrophy. (食習慣と脳体積の関係を調べる)

To introduce normal T1 values for skeletal muscles. (骨格筋T1値の正常値を求める)

To retrospectively evaluate MR findings of carcinoma. (癌のMR所見を retrospectiveに評価する)

To report an initial experience of the compact PACS. (小型PACSの初期使用経験を報告する)

いの階層がある構文までは許されるということも

読み取れますが,総会ではあまり複雑な構文は不

評でしょうから,可能なら文章を分けることも検

討してよいと思います.特に,併記できない2つ

以上の目的を記述する場合は,Toから始める別の

文章とした方がよいでしょう.

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動詞:study

keyとなる名詞:diagnostic performance of the

ratio of lesion length (LL) to the fourth power

of minimal lumen diameter (MLD) (MLD4)

その後の説明:

・ モダリティ:coronary computed tomo graph-

ic (CT) angiography

・ diagnostic performanceの内容:for differ enti-

ating between hemodynamically significant

and nonsignificant lesions

・ 比較の相手:with correlation with frac tional

flow reserve (FFR)

例2 To prospect ive ly eva luate dose reduction and image quality chara cter-istics of abdominal computed tomo-graphic (CT) scans reconstructed with model-based iterative reconstruction (MBIR) compared with adaptive statis-tical iterative reconstruction (ASIR) in oncol ogy patients with colorectal liver metastases.

(Radiology 269: 469-474, 2013)

例3 To evaluate white matter integrity in patients with mild traumatic brain injury (TBI) who did not have morphologic abnor malities at conventional magnetic resonance (MR) imaging with diffusion-tensor imaging to determine any relation-ship between patterns of white matter injury and severity of postconcussion symp toms. 

(Radiology 269: 249-257, 2013)

例1 To study the diagnostic performance of the ratio of lesion length (LL) to the fourth power of minimal lumen diameter (MLD)(MLD4) at coronary computed tomo graphic (CT) angiography for differenti ating between hemo dynam ic ally significant and non signifi cant lesions, with correlation with fractional f low reserve (FFR). 

(Radiology 269: 713-721, 2013)

動詞:evaluate(その前にprospectivelyがつくが)

keyとなる名詞:dose reduction and image quality

characteristics

その後の説明:

・ モダリティ:of abdominal computed tomo-

graphic (CT) scans

・ 手法:reconstructed with model-based itera-

tive reconstruction (MBIR)

・ 比較の相手:compared with adaptive statis-

tical iterative reconstruction (ASIR)

・ 患者群の説明:in oncology patients with colo-

rec tal liver metastases

動詞:evaluate

keyとなる名詞:white matter integrity

その後の説明:

・ 患者群:in patients with mild traumatic brain

injury (TBI)

・ 患者群の説明:who did not have morphologic

abnor malit ies at conventional magnetic

resonance (MR) imaging with diffusion-

tensor imaging

・ evaluateの 目 的:to determine any relation-

ship between patterns of white matter injury

and severity of postconcussion symptoms

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今月のExpression目的 purpose パーパス目的 aim エーイム目的 objective オブジェクティf研究 study sタディイ実験 experiment エクスペラメンt検討する assess アセース決定する determine デュターミン評価する evaluate ゥヴァーりゅエイt特徴を調べる characterize キャレクテラーイズ比較する compare コンペアー描写する describe ディスクラーイブ開発する develop dヴぇロプ推測する estimate エスティメイt特定する identify アイデンティファイ報告する report ルポーッt

今回出てきた,「目的」に出てくる単語を集めました.口に出して発音してみましょう.太字はアクセントです.アルファベットで書かれた子音は軽く発音すればOKです.

* 本連載は,学研メディカル秀潤社「画像診断」ウェブサイトに掲載しています !  http://gakken-mesh.jp/info/gazou-rensai URL