防衛省業務セミナー 防衛装備庁の紹介 2020.12.11(fri) 1600...
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防衛装備庁の紹介
防衛技術の フ ロ ン ト ラ ン ナー
防衛省業務セミナー2020.12.11(Fri) 1600~17002020.12.18(Fri) 1330~1430
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防衛装備庁の概要
防衛装備庁の技術・研究開発
まとめ
目次
防衛装備庁の概要
防衛装備庁とは
3防衛装備庁の概要
防衛装備庁は、防衛装備品に関する業務全般を一元的に担うことを目的として、研究開発部門や調達部門などを統合して平成27(2015)年10月に設置されました。
防衛装備庁は、防衛装備品の将来構想、研究開発、取得、維持・整備、廃棄といったライフサイクル全般に関わる業務を行っています。
防衛省・自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つなど様々な使命を担っており、防衛装備庁は防衛省・自衛隊を構成する機関の1つです。
防衛省 技術研究本部 各幕僚監部の装備品調達部門
装備施設本部
防衛装備庁の前身
統合
限られた予算の中で使命を果たすためには、防衛装備品の適切な研究開発、取得、維持・整備を行うことが極めて重要です。
防衛装備庁における4つの基本方針
4防衛装備庁の概要
1. 一歩先んじた技術力の保持、「技術的優越」の確保
2. プロジェクト管理を通じた最適な取得、「取得改革」の推進
3. 諸外国との防衛装備・技術協力の推進
4. 防衛生産・技術基盤の維持・強化
防衛装備庁における4つの基本方針
米国と共同開発のSM-3ブロック2A
技術的優越を目指した次世代ステルス実証機X-2
デュアルユースを考慮した国産新型多用途ヘリUH-X
部品共有化でコスト削減したP-1哨戒機とC-2輸送機
取得改革
技術的優越の確保
防衛装備の国際化
国内基盤の維持・育成
防衛装備庁では行政職職員や自衛官に加えて、研究職技官がいます。
研究職技官の役割
防衛装備庁における研究職技官は、装備品の研究開発に係る業務に幅広く従事し、
次の4つの役割を担っています。
① 研究者として、基礎となる知識及び技術を十分に会得した上で、研究開発と装備行政に携われること。
② プロジェクトリーダーとして、大規模なグループを円滑なコミュニケーションと統率力でまとめ、困難を乗り越えて
いくこと。
③ 行政官として、他省庁と密接な対話・連携を取りながら効率的な装備行政を進めていくこと。
④ グローバルな人材として、確かな語学力や国際的視野を持ち、同盟国との人事交流等を通して、重要性の高まる
国際共同研究・共同開発や装備技術移転の場で活躍できること。
防衛装備庁の概要5
防衛装備庁の技術・研究開発
現在の運用ニーズだけでなく、将来想定される運用
ニーズを踏まえた技術シーズに基づき防衛装備品の将
来構想を描き、その実現に向けて計画的に研究を実施
します。それらの研究の成果を反映し、装備品全体と
しての成立性を確認するため、試作品を開発し、技術
的な面から機能や性能を評価する試験を実施します。
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将来構想
研究
開発
試験評価
将来構想
研究
開発
試験評価
•中長期技術見積もり•研究開発ビジョン•技術シーズ•運用ニーズ など
防衛装備庁の技術・研究開発
防衛装備品の研究開発の流れ
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神奈川県
東京都
航空装備研究所(立川)
航空機の機体、エンジンや誘導武器などの飛行体に関する研究、試験評価
艦艇装備研究所(目黒)
艦艇の船体、音響器材、海洋無人機、推進器、磁気器材などの研究、試験評価
本庁(市ヶ谷)
研究開発や調達に係る行政業務や、研究開発業務等
火器、弾薬、耐弾・耐爆、車両、施設機材などの研究、試験評価
陸上装備研究所(相模原)
情報・通信技術、センサ技術、電子戦技術などの研究、試験評価
電子装備研究所(三宿)
先進技術推進センター(目黒、三宿)
基盤的技術を含む先進技術を装備品に適用するための研究、試験評価
各種の誘導弾とそれに関連する機器などの開発
(統合装備担当)
艦船に搭載する機器、装備品などの開発
(艦船装備担当)
各種航空機とそれに搭載するエンジン、アビオニクスなどの開発
(航空装備担当)
火砲、弾薬、戦闘車両及び指揮・統制・通信・情報システムなどの開発
(陸上装備担当)
艦船設計官
艦船の初期検討やモデル検討の実施、基本計画、基本設計図面の作成など
装備開発官
(次期戦闘機担当)
次期戦闘機とそれに搭載するエンジン、アビオニクスなどの開発
防衛装備庁の技術・研究開発
防衛装備庁の研究開発部門 (1/2)
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磁気及び水中電界についての研究、試験評価
川崎支所(艦艇装備研究所)航空機及び誘導武器等のエンジン性能・空力性能や、車両の機動性能の試験評価
千歳試験場
岐阜試験場
航空機及び航空機に搭載する機器並びに誘導武器などの飛行試験、評価
水中無人機などの試験評価※令和3年度開所予定
岩国支所(仮称)(艦艇装備研究所)
ロケットモータの燃焼試験及び環境試験、評価
土浦支所(航空装備研究所)
電波及び光波の伝搬、反射、放射などについての研究、試験評価
飯岡支所(電子装備研究所)
誘導武器の発射試験、評価
新島支所(航空装備研究所)
砲弾の射撃試験や火薬類の爆破試験等、評価
下北試験場
防衛装備庁の技術・研究開発
防衛装備庁の研究開発部門 (2/2)
まとめ
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防衛装備庁は、防衛装備品のライフサイクル全般に関わる業務を実施し、防衛装備品に関する業務全般を一元的に担う機関です。
防衛装備庁では、将来の防衛装備品の構想を描き、その実現に向けて様々なフィールドで計画的に研究開発を実施しています。
防衛装備庁における研究職技官は、研究開発業務のみならず技術的知見を活かして研究開発に係る行政業務にも従事します。
まとめ
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研究紹介などの動画があるので、ぜひご覧ください!
その他
YouTube 防衛装備庁公式チャンネル
終 防衛装備庁の紹介
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防衛装備庁ホームページhttps://www.mod.go.jp/atla/