安全性実証試験の実施依頼要領 - jaxa · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b...

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安全性実証試験の実施依頼要領 1. 概要 宇宙ステーションの居住区等に使用される材料・機器は、クルー及び有人システム等の安全性 を確保するため、種々の試験に合格したものを選定する必要がある。宇宙航空研究開発機構(以 下「JAXA」という)では、NASA-STD-6001Bに規定される試験要求に対応した「安全性実証試 験設備」を筑波宇宙センターに整備し、安全性の確認を行っている。システム設計者等は、目的 のシステムを設計する段階で使用する材料等の安全性を確認しなければならない。使用材料等の 安全性が他のデータ等で確認されていない場合には、試験によってその安全性を確認する必要が ある。 本文書は、JAXAの設備を使用して安全性実証試験を実施する上で必要な手続き事項を規定す るものである。 2. 適用文書等 (1) GFD-15002 オフガス発生量に対するベーキング時間効果の検証試験結果報告書 (2) NASA-STD-6001B Flammability, Odor, Offgassing, and Compatibility Requirement and Test Procedures 3. 試験の種類 -1に、 NASA-STD-6001Bに規定される各種試験のうち、筑波宇宙センターに整備された設備 で対応する試験について、概要を示した。 4. 試験の実施依頼 システム設計者等は、使用を予定している材料等が試験評価を必要とする場合にはJAXAに試 験の実施依頼を行わなければならない。依頼に際しては本文書に規定された様式(様式-1,様式- 2)に必要事項を記入し、JAXAの開発担当部/ユニットに提出すること。 提出は試験希望日の1ヶ月以上前とする。様式-2のサンプル質量等が未定のときは、とりあえ ず“TBD”と記入し、供試体送付時に該当事項を記入してもよい。 5. 供試体の調製 供試体は、適用文書(1)及び本要領書表-1に従って調製すること。試験に提出するサンプル は、実際宇宙機等に使用する厚さ、硬化条件のものとし、同一材料でも厚さ等にいくつかの種類 がある場合には当該試験に対して最も厳しい条件となるものを準備すること。なお、供試体調製 試験依頼書は下記URLより入手できます。 http://matdb.jaxa.jp/main_j.html 試験内容、試験依頼書の記入方法および試験スケジュ ールに関する問い合わせ:JAXA研究開発部門 第一研 究ユニット 供試体調製に関する問い合わせ:JAXA有人宇宙技術 部門 有人システム安全・ミッション保証室 有人システム安全・ ミッション保証室 試験依頼書 第一研究ユニット

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Page 1: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

安全性実証試験の実施依頼要領

1. 概要

宇宙ステーションの居住区等に使用される材料・機器は、クルー及び有人システム等の安全性

を確保するため、種々の試験に合格したものを選定する必要がある。宇宙航空研究開発機構(以

下「JAXA」という)では、NASA-STD-6001Bに規定される試験要求に対応した「安全性実証試

験設備」を筑波宇宙センターに整備し、安全性の確認を行っている。システム設計者等は、目的

のシステムを設計する段階で使用する材料等の安全性を確認しなければならない。使用材料等の

安全性が他のデータ等で確認されていない場合には、試験によってその安全性を確認する必要が

ある。

本文書は、JAXAの設備を使用して安全性実証試験を実施する上で必要な手続き事項を規定す

るものである。

2. 適用文書等

(1) GFD-15002 オフガス発生量に対するベーキング時間効果の検証試験結果報告書

(2) NASA-STD-6001B

Flammability, Odor, Offgassing, and Compatibility Requirement and Test

Procedures

3. 試験の種類

表-1に、NASA-STD-6001Bに規定される各種試験のうち、筑波宇宙センターに整備された設備

で対応する試験について、概要を示した。

4. 試験の実施依頼

システム設計者等は、使用を予定している材料等が試験評価を必要とする場合にはJAXAに試

験の実施依頼を行わなければならない。依頼に際しては本文書に規定された様式(様式-1,様式-

2)に必要事項を記入し、JAXAの開発担当部/ユニットに提出すること。

提出は試験希望日の1ヶ月以上前とする。様式-2のサンプル質量等が未定のときは、とりあえ

ず“TBD”と記入し、供試体送付時に該当事項を記入してもよい。

5. 供試体の調製

供試体は、適用文書(1)及び本要領書表-1に従って調製すること。試験に提出するサンプル

は、実際宇宙機等に使用する厚さ、硬化条件のものとし、同一材料でも厚さ等にいくつかの種類

がある場合には当該試験に対して最も厳しい条件となるものを準備すること。なお、供試体調製

試験依頼書は下記URLより入手できます。

http://matdb.jaxa.jp/main_j.html

試験内容、試験依頼書の記入方法および試験スケジュ

ールに関する問い合わせ:JAXA研究開発部門 第一研

究ユニット

供試体調製に関する問い合わせ:JAXA有人宇宙技術

部門 有人システム安全・ミッション保証室

有人システム安全・

ミッション保証室

試験依頼書

第一研究ユニット

Page 2: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

に関して疑問がある時は、JAXA有人宇宙技術部門有人システム安全・ミッション保証室に相談す

ること。

オフガス試験においては、試験実施前に供試体(材料を含む)に対し、ベーキングを実施する

ことで、オフガス試験結果の改善が見込まれる(オフガス発生量の低減及びそれに伴う総T値低下、

レーティングの改善)。

以下に、オフガス発生量が比較的多いと考えられるフォーム材に対する、ベーキング効果の検

証試験結果を記載する。

フォーム材は、使用頻度等を考慮し①Zotek F-30、②Plastazote Foams、③Newpelca(SX-300

H)、④Chemitlon HTを選択した。なお、ベーキングの条件は、大気圧下において50℃である(使

用恒温槽はESPEC社製PH-202M)。ベーキング終了後、7日間クリーンルーム内に放置した。放

置後、清浄度を確認したチャンバへローディングした。ローディング直後に純空気フロー置換し、

50℃、72時間加熱を行った。加熱終了後、分析を行った。記載するデータは、メタンを除く有機

化合物及びアンモニアのみから算出される合計T値のベーキング時間による減少グラフである。T

値は、10ポンド(4536g)当たりの数値である。

図-1 Zotek F-30 ベーキング時間に対するガス発生量

図-2 Plastazote Foams ベーキング時間に対するガス発生量

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図-3 Newpelca(SX-300H) ベーキング時間に対するガス発生量

図-4 Chemitlon HT ベーキング時間に対するガス発生量

6. 試験の実施

6.1 試験実施日の決定

試験の実施依頼を受領した後、JAXAは試験の実施予定日を決定し、依頼者に通知する。

6.2 供試体の搬入

試験依頼者は、供試体が試験依頼書のものと相違ないことを確認の上、試験実施に支障

をきたすことがないように、供試体を筑波宇宙センターに搬入すること。

供試体には、4項で提出した文書(様式-2)を添付すること。実験機器等、実際にフラ

イトに供されるもののオフガス試験等については、試験開始時点でチャンバへの搬入を依

頼者自ら行うものとする(移動中のハードウェアに対する責任の明確化)。

6.3 試験の実施

供試体搬入後試験はJAXAが実施する。

6.4 供試体の搬出

供試体の搬入と同様、実際にフライトに供されるものをチャンバから取り出す際、搬出

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は試験依頼者自身で行うものとする。

6.5 試験報告書の送付

試験の結果はJAXAがまとめて試験依頼者に送付する。

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表-1 NASA-STD-6001B 安全性実証設備主要試験の概要

TEST

項目

上方火炎伝播試験

電線被覆材料燃焼試験

臭気試験

オフガス試験

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アークトラッキング試験

目 的

材料が標準着火源に曝さ

れた時に自己消火性があ

るか、また隣接する材料を

発火させる恐れのある火

の粉を発生するか否かを

確認する。使用予定で最も

薄い厚さ等の仕様で試験

を実施する。

電線被覆材が外部の着火

源に曝された時に自己消

火性があるか、そして隣接

した材料を発火させる恐

れのある火の粉を発生す

るか否かを確認する。

Test7に適合した材料、組

立品から発生する不快臭

や刺激臭の測定を実施す

る。

50℃で72時間、加熱した

時、材料や組立品から揮散

するオフガス生成物の定

性、定量分析を行う。

電線被覆材料のアークト

ラッキング性能を検定す

る。始めのアークと再点弧

(2回目のアーク)によっ

て生じた損傷を評価する

評価

基準

自己消火性は5回実施

し、いずれも燃焼長さが、

15cm以下、火の粉の転移

で炎が伝播してはならな

い。

電線内部温度125℃又は

最高使用温度で電線の被

覆材の自己消火性を検定

する。燃焼長さが、15cm

以下でなくてはならない。

選定パネルによる臭気の

5段階評価(0~4、下表参

照)発生臭気が不快で刺激

臭と感じるのは、試験から

得られた結果の平均的評

価が2.5以上。

打ち上げを予定する組立

品に対しては、オフガス生

成物の総T値は0.5未満で

なくてはならない。

材料に対しては総T値か

ら最大使用量が決定され

5秒間通電してアークを

発生させる。その10秒後2

回目(30秒)の通電を行う。

この時の損傷を評価す

る。

定 義

・燃焼長さ:試料の下辺か

ら、燃焼した最も遠い位置

までの長さ

・燃焼伝播時間:試料の着

火から垂直伝播の終了ま

での経過時間

・自己消火性:着火源に曝

された時、燃焼長さが15

cm以下であること

・火の粉の転移:燃焼試料

から火の粉による隣接材

料への火炎の伝播

・燃焼長さ:被覆材料が炎

によって燃焼した最も遠

い位置

・自己消火性:Test1と同じ

・火の粉の転移:Test1と同

・組立品:複数の材料から

成る構成部品

・刺激臭:不愉快な臭い

・オフガス生成物:材料又は

組立品から気体として放

出される有機、又は無機化

合物

・オフガス放出:液体.又は固

体材料から発生するガス

状物質の雰囲気の放出

・嫌悪臭:大変不快で苦痛

の原因となる臭い

・宇宙船最大許容濃度(S

MAC)*1

特定飛行期間における宇

宙船の乗員居住区でのオフ

ガス生成物の最大許容濃度

・毒性危険指数 (T値 ) *2

各々のオフガス生成物の放出

濃度とSMAC値の比を

計算し、毒物学的分類はし

ないでその総合計を求め

たもの

*1 Spacecraft maximum

allowable concentration

*2 Toxic hazard index

・アーク:電流の連続発光

放電

・アークトラッキング:ア

ーク放電にさらされる事

によって電線被覆材の表

面に導電路を生じる現象

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TEST

項目

上方火炎伝播試験

電線被覆材料燃焼試験

臭気試験

オフガス試験

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アークトラッキング試験

特 徴

その他

・十分な大きさの試験チャ

ンバ

・サンプルホルダ

・酸素濃度分析計

・化学点火源:3000J以上

燃焼継続: 25±5秒

温 度:1100±90℃

炎の燃焼高さ:65±6.5mm

・同一試料5回試験

・十分な大きさの試験

チャンバ

・サンプルホルダ

・酸素濃度分析計

・化学点火源:3000J以上

燃焼継続: 25±5秒

温 度:1100±90℃

炎の燃焼高さ:65±6.5mm

・同一試料5回試験

・臭気試験パネルは、パネ

ル選定手順により選定さ

れ、当日の臭気テストに合

格した5人以上で実施

・パネルは当日臭いの強い

食事、化粧、喫煙を控える。

・採取ガスは30ml

・臭気の判定は2~5秒、下

記の段階評価を行う

0-無臭

1-やっと感知できる臭い

2-らくに感知できる臭い

3-不快な臭い

4-非常に不快な臭い

・使用分析装置

①GC ガスクロマトグラフ

②GC-MS ガスクロマトグ

ラフ質量分析計

③FT-IR フーリエ変換赤

外分光光度計

・オフガス生成物の分析は加熱

終了後に23±5℃に冷却してか

ら、24時間以内に分析を実施し

なくてはならない

・オフガス生成物の結果

μg/材料1g

μg/組立品

・全電線の末端に

グラファイト粉末を付着

させ、短路回路を形成させ

る。

・同一試料5回試験

必要

試料量

a.シート状サンプル

*実仕様で基板を含まな

い厚さが2.5cm以下

・30×6.5cm 10枚

b.厚さ0.25mm未満の薄い

フィルム状のサンプル

・30×7.5cm 10枚

c.接着剤,コーティング材等

*実コンフィギュレーシ

ョンの基板に均一に塗布

・30×6.5cm※1

d.発泡材料

*厚さは実仕様

・30×6.5cm 10枚

e.絶縁電線

*必要に応じ実施する

・電線15m

*標準は20AWGであるが

使用候補のうち最も細い

電線を提出すること。

*切断等の前処理は行わ

ないこと。

*試験には120cmの電線

を7本使用する。内部温度

測定用2本、可燃性試験に5

本使用。

a.シート状サンプル

*総表面積2,000cm3

b.接着剤,コーティング材等※2

*総表面積2,000cm2又は、

液体の場合500cm3

(非反応性容器に入れる)

c.絶縁材,発泡材等

*総表面積500cm2

c.絶縁材,発泡材等

*40g(被覆材のみの質量)

・材料レベル試験※3

*1試験に必要な量は20gが基準

であるが、再試験の場合があり

得るので40g用意する。

a.シート状サンプル

*40g又は、アルミ板に20g塗布

できない場合は総表面積6,000

cm2

b.接着剤,コーティング材等※4

*40g又は、液体の場合は500cm3

c.発泡材

*40g

d.絶縁電線

*40g(被覆材のみの質量)

・装置レベル試験※3,5

・電線20m

*標準は20AWG。

*切断等の前処理は行わ

ないこと。

*試験には46cmの電線7

本をひもで束ねたものを1

試料として用い、5試料使

用。

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※1 実コンフィギュレーションの基板が不明の場合は、図-5に基づいてサンプル調製を行う。

※2 以下の手順を参照し、サンプルをアルミ板に塗布する。

①寸法約100mm×150mm×0.1~1mmのアルミ板を130℃で1時間程度真空乾燥(ベーキング)させる。

②アルミ板が清浄であること、他のマーキング塗料がついていないことを確認し、試料を両面に均一に塗

布する。作製枚数は総表面積が2,000cm2となる枚数とする。(両面塗布が困難な場合は片面でも可とする。

両面塗布で6枚、片面塗布で12枚。)

③所定(本来適用する)の硬化条件で乾燥・硬化させる。

④アルミ板毎に、アルミ板の質量、塗布後の全質量、試料の質量を0.01gまで計測し、そのデータを添える。

※3 ベーキング後のサンプルを試験する場合は、ベーキング後、常温・常圧で7日間の保管期間を設ける

こと。また、試験依頼書にベーキング条件(期間、温度、圧力)を記載する。

※4 以下の手順を参照し、サンプルをアルミ板に塗布する。

①寸法約100mm×150mm×0.1~1mmのアルミ板を130℃で1時間程度真空乾燥(ベーキング)させる。

②アルミ板が清浄であること、塗料等がついていないことを確認し、試料を両面に均一に塗布する。作製

枚数は塗布物質量が20gとなる枚数。但し、最大でアルミ板5枚。塗膜が薄く20g塗布できない場合は、

JAXA有人宇宙技術部門有人システム安全・ミッション保証室と相談し、15枚(表面積3,000cm2)用意する。

(両面塗布が困難な場合は片面でも可とする。また、必要に応じて持ち手部分を残してもよい。)

③所定(本来適用する)の硬化条件で乾燥・硬化させる。

④アルミ板毎に、アルミ板の質量、塗布後の全質量、試料の質量を0.01gまで計測し、そのデータを添える。

※5 正式なレーティングを付与する為には、以下の式-1を満たすチャンバを使用する必要がある。安全性

実証試験設備で保有しているチャンバ体積一覧(表-2)とアルミブロック一覧表(表-3)を参照し、使用チャン

バを確認下さい。

30 ≧ V2/V1 (式-1)

V1; サンプルの体積、 V2; チャンバの容積

供試体準備についての注意事項

過去の不具合例の再発防止上から、注意すべき事項を例挙する。

(1) 大気中で、ライターで火をつけてみて簡単に燃え尽きるようなものは、大気より酸素濃度の高

い可燃性試験に合格できない。ライター等による、大気雰囲気下での事前確認をお勧めする。

(2) Test 4の燃焼試験の電線は、AWG20を標準とする。AWG26以下の細いものでは、芯線まで溶

断して試験ができないことがあった。

(3) 試験依頼者の責任において、供試体の材質等が、試験依頼書に記載したものと相違ないことを

確認する。

(1)0.5mm厚のアルミ板に、塗布枠(試料より大きめ)

をのせる。

(2)必要な厚みに塗布し、乾燥。

(3)30×6.5cmに切断する。

(注)厚み、ベーキング等の処理は、実コンフィギュレーション

条件と同一とする。

図-5 実コンフィギュレーション基板が不明の場合の

Test1(上方火炎伝播試験)サンプル調製方法

アルミ板

塗布試料

試料の大きさ

(30×6.5cm)

にカット

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表-2 オフガス試験用チャンバ一覧

容積

(L)

寸法

(mm)

4 155(内径) x 205

10 200(内径) x 320

20 (縦型)

245(内径) x 420

20 (横型)

205(内径) x 565

100 上段; 470 x 485 x max. 205

下段; 375 x 485 x 190

400 (箱型) 530 x 735 x 480

400 (丸型)

上段; 715 x 810 x max. 260

下段; 595 x 810 x 275

800 530 x 730 x 740

1000 515 x 724 x 1193

100L及び400L(丸型)チャンバは、右図のように円柱を

横にした形であり、上段の高さは中央が最大で、側面に

近い部分では高さが低くなっていく構造である。

図-6 400L(丸型)チャンバ

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表-3 アルミブロック一覧

寸法

(mm)

1個あたりの体積

(L)

保有

個数

1 50 x 20 x 100 0.10 15

2 50 x 40 x 100 0.20 5

3 40 x 40 x 100 0.16 5

4 80 x 80 x 100 0.64 5

5 φ150 x 115 2.03 2

0

20

40

60

80

100

120

0 5 10 15 20 25 30 35 40

圧力(kPa)

時間(秒)

0.5kPa

大気圧

図-7 オフガス試験設備を用いたその他試験に用いる

真空装置の排気能力(100Lチャンバ使用時)

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様式-1

試 験 依 頼 書(Test Request Sheet)

研究開発部門

第一研究ユニット

受付番号 No.

依 頼 元

整理番号 No.○○○○○○○○

試験依頼者(太枠内は依頼者側で記入のこと)

TEST REQUESTOR (TO BE COMPLETED BY TEST REQUESTOR)

発行日

ISSUE DATE (M/D/Y)

MM/DD/YYYY

依頼元原局

JAXA担当部署名 SECTION(JAXA)

○○○○部○○○○グールプ

担当者 NAME プロジェクト名 PROJECT

英語 / 日本語 ○○○○○

連絡先 電話番号 / 電子メールアドレス

PHONE NUMBER / E-MAIL ADDRESS

関連メーカ RELATED COMPANY

会社名 COMPANY NAME 担当者名 NAME

○○○○○ 英語 / 日本語

依頼元原局

確認 担 当

JAXA 有人宇宙技術部門

有人システム安全・ミッション保証室

確認 担当

JAXA 研究開発部門

第一研究ユニット

運用管理者 担 当

試験希望日

TEST DUE DATE (M/D/Y)

MM/DD/YYYY

受領日

RECEIPT DATE (M/D/Y)

材料名(供試体名)

SAMPLE NAME

○○○○

要求試験項目

NASA-STD-6001 CR-99122

1

4

6

7

18

その他

試験依頼書記入上の注意事項:

(1)試験データはJMAPTISを通じてNASAと一部共通に使用するため、英語で記入のこと。

(2)契約業者、材料等の製造業者名はフルスペルと共に簡略形も併記すること。

例)Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)

(3)材料等の識別記号は、第3者が客観的な判断ができるよう、正確に記入すること。又

外部から購入し、社内で加工しているものについては社内の番号を付与すること。

(4)材料の化学分類(Chemical Class)は、厳密に記載すること。

例1)Teflon:第3者から見て化学式まで同定できないため不適切。

TFE,PTFE, ETFE, FEP, PFA, CTFE TEFLON 等が良い。

例2)Brayco Oil:合成炭化水素(Synthetic Hydrocarbon)である旨記載。

(5)電線については、ゲージ等の情報の他、単線/集合線の違い、素線のメッキ種等

(Niメッキ等)についても記載のこと。

(6)依頼書は、試験実施希望日の1ケ月以上前に提出すること。

(7)試験依頼書は、供試体1件毎に作成すること。また、試験項目毎に様式-1及び様式-2を作成すること。

黄色でマークされた個所を試験依頼者側で記入下さい。

基本、英語標記です。

電話番号 / 電子メールアドレス及び試験依頼者名は必

ず、日本語/英語併記でお願いします。

要求試験項目 可燃性試験:TEST1

電線被覆材料燃焼試験:TEST4

臭気試験:TEST6

オフガス試験:TEST7

アークトラッキング試験:TEST18

Page 11: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

試 験 依 頼 書

TEST REQUEST SHEET NASA-STD-6001

上方火炎伝播試験 UPWARD FLAME PROPAGATION TEST

材料名(供試体名)

SAMPLE NAME Kydex 100 *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME Kleerdex

型番

PARTS NUMBER Kydex 100 *2

ロット番号

LOT NUMBER 6200

化学種別

CHEMICAL CLASS Acrylic modified polyvinyl chloride

規格

MATERIAL SPECIFICATION Company Spec.

用途

USE TYPE

□接着剤 Adhesive □コーティング材 Coating □フォーム材 Foam □潤滑剤 Lubricant

□ポッティング材・モールド材 Filler □プリント基材 Printed Board □緩衝材 Cushion

□テープ・シート・クロス類 Tape/Sheet/Cloth □構造部材 Structural material

□コード・ケーブル・ケーブル被覆 Cable □電気部品材 Electrical part

□塗料・マーキングインク Paint/Marking Ink □その他 Others( )

硬化条件

CURE CONDITION TIME:N/A TEMP:N/A PRESSURE:N/A

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME:N/A TEMP:N/A PRESSURE:N/A

試験サンプル形状

TEST SAMPLE CONFIGURATION □

標準 Standard

65mm×300mm □ 非標準 Nonstandard

質量 (g)

SAMPLE MASS 35

寸法 (mm)

SAMPLE DIMENSION 64 × 305 × 1.5t

基板材質/厚み (mm)

SUBSTRATE MATERIAL / THICKNESS Al / 0.5

試験条件

TEST CONDITION

ISS内部

ISSエアロック内部

その他

圧 力 (kPa)

CHAMBER INTERNAL PRESSURE 100±1.0 70.3±0.7

酸素濃度 (%)

OXYGEN CONCENTRATION 24.1 +1

-0 30 +1

-0

温 度 (℃)

CHAMBER INTERNAL TEMPERATURE

室 温

Room Temperature

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※1上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

材料データベース※2での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the Materials Database?

YES

NO

※1 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXAmanages to advance manned

space development.

※2 研究開発部門 第一研究ユニットが管理する、宇宙機設計、材料選定に有効なデータ提供を行う為のデータベース

The database for providing the beneficial data to the design of spacecrafts and the selection of materials, which Research Unit I,

Research and Development Directorate, JAXA manages.

様式-2 様式-2

TEST 1

黄色でマークされた個所を試験依頼者側で

記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

① サンプルに表裏の区別がある場合、特記事項に記

載下さい。

② 接着剤/インクを試験する際の基材は、原則実仕様の

基材。基材が不明な場合に限り0.5mm厚さのアルミ

板を使用ください。

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試 験 依 頼 書

TEST REQUEST SHEET NASA-STD-6001

電線被覆材料燃焼試験 ELECTRICAL WIRE INSULATION FLAMMABILITY TEST

材料名(供試体名)

SAMPLE NAME M81381 / 7-20-N, Fluorocarbon / polyimide

(medium weight) 20 gauge wire *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME JUNKOSHA CO., LTD.

型番

PARTS NUMBER M81381 / 7-20-N *2

ロット番号

LOT NUMBER J017405800

化学種別

CHEMICAL CLASS Fluorocarbon /Polyimide

規格

MATERIAL SPECIFICATION MIL-W-81381/7E

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

長さ (mm)

SAMPLE LENGTH 1200

導体外径 (mm) / 絶縁体外径 (mm)

DIAMETER OF CONDUCTING MATERIAL

/ INSULATION DIAMETER

1.0 / 1.3

試験条件

TEST CONDITION

ISS内部

ISSエアロック内部

その他

圧 力 (kPa)

CHAMBER INTERNAL PRESSURE 100±1.0 70.3±0.7

酸素濃度 (%)

OXYGEN CONCENTRATION 24.1 +1

-0 30 +1 -0

温 度 (℃)

CHAMBER INTERNAL TEMPERATURE

室 温

Room Temperature

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※1上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

材料データベース※2での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the Materials Database?

YES

NO

※1 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXA manages to advance manned

space development.

※2 研究開発部門 第一研究ユニットが管理する、宇宙機設計、材料選定に有効なデータ提供を行う為のデータベース

The database for providing the beneficial data to the design of spacecrafts and the selection of materials, which Research Un it I,

Research and Development Directorate, JAXA manages.

様式-2

TEST 4

黄色でマークされた個所を試験依頼者側で

記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

サンプルは、基本20AWGを使用すること。

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試 験 依 頼 書

TEST REQUEST SHEET NASA-STD-6001

臭気試験 (材料レベル) ODOR TEST (MATERIAL LEVEL)

材料名(供試体名)

SAMPLE NAME OFFGASSING STANDARD GAS MIXTURE A *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME

Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan

(CERI)

型番

PARTS NUMBER CPB-15675 *2

ロット番号

LOT NUMBER JAXA No.09-0707

化学種別

CHEMICAL CLASS N/A

規格

MATERIAL SPECIFICATION N/A

一般の用途

GENERIC USE

□接着剤 Adhesive □コーティング材 Coating □フォーム材 Foam □潤滑剤 Lubricant

□ポッティング材・モールド材 Filler □プリント基材 Printed Board □緩衝材 Cushion

□テープ・シート・クロス類 Tape/Sheet/Cloth □構造部材 Structural material

□コード・ケーブル・ケーブル被覆 Cable □電気部品材 Electrical part

□塗料・マーキングインク Paint/Marking Ink □その他 Others( )

硬化条件

CURE CONDITION TIME:N/A TEMP:N/A PRESSURE:N/A

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME:N/A TEMP:N/A PRESSURE:N/A

ベーキング完了日

BAKING COMPLETED DAY (M/D/Y) MM/DD/YYYY

試料質量 (g)

SAMPLE MASS 35

試料寸法 (mm)

SAMPLE DIMENSION 64 × 305 × 1.5t

試料数

NUMBER OF SAMPLES 2

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※1上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

材料データベース※2での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the Materials Database?

YES

NO

※1 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXA manages to advance manned

space development.

※2 研究開発部門 第一研究ユニットが管理する、宇宙機設計、材料選定に有効なデータ提供を行う為のデータベース

The database for providing the beneficial data to the design of spacecrafts and the selection of materials, which Research Un it I,

Research and Development Directorate, JAXA manages.

TEST 6 様式-2

黄色でマークされた個所を試験依頼者側

で記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

*3 材料に裏表がある場合、面の識別を記載する.

試料がコーティング剤,接着剤などの場合はア

ルミ基板(約10cm×15cm)に両面または片面

塗布し,キュアすること.また,試料塗布前の

各アルミ基板質量・試料塗布後の全量・塗布試

料質量を計測し,データを添付すること。

※※注意事項※※

ベーキング後のサンプルを試験する場合は、ベーキング

後、常温・常圧で7日間の保管期間を設けること。

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試 験 依 頼 書

TEST REQUEST SHEET NASA-STD-6001

臭気試験 (装置レベル) ODOR TEST (ARTICLE LEVEL)

供試体名

ARTICLE NAME OFFGASSING STANDARD GAS MIXTURE A *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME

Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan

(CERI)

型番

PARTS NUMBER CPB-15675 *2

ロット番号

LOT NUMBER JAXA No.09-0707

シリアル番号

SERIAL NUMBER JAXA No.09-0707

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

ベーキング完了日

BAKING COMPLETED DAY (M/D/Y) MM/DD/YYYY

供試体質量 (kg)

TOTAL MASS 35 *3

供試体寸法 (mm)

TOTAL DIMENSION 64 × 305 × 1.5t *3

機器合計数

TOTAL NUMBER OF ARTICLES 2

打上機器合計数

TOTAL NUMBER OF FLIGHT ARTICLES 2

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

電池含有

BATTERIES INCLUDED N/A

圧力制約条件

PRESSURE CONSTRAINTS N/A

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

※ 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXA manages to advance manned

space development.

TEST 6 様式-2

※※注意事項※※

ベーキング後のサンプルを試験する場合は、ベーキング

後、常温・常圧で7日間の保管期間を設けること。

黄色でマークされた個所を試験依頼者側

で記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

*3 複数の供試体を試験する場合,それぞれの寸法

と質量を記入する.

供試体の外観が判る図面を添付する.

供試体の天地等,チャンバ内設置方法に制約が

ある場合はその旨を特記事項欄へ記載する.

(英語標記)

バラものの受け皿,供試体のサポート等,治具

が必要となる場合は特記事項欄へ記載する.

(英語標記)

Page 15: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

試 験 依 頼 書 TEST REQUEST SHEET

NASA-STD-6001

オフガス試験 (材料レベル) OFFGASSING TEST (MATERIAL LEVEL)

材料名(供試体)

SAMPLE NAME OFFGASSING STANDARD GAS MIXTURE A *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME

Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan

(CERI)

型番

PARTS NUMBER CPB-15675 *2

ロット番号

LOT NUMBER JAXA No.09-0707

化学種別

CHEMICAL CLASS N/A

規格

MATERIAL SPECIFICATION N/A

一般の用途

GENERIC USE

□接着剤 Adhesive □コーティング材 Coating □フォーム材 Foam □潤滑剤 Lubricant

□ポッティング材・モールド材 Filler □プリント基材 Printed Board □緩衝材 Cushion

□テープ・シート・クロス類 Tape/Sheet/Cloth □構造部材 Structural material

□コード・ケーブル・ケーブル被覆 Cable □電気部品材 Electrical part

□塗料・マーキングインク Paint/Marking Ink □その他 Others( )

硬化条件

CURE CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

ベーキング完了日

BAKING COMPLETED DAY (M/D/Y) MM/DD/YYYY

試料質量 (g)

SAMPLE MASS 35

試料寸法 (mm)

SAMPLE DIMENSION 64 × 305 × 1.5t

試料数

NUMBER OF SAMPLES 2

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※1上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

材料データベース※2での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the Materials Database?

YES

NO

※1 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXA manages to advance manned

space development.

※2 研究開発部門 第一研究ユニットが管理する、宇宙機設計、材料選定に有効なデータ提供を行う為のデータベース

The database for providing the beneficial data to the design of spacecrafts and the selection of materials, which Research Unit I,

Research and Development Directorate, JAXA manages.

様式-2

TEST 7

※※注意事項※※

ベーキング後のサンプルを試験する場合は、ベーキング

後、常温・常圧で7日間の保管期間を設けること。

黄色でマークされた個所を試験依頼者側

で記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

*3 材料に裏表がある場合、面の識別を記載する.

試料がコーティング剤,接着剤などの場合は

アルミ基板(約10cm×15cm)に両面または片

面塗布し,キュアすること.また,試料塗布

前の各アルミ基板質量・試料塗布後の全量・塗

布試料質量を計測し,データを添付すること。

尚、材料レベルの試験には、40g以上のサン

プルが必要となります。

Page 16: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

試 験 依 頼 書 TEST REQUEST SHEET

NASA-STD-6001

オフガス試験 (装置レベル) OFFGASSING TEST (ARTICLE LEVEL)

供試体名

ARTICLE NAME OFFGASSING STANDARD GAS MIXTURE A *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME

Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan

(CERI)

型番

PARTS NUMBER CPB-15675 *2

ロット番号

LOT NUMBER JAXA No.09-0707

シリアル番号

SERIAL NUMBER JAXA No.09-0707

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

ベーキング完了日

BAKING COMPLETED DAY (M/D/Y) MM/DD/YYYY

供試体質量 (kg)

TOTAL MASS 35 *3

供試体寸法 (mm)

TOTAL DIMENSION 64 × 305 × 1.5t *3

機器合計数

TOTAL NUMBER OF ARTICLES 2

打上機器合計数

TOTAL NUMBER OF FLIGHT ARTICLES 2

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

電池含有

BATTERIES INCLUDED N/A

圧力制約条件

PRESSURE CONSTRAINTS N/A

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

※ 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAXA manages to advance manned

space development.

TEST 7

様式-2

※※注意事項※※

ベーキング後のサンプルを試験する場合は、ベーキング

後、常温・常圧で7日間の保管期間を設けること。

黄色でマークされた個所を試験依頼者側

で記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

*3 複数の供試体を試験する場合,それぞれの寸法

と質量を記入する.

供試体の外観が判る図面を添付する.

供試体の天地等,チャンバ内設置方法に制約が

ある場合はその旨を特記事項欄へ記載する.

(英語標記)

バラものの受け皿,供試体のサポート等,治具

が必要となる場合は特記事項欄へ記載する.

(英語標記)

Page 17: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

試 験 依 頼 書 TEST REQUEST SHEET

NASA-STD-6001

アークトラッキング試験 ARC TRACKING TEST

材料名(供試体)

SAMPLE NAME M81381 / 7-20-N, Fluorocarbon / polyimide

(medium weight) 20 gauge wire *1

製造者

MANUFACTURER’S NAME JUNKOSHA CO., LTD.

型番

PARTS NUMBER M81381 / 7-20-N *2

ロット番号

LOT NUMBER J017405800

化学種別

CHEMICAL CLASS Fluorocarbon /Polyimide

規格

MATERIAL SPECIFICATION MIL-W-81381/7E

ベーキング条件

BAKING CONDITION TIME: N/A TEMP: N/A PRESSURE: N/A

長さ (mm)

SAMPLE LENGTH 460

導体外径 (mm) / 絶縁体外径 (mm)

DIAMETER OF CONDUCTING MATERIAL

/ INSULATION DIAMETER

1.0 / 1.3

試験条件

TEST CONDITION

ISS内部

ISSエアロック内部

その他

圧 力 (kPa)

CHAMBER INTERNAL PRESSURE

常 圧

Room Pressure

酸素濃度 (%)

OXYGEN CONCENTRATION 室内雰囲気

Room Condition

温 度 (℃)

CHAMBER INTERNAL TEMPERATURE

室 温

Room Temperature

特記事項 SPECIAL TEST INSTRUCTIONS:

その他 OTHER

試験データの取り扱い TEST DATA HANDLING:

SPADEシステム※1上での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the SPADE system?

YES

NO

材料データベース※2での試験データ公開に同意する

Do you agree about the publication of test data on the Materials Database?

YES

NO

※1 有人システム安全・ミッション保証室が管理する、有人宇宙開発に資する為の登録者用データベース。

The database for the registration which Human Space Safety and Mission Assurance Office, JAX A manages to advance manned

space development.

※2 研究開発部門 第一研究ユニットが管理する、宇宙機設計、材料選定に有効なデータ提供を行う為のデータベース

The database for providing the beneficial data to the design of spacecrafts and the selection of materials, which Research Un it I,

Research and Development Directorate, JAXA manages.

TEST 18

黄色でマークされた個所を試験依頼者側

で記入下さい。(英語表記)

*1 様式-1試料名と同じ.

*2 製造者の型番号がない場合,試料名と同じ.

サンプルは、基本20AWGを使用すること。

Page 18: 安全性実証試験の実施依頼要領 - JAXA · 2016. 11. 11. · 表-1 nasa-std-6001b 安全性実証設備主要試験の概要 test 項目 1 上方火炎伝播試験 4 電線被覆材料燃焼試験

試 験 依 頼 書

安全性実証試験に係るその他試験

試験内容 1. ベーキング 2. 減圧 3. ガス分析

材料名(供試体名) ○○○○○ *1

製造者 TAKACHIHO CHEMICAL INDUSTRIAL CO.,LTD.

型番 ○○○○○ *2

ロット番号 CPC03327

シリアル番号 P/N:○○○

S/N:○○○

試料質量 (g) 35

試料寸法 (mm) ○○×○○×○○ *3

試料数 2

電池含有 N/A

圧力制約 (Pa) 100 Pa

設定真空度*1 (Pa) 500 Pa以下

真空放置時間 (min) 360 min

初期減圧/加圧レート*2 (Pa/sec) 800 Pa/s

設定温度 (℃) *3 N/A

加熱時間 (min) N/A

*1 装置能力:真空引き開始から1時間後に1Pa程度(100Lチャンバ使用時)

*2 装置能力:800Pa/s程度(100Lチャンバ使用時)

*3 装置能力:常温~150℃

特記事項

その他 OTHER

様式-2

黄色でマークされた個所を試験依頼者側で記

入下さい。(英語表記) *1 様式-1の試料名と同じ.

*2 製造者の型番がない場合,試料名と同じ.

*3 複数の供試体を試験する場合,それぞれの寸法と

質量を記入する.