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鹿 鹿 (概要版) 電子市役所の実現をめざして 平成14年3月 鹿

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Page 1: 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) - Suzuka...1 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) 第1章 計画の背景 第1節 国,県の動向 1. 国の動向

鈴鈴鹿鹿市市行行政政情情報報化化基基本本計計画画((概概要要版版))

電電子子市市役役所所のの実実現現ををめめざざししてて

平成 14 年 3 月

鈴 鹿 市

Page 2: 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) - Suzuka...1 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) 第1章 計画の背景 第1節 国,県の動向 1. 国の動向

目次

第 1 章 計画の背景 ........................................................................................................... 1

第 1 節 国,県の動向 ..................................................................................................... 1

第 2 節 本市における情報化の現状と課題 ......................................................................... 2

第 2 章 計画の基本方針 .................................................................................................... 4

第 1 節 基本理念 ........................................................................................................... 4

第 2 節 位置付け ........................................................................................................... 4

第 3 節 計画の期間 ........................................................................................................ 4

第 4 節 目標 ................................................................................................................. 4

第 3 章 計画の具体的な施策 .............................................................................................. 5

第 1 節 情報化の基本方針 .............................................................................................. 5

第 2 節 情報システムの全体構成 ...................................................................................... 7

第 3 節 情報システムの導入スケジュール ........................................................................... 8

第 4 節 市民,事業者へのサービス向上に向けて ................................................................ 9

第 5 節 事務の高度化・効率化に向けて ............................................................................13

第 4 章 計画推進上の留意点 .............................................................................................18

第 1 節 セキュリティポリシー ............................................................................................18

第 2 節 ハードウェア,基本ソフトウェアの更新方針 ..............................................................19

Page 3: 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) - Suzuka...1 鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版) 第1章 計画の背景 第1節 国,県の動向 1. 国の動向

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第11章章 計計画画のの背背景景

第第11節節 国国,,県県のの動動向向

11.. 国国のの動動向向

国は,ITを活用し各種行政サービスの電子化を図り,“国民サービスの高度化”,“効率的な行政

府”を実現する「電子政府」の実現をめざし,積極的に行政の情報化の施策を進めています。

22.. 県県のの動動向向

県では,3つの基本計画を策定し,電子県庁及びITビジネスの促進を行っています。

21世紀三重情報化社会推進プラン(平成9年)<全体計画>

民間部門 公共部門

三重県行政情報化推進計画(平成10年)<三重県の行政機関の情報化に関わる計画>

MIEマルチネットワーク基本計画(平成10年)<情報通信基盤の整備に関する計画>

21世紀三重情報化社会推進プラン(平成9年)<全体計画>

民間部門 公共部門

三重県行政情報化推進計画(平成10年)<三重県の行政機関の情報化に関わる計画>

MIEマルチネットワーク基本計画(平成10年)<情報通信基盤の整備に関する計画>

•行政LAN-WANの整備・活用•1人1台パソコンの整備・活用•テレビ会議システムの導入・活用•障害及びセキュリティ対策

•電子メール・掲示板の活用•文書管理システムの構築•業務システムの再開発•現行大型電算システムの移行

•電子県庁推進セミナーの開催•情報化キーパーソンの設置•情報化専門職員の育成•一般職員の通信教育等自己研鑚

⇒意思決定の迅速化⇒情報の共有⇒行政手続の簡素化⇒情報公開の拡大

•県民サービスの向上•行政運営の質的向上•ペーパーレス等環境対策

ハード基盤の整備

ソフト基盤の整備

人的基盤の整備

電子県庁の実現

•行政LAN-WANの整備・活用•1人1台パソコンの整備・活用•テレビ会議システムの導入・活用•障害及びセキュリティ対策

•電子メール・掲示板の活用•文書管理システムの構築•業務システムの再開発•現行大型電算システムの移行

•電子県庁推進セミナーの開催•情報化キーパーソンの設置•情報化専門職員の育成•一般職員の通信教育等自己研鑚

⇒意思決定の迅速化⇒情報の共有⇒行政手続の簡素化⇒情報公開の拡大

•県民サービスの向上•行政運営の質的向上•ペーパーレス等環境対策

ハード基盤の整備

ソフト基盤の整備

人的基盤の整備

電子県庁の実現

【基盤整備】

【国民との接点】

・行政情報の電子的提供

・申請・届出等手続の電子化(国)

政府認証基盤

・総合的文書管理システム

【基盤整備】・霞が関WANの整備

【国民との接点】

商業法人登記に基礎を置く電子認証

【行政内部】

12年度 13年度 14年度 15年度

・総合行政ネットワーク(LGWAN)の整備

公的個人認証基盤

・電子認証基盤の整備

・政府調達の電子化

市町村展開

平成9年1月運用開始(現在,全本省庁利用)

都道府県・政令指定都市展開

4/1施行

パイロットシステムの設計・構築

構築

オンライン化実証実験

システムの運用

システムの運用

方針策定 システム構築

各省庁アクションプラン策定

全省庁で開設,出先機関を含め約9000サイト

システム設計・構築 全省庁で運用

電子署名法

システム設計・構築 試行 運用範囲拡大

基本仕様策定

システム構築

・申請・届出等手続の電子化(自治体) 仕様検討 基本仕様設計 実証実験等 システム構築

・住民基本台帳ネットワークの整備 本稼動ネットワーク・システム構築基本機能稼動基本設計

【基盤整備】

【国民との接点】

・行政情報の電子的提供

・申請・届出等手続の電子化(国)

政府認証基盤

・総合的文書管理システム

【基盤整備】・霞が関WANの整備

【国民との接点】

商業法人登記に基礎を置く電子認証

【行政内部】

12年度 13年度 14年度 15年度

・総合行政ネットワーク(LGWAN)の整備

公的個人認証基盤

・電子認証基盤の整備

・政府調達の電子化

市町村展開

平成9年1月運用開始(現在,全本省庁利用)平成9年1月運用開始(現在,全本省庁利用)

都道府県・政令指定都市展開

4/1施行

パイロットシステムの設計・構築

構築

オンライン化実証実験

システムの運用

システムの運用

方針策定 システム構築

各省庁アクションプラン策定

全省庁で開設,出先機関を含め約9000サイト

システム設計・構築 全省庁で運用

電子署名法

システム設計・構築 試行 運用範囲拡大

基本仕様策定

システム構築

・申請・届出等手続の電子化(自治体) 仕様検討 基本仕様設計 実証実験等 システム構築

・住民基本台帳ネットワークの整備 本稼動ネットワーク・システム構築基本機能稼動基本設計

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第22節節 本本市市ににおおけけるる情情報報化化のの現現状状とと課課題題

11.. 情情報報化化のの歴歴史史とと現現状状

本市のコンピュータ処理は,大量の計算・作表事務を正確かつ効率的に処理するために,昭和

45 年に委託形態で始まり,その後,数多くのシステムの開発と改善をへて,現在に至っています。

(1) 大量事務バッチ処理期(昭和 45 年から)

・汎用機の利用により,大量反復事務のバッチ処理を中心とした基幹業務から電算処理を開始

(2) 住民情報オンライン処理期(昭和 58 年から)

・住民基本台帳のデータベース化と住民異動処理のオンラインリアルタイム処理を開始,窓口で

の住民異動届出の即時更新処理,住民票・転出証明書等のオンライン発行を実現

(3) オンライン処理拡大期(昭和 63 年から)

・内部事務の効率化のため,財務会計システムの処理を開始

・住民情報の出張所オンライン化,印鑑,外国人登録のオンライン化

・税務関係証明窓口の総合化

・ネットワークの構築とオンライン化の拡大

(4) インターネット時代への対応期(平成 9 年から)

・インターネットヘの接続とホームページの開設 → 地域全体での行政情報の共有

・電子メールの導入により,外部との電子メールによる情報交換を開始

(5) 1 人 1 台パソコンの導入期(平成 12 年から)

・職員用に 1 人 1 台パソコンの配備を開始,平成 14 年度に 1 人 1 台パソコンと庁内 LAN の環境

の整備完了

・事務処理の電子化による事務の効率化・ペーパーレス化,庁内イントラ及びグループウェアの活

用による情報の共有化とコミュニケーションの迅速化を推進

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

22.. 行行政政情情報報化化ににおおけけるるイインンタターーネネッットト時時代代対対応応へへのの第第一一歩歩

本市では,平成 12 年度より,インターネット時代に対応した行政情報化の取り組みを行っておりま

す。

・市の都市計画図などの地理情報,航空写真のインターネットでの提供

・市の条例,規則,規程,要綱などを収録した例規集の提供

市の地理情報のインターネットでの公開 例規集のインターネット,庁内 LAN での公開

上記サービスは,インターネットを通じて,市民へ提供するだけでなく庁内業務においても活用し,

業務の効率化にもつながっています。

33.. 情情報報化化のの課課題題

(1) 部門単位での業務の情報化による課題

・部門単位に独自に業務システムを構築,このためデータ連携ができず,データの再入力が発生

・部門に依存した縦割りのデータ管理のため,他部門の電子データの再利用がしにくい

・業務システム毎に専用端末,専用ネットワークを構築,このため重複投資が発生

・システム毎の運用管理により,運用経費の負担増

(2) 現状業務の流れを維持した情報化による課題

・現状業務の流れを維持したまま情報化により,業務改革の視点が欠如

・カスタムメイドでのシステムを開発により,システム導入費が割高

(3) 最新の IT(情報通信技術)との親和性の課題

・汎用機と専用端末によるクローズされたシステムのため,インターネットを活用した電子申請,電

子入札などとのシステム間連携が困難

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第22章章 計計画画のの基基本本方方針針

第第11節節 基基本本理理念念

IT を行政サービスの提供と行政内部事務に活用して,組織間の業務を横断的に結合することに

より,情報の共有・活用とスピーディな情報交換を推進し,新しい次元の行政サービスを実現しま

す。

第第22節節 位位置置付付けけ

第第33節節 計計画画のの期期間間

・平成14年度からの3ヵ年計画

・新庁舎とともに,市民への新しい行政サービスを提供

第第44節節 目目標標

行政改革の具体的方策について,目標年度を定め,計画的に進めるための実施計画

行政改革の基本的な方向示した指針 「財政の健全化と地方分権型社会にふさわしい行政システムの確立」 (1)市民参加の行政(市民とともに築く行政) (2)市民生活に応じたサービス(多様で質の高いサービスの提供) (3)事務事業の見直し(効果的な投資と選択) (4)効率的で健全な財政運営(経営の視点に立った財政運営) (5)組織・機構の見直し(効率的な組織と能力を高める人事管理)

都市づくり及び行財政運営の基本となる方針や重要な施策がまとめられた長期的,総合的な計画 本市の都市づくりにあたっての基本理念  (1)創造と協働の都市づくり  (2)環境にやさしい都市づくり  (3)安心・快適・活気を実感できる都市づくり

電子市役所の実現をめざした行政の情報化推進計画 (1)行政サービスの情報化による市民の利便性の向上 (2)効率的な行政運営の実現

第4次 鈴鹿市総合計画

第3次 鈴鹿市行政改革実施計画第3次 鈴鹿市行政改革実施計画

第3次 鈴鹿市行政改革大網第3次 鈴鹿市行政改革大網

鈴鹿市行政情報化基本計画鈴鹿市行政情報化基本計画鈴鹿市行政情報化基本計画

行政改革の具体的方策について,目標年度を定め,計画的に進めるための実施計画

行政改革の基本的な方向示した指針 「財政の健全化と地方分権型社会にふさわしい行政システムの確立」 (1)市民参加の行政(市民とともに築く行政) (2)市民生活に応じたサービス(多様で質の高いサービスの提供) (3)事務事業の見直し(効果的な投資と選択) (4)効率的で健全な財政運営(経営の視点に立った財政運営) (5)組織・機構の見直し(効率的な組織と能力を高める人事管理)

都市づくり及び行財政運営の基本となる方針や重要な施策がまとめられた長期的,総合的な計画 本市の都市づくりにあたっての基本理念  (1)創造と協働の都市づくり  (2)環境にやさしい都市づくり  (3)安心・快適・活気を実感できる都市づくり

電子市役所の実現をめざした行政の情報化推進計画 (1)行政サービスの情報化による市民の利便性の向上 (2)効率的な行政運営の実現

第4次 鈴鹿市総合計画

第3次 鈴鹿市行政改革実施計画第3次 鈴鹿市行政改革実施計画

第3次 鈴鹿市行政改革大網第3次 鈴鹿市行政改革大網

鈴鹿市行政情報化基本計画鈴鹿市行政情報化基本計画鈴鹿市行政情報化基本計画

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第33章章 計計画画のの具具体体的的なな施施策策

第第11節節 情情報報化化のの基基本本方方針針

(1) 庁内ネットワークの統合化(共通基盤)

各職員のパソコンから必要な業務の遂行,必要な情報の参照ができるようにネットワークシステ

ムを統合化します。

住民情報系システム

電子申請・届出等システム

電子調達システム

文書管理システム

防災情報システム

財務会計システム

人事・給与システム

庶務事務システム

情報共有システム

その他情報システム

住民情報系システム

住民情報系システム

電子申請・届出等システム

電子申請・届出等システム

電子調達システム

電子調達システム

文書管理システム

文書管理システム

防災情報システム

防災情報システム

財務会計システム

財務会計システム

人事・給与システム

人事・給与システム

庶務事務システム

庶務事務システム

情報共有システム

情報共有システム

その他情報システム

その他情報システム

 

各課 各課 各課

職員PC職員PC職員PC

職員PC職員PC職員PC 職員PC職員PC職員PC

庁内情報システム基盤

(電子決裁基盤・文書保存基盤・職員認証基盤・庁内検索基盤)

ネットワークの統合化(共通基盤)

(庁内LAN,WAN)

鈴鹿市行政情報ネットワークシステム

(2) 庁内情報システム基盤の構築

各業務システムに共通的な機能を庁内情報システム基盤として構築し,各業務システムの有

機的連携,職員情報などの管理データの共通化,システムメンテナンスの共通化などを実現しま

す。

(3) 費用対効果を考慮

費用対効果を考慮し,業務の効率化と市民サービス向上につながる業務システムから優先的

に導入します。

(4) Web 技術によるシステム構築

“各職員のパソコンへのソフトウェアインストール,設定が不要”,“システムのバージョンアップ

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

がサーバだけの作業となるため,作業が容易”,“データ管理がサーバで集中的に行え,情報

セキュリティが向上”などのメリットがあるWeb 技術を活用したシステムを導入します。

(5) 市販ハードウェア,パッケージソフトウェアの活用

汎用的なハードウェアとパッケージソフトウェアを採用し,開発期間の短縮や導入コスト削減し

ます。また業務手順をパッケージソフトウェアに合わせ,カスタマイズを最小限にします。

(6) ハードウェア・ソフトウェアプラットフォームの共通化

ハードウェア,基本ソフトウェア(OS,データベースソフト,ビジネスソフト)などの共通化,サー

バハードウェアの共用化により,情報化投資の効率化,システム運用保守費の低減,システム間

連携などを実現します。

(7) システム間のデータ連携

システム間のデータ連携による情報の共有化によって,重複したデータ管理の防止と,情報の

共有化により,情報資産の有効活用を促進します。

(8) セキュリティ対策

情報システムへの侵入,データ改ざん,システムの利用妨害といった脅威に対して,個人情報保

護・情報保護という観点から十分な技術的対策と運用対策を実施します。

(9) 個人情報保護

各業務システムを同一ネットワークに接続する場合に発生する不正利用の危険性に対して,シス

テム側で十分な対策を実施します。

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第22節節 情情報報シシスステテムムのの全全体体構構成成

電子市役所の実現に係る主な情報システムの全体構成とそれぞれの関係は次のとおりになります。

庁内情報システム基盤

①勤務管理

電子申請・届出(各種行政手続)

①電子入札・調達

人事給与

住民記録

保健・福祉

庁内情報システム

市民サービス

総合行政ネットワーク(LGWAN)マルチペイメント

①職員認証基盤

(1)総合窓口

サービス窓口 システム ネットワーク

インターネット

③庁内申請 ・届出

電 子 市 役 所

②工事積算

鈴鹿市行政情報ネットワーク(庁内LAN,WAN)

(9)人事給与④地理情報  (統合GIS)

③CAD

(4)CALS/EC

霞が関WAN(電子政府)

住民基本台帳ネットワーク

庁外情報基盤

総合窓口システム

(3)電子申請・届出

電子的総合窓口システム

②職員

  ポータル

(2)電子的総合窓口

①文書管理(狭義)

①グループウェア

②イントラネット

庁内検索基盤

(12)庁内検索

(11) 情報共有

(5)文書管理(広義)

②出張命令

財務会計

③文書保存基盤

②電子決裁基盤

(8)財務会計

④情報公開(開示請求)

(7)職員認証

職員ポータル

公的個人認証基盤 自治体組織認証基盤

(10)庶務事務

 防災情報 

(6) 防災情報

事務の高度化・効率化

電子的総合窓口総合窓口

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第33節節 情情報報シシスステテムムのの導導入入ススケケジジュューールル

平成 14 年度に各業務システムの基盤となる文書管理(電子決裁基盤)を導入し,この決裁基盤を

ベースに,各種業務システムの導入を行い,決裁処理の電子化を推進していきます。

市民サービスのシステムは,平成 14 年度に電子的総合窓口の構築を開始し,電子申請などそこ

から利用できる行政サービスを順次,拡大していきます。

   新庁舎 ・ 電子市役所

●本稼動●基本機能稼動接続

項 目 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度

電子入札・調達

電子申請・届出基本計画策定

システム導入

電子的総合窓口市民サービス

1次システム導入

総合窓口住民基本台帳税保健・福祉

基本計画策定1次システム導入 2次導入

2次システム導入

基本計画策定システム導入

システム導入

基本計画策定財務会計

予算執行システム導入

文書管理システム 電子決裁基盤 文書保存基盤

基本計画策定システム導入

1次整備 2次整備

庁内情報共有化 利用範囲拡大

庁内申請・届出

総合行政ネット対応

予算編成システム導入

決算システム導入

人事・給与

開示請求対応

職員認証・ポータル システム導入

庁内システム

システム導入出張命令

勤務管理

工事積算

CAD

庁内情報化

基本計画策定システム導入

システム導入基本計画策定

Web版システム開発

地理情報システムWeb版,統合型GIS

基本計画策定

住基,税,保健・福祉

住基,税,保健・福祉

システム導入

システム導入基本計画策定

電子市役所 スケジュール

情報公開システム

電子決裁導入

3次整備

統合型GISシステム開発

基本計画策定

パソコン

庁内ネットワーク(新庁舎)

構築基本計画策定

設計

総合行政ネットワーク総合行政ネット接続

庶務事務

ネットワーク 住基ネットワーク

基本計画策定 システム導入防災情報システム

平成17年度

システム導入基本計画策定

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第44節節 市市民民,,事事業業者者へへののササーービビスス向向上上にに向向けけてて

11.. 総総合合窓窓口口のの実実現現

[目的]

業務の担当窓口が異なるため別々の窓口で手続きをしなければならなかった証明書の発行や届

出の窓口を平成17年の新庁舎完成に合わせて,一本化を行います。

[施策]

新庁舎建設に合わせて,窓口職員が証明書発行や届出など複数の窓口業務を効率的に行える

ように,総合窓口支援システムを導入し,総合窓口を実現します。

①一枚の申請書で,市民からの複数の手続きに対応

②待ち時間の短縮化

③市以外の関連する手続きについても案内

④住民基本台帳カード(IC カード)の発行

⑤業務システムとの連携

⑥新庁舎完成にあわせて窓口業務を統合化

22.. 電電子子的的総総合合窓窓口口のの整整備備

[目的]

市民が生活をする上で必要な情報の提供,市民が必要なときに欲しい情報がすぐに探し出せ

るサービスなど,情報面とサービス面でホームページの一層の充実を図り,電子市役所の窓口と

しての総合窓口を目指します。

[施策]

①統合ポータルサービスを実現,市民の電子市役所の窓口

②市だけでなく様々な情報提供者の情報登録,メニュー化

③パソコン,携帯電話,公共端末など様々な機器からのサービスの利用

④市民が必要な情報を,市からメールで自動的に送信し,案内

⑤相談,問い合わせの振り分けと一時回答の自動化

⑥パブリックコメント機能

⑦情報公開機能を整備,文書管理システムと連携した情報をホームページから提供

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

33.. 電電子子申申請請・・届届出出のの実実現現

[目的]

行政サービスの効率化及び質の向上,行政手続に係る市民負担の軽減等への要請に応えるた

め,市民・事業者と市との間の各種申請・届出等の手続について,現行の書面によるものに併せて,

自宅や職場等からインターネットにより,手続を行える電子申請・届出を実現し,24時間いつでも受

け付けられる体制の整備を目指します。

[施策]

国及び県の動向を見ながら,市民・事業者がオンラインで各種手続を行うことのできる環境を速

やかに整備し遅くとも平成17年度までには利用できるようにします。

実現方法としては,複数の地方公共団体が共同で利用する運営センターが提供する電子申請

サービスを利用して,市民への電子申請サービスを提供する予定です。

44.. 電電子子入入札札・・調調達達のの実実現現

[目的]

入札・調達の内容と過程を広く公開することで,参加条件を満たす者がだれでも容易に入札に参

加できるようにし,入札・調達の透明性,競争性の一層の向上を図ります。また,受注者,発注者間

での情報伝達,共有,処理,加工,検索,連携の充実を図り,入札・調達コストの低廉化及び事業

の迅速化・効率化を図ります。

[導入までの手順]

導入手順としては,以下のステップにて,順次機能拡張を行っていきます。

①第1段階(平成14年度):入札公告,入札結果をホームページで公開

②第2段階(平成15年度):建設工事の仕様書及び図面をホームページで公開

③第3段階:ID・パスワードの本人確認方式で入札・調達システムを整備

④第4段階:電子認証や暗号化を用いた,最終的な電子入札・調達のモデルへ移行

財務会計システムの契約管理機能と連携を実現

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

55.. 防防災災情情報報シシスステテムム

[目的]

防災活動を総合的かつ計画的に実施することにより災害による被害の軽減をはかり,迅速で確実

な情報収集・伝達ができる環境を整備し,市民の生命・財産を保護するとともに,市民が安心して暮

らせるまちづくりをめざします。

[施策]

災害時の防災情報を扱う手段として,CATVを活用したインターネットによる防災緊急情報伝達

システムを整備し,バックアップルートとして,地域防災無線を活用します。また,あらゆる災害発生

時における情報の共有・一元管理と危機管理体制の確立を図ります。

また,あらゆる災害発生時における情報の共有・一元管理と危機管理体制の確立を図ります。

①庁内の情報共有分野

ア)避難所間の情報共有

イ)被害調査情報の共有

ウ)住民情報の共有

エ)災害対策本部の運営情報の共有

②庁外の情報共有分野

ア)防災ボランティアのネットワーク化

イ)地域情報の活用

66.. 積積極極的的なな情情報報公公開開・・提提供供のの実実現現

[目的]

市民に開かれた行政の実現のため,積極的に情報公開を行っていきます。そのために,ホー

ムページで発信している市政情報等の項目を拡充するとともに,市が保有する行政文書を体系

的に整理し,市民がインターネット等を通じて検索・閲覧できる環境を整備し,積極的な情報提供

を推進します。

[導入までの手順]

①市ホームページの情報項目の拡充及び内容の充実を図るとともに,行政案内パンフレットの提

供を行い,市民への行政情報の案内や,利便性の向上

②文書管理システムの導入後,情報公開システムを導入し,段階的に公開レベルを上げていき,

市政の透明度を向上

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12

鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

77.. 個個人人情情報報保保護護

[目的]

IT社会により,個人情報の流通,蓄積及び利用も増大し,個人情報の予期しない方法での収集,

データ利用・漏洩が問題となっており,市民の権利・利益の侵害等といった問題が生じています。こ

れら市民の個人情報の取扱いに対して,個人の権利・利益を保護するために,個人情報の漏洩防止

や,その適正な取扱いに関する基準,手続き等を定めるために個人情報保護条例を制定します。

[施策]

①個人情報保護条例を平成 15 年度中に制定

②市以外の機関での個人情報保護の徹底

③セキュリティポリシーに準拠したシステムの構築,個人情報保護条例の遵守

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13

鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第55節節 事事務務のの高高度度化化・・効効率率化化にに向向けけてて

11.. 財財務務会会計計シシスステテムムのの再再構構築築

「目的」

従来,各課の庶務担当者及び財務・会計部門の専門職員により使用されていた財務会計シス

テムを各職員が担当分を処理できる分散入力型の財務会計システムを導入します。これにより,

各課の庶務担当者の負担軽減を実現します。また,電子決裁システムと連携し,紙で行われてい

た伝票処理の電子化が可能となり,ペーパーレスを推進します。

「施策」

①財務会計システムの Web 化により,所管業務部門の負担を軽減

②財務会計システムと他のシステムの連携を実現し,行政業務全般の効率化,迅速化

③財務会計データを活用し,事業単位毎の投資対費用効果を評価

22.. 人人事事・・給給与与シシスステテムムのの再再構構築築

「目的」

汎用計算機上で実現していた人事・給与システムのダウンサイジング化を行います。この見直

しにおいて,勤務管理システム,庁内申請システムとの連携,電子決裁システムとの連携などによ

り,人事・給与システムに係わる事務処理形態を見直し,間接業務の効率化を図ります。

「施策」

①ネットワーク分散入力による庶務業務の削減化

・時間外申請,休暇申請などの申請を庁内ネットワークに接続された各職員のパソコンから入力

・入力されたデータを勤務管理システムで自動集計し,人事・給与システムに連携

②電子決裁システムとの連携による決裁業務の迅速化,ペーパーレス化

・電子決裁基盤と連携し,人事・給与に関する業務の決裁業務の電子化

③辞令,給与明細等の報告データの電子化による経費削減,ペーパーレス化

・紙で職員に渡されていた辞令,給与明細等を電子化し,各職員のパソコンから参照

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

33.. 勤勤務務管管理理,,出出張張命命令令,,庁庁内内申申請請・・届届出出シシスステテムムのの導導入入

「目的」

勤務管理,出張命令,庁内申請・届出システムは,各種申請を電子化し,庁内における一般業

務の勤務時間の管理・集計や出張旅費の精算,集計ミスの防止,庶務事務の負担軽減,間接業

務の効率化を実現していきます。

「施策」

勤務管理,出張命令,庁内申請・届出などを庁内のネットワークに接続された各職員のパソコン

から入力し,庶務担当者による庶務業務を削減化

・入力画面は操作性に優れたブラウザから実施できるものを導入

・申請者の資格や等級にあわせた自動計算により,庁内の規定にそって計算

・勤務管理システムの場合,月毎に各職員の時間外合計時間を集計,給与システムに連携

44.. 文文書書管管理理シシスステテムムのの導導入入

[目的]

文書管理システムの導入により,これまでの紙による起案・決裁処理から電子的なネットワークを

利用した処理に移行し,意思決定の迅速化,高度化・効率化を実現します。また,文書情報の市

民への公開も,電子的に公文書目録を管理することで,より迅速かつ正確に行います。

「施策」

行政文書の電子化,電子決裁の導入と,段階的に電子的な行政文書管理を実現していきます。

① 行政文書の電子化

・行政文書を電子化,検索・閲覧が電子的に行え,職員間の情報共有を推進

② 電子決裁の導入

・庁内ネットワークを利用して,電子文書を瞬時に回議,意思決定の迅速化

・文書業務の全ライフサイクルを電子化,保存スペースの削減,引継・廃棄作業の省力化

③ 電子文書の円滑な交換

・総合行政ネットワークと文書管理システムを連携,国の各省庁及び他の地方公共団体との

迅速かつ安全で確実な電子文書交換を実現

④ インターネットによる情報公開

・行政文書の公文書目録情報をインターネットを利用して,迅速に市民に提供

・電子文書をインターネット上で公開し,行政の透明化を実現

⑤ 電子申請・届出等手続との連携

・電子申請・届出システムと文書管理システムを連携,申請から内部文書処理までを一貫し

て,電子的に処理,事務の迅速化,ペーパーレス化を実現

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

55.. 地地理理情情報報シシスステテムムのの整整備備

「目的」

地理情報システム(GIS)を全職員が日常業務で活用し,作成した地理情報をインターネットを通

して,市民に提供します。また,統合型GISを導入することによって,業務の効率化と地理情報のメン

テナンスの効率化を実現します。

「施策」

①Web対応の地理情報システム(WebGIS)の導入

・庁内情報システム基盤上の1人1台パソコンから利用

・地形図,都市計画図,地番図等の主要な地図は,共有空間データとして全職員が活用

②インターネット版WebGISの連携

・公開可能な地図情報をインターネットで市民に公開,簡単迅速にわかりやすく市民に提供

・市民からの地図を用いた要望受け付けなど,政策形成のために地図を高度利用

③統合型GISの整備

・GIS間のデータの互換性を確保,全体の統一を保ちながら分散管理する統合型GISを整備

66.. 庁庁内内情情報報のの共共有有化化のの実実現現

[目的]

グループウェアシステムを利用し,庁内での情報共有化の推進,職員の知識の有効活用により,

市における業務活動をスピード化,市民への質の高いサービスをタイムリーに提供していきます。

[施策]

① コミュニケーションの迅速化

・電子メール,電子掲示板を活用し,情報伝達を大幅に効率化,迅速化

② ナレッジマネジメントの実現

・各業務において必要なマニュアル,規程,各種統計資料,申請書等の電子化

・各担当が業務遂行において作成した資料,市民からの問い合わせとその回答を共有化

③ 政策形成過程の情報の共有化

・政策形成のための事前の議論に電子会議室を活用,会議の質向上と会議時間の短縮化

・電子会議室上で蓄積された議論の過程を共有化し,政策形成過程の情報共有を実現

④ ペーパーレスの推進

・庁内電話帳,マニュアル,規程,各種通知を電子化,庁内のペーパーレス化を推進

⑤ 情報の統合化による効率的な情報収集

・グループウェア機能を向上させ,職員毎に必要な情報が統合化できる仕組みを実現,業

務の総合的,効率的な判断を実現

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

77.. 庁庁内内高高度度情情報報通通信信網網のの整整備備

「目的」

「電子市役所」の構築に伴い,全庁ネットワークの活用が大幅に増えることが予想されます。ま

た,平成 17 年には新庁舎が竣工するため,これに合わせて,本市のネットワークシステムを再構

築します。これにより,保有する情報の円滑な流通を実現します。

「施策」

①ネットワークの統合による端末の共有化

・基幹系,情報系で分かれていたネットワークを統合,端末を共有化することによりネットワー

クを一本化

②IT 利用の促進に対応できる基幹ネットワークの構築

・システムリソースをネットワークにより効率良く使用できる環境(リソースの共有化)を構築

・IT 利用の促進に対応できる基幹ネットワークを構築,障害が発生時にも,システム全体に

波及することが無いように,機器及びケーブルを冗長化

③柔軟な拡張性の確保

・将来(5 年先を目安)のネットワーク接続機器の増加やネットワーク利用形態やサービスの

変化にネットワーク構成が柔軟に対応

④出先機関を結ぶ WAN を高信頼性なWAN として構築

・重要な出先機関については,災害並びに通信業者のトラブルを考慮して,回線の二重化

対策を実施,回線の二重化対策には,異経路化と異通信業者を利用

⑤IP 電話システムの構築

・新庁舎の電話システムについては,IP 電話の技術動向,信頼性を十分に検討しIP 電話シ

ステムを導入

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

88.. 国国・・地地方方公公共共団団体体相相互互ののネネッットトワワーーククのの整整備備

(1) 総合行政ネットワーク(LGWAN)との接続

総合行政ネットワークは,地方公共団体を相互に接続するとともに,国のネットワークである霞

が関 WAN とも接続する広域的でセキュリティの高い行政専用のネットワークです。本市では,総

合行政ネットワークとの接続により,以下の内容を実現していきます。

・平成 14 年度中に総合行政ネットワークの接続を行い,行政文書の電子的な交換を実現し,

行政業務の迅速化を実現

・総合行政ネットワーク上の電子申請・届出サービスを利用し,市民・法人がインターネット経由

で申請・届出ができるサービスを実現

・平成 14 年度稼働の文書管理システムと総合行政ネットワークを連携させ,総合行政ネットワ

ークからの電子文書を文書管理システムへ保存,文書管理システム上で作成した文書を総

合行政ネットワーク経由で送付

(2) 住民基本台帳ネットワークシステム

住民負担の軽減・住民サービスの向上,国・地方を通じた行政改革のために,国・地方公共団体

をネットワークで接続し,行政の高度情報化の推進を図ります。

①市町村の区域を越えた住民基本台帳に関する事務の処理

・住民票の写しの広域交付

・転入転出の特例処理

②本人確認情報の提供

③住民基本台帳カード(ICカード)の活用

・窓口における本人確認

・市民証明書

総合行政ネットワーク(LGWAN)

文書管理システム

公的個人認証基盤自治体組織認証基盤

総合行政ネットワーク

庁内情報システム

他の自治体

市民・法人

行政文書交換 電子申請

電子申請・届出サービス

文書交換システム

総合行政ネットワーク(LGWAN)

文書管理システム

公的個人認証基盤自治体組織認証基盤

総合行政ネットワーク

庁内情報システム

他の自治体

市民・法人

行政文書交換 電子申請

電子申請・届出サービス

文書交換システム

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第44章章 計計画画推推進進上上のの留留意意点点

第第11節節 セセキキュュリリテティィポポリリシシーー

本市では情報システムへ外部からの不正な侵入を防ぐために,ファイアウォールの設置等の一般的

な安全措置を講じています。今後の行政事務の情報化の推進にあたり,市民の重要な個人情報を保

護し万全なセキュリティ対策を講じるため,包括的なシステムセキュリティ対策について定める「鈴鹿市

セキュリティポリシー(対策基準)」を平成15年度中に策定します。

11.. セセキキュュリリテティィポポリリシシーー策策定定のの基基本本的的なな考考ええ方方

本市では,国における情報セキュリティポリシーのガイドライン(情報セキュリティポリシーに関する

ガイドライン:総務省発行)に沿って,「鈴鹿市セキュリティポリシー」策定します。

(1) 情報セキュリティの基本的な考え方

①鈴鹿市セキュリティポリシーに基づき平成17年度までに電子市役所の基盤としてふさわしいセキ

ュリティ水準を達成することを目標として,計画的に必要な措置を順次講じます。

なお,国のガイドラインが対象とする情報セキュリティを実現するためには,その前提として,文

書等の情報の管理も適切に行われる必要があります。このような面での対策も必要に応じ考慮し,

全体として高いセキュリティ水準を実現します。

②情報通信基盤におけるセキュリティ水準向上のため,民間との相互の情報交換を緊密にし,官民

の協力・連携を図ります。

③鈴鹿市セキュリティポリシーを定期的に評価し,必要があれば更新します。

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

第第22節節 ハハーードドウウェェアア,,基基本本ソソフフトトウウェェアアのの更更新新方方針針

11.. ハハーードドウウェェアアのの更更新新方方針針

(1) 職員用パソコンの更新

職員用 1 人 1 台パソコンは,原則として5 年間は更新せずに使用します。

(2) 各業務システムサーバの更新

サーバの更新は,5 年間は原則的には行いません。負荷の増加等により,性能アップが必

要な場合は,サーバの転用を検討し,資産を有効に活用します。

22.. 基基本本ソソフフトトウウェェアアのの更更新新方方針針

(1) 職員用パソコンの基本ソフトウェア注)の更新

職員用パソコンは,5 年間,基本ソフトウェアを更新せずに使用します。

基本ソフトウェアだけの更新は,全パソコンへのインストールの費用,インストール時の動作

不良など経費の増加が予想されますので,原則としては実施しません。

(2) 各業務システムサーバの基本ソフトウェア注)の更新

①今後導入するシステムの基本ソフトウェアの統合化

基本ソフトウェアの統合化により,システムの導入経費,運用コストの低減を図ります。

②基本ソフトウェアのバージョンアップ

無駄なバージョンアップ費用が発生しないように今後,3 年~5 年間は同一基本ソフトウェ

アを使用する予定です。

33.. 計計画画のの推推進進体体制制

本計画の推進は,各課の代表メンバーで構成された本市の情報化検討委員会で行っていきます。

*計画案等の最終調整*市の情報化の方針決定

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会

調査研究の検討

財務会計調査研究Gr.

個人情報調査研究Gr.

地理情報調査研究Gr.

ICカード調査研究Gr.

窓口システム調査研究Gr.

設計積算調査研究Gr.

財務会計システムの調査研究

個人情報保護の調査研究

ICカードの調査研究

地理情報システムの調査研究

総合窓口システムの調査研究

設計積算の調査研究

調査研究結果・経過報告

実施検証結果・経過報告

実 施 検 討 部 会

実施検証

調査研究結果・経過報告

*計画案等の最終調整*市の情報化の方針決定

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会

調査研究の検討

財務会計調査研究Gr.

個人情報調査研究Gr.

地理情報調査研究Gr.

ICカード調査研究Gr.

窓口システム調査研究Gr.

設計積算調査研究Gr.

財務会計システムの調査研究

個人情報保護の調査研究

ICカードの調査研究

地理情報システムの調査研究

総合窓口システムの調査研究

設計積算の調査研究

調査研究結果・経過報告

実施検証結果・経過報告

実 施 検 討 部 会

実施検証

調査研究結果・経過報告

*計画案等の最終調整*市の情報化の方針決定

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会

調査研究の検討

計 画 検 討 部 会

調査研究の検討

財務会計調査研究Gr.

個人情報調査研究Gr.

地理情報調査研究Gr.

ICカード調査研究Gr.

窓口システム調査研究Gr.

設計積算調査研究Gr.

財務会計システムの調査研究

個人情報保護の調査研究

ICカードの調査研究

地理情報システムの調査研究

総合窓口システムの調査研究

設計積算の調査研究

調査研究結果・経過報告

実施検証結果・経過報告

実 施 検 討 部 会

実施検証

実 施 検 討 部 会

実施検証

調査研究結果・経過報告

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鈴鹿市行政情報化基本計画(概要版)

44.. 人人材材育育成成

(1) 情報リテラシーの向上策

電子市役所が真の行政サービスの向上,業務の効率化につながるように,市民及び本市職員の

情報リテラシー向上と,これらを支える人材の育成に取り組みます。

①市民に対する取り組み

・公共施設を利用し,地域のIT講習を継続的に行い,市民全体の情報リテラシーの向上

・市民の方々がパソコン,インターネットなどの情報通信機器に慣れ親しむ場を提供

・生涯学習の場として,情報について学習する機会を充実

②職員に対する取り組み

・初心者向けには,市民と同様の講習の実施

・事務処理能力,企画・立案能力を高度化するために,情報化研修を実施

・情報化アドバイザーの設置,全職員がパソコンやソフトウェアに関して,職務遂行に差し支え

がないように一定のレベルを確保

事務局

  

 各職員  

 

 各職員  

 

 各職員

職員情報リテラシー向上のための体制

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会 実 施 検 討 部 会

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会 実 施 検 討 部 会

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

研修等の提案

質問 アドバイス

回答

    アドバイザー   アドバイザー情報化アドバイザー

研修

事務局

  

 各職員  

 

 各職員  

 

 各職員

職員情報リテラシー向上のための体制

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会 実 施 検 討 部 会

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

情 報 化 検 討 委 員 会

計 画 検 討 部 会 実 施 検 討 部 会

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

各グループ

研修等の提案

質問 アドバイス

回答

    アドバイザー   アドバイザー情報化アドバイザー

研修