文部科学省『今後の健康診断の在り方等に関する検討会』...2012/12/11  ·...

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20121119 _支那学者■ d'今#のJ啓康診肝の産~ク方夢iL.,mすa鮒 一脈^朗の10年・ H本@会 (家斉*脚とシ3ンM穿センター#&-/jg-/J学長) 武藤~/新野 (B席*宇塚二第難艶桝ガ顔賓) ・ヽ■・T I-i:,I 文部科学省『今後の健康診断の在り方等に関する検討会』 【要旨】 (1)すでに文部省より通知(平成6年)されている内容に即して、「骨.関節の異常 及び四肢の状態」すなわち運動器の検診が簡潔かつ効果的に実施される体制が求 められるo (2)運動器疾患.障害のスクリーニングとしての検診を整備し、その結果に基づいた 健康教育が有効になされるような工夫が必要であるo (3)運動器検診の整備.充実により、児童生徒のより健全な心身の成長.発達と生涯 にわたる健康づくりに結びつけられるo [亘]学校I=おける児童生徒等の健康診断について ・毎学年定期(6月30日まで)に実施する・法13条第1項、施行規則第5条 ・検査項目:施行規則第6条第1項 1.身長、体重及び座高 2.栄養状態 3.脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無 4。視力及び聴力 5.回虫の疾病及び異常の有無 6.耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無 7.歯及び口腔の疾病及び異常の有無 8.結核の有無 9.心臓の疾病及び異常の有無 10.尿 11.寄生虫卵の有無 12.その他の疾病及び異常の有無 [至]学校における健康診断での運動蕃検診について ・法制定時(昭和33/1958年) 脊柱の疾病の有無は特にカリエスに注意し・ ・昭和53/1978年:学校保健法施行規則の一部改正 -・側わん症等に注意する・ ・平成6/1994年二文部省体育局長通知/補足的事項 脊柱及び胸郭の検査の際には、合わせて骨、関節の異常及び四肢の 1

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  • 20121119

    _支那学者■ d'今#のJ啓康診肝の産~ク方夢iL.,mすa鮒一脈^朗の10年・ H本@会

    (家斉*脚とシ3ンM穿センター#&-/jg-/J学長)

    武藤~/新野

    (B席*宇塚二第難艶桝ガ顔賓)・ヽ■・T I-i:,I

    文部科学省『今後の健康診断の在り方等に関する検討会』

    【要旨】

    (1)すでに文部省より通知(平成6年)されている内容に即して、「骨.関節の異常

    及び四肢の状態」すなわち運動器の検診が簡潔かつ効果的に実施される体制が求

    められるo

    (2)運動器疾患.障害のスクリーニングとしての検診を整備し、その結果に基づいた

    健康教育が有効になされるような工夫が必要であるo

    (3)運動器検診の整備.充実により、児童生徒のより健全な心身の成長.発達と生涯

    にわたる健康づくりに結びつけられるo

    [亘]学校I=おける児童生徒等の健康診断について・毎学年定期(6月30日まで)に実施する・法13条第1項、施行規則第5条

    ・検査項目:施行規則第6条第1項

    1.身長、体重及び座高

    2.栄養状態

    3.脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無

    4。視力及び聴力

    5.回虫の疾病及び異常の有無

    6.耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無

    7.歯及び口腔の疾病及び異常の有無

    8.結核の有無

    9.心臓の疾病及び異常の有無

    10.尿

    11.寄生虫卵の有無

    12.その他の疾病及び異常の有無

    [至]学校における健康診断での運動蕃検診について・法制定時(昭和33/1958年)

    脊柱の疾病の有無は特にカリエスに注意し・・昭和53/1978年:学校保健法施行規則の一部改正

    -・側わん症等に注意する・

    ・平成6/1994年二文部省体育局長通知/補足的事項

    脊柱及び胸郭の検査の際には、合わせて骨、関節の異常及び四肢の

    1

    chinenテキストボックス第4回今後の健康診断の在り方等に関する検討会 平成24年11月19日 【資料2】

  • 20121119

    _脚学者■節今#の脚の産~ク才夢iL,Mすi鮒「鮭財伊彦^潮の10牢・ H本彪会

    (東新半身農とシ3ンW穿センター脚学長)粛啓●若,#

    (B超*経常鄭整形舛#ggg-)

    舶粛Lllq

    状態にも注意すること・ 『児童生徒の健康診断マニュアル』 (日本学校保健会、改訂版平成18年)

    四肢の検査の目的と意義、四肢関節簡便検査法が示され、

    スポーツ外傷・障害の予防について記載

    ☆法的強制力がないこと、具体的基準が不明、時間的制約、 「内科検診」担当の多く

    の学校医が運動器検診に不慣れな点等から、側わん症の検診以外なされていないの

    が実状

  • 発行/財団法人日本学校保健会 監修/文部科学省スポーツ・ 少年局学校健康教育課胸弟全体の変形として泊ヰ臥鵜臥馬平伽-ある。子とものプライ′.シーや費け止めへの正也から.

    頼密検査等で受診を軍する曹以外は指胡しなvl。

    油斗郷土前肋如坤央鵜に如,てeF型やBPFZl料こ焔没したものをいう.正伝的伽が大きい先天性疾

    患で・ 4机の羽合で男性に多いとされている。洞斗鍬ましかに相身し・成人になり肋骨の骨化か尭成

    すると頒行が止まる。碑部内JI群の圧迫か歩ければ・手折他窄となる場合もある。

    姐軌土肋骨とそれに頼する肋骨剛性右から庄過されて、肋骨とともに前方に央さ出し、舟の屯廿に

    吸た変形をなすものをいう。旬方肋刺梢没しているものが多い。免生のピークは7-8&ごろで.成長

    とともに増悪傾向はない。症状を示さないものが大部分である。

    題平恥はしばしば円肝に也博して現れる机祐床上の念珠はほとんどかl。

    このほれ肩甲骨74,位虚がまれにある。これii先天性に一旬あるいは何句の居甲廿が正*よりも高位

    にあるものをいう。高度なものは手術軌=冶辞される.

    czg四時の検査のE]的と軸

    成長期の骨は鞘力性にqみ・また叫軌土柔軟性に甘んでいる○骨浄机二は成長tt廿があり、 8々の湘

    E 政で忠通な過成長が起きたり、恐々の痔積やBS骨が起こりやすい。

    関節のql地肌臥下肢の形成典臥康内皮(OIq))、港外反(X坤)、弼妙の弛捷臥内圧足.外反

    店平足などをチ1ツタする必如lある.帝や肘 BtH好などの長軌こわたる過他用によるスポーツ界専

    ・ で・療病を訴える子どももいるので睦ましなければならない。

    塵形外科をヰ円としない学枚臣に求められているの臥並形外科疾患の存在する町飽性について砂斬

    することである.

    CAD i  ある疾患を疑った剛i・ *PE叔娘や保強者に呪明し、並形外科専門医を受診する上う勧めることが必

    要である。

    四肢閲h脚偵査法

    これまで妃乱し1=東息に智恵しなから、せJ#診断を行わなければならない外野珂剛こゐn余

    裕がない時l女帝杜や肋拓の峻丑と和則こ臥別称の鼻骨と四肢の形態の異常奇声領よく、すみやか

    に取掛する方法を習得することが肝要である。たとえば桐手を持ち、上肢を車上しなからしゃがみ

    姿勢をとらせ・再び亀正幸せる.このとき、肘.手即妙の屈伸を行わせることに上り、駒岡でJl ,

    肘・手 取 騰・足関野の可J地利院や閃Edfを検査することが可能にな.a.

    租触診などで痔病 形態 異常なt'が曜められた租合は.圧点横町で枕壷を卦ナるようtbれヰ

    円医の判定を待つべきである。

    ■スポーツ外Lb ・帝亨の予防≒  骨ば密形ばかりでなく、遜地番の轟舶早掛こ発見し、畔的正しく始点,予防することに上って、

    ■ 生港にわたり・清恥糾こ過ごすことができるよう支也することは、少子祐仏社会が並(,次がBTで払子

    どもの題助怨世辞管理に唖めて正夢である.

    「野点及び曲都の故老の際には・併せて運動臥EPち、骨・関わのA甘及UJE櫨の状態にも注意しかす

    れはならfJいJことは、 1994年、文附く凍文称科学都から通知がなされている。しかし、兼だ大杯

    分の学校では個わん虚槙査のみしか行われていない。

    近年の学伐保健を取り魯く和良の酔化により・スポ-ツ合葬曲する-方・C、不適切な立地やスポーツ

    Lこよるスポーツ外価 将卒の発生中は脊柱佃わん症MFよるかに高くなり、性ヨされるHにな・>た。

    学校の牡鹿診断での速赴串牧砂はスポーツ佑巷の早期弟見につながり.その斗人は手ともの適正な遠

    i 臥スポーツを推進し・億やかな心と身体を恥ことに資すると考えられる。

    平成16年度から・文拓科学者が実施する「学牧場城保食違撫独逸書尭Jでも亜形外科医がさ加して

    いるが.虎に学校医を拙めている鞍形外科医は.事故の社長砂肝に曝して選曲鯨メディカルチェ1タを

    申先して行.)でいただきたいと思う。                      1

    革投掛けェブタ衣なt'を使用して・整形外科医への受診の辛否を決定することが望ましい。また旬

    柳生の中にiub昏メデイかけェツタの陶砂昇(附のItル7チェックシ-ト(P3峰絹))帥J用す!

    ることも一つの方法である。

    スポーツ外傷 FY書の予防対策l:は、次のようなものが掛ナられる。

    1)逮切な速bの甘・*の改定に基づくスポーツ活b

    2)十分な中書選曲、細物先払合点件としたスポーツ店曲             1

    3)定期的メディカルチェックの実兄

    4)柑書着とスポーツドクターとのtB力体刑の確立

    s)相i(乱保康者への唇免

    日本並形外科軸'Mit曲別紬の監俄東のため・ r速出番の1時」日相月会に学洩保健朗句

    をBLKL、メディカルチェックの妙齢マニュアルを作成する予定である.          i

    近い群衆、専門故産休桝t書は化された取lこは大いに和用すべきである。         t

    以下.触診肝の方法及び托輔的昔年として.低廉砂肝実施方法の性悪中東について肥取する。

    世才辞野乗柚の也甘払子どもの心身の状況を正しく把趨し.疾病や恥骨を早恥二兎見し.拍政を指

    示したり遠地を畷沈するなど適切な行dlをとったり、疾病の予防処正を行うなと,その管理と籍iBの撤

    LEを周ることによっ'L佐辞の叫池と学習相中を巧めることである。

    内科学挽底机掛こせ凍除断上旬意すべき疾息として、骨蛙わん曲異常及び遠動静帝甘異常、アレル

    ギ-色ならUに佐敷佳良■疾患 措格 甘疾患 心嘆息 貧血 ぜん息1 -Jウマチ性疾風 伝蝕憶癌取

    などがある。これらの鳥息の正しい珍療法は上半身の下着を外して行うのが望ましい。

    草枕における七Jt相は辞舟な挽庚牧童などを基にして、確定砂肝を行うのではなく.問題のあるも

    のや洗いのあるものを遜u'だすスクリーニングである。

    未申に行われている.紳射Jl県内A中学牧の例

    別孟(女手王女垂)にで、上半身長袖ジ十-ジ(下か土とってBく)に沓魯え.保息皇帝府下に集合。

    入口に政人の生徒e挿4hさせる。

    アコーディオンついたてや書適のついたてを租み合わせ細かく仕切りをする.

    ①の租所で、ジャージの格を脱官、扱っている状感で称牧。

    ⑳の書所でジャージを脱ぐ。

    ⑳で一人ず13秒有e受ける。 (脱いだ

    ジャージは九いすに甘く)

    (参でジャージをJqる.

    曲の生徒の体が見えないように定点

    するため,仕切Mf複軌こなる机gl

    前細事(内科検捗の舌鼓や脱衣につい

    て) 1ライパシー保坪について拘束し

    た上で.柵が行わなければならない. 20]21119

    k竃佃喝F4r#LZ)撃取9.55jL,Mf・a#..#%d

    ・葦ゝ輸轡569]04=・H斗@恥

    (/qRT*蓋t・\3yW鞄心.>37-篭18恥)

    とも ぺrt,

    、Gy専].F:.f廿.I・.,・5..漣「N・:・4fFFrrf.I

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  • 20121119

    _文却好学者、 0-今#の脚の産~クー矛等jLTmすa鮒一一鯛賢人腰掛者の10年・ H本@会

    (jFRT*単軌符と_ン3ン/冴穿センター#8-/jf-/J学長)

    武藤農野(′轟#太一学区苧脚#顔密)

    舶#F77

    [享]児童生徒の運動券疾患・障害について・運動器疾患の確患率: 6-7%

    学年と共に高くなる(「運動器の10年」日本委員会、島根グループ、 2011)

    ・運動器機能不全(「からだの固い子」)の存在

    「腕が完全に上がらない」子      0 -20.4%

    「体前屈で指先が床に届かない」子 : 16.3-18.7%

    「しゃがみこみができない」子  . 14.5-16.3%

    (「運動器の10年」日本委員会、京都グループ、 2011)

    ・学校現場で、約4割の養護教諭が、運動器疾患の処置や相談や指導者との関わり、

    運動器専門医が居ないことに不安を抱えている(内尾、 2012)

    ・児童生徒数は減少しているにも関わらず、学校での体育事故件数は増加している

    【体育事故件数及び児童生徒数の推移(S58年度~tI22年度) 】

    2.500万                               60万

    2rOO0 ---、--、一、-_

    一一-児丑生徒敬

    体青事故件数

    蓋蓋蓋誓誉警曽誉豆善善書善書

    年度 �ネ支馼フネネ�B�児童生徒数

    昭和58年度 �ッテ���21,910.244

    昭和60年度 鼎3bテゴ��22,033.119

    昭和62年度 鼎S�テ�b�21,487.603

    平成元年度 鼎3"テScB�20,771.771

    平成3年度 鼎3津塔�19,768.377

    平成5年度 鼎cr纉#R�18,625.164

    平成7年度 鼎�テ�sB�17,687.664

    平成9年度 鼎SRテsSB�16,752.258

    平成11年度 鼎モテs���16,020.485

    平成13年度 鼎唐纉���15,433.927

    平成15年度 鉄C"テS3��14,855.722

    平成18年度 鉄CR經��14,361,802

    平成20年度 鉄C2繝sR�14,179.272

    平成22年度 鉄3B繝SR�14,025.590

    ※1 「体育事故件数」は独立行政法人目本スポーツ振興センター発行「学校の管理卜の災害一基本統計-」

    に掲載の小学校、中学校及び高等学校の「体育(保健・体育)」、 「体育的クラブ活動」、 「体育的部活動」

    の負傷件数の計

    ※2_児童生徒数は災害共済給付制度に加入する小学校、中学校、高等学校の児童生徒数(要保護を除く)

    (日本スポーツ振興センター)

    4

  • 20121119

    _脚学者F今度LZ)脚の存クー5夢Frmすi鮒

    「劇軌野彦^腰紺の10年・ H本一好会

    (jFRT*半身夢ビ/ 3ン併発センタ一線財学長)

    ノで藤 r主■・■

    (&顔*学歴`学鮒ガ戯-#)9I{■ 杯.-∫

    ・中央教育審議会答申(平成20/2008年1月)

    児童生徒の現代的健康課題の一つとして、 「過度な運動、スポーツによる

    運動器※疾患・障害を抱える子どもも見られる状況」と指捕詳「運動器」とは、骨・関節、筋肉、靭帯、腔、神経など身体を支えたり

    動かしたりする器官の名称(「運動器の10年」日本委員会)

    21世紀の初頭の10年間で世界的に共有されてきた概念(衛藤、 2008)

    ・ 『学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』の発刊・頒布

    (「運動器の10年」日本委員会監修、 (財)日本学校保健会発刊、 2009)

    ・ DVD版『学校の運動器疾患・障害に対する取り組みの手引き』の制作・頒布

    (「運動器の10年」日本委員会監修、 (財)日本学校保健会制作、 2009)

    ・日本医師会学校保健委員会答申(平成24/2012年3月)

    会長よりの諮問 「地域医療の一環としての学校保健活動のあり方と勤務医の

    参加」の答申の中に、 「健康診断の改善、特に運動器検診の整備、充実に関する

    ワーキンググループのまとめ」が資料として示された。

    [享]学掛こおける健康診断の改善に向けて・文部科学省「今後の健康診断のあり方に関する調査」

    ((財)日本学校保健会に委託) (平成23/2011年度)

    「省略してもよいと思われる項目」第1位・座高 18.1-36.6%

    内科検診で実施している項目 :脊柱  76.3-94.0%

    胸郭  76. 1-90. 2%

    運動器検診 3.2- 4.7%

    (幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校計10,351園・校の調査)

    ・運動器検診の整備・充実(学校保健安全法施行規則の一部改正により

    検診項目に「運動器」を加える等の改善措置)

    -スポーツ障害 1

    -生涯にわたって心身ともに健康で活動的な生活

    -健全な競技スポーツの普及・振興(スポーツ立国の形成)

  • 2012 ll 19

    潤筆a節今産の脚の彦クー方夢lrMすa顔繊細彦^脚の10年・ 5本彪会

    「東京*宇摩一彦とンタン伊穿センタ一柳学長)

    ..Ffl罫 ぎーLipJ

    (S′好ノキ学歴`学鰍禅#)

    内屠#Fl-q

    学校における健康診断の中で

    運動器検診を行う手順

    ・⇒ 書受診結果の通知←

    -∴;il _ _ .・・・-、

    =〉 適切ti保勝旨導一

    ・X保健調査や健康言会断結果に加え、体力・ i重動青空カテストの-

    結果等を併用する.

    (文書所斗宇省スポ-ツ・青少年局学校鹿康教育課)

    ・運動器の専門家としての整形外科医の学校保健の支援・協力と参画が社会から

    強く求められている

    運動辞検診の亜伸・充実に関わる勤務医の春画

    運動希疾轟障害に関わる指導・教育