参考資料③ · financial review notes conference call financial statements(unaudited ）...

参考資料③ （四半期開示関連、その他）

資料３－３

2

四半期開示に係る制度と実務

その他

５．四半期開示に係る制度と実務

日本における制度の概要

金融商品取引法に基づき有価証券報告書を提出しなければならない会社のうち、上場会

社は原則として各四半期終了後４５日以内に四半期報告書を提出しなければならない。開示書類は貸借対照表、損益計算書、包括利益計算書、キャッシュ・フロー計算書（第２四

半期のみ）である。四半期報告書に含まれる四半期財務諸表については公認会計士または監査法人の四半期レビュー報告書の添付が必要である。

3

【開示比較－参考】四半期報告書決算短信

第1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移 2 事業の内容（重要な変更等）

◎ ○

第2 事業の状況 1 事業等のリスク 2 経営上の重要な契約等 3 財政状態、経営成績及びｷｬｯｼｭ･ﾌﾛｰの状況の分析

○ ○ ○

（設備の状況） ― ○

第3 提出会社の状況

1 株式等の状況 2 役員の状況

◎ （一部のみ）

－

◎：一律に記載を要請している事項 ○：投資判断に有用な情報の追加に係る要請（2015年1月東京証券取引所「決算短信・四半期決算短信の作成要領等」）

四半期報告書決算短信

第4 経理の状況 1 四半期連結貸借対照表 2 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 3 四半期連結ｷｬｯｼｭ･ﾌﾛｰ計算書 4 注記事項

◎ ◎

○ ◎

（一部のみ）

四半期レビュー報告書－

（出所）経済産業省委託調査「企業会計とディスクロージャーの合理化に向けた調査研究」

１．証券取引法に基づく規制

２．取引所規則に基づく開示

上場会社は、四半期累計期間又は四半期連結累計期間に係る決算の内容が定まった場合は、取引所所定の「四半期決算短信（サマリー情報）」により、直ちにその内容を開示しなければならない（有価証券上場規程第404条）。

4 （出所）各国法令等に基づく、あずさ監査法人調べ（経済産業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。


日本における実務の概要～開示等のスケジュール

社名

決算日 (1Q決算日)

1Q 取引所規則に基づく開示日(決算短信)

(※1)

1Q 金融商品取引法に

基づく開示日 (※1)

1Q レビュー報告書日

(※1) 摘要欄

A社 (輸送用機器)

3/31 (6/30)

7/28 (28日)

7/30 (30日)

7/29 (29日)

B社 (通信業)

3/31 (6/30)

7/25 (25日)

7/31 (31日)

7/31 (31日)

C社 (卸売業)

3/31 (6/30)

8/6 (37日)

8/14 (45日)

8/14 (45日)

D社 (医薬品)

3/31 (6/30)

8/1 (32日)

8/11 (42日)

8/11 (42日)

E社 (出版・印刷業)

3/31 (6/30)

8/6 (37日)

8/8 (39日)

8/7 (38日)

F社 (電気機器)

3/31 (6/30)

7/31 (31日)

8/8 (39日)

8/8 (39日)

G社 (化学)

3/31 (6/30)

7/31 (31日)

8/8 (39日)

8/8 (39日)

H社 (不動産業)

3/31 (6/30)

8/6 (37日)

8/13 (44日)

8/12 (43日)

I社 (建設業)

3/31 (6/30)

8/5 (36日)

8/6 (37日)

8/5 (36日)

J社 (食品)

3/31 (6/30)

7/30 (30日)

8/11 (42日)

8/8 (39日)

(平均) ― (32.4日) (38.8日) (38.1日)

※１決算日からの日数。

http://www.abysse.co.jp/world/flag/asia/japan.html

5 （出所）経済産業省委託調査「企業会計とディスクロージャーの合理化に向けた調査研究」各国法令等に基づく、あずさ監査法人調べ（経済産業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。


米国における制度の概要

内国公開企業は1934年証券取引法Section 13及び15(d)に基づいて、Form 10-Q (四半期

報告書)の提出・開示が求められる。四半期報告書Form10-Qに含められる各四半期の期中財務諸表に関しては、SECレギュレーションS-X10-01に規定されている（記載事項はリスク

ファクター、経営者の業績分析、マーケットリスク、要約財務諸表、内部統制に関する経営者の意見、その他）。

四半期財務諸表は独立監査人によるレビューを受けることが義務付けられているものの、レビュー報告書の添付は求められていない。なお、Form 10-Q において、レビュー済みである旨が明示されている場合においてのみ、レビュー報告書の添付が求められている。

Form10-Qの提出期限は各四半期終了後40日以内（非早期提出企業は45日以内）である。



上場会社は、当該株式の市場に関して重要な影響を与えることが想定されるニュース又は情報に関して、速やかに公表することが求められる事項として、四半期損益が例示されている（NYSE Listed company manual 202.05、202.06）。

開示項目及び様式について、取引所規則による詳細な定めはなく、各企業の裁量に任せられている。



米国における実務の概要～開示等のスケジュール

社名


1Q 取引所規則

に基づく開示日 (※1)

1Q 証券取引法

に基づく開示日(10-Q) (※1)

1Q 10-Qレビュー報告書日

(※1) 摘要欄

【大規模】（時価総額1兆円以上）

Boeing Company 12/31 (3/31)

4/23 (23日)

4/23 (23日)

4/23 (23日)

Coca-Cola Company 12/31 (3/31)

4/15 (15日)

4/24 (24日) ― ※２

Procter & Gamble Company 6/30 (9/30)

10/24 (24日)

10/24 (24日) ― ※２

(大規模3社平均) ― (20.7日) (23.7日) (23.0日)

【中規模】】（時価総額5,000億円以上 1兆円未満）

Netsuite Inc. 12/31 (3/31)

4/28 (28日)

5/6 (36日) ― ※２

Ball Corporation 12/31 (3/31)

5/1 (31日)

5/2 (32日) ― ※２

Jarden Corporation 12/31 (3/31)

5/1 (31日)

5/2 (32日) ― ※２

(中規模3社平均) ― (30.0日) (33.3日) (―日)

【小規模】（時価総額5,000億円未満）

Ciena Corporation 10/31 (1/31)

3/6 (34日)

3/7 (35日) ― ※２

Treehouse Foods, Inc. 12/31 (3/31)

5/8 (38日)

5/8 (38日)

5/8 (38日)

Eastman Kodak Company 12/31 (3/31)

5/6 (36日)

5/6 (36日) ― ※２

(小規模3社平均) ― (36.0日) (36.3日) (38.0日)

※１決算日からの日数。 ※２レビュー報告書は非開示

7

：全15頁（PDFファイルベース）

【取引所規則に基づく開示】【取引所規則に基づく開示項目】

Table 1. Summary Financial Results Table 2. Cash Flow Table 3. Cash, Marketable Securities and Debt Balances Table 4. Boeing Commercial Airplanes Table 5. Defense, Space & Security Table 6. Additional Financial Information Table 7. Financial Outlook Non-GAAP Measures Disclosures Forward-Looking Statements Financial Statements(Unaudited） Summary of Business Segment Data Operating and Financial Data Reconciliation of Non-GAAP Measures Defense, Space & Security Realignment

（出所）各国法令等に基づく、あずさ監査法人調べ（経済産業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。


米国における実務の概要～「取引所規則に基づく開示」の例：Boeing Company

8

：全50頁（EDGAR htmベース）

【 10-Q表紙】【 10-Q目次】

Part I. Financial Information Item1. Financial Statements(Unaudited) Summary of Business Segment Data Note 1～17 Report of Independent Registered Public Accounting Firm Item2. Management’s Discussion and Analysis of Financial

Condition and Results of Operations Item3. Quantitative and Qualitative Disclosures About Market Risk Item4. Controls and Procedures Part2. Other Information Item 1. Legal Proceedings Item 1A. Risk Factors Item 2. Unregistered Sales of Equity Securities and Use of Proceeds Item 3. Defaults Upon Senior Securities Item 4. Mine Safety Disclosures Item 5. Other Information Item 6. Exhibits Signature



米国における実務の概要～「10-Q」の例：Boeing Company

9



Earnings release (cover) First Quarter 2014 Highlights Earnings release (body) PERFORMANCE HIGHLIGHTS OPERATING REVIEW FINANCIAL REVIEW NOTES CONFERENCE CALL Financial Statements(Unaudited） Operating Segments(Unaudited) Reconciliation of GAAP and Non-GAAP Financial Measures(Unaudited) About The Coca-Cola Company Forward-Looking Statements



米国における実務の概要～「取引所規則に基づく開示」の例：Coca-Cola Company

10


【 10-Q表紙】【 10-Q目次】

Part I. Financial Information Item1. Financial Statements(Unaudited) Notes Item2. Management’s Discussion and Analysis of Financial

Condition and Results of Operations Item3. Quantitative and Qualitative Disclosures About Market Risk Item4. Controls and Procedures Part2. Other Information Item 1. Legal Proceedings Item 1A. Risk Factors Item 2. Unregistered Sales of Equity Securities and Use of Proceeds Item 6. Exhibits



米国における実務の概要～「10-Q」の例：Coca-Cola Company

11




米国における実務の概要～「取引所規則に基づく開示」の例：Ciena Corporation

- Fiscal First Quarter 2014 Performance Summary - Additional Performance Metrics for Fiscal First Quarter 2014 - Business Outlook for Fiscal Second Quarter 2014 - Live Web Broadcast of Unaudited Fiscal First Quarter 2014 Results - Notes to Investors - Financial Statements(Unaudited）


12


【 10-Q表紙】【 10-Q目次】


米国における実務の概要～「取引所規則に基づく開示」の例：Ciena Corporation

Part I. Financial Information Item1. Financial Statements(Unaudited) Notes Item2. Management’s Discussion and Analysis of Financial

Condition and Results of Operations Item3. Quantitative and Qualitative Disclosures About Market Risk Item4. Controls and Procedures Part2. Other Information Item 1. Legal Proceedings Item 1A. Risk Factors Item 2. Unregistered Sales of Equity Securities and Use of Proceeds Item 3. Defaults Upon Senior Securities Item 4. Mine Safety Disclosures Item 5. Other Information Item 6. Exhibits Signature


13


英国における制度の概要

透明性指令に基づく半期財務報告（要約財務諸表、期中マネジメント・レポート、責任者によ

るステートメント）を上半期について作成し、期末日後２か月以内に公表する。監査又はレビューは要求されないが、監査又はレビューを受けた場合は監査人の報告書を半期財務報告に添付しなければならない。監査又はレビューを受けない場合は、企業はその影響を報告書の中で記載しなければならないとされている（DTR 4.2.9）。

透明性指令に基づき、上半期・下半期ごとに公表される期中マネジメント・ステートメントは、

当該半期に生じた重要事実・取引、その影響、財務状況と成果の概説を開示内容とする（DTR 4.3.5）。

ＥＵでは、２０１３年１１月「透明性指令」の改正により、多くの中小企業にとって著しい負担である一方、投資家保護目的としては必要ないこと、短期的業績指向を促進し長期的投資を妨げることを背景に、２０１５年１１月までに、四半期の報告義務が廃止されることとなっている。



イギリスの取引所規則において、四半期財務諸表の作成は要求されていない。

（出所）経済産業省委託調査「企業会計とディスクロージャーの合理化に向けた調査研究」、各国法令等に基づく、あずさ監査法人調べ（経済産

業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。



英国における制度の概要～開示等のスケジュール

社名


1Q 取引所規則


1Q 証券取引法



(※1) 摘要欄

【大規模】（時価総額1,000億円以上）

GLAXOSMITHKLINE 12/31 (3/31) ― 4/30

(30日) 4/30

(30日) ※２ SEC登録企業

RENTOKIL INITIAL 12/31 (3/31) ― 5/2

(32日) ― ※３、４

Burberry Group 3/31 (6/30) ― 7/10

(10日) ― ※３、４

(大規模3社平均) ― (―日) (24.0日) (30.0日)

【中規模】（時価総額100億円以上1 ,000億円未満）

DEVRO 12/31 (3/31)

― 4/28 (28日) ― ※３、４

MEARS GROUP 12/31 (3/31)

― 5/19 (49日) ― ※３、４

GOODWIN 4/30 (7/30)

― 9/10 (41日) ― ※４

（任意）要約連結損益計算書添付

(中規模3社平均) ― (―日) (39.3日) (―日)

【小規模】（時価総額100億円未満）

PROMETHEAN WORLD PLC 12/31 (3/31)

― 5/8 (38日)

― ※３、４

CAMBRIA AUTOMOBILES PLC 8/31 (11/30)

― 1/16 (47日) ― ※３、５

AIM(非規制市場)

AUGEAN 12/31 (3/31)

― ― ― ※３ AIM(非規制市場)

(小規模3社平均) ― (―日) (42.5日) (―日)

※１決算日からの日数。 ※２ Earnings release に連結財務諸表及びレビュー報告書が添付されている。 ※３ (連結)財務諸表は添付されていない。 ※４.「証券取引法に基づく開示日」欄に記載した日付は、期中マネジメント・ステートメントの公表日である。 ※５. 「証券取引法に基づく開示日」欄に記載した日付は、 Trading Update（任意開示）の公表日である。

15


【期中マネジメント・ステートメント】【期中マネジメント・ステートメント項目】


英国における実務の概要～「期中マネジメント・ステートメント」の例：Burberry Group


- Highlights for the three months to 30 June 2014 - Financial position - Outlook - Enquiries - Notes to editors - Appendix - Exchange rates


16




英国における実務の概要～「期中マネジメント・ステートメント」の例： PROMETHEAN WORLD PLC


- Trading Environment - Business Update - Outlook - Interim Results - Enquiries


17

【 Trading Update の全文】


英国における実務の概要～「 Trading Update 」の例：Cambria Automobiles Plc



18 （出所）経済産業省委託調査「企業会計とディスクロージャーの合理化に向けた調査研究」


独国における制度の概要

ドイツにおいては、透明性指令による半期財務報告及び期中マネジメント・ステートメント作

成規定が有価証券取引法に取り込まれている（有価証券取引法第37x条）。ＥＵでは、２０１３年１１月「透明性指令」の改正により、多くの中小企業にとって著しい負担で

ある一方、投資家保護目的としては必要ないこと、短期的業績指向を促進し長期的投資を妨げることを背景に、２０１５年１１月までに、四半期の報告義務が廃止されることとなっている。



フランクフルト証券取引所のプライム・スタンダードにおいては、同取引所規則において、半期財務諸表及び四半期財務諸表の公表が要求されている。ここでの四半期財務諸表とは、第１四半期及び第３四半期の財務諸表を指す。半期財務諸表に含まれる情報は、商法第317条にしたがって年次財務諸表の監査人による監査又は検査の対象となり得るとされている。また、四半期財務諸表は、監査を受けてもよい（フランクフルト証券取引所規則第51条）。



独国における実務の概要～開示等のスケジュール

社名


1Q 取引所規則


1Q 証券取引法



(※1) 摘要欄

【大規模】（時価総額1兆円以上）

DAIMLER AG 12/31 (3/31)

4/30 (30日) ― ― 2010年ＮＹＳＥ上場廃止

BAYER AG 12/31 (3/31)

4/28 (28日) ― ―

ADIDAS AG 12/31 (3/31)

5/6 (36日) ― ―

(大規模3社平均) ― (31.3日) (―日) (―日)

【中規模】】（時価総額5,000億円以上 1兆円未満）

POWERLAND AG 12/31 (3/31)

5/30 (60日) ― ―

HAIKUI SEAFOOD AG 12/31 (3/31)

5/21 (51日) ― 5/20

(50日)

MEDIGENE AG 12/31 (3/31)

5/15 (45日) ― ―

(中規模3社平均) ― (52.0日) (―日) (50.0日)

【小規模】（時価総額5,000億円未満）

PETROTEC AG 12/31 (3/31)

5/14 (44日) ― ―

MEDISANA AG 12/31 (3/31)

― 5/15 (45日) ― ※２

ITN NANOVATION AG 12/31 (3/31)

― 6/2 (63日) ― ※２

(小規模3社平均) ― (44.0日) (54.0日) (―日)

※１決算日からの日数。 ※２.ゲネラル・スタンダード市場に上場しており、期中マネジメント・ステートメントを作成している。

20




独国における実務の概要～「期中マネジメント・ステートメント」の例：DAIMLR AG

A Key Figures B Daimler and the Capital Market C Interim Management Report (Pages 6 – 16) Business development Profitability Cash flows Financial position Workforce Important events Events after the end of the interim reporting period Risk and opportunity report Outlook D The Divisions (Pages 17 – 21) Mercedes-Benz Cars Daimler Trucks Mercedes-Benz Vans Daimler Buses Daimler Financial Services E Interim Consolidated Financial Statements (Pages 22 – 42) Consolidated Statement of Income Consolidated Statement of Comprehensive Income Consolidated Statement of Financial Position Consolidated Statement of Cash Flows Consolidated Statement of Changes in Equity Notes to the Interim Consolidated Financial Statements F Addresses / Information / Financial Calendar


21




独国における実務の概要～「期中マネジメント・ステートメント」の例：ITN NANOVATION AG

- Business Performance January to March 2014: Turnover increases significantly - Outlook - Audit review and statements relating to the future


22 （出所）経済産業省委託調査「企業会計とディスクロージャーの合理化に向けた調査研究」


仏国における制度の概要

透明性指令に基づき、規制市場で証券が取引される企業に対して半期財務報告が要求さ

れる。

期中マネジメント・ステートメント（フランスでは、四半期財務報告と称している）について、フランスでは、通貨金融法典によって、第1四半期と第3四半期について企業が作成し、各四半期末日後45日以内にAMFに提出することが要求されている点が、透明性指令によって規定された報告のタイミングとの相違点となっている（通貨金融法典 Article L451-1-2 IV ）。

当該四半期財務報告では、期中の重要な事象及び取引の影響等に加えて、売上高等の情報を事業セグメント単位で開示することが要求されているが、日本や米国のような四半期財務諸表の作成は意図されていない（通貨金融法典 Article L451-1-2 IV）。

ＥＵでは、２０１３年１１月「透明性指令」の改正により、多くの中小企業にとって著しい負担である一方、投資家保護目的としては必要ないこと、短期的業績指向を促進し長期的投資を妨げることを背景に、２０１５年１１月までに、四半期の報告義務が廃止されることとなっている。



フランスの取引所規則において、四半期財務諸表の作成は要求されていない。



仏国における実務の概要～開示等のスケジュール

社名


1Q 取引所規則


1Q 証券取引法



(※1) 摘要欄

【大規模】（売上高1,000,000€以上）

SANOFI 12/31 (3/31) ― 4/29

(29日) ― SEC登録企業（任意）連結損益計算書添付

L'OREAL 12/31 (3/31) ― 4/14

(14日) ― ※２

DANONE 12/21 (3/31) ― 4/16

(16日) ― ※２

(大規模3社平均) ― (―日) (19.7日) (―日)

【中規模】（売上高100,000€以上1,000,000€未満）

AREVA 12/31 (3/31) ― 4/30

(30日) ― ※２

ROBERTET 12/31 (3/31) ― 4/29

(29日) ― ※２

CEGEDIM 12/31 (3/31) ― 4/29

(29日) ― （任意）要約連結財務諸表添付

(中規模3社平均) ― (―日) (29.3日) (―日)

【小規模（】売上高100,000€未満）

BURELLE 12/31 (3/31) ― 4/22

(22日) ― ※２

STALLERGENES 12/31 (3/31) ― 4/24

(24日) ― ※２

PARIS-ORLEANS 3/31 (6/30) ― 8/7

(38日) ― ※２

(小規模3社平均) ― (―日) (28.0日) (―日)

※１決算日からの日数。 ※２ (連結)財務諸表は添付されていない。

24



仏国における実務の概要～「証券取引法に基づく開示」の例：DANONE

2014 First-Quarter Sales -Chairman’s comments -Sales by business line and geographical area in Q1 2014 -Overview of sales performance — Q1 2014 -2014 outlook (from press release dated February 20, 2014) -Key financial transactions and other developments during the quarter


【証券取引法に基づく開示】【証券取引法に基づく開示項目】

25



仏国における実務の概要～「証券取引法に基づく開示」の例：STALLERGENES

- セグメント毎の売上前期比 - 売上に係る説明


【証券取引法に基づく開示】【証券取引法に基づく開示項目】

26

四半期開示に係る制度と実務

その他

●会社法上、会計監査人設置会社の計算書類は、会計監査人の無限定適正意見であること等の要件を満たす場合、株主総会の承認は不要となり、取締役会の承認で確定することができると解されている。

●実務上も、そのような考えから、会計監査人の無限定適正意見により、決算が確

定したものと看做して、株主総会への報告前に確定申告を行う実務も行われている。

●上記の点から、会計監査人設置会社である上場企業（３月決算）が、７月以降に

株主総会を開催した場合でも、法人税の申告期限との関係で、基本的に問題は生じないものと考えられる。

●また、仮に会計監査人の無限定適正意見等の要件を満たせず、決算が確定しな

いような状況についても、確定申告書の提出期限の延長の特例申請等の対応が考えられる。

27

６．株主総会プロセスに係る諸規定

（参考３）決算の「確定」と税務申告について

（出所）あずさ監査法人調べ（経済産業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。

上場企業（３月決算）が、７月以降に株主総会を開催する場合、法人税法の申告期限（決算日翌日から３ヶ月以内 ※１）が制約となるか。 ※１法人税法の申告期限は、原則として各事業年度終了の日の翌日から２ヶ月以内とされるが、会計監査人の監査を受けなければなら

ない上場企業等においては、通常1ヶ月間の期限延長が行われている。

●内国法人は、事業年度終了の日の翌日から2ヵ月以内に、確定した決算に基づいて確定申告書を提出しなければならない（法人税法第74条確定決算主義）。

●ただし、以下の場合に確定申告書の提出期限の延長が認められている。

① 災害その他やむを得ない理由により決算が確定しないため確定申告書を提出期限までに提出できない場合（法人税法第75条、国税通則法第11条）。

② 会計監査人の監査を受けなければならないことその他これに類する理由により決算が確

定しないため、その期以後の確定申告書を提出期限までに提出できない場合（法人税法第75条の2）。

●提出期限の延長については、上記①②が延期理由として各条に明記されているが、実務的には、例えば以下のような場合についても、75条の２の規定に基づく確定申告書の提出期限

の延期が行われている他、延期理由が合理的である限りにおいては、提出期限の延期について承認されると考えられる。

（１）連結納税制度を適用している場合（２）外国法人の支店で、決算確定のための親会社又は本店等の承認に時間を要する場合（３）匿名組合に出資している会社で、匿名組合の決算を自社の決算に反映する必要があ

る場合

●なお、会計監査人の監査を受けなければならない場合には、通常、1ヶ月の延期が行われるが、上記（１）の連結納税を適用している場合には2ヶ月、災害その他上記（２）（３）の事例の場合等には2ヶ月超の期間の延期が行われている場合もある。

28 （出所）あずさ監査法人調べ（経済産業省委託調査「企業と投資家の対話及び企業情報開示のあり方に関する調査研究」）。


（参考３）決算の「確定」と税務申告について～税務申告期限について

29

【法人税法】（昭和四十年三月三十一日法律第三十四号）（確定申告）第七十四条内国法人は、各事業年度終了の日の翌日から二月以内に、税務署長に対し、確定した決算に基づき次に掲げる事項を記載した申告書を提出しなければならない。一～六略２～３略

（確定申告書の提出期限の延長）第七十五条前条第一項の規定による申告書を提出すべき内国法人が、災害その他やむを得ない

理由（次条第一項に規定する理由を除く。）により決算が確定しないため、当該申告書を前条第一項に規定する提出期限までに提出することができないと認められる場合には、国税通則法第十一条（災害等による期限の延長）の規定によりその提出期限が延長された場合を除き、納税地の所轄税務署長は、その内国法人の申請に基づき、期日を指定してその提出期限を延長することができる。２～７略

（確定申告書の提出期限の延長の特例）第七十五条の二第七十四条第一項（確定申告）の規定による申告書を提出すべき内国法人が、会

計監査人の監査を受けなければならないことその他これに類する理由により決算が確定しないため、当該事業年度以後の各事業年度の当該申告書をそれぞれ同項に規定する提出期限までに提出することができない常況にあると認められる場合には、納税地の所轄税務署長は、その内国法人の申請に基づき、当該各事業年度（残余財産の確定の日の属する事業年度を除く。）の申告書の提出期限を一月間（特別の事情により各事業年度終了の日の翌日から三月以内に当該各事業年度の決算についての定時総会が招集されないことその他やむを得ない事情があると認められる場合には、税務署長が指定する月数の期間）延長することができる。２～８略



（参考３）決算の「確定」と税務申告について～税務申告期限について

30

●会計監査人設置会社以外の株式会社では、計算書類については「定時株主総会の承認」を受け（会社法第438条第2項）、事業報告についてはその内容の報告が必要（会社法第438条第3項）。

●他方、会計監査人設置会社においては、計算書類が法令・定款に従い会社の財産・損益の状況を正しく表示しているものとして法務省令で定める要件（会社計算規則第135条、下記①～④）に該当する場合には、取締役会の承認を受け

た計算書類については、取締役がその内容を報告すれば足り、総会の承認を求めることは要しない（会社法第439条、第441条第4項但書）。

① 会計監査報告の内容に「無限定適正意見」が含まれていること ② 会計監査報告に係る監査役・監査役会・監査委員会の監査報告の内容として会計

監査人の監査の方法または結果を相当でないと認める意見がないこと ③ 当該計算関係書類につき監査役・監査役会・監査委員会の監査報告の内容の通

知が期限内にされないことにより監査を受けたものとみなされた場合でないこと ④ 取締役会を設置していること

●会計監査人設置会社における計算書類の確定は、上記①～④の要件に該当することを前提に、取締役会の承認によりなされるものと解されている。（※１）

※１神田秀樹「会社法第十六版」P282、江頭憲治郎「株式会社法第５版」Ｐ622注６」



（参考３）決算の「確定」と税務申告について～決算の「確定」について

参考資料③ · financial review notes conference call financial statements(unaudited ）...

Documents