effect of the covid-19 pandemic on acute respiratory care

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Effect of the COVID-19 Pandemic on Acute Respiratory Care of Hypoxemic Patients With Acute Heart Failure in Japan ― A Cross-Sectional Study ― Yuya Matsue, MD, PhD; Yoshiharu Kinugasa, MD, PhD; Takeshi Kitai, MD, PhD; Shogo Ohishi, MD; Kazuhiro Yamamoto, MD, PhD; Hiroyuki Tsutsui, MD, PhD 聖マリアンナ医科大学病院 救命救急センター 大石 達也

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Post on 07-Apr-2022

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Effect of the COVID-19 Pandemic on Acute Respiratory Care of Hypoxemic Patients With Acute Heart Failure in Japan ― A Cross-Sectional Study

― Yuya Matsue, MD, PhD; Yoshiharu Kinugasa, MD, PhD; Takeshi Kitai, MD, PhD; Shogo Ohishi, MD; Kazuhiro Yamamoto, MD, PhD; Hiroyuki Tsutsui, MD, PhD

聖マリアンナ医科大学病院 救命救急センター大石 達也

Background

急性心不全患【AHF】は低酸素血症を伴うことが多い

非侵襲的陽圧換気【NPPV】は急性心不全患者の

呼吸療法として使用されてきた

HFNCはNPPVの代替的な呼吸療法として期待されている

BackgroundCOVID19でもAHFのような呼吸

症状が見られる。

NPPVやHFNCは飛沫によりウイルス

を分散を高め院内感染を高める可能

性があると言われている。

Background

WHOガイドラインではNPPVやHFNCでの呼気の拡散を起こさない

NPPVやHFNCの呼気のウイルス拡散に伴う感染の可能性とは対照的な研究もある

Background

ジレンマ

NPPVやHFNC時の呼気から

のウイルス感染リスクの増加に

対する認識

適切な酸素療法を提供し、

不必要な挿管を避ける必要性

AHFにおける呼吸器管理の現状を把握する。

Method日本心不全学会会員および日本急性代償性心不全登録施設( JROADHF)-NEXTの研究

登録施設に、Google Formsを用いて作成したオンライン質問票

2020年5月11日〜2020年5月14日

同一施設からの回答者が複数いる場合は、最も早い回答者をその施設の代表者とみなした。

日本心不全学会の公式サイト( http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/20200519.html)

Results・全国43都道府県の174機関から回答を得た・全体では、半数以上の施設が警戒区域内にあり、ほぼ全ての施設 で病床数100床以上、年間100人以上のAHF患者を診療している・日本政府は13都道府県(北海道、茨城県、東京都、神奈川県、埼 玉県、千葉県、石川県、岐阜県、大阪府、愛知県、京都府、兵庫 県、福岡県)を「特別 警戒区域」に指定し、累積確定症例数が 400例以上であることなど、いくつかの基準に基づいて、NPPVと HFNCの使用方法が警戒区域と非警戒区域で異なるかどうかを 評価した。 

・Use as usual・use under certain  circumstanes・never use

A・COVID19陽性B・COVID19擬似症C・COVID19陰性D・時間的猶予なし/  情報なし

分類は上から・all・non alert area・alert area

Discussion

・COVID-19患者の経験を持つ131の施設のうち、45施設(34.4%)に少な  くとも

1人の心不全のCOVID-19患者がいた。・COVID19の患者の約21%(21/99人)は心不全の患者がいた。・低酸素血症性呼吸不全がAHFとCOVID-19の両方に共通する症状である  ことを考えると、AHFとCOVID-19の患者の急性呼吸管理は重要である。・約半数の施設では、COVID-19パンデミックの発生後、AHF患者における NPPVおよびHFNCの使用に対するアプローチを変更した・HFNCは、NPPVと比較して、院内感染のリスクの観点から比較的 低リスクの手段と見なされています。 しかし、HCPがCOVID-19パンデミック中に心不全のある低酸素症患者で はNPPVよりもHFNCを優先して使用していない

Limitations

①アンケートは限られた数の医療機関に送付されたため、選択バイ

アスが生じた可能性がある。

②COVID-19患者の治療に積極的に取り組んでいる施設の方がア

ンケートに回答しやすいため、回答バイアスを考慮する必要があ

る。

ConclusionCOVID-19の大流行により、HCPはAHF患者の呼吸器管理戦略を

変更することになり、多くのHCPはCOVID-19が確認されていなくても

AHF患者の治療が困難な状況に

陥った。

personal view

・挿管、人工呼吸器患者の割合が含まれていない。呼吸器管理全体と比較するとNIV、HFNCの数はより小さくなり有意差は少なくなる可能性がある。