週刊株式アウトルック...2020 年10 月9 日(金) 週刊株式アウトルック...

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来週の見通しと投資ポイント 投資情報部 週刊株式アウトルック 2020 10 9 日号 CONTENTS 1. 日本株市場見通し ................................................................................. 1 2. 注目テーマ:業績拡大期待で、小売業株価の上昇続く ............................... 2 3. WEEKLY ピックアップ ............................................................................ 3 銘柄紹介:ぐるなび(2440Go To イート」がカンフル剤........................... 4 銘柄紹介:サイボウズ(4776チームワークで業務効率化 ......................... 5 4. ドル円相場見通し .................................................................................. 6 5. 米国株市場見通し ................................................................................. 6 6. 投資部門別売買動向(現物・先物) .......................................................... 7 7. 信用取引動向 ....................................................................................... 8 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 9 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 9 10. テクニカル分析:情報・通信業の上値メド .................................................. 10 11. 来週・再来週の主なスケジュール ............................................................ 11 WEEKLY ピックアップ テーマ 参考銘柄 デジタル化関連銘柄 ITbookHD 1447 )、電算( 3640 )、サイボウズ( 4776 )、 弁護士コム(6027)、NEC6701Go To キャンペーン関連銘柄 カカクコム(2371)、ぐるなび( 2440)、オープンドア( 3926)、 リゾートトラス(4681)、エアトリ(6191EV・自動車電装化関連銘柄 住友鉱(5713)、日電産(6594)、デンソー( 6902)、 武蔵精密(7220

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Page 1: 週刊株式アウトルック...2020 年10 月9 日(金) 週刊株式アウトルック 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 図表1. 小売業の株価とEPS成長率の推移

来週の見通しと投資ポイント

投資情報部

週刊株式アウトルック

2020年 10月 9日号

CONTENTS

1. 日本株市場見通し ................................................................................. 1

2. 注目テーマ:業績拡大期待で、小売業株価の上昇続く ............................... 2

3. WEEKLY ピックアップ ............................................................................ 3

銘柄紹介:ぐるなび(2440) 「Go To イート」がカンフル剤........................... 4

銘柄紹介:サイボウズ(4776) チームワークで業務効率化 ......................... 5

4. ドル円相場見通し .................................................................................. 6

5. 米国株市場見通し ................................................................................. 6

6. 投資部門別売買動向(現物・先物) .......................................................... 7

7. 信用取引動向 ....................................................................................... 8

8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 9

9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 9

10. テクニカル分析:情報・通信業の上値メド .................................................. 10

11. 来週・再来週の主なスケジュール ............................................................ 11

WEEKLY ピックアップ

テーマ 参考銘柄

デジタル化関連銘柄 ITbookHD(1447)、電算(3640)、サイボウズ(4776)、

弁護士コム(6027)、NEC(6701)

Go To キャンペーン関連銘柄 カカクコム(2371)、ぐるなび(2440)、オープンドア(3926)、

リゾートトラス(4681)、エアトリ(6191)

EV・自動車電装化関連銘柄 住友鉱(5713)、日電産(6594)、デンソー(6902)、

武蔵精密(7220)

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

1.日本株市場見通し 長谷川 景子

【日経平均の推移と来週の見通し】

注:予想はSMBC日興証券 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

日経平均は一段高

今週の日経平均は上昇した。新型コロナウイルス感染で2日から入院していたトランプ米大統領が5日に退

院、早期退院を好感する動きがみられた。一方、米国の追加経済対策を巡っては、6日にトランプ大統領が

協議を大統領選後まで停止するように指示したが、その後一転して中小企業や航空業界への支援に言

及。トランプ発言に一喜一憂する相場となった。そうした中、8日の日経平均は景気回復期待を背景に一段

高となった。東証マザーズ指数は連日で年初来高値を更新、18年1月高値(1,355pt)更新がみえてきた。

水準を切り上げる景気敏感株

米大統領選まで1ヵ月を切った。15日開催の大統領候補による第2回討論会(オンライン形式)はトランプ氏

が参加を拒否するなど、討論会を巡る動きは流動的だ。とはいえ、第1回討論会を経てバイデン氏優勢が鮮

明となっている。4年前のトランプ氏逆転勝利を考えると依然として予断を許さない状況にあるが、マーケット

は不透明感が後退したと捉えている。「バイデン氏勝利=大型財政出動による景気刺激策」を意識し始めて

いる。足元で上昇する米10年債利回りも先行きの景気回復に自信を深めていることを示唆していよう。

世界の景気敏感株とされる日本株は景況感の回復に沿って水準を切り上げている。物色面でも、今週の騰

落率(10/8時点)はTOPIXの+2.9%に対して、海運業、鉄鋼ともに+7.9%と景気敏感株の上昇が目立つ。

日経平均は24,000円が射程圏内に入った。とはいえ、2018年以降3回試したが、同水準は明確に上抜けら

れずにいる。チャート面でいえば、24,000円は達成感が出やすい水準と言えよう。

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20/4/21 20/5/15 20/6/4 20/6/24 20/7/14 20/8/5 20/8/26 20/9/15 20/10/7(年/月/日)

(円)

東証一部売買代金(右軸)

日経平均(左軸)

25日移動平均(左軸)

75日移動平均(左軸)

24,000円

23,250円

<予想レンジ>

(兆円)

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2020 年 10 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

小売業の株価とEPS成長率の推移 図表1.

注:業種は東証33業種小売業。予想は10月7日時点のIBES予想 出所:QUICK、RefinitivよりSMBC日興証券作成

小売企業の業績推移 図表2.

注:東証33業種の小売業に属し継続的にデータ取得可能な83社を集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

コロナ前→現在/現在→コロナ後の支出増減 図表3.

注: 20%以上の支出増減を集計。増減の割合や変化率などを考慮して

濃淡とともに着色 出所:SMBC日興証券作成

夏場以降、小売業の株価は水準を切り上げてい

る(図表 1左図)。指数の牽引役は、イオン

(8267)、ファーストリテイ(9983)、MonotaRO(3064)

などで上昇銘柄は指数構成銘柄の半数を超え

る。国内の経済活動正常化の流れを前向きに評

価している可能性がある。

小売企業の業績動向を振り返ると、新型コロナウ

イルスの影響が直撃した3-5月期業績は大幅に

悪化(図表2)。売上高は前年同期比8.5%減、営

業利益は同64.8%減となった。ただ、足元ではポ

ジティブな材料が続いており、業績の底打ち感

が出始めた。

Jフロント(3086)、ニトリHD(9843)、ビックカメラ(3048)、

などが業績上方修正を発表。主要企業の20年

6-8月期決算では、イオン(8267)が21%営業減

益も、20年3-5月期の営業赤字から大幅に改善。

ニトリHD(9843)、しまむら(8227)、ウエルシアHD

(3141)、ツルハHD(3391)などが2桁営業増益と

なるなど、多くの企業が利益を拡大させている。

弊社が消費者の行動変化を考えるために9月15

日から16日に実施した第2回消費者アンケートで

は、第1回目(5月27日から28日実施)と比較して

変化が大きかった項目として、「都心商業施設、

外食への回帰意欲の高まり」などが挙げられる。

コロナを巡る支出の増減をみると、コロナが収束

すればこれまで抑えた支出を、映画や旅行、外

食、交通費などに費やすと読み取れる(図表3)。

飲食、コンビニ、百貨店の一角に株価軟調な銘

柄もあるが、全体を俯瞰すれば小売関連の業績

は改善傾向にある。小売業の来期予想EPSは大

幅増益が見込まれている(図表1右図)。トランプ

リスクが改めて意識される中で、内需の小売株に

物色の矛先が向かう可能性がある。決算発表を

通じて業績動向を確認したい。主要企業では、

12日:コスモス薬品(3349)、13日:Jフロント(3086)、

高島屋(8233)、14日:ABC マート(2670)、15日:

ファーストリテイ(9983)が決算を発表予定。

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【小売業株価】

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6,000 営業利益(左軸) 営業利益率(右軸)(億円) (%)

増加 減少 増加 減少

総支出 7.5% 16.8% 13.2% 9.8%

食料品 17.7% 7.8% 11.5% 6.7%

衣料・ファッション 2.0% 35.4% 12.1% 12.2%

化粧品・ビューティケア 1.9% 28.3% 8.8% 11.5%

家電・家具・インテリア 5.1% 21.2% 3.9% 12.0%

通信関連 7.3% 8.2% 4.5% 7.4%

車関連・交通費 5.1% 24.4% 16.8% 10.7%

日用消耗品 14.6% 7.9% 6.7% 7.0%

サービス(映画、旅行、外食等) 4.0% 43.0% 25.2% 14.3%

貯金・投資 6.6% 19.8% 6.4% 13.6%

現在→コロナ後コロナ前→現在

構成比(%)

2.注目テーマ:業績拡大期待で、小売業株価の上昇続く 西尾 浩一郎

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

デジタル化関連銘柄 マイナンバーカードの交付率(全国)

デジタル庁など行政デジタル化関連のニュースが相

次いでいる。一方、行政手続きのデジタル化のカギを

握るマイナンバーカードの普及率が低位に留まるな

ど、基盤の整備が急務となる。

ITサービス関連企業のほか、マイナンバー普及や、

行政のデジタル化により拡大が見込まれる電子署名

など、関連銘柄の業績に追い風となろう。

注:人口に対する交付枚数率 出所: 総務省よりSMBC日興証券作成

Go To キャンペーン関連銘柄 全国の延べ宿泊者数の推移

観光庁が発表した「Go To トラベル」事業の7/22~9/15

までの利用人泊数は、少なくとも約1,689万人泊、割

引支援額は約735億円であった。同事業には約1.4兆

円の予算があてられているが、2021年2月以降もキャ

ンペーン期間の延長などが検討されている。

また、今月からは「Go To イート」が始まり、予約サイト

の登録者数増加などにつながっているようだ。

出所: INDBよりSMBC日興証券作成

EV・自動車電装化関連銘柄 EV関連のニュースフロー

世界最大の自動車市場である中国は、EV(電気自動

車)など新エネルギー車(NEV)を優遇してきたが、

EVだけでなくHV(ハイブリッド)も優遇する政策に転

換しつつある。

HVは日本企業が得意としており、電装化の進展はセ

ンサーやソフトウエアの重要性が高まる。関連企業に

は大きな事業機会となろう。

出所:各種報道等よりSMBC日興証券作成

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外国人宿泊者数 日本人宿泊者数(万人泊)

(年/月)

Go To トラベル

キャンペーン開始

(7/22~)

3.WEEKLY ピックアップ 石田 卓也

参考銘柄

ITbookHD(1447)、電算(3640)、サイボウズ(4776)、

弁護士コム(6027)、NEC(6701)

参考銘柄

カカクコム(2371)、ぐるなび(2440)、オープンドア(3926)、

リゾートトラス(4681)、エアトリ(6191)

参考銘柄

住友鉱(5713)、日電産(6594)、デンソー(6902)、

武蔵精密(7220)

9月10日中国汽車工業協会が発表した8月の新車販売台数は前年同月比11.6%増、新エネルギー車は25.8%増

9月22日中国、重慶市経済・情報化委員会が自動車産業の今後の発展の方向性として、新エネルギー車、コネクテッドカーを重視と表明

9月23日米カリフォルニア州が2035年までにガソリン車などの新車販売を禁止する方針を表明

9月28日独フォルクスワーゲン、中国EVなどの分野に5年間で150億ユーロを投資すると発表

9月30日住友金属鉱山、自動車電装化の進展に伴う車載用二次電池の需要拡大に対応するため、ニッケル酸リチウムの増産を発表

10月6日トヨタとパナソニックによる合弁会社が、HV向け車載用リチウムイオン電池の国内生産体制を強化すると発表

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2020 年 10 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

銘柄紹介:ぐるなび(2440) 「Go To イート」がカンフル剤 髙山 裕介

【飲食店情報サイト】 飲食店情報サービスの「ぐるなび」を運営。一般利用者は無料で使える一方、

飲食店からの加盟料や販促支援金を得る収益構造。(加盟店数)×(店舗当たり契約高)で決まるス

トック型サービスが売上の主軸、ネット予約などを通じた手数料によるスポット型サービスを育成中。

【新型コロナ影響は回復基調】 21/3期1Q(4‐6月)決算は、①加盟店の閉店などによる退会が急

増、②休会対応や減免措置を実施、③外出自粛の影響でネット予約件数が急減、など新型コロナ

ウイルスの影響が業績を直撃、四半期決算の開示を始めて以降で初となる営業赤字を計上。しか

し、6月以降は休会からの復帰が進み、店舗単価が回復傾向にあるほか、4月に前年水準の6%にま

で落ち込んだネット予約件数は6月には同51%まで回復するなど、今後の業績は持ち直しが期待さ

れる。

【国策が追い風】 消費者の需要の変化を捉え、資本業務提携を結ぶ楽天(4755)と協業でテイクア

ウトサービスを強化し、加盟飲食店への送客を促進する。また、11月からはLINE(3938)とオンライン

予約で協業予定、予約の利便性を向上させる方針。更には、10月より「Go To イート」キャンペーン

が始まったことで、10/1~5の期間で「ぐるなび」の新規会員の平均登録者数が1ヵ月前(9/3~7)と比べ

て7倍になったと伝わるなど、国策の恩恵が3Q(10-12月)以降、業績に寄与してくるだろう。

【2Q決算で更なる株高も】 10/28発表予定の21/3期中間(4-9月)決算では会社計画の開示の有無

が注目点。また、足元の持ち直しの動向が伝わることで、業績への期待感が一層高まる可能性も。

図表1.ネット予約件数の前年同月比 (19 年 12 月以降) 図表2.株価チャート

注:2 月の前年同月比の数値は非開示のため、弊社による類推 出所:会社資料よりSMBC日興証券作成

出所:QUICK よりSMBC日興証券作成

図表3.ぐるなびの業績

注:予想は東洋経済(10月8日時点)。配当は予想の上限値。米国会計基準、国際会計基準の場合、経常利益欄は税引き前利益を表示 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成

135% 133%

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2020/10/8 終値 841.0 円 (単位:百万円)

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 配当(円) PER(倍)

2020/03 30,927 1,821 1,894 949 20.26 8.00 -

2021/03(会予) - - - - - - -

2021/03(予) 15,800 -2,000 -2,000 -2,000 -41.10 8.00 -

2022/03(予) 22,000 100 100 100 2.10 8.00 400.5

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

銘柄紹介:サイボウズ(4776) チームワークで業務効率化 長谷川 景子

【業務効率化サービスを提供】 メールやデータを共有するビジネスソフトを開発。業務効率化アプリ

を利用者が自由にカスタマイズできるクラウドサービス「kintone(キントーン)」は、データ管理や情報

共有、SNSのようなコミュニケーションを可能に。19/12期の導入社数は前年比1.3倍と、順調に伸

長。

【官公庁でもkintone活用が進む】 2019年7月に地方自治体を繋ぐ行政専用ネットワークに対応した

ことで、デジタル化を推し進める官公庁でも「kintone」活用が進む。住民票など各種申請のオンライ

ン化、またFAXや郵送を廃止することで、コスト削減や業務効率化を実現。

【多様化する働き方をサポート】 働き方が多様化する一方、上司・同僚などとのコミュニケーションが

不足したり、チーム内での業務進捗率がわかりづらいなど、問題点も出ている。同社はこうしたニー

ズも取り込みながら、堅調に売上を伸ばしていると考えられる(図表1)。

【株価は一旦の調整を経て再加速するか】 同社の株価は9月24日に上場来高値を更新後、買い一

巡感から足元で調整色を強めた(図表2)。一方、同社を取り巻く環境には国策であるデジタル化を

筆頭に追い風が吹いており、20/12期、21/12期も売上高、営業利益ともに過去最高を更新する見込

み(図表3)。業績拡大を背景に株価は再度、高値を付けにいこう。なお、20/12期第3四半期決算発

表は11月12日に予定されている。

図表1.月次売上高(累計)の推移 図表2.株価チャート

出所:会社資料よりSMBC日興証券作成 出所:QUICK よりSMBC日興証券作成

図表3.サイボウズの業績

注:予想は東洋経済(10月8日時点)。米国会計基準、国際会計基準の場合、経常利益欄は税引き前利益を表示。会社予想は下限値。 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成

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2019年 2020年(百万円)

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(円) 9/24高値

3,800円

2020/10/8 終値 3,230.0 円 (単位:百万円)

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 配当(円) PER(倍)

2019/12 13,417 1,732 1,804 1,012 22.07 10.00 -

2020/12(会予) 15,477 1,969 2,028 998 21.75 11.00 148.5

2020/12(予) 15,600 2,400 2,400 1,500 28.40 11.00 113.7

2021/12(予) 17,000 2,700 2,700 1,400 26.50 11.00 121.9

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

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(%)

(限月)

雇用統計発表前(6/2)時点

直近(7/6)時点

2016年 2017年

今から2回の利上げを

織り込む水準

今から1回の利上げを

織り込む水準

4.ドル円相場見通し 龍 翔太

【ドル円相場の推移と来週の見通し】 今週のドル円は、105円台後半で底堅く推

移。欧米金利の上昇などリスク選好が強ま

る中、106円台を回復する場面もみられた。

目先的には、一目均衡表「雲」の上限など

の節目である106.2円処を突破できるかが

注目されよう。

もっとも、米大統領選挙を前にした警戒感

が引き続き上値を抑えそうだ。15日予定の

第2回大統領候補者討論会は、主催団体

が発表したリモート方式での実施をトランプ

大統領が拒否。事態は流動的で、討論会

が開催されない可能性も浮上している。

足元ではバイデン氏が優位に立っており、

議会選と合わせて民主党が勝利する公算

が大きくなりつつある。この場合、財政拡大

への期待が先行きにおける米長期金利と

ドル円の上昇に寄与すると見込まれる。

出所: BloombergよりSMBC日興証券作成

5.米国株市場見通し 田中 浩介

【ネクステラ・エナジーとエクソンモービルの時価総額推移】 今週(10/5~8)の米国株式市場では、主要

指数が前週末比で上昇した。新型コロナ

ウイルスに感染したトランプ氏が早期に退

院できたことや、大統領選挙候補者レース

でバイデン氏がリードを広げたこと等が不

透明感の後退につながっている。

米国株式市場においては、バイデン氏の

リード拡大とともに、太陽光発電や建設資

材、建機など、同氏が公約に掲げる環境・

インフラ投資の拡大に関連した銘柄の株

価上昇が目立っている。

投票日(11/3)まで残り3週間程度となる

中、トランプ氏の健康状態や大統領選挙

の行方については予断を許さない状況が

続くとみられ、状況次第ではこうした「バイ

デン・トレード」が揺らぐ場面もあり得る。た

だ、選挙結果に依らず、環境・インフラは

息の長い投資テーマになると考えられ、長

期目線で注目したい領域といえよう。

出所:BloombergよりSMBC日興証券作成

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10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

(年)

(10億ドル)

ネクステラ・エナジー

エクソンモービル

※持続可能エネルギーの発電・販

売会社ネクステラ・エナジーの時価

総額が、石油化学メーカーのエクソ

ンモービルを一時上回った。

100

102

104

106

108

110

112

114

3/2 3/23 4/13 5/4 5/25 6/15 7/6 7/27 8/17 9/7 9/28

(月/日)

(円/ドル)

107.00円

105.00円

<来週の予想レンジ:105.00~107.00円>

2020年

6

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2020 年 10 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

6.投資部門別売買動向(現物・先物) 大倉 正稔

現物・先物の投資部門別売買動向

【日経平均株価と主な投資部門別売買動向の推移】 9月第5週(9/28~10/2)はトランプ米大統領

がコロナ感染と伝わったこともあり、日経平

均はやや下落したものの、終値で23,000円

台を保持した。そのような中、海外投資家

は▲7,537億円と売り越した。約6ヵ月ぶり

の売り越し規模かつ、5週連続の売り越し。

ただ、内訳では先物の売り越しが大半で、

9月29日の配当落ちに絡んだテクニカル要

因が反映されている可能性があろう。

一方、個人投資家は+545億円と2週連続

で買い越しており、買い意欲の強さが窺え

る。

年金基金などの売買が含まれる信託銀行

は+5,053億円と大きく買い越した。配当の

再投資が主とみられる。

注:売買動向は2020年4月第2週から2020年9月第5週まで、指数は2020年10月8日までのデータ

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

現物・先物の投資部門別売買動向 直近26週分データ

注:2020年4月第2週から2020年9月第5週までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、日経225mini、JPX日経400、TOPIX先物、 ミニTOPIXの合計

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

16,000

18,000

20,000

22,000

24,000

▲ 12,000

▲ 8,000

▲ 4,000

0

4,000

8,000

12,000

20/4/11 20/5/16 20/6/20 20/7/25 20/8/29 20/10/3

信託銀行(左軸)

事業法人(左軸)

海外投資家(左軸)

個人(左軸)

(億円)

(年/月/日)

日経平均(右軸)

(円)

(単位:億円)

生保・損保都銀・

地銀等信託銀行

その他

金融機関

20/04/11 636 1,101 ▲ 464 ▲ 1,791 ▲ 4,172 ▲ 54 5,554 1,111 456 51 3,935 ▲ 97 597 3,449 ▲ 14

20/04/18 67 3,758 ▲ 3,691 109 ▲ 4,346 ▲ 35 581 ▲ 116 309 51 336 ▲ 31 ▲ 1,061 1,498 ▲ 71

20/04/25 ▲ 98 4,106 ▲ 4,204 1,637 ▲ 5,261 40 ▲ 621 ▲ 881 469 252 ▲ 461 325 ▲ 223 ▲ 712 149

20/05/02 ▲ 63 2,034 ▲ 2,098 1,020 ▲ 2,133 ▲ 28 ▲ 956 ▲ 964 39 152 ▲ 183 ▲ 410 329 ▲ 39 ▲ 63

20/05/09 ▲ 4 522 ▲ 527 ▲ 718 ▲ 1,344 4 1,531 1,403 64 28 37 ▲ 69 33 158 ▲ 85

20/05/16 ▲ 273 1,825 ▲ 2,098 2,283 ▲ 4,045 74 ▲ 410 ▲ 599 932 33 ▲ 777 ▲ 263 256 ▲ 753 ▲ 16

20/05/23 292 ▲ 2,020 2,312 ▲ 1,081 3,864 ▲ 63 ▲ 408 ▲ 1,191 283 48 453 84 357 8 3

20/05/30 362 ▲ 1,579 1,940 ▲ 3,305 4,103 ▲ 66 1,208 ▲ 404 ▲ 31 292 1,351 1,940 ▲ 431 91 ▲ 249

20/06/06 134 ▲ 1,511 1,645 ▲ 2,354 7,860 ▲ 33 ▲ 3,828 ▲ 3,235 ▲ 207 0 ▲ 386 ▲ 52 606 ▲ 722 ▲ 218

20/06/13 508 4,220 ▲ 3,712 1,020 ▲ 1,825 78 ▲ 2,984 ▲ 3,361 146 ▲ 296 527 ▲ 247 ▲ 15 858 ▲ 68

20/06/20 28 923 ▲ 894 22 ▲ 2,725 19 1,789 972 66 161 590 ▲ 143 475 303 ▲ 45

20/06/27 ▲ 117 1,121 ▲ 1,238 1,468 ▲ 2,820 3 112 586 ▲ 203 309 ▲ 579 ▲ 91 ▲ 264 ▲ 217 ▲ 8

20/07/04 122 ▲ 875 998 341 ▲ 342 ▲ 8 1,007 ▲ 395 35 328 1,040 ▲ 46 ▲ 169 1,290 ▲ 34

20/07/11 25 3,220 ▲ 3,195 1,555 2,145 68 ▲ 6,962 ▲ 6,311 61 264 ▲ 977 199 ▲ 309 ▲ 808 ▲ 59

20/07/18 333 300 33 ▲ 2,198 2,544 ▲ 81 ▲ 233 ▲ 52 101 ▲ 224 ▲ 59 ▲ 93 ▲ 209 402 ▲ 158

20/07/25 32 1,268 ▲ 1,236 ▲ 60 133 6 ▲ 1,315 ▲ 336 ▲ 185 ▲ 395 ▲ 400 ▲ 32 2 ▲ 268 ▲ 101

20/08/01 ▲ 175 4,062 ▲ 4,237 4,181 ▲ 7,270 194 ▲ 1,342 ▲ 162 151 193 ▲ 1,524 ▲ 102 ▲ 1,011 104 ▲ 515

20/08/08 263 1,307 ▲ 1,045 ▲ 2,276 74 ▲ 4 1,162 ▲ 635 39 1,160 598 22 166 533 ▲ 124

20/08/15 40 ▲ 1,043 1,083 ▲ 6,102 9,936 ▲ 225 ▲ 2,526 ▲ 1,870 ▲ 577 526 ▲ 605 ▲ 127 447 ▲ 746 ▲ 179

20/08/22 ▲ 105 1,709 ▲ 1,814 1,772 ▲ 1,612 74 ▲ 2,049 ▲ 1,018 ▲ 299 ▲ 2 ▲ 729 ▲ 82 356 ▲ 999 ▲ 4

20/08/29 343 ▲ 422 764 960 1,342 ▲ 19 ▲ 1,518 ▲ 959 ▲ 125 94 ▲ 528 2 ▲ 231 ▲ 270 ▲ 29

20/09/05 ▲ 127 718 ▲ 845 164 ▲ 2,355 65 1,281 312 ▲ 360 ▲ 17 1,346 ▲ 74 72 1,332 16

20/09/12 408 3,520 ▲ 3,112 ▲ 910 ▲ 3,333 ▲ 10 1,141 1,224 ▲ 232 55 94 41 216 ▲ 156 ▲ 7

20/09/19 41 3,536 ▲ 3,494 ▲ 219 ▲ 2,322 50 ▲ 1,003 ▲ 2,529 39 9 1,479 ▲ 1 571 926 ▲ 18

20/09/26 160 994 ▲ 834 2,042 ▲ 3,836 131 830 506 160 288 ▲ 124 ▲ 61 135 ▲ 122 ▲ 77

20/10/03 ▲ 13 1,339 ▲ 1,352 545 ▲ 7,537 ▲ 9 5,649 656 ▲ 146 61 5,079 355 ▲ 318 5,053 ▲ 12

総計自己計 委託計

個人 海外投資家 証券会社 法人投資信託 事業法人

その他

法人等金融機関

7

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

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7.信用取引動向 大倉 正稔

信用倍率は3月以来の3倍超

10月2日申し込み分の買い残は前週比403億円増の2.48兆円、売り残は2,455億円減の7,958億円。当該週

(9/28~10/2)の日経平均は、前半に23,000円台半ばへ上昇したが、後半は一時23,000円を割れる場面もあっ

た。買い方は下落局面で残高を積み上げたとみられ、買い残は約1年8ヵ月ぶりの水準まで積みあがった。一

方、当該週に9月権利落ち日(9月29日)を迎える中、つなぎ売りの解消などがあった模様で売り残は大きく減

少した。当該週の信用倍率は3.12倍とコロナ感染第1波の3月6日申し込み分以来の高水準。

【二市場信用買い残、売り残、信用倍率】 【日経平均と二市場信用評価損益率】

注:東京・名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計。10月2日申し込み分まで。信用倍率は金額ベース

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

注:評価損益率は東京・名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計買い建玉に対する評価損の割合。10月2日申し込み分まで

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

NTTの買い残、過去最高

当該週の9月29日、NTT(9432)は上場子会社のNTTドコモ(9437)を完全子会社化すると正式に発表した。

NTT株は財務負担などが懸念され、年初来安値を更新する中、押し目買いがみられ、買い残は前週

(9/23~25)から倍増した。同社株の買い残は2009年以降、最高水準。一方、このところ積みあがっていた売り

残は大きく解消された。売り方の利益を確保する動きがあったようだ。

【取組倍率が改善した上位銘柄】 【取組倍率が悪化した上位銘柄】

注:東証の制度信用と一般信用の合計。10月2日申し込み分まで。日経500種採用銘柄で、買い残100万株以上、売り残50万株以上の銘柄が対象。取り組み倍率の変化幅ランキング。同じ変化幅の場合はコード順とする

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

5.5

6.0

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

17/10 18/4 18/10 19/4 19/10 20/4 20/10

二市場信用買い残(左軸)

二市場信用売り残(左軸)

信用倍率(右軸)

(兆円) (倍)

(年/月)

-50

-45

-40

-35

-30

-25

-20

-15

-10

-5

015,000

17,500

20,000

22,500

25,000

17/10 18/4 18/10 19/4 19/10 20/4 20/10

二市場合計 信用評価損益率(右逆軸)

日経平均(左軸)

(%)

(年/月)

(円)

前週 当該週 前週 当該週 前週 当該週

1 6178 日本郵政 245.9 559.2 5,683.3 6,815.4 23.11 12.19

2 9501 東電HD 561.2 721.8 27,418.2 28,367.3 48.86 39.30

3 1605 国際石開帝石 439.6 636.7 11,629.2 11,670.8 26.45 18.33

4 8585 オリコ 581.7 658.2 19,360.6 19,136.6 33.28 29.07

5 3086 Jフロント 422.8 528.2 1,523.3 1,104.3 3.60 2.09

6 3436 SUMCO 690.2 714.5 6,343.8 5,629.9 9.19 7.88

7 3099 三越伊勢丹 842.5 1,109.0 1,925.0 1,352.8 2.28 1.22

8 6753 シャープ 541.1 578.6 2,863.8 2,521.9 5.29 4.36

9 8411 みずほFG 8,651.8 1,228.6 25,092.1 2,838.3 2.90 2.31

10 8616 東海東京 911.6 996.5 1,532.1 1,194.7 1.68 1.20

コード 銘柄略称売残(千株) 買残(千株) 取組倍率

前週 当該週 前週 当該週 前週 当該週

1 9432 NTT 1,629.8 562.0 3,318.5 7,005.7 2.04 12.47

2 4902 コニカミノル 984.4 614.7 10,388.4 10,695.7 10.55 17.40

3 9433 KDDI 1,658.8 510.6 4,427.3 4,707.9 2.67 9.22

4 5020 ENEOS 1,532.1 962.0 10,065.9 10,202.0 6.57 10.60

5 4005 住友化 1,850.6 1,005.6 4,514.6 5,246.0 2.44 5.22

6 8308 りそなHD 1,499.7 1,067.0 4,090.1 5,532.5 2.73 5.19

7 9201 JAL 4,206.8 1,644.3 5,735.6 5,962.1 1.36 3.63

8 8316 三井住友FG 3,183.6 2,030.8 7,079.2 8,289.1 2.22 4.08

9 8601 大和 2,153.9 992.9 2,268.1 2,450.2 1.05 2.47

10 7261 マツダ 1,269.8 968.9 4,747.4 4,998.8 3.74 5.16

コード 銘柄略称売残(千株) 買残(千株) 取組倍率

8

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2020年 10月 9 日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

8.個人投資家の買付動向 髙山 裕介

【買付代金上位10銘柄(10/1~10/7、銘柄コード順)】

神戸物産(3038)は、9/28に発表された8月

度の月次売上が引き続き2桁増を維持した

ことを受け、注目された模様。

チェンジ(3962)は、DX(デジタルトランスフ

ォーメーション)人材の適正測定ツールの

提供開始や、同社子会社とトヨタファイナン

スとの業務提携締結の発表などから、買い

が集まった様子。

ソフトバンクG(9984)は、NTTドコモ(9437)

の非上場化の発表を受け、同社のMBO

(経営陣による買収)実施の観測が再度意

識され、注目を集めたとみられる。

注:弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、主な取引所外取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介

【値上がり率上位10銘柄(10/1~10/7)】

日経平均は10/1~10/7の間、1.0%上昇。

ダントーHD(5337) 72.6%上昇:

同社子会社と住宅ローン関連のシステム

開発を行う米企業との資本提携を材料視。

ぐるなび(2440) 21.5%上昇:

「Go To イート」キャンペーン開始で登録

者が増加と伝わり、材料視。

ネクステージ(3186) 18.8%上昇:

20/11期3Q累計営業利益が通期会社計画

を超過したことを好感。

MrMaxHD(8203) 14.7%下落:

9月の既存店売上が9ヵ月ぶりに前年同月

を下回ったことなどを嫌気。

TSI HD(3608) 10.8%下落:

新たに公表された21/2期計画で、下期に

上期比での営業赤字拡大計画を嫌気。

【値下がり率上位10銘柄(10/1~10/7)】

注:対象は東証1部銘柄 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

(※)

コード 銘柄名 業種9/30終値

(円)

10/7終値

(円)

値上がり率(%)

1 5337 ダントーHD ガラス土石製品 617.0 1,065.0 72.6

2 3396 フェリシモ 小売 1,157.0 1,530.0 32.2

3 3475 グッドコムA 不動産 2,623.0 3,340.0 27.3

4 6564 ミダック サービス 2,194.0 2,770.0 26.3

5 9275 ナルミヤ 小売 586.0 735.0 25.4

6 7187 ジェイリース その他金融 551.0 691.0 25.4

7 2440 ぐるなび サービス 720.0 875.0 21.5

8 3186 ネクステージ 小売 1,144.0 1,359.0 18.8

9 3446 JTECCORP 金属製品 4,060.0 4,800.0 18.2

10 7205 日野自 輸送用機器 679.0 801.0 18.0

コード 銘柄名 業種9/30終値

(円)

10/7終値

(円)

値下がり率(%)

1 6192 HyAS&Co. サービス 222.0 151.0 -32.0

2 4187 大有機 化学 2,788.0 2,317.0 -16.9

3 8203 MrMaxHD 小売 954.0 814.0 -14.7

4 8365 富山銀 銀行 3,550.0 3,045.0 -14.2

5 7937 ツツミ その他製品 2,508.0 2,174.0 -13.3

6 1938 日リーテック 建設 2,919.0 2,550.0 -12.6

7 7034 プロレド サービス 6,060.0 5,320.0 -12.2

8 8537 大光銀 銀行 1,582.0 1,399.0 -11.6

9 8542 トマト銀 銀行 1,222.0 1,082.0 -11.5

10 3608 TSI HD 繊維製品 324.0 289.0 -10.8

コード 銘柄名 市場 業種9/30終値

(円)

10/7終値

(円)

騰落率(%)

1357 NF日経ダ 東証 ETF 710.0 697.0 -1.8

1570 NF日経レハ 東証 ETF 20,700.0 21,080.0 1.8

3038 神戸物産 東証1部 卸売 5,780.0 5,710.0 -1.2

3962 チェンジ 東証1部 情報・通信 8,380.0 9,020.0 7.6

4502 武 田 東証1部 医薬品 3,744.0 3,667.0 -2.1

6758 ソニー 東証1部 電気機器 8,032.0 7,770.0 -3.3

7974 任天堂 東証1部 その他製品 59,660.0 57,860.0 -3.0

9432 NTT 東証1部 情報・通信 2,150.0 2,295.5 6.8

9434 ソフトバンク 東証1部 情報・通信 1,177.5 1,212.0 2.9

9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 6,469.0 6,955.0 7.5

9

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2020 年 10 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

10月8日の東証業種別株価指数 情報・通信業は4,505pt。ITバブル時の高値6,653pt(2000年2月)からリーマ

ンショック時の安値1,062pt(09年3月)の下落幅における61.8%戻し4,517ptに迫っている。

過去をみると、38.2%戻し、半値戻し水準では利益確定売りに押されやすい。今回も一旦の上昇一服を想定

すべきだろう。なお、61.8%戻し水準を明確に抜ければ、76.4%戻し5.333ptが次の上値メドとして意識したい。

【東証業種別株価指数 情報・通信業】

注: 38.2%、61.8%、76.4%はフィボナッチ比率で相場の高値、安値メドを計る際に使われる。高値、安値は終値場ベース。株価は日足データ

出所: QUICKよりSMBC日興証券作成

【日本株市場関連データ(10/8時点)】

10月8日の東証マザーズ指数は、18年2月2日以来

となる1,300pt台を回復。

10月6、7日の東証1部売買代金は、9月7日以来と

なる2兆円割れ。

注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、スローストキャスティクス:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎ、RSI:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎと判断される

出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

98年 00年 02年 04年 06年 08年 10年 12年 14年 16年 18年 20年

(pt)

高値6,653pt(00年2月)

安値1,062pt(09年3月)

38.2%戻し 3,198pt

半値戻し 3,857pt

61.8%戻し 4,517pt

76.4%戻し 5,333pt

10/8

終値(円)

日経平均株価 23,647.07 617.17 2.67

25日移動平均 23,321.26 1.39

75日移動平均 22,884.96 3.33

200日移動平均 22,017.14 7.40

売買高(東証1部、万株、①) 102,923

25日移動平均 114,865

売買代金(東証1部、億円、②) 21,525

25日移動平均 21,785

売買単価(円、②/①) 2,091.33

移動平均乖離率

指数前週末比(円)

前週末比(%)

10/8

終値(円,pt)

TOPIX 1,655.47 46.25 2.87

JPX日経400 14,895.78 419.67 2.89

東証2部指数 6,323.03 165.36 2.68

東証マザーズ指数 1,319.84 98.15 8.03

日経ジャスダック平均 3,633.69 62.21 1.74

東証REIT指数 1,738.67 20.90 1.21

【テクニカル指標】 [単位:%]

騰落レシオ(東証1部、25日) 132.48

サイコロジカル(TOPIX) 50.00

スローストキャスティクス(TOPIX) 60.28

RSI(TOPIX) 53.30

判定

買われ過ぎ

2.09

東証1部予想PER(倍) 25.31

東証1部PBR(倍) 1.24

東証REIT指数予想分配金利回り(%) 4.07

東証1部予想配当利回り(%)

指数前週末比(円,pt)

前週末比(%)

10.テクニカル分析:情報・通信業の上値メド 花田 政人

10

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

11.来週・再来週の主なスケジュール 大倉 正稔

来週、米国では連邦最高裁判事の指名承認採決を巡り、上院司法委員会がエイミー・バレット氏の公聴会を

12日から開始する。一方、民主党はこれらの手続きの延期を主張しており、与野党対立が深まっている。

米Appleが13日に新製品発表イベントを行う予定。市場は初5G対応「新型iPhone」が発表されるとみている。

IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会が12~18日の日程でオンライン形式で開催される。

【来週の主なスケジュール】

注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2020年10月8日12時時点のBloombergの値を表示。決算スケジュールは10月7日時点。日本株はQUICK、

米国株はBloombergデータに準ずる。スケジュールは予告なしに変更されることがある

出所: Bloomberg、QUICK、各種報道などよりSMBC日興証券作成

発表日 国・地域 市場予想 前回値

8月 機械受注(船舶・電力除く民需、前月比) 1.5% 6.3%

6-8月期 決算:コスモス薬品 - -

米国 - トランプ大統領が最高裁判事に指名したエイミー・バレット氏の承認公聴会、開始 - -

8月 鉱工業生産(前年比) ▲7.5% ▲10.4%

9月 消費者物価指数(前年比) 6.90% 6.69%

トルコ 8月 経常収支(原数値、前回値は前月値) - ▲18.2億ドル

- IMF・世界銀行 年次総会(~18日) - -

- ブラジル市場 休場 - -

日本 6-8月期 決算:Jフロント、高島屋、東宝 - -

9月 消費者物価指数(食品・エネルギーを除く、前年比) 1.8% 1.7%

7-9月期 決算:ジョンソン・エンド・ジョンソン - -

- Apple、製品発表イベント開催 - -

ドイツ 10月 ZEW景気期待指数 - 77.4

6-8月 ILO失業率 - 4.1%

9月 失業保険申請件数 - 73,700件

9月 貿易収支(原数値、前回値は前月値) 592.5億ドル 589.3億ドル

9月 輸出(前年比) 9.5% 9.5%

9月 輸入(前年比) ▲0.3% ▲2.1%

インドネシア - 政策金利(前回値は現在水準) - 4.00%

- - IMF、世界経済見通し発表 - -

日本 6-8月期 決算:ABC マート、キャンドゥ、コメダ - -

米国 9月 生産者物価指数(前月比) 0.2% 0.3%

ユーロ圏 8月 鉱工業生産(前月比) - 4.1%

- - G20財務相・中央銀行総裁会議(オンライン) - -

日本 6-8月期 決算:パソナG、串カツ田中、マネフォワ-ド、不二越、松屋、松竹、ファーストリテイ - -

10月 ニューヨーク連銀製造業景況指数 12.0 17.0

10月 フィラデルフィア連銀製造業景況指数 15.0 15.0

7-9月期 決算:インテュイティブサージカル - -

- 新規失業保険申請件数(前週分) - -

- 第2回大統領候補者討論会(オンライン形式で開催予定) - -

欧州 - EU首脳会議(~16日) - -

英国 - EUとのFTA(自由貿易協定)交渉期限、目途 - -

9月 新規雇用者数(前月比) - 111,000人

9月 失業率 - 6.8%

中国 9月 消費者物価指数(前年比) 2.0% 2.4%

インドネシア 9月 貿易収支(原数値、前回値は前月値) - 23.3億ドル

インド 9月 貿易収支(原数値、前回値は前月値) - ▲67.7億ドル

ブラジル 8月 経済活動指数(前年比) - ▲4.89%

ロシア 9月 鉱工業生産(前年比) ▲6.0% ▲7.2%

9月 小売売上高(前月比) 0.7% 0.6%

9月 (自動車除く、前月比) 0.4% 0.7%

9月 鉱工業生産(前月比) 0.7% 0.4%

10月 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) 80.5 80.4

7-9月期 決算:ハネウェルインターナショナル - -

ユーロ圏 8月 貿易収支(季調済) - 203億ユーロ

10月17日(土) - - - - -

10月18日(日) - - - - -

米国

豪州

10月15日(木)

米国10月16日(金)

日本

インド

10月12日(月)

米国

英国

中国

10月13日(火)

10月14日(水)

11

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

再来週、米国では22日に大統領選挙前の最終決戦となる第3回大統領候補者討論会が行われる。

また、ネットフリックスなど米企業の7-9月期決算発表が目白押しの週となる。

【再来週の主なスケジュール】

注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2020年10月8日12時時点のBloombergの値を表示。決算スケジュールは10月7日時点。日本株はQUICK、

米国株はBloombergデータに準ずる。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloomberg、QUICK、各種報道などよりSMBC日興証券作成

発表日 国・地域 市場予想 前回値

9月 貿易収支(季調済) - 3,506億円

9月 輸出(前年比) - ▲14.8%

9月 輸入(前年比) - ▲20.8%

9月 全国百貨店売上高(前年比、23日までに発表予定) - ▲22.0%

米国 7-9月期 決算:ケイデンス・デザイン・システムズ - -

7-9月期 実質GDP(前年比) 5.3% 3.2%

9月 鉱工業生産(前年比) 5.8% 5.6%

1-9月 固定資産投資(都市部、年初来、前年比) 0.9% ▲0.3%

9月 小売売上高(前年比) 1.9% 0.5%

9月 全国スーパー売上高(前年比、23日までに発表予定) - 3.3%

9月 全国コンビニエンスストア売上高(前年比、23日までに発表予定) - ▲5.5%

9月 住宅着工件数(前月比) 3.3% ▲5.1%

9月 (年率換算) 146.3万件 141.6万件

9月 住宅着工許可件数(前月比) 2.6% ▲0.5%

9月 (年率換算) 151.4万件 147.6万件

7-9月期 決算:ネットフリックス、プロクター・アンド・ギャンブル、テキサス・インスツルメンツ - -

日本 9月 訪日外客数 - 8,700人

7-9月期 決算:センプラ・エナジー、サーモフィッシャーサイエンティフィック、ラムリサーチ - -

- 地区連銀経済報告(ベージュブック)公表 - -

英国 9月 消費者物価指数(前年比) - 0.2%

日本 7-9月期 決算:中外薬、ディスコ - -

9月 中古住宅販売件数(前月比) - 2.4%

7-9月期 決算:AT&T、マイクロソフト、SVBファイナンシャル・グループ - -

- 新規失業保険申請件数(前週分) - -

- 第3回大統領候補者討論会 - -

トルコ - 政策金利(1週間物レポ金利、金融政策委員会、前回値は現在水準) - 10.25%

9月 全国消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) - ▲0.4%

7-9月期 決算:東製鉄 - -

10月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数、50が好不調の目安) - 53.2

7-9月期 決算:アマゾン・ドット・コム - -

10月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数、50が好不調の目安) - 53.7

10月 マークイットサービス業PMI(購買担当者景気指数、50が好不調の目安) - 48.0

英国 10月 マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数、50が好不調の目安) - 54.1

NZ 7-9月期 消費者物価指数(前年比) - 1.5%

ブラジル 9月 経常収支(原数値、前回値は前月値) - 37.2億ドル

ロシア - 政策金利(金融政策決定会合、前回値は現在水準) 4.25% 4.25%

10月24日(土) - - - - -

10月25日(日) - - - - -

10月20日(火)

米国

日本

米国10月21日(水)

米国10月22日(木)

ユーロ圏10月23日(金)

日本

中国

10月19日(月)

日本

米国

12

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2020年 10月 9日(金) 週刊株式アウトルック

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(2019/10/01版)