あつぎ観光ボランティアガイド協会ニュースatugikanvola.sakura.ne.jp/kaihou6/vol153.pdfリポーターさんへの神社仏閣、七沢城址等の史跡ガイドのシーン撮影や当会の目的、ガイ...

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1 弥陀ヶ池から見た白根山 平成28年11月号 Vol.153 発行:平成28年11月12日 あつぎ観光ボランティアガイド協会 ホームページ http://atugikanvola.sakura.ne.jp メールアドレス [email protected] 発 行 責 任 者 会長 山田 泰夫 編集担当者 寺田 ≪日光白根山 登山≫ 行事区分:会員研修 時:10月6日(木)~7日(金) 路:1日目 厚木~(圏央道・東北道・日光宇都宮道)~中禅寺湖~日光湯元 2日目 湯元~菅沼登山口・日光白根山~沼田~(関越道・圏央道)~厚木 参 加 者:会員7名 今年の一泊山旅は、初参加の2名も加わって百名山の一つ、関東以北の最高峰、日光白根 山(2,578m)に挑戦しました。1日目は、華厳滝、竜頭滝、湯滝を見物し、途中、 坂東三十三観音霊場第十八番札所、中禅寺(立木観音)にも寄りました。 ちょうど日光開山1250年を記念した行事が行われていて、堂内をガイドしてもらえる 幸運にも恵まれました。宿では乳白色の硫黄泉の露天風呂に浸り、ご馳走を頂いた後、歓 談の楽しいひと時を過ごしました。2日目も快晴の絶好の登山日和に恵まれ、菅沼登山口 (1,735m)から4時間程で山頂に立つことが出来ました。 山頂からは360度の展望が開け、遠く会津や上越の山々が見渡せました。更に目を凝ら すと、何と、はるか彼方に富士山の頭が見えてびっくりしました。帰路は五色沼を通り4 時間程で無事登山口に戻って、楽しかった登山を終える事が出来ました。 来年は一泊山旅を初めて5周年記念となります。何か特別な事が出来ればいいなと思って います。 (西出記) あつぎ観光ボランティアガイド協会ニュース 白根山山頂 飯山 ザルギク 阿部撮影

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弥陀ヶ池から見た白根山

平成28年11月号 Vol.153

発行:平成28年11月12日

あつぎ観光ボランティアガイド協会

ホームページ http://atugikanvola.sakura.ne.jp

メールアドレス [email protected]

発 行 責 任 者 会長 山田 泰夫 編集担当者 寺田 敏

≪日光白根山 登山≫

行事区分:会員研修

日 時:10月6日(木)~7日(金)

順 路:1日目 厚木~(圏央道・東北道・日光宇都宮道)~中禅寺湖~日光湯元

2日目 湯元~菅沼登山口・日光白根山~沼田~(関越道・圏央道)~厚木

参 加 者:会員7名

今年の一泊山旅は、初参加の2名も加わって百名山の一つ、関東以北の最高峰、日光白根

山(2,578m)に挑戦しました。1日目は、華厳滝、竜頭滝、湯滝を見物し、途中、

坂東三十三観音霊場第十八番札所、中禅寺(立木観音)にも寄りました。

ちょうど日光開山1250年を記念した行事が行われていて、堂内をガイドしてもらえる

幸運にも恵まれました。宿では乳白色の硫黄泉の露天風呂に浸り、ご馳走を頂いた後、歓

談の楽しいひと時を過ごしました。2日目も快晴の絶好の登山日和に恵まれ、菅沼登山口

(1,735m)から4時間程で山頂に立つことが出来ました。

山頂からは360度の展望が開け、遠く会津や上越の山々が見渡せました。更に目を凝ら

すと、何と、はるか彼方に富士山の頭が見えてびっくりしました。帰路は五色沼を通り4

時間程で無事登山口に戻って、楽しかった登山を終える事が出来ました。

来年は一泊山旅を初めて5周年記念となります。何か特別な事が出来ればいいなと思って

います。 (西出記)

あつぎ観光ボランティアガイド協会ニュース

白根山山頂

飯山 ザルギク 阿部撮影

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出発する数日前から、台風の関東通過予報。準備をしながら胸が高鳴りました。

6 日朝、澄み切った晴天となり、私たちは 2 台の車に分乗して、厚木インターより圏央道

へ幸先よいスタートとなりました。

日光に到着すると半袖では肌寒いくらいでした。木々の葉は、まだちらほら紅く染まり始

めた程度で紅葉はまだまだ先でしが、空気は澄み山並みは美しく目に染みる様でした。

始めに日光三名瀑を見て回りました。台風の影響か水量増加で迫力ある姿を見る事が出来

ました。その後、中善寺で立木観音様や公開中の吉祥天を拝観することが出来ました。

諸願成就や幸福をもたらすと言う事です。とても嬉しいです。宿でも夜は、皆さんの楽し

い話を沢山聞く事が出来ました。

7 日朝 9 時頃、菅沼登山口に到着。予定より少し早い出発でした。樹林の中を歩くのは本

当に気持ちのいいものでした。弥陀ヶ池の静かなたたずまいは美しく、皆でしばしの休息

を取りました。リーダーに歩き方や呼吸法を教わりながら、一気に山頂を目指しやがて登

り着く事が出来ました。天空のもと、青い山々に包まれ嬉しかった。本当に皆さんに感謝

です。 (池上 記)

≪地元ケーブルテレビの取材協力≫

行事区分:広報活動

日 時:10月10日(日)09:30~12:30

場 所:七沢地区

参 加 者:会員3名

広報あつぎ(11月1日号)に掲載用の私達あつぎ

観ボラの紹介記事の取材を受けた数日後に、今度は

地元ケーブルテレビの番組「あつぎ GENKI ウェー

ブ」でも私達の活動を紹介したいので、市民リポー

ターにガイドをしている様子を撮らせて欲しい、

との申し出があり、「広報あつぎ」に続いての PR の機会にびっくりするやら有難いやらで、

急遽打合せで“歴史と自然が交じり合うスポット”として七沢で取材を受けました。

リポーターさんへの神社仏閣、七沢城址等の史跡ガイドのシーン撮影や当会の目的、ガイ

ド時の苦労や喜び、厚木の観光の魅力などの質問に答えるなど「カメラを意識しないで話

して下さい」との要望にカメラ慣れしない素人二人の冷や汗ものの半日でした。

※放映日と時間 あゆチャンネル

11月16日(水)~30日(水)の毎日、12:00、

13:30、22:45 から15分間 (山田 記)

あゆチャンネルのカメラマンが撮影するのを、広報

戦略課の方が撮影し、それを又観ボラの私が撮影す

るという何ともややこしい撮影風景になりました。

(寺田 追記)

七沢神社遥拝所前

東丹沢七沢観光案内所前

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≪ガイド養成講座開講≫

行事区分:会員研修

日 時:10月20日(木)09:30~12:00

場 所:郷土資料館

参 加 者:講座受講者14名、会員13名

今年度のガイド養成講座が開講しました。

講座受講生は16名で、その内厚木市観光振興課4名と厚木市観光協会4名と、いずれも

厚木の歴史探訪やハイキングの実情を学ぶ目的で参加されました。

開講式で山田会長の挨拶の後、特別講演として厚木市観光振興課主任毛利太晶様が「厚木

の観光」と題して解りやすく講演していただきました。

初日のオリエンテーションでは、当会活動の概要を説明しました。

最後に受講生に会員が加わりフリートーキングを行い、活発な意見交換が交わされ、良い

雰囲気のなかで第1回を終了しました。 (森島 記)

≪みろく山の会 「七沢と七沢城」歴史探訪≫

行事区分:依頼ガイド

日 時:10月23日(日)09:00~13:30

場 所:七沢地区

参 加 者:参加者20名、会員3名

みろく山の会の皆さんを歴史探訪として七沢をご案内しました。

今回のみろく山の会の皆さんは、総勢200名ほどが総会のため結集し、各グループで鐘

ヶ嶽・見城・白山順礼峠など種々のコースに分かれて散策されたうち、七沢歴史探訪コー

スの皆さんは本格的な山装備でしたが、七沢の自然をゆっくり案内しました。

七沢神社遥拝所・七沢城址を案内後、元湯玉川館ではご当主が自ら、中村雨江・和田傳 両

先生のエピソードを交えて熱心に説明していただきました。

観音寺では、本尊の馬頭観世音菩薩や丈六の勢至菩薩坐像を参拝しました。

福元館の小林多喜二滞在の離れでは、多喜二ゆかりの品を直ぐ側で見ることができました。

普段は、山を散策される皆さんでしたが、七沢の歴史と自然とゆかりの文学に触れ、満足

された様子でした。 (森島 記)

フリートーキング

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≪足利尊氏と一族ゆかりの鎌倉≫

行事区分:訪問ガイド研修(鎌倉ガイド協会担当)

日 時:10月20日(木)10:0~14:30

コ ー ス:鎌倉駅~生涯学習センター~足利公方邸跡~浄明寺~報国寺(竹の庭)~フレ

ンドリー鎌倉~瑠智光寺跡~永福寺跡~覚園寺~鎌倉宮(大塔宮)~鎌倉駅

参 加 者:会員4名

3班の15人が揃って出発しました。ガイドさん

は山歩きが得意で歩くのも速い方でした。

10月でこんなに気温が高い日は近年なかったと

聞きました。

「もう少しゆっくり歩いて」と途中で頼みました

が、先頭で歩き始めてもいつの間にか離れて最後

について行き、説明が始まってる状態でした。

足利氏が鎌倉とこんなにつながりがあったことも

氏族や自分自身を守るために身内の者迄、殺さね

ばならなかった話を伺い、今に生きる私は幸せと

感じました。

鎌倉で足利時代の現存する物は大仏と矢倉だけだそうです。

一番大きな矢倉は5メートル四方もあり墓ではなく祈りの場に利用されていたことが正面

や天井の13仏が彫られていることから解ります。

ろくな道具もなかった時代に良く掘ったものだと・・信心深さにも頭が下がります。

報国寺は外人向けのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星を

獲得するほど人気の観光スポットで、寺の裏手の竹林は見事に残されていました。

参加して色々と勉強できてよかったと思いました。

(武内 記)

玉川館 夕焼け小焼け碑前でハーモニカ演奏

鎌倉宮(大塔宮)前

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≪県西観光ボランティアの会合同研修交流会 海老名大会≫

行事区分:外部研修

日 時:10月28日(金) 10:30~15:30

場 所:海老名市役所会議室、午後 市内古墳跡、国史跡相模国分寺跡ほか

参 加 者:会員10名

海老名大会は、各地域から総勢約 70 名が集まりま

した。内野海老名市長・西海老名ガイド協会会長の

挨拶のあと、海老名市押方文化財係長の記念講演

「海老名の古墳」が行われ 大変解りやすく有意義

でした。当会会員からの質問で、「相模川東岸(海

老名)と西岸(厚木)の古墳の時期と推移」につい

ても的確な回答がありました。

海老名では古墳の散歩道から古墳時代の鉄剣がいま

だに発見されているとの事そして発掘調査を行い新たな古墳出土品が発見されています。

「古墳の町厚木」も古墳の整備とPRが必要と感じました。

午後は海老名ガイド協会の方々の案内で「天平文化の薫るまち海老名を歩こう」と、本降

りの雨で寒い中を古墳群の一部と歴史ある寺社を巡り、最後は現国分寺と国指定史跡の相

模国分寺跡まで行きました。

ガイドは女性がリーダーで各スポットの説明員も配置され、スムースに進行されていまし

た。午前中の講師の方、午後のガイドの方々の話に古墳期や天平のロマンを感じる事が出

来た 1 日でした。海老名ガイド協会の皆様にお礼申し上げます。

(山下潔、参加会員 記)

≪おはようハイキング≫

行事区分: 行事支援

日 時: 11月3日(木)09:00~16:00

順 路: 七沢観光案内所―大釜弁財天―日向山―日向薬師―亀石―七沢観光案内所

参 加 者: 会員8名

前夜の雨も上がり、青空が広がる絶好の天候に恵まれて、厚木市恒例の行事「おはようハ

イキング」が行われ、私達8名が支援しました。9時15分から開会式が行われ、小林市

長の挨拶、コース説明、準備体操をして、9時30分に出発しました。1つ目のパワース

ポット、大釜弁財天で元気を頂いて、いよいよ日向山に向かいました。

さすがに長い急な登りが苦手の方もおられましたが、何とか無事に通過して、改修お披露

目が間近の2つ目のパワースポット、日向薬師で全員が揃いました。

ここで少し長い休憩を取ってから出発し、3つ目のパワースポット、亀石を見ながら七沢

温泉郷を通って、12時30分頃には、ヤマビルの被害もなく、全員無事に戻られました。

その後、森林公園で行われている「森のまつり」に向かわれ、「しし鍋汁」(参加者は無料)

をお供に昼食を取られました。

尼の泣き水伝説

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皆さん、新鮮な森の空気を一杯吸って、3つのパワースポットで元気をもらわれたことで

しょう。支援の会員の皆さん、ご苦労様でした。 (西出記)

≪文化財一般公開≫

行事区分:行事支援

日 時:10月28日(金)29日(土)30日(日)09:30~15:00

場 所:飯山観音・金剛寺・小島邸

支援人数:延べ35名

今年の文化財一般公開は、昨年秋に厚木市で初めて国登録有形文化財になつた小島邸の公

開を主にして「飯山の文化財を訪ねて」と銘打って行われました。

1000枚のパンフが最終日には足らなくなる嬉しい誤算で、初めて公開する小島邸の人

気が高かった様です。延べ35名が支援する年間最大の行事支援になりました。

28日 飯山観音

午後からの本降りの雨で来場された方は 50 名に満

たない状況でした。文化財一般公開を知って来られ

た方のほか、板東三十三番観音の巡礼参拝で千葉や

埼玉など遠方から来られた方、ハイキング途中の方

など様々な方にガイドしました。ちょっとコミカル

な山門の仁王像、お寺の来歴や「飯山の隠れ鐘」の

伝説をもつ銅鐘の事などの説明にとても喜ばれ、ま

た是非来たいと言って下さった時にはとてもうれし

く思いました。こんな近くにすばらしい文化財があることに、より多くの方にもっと広く

知っていただきたいと思えたのも今回の貴重な経験でした。 (長谷川 記)

29日 飯山観音

曇りの寒い日でしたが、ハイキングや霊場巡りのご来場者が多く訪れました。

来場者からアンケートを取るのにメンバーは奮闘し、用紙を残さずに全45枚を回収しま

した。午後にはご夫婦の来場者から「その声は眞野さんですか」「はいそうですが」「私

〇〇です」「オー久しぶり元気か・・」35年前会社時代に採用した新入社員君との二十

年ぶりの再会でした、これも声掛けと観音様のお導きと感謝の日でした。

(眞野 記)

写真提供 ガイド養成講座受講生 佐浦 邦彦氏 七沢観光案内所受付

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30日 飯山観音

曇り空で風も吹き抜けうすら寒い天候だった。来場の動機を尋ねると「霊場巡り」「ハイ

キング」「たまたま通りがかり」の人もあり、「文化財一般公開」の人は必ずしも多くな

かった。「霊場巡り」の人でも飯山観音について詳しく知る人は少なく、我々の説明に喜

んで頂けた。

この日は、五歳の男の子が七五三のお参りでご祈祷を受けに訪れ、凛々しい姿の中にもか

わいらしさがあふれていました。 (大越・森島・穴沢 記)

29日 金剛寺

前日と異なり2日目は温かく良い天気、お客様も大勢見えて、阿弥陀如来様を拝観し、満

足して帰られたようでした。

大師堂の石船地蔵の案内時に「関西の文化財に詳しい方」からローカルで珍しいと興味を

示されていました。また、山門と大師堂の痛みを心配された方が何人かいました。

参拝の方に聞いてみると、広報他を見ての見学者より、たまたま飯山観音に来た時に一般

公開の事を聞いて拝観する方が過半数で、市外からの拝観者も多かった。国の重文とは知

らない方が意外と多く、お堂や大師堂の説明版が無いため呼びかけにより説明をしてあげ

ると、喜んでいただけた。

金剛寺さんからもよくして頂いた1日でした。(村上・田頭・高野・池上・森島 記)

30日 金剛寺

公開の準備を始めるとパンフレットが底を付き7

枚~8枚しか残っていません。

間もなく市役所の担当の方がパンフレットをコピ

ーして持参しました。開始時間に合わせて史談会

の方が30名程最初に見えました。史談会の方は

なるべくパンフレットは持って行かないようにお

願いするしまつでした。 (寺田 記)

28日 小島邸

見学者の方への説明は「主屋」「薬医門」「文庫と穀蔵に分かれた造りの蔵」の3カ所の他、

主屋の外に囲ったモチの木、屋内の黒柿、白檀の床の間、柱などなど、説明ポイントは随

所にあり見学者の方々も十分満足されたと思われます。

当日は 10 時前から見学者へのガイドをスタートし、昼過ぎから生憎の冷たい雨になり

に見学者は、ばたっと止まってしまいましたが、110名もの来場で盛況でした。各説明

ガイドは 5、6人を受け持って廻りましたが、各位の協力もありうまく回転出来、楽しめ

たと思います。ご主人小島様には家で実った柿を沢山に頂き、見学者全員にお渡し出来て、

皆さんから大変喜ばれました。又、私達にも赤飯、煮豆の提供等いろいろなお気遣い感謝

します。 (土谷 記)

29日 小島邸

開始時間前から市が募集したツアー参加者の方が庭に溢れていました。30名位の方を大

学の先生が解説して案内します。参加人数が多すぎて、午前の部と午後の部に分けて見学

しました。鳶尾団地自治会の方20名の団体も見えました。登録された「主屋」「薬医門」

「蔵」の3ヶ所及び足場の悪い2階、3階の蚕部屋の案内があり、3人で対応するのには

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無理がありましたが、幸いご主人が史談会のメン

バーで自ら説明をしてくれましたので助かりまし

た。何度も文化財一般公開の支援をしましたが、

急いで食事を取り、休む暇もなく説明に追われた

のは初めての経験でした。 (寺田 記)

30日 小島邸

小島邸へは、この機会に是非にと訪れた近隣の方

や遠縁の人が目立ちました。柱・梁の欅への感嘆

、柿の古木を伐採してしまった悔い、蔵の規模や

調度品の質の、かつて我家にあったそれとの比較、木製脱穀機、養蚕の思い出話等々、

来場者の方から聞き、文化財としての価値を実感して、お礼を申し上げると「見学ルート

案内があつて迷わなかった」と返して下さいました。現場にいて「今得た情報を次の説明

に繋げる」を繰り返しました。

古木の植栽、見上げると両脇のみ残し葉を取り去った枝が複雑に交差したモチノキは空

をバックのアート作品、邸裏の遠景に白檀のもと明治までのご先祖様の墓所は歴史でした。

(武尾 記)

≪「広報あつぎ」に観ボラ活動の紹介記事が載りました≫

厚木市が毎月2回発行する「広報あつぎ」

の11月1日号の2ページ全部を使って、

『厚木の魅力を発信する人たち・グルー

プ』の代表団体の一つとして大きく紹介

されました。

観ボラも厚木市を代表するボランティア

団体に成長したことに、先輩達のご苦労

の賜物と灌漑深く思い起こしています。

これを機会に会員一同一層活動に邁進

したいものです。

又6頁には会員の話が掲載されました。

(山田 記)

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≪「七沢と七沢城」歴史を訪ねて散策≫

行事区分:歴史探訪(企画ガイド)

日 時:11月4日(金)09:30~12:40

場 所:七沢神社遥拝所~七沢城~玉川館~観音寺~福元館~徳雲寺

参 加 者:一般参加者8名、講座受講生4名、会員9名

秋晴れの中、七沢歴史散策を実施しました。七沢神社遥拝所の本社のある鐘ケ嶽、

七沢城の見張りがあった見城の山並みがくっきり遠望が出来て、七沢神社遥拝所と鐘ケ嶽

山頂の七沢神社及び七沢城と見城の関連についての説明もより理解して貰いました。

元湯玉川館ではご主人に、和田傳(地元出身の農民文学者)中村雨紅(夕焼け小焼けの作

詞者)等ゆかりの文化人をエピソードを交えて説明していただきました。

観音寺では、ご住職に寺史や、本尊の馬頭観音や旧禅法寺の本尊だった勢至菩薩を説明し

て貰い拝観しました。

プロレタリア作家の小林多喜二の逗留した福元館では、ご好意で実際に逗留していた離れ

に上がってを見学することができました。

参加者からは、「厚木に長く住んでいるが初めて訪れた、厚木にこんな歴史の遺構がある事

を初めて知った」等の声がありました。(田頭 記)

観音寺 住職とオウム

七沢城大手口

玉川館 和田 傳 文学碑

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撮 影

花の名前 ゲンノショウコ

(別名 ミコシグサ)

シャクチリソバ

科 目 フウロウソウ科 タデ科

花 期 7~10月 7~10月

相澤次男 撮影場所 ぼうさいの丘 ぼうさいの丘

撮影月日 10月19日 10月19日

ひとこと

日本古来の民間薬として、下剤

の妙薬。また胃腸薬としても。

山野に普通に生え、花は約1、

5㎝程の白色~紅紫色で東日本

は白花が多い。実が弾けると右

上の様に、神輿の屋根の形にな

るので別名が付いた。

畑や草地、川原に生える。三角

形の葉を持ち、茎は中空。花は

可愛い5mm程の白色の5弁

花。そばの実は三角錐の形をし

ていて黒くなる。

過去の広報関係の大きな出来事は平成22年8月頃から約半年掛けてホームページを作成し、平成25年の

夏頃からやはり半年掛けて10年誌を作成しました。しかし、このひと月は協会の広報関係は激動の月になりまし

た。「盆と正月が一緒に来たよう」とはこのことかもしれません。1ヶ月の間に矢継ぎ早に「広報あつぎ」の取材と

地元のテレビ局の取材があり、あれよあれよとただ驚くばかりでした。広報に掲載された歴史探訪とハイキングの

様子はもとより、その他に勉強会の様子を郷土資料館で、資料を作成する様子を半日掛けて七沢観光案内所で撮さ

れました。休日に私の自宅に見えて、広報担当者として取材を受けながら、約2時間程かけて1000枚以上の写

真を保存して持ち帰られました。その中から、広報に掲載されたものはたったの4枚で、あとは全て無駄になった

かとがっかりしましたが、4枚の写真を掲載するのに多くの時間を掛けていることに気づき、頭が下がる思いでし

た。結果は一瞬ですがそれまでの努力は大変です。私達の企画ガイドも実施する時間は半日位で終わりますが、そ

れまでには、下見はもとより日頃の勉強を重ねた知識が無ければガイドは出来ません。私達の努力だけではありま

せん。記事の中にある様に、大きく紹介される厚木市を代表するボランティア団体に成長したことは、目に見えな

い先輩達の長年のご苦労の賜物でもあります。これを機会に一層活動に邁進したいものです。

編集委員 穴澤 朝子 高野 宏 田頭 文昭

寺田 敏 三平 与志子

編集後記

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日 時 場 所 内 容 参加者

10月 4日 玉川消防署会議室 森林セラピー案内人更新講習 会員 5名

10月6~7日 日光白根山 会員研修 登山 会員 7名

10月 8日 郷土資料館 定例会 会員35名

10月 10 日 七沢地区 市民リポータ 観光スポット案内 会員 3名

10月12日 七沢森林公園 森林セラピー案内人 会員 2名

10月13日 郷土資料館 ガイド養成講座検討会 会員 8名

10月13日 郷土資料館 文化財一般公開説明と資料配布 会員17名

10月14日 七沢地区 企画ガイド下見 会員 5名

10月18日 鳶尾ギャラリー サークルスクエア勉強会 会員 7名

10月20日 郷土資料館 第1回ガイド養成講座 会員13名

10月20日 鎌倉市 訪問ガイド研修 会員 4名

10月20日 飯山地区 森林セラピー案内人 会員 1名

10月21日 小島邸 見学及び勉強会 会員 7名

10月23日 七沢地区 依頼ガイド みろく山の会 会員 3名

10月27日 金剛寺 一般公開前清掃と準備 会員 8名

10月28日 市役所大会議室 観光条例改定のパブリックコメント 会員 9名

10月28~30日 飯山観音・金剛寺・小島邸 文化財一般公開 延べ35名

10月31日 日向薬師・七沢地区 おはようハイキング下見 会員 5名

11月 2日 郷土資料館 幹部会 会員11名

11月 3日 日向薬師・七沢地区 おはようハイキング 会員 8名

11月 4日 七沢地区 企画ガイド 七沢と七沢城址 会員 9名

11月 6日 市内拠点5ヶ所 観光客入り込み調査 会員11名

11月 7日 森のアトリエ 秋の女子会 会員 8名

11月 8日 郷土資料館 編集会議 会員 5名

最近の活動

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平成28年11月・12月 行事予定

月 日 時 行 事 会場・場所 内 容 申込先等

11

6日(日)

09:00~16:00

行事支援

観光客入り込み調査

市内拠点5ヶ所 観光客人数調査

アンケート調査

田頭幹事

済み

7日(月)

9時30分集合

森のアトリエ

懇親推進

秋の女子会

県立七沢森林公園内

森のアトリエ

北口駐車場(無料)利用

小枝工作と森の散策

会費700円(工作代・弁当代)

飲み物持参

外山幹事

宮田幹事

済み

12日(土)

09:30~12:00

定例会 郷土資料館 勉強会テーマ 地域活性化

事業 「七沢産のカボス」

講師 山崎会員

12(土) 13日(日)

09:30~17:00

行事支援

国際大道芸

サンパーク キッズ広場

(バスセンター2階)

会場案内、販売補助

スタンプラリー支援

田頭幹事

済み

15日(火)

9時集合

懇親推進

コンニャク作り

三平別邸 コンニャク作りとおだんご汁を

食します。

三平夫妻

会員

16日(水) 県協議会 合同研修会

湯河原観ボラ担当

湯河原観光会館

午前:講演会

午後:湯河原の歴史散歩

中原幹事

済み

17日(木)

09:30~12:00

第2回ガイド養成講座 郷土資料館 協会の紹介

24日(木)

9時30分

煤ヶ谷バス停集合

企画ガイド

谷太郎川渓谷紅葉ハイク

50名募集

谷太郎川沿い

09:30~14:30

雨天中止

弁当・飲み物持参

約7kmを歩きます。

西出副会長

11日(日)

09:00~16:00

(雨天延期18日)

観光客入り込み

調査

市内拠点5ヶ所 夏季の観光客の

来場者人数調査

アンケート調査

支援人数

合計 10名

各所 2名

12

5日(月)

9時30分

妻田薬師境内集合

会員研修

妻田薬師と

三田の文化財めぐり

妻田薬師

三田地区

雨天中止

14:30頃終了

12月1日

森島副会長

7日(水)

8時50分

海老名中央公園 七重の

塔前(駅東口 徒歩 3分)

訪問ガイド研修

相模国分寺跡から

紅葉の秋葉山古墳へ

海老名市 12時解散

相鉄かしわ台駅

11月 23日

中原幹事

10日(土)

09:30~12:00

定例会 郷土資料館 勉強会テーマ

8期生の報告会

王子・林地区探訪

12日(月)

8時40分

本厚木駅南口集合

会員研修

延喜式内社相模十三社

を訪ねる。

前鳥神社・川匂神社

寒川神社

3社共神主さんのお話しあり

雨天実施

16時頃終了

弁当・飲み物持参

12月 5日

外山幹事

15日(木)

9時30分

庫裏橋集合

第 3 回ガイド養成講座

歴史探訪とハイキング

飯山庫裏橋→白山→

順礼峠→七沢

15時頃終了予定

弁当・飲み物

歩きやすい靴

雨天時 郷土資料館で座学

22日(木)

10時集合

広沢寺温泉バス停

企画ガイド

鐘ヶ嶽ハイク

鐘ヶ嶽

15時頃終了予定

雨天中止

弁当・飲物・雨具持参 ハイ

キングに適した服装・履物

西出副会長