岐阜市子ども・若者総合支援センター エールぎふ

１ 設置（目的）

○ 岐阜市子ども・若者総合支援センター条例 第１条（設置）目的

岐阜市の未来を担う子ども・若者が夢や志を持ち、豊かな社会性及び創造力を備えた社会

人として成長することが、全ての市民の願いであることに鑑み、日常生活又は社会生活を営

む上で様々な悩み又は困難を有する子ども・若者に対し、その特性、発達段階、生活環境そ

の他の状況に応じ、福祉、教育その他の関連分野における知見を総合した支援を行い、もっ

て子ども・若者の福祉の向上、健全育成及び社会的自立を図るため、岐阜市子ども・若者総

合支援センターを設置する。

【コンセプト】 （リーフレットより）

◆０歳から成人前までの子ども・若者に関する（※１）あらゆる悩み・不安の

相談に対応します。

◆ワンストップ（※２）で総合的に（※３）相談・支援します。

◆発達段階に応じて継続的に（※４）支援します。

解説 ※１ 子ども・若者本人、保護者だけではなく、幼稚園・保育所・学校の先生及び関係機

関からの相談にも対応します。

※２ 相談先が分からない場合や困られた場合、まずはご一報ください。さまざまな専門

性をもつ相談員がチームとなって相談者の抱える問題を整理し、適切な支援や相談

先に繋ぎます。

※３ 福祉や教育、健康等のさまざまな知見をもって対応します。

※４ 相談者が、発達段階に応じ、その後に新たな相談・支援が必要となった場合も、過

去の記録をもとに、より有効な支援ができるよう相談者のケース管理を行います。

２ 設置に至る経緯

平成 21.6.17 第３回定例会において安藤征治教育長が、今後ますます多様化、複雑化する子どもたちの

問題や、こうした子どもたちを抱えて思い悩む保護者に対して、生徒指導、教育相談、特別

支援教育の枠を超えて連携し、総合的に対応、支援するために、少年センターを総合教育支

援センターへ再編拡充していく方向性を示した。

平成 22.3.4 第１回定例会において細江茂光市長より、岐阜の教育、子育てを総合的に支える（仮称）

子ども・若者総合教育支援センターの構想化に着手することが示された。

平成 25.12.12 第５回定例会において、「岐阜市発達相談センター条例を廃止する条例制定について」「岐

阜市幼児支援教室条例制定について」「岐阜市少年センター条例の一部を改正する等の条例

制定について」「岐阜市子ども・若者総合支援センター条例制定について」「岐阜市子ども・

若者自立支援教室条例制定について」の各議案が提出され、原案通り可決された。

平成 26.4.1 教育委員会所管の「少年センター」、福祉部所管の「発達相談センターあおぞら」及び福

祉部子ども家庭課の家庭児童相談係の教育・福祉が一体となった組織として岐阜市立明徳小

学校跡地に「岐阜市子ども・若者総合支援センター」として設置される。また、それに伴い、

発達相談センターの所管であった３歳児対象のことばの教室と、教育委員会の所管であった

４、５歳児対象のことばの教室を「幼児支援教室」として統合し、「岐阜市子ども・若者総

合支援センター」が管理・運営することとなった。

平成 27.4.1 子ども未来部の創設により、「岐阜市子ども・若者総合支援センター」は子ども未来部の

所管となる。

資料１

１

【 Ｈ

２７

年度

】　

20歳

18歳

15歳

12歳 6歳 5歳 4歳 3歳 2歳 1歳 0歳 Ｈ26

発達

相談

就学

前巡

回相

談親

子教

室幼

児支

援教

室

( 新

)

総

合相

談＋

ＳＳ

Ｗ (

7)、

管理

職・総

務係

（6）

( 旧

)～

Ｈ25

公立

幼稚

園　

4-5歳

（福祉

部）

子ど

も家

庭課

（福祉

部）　

発達

相談

セン

ター

（教育

委員

会）　

少年

セン

ター

Ⅲ- 発

達支

援係

(6)

Ⅰc 乳

幼児

支援

係 (

39)

　Ⅰ

a 乳

幼児

相談

係 (

9)

Ⅱ- 家

庭児

童　

　相

談係

(9)

Ⅳ- 教

育支

援係

(14)

Ⅴ-才

能伸

長自

立支

援係

(7)

★ 子

ども

・若者

総合

支援

セン

ター

は、

社会

の変

化に

よる

子ど

もや

若者

に関

する

問題

の複

雑化

・多

様化

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応す

るた

め、

平成

２６

年４

月に

　

　　

新設

され

、本

年度

で２

年目

とな

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必要

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る子

ども

・若者

やそ

の家

族、

教師

など

のあ

らゆ

る悩

みや

不安

を、

専門

家や

関係

機関

と連

携し

、ワ

ンス

トッ

プで

総合

的・継

続的

に支

援し

ます

。

子ど

も・若

者総

合支

援セ

ンタ

ー

“ エ

ール

ぎふ

”

・親

子教

室の

運営

・子

育て

就園

相談

発達

相談

セン

ター

3歳

・育

児、

発達

相談

・発

達検

査

・医

療、

療育

機関

との

連携

■療

育総

合判

定

会議

・幼

稚園

、保

育所

(園

)要請

訪問

・旧

こと

ばの

教室

の運

営・管

理

（長

良・岐

阜北

・

鷺山

・岐

阜東

・市

橋・柳

津・加

納 ７

教室

）

・就

園就

学指

導

・児

童虐

待防

止、

啓

発

・養

育支

援訪

問

事業

■要

保護

児童

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策地

域協

議会

・通

常学

級に

在

籍す

る児

童生

徒の

発達

障が

いに

関す

る相

談

・発

達検

査

・保

護者

(本人

)

学校

への

フィ

ー

ド

バッ

ク

・就

学相

談

・保

護者

会運

営

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ーニ

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・自

立支

援教

室

の運

営

（明

徳 ・

岐陽

・

七郷

・ 芥

見

４教

室）

・不

登校

に関

す

る相

談

・教

育相

談一

般

・保

護者

の会

の運

営

（就

学・就

労支

援）

・義

務教

育終

了後

の若

者の

就学

、

就

労相

談・支

援

（才

能伸

長支

援）

・適

正、

能力

検査

と

フィ

ード

バッ

ク

・個

別支

援プ

ログ

ラム

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る能

力

開

花支

援

・若

者支

援ネ

ット

ワー

ク事

業

（問

題行

動対

応）

・い

じめ

問題

・保

護者

相談

、個

別

支援

・青

少年

の問

題

行動

や有

害環

境

への

啓発

活動

相談

者の

抱え

る問

題や

課題

を評

価・整

理し

、自

律的

問題

解決

を支

援す

る相

談機

関

児童

生徒

教

師（学

校）

子ど

も・若

者総

合支

援セ

ンタ

ー

直接

支援

・指導

連携

相談

間

接支

援

例：

学校

とセ

ンタ

ーと

の関

係

【 人

的資

源】

全１

０３

名

（注

：以

下の

○非

常勤

職員

を含

まず

）

（職

員の

資格

）

臨床

心理

士・学

校心

理士

等、

社会

福祉

士、

精神

保健

福祉

士

保健

師、

保育

士、

幼・小

・中

・養

・特

支教

諭等

○医

療相

談毎

週火

曜日

9

:00

～ 1

2:0

0

児

童精

神科

医(1

)

○エ

ール

診療

所

毎

週木

曜日

（不

定期

）

9:0

0 ～

16

:00

小児

科医

(1)

○カ

ウン

セラ

ー月

曜日

～金

曜日

9

:00

～ 1

7:0

0

臨

床心

理士

(5)

○専

門相

談員

弁

護士

(1)、

警察

職員

(1)

１歳

半健

診

継 続 的

総合

的

【横断

的】

Ⅰb

親子

支援

係 (

6)

小中高

２

発達

の段

階

係業

務内

容　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　年

齢【有

資格

（人

数）】

01

23

45

67

89

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

H２

６Ｈ

２７

１月

末

a-乳

幼児

相談

係乳

幼児

の発

達相

談【臨

床発

達心

理士

・保

健師

等（９

）】

２歳

児教

室(3

7人

)

市民

健康

セン

ター

・障

害福

祉課

・保

育所

・児

童発

達支

援セ

ンタ

ー・恵

光学

園・病

院等

b-親

子支

援係

乳幼

児(1

・2歳

)の発

達支

援【保

育士

・幼

教諭

・心

理専

攻等

（６

）】

親子

教室

(317人

)市

民健

康セ

ンタ

ー・保

育所

等

c-乳

幼児

支援

係乳

幼児

(3-5歳

)の発

達支

援【保

育士

・幼

教諭

等（３

９）】

幼児

支援

教室

(809人

)市

教育

委員

会・保

育所

・恵

光学

園等

Ⅱ家

庭児

童相

談係

児童

の虐

待・養

育相

談【社

会福

祉士

・保

健師

・教

諭等

（９

）】

2,6

83

2,3

07

Ⅲ発

達支

援係

学齢

児の

発達

相談

【学

校心

理士

・教

諭等

（６

）】

1,3

17

1,2

83

検査

ＳＳ

Ｔ・Ｆ

Ｂ市

教育

委員

会・県

発達

障が

い者

支援

セン

ター

・Ｎ

ＰＯ

等

Ⅳ教

育支

援係

学齢

児の

不登

校相

談・支

援【教

諭・学

校心

理士

等（１

４）】

619

705

自立

支援

教室

(53人

)市

教育

委員

会・ほ

ほえ

み相

談員

等

Ⅴ才

能伸

長・

自立

支援

係

学齢

児の

問題

行動

及び

義務

教育

終了

後の

相談

・支

援【教

諭・臨

床心

理士

等（７

）】

812

771

ＳＳ

Ｔ同

行支

援

県市

教育

委員

会・児

童相

談所

・警

察署

・病

院・ハ

ロー

ワー

ク・若

者サ

ポー

トス

テー

ショ

ン・ジ

ョブ

トレ

・だ

れ就

・Ｎ

ＰＯ

等

あら

ゆる

相談

の窓

口【教

諭・心

理専

攻等

（５

）・Ｓ

ＳＷ

（２

）】

1,5

36

1,4

02

内、

ＨＤ

220

カウ

ンセ

リン

グ・医

療相

談等

【臨

床心

理士

(5)・

医師

（２

）弁

護士

等】

3,0

34

2,3

64

11,8

90

10,3

08

1,8

89

1,4

76

Ⅰ

乳幼

児小

学生

特に

つな

がり

の強

い関

係機

関

児童

相談

所・民

生児

童委

員・児

童家

庭支

援セ

ンタ

ー・市

民健

康セ

ンタ

ー・福

祉事

務所

・生

活福

祉課

・子

ども

支援

課・保

育課

・市

教育

委員

会・警

察署

・病

院等

のべ

相談

・対

応件

数の

計　

（件

）　

　

エールぎふ

　　

ワン

スト

ップ

で途

切れ

のな

い総

合的

・継

続的

な相

談・支

援を

目指

して

岐阜

市子

ども

・若

者総

合支

援セ

ンタ

ー　

2016/2/16

Ｈ27.1

月末

支援

の場

（通

室人

数）

3,7

44

4,1

23

2,6

38

高：942/他

：443

中学

生義

務教

育終

了後

総合

相談

専門

アド

バイ

ザー

のべ

相談

・対

応件

数

■エ

ール

開催

の講

話・学

習会

等

のべ

１３

０回

（５

，１

１３

人の

参加

）

講演

・講

話

７

５回

（３

，７

９５

人）

就学

前学

習会

３６

回

（７

０７

人）

ペア

トレ

５回

（３

９０

人）

発達

障が

い親

の会

５回

（１

４５

人）

不登

校親

の会

９

回

（

７６

人）

（Ｈ

２８

．１

月末

現在

）

３

相談・支

援の内容とその内訳

a-乳幼児相談係

乳幼児の発達に関する相談（１００％）

b-親子支援係

乳幼児の発達に関する相談（１００％）

c-乳幼児支援係

乳幼児の発達に関する相談（１００％）

Ⅱ家庭児童相談係

虐待相談・対

応（２９％）、家族関係の相談（２４％）、

子育ての相談（１７％）、心身の健康（１４％）、その他（１６％）

Ⅲ発達支援係

学齢児の発達に関する相談（６７％）、ＦＢ（１８％）、

発達等検査（１３％）、その他（２％）

Ⅳ教育支援係

学齢児の不登校に関する相談（１９５％）、その他（５％）

Ⅴ才能伸長・

自立支援係

家族関係の相談（２６％）、学校学級の相談（２３％）、

引きこもりの相談（２１％）、高校生の不登校の相談（７％）、

非行問題の相談・支

援（７％）、人間関係の相談（4％）、

就学就労の相談・支

援（３％）、その他（9％）

子育ての相談（18％

）、学齢児の発達に関する相談（14％

）、乳幼児の発達の相談（13％

）、学級学校の相談（１１％）、

不登校の相談（９％）、家族関係の相談（８％）、

人間関係の相談（５％）、心身の健康（４％）、その他（１８％）

エールぎふ　相談・支援の内容とその内訳

　（％）　　　　　　　　　Ｈ２８．１月末現在

係

総合相談

Ⅰ

乳幼児の発達

12

.3

学齢児の発達

10

.4

不登校

8.8

家族関係

8.3

虐待

6.7

子育て

6.5

心身の

健康

3.9

学級学校

, 3.5

引きこもり

, 1.6

人間関係

, 1.2

非行問題

, 0.9

就学就労

, 0.6

その他

, 34

.1

乳幼児

2

7.1

小学生

3

9.1

中学生

2

1.7

高校生

7

.4

その他

4

.7

電話

29

.7

来所

48

.6

訪問

20

.4

メール

1

.2

ア －

年代の内訳

（％）

イ

－ 形態の内訳

（％）

ウ －

センター全体の相談内容の内訳

（％）

※Ｈ２８．１月末現在

のべ相談・対応件数

１０，３０８件

４

Ｈ２５（開所前）

Ｈ２６（開所後）

Ⅰａ-乳幼児新規相談者数（人）

605

686

Ⅰｂ-親子教室／利用児数（人）

361

351

Ⅰｃ-ことばの教室／利用児数（人）

640

779

Ⅱ-家庭児童相談処理数（件）

6,08

5 8,

823

Ⅲ-発達相談件数（件）

870

1,31

7

Ⅳ-不登校児通所者数（人）

2,83

7 3,

281

Ⅴ-いじめ・非行等相談件数（件）

119

453

Ⅴ-義務教育終了後の相談件数（件）

5 47

0

０-総合相談件数（件）

693

1,33

9

113%

97%

122%

145%

151%

116%

193%

0%

10

0%

20

0%

30

0%

Ⅰａ

-乳幼児新規相談者数

Ⅰｂ

-親子教室／利用児数

Ⅰｃ

-ことばの教室

／利用児数

Ⅱ-家庭児童相談

処理数

Ⅲ-発達相談件数

Ⅳ

-不登校児

通所者数

Ⅴ-いじめ・非行等

相談件数

Ⅴ-義務教育終了後の

相談件数

０-総合相談件数

相談件数等の前年度比

381

%

9,4

00%

岐阜市子ども・若者総合支援センター

エールぎふ

設立の効果

・左表及び下図のとおり、相談件数が増加した。相談窓口が一元化され、困ったら相

談できるという市民や子ども・若者本人のニーズが反映されている。

・また、利用者アンケートでは、総合的満足度９６％、的確な対応度９５％、再相談

希望度９４％と、他の全ての質問項目で９０％超の高い満足度であった。

・健康・福祉・教育の部署を跨ぐ垣根がなくなったことは、市民の利便性向上ととも

にセンター職員の業務連携を質的・量的に高め、より迅速で厚みのある相談・支援

体制の強化と職員の資質向上に結びついていると実感している。

・このしくみは、複雑化・多用化する子ども・若者の問題に対応するＳＳＷのアセス

メントの効率性、機動性を高め、外部機関とのケース会議数も倍増している。

○子ども・若者本人からの相談件数

の増加（子どもホッとカード）

(Ｈ26年度

)

26人（

29件）

(Ｈ28.１月末

) 135人（

247件）

○ＳＳＷ

拡大ケース検討会議数

(Ｈ26年度

)46件

(Ｈ28.１月末

) 71件

５