雲三億二千七百七拾二万余円 特別会計四千四拾九万二千余円 ·...

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(1)昭和30年4月1日大野市報(第10号) 一集集・2IJ「釘 1 12八 し尹づ岫」・〜 一二4鴻閤ごコ ’写真は新年度施政方針演説中の 斎藤市長a立っている人) (第110号) 発行所 鞘井県大野市役所 編集人 大野市役所総務課 広報係 電話代表大野900番 印刷所松浦印鯛所 雲三億二千七百七拾二万 一般会計二億八千七百二拾三万四 特別会計四千四拾九万二千余円 昭和三十年度の予算決る 昭和三十年度当初予算、モの他重 要議案を審議する第七回定例市議 公は三月十二日午前十時から下庄 久所で開かれた。斎藤市長より提 `の昭和三十年度予算編成の説明 似要次の通り 入野市建設五ヵ年計画を基礎にお a、市政施行後半歳の経過により ・m民の世論を織り込んで繍成した 〜算案の甫一点を土木建設対策、曖 彩興対策、厚牟擾護、中小企業 ‥成及び学校教育施設に力点をお いた y土木建設対策総額三千七百拾四 刀円を計上、延長三百四拾粁に亘 市道および三百三拾丸橋二、一 ‥○米の攬架の維持補修を行う為 垣在の定役夫三人を六名に増員 に三輸目動車石を新に蝉〈、 膳市道全般の砂利盛りと維持補 に当らせ、旧町村間の交通を便 尽しめ産業開発に役yつ新設市 地の計画、モの他河川都市計画費 え計上した。 `農林業振興対策費として三千四 日三拾万円を計上、贋務蹊所管が 一千九百九拾万円で、食糧増産奨 励費、保温折烈SB代設置補助、 の他農作物抑于更新、病虫害防除 費補助、耕土培養補助、農事振興 諸団体の育成費、禎寒県銀ま潅排農 道、区両整理、容土事業、其の他 真名川水利事業、地元負担金の各 拙補助金も計上し蔵画的に農業施 策の允実を図る。畜産は家畜導入 に対し補助金を出し六呂師ヶ原の 牧野の改良も行う。 ◆林業は山林資源に恵まれている 当市としては第一に林産物の搬出 を容易にし、併せて造林事業の促 進を図ることが最も適切火考え、 県の助成か受ける林道の開設AjiiK 有林、市有林の造植とに一千四百 四拾万円を計上した。 ◆厚生援護関係は生活保護の万全 を期すと共に保育所を昭和二十九 年度よりの建設継続中のものを昭 和三十年度の六月より開設し、入 所毘(十名を収容したい。叉失業 対策事業として就労者八千人を目 標とし校庭整備や道路改良事業に 就労させたい。市営住宅を十五戸 の新築も計図している。 ◆保健衛生関係は簡易水道の施設 の拡充、各種伝染病予防、火葬場 賑離病舎、汚物掃除に万全奢期し たい。 ◆一一一」工業関係は一千三百六拾八万 余円を訂上し、中小企業者に対し て金融難の緩和か図り、その他協 同組合の協同施設に対ずる助成、 商店街繁営のための育成経費およ 別同ぼ診断の経費ヽ工場誘置、越 美線促進の経費と観光経費を計上 した。 ◆教育関係λしてぱ教育の重要性 から教育委n会の意見を充分尊重 したいのであるが。市税の半 上をさかねばならないので、これ を縮限し教肖委に会費四百四拾万 六千余円。 小学校費一千三百九拾六万八千余 円、中学校費六百五抑1万八千余 円、公民舘費三百五拾三万九千余 円社会数奇費一百四拾六万五千余 円とし、小中学校の増改築経費と をあわせて七千二百九拾九万三千 余円ふ計1した。 φ市役所Rについては、モの大層 であろ職員給は高齢者の勧告退職 希望退職者の募集、欠員不補充主 義、支所機構の改革等により経費 の削減奢図り、合併本来の趣旨に そっふっにするとともに、職に現 給の几‥凹調男かま図り今後職いの整 理配置転換について充分研究して 行きたい。 ◆消防ぱ合併当時八八五名の全消 防団萌を引継いだが消防組織の精 鋭簡溺化を図り、旧訓織を解団し 八分団、一千七部四四○団員か以 て補允し、団長指揮ドに常設 を新に設置し、分団長以下二十名 y消防自動車三かざ改置したい。 令歳出予算にっいてぱ概説の通り 市建設五ヵ年計画を出来得る限り 尊重して来た関係上、非常に高額 而も多彩となったが、これを実行 にうっすにぱ先決問題として歳入 財源の裏付の大小如何に係ってく るが、本市の自己財源の大宗であ Kc市税と地方交付税を合せた一億 五千万円は総歳出額の五六、八パ ーセントに過ぎないので、他の大 半はモの他の依存財源によらなけ ればならない。この財源確保につ いては特段の工夫声努力か払うは 当然のこと、事業内容を出来る限 り特定財源を求められろ様に工夫 按配し、自己財源の繰出’にふ・最少 限に食い止め然も事業量か柚 A﹈に意を用い、徒らに歳出面のら 張から来る水増し叉ば見祠過大な 歳入は努めて避けた。 第七回 定例議会上提議案 議案第四号昭和三十年度大野市 一般会計歳入歳出予算について 司決 議案第五号昭和三十年度大野市 特別会計国民健康保険歳入歳出 予算について可決 議案摂八号昭和三十年度大野市 特別会計士地区劉幣理事業歳入 歳出予算について司決 議案第七号大野市役所出張所設 置条例一部改正について可決 議案第八号大野市職員定数条例 一部改正について一部修正司決 議案第九号大野市役所事務<m に関する条例一部改正について 否決 議案第十号大野市特別職の啄員 の給与に関する条例一部改正に ついて一部修正司決 議案第十一号大Me消限団im 条例改正について可決 議案第十二号大野市消防団員給 与条例一部収正について可決 議案第十三号大野市手数料条例 制定について一部修正司決 議案第十四号大野市公民舘条例 一部改正について司決 議案第十五号大野市営火葬場使 用条例制定について一部修正 司決 議案第十六号大野市営住宅使用 条例制定について司決 議案第十七号大野市営引揚者住 宅使用条例制定について一部 修正岡決 議案第十八号大野市農業委員会 委員の定数条例制定について 司決 議案第十九号大野市住n登録施 行条例制定について可決 議案笥一十号大野市納税貯蓄組 合奨励に関する条例制定につい て司決 議案第二十一号大野市歳計現金 預入先について一部修正司決 議案第一千一一号一時借入れにつ いて司決 議案第二十三号各地区国保運営 協議会委員選任の同意について 可決

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(1)昭和30年4月1日大野市報(第10号)

一集集・2IJ「釘

1 12八

し尹づ岫」・~

一一二4鴻閤ごコ

’写真は新年度施政方針演説中の

斎藤市長a立っている人)

(第110号)

発行所

鞘井県大野市役所

編集人

大野市役所総務課

 

広報係

電話代表大野900番

 

印刷所松浦印鯛所

雲三億二千七百七拾二万余円

一般会計二億八千七百二拾三万四千余円

特別会計四千四拾九万二千余円

昭和三十年度の予算決る

昭和三十年度当初予算、モの他重

要議案を審議する第七回定例市議

公は三月十二日午前十時から下庄

久所で開かれた。斎藤市長より提

`の昭和三十年度予算編成の説明

似要次の通り

入野市建設五ヵ年計画を基礎にお

a、市政施行後半歳の経過により

・m民の世論を織り込んで繍成した

~算案の甫一点を土木建設対策、曖

彩興対策、厚牟擾護、中小企業

‥成及び学校教育施設に力点をお

いた

y土木建設対策総額三千七百拾四

刀円を計上、延長三百四拾粁に亘

市道および三百三拾丸橋二、一

‥○米の攬架の維持補修を行う為

垣在の定役夫三人を六名に増員

に三輸目動車石を新に蝉〈、

膳市道全般の砂利盛りと維持補

に当らせ、旧町村間の交通を便

尽しめ産業開発に役yつ新設市

地の計画、モの他河川都市計画費

え計上した。

`農林業振興対策費として三千四

日三拾万円を計上、贋務蹊所管が

一千九百九拾万円で、食糧増産奨

励費、保温折烈SB代設置補助、

の他農作物抑于更新、病虫害防除

費補助、耕土培養補助、農事振興

諸団体の育成費、禎寒県銀ま潅排農

道、区両整理、容土事業、其の他

真名川水利事業、地元負担金の各

  拙補助金も計上し蔵画的に農業施

策の允実を図る。畜産は家畜導入

に対し補助金を出し六呂師ヶ原の

牧野の改良も行う。

◆林業は山林資源に恵まれている

当市としては第一に林産物の搬出

を容易にし、併せて造林事業の促

進を図ることが最も適切火考え、

県の助成か受ける林道の開設AjiiK

有林、市有林の造植とに一千四百

四拾万円を計上した。

◆厚生援護関係は生活保護の万全

を期すと共に保育所を昭和二十九

年度よりの建設継続中のものを昭

和三十年度の六月より開設し、入

所毘(十名を収容したい。叉失業

対策事業として就労者八千人を目

標とし校庭整備や道路改良事業に

就労させたい。市営住宅を十五戸

の新築も計図している。

◆保健衛生関係は簡易水道の施設

の拡充、各種伝染病予防、火葬場

賑離病舎、汚物掃除に万全奢期し

たい。

◆一一一」工業関係は一千三百六拾八万

余円を訂上し、中小企業者に対し

て金融難の緩和か図り、その他協

同組合の協同施設に対ずる助成、

商店街繁営のための育成経費およ

別同ぼ診断の経費ヽ工場誘置、越

美線促進の経費と観光経費を計上

した。

◆教育関係λしてぱ教育の重要性

から教育委n会の意見を充分尊重

したいのであるが。市税の半額以

上をさかねばならないので、これ

を縮限し教肖委に会費四百四拾万

六千余円。

小学校費一千三百九拾六万八千余

円、中学校費六百五抑1万八千余

円、公民舘費三百五拾三万九千余

円社会数奇費一百四拾六万五千余

円とし、小中学校の増改築経費と

をあわせて七千二百九拾九万三千

余円ふ計1した。

φ市役所Rについては、モの大層

であろ職員給は高齢者の勧告退職

希望退職者の募集、欠員不補充主

義、支所機構の改革等により経費

の削減奢図り、合併本来の趣旨に

そっふっにするとともに、職に現

給の几‥凹調男かま図り今後職いの整

理配置転換について充分研究して

行きたい。

◆消防ぱ合併当時八八五名の全消

防団萌を引継いだが消防組織の精

鋭簡溺化を図り、旧訓織を解団し

八分団、一千七部四四○団員か以

て補允し、団長指揮ドに常設消防

を新に設置し、分団長以下二十名

y消防自動車三かざ改置したい。

令歳出予算にっいてぱ概説の通り

市建設五ヵ年計画を出来得る限り

尊重して来た関係上、非常に高額

而も多彩となったが、これを実行

にうっすにぱ先決問題として歳入

財源の裏付の大小如何に係ってく

るが、本市の自己財源の大宗であ

Kc市税と地方交付税を合せた一億

五千万円は総歳出額の五六、八パ

ーセントに過ぎないので、他の大

半はモの他の依存財源によらなけ

ればならない。この財源確保につ

いては特段の工夫声努力か払うは

当然のこと、事業内容を出来る限

り特定財源を求められろ様に工夫

按配し、自己財源の繰出’にふ・最少

限に食い止め然も事業量か柚

A]に意を用い、徒らに歳出面のら

張から来る水増し叉ば見祠過大な

歳入は努めて避けた。

第七回

定例議会上提議案

議案第四号昭和三十年度大野市

 

一般会計歳入歳出予算について

 

司決

議案第五号昭和三十年度大野市

 

特別会計国民健康保険歳入歳出

 

予算について可決

議案摂八号昭和三十年度大野市

 

特別会計士地区劉幣理事業歳入

 

歳出予算について司決

議案第七号大野市役所出張所設

 

置条例一部改正について可決

議案第八号大野市職員定数条例

 

一部改正について一部修正司決

議案第九号大野市役所事務<m

 

に関する条例一部改正について

 

否決

議案第十号大野市特別職の啄員

 

の給与に関する条例一部改正に

 

ついて一部修正司決

議案第十一号大Me消限団im

 

条例改正について可決

議案第十二号大野市消防団員給

 

与条例一部収正について可決

議案第十三号大野市手数料条例

 

制定について一部修正司決

議案第十四号大野市公民舘条例

 

一部改正について司決

議案第十五号大野市営火葬場使

 

用条例制定について一部修正

 

司決

議案第十六号大野市営住宅使用

 

条例制定について司決

議案第十七号大野市営引揚者住

 

宅使用条例制定について一部

 

修正岡決

議案第十八号大野市農業委員会

 

委員の定数条例制定について

 

司決

議案第十九号大野市住n登録施

 

行条例制定について可決

議案笥一十号大野市納税貯蓄組

 

合奨励に関する条例制定につい

 

て司決

議案第二十一号大野市歳計現金

 

預入先について一部修正司決

議案第一千一一号一時借入れにつ

 

いて司決

議案第二十三号各地区国保運営

 

協議会委員選任の同意について

 

可決

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(第10号)大野市報昭和30年4月1日(2)

市の手数料條例決る

今までは旧町村の条例によって徴

収されていましたが、今度市一円

の条例が制定され四月より次のよ

うになりました。

一、諸証明手数料

 

一件につき金五十円

二、閲覧手数料

 

一件につき金三十円

三、転出証間手数料

 

一件につき金五十円

四、転入者認蒙数料

 

一件につき金五十円

五、世帯新設手数料

 

一件につさ金五十円

六、主要食糧購入割詣

 

一件につき金百円

七、自転車、荷車、ジャガー、鑑

  

札交付手数料

 

一件につき金五十円

八、原動機付自転車鑑札交付手数

  

 

一件につき金百五十円

九、公簿、公文書の謄本、抄本叉

  

は図画の謄写

 

一枚につき金三十円

十、閲覧及び照合は一種類を一回

 

三十分を以て一件とする。

昭和三十年度一般予算額

才出

才入

市営火葬場の

  

使用料改正

市営の火葬場手数料が四月よ阻

のように改正されました。

一、満十六歳以上一屍につき

 

余一七百円

二、満十六歳末愚(才以上一屍

 

につき金五百円

三、満六歳以下一屍につき

 

金三百円

四、死産児及流産児金三百円

五、胎脱一一箇につき金百円

松田氏ら六名

欠員中の都計大野土地区画

整理委員に

欠員申の大野都市計画大野土地区

画m委liiEには次の諸氏が委嘱さ

れた。(三月十六日付)

松田確太郎

筒井金作

土城甫

松本甚蔵

西川文右衛門

大蔽原政治

市職員二I四名決る

過日の議会において市の職員の定

数が一部変更し四月一日より次の

通りとなります。

一、市長の事務局の職O

 

吏Ei二人、モの他の職n

 

二九人君一五○人

二、議会の事務局の職員

 

局長一人、書記二人、計三人

三、教育委員会の事務局の職M

 

職員一〇人、モの他の職員三一

 

人、計四一人

四、選挙管理秀に会の事務局の職

 

n書記三人

五、監査委i:会の事務局の職員

 

書記一人

六、農業委員会の事務局の職n

 

書記一五人

七、公平委n:会の事務か処理する

 

職員事務職R一人

▲合計二I四名

カギは健苗と施肥

保温折衷苗代更に全般的に

一一一一一農業

過日山本博士の談にも

あった通り、原水爆の

実験は天勅を悪くして

いる。本年膠候期の天

気概況は気温の低い割に雨量が少

く、ぷ順さの度合は昨年よりやや

ましだが、八、九月の好天気は望

まれないようである。

四月ば概してよく、梅雨入りは早

くてモの上りは遅く中休みはある

が梅雨型の気所配置の期間は長い

こうした条件の場合、苗代末期の

苗いもち、本田の葉いもち更に極

旱稲の穂首いもちが多発する。

最近農業の発達に依り薬剤撒布に

よる防除効果も涵めて顕著である

が、稲が経済作物である以上出来

るだけ耕種的な予防法、即ち健苗

の育成、施肥の改善によってこれ

に対処するのが本筋であろう。

号つした観点から昨秋来保温折衷

苗代の普及に努めて来たが、農家

の心理としてその場にならないと

関心が蒔いのが常で、膠候期の予

報もこの市報がお手許へ行く前に

新聞紙上に発表されるであろうし

いよいよ苗代設置時期にもなっだ

ので、よく考えて抜かりないよう

に努めてほしいと切に思う。

保温折衷苗代に関する注意事項は

既に部落座談会に於て詳しく申述

べたが、雷一複の繁を厭わず集録す

るI\’概ねたの通りである。

一、床面は必ず水平にすること。

 

W枯病、苗上りが悪いなどの原

 

因となる。

二、…田の取りにくさ、腰折れ苗の

 

ないようにするため、完熟堆肥

 

坪当一貫?墨刑すること。水

 

持のよいま箇所では不耕式苗代も

 

よいと墨つ。焼土、爛炭等を十

 

分使うこともよい。

三、植傷みを防ぐ意昧から極阜稲

  

(三十五日苗)では苗代追肥を

 

止める。このため硫安をやや控

 

え(百匁程度減す)油粕四〇匁

 

を基肥に施用する。

四、植栽本数をI株三一四本とす

 

る。モのためにぱ苗代面積は反

 

当十二坪必要となる。

五、床面の堅さは覆土の有無に依

 

って当然異って来る。なるべく

 

勝手な省略はしないようにした

 

い。

六、メ出しは発ガを揃え、除紙の

 

適期を決める上から是非必要で

 

ある。

保温折衷苗代が取り入れられてか

ら六年、近来ややもすれば手を抜

いて失敗する例もあるが、良い苗

が出来ることには異論がないと思

う。よいことが何故普及しないか

それにはモれ相当の理由もあろう

が、そうした障害はモれが技術的

なものなら改良普及員とよく相談

して克服して行つてほしい。

ともあれ全国的に急速に増加しつ

つあるこの改良苗代が、大野でも

益■tcMく全般的にはやく普及する

ことを切に望む。

補助金は昨年並か

市管内設置目標は十万八千坪であ

り、油紙の購入申込量は四万一千

坪程度であり、需用期に入ります

と値上位や、粗悪品の出廻りも予

想されるので早急に農協へ註文下

さるようお願いしたい。

国庫補助金については、農林、大

蔵阻省が交渉中であり、確定的な

事をお知らせする状況になつてい

ませんが、去る市議会に於て保温

折衷苗代設置補助全ハ○万円が決

定されましたので、市補助と合せ

て昨年(坪当二十一円五十銭)程

度の補助金は交付される見通しで

ある。

年度末滞納整理実施

五月一日より末日まで滞納整理を

実施します。未納の方は延滞余一の

「カサマ」ぬ内に納入しましよう

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(3)昭和30年4月1日大野市報(第10号)

本年度の商工課

行政計画

「中小企業振冊対策」

一、商店街協同組〈‥組織の奨励と

 

既存組〈‥の育成、商店街M同組

 

合を結成せしめ、店頭装飾の改

 

善、夜間照明の適正化等か図り

 

商店街の繁栄予期せしむる目的

 

を以て一定額の助成かなし、既

 

存組合に対してもこれの育成に

 

努める。

二、織物工場経営合理化促進当

 

市のヽ王要産業たる織物工場経営

 

の合理化Aj発展を促進するため

 

原糸生涯関係商社を訪問し織物

 

経営に積極的協力を懇請し以て

 

織物の発展を期する。

三、工場商店の経営診断工場商

 

店の経営に関し夫L″専門家を招

 

き経営状況を診断し、有効な助

 

言と適切な指導を行い過去の溢

 

路を打開して一席栄せしむる様努

 

める。

四、郷土物産の販路拡張当市の

 

特産品である〈辰スキー等の木

 

一まm品を始め各油物産の販路を

 

拡薦

 

雨事務所に依頼、宣伝に努める

五、博覧会見本市等の七前出品

 

本市の特派品を内外に紹介し販

 

路を拡張するため、全国各地で

 

本年度中行われる博覧会見本市

 

等に県下七市で共同で出品する

六、特産物品の考案奨励市に適

 

合した特産物(特に手軽な土産

 

物式のもの)を工夫考案方を奨

 

励し考案者に一定額の助成をな

 

し、新生産品の発見に努める。

七、技術者の糞

 

 

揚がま図るため関係細合やな民舘

 

と理繋、専門技術者か招き講習

 

会モの他実地担導等か行い優秀

 

技術者の養成に努める。

八、青少年の指導育成商工業に

 

従事すスぶ星毎に対し、大野一麓

 

工会議所と相連繋し商業道徳の

 

昂揚、企業経営並に経理講習会

 

を開催し、青少年の胃成にあた

 

る。

 

【中小企業金融対策】

 

一、中小商工業者m

.融資制度

 

中小商工業者の金融資金緩和策

 

のため、市内金融機関に金壱千

 

万円を預託する。預託か受けた

 

金融機関は別に定める要綱に従

 

い自己資金弐千万円を加え合計

 

参千万円を基一金とし特別小口融

 

資制度を実測する。

二、商社資金預託の懇請辰刈工

 

場経営者の運転資金金融M-iの

 

一策として関係商社に対し、心い

 

社資金中より一定金額か市内等

 

融機関に預託方か懇祷し実現す

 

ろ様努力する。

 

「越美北線竹工促進」

ぞ年の懸ぷであ為越吊北線の開

通促進は、単に越美北糾期成同

服会に依がす芯のみこらず、当

市の生命線たるに獣み9独運勁

としてた勘まず選出国会m:と

克く連繋、古河工。’に閲すろ猛

運動をなす。

【工場誘致対策】

 

木市将来への発犀以策の重要基

 

木であろ工泌S致問題の必要資

 

w.蒐集に努め特に

一、石ぼ剥用工場の誘致、当市

 

の山間部に埋蔵すろ石灰岩の量

 

質の調査研究をなし、これを原

 

料yす石工洪誘致に努める。

二、その他薦谷村水没部落受人対

 

策まとして工拗諦致に努め、移住

 

民の不安除去に努める。

【匹光事業振興対策】

 

商業y観光は常に密接不離の関

 

係にある占ころから穏仙観光諸

 

ぷ一、白山国定公園整卵促進

 

自山円定公園の啓備方か政府に

 

陳情する。

二、亀山公副芙化亀山公園の道

 

路か第備し桜紅槃等の植樹をな

 

し、市営公園としての美化を図

 

る。

三、観光宣伝刊行物の発行

 

広く本市の観光か」県内外に宣伝

 

紹介するため、絵葉書、パンフ

 

レッド、リーフレット等の刊行

 

物を発行して宣伝に努める。

 

【関係機関yの強調】

 

一、余一日木観光則謀砧会

二、中部日本都‥りし芙協議か一

三、中部日本観そ協議会

四、北陸劃思に業観光協議会

五、福井県都市産業協議会

六、福井県観光連盟

七、福井県診断協会等A.克く連絡

 

協調し本市発震に寄与せんとす

 

る。

「大野一回工会議所との連繋」

 

大野一朗工会厭所ふ克く連繋商工

 

業の発展を促進する。

お百姓さん

ご苦勢さん

三日一十一百大野

市中央公民舘で

既報の昭和二十

九年産米供出完

遂優良部落及び

優良農家昭和二

十九年米作名収

祠競技会入賞者

の表彰式が午前

十時から県門田

農林部m始め

多数の来賓が参列して行なわれた(が頁は表彰式場)

納税貯蓄組合には

奨励金が交付されます

何事をなすにもまず計画が必要、

大建築は基礎工事が入念でなくて

はなりません。今日文化mを営

むには生活の合理化とか、計画化

が叫ばれている。近年のように税

金が収入の相当句をしめ、生活と

税必一が密接な関係を持つとき、納

税計画をたて、納税資金を平素か

ら貯一洽しておき、納一祝の苦労を除

くことが是非共必要です。たのし

みながら貯蓄と納税が出来る納税

貯蓄組合をつくるよう市]税務加で

ぱ進のでいます。尚三・r市・K例議

会で、納税叶…紺合Q励に関ずる

条例が設{一一一され、奨励司を出すこ

とに決りました。

一、納税貯禁組合は納税義務者二

十院帯(職域内にあつては二十人

)以上あれば納税貯蓄咀{‥が設7

することが出来ます。

一、納税貯蓄組合が設7すると一

世帯につき余一弐拾円、職域組合に

ついては金弐拾円の市から設y奨

励金が組合に交付されます。

一、納税璧辨組合が設立しIヵ年

か通じて納期内に完納した場合に

も亦組合に対して奨励金が交付さ

れます。

圏全市民挙って貯蓄組合を

      

設yしましよう

もれ優く投票を/

四月二十三日(土曜日)は投票日

 

福井県知事選挙

 

柵井県議会議に選・r&

 

福井県慾四奮目会委h岫火選挙

四月二十三日にぱ福井県知事、福

井県議会威自及び福井県教資委巨

会委0補・ぺ選挙が行われます。

同時に三つの選挙ですから投票用

紙を問違えずに投票して下さい。

投票用紙ぱ次の色刷になっており

ます。

▲黒刷―県知事選拳

▲赤刷-県堺y議員選挙

▲青刷1県教育委is:会m補欠選

 

市辞令

ド庄出張所主ぷ鈴木与平

乾側出彊所書記加藤弥市

小山出張所書記矢田初栄

上庄出張所主事山田渉

μ田出張所主冷常宮話信

阪谷出張所主事森亮祐

次各通(頭書)主任か命ずる

 

四月一日付

主事藤堂作衛(阪谷支所長)

主事山田庄右衛門(建設加長)

仝Um治郎兵衛(下ま支所長)

仝飯田房吉(乾側支所長)

仝畑申吉平(小山支所長)

仝加藤}比儒(上庄支所長)

仝松田庄一(富田支所長)

仝山川美代治[五]簡支所長)

書記佐々木時和(総務誤)

書記補水元艶于(建設埋)

同松浦照子(商工牒)

鳶節に依り職を免する

 

(三月三十一日付)

市常設消防

団員募集

一、申込期間四月十日より四月

十五日まで

一、年齢満十八歳より三十五歳

までの男子

一、区域市役所より一粁以内に

住所を有するもの及び一粁以内に

住居切能のもの

一、採用方法学科試験、4体検

査及び面太

一、採用予定人M一八名

一、願書受付場所市役所総務誤

人事係

一、試験予寓

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Q第10号)大野市報昭和30年4非L日(4)

田園都市の発展に貢献

加藤さん一位に

農事研究団体実績発表大会

農事研究団体の活動を一切充実発

展させる目的で、三月十一日午前

九時から大野公民舘に於て貴重な

体験発表大会が行われた。

▲稲作りと農家経営小山興農会

 

加藤七郎(大野市新庄)

▲不動堂農事研究会のあゆみにっ

 

いまて不動堂農事研究会武内

 

政吉(不動堂)

▲水稲の品種比較試験尾永25^11

 

事研究会北山篤(尾永見)

▲有畜営農と自給飼料について

 

上庄農葉研究会村西幸一(中

 

釧)

▲士地改良について上申野親耕

 

会広野利隆(上申野)

▲稲の生育について上中野親耕

 

会明石一夫(h中野)

▲大麦の多収穫は上限農業研究

 

会清水清二(森政領家)

▲七割自給飼料による養鶏大野

 

養鶏研究会宮沢庄一(上神明)

▲自給飼料について下庄自興会

 

土本弥む衛門(限林)

A苗の活特について田野礎友会

 

榎男(田野)

▲育雛について下庄自興会鈴

 

木博(上中野)

発表晴間は一名十五分たし、別に

五分問の質疑応答の時間が設けら

れ、限られた晴闘にぽい体験談や

研究の結巣の発衣があったが、聴

衆の少なかったことは残念であっ

た。

加藤七郎氏の農業協同組合の育成

強化により農業経営の合理化武内

塗民の農閑期か利用して会員に

講習講和会か能し、尚青壮年の自

幸則な熱意は遂に無理解な老人達

の頑固な心mかし、農道一以修へ

と発展して農業のへ揃的経営の基

m碓b:した。尾永’£北山型淀

水稲十五品種を試作し年人結果を

記録し、尚全会にが1作田を作り

収程の暁に一同が相Wり発表会を

行って来た。

尚今後尾永見婦人部の研究会も結

成の運びyなっている。

上中野親耕会広野利隆氏は土地改

良組合を結

成し、暗キ

ョ排水工事

区画整理を

行い新設農

道を設け縁

に牧草を播

付けた。

土地改良に

依り得た余

剰労力でば

酪農経営を

取り入れた

清水消二氏

は大麦の多

収税は品種

の選択が第

一状件とし三年1aに品種を取替

えて来た。氏の試作の結果は次の

通り

▼会津七号三石四斗▼北陸一号

三石五斗▼関・ffll号四石五斗、

昭和二十九年の反収である。

下庄自興会土本弥む衛門氏のサイ

ロ建造により青刈大麦胃刈大豆の

詰込(昭和二十九年四月二十八日

)が成功した事ぱ特に注目か・引い

た。

午後四時発表大会が終り、審査の

結巣

萬一席r:i作り\j農篆経営」

 

小山興農会I加藤七郎氏

張函「七割り紺飼料による養

 

鶏」大mw:研究会!宮沢庄

 

一氏

m席「袴雄について」

 

下圧自興会I鈴木博氏

ig!£「大麦の多収m」

 

上庄農s研究命1消水瑞一民が

R筏市長から素朕が授与され

て四時三十分散会した。

写真は発表大会

郷土の守りは植樹から

  

先ず造林面積の拡大

今年もまた緑の羽根の季節に入っ

て来ましたが、この機会に本県の

旅朴面積はどんな状況にあるか統

計資料によって見ますと、県下全

林野面積の約一罰程度しかなく、

全国平均が約三割で九州、近畿そ

の他蔵作先進地で強ハー七割に達

しており、山林のほとんどが針葉

樹林で農山村の経済自痛と一匹m

興のため山地は最大限に利用され

ています。

本県では前述の通り山林全面徊の

僅か二割程度しかなく、山林県で

あっても林業県でない事がよくお

わかりかと思います。

今後は一同薪礁作鬼謀地に変え

て、もっと山の収益が上ろ様にし

なければならぬと思います。

然し木県ではモの土地の条件から

して色々と棹林に対す芯弊害も多

く其の内最も多いのば雪害ですが

これば県より階段裂禄を奨励さ

れており格別の補助金も出してい

ます。尚次に造林費が非常に高く

なり、特に苗代金はどうしても一

本当り五―八円、特種苗では十二

三円になり一一一一日本産の苗木代に比

較すると約倍近くになっています

これはやはり自家育苗を奨励して

自分の山林に使用す原田木は自分

の手で育てる様にすればよいまy思

います。自家育苗で行けば品種的

にも安心出来、山地活着率もうん

A。良くな皿匯泌一も三円-三円二

十鉾極度で上り従って造林費の軽

減を訂るこたが出来るので正に一

石三島の利徳があり肱林意慾の向

上も容易になる琲ふま思います。

次に緑の羽根募金運動も当市役所

か始め各種団体を通じて皆様の御

協力をお願いしていますが、星し

てこの金がどんなこたに使用され

て居るのでしよ’つか。

・昭和二十九年度「緑の羽根

 

募息収ず決算(県緑化推

 

進委0会)

▲収入の部

募金一、一二九。○七〇円(羽根

 

一一二、九〇七本)箆筏金)

▲支出の部

羽根代金二八、七一〇円(羽根一

 

一〇、〇〇〇ぶ代、一本石工八

 

銭1運貿含む)

奉仕者手当一〇h、九九八円

 

(羽根一〇五、九九八本分―一本

 

一円)

通信≫!S雑費二八、七四九円

 

[詞木渾賃及び切手協議会靭]等)

学校林造政経費四四六、八六八

 

円(協力者一九七校叉は役場に

 

交付)

地方支部緑化経費九九、九九七円

  

(協力者へ地方支部へ交付)

公些測設緑化用二九三、七五五円

  

(苗木無償交付)

緑化フイルム柿助一五、○○○円

  

(今庄小学校へ交付)

学校熱朴コンクール二三、七六

 

○円(白山中

学外五八選)

ポスター募集

 

二、三只)円

  

(武生東小学

 

校外九八選)

公有林手入

六七、八一一〇円

 

▲計一、一一

 

一一、九六七円

 

▼残金一六、

 

一〇三円

 

(緑化運動用

 

苗代金充当見

 

込)

◆合計こ、一石几、〇七〇円

(芒フフは市の山林状況)

国保運営協議会

 

(欠員の分)

 

委員決る

欠員申の国民健康m運営協議会

委員に左の人L″が選任された。

    

(カツコ内ぱ担当地域)

公益代表土暗栄(小山地域國民健

康仰険)被仰9者代表中村甚蔵(

仝)公益代表11一門川文右衛門(乾側

地域国民健ま我険)同井野部裕(

仝)同小林利右衛門(仝)同松田

操(上庄地域国民健康保険)同兼

井彦だ衛門(仝)同安川贋(五簡

地域囚民健康m)同稲津忠右衛

門(阪谷地域國民健ほ仰険)同原

健男(仝)同大陵原政治(富田地

域剛民健康疾回同岸本達也(仝

)同神田一栄(仝)被作Q者代表

林善平(仝)公益代表筒井金作(

下庄地域国民健康保・I)間石田政

治(仝)被仰向七代表ai土松(

藻圃地域国民健康保険)

黒谷観枇音

 

開扉日程

四月十八日より

仝二ま丁二日まで

黒谷駆曰開扉

    

(午前八時より

   

午後五時三十分まで)

四月十七日午前中上棟式

 

午后二時より餅手撹し

音楽稚子行列

仝期回申深井子安観音開扉

     

飯降山奥の院観音開扉

     

鍬掛延命地蔵尊開扉

仝期間中*>≪≪;i\!v興もある見込みで

ある。

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(5)昭和30j中4月1日大野市報(第10号)

ilM^^^iHf’^’iM

往昔の城址又は番所跡

勝原山(蒋監山)

大野市の観光地といえば九頭竜、

真名峡、鳩ヶ湯、六呂師ケ原等を

数えますが、将来はもつと大自然

で大仕掛のものが紹介される時が

来ると思います。

荒島岳の鬼谷大峡谷、経ヶ岳の憚

子詐ぶハし凹ぺどそかに。ありまず。

現在は混もなく人囃の観光に不岡

ヰ占りまナが、将来自山国ヤ公

団、叉ぼ回心円仁一円かμ優れ

ろ時が来ろな俯げ、その時こ元ハ

下に宣伝されわばならん決思いま

ア。

ところがそれより近いたころで、

   巾も奪浦使利なところに、一つの

絶景が残されています。勝原城趾

こモモれであります。勝原山(将

監山)とも称しています。大野か

ら美濃道で唯野に出て、第二発電

所、三隈膀崎を過ぎますと佐藤

茶屋に着きます。この茶屋の背面

の山がそれであります。往昔】回

将監(斯波氏の部将)、林浄恵(

朝倉氏の部将)、山路将監(柴田

勝家の臣)等が城か構えたところ

といわれています。斯防、朝倉の

戦場となったこともありまず。

守るに易く攻むるに難く、真に難

攻ボ落の要害であります。今は道

も絶えてありませんが頂上に登り

仰げば荒島の霊峯かぱじめ、打波

の連山雲表に聳ぺ俯すれば九頭

竜の激流岩を噛み、第一第二の発

電所、モの麓にいらかを連ね、西

北は遠く大野盆地を一眸の内にお

さめ、山姿水9t態万状、おそら

く大野市唯一の絶勝であ臼ましよ

う。他日山上まで観光道をつける

ことが出来るならば、さぞや千客

万来の盛況・を呈すると思います。

佐藤茶屋のyころには、藩政時代

番所がありました。なるほど番所

関所の地としては巾分のないとこ

ろです。荒高岳八9原山のかき合

せで穴馬又は芙濃飛騨に行くには

どっしてもこれを通らねばなりま

せん。徳川の初期頃は常設番所で

ありましたが、正徳時代からは必

要な時にのみ、大野藩が設けたも

のであり・ます。必要の時というの

は、凶作等にて米が欠乏している

時、米が穴馬から美濃飛騨へ流れ

る乃か汀上力るために設けたので

あります。

当時大野藩

には草波、

花山、若生

子、笹俣、

勝原の五ヵ

所に番所を

設けました

が、初めの

四ヵ所は大

野領である

から容易に

設置串番

したが、勝

原は初め大

野価であり

ましたが、後郡上領になつだので

中々厄介でありました。殊じっる

さかつだのは、9原村役人の了解

と応援か得ることでありました。

叉この了解に’」応援を得ぬ限り、番

所の効果をあぼることが出来ませ

んでした。それI心置の際は先ず

以て村役人に相当の心づけをした

ものであります。

当時の文責≒九月十まで口で薔下

庄ほ次郎右衛門、勝ぼ村崖ほ次丘]

衛方に参り、米留番頼み候ところ

次E薬申候は大野様の儀は御地頭

同様に心得居候故、御手伝に相成

候儀は、致したき事に候。別して

此度町役人衆御出御頼の事に候故

唯今よりきびしく番いたし、米一

俵にても相通し巾しまじく、急度

御蹟台申侯。

九月二十六日二番下庄屋次郎右衛

門、土西として酒五升、肴一種、

油揚三十持参致し、勝原村三役人

へ振舞、米留の俳委しく相願候処

次ぶ硲始め三人共、堅く9合い以

後逃荷の分、一俵にても通し申さ

ず候間、御安心下さるべく候」と

県い約束は出来たが、中々つまく

行かなかった例は西勝原

ばかりでなく、東勝原に

も沢山ありました。

(、海員よj浴㈲山頂の五輪塔.ノ

(写具は己午淵首切岩)

 

写真信ま!こ=ニご==臥迦三一弥絵

像中==臨万泄、下==親鸞

木像

開山は

(迩如土人

の御子)

長松丸さま

松丸龍松山伝心寺

囲如上人は良酒た教化力4ま持こ

れた力でありま

した。文明一司

八後数年にして

畔削におけろ頁

重竹的人部分

か即土戸言転

函させてしまい

ました。大野郡

なども大部分平

足寺末でありま

したのが、ほと

んど真宗に転派

してしまいまし

た。上入は布教

・づ示越されていますと同時に勢

力岫祐の方でありました。がると

ころに一済胤を残されたぷっであ0

ます。佃でも落胤といわれるのが

八十に数人もあつたということです

ここに巾上げる松丸村の龍松山伝

心むの同山心に八松丸と巾して上人

の蕩旅心一し、であるようです。

当山力田鶴によりますと「上人北

陸御巡化のみぎり、井郷村(今の

松丸)の与三回にに回戦の街に腰

をかけ休まれた。その近くに無住

の一寺がありました。村の役人共

は上人の教導に感じ、御子長松丸

をこの寺に迎えたき回申上げた。

上人は心よく了承せられ、自作の

親鸞御真感を形見まとしてたまわり

以後許に会いたく思ったならば、

この御頁」防か拝し奉るべし。聖人

御苦労の程か忍び奉り、この寺を

再興すべし」y記してあります。

以前平泉寺末であっだのが、これ

より貞栄に転じたことになってい

ます。開基ぱ越前守護朝倉敗景の

臣、山下刑部・卿(法名琵面)とい

いよyから、ぶ八丿この人が伽藍を

寄進したものでしょう。

員ド肖ら木像は身長二りへ絲の彫一像

であ0、毎年正月几日一問昨されま

す。この外に当山宝吻として聖徳

太子南無仏の木印があります。

当山八掛祐幸が能登より入山の際

彫持したものぺ太子二歳の時、

南無仏とサ]られた姿であります

毎年四月二目よo三日開開扉し、

太子諧を厳修されます。

今一つの宝物は郡迦三尊の絵像で

これは問兆(兆殿司)の筆で、蓮

糸の織物に画いたものといわれて

います。(上の写偏は木堂)

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(第10号)大野市報昭和30年4月1日(6)

市消防躍進的組織に

新団員は四百五十九名

市の消防は合併とともに八五五と

の消防団員を引継いで来たが、組

織の簡素化・を図るため、三月三十

一日午前十問より有終。内小学校校

庭に於て解団式が行われた。モの

式場大谷惣た衛り氏(四十年勤続

)大野市寺、高場久吉良(三十八

年勤続)大野市小矢μに特川衣か

六年―十五年が三百呂ま七名、十

六年上平五年が百四十七名、二

士八年以上三十五名に対し感謝状

と記念品か贈った。尚新消防組織

は八分団、二十八部四五九名の団

れの外新に団長指揮下に常設消防

が誰置され分団長以下一干名ふ消

防自動車三おの常設消防が誰置、

四月一目辞令が交付された。

新消防組織ばたの通り

消防團の組織

 

写真にJ1柳碇泊防長

より感謝状づまけろ簡井

回長、下=有終酉小惚校

校蕗に於ける解団式

先ず土を作り止しよヽつ

珪酸石灰の使い方

花井県下の秋落水田は勿諭、一般

の普通水田に於いても圭酸石灰を

施すことによって飛躍的な玄米の

増収少示すことが判ったが、初め

てのことでもあるので次の点を良

く注慧して誤りのない様にして下

さい。

一、どんな圭酪石灰が良いか

圭酸石灰(電熔圭カル)には色L″

の種類のものがあるが、必ずしも

圭酸含最の多いのが良いとも限ら

ないので、農業改良篇貧、農協

等に相談して使用した方が良い。

二、どんな水田が良くきぐか

県下の水田は一般に潅漑水から補

給される圭酸が少いので、殆んど

の水田に効果があると思うが。特

に効き易いものy効果の出難いも

のは凡そ次の様な場合である。

乾湿田共に大差はないが、やや乾

田の方が良い様である。

 

(イ)良くきく水田、秋落水田、

腐植過多田、浚耕土水田、常習稲

熱病及び胡麻葉枯病発生田、倒伏

し易い水田、冷水潅漑田、其の他

阿示圃で効果のあった附近の水田

 

(ロ)効果の出難いA

。 ’S’J>f>。水田、

肥鉄土、山の赤土の多量客入した

水田(四、五年経てば効果が出る

が客土は圭酸の効果が大きい)普

通四石以上とれる水田、洪水など

で泥土の沈積した水田等、猶苗代

では「ころび苗」が多くなるので

今年は使わない事。

三、いっ施せば良いか

元肥で而も植付の約二週間前に施

すのが最も適当で、植付の磨

扇一すと甚しく植え傷みをして活着

が悪くなる。従って荒起前でも荒

起抜でも結構だが、険水にして全

面に施しなるべく土y混ぜた方が

よい。追肥に施すのも効果はある

が、少し分けっを抑制することも

ある。追肥の時期は普通に肥料用

石灰を施している時期で概ね次の

様だが遅れないま方が良い。

早稲六月中下旬(なるべく一路

 

に施すこと)

中稲七月中旬

晩稲七月中下旬

亦、元肥に施してあれば追肥の必

要はない。

四、分量はどれ位か

反当り三(た員-四〇貫が適量であ

る。多ければ(六〇貰程度)良い

場合もあるが、経済的には三、四

〇貰です。極端に少ない(一〇-

 

一五貫)場合では効果が顕れ難い

場合もある

五、肥料との関係

同素、燐酸及び加里質の肥料は普

通に施した上に、圭酸石灰を余分

に使う様にしないAi効果がない。

9一素についてはやや増した場合(

一上罰)に効果が挙り易いが、

一般に窒素偏重や過多栽培が多い

ので、特にこの様な配慮はせず慣

行窒素質施用に圭酸石灰を施す位

が適当であ号燐酸加里も標準量

奢施にしいて、例えば燐酸かま全く施さ

ないとか加里は特別多施するとか

谷つ様■iこ\は避けて、三専素の

均衡を保つことが大切です。レン

グ施用の場合は消石灰の代りに圭

酸石吠か三〇I四○貰使えば丁度

良いふ思・つ。(レング三〇〇貫に

肥料用石版なら反当一五貫位であ

るが、圭酸石灰はその倍最位を必

要とする)

六、F料との混合は良いか悪いか

 

(イ)混合して良いものI圭酸石

灰ばアルカリ性であるから石灰窒

素、尿素、熔成燐肥、トーマス燐

肥、魚肥、油粕類の有機質肥料と

の混合は差しつかえない。但し、

これ等のものは水田に特に均一に

撒布しなければむら出来にもなり

易い上に、それぞれ比重が異るの

で均等に混ぜ難く、圭酸石灰は分

量も多いから別に施す方が良いと

思う。

 

(ロ)混合して悪いもの、アンモ

ニヤ性の聚素質肥料や水溶性の燐

酸か含ひもので硫安、塩安、下肥

化成肥料、配合肥料や過石とは良

くない。

七、其の他

昨年の成績では明碓ではないが、

穂竃型で秋落に強い品種に比べて

穂数型で耐肥性品種の方がより効

果が期待出来る様である。今年は

展示圃なども多く県下に設ける予

定であるが、一般農家も試験的に

使ってみて効果を確認してから大

きく採り上げる様な方向で進むの

が良いと思う。モの他細部の点は

最寄りの農業改良普及事務所か農

業協同組白で御尋ねして下さい。

     

(農業改良普及事務所)

新消防団

 

幹部決る

妬八夕

胎七夕

差ハ々

第五夕

訥四夕

第三夕

肪一タ

第一分団長

副団長

消肪団長

林達也

山川普

佐藤善兵衛

仮橋研司

永田正元

飯田久次郎

玉村正弥

高瀬邦夫

土限栄

山本武

筒井金作

大野市教育

委員会委員選挙

告示四月十五日

投票四月三十日

□/`。・。

森羅万象悉く

蘇えるyき、

新市大野の第

 

一年の基礎は

固められ今や

躍進的発展を

期して工業都

市、田園都市

山岳都市、そして観光の市として

高地条件を備えた大野市が二葉の

メの如く伸行く。この青年都市は

皆さまからの建設的な御意見を奮

って御寄せ下さることにより育て

られて行くのであります。市育成

の為御意見を御寄せ下さる様御願

いします。