長山小学校pta講習会 - ryugasaki · 長山小学校pta講習会...

10
長山小学校 PTA 講習会 「インターネット・SNS・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時 : 令和元年9月1日(日) 13:00~16:00 開催場所 : 長山小学校体育館 【次第】 1.開会 2.学校長挨拶 3.講演 ①竜ケ崎警察署 生活安全課 黒澤課長様 ②長山小学校 生徒指導主事 海老澤先生 ③子どもとメディア関東 水野様 *講演②③の間に 15 分程度の休憩を予定しています。 【ご案内】 ・お手洗いは体育館入口及び家庭科室前の2箇所をご利用下さい。 ・携帯電話・スマートホンは電源をお切りになるかマナーモードに設定するなどのご配慮をお願いします。 ・適宜水分を補給するなど、各自で熱中症予防対策をお願いします。 ・万一ご気分がすぐれない場合は、無理をなさらずお近くの教職員・PTA 役員にお声掛け下さい。 ・ご入場の際には、受付をお済ませ下さい。お帰りの際にはアンケートへのご記入と回収にご協力願います。

Upload: others

Post on 14-Sep-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

長山小学校PTA講習会

「インターネット・SNS・オンラインゲームとつきあい方」

講習会要旨

開催日時 : 令和元年9月1日(日) 13:00~16:00

開催場所 : 長山小学校体育館

【次第】

1.開会

2.学校長挨拶

3.講演

①竜ケ崎警察署 生活安全課 黒澤課長様

②長山小学校 生徒指導主事 海老澤先生

③子どもとメディア関東 水野様

*講演②③の間に 15分程度の休憩を予定しています。

【ご案内】

・お手洗いは体育館入口及び家庭科室前の2箇所をご利用下さい。

・携帯電話・スマートホンは電源をお切りになるかマナーモードに設定するなどのご配慮をお願いします。

・適宜水分を補給するなど、各自で熱中症予防対策をお願いします。

・万一ご気分がすぐれない場合は、無理をなさらずお近くの教職員・PTA 役員にお声掛け下さい。

・ご入場の際には、受付をお済ませ下さい。お帰りの際にはアンケートへのご記入と回収にご協力願います。

Page 2: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

長山小学校 PTA講習会

「インターネット・SNS・オンラインゲームとつきあい方」講習要旨

令和元年9月1日

長山小学校 PTA 会長 城山 善博 記

開催日時 : 令和元年9月1日(日) 13:00~15:30

開催場所 : 長山小学校会議室(同 体育館より変更)

参加人数 : 総計40名(児童 12名・長山小教職員8名・保護者 20名(含 松葉小2名・若柴小 1名)

*本要旨につきましては、講習内容の進行に沿いまとめてあります。講習及び質疑応答については要点を記載していますので、実際と

は異なる場合がございます。予めご了承願います。

*本要旨において、発表時に公表された各データについては参加者及び本要旨を配布した関係者での確認に留め、関係しない第三

者への公表はご遠慮願います。

1.開会 長山小学校 大歳 英治教頭先生より

2.学校長挨拶 長山小学校 筑井 喜久男校長先生より

本日は夏休み最終日で、日曜日に関わらずお集まり頂きまして、有難うございます。本日の講習会は明日からの2学期、これからの

生活に関わることでしょう。どのような課題が有るのでしょうか。上手に使えば大変便利である反面、怖いことも有ります。上手につき合

うには、この講習で問題点を理解して、役立てて欲しいと思います。

3.講習 大歳教頭先生から進行役を PTA 会長城山に

●進行役挨拶(長山小学校PTA 会長 城山)

本日はお集まり頂きまして、有難うございます。保護者として昨今のインターネット・SNS・オンラインゲームの実態に疎く、自身の経験と

は異なり、子ども達の方が詳しいと思われます。日々の進化についてゆけない現状を踏まえ、本日の講習会で学習したいと思います。

本日は竜ケ崎警察署生活安全課 黒澤課長様、長山小学校生徒指導主事 海老澤先生、子どもとメディア関東 水野様の三

氏からご講演を頂きたいと思います。各講師による講演の後に質疑応答の時間を設けるとともに、最後にも全体を通した質疑応答の

時間を設けたいと思います。

●竜ケ崎警察署 生活安全課 黒澤課長様

・インターネット・SNS・オンラインゲームについてお話するにあたり、ご参加の皆様にお聞きします。(会場挙手)

【Q1】自分自身のスマホを持っている児童は? → 会場 0

【Q2】子供にスマホを持たせている保護者は? → 会場 3

【Q3】オンラインゲームができる家庭用ゲーム機を持っている家庭は? → 会場 6

・オンラインゲームに絞って話をしたいと思います。

インターネットに繋げてオンラインゲームをする機材はスマホ・タブレットからスイッチ・PS に移りつつあります。

【Q4】親が子ども以上にオンラインゲームについての知識が有る? → 会場 0

・これはある意味「罪」で情報弱者となり、被害を受ける可能性が有ります。オンラインゲーム依存は深刻で、昔の様にテレビに接続して

一緒に遊ぶではなく、オンラインを通じて一緒に遊ぶ(同じ空間で遊ばない)

1/8

Page 3: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

・ゲーム依存 → 家庭・学校環境や生活でストレスを抱き、仮想空間に逃げ込むことに起因すると思われます。

【オンラインゲームの弊害について】

・狭いコミュニティにおいて、非常識な言動が見られる。

・チャットでのやり取り、マイクでの会話は直接的な言葉遣いとなる(乱暴な言葉が出やすい)

・キレて暴力的になる傾向。

・残虐なゲームは、人を傷つけることまたは心を傷つけることへの罪悪感を無くす。即ち相手の気持ちを考えず、人との関わり方が出来な

い。

・社会(社会常識に基づいた)に不適応となる。

・部屋(自室)で出来る →持ち歩けて、ゲームから抜け出せなくなってしまう。

→家庭内での意思疎通が図れず、睡眠不足、昼夜逆転、ドライアイ等の弊害。

【特徴】

・他人との意思疎通が図れない。

・カッとなり易い。

・言葉で表現出来ない。

・(実際の)人の輪に入れない →現実世界での人間関係を作れない。

【オンラインゲームでの問題点】

・進行

無料ダウンロード→課金を繰り返す(無料の範囲で飽き足らず)→チャット仲間から抜け出せない→更に課金(現実ではなくゲームの世

界でのポイント課金)によりゲームの世界で生きる

・「無料」で始める→課金しながら進める→課金を繰り返す : 深みにハマる

・課金はゲーム感覚で行うことにより、金銭感覚が麻痺する。

・課金は親が知るキッカケとなる。

・今後は、 ゲーム内での課金→ゲーム内でのカツアゲ が起こり得る可能性。(現実世界では価値が有るのか?)

【オンラインゲーム依存をさせないために】

・親子の会話が大切

・ゲーム機材を子どもの部屋に持ち込ませない。

・時間制限をする。

・(決済に関わる)パスワード等は親のみが管理して、子どもに教えない。

【オンラインゲーム依存(になった)場合】

・良好な家庭環境作り。

・オンラインゲーム以外のゲーム(将棋など)や外遊びを親子で一緒にする。

・食事・入浴・便所では使わせない →生活リズムを守らせる。集中するための時間制限

・勝手な課金が出来ないようにする。

・情報弱者とならないこと。

・狭い世界でのデメリット(コミュニケーション障害・非常識)を理解させた上で行わせたい。

2/8

Page 4: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

【成長過程に応じた(種類別)オンラインゲーム依存過程】

低学年 : 任天堂スプラトゥーム:(ゲーム内)コミュニケーション無し

高学年 : フォートナイト(適用 R15):(ゲーム内)コミュニケーション有り→ハマる

・「オンラインゲーム イジメ」「フォートナイト イジメ」でネット検索すれば、全国的に事例は多い。

【親は現実を知る必要がある】

・警察では、オンラインゲームは第3次の「出会い系」と見ている

☞参考 第1次は「出会い系サイト」、第2次は「SNS での出合い」

・オンラインゲーム上でのアバターでは男女逆転が可能である。現実世界では「知らない人にはついてゆかない」と理解していても、ネット

上での匿名性で知り合うことも有る。

・オンラインゲームは SNS よりも気軽さが有る。狭い世界はロリコン(幼年性愛)趣味者と出合う危険性

・(従前は匿名性から知らない人同士)知っている人(ネット上ではない現実の)同士でオンラインゲームを行う。

・どこでも出来ることを認識する。

・親がついてゆけないではダメで、理解して子どもを守る為に「知識」を持って欲しい(良い事も悪い事も)。

・何か被害・課金の問題が有れば、遠慮なく学校・警察に相談して欲しい。

「知らない人に会いに行きたい」 → 家出してしまう可能性

【竜ケ崎警察署から その他の話題】 茨城県警察本部生活安全課「いばらき防犯ファイル R1(№36~39)参照

・茨城県での住居侵入窃盗事件・自動車盗難事件の認知件数、犯罪率(人口 10万人当たり)共に全国ワースト1位

【質疑応答】

質問(保護者より):竜ケ崎署管内でのオンラインゲーム絡みの事件の発生状況については?

回答 : 小学生が対象となる事件は無いが、(ゲーム上での)仲間外れは全国的に問題となっている。

ネット上で知り合った成人男性に会う為に家出して、性的被害に遭う事件も有る。

→平成30年度市内の女子中高生が実際に会いに出掛けようとした事例(事前に発覚して事無き)

推奨 : スマホ・携帯電話の GPS機能を使って欲しい(子どもに知られない様に設定)。

→家出や失踪時の捜索に役立つ。設定が判ってしまうと解除・電源OFF される可能性があります。

《進行役より》その他、気掛かりな事が有りましたら、遠慮なく PTA、学校評議員、担任、教務主任、教頭、学校長

へご相談して下さい。

*黒澤課長様は公務の為、質疑応答後に退席されました。

3/8

Page 5: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

●長山小学校 生徒指導主事 海老澤 大輔先生

・本校着任3年目で、着任前は海外派遣でアルゼンチンの日本人学校に勤務、それ以前は市内中学校で6年間を生徒指導する立

場にあたった。アルゼンチンの日本人学校でもネットを利用することにより、日本へ依存している。

・生活指導において、①蛇沼公園がポケモンのスポットとして不特定の大人が訪れること、②アプリが原因の子ども

同士のトラブル、③フォートナイトをはじめとしたオンラインゲームへのネット空間パトロールを実施している。

【情報教育について】(プログラミングは来年度の指導要領改訂により必修となります)

・メリットとデメリットについて(参加者の)お近くの人と相談してみましょう・・・

(メリット)・調べたいことが調べられる ・いつでも連絡が取れる

・楽しい ・世界中の人と繋がる ・チケット予約が出来る・・・

(デメリット) ・危険性 ・架空請求 ・依存症

・インターネット・SNS・オンラインゲームについての認知度(参加者にマークの識別を行う)

→・フォートナイト ・You Tube ・Line ・Tik Tok ・ツイッター ・インスタグラム

→参加者全員 上記を認識している

・フォートナイトにおける用語の認知度(参加者の認識を問う)

→・フレンド ・ボイチャ ・エモート ・ステン ・バトルパス ・V-BACKS

【長山小学校および龍ケ崎市のアンケート結果から】

【A1】オンラインゲームをしたことがある

長山小 Yes 40%、No 60% 龍ケ崎市 Yes 43%、No 57%(学年では6年生 Yes 67%)

【A2】音声機能を使ったことがある

長山小 Yes 66%、No 34% 龍ケ崎市 Yes 50%、No 50% (相手はクラスではなく世界中の人)

・ゲームでのトラブルが日常化している。

・「何故、家庭で買い与えたものについて学校が指導するのか?」と問われることもあるが、日常生活(学校生活)に支障が生じるなら、

学校でも指導する。

【会場での参加者へのアンケート】(参加者を対象にQR コードを利用した問答を実施した)

【A3】平日のインターネットを何時間使ったら使い過ぎか?

選択肢 ①1時間 ②2時間 ③3時間 ④4時間 ⑤5時間 → ②2時間 が多数であった

【A4】スマホを持たせるならば、いつからが適当か?

選択肢 ①低学年 ②中学年 ③高学年 ④中学生 ⑤高校生 → ⑤高校生が回答の8割を占めた

【まとめ】

・ルールの徹底を

→(オンラインゲームに関し)過剰な情報の発信はしない。

→学校では一切使わない

4/8

Page 6: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

●NPO法人 子どもとメディア関東 水野 史代様

【Q5】NPO法人 子どもとメディアを知っている人は? (Yes 3名/参加者)

【子どもとメディア関東について】

設立について

・子ども達がメディアの流れに流されることなく、主体的に向き合う力を育み、子どもとメディアの「新しい関係」を創り出すことを目指す。福

岡に本拠。

・子どもとメディア関東は、2012年 1月に発足。

協力者

・医療、福祉関係 ・幼稚園、保育園、学校関係:教育機関 ・新聞、放送:マスコミ関係

・市民団体、子育て支援団体

大切にしている事

・子どもの最善の利益を保証する。 ・子どもの心と身体の健全な発達と人格の形成

【デジタル 電子メディアの特徴】(以下スマホやゲーム機能のあるものをメディアと表現しています)

・いつでも、どこでも気軽に使える

・複数のメディアを同時並行で使用

・インターネットに繋がる→あらゆる情報を得る事が出来る。長時間になってしまう。

【長時間使用の弊害】

・両眼視機能障害の危険性

(ここで参加した児童4名が、それぞれにスマホの模型を操作する際における目との距離、目の位置を確認する)

過剰輻湊(ふくそう:以下記述の都合上、斜視とする)が起こる→脳が過剰反応(主体感・遠近感の異常)→スポーツでの

外傷が増加

☞鈴木博士によると・・・

・スマホは横向きに、目から 30cm以上離して使用する。

・スマホの使用は、目の神経が未発達の小学生は 30分、中学生は 60分が限度。

・またこの症状は通常の眼科医による眼鏡補正では対応出来ない。

・急性内斜視(黒目が内向きになる):物が二重に見える

→4時間/1日 30cm以内でスマホ操作 × 4ヶ月での発症例(韓国での調査)もある。

・ブルーライトによる眼への影響 →視神経への影響

【弊害のまとめ】

①体内時計 概日リズムの乱れ:脳前頭前野の活動低下→ヤル気が無い、感情コントロール困難

②集中した思考、判断力の低下

③眼に関する病気

④体調不良の原因:頭痛、体の重さ、抵抗力の低下

⑤将来への不安:肥満、発ガン率上昇

☞質の良い睡眠には

・睡眠には部屋を暗くし、メディアは自室に持ち込まない。

・就寝前には、メディアに接しない。

・睡眠の問題が有るケース

朝に自分で起きられない、登校中に欠伸が出る、午前中に眠くなる→睡眠に問題が有る

5/8

Page 7: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

・対策 ヒトは夜行性ではなく昼行性である。

早起きによる概日リズム(良い睡眠に必要な生活リズム)は正常なホルモンを分泌して、成長につながる。

☞川島博士(脳トレ作者)によると・・・(相関性をグラフを用いて結果を示す)

・スマホ使用時間と算数・数学の平均正答率の関係について

→1時間以上使用すると、急激に成績が下がる

→2時間以上使用すると、勉強しても成績が下がる(低いまま)

・Line は短時間でも使用すると、成績が下がる。

・スマホ使用を1時間未満に出来る様にコントロールする力を(子ども自身が)身につける必要がある。

【脳の働き、成長】

・脳は書く、絵を描く、外遊び、おしゃべりなどで活発に働き、スマホ、PC、テレビ、DVD視聴などは活性化しない。

・勉強は、スマホ操作、ゲームの前に行うこと。

・脳の成長は3歳までと、9~10 歳から急激なスピードで発達する。

・前頭前野(人間たらしめる脳(人格形成)、五感・思考の脳)を活発にするためには、

親子のコミュニケーション、集団遊び、家事、工作・読み書き・計算・・・使えば使うほど発達する。

・テレビ・オンラインゲーム:電子メディアは、小児の脳の発達に悪影響を及ぼす。

【依存(ネット・ゲーム)について】

・ネット依存は推定 93万人(2018 年 8/31 厚労省)。2013 年は推定 52万人→スマホ普及が原因か?

・ネット依存症に見られる症状:食生活の乱れ、低栄養状態、運動不足・体力低下、重度睡眠障害、昼夜逆転

→学業不振により、人生設計を大きく狂わせる

・ゲーム依存症:ゲーム障害→WHO(2019 年総会)で精神疾患に認定される

→意志が弱いから止められない、個人・家族の努力だけでは改善出来ない

・ゲーム依存症の定義 ・自分でコントロール出来ない ・問題が起きてもゲームを選ぶまたはよりゲームをする

・上記が 12 ヶ月以上続く(これより短期間の場合も有り)

・現在のゲームはみんなでコミュニケーションしながら一緒に戦う(ボイスチャット機能・フレンド)

問題点 ・ゲーム内での不適切な出会い ・楽しく、抜けられない(長時間:生活リズムの乱れ)

・ボイスチャット、チャットでのトラブル ・誘われない・外し→学校生活に影響 ・課金

【まとめと対策】

・メディアの長時間過剰接触への対処法は、 ・親子間のコミュニケーション(愛着)

・集団遊び、実体験、本物体験(体力・生きる力・脳を育む)

・リズムのある生活(役立ち・自己肯定感)

・メディアコントロール→内容確認・時間、ルール作り、ON/OFF する力を付ける

・テレビ・DVD は、見る番組を決めて、子ども自身で ON/OFF、食事中は見ない(OFF)

・ネット・関連機器は、フィルター設定、内容確認、利用時間、使用場所を決める。

【参考にすること】

・レイティング(アプリのレイティング)

You Tube : App Store→17歳、Google Play→12歳

荒野行動(スマホ版) : App Store→17 歳、Google Play→16 歳

6/8

Page 8: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

・CERO(A・B・C・D・Z 区分)とコンテンツアイコン(恋愛・セクシャル・暴力・ギャンブル・・・)表示を参照する。

・2006 年 「グランド・セフト・オートⅢ」は茨城県条例により有害図書に指定されています。

・3DS は対象年齢7歳、PS VR は対象年齢 12歳以上。

・保護者は自分の子どもに合っているか?確認する必要が有る。

【ゲームについてのルール作り】

・親子で話し合う(親の押し付けではない)→家庭のルールが友達へと広がる

・ソフト、アプリを考える→危険性を洗い出す

・SNS についての問題点 ・長時間 ・友達とのケンカの原因 ・悪い人と繋がる ・書き込みが残る

・動画を視聴する時は?

・友達とネットゲームをする時は?

・どうすれば自分の身を守れるかを考える。

・子どもの自主的な適正使用を促す。

・メディアを OFF にした時間を楽しもう。

【子どもと向き合う大切な事】

・子どもの目を見て話す(共感。子どもの気持ちを代弁)

・幸せの貯金 ・家事を手伝ってもらう(魔法の言葉。行動・気持ちを伝える) ・抱きしめる

(ここで動画「ママのスマホになりたい」を視聴する)

【メディアの影響を知ったあなたに・・・】

・参加していないママ友、パパ友にはコミュニケーションを。

・家庭だけでは難しいので、学校・地域全体で取り組みを。(例)ノーメディアデイの設定・・・

【Q5】再び訊きます。長時間とは何時間でしょう? (参加者への呼び掛けで、各自で自問自答する)

【質疑応答】

質問(保護者) : 脳の活動について。学校への Iot 教育についての解釈は?

回答 : 脳への影響も考慮して欲しいと思われる。但し科学的データは未だ無い。一方でタブレットを利用すること

により観察が深まる等の良い点もある。メリットとデメリットを判断しながら検討して欲しい。

水野先生から参加者へ、今日の感想などについて逆質問されました。

回答①児童 : ゲームソフトの年齢制限を初めて知った。

回答②児童 : わからなかったことや知らなかったことが判った。

回答③保護者 : オンラインゲームの弊害を子どもと対応するのが課題。

回答④保護者 : 保護者がゲームをしていて説得力が無いか?今後どうコミュニケーションを図るかが課題。

7/8

Page 9: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

質問(教職員) : レイティングについて。購入・販売で違反した場合のペナルティは有るのか?

回答 : CEROのZ区分のみ有ります。但し前述の「グランド・セフト・オートⅢ」については茨城県条例に有害図書指定がなされてい

ますので、茨城県の条例に基づいて処罰される。

子ども達がゲームを始める年齢については、低年齢化が進んでいる。Tik Tok は対象年齢が 13 歳以上であることから、小学

生がアカウント登録した場合は、規約違反となりアカウントが凍結されるなどするでしょう。

《進行役より》本日は長時間にわたる講演にご参加頂きまして、有難うございました。また、竜ケ崎警察署 生活安全課 黒澤課長様、

本校生徒指導主事 海老澤先生、子どもとメディア関東 水野様の三氏に有益なお話を頂戴しました。私も保護者

として今日学んだ事を参考に、子どもを守る為にも知識を深めてゆきたいと思います。また普段の生活で、スマホに向

き合って、子どもに「パパのスマホになりたい」と言われない様に気を付けてゆきたいと思います。

今回、長山小学校と長山小学校 PTA では初めての企画として本企画を実施しました。今後も何かしらの講習会を催した

いと考えます。今回について、プログラム裏面にアンケートを用意しました。記名は必要ありませんので、お帰りの際には、

受付のテーブルにお持ち頂けます様、ご協力をお願いします。

本日は有難うございました。以上をもちまして、講習会を終了したいと思います。改めて水野先生に拍手をお願いします。

以上で散会

8/8

Page 10: 長山小学校PTA講習会 - Ryugasaki · 長山小学校pta講習会 「インターネット・sns・オンラインゲームとつきあい方」 講習会要旨 開催日時

【参考】 アンケートとアンケート結果 (回収 13枚)

1.本講習会の告知について (文書配布および直ぐメールで告知しました)

大変良い ・ 良い ・ ふつう ・ 悪い ・ 非常に悪い

3 6 2 1 0 ・ 未回答1

2.本講習会について

①内容について 大変良い ・ 良い ・ ふつう ・ 悪い ・ 非常に悪い

7 5 0 1 0

②講習会時間について 長過ぎる ・ 長い ・ 充分 ・ ふつう ・ 短い ・ 短過ぎる

1 6 6 0 0 0

③開催日について

☞本日の開催日程について 満足 ・ 不満

9 4

☞今後の開催日程について 土日祝日 ・ 平日 ・ 学休期間の土日祝日 ・ 学休期間の平日

5 2 3 0 ・ 未回答 3

*学休期間はここでは、夏休み・冬休み・春休み・ゴールデンウィークとします。

☞本日の開催時刻について 満足 ・ 不満

9 4

☞今後の開催時刻について 午前 ・ 午後 ・ 夜間(18 時以降) ・ 日中(午前午後) ・ その他

(複数回答含む) 4 7 2 2 0 未回答 1

3.本講習会の全体を通して 10 点満点で評価して下さい

←良い ( 10 ・ 9 ・ 8 ・ 7 ・ 6 ・ 5 ・ 4 ・ 3 ・ 2 ・ 1 ) →悪い

3 2 1 4 1 0 1 0 0 0 未回答 1

4.その他 ご感想・ご意見などがございましたら御記入下さい(講習会への謝辞は除き、原文ママ)

・メディアが子供達に与える影響の大きさについて再認識できました。皆さんに伝えていきたいです。

・メディアコントロールの講演を全児童に学習してほしいと思いました。

・一般論(危険性)ではなく、メディアが必須の時代にどう向き合うか?のアドバイスが欲しい。

・子供とのコミュニケーションのため、自分もゲームをやってみることも必要と思う。“レイティング”は知らなかった。

・子供の方が扱いに詳しくなるのがこわいと前々から思っていましたが余計に心配になってきました。便利になっていく程、こわい世の中に

なってしまいました。

・子どもも一緒にとありましたが、実際子供にはちょっとむずかしすぎた。せめて中高学年からと指定してほしかった。警察署の方は今回必

要だったか?一番為になったのは生徒指導の先生の話でした。(今、学校で生徒達が何をいるのかじつじょうが良くわかった。そういう

事が一番知りたい事です。)

【後記】

ご参加・アンケート記入へのご協力、有難うございました。今回の企画は学期末に周知して、夏休み最終日(日曜日)の午後開催(午

前中に地区防犯懇談会)となりました。

学校と PTA による講習会の企画は大変珍しい事例だそうです。運営面で至らぬ点が多々有りました事をお詫び申し上げます。

御多忙な折柄にも関わらず快く講演をお引き受けいただきました講師の皆様に改めて感謝申し上げます。

今後もタイムリーな話題について児童・保護者・教職員・地域の皆様が一緒に学習出来る企画を検討して参りたいと思います。

長山小学校 PTA 会長 城山 善博