exe x wired:イノヴェイションは「移動」から生まれる
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自己紹介
クーガー株式会社 http://couger.co.jpCEO 石井 敦
次世代自律化テクノロジーの技術開発AI x Robotics x IoT x Blockchain
自動運転カーやロボットを対象とした、3D空間によるAIラーニングシミュレーター開発。ホンダのAI学習に導入。
Amazon Robotics Challenge トップランカーのチームへの技術支援及びクラウドロボティクス共同開発。
数千万ユーザーを想定した、AI・ビッグデータによるリアルタイムパーソナライズ設計
#bcexe
「移動」の種類
物質(atom)での移動人の移動、自動車、トラック、船、飛行機などでの移動。物理法則に従う。距離や環境によって大きく変動。
デジタル(bit)での情報の移動・共有インターネットでの移動、共有。世界中に瞬時に移動や共有が可能。ただし、基本的にコピーとなるため、価値を移動させるのが難しい。
デジタル(bit)での価値の移動インターネット+ブロックチェーンによる移動。デジタルのスピードを生かしつつ、価値の移動が可能。
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#bcexe
人類がたどってきた「移動」
個体の移動(自由度を優先)歩行、馬、馬車、自転車、自動車など
集団の移動(全体効率を優先)列車、船、バス、飛行機など
自由度と全体効率の両立が次の動き
「モビリティのスケジュールに人が合わせる」時代から「人に合わせてモビリティのスケジュールが決まる」時代へ
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AI x Robotics x IoT x ブロックチェーンによる「自由度」と「全体効率」の両立 = 自律化
IoT人・デバイス・モビリティ・街が通信し、相互に状況を把握。
ブロックチェーン通信処理や履歴処理などの信頼性を確保し、連携した支払いを自動化。
AI自律化・自動化したデバイスやモビリティのリソースやスケジュールの予測やパーソナライズ。
ロボティクス自動車、ドローン、ロボット、スマートホーム、街など、実際に動作するハードウェア制御。
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トヨタが自動運転のデータ共有にブロックチェーン導入へ
「安全かつ信頼性の高い自動運転車を実現するためには延べ何千億キロもの人間による運転データが必要になる。
ブロックチェーン・テクノロジーを用いた分散台帳(distributed ledger)システムは個人オーナー、企業の運行管理者、自動車メーカー間での安全な情報共有を可能にするだろう。
自動運転車の安全性、効率性、利便性が広く利用されるようになるという目標への到達を早めることが期待される」
出典: http://jp.techcrunch.com/2017/05/23/20170522toyota-pushes-into-blockchain-tech-to-enable-the-next-generation-of-cars/
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#bcexe
自動車関連のデータ共有個人オーナー、企業の運行管理者、自動車メーカー間での安全な情報共有。自動運転に伴うデータ収集・共有。
カーシェアリング関連必要な時に必要な車をシェア。車が現在誰に貸し出されているかのトラッキング、それによるスマートロックの連動など。権利・所有権のシームレスな処理。
走行実績に基づく保険走行距離や実績、各種センサーなどから得られる車の状態などを基準に保険を自動化する可能性。
予想される用途
モビリティに活かせるブロックチェーンの特徴
改竄が極めて難しい走行データ、事故データ、道路状況データの共有など。
IDと情報の紐付けあらゆる情報のトレーサビリティ。所有権変遷の履歴など。
P2Pによる非中央集権自動的な冗長化構成。特定のノードの障害などに依存されない。
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ワークショップのテーマのポイント
Connected|つながるこれまで繋がっていなかったものがつながると、モビリティがどう変わるか?どう進化するか?つながるということはあらゆるデバイスや人の状況を取得したり伝えることができるということ。
City|街従来のクルマやモビリティのあり方が大きく変わった時、街はどう変貌するか。例えば自動運転全盛になるとパーキングは不要となる。
Sharing|共有データの安全な共有、あるいはあらゆるもののサービス化が進むとどのような変化が起こるか。「所有せずに必要な時に使う」という考え方が大きく進化していく。
自由テーマ上記3テーマ以外に「ブロックチェーン×モビリティ」による新しい構想・アイデア。
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