〒850-8506　長崎市片淵 4丁目2番 1号長崎大学経済学部支援課学務係TEL 095-820-6311　FAX 095-820-6390ht tp://www.econ.nagasaki-u .ac.jp

お問い合わせ

長崎大学経済学部

ビジネス実 践 力育 成プログラム

Outline社会が抱える課題を解決できる人材を育てる

ビジネス実践力育成プログラム

ビジネス実践力育成プログラムのカリキュラム

ビジネス実践力育成プログラムとは、大学で学ぶ専門知識を活かし、社会が抱える課題を自ら解決できる人材の育成を目的としたプログラムです。よって、本プログラムでは、課題を見つける力、課題の原因を突き止める力、課題の解決策を考える力、解決策を実行する力を獲得するためのカリキュラムを用意しています。具体的には、２年生から実際に企業や行政において働く人々と共に、少人数のグループワークを通じた実践的な教育を行います。本プログラムではこのようなカリキュラムを通して、ビジネスパーソンとして必要となる基礎的なスキルを育みます。

「わかる」から「できる」へ

教員から皆様へ専門知識の活用ビジネス実践力育成プログラムでは、経済学部で学ぶ専門知識を活用することに重点を置きます。すなわち、経済学や経営学に関する専門知識をただ学習するだけではなく、実際にその知識を活かすことで、企業や地域の課題解決を目指します。よって、経済学や経営学を「わかる」ことから、その知識を用い課題解決が「できる」ようになることが、本プログラムの目的となります。

専門知識という巨人の肩の上に乗ろう「巨人の肩の上に立つ」とは私の好きな言葉です。私は大学院を修了した後民間企業に勤務し、世界中の顧客や取引先、社内の他部門と交渉や協働を行ってきました。この間、学んだ知識を活用できるか否かで成果が大きく異なることを、身をもって学びました。専門知識はまさに知の巨人です。その肩に乗って問題に取り組めば、自分の経験のみで問題にあたるよりも、よりよい成果が得られるのは明らかです。これまでの大学教育では巨人について教えてきましたが、このプログラムではその巨人の肩に乗る方法を自ら学び取ります。巨人とともに社会に飛び出し、その肩に乗って課題を解決する方法を学び取りましょう。（教授 西村宣彦）

2 年生1クォーター

2年生2クォーター

2年生3クォーター

2年生後期

3年生

プロジェクト・リテラシー

基礎ゼミ（実践型）

ビジネス・リサーチ

キャリアデザイン

専門ゼミ（実践型）

その他、選択科目（マーケティングなど）から12単位

プロジェクト・リテラシープロジェクト・リテラシーは、本プログラムの最初に受講する科目です。この科目では、今後プログラムを通して様々なプロジェクトに関わる際に必要となるリテラシー（コミュニケーション、ファシリテーション、フィールドワーク、プレゼンテーションなど）について学びます。

基礎ゼミ（実践型）

　基礎ゼミは、「プロジェクト・リテラシー」で学んだ内容を実践していく科目です。この科目では、地域における課題解決プロジェクトに従事することで、フィールドワークを中心に学んだ知識・スキルを現場で実践していきます。

ビジネス・リサーチビジネス・リサーチは、長崎県内の企業で働く人々と共に、新しいビジネス企画を立案していく科目です。この科目では、経営学に関する理論を学ぶとともに、その理論を実践の場で活用するアクティブ・ラーニング科目となります。

専門ゼミ（実践型）

　専門ゼミ・プロジェクト演習は、長崎県内の企業や自治体（クライアント）と学生とがチームを構成し、１年間かけてクライアントの抱える経営課題を解決していく科目です。この科目では、与えられた課題に取り組むのではなく、学生自らが本質的な課題を見つけ、解決策を実行していくことで、高い実践力の獲得を目指します。

1 2

今日も、皆の意見を

ホワイトボードに

描きだすよ～＼(^o^)／

Let′s drive～♪

So delicious

長崎では離島や世界遺産なども観光できるよ～

一緒にご飯に

いくことも

しばしば社会人と密に接する

機会があるので、

ビジネスマナーも

自然と身につくよ !

バイトをして旅行代を稼ぐぞ～!

クライアント企業の

課題を解決するために、

インタビューするよ！

もちろん

先生も一緒 !

勉強もサークルも超充実

サークル活動とも

両立できるよ !

クライアント企業と打ち合わせポイント

相手が話したいことに

耳を傾ける「傾聴力」が大切 !

方法は事前に学べるよ !

Sunday Monday Tuesday W ednesday Thursday Friday Saturday6:00

7:00

8:00

9:00

10:00

11:00

12:00

13:00

14:00

15:00

16:00

17:00

18:00

19:00

20:00

21:00

22:00

23:00

0:00

経営管理論経営情報システム論

サークル活動

サークル活動

アルバイト

アルバイト

ドライブ♪

プログラム活動

班で打ち合わせ

プログラム活動

クライアント企業と打ち合わせ

プログラム活動

クライアント企業にインタビュー

サークルのイベント♪

飲み会

講 義講 義

国際経営法

講 義

意思決定論

講 義

管理会計論

講 義

友達と

伊王島へ !

ビジネス実践力育成プログラム

プログラムのメンバーでご飯 !

＠cafe grato（大学付近の商店街）

リーダーシップについて学ぶ

システムを発案しプレゼンする!

貿易に関する法律について学ぶ

意思決定の手法を学ぶ

演習& 会計手法を学ぶ

3 4

就職活動の

面接でも

自信を持って話せるようになる!

こんなマインドマップが

描けるようになる! PDCA

サイクルとは、

世の中にある多くの企業について理解できる!

プロジェクトに

熱中でき、

大学生活が充実する!

計画 ・実行・

評価 ・ 改善

を回すこと!五島でゼミ合宿!浜辺でBBQ したよ!

5 6

Activity Repor t

卒業生の今！活躍する先輩たち専門ゼミ（実践型）の活動！

私たちは、「長崎角煮まんじゅう」で知られる岩崎食品（店舗名は岩崎本舗）の認知度向上を目的に掲げ活動しました。長崎県内では大きな認知度を誇る岩崎食品ですが、県外の方々にももっと知っていただくため、2022年に開通する長崎新幹線を見越しての駅弁の開発・販売事業に取り組みました。コストをかけない工夫として既存の商品を上手く組み合わせるなど、手頃な値段で販売出来るよう試行錯誤を繰り返しました。また、販売場所についても、多くの人の目に触れることができる場所でありながらも、お金をかけられないという２つの条件を満たす場所の選定に苦労しましたが、結果、長崎駅前のかもめ広場という恵まれた場所で行うことができました。学生の私たちだけでは出来ないことでも、私たちが一生懸命取り組むことで多くの方の協力が得られ、結果、成功に繋がったと思っています。

私は、ARやマーケティングオートメーション、WEBの制作を主な事業としているMtame 株式会社という東京の IT企業で働いています。現在は、インサイドセールスと新チームの立ち上げを担当しており、寝る間も惜しんで働いています。弊社は今年の 4月にできたばかりなので、今は通常の業務に加えて、様々な制度やルールを作っている段階です。そういった中で、自分の意見を積極的に発言したり、周りの意見を引き出し、それをまとめることができたりしているのは、プログラムでの活動があったからだと思っています。高校生までは敷かれたレールの上を失敗せずに歩くことが大切かもしれません。しかし、大学生、社会人は違います。失敗しながらも自分でレールを作っていくこと、模索することが重要となってきます。それができる環境や経験が得られるのが、このプログラムの一連の科目・ゼミです。このプログラムには、本気で取り組んだ人だけが得られる一生の財産があります。是非皆さんもこのプログラムで一生の財産を手にしてください！

私たちのチームはJTBと協働し、長崎の修学旅行を開発しました。目標は「新しい長崎の修学旅行」。そこで、私たちが1年間かけて開発したのは、「坂×住民×AR」の修学旅行です。この修学旅行は実際に販売され、初めてのお客様（関東の高校生）を受け入れたときの達成感は今でも忘れられません。この活動の魅力は、企業とともに成果を求めた活動ができることだと思います。学生メンバー間での意見の相違、企業の方との意思疎通の難しさなど、山ほどの困難を乗り越えなければなりません。その過程で傾聴力や提案力が養われ、この成長のおかげで就職活動においても他大学生と差別化できました。このような学びや経験が得られる環境、そして最高の仲間や先輩、先生と密な時間を過ごせたこと、このゼミ活動は本当に私たちにとって貴重なものとなっています。

橋口浩暉さん（2018 卒）～株式会社Mtame～

NTTは、電話やインターネットが安心して繋がる社会を守ること、ICTとあらゆるものを組み合わせて新しい価値を創造すること、を主な業務として行なっています。その中で私は、他企業と協働で新しい価値を生み出すアライアンス営業部に配属され、一緒に働いてくれる企業の新規開拓を行なっています。私がこの業務に携われているのも、このプログラムでの経験があったからこそのことです。ここでの業務は、他企業の方々をいかに巻き込んでいくか、どうやったら双方がwin-winの関係を築けるか、チームで考え抜くことが求められ、プログラムでのグループ活動の経験が役立っています。大学では、どう時間を使うかは自分次第です。私は実践型のゼミに所属し活動してきたことで、自身の将来を深く考えられるようになり、また一生大切にしたいと思える仲間ができました。ぜひ皆さんも、限られた時間を何に使うことが有意義なのか考え、このプログラムで多くの経験をしてもらえると嬉しいです！

岸川理恵さん（2018 卒）～西日本電信電話株式会社（NTT西日本）～

岩崎食品チーム

JTBチーム

7 8

プログラム履修生の就職状況

勤 務 地

主な就職先製　 造 　業：東芝、三菱重工業、大正製薬、LIXIL、TOTO建 　設 　業：大和ハウス工業、一条工務店、セキスイハイム九州、谷川建設小 　売 　業：セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ジャパネットたかた運 　送　 業：ANA（全日本空輸）、スカイマーク、西武鉄道卸 　売　 業：双日、日本アクセス、田村駒情報通信業：九州日立システムズ、マイナビ、ワークスアプリケーションズサービス業：JTB九州、近畿日本ツーリスト九州、ハウステンボス金 　融 　業：十八銀行、親和銀行、福岡銀行、大和証券、みずほ証券保 　険　 業：東京海上日動火災保険、日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命保険公 　務　 員：長崎県、福岡県、宮崎県、諫早市、北九州市

※１ ここでのプログラム履修生とは、2013 年度から2017年度までに卒業した学生のうち、 専門ゼミ（実践型）を履修した195 名を指す

パンフレットを手にとっていただいた皆さまへ

大学選びは人生の大きな分岐点と言われているけれど、まだまだ将来のことなんてわかりませんよね。だからこそ、ビジネス実践力育成プログラムにおいて、これからのことを考えながら、充実した大学生を送りませんか？

　　　マインドマップ

黒板に描かれたマインドマップは、プログラム履修生の中でも特にグラフィック能力の高い女子学生が担当しています。お絵かきが大好きな彼女は、いつも歌を口ずさみながら絵を書いています。今回のマインドマップは、「これを見た人が心動くようなものを描きたい」と言って頑張って描いていました。こんなグラフィックが描けるようになりたいと思って頂けるととても嬉しいです。

　　　プログラム履修生　　　の一週間

プログラムだけに追われる日々を送っているのではありません（笑）。バイト・サークル・遊びを両立しているリアルな大学生活を伝えるために、ウィークリースケジュールを掲載しました。履修生の中には、バンドに力を入れている学生、バイトを掛け持ちしている学生、ゼミ内恋愛している学生など、様々な活動を行いながらもプログラムに取り組んでいる人たちが多くいます！

編 集 後 記

※1

福岡 21%東京 46%

長崎 11%

パンフレット制作の想い出

P3～4 P5～6

9 10