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5 4 マカオ通信 2016 年 4 月号 MACAO Talkabout 毎年、次から次へと新しいリゾートが開業し、エンターテイメントが生まれ、進化 し続けるマカオ。何度訪れても、初めて訪れた時のような感動が味わえるのが魅力 のひとつ。そして今、マカオは女子旅にぴったりのデスティネーションへと成長し ています。街歩き、グルメ、ショッピング、スパ、エンターテイメントと、マカオな らではの、この街でしか楽しめない素材がたくさん!そこで今回は、女子旅向けの 素材を紹介します。ツアーの企画や造成にお役立てください。 「 コンラッド・マカオ 」のアフタヌーンティーで優雅なひとときを 「 マンダリン・オリエンタル・マカオ 」のスパ 「 グランド・ハイアット 」のプールデッキ 公園で太極拳 朝から賑わう八角亭 通りの名前もロマンチックな「戀愛巷」 「 ドラ・タム・デザイン 」でマカオオリジナルのお土産探し ポルトガルの石けん「 クラウス・ポルト 」 「マカオタワー」のスカイウォーク 「長隆海洋王国」まで日帰りトリップ 「ドリームワークス」のパレード 「 ザ・ハウス・オブ・マジック 」のイリュージョンショー 街歩き、散策 「 暮らすように旅する 」 マカオは世界遺産の街、東西文化が融合した街。マカオ歴史市街地区(22の建築物と8つの広場) を実際に回ってみると、他の都市にはない面白さがあります。例えば、2kmほどの距離に数珠つな ぎで現れる教会や中国風の建物の数々、現在も使用されている灯台や教会など。マカオの世界遺産 は市民の生活に溶け込んでいるので、観光をしているつもりが、いつの間にか地元の人々と広場で アイスクリームを食べてくつろいでみたり、教会で祈ってみたり。地元の人々のペースに引き込ま れて、のんびりと世界遺産巡りを堪能できます。 ポルトガルの影響を垣間見る 100年以上前に建てられたポルトガル風の建築物が残り、カルサーダス(石畳)の道がどこまでも 続くラザロ地区。どこを切り取っても素晴らしい写真が撮れるので、思わず撮影に夢中になってし バラエティ豊かな食事 1週間滞在でも食べきれないほど多彩 マカオでは、ポルトガル料理、中国料理、そしてマカオならではのマカオ料理などバラエティ豊かな料 理が味わえます。魚介類をふんだんに使ったポルトガル料理は、素材の味を生かしたシンプルな味付け です。「バカリャウ(干しダラ)のコロッケ」や「バカリャウとポテトの卵とじ」といった定番ものや、「ヒ ヨコ豆と牛モツのチョリソー煮込み 」、「 カルド・ヴェルデ( 緑の野菜たっぷりのポテトスープ )」は一度 は食べておきたい料理。中国料理は麺類、粥類、飲茶などの軽めのメニューから、中国各地の格式の高い 料理まで楽しめます。フカヒレやアワビの高級食材料理、美容と健康にこだわった、漢方を取り入れた薬 膳メニューもあります。 16世紀の大航海時代に、ポルトガルからの航路の寄港地で積み込んだ食材やスパイスを合わせて仕上 げたのがマカオ料理。外せないのが「アフリカン・チキン」、「ミンチィ(豚肉のそぼろ炒め)」、「スタッ フド・クラブ」。いずれもマカオの歴史とロマンの香りいっぱいの、ユニークで味わい深いものばかりです。 B級グルメから星付きグルメまで 街歩きの途中で小腹が空いた時におすすめなのが、カレーおでんやポークチョップ・バーガー、炭 火焼のワッフルなどのローカルグルメ。もちろんエッグタルトや牛乳プリン、マンゴーやタピオカ などのデザートも欠かせません。そんなB級スナックをお昼間に食べたら、夜はドレスアップして 星付きレストランへ。これがマカオらしい過ごし方ともいえます。 「ミシュラン香港・マカオ2016」で、マカオは16のレストランが星を獲得しています。ポルトガル、 中国、マカオの料理以外にもフレンチやイタリアン、和食などのファインダイニングが選出されて います。 あなどれない、贅沢ビュッフェ ショッピング こんな小さな街に900店舗!? マカオのショッピングモールには、コタ イ地区を中心に現在約900店舗のショッ プがあります。ローカルなお土産や日用 品、ファストファッション、コスメを扱う ショップから高級ブティックまでカテゴ リーはさまざま。ショッピングモールは毎 日深夜23時頃まで営業しているので、昼間 は街歩きを堪能し、夜はショッピングを心 行くまで楽しめます。 12月にはショッピング・フェスティバル が開催され、半額以下になる商品も。女子 旅には注目の情報ですね。 今、マカオで人気なのが、シティ・オブ・ドリームズの専用シアターで開催されている「 ザ・ハウス・ オブ・ダンシング・ウォーター」ショーです。シルク・ドゥ・ソレイユで知られるフランコ・ドラゴーヌ 氏が手がけるアクロバティックショーで、直径50mほどのプールが、一瞬にして海になったり陸に なったりと目まぐるしく舞台が変わります。高度なアクロバットと、舞台セットの迫力に感動し、2 度3度と鑑賞するリピーターもいるほどです。 エンターテイメント 一度は見ておきたいショー マカオのホテルの客室は、とにかく広いことがポイントのひとつです。スタンダードルームでも 40㎡以上の部屋がほとんどで、ゆったりと滞在できます。シアターやゲストルームを備えたスイー トルームを貸切にしたパーティーは、いかがでしょうか?また、疲れたら心がほどけるスパへ。マ カオにはフォーブス誌で星を獲得したスパが10軒もあり、そのクオリティとホスピタリティの高さ がうかがえます。メニューもさまざまですが、中国の翡翠を使ったマッサージやポルトガルのスパ イスを使ったコースなど、マカオならではのスパが体験できます。 毎年、新しいホテルがオープン 昨年5月は大規模プールを備えたギャラクシーに新たに3軒、10月には8の字型の観覧車が印象 的なスタジオ・シティ・マカオに1軒、そして今年も続々と新しいホテルがオープンしています。今 上質なホテルライフ 客室の広さに思わずテンション UP ! マカオ半島の北部には市民が生活する下町が広がっていて、ディープなマカオを体験するにはお すすめです。朝の公園では太極拳をする人がいたり、歌の練習をする人がいたり、広東オペラを練 習するグループがいたりと、市民がそれぞれ朝活を楽しんでいます。 市場や露店では新鮮な野菜や魚介類、肉類などが売られています。珍しい食材を見かけることも できます。マカオ市民に混じってローカルな麺屋・粥屋やポルトガル料理の食堂にトライするのも いいかもしれません。 タイパ・ビレッジの路地裏にはポルトガル風のカフェが並んでいます。一軒家を改装したほどの こぢんまりしたカフェでは、お洒落な雰囲気の中でポルトガル料理やスイーツ、ティータイムが楽 しめます。路地裏の夜景散策もおすすめです。 下町でディープなマカオを体験 地元民との交流を重視するなら 旅の思い出にマカオタワーからのバンジージャンプにトライするのはいかがでしょうか。高さ 233mから急降下のスリリングが味わえます。マカオタワーでは他にもタワーの外縁を頭上のワイ ヤーだけを頼りに歩くスカイウォークや、タワー頂上338mまで全長100mのはしごを2時間かけて 昇り降りするタワークライムなど、多彩なアクティビティが体験できます。 長めの滞在なら本土への日帰りトリップを コロアン周辺ではゴルフやハイキングなどもできます。中国本土の横琴島には大規模なレジャー ランド「長隆海洋王国」があります。ギネス記録に5部門で登録された世界最大級の水族館では、1 万5000匹の魚が泳ぐ世界最大級の水槽やシロイルカ、ホッキョクグマの展示館も楽しめます。マカ オからの日帰り旅も可能です。 行動派向けアクティビティ スリリングな体験&日帰りトリップ 年間を通じて女子旅にぴったりのイベントが開催されています。なかでも特におすすめの4大イ ベントを紹介します。 ▶マカオ芸術祭(5月 ) コンサートや演劇、ダンス、中国オペラなど幅広いジャンルのパフォーマンスが、世界遺産を舞台に、 日替わりで約1カ月にわたり開催されます。海外からのアーティストも多数参加するイベントです。 ▶ロータス・フラワー・フェスティバル(6月中旬 ) マカオのシンボル・フラワーである「 蓮 」が満開となり、セナド広場やロウリムイオック庭園、タイ パ・ハウス・ミュージアムなど、街のいたるところに咲き誇ります。ピンクの蓮と世界遺産を一枚の 写真に収めることができる、貴重な時期です。 ▶マカオ国際花火コンテスト(9月の週末と10月1日) 世界各国から集まった花火師10チームが、秋の夜空でその技を競います。マカオタワー前の南灣 湖で、一晩2カ国、5日間にわたって花火が打ち上げられます。日本からのチームが参加すること もあります。 女子旅おすすめイベント 研修旅行でマカオ半島とコタイ地区を視察し、新旧さまざまなマカオの素材を体 験した茂森さん。マカオ女子旅への5つの訴求キーワードを聞きました。 1.やっぱり世界遺産(歴史的建築物など30カ所を制覇) 2.ゴージャスなマカオを体験!(ショー、カジノなどのエンターテイメント) 3.多国籍料理を味わう!(中国料理、ポルトガル料理など) 4.カラダも心も癒される!(優雅にホテルステイ) 5.パワースポットに力をもらう(媽閣廟) JTB ワールドバケーションズ 茂森香織さんに聞いた! マカオ女子旅 5つのキーワード マカオ女子会は、今年も全国各地で積極的に活動しています。2月22日の東京 を皮切りに、名古屋、大阪で開催。その後札幌、福岡でも初となるマカオ女子会 を展開しました。 次回は、7月6日に東京、8月28日に名古屋、8月24日に大阪で開催予定です。 またマカオ女子会は、6月4日と10月15日出発(予定)で、3泊4日のメンバー限 定の自由視察旅行も計画しています。 マカオ女子会は、新規メンバーを随時募集しています。旅行会社に勤務する 女性ならどなたでも入会できます。現在全国5都市で約460人がメンバー登録、 参加しています。参加費、入会費は無料です。 ▶お問い合わせ・入会希望はマカオ観光局・横山まで。 [email protected] マカオ女子会5都市で開催 次回は7月から、メンバー随時募集中 「マカオは女子が旅に求めるほとんどの体験ができるリゾートだといえます。 治安もいいので、女子同士でも安心して楽しめます。また、観光素材の棲み分けも しっかりできていて、コンパクトに観光がしやすいデスティネーションでありな がら、見どころがたくさんあります。カジノや世界遺産だけでなく、グルメやエン ターテイメント、上質なホテルステイなど、他の過ごし方も提案していきたいで す 」とのコメント。 買っておきたいのはマカオならではのもの ポルトガルの雑貨店や缶詰専門店(本紙1面参照)、ポルトガルの 絵タイル(アズレージョ)の店、多彩な中国茶やホテルの中国料理 レストランなどがこだわって作ったXO醤などの調味料やスパイ スが買える店、種類が豊富なポルトガルワインの店などが、マカオ 旅に欠かせないラインナップ。 もっとマカオ・オリジナルにこだわるなら、マカオ出身のデザイ ナーが作った「 マカオ・クリエイションズ 」の雑貨や、「 ドラ・タム・ デザイン」のジュエリーなど、マカオでしか手に入らないものもあ ります。聖ポール天主堂跡の階段を下った細い路地裏には、小さな 雑貨店が並ぶストリートもあります。ポルトガル石鹸やキャンディ ショップ、食器店やポルトガルワインのショップなどが点在してい て、ここでお土産を探してみるのもいいかもしれません。 まいます。またこの地区にはポルトガ ルの雑貨店やカフェ、ギャラリーなど が点在しているので、散策中にショッ ピングも楽しめます。 コロアンやタイパ・ビレッジは、か つて漁村だったエリアで、パステルカ ラーのカラフルな家々が軒を連ねて います。これは南欧の漁村の風景その もの。故郷を想って当時のポルトガル 人が作った街並みとあって、ノスタル ジックな雰囲気さえ漂っています。 ちなみに夜の世界遺産スポットや ラザロ地区はライトアップしている ので、昼間とは全く異なる趣となり、 ディナー後の夜景ハンティングにお すすめです。 夏にオープン予定のウィン・パレスには、マカオ半島側にある ウィン・ホテルの噴水の、数倍規模の噴水が設置されるとか。 泊まらなくとも、ホテルのエンターテイメント巡りをするのも おすすめです。 滞在中、一度は行っておきたいのがビュッ フェ。ロブスターや寿司が並ぶMGMマカオ の「 ロッシオ 」、多国籍料理が堪能できるギャ ラクシー・ホテルの「 フェスティバ 」、そして マカオリピーターにお勧めのIFT (旅遊學院) のポルトガル料理のビュッフェ(金曜日のディ ナー限定 )は押さえておきたいところです。 マカオタワーには展望回転ビュッフェ・ レストラン「360度カフェ」やポルトガル料理 ビュッフェ「トロンバ・リージャ」もあり、いず れも大人数で入れて美味しいのが特徴です。 毎年、次々と生まれるエンタメ ワーナーブラザーズと提携するスタジオ・シティ・マカオでは、高さ130mの8の字型観覧車、4D アトラクションのバットマン・ダーク・フライト、レインボーブリッジを消した男として知られるフ ランツ・ハラレー氏がプロデュースするイリュージョンショー「 ザ・ハウス・オブ・マジック 」など、最 新エンターテイメントにトライできます。 サンズ・コタイ・セントラルはドリームワークスと提携。シュレックやカンフーパンダなどのキャ ラクターのパレード(毎日16時)のほか、キャラクターと一緒に朝食が食べられる「シュレックファ スト」も楽しめます。「パチャ・マカオ」や「クラブ・キュービック」などのナイトライフも充実。 ホテルのラウンジや夜景が見える バーなどもあり、深夜まで盛り上 がれます。 ▶クリスマスのイルミネーション &シティ・ライト・フェスティバル (12月 ) 12月2週目頃からセナド広場や 民政総署など、街中にイルミネー ションが施されます。聖ポール天 主堂跡のファサードや仁慈堂では プロジェクション・マッピング・ ショー(写真右)も開催。その他の 世界遺産の建築物も、いつもとは違 うカラフルなライトアップや趣向 を凝らした飾り付けで、見る人を楽 しませてくれます。

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Page 1: 女子旅おすすめイベント - macaotourism.jp · すすめです。朝の公園では太極拳をする人がいたり、歌の練習をする人がいたり、広東オペラを練

世界遺産の街世界遺産の街 MACAO Talkaboutマカオ通信 2016 年 4 月号

5 4

マカオ通信 2016 年 4 月号MACAO Talkabout

 毎年、次から次へと新しいリゾートが開業し、エンターテイメントが生まれ、進化

し続けるマカオ。何度訪れても、初めて訪れた時のような感動が味わえるのが魅力

のひとつ。そして今、マカオは女子旅にぴったりのデスティネーションへと成長し

ています。街歩き、グルメ、ショッピング、スパ、エンターテイメントと、マカオな

らではの、この街でしか楽しめない素材がたくさん! そこで今回は、女子旅向けの

素材を紹介します。ツアーの企画や造成にお役立てください。

楽しさがとまらないマカオ女子旅

「コンラッド・マカオ」のアフタヌーンティーで優雅なひとときを

「 マンダリン・オリエンタル・マカオ 」のスパ 「 グランド・ハイアット 」のプールデッキ公園で太極拳 朝から賑わう八角亭

通りの名前もロマンチックな「 戀愛巷 」

「 ドラ・タム・デザイン 」でマカオオリジナルのお土産探し

ポルトガルの石けん「クラウス・ポルト」

「 マカオタワー」のスカイウォーク「 長隆海洋王国 」まで日帰りトリップ

「 ドリームワークス 」のパレード 「 ザ・ハウス・オブ・マジック 」のイリュージョンショー

街歩き、散策「 暮らすように旅する 」

 マカオは世界遺産の街、東西文化が融合した街。マカオ歴史市街地区(22の建築物と8つの広場 )を実際に回ってみると、他の都市にはない面白さがあります。例えば、2kmほどの距離に数珠つなぎで現れる教会や中国風の建物の数々 、現在も使用されている灯台や教会など。マカオの世界遺産は市民の生活に溶け込んでいるので、観光をしているつもりが、いつの間にか地元の人々と広場でアイスクリームを食べてくつろいでみたり、教会で祈ってみたり。地元の人々のペースに引き込まれて、のんびりと世界遺産巡りを堪能できます。ポルトガルの影響を垣間見る

 100年以上前に建てられたポルトガル風の建築物が残り、カルサーダス( 石畳 )の道がどこまでも続くラザロ地区。どこを切り取っても素晴らしい写真が撮れるので、思わず撮影に夢中になってし

バラエティ豊かな食事1週間滞在でも食べきれないほど多彩

 マカオでは、ポルトガル料理、中国料理、そしてマカオならではのマカオ料理などバラエティ豊かな料理が味わえます。魚介類をふんだんに使ったポルトガル料理は、素材の味を生かしたシンプルな味付けです。「バカリャウ(干しダラ)のコロッケ」や「バカリャウとポテトの卵とじ」といった定番ものや、「ヒヨコ豆と牛モツのチョリソー煮込み」、「カルド・ヴェルデ(緑の野菜たっぷりのポテトスープ)」は一度は食べておきたい料理。中国料理は麺類、粥類、飲茶などの軽めのメニューから、中国各地の格式の高い料理まで楽しめます。フカヒレやアワビの高級食材料理、美容と健康にこだわった、漢方を取り入れた薬膳メニューもあります。 16世紀の大航海時代に、ポルトガルからの航路の寄港地で積み込んだ食材やスパイスを合わせて仕上げたのがマカオ料理。外せないのが「アフリカン・チキン」、「ミンチィ(豚肉のそぼろ炒め)」、「スタッフド・クラブ」。いずれもマカオの歴史とロマンの香りいっぱいの、ユニークで味わい深いものばかりです。B級グルメから星付きグルメまで 街歩きの途中で小腹が空いた時におすすめなのが、カレーおでんやポークチョップ・バーガー 、炭火焼のワッフルなどのローカルグルメ。もちろんエッグタルトや牛乳プリン、マンゴーやタピオカなどのデザートも欠かせません。そんなB級スナックをお昼間に食べたら、夜はドレスアップして星付きレストランへ。これがマカオらしい過ごし方ともいえます。 「ミシュラン香港・マカオ2016」で、マカオは16のレストランが星を獲得しています。ポルトガル、中国、マカオの料理以外にもフレンチやイタリアン、和食などのファインダイニングが選出されています。あなどれない、贅沢ビュッフェ

ショッピングこんな小さな街に900店舗!?

 マカオのショッピングモールには、コタイ地区を中心に現在約900店舗のショップがあります。ローカルなお土産や日用品、ファストファッション、コスメを扱うショップから高級ブティックまでカテゴリーはさまざま。ショッピングモールは毎日深夜23時頃まで営業しているので、昼間は街歩きを堪能し、夜はショッピングを心行くまで楽しめます。 12月にはショッピング・フェスティバルが開催され、半額以下になる商品も。女子旅には注目の情報ですね。

 今、マカオで人気なのが、シティ・オブ・ドリームズの専用シアターで開催されている「 ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」ショーです。シルク・ドゥ・ソレイユで知られるフランコ・ドラゴーヌ氏が手がけるアクロバティックショーで、直径50mほどのプールが、一瞬にして海になったり陸になったりと目まぐるしく舞台が変わります。高度なアクロバットと、舞台セットの迫力に感動し、2度3度と鑑賞するリピーターもいるほどです。

エンターテイメント一度は見ておきたいショー

 マカオのホテルの客室は、とにかく広いことがポイントのひとつです。スタンダードルームでも40㎡以上の部屋がほとんどで、ゆったりと滞在できます。シアターやゲストルームを備えたスイートルームを貸切にしたパーティーは、いかがでしょうか? また、疲れたら心がほどけるスパへ。マカオにはフォーブス誌で星を獲得したスパが10軒もあり、そのクオリティとホスピタリティの高さがうかがえます。メニューもさまざまですが、中国の翡翠を使ったマッサージやポルトガルのスパイスを使ったコースなど、マカオならではのスパが体験できます。毎年、新しいホテルがオープン 昨年5月は大規模プールを備えたギャラクシーに新たに3軒、10月には8の字型の観覧車が印象的なスタジオ・シティ・マカオに1軒、そして今年も続々と新しいホテルがオープンしています。今

上質なホテルライフ客室の広さに思わずテンション UP !

 マカオ半島の北部には市民が生活する下町が広がっていて、ディープなマカオを体験するにはおすすめです。朝の公園では太極拳をする人がいたり、歌の練習をする人がいたり、広東オペラを練習するグループがいたりと、市民がそれぞれ朝活を楽しんでいます。 市場や露店では新鮮な野菜や魚介類、肉類などが売られています。珍しい食材を見かけることもできます。マカオ市民に混じってローカルな麺屋・粥屋やポルトガル料理の食堂にトライするのもいいかもしれません。 タイパ・ビレッジの路地裏にはポルトガル風のカフェが並んでいます。一軒家を改装したほどのこぢんまりしたカフェでは、お洒落な雰囲気の中でポルトガル料理やスイーツ、ティータイムが楽しめます。路地裏の夜景散策もおすすめです。

下町でディープなマカオを体験地元民との交流を重視するなら

 旅の思い出にマカオタワーからのバンジージャンプにトライするのはいかがでしょうか。高さ233mから急降下のスリリングが味わえます。マカオタワーでは他にもタワーの外縁を頭上のワイヤーだけを頼りに歩くスカイウォークや、タワー頂上338mまで全長100mのはしごを2時間かけて昇り降りするタワークライムなど、多彩なアクティビティが体験できます。

長めの滞在なら本土への日帰りトリップを コロアン周辺ではゴルフやハイキングなどもできます。中国本土の横琴島には大規模なレジャーランド「 長隆海洋王国 」があります。ギネス記録に5部門で登録された世界最大級の水族館では、1万5000匹の魚が泳ぐ世界最大級の水槽やシロイルカ、ホッキョクグマの展示館も楽しめます。マカオからの日帰り旅も可能です。

行動派向けアクティビティスリリングな体験&日帰りトリップ 年間を通じて女子旅にぴったりのイベントが開催されています。なかでも特におすすめの4大イ

ベントを紹介します。▶マカオ芸術祭(5月 ) コンサートや演劇、ダンス、中国オペラなど幅広いジャンルのパフォーマンスが、世界遺産を舞台に、日替わりで約1カ月にわたり開催されます。海外からのアーティストも多数参加するイベントです。▶ロータス・フラワー・フェスティバル(6月中旬 ) マカオのシンボル・フラワーである「 蓮 」が満開となり、セナド広場やロウリムイオック庭園、タイパ・ハウス・ミュージアムなど、街のいたるところに咲き誇ります。ピンクの蓮と世界遺産を一枚の写真に収めることができる、貴重な時期です。▶マカオ国際花火コンテスト(9月の週末と10月1日 ) 世界各国から集まった花火師10チームが、秋の夜空でその技を競います。マカオタワー前の南灣湖で、一晩2カ国、5日間にわたって花火が打ち上げられます。日本からのチームが参加することもあります。

女子旅おすすめイベント

 研修旅行でマカオ半島とコタイ地区を視察し、新旧さまざまなマカオの素材を体験した茂森さん。マカオ女子旅への5つの訴求キーワードを聞きました。1.やっぱり世界遺産( 歴史的建築物など30カ所を制覇 )2.ゴージャスなマカオを体験!( ショー 、カジノなどのエンターテイメント )3.多国籍料理を味わう!( 中国料理、ポルトガル料理など )4.カラダも心も癒される!( 優雅にホテルステイ )5.パワースポットに力をもらう( 媽閣廟 )

JTB ワールドバケーションズ 茂森香織さんに聞いた!

マカオ女子旅 5つのキーワード

 マカオ女子会は、今年も全国各地で積極的に活動しています。2月22日の東京を皮切りに、名古屋、大阪で開催。その後札幌、福岡でも初となるマカオ女子会を展開しました。 次回は、7月6日に東京、8月28日に名古屋、8月24日に大阪で開催予定です。 またマカオ女子会は、6月4日と10月15日出発( 予定 )で、3泊4日のメンバー限定の自由視察旅行も計画しています。 マカオ女子会は、新規メンバーを随時募集しています。旅行会社に勤務する女性ならどなたでも入会できます。現在全国5都市で約460人がメンバー登録、参加しています。参加費、入会費は無料です。▶お問い合わせ・入会希望はマカオ観光局・横山まで。  [email protected]

マカオ女子会5都市で開催次回は7月から、メンバー随時募集中

 「 マカオは女子が旅に求めるほとんどの体験ができるリゾートだといえます。治安もいいので、女子同士でも安心して楽しめます。また、観光素材の棲み分けもしっかりできていて、コンパクトに観光がしやすいデスティネーションでありながら、見どころがたくさんあります。カジノや世界遺産だけでなく、グルメやエンターテイメント、上質なホテルステイなど、他の過ごし方も提案していきたいです 」とのコメント。

買っておきたいのはマカオならではのもの ポルトガルの雑貨店や缶詰専門店(本紙1面参照)、ポルトガルの絵タイル( アズレージョ)の店、多彩な中国茶やホテルの中国料理レストランなどがこだわって作った XO 醤などの調味料やスパイスが買える店、種類が豊富なポルトガルワインの店などが、マカオ旅に欠かせないラインナップ。 もっとマカオ・オリジナルにこだわるなら、マカオ出身のデザイナーが作った「 マカオ・クリエイションズ 」の雑貨や、「 ドラ・タム・デザイン 」のジュエリーなど、マカオでしか手に入らないものもあります。聖ポール天主堂跡の階段を下った細い路地裏には、小さな雑貨店が並ぶストリートもあります。ポルトガル石鹸やキャンディショップ、食器店やポルトガルワインのショップなどが点在していて、ここでお土産を探してみるのもいいかもしれません。

まいます。またこの地区にはポルトガルの雑貨店やカフェ 、ギャラリーなどが点在しているので、散策中にショッピングも楽しめます。 コロアンやタイパ・ビレッジは、かつて漁村だったエリアで、パステルカラーのカラフルな家々が軒を連ねています。これは南欧の漁村の風景そのもの。故郷を想って当時のポルトガル人が作った街並みとあって、ノスタルジックな雰囲気さえ漂っています。 ちなみに夜の世界遺産スポットやラザロ地区はライトアップしているので、昼間とは全く異なる趣となり、ディナー後の夜景ハンティングにおすすめです。

夏にオープン予定のウィン・パレスには、マカオ半島側にあるウィン・ホテルの噴水の、数倍規模の噴水が設置されるとか。泊まらなくとも、ホテルのエンターテイメント巡りをするのもおすすめです。

 滞在中、一度は行っておきたいのがビュッフェ。ロブスターや寿司が並ぶMGMマカオの「ロッシオ」、多国籍料理が堪能できるギャラクシー・ホテルの「フェスティバ」、そしてマカオリピーターにお勧めのIFT(旅遊學院)のポルトガル料理のビュッフェ(金曜日のディナー限定)は押さえておきたいところです。 マカオタワーには展望回転ビュッフェ・レストラン「360度カフェ」やポルトガル料理ビュッフェ「トロンバ・リージャ」もあり、いずれも大人数で入れて美味しいのが特徴です。

毎年、次々と生まれるエンタメ ワーナーブラザーズと提携するスタジオ・シティ・マカオでは、高さ130mの8の字型観覧車、4Dアトラクションのバットマン・ダーク・フライト、レインボーブリッジを消した男として知られるフランツ・ハラレー氏がプロデュースするイリュージョンショー「 ザ・ハウス・オブ・マジック 」など、最新エンターテイメントにトライできます。 サンズ・コタイ・セントラルはドリームワークスと提携。シュレックやカンフーパンダなどのキャラクターのパレード(毎日 16 時)のほか、キャラクターと一緒に朝食が食べられる「シュレックファスト」も楽しめます。「パチャ・マカオ」や「クラブ・キュービック」などのナイトライフも充実。ホテルのラウンジや夜景が見えるバーなどもあり、深夜まで盛り上がれます。

▶クリスマスのイルミネーション&シティ・ライト・フェスティバル

(12月 ) 12月2週目頃からセナド広場や民政総署など、街中にイルミネーションが施されます。聖ポール天主堂跡のファサードや仁慈堂ではプ ロ ジ ェ ク シ ョ ン・マ ッ ピ ン グ・ショー( 写真右 )も開催。その他の世界遺産の建築物も、いつもとは違うカラフルなライトアップや趣向を凝らした飾り付けで、見る人を楽しませてくれます。