モンゴル投資セミナー - jica...本日のセミナーの内容...

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© 2017 Mongolia – Japan center for human resources development JICAビジネス交流専門家 中村 JICA EXPERT of business networking KO NAKAMURA モンゴル投資セミナー

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  • © 2017 Mongolia – Japan center for human resources development

    JICAビジネス交流専門家 中村 功

    JICA EXPERT of business networking KO NAKAMURA

    モンゴル投資セミナー

    プレゼンタープレゼンテーションのノート本日は皆様、モンゴル投資セミナーにお集まりいただき、ありがとうございます。私は、JICAのビジネス交流専門家でモンゴル日本センターに派遣されております中村 功と申します。ちなみに、この地図を見ていただければわかりますように、モンゴルと日本は意外と近くにあります。最近はグーグルアースという便利なものがありますので、モンゴルの国会議事堂と、日本の国会議事堂の距離を調べてみました。すると、3017キロという数字が出てきました。東京から3000キロというと、マカオと同じくらいの距離になります。

    タイのバンコクや、ベトナムのホーチミンなどと比べても近くにあることがお分かりいただけるかと思います。しかし、意識の中では遠い国だと思いますし、モンゴルの事を良くご存じの方も少ないと思います。

    ちなみに、『私はモンゴルの事を良く知っている!!』という方はいらっしゃいますでしょうか?

    本日は○○分と短い時間ではございますが、皆様貴重な時間を頂くということもあり、皆様の知らないモンゴルに関して有意義なセミナーとなるよう私も頑張らせていただきます。宜しくお願いいたします。

    http://www.free-powerpoint-templates-design.com/free-powerpoint-templates-design

  • 中村 功(なかむら こお) 2002年~青年海外協力隊 専門『建築』 2004年~モンゴル日本合弁企業設立 2011年~専門商社モンゴル事業所所長 2015年~国際交流基金 日本語事業調整員 2017年~JICAビジネス交流支援専門家として モンゴル日本人材開発センター (通称:日本センター)に所属 2006年~モンゴル国体操協会理事 2006年~NGO法人在モンゴル日本人青年支援連絡会会長 2012・2016年度 在モンゴル日本人会会長

    自己紹介

    プレゼンタープレゼンテーションのノートそれではまず、みなさん『お前だれやねん?』と思っていらっしゃると思いますので、極々簡単に自己紹介をさせていただければと思います。私は、もともと建築技術者ですが、2002年に青年海外協力隊としてモンゴルに行って以来現在まで、モンゴルにいても日本にいてもずっとモンゴルに関係する業務をしてまいりました。ですので、私の専門は強いて言えば『モンゴルです』ということになりますでしょうか。ただ、モンゴルにおいても、時には国際協力の視点から、時には創業者として、時には日本の企業の現地代表として、そして時にはアカデミックな世界にも入り込みと、色々な世界を覗いてきていることが私の強みかと思います。その分、モンゴルに対する幅広い知識を有していると自負しております。また、2年ほど当地の日本人会の会長として在モンゴル日本人の代表もさせていただきました。現在は、JICAのビジネス交流支援専門家として日本の無償資金協力で建設されたモンゴル日本人材開発センター、通称日本センターに所属し、モンゴルと日本の間のビジネスのつながりを今より強くなるような支援活動を行っております。

  • 本日のセミナーの内容

    1.なぜ投資のターゲットとしてモンゴルなのか? (魅力)

    2.モンゴルと日本の間で何ができるのか? (可能性)

    3.どの様な支援を私たちはできるのか? (支援)

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、本日お話させていただくのはこの三点です。まずはなぜ投資のターゲットとしてモンゴルなのか?つまり魅力に関してお話させていただきます。次にモンゴルと日本の間で何ができるのか?そして最後に皆さんがモンゴルに進出するとして、私の所属する日本センターや、JICAはどの様な支援を行うことができるのか?つまり、魅力、可能性、支援、この三点をお話させていただきます。

    そして最終的には皆さんが

  • そうだ モンゴル、行こう!

    プレゼンタープレゼンテーションのノート

    『そうだモンゴル、行こう!』

    という気になっていただける様にがんばります

    さて、皆さんのイメージにあるモンゴルってどんな感じですか?まずほとんどの方が・・・(次のスライドへ)

  • プレゼンタープレゼンテーションのノートこんな感じでしょうか。草原、馬、テント式住居であるゲル、モンゴル相撲・・・

    ちなみに、モンゴルの99%はこんな感じで正解です。全然間違っていません。

    しかしながら、首都ウランバートルに関していえば、時々間違ったイメージを持つ方がいらっしゃるようです。今でも時々『モンゴルの街には馬が走っているの?』と聞かれることもあります。

  • ウランバートルに馬は走っていません

    プレゼンタープレゼンテーションのノートしかし、馬は走っていません

  • ウランバートルの 街並み

    プレゼンタープレゼンテーションのノートウランバートルの街中はこんな感じです。確かに、私が最初にモンゴルに行った2002年ごろは極まれに街中を馬で走る人もいたことはいました。また、ウランバートル市内でも中心部以外では馬車が荷物を運んでいたりもしました。

    しかし、モンゴルもアジアの御多分に漏れず、自動車が2005年くらいを期に爆発的に大衆的普及されており、現在ではナンバー規制されており、走ることのできる曜日が決まっているのにも関わらず、特に朝夕の時間は慢性的な渋滞となっております。こんなところを馬が走ったら危ないですよね。

    日本の方にもだいぶモンゴルという言葉はメジャーになりつつありますが、まだまだモンゴルのことを知らない人が日本には多いようです。

  • モンゴルビジネス環境ガイド

    https://www.jica.go.jp/mongolia/office/activities/environment_guide/index.html

    モンゴルビジネス環境ガイド

    プレゼンタープレゼンテーションのノートちなみに、今日はガイドブック的な内容はそれぞれの役割にお任せしたいと思っております。観光的なものは、『地球の歩き方』にお任せし、モンゴルのビジネス環境や一般情報は、JICAで今年作成しましたモンゴルビジネス環境ガイドおよびイエローページに任せたいと思っております。

    現在のモンゴルの経済状況や、会社の設立の仕方、好事例、モンゴルの税制などなど全て、このビジネス環境ガイドに集約されています。ですので、本セミナーが終わった時点で、『そうだモンゴル、行こう』、一度このサイトにお立ち寄りいただき、PDFで全文ダウンロードできますので、読んでいただければ幸いです。今回の私のセミナーでは、できるだけ、この環境ガイドや、イエローページに載っていない情報をお伝えできればと思っておりますが、もし、重複する内容があったとしてもご容赦頂ければと思います。

  • 第一章 なぜ、投資のターゲットとしてモンゴルなのか? 魅力

    プレゼンタープレゼンテーションのノートそれではなぜ投資のターゲットとしてモンゴルなのか?という『魅力』の部分に関してお話していければと思います。モンゴルはみなさんご存知の通り、冷戦時代、社会主義でした。それが、ロシアのペレストロイカと同時に民主化に移行し、経済も計画経済から市場経済と移行しました。

    今でも、社会主義という言葉には、アレルギーを持たれる経営者の方も多いかと思います。特に、中国でデモが起きて、日本料理店が襲われたり、従業員がストライキをしたりという話が日本でも報道され、ビジネスをするにはしんどいなぁというイメージを持たれている方もいらっしゃいます。しかし、モンゴルは基本的に親日的です。この写真は、私の所属する日本センターで行われた日本祭りの様子ですが、1日で2000人を超えるモンゴルの方が訪問してくれました。その点、モンゴルはみなさんが想像する様な反日的要素は一切ありません。みなさんが、モンゴルにいらっしゃっても、モンゴルの人は暖かく迎えてくれるはずです。

    さて、そんなモンゴルですが、民主化から25年、四半世紀が経ってどれだけ民主化が進んだのでしょうか?

  • 民主化度 ランキング

    (引用:The Economist Group, The Economist Intelligence Unit Ltd.)

    モンゴル人民共和国 モンゴル国

    1924年~1992年 1992年~現在

    プレゼンタープレゼンテーションのノートこれは世界の民主化度を表す地図です。モンゴルが民社化するのに伴い、国旗も変わりました共産主義の象徴の星が取れていますね以前は、日本人が泊まるホテルが盗聴されていたりしたこともあったようですし、スパイ局が大使館員を監視していたという様なこともあったようです。

    しかしながら、民主化以降、急激にモンゴルは民主化に舵を切り替え、民主化、市場経済化に取り組んできました。その結果この地図でもわかるように、多少の問題がありながらも民主化が進んでいる国という評価を受けています。この地図を見ると意外ですが、日本やアメリカと一段階しか変わりがないですし、インドシナ半島の各国よりもずっと民主化が進んでいることがおわかりいただけると思います。。

    実際、私も色々なセミナーで、官公庁の高級官僚がいる前で、モンゴル政府に批判的な意見を言ったりすることもありますが、逮捕されたり、秘密警察にマークされたりといったことはありません。そんな自由は今でもあります。多分、ここで民主化が進んでいないと評価される部分は、政治家や行政機関に社会主義的な体質が残っていることと、土地の所有がまだ完全に自由になっていないことなどが関係しているのではないかと思います。

    それでは、今度はビジネスという視点で、モンゴルと他の国を比較したいと思います。

  • EASE OF DOING BUSINESS

    RANK

    http://www.doingbusiness.org/rankings

    DOING BUSINESS

    ビジネス『しやすさ』ランキング モンゴル 64位/190か国

    ※ 世界銀行 DOING BUSINESS経済ランキング ビジネスのしやすさランキングより引用

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、みなさんは、世界銀行が毎年発表しているビジネスしやすさランキングというのをご覧になったことがありますでしょうか?このランキングはいくつかの指標に従い、世界190か国を比較し、ビジネスがしやすい国のランキング形式で毎年ランク付けしております。1位は、ニュージーランド。確か、昨年はシンガポールだったと記憶しております。ちなみに日本は34位です。ここで、モンゴルは64位という順位につけております。どうですか!すごいですか!・・・と聞いても、これではなかなかモンゴルの優位性というのがわかりませんが・・・ちなみに、今回のアジア投資セミナーの中の国では圧倒的にトップです。

    では、これを日本から近い、東アジア、東南アジア、太平洋州に絞ってみるとどうでしょうか?

    参考ベトナム82位ネパール 107位スリランカ110位インド130位パキスタン144位

  • ビジネスしやすさランキング 東アジア・東南アジア・太平洋州 地域ランキング 国名 ビジネス『しやすさ』

    世界ランキング 東、東南アジア

    太平洋州ランキング 事業の

    始めやすさ 不動産取引 許可関係 電力供給 資産登録 資金調達

    少数投資者 保護 税金 国境間取引

    契約の 拘束力 破綻処理

    シンガポール 2 1 2 3 4 2 5 1 2 1 1 4

    香港 4 2 1 2 2 9 2 3 1 2 4 3

    台湾 11 3 3 1 1 1 9 4 7 7 3 1

    マレーシア 23 4 11 4 3 3 4 2 6 5 5 5

    タイ 46 5 8 9 7 12 19 6 11 3 6 2

    モンゴル 64 6 4 7 21 6 10 5 5 15 9 12

    ブルネイ 72 7 9 8 5 18 12 12 3 20 13 8

    中国 78 8 15 24 15 4 13 18 24 12 2 6

    ベトナム 82 9 13 6 14 8 7 10 25 9 8 15

    バヌアツ 83 10 14 21 12 13 3 15 8 21 17 13

    トンガ 85 11 6 5 10 22 8 19 12 13 12 16

    サモア 89 12 5 15 9 10 21 7 15 19 7 17

    インドネシア 91 13 20 18 8 15 11 9 21 16 20 10

    フィジー 97 14 21 17 13 7 22 13 20 8 10 11

    フィリピン 99 15 24 14 6 14 20 20 16 11 18 7

    ソロモン諸島 104 16 10 11 11 21 18 14 10 22 19 19

    パプアニューギニア 119 17 16 20 16 16 6 11 18 25 21 18

    カンボジア 131 18 25 25 20 17 1 16 14 14 22 9

    パラオ 136 19 12 16 22 5 17 24 23 24 16 21

    ラオス 139 20 22 10 24 11 15 21 22 17 11 25

    マーシャル諸島 143 21 7 13 19 24 16 22 13 6 14 22

    ミクロネシア連邦 151 22 23 22 17 25 14 25 19 4 23 14

    キリバス 152 23 17 19 25 20 23 17 4 18 15 24

    ミャンマー 170 24 19 12 23 19 25 23 17 23 24 20

    東ティモール 175 25 18 23 18 23 24 8 9 10 25 23

    ※ 世界銀行 DOING BUSINESS経済ランキング ビジネスのしやすさランキングより引用 ※ モンゴル国内での特別許可を有する事業の一覧はビジネス環境ガイド65Pをご参照ください

    プレゼンタープレゼンテーションのノートこれだと、優位性がわかっていただけますでしょうか?この中では、6位に位置しています。この中には、OECDの加盟国が含まれておりませんので、日本と韓国を加えると実際には8位ということになるのですが、それでも、かなり良いランキングではないかと思います。指標をみると、電力供給に関して難ありということになっておりますが、これはモンゴル全体を通じての電力供給ということになりますので、ウランバートルだけを見ると、現在は殆ど停電もありませんので、もう少し上にいってもいいのではないかと思います。その他の注目するランキングとしては、事業の始めやすさが4番目にきております。確かに、会社を設立するだけであれば、1週間も滞在すればすぐ会社が設立できますので簡単といえば簡単です。しかし、特別許可を要する何らかの利権産業に進出するのであれば、特別許可をもらうのは結構大変です。そこも環境ガイドにでておりますので、興味のある方はご参照ください

  • 1,000,000.

    1,500,000.

    2,000,000.

    2,500,000.

    3,000,000.

    1990

    1992

    1994

    1996

    1998

    2000

    2002

    2004

    2006

    2008

    2010

    2012

    2014

    2016

    モンゴルの人口推移 合計 男性 女性

    男性1,533,983人(49.2%) 女性1,585,952人(50.8%)

    モンゴルの人口に関して

    全体で3,119,935人 ↓(46.1%)

    ウランバートル市1,440,447人 (仙台108万人、札幌195万人)

    今後も増加傾向

    モンゴル国家統計局のデータより作成

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、次に人口をみていきましょう。モンゴルの人口は310万人です。この数字は、みなさんにとっては魅力的に映らないと思われます。例えば、今注目されているインドネシアは2億5千万人、ベトナムは9000万人、タイは6000万人とマーケット的にはかなり小さい。そう見えるのも無理はありません。しかし本当にそうなのでしょうか?後で紹介しますが、モンゴルの携帯の最大手キャリアであるモビコム社は当初住友商事の社員が提案してできた会社ですが、一番最初にこの提案を住友商事の役員クラスに説明したところ、当時、家畜が人口の十倍いたので『お前らは、ヤギや羊に携帯を売るつもりか?そんな小さなマーケットを俺らが狙ってどうするんだ』と一笑に付されたそうです。しかし、今ではモンゴルの国内でシェアナンバー1順調にビジネスが拡大し、現在はKDDIが子会社化しました。

    また、モンゴルは確かに人口は少ないですが、ウランバートルにはその人口のおよそ半分の144万人が住んでいます。これは仙台と札幌のほぼ中間です。これでも本当にマーケットに魅力がないのでしょうか?

  • モンゴルの人口ピラミッド

    © 2017 - NATIONAL STATISTICS OFFICE OF MONGOLIA モンゴル国家統計局のデータより引用

    ※ 左軸、右軸は年齢 ※ 下部数字は人数 ※ 左緑部は男性、右赤部は女性 ※ モンゴル国統計局データより引用 (引用:IQ research 世界183か国のランキング)

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、次にモンゴルの人口ピラミッドを見ていきたいと思います。モンゴルは若干若年層がいびつですが、ほぼほぼピラミッド型となっています。また、0歳から14歳までで93万人とほぼ人口の三分の一を占めています。これからは、こうした若年層に向けての商品や、教育サービスなども有望な産業となると思われます。

    ちなみに、モンゴルは教育熱心です。社会主義時代の影響も受け学歴社会であり、全体で70%近く、特に女子は80%近い進学率を誇っております。少し、古い資料になってしまいますが、10年前にイギリスの機関が世界183か国のIQランキングを調べたところ183か国中6位という結果になっています。

  • モンゴルの経済成長

    0

    5,000,000

    10,000,000

    15,000,000

    20,000,000

    25,000,000

    1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016

    GDPの推移 単位:100万トゥグルグ

    一人当たりのGDP

    2002年 440 USD ↓

    2016年 3,850 USD

    14年で8.75倍

    右図:モンゴル国家統計局のデータより作成 上図出展元:世界経済のネタ帳より

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、それではここほぼ四半世紀のGDPの推移をみていきましょう。92年に正式にモンゴル国と国名も変わり、そこから10年ほどは特に大きな変化もなかったのですが、2005年くらい、ちょうどこの時期に銅や、石炭といったモンゴルに埋蔵量の多い資源価格がぐんとあがりました。その結果、一気にモンゴルに世界中の視線があつまり、モンゴルは資源開発ブームでわきました。その波は、一瞬、リーマンショックで落ち込んだものの2011年くらいまでつづきましたが、その際にモンゴルの政府が対応を間違ってしまったこと、また、2013年くらいを境に再び資源価格が下落したことなどを境に、モンゴル経済の落ち込みは厳しいものとなりました。そのため、国債の償還もままならず、IMF、国際通貨基金の支援を受けることとなりました。まぁ、私といたしましては、逆に良かったなと感じております。この十年でモンゴルで儲かった人の多くが入札屋。つまり公共工事などにおいて、政治家などと組み、必要以上の予算を計上し、利ザヤを得るといった人たちが多くいました。それとともに、政治家も肥え太るという悪循環がありましたが、すくなくともIMFの管理下にあるうちは、予算の使い道はもっとまともになると思いますし、また、現地通貨のトゥグルグも比較的安定するのではないかと思っております。

  • 2008年 2017年

    プレゼンタープレゼンテーションのノートちなみに、この二つの写真、左は、2008年、10年前に撮った写真です。右は去年撮った写真です。ちょっと見づらいかもしれませんが、ビルがこの9年で街の中心に多く増えているのがわかりますでしょうか?

  • Turquoise Hill

    Resources

    モンゴルのこれからは銅の価格次第?

    銅価格の推移2007年~2017年(LME ロンドン金属取引所のHPより引用 )

    オユトルゴイ鉱山

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、ここでモンゴル中の期待を一身に集めるオユトルゴエに関して少し紹介したいと思います。このオユトルゴエはこれからモンゴルのGDPの多くの部分を生み出す鉱山として期待されています。オユトルゴイ鉱山で検索すると、日本語でも情報が多く出てきますので、ここでは詳細は割愛しますが、若干、銅の価格が上げのトレンドに来ている今、モンゴルの経済を左右するこの鉱山が注目されています。さて、みなさんは、どうお考えになりますか?

  • 強み ・ 親日国家であり、民主化度が高い ・ 国民の教育レベルが高い(IQも高い) ・ ビジネスを始めやすい環境 ・ レベルの高い日本語教育が実施されている ・ 人口比で日本留学者数世界一 ・ 言語習得レベルが高い ・ インターネット通信環境が比較的良好 ・ 日本との流通経路が確立されている(陸・空共) ・ 法人税が安い(配当金の送金時の課税を除く) ・ 中国沿岸部などと比べると人件費が安い ・ 現在は労働力を確保しやすい ・ 通貨が安定している限り預金利息は高い ・ 自然災害が少なく治安が比較的よい

    機会 ・ 手のつかない自然資源を多く有する ・ 開発されていない地下資源を多く有する ・ 経済協力連携協定(EPA)が発効されている ・ EPAを機会に多くのモンゴル企業が日本に関心を抱いている ・ 日本の重点援助国である ・ IMFのスタンドバイ協定 ・ 近隣国の大都市への物流経路が確立されている ・ 現在は、若干消極的ではあるが、基本的に消費意欲は旺盛 ・ 食生活も含めたライフスタイルの変化 ・ 日本人社会が狭いため、日本人同士による係争はほぼない ・ 大手企業が進出しにくい市場規模 ・ 市場が小さい分、景気が回復すると反映も早い

    弱み ・ 日本人との国民性・商習慣の違い ・ 日本モンゴル間のビジネス支援の機関が少ない。 ・ 人口が少ないためマーケットが小さい ・ モンゴル国内での資金調達はリスクが高い ・ 品質、納期等への価値観の日本人との相違 ・ 契約に関する日本人の認識との相違 ・ 仕事に対する日本人の価値観との相違 ・ 取引先に対しての与信が難しい ・ SEZ(経済特区)の魅力に乏しい

    脅威 ・ 内陸国である ・ 中国・ロシアの政策により経済も左右される ・ 国内政治が不安定 ・ 行政機関が4年ごとに刷新される ・ 法整備がまだまだ未熟 ・ 明確な経済の回復気配が見えない ・ 資源ナショナリズム ・ ウランバートル以外の商圏へのアクセスが遠い ・ ソブリン格付けがB-と低い(S&P)

    モンゴルの強み・弱み・機会・脅威(日本企業目線から)

    プレゼンタープレゼンテーションのノートこれは私が、自分で、モンゴルの強み弱み機会脅威をまとめたものですが、細かい部分を説明しませんので、みなさん後ほどご覧ください。

  • 商機は あるはず!

    モンゴルへの進出において 日本企業が問題とする二大課題

    モンゴル国内の人口が少ないと思わない(スモールビジネス) 周辺人口も考慮に入れた現地生産・第三国輸出も視野に入れる

    輸送コストを気にしない高付加価値の OR 価格競争力のあるものの輸出入 IT事業などボーダレスに納品可能な商品による取引・サービスの提供

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、日系の企業が進出する際には、モンゴルの人口の問題。つまり、マーケットの小ささと、内陸国であるため、輸送費が高いという問題が語られることが多いです。しかし、製造業にしても、何にしても、商機はあるはずです。この次の章で日本の会社の進出例をご紹介します。それを見ていただき、本当にモンゴルの市場に希望はないのか?商機はないのか?みなさんに考えていただければと思いますちなみにマーケットに関してはこう考えてみてはいかがでしょうか?

  • 国名 都市名 人口 人口合計

    ロシア ウランウデ 35万 92万人

    イルクーツク 57万

    中国

    呼和浩特 305万

    1518万人 包頭 210万 鳥蘭察布 270万 張家口 449万 大同 284万

    約1000KM(東京~博多位)

    プレゼンタープレゼンテーションのノートここに、モンゴルの周辺の周辺国の都市を示した地図があります。一番近い100万人を超える証券はウランチャブという都市です。ここには270万人の人口があり、それを取り巻くように、モンゴル自治区の省都、フフホトや、400万人以上の人口を抱える張家口市があります。ですので、北京市を考えなくても、およそ1500キロ以内に、ロシアも入れると1600万人位の市場があり、そこに繋がる物流ルートはすべて、鉄道や、舗装道路で確保されています。

    また、モンゴルとの貿易で、一番の拠点となっている北京市も商圏と考えてもいいかもしれません。北京市は2000万人を超えています。

    仕事のしやすい、モンゴルでものを作り、中国に販売するというスキームもできるのかも知れません。

  • 強み

    人 機会

    将来性 可能性

    弱み 習慣・価値観の違い →相互理解によりギャップは縮まる

    脅威 地理・政治

    →対策を立てリスクを最小限化することができる

    魅力

    第一章 まとめ

    モンゴルに長く住んでいる人たちにモンゴルの魅力は何かと問うと、『人』という答えが多い。 日本人と全く正反対のモンゴルの人たちは日本人にとって魅力なのか?またモンゴルの人たちにとって日本人が魅力なのか?

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、ここらへんで、モンゴルの強み、弱みといったものをまとめてみました。ここで、ざくっと述べますと強みの主体は人、弱みに関しては外国との習慣の違い。まぁ、これはモンゴル特有の弱みというよりは、アジア全般に共通するところなのですが。機会に関しては、資源のポテンシャルと大手企業が進出しにくい分、チャンスがあること。弱みは脅威に関しては、まだまだ地理的要素の他に行政や立法といった部分でまだ整備がされていないということです。確かに、モンゴルには政治的リスクがあります。また、行政にも問題があります。経済に関しても、国全体として、どの様に発行した国債を償還していくか?といったリスクもありますし、政府や国民が頼み綱としているオユトルゴエが、どれだけモンゴルの経済復興のために寄与できるかというところも銅相場がどの様に動くかわからないためリスクがあるのは事実です。

    しかしながら、国特有のリスクというのはモンゴルに限らず、どの国にもあります。例えば、日本の国特有のリスクというのは、台風、地震、津波などの自然災害があげられると思いますし、海外からみるとビジネスに関わるリスクというのは日本にも皆無とは言えません。また、行政機関の機能が多分に悪くても、それらは民間の努力によって克服できるものと私は考えます。実際に、私もモンゴルで起業しましたが、行政に頼らない、法律は自分で勉強して対抗するなど自衛策で乗り切ってきました。

    そうしたリスクと今まで話した様な魅力というのを総合的に考えどの様な結論をだすのか?はここにいる皆さん次第です。

    ちなみに、銀行の預金金利は 定期預金で14%/年くらい中小企業向け貸出金利は20~24%位です。

  • 第二章 モンゴルと日本の間で何ができるのか?

    可能性

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、次の章ではモンゴルと日本の間で何ができるのか?ということを話していきたいと思います。この10年ほどで、モンゴルは大きく成長しました。

    私がモンゴルに最初にいった2002年には、外資のフランチャイズ店はもちろんのこと、日本料理店さえ数えるほどしかありませんでした。ましてや、刺身なんかは食べようと思っても確かその当時2店舗だったと思いますが、高いお金を出して食べるしかありませんでした。また、インターネットも電話回線でつなぎ、ヤフーのトップページを出すのに3~4分かかったことを思い出します。

    しかし、今やどうでしょう。携帯電話のモバイルネットワークで、日本のユーチューブが見れるようになり、気軽に、回転ずし屋さんで寿司が食べれるようになり、まだ、KFC、ピザハット、バーガーキングの3つですが、世界的なファストフードの店も入ってきました。韓国資本からは、トムントムスやカフェベネといったカフェチェーン、小売り業界ではモンゴルの大手ディスカウントスーパーであるイーマートがモンゴルに進出し、2店舗目を最近回転いたしました。

    在モンゴルの日本人としては、あとは、冬の空気がきれいになり、渋滞が解決すれば、モンゴルで生きていくにはほぼほぼ問題点が見つからなくなります。そんな発展を続けているモンゴルで日本の会社がなにができるのか?

    正直言うと、『なんでもできますよ!』という回答となります。

    でも、モンゴルの事は良く知らないし・・・という方も多くいらっしゃると思います。次のスライドを見てください。

  • 2017年10月12日(木) モンゴル日本

    輸出促進セミナー 於:モンゴル国商工会議所

    日本に関心を持つモンゴル企業約100社が集まりました

    プレゼンタープレゼンテーションのノート私は、先日、モンゴル国商工会議所で行われました、モンゴル日本輸出促進セミナーで、モンゴルから日本に輸出するにはどの様な可能性があるのかを講師としてお話をさせていただきました。その時に集まったのは、100社ほど。みなさん、日本のマーケットにとても興味を抱いています。

    その様な中から、パートナーとなりえる会社を探してみるのも一考かと思います。

    この時に集まったみなさんと名刺交換させていただきましたが、次から次へと、連絡が来て、アドバイスがほしいということで、輸出の件のみならず、日本から技術を学びたい。日本の会社とパートナーになりたいなど熱い思いを聞かせていただきました。モンゴルでは企業の与信は非常に難しいといえます。基本的にモンゴルでは

  • 日本の会社と取引したい 日本の会社とパートナーになりたい

    日本の技術を導入したい

    プレゼンタープレゼンテーションのノート確かに、モンゴルには、いい感情を抱いている日本の会社と一緒に、日本の技術で品質を高め、日本のマーケットに勝負をかけたいという熱い思いの会社はたくさんあります。もちろん、そのすべてがすべて、有望な企業とは限りませんし、優良な企業といえない場合も多くあることは初めに申し上げておきます。しかし、日本センターのビジネスコースを受講した企業の中から、日本的経営を学び、熱い思いをもつ会社の中から、皆様にご紹介できるような、有望企業を掲載したデータベースの構築にも私たちは取り組んでまいります。来年の春くらいには、掲載されている企業数は少ないかも知れませんが、皆さんにご紹介できるようなデータベースを作成し今後も拡大していくつもりです。

  • 日本の個人や中小企業が 進出するのに有望な産業 農業 牧畜業 製造業 観光 情報通信業 飲食業 アパレル業 小売業 モンゴル製品の輸入 日本製品の販売 教育 などなど・・・

    現地起業・資本提携・共同経営・技術提携 技術指導・技能実習生受入・融資・輸出入

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、それではどんな業界に日本の企業が参入できるでしょうか?私は色々あると思っております。今まで、色々な日本の会社がモンゴルでこの様な産業に進出をしています。もちろん、うまくいっているケース、うまくいかなかったケース色々ありますが、モンゴルには様々な可能性があると思います。これは小麦の農地の写真これは、ウランバートル近郊のゲルキャンプの写真、これは日本のコメが売られている状況。これは日本に輸出を行っている会社のカシミア工場これは、日本の中小企業が出資して経営している日本料理店の画像です。

    また最近ではソーラー発電事業や、ソフトバンクの風力発電などエネルギー関連に投資される方も多くいらっしゃいます。

  • 21%

    17%

    6% 2%

    3% 8%

    5% 2%

    27%

    9%

    GDP産業別分類 農牧業・林業・漁業・狩猟業

    鉱業

    工業

    電気。エネルギー

    建設

    卸売り小売業

    物流業

    情報通信業

    サービス業

    その他

    モンゴルのGDPの約3分の1を農牧業と、鉱業で占めている モンゴル国家統計局のデータより作成

    プレゼンタープレゼンテーションのノート次に、GDP産業別分類を見ていきましょう。この表を見ると、農牧業と、鉱業で、GDPの三分の一を占めています。工業は全体の6%とかなり低くなっています。また、鉱業に関しては、銅と石炭と金の採掘でほぼすべてを占めます。これを輸出割合で見てみましょう。

  • 93.6%

    1.1% 5.1% 0.2%

    輸出金額分類(業種別) 鉱業

    農業・畜産

    繊維業

    その他

    外貨獲得手段が ほぼ鉱業に依存している。

    ↓ 工業・農牧業により輸出を増やし、

    観光で、外貨を獲得したい ↓

    一部優遇措置も (ビジネス環境ガイド54P~55P)

    (開発計画は10P~17P)

    モンゴル国家統計局のデータより作成

    プレゼンタープレゼンテーションのノートこれを見ると、鉱業関係だけで、輸出金額の9割を占めており、健全な状況とはいえない状況になっております。そうした中、工業を今より発展させ、まずは、輸入している商品、製品の国内需要をモンゴル製のもので供給できるようにするほか、現状の様に、石炭だったら、掘削した石炭をそのまま輸出するよりもより高い付加価値の製品を輸出できるようになりたいというのが、モンゴルの悲願です。しかしながら、こうした工業分野はなかなか発展できないのが今の現状です。色々と日本の企業が手を出せる分野は色々とあると思いますので、ついつい、モンゴルで稼ぎ頭であるこうした分野に投資したくなるところですが、これらの分野に一外国企業が進出していくのは非常に難しい状況となっております。なので、未だかなりの部分を輸入に頼っている建材や、食品など、モンゴルの内需に対応できる小規模の製造業は今後魅力的な市場になる可能性があります。

  • 大手企業進出事例紹介 (ハーン銀行)

    2003年

    2007年

    2017年

    銀行名 (和名)ハーン銀行 (英名)Khan Bank (モ名)ХААН БАНК 支店数:537 主要株主: 澤田ホールディングス(日本・東京) 41.30% HSインターナショナルリミテッド(香港)13.10% タワンボグドトレード 22.96% D・ホラン(個人)13.32% IFC(世界銀行グループ)9.32%

    プレゼンタープレゼンテーションのノートここで日本企業、日本ブランドの進出例を見てみましょう。まずは大企業の進出例ということで、ハーン銀行の例をご紹介いたします。モンゴルのハーン銀行はもともとはモンゴルの国営の農業銀行でした。2003年にその銀行が民間に払い下げされることになり、HISの澤田社長の会社である澤田ホールディングスがその多くを取得しました。その後は、経済発展に伴いどんどんと成長をつづけました。ちなみに、この写真は、払い下げ後のハーン銀行の本店のビルを比較したものです、4年後には、かなり大きなビルに移り、今年からは、写真の様な大きなビルに移る様になりました。

  • 科目

    金額

    MNT (millon MNT) JPY (million JPY) 前期 当期 増減比 前期 当期

    資金運用収益 603,389 660,733 9.5% 28,733 31,463 資金調達費用 342,502 419,177 22.4% 16,310 19,961 純資金運用収益 260,886 241,556 -7.4% 12,423 11,503 貸倒引当金控除後純資金運用収益 208,611 189,066 -9.4% 9,934 9,003 その他経常収益 184,266 204,694 11.1% 8,775 9,747 その他経常費用 256,049 293,727 14.7% 12,193 13,987 デリバティブ取引評価損益 4,502 △27,829 - 214 -1,325 税引き前当期純利益 136,828 100,032 -26.9% 6,516 4,763 当期純利益 121,086 103,299 -14.7% 5,766 4,919

    科目

    金額

    MNT (millon MNT) JPY (million JPY) 前期 当期 増減比 前期 当期

    資産合計 5,117,165 6,487,387 26.8% 243,675 308,923 負債合計 4,552,462 5,796,679 27.3% 216,784 276,032 純資産合計 564,703 690,708 22.3% 26,891 32,891

    ハーン銀行の平成 28 年 12 月期の個別業績 (平成 28 年 1 月 1 日~平成 28 年 12 月 31 日)

    引用:澤田ホールディングス ホームページより

    大手企業進出事例紹介 (ハーン銀行)

    プレゼンタープレゼンテーションのノート次に、ハーン銀行の個別業績を見てみましょう。以前聞いた話では当初2003年、ハーン銀行の買収金額は6億円近くだったと私は聞いております。これは定かではありませんが、私はそう記憶しております。そして、14年間たった今、純利益を見てください。日本円で50億円の純利益を出す、企業に成長しました。これだけでも、モンゴルの経済成長がわかっていただけると思います。

    七十七銀行 ROA 0.2%ハーン銀行 ROA 1.6%

  • 日本食レストラン 事例

    プレゼンタープレゼンテーションのノート次に日本食レストランの例を挙げます。この会社は、モンゴルの資本ではありますが、モンゴルで日本食を経営している会社の例です。親会社は、先ほどのハーン銀行の大株主でもありますタワンボグドグループです。この会社は、どちらかというと、技術提携の成功例のひとつとして数えた方が良いかも知れません。2006年に、もう、潰れそうな日本食レストランに一人の板前さんが来ました。目黒雅叙園で、修行を積んだその板前さんは、本物の日本料理をお手ごろな価格で提供し、見事そのレストランをモンゴルで代表する日本食レストランにすることに成功しました。その板前さんがすごいのは、独自に築地から生の魚を空輸するルートを開拓して、本物の日本の魚を、モンゴルで提供したことだと思います。続いて、この会社は、モンゴルで初めて。今も、他にはない回転ずし屋を開店しました。当時は、ちょうど、モンゴル人が豊かになりつつあり、今までは、あまり食べなかった各国の料理をモンゴルの人たちも食べるようになった時期でした。生の魚を食べること自体受け入れられなかったモンゴルでも今は寿司がメジャーになり、店舗も今では2件に増えました。また、この写真にもある様に、鉄板焼きの店をオープンしたりと、日本食で成功している事例になります。またほかにも20席の日本食レストランが年間うん千万円の売り上げを挙げているレストランの例もあります。

  • 日本の食品の輸入事業

    食の多様化

    査証緩和による 日本渡航者数の増加

    日本留学組の帰国

    ↓ 日本人向けから モンゴル人向けへ

    プレゼンタープレゼンテーションのノート次にモンゴルへの輸出事業です。この写真はモンゴルのエブリデイというスーパーチェーンでうられている日本の食品の販売状況を写した写真です。かなり様々な食品があることがわかります。このスーパーでは、最初日本の個人の方が、モンゴルに向けて食品を輸出していました。当初は、日本人向けのものが多く、種類も現在の様に豊富ではありませんでしたが、モンゴルの人の食も多様化し、また日本への留学経験のある方が帰国されたり、査証緩和によって日本への渡航者数が増加したことにより、日本食もだんだんモンゴルの方に受け入れられるようになりました。特にカレーなんかは人気ですね。また、日本のカップラーメンなんかもモンゴルの人に人気の様です。販売価格は日本で販売されている1.5~2倍行かないくらいの値段です。

  • 化粧品進出事例

    プレゼンタープレゼンテーションのノート次にご紹介するのが、化粧品大手コーセーの100%子会社である、コーセーコスメポートがモンゴルに進出した際のレセプションの様子です。今回進出したコーセーコスメポートはモンゴルの会社であるアモーライ会社と正式に代理店契約を締結いたしました。このアモーライ社は2002年に設立され、2005年より日本の化粧品を主に取り扱ってきました。この会社は私どもモンゴル日本センターが運営するビジネスコースの卒業生で、現在ではウランバートル市内に11の支店、また地方都市に8店舗を持つ会社になりました。

    その原動力の一つに私どもモンゴル日本センターのビジネスコースが大きく寄与していると自負しております。私どもモンゴル日本センターのビジネスコースは15年の歴史があり、今までの卒業企業は500社以上、ビジネスコース受講者数は15000人以上と、日本センターと、モンゴルの企業の繋がりは強固なものがあります。そうした有望な企業を皆様にご紹介する様な機能もモンゴル日本センターは有しております。

  • 第二章 まとめ

    モンゴルはビジネスの場として

    前向きに考えるべき or 後向きに考えるべき ↓

    どちらも正解だと思います ↓

    ただ、『可能性』は確かに存在します

    ※ ここで紹介できなかった日本企業の進出事例に関してはビジネス環境ガイド89~90Pをご参照ください

    プレゼンタープレゼンテーションのノートさて、本来であれば、ここでご紹介できない時間も限られておりますので、ここらへんで、第二章のまとめをしたいと思います。モンゴルはビジネスの場として可能性があるかないか?と問いかけると、どちらも正解だとは思います

  • 第三章 どのような支援を私たちはできるのか?

    支援

  • 約20万円

  • ウランバートル現地視察費用概算

  • ① モンゴルの経済・投資環境の説明、ビジネス交流に関する相談への対応 ② モンゴル企業の視察・紹介手配 (2018年3月くらいより、データベースによるモンゴル企業の情報提供サービスも行う予定です。) ③ 展示会・商談会の手配・集客 ④ 現地コンサルタント等の紹介 ⑤ モンゴル企業・産品の情報発信 ⑥ 現地日系企業への支援 ⑦ 会場貸出、通訳・翻訳、その他依頼事項への対応

    モンゴル日本人材開発センターで提供している 日系企業向けビジネス支援サービス 2017年10月からスタート!

    プレゼンタープレゼンテーションのノート①モンゴルの経済・投資環境の説明、ビジネス交流に関する相談への対応面談でのご相談のみならず、メールでのご相談にも対応いたします。 ②モンゴル企業の視察・紹介手配ご希望に応じ、当センターがネットワークを有するモンゴル企業(2017年10月現在・約500社)の中から選択し、視察・紹介の手配をいたします。視察・紹介の際には、当センターから日本人専門家と通訳が同行いたします。 ③展示会・商談会の手配・集客モンゴル企業を対象に、展示会・商談会の開催をご希望の場合は、会場貸出、広告・集客、開催時運営、実施後の連絡取次など、ご要望の業務をお引き受けいたします。 ④現地コンサルタント等の紹介当センターでご対応できない業務については、信頼できる現地のコンサルタント等をご紹介いたします。 ⑤モンゴル企業・産品の情報発信当センターのSNSを通じ、日本企業向けにモンゴル企業・産品の情報を随時発信いたします。 ⑥現地日系企業への支援モンゴルで活動されている日系企業を対象に、以下のサービスをご提供しています。・経営改善や従業員教育のための各種研修・業務内容に応じた日本語教育 ⑦会場貸出、通訳・翻訳、その他依頼事項への対応当センターは総面積1500平米の建物を有しており、最大で200名を収容できるセミナールームなど、ご希望の会場の貸し出しが可能です。また、通訳、翻訳その他についても、ご要望に対応させていただきます。

  • 日系企業向けビジネス支援サービスご利用事例

    目的:モンゴルビジネス視察 ご利用者:神奈川県より4社 業種:中古パーツ商社、製造業、小売業

    ご利用いただいたサービス

    専門家による業界別ビジネス環境概要セミナー 現地有識者意見交換会コーディネート 企業視察(ビジネスコース修了企業より5社)

  • 想像してください

    東アジア東南アジアで6位にはいるビジネスしやすさ 日本語習得者の確保に困らない環境

    IQの高い優秀な人材 モンゴル日本センターによる視察手配・アフターフォロー

    外資100%、合弁、選べる進出形態 ↓

  • 私までお問合せください ※ 夏は繁忙期となるため、寒いですが、冬はねらい目です! (平均気温-25度の世界を体感してみませんか?) ※ 2018年2月中旬から下旬は旧正月のため視察には向いていません ※ 7月は年に一度の大祭のため、視察には向いていません

    今日から一歩海外に踏み出しましょう!

    もし、モンゴルだったら・・・

    プレゼンタープレゼンテーションのノートみなさん、今日この場であったのも何かの縁かと思います。是非、今日からもちろん、モンゴルだけとは言いません。海外に一歩踏み出してみませんか?

  • https://www.jica.go.jp/sme_support/ku57pq00001jx2al-att/ind_summary_ja_201706.pdf

  • 日系企業向けビジネス支援サービスご利用事例

    商談会開催に当たっての無料相談 会場貸し出し、個別相談会コーディネート 広報活動(集客・バナー等作成) 受付代行(受付・企業リスト作成) 商談会後の問い合わせ代行(問合せ受付、翻訳)

    ご利用いただいたサービス

    目的: JICA中小企業等の海外支援の基礎調査に採択され、現地での説明会を実施するため ご利用者:北海道帯広市の企業 業種:農機具等の製造販売

  • 日本センタービジネス課では様々な情報を発信しております

    モンゴル日本人材開発センターHP http://jp.japan-center.mn/home.shtml モンゴル日本人材開発センタービジネス課FB https://www.facebook.com/MOJCBiz/ 日本センタービジネス情報ブログ https://mongol-japan-center.tumblr.com/

    (全て日本語のサイトになります)

    http://jp.japan-center.mn/home.shtmlhttps://www.facebook.com/MOJCBiz/https://mongol-japan-center.tumblr.com/https://mongol-japan-center.tumblr.com/https://mongol-japan-center.tumblr.com/https://mongol-japan-center.tumblr.com/https://mongol-japan-center.tumblr.com/https://mongol-japan-center.tumblr.com/

  • 第三章 まとめ

    課題 活動内容

    モンゴルのビジネス関連情報が整理発信されること (情報発信:情報)

    ビジネス投資ガイドの定期的な改訂 モンゴル優良企業、産品のデータベースの作成 ブログ・ホームページを通じたモンゴルビジネス情報の発信

    ビジネス交流・日系企業支援事業が実施されること (支援事業:支援)

    海外進出セミナーへの参加 モンゴル日本ビジネス交流会の開催 日本企業のモンゴル視察支援・問合せの対応強化

    日本センターの認知度の向上 (認知度向上:認知)

    日本・モンゴル双方、広報方法の改善、拡充 日本・モンゴル双方、各関係団体との連携強化

    事業がセンタースタッフにより継続的に運営されること (スタッフ育成:育成)

    日本センターのスタッフの能力向上活動 ビジネスに関する受託事業の拡大

    モンゴル日本センタービジネス交流支援活動の内容

    モンゴルでビジネス⇒モンゴル日本センター

    情報・支援・認知・育成

    プレゼンタープレゼンテーションのノート

  • いかがでしたでしょうか? モンゴルへのイメージは変わりましたか?

  • 再度!モンゴルビジネス環境ガイドをご活用ください!

    https://www.jica.go.jp/mongolia/office/activities/environment_guide/index.html

    モンゴルビジネス環境ガイド

    プレゼンタープレゼンテーションのノート何度も見せて申し訳ございませんが、今日、ここで話せなかった情報に関しては詳細はビジネス環境ガイドをご参照ください。そして、本当に最後になりますが、私の経験から少しお話をさせていただければと思います。みなさんは、信用と、信頼という言葉を使い分けていらっしゃいますでしょうか?色々な解釈があると思いますが、私は文字通りの解釈をしています。

    信用とは信じてうまく用いること信頼というのは信じて頼ってしまうこと。私なりの解釈ではこの二つには大きな違いがあると思います。信用とはみなさんがたに主導権があるということ信頼とは相手に主導権があることだと私は解釈しております

    モンゴルに限らず、海外で仕事をしていると、日本の会社の方が相手を信頼しすぎて失敗するケースも多く見られます。例えば、最初に会った通訳。単なる通訳の人があまりにも日本語がうまいことをいいことになんでもできると勘違いし、必要以上に信頼してしまい、最後に騙されたり、モンゴルの常識と日本の常識は異なるので、モンゴルの方は騙したつもりはないけど騙された~となる残念なケースを本当に数多く見てきました。。

    私どもも、もし、皆さんがいらっしゃった際には目一杯信用されたいと思います。皆さんから信じてもらい用いられたいと心から願っております。今日のセミナーも心から皆様方が、モンゴルだけにとらわれず全世界でご活躍いただくことを目標として話す内容も資料作成いたしました。

    でも、あまり私たちを信頼して頼りすぎないでください。最終的には、私どもも、自分たちの業務の責任範囲内でしか責任を負うことができません。今日来た話、今日受け取ったこれらのコンテンツをどの様に使いどの様に活かしていくのかはすべて皆さん次第だと思います。

  • モンゴル日本人材開発センター 住所:Mongolia-Japan center building, Ulaanbaatar, Mongolia TEL: 976-11-317528, FAX: 976-11-317528 総合受付メールアドレス:[email protected] JICAビジネス交流専門家 中村 功(なかむら こお) Mobile: 976-9909-7770 専門家メールアドレス:[email protected]

    ご清聴 ありがとうございました

    mailto:[email protected]:[email protected]:[email protected]:[email protected]

    スライド番号 1中村 功(なかむら こお)��2002年~青年海外協力隊 専門『建築』�2004年~モンゴル日本合弁企業設立�2011年~専門商社モンゴル事業所所長�2015年~国際交流基金 日本語事業調整員�2017年~JICAビジネス交流支援専門家として�      モンゴル日本人材開発センター�      (通称:日本センター)に所属��2006年~モンゴル国体操協会理事�2006年~NGO法人在モンゴル日本人青年支援連絡会会長�2012・2016年度 在モンゴル日本人会会長�スライド番号 3スライド番号 4スライド番号 5スライド番号 6スライド番号 7 モンゴルビジネス環境ガイド第一章 なぜ、投資のターゲットとしてモンゴルなのか?�魅力スライド番号 10EASE OF�DOING BUSINESS�RANKビジネスしやすさランキング 東アジア・東南アジア・太平洋州 地域ランキングスライド番号 13スライド番号 14スライド番号 15スライド番号 16スライド番号 17スライド番号 18スライド番号 19スライド番号 20スライド番号 21第二章 モンゴルと日本の間で何ができるのか?スライド番号 23スライド番号 24スライド番号 25スライド番号 26スライド番号 27スライド番号 28スライド番号 29スライド番号 30スライド番号 31スライド番号 32スライド番号 33スライド番号 34スライド番号 35スライド番号 36スライド番号 37スライド番号 38スライド番号 39スライド番号 40スライド番号 41スライド番号 42スライド番号 43スライド番号 44スライド番号 45 再度!モンゴルビジネス環境ガイドをご活用ください!スライド番号 47