パルシステム 品質保証 レポート...もくじ...

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もくじ 02 「品質管理の基準」と「点検内容」 04 “商品の設計図”仕様書を点検 07 製造現場を直接確認“工場点検” 08 科学の視点で安全性確認と 品質向上をサポート 品質保証 レポート パルシステム 11 Topic/商品検査センター、 リニューアル 12 商品の“お申し出”への ていねいな対応 14 家庭用品の品質保証 16 パルシステムの品質保証 2018 年度報告

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も く じ02「品質管理の基準」と「点検内容」04“商品の設計図”仕様書を点検07製造現場を直接確認“工場点検”08科学の視点で安全性確認と

品質向上をサポート

品質保証レポート

パ ル シ ス テ ム

11Topic/商品検査センター、リニューアル

12商品の“お申し出”へのていねいな対応

14家庭用品の品質保証16パルシステムの品質保証

2018年度報告

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パルシステムの商品づくり7つの約束

「品質管理の基準」と「点検内容」—パルシステムオリジ ナル(PB)商品を例に—

国より厳しい自主基準を定めています

“食品添加物基準”

食中毒を未然に防ぐために

“微生物基準”

現在、国が使用を許可している食品添加物は1,536物質。なかでも安全性が疑わしいもの、必要性のない食品添加物を不使用とする自主基準を定めています。

食品衛生法 パルシステム基準

指定添加物 455 276

既存添加物 365 172一般飲食物添加物 104 101天然香料基原物質 612 612

合計 1,536 1,161

法的基準を順守することを前提にしつつ、国や地方自治体等が基準化していない食品について、パルシステム独自基準を設定。その基準に不適合となった場合は、製造者へ調査・改善を求めます。

国より厳しい独自ガイドライン

“放射能自主基準”

食品の残留放射能について自主基準を設定。自主基準を超えるものについては供給を中止します。

国の規格基準パルシステム独自ガイドライン(自主基準)

水、飲料茶 10水、飲料茶、牛乳、 乳幼児用食品 10乳幼児用

食品、牛乳 50

一般食品 100

飲料、乳製品、米

青果類(きのこ類除く)、肉類、卵、魚介類、その他食品、きのこ類

(しいたけ除く)

25

しいたけ 100

検出下限値セシウム134、137それぞれ3Bq/kg(乳幼児用食品(※)はそれぞれ1Bq/kg)。※「乳幼児用食品」とは、オプションカタログ『yumyum

For Baby&Kids』掲載商品、およびインターネットの乳幼児推奨商品(赤ちゃん・キッズOK食材マーク付商品)を指します。

2019年4月現在

作り手と「顔の見える関係」を築き、信頼から生み出された商品をお届けします。

食の基盤となる農を守るためにも国産を優先します。

環境に配慮し、持続できる食生産のあり方を追求します。

化学調味料不使用で豊かな味覚を育みます。

遺伝子組換えに「NO!」と言います。

31

4

52

3

7つの約束パルシステムの商品は、単なる「モノ」ではありません。「食」と「農」をつなぎ、いのちの力があふれる社会を、次の世代にきちんと手渡したい。その思いを込めてパルシステムは、次の「7つの約束」の実現をめざして商品づくりを進めています。さらに個別の商品について「7つの約束」を踏まえ、品質を保証する基準を設け、確認してお届けしています。

新しくなった商品検査センターで品質への安心・安全を感じてほしい。

パルシステム生活協同組合連合会常務執行役員 商品管理本部長 

中村 洋

—パルシステムオリジ ナル(PB)商品を例に—

科学的な観点で残留状況を確認

“残留薬剤への高い品質目標”

特定原材料7品目の混入がないか確認

“アレルゲン検査”食品中に残留する農薬などが、人の健

康に害を及ぼすことのないよう、厚生労働省は残留基準を設定しています。パルシステムの産直農産物は、「事前の使用申請のない農薬が検出されない」

「残留農薬は国の基準の1/10以下」という高い品質目標を設定しています。

アレルギー物質は、重篤度・症例数の多い特定原材料7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)について表示が義務付けられています。「表示の内容に間違いがないか」を検査で確認しています。

主原料に

“遺伝子組換え原料は不使用”

PB商品は、組合員に信頼され貢献する商品であることをめざしています。そこで遺伝子組換え作物および食品に対する方針に従い、主原料(※)に遺伝子組換え原料は使用しません。※主原料とは、重量に占める割合が水を除く構成比

5%以上のもの(パルシステム基準)。

厳選した素材を使い、添加物にはできるだけ頼りません。

遺伝子組換えに「NO!」と言います。

組合員の声を反映させた商品づくりを大切にします。

6

7

ごあいさつ

昨年7月に「パルシステム商品検査センター」を大規模リニューアルしました。自主検査の見学だけでなく、科学を楽しく学ぶ「親子科学実験教室」なども開催し、参加した子ども達からは「おもしろかった」と好評の声をいただいています。パルシステムがお届けする商品の安全が見えますので、ぜひみなさんも一度は足を運んでいただきたいと思います。そして、2019年に検査センターは開設20周年になります。組合員の期待にますます応えられるよう、検査の精度や効率など、安全実証をより追求し、これからも信頼される検査業務を行ってまいります。また、品質管理部門でも、組合員からの商品事故のお申し出は、前年から1,064件少ない前年比86.1%と減少前進しました。パルシステムの品質向上のために、引き続きていねいに対応してまいります。今年度も、安心・安全の取り組みに注目いただければ幸甚です。

4

“商品の設計図”仕様書を点検“

商品の設計図”

仕様書を点検

仕様書って?

仕様書とは、ある商品が「どんな原材料で、どんな製造工程で作られているか」「どのようなアレルギーが含まれているか」など、製造や表示の内容が記載されたもの。いわば商品の設計図のようなものです。

パルシステムのPB商品は、産直原料や国産原料を優先して使用しています。使用している原料確認の際には、仕様書に記載されている産地に間違いがないか、製造者より直接「産地証明書」を取り寄せて照合しています。

仕様書で何を点検しているか

パルシステムの商品は、食品表示法や各種法令などを順守。独自のパルシステム基準を設けているので、新商品はすべてその基準に合致しているかを確認します。PB商品については、製造者の協力により定期的に仕様書点検を行っています。

食の基盤となる農を守るために国産原料を優先。

■原材料に関わるマーク原材料にとくに優位性がある商品に、マークを付けて表示しています。

■パルシステムPB商品の表示を読み解く使用した添加物はできるだけ情報開示したいと考えています。そのため短く表示できる場合でも、原則、物質名で記載しています。

内容組成の確認と関連法規が守られているか、誤認を招く表示はないかなど、品質保証部が仕様書の点検を行うことで、パルシステムの商品配置の考え方に合致しているか確認しています。

パルシステムで使用を認めている添加物は1,161物質と、国が使用を認めている1,536物質の約3/4。ただし、実際に使用しているのはそのうちの400物質ほどなので、国の基準に対して約1/4しか使用していないことになります。また、使用した添加物に関しては、組合員が確認できるようインターネットなどで情報公開しています。

商品管理本部長がパルシステムでの使用可否を起案し、専務理事の承認を得て使用されます。

素材本来の味を大切に、添加物にできるだけ頼らない姿勢を貫いています。

以下、主なものについて●原材料名の/以降が添加物。●着色料、酸味料など( )内で物質名をすべて表示。

■データで見る2018年度実績

仕様書の点検数。新商品は毎年2,500件近く点検しています。※メンテナンスはPB既存商

品の再点検のこと。

取引先(製造者)

商品開発本部

品質保証部

原料に国産、産直原料を積極的に使用。添加物の独自基準を厳守したうえで使用を最小限にし、主原料には遺伝子組換え原料不使用など、厳しい基準をクリアしたパルシステムオリジナル商品。

精肉および100%提携産地の水産品。

主原料で、かつ当該商品を製造するうえで不可欠な原料に産直品を使用しており、かつその原料が100%産直品の加工品。

仕様書点検の流れ

厚生労働省で新しく使用が認められた添加物は?

原 材 料

食 品 添 加 物

点検項目1

点検項目2

2016 2017

3,146

2018

3,110

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500(件数) ■新規 ■リニューアル ■メンテナンス

2,881

2018 (年度)

5

原材料として一括表示に表記されるもののうち、水を除く構成比が5%以上のもの。

主原料

T o p i c

現在日本で承認され、流通している遺伝子組換え作物は、大豆、とうもろこし、じゃがいも、菜種、綿実、てん菜、アルファルファ、パパイヤの8品目。パルシステムでは、遺伝子組換え技術で生産された作物や、それを原材料に使用した食品は取り扱いません。そのため、すべての原材料について遺伝子組換え作物の分別管理(※)を確認。分別管理された原料を使用しているときは「不使用」、分別管理できない原材料を使用しているときは、「不分別」と明示しています。

※分別生産流通管理(IPハンドリング)を行っていることの証明書は、農作物が生産者から流通業者、輸出入業者、加工業者へと渡る各ポイントで発行されます。最終的にすべての書類がそろって初めて適切なIPハンドリングが実施されたことになり、その証明書をもとに加工業者は「遺伝子組換えでない」と任意で表示することができます。

安全性や環境への影響などが懸念されることから「遺伝子組換えにNO!」。

遺 伝 子 組 換 え点検項目3

商品の設計図”

仕様書を点検

■表示対象外も含め、副原料までチェック

『冷凍たいやき』の場合

原材料として一括表示に表記されるもののうち、水を除く構成比が5%未満のもの。

副原料

表示対象外の食品であっても副原料まで確認し、カタログにマークを付けています。

主原料のミックス粉(小麦粉や膨張剤、砂糖などを含む)、砂糖は「不使用」。小豆、鶏卵は「対象外」。水あめの原材料である“じゃがいも”が遺伝子組換え作物の対象ですが、分別管理し、遺伝子組換え作物が使われていないことが確認できているので「GMO不使用」が付きます。

2018年10月1回から遺伝子組換えに関するマークがよりわかりやすくなりました。パルシステムでは非遺伝子組換え食品を積極的に選べるよう、2018年10月1回からマークを以下に一新しました。

原材料のなかに“遺伝子組換え作物の対象”となる原料が含まれているが、すべて非遺伝子組換え作物で管理されている商品。

主原料には非遺伝子組換え原料を使用。構成比5%未満の副原料には不分別の原料が使われている商品。

主原料は、遺伝子組換え原料対象外。構成比5%未満の副原料には不分別の原料が使われている商品。

原材料のなかで構成比5%以上の主原料に不分別の原料が使われている商品。

原材料のなかに“遺伝子組換え作物の対象”となる原料がいっさい使われていない商品には、マーク表示がありません。表示対象外

■遺伝子組換え商品かどうかを 「知って選ぶ」ことはむずかしい。

日本では「遺伝子組換え」の表示義務が限定されているため、遺伝子組換え原料の商品かどうかが見えにくくなっています。そのため、パルシステムは表示義務のない構成比5%未満の原材料まですべて確認。「知って選ぶ」ためのマークを付けるとともに、これからも遺伝子組換え原料の使用状況をわかりやすく伝えます。

■誌面GMOマークの比率非遺伝子組換えの「たい焼き」ができるまでを追った動画を公開中。

パルシステム 冷凍たい焼き 検索

小豆

砂糖

ミックス粉

米ぬか油水あめ食塩

鶏卵

15%6%

12%

35%

32%

対象外

※2019年3月1回現在の登録商品。

6

商品の設計図”

仕様書を点検

■カタログでのアレルゲン表示について青果・米・卵・酒・非食品を除くすべての商品のうち、原材料に特定原材料7品目と大豆が含まれている商品には、その品目名を略称で表示しています。

アレルギーを持つ方へのお知らせ機能もインターネット注文では、あらかじめアレルゲンの登録をしておくと、アレルゲン(全27品目+米)を含む商品がある場合にアラートでお知らせします。

!

注文送信時のアラート買い物カゴでの注意表示

対象のアレルゲンは、特定原材料7品目と特定原材料に準ずる20品目の合計27品目。カタログでは、特定原材料7品目+大豆の表示をしています。また、コンタミネーション(※)については、製造者の表示意向に沿って確認をしています。

※食品を生産する際に、原材料として使用していないにも関わらず、アレルギー物質が微量混入してしまうこと。

ア レ ル ギ ー 表 示原材料のなかにアレルゲンが含まれていないか確認。

点検項目4

1 異物除去工程金属を検知する「金属探知機」や硬質物を検知する「X線検査機」の有無、液体の商品では「マグネットフィルター」や「メッシュ(ふるい)」に通しているかを確認しています。

2 重量確認商品の重量については、表示された重量を量目公差(※)の範囲内で管理されているか、「ウェイトチェッカー(自動計量機)」の使用の有無などを確認しています。※計量法で許される誤差の範囲。

3 加熱や冷却工程製造中の加熱・冷却温度、時間は、仕様書の製造工程に記載。これをもとに、工場点検の際、確認しています。

商品の製造から出荷までの工程を確認することは、事故を未然に防ぐことにつながります。また、万が一事故が発生した場合には、迅速に対応するための資料にも。とくに右の3点はしっかりと確認しています。

原材料の入荷から商品の出荷まですべてを確認しています。

(株)パル・ミートの工場内の様子

工場内の金属探知機

製 造 工 程点検項目5

パルシステムの基準・仕様をメーカーとともに理解していく。メーカーにパルシステム仕様を順守してもらうには、メーカー

(製造工場)、商品開発本部、品質保証部がよく話し合い、理解を深めていくことが重要です。そのため、商品開発本部の商談だけでなく、品質保証部でも点検前や点検後にメーカー担当者と商談を行い、製造工場の品質改善活動の報告をいただくことがあります。もちろん、管理を取引先に任せっきりにはせず、現場の確認が必要と判断したメーカーはパルシステムの品質管理担当者が直接工場に伺い、改善確認を実施しています。

パルシステム基準を実現するために

メーカー(製造工場)

商品開発本部 品質保証部

商談と契約

情報の共有

点検とフィードバック

詳しくは、p7の「工場点検」へ

7

製造現場を直接確認“

工場点検”

製造現場を直接確認“工場点検”メーカーの理解を得て改善につなげる

危害性の高い異物混入やアレルギーなど、健康への影響が考えられる重大な商品事故が発生した際は、その原因と再発防止策の確認を行うために点検を実施します。また、“お申し出”の内容に注視し、現地での確認が必要と判断した製造工場については点検を行い、管理状況を確認します。

製造工場の管理を確認

原料や製造工程について、決められたルール通りにできているか、衛生管理などに問題がないか、確認します。

事故発生後の再発防止確認

健康被害や金属・ガラス混入などの事故が発生した際は、その原因を特定し、再発を防ぐための対策を行います。

どんなときに点検しているか

PB商品の製造工場は点検項目を追加PB商品は通常の衛生管理に加え、産直原料使用など、とくにパルシステムならではの部分が正しく製造されているかも確認しています。

!

工場点検で確認していることでは、実際にどんな点検をしているか、パルシステムオリジナルのパンを製造している(株)パルブレッドで確認してみましょう。

異物や菌を持ち込まない「入室管理」

手洗い場の設置状況や入室手順の整備、作業衣やネットなどの着用管理から、異物や菌を持ち込まないためにどのような入室管理を行っているか点検しています。

衛生的な環境を保つ「衛生管理」

工場製造場専用の靴の履き替え管理状況や、掃除用具の管理状況など、衛生的な環境を保つことができるしくみか点検しています。

施設の管理状況を確認する「防虫、防鼠」

屋外に面している出入り口は防虫カーテンなどで仕切られているか、ドアにすき間がないか、万が一昆虫やねずみが侵入しても製造工程へ直接侵入させない構造であるかなどを確認しています。また、外部の専門業者による捕虫結果から、工場がどのような対策を実施しているかを確認します。

仕様書と齟齬がない「原料の使用状態」

原料および箱のラベルが仕様書通りか、産地などの取り違えをしない対策がとれているか、記録を見て気付けるしくみがあるかなどを点検しています。

仕様書通りに作られているか確認「製造工程」

仕様書の工程と合っているか、原料の取り扱いに不備はないか、作業者の着衣の乱れや異物混入の原因となる箇所はないかなども確認しています。

工程が仕様書通りか、製造ラインを仕様書と照らしながら確認

工場内の設備に不備はないか、管理状況を点検

畜産、水産、惣菜食品、冷凍食品など、商品によりその特性や工場の規模、製造環境は異なります。工場点検の際には、メーカー担当者への聞き取りや製造状況の確認を行い、問題と思われる点は指摘し、改善を促します。このように、工場点検はメーカーの理解を得て、安心・安全な商品をお届けするために取り組んでいます。2018年度はのべ121件の工場点検と、事故削減のための話し合いを実施しました。

8

食中毒を未然に防ぐ「微生物検査」

■2018年度微生物検査概況 ■2018年度放射能検査概況検査数 基準適合率

既存・リニューアル商品

4,718 99.0%

新商品 2,031 98.7%改善確認 51 94.1%開発品※ 87 -調査・その他 491 -工場点検 546 -

検査数 不検出率飲料水・飲料 114 100%牛乳・乳製品 69 100%米 30 96.7%乳幼児用食品 326 99.7%青果類 520 99.6%しいたけ 56 28.6%

きのこ類(しいたけ除く) 69 100.0%

その他食品 2,369 99.9%肉類・卵 57 100.0%魚介類 333 100.0%

科学の視点で安全性確認と品質向上をサポート安心・安全を支える

「商品検査センター」

商品の安全性や品質を確認すべく、1999年に開設。微生物検査や理化学検査、放射能検査などを実施しています。2017年度からは自前でアレルゲン検査を開始。また、自前の検査で確認できない項目については、厚生労働大臣の登録を受けた検査機関などに委託して検査しています。

検査の結果を製造者と共有、よりよい商品づくりに生かす

各検査で国の基準をクリアすることはもちろん、項目によってはさらに厳しいパルシステム独自基準を設けています。もしその基準を超える検査結果が出た場合は、産地や製造者に連絡し、その原因を探る調査を実施。結果を踏まえて改善の提案を行い、改善後の確認点検も行っています。

■2018年度検査実績

検査数 基準適合率既存・リニューアル商品 160 98.8%新商品 21 100%開発品※ 26 -調査・その他 16 -

■2018年度アレルゲン検査概況

■微生物検査の流れ

■4種類の検査

検査項目 検査内容 検査数微生物検査 一般生菌数、大腸菌群など 7,924アレルゲン検査 卵・乳・小麦など特定原材料に含まれるタンパク質 223放射能検査 ヨウ素131、セシウム134、セシウム137 3,943残留薬剤検査 農薬などの化学物質 335鶏卵鮮度検査 ハウユニットなど 358ヒスタミン検査 魚介類などのヒスタミン 31外部委託検査 GMO(遺伝子組み換え)、動物用医薬品、鶏卵サルモネラなど 298合計 13,112

食品中の微生物については、食品衛生法などに基づいた国の基準があります。しかし、すべての食品有害微生物に対応していないため、パルシステムでは独自の基準を設定。目的別に4種類の検査で食中毒菌や汚染指標菌をチェックし、不適合の場合は製造者や工場へ調査・改善を要望します。

流通ルートからの抜き取り商品、製造工場内などを検査。 1 サンプリング

3 培養

2 植え付け

4 判定

検査品からサンプルを採取し、希釈用の液体と混ぜて試料原液を作る。

菌の種類に応じて恒温機で温度を一定に保ち、菌を1〜5日培養する。

培地に試料原液を接種する。培地は菌の種類ごとに違うものを使用。

目視と自動コロニーカウンターで判定・評価する。

供給品検査 セットセンターで抜き取った商品や、組合員と同じ流通ルートで配達された商品を検査

開発時商品検査 開発段階の新商品を事前に検査

工場拭き取り検査 職員が工場に行き、製造ラインなどを拭き取り検査し、衛生状態を確認

改善確認検査 過去に不適合となり、改善が必要とされた商品が確実に改善されているかを検査して確認

さらに

■2018年度残留薬剤検査概況検査数 薬剤数 品質目標適合率

米・豆・種実 43 16,964 93.0%青果 196 76,394 85.2%加工品 96 37,809 100%

※カタログ掲載前商品の事前検査

※カタログ掲載前商品の事前検査※移設期間中の外部検査99検体を含む

科学の視点で安全性確認と

品質向上をサポート

9

科学の視点で安全性確認と品質向上をサポート■アレルゲン検査の流れ

特定原材料の混入を見張る「生化学検査(アレルゲン)」

小麦、そば、卵、乳、落花生、えび、かにの7品目については「特定原材料」として省令で表示が義務となっています。パルシステムでは消費者庁の通知に基づいてELISA法(※)によるアレルゲン検査を実施。組合員が安心して利用できるよう、アレルゲン表示に間違いがないかを検査で確認しています。

※抗原・抗体反応により検体に含まれるアレルゲンを検出・定量する測定法。

アレルゲン表示が正しいかを検査で確認。

外部委託だったアレルゲン検査を、2017年度より自前で開始。検体数を大幅に増やすことができ、緊急時の対応が迅速になりました。アレルギーの方向け用オプションチラシ

「ぷれ〜んぺいじ」、乳幼児がいる家庭向けオプションチラシ「yumyum For Baby&Kids」に掲載している商品を中心に検査しています。

自主検査のメリット

■放射能検査の方法公的機関でも使用されている高精度のゲルマニウム半導体検出器2台

(1台はパルシステム東京から貸与)を使って検査しています。

■検査の対象範囲農産物とその加工品新潟、長野、静岡以東の本州

水産物とその加工品日本沿岸、近海と北太平洋の一部と淡水産水産物

見えない不安を取り除く「放射能検査」

福島第一原発事故を契機に自主検査をしています。食品中の残留放射能については、国の基準より厳しい自主基準(独自ガイドライン)を設定。とくに乳幼児用食品の検出下限値は1Bq/kgに設定。これまで、自主基準を超えるものはありませんでした。

厳しい自主基準を設定。

検出結果は、組合員に公表しています。また、放射能にはこれ以下なら安全という「しきい値」がないため、自主基準以下であっても、産地と協力してさらなる低減に取り組んでいます。

検査の結果を組合員に公表。産地とともに低減の取り組みを。

1 検体の準備食品を国が定める調製方法で洗浄、採取し、容器に粉砕して詰める。

1 調製、サンプリング検 査 品をミルで均 一 化し、1gを サンプリングする。

2 抽出抽出液を加え、一晩で振とうさせ タンパク質を抽出させる。

3 測定遠心分離、ろ過した検液についてキットを用いて反応操作し、測定。

4 解析測定値より、アレルゲン濃度を算出し、結果を評価する。

2 測定容器をゲルマニウム半導体検出器にセットし、重量によって15分〜12時間位かけて測定。

3 結果の解析測定結果から検査の妥当性を確認。測定値の評価をする。

科学の視点で安全性確認と

品質向上をサポート

10

■残留薬剤検査の流れ

残留農薬など化学物質をチェックする「理化学検査」

目に見えない化学物質による健康被害を防ぐため、農薬を中心に、衛生害虫駆除剤など403成分を一斉に検査。科学的な観点で残留状況を確認しています。

農薬などの化学物質403成分を検査。

青果については、残留農薬は国の基準の1/10以下という高い目標を設定しています。検査結果は、パルシステムの青果を担う(株)ジーピーエスを通して産地と共有しています。

青果の残留農薬は国の基準の1/10以下が目標。

1 検体を粉砕検体を粉砕機などで細かくする。

2 成分を分配数種類の工程を経て、検査の妨げとなる成分を取り除く。

3 測定分析機器で測定。2台で403成分を一斉に分析する。鶏卵の鮮度検査も実施

濃厚卵白の高さと重量から計算する「ハウユニット値」は、生卵の鮮度を確認する指標。毎月1回、全産地の鶏卵を対象に検査を行い、産地と検査結果を共有しています。

!

パルシステムで取り扱う産直青果のすべてを、栽培からお届けまで子会社である(株)ジーピーエスが管理しています。栽培計画や履歴の確認も、(株)ジーピーエスが主体となって産地と協力しながら行っています。

(株)ジーピーエスパルシステムの農産物専門会社として1992年に設立。2002年に有機小分け認証を取得し、岩槻セットセンターと相模青果セットセンターで有機農産物の小分けも行っています。

産直青果の品質保証

栽培管理 入荷後の管理

産地とはインターネットを利用した「ファーマーズネット栽培管理システム」を活用。栽培期間中に使用する肥料や農薬の確認、トラブル対応などができます。ほかにも、作付け計画や作柄確認、出荷前検品などを産地とともにすすめています。

入荷後はセットセンターでも検品を実施。品質を確認しながら袋詰めなどを行います。しかし、植物は収穫後も呼吸するため、鮮度低下を止めることはできません。そのため、それぞれの品目に合った温度管理など、鮮度保持に努めています。また、産地ではきれいな状態でも、セットセンターでの検品後に発生してしまう病害も。その病害の進行が顕著であれば、畑の変更を依頼するなど、対応しています。

ファーマーズネットの管理と作付け計画。 お届け前の検品と、病害への対応。

菌核病のきゅうり

商品検査センターでは、農産物の農薬使用などについて検査。必要があれば、(株)ジーピーエスを通して産地に改善を要請することも。(株)ジーピーエスでは直接産地に赴き、生産者と話し合います。改善後は、改善確認検査も実施しています。

商品検査センターとの連携

生産者 商品検査センター(株)ジーピーエス

科学の視点で安全性確認と

品質向上をサポート

LC-MS/MS装置

T o p i c

11

2018年7月リニューアル・オープン!商品検査センターがより“学べる場所”になりました。食品事故を未然に防ぐために、食品の安全性を科学的に検証する「商品検査センター」がリニューアル。各生協の学習会など、組合員がより見やすく、学びやすい場所になりました。

p8〜10で紹介した「微生物検査」「生化学検査」「放射能検査」「理化学検査」のすべての様子をガラス越しに見学できるようになり、たくさんの人の交流の場となりました。見学の場では活発な質疑応答も見られ、安心・安全への信頼をより一層高めています。

●見学施設としても検査センターとしてもきれいに、機能的になってよかったです。日々の積み重ねが今のパルシステムの食の安心・安全になっているんですね。

すべての検査が見学できるようになりました。

●検査センターが明るく、検査をしているところを身近で見ることができ、見学しやすかったです。

●窓越しの説明で、子どもたちにも見学しやすいと思いました。

●安心・安全を伝えることに対する意識の高さが感じられ、組合員としてうれしかったです。

入口事務所

放射能測定室

理化学検査室

微生物検査室

生化学検査室

デモンストレーションエリア

ワークショップエリア

実験っておもしろいね!

新施設で組合員交流親子科学実験教室を開催しました。検査センターの中央には、広 と々したワークショップエリアとデモンストレーションエリアを設置。検査センターの職員が講師となって親子科学実験教室を開催しています。

小学生を対象に、顕微鏡実験や手洗いの実験などを行いました。科学の世界を、身近なものを使ってわかりやすく体験できるのが特徴です。夏休みの自由研究にも役立ちます。

夏休みを利用して親子でワークショップを。

なにが見えるかな?

何の検査かな

学習会や研修も

見学者の 声

2018年度は約770名が来訪

約100名が参加!

ちゃんと洗ったのに、汚れがいっぱい…

(パルシステム山梨の見学者の声)

来てよかった! 科

学の視点で安全性確認と

品質向上をサポート

12

商品の“

お申し出”

への

ていねいな対応

商品の“お申し出”へのていねいな対応

お申し出とは

パルシステムでは、組合員から寄せられる商品の不具合に関するご指摘を「お申し出」と呼んでいます。個々のお申し出について、品質管理課にて調査を行い、結果を組合員にお知らせしています。

お申し出の内容と傾向

お申し出の内容で多いのは、「異物混入」「食味不良」「包材不良」などです。とりわけ多く寄せられる「異物混入」については、重点課題として取り組み、再発防止につなげています。

■データでみる2018年度実績

お申し出件数 食品のお申し出の内訳

2018年度にお受けしたお申し出は6,601件でした。

■青果・米■食品■生活用品■その他

■異物混入■規格・量目■食味不良・異臭■包材不良

■品質劣化■表示・日付■その他

「異物混入」は全体でもっとも多く、約4割を占めています。

お申し出の調査の流れ1 受付・現品回収

組合員から伺ったお申し出の内容を登録します。その後、配送センター職員がご自宅に訪問して、お申し出の現品を回収。品質管理課にて、現品の確認を行います。

2 調査・再発防止回収した現品とお申し出の内容を照合し、現品を取引先に送付します。取引先でお申し出の内容をもとに調査を行い、必要であれば外部検査機関で調査(異物の材質の特定など)し、再発防止策を講じます。

3 回答書の作成・報告取引先からの調査結果をもとに、回答書を作成。配送センター職員が組合員に回答書をお届けします。

現品はすべて品質管理課が確認し、その後取引先などで調査をする

パルシステム問合せセンターの様子。お申し出によっては、詳しい内容を聞き取りすることも

なるべく専門用語は使わず、わかりやすい回答書になるように配慮

お申し出から回収した事例と回答

「おさかなソーセージに黒いポツポツがあります」 「卵の殻に点 が々あります」

お申し出の事例など、よくある困りごとが検索できます。

http://faq.pal-system.co.jp

お申し出の現品の状態を確認します。黒い斑点については、原料として使用している黒皮(魚の皮)です。これについては、包装材裏面に表示している旨も回答書に記載し、調査結果をお伝えしています。

お申し出の現品を回収し、調査した結果、卵殻に存在する斑点は卵殻色素が沈着したもので、赤玉に多く見られること。斑点は外観上のもので、通常通り食べられることを回答書にてご案内しています。

14%(969件)

71%(4,676件)

14%(904件)

1%(52件)

39%(1,828件)

19%(891件)

16%(723件)

15%(694件)

1%(67件)

3%(153件)

7%(320件)

パルシステム ヘルプ 検索現品回収ができない場合は、過去事例と照合して回答しています。

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T o p i c

商品の“

お申し出”

への

ていねいな対応

組合員の声を反映して、商品の品質向上や仕組みの改善にも取り組んでいます。パルシステムの商品づくりは、組合員一人ひとりの願いが原点。「よりよく」「より使いやすく」の声にこたえて、商品の品質向上や改善にも取り組んでいます。

改善事例 1

キャップの強度を上げるとともにプラスチックごみの削減も。

ホームページで商品などについての、組合員のアンケートやモニターを募集。一つひとつの声を受け止め、よりよい商品づくりにつなげています。

カタログの裏表紙で月に1回「ひとことメール」を掲載。お気に入りの商品や商品への要望など、組合員の声を募集しています。

配達やご利用について、また、商品や事業に関するお問い合わせやご意見を電話で受け付けています。いただいた声はデータベース化し、各対応部署に配信しています。

改善事例 2

『野菜ジュース(16種類の国産野菜汁)』と『スペイン産トマトのジュース(食塩無添加)』の賞味期限を、これまで西暦下2桁と月日を合わせた6桁で表記していました。これに対し「いつまでが賞味期限?」との声が。そこで2018年6月製造分より「西暦4桁.月.日」に改善しました。

※順次の切り替えをしているため、以前の表示方法でお届けする場合があります。

野菜ジュースなどの賞味期限をわかりやすくしました。

改善事例 3

「抽選となった商品の当落情報がインターネットで確認できない」「ネットで欠品情報が見られない」などの声にこたえ、インターネットサービスの「Myメニュー」に、「お届け内容」機能をリリース。お届けした商品のほか、欠品・変更、抽選商品の当落などが確認できるようになりました。閲覧可能な企画回は、直近の過去3回分です。

※ご利用にはインターネットサービス登録が必要です。

欠品・変更、抽選商品の当落情報がインターネットで確認できるように。

を生かすさまざまな取り組み声アンケート・モニター企画 パルシステム問合せセンター/配送センターひとことメール

このほか、配送時の問い合わせなどにも対応しています。

パルシステム ひとこと 検 索

インターネットでも受付中!

『野菜ジュース(16種類の国産野菜汁)』

改善前

改善前 改善後

改善後

■キャップの強度を向上

■ボトルのプラスチックごみを削減

『やっぱり石けん!食器用液体石けん』

「ふたの開け閉めがしづらい」「ふたの付け根の部分が切れた」などの声にこたえ、容器をリニューアル。キャップはふたとのつなぎ目を改善して強度をアップしました。

パッケージの印刷は、フィルム包装からボトルに直接印刷。プラスチックごみの削減にもつながりました。

改善前 改善後

14

家庭用品の品質保証

家庭用品の品質保証

パルシステムの生活用品への

「6つの想い」パルシステムが考える確かな品質の商品で、組合員の心地よいくらしを応援したい。そのために「6つの想い」を大切にして商品づくりと選定をしています。

商品の成分や材質の基準を設けて、安心で安全な商品をお届けします。

文化や技の継承・発展、国産のものづくりを応援します。

森林を育み、「森」「川」「海」の環境を守り、石けん運動を広めます。

「もの」を長く使い続ける良さを伝えます。

再生原料の利用を推進し、限りある資源を有効に活用します。

組合員の声を反映させた商品づくりを大切にします。

1 4

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防腐剤・香料・着色料不使用で、赤ちゃんからおとなまで使える『スクワランオイル』。

パルシステムの石けんの原点でもある『水ばしょう』シリーズ。

紙パック類100%利用の再生紙を使用した『ローションティシュ』。

産直産地「JAささかみ」の地域のお年寄りが、一つひとつ丹念に作る『しめ飾り』。

鹿革に漆で模様を施した、甲州に伝わる革細工『印傳』。使いこむほどに手になじみます。

パルシステム茨城 栃木の商品開発チーム(2016年度)がモニター協力して誕生した『プラセンタオールインワンゲル』。

を実現するために6つの想い 1

国の法律や基準に加え、パルシステム独自の「家庭用品取扱基準」があります。生活用品、化粧品および繊維製品について、適用される基準、安全性、品質、機能性、性能、環境面、カタログの表記にまで配慮して設定しています。

化粧品は直接肌につけるものだからこそ、独自基準を設定したうえで、専門家を交えた

「化粧品検討委員会」を開き、防腐剤や香料などを中心に、全成分を精査し取り扱いを決めています。

品質を確認するために、商品を取り寄せて事前点検をします。パルシステムの「家庭用品取扱基準」などをもとに、原料、材質、機能性、品質、梱包状態など細かく確認しています。

独自の「家庭用品取扱基準」があります。

新規商品について事前点検を行っています。

化粧品は専門家を交えた検討委員会を実施しています。

事前点検の様子。実際の商品を手に取り確認『家庭用品取扱基準2017年度版』 検討委員会の様子。1品1品、全成分についてチェック

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組合員からお申し出があった場合、その商品を回収。品質保証部でお申し出の内容と照合した後、商品をメーカーに送付し原因の調査を行い、必要に応じた改善や再発防止策を講じています。

お申し出があれば、メーカーに改善を要請。

品 質 保 証 部 の 役 割

組合員からなる商品開発チームが「こんな商品がほしい」と、パルシステム、協力メーカーに提案。三者で話し合いを重ね、試作・試用を繰り返し、作り上げてきました。

T o p i c

家庭用品の品質保証

パルシステムオリジナルの化粧品開発、その品質保証とは。ー『ピーチヴェール薬用ボディミルク』を例にー

●桃の生産量、日本1位を誇る山梨県産の「桃の葉エキス(※1)」を配合。

●パルシステム山梨の組合員がメーカーといっしょに開発。

●合成香料不使用。アレルギーテストも実施済み(※2)。※1 桃の葉から抽出された保湿成分。 ※2 すべての方にアレルギーが起きないわけではありません。※3 生後6カ月以上の赤ちゃん。

組合員開発チーム

カタログの商品案内や記載内容にわかりづらい点や間違い、違反などがないか、毎企画チェックしています。

毎企画のカタログをチェック。

毎月開催される化粧品検討委員会に参加し、新商品の仕様書をもとに全成分・配合率の確認を行い、さらに「家庭用品取扱基準」をもとに不使用成分や留意成分の使用がないかも確認しています。

化粧品検討委員会への参加。

直接肌につけるものだからこそ、肌への刺激や負担を抑えることが最優先。パルシステムの化粧品は、現在148の成分を不使用成分とし、配合を禁止しています。防腐剤の使用を最小限にし、パラベンフリーでも肌負担(※)を考慮した代替え成分を採用しています。 ※ 2019年3月現在

肌への負担を抑えることが最優先。

防腐剤については、商品に使用されている成分の種類や配合率、容器形態など細かく確認したうえで、品質を保てる最低限の量にとどめ、肌への負担も考慮します。メーカーに対しても、必要最低限の使用にとどめるよう要請、改善を求めています。

防腐剤の種類、配合率を確認。

開発のこだわり

高い保湿機能を残したまま、肌をこすらずにスーッとぬれる使用感をめざし、商品担当やメーカーと話し合い、さらに何度も試作を繰り返し、1年がかりで完成。生後6カ月以上の赤ちゃんからおとなまで、全身に使える処方を実現しました。

●防腐剤を使う場合は、配合量は必要最小限に。●安全性が確認できる、長く研究されている防腐剤を使用。●容器の種類によって、必要な防腐効果と量を検討。

パルシステム山梨の商品開発チーム

「ピーチヴェールやまなし」のみなさん

[パルシステムの方針]

赤ちゃん(※3)からおとなまで使える!

パルシステムの化粧品

組合員の思いにこたえるパルシステムの品質保証

ホームページでも情報を公開しています

商品のリスクを想定し、パルシステム基準に沿って商品の仕様を決定します。

製造工程が仕様書通りか、管理状況の検査・点検をします。

商品検査や工場点検を行い、品質を確認・管理します。

セットセンターで抜き取った商品や、組合員と同じ流通ルートにのった

商品を確認します。

個別セット時の管理からお届けするまでの、

商品の品質を管理します。

組合員からのお問い合わせやお申し出を受け付け、対応します。

制作・発行パルシステム生活協同組合連合会 品質保証部〒169-8527 東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿2019年6月発行

「安心・安全」な食をつなぐパルシステムの品質保証

検査結果を毎月更新商品検査センター

毎月更新、商品改善の事例を報告組合員の声をカタチに!

パルシステム 品質保証 検索 パルシステム 商品検査 検索 パルシステム 組合員の声 検索

動画も公開

組合員の声の反映

組合員の声を分析・検討し、仕様・表示・品質などの改善課題を抽出します。

商品の設計

試作と初回生産

商品の生産商品検査センター

組合員へのお届け

組合員の声の受付

「7つの約束」と「6つの想い」の実現をめざして

原材料にリスクがないか、仕様書通りか、検査・点検をします。

原材料の管理

放射能など、事前確認が必要な検査はお届け前に確認します

カタログの確認など、商品を選ぶための情報も確認します

必要に応じて工場点検を実施し、生産の現場を確認します

問題があれば調査・改善し、被害の拡大や再発を防止します