ペースメーカ植込み後遠隔期に 徐脈,意識消失をきたした一例106...

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106 レジデント 2014/4 Vol.7 No.4 第 29 回 ペースメーカ植込み後遠隔期に徐脈,意識消失をきたした一例 レジデント 2014/4 Vol.7 No.4 107 福田恵一(ふくだ けいいち) 慶應義塾大学医学部 循環器内科 教授 1983 年 慶應義塾大学医学部 卒業。1990 年 慶應義 塾大学医学部 助手,1991 年 国立がんセンター研究 所 細胞増殖因子研究部 留学,1992 年 ハーバード大学ベスイスラエ ル病院 留学,1995 年 慶應義塾大学医学部 助手,1999 年 同 講師, 2005 年 同 再生医学 教授を経て,2010 年より現職。 本連載では,慶應義塾大学病院循環器内科で実際に行われたカンファレンスのなかで面 白い症例,興味深い症例を紹介していきます。実際の議論の様子をそのままお伝えして いきます。その臨場感を感じながら,楽しく,かつ勉強になるコーナーにしていきたい と考えています。 相澤義泰(あいざわ よしやす) 慶應義塾大学医学部 循環器内科 助教 1999 年 新潟大学医学部 卒業。1999 年 国立国際医療 センター 内科 研修医。2001 年 鶴岡市立荘内病院 循 環器科 医員。2002 年 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 特別研究学 生。2004年 新潟大学医学部 循環器学分野 医員。2005年 米国マソニッ ク医学研究所 留学を経て,2008 年より現職。 司 会 監 修 参 加 者 第 29 回 ペースメーカ植込み後遠隔期に 徐脈,意識消失をきたした一例 〔専門医〕 〔学生〕 〔受持医〕 〔研修医〕 〔専修医〕 ペースメーカや植込み型除細動器 (ICD)の植込みは侵襲的な治療である ため,なんらかの合併症が発生しえます。術中 や術後早期に発生するものもあれば,術後遠隔 期に発生するものもあります。ペースメーカ植 込み後の遠隔期の合併症として,ときにリード 症例:80 歳・女性 主訴:意識消失,失禁・失便,息切れ 現病歴:約30 年前に近医で心雑音を指摘 され,僧帽弁狭窄症に対し,当院心臓外 科で僧帽弁交連切開術を施行された。以 降,近医でフォローされていたが,X − 5 年 8 月ごろから NYHAⅠ- Ⅱ程度の心不全 症状を認め,当院当科を受診したが,手術 を拒否していた。しかし,症状が増悪し, NYHA Ⅲ - Ⅳとなり,X − 3 年 1 月に心不 全のため入院した。心拍数 30 〜 40 回 / 分 程度の徐脈性心房細動を認め,心不全が改 善しないため,同年 2 月にペースメーカ (VVI,心拍数 60 回/ 分)を挿入された。 その後は当院ペースメーカ外来を通院し, 不全に遭遇しますが,今回はその一例を提示し て,合併症について勉強しましょう。 処方は近医でされていた。 X 年 4 月に当院来院中の電車内で座って いたところ,気分不良が出現し,意識消失, 失禁・失便した。その後下車し,救急要請 した。 既往歴: 重症僧帽弁狭窄症(リウマチ性, 約30年前に僧帽弁交連切開術施行後), 徐脈性心房細動(ペースメーカ挿入中), 高血圧症,2 型糖尿病 内服歴: アーチスト ® 10 mg(2T 2×, 朝夕食後),ブロプレス ® 4 mg(1T 1×, 朝食後),ラシックス ® 20 mg(1T 1×, 朝食後),バイアスピリン ® 100 mg(1T 1 × ,朝 食 後 ),パ リ エ ッ ト ® 10 mg(1T 1×,朝食後),ワーファリン ® 1 mg(2T 1×,就寝前)(自己判断で怠薬傾向) 生活歴: 〔飲酒歴〕機会飲酒 〔喫煙歴〕なし 〔アレルギー〕なし introduction 症 例 はじめに〜症例提示 :おはようございます。司会担当の相 澤です。今回は,ペースメーカのリー ド不全の症例について,担当の助川先生と平本 先生にプレゼンテーションしていただきたいと 思います。それでは,症例提示をお願いします。 平本:よろしくお願いします。症例は 80歳の女性です。主訴は意識消失, 失禁,失便,息切れです。現病歴ですが,約 30 年前に近医で心雑音を指摘され,僧帽弁狭 窄症に対して,当院心臓外科で非直視下僧帽弁 交連切開術を施行されました。近医でフォロー されていましたが,X−5年8月ごろから NYHA Ⅰ〜Ⅱ程度の心不全症状を認め,当院 当科受診しましたが,手術を拒否していました。 その後,症状は増悪,NYHA がⅢ〜Ⅳとなり, X − 3 年 1 月に心不全のため入院しています。 心拍数 30 〜 40 回 / 分程度の徐脈性心房細動 を認め,心不全の改善がないため,同年 2 月 にペースメーカの植込みが行われました。その 後は当院のペースメーカ外来のみを通院し,投 薬は近医でされていました。 :ありがとうございます。僧帽弁交連 切開術はどこで行われましたか? 助川:当院です。 :その後は,本症例は心房細動が出現 していますが,このときメイズ手術は 行われましたか? 助川:メイズ手術はされていないよう です。 :それでは,進めてください。 平本:X 年 4 月に当院来院中の電車内 で座っていたところ,気分不良が出現 し,意識消失,失禁,失便しました。その後下 車し,救急要請しています。既往歴ですが,重 症僧帽弁狭窄症と徐脈性心房細動,高血圧症, 2 型糖尿病があります。 失神の鑑別診断 :はい。この来院時 4 月の失神の時点で, 失神の原因としてどのような病態が考 えられるでしょうか? 助川:大まかに心原性の失神か,神経 中枢性の失神,あるいはてんかんのよ うなものがあれば,そういうような疾患が考え られると思います。 :徐脈性心房細動があるため,脳血管 障害の可能性もあると思いますが,ワ ルファリンは内服していましたか? 助川:ワルファリンは内服していまし た。ただ,ご本人のコンプライアンス が悪かったようで,怠薬をしていた可能性があ ります。 :心房細動に関しては,うっ血性心不 全,高血圧,80 歳と 2 型糖尿病があ りますので,CHADS2 スコア 1 4 点ですね? 助川:はい。 :それでは,次お願いします。 平本:内服薬は「症例」に示したとお りです。生活歴は機会飲酒で,喫煙は ありません。アレルギーもありません。 佐野:本症例の現時点での MS 2 の残存 程度はいかがでしょうか? 助川:X − 5 年以降は,当院はペース メーカ外来のみの通院で,X − 5 年以 降の心エコー図検査でのフォローはされていま せんでした。入院後のベッドサイド心エコーで は,弁口面積はトレース法でおよそ 0.8 〜 0.9 cm 2 で,重度の TR 3 があり,TR の圧較差が 63 mmHg で, IVC 4 径が 2.1 cm と張っていて, 右房圧 20 mmHg と推定すると,右室収縮期 圧は 83 mmHg であり,重度の PH 5 だと考え ています。また,LA 6 ,RA 7 は著明に拡大して います。 平本:来院時現症ですが,GCS 10 で, 心拍数は 31回/分,呼吸数は 24回 / 分 でした。また,頸静脈の怒張を認め,心音は清で, 2RSB を最強点とする Levine Ⅲ / Ⅳの収縮 期雑音を認め,また,心尖部に拡張期ランブル を認めました。両側の下腿浮腫が著明でした。 :身体所見に関して質問のある先生は いらっしゃいますか? 村田:僧帽弁開放音はありましたか? 助川:僧帽弁開放音は,はっきりと聴 取できませんでした。 村田:あとは,Ⅱp の亢進はどうでし たか? 助川:p の亢進も聴いてみましたが, 聴取困難でした。 徐脈を診たら 〜どのように対処するか 助川:入院当日の救急外来での経過で す。11 時 5 分に病着して,11 時 10 分に心電図検査を行ったところ,ペースメーカ の設定は VVI 60 回 / 分であるにもかかわらず, 心拍数は 30 回 / 分程度の接合部調律でした。 そのため,ペーシング不全と考え,経皮ペーシ ングを貼りつけ,デマンドモード 60 回 / 分で 開始しました。プロタノール ® も開始しました が,無効でした。経皮ペーシングによる疼痛を 訴えたため,レペタン ® も使用しました。 :木村先生,ペースメーカ植込み後の 患者で徐脈があり,なんらかのトラブ ルが考えられる場合の初期対応について,コメ ントをお願いします。 木村(雄):本症例はペースメーカに 完全に依存している方で,来院時の心 拍数が 30 回 / 分ですので,経皮ペーシングし て一通りの検査後にカテーテル室でテンポラ リーペースメーカを挿入する方針でいいと思い ます。 脚注:1 CHF(心不全),HT(高血圧),Age>75 歳(高齢),DM(糖尿病)は、それぞれ1 点,stroke/TIA(脳卒中/TIA)は 2点に計算される,2 僧帽弁狭 窄(mitral stenosis),3 三尖弁逆流症(tricuspid regurgitation),4 下大静脈(inferior vena cava), 5 肺高血圧症(pulmonary hypertension),6 左心房 (left atrium),7 右心房(right atrium)

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Page 1: ペースメーカ植込み後遠隔期に 徐脈,意識消失をきたした一例106 レジデント 2014/4 Vol.7 No.4 第29回 ペースメーカ植込み後遠隔期に徐脈,意識消失をきたした一例

106 レジデント 2014/4 Vol.7 No.4

第 29 回 ペースメーカ植込み後遠隔期に徐脈,意識消失をきたした一例

レジデント 2014/4 Vol.7 No.4 107

福田恵一(ふくだ けいいち)慶應義塾大学医学部 循環器内科 教授1983 年 慶應義塾大学医学部 卒業。1990 年 慶應義塾大学医学部 助手,1991 年 国立がんセンター研究

所 細胞増殖因子研究部 留学,1992 年 ハーバード大学ベスイスラエル病院 留学,1995 年 慶應義塾大学医学部 助手,1999 年 同 講師,2005 年 同 再生医学 教授を経て,2010 年より現職。

本連載では,慶應義塾大学病院循環器内科で実際に行われたカンファレンスのなかで面白い症例,興味深い症例を紹介していきます。実際の議論の様子をそのままお伝えしていきます。その臨場感を感じながら,楽しく,かつ勉強になるコーナーにしていきたいと考えています。

相澤義泰(あいざわ よしやす)慶應義塾大学医学部 循環器内科 助教1999 年 新潟大学医学部 卒業。1999 年 国立国際医療センター 内科 研修医。2001 年 鶴岡市立荘内病院 循

環器科 医員。2002 年 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 特別研究学生。2004年 新潟大学医学部 循環器学分野 医員。2005年 米国マソニック医学研究所 留学を経て,2008 年より現職。

司 会

監 修

参 加 者第 29 回

ペースメーカ植込み後遠隔期に徐脈,意識消失をきたした一例 〔専門医〕

〔学生〕

〔受持医〕

〔研修医〕

〔専修医〕

 ペースメーカや植込み型除細動器

(ICD)の植込みは侵襲的な治療である

ため,なんらかの合併症が発生しえます。術中

や術後早期に発生するものもあれば,術後遠隔

期に発生するものもあります。ペースメーカ植

込み後の遠隔期の合併症として,ときにリード

症例:80 歳・女性

主訴:意識消失,失禁・失便,息切れ

現病歴:約 30 年前に近医で心雑音を指摘

さ れ, 僧 帽 弁 狭 窄 症 に 対 し, 当 院 心 臓 外

科 で 僧 帽 弁 交 連 切 開 術 を 施 行 さ れ た。 以

降,近医でフォローされていたが,X − 5

年 8 月ごろから NYHA Ⅰ- Ⅱ程度の心不全

症状を認め,当院当科を受診したが,手術

を拒否していた。しかし,症状が増悪し,

NYHA Ⅲ - Ⅳとなり,X − 3 年 1 月に心不

全のため入院した。心拍数 30 〜 40 回 / 分

程度の徐脈性心房細動を認め,心不全が改

善 し な い た め, 同 年 2 月 に ペ ー ス メ ー カ

(VVI,心拍数 60 回 / 分)を挿入された。

その後は当院ペースメーカ外来を通院し,

不全に遭遇しますが,今回はその一例を提示し

て,合併症について勉強しましょう。

処方は近医でされていた。

 X 年 4 月に当院来院中の電車内で座って

いたところ,気分不良が出現し,意識消失,

失禁・失便した。その後下車し,救急要請

した。

既往歴:重症僧帽弁狭窄症(リウマチ性,

約 30 年 前 に 僧 帽 弁 交 連 切 開 術 施 行 後 ),

徐 脈 性 心 房 細 動( ペ ー ス メ ー カ 挿 入 中 ),

高血圧症,2 型糖尿病

内 服歴: アー チ ス ト ® 10 mg(2T 2×,

朝夕食後),ブロプレス ® 4 mg(1T 1×,

朝食後),ラシックス ® 20 mg(1T 1×,

朝食後),バイアスピリン ® 100 mg(1T

1×,朝食後),パリエット ® 10 mg(1T

1×,朝食後),ワーファリン ® 1 mg(2T

1×,就寝前)(自己判断で怠薬傾向)

生活歴:〔飲酒歴〕機会飲酒

〔喫煙歴〕なし

〔アレルギー〕なし

introduction

症 例

はじめに〜症例提示

:おはようございます。司会担当の相

澤です。今回は,ペースメーカのリー

ド不全の症例について,担当の助川先生と平本

先生にプレゼンテーションしていただきたいと

思います。それでは,症例提示をお願いします。

受 平本:よろしくお願いします。症例は

80 歳の女性です。主訴は意識消失,

失禁,失便,息切れです。現病歴ですが,約

30 年前に近医で心雑音を指摘され,僧帽弁狭

窄症に対して,当院心臓外科で非直視下僧帽弁

交連切開術を施行されました。近医でフォロー

されていましたが,X − 5 年 8 月ごろから

NYHA Ⅰ〜Ⅱ程度の心不全症状を認め,当院

当科受診しましたが,手術を拒否していました。

その後,症状は増悪,NYHA がⅢ〜Ⅳとなり,

X − 3 年 1 月に心不全のため入院しています。

心拍数 30 〜 40 回 / 分程度の徐脈性心房細動

を認め,心不全の改善がないため,同年 2 月

にペースメーカの植込みが行われました。その

後は当院のペースメーカ外来のみを通院し,投

薬は近医でされていました。

:ありがとうございます。僧帽弁交連

切開術はどこで行われましたか?

受助川:当院です。

:その後は,本症例は心房細動が出現

していますが,このときメイズ手術は

行われましたか?

受 助川:メイズ手術はされていないよう

です。

:それでは,進めてください。

受 平本:X 年 4 月に当院来院中の電車内

で座っていたところ,気分不良が出現

し,意識消失,失禁,失便しました。その後下

車し,救急要請しています。既往歴ですが,重

症僧帽弁狭窄症と徐脈性心房細動,高血圧症,

2 型糖尿病があります。

失神の鑑別診断

:はい。この来院時4月の失神の時点で,

失神の原因としてどのような病態が考

えられるでしょうか?

受 助川:大まかに心原性の失神か,神経

中枢性の失神,あるいはてんかんのよ

うなものがあれば,そういうような疾患が考え

られると思います。

:徐脈性心房細動があるため,脳血管

障害の可能性もあると思いますが,ワ

ルファリンは内服していましたか?

受 助川:ワルファリンは内服していまし

た。ただ,ご本人のコンプライアンス

が悪かったようで,怠薬をしていた可能性があ

ります。

:心房細動に関しては,うっ血性心不

全,高血圧,80 歳と 2 型糖尿病があ

りますので,CHADS2 スコア 1 4 点ですね?

受助川:はい。

:それでは,次お願いします。

受 平本:内服薬は「症例」に示したとお

りです。生活歴は機会飲酒で,喫煙は

ありません。アレルギーもありません。

専 佐野:本症例の現時点での MS2 の残存

程度はいかがでしょうか?

受 助川:X − 5 年以降は,当院はペース

メーカ外来のみの通院で,X − 5 年以

降の心エコー図検査でのフォローはされていま

せんでした。入院後のベッドサイド心エコーで

は,弁口面積はトレース法でおよそ 0.8 〜 0.9

cm2 で,重度の TR3 があり,TR の圧較差が

63 mmHgで,IVC4径が2.1 cmと張っていて,

右房圧 20 mmHg と推定すると,右室収縮期

圧は 83 mmHg であり,重度の PH5 だと考え

ています。また,LA6,RA7 は著明に拡大して

います。

受 平本:来院時現症ですが,GCS 10 で,

心拍数は 31回/分,呼吸数は 24回 / 分

でした。また,頸静脈の怒張を認め,心音は清で,

2RSB を最強点とする Levine Ⅲ / Ⅳの収縮

期雑音を認め,また,心尖部に拡張期ランブル

を認めました。両側の下腿浮腫が著明でした。

:身体所見に関して質問のある先生は

いらっしゃいますか?

専村田:僧帽弁開放音はありましたか?

受 助川:僧帽弁開放音は,はっきりと聴

取できませんでした。

専 村田:あとは,Ⅱp の亢進はどうでし

たか?

受 助川:Ⅱp の亢進も聴いてみましたが,

聴取困難でした。

徐脈を診たら 〜どのように対処するか

受 助川:入院当日の救急外来での経過で

す。11 時 5 分に病着して,11 時 10

分に心電図検査を行ったところ,ペースメーカ

の設定はVVI 60回/分であるにもかかわらず,

心拍数は 30 回 / 分程度の接合部調律でした。

そのため,ペーシング不全と考え,経皮ペーシ

ングを貼りつけ,デマンドモード 60 回 / 分で

開始しました。プロタノール ® も開始しました

が,無効でした。経皮ペーシングによる疼痛を

訴えたため,レペタン ® も使用しました。

:木村先生,ペースメーカ植込み後の

患者で徐脈があり,なんらかのトラブ

ルが考えられる場合の初期対応について,コメ

ントをお願いします。

専 木村(雄):本症例はペースメーカに

完全に依存している方で,来院時の心

拍数が 30 回 / 分ですので,経皮ペーシングし

て一通りの検査後にカテーテル室でテンポラ

リーペースメーカを挿入する方針でいいと思い

ます。

脚注:1 CHF(心不全),HT(高血圧),Age > 75 歳(高齢),DM(糖尿病)は、それぞれ 1 点,stroke/TIA(脳卒中 /TIA)は 2 点に計算される,2 僧帽弁狭窄(mitral stenosis),3 三尖弁逆流症(tricuspid regurgitation),4 下大静脈(inferior vena cava), 5 肺高血圧症(pulmonary hypertension),6 左心房

(left atrium),7 右心房(right atrium)