シェアリングエコノミー協会の取組み～防災、odr...

第16回シェアリングエコノミー検討会議資料

シェアリングエコノミー協会の取組み～防災、ODRについて～

2020年3月25日一般社団法人シェアリングエコノミー協会

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資料16-6

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一般社団法人シェアリングエコノミー協会

代表理事上田祐司（株式会社ガイアックス　代表執行役社長 CEO）

重松大輔（株式会社スペースマーケット　代表取締役 CEO）

理事甲田恵子（株式会社AsMama　代表取締役社長 CEO）

南章行（株式会社ココナラ　代表取締役）

吉田浩一郎（株式会社クラウドワークス　代表取締役社長 CEO）

中山亮太郎（株式会社マクアケ代表取締役社長）

常任理事佐別当隆志（株式会社ADDress 代表取締役社長

幹事天沼聰（株式会社エアークローゼット代表取締役社長）

山本美香（Airbnb Japan 株式会社　公共政策本部長）

和田幸子（株式会社タスカジ代表取締役）

金谷元気（akippa株式会社代表取締役社長CEO）

児玉昇司（ラクサス・テクノロジーズ株式会社代表取締役社長）

端羽英子（株式会社ビザスク代表取締役社長CEO）

馬場光（株式会社 DeNA SOMPO Mobility 取締役事業本部長）

藤本崇（ストリートアカデミー株式会社　代表取締役CEO）

事務局長石山アンジュ　　

会員企業 302社（2019年10月現在）

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http://sharing-economy.jpお問い合わせ：[email protected]電話番号：03-5759-0306所在地：東京都千代田区平河町2-5-3 NagatachoGRID設立：2016年1月15日

https://akippa.co.jp/

https://corp.laxus.co/

https://visasq.co.jp/

https://ds-mobility.jp/

https://corp.street-academy.com/

1. 防災について- 防災におけるシェアの可能性- 防災・災害対応に関するシェアサービスの取組みの現状

- 協会における取り組み

2. ODRについて

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- 防災におけるシェアの可能性

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災害時におけるシェアの可能性とは〜新たな共助の仕組み〜

従来シェア従来のモデルシェアリング（共有）

組織（企業・行政機関など）を通じてモノや情報をやり取り→組織がストップすると供給ができない

インターネット上で個人と個人が直接やり取り→ネットさえあれば個人間で直接リアルタイムにつながることが可能

災害の緊急時でも「持っている人」と「必要としている人」が直接インターネットを介してつながり、シェア（共有）することができる。


災害時におけるシェアの可能性とは〜新たな共助の仕組み〜

災害の緊急時でも「持っている人」と「必要としている人」が直接インターネットを介してつながり、シェア（共有）することができる。

支援項目シェアサービスジャンル解決できること

避難シェアサイクル、ライドシェア公共交通以外の移動手段

被災者民泊、バッテリーシェアリング、医療相談、食料提供宿泊場所の提供、食料物資提供、情報や相談先の提供

復興クラウドファンディング、クラウドソーシング被災者支援金の募集

ボランティアクラウドソーシング、スペースシェア、シェアサイクル

ボランティアスタッフやスキル人材の確保、ボランティアスタッフの移動手段や場所提供等

- 防災・災害対応に関するシェアサービスの取組みの現状

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● 避難先を求めている方々に対し Airbnbホストが

簡単にお部屋を開放できる緊急災害支援ツール

「Open Homes」を提供。

● これまでに世界中の災害に対して、 4000件もの

家を無償で開放。 Airbnbの専門チームが各国

政府、緊急支援団体等と協力し、 24時間体制で

災害をモニター、被害地域のホストやゲストに対

する注意喚起、地域ごとの災害情報を掲載する

ウェブサイトの紹介等を行っている。

● 過去実績：2016年熊本地震 / 2017年7月九州

洪水被害 / 2018年大阪府北部地震

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Airbnb Japan 民泊プラットフォームによる宿泊場所の無償提供民泊


● ２４時間３６５日スマホで医師に相談ができるシェア

サービス。１００名以上の医師が登録されており、すぐ

に病院に行けない人もアプリを通じて医師に相談する

ことが可能

● 2019年9月に関東へ上陸した台風 15号の被災者支

援として、被災者に 1年間サービス無料提供

● 2019年10月12日ー13日にかけて関東周辺を直撃す

る台風19号で10月12日（土）から13日（日）の間、無

料開放

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LEBER株式会社医療相談ドクターシェアリングプラットフォームの被災者向け無償提供


● 契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・

空き地・商業施設など空いているスペースに、 15

分単位でネット予約して駐車できるシェアサービ

ス。誰でも簡単に駐車場をシェアが可能。（駐車

場拠点数累計3万拠点を確保しており、会員数

150万人）

● 復興支援のために被災地を訪れるボランティア

がakippa駐車場を無償で使えるクーポンを配

布。

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akippa株式会社駐車場シェアリングプラットフォームによる駐車場の無償提供


● 「不特定多数の人が通常インターネット経由で他

の人々や組織に財源の提供や協力などを行うク

ラウドファンディングの仕組みを活かした募金形

態として災害時にサイト上から支援募金を行な

う。過去実績：西日本豪雨災害・北海道地震）台

風19号 700万円が集まる。

● 備蓄食制作やポータブル発電機制作など、ユ

ニークな災害時役立ちグッズ作りの資金調達手

段としてMakuakeが使われる。

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Makuake クラウドファンディングによる支援金募集や災害グッズ制作の資金調達

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TRUNCH（株式会社Mellow）

フードトラックxスペースマッチングプラットフォームによる被災地の食料提供

● ビルの「空きスペース」と「フードトラック」を営む

シェフをマッチングするシェアリングサービス。約

600店舗のフードトラック・約160カ所で提供。

● 被災地で食料提供をしてくれるフードトラックをプ

ラットフォーム上から募り、「フードトラック駆け付

け隊」を発足。２０１９年９月の千葉被災地域で

は４日間で４０００食が提供される


● モバイルバッテリーのシェアリングサービス。

● ２０１９年台風１５号の千葉エリアにおける停電

発生時には利用の無償提供が行われた。

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mocha モバイルバッテリーシェアリングによる被災地域での無償提供


● 対面でお手伝いを依頼したい人と空き時間やス

キルで仕事をしたい人をマッチングするスキル

シェアプラットフォーム。

● 2019年台風15号、19号では被災者の仕事サ

ポート案件に対して5000円のクーポンを発行。

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ANYTIMES スキル・時間のシェアリングプラットフォームによる人材の確保じん


● 建設現場と職人をマッチングするスキルシェアプ

ラットフォーム。（登録者数6.5万人 ※2019年６月時点）

● 2019年6月の新潟・山形地震では工事業者の人

手不足で修復作業が遅れている地域に対し、職

人募集・派遣の特設ページを開設。

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助太刀大工・職人のシェアリングプラットフォームによる復興人材の確保じん

- 協会における取り組みについて

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従来の協会の取り組み

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会員企業へ呼びかけ、災害時支援サービス一覧の特設ページを設置。

● 取り組みをしている会員企業へ呼びかけ、災害

時支援サービス一覧の特設ページを設置

（2016年熊本地震 / 2018年西日本豪雨災害）

● 内閣官房シェアリングエコノミー伝道師の講演

内で防災とシェアリングの可能性や取り組みに

ついて普及啓発


災害時のシェア活用への関心の高まり

出所：2020年3月7日付日本経済新聞


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平内閣府副大臣との意見交換

• 平内閣府副大臣及び内閣府防災担当と意見交換

シェアサービスを活用した防災・被災地支援の取組みの強化に向けて、政府及び事業者との協議を開始。

より実効性のある支援体制の構築に向けて

自民党青年局との連携

• 事業者7社（Airbnb、akippa、キッズライン、クラウドワークス、助太刀、Makuake、Mellow）とともに、自民党青年局と意見交換

• 福島県いわき市への視察に同行


防災WG開催状況

12/25 キックオフミーティング

1/23 第２回会合：JVOAD、ピースボート災害支援センター、 RCFよりヒアリング

2/28 第３回会合：情報連携案、検討課題等を議論

3/9 JVOADと連携の方向性を協議

参加メンバー

akippa㈱、㈱エアクローゼット、 Airbnb Japan㈱、㈱キッズライン、㈱クラウドワークス、㈱助太刀、㈱スペースマーケット、㈱マクアケ、㈱ Mellow

シェアプラットフォームを通じて、災害発生時に実効性のある支援を迅速に提供できる体制を整えるべく、昨年末、協会内に防災ワーキンググループを設置。

より実効性のある支援体制の構築に向けて


災害支援関係者との情報連携体制（案）

シェアエコ災害対策室国

自治体

社協・災害VC

NPO

JVOAD

個人団体

支援提供

情報共有

● 発災後、速やかに協会内にシェアエコ災害対策室（仮）を設置

● 事前に合意したサービス事業者がシェアエコ災害対策室メンバーとなり、内外との情報連携を行う

● JVOAD様を通じて関係機関との情報連携を行う

○ 情報共有会議（国、自治体、社協・災害 VC、NPO等が参加）に参加させて頂く

○ 災害情報報告mapを共有して頂く

まずはJVOAD様と連携した体制作りに注力し、徐々に自治体等との連携も広げていきたい。平時における周知啓発にも連携して取り組んでいく。


周知啓発、コスト負担に関する課題

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項目内容政府への要望

広報支援平時及び災害発生時におけるシェアサービスの周知啓発

● 政府・自治体ウェブサイト、広報誌等における情報提供や、地域の防災訓練の活用等により、平時からの普及啓発にご協力頂きたい。

● シェアサービスを通じた支援を「AI防災チャットボット」に組み込むなど、災害発生時の利用促進にご協力頂きたい。

資金補助シェアサービス事業者、支援者個人のコスト負担の軽減

支援提供に要するシェアサービス事業者及び支

援者個人のコスト負担を一部、行政予算で補っ

て頂きたい。


制度課題

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（例）

● 自治体が指定する避難所以外の住宅や空きスペースへ、有志の事業者が被災者受け入れを実施した場合、避難した被災者が被災認定されず罹災証明をもらえないなどの課題が生じた事例がある。

● 自治体との連携について地域防災計画の変更が必要になる場合がある。

● ボランティア保険は主に社会福祉協議会が仲介提供しているが、社会福祉協議会以外で募集されたボランティアには適用されない。また、短期間の保険が少ない。

防災×シェアの展開において制度上の課題と思われる点も見受けられる。

- ODRについて

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ODRの普及推進に向けて

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安心してシェアサービスを利用できる環境の整備に向けて、トラブルの迅速・簡便な解決を促進するODR（オンライン紛争解決手段）の普及を推進。

出所：2020年2月17日付日本経済新聞

● ODR活性化検討会への参加

● ODR事業者による実証実験への協力

○ ミドルマン社と㈱タスカジが実証実

験を実施中

○ 引き続き協会会員企業に実証実験

への参加を呼びかけていく

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