プロテオーム解析...

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iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 ■ SILAC試薬を用いた比較定量解析 ■ 二次元電気泳動比較解析 ■ LC-MS/MSによるショットガン解析 ■ リン酸化ショットガン解析 ■ FFPE組織からのショットガン分析 ■ LC-MS/MSによるタンパク質同定 ■ MALDI-TOF MS による PMF分析 ■ MALDI-TOF MS による 精密質量測定 ■ N末端アミノ酸配列分析 プロテオーム解析 特集。 アプロサイエンス情報誌 2014 /September/ vol.12 アプロサイエンス情報誌 2014 /September/ vol.12 多様なニーズに豊富なラインナップで対応します Science News Vol.12 APRO

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Page 1: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

■ iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析

■ SILAC試薬を用いた比較定量解析

■ 二次元電気泳動比較解析

■ LC-MS/MSによるショットガン解析

■ リン酸化ショットガン解析

■ FFPE組織からのショットガン分析

■ LC-MS/MSによるタンパク質同定

■ MALDI-TOF MS による PMF分析

■ MALDI-TOF MS による 精密質量測定

■ N末端アミノ酸配列分析

プロテオーム解析特集。

アプロサイエンス情報誌2014 /September/ vol.12アプロサイエンス情報誌2014 /September/ vol.12

多様なニーズに豊富なラインナップで対応します

Science News Vol.12APRO

Page 2: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析

プロテオーム解析(比較解析)2

詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

仕様

お問い合わせ

 iTRAQ 解析とはLC-MS/MS 分析では、多くのタンパク質を同定することが可能ですが、定量的なデータを取得することが困難でした。iTRAQ 解析では、安定同位体標識を行い、タンパク質の質量データを取得する際に、併せて定量データを取得することで、網羅的な比較解析が可能です。 こんな人におススメ・タンパク質の網羅的な発現解析をしたい。・マイクロアレイを実施したので、次にタンパク質の解析を行いたい。

分画装置 :Agilent 3100 OFFGEL Fractionator (Agilent Technologies) 質量分析計: Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer       (Thermo Fisher Scientific Inc.) H P L C : ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom BioResources, Inc.)

100 μg 以上 ※ 前処理から実施しますので、可能でしたら 200 μg 以上をご提供ください。

サンプルをお受け取りした日から、1.5~2ヶ月程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

・組織、細胞・血清、培養上清等の溶液サンプル・タンパク質抽出液 ※ 溶液量は、数百 μL 程度以内でご提供下さい。 ※ タンパク質濃度や電気泳動像等のサンプル情報を事前にご連絡ください。

・ご依頼目的 ・由来生物種・検体数・サンプル形態(組織・細胞、体液、タンパク質抽出液)、ご提供サンプル量・(タンパク質抽出液の場合)溶液組成・(可能であれば) SDS-PAGE 像・泳動条件 還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無)  アプライ量 染色方法(キットであればメーカー名・キット名)

下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

■ データマイニングについて

GO(Gene Ontology)の情報を元に、分類と抽出が可能です。特定の機能のタンパク質(細胞増殖の機能を持つタンパク質、がんの転移に関わるタンパク質等)がどう変化したかを確認することが可能です。

Gene Ontology 解析

KEGG Pathway のデータベースを用いて、経路またはシグナル伝達系のマップ上に、タンパク質の発現変動の表示が可能です。制御関係のあるタンパク質どうしの発現変動を直感的に見ることができます。 ※ 操作方法等について、電話でのご案内が可能です。お気軽にご相談下さい。

パスウェイ解析(閲覧のみ)

分析の結果得られた発現変動タンパク質について、フリーのデータマイニング用ツール「 DAVID 」 をご使用いただくことで、下記の解析が可能です。※ SWISS-Prot の検索結果のみの対応になります。 ※ 生物種によっては対応できない場合がございます。

http://david.abcc.ncifcrf.gov/

発現変動タンパク質リストをuploadすると、どの function が enrich されているかを表示することが可能です。

DAVID 発現変動タンパク質のリスト

GO解析 パスウェイ解析発現変動タンパク質のデータマイニングが可能です

・マイクロアレイを実施したので、次にタンパク質の解析を行いたい。

■ ■ データマイニングについて http://david.abcc.ncifcrf.gov/DAVID 発現変動タンパク質のリスト

114 31 ペプチドA

115 30115 30115 30

ペプチドAペプチドAペプチドA

116 29 ペプチドA

117 28 ペプチドA

レポーター バランサー総質量=145

MS/MSにて開裂

m/z

ペプチドA の単一シグナルを検出

m/z

レポーターイオン(定量情報)1:3:1:1

ペプチドA の配列情報

標識された同一配列のペプチドは全て同じ質量として検出

サンプル1 トリプシン消化

iTRAQ®標識:114

混合

フラクション1フラクション2フラクション3フラクション4フラクション5フラクション6

ショットガン分析1ショットガン分析2ショットガン分析3ショットガン分析4ショットガン分析5ショットガン分析6

分画

Agilent 3100 OFFGEL Fractionator

レポーター部分のスペクトル面積比より定量値を得ます。

iTRAQ®試薬を用いたワークフロー (4サンプルで OFFGEL Fractionator 1~6分画にて比較した場合)

MSスペクトルMS/MSスペクトル

サンプル2

サンプル3

サンプル4

iTRAQ®標識:115

iTRAQ®標識:116

iTRAQ®標識:117

質量 31~28 のバランサーを組み合わせ、タグ全体の総質量(145)を一定に保っています。

サンプルの溶液組成の注意点は?Tris バッファー等のアミン系の試薬は、iTRAQ 標識を阻害しますので、使用を避けて下さい。

装 置

必要サンプル量

推奨サンプル形態

価 格

¥4,300,000

¥2,900,000

¥1,900,000

¥3,600,000

¥1,350,000

¥2,450,000

¥3,200,000

価格(税別)分析項目名

2サンプル

3サンプル

4サンプル

5サンプル

6サンプル

7サンプル

8サンプル

数量

iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析

納 期

Page 3: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

3

価格等、詳しくはお問い合わせください。

[email protected]お問合せ:

キャンペーン・関連製品の詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

プロテオーム解析(比較解析)

SILAC試薬を用いた比較定量解析

¥1,150,000※ 2 sample分の解析料金になります。

項目名SILAC 試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析

価格(税別)

仕様

お問い合わせ

二次元電気泳動比較解析

¥250,000項目名

二次元電気泳動/比較解析(2検体1比較)価格(税別)

仕様

お問い合わせ

【オプション】 サンプル前処理 ¥40,000~

サンプル調製時の注意点

3

 SILAC とは

 こんな人におススメ

仕様

抽出タンパク質の定量

Agilent 3100 OFFGEL Fractionator

軽いアミノ酸を含む培地での培養(Light)

重いアミノ酸を含む培地での培養(Heavy)

細胞回収タンパク質の抽出

ライセートを混合

トリプシン消化

フラクション1

フラクション2

フラクション3フラクション4

フラクション5

フラクション6

ショットガン分析1

ショットガン分析2

ショットガン分析3ショットガン分析4

ショットガン分析5

ショットガン分析6

MS スペクトル

m/z

SILAC ラベルしたペプチド のMS シグナル

SILAC RatioH:L=2:1

Light (L) Heavy (H)

MSスペクトル面積比より定量

m/z

ペプチド の配列情報

MS/MS スペクトル

ペプチド の MS/MS スペクトルからタンパク質を同定

分画

SILAC試薬を用いたワークフロー (2サンプルで OFFGEL Fractionator 1~6分画にて比較した場合)

・SILAC 試薬にラベルした細胞、タンパク質抽出液をご用意ください。 ※ 溶液量は、数百 μL 程度以内でご提供下さい。 ※ タンパク質濃度や電気泳動像等のサンプル情報を事前にご連絡ください。

下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

・一次元目ゲル※:IPG Ready Stripゲル(BioRad,17cm) ・二次元目ラージゲル:10-16% グラジエントゲル(19×17cm) ・タンパク量:100-500 μg/ゲル ・ゲル染色方法:SYPRO Ruby、CBB、銀染色等 ・蛍光イメージャー:Molecular Imager FX(BioRad) ・画像解析装置:Progenesis SameSpots(nonlinear dynamics)  ※一次元目のpHレンジは基本的には pH3-10NL もしくは pH4-7 を使用しており  ますが、 ご希望のレンジがありましたら、お問い合わせください(リスク参照)。

1~数 mg/ml 程度のタンパク濃度で 数百 μl 程度 (100 μg 以上)

組織の破砕・タンパク質の可溶化・脱塩処理・再溶解・タンパク定量する必要があります。 サンプル調製については事前にご相談ください。 ※ 別途費用にて、前処理およびタンパク定量から、弊社で承ることも可能です。

基本サービス(2検体1比較)の場合、1ヶ月程度。  ※分析内容によって前後します。

SDS(イオン性の界面活性剤)を含む溶液サンプルは分析できません (一次元目の等電点泳動に影響を及ぼします)。 ※ その他の界面活性剤の中には低濃度であれば分析可能なものもあります。  お問い合わせください。 ※ 塩濃度の高いサンプルは泳動パターンが乱れる可能性があります。

下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

 二次元電気泳動 とは

 こんな人におススメ

・ご依頼目的 ・由来生物種・検体数・サンプル形態(組織・細胞、体液、タンパク質抽出液)、ご提供サンプル量・(タンパク質抽出液の場合)溶液組成・(可能であれば) SDS-PAGE 像・泳動条件 還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無)  アプライ量 染色方法(キットであればメーカー名・キット名)

・ご依頼目的 ・由来生物種・検体数・サンプル形態(組織・細胞、体液、タンパク質抽出液)、ご提供サンプル量・(タンパク質抽出液の場合)溶液組成・(可能であれば) SDS-PAGE 像・泳動条件 還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無)  アプライ量 染色方法(キットであればメーカー名・キット名)

分画装置 :Agilent 3100 OFFGEL Fractionator (Agilent Technologies) 質量分析計: Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer       (Thermo Fisher Scientific Inc.) H P L C : ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom BioResources, Inc.)

装 置

価 格

サンプルをお受け取りした日から、1.5~2ヶ月程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

納 期

推奨サンプル形態

100 μg 以上 ※ 前処理から実施しますので、可能でしたら 200 μg 以上をご提供ください。

必要サンプル量

価 格

納 期

推奨サンプル形態

必要サンプル量

泳動条件など

等電点と分子量で二次元に展開することにより数千のタンパク質をスポットとして分離できる手法です。病態変化など条件の異なるサンプル間におけるタンパク質の発現変動を、二次元電気泳動により視覚化、その泳動パターンを数値化し比較することにより発現量に差のあるタンパク質スポットを探索します。さらに、興味深いスポットは質量分析等にてタンパク質同定が可能です。

・視覚的に把握しやすい画像データでタンパク質の変動解析をしたい。・翻訳後修飾の可能性を電気泳動の移動度で探索したい。

SILAC (Stable Isotope Labeling using Amino Acids in Cell Culture) 試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析は、安定同位体でラベルしたアミノ酸を含む培養液で培養したサンプルを分析することで、培養細胞由来のタンパク質について網羅的な比較解析が可能です。

・培養細胞由来サンプルでタンパク質の網羅的な発現解析をしたい。・マイクロアレイを実施したので、次にタンパク質の解析を行いたい。

※ SILAC 試薬を用いて細胞培養したサンプルをご提供いただきます。

Page 4: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

プロテオーム解析(ショットガン解析)4

組織・細胞や培養上清などから抽出した粗精製タンパク質画分を、質量分析計を用いて、網羅的にタンパク質を同定する分析方法です。 通常のLC-MS/MS分析では、数十個程度までのタンパク質同定を目的とした分析仕様となっておりますが、ショットガン分析では、より分離能を上げる仕様に変更することで数百個程度のタンパク質を一度に同定することを可能としました。 さらに、ハイスペックショットガン分析では、数百~数千のタンパク質を一度の分析で同定することが可能です。

LC-MS/MSによるショットガン解析

ショットガン分析とは

¥500,000項目名

LC-MS/MSによるショットガン解析ハイスペックショットガン解析 ¥950,000

価格(税別)

こんな人にオススメ・一度の分析で、より多くの情報を得たい。  (ある特定の組織、細胞や培養上清に含まれるタンパク質について、一度の分析で網羅的  にタンパク質の顔ぶれを見たい場合) ・複合体のコンポーネントの顔ぶれを網羅的に見たい。

仕様

お問い合わせ下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

LC-MS/MSによるタンパク質同定(参考)

LC-MS/MSによるショットガン分析

ハイスペックショットガン分析

182

582

2,402

約13倍の同定数!

【分析例】サンプル:マウス肝臓1μg相当

タンパク質同定数

m/z

MS/MS MS/MS MS/MS MS/MS

時間

強度

強度

植物

組織

体液

細胞 培養上清

バクテリア

生体試料

サンプル前処理

Trypsin 消化

LC-MS/MSによるショットガン解析

m/z

MS/MS MS/MS MS/MS MS/MS

時間

強度

強度

ハイスペックショットガン解析

ハイスペックショットガン解析?より多くのMS/MSスペクトルを得る為、HPLC における分離能を向上させております。

■ データ解析オプションショットガン分析により得られたデータを比較解析することで定量解析を行うことが可能です。定量解析には、MSのデータを使用しますので、MS/MSのデータが不十分で同定に至らないピークであっても定量比較の対象となります。iTRAQ や SILAC のような安定同位体を用いた標識を行いませんので、手軽に比較解析を行う事が可能です。

LC-MS分析で得られるデータを質量電荷比(m/z)、ピーク強度、保持時間、サンプルの4つの要素から成るものとして捉え、様々な二次元画像に展開して解析を行う事が可能です。

※別途有料のサービスとなります。詳しくはお問い合わせ下さい。

詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

質量分析計:Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer      (Thermo Fisher Scientific, Inc.)HPLC:ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom Bio Resources, Inc.)検索ソフト:Mascot Server(Matrix Science Ltd.)解析ソフト:Scaffold (Proteome Software, Inc.)

装 置

20 μg 以上 ※ サンプルの一部を電気泳動した場合に、CBB染色にてバンドが確認できる   程度の量を目安としてください。 ※ 前処理から実施しますので、可能でしたら 50 μg 以上をご提供ください。

必要サンプル量

・組織、細胞・血清、培養上清等の溶液サンプル・タンパク質抽出液 ※ 溶液量は、数百 μL 程度以内でご提供下さい。 ※ タンパク質濃度や電気泳動像等のサンプル情報を事前にご連絡ください。

推奨サンプル形態

サンプルをお受け取りした日から3週間(15営業日)程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

納 期

価 格

・ご依頼目的 ・由来生物種・サンプル形態(組織・細胞、体液、タンパク質抽出液)、ご提供サンプル量・(タンパク質抽出液の場合)溶液組成・(可能であれば) SDS-PAGE 像・泳動条件 還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無)  アプライ量 染色方法(キットであればメーカー名・キット名)

2DICAL (三井情報株式会社)

データベース検索(Mascot 使用) データベース検索

(Mascot 使用)

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キャンペーン・関連製品の詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

プロテオーム解析(ショットガン解析)

リン酸化ショットガン解析

¥600,000

● ハイスペックショットガン解析の仕様での分析も可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。

項目名 リン酸化ショットガン解析

価格(税別)

・一度の分析で、より多くのリン酸化タンパク質を同定したい。・目的資料に含まれるタンパク質のリン酸化部位を同定したい。

仕様

お問い合わせ下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

400 μg 以上

リン酸化ショットガン解析とは生体内で生成されたタンパク質は、リン酸化修飾を受け、その機能や局在が調整されていると考えられています。そのためタンパク質の機能を解明する上で、リン酸化修飾の解析は不可欠です。しかし、通常のショットガン解析では、微量なリン酸化ペプチドを検出することは容易ではありません。本分析では、リン酸化ペプチドを濃縮・精製した後に、ショットガン解析に供することで、一度の分析で数百~数千のリン酸化ペプチドを同定することが可能です。

こんな人にオススメ

LC-MS/MS分析

Trypsin 消化m/z

MS/MS MS/MS MS/MS MS/MS

時間

強度

リン酸化ペプチドの濃縮・精製

強度

植物

組織

体液

細胞 培養上清

バクテリア

Phospho

PhosphoPhospho

PhosphoPhospho

Phospho

生体試料

ホルマリン固定パラフィン包埋組織(FFPE組織)サンプルから抽出したタンパク質を質量分析にて網羅的に同定する受託サービスです。レーザーマイクロダイセクションと組み合わせることにより、部位特異的なタンパク質の探索を行うことができます。

FFPE組織からのショットガン分析FFPE組織からのショットガン分析とは

¥148,000~項目名

レーザーマイクロダイゼクション(LMD)価格(税別)

こんな人にオススメ

仕様

・FFPE組織サンプルからタンパク質の同定を行いたい ・レーザーマイクロダイセクションで目的部位を切り出してタンパク質の同定を行いたい。

FFPE組織からのショットガン分析 ¥700,000※1 まずは、検討として1スライドから切り出しを行います。その結果を踏まえ、追加オーダーで必要  な枚数の切り出しを行います。※2 サンプル前処理後、LC-MS/MSにてショットガン分析を行います。サンプル前処理込みのセット  料金です。

臨床サンプル 目的部位を精密ダイセクション

サンプル前処理

タンパク質同定分析結果のデータマイニング

パラフィン包埋組織切片

タンパク質の可溶化・ペプチド化

数μm エリアからマイクロダイセクト2

LC-MS/MSよるタンパク質同定ソフトウェアによるデータマイニング

分析の流れ

※1

※2

厚さ 10 μm, 2 mm x 4 mm 程度

パラフィンブロックでご提供を下さい。薄切から実施をします。切片でご提供を頂く場合には、専用のスライドに載せる必要があります。

価格等、詳しくはお問い合わせください。

[email protected]お問合せ:

・ご依頼目的 ・由来生物種・サンプル形態(組織・細胞、体液、タンパク質抽出液)、ご提供サンプル量・(タンパク質抽出液の場合)溶液組成・(可能であれば) SDS-PAGE 像・泳動条件 還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無)  アプライ量 染色方法(キットであればメーカー名・キット名)

価 格

サンプルをお受け取りした日から3週間(15営業日)程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

納 期

・組織、細胞・血清、培養上清等の溶液サンプル・タンパク質抽出液 ※ 溶液量は、数百 μL 程度以内でご提供下さい。 ※ タンパク質濃度や電気泳動像等のサンプル情報を事前にご連絡ください。

推奨サンプル形態

必要サンプル量

質量分析計:Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer      (Thermo Fisher Scientific, Inc.)HPLC:ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom Bio Resources, Inc.)検索ソフト:Mascot Server(Matrix Science Ltd.)解析ソフト:Scaffold (Proteome Software, Inc.)

装 置

装 置LMD装置:PALM MicroBeam (Carl Zeiss Microscopy)質量分析計:Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer      (Thermo Fisher Scientific, Inc.)HPLC:ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom Bio Resources, Inc.)検索ソフト:Mascot Server(Matrix Science Ltd.)

必要サンプル量

推奨サンプル形態

価 格

データベース検索(Mascot 使用)

Page 6: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

プロテオーム解析(一次構造解析)6

詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

MALDI-TOF MS によるPMF分析では、タンパク質をプロテアーゼ処理して得られた断片ペプチドを質量分析計で検出します。質量分析により得られたペプチドの質量をデータベース検索(Mascotサーチ)することによりタンパク質を同定します。 独自のノウハウにより、業界トップの微量分析技術を保有しています。

MALDI-TOF MS による PMF分析

MALDI-TOF MS による PMF 分析とは

¥180,000

● サンプル由来のピークが検出されなかった場合は、解析不能料金 ¥100,000(税別)となります。

項目名 MALDI-TOFMSによるPMF分析

価格(税別)

こんな人にオススメ

・精製したタンパク質を同定したい ・発現されたタンパク質が目的のものかどうかを確認したい

仕様

お問い合わせ下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

質量分析計:AXIMA-confidence(Shimadzu)検索ソフト:Mascot Server(Matrix Science Ltd.)

25 fmol 以上

ゲル片 分析使用可能レーン数:5、6レーン程度 [ 12ウェルのミニゲル(約9×7cm)の場合] 推奨染色法:CBB染色、 SYPRO Ruby染色、 銀染色(質量分析用) ※弊社のMS用銀染色キット、高感度CBB染色キット、蛍光染色試薬の ご利用をお勧めします。 銀染色は、グルタルアルデヒドを用いない仕様で染色してください。 ※弊社にて別途費用にて電気泳動からの調製 (SDS-PAGE) も承っております。

・ご依頼目的 ・由来生物種 ・分子量(kDa) ・電気泳動画像  目的バンドに印を付けたものをメールにてお送りください。 ・泳動条件 ・ SDS-PAGEに用いたゲルの大きさ(何mm×何mm) ・還元処理の有無(DTTや2ーメルカプトエタノールなど還元剤の使用の有無) ・アルキル化の有無、またはその種類 ※アルキル化に使用した試薬をご連絡ください(例:ヨードアセトアミド等) ・染色方法(キットであればメーカー名・キット名) ・提供可能なサンプル量(レーン数)

仕様

Trypsin 消化

強度

LC-MS/MS分析では、タンパク質をプロテアーゼ処理して得られた断片ペプチドを逆相HPLCで分離・濃縮しながら質量分析計で検出します。質量分析計により得られたペプチドの質量、およびフラグメントイオンのスペクトル(MS/MSデータ)をデータベース検索(Mascot サーチ)することによりタンパク質を同定します。HPLCで分離しながら分析を行うので、多くのペプチドの情報が得られ、一度の分析で複数のタンパク質が同定できます。

独自のノウハウにより、業界トップの微量分析技術を保有しています。 MS/MSデータによるデータベース検索を行うため、アミノ酸配列まで含めた信頼性の高いデータの取得が可能です。

LC-MS/MSによるタンパク質同定

LC-MS/MSによるタンパク質同定とは

¥350,000

● サンプル由来のピークが検出されなかった場合は、解析不能料金 ¥100,000(税別)となります。

項目名 LC-MS/MSによるタンパク質同定

価格(税別)

こんな人にオススメ・複数のタンパク質を一度に同定したい。 ・サンプル量は少ないが、信頼性の高い結果が欲しい。 ・20 kDa 以下、100 kDa 以上の分子量をもつタンパク質を同定したい。

仕様

お問い合わせ

質量分析計:Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL mass spectrometer      (Thermo Fisher Scientific, Inc.)HPLC:ADVANCE UHPLC SYSTEM (Michrom Bio Resources, Inc.)検索ソフト:Mascot Server(Matrix Science Ltd.)解析ソフト:Scaffold (Proteome Software, Inc.)

LC-MS/MS分析

Trypsin 消化

m/z

MS/MS MS/MS MS/MS MS/MS

時間

強度

強度

SDS-PAGE, 2D-PAGE

詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

価格等、詳しくはお問い合わせください。

[email protected]お問合せ:

装 置

装 置必要サンプル量

推奨サンプル形態

納 期サンプルをお受け取りした日から2週間(10営業日) 程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

価 格

25 fmol 以上

ゲル片 分析使用可能レーン数:5、6レーン程度 [ 12ウェルのミニゲル(約9×7cm)の場合] 推奨染色法:CBB染色、 SYPRO Ruby染色、 銀染色(質量分析用) ※弊社のMS用銀染色キット、高感度CBB染色キット、蛍光染色試薬の ご利用をお勧めします。 銀染色は、グルタルアルデヒドを用いない仕様で染色してください。 ※弊社にて別途費用にて電気泳動からの調製 (SDS-PAGE) も承っております。

必要サンプル量

推奨サンプル形態

納 期サンプルをお受け取りした日から2週間(10営業日) 程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

価 格

下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

・ご依頼目的 ・由来生物種 ・分子量(kDa) ・電気泳動画像  目的バンドに印を付けたものをメールにてお送りください。 ・泳動条件 ・ SDS-PAGEに用いたゲルの大きさ(何mm×何mm) ・還元処理の有無(DTTや2ーメルカプトエタノールなど還元剤の使用の有無) ・アルキル化の有無、またはその種類 ※アルキル化に使用した試薬をご連絡ください(例:ヨードアセトアミド等) ・染色方法(キットであればメーカー名・キット名) ・提供可能なサンプル量(レーン数)

データベース検索(Mascot使用)

MALDI-TOF MS分析SDS-PAGE, 2D-PAGE

データベース検索(Mascot使用)

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キャンペーン・関連製品の詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

プロテオーム解析(一次構造解析)

MALDI-TOF MSを用いて、タンパク質・ペプチドの精密な質量を測定します。数残基のペプチドから、100 kDa 以下のタンパク質までの精密な質量を測定することができます。

MALDI-TOF MS による 精密質量測定

精密質量測定とは

¥60,000項目名

MALDI-TOF MSによる精密質量測定価格(税別)

こんな人にオススメ・発現させた組換えタンパク質の質量を確認したい。 ・修飾したタンパク質の質量変化を確認したい。

仕様

装 置

推奨サンプル形態

納 期サンプルをお受け取りした日から2週間(10営業日) 程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

必要サンプル量

価 格

お問い合わせ下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

質量分析計:AXIMA-confidence (Shimadzu)

測定可能な分子量の範囲

測定誤差

【オプション】 限外ろ過濃縮 【オプション】 濃縮脱塩処理(ZipTip処理)

¥20,000¥15,000

サンプル調製時の注意点

溶液組成(乾燥前の組成)によっては分析できないものもあります。特に塩や界面活性剤はできるだけ低濃度で調製することが望ましいです。例えば 50mM 以下のTris、HEPESや 0.1%程度の octyl glucoside は分析可能ですが、リン酸、glycerol、SDS等は濃度によってはイオン化が困難になる場合があります。具体的な調製方法につきましては事前にご相談ください。

リスクサンプルが十分量あっても、目的とするタンパク質の性質(構造・アミノ酸配列・修飾など)により測定が困難な場合があります(例:リン酸化のようなネガティブチャージを持った修飾)。 分析の特性から、目的の分子量ピークの他に2価(約半分)および2量体(約2倍)のピークが検出されるケースが多くあります。そのため複数のタンパク質が混在している場合は、2価や2量体との区別がつかない場合もあります。

精製したタンパク質・ペプチドのアミノ酸配列を、Edman分解法によりN末端側から1残基ずつ決定していく分析です。化学的な反応により1アミノ酸ずつ確実に決定することができます。データベースに登録されていない新規の配列情報が得られます。

N末端アミノ酸配列分析

N末端アミノ酸配列分析とは

¥70,000

● N末端ブロックや複数のアミノ酸が検出等により解析不能の場合は、¥40,000 (税別) となります。※1 6残基目以降の分析を実施し配列決定に至った場合、決定(推定)配列1残基につき  ¥10,000(税別) が加算されます。

項目名N末端アミノ酸配列分析(5残基含む)追加分析(1残基あたり) ※1 ¥10,000

価格(税別)

こんな人にオススメ・精製したタンパク質を同定したい ・新規タンパク質の配列情報を得たい(クローニングのため) ・発現されたタンパク質が目的のものかどうかを確認したい ・タンパク質の切断部位を同定したい

仕様

■ PVDF膜  分析使用可能レーン数 : 5レーン程度 [12ウェルのミニゲル(約9×7cm)の場合]  推奨染色法 : CBB染色、アミドブラック染色、ポンソーS染色 ■ 溶液  分析使用可能容量 :200 μl 程度 (200 μl 以上の場合は濃縮をお願いします。) ■ 注意点  ・Hybond-P(GEヘルスケアバイオサイエンス社)は使用できません。  ・ニトロセルロース膜は使用できません。  ・粘性の高いもの・不揮発性のもの・界面活性剤が含まれる溶液は分析できません。    例)グリセロール、CHAPS、SDS、Triton、Briji、オクチルグルコシドなど  ・塩濃度の高い溶液は脱塩処理が必要となります。

 ※ タンパク質の場合は SDS-PAGE/blotting を、ペプチドの場合は逆相  クロマトグラフィーを お薦めします。  ※ 弊社にて別途費用にて SDS-PAGE/blotting も承っております。

2 pmol 以上※ 長い配列をご希望の場合は、できるだけ多くのサンプル量をご用意ください

お問い合わせ下記のサンプル情報についてご準備の上、お問い合わせください。

1 pmol/μl~分析には、使用するサンプルの濃度・溶液組成・純度が大きく影響します。

500~100,000 Da

測定値に対して、 0.1% 程度

溶液、乾燥品 ・溶液の場合は、溶液組成を事前にご相談ください。 ・乾燥品の場合は、乾燥前の溶液組成、再溶解に適し  た溶液組成をお知らせください。 ・基本的に 50% acetonitrile、0.1% trifluoroacetic   acid で溶解し、分析を実施しております。

・ご依頼目的・予想される分子量 (kDa)・サンプルの溶液組成・タンパク質の濃度(mol/microL)・ご提供可能なサンプル容量

タンパク質の質量を測定するには、ある程度精製されたタンパク質の溶液が必要です。 サンプルの電気泳動後の画像を事前にお送り下さい。 ・電気泳動 SDS-PAGE 後のゲル染色画像 ・その泳動条件(ゲル原寸、ウェル幅、アプライ量、染色方法)

共存成分の許容濃度(目安)は?Tris buffer 50 mM 以下SDS, CHAPS 0.01%(w/v) 以下NaCl 50 mM 以下

装 置Procise 494HT(ABI)

必要サンプル量

必要サンプル量

サンプルをお受け取りした日から2週間(10営業日) 程度 ※ サンプルを受け取るタイミングによっては、前後する場合があります

納 期

価 格

・ご依頼目的 ・ご依頼残基数 ・由来生物種・分子量(kDa) ・染色したPVDF膜画像(ゲル画像でも参考になります)   目的バンドに印を付けたものをメールにてお送りください。 ・泳動条件(PVDF膜サンプルの場合)  SDS-PAGE時のゲルの大きさ(何mm×何mm) ・還元処理の有無(DTTや2-メルカプトエタノールなどの還元剤の使用の有無) ・アプライ量・染色方法(キットであればメーカー名・キット名) ・サンプルの溶液組成(溶液サンプルの場合) ・提供可能なサンプル量

キャンペーン・関連製品の詳細はこちらをご覧ください。 →  http://aproscience.com

Page 8: プロテオーム解析 特集。iTRAQ®試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析 SILAC試薬を用いた比較定量解析 二次元電気泳動比較解析 LC-MS/MSによるショットガン解析

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非還元条件にて調製されたサンプルは、還元条件下にて調製されたサンプルに比べ、酵素処理後の断片ペプチドの回収率が低くなる可能性があります。特に問題が無ければ、還元条件下にて電気泳動をを実施することをオススメします。なお、非還元サンプルをご提供いただき、弊社で還元アルキル化処理から実施することも可能です(別途 ¥40,000/サンプル)。

還元処理について

※希望販売価格は参考であり、販売店からの販売価格ではありません。記載の希望販売価格は2014年9月1日現在の希望販売価格です。予告なしに改定される場合がありますので、ご注文の際にご確認ください。注意事項

株式会社 アプロサイエンスhttp://aproscience.com/

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【本社】〒771-0360 徳島県鳴門市瀬戸町明神字板屋島124-4 TEL:088-683-7211 FAX:088-683-7212【東京本部】〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-34-7 TEL:03-6272-9301 FAX:03-6272-9302

088-683-7211

サンプル調製の注意点LC-MS/MS 分析用の電気泳動ゲルサンプルの調製について

還元処理ってどうするの?SDS-PAGE のサンプルバッファーに、DTT や 2ME 等の還元剤が含まれていれば、還元処理サンプルになります。

質量分析を用いた高感度分析では、コンタミネーションに注意したサンプル調製が重要です。下記の点にご注意下さい。

・手袋を着用し、ゲルに直接ふれない。 ・新しいメスを使用する。 ・切り出すゲルには、余分な領域を含めない。 ・染色に使用するバットには要注意 !! ⇒イムノブロット等の実験器具との共用は避けて下さい。 ⇒ディスポーサブルの使用がオススメです。

コンタミネーションを予防しよう

ゲル染色のバットは、ディスポがオススメです。もしくは、ゲル染色専用のバットをご用意ください。

他の実験に使用したバットには、IgG、カゼイン、アルブミン等のタンパク質が大量に付着しています。

SDS-PAGE は、目的タンパク質を分子量で分離するだけでなく、溶液中の塩類等の除去も兼ねた最終精製方法として有用です。

SDS-PAGE に使用するゲル

銀染色は、CBB 染色に比べて10倍程度の感度があるため、微量タンパク質の染色に有用です。ただ従来の銀染色には、グルタルアルデヒドが含まれており、タンパク質中のアミノ基が修飾されるため、質量分析には使用できません。グルタルアルデヒドの含まれない質量分析用のキット・プロトコルをご使用ください。

銀染色の注意点

サンプルバッファーキット[構造解析SDS-PAGE] (No. SP-3020)  電気泳動の前処理で簡単に還元アルキル化が実施できます。 還元アルキル化されたサンプルでは、酵素処理後のペプチドの回収率が 向上します。

SS

SS

SS

SS

還元剤 (DTT, 2ME 等) DTT : Dithiothreitol 2ME : 2-mercaptoethanol

S-アルキル化剤S-アルキル化剤

S-アルキル化剤

S-アルキル化剤

アルキル化剤

おススメ製品サンプルあり

シャープゲル[中性ゲル] 長期保存(1年間)が可能です。高性能シャープゲル[アルカリゲル] 最高水準の分解能、保存期間は3ヶ月です。

おススメ製品

サンプルあり

MS用銀染色キット (No. SP-4021)  グルタルアルデヒドを含まない SDS-PAGE 用銀染色キットです。  質量分析の検出感度が最大となるよう最適化しています。  銀染色では染色性が悪い塩基性タンパク質でも高感度に染色できます。

おススメ製品 サンプルあり

他社類似キットより多くのペプチドを検出することができました。

おススメのゲル濃度は?グラジエントゲルは、低~高分子をバランスよく分離できるので便利です。特定のバンドを分離したい場合には、目的分子量に適した均一ゲル(12.5% 等) をお試し下さい。

ここが Point !!

100 fmol

5

10

15

20

25

ヒットペプチド数 21

15

5 2110 fmol 5 fmol

0

カバー率 37%

カバー率 27%

カバー率 10%カバー率 2%

カバー率 4%

MS用銀染色キット

他社キット

ヒットペプチド数 (BSA) の比較

■注意事項 ● 高純度のアクリルアミドを使用する。 ● 作製後、1 日以上経過したゲルを使用する。    ⇒プレキャストゲルのご使用がおススメです。 ● レーン数をできるだけ少なくする。   (一度の分析に使用できるゲル量は、5レーン程度です)