ミネベアミツミ 計測機器 総合活用事例 ·...
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ミネベアミツミ 計測機器 総合活用事例
ミネベアミツミ株式会社 センシングデバイス事業部
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ミネベアミツミ㈱センシングデバイス事業部のご紹介
1950年にひずみゲージ開発以来、60年を超える実績
多様な特殊環境への適用や性能要件を実現する技術力
「新規用途開発」「計画段階の製品」「計測方法の見直しや品質向上」など 計測機器を活用してこんなことができないか?とアイディアをお持ちのお客様。 ミネベアミツミの計測機器がお手伝いできるかもしれません。お気軽にご相談ください。
4か国、5拠点で大量生産に耐えうる生産体制
© 2000-2018 MinebeaMitsumi Inc.
日本における計測機器の黎明期である1950年ごろにひずみゲージ開発・生産して以来、ロードセル、圧力計、6軸センサーなど多様な計測機器を開発し続けてきました。
粉塵、高温、多湿、振動などの特殊環境に適合した製品や一般消費者向け製品など、お客様のご利用環境に合わせ、高精度な製品を提供しています。
日本(軽井沢工場・藤沢工場)、タイ(ロップブリ工場)、中国(上海/西岑)、カンボジア(プノンペン)の計5拠点による生産体制で大量生産に耐えうる生産体制を保持しています。
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ミネベアミツミ計測機器 総合活用事例 目次
医療・介護・福祉分野 1
物流分野 2
産業用機械 3
工場・大型施設 4
はかり・計量機器 (商業・業務用)
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はかり・計量機器 (量産・消費者向け)
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その他
7 大学との共同開発
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ひずみゲージ、およびその応用トランスデューサー(変換器)類、各種専用計測・計装機器を擁し、多種多様な分野で幅広く活用されています。あらゆる産業の計測ニーズを解決した総合活用事例をご紹介します。
医療・介護・福祉分野 1
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医療・介護・福祉分野
正確性が求められる医療・介護・福祉・機能回復分野で 幅広くロードセル/フォースセンサーが使用されています。
シリンジの押し圧を計測し一定の圧力で押すことにより正確な量・スピードで薬液を注入する事が出来ます。
シリンジポンプ 尿量計
入院患者の排尿重量を計量記録します。計量部分にロードセル・トランスミッタ―を使用しています。
ロードセル C2G1-6K-A
基盤型デジタル指示計 CSD-581-74
フォースセンサー
時間で正確に輸注を管理する為に、センサーを内蔵しています。
インフュージョンポンプ
フォースセンサー ロードセル
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医療・介護・福祉分野
腎不全の患者の生命を守る人工透析システムや医薬品を正確に人体へ注入する輸液ポンプに使用され、重量を計測する事により薬剤の供給を制御します。
人工透析装置
点滴薬液の残量監視をするためロードセルによって薬液の残量を検知し、フォースセンサーによって点滴チューブの圧力変化を検知して流量の調整や閉塞の検知を行います。
点滴薬液監視センサ
医療関連の新規開発製品に向けて 性能やサイズなど細かなカスタマイズを行っています。
フォースセンサー ロードセル フォースセンサー
物流分野 2
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物流分野
トラックスケールや倉庫内での計量に活用されています。
過積載防止用に使われる簡易側トラックスケールでは1/1000~ 1/2000の精度のトラックスケールが利用されています。 (取引証明以外)
トラックごと計量し積載物の重量を計測します。1/6000の高精度で計量し商取り引きをする事が出来ます。 指示計はJIS B7611-2:1015に適合しており、ロードセルはOIML R60 の認定を取得しています。
ロードセル CC002(DC002) +AIC005B取付金具
トラックスケール
簡易型 トラックスケール
計量 ピッキングカート
大型倉庫等で、注文の有った商品を出庫する際、カートに加わる重さで商品、数量に間違えが無いかのチェックがされます。 量チェックをする事で大幅に出荷間違いを減らすことが出来ます。
ロードセル C2G1シリーズ トランスミッター搭載
はかり用ディジタル指示計 ロードセルCC002(DC002)搭載
産業用機械
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産業用機械
厳しい環境下で稼働する産業用機械や大型タンクを ミネベアミツミの計測技術が支えています。
射出成形機の射出型締め制御を行う際に、多様な計測機器や指示計、トランスミッターが活用されています。
吊り荷重をロードセルで計測、別に計測したブームの角度と合わせ、角度別の吊り荷重をモニタし転倒の危険を検知します。
クレーン 射出成形機 タンク計量
医薬・化学・飲料・飼料、さまざまな分野でのタンクの中身の重量を計測します。 ロードセル複数個でタンクの全体の重量を計測し、中身の重量の変化を非接触で検知する事が出来ます。
タイバーゲージ UX010
デジタル指示計 TSD-591など
実機搭載用ガイド TGS
トランスミッター CSA-593
DML-802B
耐過負荷圧縮型 ロードセル
CCR1
引張型ロードセル CL-B
デジタル指示計 CSD-903など
FCACC010
工場・大型施設
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工場・大型施設
工場や大型施設での非常に大きな重さ/圧力/トルクの 計測においてロードセルは欠かせない存在になっています。
ごみ処理場では分別収集されたゴミは計量→処理→残渣の計量処理量を把握し計画立案に活かされています。 下水処理場でも脱水した砂や汚泥を計量するなどの目的で活用されています。
生コンプラント(バッチャープラント)、及びアスファルトプラントの計量装置にロードセルが使用されています。セメント・砂・砂利・水の計量部にロードセル、指示計を使用しています。
バッチャープラント ゴミ処理場/下水処理場 水門の管理
高潮の堰き止めるために、水門の開閉をロードセルやトルク変換器を使用して管理しています。
デジタル指示計 CSD-815Bなど
トルク変換器 TMNRシリーズ
トランスミッター CSA-561B
ロードセル CCR1B
デジタル指示計 CSD-903など
引張型ロードセル
はかり・計量機器(商業・業務用)
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はかり・計量機器(商業・業務用)
商業用・業務用はかり・計量機器の用途に向け高精度から量産用までさまざまなロードセルが使われています。
郵便局・お肉屋さん・スーパー等で使われている商取り引き用のはかりにロードセルが使用されています。価格を決定する重要な機能を果たすため高精度なロードセルが使用され、さらに広い積載面のどこに載せても正確に計量する事ができるように工夫されています。
計量値付け ラベルプリンタ
郵便物 計量ハカリ
医療・福祉・学校・フィットネスなど、色々な場面での特殊な体重計測にロードセル・フォースセンサーが使用されています。
特殊体重計
ロードセル ロードセル ロードセル
はかり・計量機器 (量産・消費者向け) 6
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はかり・計量機器(量産・消費者向け)
消費者向けのはかり・計量機器に豊富な実績があります。 3カ国4工場で大量生産が可能な生産体制を保持しています。
家庭用の体重計にもロードセルが使用されています。体脂肪の計測など多機能化に対応するため高精度なロードセルが使われています。
体重計 体脂肪計 キッチンスケール
体重を計ると共に体脂肪率を表示します。家庭用は高精度+低コストが求められる為、高精度なフォースセンサーが使用されます。
ロードセル フォースセンサー
家庭用キッチンスケールにもロードセル・フォースセンサーが使われています。大量生産にも対応が可能です。
フォースセンサー
大学の研究機関との共同開発 7
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大学や研究機関との共同開発
先駆的な利用目的に向けて、研究・共同開発を積極的に進めています。高精度な計測技術で新しい価値の創造にお役に立てるよう開発に取り組んでいます。
介護用ロボット 農業のIT化 社会インフラの管理
人の動きを感知し補助する「パワースーツ」や「介護用のロボット」などの分野でロードセルの応用が期待されています。 介護人材不足の課題に向け、計測機器を活用した介護向け製品開発の一翼を担っています。
生育状況の管理や生育環境の研究 にロードセルやフォースセンサー を用いた研究開発を行っています。 果実の重さを計測し、天候条件/栄養状況などの環境要因と相関性を分析することで農業のIT化の土台を下支えしています。
近年問題視されている道路・トンネル・鉄道・ビルなど社会インフラの老朽化を計測技術を用いて管理し、維持するための研究を進めています。科学的で効率的な新しい社会インフラの維持・管理を後押しします。
その他の用途事例 8
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その他事例
以下のような用途にもミネベアミツミの計測機器製品が使われています。
・ボトリングマシン ・鋼材圧延機 ・スクリーンハンダ印刷機 ・IC製造工程 ・プレス機械 ・巻線機 ・コーター生産装置 ・織機 ・半導体封止装置 ・鉄鋼プロセス用溶接機
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・おにぎり成形 ・お弁当飯盛り装置 ・米の計量機器 ・オートチェッカー
・ナットランナー ・トルクレンチ ・エレベーター
・超重量物昇降用 ジャッキシステム ・ロケット/宇宙開発 ・シールドマシン ・ダイナモメーター
・ゲーム機 ・プリンタ機器 ・車載用機器
<製造用機械> <食品加工>
<建築・ビルメンテナンス>
<一般消費者向け>
<大型設備・開発>
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計測機器事業部のご紹介
品質システム
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ミネベアミツミ株式会社センシングデバイス事業部は、品質システムの充実及び自社製品の品質向上を目的とし、1996年8月に当社の該当製品における設計・開発、製造を登録の範囲として、また1997年3月に付帯サービス(修理、保守、点検)を追加し、ISO9000シリーズの認証を一般財団法人日本品質保証機構により受けております。
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品質の向上とご満足頂けるサービス体制の維持を心がけております。
環境対策 基本方針:
★ ミネベアミツミグループは、価値ある製品の製造を通して“ゆとり”と“豊かさ”を世界に提供するとともに事業活動のすべての段階で環境への負荷の軽減と調和を計り、快適な環境の維持・増進に貢献していくことを目指しています。
活動目的: ミネベアミツミグループが調達する原材料、部品、部材および包装・梱包材料に含有する化学物質について、ミネベアミツミグループ使用禁止化学物質を明確にし、調達先および社内に周知し環境負荷の撲滅と遵法性の確保を図ることを目的とします。
JCSS校正事業者登録 より確かな校正をお客様に提供する為に、「力」、「一軸試験機」のJCSS校正事業者として登録されております。
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OIML R60 認定品(規格品) 国際法定計量機関(OIML)のロードセル性能試験方法:OIML R60の認定を取得したものです。 この認定は商取引用のはかり製作時に必要です。
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フィールドエンジニアリング体制 当事業部は、設置現場における調整、点検業務体制及び製品をお引取りしての修理、点検体制を全国網で整えております。また、海外へのエンジニアリングの派遣も行っております。
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計測機器のトレーサビリティ 当事業部が供給する製品は国家標準にトレーサビリティが取れている計測機器を使用して検査・試験を実施しております。
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エリア
関東以北地区 中部地区 関西以西地区
拠点
神奈川県藤沢市 ミネベアミツミ(株) センシングデバイス事業部内 愛知県名古屋市 ミネベアミツミ(株) 名古屋支店内 大阪府大阪市 ミネベアミツミ(株) 大阪支店内
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センシングデバイス事業部のご紹介
会社概要
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当事業部は、ミネベアミツミ株式会社の計測機器部門として、ひずみゲージおよびその応用トランスデューサ(変換器)類、並びに各種専門計測・計装機器を擁し、優れた技術
と品質で各種産業の計測・計装のニーズにお応えしております。当社のひずみゲージ、及びトランスデューサの技術は、独自の技術開発力と生産体制により、国内はもとより世
界中で高い評価と信頼を積み重ねて参りました。ひずみゲージの応用分野は広く、直接ひずみ測定に使用されるばかりではなく、センサーとして民生用(自動車、家電、コン
ピューターなど)、一般産業用の計測ニーズに豊富な種類と卓越した品質で幅広く採用されています。また、タイ/中国工場を含めた抜群の生産力を以って、国際競争の厳しい
昨今、ユーザー各位がご満足戴ける体制を整えて参りました。更にセンサー/トランスデューサ類に加えてその精度をより確かなものとしてご活用戴く為に、各種専用増幅器・
指示計及び引張圧縮試験機を用意し、計測・計装のあらゆる分野に総合技術の専門メーカーとして大きな役割を担っております。
会社名
設立年月日
本社
資本金
社長
従業員
ミネベアミツミ株式会社
1951年7月16日
長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73
68,258百万円(2018年3月末現在)
代表取締役 社長執行役員 貝沼 由久
連結78,351人(2018年3月末現在)
センシングデバイス事業部
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事業部/藤沢工場 センシングデバイス製造部 〒251-8351 神奈川県藤沢市片瀬1-1-1
軽井沢工場 センシングデバイス製造部
〒389-0293 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73
センシングデバイスセールス
セールスユニット1 (東京事務所) TEL:03-6758-6761 FAX:03-6758-6760
セールスユニット2 (名古屋事務所) TEL:052-231-1181 FAX:052-231-1157
セールスユニット2 (大阪事務所) TEL:06-6263-8331 FAX:06-6263-7388
センシングデバイス事業部の沿革 ★ 1941年 逗子市逗子1103番地に合資会社新興通信機製作所を設立。
1950年 合資会社を株式会社に改組し、新興通信工業株式会社を設立。
1955年 逗子市桜山760番地(現住所桜山町1丁目12番地10号)に工場を新設し、製造を開始。
1975年 株式会社アストロシンと合併。 米国のひずみ計その応用機器の有力メーカーであるBLHエレクトロニクス社と技術提携、並びに販売提携を行う。
1977年 主な生産機能、及び本社を神奈川県逗子市より長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106番地73に移転。
1981年 日本ミネチュアベアリング株式会社と合併、ミネベア株式会社新興通信事業部となる。
1988年 新興通信事業部を計測機器事業部と改称。
1991年 米国の圧力伝送器の有力メーカーであるセンサトロン社と技術提携を行う。
2001年 シンガポール工場閉鎖、上海工場開設。
2003年 自動車用センサーを増産の為、タイ/アユタヤ工場からタイ/ロップリ工場に移転。 一軸試験機(引張圧力試験機)のJCSS認定取得。 力計のJCSS認定取得。
2012年 上海工場、ISO9001認証取得。
2015年 ドイツのSartorius Mechatronics T&H GmbHを買収。
© 2000-2018 MinebeaMitsumi Inc.
・目的外の利用を禁止します。
・本資料の写真及びイラストの著作権は、全てミネベアミツミ株式会社に帰属します。
・無断転載及び第三者への提供を禁止します。
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センシングデバイス事業部 お問い合わせ先
0120-950-008
受付時間:09:00~12:00 13:00~16:45 土日・祝日・年末年始、及び弊社休日を除きます。
最新版の製品カタログのご請求も承っております。
センシングデバイス事業部お問い合わせ先