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ビジネス・ファシリテーター養成講座
1 ねらい (今なぜ、ファシリテーター養成なのか)2 対 象 (どんな方に受けて欲しいか)3 ゴール (終了時点で得られるもの・アフターの姿)4 特 徴 (この研修の特徴はどこにあるか)5 進 行 (事前案内~当日進行~事後対応)6 参考資料 (資料1~資料7)7 講 師 主席経営コンサルタント 寺沢俊哉
Ⅰ ねらい (今なぜ、ファシリテーター養成なのか)
働き方改革が進行する中、改革の鍵となる 「会議 =対話の場」 の生産性向上。それを推進・実現するファシリテーターを養成し、働きがいのある職場の実現、顧客満足、業績の達成 に貢献する。
日本の生産性は20位
日本の生産性が低い理由は
付加価値(GDP)
就業時間= 4,439円
○産業構造 ルクセンブルクの人材を日本人と入れ代えても・・・
①付加価値が低い
業務量
就業時間×
付加価値
業務量
高い 効率よいが
低い 単価(ブランド力)↓ 量(世界的シェア)
②ホワイトカラーの効率悪い (会議の仕方、意思決定ルール)
○失業率低い (統計上の問題) 母親が父親の仕事を奪う低位平準化
OECD36カ国中20位
過剰品質
Ⅱ 対 象 (どんな方に受けて欲しいか)
○会議を主催・企画・進行する立場にある人で、より、効率的、効果的な会議に変えていきたいと考えている方。
○いろいろな会議に呼ばれるが、もっとよい進め方があるのではないかと考えている参加者の方。
○チーム(社内外)の力を最大限発揮させたいと考えているリーダーの方。
○法人営業など、外部の方へのプレゼン力や交渉力を高めたい方。
○ファリシテーションスキルを一通り学び、職場のコミュニケーション能力向上をはかりたいと考えている方。
○IT技術の活用も見越して、会議全体の見直しを図ろうとされている方。
「会議」の対象は?
●朝礼(毎朝5~10分程度)~連絡事項の共有など
●定例会議(週次・月次・四半期毎)~重点課題の意思決定など
●社外の会議~お客様との交渉、協働など
●プロジェクトなど不定期会議・研修~課題解決、人材育成など
●その他(表彰・イベント、立ち話など)
・・・さまざまなところで、ファシリテーション力は求められている
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Ⅲ ゴール (終了時点で得られるもの・アフターの姿)
○会議のタイプ別(定例会議・問題解決型会議など)に応じた、理想的な会議の企画・進行方法が理解できます。(具体的には) 会議のレシピ、標準的な進行プラン、環境設定のコツなど
○参加者に対して、強制感なく自発的に動いてもらうための進行のコツがわかります。(具体的には) オープニング、意見の引き出し方、板書の仕方、質疑応答のコツなど
○コミュニケーションに関する、関連領域の技術をブラッシュアップすることができます。
(具体的には) ロジカルシンキング、プレゼンテーション、コーチングなど
○ご自身の関係する会議で、実践するための準備が整います。(具体的には) 進め方の工夫、参加者としての意見の出し方など
Ⅳ 特 徴 (この研修の特徴はどこにあるか)
○すぐ使える技術を学びます!事前課題でご自身の関係する「会議」をとりあげ、問題意識をもってから研修に参加するため、学んだ知識や技術を、戻ってから、即実践できます。
○他社事例など、実際に起きている活動から学べます!単なる研修ではなく、他社での実績や現場の苦労など、実例をもとにした実践的な内容を学ぶ事ができます。
○効率と効果の両輪を回します!効率(時間短縮など)だけでなく、効果(質の向上)も目指します。ともすれば、単に時間短縮や人数削減になりがちですが、それだけでなく、価値をうみだす対話の場づくりのコツを学びます。
○個人学習(動画など)と、集合学習を組み合わせます!知識の習得や、現状の棚卸しについては、個人学習(動画など)が効果的です。一方、技術の習得や腹落ち感は、体験学習をベースとした、集合学習でないと得られません。これら2つを組み合わせて、効果的に研修を進めます。
Ⅴ 進 行 (事前案内~当日進行~事後対応)
○事前案内 ~3週間前から・事前課題① ビデオ学習(40分程度)による基本的な知識の習得・事前課題② 会議に関する自己評価 & 会議棚卸表(必要に応じて)
○事後対応(必要に応じて)・関係する会議での実践(企画・進行) ~ファシリテーターとして、参加者として・会議自体の見直し ~制度変更(会議改廃)、システム活用、目標管理と連動・その他(会議スタンダードの作成、ミーティングインストラクター養成など)
内容 (DAY1)
10-13 ・オリエンテーション・基本の復習・共鳴の場づくり
(昼 食)
14-17 ・発見の場づくり・合意の場づくり・活動計画とQ&A
○当日進行 (基礎1日コース +1日で、実践2日コース)
+実践期間
内容(DAY2)
10-13 ・実践結果の共有・生じた問題の解決・相互コーチング
(昼 食)
14-17 ・追加知識や技術など・部門展開・インストラクター養成
ロジカルシンキング プレゼンテーション コーチング ・・・対話の基礎体力
Ⅵ 参考資料
○資料1 会議に対する自己評価 こんな悩みはありませんか?
○資料2 会議棚卸表
○資料3 会議のタイプ
○資料4 会議のレシピ
○資料5 会議スタンダード
○資料6 会議改善プロジェクト
○資料7 参考図書
資料1:会議に関する自己評価
会議を見直す10の質問 Y N
1 会議の目的(何のために集まるか)が、あいまいなまま、集合することがある。
2 開始時間に遅れる人がいる。
終了時間が延びることがある。
3 メール等ですむ、業務報告や連絡確認に終始している。わざわざ集まる意味が、よくわからない。
4 発言せず、だまっているだけの人がいる。一方で、声の大きい人や特定の人の発言が中心で、その人が費やす時間が長い。
5 本当に本音を言っていいのかどうか、不審に思い、躊躇してしまうときがある。
こんな悩みはありませんか?
(続 き)会議を見直す10の質問 Y N
6 事前の案内が不備で、本来なら、参加者が各自、準備しておくべきことが準備されないまま、会議がはじまることがある。
7 論理的な意見でなく、感情的な意見に振り回されることがある。
8 会議終了後に、今の会議は何だったのか?と思うことがある。
9 結論は出たが、参加者が、次に何を実行すればいいのか、わからないことがある。
10 会議開始前よりも、終了時の方が、疲労感が増している。(いい意味での疲労感・充実感はOK)
資料2:会議棚卸表(様式1)会議棚卸表
(様式2)課題整理表
全体をみて、課題を3つに絞る。
同じグループメンバーの 「会議棚卸表」(様式1) 「課題整理表」 (様式2)を一読して、研修当日までに、アドバイスを考えてくる。
資料3:会議のタイプ
開催の可否(可)継 続
共鳴動機づけ
発見問題解決
合意意思決定
育成OFFJT
(否)廃 止
「情報共有」 という名のまやかし
継続的改善!
それぞれの会議、本来の意味を明確にして、一定の基準をつくることが有効
STEP1 STEP2
資料4 会議のレシピ
●ストーリーライン(
●参加前(ビフォー)○課題○参加者
●根拠(主催者側の意図)
●参加後(アフター)○課題○参加者
●環境・ツール
●タイトル(副題)
そのために、こうなっていたい!
ビフォー・アフターをつなげる形で、内容を構成していく
た こ
さ あ
す
オープニング
エンディング
メイン(共鳴・発見・合意)
か
グラウンドルール
ステップ1「 共鳴 」ゴール:自分事
参加者がお互いを信頼し、 1人ひとりが自分事としてテーマに関わっている状態をつくる
(続 き)
ステップ2「 発見 」ゴール:発散と収束とりあげたテーマに関するアイデアが、十分生み出され共有されている状態をつくる
ステップ3「 合意 」ゴール:決定と行動計画具体策が意思決定され、各自が納得して行動を計画している状態をつくる
ストーリーライン
資料5:会議スタンダードステップ1~ステップ4
ステップ1 開催の可否
ステップ2 事前の準備
ステップ3 当日の進行
ステップ4 終了後のフォロー
ある会社の「会議スタンダード」より
資料6:会議改善プロジェクト
5~7月 8月 9月 10月 11月 12月 2018
1全社会議の見直し
2対話技術の向上「ファシリテーション」
個別ヒアリング会議オブザーブ
会議棚卸 キ
ックオフ
1日研修
参加者アンケート・意識づけ・実態把握
事前資料
会議スタンダード(案)
会議スタンダード
試行修正展開計画
公式会議の一覧
開催方針
運営方針
シニアF育成
半日研修
半日研修 試行
半日研修
趣旨役割
ルーティンを効率化しより創造的な対話の時間を
第2回
第3回
第4回
(続 き)
プロジェクト・リーダー
コンサルタント
事務局
ファシリテーター
●全社会議の見直し
●対話技術の向上
役 割 成功のポイント
プロジェクト・リーダー 全体の推進責任 意思決定 使命感 基準 影響力
事務局 情報共有 プロジェクト運営 進捗管理 信頼関係づくり
ファシリテーター ファシリテーターとしての実践会議スタンダードの作成社内講師として人材育成
ファシリテーション能力の向上(率先垂範)積極性 影響力 教える力
部門長 キーマンの支援 ラインへ展開 部門間の協力
コンサルタント 全般に関するアドバイス調査分析 研修企画・実施
協働関係の構築適切な情報提供
部門長
資料7:参考図書
世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP社)
次の会議までに読んでおくように! モダンミーティング7つの原則(すばる舎)
Zoomオンライン革命!
(秀和システム)
世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか (SBクリエイティブ)
感動の会議!(ディスカヴァー21)
Ⅵ 講 師 寺 沢 俊 哉
大手流通系企業を経て、1989年、公益財団法人 日本生産性本部にコンサルタント給費生として最年少で入社。以来、経営コンサルタントとして27年にわたり、上場企業から中堅企業まで約200社の経営コンサルティング、数万人の研修を実施。
コンサルティングと研修を融合させた、独自のワークショップは、参加者自身の課題を題材に進めるため実践的であり、リピート率は8割を超える。研修テーマは、「リーダーシップ」「ファシリテーション」「プレゼンテーション」「研修講師養成」など。
1998年以降、卓越した企業を表彰する「日本経営品質賞」の審査員として経営品質向上プログラムの普及推進活動に従事している。
2015年より、「人前で教える技術」を磨きあう、「ライブ講師®実践会」を主催。多くの講師、コンサル、ビジネスリーダーが参加し、ともに学びを続けている。
公益財団法人 日本生産性本部 主席経営コンサルタントテラメディア(株)代表取締役 ライブ講師®マスター「ライブ講師®実践会」 https://live5.jp (メルマガ申込はこちらから)
感動の会議!(ディスカヴァー21)
人前で話す・教える技術
(生産性出版)
人材育成(中央経済社)