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2014年 NEC NEC情報システムズ ソフトウェアシンクライアントソリューション 「ThinclST(シンクラST)」サービスのご紹介

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2014年

NEC

NEC情報システムズ

ソフトウェアシンクライアントソリューション「ThinclST(シンクラST)」サービスのご紹介

ThinclSTをご検討されるお客様の課題例

仮想PCを導入したのに結局OA PCのセキュリティ維持が必要・・・

2014年4月9日にOSのサポートが終了するWindowsXPのPCの今後の対処をどうしよう

ThinclSTがこれらの問題を解決!

従業員の在宅業務に関する不安が尽きない。

持ち帰ってもらっている社有PCで不正行為を行なってなっていないだろうか?

私有PCにデータを移して業務をしていたりしないだろうか?

※BYOD:Bring your own deviceの略会社資産以外の私有等のIT機器を業務利用すること

© NEC Corporation 2014Page 2

ThinclST(シンクラST)でできること、主な用途

▐ 本ソフトウェア(OS)は、PCを他のセキュリティソフト不要、OSメンテナンスほぼ不要にも関わらず、情報漏洩の心配のない画面転送(RDP等)に特化したシンクライアントにします。

© NEC Corporation 2014Page 3

▐ メンテナンス無しにいつでも安全に使えるため下記の用途に最適です!

l 在宅業務・社外業務・BCP対策等のリモートアクセス用PCのOS

l USBシンクラによる私有PCの業務利用(BYOD)

l 仮想PCアクセス用PCの情報漏洩対策&メンテフリー化

l 既存PC(WindowsXP PC含む)のシンクラ端末転用等

ローカルHDD

USBデバイス仮想PC

自席 PC画面転送だけを許可!情報漏えいの心配なし!ICA、PCoIP、RDP(RemoteFX)利⽤可能!!

ThinclSTラインナップ

USB ブート型ソフトウェアシンクライアント

専用USBから起動することで、一時的にPCをセキュアなシンクラ端末にすることができます。

USBを外して再起動すれば元のPC環境に戻るため、BYOD対策やBCP対策に最適です。

ThinclST/USB

HDDインストール型ソフトウェアシンクライアント

既存PCにThinclSTをインストールするだけで、情報漏洩対策済み、セキュリティソフト不要、メンテ不要のシンクラ専用端末にすることが可能です。遊休PCやサポート切れPCの有効活用に最適です。

ThinclST/HDD

※ご参考NECの私有PCの限定業務利用(SecureBYOD)に採用されています。

※ご参考NEC全社員向け仮想デスクトップサービスの端末OSに採用されています。

▐ThinclSTは、LinuxベースのPCシンクライアント化ソフトウェアです。

Page 4 © NEC Corporation 2014

※本資料の後半にその他オプション製品一覧が有ります。

ThinclST 機能概要、操作イメージ

ネットワーク接続:よく使用するネットワーク設定を予め設定可能

WEBブラウザ:ブラウザでのNW認証・VPN認証&接続等に使用可能

Windowsと同様の操作で、RDP接続が可能

Windowsと同様の操作感

※ご参考:ホテルなどでのNW認証に使用します

・RemoteFXに対応済み・NTLM認証対応済み

・利用する通信帯域の設定により低速回線でも操作レスポンスを維持可能

© NEC Corporation 2014Page 5

RDP、ICA、PCoIPに対応

ThinclST 特徴

© NEC Corporation 2014Page 6

使い方は簡単!■専用USBをPCにセットし起動するだけ!

USBを外して再起動すれば元の環境に復帰!(ThinclST/USB )

■または、PCに専用OSをインストールするだけ。(ThinclST/HDD)

既存環境のウイルス汚染を含む、セキュリティ状態の影響なし!

■専用OSだけを使用し、ローカル環境のHDD、USBデバイス等を遮断するため、既存環境のセキュリティ状態に影響されません。

既存環境への影響なし!インストール作業もなし!

■ThinclST/USBではUSB内の専用OSを使用するため、

既存のWindows環境に影響なし!ソフト等のインストールも一切不要!

セキュリティメンテナンス不要

■Linuxをベースにセキュリティ強化 カスタマイズを行った専用OSのため、Windowsでは必要だったOSのアップデート、ウイルス対策ソフト、暗号化ソフト、検疫ソフト等が不要!

低コストに環境導入可能

■私有品を含む既存PCを利用するためPCの頒布コストを抑制可能!■他のセキュリティソフトが不要!■低スペックPCでOK!CPU PenⅢ1Ghz、メモリ256MB以上

であれば動作可能なため、WinXP PCなら快適動作可能!

※キーボード、マウス等は使⽤可能です。

ThinclSTにより実現される主要セキュリティ①

© NEC Corporation 2013Page 7

▐ (USB内の)専用OSだけを利用し、既存のローカルストレージへのアクセスをOSレベルで隔離&遮断

l 既存環境のセキュリティレベルに影響されないセキュアなリモートアクセス環境を容易に入手可能

l 既存環境がウイルス汚染していても影響なし

▐ リモートアクセス先のデータのローカルへの書き出しを遮断(クリップボード・ローカルプリンタ共有の禁止、スクリーンショットの禁止)

l 業務情報をローカルに出力させないため、情報漏えいを防止可能。

XXXXXX

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

ThinclSTにより実現される主要セキュリティ②

© NEC Corporation 2013Page 8

▐ 専用OSのデータ領域をユーザー設定パスワード+非公開フレーズにより暗号化

l 専用OS内のデータの不正アクセス・盗難・改ざんを防止

l 暗号化済みのため暗号化ソフトは別途導入不要

▐ ブラウザでのファイルのアップロード・ダウンロードの遮断、外部からUSB内のデータ領域へのアクセスを遮断

l 外部マルウェアの持ち込み、混入、攻撃を無効化

l アンチウイルスソフトを別途導入不要

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

ThinclSTにより実現される主要セキュリティ③

© NEC Corporation 2013Page 9

▐ 外部からのネットワークアクセスを遮断

l ハッカーやマルウェアによる不正アクセスを無効化

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

▐ 証明書の管理システムが別途あれば、個別の証明書をUSB内に保持可能

l VPN接続のためのUSB認証キー等として使用可能

l USBデバイスの特定が可能

l 証明書の失効によりUSBキーとしての機能の失効を遠隔で実行可能 USB個別証明書

◎ MDM可能

情報漏洩対策 マルウェア対策

不正使用防止 紛失対策

以上のセキュリティ機能を持つため、OSやセキュリティ対策ソフトのアップデート等のメンテ無しに、いつでも安全なリモートデスクトップ環境を利用可能です!

(ご参考)シンクライアント・リモートデスクトップ製品 タイプ別 特徴比較

カテゴリ 比較項目Linux

ブートタイプ(ThinclST)

Windows上アプリケーション

タイプ

シンクラ専用端末

(WindowsOS)

シンクラ専用端末

(非WindowOS)ThinclSTでの特徴

コスト

既存WinXP PC活用(PC延命利用)

○可能 ☓不可 - -Windowsのサポート切れの影響なし

WinXP OSを排除可能

必要最低マシンスペック○

PenⅢで動作可☓WindowsOS

動作クラス- -

軽量化されたシンクライアント専用OSのためPentiumⅢクラスのPCでも動作可能

その他セキュリティソフトコスト

○なし ☓あり △あり ○なし高度なセキュア化により ウィルス対策、

暗号化、検疫等のセキュリティソフト不要!

セキュリティ

起動元PCのウイルス感染時のリスク

○なし ☓あり △あり ○なし起動元PCがウィルスに

感染していても影響なし!

クライアント証明書の利用可否

○可能 製品による 製品による 製品によるThinclST/VPNと組み合わせることで、

証明書を利用できるためセキュアに利用可能!

OSセキュリティメンテナンス

○なし ☓あり △あり ○なしセキュアなLinuxベースのシンクラ専用OSのため

メンテナンス不要!

ウイルスの持込対策 ○済 製品による ☓なし ☓なしローカルPCに接続される

外部ストレージアクセスを遮断!持込不能

データ持出対策 ○済 製品による ☓なし ☓なし ローカルPC経由のデータ出力を遮断!持出不能

紛失時の情報漏洩リスク ○なし 製品による ○なし ○なし端末に業務情報は残らないため

リスク無し!

利便性

HDD領域の要否 ○不要 ☓必要 - -USB内のOSからブートするため

HDD不要!

起動元PCのOS環境への影響

○(USBタイプ) ☓あり - -USB内OSでブートするため

Windows環境へのドライバやソフトウェアのインストールは一切不要!既存環境へ影響なし!

モバイル利用性 ○(USBタイプ) ○(USBタイプ) 製品による 製品による ノートPCのみならず、出先のPCでも利用可能!

携帯性 ○(USBタイプ) ○(USBタイプ) 製品による 製品による USBタイプのため携帯性抜群!

周辺機器の利用可否 ☓使用不可 製品による ○使用可 製品による

情報漏洩対策としてローカル環境でのUSB・Bluetoothデバイス(プリンタ・スキャナ・他のUSBメモリ等)を

USBのHIDデバイス(キーボード・マウス等)を除き、遮断しているため使用不可。

※USBリダイレクションは有償カスタマイズにて使用可

本製品は標準機能で メンテナンス不要、ウイルス・情報漏洩・紛失等の対策を実現しています

導入例

Page 11 © NEC Corporation 2014

ThinclST/USB によるBYOD在宅業務SL 概要

© NEC Corporation 2014Page 12

在宅業務時の業務PC・私有PCのセキュリティ状態や情報漏えいの不安を一掃可能!

私有PCに専用USBを挿して起動するだけで、一時的にPCがセキュアなシンクライアント端末に早変わり!USBを外して再起動することで元のPC環境に復帰可能!

USB内のLinuxベースの専用OSだけを使用し、私有PC内とのデータアクセスを一切遮断するため

NEC本体・NECG各社を含む約50社で、正式・評価導入実績あり

【NEC事例】 東日本大震災対応

VPN(ES-RAS)

シンクラST自宅私有PC

デスクトップ仮想化環境

ThinclSTを配布

★2011/3/15 提供開始配布実績 :760媒体利用部門 :80部門

APWindows

仮想PC

AP

仮想PC

仮想化基盤

AP

仮想PC

Windows Windows

3.11 東日本大震災対応として、BCP対策として提供

社内システム

インターネット イントラ環境

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遊休WindowsXP PCのシンクラ端末活用SL(ThinclST/HDD)

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既存PCが安価にセキュアでメンテナンスフリーの

シンクライアント専用端末に!

2014年4月9日 WindowsXP OSサポート終了!それに伴い、有り余るWinXP PCをどうしますか!?

OSサポートの切れるWindows XP端末や遊休PCのHDDに

ソフトウェアシンクライアントOS「ThinclST」をインストール

シンクラST

事例)製造業A社様 WinXP PCのシンクラ端末活用

背景

• Windows7移行にFAT PC購入とのコスト試算を行い、コスト低減のため全社員を対象にデスクトップ仮想化を決定

ThinclST採用のポイント

• 既存PCの再利用、セキュリティソフト不要によりクライアントコストを低減

• HDDインストールすることでWindows XPがPCから削除され、セキュリティを担保

• シンクライアント専用OSによりクライアントOS・セキュリティソフトのアップデート等のメンテナンスが不要になり、クライアントの運用コストを大幅に低減

• マルチディスプレイへの対応

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(参考)ThinclST Lync2010 動作確認環境について

© NEC Corporation 2014Page 16

CitrixReceiver

Lync2010Server

VPC環境 Lync環境

Lync2010

Win7

関東近郊DC(茨城県)

企業イントラネット

企業イントラ内でのXenDesktop5.6環境+Lync2010環境によるWEBカメラ・マイクを使った会議の利用評価を実施し、動作を確認しています。

単一のビデオ通話(解像度640×480+音声)を利用した場合には問題なく使えることが確認できています。解像度を640×480よりも大きくした場合には、音声が途切れる等の影響が確認されています。

XenDesktop

Lync2010

Win7

XenDesktop

CitrixReceiver

クライアント環境

事業場(神奈川)

ThinclST 主要利用実績

▐ NEC・NECG内利用採用事例 合計 35社 約3500クライアント

l 既存PC(WindowsXP等) シンクラ端末化活用

l 災害・パンデミック対策(BCP) 私有PCの限定業務利用(SecureBYOD)

▐ 仮想環境構築 既存PC活用

l 金融業A社 約700クライアント(※)

l 防衛関連業A社 約100クライアント(※)

l 製造業A社 約200クライアント

l 製造業B社 約300クライアント※セキュリティを重視したディスクレスPC利用

▐ 社外業務環境構築(BYOD)

l 製造業A社 在宅・モバイル業務向け 約100クライアント

l 製造業B社 営業担当者向け 約50クライアント

l メディア業A社 情シス部門向け 約10クライアント

l 製造業C社 情シス部門 リモートメンテナンス業務用 約20クライアント

l A大学 教員用 社外業務用USBシンクライアント 約50クライアント

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NECはもちろんセキュリティ要求の厳しい金融・防衛関連企業様からコストに厳しい製造業様まで、幅広く導入実績があります。

ThinclST 詳細

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ThinclST(/USB、HDD) 主要機能1

OS Linuxをベースのシンクライアント端末機能のみに特化したカスタマイズ済みOS

対応プロトコルRDP(RemoteFX 対応)ICA(Citrix Receiver)PCoIP(VMware View)

ネットワーク機能

有線接続

無線カード、 PCMCIAダイアルアップカード

一部の3G USB モデムインターフェース(要Linux版ドライバ)

ディスプレイ機能 デュアルディスプレイ対応

WEBブラウザカスタマイズ済みFirefox (WEBアクセスに機能を限定。アップロード、ダウンロード機能は使用不能)

セキュリティ機能

起動時パスワード

ストレージデバイス(ローカルHDD、USBメモリ、NAS等)へアクセス禁止

ローカルへのファイル転送禁止、スクリーンショットの禁止

USB、Bluetoothデバイス アクセス禁止(※ USBリダイレクションはカスタマイズにより許可可能)(※ USBキーボード、USBマウス等のUSBヒューマンインターフェースデバイスの利用は可能)

暗号化済みシステム領域

外部からのアクセスの禁止(全ポート遮断等)

FlashPlayer、ActiveXの禁止(Java Appletのみ利用可)

※各プロトコル狭帯域対応可能

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ThinclST(/USB、HDD) 主要機能2(VPN利用時)

対応VPN

標準対応可能:

・ThinclST/VPN・Juniper社SSL-VPN・Citrix Access Gateway・Cisco AnyConnect (OpenConnect利用時)※OpenConnectはCisco AnyConnect互換のクライアントです。

カスタマイズにより対応可能

・Cisco AnyConnect・DELL SonicWALL (SSL-VPN)・F5 BIG-IP APM(SSL-VPN)

プリインストール済みVPNクライアント

・ThinclST/VPNクライアント・OpenVPN・OpenConnect(Cisco AnyConnect互換)・CiscoVPNCilent

利用可能なSSL-VPN ・Linux OS、FireFox、Java Applet環境下で利用可能なSSL-VPN

クライアント証明書登録可能先一覧

下記環境で利用可能・ThinclST/VPNクライアント・OpenConnect・OpenVPN・FireFox(SSL - VPN接続用)・Citrix Access Gateway

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本ソフトウェアの運用にあたり、システム設計、システム評価を事前に十分に行ってください。

動作要件

CPU Intel Pentium III以降のx86互換 (動作クロック1GHz以上を推奨)

メモリ 256MB以上

ネットワークインタフェースカード

n PC内蔵タイプのネットワークインタフェースn PC内蔵タイプの無線LANインタフェースn PCMCIAカードタイプ、USB接続タイプのネットワークインタフェースn PCMCIAカードタイプ、USB接続タイプの無線LANインタフェース

ビデオカード 1024x768の解像度およびVESA 2.0以降に対応したビデオカード

その他

n PS/2またはUSBマウス、およびこれに相当するポインティングデバイスn 日本語106キーボードおよび109キーボードn USBインタフェース(ThinclST/USBの利用、ThinclST/HDDのインストール、

ThinclST/VPNの利用にそれぞれ必要。USB2.0対応推奨)n 内蔵、およびUSBインタフェース経由で接続したCD-ROMドライブ(USBストレージから

の起動をサポートしないPCにおいて起動補助CDから起動する場合にのみ必要)n 容量5GB以上のIDEインタフェース経由で接続した内蔵HDD(ThinclST/HDDをインス

トールする場合に必要)ThinclST/USB利用時にはHDD不要(ディスクレスで使用可能)

n 省電力対応(シャットダウン時の電源断対応)環境:ACPIに対応したPCでBIOSの日付が2001年1月1日以降の装置

下記の要件に合うパソコンでThinclSTをご利用いただけます。

WinXPが動作可能なPCであれば十分動作可能です!!

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下記の要件に合うパソコンでThinclSTをご利用いただけます。

ThinclST ご導入前の注意事項

▐ 動作保証について

l ThinlSTとして動作保証しているPCはありません。

l 評価版にて事前にご評価をお願い致します。

▐ 下記の条件に当てはまるPCでは利用できません。

l BIOS方式のOS起動をサポートしないUEFIを採用し、かつ32bit CPU(Atom Z2760等)を採用したPC

l Linux向けデバイスドライバが提供されていないデバイスを使用しているPC(最新デバイスについてはThinclSTのバージョンアップにて随時ドライバの取り込みを行います)

▐ ThinclSTはLinuxベースのシンクライアント専用OSです。

l Windowsを前提としたデバイス類は基本的に利用できません。カスタマイズにより可能になるUSBリダイレクション機能を使うことで、接続先のPCでUSBデバイス(暗号化USBメモリ、USBメモリ、USBプリンタ等)を使用できる場合があります。

l SSL-VPNの方式や、VPNクライアントモジュールはLinux、FireFox、Java Applet環境下で利用できる必要があります。

▐ ThinclST/HDD利用中のPCが故障した場合

l 別のPCにインストールするためには、利用権移行ツールが必要です。新たに導入手数料を支払う必要はありません。

▐ USBブートにはPCのBIOSまたはUEFIの起動設定の変更が必要な場合があります。

l 設定変更用の参考資料のご用意が有ります。

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本ソフトウェアの運用にあたり、システム設計、システム評価を事前に十分に行ってください

ThinclSTラインナップ

USB ブート型ソフトウェアシンクライアント

専用USBから起動することで一時的にPCを情報漏洩対策済み・メンテ不要のシンクライアント端末にすることができます。

USBを外して再起動すれば元のPC環境に戻るため、BYOD対策やBCP対策に最適です。

ThinclST/USB

HDDインストール型ソフトウェアシンクライアント

既存PCにThinclSTをインストールし、情報漏洩対策済みのメンテ不要のシンクラ専用端末にすることが可能です。

遊休PCやサポート切れPCの有効活用に最適です。

ThinclST/HDD

※ご参考NECの私有PCの限定業務利用(SecureBYOD)に採用されています。

※ご参考NEC全社員向け仮想デスクトップサービスの端末OSに採用されています。

▐ThinclSTは、LinuxベースのPCシンクライアント化ソフトウェアです。

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※本資料の後半にその他オプション製品一覧が有ります。

ThinclSTオプション

USB 起動補助CD

USBからのブートをサポートしていないPCでも、起動補助CDから起動することで、ThinclST/USBをご利用できます。

BCP対策として、多種多様なPC環境で利用をする場合にご検討ください。

起動補助CD

※ThinclST/VPN以外のVPN装置もご利用可能です。

USB ブート型 VPN サーバ

専用USBから起動することで、既存PCをVPN サーバとして利用できます。

起動後、メニュー画面でアドレス情報を設定するだけですぐに利用可能です。

(事前にクライアントとの認証鍵情報や、ユーザ認証情報の埋め込みが必要です。)

ThinclST/VPN

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ThinclSTオプション(2)

USB ブート型 Wake-on-LAN(WOL) サーバ

専用USBから起動することで、既存PCをPC 遠隔起動装置(WOL装置)として利用できます。

WOLの導入により接続先のPCの電源を常時ONにしておく必要がなくなります。

起動後、メニュー画面でアドレス情報を設定するだけですぐに利用可能です。

(対象のPCが Wake-on-LAN に対応している必要があります。)

ThinclST/WOL

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その他オプション 1

▐ ThinclST インストールキット (最低1式 必須)

l 起動パスワード紛失等の理由により使用不能になったThinclSTを初期化し、再度利用を可能にする初期化ツールです。

l バージョンアップの適用に使用します。

l 証明書の削除に利用します。(初期化により証明書が削除されます)

▐ ThinclST 証明書更新ツール(オプション)

l VPN認証用証明書の更新に必要です。

l 証明書を利用しない場合は不要です。

l 対応しているアプリケーションは下記の通りです。

• FireFox(SSL - VPN接続用)

• Citrix Access Gateway• OpenConnect(Cisco AnyConnect互換クライアント)

• OpenVPN

Page 26 © NEC Corporation 2014

その他オプション 2

▐ ThinclST HDD版 利用権移行キット (オプション)

l ハードディスクインストール済みのThinclST/HDDを他のPCに移行するためのインストール用USB媒体とインストールマニュアル(電子データ)のセット

l 1セットで10台のPCのインストール(利用権移行)が可能です。

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その他オプション 3

▐ ThinclSTネックストラップ(オプション)

USB使用時にはストラップから外して使えます。USB媒体の紛失対策に最適です。

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(ご参考)ThinclST ネットワーク構成例

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172.16.0.0/24

172.16.1.0/24 172.16.2.0/24

192.168.0.0/24 (DMZ)

自席PC仮想デスクトップ

DNS Server 1

NTP ServerDNS Server

192.168.0.1 192.168.0.8 192.168.0.9

172.16.0.8

ThinclST/VPN

ThinclST

192.168.0.254

192.168.0.253

Firewall

Firewall

The Internet

DNS Server 2

172.16.0.9

ThinclST/WOL

ThinclST導入例 (BCP対策)在宅業務環境 構築

私有PCをThinclST/USBによりセキュアなシンクライアント端末として利用ThinclST/VPN経由でイントラに接続し、社内の業務環境にアクセス!

私有PCのセキュリティを簡単に確保!端末配布コストを削減!!RDPにより普段通りの業務環境を利用可能!

APWindows

仮想PC

AP

仮想PC

仮想化基盤

AP

仮想PC

Windows Windows

VPCサーバ

自席FAT PC③自席PCを起動

ThinclST/WOL

④業務環境へRDP接続

②VPN接続ThinclST/VPN

①私有PCを1時的にセキュアなシンクライアント端末として利用

ThinclST/USB私有 PC

イントラネット

※ご参考NECの私有PCの限定業務利用(SecureBYOD)に採用されています。

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(ご参考)シンクラSTのご利用に必要な機器や環境について

▐ シンクラSTでリモート業務を行うために、シンクラST以外にご用意いただく機器や環境は大きく分けて下記の3つです。

l 接続元PC

• ThinclST(シンクラST)でシンクラ端末化するリモートアクセスを行うPC

• 動作要件を満たすPCが必要です。

l 接続先PC環境

• 接続元PCからリモートデスクトップ接続が可能なPCまたは仮想PC環境

l 接続元PCから接続先PC環境までリモートデスクトップ可能なNW環境(インターネット環境+VPN環境等)

• ThinclST/VPNをご利用の場合

– ThinclST/VPN用PC動作要件を満たすPCが必要です。

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(ご参考) ThinclST/VPN 動作実績について

▐ 用途

l SI開発委託先向けの開発用仮想PC環境を委託元のNWから委託先のNWへインターネット経由で提供するためのVPN

▐ マシンスペック

l CPU Type: MJ34H/E-E l System Clock: Corei7(3.4GHz、Core4、スレッド8) l Memory size: 4 Gbyte

▐ 登録ユーザー数 :250

▐ 最大利用同時接続可能数 :200

▐ 常時接続ユーザー数 :180~200

▐ トラフィック状況 :最大18Mbps、平均5Mbps

▐ 障害対策

l HW故障時:予備PCにUSBを差し替え再起動

l SW故障時:予備USBに差し替え再起動

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ThinclST 操作イメージ 起動手順

①USBを挿して起動(USB版のみ)

②起動パスワードを入力

③ThinclST起動

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ThinclST/VPNでのVPN接続、VPN切り替え手順

①ネットワークメニューを開く

②接続したいVPNサーバーを選択

③接続に成功するとログイン成功メッセージが表示

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リモートデスクトップ接続手順

①アイコンをクリック

②接続したいPCのマシン名、またはIPアドレスを入力しOKをクリック

③Windows環境にアクセス

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ThinclST/WOL 利用イメージ

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