栃木県スポーツ医・科学センター(仮称) 情報システム等構築業務...

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i 栃木県スポーツ医・科学センター(仮称) 情報システム等構築業務 仕様書 令和元(2019)年 8 月 栃木県教育委員会事務局スポーツ振興課

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栃木県スポーツ医・科学センター(仮称)

情報システム等構築業務

仕様書

令和元(2019)年 8 月

栃木県教育委員会事務局スポーツ振興課

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目次

1. 事業名称 ....................................................... 1

2. 契約期間 ....................................................... 1

3. 契約の形態及び提案の実現に係る費用の限度額 ..................... 1

4. 事業目的 ....................................................... 1

5. 調達の基本方針 ................................................. 1

6. 業務の概要 ..................................................... 1

7. 調達の範囲 ..................................................... 2

8. スケジュール ................................................... 4

9. 想定されるシステム利用概要 ..................................... 5

10. 機能要件 ....................................................... 6

11. システムの要件 ................................................ 10

12. 非機能要件 .................................................... 11

13. セキュリティ要件 .............................................. 14

14. システム構築 .................................................. 15

15. 信頼性等要件 .................................................. 18

16. セキュリティ対策 .............................................. 18

17. 著作権等に関する取扱い ........................................ 19

18. 再委託及び瑕疵担保責任 ........................................ 19

19. その他 ........................................................ 20

20. 用語の定義 .................................................... 20

1

1. 事業名称

栃木県スポーツ医・科学センター(仮称)(以下「センター」という。)情報システム等構築業務

2. 契約期間

契約締結した日から令和 2(2020)年 3 月 31 日(火曜日)まで

3. 契約の形態及び提案の実現に係る費用の限度額

別添「栃木県スポーツ医・科学センター(仮称)情報システム等構築業務実施要領」に記載のとお

り。

4. 事業目的

本県センターは多くの競技で活用できる標準的なスポーツ医・科学支援を行うことを目的としてい

る。そのため、センターの運用を支える業務の効率化等を図る情報システムの導入、県民への周知

等を行うホームページの開発及び案内パンフレットの作成を実施する。

5. 調達の基本方針

本件調達における基本方針は以下のとおりである。

(1) 事業者の競争性を高め、サービス品質の向上及び総経費の適正化を図るため、委託する事業

者の選定を公募型プロポーザル方式で実施する。

(2) 高いセキュリティを必要とすることから、構築するシステムは受託者データセンター又はそれに

準じるものに置くこととする。

(3) アクセシビリティ(ハンディキャップがある人における利用のしやすさ)を、機能要件に取り入れる

こととする。

6. 業務の概要

センターのシステム導入等に当たり、以下の業務を行う。

6.1. センター事業に関連するシステム整備業務

センターのサービス(以下「サービス」という。)提供に必要な業務を支える情報システム(以下「情

報システム」という。)の構築等を行うものとする。なお、情報システムサービスには、以下の機能を

実現できることとする。

(1) センター利用者の受付や予約の管理

(2) センター利用者の測定データをパソコン等へ取込保存できるパッケージソフト

(3) センター利用者の体力測定等の測定データの管理及び解析等

(4) センター利用者への測定結果の提供

(5) センター利用者が受ける医事相談、栄養相談、心理相談に関するデータの管理等

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6.2. センターウェブサイト制作業務

センターの周知等を目的としたウェブサイト(以下「本サイト」という。)の作成及び管理を行うもの

とする。

(1) 情報システムと連携したサービス

(2) 県民向けの情報提供及びセンター利用者専用画面の構築

(3) センター職員がウェブサイトの更新を CMS 活用によりできること

(4) Word、Excel 等で作成した既存文書の活用によるページ作成ができること

(5) ウェブサイト階層構造を意識したページの作成

(6) 情報の検索性とサイト内の周遊性の確保

(7) ウェブコンテンツ JIS 改正への対応

(8) RSS による外部からのアクセス性向上

(9) センターの魅力をアピールできるトップページ及びサブトップページ

(10) センター利用者等が測定結果やセンター職員への相談画面へのアクセス機能

(11) センター利用者各個人のデータは、 個人識別 ID やパスワードなどで管理可能とする。なお、

パスワードは定期的に変更が可能なこと。

(12) センター利用者の受付機能

(13) その他、県民やセンター利用者の閲覧が円滑にできるための機能等

6.3. センター案内用パンフレット制作業務

センターの概要や利用に必要な情報を盛り込んだパンフレット(以下「本パンフレット」という。)

のデザインレイアウトや図表等の作成・加工を行うものとする。

(1) 基本デザインの作成及びデザインレイアウト

(2) イラスト、図表等の作成・加工

(3) 印刷

7. 調達の範囲

本件における調達の範囲は、以下のとおりである。

7.1. センター事業に関連するシステム整備業務

7.1.1.要件定義

開発を行うソフトウェアに必要な機能の調整を行い、システムに必要な要件をまとめる。

7.1.2.設計

(1) ソフトウェア設計

ソフトウェア要件定義を行った内容からソフトウェアを開発するための設計を行う。設計を行った

ソフトウェアが正常に稼働するために必要な環境の設計(基本設計および詳細設計)を行う。

(2) ネットワーク構築に当たっての設計

ソフトウェアの要件定義から必要となるネットワークの設計を行う。

(3) 利用環境の準備及び提供

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7.1.3.データセンター等の選定

サーバーは自社データセンター、レンタルサーバー、クラウド(国内)などあらゆる選択肢の中か

ら、ソフトウェアが正常に稼働するために必要な環境条件、かつ県のセキュリティ要件を満たす最

適なものを選定し、準備・提供すること。

7.1.4.開発

ソフトウェア設計において作成した設計書を基にソフトウェアの構築及び開発を行う。

7.1.5.テスト

システム基盤に関するテストや開発を行ったソフトウェアのテスト(単体・結合・総合)、受入テスト

を行う。

7.1.6.研修

システム管理担当者及び県側エンドユーザーに対する、操作教育並びに研修を行う。

7.1.7.運用・保守

(1) 定期保守

システムの性能を維持するために必要となる定期的な保守作業を行う。

(2) アプリ配信ストアへの登録申請及び登録維持対応

センター職員が使用する業務アプリは非公開型の iPad アプリとするが、Apple 社への申請・登

録、契約期間を通じて登録状態の維持・管理を行う。

(3) ソフトウェアのメジャー及びマイナーバージョンアップ

OS、ミドルウェア、ブラウザなどのメジャー及びマイナーバージョンアップ対応や、ウイルス対策

ソフトのパターンファイル更新などを行う。

(4) 緊急時及び障害時保守

緊急時、障害時における保守対応及びインシデント管理などを行う。

(5) 通常時運用

アプリのアップデート(軽微な機能追加、デザインの変更、文言の修正など)や県からの問い合

わせへの対応などを行う。

(6) 非常時運用

非常時のシステム復旧作業などを行う。

7.2. センターウェブサイト制作業務

(1) 本サイト全体構造の設計・作成

(2) 本サイト各種コンテンツのデザイン及びテンプレートの作成

(3) CMS の構築及び導入

(4) ソフトウェアの調達・設定

(5) ページデータの移行・作成

(6) マニュアル等の作成

(7) その他、必要な事項

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7.3. センター案内用パンフレット制作業務

(1) 本パンフレット全体構造の設計・作成

(2) その他、必要な事項

8. スケジュール

本システムの導入に係るスケジュール案は以下の図のとおりである。なお、図の各工程に示してい

る期間は当県の想定スケジュールである。これを考慮しつつ、具体的な実現スケジュールを提案書

において提案すること。ただし、本稼働開始時期は令和 2(2020)年 2 月中旬予定とする。

スケジュールについては受託者が担当職員と協議の上、プロジェクト実行計画書において決定す

るものとする。

【導入スケジュール案】

・2019 年 8 月~ 要件定義

・2019 年 10 月~ 設計・開発

・2020 年 2 月~ テスト・研修

・2020 年 2 月中旬 本稼働

8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月

■情報システム

要件・定義

設計・開発

テスト・研修

本稼働

■ホームページ

告知サイト公開 ▼

本サイト公開 ▼

■リーフレット

納品 ▼

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9. 想定されるシステム利用概要

想定利用者数

総センター利用者:5,000 人

最繁時利用者:30 人/時

【システムの全体像イメージ】

本システムはセンター職員による利用者の測定データの記録・管理をタブレット(iPad)版非公

開アプリと Web ブラウザの両方で実施可能なシステムとして構築する。

また、センター職員による Web ブラウザからの情報発信に加え、センター利用者の測定記録の

閲覧やセンター職員からのフィードバック情報を Web ブラウザ上で閲覧可能とするシステムとして

構築する。

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10. 機能要件

10.1. 情報システム

求められる機能要件は以下のとおりである。

(1) 基本機能

ア 基本要件

① 提案する製品は自社データセンター、レンタルサーバー、クラウド(国内)等に置いて管理

することを前提とすること。

② 本システムにおいて、個人情報を第三者が取得できないよう必要な対策を講じること。

③ 誰もが迷わずに使うことができるよう、GUI を活用したシステムであること。

④ Web コンテンツに関し、県側パソコンには Web ブラウザのみで利用可能なようにし、java ア

プレットなどの特別なソフトウェアのインストールを必要としないこと。

⑤ 県の組織 IDにおいては、同一の IDを複数の者が同時に使用する場合があるため、これに

対応できること。なお、組織 ID とは組織ごとに共有して利用するユーザーID のこと。

⑥ 県側操作において、入力するフォームでは HTML 言語を意識することなく、見出し、段落

を適応した文章のほか、表、画像ファイル、各種添付ファイル(Word・Excel・PDF等)などを

簡単に設定でき、一般的なワープロソフト(Word・Excel)に近い感覚で操作できること。

⑦ 県側操作において、1つの端末機器で複数の利用者が使用する場合にも対応できること。

イ センター側操作者登録

本システムを操作するセンター職員(又は組織)は、あらかじめシステムに登録していなけれ

ばならない。操作者を本システムの操作内容に応じて分類し、それぞれ必要な権限を与えるこ

とによって操作の制限が行われること。

ウ センター側操作者認証

① センター側操作者においては、パスワードの有効期限切れもしくは有効期限の一定期間

前に、パスワード変更を要求するための表示が出ること。

② パスワード入力を規定回数誤った場合に、アカウントをロックできること。

エ セキュリティ対策

パソコン、タブレット等から利用する場合のログイン画面には、ユーザーID、パスワードの他に

なりすまし対策としての認証機能を設け、認証出来たユーザーのみサービスを利用できること。

オ センター職員によるアプリのダウンロード

センター職員はアプリを当該業務専用タブレット(iPad)端末にダウンロードする。そのため、

専用アプリは一般的に使用されている iOS に対応していなければならない。

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(2) 情報システム機能

ア ユーザー管理機能

情報システムで管理するユーザーを以下に区分し、利用者の個人情報と紐づけされた IDとパ

スワードで管理できること。また、利用者区分毎に情報の閲覧権限を規制可能なこと。

① 本センター職員

職員の権限に応じた入力や閲覧、書類の出力が可能なこと。

② センター利用者

利用者自身の情報が閲覧可能なこと。

③ センター利用者のトレーナーやコーチ(指導者)

対象となる利用者から閲覧権限を得た範囲内で、情報の閲覧が可能なこと。

イ 担当者管理機能

管理記録情報の入力、チェック、承認者を登録、編集できること。

ウ 予約機能

センターの予約状況を予約カレンダーで確認しながら、測定日の予約が可能なこと。

エ 事前問診機能

センター利用予約者がWebフォームからメディカルチェック、栄養、心理調査等を含む問診票

に回答し、送信可能とすること。

※問診表の PDF ダウンロードにも対応すること。

オ 受付機能

センター利用者の利用状況の管理及び測定データとの紐づけは、会員カード等の利用者本

人を特定できる識別コードで管理可能とすること。センター利用者が上記の識別コードを使用し、

本人と識別コードの紐付けを行うこと。

カ 当日問診機能

受付時に当日の体調等を確認する問診を情報システムで行い、利用者情報との紐付けて記

録可能とする。

キ 測定機能

各種測定の記録は、センター職員の操作でタブレット端末より入力可能とする。入力された測

定データは、ユーザー識別コードと紐付けされ情報システム内で管理されること。

ク 各種測定器との連動機能

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情報システムと連動可能な測定器については、ユーザー識別コードを読込むことで情報シス

テム内の該当するユーザーの測定データとして記録され、データ入力操作を軽減できること。

ケ データ集計機能

当日の利用者の測定結果を集計し、過去の記録との比較を可能とすること。また、必要なサポ

ート項目やメッセージの入力を可能とすること。

コ 帳票出力・フィードバック機能

前項の測定結果は PDF ファイルとしてダウンロード可能とし、施設内のプリンターで印刷可能

なこと。また、センター職員によるトレーニングメニューやトレ・リハ指導、医事相談、栄養相談及

び心理相談の紹介等の必要情報を記載した、フィードバック資料の作成が可能なこと。

サ 指導相談予約機能

センターの予約機能同様、予約状況を予約カレンダーで確認しながら、トレ・リハ指導や医事

相談、栄養相談及び心理相談の予約が可能なこと。

シ 会員からの相談・問い合わせ機能

センター利用者は IDとパスワードでログインし、センター職員への相談や問い合わせを可能と

する。

(3) 管理サーバー機能

ア マスタ情報管理機能

次の情報の登録編集を可能とすること。

管理者情報、利用者情報(ID、パスワード、氏名、性別、年齢、競技団体名、競技名)など。

イ 情報出力機能

センターの利用状況、測定データなどを集計してデータを CSV ファイルにエクスポートできる

こと。

ウ データ管理機能

次のデータの収集管理を可能とすること。

測定データ、トレーニングメニュー、専門職員への相談、アドバイス記録など。

エ お知らせ配信機能

県のセンター利用に関する情報などを発信する機能とする。発信した情報は、アプリの画面

やお知らせ画面に表示すること。情報はカテゴリーごとにまとめるなど、見やすいよう工夫を行う

こと。

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オ 情報入力機能

情報入力は事前に登録された担当部署の操作者により入力されることを基本とする。発信す

る情報は専用の管理画面から簡易に入力及び更新が行えること。

① 対象者

お知らせ情報は全利用者への発信を可能にすること。

② 内容の入力

タイトル、本文、中見出し、小見出しなどの項目が並んだ基本のレイアウトに沿った情報発

信が可能なこと。

③ 表示日時の設定

表示させる日時を指定できること。

④ 入力内容の確認

管理画面上での表示確認できること。

10.2. 本サイト

(1) 本サイトの更新業務については、インターネット回線を標準的に活用できるものとする。

(2) クライアント PC に接続するネットワークの拠点間における回線速度が十分に確保されていない

場合でも(1Mbps 程度)、著しいレスポンスの低下がないこと。

(3) 本サイトの運用にあたっては、クライアント PC への特別な設定作業やソフトウェアのインストール

が必要となることがないようにすること。

(4) 特別に設定する場合は、事前に本県の承認を受けるものとし、自動でインストールを行うなど、

センター職員の負担を軽減する方法で行うこととし、既存のシステムに影響を与えないようにす

ること。なお、使用可能なソフトウェアは管理者権限のないセンター職員でも利用できるもののみ

であり、インストールの際にも管理者権限を求めないことが望ましい。また、別途インストールした

ソフトウェアは修正パッチの適用等、常に最新の状態で使用すること。

(5) 対象サイト及び規模

総ページ数は約 16 ページとすること。

(6) 携帯電話用サイトによる情報発信の迅速化と情報の充実

ア パソコン、スマートフォン、タブレット端末等の標準ブラウザを通して、利用者が特別な設定を

することなく閲覧できる形式とすること。

イ 利用者のデバイスを自動的に検出し、最適なユーザーインターフェイスに誘導するとともに、

最適なフォーマットで配信すること。

ウ 利用者に「パソコン版」、「スマートフォン版」等の画面を選ぶ手間を省いたシステムとすること

とし、同じドメイン名を用いたシステムとすること。

(7) RSS による外部からのアクセス性向上

本サイトへのアクセスについては、利用者本人の意思により検索サイト等を通じてアクセスされ

るほか、外部サイトに掲載されているリンクなどからアクセスされことから、より積極的に本サイトへ

のアクセスを促すため、新着情報等を RSS フィードにより配信する。

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(8) ページのレイアウト・デザインウェブコンテンツ JIS に準拠し、ウェブアクセシビリティとデザインと

のバランスに配慮し、全体のデザイン、操作性を統一すること。

(9) 音声ブラウザ等の利用を想定し、各ページの共通部分(ヘッダー、グローバルメニュー等)を読

み飛ばして、本文への頭出しができるリンクを設定すること。また、ブラウザ等の読み上げ機能に

配慮した文章構造とすること。

(10) 利用者向け機能として、文字の拡大、背景色と文字色の変更機能を設けること。ページを印刷

した時にヘッダーやフッターを除く本文部分のみが A4 縦版用紙に収まるよう、スタイルシートに

印刷用の設定をすること(トップページ等、特別なデザインのページは除く。)。

11. システムの要件

11.1. 情報システム

(1) 基本要件

ア 既に、国、都道府県、中核市又は政令市において、稼働実績のあるソフトを納入することが

できること。

イ 稼働実績のあるソフトではなく、新たに構築する仕様書上の機能は、カスタマイズ又は他のソ

フトウェアとの連携により実現する旨を企画提案書に明記した上で、提案することができる。

ウ 提案する企画は利用者数、ID 数、ページ数等の規模に制限がなく、規模によりライセンス料

等の変更が生じないものであること。

エ 操作画面のデザイン上の工夫やオンラインヘルプ等により、容易に操作でき、操作性を確保

できるものであること。

オ 閉じるボタンなどがクリックされた場合やエラーコードが入力された場合など、予期せぬ操作

が行われても操作を継続でき、データの破損が生じないようエラーを事前に検知・回避し、信

頼性を確保できるものであること。

(2) システム構成

ア 作成されたデータは指定したページごとに応じて自動更新(作成・削除)すること。

イ 画像、Word・Excel・PDF 等のファイルは、更新に併せて自動更新されること。

ウ 利便性を向上するためにカレンダーページを自動生成するなど、一部のページを動的ファイ

ルとすることについては、他機器構成に影響がない場合に限り可能とするが、企画提案書で

仕様を明確に説明すること。

エ 必要なアプリケーション用のサーバー及び DMZ は、必要な機器、ソフトウェア等の調達、設

置及び設定を見積りに含めること。また、必要な電源は確保してあるが、そのほか情報システ

ム設置に必要となった工事も見積りに含めること。

オ システム構成については、機器障害等を想定して、費用の範囲内で可能な限り、冗長構成を

検討し、企画提案書に記載すること。

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カ センターに接続するパソコン(OSはWindows、macOS、iOSを使用)から操作ができるWeb型

のシステムであること。使用するウェブブラウザは、Google Chrome の最新版、Safari の最新

版に対応すること。

キ 同時に 30 人が利用したときに、レスポンスへの影響が感じられないようにすること。

ク 稼働時間は保守作業等に伴う計画的な停止を除き、365 日 24 時間とする。

ケ 無停電電源装置、外部バックアップ装置を備えること。

コ 各カテゴリのなかで、同種の目的別メニューページを自動的に生成できること。

サ 入力のレイアウト・デザインは、テンプレートを使用して作成できること。

シ フリーワードによるサイト内検索機能を設けること。検索エンジンはフリーのものを使用するこ

とができる。

11.2. 本サイト

(1) 各ページは内容に応じてカテゴリ別に掲載する。カテゴリは階層構造とし、作成したページにた

どり着くまでの各階層のメニューページ、サイトマップ等を自動生成できること。

(2) 階層は各ページの量などにより、カテゴリごとの階層の深さ、同一階層のカテゴリ数を適切に保

てるよう、管理者が変更できること。

(3) 各ページにパンくずナビ(各階層のページへのリンク付)を自動生成すること。カテゴリの変更

等、パンくずナビの内容に係る変更が生じた場合は、公開中の関連ページを一斉に更新でき

ること。

(4) 作成した各ページには、ログインしたセンター利用者の所属情報(所属名、電話番号、メールア

ドレス等)を、問い合わせ先として自動的に挿入・編集できること。問い合わせ先を挿入するペ

ージは、テンプレートにより指定できること。

(5) 検索結果に広告が表示されるもの、検索結果に県のヘッダー等のデザインが適用できないも

のは不可とする。

(6) その他

(7) 11.1 の「情報システム」を「本サイト」と読み換える。

12. 非機能要件

12.1. 拡張性要件

庁内の操作端末の OS やブラウザのバージョンアップ、県民などのモバイル端末の OS やブラウ

ザのバージョンアップ、本システムに関連するソフトウェアやミドルウェアのバージョンアップが見込

まれる際は、システム管理担当者と協議の上で、柔軟に対応できること。

12.1.1.動作環境

以下のソフトウェアのバージョン以降を搭載した端末で動作すること。

○ iOS8.1 以降から公開時最新バージョンを搭載した端末

12

12.1.2.基本ソフトウェアのメジャーおよびマイナーバージョンアップ対応

基本ソフトウェアについては適宜評価を行い、メジャー及びマイナーバージョンアップを行うこ

と。

12.2. 品質要件

12.2.1.レスポンス

快適な作業を実現できるレスポンスタイムであること。特に、県民などが操作する画面において

は、快適な速度を実現すること。

12.3. 運用・保守要件

12.3.1.情報システム

(1) サーバーの基本要件

ア 自社データセンター、レンタルサーバー、クラウド(国内)等は次の要件を満たすこと。

① 容量その他については、センターの運営に必要なスペックを考慮したものであること。

② セキュリティ対策が施された建物内に設置されていること。

③ 部外者から不正アクセスがされないよう、セキュリティ対策を講じていること。

④ コンピュータウィルス対策を講じていること。

⑤ アクセスログの記録・解析ができること。

⑥ 独自ドメインを取得できること。

⑦ SSLサーバー証明書を利用できること。

⑧ 独自のぜい弱性検査を年 1 回以上実施し、サイトの安全性を確認できること。

イ システムの運用時間は、24 時間 365 日を前提とすること。

ウ バックアップは毎日(1日1回)自動的に実行することとし、障害発生時には前日中のデータ

に復旧できること。

エ 災害発生時に備えて、適切なデータの保全及び迅速な復旧が可能であること。

オ 自社データセンター、レンタルサーバー、クラウド(国内)等は県と協議の上、選定する。また、

それらの契約・利用に係る初期経費及び令和元(2019)年度中の利用料は、委託業務の必要

経費に含まれるものであること。なお、令和 2(2020)年度以降の自社データセンター、レンタ

ルサーバー、クラウド(国内)等との契約は別途行う。

カ 自社データセンター、レンタルサーバー、クラウド(国内)等の解約時にはデータを全て退避

し、消去すること。その際は退避したデータ及びデータを消去した証明書を県へ提出するこ

と。

キ 障害発生時には、電話にて平日の午前 9 時から午後 5 時までの間、連絡を受け付けること。

電話で対応できない障害が発生した場合は、速やかにエンジニアを平日の午前 9 時から午

後 5 時までの間で、4時間以内オンサイト保守に派遣すること。ただし、システム停止等の重

大なセキュリティ事故発生時の連絡は、24 時間いつでも受け付けること。

ク ハードウェア障害に関しては、予備パーツを事前に準備し、迅速に復旧させること。プログラ

ム上の不具合に関しては、内容を説明し、迅速に修正対応すること。

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ケ ハードウェア障害については、障害部分の交換部品費用、交換作業費用を保守管理業務の

費用内に含めること。ハードウェアの消耗品(バックアップテープや無停電電源装置のバッテ

リーなどを想定)については、標準的な使用期間・保証期間等から交換時期を想定し、交換

部品費用、交換作業費用を保守管理業務の費用内に含めて実施すること。

コ 操作・設定変更等の問い合わせには、電話及びメールにて、平日の午前9時から午後5時ま

での間で対応すること。

サ CMSの最新OSへの対応等のバージョンアップについても保守管理業務の費用に含めること。

また、バージョンアップの範囲を企画提案書に記載にすること。なお、導入後に追加された機

能等について、保守管理業務の費用内での対応可能な本県の適用内容を企画提案書で提

案すること。

シ 導入後一定期間は、障害や問い合わせに迅速に対応できる体制をとること。

ス 管理者は緊急に情報を公開する必要がある場合、手動によりページを指定して、内部確認

用 Web サーバーに転送できること。

12.3.2.本サイト

(1) センター利用者認証

センター利用者認証は、ID とパスワード等により認証する機能を有し、利用形態に合わせて利

用できる機能を組み合わせる制御ができること。

(2) その他、12.3.1 の「情報システム」を「本サイト」と読み換える。

12.4. 運用体制

(1) システム運用の責任者及び担当者を明確にすること。また、システム管理担当者からの問い合

わせに対する担当者を明確にし、常に回答できる体制を整えること。

(2) 担当者はカスタマイズ部分を含むシステム全般に熟知している者であること。

(3) 障害受付の方法はメールや Web とし、障害受付時間は 24 時間 365 日とすること。対応につい

ては翌営業日以降でもよい。

(4) 体制変更や担当者の変更が必要な場合は、事前に県に報告して承認を得ること。

(5) 体制変更にあたっては、業務引継ぎなどを十分に行い、運用に支障をきたさないようにするこ

と。

(6) 障害発生時は必要に応じて駆けつけて対応をすること。

(7) 障害対応を行った際は、障害内容、対応内容、原因、再発防止策を7日以内に作成して、県に

提出すること。ただし、状況に応じて速やかに報告すること。

(8) システムのメンテナンスなどにより、一時的に運用を停止する必要がある場合は、事前に県へ

報告し、承認を得ること。

12.4.1.問い合わせ対応

情報システム利用者からの問い合わせへの対応は受託者が行うこと。問い合わせ対応は、メ

ールフォームの受付を想定している。

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センター職員(エンドユーザーなど)からの問い合わせの対応はシステム管理担当者が行う。

システム管理担当者での回答が困難な問い合わせがあった場合は、システム管理担当者が受

託者担当者に問い合わせるので、常に回答できる体制を整えること。この場合の問い合わせ対

応は、土日祝日および年末年始の閉庁日を除く、午前9時 30 分から午後 5 時 30分までとするこ

と。

12.5. デザイン

デザインは親しみやすいデザインとすること。また、画面など見やすく、分かりやすい構成にする

こと。デザインについては県側と相談して決めること。

13. セキュリティ要件

13.1. 情報システム

(1) 機密性

ア ファイヤーウォール機能

外部ネットワークからのアクセスを監視して、不要な通信を制限すること。

イ 不正侵入検知機能

侵入防止システム(IPS)は不正な通信を検出し通知するほか、その通信を遮断すること。

ウ アクセス制御機能

認証機能を設け、サーバー内フォルダやファイルにアクセスできる利用者を制限できること。

(2) 完全性

ア 不正改ざん検知機能

定期的に Web サイトのコンテンツを解析し、不正な改ざん検知時を管理者に通知すること。

イ ウイルス検知・侵入防止機能

ウイルスと思われる疑わしい動作がないか監視し、ウイルスを検知した場合は、感染している

ファイルを適切に駆除すること。

ウ 暗号化通信

SSL によって通信データを保護し、第三者が盗み見しようとしてもデータの内容を解読するこ

とができないこと。

(3) 可用性

ア サービス拒否(DoS)攻撃防止機能

サイトやサーバーに対して、大量のデータを送り付けることで行われる攻撃を検知し、接続元

からのアクセスを制限すること。

イ ネットワーク監視機能

ネットワーク機器やサーバー、通信トラフィックなどを監視し、障害や性能低下を迅速に管理

者に通知すること。

(4) 説明可能性

ア ログ管理機能

アクセスログを記録し、一定期間保管すること。

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(5) 認証性

ア ユーザー(センター職員等)認証機能

① 機能要件は、ID とパスワード等により認証する機能を有し、利用形態に合わせて利用でき

る機能を組み合わせる制御ができること。

② センター職員が利用することを前提とするが、センター職員個人に対して ID を設定するこ

と。また、ID 毎に操作できる権限設定を可能とすること。

イ 想定されるユーザーの利用形態は次のとおり。

① ユーザーはシステムに入力・出力する者。

② ユーザーはシステム全体を管理する者

ウ ユーザー自身がパスワードの変更ができること。

エ ログイン中、一定時間操作が行われない場合は、接続が切断されること。・

13.2. 本サイト

13.1 項の「情報システム」を「本サイト」と読み換える。

14. システム構築

要件定義、設計、開発、テスト、検証、操作教育、本稼働までの作業を行うこと。留意事項は以下

のとおり。

14.1. 開発

以下の各工程における、詳細な作業内容、スケジュール、問題処理の手順及び変更管理方法

などについて、プロジェクト実施計画書を用いて説明すること。

(1) 要件定義工程

(2) 基本設計工程

(3) 詳細設計工程

(4) 開発工程

(5) 検証、テスト工程

(6) 操作教育工程

本件の構築に際して必要となる開発機器、使用材料については、本件受託者の費用負担とす

ること。要件定義、基本設計及び詳細設計を策定し、県の了承を得てから構築に移行すること。

14.2. 貸与物件、資料の取扱い

県から提供、貸与するデータや帳票については、以下の事項を遵守すること。

(1) セキュリティ事故が生じないよう、十分に注意、管理すること。

(2) 不要となった場合は、速やかに県に返却すること。

(3) 県から返却の請求があった場合は、速やかに県に返却すること。

(4) 目的外の使用をしないこと。

14.3. 検証、テスト工程

(1) 検証計画書、テスト計画書、テスト仕様書を作成して、県の了承を得ること。

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(2) 受託者はカスタマイズを行った機能も含め、本件システム全般の検証を行うこと。その結果、仕

様を満たしたと判断した場合に、県が操作テストを実施する。

(3) 県の操作テストの結果、仕様と照らし合わせて不具合がないことを県が確認した場合に、本稼

働工程に移行すること。

14.4. 操作教育

センター職員及びシステム管理担当者が円滑にシステムを利用できるよう、研修を実施するこ

と。

14.4.1.情報システム研修

(1) 情報システムに関するセンター職員向けの運用(操作)研修を実施するものとする。なお、研修

場所はセンターとする。

(2) 研修用の仮想システムを準備し、稼働後も利用できるものとすること。

(3) 研修用テキストを作成し、必要な部数の印刷物を準備すること。

(4) 研修は1回当たり 3 時間程度(質疑応答を含む)とし、実施回数は1回以上を想定すること。

※研修の内容は、機能と操作の説明、サーバーの運用管理、テンプレートの作成方法等の内

容とすること。

14.4.2.本サイト研修

14.4.1 項の「情報システム」を「本サイト」と読み換える。

14.4.3.研修実施計画書

受託者は研修実施計画書を作成し、県の了承を得ること。

14.4.4.マニュアル等の作成

(1) 情報システム

ア 管理者向け運用マニュアルを作成すること。

イ 業務担当者向け操作マニュアルを作成すること。このマニュアルはシステム利用においての

不明点や疑問を解消するため、操作全体について記載されたものであること。

ウ 入力等の基本機能は、前述した導入時研修の研修用テキストの内容を参照して操作できる

こと。

(2) 本サイト

14.4.4.(1)の「情報システム」を「本サイト」と読み換える。

14.4.5.研修実施結果報告書

研修実施結果報告書を作成して、県に提出すること。

14.5. 納品物

14.5.1.納品物の取扱い

(1) 本件で発生する各種成果物については、ドキュメント改定履歴および版数を明記すること。

(2) 成果物の中で県に提出できないものがある場合は、その項目と理由を明記すること。

(3) 成果物は書類及び電子媒体により、県に提出すること。

(4) 成果物の所有権は県に帰属すること。

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14.5.2.成果物の種類

(1) 情報システム

ア 基本設計書

システム方式設計書、データ項目定義書、ER 図(実体関連図)、画面・帳票設計書、機器調

達要件定義書など。

イ 詳細設計書

データベース設計書、ジョブ一覧、外部インターフェース仕様書、プログラム構成図、業務フ

ロー図など。

ウ プログラム設計書、仕様変更管理表

① ソースコード

② (実行)プログラム一式

③ ハードウェア構成図

④ ソフトウェア構成図

⑤ ネットワーク構成図

⑥ ライセンス管理表

⑦ システム機器調達仕様書

⑧ 情報セキュリティ設計書(ID やパスワード、アクセス権などの要件)

⑨ テスト計画書及びテスト実施報告書

・ 実施する単体・結合・総合テストなど、テスト毎に作成された計画書とテスト結果

・ 合格基準が明確に記載されていること

⑩ 移行計画書と移行実施報告書

・ 移行データの内容や移行方法及びデータ移行結果

・ 合格基準が明確に記載されていること

⑪ 業務操作・運用マニュアル

・ 管理者及び業務担当者向け操作マニュアル

・ 管理者向け運用マニュアル

⑫ 研修実施計画書及び研修実施報告書

・ 管理者及び業務担当者向けに実施

・ 管理者向け及び業務担当者向けにマニュアルを作成すること

・ 管理者向けでは、運用マニュアルを用いて操作説明を実施

⑬ データバックアップ・システムリストア(復元)手順書

⑭ プロジェクト管理表

・ 開発計画書、体制表、担当者名簿、課題・問題管理表などプロジェクト管理上作成した

管理表

⑮ 工事図面(LAN や電源工事が発生した場合)

⑯ その他、県より提出要請があったもの

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(2) 本サイト

ア ソフトウェア一式

イ CMS に係るソフトウェア及び本サイト用設定情報等一式

ウ ドキュメント一式

① ホームページ設計書(基本・詳細)

② テスト結果報告書(各種テスト計画書と結果報告書、ぜい弱性検査結果を含む)

③ ソフトウェア設計書

④ CMS の管理者向け運用マニュアル

⑤ CMS の業務担当者向け操作マニュアル

※部数は印刷物1部及び電子データとする。ドキュメントへの記載内容等は協議の上、決

定する。

エ 各種コンテンツのデザインに使用した画像の元データ(レイヤーを保持した高解像度画像デ

ータ)一式

※当該データを利用して、県が新たな画像を作成すること承諾すること。

(3) 本パンフレット

ア 電子データ

イ 部数:5,000 部

ウ サイズ:A4 版(縦 210 ㎜×横 297 ㎜)1枚

エ 加工:巻三つ折または外三つ折

オ 色数:両面・カラー(表面 4 色・裏面 4 色)

カ 紙質:コート 90 ㎏相当

15. 信頼性等要件

15.1. 信頼性

本システムはセンター職員のみならず、広く県民などが利用することになるため、高い信頼性が

求められる。受託者はシステム運用、保守要件に対するサービス基準を県に明示し、県の承認を

得なければならない。基準に満たない場合は、向上に向けた計画の策定及び実施評価を義務付

ける。なお、基準の明示は、業者選定後に行うものとする。

15.2. 拡張性

将来的に利用者数などの増加を予想されるため、それらを踏まえたうえで設計を行うこと。また

データ増加を考慮した構成とすること。

16. セキュリティ対策

16.1. 栃木県情報セキュリティ基本方針(以下「基本方針」という。)及び栃木県情報セキュリティ対策

基準(以下「対策基準」という。)の取扱いについては、以下の事項を遵守すること。

(1) 基本方針の取扱い

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ア 県は業務の実施者に対し、基本方針を提示するものとする。

(2) 対策基準の取扱い

ア 県は業務の実施者に対し、対策基準を提示するものとする。

イ ただし、県は、委託業務に関する必要に応じて、対策基準の範囲を限定して提示するものと

する。

ウ 業務の実施者は、県から提示された対策基準を、この契約の目的の範囲内においてのみ使

用するものとし、第三者に開示し又は漏らしてはならない。

(3) 報告

ア 委託業務の実施状況及びセキュリティ対策の報告

県から委託業務の実施状況及びセキュリティ対策について報告を求められたときは、速やか

に、県へ報告するものとする。

イ 事故等の報告

委託業務の実施に際して事故等を生じ、もしくはセキュリティ事故の発生の恐れがあることを

知った場合には、直ちに、県に対して報告するものとする。

16.2. 個人情報の取り扱い

業務の実施者は、個人情報のセキュリティ対策については「個人情報保護法」、「栃木県個人

情報保護条例」を遵守し、必要な対策を実施すること。

17. 著作権等に関する取扱い

(1) 委託業務の履行及び納入された成果品においては、県及び業務の実施者以外の者が有する

著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他知的財産権を侵害することがないよう配

慮するとともに、本業務委託期間終了後における利用及び実施等が有償となる知的財産等は

用いないものとする。

(2) 本業務委託の成果品の著作権等の取扱いは、次のとおりとする。

ア 業務の実施者は、著作権法(昭和 45 年 5 月 6 日法律第 48 号)第 21 条、第 23 条、第 26 条

の2、第 26 条の3、第 27 条及び第 28 条に規定する権利について、県に無償で譲渡するも

のとする。

イ 県は著作権法第 20 条第2項第3号又は第4号に該当しない場合においても、その使用のた

めに仕様書等で規定する納入物件を改変し、また、任意の著作権名で任意に公表すること

ができるものとする。

ウ 業務の実施者は、県の書面による事前の同意を得なければ、著作権法第 18条及び第 19条

に規定する権利を行使することができない。

18. 再委託及び瑕疵担保責任

(1) 再委託

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本業務委託の全部又は一部を第三者に再委託してはならない。ただし、あらかじめ当該委託

作業を完全に履行するために関与する全ての委託先(順次再委託する場合は終の委託先)を特

定し、再委託の内容、そこに含まれる情報、再委託先、その他再委託先に関する管理法等を記載

した書面を県に提出し、承諾を得た場合はこの限りではない。

(2) 瑕疵担保責任

ア 成果品の納入から起算して1年以内に障害が発生し、県から当該障害について問い合わせ

を受けた場合、業務の実施者は速やかに原因究明に協力しなければならない。

イ 障害対応を実施した際において、業務の実施者は県が指定する期日までに、発生した事態

の具体的内容、原因、実施した対処措置等を内容とする報告書を作成の上、提出すること。

ウ 業務の実施者は、障害対応の結果による内容を、納入済の成果品へ適用すること。

エ 業務の実施者がイ及びウの障害対応を行った場合は、アの起算日は障害対応が完了した

日とすること。

オ 障害対応に係る所用経費は、委託料に含まれるものとする。

19. その他

(1) その他

この仕様書に定めのない事項及び実行する内容は、協議の上、決定する。

(2) 記載外事項

令和 2(2020)年度以降のサイト運営(サイト運用保守、レンタルサーバーの利用等)は、本委託

業務とは別に、令和 2(2020)年度以降に改めて契約するものであるが、委託業務との連続性を確

保できるようにすること。

20. 用語の定義

本仕様書で使用する用語の解釈は、次のとおりとする。

(1) 管理者

センター職員であって、センターの職務を総括する者

(2) 業務担当者

センター職員であって、職務を総括する者以外の者

(3) ユーザ-

センターの情報システムやウェブサイトにログインできるセンター職員等

(4) センター利用者

センターで実施する事業に参加した県民等

(5) 利用者

センターのウェブサイトを利用した者

(6) 業務の実施者

センターのシステム等構築業務を行う者