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原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。 本書はジェトロがインド商業省発行の Forein Trade Policy(原文は英語)を参考までにジェトロが和 訳したものですが、定訳ではなく、あくまでも仮訳です。 出来る限り正確な翻訳につとめましたが、内容の正確性・完全性については保証いたしかねます。 正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。原文は不定期に改定されますの でご注意ください。 また、ジェトロは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責を負うものではありません。 外国貿易政策 Foreign Trade Policy2009 8 27 日~2014 3 31 2009 8 月現在 インド政府 商工省商務局 ウェブサイト:http://dgft.gov.in

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原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

本書はジェトロがインド商業省発行の Forein Trade Policy(原文は英語)を参考までにジェトロが和

訳したものですが、定訳ではなく、あくまでも仮訳です。

出来る限り正確な翻訳につとめましたが、内容の正確性・完全性については保証いたしかねます。

正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。原文は不定期に改定されますの

でご注意ください。

また、ジェトロは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責を負うものではありません。

外国貿易政策

(Foreign Trade Policy)

2009 年 8 月 27 日~2014 年 3 月 31 日

2009 年 8 月現在

インド政府

商工省商務局

ウェブサイト:http://dgft.gov.in

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i

インド特別官報にて公告

第II部、第3条、(ii)項

インド政府

商工省商務局

通達 No. 1/2009-2014

ニューデリー 2009年8月27日

中央政府は、外国貿易政策(Foreign Trade Policy)2009-2014 第1.2項に規定される、1992

年外国貿易(開発・規制)法(1992年No. 22)第5条によって与えられた権限を行使し、本

通達の付属文書において外国貿易政策2009-2014を告示する。本政策は2009年8月27日付で

発効する。

本通達は公共の利益を目的とする。

(R. S. Gujral)

商工省商務局外国貿易部長官および次官補(Additional Secretary)

(ファイルNo. 01/94/180/Foreign Trade Policy/AM10/PC-4から発行)

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iii

外国貿易政策(FOREIGN TRADE POLICY)2009-14

序文

統一進歩同盟(United Progressive Alliance:UPA)は、全世界が前例のないほどの景気後

退に直面する困難な時期に政権を担うこととなった。2009 年は、戦後史上極めて深刻な世

界的不況の年として記録にのこる。世界中の国々が大なり小なりその影響を受け、工業生

産、貿易、キャピタル・フロー、失業、一人当たりの投資・消費といった主要な経済指標

のすべてが大幅に落ち込んだ。世界貿易機関(World Trade Organization:WTO)は、世界

の貿易量が 9%減尐するとの厳しい予測を伝えており、国際通貨基金(International Monetary

Fund:IMF)は減尐幅が 11%を上回ると推定している。世界的な景気後退の傾向が社会に

与える影響は大きい。世界銀行(World Bank)は今年、新たに 5,300 万人が貧困層に陥り、

10 億を超える人々が慢性的な飢餓に苦しむと推測している。

インドは、世界の他の経済圏ほどには影響を受けていない。しかし、従来の輸出先市場

で需要が落ち込んだため、我が国の輸出はこの 10 カ月間減尐傾向にある。こうした市場を

有する国の一部でとられている貿易保護政策が、さらに問題を悪化させている。明らかな

景気後退が 1 年も続いた後、景気好転の兆しや回復の「芽」がみられるとはいえ、私は、

回復の性質や程度、さらには主要経済大国が景気後退前の成長水準に戻り始める時期につ

いて、当て推量を行うことには抵抗を感じる。

こうした経済状況を踏まえて外国貿易政策を発表するのは、实に気が重い仕事である。

先進国世界の需要減尐を認識しながら、輸出を成長させる戦略や政策措置を推進する必要

がある。

新政策の目標を定める前に、直近 5 年間における我が国の外国貿易の成果を吟味するこ

とも有効であろう。2004 年に UPA 政府が発表した外国貿易政策には、次の二つの目標が

あった。すなわち、「5 年以内に世界貿易取引で我が国が占める割合を倍増すること」、

ならびに「経済成長および雇用創出の効果的な方策として、貿易拡大を用いること」であ

る。振り返るに、UPA政府はその約束を果たしたと我々は確信をもって言うことができる。

農業と産業は、輸出の健全な成長への寄与において、目覚しい回復力と力強さを示した。

この 5 年間、我が国の輸出は、2003-2004 年の 630 億米ドルから、2008-2009 年には 1,680

億米ドルに達する高成長を遂げた。WTO の推定によれば、世界貿易取引における我が国の

占有率は、2003 年の 0.83%から、2008 年には 1.45%に上昇した。世界的な商業サービス輸

出における我が国の占有率は、2003 年は 1.4%であったが、2008 年には 2.8%に上昇した。

財・サービス輸出におけるインドの合計占有率は、2003 年の 0.92%から、2008 年には 1.64%

に上昇した。雇用面でみると、この 5 年間で輸出が増加した結果、直接または間接的にお

よそ 1,400 万の雇用が創出されたことが調査報告において示されている。

我が国の政策は、輸出の減退傾向を阻止し回復に向かわせ、特に先進国世界の景気後退

により深刻な打撃を受けた分野に、追加支援を行うことを短期的目標とする。我々は、2011

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年 3 月までに、年間輸出成長率 15%、年間輸出目標額 2,000 億米ドルを目標とする政策を

講じたい。その上で、この外国貿易政策の残り 3 年間、すなわち 2014 年までに、インドの

年間輸出成長率を、25%付近の高水準まで回復させることが望ましい。我々は、2014 年ま

でにインドの財・サービス輸出量を倍増する計画である。一方、世界貿易におけるインド

の占有率を 2020 年までに倍増させることが、長期的な政策目標である。

これらの目標を達成するため、政府は、財政上のインセンティブ、制度改正、手続きの

合理化、世界全域の市場への参入拡大、輸出市場の分散など、さまざまな政策措置を併行

して進めていく。「輸出関連インフラの改善」「取引コストの削減」「すべての間接税お

よび課徴金の全額払戻し」が三本柱となって、我々の目標達成を後押しするだろう。また、

物品・サービス税で、輸出に関わるすべての間接税や課徴金の割戻しを行うため努力する。

この重要な時期にあたって、非常時でも市場進出を維持できるという十分な確信を、我

が国の輸出者が持てるように計らうことが我々の任務である。この景気後退を受けて雇用

が削減された雇用集約的な産業――とりわけ織物、革製品、手工芸品など――における雇

用創出に向けて、集中的に取り組まなければならない。

外国貿易に役立つ安定した政策環境を整えるため、関税受給パスブック(Duty Entitlement

Pass Book:DEPB)スキームを 2010 年 12 月まで継続、ならびに IT 産業は第 10(a)条、100%

輸出志向型企業は第 10(b)条にそれぞれ基づき、所得税優遇措置を更に 1 年、2011 年 3 月

31 日まで継続することを決定した。インド輸出信用保証会社(Export Credit Corporation of

India:ECGC)スキームを通じて、保険付保および輸出に対する損失可能投資額の拡大が、

2010 年 3 月 31 日まで確保された。我々は、同じ目的のため利子補助金スキーム(interest

subvention scheme)を継続することも検討している。

我が国の工業製品輸出の付加価値を高める必要があるため、事前許可スキーム(Advance

Authorization Scheme:AAS)に基づき、輸入要素に最低 15%の価値付加を規定した。

我が国の輸出市場を分散し、アフリカ、ラテンアメリカ、オセアニアおよび独立国家共

同体(Commonwealth of Independent States:CIS)の加盟諸国の新興市場において、信用リ

スク、高い貿易コストといった我が国の輸出者が抱える不利な条件を、適切な政策手段を

通じて埋め合わせるだけのイニシアチブをとることが重要である。我々は、特定の製品グ

ループや市場において、インドが長期的な競争優位性を持つとみなされるものに基づくイ

ンセンティブ割合の拡充など、インセンティブ・スキームを合理化することにより、製品

と市場の分散化に努めてきた。新興市場には、競争力のある輸出を可能とするため、特に

注目してきた。もちろん、これは、特定の製品について十分な輸出黒字を出すことが条件

となる。市場開拓支援スキーム(Market Development Assistance Scheme)や市場アクセス・

イニシアチブ(Market Access Initiative:MAI)スキームにより、利用可能な資源が追加さ

れた。インセンティブ・スキームの合理化は、輸出成長の次の段階の呼び水となる有力な

商品を特定することを目的としている。

市場拡大政策の一環として、韓国と包括的経済連携協定(Comprehensive Economic

Partnership Agreement)を結んでおり、これによってインドの輸出品の市場アクセスが拡大

される。さらに、東单アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations:ASEAN)と

締結した物品貿易協定(ASEAN-India Trade in Goods Agreement)が 2010 年 1 月 1 日に発効

すれば、インドの複数の輸出品目の市場アクセスが拡大することになる。これらの貿易協

定は、インドのルック・イースト政策(Look East Policy)に則したものである。さらに我々

は、单米单部共同市場特恵貿易協定(Mercosur Preferential Trade Agreement)も結んだ。世

界の他の主要な経済圏との貿易関係を深めることが我々の任務である。

政府は、「メイド・イン・インディア(Made in India)」展示会を毎年世界中で 6 回以上

開催し、ブランド・インディア(Brand India)の普及を目指している。

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世界的な競争の時代にあって、技術を向上しコストを削減することが、インドの輸出者

にとって必須となる。したがって、外国貿易政策の重要な要素は、輸出者の技術向上の支

援力になることである。輸出促進のための資本財輸入(Export Promotion Capital Goods:

EPCG)に基づく特定部門における資本財の輸入を 0%の関税で推進することによって、輸

出者の技術向上の達成を目指す。

政府は、本外国貿易政策により、輸出者を輸出实績に基づいて分類している。实績のあ

る輸出者を「許認可取得者(Status Holder)」とし、輸出部門の技術向上を目的として、こ

れらの許認可取得者は、指定された製品グループについて、資本財を(その前年の輸出の

FOB 価格 1%に相当する税控除券(Duty Credit Scrip)により)関税なしで輸入することが

許可される。これは、許認可取得者の技術を向上させ、生産コストを削減するための一助

となる。

輸出部門のインフラ改善のため、「輸出優良商業地区(Towns of Export Excellence)」お

よび当該地区に所在する企業には、さらに集中的な支援とインセンティブが与えられる。

本政策は、プロジェクト輸出の成長支援に資するものである。商務局にハイレベル調整

委員会を設置しており、新規市場および新興市場のため輸出入銀行(Export-Import Bank:

EXIM 銀行)を通じたクレジットライン拡大の中で、工業製品の輸出およびプロジェクト

輸出の相乗効果を促進する。調整委員会は、外務省(Ministry of External Affairs)、財務省

経済局(Department of Economic Affairs)、EXIM 銀行およびインド準備銀行(Reserve Bank

of India:RBI)の代表によって構成される。我々は、環境に優しい車(green vehicles)への

段階的な製造プログラム、関税ゼロの輸出促進のための資本財輸入(EPCG)スキーム、輸

出インセンティブなどの措置により、「環境に優しい製品(green products)」の生産と輸

出を奨励したいと思う。

インドの産業と輸出者、特に中小企業(Micro, Small and Medium Enterprises:MSME)へ

の支援を目的として、WTO の枠組に基づく貿易救済手段による権利を有効なものとするた

め、我々は商工省貿易救済措置局(Directorate of Trade Remedy Measures)の創設を提案す

る。

取引コストおよび制度上の障害を削減するため、電子貿易(e-trade)プロジェクトは、

すべての利害関係者を共通のプラットフォーム上に移すよう、制限時間を設けて实施する

ことになる。今後数年で、電子データ交換(Electronic Data Interchange:EDI)上で、ポー

トおよびロケーションが追加されるであろう。貿易関連の苦情解決のための一元的な窓口

体制となる省庁間委員会(Inter-Ministerial Committee:IMC)を設立した。

このような厳しい時代にあって、我々は自らに壮大な目標を設定した。私は、産業界と

政府が互いに協力しすることで、インドの輸出が世界的な競争力を達成し、自らに設定し

た目標を实現するに違いないと信じてやまない。

(アナンド・シャルマ:Anand Sharma)

商工相

インド政府

ニューデリー

2009 年 8 月 27 日

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目次

章 主題 頁

用語集 1

1A 法的枠組 5

1B 優先イニシアチブ 7

1C 商工省商務局貿易委員会 15

2 輸出入に関する一般規定 17

3 促進策 29

4 関税の免税・減税スキーム 45

5 輸出促進のための資本財輸入(EPCG)スキーム 59

6 輸出志向型企業(EOU)、エレクトロニクス・ハードウェア・テクノロジ

ーパーク(EHTP)、ソフトウェア・テクノロジーパーク(STP)およびバ

イオ・テクノロジーパーク(BTP) 67

7 経済特区 85

7A 自由貿易および物流特区 85

8 みなし輸出 87

9 定義 93

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用語集(頭字語)

頭字語 説明

ACU アジア清算同盟(Asian Clearing Union)

AEZ 農産物輸出ゾーン(Agri Export Zone)

ANF Aayaat Niryaat フォーム(Aayaat Niryaat Form)

ARO 事前引渡指図書(Advance Release Order)

ASIDE 州に対する輸出インフラ開発援助(Assistance to States for Infrastructure

Development of Exports)

BG 銀行保証(Bank Guaranttee)

BIFR 産業財政再建局(Board of Industrial and Financial Reconstruction)

BOA 商工省商務局承認委員会(Board of Approval)

BOT 商工省商務局貿易委員会(Board of Trade)

BRC 銀行換金証明書(Bank Realisation Certificate)

BTP バイオ・テクノロジーパーク(Biotechnology Park)

CBEC 財務省中央物品税関税局(Central Board of Excise and Customs)

CCP 通関許可証(Customs Clearance Permit)

CEA 中央物品税関税局(Central Excise Authority)

CEC 公認技師証明書(Chartered Engineer Certificate)

CIF 運賃保険料込条件(Cost, Insurance & Freight)

CIS 独立国家共同体(Commonwealth of Independent States)

CoD 代金引換渡し(Cash on delivery)

CoO 原産地証明書(Certificate of Origin)

CVD 相殺関税(Countervailing Duty)

DA 手形引受書類渡し(Document against Acceptance)

DoBT 科学技術省バイオテクノロジー局(Department of Bio Technology)

DC 開発コミッショナー(Development Commissioner)

DEPB 関税受給パスブック(Duty Entitlement Pass Book)

DFIA 免税輸入認可(Duty Free Import Authorisation)

DFRC 関税免除補充証明書(Duty Free Replenishment Certificate)

DGCI&S 商工省通商情報統計局(Director General, Commercial Intelligence &

Statistics)

DGFT 商工省商務局外国貿易部(Director General of Foreign Trade)

DIPP 商工省産業政策促進局(Department of Industrial Policy & Promotion)

DoC 商工省商務局(Department of Commerce)

DoE 電子(産業)局(Department of Electronics)

DoIT 通信情報技術省情報技術局(Department of Information Technology)

DoR 財務省歳入局(Department of Revenue)

DoT 観光文化省観光局(Department of Tourism)

DTA 国内一般関税地域(Domestic Tariff Area)

EDI 電子データ交換(Electronic Data Interchange)

EEFC 輸出者外貨預金(Exchange Earners’ Foreign Currency Account)

EFC 輸出入促進委員会(Exim Facilitation Committee)

EFT 電子資金決済(Electronic Fund Transfer)

EH 輸出業者(Export House)

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EHTP 電子ハードウェア・テクノロジーパーク(Electronic Hardware Technology

Park)

EIC 輸出検査協会(Export Inspection Council)

EO 輸出義務(Export Obligation)

EODC 輸出義務免除証明書(Export Obligation Discharge Certificate)

EOP 輸出義務期間(Export Obligation Period)

EOU 輸出指向型企業(Export Oriented Unit)

EPC 輸出促進協議会(Export Promotion Council)

EPCG 輸出促進資本財(Export Promotion Capital Goods)

EPO エンジニアリング・プロセス・アウトソーシング(Engineering Process

Outsourcing)

FDI 海外直接投資(Foreign Direct Investment)

FIEO インド輸出機関連合(Federation of Indian Export Organisation)

FIRC 外貨建て国内送金証明書(Foreign Exchange Inward Remittance Certificate)

FMS 特定市場スキーム(Focus Market Scheme)

FOB 本船渡条件(Free On Board)

FPS 特定品目スキーム(Focus Product Scheme)

FT (D&R)

Act

1992 年外国貿易(開発・規制)法(1992 年 No. 22)(Foreign Trade

(Development & Regulation) Act, 1992 (22 of 1992))

FTDO 外国貿易開発担当官(Foreign Trade Development Officer)

FTP 外国貿易政策(Foreign Trade Policy)

GATS サービスの貿易に関する一般協定(General Agreement on Trade in

Services)

GRC 労働省苦情救済委員会(Grievance Redressal Committee)

HACCP 危害分析重要管理点方式(Hazard Analysis and Critical Control Process)

HBP v1 手続きハンドブック第 1 巻(Handbook of Procedures (Vol.1))

HBP v2 手続きハンドブック第 2 巻(Handbook of Procedures (Vol.2))

ICD インランド・コンテナ・デポ(Inland Container Depot)

ICM インド通商使節団(Indian Commercial Mission)

IEC 輸入業者・輸出業者コード(Importer Exporter Code)

ISO 国際標準化機構(International Standards Organisation)

ITC (HS)

インド貿易分類(統一システム)輸出入品目分類(Indian Trade

Classification (Harmonised System) Classification for Export & Import

Items)

ITPO インド貿易振興局(India Trade Promotion Organisation)

LoC クレジットライン(Line of Credit)

LoI 基本合意書(Letter of Intent)

LoP 許可書(Letter of Permit)

LUT 法定保証(Legal Undertaking)

MAI 市場アクセス・イニシアチブ(Market Access Initiative)

MDA 市場開拓支援(Market Development Assistance)

MEA 外務省(Ministry of External Affairs)

MoD 国防省(Ministry of Defense)

MoF 財務省(Ministry of Finance)

NC 規範委員会(Norms Committee)

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NFE 正味外貨(Net Foreign Exchange)

NOC 異議無し証明書(No Obligation Certificate)

PRC 政策緩和委員会(Policy Relaxation Committee)

PTH プレミア・トレーディングハウス(Premier Trading House)

PSU 公営企業(Public Sector Undertaking)

R&D 研究開発(Research and Development)

RA 地域当局(Regional Authority)

RBI インド準備銀行(Reserve Bank of India)

REP 補充(Replenishment)

RCMC 登録証兼会員証(Registration-cum-Membership Certificate)

RSCQC 品質苦情に関する地域の小委員会(Regional Sub-Committee on Quality

Complaints)

S/B 船積み送り状(Shipping Bill)

SEH スター・エクスポートハウス(Star Export House)

SEI CMM ソフトウェア・エンジニアリング研究所が開発した能力成熟度モデル

(CMM)(CMM Software Engineers Institute’s Capability Maturity Model)

SEZ 経済特区(Special Economic Zone)

SFIS サービス輸出促進のための資材輸入減税スキーム(Served from India

Scheme)

SIA 商工省産業支援事務局(Secretariat for Industrial Assistance)

SION 標準入出力規範(Standard Input Output Norms)

SSI 小規模企業(Small Scale Industry)

STE 国営貿易企業(State Trading Enterprise)

STH スター・トレーディングハウス(Star Trading House)

STP ソフトウェア・テクノロジーパーク(Software Technology Park)

TEE 輸出優良商業地区(Towns of Export Excellence)

TH トレーディングハウス(Trading House)

TRA 電信引渡し許可通知(Telegraphic Release Advice)

TRQ 関税割当(Tariff Rate Quota)

VA 付加価値(Value Additon)

VKGUY 特別農産物・村落工業スキーム(Vishesh Krishi and Gram Udyog Yojana)

WHOGMP 世界保健機構適正製造基準(World Health Organisation Good Manufacturing

Practices)

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第1章 A

法的枠組

序文 1.1 序文は、全般的な法的枠組について述べたものである。

継続期間 1.2 物品・サービスの輸出入に関連する規定を導入した外国

貿易政策 2009-2014(以下、FTP)の实施期間は、特段の

定めがない限り、2009 年 8 月 27 日から 2014 年 3 月 31

日までとする。2009 年 8 月 26 日以前のすべての輸出入

には、FTP 2004-2009 を適用する。

修正 1.3 中央政府は、公共の利益に資するため、外国貿易(開発・

規制)法(Foreign Trade (Development and Regulation) Act:

以下、FT (D&R) Act)第 5 条によって与えられた権限を

行使し、通達をもって本政策を修正する権利を有する。

移行措置 1.4 FTP 实施前に付与された認可は、特段の規定がない限り、

その目的および期間について、引き続き有効とする。

1.5 FTP において制限を受けず許可されている輸出入が、そ

の後に何らかの制限・規制の対象となった場合、それ以

前に許可された輸出入は、特段の規定がない限り、かか

る制限・規制の適用は受けない。ただし、かかる制限が

課される日より前に開設された取消不能信用状に記載さ

れる利用可能残高と期間に関して、輸出入の積み出しが

当初許可を受けた範囲内で行われることを条件とする。

当該取消不能信用状を有効とするには、申請者は、当該

制限・規制の实施から 15 日以内に、信用状(Letter of

Credit)を登録し、関係地域当局(以下、RA)に連絡を

とるものとする。

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第1章 B

優先イニシアチブ

優先分野 1B.1 世界貿易におけるインドの占有率を継続的に向上させ、

雇用機会を拡大する目的で、市場の分散化(Market

Diversification)、技術向上(Technological Upgradation)、

許認可取得者への支援(Support to status holders)、農業

(Agriculture)、手織(Handlooms)、手工芸品(Handicraft)、

宝石・宝飾品(Gems & Jewellery)、皮革(Leather)、水

産(Marine)、エレクトロニクス・IT ハードウェア製造

産 業 (Electronics and IT Hardware manufacturing

Industries)、環境に優しい製品(Green products)、イン

ド北東部からの製品輸出(Exports of producs from

North-East)、スポーツ用品・玩具(Sports Goods and Toys)

の各分野について、一定の優先イニシアチブを特定し、

継続している。インド政府(Government of India)は、適

宜通告される分野別戦略により、これらの分野における

輸出を促進するよう協力するものとする。

その他の分野別イニシアチブ(Sectoral Initiatives)は、適

宜公表される。

(i) 市場の分散化

資産価格の下落と経済不安の高まりが引き金となって、

経済先進国での需要が弱まったため、先進国へのインド

の輸出が伸び悩んでいる。先進国の市場が回復する時期

について、明確な兆しはない。インドの輸出を先進国の

需要低迷から守るため、本政策では、インドの輸出先を

他の市場、わけてもラテンアメリカ、アフリカ、および

アジアとオセアニアの一部における市場へ分散させるこ

とに焦点を当てている。インドの輸出の分散化を实現す

るため、本政策で以下のイニシアチブをとった。

(a) 特定市場スキーム(Focus Market Scheme:FMS)の

範囲に、新たに 26 カ国を加えた。

(b) 特定市場スキーム(FMS)で定めるインセンティブ

を、2.5%から 3%へ引き上げた。

(c) より多くの市場と製品を含めたことにより、

「MLFPS」に基づく支出が著しく増加した。これに

よって、アフリカとラテンアメリカのすべての国へ

の輸出支援を確保する。

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(ii) 技術向上

次の段階における輸出成長の呼び水とするため、インド

は輸出品のバリュー・チェーンにおいて地位を高めてい

く必要がある。この目標を達成するため、インドの輸出

分野の技術向上を奨励する。本政策では、技術向上に焦

点を当てた多くのイニシアチブがとられている。以下は

そのようなイニシアチブの一部である。

(a) 関税 0%での輸出促進のための資本財輸入(Export

Promotion Capital Goods:EPCG)スキームを、特定

のエンジニアリング製品、電子製品、基礎化学品・

医薬品、衣料・繊維、プラスチック、手工芸品、化

学品・関連製品、皮革・皮革製品に導入した。

(b) 輸出者の利用を容易にするため、現行の 3%EPCG

スキームを大幅に簡素化した。

(c) 付加価値製品の輸出を推奨するため、事前許可スキ

ーム(Advance Authorization Scheme)に基づき、輸

入投入財に最低 15%の価値付加を定めた。

(d) 自動車その他エンジニアリング製品を含む多くの

製品が、特定品目スキームおよび市場連結特定品目

スキーム(MLFPS)に基づくインセンティブに含ま

れた。

(e) プロジェクト輸出(Project Exports)を推奨するため

の措置を講じるものとする。

(iii) 許認可取得者への支援

政府は「許認可取得者(Status Holders)」が、インドの

物品輸出のおよそ 60%に貢献していることを認めてい

る。許認可取得者を奨励して後援し、輸出製品の技術向

上を促進するため、皮革を含む特定の製品グループ、エ

ンジニアリング、繊維、プラスチック、手工芸品、黄麻

など特定の小分野を含む製品グループに、過去の輸出に

おける FOB の 1%にあたる税控除券(duty credit scrip)

を追加して付与するものとする。許認可取得者は、この

税控除券を資本財輸入のために利用できる。輸入資本財

は、实際の利用条件の対象となる。

(iv) 農業および村落工業

(a) 特別農産物・村落工業スキーム(Vishesh Krishi and

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Gram Udyog Yojana:VKGUY)

(b) EPCG に基づき輸入される資本財は、農産物輸出ゾ

ーン(Agri Export Zone:AEZ)内のどこへでも導入

を許可する。

(c) パネルなどの規制品目の輸入は、さまざまな輸出振

興スキームに基づき許可する。

(d) 殺虫剤などの投入物の輸入は、農産物輸出のための

事前許可(Advance Authorisation)に基づき許可す

る。

(e) 15 億ルピーを基準額として、新たな輸出優良商業

地区(以下、TEE)を公表するものとする。

(f) 指定された特定の花、果实、野菜には、特定農産物・

村落工業スキーム(VKGUY)に基づく通常の優遇

措置に加え、特別の税控除券を与える。

(v) 手織

(a) 手織の輸出促進のため、市場アクセス・イニシアチ

ブ(以下、MAI)/市場開拓支援(以下、MDA) ス

キームに基づき、特定の資金を割り当てる。

(b) 指定の仕上げ飾りや装飾の輸入は、前会計年度中の

輸出 FOB 価格 5%を免税する。

(c) 手織段通のサンプルの輸入は、前会計年度中の輸出

FOB 価格の 1%を免税する。

(d) 手織段通の古い製品の輸入であって、修繕後に再輸

出する委託ベースのものは免税を認める。

(e) 15 億ルピーを基準額として、新たな輸出優良商業

地区(TEE)を公表するものとする。

(f) 排水処理プラントのための機械・機器は、関税を免

除する。

(vi) 手工芸品

(a) 道具、仕上げ飾り、装飾の輸入は、前会計年度中の

輸出 FOB 価格の 5%を免税する。受給権は広範囲で

あり、サポート製造業者(supporting manufacturers)

と提携する輸出商(merchant exporters)にまで及ぶ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

8

ものとする。

(b) 手工芸品輸出促進協議会(以下、EPC)には、直接

輸入が实行不能な輸出者を代理して、仕上げ飾り、

装飾、消耗品を輸入する権限が与えられる。

(c) 手工芸品の輸出を促進するため、MAI および MDA

スキームに基づき、特定の資金を割り当てる。

(d) 仕上げ飾り、装飾、消耗品の免税輸入に関し、相関

関税(以下、CVD)を免除する。

(e) 新たな輸出優良商業地区であって、15 億ルピーの

基準額を下回るものを公表するものとする。

(f) 排水処理プラントのための機械・機器は、関税を免

除する。

(g) 手工芸品の輸出はすべて、特別の特定品目(Focus

products)として扱い、より高いインセンティブを

与える。

(vii) 宝石・宝飾品

(a) 8k 以上の金の輸入は、純度、重量、合金成分を明

記した分析証明書(Assay Certificate)を伴う輸入で

あることを条件として、補充スキーム(replenishment

scheme)に基づき認める。

(b) 以下についての消耗品(Consumables)および道具

(Tools)の(前会計年度中の輸出 FOB 価格に基づ

く)免税輸入受給権(Duty Free Import Entitlement)

1. 次のもので作られた宝石類

(a) 貴金属(Precious metals)(金およびプラ

チナ(Gold & Platinum)以外)– 2%

(b) 金およびプラチナ(Gold & Platinum) –

1%

(c) ロジウム仕上げの銀(Rhodium finishied

Silver) – 3%

2. カット・研磨済みダイヤモンド(Cut and

Polished Diamonds) – 1%

(c) 商品サンプルの免税輸入受給権は、30 万

ルピーとする。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(d) 宝石類の不良品の免税再輸入受給権は、

輸出 FOB 価格の 2%であるものとする。

(e) 委託ベースでのダイヤモンドの輸入

(Import of Diamonds)は、米国宝石学会

(Gemological Institute of America:GIA)

または承認されたその他の機関の権限

を有する事務所/機関による、認証

( Certification ) / グ レ ー デ ィ ン グ

(Grading)および再輸出について、許可

する。

(f) 海外の展示会を開催/参加する場合の、

宝石・宝飾品(Gems & Jewellery)の個人

的な輸送は、500 万米ドルまで引き上げ、

輸出促進ツアーの場合は 100 万米ドルま

でとする。

(g) 売れ残り品目の再輸入について、米国で

の展示会に参加の場合、日数の延長を 90

日まで引き上げる。

(h) インドをダイヤモンドの国際的なトレ

ーディング・ハブにするため、ダイヤモ

ンド取引所(Diamond Bourse)の設立を

計画している。

(viii) 皮革・履物

(a) 指定品目の免税輸入受給権は、前会計年度中の革製

衣類の輸出 FOB 価格の 3%である。

(b) 履物(皮革および合成品)、手袋、トラベルバッグ、

ハンドバッグの仕上げ飾り、装飾、、履物の部品の

免税輸入受給権は、前会計年度中の輸出 FOB 価格

の 3%である。かかる受給権には、印刷済・未印刷

の靴箱、木製の小カートン、履物包装用の錫・プラ

スチック材料などの包装材料も含む。

(c) 排水処理プラント(Effluent Treatment Plants)用の

機械・機器は、基本関税(basic customs duty:BCD)

を免除するものとする。

(d) 原料皮・皮革およびウェットブルー・レザーなど、

不適切な輸入材料の再輸出は許可する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(e) 2002 年 3 月 1 日付税関通達(Customs Notification)

No 21/2002 の通し番号 168 で公表された裏地・芯地

材料に関し、CVD を免除する。

(f) インド貿易分類(統一システム)輸出入品目分類

(Indian Trade Classification (Harmonised System)

Classification for Export & Import Items)(以下、ITC

(HS))第 43 章に該当する生皮、なめし皮、仕上げ

加工済みの毛皮は CVD を免除する。

(g) 売れ残った皮(hides, skins)、半仕上げの皮革は、

公共保税倉庫(Public Bonded warehouse)から、該

当する輸出税の 50%で再輸出できるものとする。

(ix) 海洋部門

(a) 漁業部門において、EPCG に基づく技術向上のため

の輸入(トロール漁船、船舶、ボート、その他の類

似品目を除く)は、通常の輸出義務を免除する。

(b) 指定された専門的な投入財/化学物質およびフレ

ーバーオイルの免税輸入は、前会計年度の輸出 FOB

価格 1%の範囲で許可する。

(c) マグロ漁業用のモノフィラメント延縄装置

(monofilament longline system)は譲許的な税率で、

およびマグロ漁業用の餌魚(Bait Fish)は無税で輸

入を認める。

(d) 海産物廃棄物の撤去のための自己撤去手続き(self

removal procedure)は、規定された廃物基準(wastage

norms)が適用される。

(e) 水産物は、特定農産物・村落工業スキーム(VKGUY)

の対象とみなす。

(x) エレクトロニクス・IT ハードウェア製造産業

(a) 商工省商務局外国貿易部(以下、DGFT)が要求す

る承認について、通関手続きが迅速に行われるよう

維持する。

(b) 輸出者/協会は、エレクトロニクス・IT ハードウェ

ア製造産業の輸出促進のため、MAI および MDA ス

キームを利用できる。

(xi) スポーツ用品・玩具

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(a) 指定された特殊な投入財(specialised inputs)の免税

輸入は、前会計年度の輸出 FOB 価格 3%の範囲にお

いて許可する。

(b) スポーツ用品・玩具は、MDA/MAI スキームに基

づく優先(Priority)部門として取り扱う。この部門

からの輸出促進のため、MAI/MDA スキームに基

づき、特定の資金を割り当てる。

(c) スポーツ用品・玩具に関連する申請は、DGFT によ

るファスト・トラック(fast track)通関手続きの対

象とみなす。

(d) スポーツ用品・玩具は、特別の特定品目として取り

扱われ、より高いインセンティブが得られる。

(xii) 環境に優しい製品・技術

インドは、環境に優しい製品・技術の生産・輸出の中心

地になることを目指す。この目標を成し遂げるため、輸

出用の当該製品・技術の開発および製造を推進する特別

なイニシアチブをとる。手始めとして「輸送、太陽光や

風力による発電、および FTP 第 3 章の報奨スキーム

(Reward Schemes)に基づいて奨励されることが通知さ

れた他の製品」に関連する品目に焦点をあてる。

(xiii) インド北東部からの輸出に対するインセンティブ

インド北東部諸州からの製品輸出を促進するため、FTP

第 3 章の報奨スキーム(Reward Schemes)に基づき、こ

の地域の通告製品を奨励する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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第1章 C

商工省商務局貿易委員会

貿易委員会 1C.1 商工省商務局貿易委員会(以下、BOT)は、外国貿易

(Foreign Trade)に関連する該当問題に関し政府に助言す

るという明確かつ動的な役割を有する。

委任事項 1C.2 BOT は、以下の権限を有する。

I 国家および国際的な経済シナリオを踏まえた、輸出

を増加させるための短期計画・長期計画の作成・实

施を目的とする政策措置に関し、政府に助言する

II さまざまな部門の輸出实績を再検討し、制約事項を

特定し、輸出所得を最適化するため業界別の具体的

措置を提案する

III 輸出入に関する既存の制度的枠組を検討し、所期の

目標を達成するよう、さらなる合理化を進めるため

实務的な措置を提案する

IV 輸出入の政策手段・手続きを再検討し、最適利用の

ため当該スキームを合理化し、方向性を定めるため

の措置を提案する

V インドの外国貿易促進に関連すると思われる問題を

調査し、インドの物品・サービスの国際的競争力を

高める VI 上記目的の促進のため、研究を委託する。

構成 1C.3 BOT の委員長は商工相(Commerce & Industry Minister)が

つとめる。政府は委員を 25 名まで指名するが、うち尐な

くとも 10 名は貿易政策の専門家でなければならない。そ

れに加えて、認定された EPC 会長、商工会議所(National

Chambers of Commerce)所長または事務局長が職権上の委

員をつとめる。BOT は四半期に 1 回以上、委員会を開催

する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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第 2 章

輸出入に関する一般規定

規制対象外の輸出

入は制限せず

2.1 FTP または他のあらゆる現行法で規制される品目を除

き、輸出入は自由とする。品目別輸出入政策は商工省商

務局外国貿易部(DGFT)が公表するインド貿易分類(統

一システム)輸出入品目分類(ITC (HS))に明記し、適

宜、修正される。

コートジボワール共和国からのダイヤモンド原石の輸入

は、国連安全保障理事会決議(United Nations Security

Council Resolution:UNSCR)1643 (2005) 第 6 項に基づき

禁止する。

ベネズエラを相手国とするダイヤモンド原石(HS コード

710210, 710221, 710231)の輸出入は、ベネズエラによる

キンバリー・プロセス証明制度(Kimberley Process

Certification Scheme:KPCS)からの自発的な離脱を受け

て禁止する。ベネズエラを相手国とするダイヤモンド原

石の輸出入に関するいかなるキンバリー・プロセス証明

書も、受理/承認/発行されない。

2.1.1 イラクを相手国とする武器および関連物資の輸出入を禁

止する。

2.1.2 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を相手国とする下記

品目の輸出入は、北朝鮮産品か否か、また直接貿易もし

くは間接貿易かを問わず禁止する。

北朝鮮の核関連、弾道ミサイル関連またはその他の大量

破壊兵器関連の計画に資する可能性があるとして、国連

安全保障理事会文書 S/2006/814、S/2006/815、S/2006/853

の表に定められたすべての品目、資材、機材、物品およ

び技術。

2.1.3 下記に掲載するイランの核濃縮関連・再処理・重水関連

活動、または核兵器運搬システムの開発に資する可能性

のあるすべての品目、資材、機材、物品および技術は、

イラン産品か否か、また直接貿易もしくは間接貿易かを

問わず輸出入を禁止する。

i) 国連安全保障理事会文書 S/2006/814 における

INFCIRC/254/Rev8/Part I の第 B.2 条から B.7 条におい

て指定されたもの、ならびに「軽水炉用である場合

には B.1 により指定された装置」「原子炉用に組み立

てられた核燃料に組み込まれている場合には A.1.2

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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により指定された低濃縮ウラン」の供給・販売・譲

渡を除く S/2006/814 における INFCIRC/254/Rev8/Part

I の A.I と B.I において指定されたもの

ii) Category II の 19.A.3 において指定されたものの供

給・販売・譲渡を除く、国連安全保障理事会文書

S/2006/815 において指定されたもの

上記の国連安全保障理事会文書は DGFT のウェブサイト

からアクセスできる。

法令遵守 2.2 すべての輸出者・輸入者は、FT (D&R) Act の各条、同法

に基づく規則・命令、FTP、ならびに当該輸出入者に与

えられた許可証の条件に従わなければならない。輸入品

目はすべて、国内産品に適用される国内法、規則、命令、

条例、技術仕様、環境および安全基準にも遵守しなけれ

ばならない。いかなるダイヤモンド原石の輸出入も、宝

石・宝飾品の輸出促進協議会(Gem and Jewellery Export

Promotion Council of India:GJEPC)が指定するキンバリ

ー・プロセス証明書が添付されていなければ許可されな

い。

政策の解釈 2.3 FTP 各条、ITC (HS) 、HBP vl、HBP v2、もしくは関税受

給パスブック(以下、DEPB)払戻しレート一覧表の各項

の解釈について質問や疑義(内容、範囲またはそれらに

基づく許可証の発行も含む)が生じた場合は、DGFT に

照会するものとする。DGFT の判断は最終的かつ拘束力

のあるものとする。

手続き 2.4 DGFT は、FT (D&R) Act、同法に基づく規則・命令、お

よび FTP の各条の施行を目的として、各輸出入者または

許認可機関その他の管轄官庁によって遵守されるべき手

続きを指定できる。当該手続きは官報により公告され、

同様の方法で適宜修正される。

政策/手続きの免

2.5 DGFT は、貿易上、履行不可能かつ悪影響があるとして、

妥当かつ適切と判断した場合には、当該命令の見送り、

あるいは緩和・救済措置を講ずることができる。

DGFT は、公益の観点から、個人、ある階級またはある

区分の者を FTP 条項や手続きから免除し、あるいはかか

る例外を認めると同時に妥当と判断する条件を課すこと

ができる。かかる要請は、下記委員会に諮問後に限り、

検討できる。

番号 内容 委員会

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(i) 全スキーム下の製品規格の

決定/修正

規格委員会

(ii) 資本財(CG)と輸出促進の

ための資本財輸入(EPCG)

スキーム下の優遇措置との

関係

輸出促進資

本財輸入委

員会

(iii) その他の全問題 政策緩和

委員会

(PRC)

制限の原則 2.6 DGFT は、通達により、以下のために必要な措置を採用

し、实施できる。

I 公衆道徳の保護

ii 人間・動植物の生命・衛生の保護

iii 特許・商標・著作権の保護、および欺瞞的な行為の

防止

iv 収容労働利用の防止

v 芸術的、歴史的、考古学的価値のある国宝の保護

vi 有限天然資源の保護

vii 核分裂性物質またはそれに由来する物質の貿易の

保護、および

viii 武器、弾薬、軍器の売買の防止。

規制品目 2.7 ITC (HS) に基づき輸出入が制限されている品目は、認可

ないしそれに関連した公示による場合に限り、輸出入で

きる。

ラ イ セ ン ス

(license)/証明書

(Certificate)/許

可(Permission)/

認 可

(Authorisation)の

条件

2.8 すべての認可は有効と定められた期間において効力を有

し、RA が指定する条件を含むものとする。条件には以下

のものがある。

(a) 物品の量、説明、価格

(b) 实利用者(Actual User)条件

(c) 輸出義務

(d) 達成すべき価値付加、および

(e) 輸出/輸入の最低価格

認可/免許/証明

書/許可は権利と

ならない

2.9 いかなる者も認可(Authorization)を権利として主張して

はならず、DGFT ないし RA は、FT (D&R) Act の各条、

FT (D&R) Act に基づく規則(Rules)ならびに FTP に基づ

き、当該認可の付与または更新を拒否する権限を有する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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罰則 2.10 認可取得者が、当該認可の条件に違反した場合ないし輸

出義務(export obligation:EO)を遂行しない場合、その

者は、FT (D&R) Act、FT (D&R) Act に基づく規則・命令、

FTP、その時点で有効なその他の法律に従い、その責を

負うものとする。

国営貿易 2.11 国営貿易企業(以下、STE)に輸出入の独占権または特

権が与えられている物品は、ITC (HS) に指定された条件

により STE が輸出入を行う。ただし、DGFT はこれらの

物品の輸出入について、他の者に認可を与えることがで

きる。

STE は、価格、品質、利用可能性、市場性、輸送、およ

びその他の売買条件などの営利的条件に基づく場合に限

定し、輸出入に伴う売買を非差別的な手段で行うものと

し、競合する他国の企業に対し、伝統的な商慣習に基づ

き、かかる売買に参加するための十分な機会を与える。

輸入業者・輸出業者

コード番号

2.12 輸入業者・輸出業者コード(以下、IEC)番号のない者は、

特に免除されている場合を除き、輸出入をしてはならな

い。IEC 番号は、申請により、HBP v1 で指定される手続

きに基づき管轄官庁(competent authority)が付与する。

近隣諸国との貿易 2.13 DGFT は、近隣諸国との貿易を促進し経済的結びつきを

強化するために必要な指示または枠組計画を出すことが

できる。

輸送手段 2.14 インドに隣接する諸国とインド間の物品輸送は、インド

とそれらの諸国との間で締結された二国間条約に基づき

規 制 さ れ るも の とし 、 各 国 際条 約 ( International

Conventions)に基づき DGFT が定める制約を免れない。

債務返済契約に基

づくロシアとの貿

2.15 債務返済契約(Debt Repayment Agreement)に基づく対ロ

シア貿易の場合、DGFT は必要な指示または枠組計画を

出すことができる。FTP のいかなる定めも、それが当該

指示または計画と矛盾している場合には適用しないもの

とする。

实利用者条件 2.16 制限なく輸入が可能な資本財、原材料、中間材、構成材、

消耗品、予備品、部品、付属品、道具、その他の物品は、

いかなる者も輸入できる。

ただし、当該輸入が認可を要する場合、RA から实利用者

条件が特に免除されている場合を除き、实利用者のみが

当該物品を輸入できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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中古品 2.17 中古資本財を除くすべての中古品(second hand goods)は

輸入を制限される。FTP 各条、ITC (HS)、HBP v1、これ

に関して出される公示(Public Notice)または認可に基づ

く場合に限り輸入できる。

修理調整/再生された予備品などの中古資本財は、自由

に輸入できる。ただし中古パソコン/ノート型パソコン、

コピー機、エアコン、ディーゼル発電セットは、免許が

ある場合に限る。

再製品化された物品は、免許がある場合に限り輸入でき

る。

経済特区でのスク

ラップ/廃棄物

2.17A 経済特区企業(SEZ Unit)/開発業者(Developer)/共

同開発業者(Co-developer)による製造・加工中に生じる、

あらゆる形態の金属廃棄物・スクラップなどの廃棄物・ス

クラップ・残余物は、適用される関税(Customs Duty)

を支払えば、国内一般関税地域(以下、DTA)内で自由

に処分できる。

サンプルの輸入 2.18 サンプルの輸入には、HBP v1 を適用する。

贈答品の輸入 2.19 贈答品は、FTP に基づき自由に輸入できるものである場

合には輸入を許可する。そうでない場合、DGFT は通関

許可証(以下、CCP)を要求する。

旅実手荷物 2.20 疑いようのない家庭用品および身の回り品は、財務省

(Ministry of Finance)が公表する手荷物法(Baggage

Rules)およびそれに基づく条件に従い、旅実手荷物とし

て輸入できる。

その他 FTP に基づき自由に輸入できる品目のサンプル

も、認可なしで旅実手荷物として輸入できる。

外国出身の輸出者も、輸出に必要な図面、型、ラベル、

値札、ボタン、ベルト、仕上げ飾りおよび装飾を、認可

なしで旅実手荷物として輸入できる。

輸出を前提とした

輸入

2.21 自由に輸出できる新品または中古の資本財、機器、構成

材、部品および付属品、輸出用の物品包装容器、ジグ、

備品、金型、鋳型は、関税当局(Customs Authorities)へ

の法定保証(以下、LUT)/銀行保証(以下、BG)の成

立に関する認可なしで、輸出用として輸入できる。

海外で修理された

物品の再輸入

2.22 資本財、機器、構成材、部品および付属品は、輸入か国

産かを問わず、ITC (HS) に基づき制限されるものを除

き、修理、試験、品質改善、または技術の向上・標準化

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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のため海外へ送り、認可なしで再輸入できる。

海外のプロジェク

トで使用した物品

の輸入

2.23 海外でのプロジェクト完了後、プロジェクト請負業者は

資本財など使用済みの物品を、1 年以上使用したことを

条件に、認可なしで輸入できる。

外洋での販売 2.24 インドへ輸入を目的とした公海上での物品販売は、FTP

またはその他有効な法律の範囲内で行うことができる。

リース金融に基づ

く輸入

2.25 リース金融に基づく資本財の輸入には、RA の認可を要し

ない。

物品の税関通過 2.26 既に事前に輸入/船積み/到着済みであるが、まだ税関

を通過していない物品も、その後に出される認可をもっ

て通関できる。

銀行保証/法定保

証の作成

2.27 免税輸入が認められる場合は常に、特段の記載があれば

その都度、輸入者は物品の通関前に関税当局と規定され

た LUT/BG/保証書(Bond)を作成するものとする。

国内調達の場合、認可取得者は、HBP v1 に規定される国

内の供給業者/指定機関から資材を調達する前に、関係

RA に LUT/BG/保証書を提出する。

輸入のための民間

/公共保税倉庫

2.28 民間(Private)/公共保税倉庫は、財務省歳入局(以下、

DoR)が発行する通達の条件に従い、DTA に設置できる。

いかなる者も、禁止品目、武器・弾薬、有害廃棄物・化

学物質を除き、物品を輸入し、それらをかかる保税倉庫

に預けることができる。

当該物品は、必要な場合、FTP 各条に従い、認可をもっ

て、国内消費のために通関できる。該当する関税は、当

該物品の通関時に支払う。

当該物品を、1 年以内または税関当局が許可する延長期

間内に、国内消費のため通関しない場合、当該物品の輸

入者は、その物品を再輸出するものとする。

自由な輸出 2.29 すべての物品は、ITC (HS) または FTP のその他条項もし

くはその時点で有効なその他の法により輸出が規制され

る範囲を除き、制限なく自由に輸出できる。

ただし、DGFT は公示により条件を指定することができ、

これに基づき、ITC (HS) に含まれていない物品を認可な

く輸出できる。

サンプルの輸出 2.30 サンプルおよび無料の物品の輸出には、HBP v1 各条が適

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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用される。

旅実手荷物の輸出 2.31 疑いようのない手回り品は、旅実が携行、もしくは旅実

のインド出国前後 1 年以内に輸出できる。ただし、ITC

(HS) で制限されている品目は、認可を要する。公務で国

外へ赴くインド政府職員は、自己の手回り品、食品(自

由、規制品、禁止品を問わず)を、厳密な意味で自己の

個人消費に限定して持ち運ぶことができる。

贈答品の輸出 2.32 食用品目も含め、1 年(ライセンス年)に 50 万ルピーを

超えない価額の物品は、贈答品として輸出できる。

ただし、ITC (HS) において輸出が制限されている品目

は、認可なく贈答品として輸出してはならない。

予備品の輸出 2.33 プラント、機器、機械、自動車、またはその他の物品の

保証予備品(国産か輸入品かを問わない)は、(ITC (HS)

で制限されているものを除き)本体機器に附属して、ま

たは後送にて輸出できる。ただし、インド準備銀行(以

下、RBI)の承認を条件とし、なおかつ当該物品の契約保

証期間内に限る。

第三者輸出 2.34 第 9 章で定義する第三者輸出は、FTP に基づき認可する。

輸入品目の輸出 2.35 FTP に基づき輸入された物品は、同じ形態、または实質

的に同じ形態で、認可なしで輸出できる。ただし、輸出

入するその品目が、ITC (HS) で輸出入制限されていない

ことを条件とする。

自由に交換可能な通貨の支払いで輸入した物品は、自由

に交換可能な通貨の支払いで輸出することを認可する。

2.36 輸入制限(禁止品目を除く)と記載されている品目など

の物品は、輸出のための保税(Customs Bond)に基づき、

自由に交換可能な通貨で、認可なしで輸入できる。ただ

し、その品目が、ITC (HS) 別表 II に基づき必要とされる

条件(conditionality)/ライセンス要件/認可なしで自由

に輸出できることを条件とする。

2.36 A 皮(Hides, Skins)、半仕上げの皮革は、DTA での販売を

目的として、公共保税倉庫内に輸入でき、売れ残った品

は、該当輸出税の 50%で、当該保税倉庫から再輸出でき

る。ただし、この便宜は、民間保税倉庫(Private Bonded

warehouse)になされた輸入には認めない。

交換品の輸出 2.37 輸出された物品またはその部品に欠陥・損傷があった場

合もしくは使用に適していなかった場合、輸出者は無料

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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で交換でき、当該物品は税関当局から通関を許可される

ものとする。ただし、その交換品が、ITC (HS) の輸出規

制品目でないことを条件とする。

修理済みの物品の

輸出

2.38 輸出された物品またはその部品(ITC (HS) で制限されて

いるものを除く)に欠陥・損傷があった場合もしくは使

用に適していなかった場合、これを輸入して修理した上

で再輸出できる。

かかる物品は、認可なしで、および税関の通達に基づき、

通関を許可されるものとする。

輸出のための民間

保税倉庫

2.39 輸出に限定した民間保税倉庫は、DoR が示す通達の条件

に従い、DTA 内に設置できる。

かかる倉庫は、関税支払いなしで、国内の製造業者から

物品を調達する権利を有する。国内の供給業者から当該

通達の倉庫へなされる供給は、支払いが自由な外国為替

で行われることを条件として、物理的輸出として取り扱

う。

輸出契約の貨幣卖

2.40 すべての輸出契約および送り状は、自由に交換可能な通

貨かインドルピーのいずれかで表示し、輸出収益は、自

由に交換可能な通貨で現金化するものとする。

ただし、特定の輸出に伴う収益は、アジア清算同盟(以

下、ACU)の加盟国、ネパール、またはブータン以外の

国にある非居住者銀行の自由に交換可能な先方勘定

(Vostro account)によることを条件として、ルピーでも

現金化できる。さらに、先方勘定を通じたルピーの支払

いは、買主が買主の非居住者銀行口座に有する自由な外

貨での支払いでなければならない。買主が、この取引の

ため、自己の非居住者銀行へ送金する自由な外国為替(銀

行手数料控除後)は、FTP の輸出振興スキームに基づく

輸出とみなす。

契約(ACU を通じて支払いを受けるもの)は、ACU ド

ル建てとする。中央政府(Central Government)は、適切

と思われる場合、本項の規定を緩和できる。輸出契約お

よび送り状は、輸出入銀行(EXIM Bank)/インド政府

のクレジットライン(line of credit)について、インドル

ピーで表示できる。

輸出収益金の現金

2.41 RBI が指定する期間内に、輸出者が輸出収益を現金化で

きない場合、その輸出者は、有効な法に基づく責任また

は罰則に影響を与えることなく、FT (D&R) Act 各条、FT

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

22

(D&R) Act に基づく規則・命令、FTP に基づく法的措置

を受ける。

輸出品の自由な動

2.42 中央政府/州政府(State Government)の機関は、いかな

る理由があっても、輸出用品目の委託貨物を保留・遅延

してはならない。疑義がある場合、関係当局は、輸出者

に保証を要求できる。

在庫の差押えの禁

2.42.1 いかなる機関も、製造および輸出の納期予定を混乱させ

るために、在庫を差し押えてはならない。例外的に関係

機関は、推定的証拠(prima facie evidence)をもって在庫

を差し押さえることができる。ただし、かかる差し押え

は、7 日以内に解除すべきである。

輸出促進協議会 2.43 EPC は、インドの輸出を促進し、発展させることが基本

的な目的である。各協議会は、HBP v1 に定められた特定

グループの製品、プロジェクト、サービスの促進につき、

責を負う。

登録証兼会員証 2.44 以下のいずれかを申請する者は、

(i) 輸出入の認可(規制品目として ITC (HS) に記載さ

れている品目を除く)

(ii) FTP に基づくその他の優遇措置もしくは利権

HBP v1 で指定される手続きに従い、管轄官庁が交付する

登録証兼会員証(以下、RCMC)を提出しなければなら

ない。ただし、FTP に基づき特に免除されている場合を

除く。

商工省商務局香辛料局(Spices Board)が発行する香辛料

輸出者登録証明書(Certificate of Registration as Exporter of

Spices:CRES)は、本政策において RCMC として取り扱

う。

電 子 デ ー タ 交 換

( Electronic Data

Interchange:EDI)

による貿易の円滑

2.45 政府は、国際的なベストプラクティスを利用して、貿易

書類の大幅な簡素化、標準化、統一化に向け努力してい

る。その第一段階として、DGFT は税関や銀行など他の

地域社会パートナーとの合意済みプロトコルおよびメッ

セージ交換に基づき、文書の電子申告・検索・認証に向

けた自動化環境を推進する。

商工省通商情報統

計局商業貿易デー

2.45.1 利用者が商業上の意思決定をより専門的に行なえるた

め、商工省通商情報統計局(Director General, Commercial

Intelligence & Statistics)(以下、DGCI&S)の貿易データ

が、商業的な基準で、問い合わせベースで体系化された

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

23

フォーマットにより、最低限のタイムラグで利用できる

ようにする。

FEDI インセンティ

ブ導入を促進する

ための財政的イン

センティブ

2.45.2 情報技術の利用を促進する目的で、DGFT はユーザーコ

ミュニティに対し財政的インセンティブを提供する。デ

ジタル署名された申請で、または/および申請料が電子

資金決済(以下、EFT)で電子的に支払われる場合、申

請料の控除(Deductions in Application Fee)を認める。詳

細は HBP v1 に記載する。

輸出義務不履行お

よび決済委員会を

通じた関税・利子の

決済

2.46 経営不振な企業の吸収合併、買収、再建の促進も含め、

不可抗力によって FTP に基づく不履行をなした法人を援

助するため、財務省中央物品税関税局(以下、CBEC)の

決済委員会(Settlement Commission)に、かかる事例を決

済する権限を与え、2005 年 4 月 1 日に発効することを決

定した。

文書要件の緩和 2.47 国際貿易のための共通文書(Single Common Document:

SCD)の最終決定まで、輸出入を扱う政府の部局

(Government Departments)は、船積み送り状(以下、S/B)、

銀行換金証明書(以下、BRC)、包装明細書(Packing list)、

船荷証券(bill of lading)等輸出書類の検証に基づき、他

の政府部局(Government Departments)が発行した認可を

尊重し、これらの書類の新規提出を求めない。

国内一般関税地域

におけるサービス

税の免除/減免

2.48 DTA 内の企業および輸出志向型企業(以下、EOU)/エ

レクトロニクス・ハードウェア・テクノロジーパーク(以

下、EHTP)/ソフトウェア・テクノロジーパーク(以下、

STP)/バイオ・テクノロジーパーク(以下、BTP)内の

企業が輸出するすべての物品およびサービスについて、

HBP v1 第 4 章に規定する手続きにより、輸出に関連して

課されるサービス税の免除/減免を認める。

経済特区でのサー

ビス税の免除

2.48.1 経済特区(以下、SEZ)内の企業は、サービス税を免除

される。

外国で受けたサー

ビスに関するサー

ビス税の免除

2.48.2 インドから輸出されたすべての物品およびサービス、外

国で受けた/提供されたサービスは、場所にかかわらず、

サービス税を免除する。

苦情救済

輸入者/輸出者の

推 進 役 と し て のDGFT

2.49 DGFT は輸出入の推進役の役割を果たす責務を有する。

公平で透明性のある、説明可能な運搬システムに依拠し

たグッド・ガバナンスに重点を置く。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

24

市民憲章 2.49.1 DGFT は顧実にサービスを提供するためのタイム・スケ

ジュール、および異なるレベルの苦情委員会の詳細を記

載した市民憲章(Citizen’s Charter)の適用を始める。

苦情救済委員会 2.49.2 貿易および産業に関する苦情を迅速に処理するため、新

たな苦情救済組織となる苦情救済委員会(Grievance

Redressal Committee:GRC)を政府決議(Government

Resolution)により設置した。

政府は 2004 年 10 月 27 日付で創設した苦情救済委員会に

おいて、過去の政策期間に関連する未解決の問題・紛争

のすべてを解決するよう尽力し、遅延の容認、善良な事

例においては輸出者による違反事例の正規化、受給に関

する紛争の解決、認可活用のための延長許可を行う。

腐りやすい農産物

の輸出

2.5 取引および取扱手数料を削減するため、腐りやすい農産

物の輸出を援助する卖一窓口システムを導入した。この

システムには、ニューデリーの農産物輸出振興局

( Agricultural and Processed Food Products Export

Development Authority:APEDA)により認定された多機

能の中核機関の創設を伴う。詳細な手続きは、HBP v1 付

属書 40 で告示した。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

25

第 3 章

促進策

商務局の促進策

輸出インフラ開発

のための州に対す

る援助および連携

活動

3.1 輸出インフラ開発のための州に対する援助および連携

活動(以下、ASIDE)スキームは、輸出の展開および

成長のための適切なインフラを構築するするよう州政

府(States Governments)を援助することによって、州

が輸出努力に関与するよう策定されている。本スキー

ムは、商工省商務局(以下、DoC)が管理する。

スキームの目的は、州政府(States Governments)に対

し輸出实績に基づいて財政援助することで、輸出の成

長に不可欠なインフラの資金調達に参加するよう、州

政府を促す仕組みを構築することにある。

輸出用のインフラ開発を目的とした活動は、このスキ

ームから資金調達できる。ただし、当該活動が、圧倒

的な輸出量を有すること、およびそれらの輸出との関

連が十分に確立していることを条件とする。スキーム

に基づき資金の割当を認可され、活用できるようにな

るための特定の目的とは、以下のとおりである。

■ 新たな輸出促進工業団地/輸出促進地区(Export

Promotion Industrial Parks:EPIP/SEZ/農業関連産

業区域(Agri Business Zones))の創設、および既存

区域における施設拡大

■ 輸出会議におけるエレクトロニクス、その他関連イ

ンフラの設置

■ SEZ 設置などのインフラ・プロジェクトへの資本参

■ 輸出促進工業団地(EPIP)/輸出促進地区(EPZ)

/SEZ の資本支出の要件に適合すること

■ 生産中心地と港とを結ぶ道路、インランド・コンテ

ナ・デポ(以下、ICD)およびコンテナ・フレート・

ステーション(Container Freight Stations)の設置な

ど、補完的インフラの開発

■ 変圧器の増設および輸出生産中心地等の独立集中

化による電力供給の安定化

■ 輸出用の小さな港および桟橋の開発

■ 共同廃水処理(Common Effluent Treatment)施設設

置のための援助

■ DoC が通告するその他活動

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

26

ASIDE スキームの詳細は、以下で入手できる:

http://www.commerce.nic.in または、http://www.commerce.gov.in

市場アクセス・イニ

シアチブ(MAI)

3.2 MAI スキームに基づき、特定国、特定品目ベースで、

輸出促進活動のための財政援助を行う。本財政援助を

利用できるのは、輸出促進協議会(EPC)、産業貿易

協会(Industry and Trade Associations:ITA)、州政府の

機関(Agencies of State Government)、海外のインド通

商使節団(以下、ICM)、および通告するその他の国

家レベルの公共機関/適格な法的組織である。

MAI スキームに基づき、あらゆる種類の活動に資金供

給を受けることができる。下記はその活動例である

i. 市場研究/調査

ii. ショールーム/倉庫の設置

iii. 国際見本市への参加

iv. 国際的な百貨店での展示

v. 宠伝活動

vi. ブランドの確立

vii. 買い手国での法的要件を満たした医薬品の登録

料および臨床試験实施のための費用の払戻し

viii. 外国でのエンジニアリング製品の試験料

ix. 反ダンピング(Anti Dumping)訴訟等に異議を唱

えるための援助。

これらの輸出促進活動は、活動および实施機関次第で

総費用の 25%~100%の範囲の財政援助を政府から受

けることができる。ガイドラインの全文は、以下で入

手できる:http://commerce.nic.in

市 場 開 拓 支 援

(MDA)

3.3 MDA スキームに基づき、承認済みの年間活動計画を前

提として、EPC および貿易振興局(Trade Promotion

Organizations)が实施する輸出促進活動の範囲につき財

政援助する。本スキームは DoC が管理する。援助には、

下記のような活動への参加が含まれる。

i. 外国またはインドでの見本市および買主・売主の

会合

ii. 輸出促進セミナー

iii. 重点地域すなわちラテンアメリカ、アフリカ、独

立国家共同体(以下、CIS)地域、ASEAN 諸国、

オーストラリアおよびニュージーランドへ渡航

する輸出者は、渡航補助金の財政援助を利用でき

る。その他の地域では、渡航補助金なしの財政援

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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助が利用できる。

MDA 援助は、MDA ガイドラインに示す年間輸出売上

高を上回る輸出者が利用できる。ガイドラインの全文

は以下で入手できる:http://commerce.nic.in

貿易関連事項にお

ける買い手国での

法令遵守のための

費用支払い

3.4 DoC は、買い手国での法的要件を満たすための料金/

費用を払い戻す。これにはEPCの提言に関する医薬品、

バイオテクノロジー製品、農薬製品の製品登録のため

の登録料を含む。DoC の MAI スキームに基づくインド

原産の特定製品に関する制限/反ダンピング義務等に

ついて、外国での訴訟に対する異議申し立てについて

も財政援助を受けることができる。

輸出優良商業地区

(TEE)

3.5 インドの輸出に大いに貢献する活動的な産業集団とし

て、多くの商業地区が誕生している。こうした商業地

区が、可能性を最大限に活かし、バリュー・チェーン

において上昇を続け、新市場を開拓できるようにする

ため、これらの産業集団に認定を与える必要がある。

輸出成長の将来性に基づき、75 億ルピー以上の商品を

生産している商業地区を、輸出優良商業地区(以下、

TEE)として通知する。ただし、手織(Handloom)、

手工芸品(Handicraft)、農業(Agriculture)、および

漁業(Fisheries)部門の輸出優良商業地区(TEE)は、

選択の基準額をが 15 億ルピーとする。

(i) 企業の公認協会に対し、MAI スキームに基づき、

マーケティング、能力開発、および技術サービス

のための輸出促進プロジェクトについて、優先順

に財政援助を行う。

(ii) これら地域の一般サービス提供業者(Common

Service Providers)は、EPCG スキームの権利を有

する。

(iii) TEE 内から受けるプロジェクトには、ASIDE に基

づく財政援助のため、州レベル輸出促進委員会

(SLEPC)が優先権を与えるものとする。

通知した TEE を、HBP v1 付属書 7 に記載する。

ブランドの確立お

よび品質

3.6 IBEF(当初、インディア・ブランド・エクイティ・フ

ァンド(India Brand Equity Fund)と呼ばれ、後にイン

ド・ブランド・エクイティ基金(India Brand Equity

Foundation:IBEF)と改名される)は、1996 年 7 月 11

日付、商工省(Ministry of Commerce)により海外の市

場で「メイド・イン・インディア(Made in India)」ラ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

28

ベルを促進し、国際的な認識を構築することを第一目

標として設立された。IBEF の目的は、全世界的にイン

ド経済に対する良好な認識を持たせることで、インド

をビジネス機会として推進すること、およびインドの

事業見通しを効果的に提示し、グローバル化した市場

において事業提携を活用することにある。

DoC は、国家レベルの機関および EPC に対し、品質向

上のための能力開発を目的として資金を提供し、輸出

者のスキル向上のための教育訓練プログラムを体系

化し、DoC の MAI スキームに定める品質向上、不良品

の削減、製品改善等を目指す。

品質試験場 3.7 中央政府(Central Government)は、国際標準に見合う

ようにするため、品質試験場(Test Houses)および検

査機関の近代化および能力向上を支援する。

DGFT における推進策

品質の苦情/紛争 3.8 当該部局(Directorate)の地方事務所(Regional Offices)

に設置された品質苦情に関する地域の小委員会(以下、

RSCQC)は、国外の買主から受けた品質に関する苦情

を調査する。とりわけ品質苦情、および全般的なその

他の苦情解決のためのガイドラインは、HBP v1 付属書

16 に記載している。

貿易関係に影響を

及ぼす貿易紛争

3.9 輸出入において以下の事態が発生したと DGFT の知る

ところとなった場合、または DGFT がそのように確信

する理由がある場合には、

(i) 他国とインドとの貿易関係を重大に損なう

(ii) および/または、輸出入に従事する他者の利益を

重大に損なう

(iii) および/または、国に悪評をもたらした

DGFT は、FT (D&R) Act、FT (D&R) Act に基づく規則・

命令、および FTP に基づき、かかる輸出者または輸入

者に対して法的措置を講じることができる。

3.10 エクスポートハウス(EXPORT HOUSES:EH)およ

びトレーディングハウス(TRADING HOUSES:TH)

エクスポートハウ

スおよびトレーデ

ィングハウスのス

テータスの適格性

3.10.1 商人(Merchant)ならびに輸出業務を行う製造業者

(Manufacturer Exporters)、サービス提供業者(Service

Providers)、EOU、および、SEZ、農産物輸出ゾーン

(以下、AEZ)、EHTP、STP、BTP に所在する企業(Units)

は、ステータスの資格を有するものとする。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

29

ステータスの区分 3.10.2 下表に則して申請者を分類する。数値は本年まで 4 年

間の合計 FOB(みなし輸出については FOR)輸出实績

で、各区分の最低額を示す。エクスポートハウスのス

テータスについては、4 年(本年と前年までの 3 年間)

のうち尐なくとも 2 年間の輸出实績を要する。

ステータス区分 輸出实績FOB/FOR価格

(千万ルピー)

エクスポートハウス 20

スター・エクスポートハ

ウス(Star Export House:

以下、SEH)

100

トレーディングハウス 500

スター・トレーディング

ハ ウ ス ( Star Trading

House:以下、STH)

2500

プレミア・トレーディン

グハウス(Premier Trading

House:以下、PTH)

7500

ステータス付与の

ための二倍加重お

よびその他の条件

3.10.3 (i) 小規模企業(以下、SSI)/零細部門(Tiny Sector)

/家内工業部門(Cottage Sector)の輸出者、カー

ディ・村落工業委員会(KVIC)/カーディ・村

落工業局(KVIB)で登録されている企業、北東

部諸州、シッキムおよびジャム・カシミールに位

置する企業、手織/手工芸品/手織段通またはシ

ルクカーペットを輸出する企業、ラテンアメリカ

/CIS/付属書 9 に記載されるサハラ以单のアフ

リカの諸国へ輸出する輸出者、HBP v1 付属書 6

に記載される機関から与えられた ISO 9000 シリ

ーズ/ISO 14000 シリーズ/世界保健機構適正製

造基準(以下、WHOGMP)/危害分析重要管理

点方式(以下、HACCP)/ソフトウェア・エン

ジニアリング研究所が開発した能力成熟度モデ

ル(以下、SEI CMM)レベル-II 以上のステータ

スを有する企業、サービスの輸出および農産物の

輸出は、ステータス付与のために行われる輸出の

計算に関し、二倍加重(double weightage)の権利

を有するものとする。二倍加重は、商人および輸

出業務を行う製造業者にも認めるものとする。た

だし、上記区分のいずれにおいても、船積みが二

倍加重を受けられるのは 1 回のみである。

(ii) 輸出实績をある者から他者へ譲渡することは認

めない。よって、輸出売上高の数量確認について、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

30

権利不要求制度は認めないものとする。

(iii) 再輸出ベースで行われる輸出は实績に含めない。

(iv) 有限会社の子会社が行う輸出は、有限会社が子会

社の過半数株を保有する場合に限り、有限会社の

輸出实績に含む。

エクスポートハウ

ス・トレーディング

ハウスの許認可取

得者の特権

3.10.4 許認可取得者(Status Holder)は、以下の特権を得る資

格を有する。

(i) 輸出入両方について、自己申告ベースでの認可お

よび通関

(ii) 優先順位に関するインプット・アウトプット規則

(Input-Output norm)の 60 日以内の決定

(iii) 銀行を通じた文書の強制的な交渉の免除。ただ

し、送金(Remittance)/領収書(Receipts)は、

銀行ルートを通じて受領すること。

(iv) 外国為替を輸出者外貨預金(Exchange Earners’

Forein Currency Account:EEFC)口座で 100%保有

(v) FTP に基づくスキームにおいて BG 提出の免除

(vi) SEH 以上の会社には、DoR のガイドラインに従

い、輸出用倉庫(Export Warehouses)を設置する

ことを許可する。

(vii) 許認可取得者について、認定クライアント・プロ

グラム(ACP)ステータスの授与に関する決定は、

税関(Customs)の申請受理から 30 日以内に、税

関から連絡するものとする。

(viii) PTH について、オプションとして、EPCG スキー

ムに基づく輸出の基準額は、3 年ではなく、直前

5 年間における輸出实績の卖純平均とする。

(ix) 指定部門の許認可取得者は、FTP 第 3.16 項に基づ

く許認可取得者インセンティブ証(Status Holder

Incentive Scrip)の資格を有する。

(x) 農業部門(Agri. Sector)の許認可取得者(チャプ

ター1~24)は、FTP 第 3.13.4 項の VKGUY に基

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

31

づき農業インフラ・インセンティブ証(Agri.

Infrastructure Incentive Scrip)の資格を有する。

3.11 サービスの輸出

サービスの輸出 3.11 .1 サービスには、サービスの貿易に関する一般協定(以

下、GATS)に規定する 161 の貿易可能なサービスのす

べてを含み、当該サービスの支払いは自由な外国為替

で受領する。サービスの一覧は、HBP v1 付属書 10 に

記載する。

本政策のすべての条項は、物品に適用されるように、

サービスの輸出にも準用する。

サービス提供業者

のための登録書兼

会員証

3.11 .2 ソフトウェアの輸出者は、エレクトロニクス・ソフト

ウェア EPC に登録すること。HBP v1 付属書 2 の通し

番号 34 に記載される 15 の特定サービスの輸出者は、

サービス EPC に登録すること。その他のサービスの輸

出者は、インド輸出機関連合(以下、FIEO)に登録す

ること。

共同利用施設 3.11 .3 政府は、国内ベースのサービス提供業者の使用に供す

るため、特に州(State)および地区(District)レベル

の商業地区でのエンジニアリング・建築設計

(Engineering & Architectural Design)、マルチメディア

操作(Multi-media operations)、ソフトウェア開発業者

(Software developers)等のような分野において、共同

利用施設(Common Facility Centres)の設立を促進し、

莫大な数の在宅専門家をサービス輸出の場へ集結す

る。

DGFT における報奨(REWARD)/インセンティブ・スキーム

3.12 インドからのサービス提供スキーム(以下、SFIS)

目的 3.12.1 本スキームは、サービス輸出の成長を加速し、世界中

で即座に認識され評価される、力強く比類のない「イ

ンドからのサービス提供」ブランドを創ることを目的

とする。

適格性 3.12.2 HBP v1 付属書 10 に記載されるサービスにつき、イン

ド国内の全サービス提供業者(Indian Service Providers)

のうち、前会計年度/本会計年度に 100 万ルピー以上

の収益で自由な外国為替を獲得する業者は、税控除券

(Duty Credit Scrip)の資格を有する。個人のインドの

サービス提供業者については、自由な外国為替獲得の

最低額は 50 万ルピーとする。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

32

資格のないサービ

ス・サービス提供業

3.12.3 HBP v1 第 3.6.1 項に記載されるサービス(Services)お

よびサービス提供業者(Service Providers)は、インド

からの SFIS に基づく優遇措置の権利を有しない。

受給権 3.12.4 すべてのサービス提供業者は、現行の会計年度期間中

に獲得した自由な外国為替の 10%相当の税控除券を受

給できる。

適格な送金 3.12.5 サービス提供について、国際クレジットカード

(International Credit Cards)および RBI が認めるその他

の証書を通じて獲得した自由な外国為替も、税控除券

に算入する。

輸入の容認 3.12.6 税控除券は、資本財の輸入に使用できる。これには、

予備品、事務用機器および専門機器、事務用什器およ

び消耗品など ITC (HS) に基づき自由に輸入できるも

の、および/または制限されるものを含む。輸入は申

請者のサービス部門事業に関連するものとする。

獲得した税控除券は、自動車の輸入の場合、関税の支

払いに利用することは認めない。これは、当該自動車

が ITC (HS)に基づき自由に輸入できる場合であっても

同様である。

最低 30 审の居住施設を有するホテル・クラブ、ゴルフ

リゾート、およびケータリング施設を有する独立型レ

ストランの場合、税控除券は、食品およびアルコール

飲料などの消耗品の輸入にも使用できる。

譲渡禁止 3.12.7 受給権/物品(輸入/調達)は譲渡禁止であり(グル

ープ会社内および管理ホテルを除く)、实利用者条件

の対象とする。

国内の供給元から

の調達

3.12.8 税控除券は、インドからの SFIS の税控除券に基づき輸

入が許可される品目を国内供給元から調達する場合、

この代わりに出されたDoR通達の条件で物品税の支払

いに利用することを認めるものとする。

3.13 特別農産物・村落工業スキーム(VKGUY)(SPECIAL

AGRICULTURE AND VILLAGE INDUSTRY

SCHEME)

目的 3.13.1 VKGUY は、以下の輸出の促進を目的とする

(i) 農産物(Agricultural Produce)およびそれらに価

値を付加した製品

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

33

(ii) 小規模の林産物(Minor Forest Produce)およびそ

れらに価値を付加した改良品

(iii) 村落工業製品(Gram Udyog Products)

(iv) 森林より産出する製品(Forest Based Products)

(v) 適宜通告するその他の製品(Other Products)

かかる製品は、HBP v1 付属書 37A に記載する。

受給権 3.13.2 税控除券の優遇措置は、高い輸送費を補償しその他の

不利を相殺することを目的として与える。

HBP v1 付属書 37A で通達した製品の輸出者は、2009

年 8 月 27 日以降に行う輸出について、(自由な外国為

替での)輸出 FOB 価格の 5%相当の税控除券を受給で

きる。

ただし、2009 年 8 月 27 日付で行う輸出について、付

属書 37A の表(Table)2 に記載する一部の花(Flowers)、

果实(Fruits)、野菜(Vegetables)およびその他の製

品は、以下の第 3.13.3 項に従い利用可能な 5%または

3%の VKGUY 減額受給に加えて、輸出 FOB 価格の 2%

相当の税控除券を追加で受給できる。

減額の適用範囲 3.13.3 VKGUY に基づく税控除券の優遇措置は、輸出 FOB 価

格の 3%減額に限定して付与する。その場合、輸出者

は、さらに以下の優遇措置を利用できる。

(i) 1%を超える高い率での戻し税制度(Drawback)

(ii) または、DEPB の比率(すなわち、その他のカテ

ゴリ(Miscellaneous Category) – 製品グループ

(Product Group)90 の通し番号 22C および 22D

以外)

(iii) または、VKGUY に基づく税控除券(Duty Credit

Scrip)の請求対象である輸出製品用の投入物(触

媒、消耗品、包装材料を除く)の事前許可(Advance

Authorization)または免税輸入認可(Duty Free

Import Authorisation:DFIA)による輸入

農業インフラ・イン

センティブ証

3.13.4 特定の 1 年間に行われた輸出について、ITC (HS) 第 1

章から 24 章までに言及される製品を輸出するすべて

の許認可取得者(その年についてステータス認定を有

する)は、農業輸出 FOB 価格の 10%相当の税控除券

の奨励を受けるものとする(本政策第 3.13.2 項に基づ

き権利を有する VKGUY 優遇措置を含む)。ただし、

すべての許認可取得者の優遇措置を併せた合計が、10

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

34

億ルピー(すなわち、各半年につき 5 億ルピー)を超

えないこと、および HBP v1 第 3.7.2 項に指定する条件

を満たしていなければならない。

地区事務所(Zonal Office)、地域外国貿易部(CLA)、

ニューデリーが、すべての許認可取得者に対し優遇措

置を付与できる認可事務所となる。

以下の資本財/機器は、輸入を許可する。

(i) 冷蔵装置(Cold storage units)(制御雰囲気

(Controlled Atmosphere:CA)・調整雰囲気

(Modified Atmosphere:MA)備品を含む)、予

冷装置(Precooling Units)、およびタマネギ用マ

ザー貯蔵装置(Mother Storage Units for Onions)等

(ii) 包装工場(Pack Houses)(出荷、選別、仕分け、

包装等のための施設を含む)

(iii) リーファー・バン(Reefer Van)/コンテナ

(Containers)

(iv) 付属書 37F で通告するその他の資本財(Capital

Goods)/機器(Equipments)

輸入される資本財/機器は、貯蔵、包装等(上記 (ii) の

とおり)、および農産物の輸送(腐りやすい農産加工

製品を含む)に利用する。

この追加優遇措置は、实利用者条件の対象とし、譲渡

はできない。

ただし、コールドチェーン機器(Cold Chain Equipment)

の輸入について、このインセンティブ証は、許認可取

得者間で自由に譲渡可能である。

3.14 特定市場スキーム(Focus Market Scheme:FMS)

目的 3.14.1 本スキームは、高い運賃と国際市場を選別するための

その他の外部性を相殺し、これら諸国においてインド

の輸出競争力を強化することを目的とする。

受給権 3.14.2 (HBP v1 付属書 37C にあるとおり)通達された諸国へ

すべての製品を輸出する業者は、2009 年 8 月 27 日以

降に行う輸出について、(自由な外国為替での)輸出

FOB 価格の 3%相当の税控除券を受給できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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特定市場スキーム

の資格のない輸出

区分/部門

3.14.3 輸出製品/部門の以下の区分は、FMS に基づく税控除

券の対象とならない。

a) SEZ の企業に対する供給

b) サービスの輸出

c) ダイヤモンドおよびその他の貴石、半貴石

d) 金、銀、プラチナ、およびプレーンジュエリー・

スタッドジュエリーを含むその他のあらゆる形

態の貴金属

e) あらゆる種類・あらゆる形態の鉱石(Ores)およ

び凝縮物(Concentrates)

f) あらゆる種類の穀物

g) あらゆる種類・あらゆる形態の砂糖

h) 原油(Crude Oil)/石油(Petroleum Oil)および

原油(Crude)/石油(Petroleum)ベースの製品

(Products)であって、ITC (HS) コード 2709 か

ら 2715 までに記載される、あらゆる種類・あら

ゆる形態のもの

i) 牛乳(Milk)および乳製品(Milk Products)の輸

出であって、ITC (HS) コード 0401 から 0406 ま

で、19011001、19011010、2105 および 3501 に記

載されるもの

3.15 特定品目スキーム(Focus Product Scheme:FPS)

目的 3.15.1 本スキームは、輸出割合/雇用見込みが高い製品の輸

出を奨励し、インフラの非効率性およびこれらの製品

のマーケティングに関連するその他の付随費用を埋め

合わせることを目的とする。

受給 3.15.2 すべての国(SEZ の企業含む)への、(HBP v1 付属書

37D における)通告製品の輸出は、2009 年 8 月 27 日

以降に行う輸出について、(自由な外国為替での)輸

出 FOB 価格の 2%相当の税控除券を受給できる。

ただし、付属書 37D 表 2 および表 5 で示される優先品

目(Special Focus Product(s))/部門は、2009 年 8 月 27

日以降に行う輸出について、(自由な外国為替での)

輸出 FOB 価格の 5%相当の税控除券を付与する。

3.15.3 市場連結特定品目スキーム(Market Linked Focus

Products Scrip:MLFPS)

輸出割合/雇用見込みの高い製品/部門の輸出(本

FPS リストに記載のないもの)は、HBP v1 付属書 37D

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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の通告のとおり、本 FMS リストに記載のない連結市場

(Linked Markets)(諸国)へ輸出の場合、2009 年 8

月 27 日以降に行う輸出について、FPS に基づき(自由

な外国為替での)輸出 FOB 価格の 2%で奨励を受ける。

3.16 許認可取得者インセンティブ証

3.16.1 以下の第 3.16.4 項に記載する指定部門の技術向上への

投資を促進する目的で、許認可取得者はこれら指定部

門に関し、2009 年から 2010 年まで、および 2010 年か

ら 2011 年までの期間中の輸出について、税控除の形

で、FOB 価格 1%卖価でインセンティブ証を受給でき

る。本章に基づき請求/利用される税控除券がある場

合には、それに加算される。

3.16.2 特定の 1 年間に(繊維省(Minitsry of Textiles)による)

技術向上基金スキーム(Technology Upgradation Fund

Scheme:TUFS)の優遇措置を利用する許認可取得者は、

その年の輸出について許認可取得者インセンティブ証

を受給できない。

3.16.3 許認可取得者インセンティブ証は、实利用者条件

(Actual User Condition)とし、および以下の第 3.16.4

項で指定の部門に関連する(FTP で定義する)資本財

の輸入に使用する。

3.16.4 以下の部門の許認可取得者は、この許認可取得者イン

センティブ証を受給できる。

1. 皮革部門(Leather Sector)(完成皮革製品を除く)

2. 繊維および黄麻部門(Textiles and Jute Sector)

3. 手工芸品(Handicrafts)

4. エンジニアリング部門(Engineering Sector)(鉄・

鋼鉄(Iron & Steel)、第一次の形態または中間材

の形態の非鉄金属(Non-ferrous Metals)、自動車

(Automobiles)・二輪車、原子炉・部品および船

舶(Ships)、ボート(Boats)および浮動構造物

(Floating Structures)を除く)

5. プラスチック(Plastics)

6. 基礎化学品(Basic Chemicals)(医薬品(Pharma

Products)を除く)

3.17 税控除券の一般規定、特別条項(Special Provisions)

で特段の定めがある場合を除く

3.17.1 政府は公益の観点から、輸出する製品もしくはサービ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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ス、または輸出先の国につき、受給計算の対象となら

ないものを指定する権利を有する。

さらに政府は、本章に基づく税控除券に関し、割合を

課す/割合を変更する/上限を定める権利を有する。

同様に政府は、税控除券に基づく輸入を認めない(HBP

v1付属書 37Bにおける)物品を通告することもできる。

受給資格のない輸

出区分/部門

3.17.2 VKGUY、FMS、FPS(MLFPS を含む)および許認可

取得者インセンティブ証については、以下の輸出区分

/部門は、税控除券を受給できない。

(i) 直接の税制優遇措置/免税を利用している EOU

/EHTP/BTP

(ii) FTP 第 2.35 項に記載される輸入品の輸出

(iii) 積換えを介する輸出、すなわち第三国からの輸出

であるがインドで積み替えられる輸出

(iv) みなし輸出(Deemed Exports)

(v) SEZ の企業による輸出、または DTA の企業を介

して輸出される SEZ の製品

(vi) ITC (HS) の輸出政策(Export Policy)の別表

(Schedule)2 に基づき、輸出が制限または禁止

されている品目

(自由な外国為替

での)輸出 FOB 価

格における手数料

の計算

3.17.3 税控除券給付(Duty Credit Scrip Benefits)の計算につ

き、(自由な外国為替での)輸出 FOB 価格(FOB Value

of Exports)には、12.5%を上限として在外代理店手数

料(Foreign Agency Commission)を含む。

譲渡の自由 3.17.4 税控除券およびそれをもって輸入された品目は、自由

に譲渡できる。

ただし、インドからの SFIS(第 3.12 項)に基づく税控

除券および許認可取得者インセンティブ証(第 3.16 項)

に基づく税控除券は、自由に譲渡できない。

輸入の容認 3.17.5 税控除券は、投入物または資本財などの物品輸入に使

用できるが、それらが ITC (HS) に基づき自由に輸入で

きるおよび/または制限されていることを条件とす

る。ただし、HBP v1 付属書 37B に記載される品目の輸

入は、貸し金として勘定につけることはできない。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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FTP 第 3 章に基づく税控除券も、EPCG スキームに基

づく輸入について関税支払いに利用できる。ただし、

その品目が、当該税控除券で輸入できるものでなけれ

ばならない。

中央付加価値税/

払戻し税制度

3.17.6 現金または税控除券に基づく引き落としにより支払わ

れる追加の関税/物品税は、インドからの SFIS に基づ

く場合を除き、DoR 規則により、中央付加価値税クレ

ジット(CENVAT Credit)または関税払戻し制度(Duty

Drawback)として調整する。

電信引渡し許可通

知手段

3.17.7 船籍港以外の港からの輸入について税控除券の利用

は、DoR 通達による電信引渡し許可通知(以下、TRA)

により許可する。

受給の排他性 3.17.8 船積みについて、本章で扱うスキームのうちいずれか

一つに基づく税控除券給付は、輸出者の選択において

のみ請求できる。

リース金融に基づ

く輸入

3.17.9 税控除券は、FTP 第 2.25 項によるリース金融に基づく

資本財の輸入の場合、関税支払いに利用することを許

可する。

輸出实績の譲渡 3.17.10 他者へ輸出实績を譲渡することはできない。したがっ

て申請者の輸出实績/売上高においては、海外からの

輸出代金が申請者名義の銀行口座において換金される

場合に限り、申請者の名前が記載された船積み送り状

を实績に算入する。その証明には BRC/外貨建て国内

送金証明書(以下、FIRC)を用いる。

ただし VKGUY、FMS、FPS(市場連結特定品目スキー

ム(MLFPS)を含む)の優遇措置は、サポート製造業

者(海外から直接外国為替を实現した会社/法人から

の権利不要求を添えて)もしくは海外から直接外国為

替を換金した会社/法人から請求できる。

輸出義務不履行の

場合の関税支払い

の便宜

3.17.11 税控除券は、FTP 第 4 章および第 5 章に基づき発行さ

れる認可に基づく EO 不履行の場合、関税(Customs

Duties)の支払いに使用/引き落としできる。ただし、

違約金/利子は、現金で支払う。

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第 4 章

関税の免除・減免スキーム

関税の免除および

減免スキーム

4.1 関税免除スキームにより、輸出用生産に必要な投入財の

免税輸入が可能になる。免税スキーム(Duty Exemption

Schemes)は、以下で構成される、(a) 事前許可(Advance

Authorisation)スキーム、(b) DFIA スキーム。関税減免ス

キーム(Duty Remission Scheme)により、輸出製品製造

に用いる投入財に関し、輸出後の補充/関税の減免が可

能になる。関税減免スキーム(Duty Remission Scheme)

は、以下で構成される、(a) DEPB スキーム、(b) 関税払

戻し(Duty Drawback:DBK)スキーム。

関税免税・減免スキ

ームに基づく輸出

品の再輸入

4.1.1 事前許可/DFIA/DEPB に基づき輸出された物品は、

DoR 指定の条件に従い、同じ形態または实質的に同じ形

態で再輸入できる。

価値付加 4.1.2 本章(宝石・宝飾品部門(Gems & Jewellery Sector)を除

く)において、価値付加(以下、VA)とは、以下を示す。

VA =

B

B -A × 100

A = 实現した輸出 FOB 価格/受領した供給 FOR 価格

B = 認可で取り扱われる投入財+関税払戻し(DBK)優

遇措置の請求対象であるものに使われるその他の

輸入材料の CIF 価格

事前許可スキーム(ADVANCE AUTHORISATION SCHEME)

事前許可 4.1.3 事前許可は、輸出製品に物理的に組み込まれる投入財を

(廃棄の際に通常の廃棄物となると仮定して)無税で輸

入できるようにするために発行する。さらに、輸出製品

を取得するために消費/使用する燃料、油、エネルギー、

触媒も認める。DGFT は、公示(Public Notice)を行うこ

とにより、事前許可の範囲から何らかの製品を除外でき

る。

必須の予備品の免税輸入は、事前許可に基づき、結果と

しての製品の輸出/供給に必要な認可(Authorisation)の

CIF 価格の 10%まで認める。事前許可は、スタンダード・

インプット・アウトプット規則(以下、SION)で定めら

れる投入財および輸出品目のために発行する。これらは、

HBP v1 第 4.7 項による臨時基準(Adhoc norms)または自

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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己申告基準に基づき発行することもできる。

事前許可は、輸出業務を行う製造業者、またはサポート

製造業者と連携する輸出商のいずれかに対し、以下につ

いて発行することもできる。

i) 物理的輸出(SEZ への輸出を含む) ii) および/または中間材供給 iii) および/または FTP 第 8.2 項の(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、

(g)、(i)および(j)に記載する区分への物品供給 iv) 供給される品目に関し特定の SION のある条件に基

づく、外国へ向かう船舶/航空機に積載している

「備品」の供給

さらに、FTP 第 8.2 項の(d)、(e)、(f)、(g)および(j)で言及

する指定プロジェクトへの物品供給に関し、事前許可を

当該プロジェクトの下請業者が利用することもできる。

ただし、下請業者の名前が主要契約に記載されているこ

とを条件とする。

か か る 認 可 は 、 国 際 連 合 機 構 ( United Nations

Organisations)に対して行う供給、または国際連合(United

Nations)もしくはその他の多数国間機関の援助プログラ

ム(Aid Programme)に基づく供給であって、自由な外国

為替で支払われるものについて発行することもできる。

原料糖の輸入のための事前許可は、輸出業務を行う製造

業者、またはサポート製造業者と連携する輸出商のいず

れかに発行できる。その他の工場から白砂糖を調達する

ことにより、輸出することもできる。本条項は、2009 年

2 月 17 日からの輸出に適用する。

4.1.4 事前許可は、基本関税、追加関税、教育目的税(education

cess)、アンチ・ダンピング税(anti- dumping duty)、お

よびセーフガード税(safeguard duty)がある場合、その

支払いを免除する。ただし、第 8.2 項の(h)および(i)で対

象となる供給品の輸入は、該当するアンチ・ダンピング

税およびセーフガード税がある場合、その支払いは免除

の対象とならない。

4.1.5 事前許可またはそれに基づき輸入される材料は、实利用

者条件となり、輸出義務の完了後であっても譲渡不能と

なる。ただし、認可取得者は、輸出義務をひとたび完了

すると、免税投入財から製造した製品を処分する選択権

を有する。投入財に関する中央付加価値税(CENVAT)

控除枠が輸出製品に利用された場合、輸出義務の完了後

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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であったとしても、事前許可をもって輸入された物品は、

有税の物品の製造のみに使用される。これは、認可取得

者が、関係 RA に輸出義務免除証明書(以下、EODC)を

申請する際に、輸出者の選択で管轄の中央物品税務署長

( Central Excise Supdt. ) か 公認 会 計 士( Chartered

Accountant)のいずれかからの証明書を取り付けるのと同

じ工場内か、外部(サポート製造業者による)かを問わ

ない。ただし、事前許可スキーム(に基づき 2009 年 2 月

17 日から 2009 年 9 月 30 日までに輸入される原料糖の場

合は、实利用者条件を適用しない。

さらに、製造廃棄物/スクラップで、認められるものは、

輸出義務の遂行前に、該当する関税の支払いをもって処

分できる。

4.1.6 事前許可は、宝石・宝飾品(Gems & Jewellery)部門の品

目を除き、最低 15%の VA をした輸出を必要とする。宝

石・宝飾品部門の品目の場合、VA は、HBP v.1 の第 4A.2.1

項による。経済特区(SEZ)企業への輸出/開発業者

(Developer)/共同開発業者(Co-Developers)への供給

も、換金する通貨にかかわらず対象とする。

支払いが自由に交換可能な通貨で受領されない物理的輸

出について、上記のものは、HBP v1 付属書 11 で指定す

る VA の対象となる。

紅茶(Tea)輸入のための認可の場合、事前認可に基づく

最低 VA は、50%とする。

同様に、香辛料(ITC (HS) 第 9 章に記載)の場合、香辛

料の免税輸入は、卖なる洗浄・選別・再包装等ではなく、

破砕・粉砕・滅菌などの VA 目的、または油・オレオレ

ジンの製造目的に限定して許可する。

4.1.7 事前許可は、認可発行日に有効な本政策および手続きに

従い発行する。

輸入のための事前許可の有効期間は、HBP v1 で規定す

る。

外国の買主による

無償供給

4.1.8 事前許可枠は、投入財の一部または全部が、外国の買主

から輸出者へ無償で供給される場合も利用できる。

そのような場合、VA の計算について、その他の免税投入

財の価格とともに、無償の投入財の想定価格を考慮に入

れる。ただし、すべての投入財が無償で供給される場合、

輸出者は、DoR が規定する条項に従う選択権も有する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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輸出義務 4.1.9 事前許可に基づく輸出義務の遂行期間は、HBP v1 に規定

する。

産業財政再建局扱

い企業のための条

4.1.9 産業財政再建局(以下、BIFR)に登録されている法人/

会社、または BIFR 登録下にある企業を取得する法人/

会社には、BIFR の承認のもと、作成された再建パッケー

ジにより、または指定されない場合は 5 年間、コンポジ

ション・フィー(composition fee)を支払うことなく、輸

出義務期間(以下、EOP)の延長を認める。

上記の規定は、関係する州(State)政府の再建スキーム

による SSI にも適用する。

年間要件による事

前許可

4.1.10 事前許可は、年間要件と引き換えに発行することもでき

る。

ステータス証明書(Status Certificate)保有者、および過

去(2 年間)の輸出实績を有するその他のすべての区分

の輸出者は、年間必要量への事前許可の権利を有する。

輸入 CIF 価格の条件での受給は、物理的輸出の FOB 価格

および/または前の認可年におけるみなし輸出のFOR価

格の 300%まで、または 1,000 万ルピーのうちいずれか高

いほうとする。

事前引渡指図書お

よび無効通知文書

4.1.11 事 前 許 可 、 年 間 要 件 に よ る 事 前 許 可 ( Advance

Authorisation for Annual Requirement)、および免税輸入認

可(Duty Free Import Authorisation)の保有者であって、

投入財を直接輸入に代え、国内の供給元/国営貿易企業

(State Trading Enterprises)から調達しようとする者は、

それらを、自由な外国為替/インドルピー建ての事前引

渡指図書(以下、ARO)または(直接輸入ライセンスの)

無効通知文書(Invalidation letter)のいずれかをもって調

達する選択権を有する。ただし、EOU/EHTP/BTP/STP

/SEZ 内の企業からの供給物は、ARO または無効通知文

書に変換することなく、認可をもって取得できる。

DFIA 譲受人は、ARO/無効通知文書の枠も受給できる。

ARO の有効期間は、HBP v1 で規定する。

内国見返り信用状 4.1.12 事前許可、年間必要量への事前許可および DFIA 保有者

は、AROもしくは無効通知文書を申請する代わりに、HBP

v1 に指定する手続きに従い、内国見返り信用状

(Back-to-Back Inland Letter of Credit)枠を利用できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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禁止品目 4.1.13 ITC (HS) に記載される輸入禁止品目は、事前許可/DFIA

に基づく輸入をしてはならない。STE によりさらに輸入

が留保されている品目は、事前許可/DFIA をもって輸入

することはできない。ただし、それらの品目は、ARO ま

たは無効通知文書をもって、STE から調達できる。

STE は、事前許可/DFIA 保有者に対し、外洋での販売

(High Sea Sale)条件で物品を販売することもできる。

さらに STE は、事前許可/DFIA 保有者による輸入のた

め、「異議無し証明書(以下、NOC)」を発行すること

が認められている。認可取得者は、かかる NOC をもって

達成した輸入の四半期申告書(Quarterly Returns)を関係

STE に提出する必要があり、STE はかかる輸入の半年ご

との輸入統計を監視のため関係行政部門(Department)へ、

裏書きした写しを DGFT へ提出する。

同様に、ITC (HS) に記載される輸出禁止品目は、事前許

可/DFIA スキームに基づく輸出を行なってはならない。

規制品目の輸出は、ITC (HS) 別表 II に基づき、必要に応

じて輸出認可(Export Authorisation)または許可のすべて

の条件制限・要件に従う。

払戻しの許容性 4.1.14 事前許可(Advance Authorisation)の場合、払戻しは、輸

出品に使われた関税支払済みの材料(輸入か国産かを問

わない)について、財務省(Ministry of Finance)DoR(戻

し税局(Directorate of Drawback))が確定する払戻し割

合により利用できる。認められる払戻し(Drawback)は、

認可で言及する。

免税輸入認可(DFIA)スキーム

スキーム 4.2.1 DFIA は、輸出製品の生産に必要な投入財、燃料、油、エ

ネルギー源、触媒の免税輸入を認めるために発行する。

DGFT が公示することにより、DFIA の範囲から何らかの

製品を除外できる。このスキームは、2006 年 5 月 1 日か

ら有効とする。

受給 4.2.2 第 4.1.3 項は、DFIA の場合に適用する。ただし、これら

の認可は、SION が通告されている製品に限定して発行す

る。

過去の輸出の DFIA の場合、輸出商は、輸出製品の製造

業者の名前と住所のみを記載する必要がある。申請者は

DFIA に基づく輸出を实行する前に、関係 RA に申請する

必要がある。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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輸出前認可(Pre-export Authorisation)は、实利用者条件

で発行するものとし、基本関税、追加関税/物品税、教

育目的税、アンチ・ダンピング税およびセーフガード税

がある場合、その支払いを免除する。

实利用者の DFIA の場合、および投入物に関する中央付

加価値税(CENVAT)控除枠が輸出品に利用された場合、

輸出義務の完了後であっても、かかる DFIA をもって輸

入された物品は、同じ工場内か外部(サポート製造業者

による)かを問わず、課税品目の製造に利用する。

輸入品目 4.2.3 FTP 第 4 .1.11 項、4 .1.12 項、4 .1.13 項、4 .1.14 項は、DFIA

保有者に適用する。

価値付加 4.2.4 かかる認可の発行には、宝石・宝飾品部門の品目を除き、

最低 20%の VA が必要となる。宝石・宝飾品部門の品目

について、VA は HBP v1 第 4A.2.1 項に従い、事前許可ス

キームに基づき規定されるより高い VA が適用される。

輸出義務 4.2.5 輸出義務(Export Obligation)の遂行に関連する手続きお

よび期間は、HBP v1 第 4 章に規定する。

譲渡性 4.2.6 輸出義務が遂行された後、認可または認可をもって輸入

される投入財の譲渡性について、関係 RA に要請される。

譲渡性が裏書きされれば、認可取得者は、DGFT が通告

する燃料その他の品目を除き、DFIA または免税投入財を

譲渡できる。ただし、燃料について、輸入の受給権譲渡

先は、石油天然ガス省(Ministry of Petroleum and Natural

Gas)から燃料売買認可を与えられた会社に限定する。

譲渡可と裏書きされた後には、認可または輸入投入財/

国内調達投入財の譲渡による、輸入/国内調達は、該当

する追加関税/物品税の支払いの対象となる。譲渡可の

裏書き期間中、認可には当該追加関税/物品税の責任に

ついて注釈が記載される。ただし、中央付加価値税

(CENVAT)枠が利用されなかった場合、追加関税/物

品税の免除は、DFIA に関する譲渡可の裏書き後であって

も利用可能となる。

SION で实利用者条件が規定されている場合、および無水

酢酸、エフェドリンおよびプソイドエフェドリンの場合、

DFIA はこれら投入財について实利用者条件で発行し、お

よび輸出義務の遂行後であっても、これら投入財につい

て譲渡を一切許可しない。

ただし、2007 年 4 月 1 日より前に発行された認可につい

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

45

て、追加関税(Additional Customs Duty)/物品税(Excise

Duty)の免除は、FTP(RE-2006)に定めるとおり、譲渡

可の裏書き後であっても引き続き利用可能である。

中央付加価値税枠 4.2.7 中央付加価値税(CENVAT)控除枠は、輸入か国内調達

のいずれかによる投入財に利用できる。

関税受給パスブック(DEPB)スキーム

関税受給パスブッ

ク・スキーム

4.3 DEPB は、輸出品のうちの輸入含有量に関し、関税の発

生を相殺することを目的とする。燃料(SION において消

耗品として記載されている)に関する関税の構成部分も、

DEPBレートで算入する。特別追加関税(Special Additional

Duty)の構成部分も、中央付加価値税(CENVAT)控除

の利用がない場合、DEPB に基づき(ブランド・レート

として)認める。相殺は、輸出品に対する関税控除によ

って付与する。

4.3.1 輸出者は、自由に交換可能な通貨で行われた輸出の FOB

価格の指定割合で控除を申請できる。DTA 内の企業から

経済特区企業(SEZ Unit)/経済特区開発業者(SEZ

Developer)/共同開発業者に対する供給の場合、輸出者

は、自由に交換可能な通貨で行われた輸出について、ま

たは経済特区企業/経済特区開発業者/共同開発業者の

外貨口座から行われる支払いについて控除を申請でき

る。さらに輸出者は、2006 年 2 月 10 日付で受領した供

給物について経済特区開発業者/共同開発業者からイン

ドルピーで支払いがなされる場合、DEPB 優遇措置も受

けることができる。

控除は、DGFT が公示する輸出品について、DGFT が公

示するレートにより利用できる。控除は、自由に輸入で

きる品目および/または規制品目に関する関税(Customs

Duty)の支払いに利用できる。DEPB スクリップは、EPCG

スキームに基づく輸入についての関税支払いにも利用で

きる。さらに DEPB スクリップは、本政策第 4 章および

5 章に基づき発行される認可についての EO 不履行の場

合、関税の支払いに使用/引き落としできる。ただし、

罰金/利子は、現金で支払わなければならない。

ITC (HS)(随時の修正を含む)に記載される輸出禁止品

目は、DEPB 控除の権利を有しない。ただし、移行枠に

より影響を受ける輸出は除くものとし、これについては、

許可されている場合 FTP 第 1.5 項の条件による。

4.3.2 DEPB 保有者は、同様に、追加関税を現金で支払う選択

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

46

権を有する。

有効性 4.3.3 輸入についての DEPB 有効期間は、HBP v1 に規定する。

譲渡性 4.3.4 DEPB および/または DEPB により輸入された品目は自

由に譲渡できる。ただし、DEPB の譲渡は、指定港での

輸入に限り、指定港とは輸出が行われた港であるものと

する。輸出港以外の港からの輸入は、DoR 通達の条件に

従い TRA 手段に基づき認める。

払戻し制度の適用 4.3.5 現金または DEPB に基づく引き落としで支払われる追加

関税/物品税(Excise Duty)および特別追加関税(Special

Additional Duty)は、DoR 規則により、中央付加価値税控

除(CENVAT Credit)または関税払戻し(Duty Drawback)

として調整することもできる。

宝石・宝飾品(GEMS AND JEWELLERY)

宝石・宝飾品のため

のスキーム

4A 宝石・宝飾品の輸出者は、製造のための免税投入物を輸

入/調達できる。

補充認可 4A.1 輸出者は、HBP v1 で指定する手続きに従い、RA から補

充(以下、REP)認可を取得できる。

4A.1.1 補充(Replenishment)認可は、HBP v1 第 4A.28 項により

消耗品・道具についても発行できる。

認証/等級付けの

ためのダイヤモン

ドの輸入および再

輸出

4A.2 米国宝石学会(Gemological Institute of America:GIA)の

インド内の認定事務所/機関、またはこの関連で承認を

受けているその他の機関は、ダイヤモンドを認証/等級

付けすることを目的とし、自らが発行する認証/等級付

け品質保証書(鑑定書)とともにそのダイヤモンドを再

輸出することを条件に、HBP v1 で規定する手続きに従

い、輸入税なしで研究所へ輸入することを認められる。

金 / 銀 / プ ラ チ

ナ・ジュエリーのた

めのスキーム

4A.3 金/銀/プラチナ・ジュエリーおよびそれらの製品の輸

出者は、金、銀、プラチナ、台、付属品、未加工の宝石、

宝石・半貴石、合成石、および未加工の真珠等など不可

欠な投入財を、指定された手順に従い輸入できる。

指定機関 4A.4 指定機関は、MMTC Ltd、手工芸手織促進公社(Handicraft

and Handloom Export Corporation:HHEC)、国家貿易公社

(State Trading Corporation:STC)、Project and Equipment

Corporation (PEC) of India Ltd、STCL Ltd、MSTC Ltd、

Diamond India Limited(DIL)、貴金属・宝石の輸出促進協

議会(Gems & Jewellery Export Promotion Council:G&J

EPC)、FTP 第 3.10.2 項に基づくスター・トレーディン

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

47

グハウス(Star Trading House)(宝石・宝飾品部門のみ)

およびプレミア・トレーディングハウス(Premier Trading

House)、ならびに RBI が認可するその他の機関である。

輸出者(EOU および SEZ 内の企業を除く)は、指定機関

から金/銀/プラチナを入手できる。

これらの機関(RBI から認可された機関、ならびに EOU

および SEZ スキームに基づき営業している宝石・宝飾品

企業を除く)による貴金属の輸入手続きおよびその監視

の仕組みは、HBP v1 に定める。

RBI から認可された銀行は、RBI のガイドラインに従い、

精錬のため金スクラップを輸出し、標準的な金の延べ棒

を輸入できる。

輸出品目 4A.5 以下の品目は、輸出される場合には便宜をはかる。 (a) 部分加工されたジュエリーを含む金ジュエリー、な

らびに大型メダルおよびコイン(法定硬貨を除く)

などの製品であって、未加工か飾りがついているか

を問わず、8 カラット以上の金を含むもの (b) 部分加工されたジュエリーを含む銀ジュエリー、食

卓用銀製品、銀の細片、ならびに大型メダルおよび

コイン(法定硬貨およびエンジニアリング製品を除

く)などの製品であって、重量で銀の含有量が 50%

を超えるもの (c) 部分加工されたジュエリーを含むプラチナ・ジュエ

リー、ならびに大型メダルおよびコイン(法定硬貨

およびエンジニアリング製品を除く)などの製品

で、プラチナの含有量が重量で 50%を超えるもの

価値付加(VA) 4A.6 宝石・宝飾品部門の VA は、HBP v1 第 4 A.2.1 項による。

その計算は以下に基づく

VA =

B

B -A × 100

A = 实現した輸出 FOB 価格/受領した供給 FOR 価格

B = 輸出品における金/銀/プラチナ含有量などの投

入財(国内調達を含む)の価値+許容される廃物の

価格および宝石原石等などのその他の品目の価格。

金をローン・ベースで取得した場合、価格には、外

国の供給業者へ自由な外国為替で支払う利子も含

む。

廃物の基準 4A.7 金/銀/プラチナ・ジュエリーの廃物または製造ロスは、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

48

HBP v1 第 4 A.2 項に従い認める。

外国の買主から供

給を受けた輸出

4A.8 輸出注文が、過去 3 年間のライセンス年中に年間平均

5,000 万ルピーの売上を有し、3 年継続している指定機関

/許認可取得者/輸出者になされる場合、外国の買主は、

製造および輸出のため、前もってかつ無料で、金/銀/

プラチナ、合金、付属品、および金/銀/プラチナの台

を供給できる。

かかる供給物は、事前に行うこともでき、修理/再生お

よび最低 VA10%を条件とした輸出のための付属品/台

/構成材など、半仕上げのジュエリーを含めることがで

きる。ただし、そのように輸入された半仕上げの金/銀

/プラチナ・ジュエリーがスタッド・ジュエリーとして

輸出される場合、15%の VA を達成しなければならない。

このような輸出の場合、2%の廃物を認める。

輸出は、指定機関が直接、またはその提携者を通じて、

または許認可取得者・輸出者が行うことができる。付属

品の輸出入は純価格ベースとする。

指定機関から供給

を受けた輸出

4A.9 輸出者は指定された手続きに従い、前もってまたは輸出

後に補充として、指定機関から、輸出品製造の投入財と

して金/銀/プラチナを入手できる。

事前許可による輸

4A.10 以下について、免税輸入のための事前許可を与えること

ができる

(a) 0.995 カラット以上の純度の金、ならびに 8 カラッ

ト以上の台、ソケット、フレームおよび付属品 (b) 0.995 以上の純度の銀、ならびに銀の含有量が重量

で 50%を超える台、ソケット、フレームおよび付属

品 (c) 0.900 以上の純度のプラチナ、ならびにプラチナの

含有量が重量で 50%を超える台、ソケット、フレー

ムおよび付属品

4A.11 かかる認可には、HBP v1 第 4A 項で指定する手続きによ

る輸出義務の遂行を伴う。VA は HBP v.1 第 4A.2.1 項に

基づく。

事前許可保有者は、直接輸入に代え、指定機関から金/

銀/プラチナを入手できる。

貴金属補充認可 4A.12 貴金属補充認可は、HBP v.1 第 4A.8 項、4A.9 項、および

4A.10 項に記載するとおり発行できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

49

未加工またはスタッドの金/銀/プラチナ・ジュエリー

および製品の場合、かかる認可の価値は規定 VA を超え

る实現収益を基準として決定する。

かかる貴金属補充認可は、自由に譲渡できる。

貴金属補充割合お

よび品目

4A.13 補充割合(Replenishment Rate)および輸入品目は、HBP v1

付属書 12B による。

輸出促進ツアー/

ブランドジュエリ

ーの輸出

4A.14 指定機関およびその提携者は、商工省商務局(Department

of Commerce)の承認、その他の者は貴金属・宝石の輸出

促進協議会(Gem & Jewellery EPC:GJEPC)の承認をも

って、海外での展示会のため金/銀/プラチナ・ジュエ

リーおよびそれらの製品を輸出できる。

金/銀/プラチナ・ジュエリー、宝石、半貴石、ビーズ、

および製品の個人的な運搬、ならびにブランドジュエリ

ーの輸出も HBP v1 に基づき許可する。

輸出/輸入小荷物

の個人的運搬

4A.15 外国へ向かう乗実による宝石・宝飾品の輸出小荷物、お

よびインドの輸入者/外国国民による輸入小荷物の個人

的運搬は、HBP v1 に定めるとおり許可する。

郵便による輸出 4A.16 外国郵便局(Foreign Post Office)(スピード郵便(Speed

Post)経由を含む)を介した輸出の場合、宝石小荷物の

価格は、75,000 米ドルを超えてはならず、重量で 20 kg

を超えてはならない。

ダイヤモンド・宝石

のドル勘定

4A.17 未加工またはカット・研磨済みダイヤモンド/貴金属ジ

ュエリー、プレーン、ミナカリおよび/またはダイヤモ

ンドが散りばめられた(もしくは散りばめられていない)

宝石、および/またはその他宝石の売買を行う法人およ

び会社であって、ダイヤモンド/カラーストーン/ダイ

ヤモンドとカラーストーンが散りばめられたジュエリー

/プレーン・ゴールド・ジュエリーの輸出入において尐

なくとも 2 年の实績を有し、過去 3 年のライセンス年中

に年間平均 3,000 万ルピー以上の売上を有する者は、指

定されたダイヤモンド・ドル勘定(Diamond Dollar

Accounts:DDA)を通じて事業を行うこともできる。銀

行融資および/または輸出の収益金から入手できる当該

勘定のドルは、以下の目的に限定して使用する。

(i) 海外/現地の供給元からのダイヤモンド原石の輸

入/購入

(ii) 現地の供給元からの、カット・研磨済みダイヤモン

ド、カラーストーン、プレーン・ゴールド・ジュエ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

50

リーの購入

(iii) 海外/指定機関からの金の輸入/購入、および銀行

からのドル融資の返済

(iv) 輸出者のルピー口座(Rupee Account)への移転。こ

のダイヤモンド・ドル勘定(DDA)スキームの詳細

は、HBP v1 に記載する。

ダイヤモンド・ドル勘定(DDA)保有者でない者に

ついても、カット・研磨済みダイヤモンドをダイヤ

モンド・ドル勘定(DDA)保有者へ供給し、ドルで

支払いを受領し、それを 7 日以内にルピーに交換す

ることを許可する。ダイヤモンド・ドル勘定(DDA)

保有者でない者からそのように供給されたカッ

ト・研磨済みダイヤモンドおよびカラーストーン

も、その輸出義務の消滅に向けて加算される、およ

び/またはその者に補充認可を与える。

4A.18 宝石・宝飾品輸出者は、税関の規則・規制に従い、カッ

ト・研磨済み宝石・半貴石を処理のため輸出し、再輸入

できる。再輸出の場合、輸出者は、規則により関税払戻

しの権利を有する。

不良品ジュエリー

の再輸入

4A.19 宝石・宝飾品輸出者は、HBP v1 第 4A.32 項に従い、不良

品の貴金属ジュエリーを再輸入できる。

委託ベースでの輸

4A.20 宝石・宝飾品輸出者は、HBP v1 および税関(Customs)

の規則・規制に従い、委託ベースでダイヤモンド、宝石

用原石およびジュエリーを輸出できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

51

第 5 章

輸出促進資本財スキーム

ゼロ関税輸出促進

資本財スキーム

5.1 ゼロ関税(zero duty)EPCG スキームにより、生産前、生

産、および生産後のための資本財{それらの完全現地組

立て(CKD)/一部現地組立て(SKD)およびコンピュ

ータ・ソフトウェア・システムを含む}をゼロ関税

(Customs)で輸入できる。これは、EPCG スキームで輸

入される資本財に関し、割り引かれる関税の 6 倍相当の

輸出義務を条件とし、認可(Authorization)発行日から起

算して 6 年で遂行する。

このスキームは、HBP v1 に定める除外を条件として、エ

ンジニアリング・エレクトロニクス製品、基礎化学品・

医薬品、衣料品・繊維製品、プラスチック、手工芸品、

化学品・関連製品、および皮革・皮革製品の輸出者が利

用できる。

資本財の輸入の有効期間、および輸出義務期間の延長規

定は、HBP v1 でそれぞれ定める。本章に基づく譲許的な

3%関税 EPCG スキームに係るその他のすべての規定は、

上記のゼロ関税 EPCG スキームと矛盾しない範囲におい

て、ゼロ関税 EPCG スキームにも適用する。ゼロ関税

EPCG スキームは、2011 年 3 月 31 日まで有効となる。

譲許的な 3%関税

輸出促進資本財ス

キーム

5.2 譲許的 3 %関税 EPCG スキームにより、生産前、生産、

および生産後のための資本財{それらの完全現地組立て

(CKD)/一部現地組立て(SKD)およびコンピュータ・

ソフトウェア・システムを含む}を 3%関税で輸入でき

る。これは、EPCG スキームで輸入される資本財に関し

割り引かれる関税の 8 倍相当の輸出義務を条件とし、認

可発行日から起算して 8 年で遂行する。

農業企業、および家内企業または零細部門企業の場合、

3%関税での資本財輸入は、輸入される資本財に関し、割

り引かれる関税の 6 倍相当の輸出義務を、認可発行日か

ら 12 年で遂行することを条件として認める。

SSI について、3%関税での資本財輸入は、資本財に関し、

割り引かれる関税の 6 倍相当の輸出義務を、認可発行日

から 8 年で遂行することを条件として認める。ただし、

スキームに基づく当該輸入資本財の陸揚げした CIF 価格

が 500 万ルピーを超過せず、かかる輸入後のプラント・

機械への合計投資額が SSI 限度を超えないことを条件と

する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

52

ただし、関税割引額 10億ルピー以上のEPCG認可に関し、

輸出義務は、12 年で遂行する。

EPCG に基づく輸入に関し CVD が現金で支払われる場

合、CVD の発生は、それが中央付加価値税(CENVAT)

控除されないことを条件として、正味割引関税には算入

しない。

資本財には、予備品(修理調整/再生された予備品を含

む)、道具、ジグ、備品、金型および鋳型を含む。

中古の資本財も、経過年数の制限なく、EPCG スキーム

に基づき輸入できる。

ただし、自動車、スポーツ・ユーティリティ・ビークル

/汎用車の輸入は、ホテル、旅行代理店、旅行業者また

は旅行運送業者、およびゴルフリゾートを所有/運営す

る会社に限定して認めるものとし、以下を条件とする。

(i) 本年および過去 3 年のライセンス年における、ホテ

ル、旅行・観光およびゴルフ観光部門からの外国為

替獲得合計が、1,500 万ルピー以上である

(ii) 自動車、SUV/汎用車の輸入のため、1 ライセンス

年において発行されたすべての EPCG 認可に関し

「割り引かれる関税」額が、過去 3 年のライセンス

年におけるホテル、旅行・観光およびゴルフ観光部

門からの外国為替獲得平均の 50%を超過しない

(iii) 輸入される自動車が、観光目的のみに使用されるよ

う登録するものとする。登録証明書の写しを、自動

車輸入の確認として、関係 RA に提出することが望

ましい。ただし、車台等などの自動車、スポーツ・

ユーティリティ・ビークル/汎用車の部品は、EPCG

スキームに基づく輸入はできない。

ITC (HS) に基づく輸入制限(Restricted)品目の輸入は、

本部(Headquarters)の輸出入促進委員会(以下、EFC)

からの承認を経た後に、EPCG スキームに基づき認める

5.2A 既存のプラントおよび機械(EPCG その他に基づき先に

輸入されたもの)のための、予備品(修理調整/再生さ

れた予備品を含む)、鋳型、金型、ジグ、備品、道具、

初期ライニング用の耐火物、および初充電用の触媒は、

上記(資本財の輸入について)第 5.1 項および 5.2 項に規

定する通常の輸出義務の 50%に相当する輸出義務を、認

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

53

可発行日から起算して 8 年(ゼロ関税 EPCG スキームに

ついては 6 年)で遂行することを条件として、EPCG ス

キームに基づく輸入を許可する。ただし、これは、上記

予備品等の輸入 CIF 価格が、EPCG スキームに基づき輸

入されたプラントおよび機械の価格の 10%に制限される

という条件の対象となる。EPCG スキームに基づく輸入

ではないプラントおよび機械の場合、予備品等の輸入CIF

価格は、プラントおよび機械の帳簿価格の 10%に制限さ

れる。

プロジェクトのた

めの輸出促進資本

5.2B EPCG 認可は、2002 年 3 月 1 日付、関税免除通達(Customs

Exemption Notification)No. 21/2002 の通し番号 441 に基づ

き、財務省中央物品税関税局(Central Board of Excise and

Customs)が通告したプロジェクト輸入のためのスキーム

に基づく資本財輸入のために発行することもできる。

かかる EPCG 認可についての輸出義務は、割り引かれる

関税の 8 倍(ゼロ関税 EPCG スキームについては 6 倍)

となる。割り引かれる関税は、前述の関税通達に基づく

实行関税と、EPCG スキームに基づく譲許的関税との差

額となる。

小売部門のための

輸出促進資本財

5.2C 小売部門に近代的なインフラを創設するため、EPCG ス

キームに基づく譲許的関税優遇措置を、最低 1,000 平方

メートルの面積を有する小売業者が必要とする資本財の

輸入へ拡大する。かかる小売業者は、輸出義務、すなわ

ち割り引かれる関税の 8 倍を 8 年で遂行する。

資格 5.3 EPCG スキームは、輸出業務を行う製造者(サポート製

造業者/ベンダーがいるいないにかかわらず)、サポー

ト製造業者と提携する輸出商、およびサービス提供業者

を対象とする。

EPCG スキームでは、DGFT、商務局、または輸出優良商

業地区(Town of Export Excellence)における州工業イン

フラ公社(State Industrial Infrastructural Corporation)から、

一般サービス提供業者(Common Service Provider:CSP)

として指定/認定されているサービス提供業者も、FTP

/HBP の各条に基づき、以下を条件として扱われる。

(i) 一般サービス提供業者(CSP)に与えられる EPCG

ライセンスに、利用者の詳細および各利用者が遂行

すべき EO の数量を記載した明確な裏書きがある

(ii) 当該輸出は、その他の特定の輸出義務の遂行として

考慮されない

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

54

(iii) 一般サービス提供業者(CSP)は別として、一般サ

ービス提供業者(CS)の利用者各自が、それらが履

行すべき EO 数量の条件で先に割り当てられた関税

部分相当の 100%BG を取り付け、義務が遂行されな

い場合に BG が執行される。

資本財輸入の条件 5.4 資本財の輸入は、輸出義務が完了するまで、实利用者

(Actual User)条件の対象である。

輸出義務(EO) 5.5 以下の条件を、輸出義務の遂行に適用するものとする

(i) EO は、申込者が提供する製造品/サービスの輸出

によって遂行される。

スキームに基づく EO は、期間延長がある場合はそ

れも含めた輸出義務の全期間内に、同一品および類

似品について、過去 3 年のライセンス年にその者が

達成した輸出の平均値以上とする。ただし、HBP v1

第 5.7.6 項に記載する区分を除く。かかる平均は、

同一品および類似品について、過去 3 年の輸出实績

の卖純平均となる。ただし、PTH は、輸出实績の卖

純平均に基づく輸出の平均値を、3 年ではなく、過

去 5 年に固定する選択権を有する。

EO の 50%までを、同一の法人/会社、またはグル

ープ会社/管理ホテルであって、EPCG 認可を有す

る者が提供するその他の製造品またはサービスの

輸出で遂行することもできる。ただし、2008 年 4

月 1 日より前に出された EPCG 認可は、以前の政策

規定が適用される。

ただし、そのような場合、課される追加 EO は、HBP

v1 第 5.7.6 項の適用除外にかかわらず、その企業/

会社/グループ会社/管理ホテルが、元の製品/サ

ービスおよび代替の製品/サービスの両方につい

て、過去 3 年間に達成した平均輸出以上とする。

(ii) 事前許可(Advance Authorization)、関税免除補充証

明書(以下、DFRC)、DFIA、DEPB もしくは戻し

税制度(Drawback scheme)、または FTP 第 3 章に

よるインセンティブ・スキームに基づく船積みも、

EPCG の EO 遂行にカウントする。

(iii) EO は、情報技術協定(ITA-I)品目を DTA へ供給

することによっても遂行できる。ただし、収益实現

が自由な外国為替によることを条件とする。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

55

(iv) 輸出は、物理的な輸出であるものとする。ただし、

FTP の第 8.2 項の(a)、(b)、(d)、(f)、(g)および(j)項で

指定するみなし輸出も、FTP の第 8.3 項に基づき利

用可能な通常の優遇措置に加え、EO 遂行にカウン

トする。

自由に交換可能な通貨で受領するロイヤリティ支

払い、および研究・開発(以下、R&D)サービスに

ついて受領する外国為替も、EPCG に基づく履行に

カウントする。港湾取扱サービスについてルピー条

件で受領する支払いも、FTP 第 9 章の観点から、EO

履行にカウントする。

産 業 財 政 再 建 局

(BIFR)扱い企業

のための規定

5.5.1 BIFR に登録された法人/会社、または BIFR 下にある企

業を取得する法人/会社には、運営機関が作成し BIFR/

州政府( State Government)の再建局(Rehabilitation

Department)が承認する再建パッケージにより、指定がな

い場合 12 年まで、EO 延長を認めることができる。

上の条項は、関係する州政府の再建スキームによる SSI

にも適用する。

農産関連企業のた

めの輸出促進資本

5.5.2 農産物輸出ゾーン(Agri Export Zones)の企業に付与され

る EPCG 認可のため、LUT/保証書(Bond)または 15 %

BG(該当する場合)を与えることができる。これは、EPCG

認可(Authorization)が、付属書 8 で告示する第一次農産

物、またはそれに価値を付加した改良品の輸出とみなさ

れることを条件とする。

資本財の国内調達

および国内供給業

者の優遇措置

5.6 EPCG 認可を保有する者は、資本財を国内の製造業者か

ら調達できる。かかる国内の製造業者は、FTP 第 8.3 項に

基づくみなし輸出優遇措置の資格を有する。かかる国内

調達は、EOU から行うことも認められ、これらの供給物

は、FTP 第 6.9 (a) 項に定める、当該 EOU によるプラス

の正味外貨(以下、NFE)の遂行目的としてカウントす

る。

輸出義務の決定 5.7 直接輸入の場合の EO は、関税が实際に割り引かれた金

額を基準として計算する。国内調達の場合、EO は、FOR

価格で割り引かれた概念上の関税を基準として計算す

る。

既存の輸出促進資

本財機械の技術向

5.8 EPCG 認可保有者は、EPCG 認可に基づき輸入された既存

の資本財の技術向上(Technological Upgradation)を選択

できる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

56

既存の資本財の技術向上(Technological Up-gradation)に

適用される条件は、以下のとおりである。

(i) EPCG に基づき輸入された既存の資本財の技術向上

(Technological Up-gradation)を申請するための最短

期間は、認可発行日から 5 年とする。

(ii) 古い資本財に基づき行われる最低輸出は、最初の

EPCG 認可で課された EO 合計の 40%でなければな

らない。

(iii) EO を再決定し、両方の資本財について義務付けら

れる EO 合計が、両方の資本財で割り引かれる関税

の合計 6 倍の金額とし、新たな認可発行日から 8 年

で遂行することとする。

(iv) 技術向上の枠は、1 回のみ利用可能とし、最低輸入

は、申込者によるプラント・機械への既存の投資額

の尐なくとも 10%とする。

(v) 輸入する資本財(Capital Goods:CG)は、新品であ

り、かつ以前の資本財(CG)より技術的に優れて

いなければならない。

ファスト・トラック

会社のためのイン

センティブ

5.9 輸出を加速する目的でファスト・トラック会社を奨励す

るため、認可保有者が、指定された元の EO 期間の半分

以下で、特定 EO の 75%以上を達成し、および平均 EO

(Average Export Obligation)がある場合その日まで 100%

を達成している場合、残りの EO は免除されるものとし、

認可は、関係 RA に返還される。

ただし、そのような場合、HBP v1 第 5.12 項に基づくいか

なる優遇措置も利用できない。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

57

第 6 章

輸出志向型企業(EXPORT ORIENTED UNITS:EOU)、エレクトロニクス・

ハードウェア・テクノロジーパーク(ELECTRONICS HARDWARE

TECHNOLOGY PARKS:EHTP)、ソフトウェア・テクノロジーパーク

(SOFTWARE TECHNOLOGY PARKS:STP)およびバイオ・テクノロジー

パーク(BIO-TECHNOLOGY PARKS:BTP)

資格 6.1 自己の物品生産およびサービスの(DTA での許容された

販売を除き)全部を輸出することを約束する企業を、修

理、再製、再生、リエンジニアリングおよびサービス提

供を含めた物品の製造のため、EOU スキーム、EHTP ス

キーム、STP スキーム、BTP スキーム下に設立できる。

貿易企業は、これらのスキームで扱わない。

物品の輸出入 6.2 (a) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、ITC (HS) で禁止

されている品目を除き、あらゆる種類の物品・サー

ビスを輸出できる。特定化学物質( Special

Chemicals)、有機体(Organisms)、材料(Materials)、

機器(Equipment)、技術(Technologies)すなわち

SCOMET の輸出は、ITC (HS) で指示された条件を

遂行することが条件となる。

小冊子/印刷物、パンフレット、広告版、カタログ、

ポスター等のような輸出促進資料の調達および供

給も、前年の輸出 FOB 価格の 1.5%を上限価格とし

て認める。

(b) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、自己の活動に必

要な資本財などすべての種類の物品を、関税を支払

わずに、DTA、または DTA 内の保税倉庫/インド

で開催される国際的展示会から輸入および/また

は調達できる。ただし、それらが ITC (HS) で輸入

禁止品目になっていないことを条件とする。他の法

に基づき輸入のために許可が必要な場合、これが適

用されるものとする。企業には、承認された活動に

必要な資本財などの物品を、無料でまたは顧実から

の貸付/リースで、輸入することも認める。資本財

の輸入は、自己認証制となる。企業が輸入する物品

は、实利用者条件であるものとし、輸出用生産のた

めに利用する。

(c) 国家貿易(State Trading)体制は、EOU 製造企業に

は適用しない。ただし、クロム鉱石(Chrome Ore)

/クロム精鉱(Chrome concentrate)については、こ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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れらの品目の輸出政策を規定する国家貿易体制

(State Trading Regime)が、EOU に適用される。

(d) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、中心施設を設け

るために指定された一定の物品を、関税支払いなし

で、DTA から輸入/調達できる。ソフトウェア EOU

/ソフトウェア DTA 企業は、ソフトウェアの輸出

のため当該施設を使用できる。

(e) 農業、畜産、水産養殖、草花栽培、園芸、養魚、ブ

ドウ栽培、家禽または養蚕に従事する EOU は、そ

の活動に関連して、指定される物品を、保税地域外

での使用のため移動することを認める。

(f) 宝石・宝飾品 EOU は、指定機関を通じて、ローン

/即金で金/銀/プラチナを調達できる。指定機関

から金/銀/プラチナをローンか即金のいずれか

で入手する企業は、引渡しの日から 90 日以内に金

/銀/プラチナを輸出するものとする。

(g) サービス企業以外の EOU/EHTP/STP/BTP 企業

は、国家信用(State Credit)/買主のエスクロー・

ルピー勘定(Escrow Rupee Account)の返済をもっ

て、RBI の決済がある場合はこれを条件とし、イン

ドルピー(Indian Rupees)で、ロシア連邦(Russian

Federation)に輸出できる。

(h) 予備品/構成材の調達および輸出は、輸出 FOB 価

格の 5%を上限とし、それが NFE および直接税の優

遇措置に算入されないことを条件として、その輸出

品と同じ荷受人/買主が行う。

(i) BOA は、製品およびその輸出に関連する物品を製

品とともに混載するための、宝石・宝飾品(Gems &

Jewellery)以外の部門の EOU/EHTP/STP/BTP

企業からの要請を、必要に応じて許可できる。かか

る物品は、EOU が DTA から、その企業が前会計年

度に輸出した当該製品の 5%FOB 価格の範囲で、関

税支払いなしで輸入/調達できる。EOU が調達/輸

入する物品および EOU が製造する商品の詳細は、

輸出書類に個別に記載する。そのような場合、調達

/輸入される物品の価格は NFE に算入されず、か

かる調達/輸入物品から生じる DTA 販売受給権お

よび利益は、所得税優遇措置の資格がない。そのよ

うに調達/輸入された物品は、DTA で販売できない

ものとする。BOA は、その他の条件を指定するこ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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ともできる。

中古の資本財 6.3 中古資本財は、経過年数の制限なく、免税で輸入できる。

資本財の賃貸借 6.4 a) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、当事者間の確定

契約を前提として、国内/外国のリース会社から関

税/物品税の支払いなしで、資本財を調達できる。

そのような場合、EOU/EHTP/STP/BTP 企業と

国内/外国のリース会社は、関税支払いなしで資本

財の輸入/調達ができるようにするため、連名で書

類を提出する。

b) EOU/EHTP/BTP/STP 企業は、非銀行金融会社

(Non Banking Financial Company:NBFC)に資本財

を売却したうえで、当該資本財を借用できる。これ

は、以下を条件とする。

i) その企業が、管轄の税関(Customs)または中央物

品税局(Central Excise)の副/助手コミッショナー

(Deputy / Assistant Commissioner)から、「資産の

セール&リースバック(Sale and Lease Back of

Assets)」取引を締結するための許可を取得し、売

却・リースバックする物品の完全な詳細および非銀

行金融会社(NBFC)の詳細を提出する

ii) 売却・リースバックされる物品が、その企業の敷地

から除去されていない

iii) その企業が、非銀行金融会社(NBFC)と売却・リ

ースバック取引を締結する時点で、NFE がプラスで

ある

iv) その企業と非銀行金融会社(NBFC)による共同事

業が、1962 年関税法または 1944 年物品税法(Central

Excise Act, 1944)に記載されるように、これらの物

品の輸入または調達に関する通達の規定に違反す

る場合、物品に関し納税義務を与えられる。および

その物品に関する先取特権が、引き続き税関

( Customs ) / 中 央 物 品 税 局 ( Central Excise

Department)にあり、それらの機関は、1995 年関税

(政府賦課金の回復のための不履行者財産の差押

え)規則{Customs (Attachment of Property of

Defaulters for Recovery of Govt. Dues) Rules, 1995}

に記載されるように、1962 年関税法第 142(b)条に基

づき、当該物品について、その企業が政府

(Government)へ支払うべき金額の回収のための第

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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一次責任を有する。

正味外貨獲得 6.5 EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、より高い VA が必要と

される HBP v1 付属書 14-I-C の固有規定の部門を除き、

プラスの NFE を獲得している(輸出入収支をプラスに保

っている)者でなければならない。NFE 獲得は、生産開

始から、5 年間を 1 ブロックとし、以後ブロック卖位で

累積的に計算していくものとする。企業が、許可書(以

下、LoP)に記載される製品輸出に課される禁止/制限の

ため輸出できない場合、BOA は NFE 獲得に算入する 5

年ブロック期間を、適宜延長できる。BOA は、2008 年 9

月 30 日から 2009 年 9 月 30 日までの間に 5 年ブロック期

間を完了する企業について、景気減退のみを理由とした

その特定企業の輸出減退を考慮し、NFE の計算のための

ブロック期間をもう 1 年延長することを必要に応じて検

討できる。

許可書/基本合意

書および法定保証、

投資基準

6.6 (a) 承認時、LoP/基本合意書(以下、LoI)が、開発コ

ミッショナー(以下、DC)/指定された職員から、

EOU/EHTP/STP/BTP 企業に発行される。LoP/

LoI は当初 3 年間有効とし、その時までに企業が生

産を開始していることが望ましい。有効期間は管轄

官庁によって、さらに 3 年まで延長できる。ただし、

6 年を超える延長提案は、BOA が必要に応じて例外

的状況で検討する。企業がひとたび生産を開始する

と、発行された LoP/LoI は、その活動のため 5 年

間有効となるものとする。この期間は、DC が、1

度につき 5 年間をさらに延長できる。

(b) 関係当局から EOU/EHTP/STP/BTP 企業に発行

された LoP/LoI は、上記第 6.2 項の遵守を条件と

して、あらゆる目的のための認可(Authorisation)

と解釈する。

(c) 企業は、関係 DC と LUT に署名捺印する。プラスの

NFE を確保できない場合、または LoP/LoI/無効

通知文書(IL)/LUT の条件のいずれかを遵守でき

ない場合、企業は、その他の法/規則または LoP/

LoI/無効通知文書(IL)の取り消しもしくは撤回

に基づく法的措置に影響を与えることなく、FT

(D&R) Act の各条および同法に基づく規則・命令に

基づき刑事訴訟を受けることになる。

(d) 新たに設立された企業として EOU 認定を検討され

るには、プラント・機械に最低 1,000 万ルピー以上

の投資を必要とする。ただし既存の企業、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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EHTP/STP/BTP、手工芸品(Handicrafts)/農業

(Agriculture)/草花栽培(Floriculture)/水産養殖

(Aquaculture)/畜産(Animal Husbandry)/情報

技術(Information Technology)、サービス(Services)、

真ちゅう製品(Brass Hardware)および手製の

(Handmade)宝石部門の企業には適用しない。BOA

は、より低い投資基準で EOU 設立を認めることも

できる。

申請および承認 6.7 (a) サービス部門(R&D、ソフトウェアおよび IT で可

能になるサービス、または BOA が委託するその他

のサービス活動を除く)の企業の設立案以外で、

EOU スキームに基づく企業設立の申請は、HBP v1

に示す基準に従い、15 日以内に企業認定委員会

(Units Approval Committee)によって承認または却

下される。

(b) その他の場合、承認は、HBP v 1 で示すように、こ

の目的で設立された BOA が与えることができる。

(c) 工業ライセンスを要求する EOU 設立案は、45 日以

内に、BOA および商工省産業政策振興局(以下、

DIPP)による提案認可後、DC によって承認される。

(d) プラントおよび機械への投資が 5 億ルピー以上、ま

たは年間輸出が 5 億ルピー以上を有する既存の

DTA 企業から EOU/EHTP/STP/BTP 企業への転

換申請は、BOA に決定を委ねる。

完成品/不良品/

廃棄物/スクラッ

プ/残存物および

副産物の国内一般

関税地域販売

6.8 EOU/EHTP/STP/BTP 企業の生産物はすべて、以下に

従い輸出される。

(a) 宝石・宝飾品企業以外の企業は、NFE がプラスであ

ることを条件として、譲許的関税支払いで、輸出

FOB 価格の 50%まで物品を販売できる。DTA 販売

受給の範囲内で、企業は企業から輸出する物品また

は輸出する予定の物品と類似する自己の製品を、

DTA 内で販売できる。ただし、二つ以上の製品を製

造および輸出している企業は、これらの製品のいず

れかを、指定製品の輸出 FOB 価格の 90%まで DTA

へ販売できる。これは、その企業について DTA 販

売の合計が、上記で規定した輸出 FOB 価格の 50%

という全受給を超えないことを条件とする。譲許的

関税での DTA 販売は、自動車、アルコール飲料、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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書籍、紅茶(インスタントを除く)、コショウ・コ

ショウ製品、大理石および随時公表されるその他の

品目に関し、一切許可しないものとする。かかる

DTA 販売は、包装/ラベル付け/分別/冷凍/圧縮

/微粉化/粉砕/造粒/化学物質の一水和物形態

から無水物への転換(またはその逆)に従事する企

業に対しても許可しないものとする。SEZ 内の企業

に対する販売も、かかる販売の支払いが SEZ 企業の

外国為替勘定(Foreign Exchange Account)から行わ

れることを条件として、EOU による輸出 FOB 価格

到達のための考慮に入れる。DTA への販売も、医薬

品(バルク薬剤を含む)の登録必須要件の対象とな

る。輸入時に賦課できる、1975 年関税率法(Customs

Tariff Act, 1975)第 9A 条に基づくアンチ・ダンピン

グ税(Anti Dumping duty)に相当する金額を、企業

から DTA へ販売される物品の製造・加工のために

使用される物品に関し支払う。

(b) ソフトウェア企業を含むサービスについて、あらゆ

る形態の DTA における販売も、オンライン・デー

タ通信も含め、輸出 FOB 価格の 50%まで、および

/または当該サービスの支払いを外国為替で受領

する場合、獲得した外国為替の 50%まで許可する。

(c) 宝石・宝飾品企業は、NFE がプラスであることを条

件として、DTA における前年の輸出 FOB 価格の

10%まで販売できる。プレーンジュエリーの販売に

関し、受領者は、指定機関からの販売に適用される

譲許的な率の関税を支払う。スタッド・ジュエリー

に関して、関税は適宜支払う。

(d) LoP で特に禁止される場合を除き、全体での限度

50%とした範囲内の不良品を、税関当局へ事前通知

したうえで、6.8(a)号に基づく販売に適用される関

税の支払いをもって、DTA で販売できる。かかる販

売は、DTA 販売受給についてカウントされる。輸出

FOB 価格 5%までの不良品販売は、NFE がプラスで

あることを条件としない。

(e) 生産過程から生じるまたは生産過程に関連して生

じる、スクラップ/廃棄物/残存物は、免税スキー

ム(Duty Exemption Scheme)に基づき通告される

SION により、輸出 FOB 価格の 50%を全体的な上限

としてその範囲内で、該当する譲許的な関税の支払

いをもって、DTA 内で販売できる。スクラップ/廃

棄物/残存物の当該販売は、NFE がプラスであるこ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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とを条件としない。基準に入らない品目に関し、DC

は 6カ月間の特別の基準を決定でき、この期間内に、

規格委員会(以下、NC)が基準を確定する。特別

基準は、NC が基準を確定するときまで継続する。

DTA 販売の権利のない企業による廃棄物/スクラ

ップ/残存物の販売、または DTA 販売受給権を越

える販売は、関税全額の支払いを条件とする。スク

ラップ/廃棄物/残存物も輸出できる。

(f) スクラップ/廃棄物/残存物は、それらが税関当局

の許可をもって破棄される場合、関税/税金が課さ

れない。

(g) LoP に記載される副産物も、NFE がプラスであるこ

とを条件とし、該当する関税の支払いをもって、

6.8(a)号の全体的な受給権の範囲内で DTA での販売

を行うことができる。DTA 販売の権利を有しない企

業による副産物の販売、または 6.8(a)号の受給権を

越える副産物の販売も、関税全額の支払いをもって

許可する。

(h) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、コショウ・コシ

ョウ製品・大理石を除き、FTP に基づき DTA で自

由に輸入可能な完成品を、DC へ通告したうえで関

税全額の支払いをもって販売できる。ただし、それ

らの NFE がプラスであることを条件とする。輸入

時に賦課できる、1975 年関税率法(Customs Tariff

Act, 1975)第 9A 条に基づくアンチ・ダンピング税

(Anti Dumping duty)に相当する金額を、企業から

DTA へ販売される物品の製造・加工のために使用さ

れる物品に関し支払うものとする。

(i) エレクトロニクス・ハードウェアおよびソフトウェ

アを製造する企業の場合、NFE および DTA 販売受

給権は、ハードウェアとソフトウェアについて別個

に計算する。

(j) EOU/EHTP/STP/BTP により製造された物品の

DTA 販売の場合、基本関税および CVD がゼロであ

り、かかる物品を、関税支払いについて非課税とみ

なすことができる。

(k) 新規 EOU の場合、最初の年の推定輸出の 50%を超

えない範囲で、事前の DTA 販売が認められる。た

だし医薬品企業は例外とし、この場合は最初の 2 年

の推定輸出に基づく。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(l) 繊維(Textile)および花こう岩(Granite)部門の企

業は、上記 6.8 項の (a)、(d)、(e)、(g)および(k)の条

件で、1944 年物品税法(Central Excise Act, 1944)第

3 条またはその時点で有効なその他の法に基づき、

EOU 以外のインド内で生産または製造された物品

などに賦課される物品税の合計に相当する金額の

支払いをもって、DTA に物品を販売する選択権を有

する。これは、それらの企業が、関税支払い済みの

輸入投入財を、前年の輸出 FOB 価格の 3%を超えて

使用していないこと、および NFE がプラスである

ことを条件とする。この選択権がひとたび行使され

ると、その企業は、いかなる目的であっても免税投

入財を輸入できなくなる。

国内一般関税地域

でのその他の供給

6.9 EOU/EHTP/STP/BTP 企業から DTA へ行う以下の供

給は、NFE に算入する。

(a) DTA において行われる供給であって、事前許可

(Advance Authorisation)/年間必要量分への事前許

可(Advance Authorisation for annual requirement)/

免税に基づく DFIA/減免スキーム/EPCG スキー

ムの保有者を対象とするもの。ただし、印刷部門の

EOU(または HBP v 1 で通告するその他の部門)は、

基本関税および CVD がゼロであるまたは別途免税

されている場合、事前許可/年間必要量分への事前

許可の保有者に対し物品を供給できない。

(b) 海外から受領する外国為替送金をもって DTA 内で

行われる供給

(c) 他の EOU/EHTP/STP/BTP/SEZ 企業への供給。

ただし、当該物品が FTP 第 6.2 項により、調達が認

められていることを条件とする

(d) FTP に基づきおよび/または関税法の第 65 条に基

づき設立された保税倉庫、ならびに自由貿易保税倉

庫地区への供給。これらは支払いが外国為替で受領

される

(e) 物品・サービスにつき、HBP v 1 に定めるとおり、

財務省(以下、MoF)が発行する一般免税通達によ

り、当該品目について免税輸入の権利を有する組織

への供給

(f) 情報技術協定(Information Technology Agreement:

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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ITA-1)品目、および通告済みのゼロ関税の電子通

信/エレクトロニクス品目の供給

(g) 輸出目的で荷札、ラベル、印刷済みの袋、ステッカ

ー、ベルト、ボタンまたはハンガーなどの品目を

DTA 企業へ供給

(h) EOU 精油所で生産した液化石油ガス(LPG)を、公

営(Public Sector)の国内石油会社へ、国内の家庭

消費用に供給のため、石油天然ガス省(Ministry of

Petroleum and Natural Gas)が通告した(2003 年 1 月

28 日付通達 No. E-20029/18/2001-PP 参照)公共配給

制度(Public Distribution System:PDS)の 2002 年灯

油・国内 LPG 助成スキーム(Kerosene and Domestic

LPG Subsidy Scheme, 2002)に基づき助成を受けた価

格で供給(以下「PDS スキーム」という)。これは

以下を条件とする

(a) 石油天然ガス省が輸出許可を拒否し、その液

化石油ガス(LPG)を国内一般関税地域(DTA)

内で売るよう要求する程度の量の液化石油ガ

ス(LPG)しか供給できない、および

(b) 財務省(Ministry of Finance)が通達により、前

述の公共配給制度(PDS スキーム)に基づく

供給のため液化石油ガス(LPG)の免税輸入を

許可した。

他者を介した輸出 6.10 EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、HBP v1 第 6.18 項に記

載する条件に従い、自己が製造した物品/開発したソフ

トウェアを、別の輸出者または他の EOU/EHTP/STP

/SEZ 企業を介して輸出できる。

国内一般関税地域

からの供給の受給

6.11 (a) DTA から EOU/EHTP/STP/BTP 企業への供給

は、「みなし輸出」とみなされ、DTA 供給業者は、

供給業者に関する輸出義務がある場合はその消滅

に加え、FTP 第 8 章に基づき該当する受給資格を有

する。上記にかかわらず、EOU/EHTP/STP/BTP

企業は、DTA 供給業者からの適切な権利不要求の生

産に関し、FTP 第 8 章に指定される受給権を取得す

る資格を有する。みなし輸出関税払戻しの請求につ

いて、払戻し制度(Drawback)の全産業共通レート

(All Industry Rates)を利用できない場合は、必ず

DC が確定するブランド・レートを入手する。

(b) DTA から EOU への宝石および半貴石、合成石およ

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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び加工済み真珠の供給は、HBP v1 に記載するレー

トで HBP v1 に記載する品目について、補充認可

(Replenishment Authorisation)を与えられる資格を

有する。

(c) さらに、EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、以下の

権利を有する。

(i) インドで製造された物品に関する中央売上税

(Central Sales Tax:CST)の払戻し

その事案が(HBP v1 第 9.10.1 項のとおり)完

備した申請の受領から 30 日以内に精算されな

い場合、中央売上税(CST)の払戻し遅延に関

し、年間卖利 6% が支払われる

(ii) インドで製造された物品に関し、DTA から調

達される物品に関する中央物品税(Central

Excise Duty)の支払い免除

(iii) 国内の石油会社/国内の石油公営企業(Public

Sector Undertakings)の貯蔵所(Depot)から調

達された燃料に関し、支払い済みの関税につ

き、DGFT が随時通告する払戻しレートでの払

戻し。財政法(Finance Acts)に基づき燃料に

課される追加の物品税の払戻しも認める。

(iv) 支払済みのサービス税に関する中央付加価値

税控除(CENVAT Credit)

その他の受給権 6.12 EOU/EHTP/STP/BTP 企業のその他の受給権は以下

のとおりである。

(a) 所得税法(Income Tax Act)第 10A 条および 10B 条

に基づく所得税(Income Tax)の免除

(b) SSI 部門用に留保されている品目の製造のための工

業ライセンスの免除

(c) 輸出収益金が 12 カ月以内に現金化される

(d) 企業が、自己の輸出収益を「輸出者外貨預金(以下、

EEFC)」口座に 100%保有できる

(e) 企業は、以下に該当する場合、輸入時または DTA

で請負作業を探す際に BG の提出を要しない

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(i) 5,000 万ルピー以上の売上高がある

(ii) 企業が、尐なくとも 3 年間存在している

(iii) その企業が、

(a) NFE/EO がプラスである

(b) 過去 3 年間に、手続き違反以外の理由で、

サービス税(Service Tax)を含む、関税

法(Customs Act)、物品税法(Central Excise

Act)、FT (D&R) Act、外国為替管理法

(Foreign Exchange Management Act)、

1994 年財政法(Finance Act, 1944)、もし

くは同種の法(Acts)またはそれらに基

づく規則の罰則規定に従い、詐欺/共謀

/故意の虚偽陳述/事实の隠ぺい、また

はそれらの各条の違反の理由で、理由開

示を求める通知(show cause notice)また

は確認済みの要求を出されていない

(f) SEZ 企業と類似する自動的な経路を通じて、100%

外国直接投資(以下、FDI)が認められる

(g) 企業が生産または製造し、DTA へ売る物品に関する

税金を、中央物品税規則(Central Excise Rules)に

規定される方法で月ごとに支払う

企業間の譲渡 6.13 (a) ある EOU/EHTP/STP/BTP 企業から別の EOU/

EHTP/STP/BTP 企業への工業製品の譲渡は、物品

の保税移動手続きに従い、関係 DC および税関当局

への事前通知をもって行うことができる。EOU/

EHTP/STP/BTP 企業から SEZ の開発業者または

企業への工業製品譲渡も、2006 年経済特区規則

(SEZ Rules, 2006)に規定する手続きに従い認める。

(b) 資本財は、関係 DC および税関当局への事前通知を

もって、他の EOU/EHTP/STP/BTP/SEZ 企業

へ譲渡または貸付けできる。

(c) EOU/EHTP/STP/BTP の一企業から別の企業へ

供給された物品は、供給された企業による DTA 販

売に関し、供給された企業が関税を支払う輸入物品

として取り扱う。

下請け 6.14 (a) (i) 宝石・宝飾品企業を含む EOU/EHTP/STP/

BTP 企業は、税関当局からの年卖位の許可で、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

68

請負作業を通じて生産工程を DTA に外注でき

る。この請負作業には、DTA の企業が行う請

負作業による、物品の形態または性質の変更

も含むことができる。

(ii) これらの企業は、税関当局の許可をもって、

DTA での価格条件で前年の生産全体の 50%ま

でを外注できる。

(b) (i) EOU は、税関当局からの年卖位の許可で、DTA

輸出者を代理して輸出の請負作業を引き受け

ることができる。この場合、物品が EOU から

直接輸出されること、および輸出書類が DTA

/EOU の連名でなければならない。かかる輸

出について、DTA 企業は、関税払戻しのブラ

ンド・レートにより、投入財に関し支払済み

の関税の払戻しを受ける権利を有する。

(ii) 外国の供給業者から請負作業ベースで EOU に

行われた輸出注文の履行のための物品の免税

輸入は、DTA での売却を一切認めないという

条件で許可する。

(iii) 他の EOU/EHTP/STP/BTP 企業を通じ、生

産と生産工程の両方を外注することも、企業

内で記録を保管することを条件に無制限に行

うことができる。

(iv) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、LoP に記載

するとおり、生産工程の一部を海外に外注し、

中間製品を海外へ送ることができる。物品を

下請け業者の施設から海外へ輸出しようとす

る際に、許可は一切必要としない。外注した

物品を引き取る際には、関係 DC および税関当

局に事前の通知を行う。

(c) 請負作業で生じたスクラップ/廃棄物/残存物は、

取引価額に関する該当関税を支払って請負作業者

の施設から撤去するか、税関/中央物品税(Central

Excise)当局の立会いで破棄するか、企業に返却で

きる。破棄は、金、銀、プラチナ、ダイヤモンド、

貴金属および半貴石には適用しない。

(d) 宝石・宝飾品 EOU が、他の EOU・SEZ 企業または

DTA 企業を通じて行う外注/交易は、HBP v1 に示

す手続きによる。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

69

未利用資材の販売 6.15 (a) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、DTA から輸入ま

たは調達した物品・サービスを利用できない場合、

以下を行うことができる

(i) 別の EOU/EHTP/STP/BTP/SEZ 企業へ譲

渡する

(ii) または、税関当局の承認をもって、該当関税

を支払いおよび輸入認可を提出のうえ、DTA

内で売却する

(iii) または輸出する。EOU/EHTP/STP/BTP 企

業から、別の当該企業へのかかる譲渡は、受

領する企業の輸入として取り扱う

(b) 旧式/余剰となった資本財および予備品は、別の

EOU/EHTP/STP/BTP/SEZ 企業へ輸出、譲渡す

るか、該当関税を支払って DTA 内で売却できる。

減価償却の優遇措置が該当する場合、DTA 内での売

却の場合に利用できるが、認められる減価償却を考

慮し、その企業の NFE がプラスの場合に限定する。

資本財、原材料、消耗品、予備品、工業製品、加工

品または包装品、およびスクラップ/廃棄物/残存

物/不良品を、税関当局へ通知後に企業内で破棄す

る場合、または税関当局の許可を得て企業外で破棄

する場合、関税の支払い義務はない。上記の破棄は、

金、銀、プラチナ、ダイヤモンド、貴金属および半

貴石には適用しない。

(c) 繊維部門の場合、使い残しの材料/織物の処分は、

CIF 価格の 2%または輸入数量の 2%のいずれか低

いほうを上限とし、取引価額に関する関税を支払う

ことにより、中央物品税局/税関の職員がこれらを

使い残し品と認証することを条件として許可され

る。

(d) 使用済みの包装材の処分は、取引価額に関する関税

を支払うことで許可される。

再生/修理および

リエンジニアリン

6.16 外貨での輸出を目的として、再生、修理、再製、試験、

キャリブレーション、品質向上、技術向上およびリエン

ジニアリング活動を行うため、BOA の承認をもって EOU

/EHTP/STP/BTP 企業を設立できる。ただし、FTP 第

6.8 項、6.9 項、6.10 項、6.13 項、6.14 項および HBP v1

第 6.28 項は、かかる活動に適用しない。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

70

輸入品/国産品の

交換/修理

6.17 (a) 物品の交換/修理の輸出入に関連する FTP の一般

規定は、EOU/EHTP/STP/BTP 企業にも同等に

適用する。これらの規定で言及されない事案は、DC

が实績に応じて検討する。

(b) DTA で販売され、何らかの理由で受入れられなかっ

た物品は、関係する管轄の税関/中央物品税当局へ

通知したうえで、修理/交換のため引き取ることが

できる。

(c) 物品またはその部品が、輸入/国内調達した際に、

欠陥があった、使用に適さない、損傷していた、ま

たはその後欠陥が生じた場合、返却/交換品を入手

/破棄できる。交換の場合、物品は外国の供給業者

もしくはインド内の認定代理人、または国内の供給

業者から交換品を受け取ることができる。その企業

は、欠陥部品が再輸出されるか破棄されることを条

件として、外国の供給業者のインド内の認定代理人

から、無料(関税支払済み)で交換品を取得できる。

ただし、破棄は、宝石および半貴石および貴金属に

適用しない。

輸出志向型企業ス

キームからの脱退

6.18 (a) EOU は、DC の承認をもってスキームから外れるこ

とができる。かかる脱退は、物品税および関税、实

施中の産業政策に基づく支払いの対象となる。

(b) 企業が義務を達成していない場合、脱退時に法的罰

則を免れない。

(c) 宝石・宝飾品企業が営業を停止する場合、ジュエリ

ー製造に利用可能な金およびその他の貴金属、合

金、宝石およびその他材料は、DoC が指名する機関

へ引き渡される。価格は当該機関が決定する。

(d) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、DTA 企業(Units)

に優勢なEPCGスキームに基づく資本財の関税支払

いに際し、いつでもスキームからの脱退について

DC の許可を受けることができる。これは、EOU ス

キームに基づくプラスの NFE 基準、EPCG スキーム

に基づく資格規準、および HBP v 1 に示す標準条件

を満たしている必要がある。

(e) EOU スキームからの脱退を希望する企業は、DC お

よび税関当局および中央物品税当局へ書面で通知

する。企業は脱退に伴う関税債務を見積もり、かか

る見積の詳細を税関および中央物品税当局へ提出

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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する。税関および中央物品税当局は、その企業の

NFE がプラスであることを条件とし、認定された減

価償却を考慮して、優先順で関税債務を確認する。

関税の支払いおよびすべての支払い義務の決済後、

企業は税関および中央物品税当局から「収税済証明

書(No Dues Certificate)」を取得する。税関および

中央物品税当局からそのように発行される「収税済

証明書(No Dues Certificate)」に基づき、企業は最

終的な脱退を DC へ申請する。

FT (D&R) Act に基づく未解決の手続きがない場合、

開発コミッショナー(DC)は、7 営業日以内に最終

的な脱退命令を出す。税関および中央物品税当局か

ら発行される「収税済証明書(No Dues Certificate)」

と、DC による最終的な脱退命令の間の期間は、企

業は資本財または投入財の調達について、免税を主

張する権利を有しない。ただし企業は、事前許可/

DEPB/関税払戻し(Duty Drawback)を請求できる。

関税計算および支払い義務が係争され時間を要す

るため、脱退プロセス促進を目的として、BG/保

証書(Bond)/BG に裏付けされる分割払い

(Installment)処理が与えられる。

(f) 該当する輸入税の支払後海外から、または物品税の

支払後国内市場から、企業が機械を調達して DTA

企業として当初設立され、その後 EOU へ転換する

場合、脱退後の DTA への当該資本財の移動に関税

は課されない。同様に、DTA 企業が EPCG スキー

ムに基づき資本財を輸入し、EO を完全に遂行した

後、EOU へ転換する場合、企業は、脱退の際に DTA

で当該資本財を移動するときに資本財に関する関

税は課されない。

(g) EOU/EHTP/STP/BTP 企業は、1 度限りの特例と

して、事前許可により DC からの脱退許可を受ける

こともできる。これには NFE がプラスであること

が条件となる。

転換 6.19 (a) 既存の DTA 企業も、EOU/EHTP/STP/BTP 企業

への転換を申請でき、第 10A 条および 10B 条に基

づく所得税優遇措置は、既に設置したプラント、機

械および機器に利用できる。

(b) 既存の EHTP/STP 企業も、EOU への転換/合併を

申請でき、逆もまた同様である。そのような場合、

企業は引き続き保税倉庫留置となり、関税および該

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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当する場合税金の免除を利用できる。

正味外貨の監視 6.20 EOU/EHTP/STP/BTP 企業の实績は、HBP v1 ガイド

ラインに従い、企業認定委員会( Units Approval

Committee)が監視する。

展示会/輸出促進

ツアー/海外のシ

ョールーム/免税

店を介した輸出

6.21 EOU/EHTP/STP/BTP には、以下を許可する

(i) DC の許可を得て、海外の展示会の開催/参加のた

め物品を輸出すること

(ii) 金/銀/プラチナ・ジュエリー、宝石、半貴石、ビ

ーズおよび製品を個人的に運搬すること

(iii) 海外に設置され許可を受けた店での展示/販売の

ため物品を輸出すること

(iv) 海外に設置され許可を受けた店で、またはそれらの

販売店/代理人のショールームでの展示/販売

(v) 国際空港でショールーム/小売店舗を設置するこ

小荷物の輸出入の

個人的運搬、外国へ

向かう乗実による

ものを含む

6.22 宝石・宝飾品品目の個人的運搬を介した輸出入は、税関

手続きに従って行うことができる。ただし、輸出収益は、

通常の銀行ルートを通じて現金化される。宝石・宝飾品

業以外の企業による個人輸送での輸出入は、物品が商業

的規模の量でないことを条件に認める。宝石・宝飾品EOU

の権限保持者も、RBI および DoR が規定するガイドライ

ンに従い、金を初期の形態で 1 会計年度につき 10 kg ま

で、個人輸送により輸入できる。

郵便/宅配便によ

る輸出入

6.23 無料サンプルなどの物品は、税関手続きに従い、航空貨

物または外国郵便局または宅配便により輸出入できる。

輸出志向型企業の

管理/開発コミッ

ショナーの権限

6.24 輸出志向型企業(EOU)の管理および開発コミッショナ

ー(DC)の権限の詳細は、HBP v1 に記載している。

経営不振の企業の

再生

6.25 企業が、該当当局から経営不振と宠告されていることを

条件として、その企業の再生または買収のための提案は

BOA が検討する。

エ レ ク ト ロ ニ ク

ス・ハードウェア・

テクノロジーパー

ク / ソ フ ト ウ ェ

6.26 EHTP/STP スキームに基づく企業の場合、本章の該当項

に基づき必要な承認/許可は、DC の代わりに通信情報技

術 省 ( Ministry of Communication and Information

Technology )情報技術局( Department of Information

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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ア・テクノロジーパ

ークの承認

Technology)、および BOA の代わりに省間常設委員会

(Inter-Ministerial Standing Committee:IMSC)により指定

される職員が与える。

バイオ・テクノロジ

ーパークの承認

6.27 BTP は、科学技術省バイオテクノロジー局(Department of

Biotechnology)の勧告に基づき、DGFT が通告する。BTP

内の企業の場合、本章の該当条項に基づく必要な承認/

許 可 は 、 バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー 局 ( Department of

Biotechnology)の指定職員が与える。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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第 7 章

経済特区

経済特区(SEZ)に関連する政策は、2005 年経済特別区法(SEZ Act 2005)および当該法

に基づき作成された規則(Rules)が適用される。

第 7 章 A

自由貿易保税倉庫地区

自由貿易保税倉庫地区(Free Trade and Warehousing Zones)に関連する政策は、2005 年経済

特別区法(SEZ Act 2005)および当該法に基づき作成された規則(Rules)が適用される。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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第 8 章

みなし輸出(DEEMED EXPORTS)

みなし輸出 8.1 「みなし輸出(Deemed Exports)」とは、供給される物品

が国外に出ず、当該供給物の支払いがインドルピーまた

は自由な外国為替のいずれかで受領される取引をいう。

供給の区分 8.2 主要請負業者/下請業者による物品供給のうち以下の区

分は、物品がインド内で製造されることを条件として、

FTP に基づく「みなし輸出」として扱われる

(a) 事前許可(Advance Authorisation)/年間必要量への

事 前 許 可 ( Advance Authorisation for annual

requirement)/DFIA を受けた物品の供給

(b) EOU/STP/EHTP/BTP への物品供給

(c) EPCG 認可取得者への資本財供給

(d) MoF 経済局(Department of Economic Affairs:DEA)

が、国際競争入札(International Competitive Bidding:

ICB)に基づき通告する多国間または二国間の機関

/基金によって資金提供されるプロジェクトへの

物品供給であって、法的な合意で関税を含まずに入

札評価を定めるそれらの機関/基金の手続きに基

づくもの

MoF 経済局(DEA)が国際競争入札(ICB)に基づ

き通告する、多国間または二国間の機関/基金

(Funds)によって資金提供されるプロジェクトへ

の物品および機器の供給および設置(ターンキー契

約の卖一責任)であって、海外で製造された物品用

の関税込持込渡条件(Delivered Duty Paid:DDP)で

入札が促され評価されるそれらの機関/基金の手

続きに基づくもの

(e) 組立て未了/分解済みの状態のものを含む資本財、

ならびにプラント、機械、付属品、道具、金型、お

よび商業生産の段階までの導入目的で使用される

物品、および予備品につき、FOR 価格 10%までの

肥料工場への供給

(f) 何らかのプロジェクト・目的への物品供給であっ

て、当該プロジェクト・目的について、MoF が通達

により当該物品をゼロ関税で輸入することを許可

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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するもの

(g) 上記(f)に該当しない電力プロジェクトおよび精油

所への物品供給

(h) 100%の EOU(国内の貨物コンテナ製造業者)によ

る海上貨物コンテナの供給。これは、当該コンテナ

が、6 カ月以内または税関が許可する延長期間内に

インドから輸出されることを条件とする

(i) 国連機関(UN Agencies)が資金提供するプロジェ

クトへの供給

(j) 国際競争入札(ICB)とは異なる競争入札を通じた

原子力プロジェクトへの物品供給

みなし輸出の優遇措置は、その供給が国際競争入札(ICB)

の手続きに基づき行われる場合に限り、第(d)項、(e)項、

(f)項および(g)項に基づき利用できる。

みなし輸出の優遇

措置

8.3 みなし輸出は、HBP v1 の条件に従いみなし輸出として適

格な物品の製造および供給に関し、以下の優遇措置のい

ずれかもしくは全部を受給できる

(a) 事前許可/年間必要量への事前許可/DFIA

(b) みなし輸出払戻し制度

(c) 供給が国際競争入札(ICB)に照らして行われる場

合、ターミナル物品税の免除。その他の場合では、

ターミナル物品税(TED)を払い戻す。当該税の免

除は、事前許可取得者から別の事前許可を保持する

製造業者へ行う供給についても、当該製造業者が今

度はその製品を最終的な輸出者へ供給する場合に

利用できるものとする。

供給業者への優遇

措置

8.4.1 (i) FTP 第 8.2(a)項の条件で、事前許可/DFIA に照らし

て行われた供給に関し、供給業者は、中間供給物に

ついて事前許可/DFIA を受ける権利を有する。

(ii) 供給が、FTP 第 4.1.11 項および 4.1.12 項による事前

許可/DFIAに照らして発行されたAROまたは見返

り信用状(Back to Back Letter of Credit)をもって行

われる場合、供給業者は、FTP 第 8.3(b)項および(c)

項に記載のいずれかに該当するするほうの優遇措

置の権利を有する。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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8.4.2 FTP 第 8.2(b)項による EOU/EHTP/STP/BTP への物品

供給に関し、供給業者は、FTP 第 8.3(a)項、(b)項および(c)

項に記載のいずれかに該当するするほうの優遇措置の権

利を有する。

8.4.3 FTP 第 8.2(c)項に基づき行われる供給に関し、供給業者

は、本政策第 8.3(a) (b) (c)項に記載のいずれかに該当する

するほうの優遇措置の権利を有する。

8.4.4 (i) FTP第 8 .2(d) (f) (g)項に基づき行われる供給に関し、

供給業者は第 8.3(a) (b) (c)項に記載のいずれかに該

当するするほうの優遇措置の権利を有する。

(ii) 第 8.2(d)項に記載する供給に関し、MoF 経済局

(DEA)により通告される機関が卖独で資金提供す

るプロジェクトへの供給は、みなし輸出優遇措置の

資格を有する。当該機関/基金の一覧は、HBP v1

付属書 13 に記載する。

(iii) FTP 第 8.2(f)項に基づくみなし輸出の優遇措置は、

2002 年 3 月 1 日付通達 No. 21/2002-Customs および

その随時の修正により指定される条件を満たすこ

とにより、DoR からゼロ関税で輸入が認められる品

目に関して適用する。

(iv) 第 8 .2(g)項に基づく、電力プロジェクトに対する資

本財 FOR 価格 10%までの資本財および予備品の供

給は、その後に国際競争入札(ICB)手続きが独立

発電事業者(Independent Power Producer:IPP)/設

計・調達契約(Engineering and Procurement Contract)

段階で行われることを条件として、みなし輸出優遇

措置の権利を有する。みなし輸出優遇措置は、発電

所の修理/近代化にも利用できる。供給業者は、FTP

第 8.3(a) (b)項に記載のいずれかに該当するするほ

うの優遇措置の権利を有する。ただし、2002 年 3 月

1 日 付 歳 入 局 通 達 ( DoR Notification ) No.

21/2002-Customs の通し番号 400 およびその修正で

指定される巨大電力プロジェクトの創設に必要な

物品の供給は、FTP 第 8.3(a) (b) (c)項のいずれかに該

当するみなし輸出優遇措置につき、当該巨大電力プ

ロジェクトが税関通達(Customs Notification)にお

いて指定される限界発電容量を遵守する場合に資

格を有する。

(v) 第 9次計画(Ninth Plan)から第 10次計画(Tenth Plan)

への移行期に設立された新たな精油所への FTP 第

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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8.2(g)項に基づく供給は、2002 年 3 月 1 日付通達 No.

21/2002-Customs の通し番号 228 およびその随時の

修正で指定されるリスト 17 に記載する物品につい

て、みなし輸出優遇措置の権利を有する。供給業者

は、FTP 第 8.3(a) (b)項に記載のいずれかに該当する

するほうの優遇措置の資格を有する。

8.4.5 FTP 第 8.2(e)項に基づき行われる供給に関し、供給業者

は、FTP 第 8.3(a) (b)項に記載のいずれかに該当するする

ほうの優遇措置の資格を有する。みなし輸出の優遇措置

は、第 9 次計画(Ninth Plan)期間中に設立または拡張/

修理/改造/近代化される、肥料工場(Fertilizer Plants)

への資本財および予備品の供給について利用できる。み

なし輸出の優遇措置は、第 8 次/9 次計画(8th/9th Plan)

から第 10 次計画(10th Plan)への移行期に開始した肥料

工場(Fertilizers Plants)に対する供給についても利用でき

る。

8.4.6 FTP 第 8.2(i)項で言及される、国連機関(UN Agencies)

による資金提供のプロジェクトへの物品供給は、FTP 第

8.3(a) (b)項に記載のいずれに該当するほうの優遇措置の

資格を有する。

8.4.7 FTP 第 8.2(j)項に基づく、原子力プロジェクト(Nuclear

Power Projects)に対する供給に関し、供給業者は FTP 第

8.3(a) (b) (c)項に記載のいずれかに該当するほうの優遇措

置の資格を有する。 2002 年 3 月 1 日付通達 No.

21/2002-Customs の通し番号.401 リスト 43 およびその随

時の修正で指定する原子力プロジェクト(Nuclear Power

Projects)であって、440MW 以上の容量を有し、核エネ

ルギー局(Department of Atomic Energy)内のインド政府

(Government of India)の局長(Joint Secretary)クラス以

上の職員によって認証されているプロジェクトの創設に

必要な物品に限定した供給は、その後に競争入札(国際

競争入札(CIB)以外)手続きが行われる場合、みなし輸

出優遇措置の権利を有する。

ターミナル物品税

の払戻し/戻し税

の資格

8.5 物品の供給は、FTP 第 8.3(c)項により、物品の受領者が当

該物品に関し中央付加価値税(CENVAT)控除/割戻し

を利用しないことを条件として、ターミナル物品税の払

戻しの資格を有する。同様に供給物は、投入財/構成材

について支払われた中央物品税(Central Excise)に関し、

FTP 第 8.3(b)項により、中央付加価値税(CENVAT)控除

枠/割戻しが申請者によって利用されなかったことを条

件として、みなし輸出戻し税の資格を有する。ただし、

かかる供給は、投入財/構成材について支払われた関税

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

79

に関し、みなし輸出戻し税の資格を有する。

8.5.1 みなし輸出スキームに基づく戻し税およびターミナル物

品税の返金遅延に関し、その事案が(HBP v1 第 9.10.1 項

のとおり)完備した申請の受領後 30 日以内に決済されな

い場合、1 年あたり 6%の卖利が支払われる。

主要請負業者/下

請業者からの供給

8.6.1 みなし輸出の場合はすべて、供給は指定されたプロジェ

クト/機関/企業/事前許可/輸出促進資本財認可

(EPCG Authorisation)保有者に対し、直接行われる。た

だし、下請業者は指定されたプロジェクト/機関へ直接

供給する代わりに、主要請負業者へ供給できる。かかる

供給は、HBP v1 第 8.4 項に規定される手続きにより、み

なし輸出優遇措置の資格を有する。

8.6.2 インド・外国の主要請負業者のインド下請業者から、指

定されたプロジェクト/機関に対する直接供給も、みな

し輸出優遇措置の資格を有する。ただし、下請業者が契

約において、当初またはその後に指示を受けており、お

よび HBP v1 付属書 22C のとおり、プロジェクト当局か

ら下請業者の名前で支払証明書が発行されることを条件

とする。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

80

第 9 章

定義

9.1 FTP において、文脈上他を意味する場合を除き、以下の

語および表現は、以下に添えられた意味を有する。

9.2 「付属品(Accessory)」または「添付物(Attachment)」

とは、部品、部分組立品、組立品であって、機器の一部

分に対し、基本的な機能を変えることなくその効率性ま

たは实効性に資するものをいう。

9.3 「同法(Act)」とは、1992 年外国貿易(開発・規制)法

(1992 年 No. 22)(Foreign Trade (Development and

Regulation) Act, 1992 (No.22 of 1992):FT(D&R) Act)

をいう。

9.4 「实利用者(Actual User)」とは、实際の利用者をいい、

工業用か非工業用かを問わない。

9.5 「实利用者(工業用)」とは、自己の工業設備または請

負作業設備など別設備での製造を目的として輸入品目を

利用する者をいう。

9.6 「实利用者(非工業用)」とは、以下のいずれかにおい

て自己が使用するため輸入品目を利用する者をいう。”

(i) 何らかの事業/取引/職業を实施する商業施設

(ii) 研究所、科学機関または R&D 機関(Scientific or

Research and Development institution)、大学またはそ

の他の教育機関または病院

(iii) サービス産業

9.7 「AEZ」とは、手続きハンドブック(v1)(HBP v1)付

属書 8 において、DGFT が通知する農産物輸出ゾーン

(Agricultural Export Zones)をいう。

9.8 「上訴(Appeal)」とは、同法第 15 条に基づき提出され

る申請であって、指定された裁定/上訴機関に対して

DGFT 職員が政府の利益において提出する申請を含む。

9.9 「申請者(Applicant)」とは、申請を代理してもらう者

であり、文脈上そのように意味する場合はいつでも、申

請書に署名する者を含む。

9.9.1 「認可(Authorisation)」とは、FTP 各条による輸出入の

許可であり、FT (D&R) Act 第 2 (g)条に記載されている。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

81

9.10 「BOA」とは、DoC によって告知された商工省商務局承

認委員会(Board of Approval)をいう。

9.11 「BTP」とは、科学技術省バイオテクノロジー局

(Department of Biotechnology)の提言により、DGFT に

よって告知されたバイオ・テクノロジーパーク

(Biotechnology Park)をいう。

9.12 「資本財(Capital Goods)」とは、プラント、機械、機器

または付属品をいい、直接・間接を問わず物品の製造・

生産に必要なもの、またはサービス提供に必要なもので

あって、交換、近代化、技術向上、事業拡大のために必

要なものを含む。さらに包装梱包機械・機器、初期ライ

ニング用の耐火物、冷凍設備、発電セット、工作機械、

初充電のための触媒、ならびに試験、研究・開発、品質

管理、公害防止用の機器・器具も含む。資本財は製造、

鉱業、農業、水産養殖、畜産、草花栽培、園芸、養魚、

家禽、養蚕、ブドウ栽培、ならびにサービス部門で使用

できる。

9.13 「管轄官庁(Competent Authority)」とは、同法、同法に

基づく規則・命令、または FTP に基づく、権利行使また

は義務・職能の免除において管轄権を有する当局をいう。

9.14 「構成材(Component)」とは、部分組立品または組立部

品の一つをいい、工業製品を構成し、当該工業製品から

分解されるものである。構成材には、別の構成材の付属

品・添付物を含む。

9.15 「消耗品(Consumables)」とは、製造工程に加わるもの

または当該製造工程に必要な品目であるが、必ずしも最

終製品の一部を構成しないものをいう。製造工程中に实

質的または完全に消費される品目は消耗品とみなす。

9.16 「消費財(Consumer Goods)」とは、それ以上の加工を

せずに人間のニーズを直接満たすことができる消費を目

的とした財をいい、耐久消費財およびその付属品を含む。

9.17 「求償貿易(Counter Trade)」とは、インドからもしく

はインドへの輸出入が、輸出入国からの直接輸出入、ま

たは貿易協定(Trade Agreement)その他に基づき第三国

を通じてかのいずれかにより相殺される協定をいう。求

償貿易に基づく輸出入は、エスクロー勘定(Escrow

Account)、買戻し協定(Buy Back arrangements)、物々

交換(Barter trade)または類似の協定により实施できる。

輸出および輸入の相殺は、全部または一部にかかわらず、

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

82

現金、物品および/またはサービスで行うことができる。

9.18 「開発業者(Developer)」とは、中央政府(Central

Government)の承認により、経済特区(SEZ)のインフ

ラその他の施設の一部または全部を開発・建設・設計・

準備・促進・資金提供・運営・維持・管理する人または

団体、会社、法人、およびその他の民間または政府の事

業をいい、共同開発業者も含む。

9.19 「開発コミッショナー(Development Commissioner)」と

は、経済特区(SEZ)の開発コミッショナーをいう。

9.20 「DFRC」とは、(FTP 2004-09 で与えられる)関税免除

補充証明書(Duty Free Replenishment Certificate)をいう。

9.21 「国内一般関税地域(Domestic Tariff Area:DTA)」とは、

インド国内のうち経済特区(SEZ)および輸出志向型企

業(EOU)/エレクトロニクス・ハードウェア・テクノ

ロジーパーク(EHTP)/ソフトウェア・テクノロジーパ

ーク(STP)/バイオ・テクノロジーパーク(BTP)を除

いた地域をいう。

9.22 「戻し税制度(Drawback)」とは、インドで製造され輸

出された物品に関連して、インドで当該物品の製造に使

われた輸入材料または課税対象材料に課される関税の払

戻しをいう。物品には、インドで製造された資本財の供

給を受ける場合、輸入された予備品を含む。

9.23 「EHTP」とは、エレクトロニック・ハードウェア・テク

ノロジーパーク(Electronic Hardware Technology Park)を

いう。

9.24 「EOU」とは、開発コミッショナーから許可書(LOP)

の発行を受けている輸出志向型企業(Export Oriented

Unit)をいう。

9.25 「課税対象品目(Excisable goods)」とは、インドで生産

または製造された物品であって、1944 年中央消費税・塩

税法(1944 年 No.1)(Central Excise and Salt Act 1944 (1

of 1944))」に基づき消費税の対象となるものをいう。

9.26 「輸出者(Exporter)」とは、特段の免除を受けている場

合を除き、輸出する者、または輸出を意図する者であっ

て、かつ輸入業者・輸出業者コード(IEC)番号を保持す

る者をいう。

9.27 「輸出義務(Export Obligation)」とは、地域当局または

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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管轄官庁が規定・指定する数量、価額またはその両方を

条件とした、認可または許可の対象となる製品輸出義務

をいう。

9.27.1 「FTP」とは、同法第 5 条に基づき、輸出入の政策を指定

する外国貿易政策(Foreign Trade Policy)をいう。

9.28 「グループ会社(Group Company)」とは、直接・間接を

問わず、以下に該当する 2 社以上の企業をいう。

(i) 他の企業において、26%以上の議決権を行使できる

(ii) または、他の企業において、50%を超える取締役会

メンバーを指定できる

優遇措置を請求するグループ会社、または自己の輸出分

をグループの別のメンバーが請求する優遇措置にカウン

トさせるグループ会社について、そのグループ会社は、

FTP で公表された輸出振興スキームのいずれかに基づく

申請日より、尐なくとも 2 年前には設立されていなけれ

ばならない。

9.29 「HBP v1」とは、手続きハンドブック(v1)(Handbook

of Procedures (Vol.1))、「HBP v2」とは、手続きハン

ドブック(v2)(Handbook of Procedures (Vol.2))をい

い、FTP 第 2.4 項の各条に基づき公表されたものである。

9.30 「輸入者(Importer)」とは、特段の免除を受けている場

合を除き、輸入する者、または輸入を意図する者であっ

て、かつ輸入業者・輸出業者コード(IEC)番号を保持す

る者をいう。

9.31 「インフラ設備(Infrastructure facilities)」とは、公表さ

れた経済特区(SEZ)開発のための、工業施設、商業施

設、社会施設、その他の施設をいう。

9.32 「ITC (HS)」とは、インド貿易分類(統一システム)輸

出入品目分類ブック(ITC (HS) Classifications of Export and

Import Items Book)をいう。

9.33 「請負作業(Jobbing)」とは、製造に至る工程の一部を

完了するため、請負作業者に出された原材料・半完成品

の加工・作業、または商品の仕上げ、前記の工程に不可

欠な作業をいう。

9.34 「ライセンス年(Licensing Year)」とは、4 月 1 日に開

始し、翌年の 3 月 31 日に終了する期間をいう。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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9.35 「管理ホテル(Managed Hotel)」とは、運営するホテル

/ホテルチェーンと管理されるホテルとの間の、3 年以上

の期間を有する運営管理契約に基づき、3 つ星以上のホテ

ル/ホテルチェーンによって管理されているホテルをい

う。管理契約は、必ず、管理ホテルの運営/管理の全範

囲を対象としていなければならない。

9.36 「製造(Manufacture)」とは、区別される名前、性質、

用途を有する新製品を、手作業または機械で作成、生産、

工作、組立て、加工または産出することをいい、冷凍、

再梱包、研磨、ラベル付け、再生、修理、再製、調整、

試験、キャリブレーション、リエンジニアリングなどの

工程を含む。FTP において、製造には、農業、水産養殖、

畜産、草花栽培、園芸、養魚、家禽、養蚕、ブドウ栽培、

鉱業も含むものとする。

9.37 「輸出業務を行う製造業者(Manufacturer Exporter)」と

は、自己が製造した物品を輸出する者、または当該物品

を輸出しようとする者をいう。

9.38 「MAI」とは、商務局(Department of Commerce)が公表

する市場アクセス・イニシアチブ・スキーム(Market

Access Initiative Scheme)をいう。

9.39 「輸出商(Merchant Exporter)」とは、商取引活動に従事

し、輸出品を輸出する者または輸出しようとする者をい

う。

9.40 「規格委員会(NC)」とは、商工省商務局外国貿易部

(Directorate General of Foreign Trade)の規格委員会

(Norms Committee)をいう。NC は、免税スキーム(Duty

Exemption Scheme)に基づき認可(Authorisation)を与え

る提言をし、ならびに DGFT が公表するインプット・ア

ウトプット規則(Input Ouput norms)および価値付加基準

を提言する。

9.41 「NFE」とは、正味外貨(Net Foreign Exchange)をいう。

9.42 「通達(Notification)」とは、官報(Official Gazette)で

公表される通達をいう。

9.43 「命令(Order)」とは、同法に基づき中央政府(Central

Government)がなす命令をいう。

9.44 「部品(Part)」とは、部分組立品または組立品の一要素

であって、通常それ自体では有用とならず、保守目的で

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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はそれ以上に分解できないものをいう。部品は、構成材、

予備品または付属品の場合がある。

9.45 「人(Person)」とは、個人、企業、団体、会社、社団法

人またはその他の法人(legal person)であって、DGFT

職員をを含む。

9.46 「政策(Policy)」とは、FTP 2009-2014 および必要に応

じた修正をいう。

9.47 「規定する・される(Prescribed)」とは、同法、同法に

基づく規則・命令、FTP に基づき規定されることをいう。

9.48 「公示(Public Notice)」とは、FTP 第 2.4 項の各条に基

づき公表される通知をいう。

9.49 「原材料(Raw material)」とは、以下をいう。

(i) 物品製造のために必要であるが、未加工、天然、未

精製、未製品化の状態にある基本的材料

(ii) 製造業者については、自己の製造工程に必要な材

料・物品であって、製造・加工後か、未加工・自然

の状態であるかを問わない

9.49.1 「地域当局(Regional Authority)」とは、同法(Act)/

命令(Order)に基づき認可(Authorisation)を与える能

力を有する官庁をいう。

9.50 「 登 録 証 兼 会 員 証 ( Registration-Cum-Membership

Certificate:RCMC)とは、輸出促進協議会(Export

Promotion Council)/第一次産品委員会(Commodity

Board)/開発局(Development Authority)、または FTP・

HBP v1 で規定するその他の管轄官庁により与えられた

登録証および会員証をいう。

9.51 「規則(Rules)」とは、同法第 19 条に基づき、中央政

府(Central Government)が作成する規則をいう。

9.52 「サービス(Services)」とは、サービスの貿易に関する

一般協定(General Agreement on Trade in Services:GATS)

で言及される交易可能なすべてのサービスであって、自

由な外国為替を獲得するものをいう。 9.53 「サービス提供業者(Service Provider)」とは、以下を提

供する者をいう。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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(i) インドから他国への「サービス」提供

(ii) インドから、インド内に在する他国のサービス利用

者への「サービス」提供

(iii) インドから、他国の地域内にある商業拠点による

(海外支店を通じる)か实在の拠点を介した「サー

ビス」の提供

(iv) 輸出に関連したインドでの「サービス」提供であっ

て、自由な外国為替で支払われるもの、またはイン

ドルピーで支払われインド準備銀行(RBI)が自由

な外国為替での支払いとみなすもの

9.54 「経済特区(SEZ)」とは、商工省商務局(Ministry of

Commerce & Industry, Department of Commerce)が公表す

る経済特区(Special Economic Zone)をいう。

9.55 「船舶(Ships)」とは、海上輸送貿易・沿岸貿易に使用

されるすべての種類の船舶をいい、中古船舶を含む。

9.56 「SION」とは、商工省商務局外国貿易部(DGFT)が HBP

v2 において公表する、もしくは認可局(Board of Approval)

が承認する、スタンダード・インプット・アウトプット

規則(Standard Input Output Norms)をいう。

9.57 「予備品(Spares)」とは、代替用の部品・部分組立品・

組立品であって、同一または類似の部品・部分組立品・

組立品とすぐに交換できるものをいう。予備品には、構

成材・付属品を含む。 9.58 「指定する・される(Specified)」とは、通達・公示(Public

Notice)を介して、本政策(Policy)の各条により指定さ

れることをいう。

9.59 「許認可取得者(Status holder)」とは、DGFT/開発コ

ミッショナーにより、エクスポートハウス(Export House)

/トレーディングハウス(Trading House)等として認め

られた輸出者をいう。

9.59.1 「備品(Stores)」とは、船舶・航空機内で使用する物品

であって、燃料、予備品、その他機器を含み、直ちに取

り付けられるかを問わない。

9.60 「STP」とは、ソフトウェア・テクノロジーパーク

(Software Technology Park)をいう。

原文は http://dgftcom.nic.in/exim/2000/policy/ftp-plcontent-0910.htm で参照できます。

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9.61 「サポート製造業者(Supporting Manufacturer)」とは、

製品またはその製品の部品・付属品・構成材を製造する

者をいう。サポート製造業者および輸出者の名前は、輸

出書類に裏書きしなければならない。

9.62 「第三者輸出(Third-party exports)」とは、輸出者また

は製造業者が、別の輸出者を代理して輸出することをい

う。そのような場合、船積み送り状などの輸出書類には、

輸出業務を行う製造業者/製造業者と第三者輸出者の両

者の名前を表示する。銀行換金証明書(BRC)、為替管

理申告書(GR declaration)、輸出注文、送り状は、第三

者輸出者の名前によるのが望ましい。

9.63 「取引価額(Transaction Value)」は、財務省歳入局

(Department of Revenue)の関税評価規則(Customs

Valuation Rules)で定める。

9.64 「野生動物(Wild Animal)」とは、1972 年野生保護法

(Wildlife (Protection) Act, 1972)第 2(36)条で定義さ

れる野生動物をいう。