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アイダエンジニアリング株式会社 アニュアルレポート 2007 Forming technology bringing products to life

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Page 1: Forming technology bringing products to lifeForming technology bringing products to life プレス加工製品は、自動車部品、コンピュータや 携帯電話などの電子機器部品、

アイダエンジニアリング株式会社

アニュアルレポート2007

Forming technology bringing products to life

Page 2: Forming technology bringing products to lifeForming technology bringing products to life プレス加工製品は、自動車部品、コンピュータや 携帯電話などの電子機器部品、

AIDA At a Glance

Forming technology bringing products to lifeプレス加工製品は、自動車部品、コンピュータや 携帯電話などの電子機器部品、 エアコン・冷蔵庫のボディやコンプレッサー、 ステンレス製の調理器具、腕時計のケースにいたるまで、 身の回りのあらゆるモノに使われており、 日常生活に欠かせない存在です。

製 品 に 命 を 吹 き 込 む   成 形 技 術

自動車部品

Page 3: Forming technology bringing products to lifeForming technology bringing products to life プレス加工製品は、自動車部品、コンピュータや 携帯電話などの電子機器部品、

01アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

Profile

 工業製品の普及には、優れたプレス加工が欠かせません。自動車や家電製品は、その筐体から各種部品の製造において、多くのプレス工程を経ています。食品や飲料が詰められた缶容器も、プレス加工によって製造されています。 同形状の製品を、短時間で大量に生産するプレス加工があればこそ、量産効果によるコスト低減が実現します。現代の消費生活は、もはやプレス加工抜きではありえない、といえるほどです。さらに、省資源・省エネルギーのプレス加工は、環境にやさしい工法としても注目を集めています。 アイダエンジニアリングは、プレス加工の工法開発から、プレス機械の製造メンテナンスまでを一貫して手がけています。お客様の生産活動のあらゆる領域が、成形システムビルダである当社の活躍の場です。当社は、「 我々は成形システムビルダとしてグローバルに発展し、人と社会に貢献する企業であり続ける」を企業理念とし、2007年で創業90周年を迎えました。これからも引き続き、人と社会に貢献していきます。

Contents

財務ハイライト ��������������������������������������������������������������������������02株主・投資家の皆様へ���������������������������������������������������������������03事業概況 ������������������������������������������������������������������������������������07コーポレート・ガバナンス ���������������������������������������������������������10取締役・監査役 ���������������������������������������������������������������������������12

[財務セクション]

6ヵ年の要約財務データ����������������������������������������������������������13経営陣による財政状態および経営成績に関する説明・分析 ��14連結財務諸表 ����������������������������������������������������������������������������16和文アニュアルレポートの作成および監査について ������������32

会社概要 ������������������������������������������������������������������������������������33

業績の見通し等、将来の情報に関する注意事項

このアニュアルレポートに記載されている、アイダエンジニアリングの業績の見通し等、将来に関する情報は、現段階における各種情報に基づいて当社の経営陣が判断したものであり、実績は、為替レート、市場動向、経済情勢などの変動により、かかる情報と大きくことなる可能性があることを、予めご承知おき下さい。

Forming technology bringing products to life製 品 に 命 を 吹 き 込 む   成 形 技 術

家電品のボディやコンプレッサーなどの部品

IC関連やHDDなどの電子部品

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02アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

単位:百万円 単位:千USドル

2007年3月期 2006年3月期 2005年3月期 2004年3月期 2003年3月期 2007年3月期

年度:売上高 .................................................... ¥62,120 ¥54,303 ¥43,679 ¥39,017 ¥35,646 $526,046営業利益(損失) ................................... 5,164 3,412 2,027 657 (469) 43,729税金等調整前当期純利益(損失) ........ 4,809 3,168 2,566 565 (1,825) 40,725当期純利益(損失) ............................... 3,053 1,792 1,281 289 (1,745) 25,860設備投資額 ............................................ 3,087 1,800 2,240 4,620 4,055 26,146減価償却実施額 .................................... 1,894 1,814 1,883 1,990 1,823 16,040

年度末:総資産 ................................................... 90,076 83,510 75,687 65,418 68,118 762,781流動資産合計 ....................................... 52,323 45,994 41,290 29,934 32,037 443,084有形固定資産合計 ................................ 21,100 19,875 19,409 19,028 17,802 178,682流動負債合計 ........................................ 24,407 21,464 15,881 8,876 10,230 206,684固定負債合計 ........................................ 1,531 1,265 392 355 321 12,967純資産合計 ........................................... 64,138 60,780 59,413 56,186 57,566 543,128

単位:円 単位:USセント

1株当たり情報:1株当たり当期純利益(純損失) ......... ¥42.67 ¥23.79 ¥17.40 ¥4.06 ¥(22.90) ¢ 36.13潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(純損失) ............................................... 42.23 23.52 17.30 4.06 — 35.761株当たり配当額 .................................. 13.00 10.00 10.00 8.00 8.00 11.00

(注) USドルの換算は2007年3月31日の為替レート(1ドル=118.09円)で行っております。

0

10,000

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3,500(百万円) (百万円) (百万円)売上高 当期純利益(損失) 総資産

07/306/305/304/303/3 07/306/305/304/303/307/306/305/304/303/3

35,646

39,017

43,679

54,303 62,120

68,118

65,418 75,687

83,510

90,076

(1,745)

289

1,281 1,792

3,053

財務ハイライトアイダエンジニアリング株式会社および連結子会社

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03アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

成形システムビルダとして90年 アイダエンジニアリングは、創業者の会田陽啓が、東京で会田鉄工所を起業したことに遡ります。以来90年、当社は鍛圧(プレス)機械の開発・製造・販売に注力し、現在は世界4極(日本、アジア、米州、欧州)に生産開発拠点を持つグローバル企業に成長しました。AIDAはプレス機械業界における世界的なブランドとなり、多くのお客様にご利用いただいています。プレス工法は様々な工業製品の普及に不可欠な生産技術であり、かつ環境にやさしい工法でもあります。AIDAグループは、プレス加工全般をサ ポートする成形システムビルダとして、引き続きお客様と社会に貢献していく所存です。

2007年3月期を振り返って バブル崩壊後の約10年間は、プレス機械業界にとって大変厳しい時期でした。受注高は1989年をピークに、販売価格は1991年をピークに下落を続け、当社の連結業績も2003年3月期に上場来初の赤字決算を余儀なくされました。そこで前中期経営基本計画(2002年4月から2007年3月までの5年間)では、従来の業務別組織を改め、製品別の事業部制を導入しました。お客様のニーズに的確かつ迅速に対応することで、収益力を強化する目的でしたが、これは業績の回復に一定の貢献を果たしたと考えています。 2007年3月期業績は、連結ベースで売上高621億20百万円(前期比14.4%増)、営業利益51億64百万円

アイダエンジニアリングは、多くのステークホルダーの方々に支えられ、2007年に創業90周年を迎えました。 その歴史をさらに刻んでいくため、 新中期経営基本計画の達成に全力を尽くします。

株主・投資家の皆様へ

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04アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

(同51.3%増)、経常利益51億86百万円(同40.2%増)、当期純利益30億53百万円(同70.4%増)と、大幅な増収増益を達成しました。前中期経営基本計画の締めくくりの年に相応しい決算と評価しています。業績好調の背景にあるのは、旺盛な需要です。主要顧客である自動車関連業界の設備投資が、ここ2 ~3年は計画を前倒しして実施されています。当社の2007年3月期の受注高は674億円、受注残高は435億円に達し、いずれも3年連続で過去最高水準を更新しました。 プレス機械全般の需要増加に加え、当社が2000年代に相次いで開発した新製品が、市場で高い評価を得ている点も、業績好調の要因となっています。2002年に発売したデジタルサーボフォーマシリーズ(現ダイレクトサーボ フォーマシリーズ)は、当社が独自に開発した低速・高トルクのサーボモータとそのダイレクトドライブ機構により、難加工材料の成形などに力を発揮します。2003年に発売したアルティメート精密成形機ULシリーズは、独創的な高剛性9点支持機構によって、従来とは異次元の高精度なプレス加工を実現しました。ここ数年の業績回復に両製品シリーズが果たした役割も大きく、今後の業績拡大にも貢献すると期待しています。

新中期経営基本計画――戦略商品の強化 当社は2008年3月期を初年度とする、新たな中期経営基本計画を打ち出しました。過去5年間で生み出した成果を、さらに発展させることが目的です。新中期経営基本計画の重点施策は、①戦略商品への経営資源集中投下による収益の拡大、②グローバル体制の強化、③人財開発の強化の3つであり、具体的には次のとおりとなります。 ①の戦略商品の強化では、前述のデジタルサーボフォーマシリーズとULシリーズを戦略商品の中核と位置づけ、一層の強化を図ります。既存のプレス機械にはない独創

的な機構を特長とする両シリーズを新機構商品群として製造・販売体制を拡充させます。また、新機構商品群のシ リーズ化、システム化、標準化を推進し、安定した品質と収益性を確保する方針です。既存の商品群から、これら新機構商品群へのリプレースを進め、付加価値の高いビジネスを展開していきます。

新中期経営基本計画――グローバル体制の強化 自動車関連業界を主要顧客とする当社にとって、②のグローバル体制の強化はもはや不可欠です。AIDAグループのグローバル展開が本格化したのは約10年前からで、前中期経営基本計画の期間は基礎作りの段階であったといえます。現状、AIDAグループの生産開発拠点は、日本、中国、マレーシア、アメリカ、イタリアの5 ヶ国にあり、直轄の営業・サービス拠点は、日本を含む主要16 ヶ国34都市に配置しています。 連結売上高621億20百万円の所在地別売上構成比は、日本56.2%、アジア15.5%、米州12.6%、欧州15.7%です。海外拠点の顧客には、グローバル展開する日系企業はもちろん、多くのローカル企業が含まれています。所在地別売上高の顧客別内訳を見ると、米州は90%以上が日系企業向け、アジアは日系企業とローカル企業がほぼ半々、欧州はローカル企業が約70%で残りが日系企業となっており、拠点ごとに特色があります。 新中期経営基本計画は、各国の生産拠点が有機的に連携し、強固なグローバルネットワークを構築することを目指しています。プレス機械は需要の増減が大きいため、拠点によって操業度に大きな差が出る場合があります。例えば、直近2年は北米の営業利益が赤字になりましたが、その要因はビッグスリーの大幅な設備投資抑制によって、工場の稼働率が低下したことです。反面、日本では大量の受注残高を抱え、工場はフル稼働となっています。このよう

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05アイダエンジニアリング株式会社

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レポート2007

な操業度の変動に臨機応変に対応するため、機能部品は特定の工場で集中生産して各生産拠点に送る、また主要構造品を納入地に近い生産拠点で生産するなど、操業度の安定と生産効率の向上に向けた取り組みを進めていきます。

新中期経営基本計画――人財開発の強化 AIDAグループの2007年3月末の従業員数は1,539名を数えますが、特に日本において、今後5年間で団塊世代を中心に約130人が定年(60歳)を迎えます。彼らが持つプレス機械の製造・開発に必要な技術・技能を的確に次世代に伝承していくことが、当社の今後の発展に必要不可欠です。③の人財開発の具体策として、定年を迎えた従業員の再雇用制度を充実させるとともに、次世代の技術者を育成する制度や仕組みを作っていく方針です。また、グローバル体制のより一層の強化に適応できる人財の育成にも、力を入れる必要があると考えています。

AIDAのグローバル体制(直轄営業サービス拠点)

販売・サービス拠点 製造拠点

(2007年3月31日現在)

主要顧客に密着したマーケティング・サービス活動を提供するため、日本を含む世界16カ国34都市に直轄拠点展開

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レポート2007

 新中期経営基本計画は以上の重点施策とともに、中期的な数値目標を設定しています。すなわち、売上高700億円台、営業利益率10%台、ROE7%台、配当性向30% を、安定的に達成することです。これらの実現に向けて、AIDAグループは全力を尽くす所存です。

33年ぶりの国内新工場建設 1974年建設の津久井工場以来、プレス機械の新たな工場は海外拠点で立ち上げてきましたが、2008年3月期に33年ぶりとなる国内工場を建設します。また、津久井工場の増築も2009年3月期の操業開始を目指して実施します。工場新設は現状で大きく膨らんだ受注残高の生産を促進し、お客様の要望に応えることが一番の目的です。また、前述のグローバル生産体制のネットワーク強化にも資するものです。 既存の国内2工場(相模、津久井)は歴史を経ているために効率的なレイアウトとは言い難く、新しい設備を導入するのも簡単ではありません。工場の新設・増築によって十分なスペースを確保し、性能の高い工作機械の導入や、生産性をさらに向上させるレイアウトに改革していく考えです。別のメリットとして、プレス機械の品質を左右する重要な機能部品を国内工場で集中生産し海外の各生産拠点に供給する体制を、一層強めることもできます。グローバルベースで操業度を高位平準化し、メイド・バイ・アイダの品質を世界中で提供できる体制を構築して、顧客満足度を向上させることが目標です。

株主の皆様へ アイダエンジニアリングの企業理念は、「我々は成形システムビルダとしてグローバルに発展し、人と社会に貢献する企業であり続ける」というものです。当社売上高の3分の2は自動車関連業界向けで、4分の1は家電・電子部品業界向けが占めています。いずれの業界の商品も、大量生産によるコスト削減によって、消費者一人ひとりが誰でも購入でき得る価格になります。こういった消費財の大量生産にプレス加工は欠かせません。また、切削屑(スクラップ)をほとんど出さず、消費電力も少ないプレス加工は、元来、省資源・省エネルギーで環境にやさしい工法でもあります。昨今は企業の社会的責任に対する注目が高まっていますが、当社のビジネスは、それを推進することがそのまま社会貢献につながると考えています。 株主・投資家の皆様、お客様、お取引先、そしてAIDAグループの従業員とそのご家族。これらステークホルダーの方々の利益を最大にするため、今後もアイダエンジニアリングは成形システムビルダとしての地力を養い、中長期的な利益成長を目指していきます。引き続き、皆様のご支援とご理解をお願い申し上げます。

2007年9月代表取締役社長会田 仁一

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レポート2007

事業概況

プレス加工の役割 多くの工業製品は、市場に出て間がない頃は価格が高いものですが、普及率が高まって量産効果が出てくると価格が安くなり、多くの消費者の手に届くようになります。この量産効果に貢献しているのがプレス加工です。試作や少量生産の段階では、工作機械による切削加工で作られていた部品が、大量生産段階になるとプレス加工によって作られるようになります。特に、プレス機械の最大の需要先である自動車関連業界は、ありとあらゆる部品をプレス加工で生産しているといっても過言ではありません。また最近の自動車は、燃費性能を向上させるため少しでも車体を軽くする材料を使う反面、安全性を確保するため要所にはハイテン材(高張力鋼板)などの硬い材料を使っています。このため、プレス加工の難易度はますます高まり、プレス機械の性能・精度・品質に対する要求水準は上昇傾向にあります。

プレス機械の需要先 アイダエンジニアリングの売上高は、プレス機械とその付帯装置の製品売上高が83.3%を占め、保守・メンテナンス・修理などサービス売上高が16.4%を占めます

(2007年3月期実績)。製品売上高の3分の2は自動車関連業界向け、4分の1は家電・電子部品業界向け、残りはその他産業向けとなっています。自動車ではボディ、シャーシ、エンジン部品や駆動部品などが、電子部品ではリードフレームやモータなどがプレス加工されています。その他産業では飲料缶、メガネのフレーム、注射針など、幅広い分野でプレス加工が利用されています。

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08アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

営業サービス体制と生産体制 当社はプレス機械を大型・中型の個別機と、中型・小型の汎用機に大きく分けています。個別機は主に自動車関連業界を対象としたもので、1台1台の性能や精度が異なるテーラーメイド製品です。汎用機はある程度計画的に生産する製品で、家電・電子部品業界や中小企業に販売しています。一般的な工作機械と異なり、プレス機械はお客様が使う金型に合わせた調整が不可欠です。したがって、商社やリース会社を経由した販売であっても、当社のエンジニアがエンドユーザーのもとに出向き、コミュニケーションを図ったうえで最終製品を組み上げています。流通在庫となる商品を販売しないのが、プレス機械販売の特色といえます。 AIDAグループは、日本を含む世界16 ヶ国34都市に営業サービス拠点を置いていますが、すべて直轄の拠点とすることにこだわっています。個別機はもちろん、汎用機といえども細部は1台1台異なるため、すべての機械に固有の図面があります。外部のエンジニアにサービスを委託すると、知的財産である図面が第三者の目に触れることになります。また、細かい仕様の違いに対応しなければなら

ないため、AIDAグループで経験とスキルを積み重ねたエンジニアでなければ、お客様が満足するアフターサービスは提供できないと考えています。営業サービス体制に国内・海外の差はほとんどなく、海外駐在の日本人社員のうち最も多い職種がサービスエンジニア、その次がセールスエンジニアとなっています。 現在4 ヶ国にある生産拠点は役割分担をしており、日本は個別機、汎用機、自動機(プレス機械の電子制御装置、自動搬送機など)を、中国とマレーシアは汎用機を、アメリカとイタリアは個別機を、それぞれ生産しています。今後は国内工場の新設・増築を行い、各主要市場近隣での最適地生産、グローバル調達の体制を一層充実させていく方針です。

新機構商品群 プレス機械は毎年のように新しい技術や製品が開発されるものではなく、革新的な技術が生まれるのは10 ~20年のサイクルといわれます。しかし、当社は2002年から2003年にかけてダイレクトサーボフォーマシリーズ と、アルティメート精密成形機のULシリーズという画期

独創の9点支持機構のAIDA-ULシリーズ

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レポート2007

的な製品を世に出しました。ダイレクトサーボフォーマ シリーズは、独自開発した低速・高トルクのサーボモータを利用したダイレクトドライブ機構であるため、プレスの速度や力を自在に調整できます。これにより、ハイテン材、ステンレス材、マグネシウム合金といった難加工材を、高効率・高精度でプレス加工できるようになりました。ULシ リーズは独創の高剛性9点支持機構の採用により、プレス加工の際、100分の1ミリレベルの精度でプレス面を傾斜させないという特長があります。現時点において、同様のコンセプトや精度を持つプレス機械は、世界中を見ても、ほかにはありません。 自動車業界が環境と安全に配慮する限り、軽くて丈夫な自動車を作ろうとする流れは変わりません。これは難加工材の使用率が拡大し、プレス加工の難易度が高まることを意味します。現在のプレス機械に対する需要においては、古い設備の更新だけではなく、新しい材料の採用に伴って、新しいプレス機械を導入する動きが見逃せません。ダイレクトサーボフォーマシリーズは、そのような動きのなかで注目されています。

 画期的な精度を実現したULシリーズは、自動車部品のなかでも、特に精度が求められる部品の生産現場に導入されています。従来からお付き合いのあるお客様以外からも、ULシリーズは引き合いが来るようになりました。さらに高精度のULシリーズは、金型の寿命を長くする点でも注目されています。プレス機械は20年、30年と長期にわたり使用できますが、その間に金型に投資される金額は、プレス機械の50倍から100倍ともいわれます。したがって、金型の寿命を延ばし、金型への投資額を数%でも減らせるプレス機械があれば、それを導入するインセンティブが働くわけです。

アイダエンジニアリングの研究開発 プレス加工において欠かせないのは、プレス機械と金型です。当社はプレス機械メーカーでありながら、研究開発部門で金型の製作も行っています。お客様の要望に応じて、新しい工法の開発や金型の設計・製作を行い、プレス機械や自動機と併せて提供するためです。このようなケースでは、プレス加工のハードからソフトを一括して提供する、成形システムビルダの本領が発揮されます。自社で金型の製作までを行うプレス機械メーカーは、国内ではアイダエンジニアリングのみです。引き続き、業界のリーディングカンパニーとして、プレス工法の可能性を追求していきます。

成型技術センターサーボモータ直接駆動のAIDAダイレクトサーボフォーマ

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レポート2007

コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方 当社は、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を経営の最重要課題の一つとしてとらえ、公正かつ健全な経営システムの機能強化および経営意思決定の迅速化ならびに透明性を確保するための経営監視機能の強化に注力しています。

コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況取締役、取締役会、執行役員、経営会議

 当社では、経営監督機能と業務執行機能を分担させるため2001年4月より執行役員制度を導入し、経営意思決定の迅速化と権限・責任体制の明確化を図っています。現行経営体制は、社外取締役1名を含む取締役5名(うち代表取締役1名)と取締役兼務者4名を含む執行役員13名です。取締役会は原則月1回の定例取締役会および臨時取締役会を適宜開催し、法令に定める重要事項の決定機能および業務執行の監督機能を果たしています。執行役員で構成する経営会議は原則月2回開催し、経営方針および経営課題に関する討議を行い、経営の意思統一と迅速な業務執行に取り組んでいます。また、主要事業部門による部門報告会を毎月1回定期的に開催し、同報告会には部門長のほか、取締役、監査役および執行役員が出席して全社の業務執行状況の適時把握に努めています。監査役、監査役会

 当社は監査役制度を採用しています。監査役4名全員が社外監査役で、常勤監査役は2名です。監査役および監査役会に専任のスタッフは配置していませんが、総務部門などの機能部門が必要に応じてスタッフ業務を務めています。監査役の監査活動は、監査実施計画に従い、取締役会や経営会議、部門報告会などの重要会議に出席するほか、会計監査人からの報告を受け、営業報告の聴取、重要書類の閲覧などを行い、本社、主要事業所、連結子会社に赴き、

各部門の業務執行および財産の状況を調査して経営執行状況の的確な把握と監視に努め、取締役の職務執行の適法性や妥当性を監査しています。役員報酬

 2007年3月期における、当社の取締役および監査役に対する役員報酬は以下のとおりです。

区分 支払人員 支払総額取締役 6名 178百万円

(うち社外取締役) 1名 6百万円監査役(全員、社外監査役) 4名 30百万円

会計監査

 当社の会計監査人の資格を喪失した中央青山監査法人(2006年9月1日より、みすず監査法人)に替わり、あらた監査法人との間で会社法に基づく会計監査と証券取引法に基づく会計監査についての監査契約を締結し、それに基づいて業務が執行され、報酬を支払っています。同監査法人および当社監査に従事する同監査法人の業務執行社員と当社の間には、特別の利害関係はなく、また、同監査法人は、当社監査に従事する業務執行社員について当社の会計監査に一定期間を超えて従事することのないよう自主的な措置をとっています。内部監査

 当社は、監査役会の下に独立した内部統制監査室を設置、専任者2名を配置し、コンプライアンス体制および財務報告にかかる内部統制の有効性の検証などに取り組んでいます。また、連結子会社の業務プロセスおよび経営管理体制の妥当性、効率性をチェックする目的で子会社監査室を設置、専任者1名を配置しており、必要に応じて海外を含む連結子会社に赴き、内部監査を実施しています。リスク管理体制

 リスク管理体制に関して、経営戦略に係わるリスクについては関連部門においてリスクの分析と対応策の検討を行い、必要に応じて取締役会、経営会議で審議を行ってい

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11アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

ます。日常的な業務運営に係わるリスクについては、その内容に応じて各部門で対応するもののほか、安全衛生委員会、PL委員会、輸出管理委員会などの全社横断的な委員会もしくはプロジェクトチームを編成するなど、経営への影響度により機動的な管理体制を敷いて対応しています。

内部統制システムの整備状況 当社は、法順守とより高い倫理観に基づいた事業活動を行うため「アイダグループ行動指針」を2003年10月に制定したほか、内部統制の充実を図るためにコンプライアンス委員会を設置しています。さらに、内部統制監査室を設置し、当行動指針などの実施状況などの監査を実施しています。 また、当社および子会社の全般統制環境、統制活動状況の現状調査を実施するなど「金融商品取引法 」に基づく

「財務報告の信頼性を確保」する体制整備に向けた準備活動を実施しています。

2007年3月期のコーポレート・ガバナンスの実施状況 2007年3月期は、当社および子会社の全管理者、関係者に対するコンプライアンスおよび内部統制についての研修会を延べ12回実施し、順法意識と内部統制の重要

性に関して周知徹底を図りました。さらに、社員に対して内部統制、企業リスクに関する意識調査を実施し、コーポレート・ガバナンスをより一層強化するための潜在的な問題点の把握を行いました。 また、内部統制監査室と子会社監査室が共同して、連結子会社各社に対して全般統制環境、内部統制活動状況などの現地調査を実施、「財務報告の信頼性を確保 」する体制のさらなる充実に向けた活動を強化しました。 さらに、IR活動の一環として決算説明会と中間決算説明会を開催したほか、アナリスト向けスモールミーティングを3回実施、投資家との個別ミーティングも年間を通じて積極的に行うなど、情報の適時開示と透明性の向上に努めました。

大規模買付行為への対応方針(買収防衛策) 当社は、2007年5月28日開催の取締役会において、会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財産および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、大規模買付ルールを設定し、大規模買付者がこれを遵守した場合およびしなかった場合につき一定の対応方針を定めることを決議し、2007年6月28日開催の定時株主総会において承認をいただいています。

株 主 総 会

取締役会取締役5名

(うち社外取締役1名)

監査役会監査役4名

(全員、社外監査役)会計監査人

代表取締役社長(CEO)経営会議議長

経営会議経営課題の審議等

(取締役4名を含む執行役員で構成)

執行役員(業務の執行)

各部門・グループ会社

コンプライアンス委員会

内部統制監査室

子会社監査室

選任/解任 監督重要案件の付議・報告

監査

監査 指示

報告報告

選任・再任の同意会計監査相当性 の判断

選任/解任 選任/解任 選任/解任

会計監査

報告

報告

報告

報告指示

指示

指示経営課題の付議・報告

内部監査 内部監査

指導・推進

(業務執行体制)

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レポート2007

取締役・監査役

代表取締役社長会田 仁一

取締役坂木 雅治 中西 直義 前田 信良 御子柴 隆夫

写真:左から

取締役 御子柴 隆夫 坂木 雅治

代表取締役社長 会田 仁一 取締役 中西 直義

前田 信良

常勤監査役山崎 猛 澤田 敏春

監査役佐藤 紘一 増岡 由弘

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レポート2007

単位:百万円

2007年3月期 2006年3月期 2005年3月期 2004年3月期 2003年3月期 2002年3月期年度:受注高.......................................................................... ¥67,434 ¥62,838 ¥53,341 ¥37,910 ¥38,612 ¥36,774売上高.......................................................................... 62,120 54,303. 43,679. 39,017. 35,646. 37,715.売上原価...................................................................... 47,180 42,208. 34,175. 31,894. 29,408. 31,226.販売費及び一般管理費.............................................. 9,776 8,682. 7,476. 6,466. 6,707. 6,183.営業利益(損失)......................................................... 5,164 3,412. 2,027. 657. (469) 305.経常利益(損失).......................................................... 5,186 3,698. 2,373. 889. (235) 680.税金等調整前当期純利益(損失).............................. 4,809 3,168. 2,566. 565. (1,825) 783.当期純利益(損失)...................................................... 3,053 1,792. 1,281. 289. (1,745) 193.設備投資額.................................................................. 3,087 1,800. 2,240. 4,620. 4,055. 2,708.減価償却費.................................................................. 1,894 1,814. 1,883. 1,990. 1,823. 1,779.研究開発費.................................................................. 1,433 1,448. 1,450. 1,727. 1,953. 1,985.営業活動によるキャッシュ・フロー............................. 4,054 407. 3,297. 2,501. 1,054. (797)投資活動によるキャッシュ・フロー............................. (1,275) (1,300) 424. (98) 820. 1,797.フリー・キャッシュ・フロー............................................ 2,779 (893) 3,721. 2,403. 1,874. 1,000.財務活動によるキャッシュ・フロー............................. (1,609) (2,078) 1,502. (1,545) (3,181) (1,614)

年度末:資産合計...................................................................... 90,076 83,510. 75,687. 65,418. 68,118. 74,275.流動資産合計.............................................................. 52,323 45,994. 41,290. 29,934. 32,037. 33,711.有形固定資産合計...................................................... 21,100 19,875. 19,409. 19,028. 17,802. 17,923.流動負債合計.............................................................. 24,407 21,464. 15,881. 8,876. 10,230. 11,254.固定負債合計.............................................................. 1,531 1,265. 392. 355. 321. 388.純資産合計.................................................................. 64,138 60,780. 59,413. 56,186. 57,566. 62,631.有利子負債.................................................................. ― 1,000. ― ― 82. 301.ROE(%)..................................................................... 4.9 3.0 2.2 0.5 (2.9) 0.3ROA(%)..................................................................... 3.5 2.3 1.8 0.4 (2.5) 0.3株主資本比率(%)...................................................... 71.2 72.8 78.5 85.9 84.5. 84.3

単位:円

1株当たり情報:1株当たり当期純利益(純損失)................................ ¥ 42.67 ¥..23.79 ¥..17.40 ¥ ....4.06. ( ¥..22.90) ¥.....2.44.潜在株式調整後1株当たり当期純利益(純損失).... 42.23 23.52 17.30 4.06. ― ―1株当たり配当額........................................................ 13.00 10.00 10.00 8.00 8.00 10.001株当たり純資産........................................................ 893.19 849.94 801.36 ¥805.88 801.11 804.55

従業員数(人)............................................................. 1,539 1,472. 1,375. 1,050. 1,094. 1,198.

6ヵ年の要約財務データアイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.

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経営陣による財政状態および経営成績に関する説明・分析

受注高および売上高の状況 2007年3月期(以下、当期)の鍛圧(プレス)機械製造業界においては、主たる需要業界である自動車関連業界の設備投資がグローバルに拡大しており、家電関連業界でも薄型テレビの市場拡大、大型化対応の設備投資が世界各地で増加し、社団法人日本鍛圧機械工業会の受注高は前年度比7.6%増加の2,447億95百万円となり、史上最高を記録しました。このような事業環境のなか、当社グループの受注高は前期比7.3%増加の674億34百万円、売上高は前期比14.4%増加の621億20百万円と、いずれも過去最高を記録しました。

セグメント別の状況事業部門別■.プレス機械自動車関連業界と家電関連業界の設備投資がいずれもグローバルに増加したこと、および欧州子会社のプレス機械生産事業の拡大などにより、当期の受注高は570億84百万円(前期比5.8%増)、売上高は517億71百万円(同14.0%増)で、いずれも過去最高となりました。■.サービスサービス事業においても、自動車関連業界の設備投資増加などにより事業が拡大し、受注高および売上高は過去最高の102億12百万円(同17.7%増)となりました。■.その他受注高および売上高は1億36百万円(同35.3%減)となりました。

所在地別■.日 本自動車関連業界の設備投資需要の拡大およびサービス部門の売上増加により、売上高は453億11百万円(前期比6.3%増)、営業利益は41億14百万円(同20.7%増)となりました。■.アジア自動車関連業界の設備投資需要が増加したこと、およびマレーシアならびに中国の子会社の生産高も増加した結果、売上高は111億81百万円(前期比12.5%増)、営業利益は13億23百万円(同30.6%増)となりました。■.米 州自動車関連業界において、日系企業の設備導入が一段落したことに加え、米系企業の設備投資が引き続き抑制されたため、売上高は84億64百万円(前期比6.8%減)、営業損失は1億90百万円(前期は1億63百万円の損失)となりました。■.欧 州日系企業の欧州地域への工場進出が活発化したことに加え、イタリア子会社の生産事業の操業度が高まったことなどにより、売上高は102億18百万円(前期比66.7%増)、営業利益は58百万円(前期は7億36百万円の損失)となりました。

利益の状況 当期は売上増加に伴う販売費の増加および人件費の増加などもありましたが、増収効果および原価低減などにより、売上総利益は前期比23.5%増加の149億40百万円

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70,000(百万円) (百万円) (百万円)受注高 売上高(事業部門別) 売上高(所在地別)

07/306/305/304/303/3 07/306/305/304/303/307/306/305/304/303/3

38,612

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53,341 62,838

67,434

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39,017

43,679

54,303 62,120

35,646

39,017

43,679

54,303 62,120

プレス機械

国内

アジア

米州

欧州

その他

サービス

その他

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となり、同利益率は前期比1.8ポイントの上昇の24.1%でした。販売費及び一般管理費は前期比12.6%増加の97億76百万円となりました。売上高に対する比率は前期比0.3ポイント低下の15.7%です。賞与や販売手数料など諸経費が増加しましたが、増収効果で吸収しました。 その結果、営業利益は前期比51.3%増加の51億64百万円となり、同利益率は前期比2.0ポイント上昇の8.3%でした。営業外損益では為替差損が発生しましたが、受取利息および配当金で補い、22百万円の利益超過となりました。その結果、経常利益は前期比40.2%増加の51億86百万円となり、同利益率は前期比2.0ポイント上昇の8.3%でした。特別損益では固定資産減損損失や投資有価証券売却損が発生し、3億77百万円の損失超過となりました。その結果、税金等調整前当期純利益は前期比51.8%増加の48億9百万円となり、同利益率は前期比1.9ポイント上昇の7.7%でした。 税金等調整前当期純利益から法人税等を差し引いた当期純利益は、前期比70.4%増加の30億53百万円となり、同利益率は前期比1.6ポイント上昇の4.9%でした。なお、当期の1株当たり配当金は90周年記念配当1円を含み前期比3円増配の13円とし、配当性向は30.5%となりました。

財政状態 当期の総資産は前期末比7.9%増加の900億76百万円となりました。そのうち、流動資産が前期末比13.8%増加の523億23百万円となったのは、受注が好調に推移し業容が拡大にしたことに伴う受取手形及び売掛金ならびに

たな卸資産の増加が主な要因です。固定資産は、機械設備の更新などにより機械装置及び運搬具が増加しましたが、一方で投資有価証券が減少したため、前期末比0.6%増加の377億52百万円となりました。 流動負債は、業容拡大に伴う未払金や前受金の増加により、前期末比13.7%増加の244億7百万円となりました。固定負債は前期末比21.0%増加の15億31百万円となりましたが、繰延税金負債の増加などによるものです。 純資産は、当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加などにより、前期末比5.5%増加の641億38百万円となりました。自己資本比率は前期末比1.6ポイント低下の71.2%、自己資本当期純利益率は前期末比1.9ポイント上昇の4.9%でした。

キャッシュ・フローの状況 当期末の現金及び現金同等物は前期末に比べ14億92百万円増加し、114億75百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、40億54百万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益や非資金項目である減価償却費などによる収入が、売上債権やその他資産の増減などによる支出を上回った結果です。 投資活動によるキャッシュ・フローは、12億75百万円の支出となりました。これは、有形固定資産や投資有価証券の取得による支出が、売却による収入を上回った結果です。 財務活動によるキャッシュ・フローは、16億9百万円の支出となりました。これは、短期借入金の返済や配当金の支払いによる支出が、自己株式の売却による収入を上回った結果です。

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50(百万円) (円) (百万円)営業利益(損失)/当期純利益(損失) 1株当たり当期純利益(純損失) 総資産/純資産

07/306/305/304/303/3 07/306/305/304/303/307/306/305/304/303/3

(469)

657

2,027

3,412

5,164

(1,745)

289

1,281 1,792

3,053

(22.9)

4.06

17.4 23.79

42.67

68,118

65,418 75,687

83,510

900,76

57,566

56,186

59,413

60,780

64,138

当期純利益

営業利益

純資産

総資産

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単位:百万円単位:千米ドル.(注記3)

資産の部 2007 2006 2007流動資産:  現金及び預金(注記2.(3)、4).................................................................. ¥ 9,809 ¥..9,983. $ 83,066   受取手形及び売掛金(注記2.(2)(a))..................................................... 14,326 13,427. 121,319   有価証券(注記2.(3)、2.(6)(a)、4、5)................................................. 1,705 —. 14,440   たな卸資産(注記2.(5))........................................................................... 22,949 19,963. 194,340   繰延税金資産(注記2.(15)、10)............................................................ 1,525 1,100. 12,917   その他.......................................................................................................... 2,128 1,660. 18,025   貸倒引当金(注記2.(4))........................................................................... (121) (139) (1,025)   .流動資産計............................................................................................ 52,323 45,994. 443,084

固定資産: 有形固定資産(注記2.(7)、(8))  建物及び構築物.............................................................................................. 21,838 20,748. 184,931    減価償却累計額.......................................................................................... (12,396) (11,640) (104,977)

9,441 9,107. 79,953   機械装置・車両及び備品................................................................................. 18,029 16,622. 152,678    減価償却累計額.......................................................................................... (12,904) (12,333) (109,275)

5,125 4,288. 43,402   土地.................................................................................................................. 5,369 5,462. 45,471   建設仮勘定...................................................................................................... 574 .520. 4,865   その他.............................................................................................................. 2,511 2,284. 21,269    減価償却累計額.......................................................................................... (1,922) (1,788) (16,279)

589 496. 4,989    有形固定資産計.......................................................................................... 21,100 19,875. 178,682

 無形固定資産(注記2.(9))............................................................................... 835 695. 7,073

投資その他の資産:  投資有価証券(注記2.(6)(a)、5))............................................................. 13,309 14,704. 112,710   役員保険積立金.............................................................................................. 1,057 751. 8,955   繰延税金資産(注記2.(15)、10)................................................................ 16 .16. 137   その他.............................................................................................................. 1,486 1,542. 12,588   貸倒引当金(注記2.(4))............................................................................... (53) (68) (450)   投資その他の資産計.................................................................................. 15,817 16,945. 133,940    固定資産計.................................................................................................. 37,752 37,515. 319,696     総資産...................................................................................................... ¥90,076 ¥83,510. $762,781

添付の注記をご参照下さい。

連結貸借対照表アイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.2007年及び2006年3月31日現在

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単位:百万円単位:千米ドル.(注記3)

負債及び純資産の部 2007 2006 2007流動負債:  支払手形及び買掛金(注記2.(2)(a))......................................................... . ¥ 5,454 ¥..5,870. $ 46,186   短期借入金(注記7)...................................................................................... 0 1,000. 0   未払金.............................................................................................................. 4,182 2,982. 35,416   未払法人税等.................................................................................................. 1,354 1,464. 11,469   前受金.............................................................................................................. 8,480 6,286. 71,815   製品保証引当金(注記2.(10))..................................................................... 2,266 1,570. 19,189   賞与引当金(注記2.(11))............................................................................. 699 572. 5,924   役員賞与引当金(注記2.(11))..................................................................... 94 .— 796   その他.............................................................................................................. 1,876 1,717. 15,886     流動負債計.............................................................................................. 24,407 21,464. 206,684

固定負債:  繰延税金負債(注記2.(15)、10)................................................................. 1,015 876. 8,602   退職給付引当金(注記2.(12)、8)............................................................... 198 90. 1,682   役員退任慰労金引当金(注記2.(13))........................................................ 298 293. 2,524   その他.............................................................................................................. 18 5. 158     固定負債計.............................................................................................. 1,531 1,265. 12,967     負債合計.................................................................................................. 25,938 22,730. 219,652

純資産の部株主資本:(注記2.(19))  資本金   授権株式数:. 2006年—188,149,000株. 2007年—188,149,000株   発行済株式数:.2006年—..79,147,321株. 2007年—..79,147,321株...................................... 7,831 7,831. 66,313   資本剰余金...................................................................................................... 13,009 13,031. 110,162   利益剰余金...................................................................................................... 43,078 40,800. 364,796   自己株式:2006年—7,635,749株.  . 2007年—7,839,611株......................................................... (3,548) (3,677) (30,045)    株主資本合計.......................................................................................... 60,370 57,984. 511,226

評価・換算差額等:  その他有価証券評価差額金(注記2.(6)(a))............................................. 2,046 1,917. 17,329   繰延ヘッジ損益(注記2.(6)(c))................................................................. (25) —. (213)  為替換算調整勘定(注記2.(2)(b))............................................................ . 1,745 878. 14,785     評価・換算差額合計................................................................................. 3,767 2,796. 31,901     純資産合計.............................................................................................. 64,138 60,780. 543,128 偶発債務(注記14)................................................................................................ — — —    負債・純資産合計..................................................................................... ¥90,076 ¥83,510. $762,781

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連結損益計算書アイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.2007年、2006年及び2005年3月31日に終了した事業年度

単位:百万円単位:千米ドル.(注記3)

2007 2006 2005 2007売上高........................................................................................ ¥62,120 ¥54,303. ¥43,679. $526,046 売上原価(注記11).................................................................... 47,180 42,208. 34,175. 399,528 売上総利益................................................................................ 14,940 12,094. 9,504. 126,517 販売費及び一般管理費(注記11)............................................ 9,776 8,682. 7,476. 82,788 営業利益..................................................................................... 5,164 3,412. 2,027. 43,729

  受取利息............................................................................. 281 269. 161. 2,386   受取配当金......................................................................... 97 97. 50. 821   その他................................................................................. 110 113. 191. 935 営業外収益計............................................................................ 489 479. 402. 4,143   支払利息............................................................................. 8 5. —. 75   有価証券売却損................................................................. — 5. — —  為替差損............................................................................. 356 92. — 3,020   その他................................................................................. 101 90. .57. 855 営業外費用計............................................................................. 466 .193. .57. 3,952 経常利益.................................................................................... 5,186 .3,698. 2,373 43,920   固定資産売却益................................................................. 27 34. 40. 236   投資有価証券売却益(注記5).......................................... — 4. 170. —  貸倒引当金戻入益............................................................. 5 34. 10. 44   役員退任慰労引当金戻入益............................................. 7 — — 64   保険解約返戻益................................................................. — — .134. —   その他................................................................................. 5 .4. 22. 45 特別利益計................................................................................. 46 .78. .379. 390   固定資産売却損................................................................. 1 113. 2. 11   固定資産除却損................................................................. 67 32. 65. 567   固定資産減損損失(注記2.(8)、12).............................. 101 82. — 857   投資有価証券売却損(注記5).......................................... 148 57. — 1,256   退職金制度改定に伴う損失.............................................. — — 87. —  事業撤退損......................................................................... — 183. — —  欧州事業再構築費用......................................................... 101 138. — 863   その他................................................................................. 3 — 29. 28 特別損失計................................................................................. 423 608. 185. 3,585 税金等調整前当期純利益......................................................... 4,809 3,168. 2,566. 40,725

  法人税、住民税及び事業税............................................... 2,110 1,708. 1,064. 17,874   法人税等調整額................................................................. (355) (332) 220. (3,010)法人税等(注記2.(15)、10).................................................... 1,755 1,375. 1,285. 14,864 当期純利益................................................................................. ¥ 3,053 ¥..1,792. ¥..1,281. $ 25,860

....単位:円 単位:USセント

2007 2006 2005 20071株当たり情報:   1株当たり当期純利益(注記2.(18)、9)........................ ¥42.67 ¥23.79. ¥17.40. ¢ 36.13   潜在株式調整後1株当たり当期純利益.  ..(注記2.(18)、9)........................................................... 42.23 .23.52. .17.30. 35.76   1株当たり配当額(注記2.(17)、(18)).......................... 13.00 10.00. 10.00. 11.00

添付の注記をご参照下さい。

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19アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

連結株主資本等変動計算書アイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.2007年、2006年及び2005年3月31日に終了した事業年度

単位:百万円

発行済.株式数.(千株) 資本金

資本.剰余金

利益.剰余金 自己株式

株主資本.合計

その他.有価証券.評価差額金

繰延.ヘッジ.損益

為替換算.調整勘定

評価・換算.差額等.合計

純資産.合計

2004年3月31日残高 .... 79,147. ¥7,831. ¥.12,415. ¥39,085. (¥3,054) ¥56,277. ¥....573. ¥..—. (¥ ...664) (¥......91) ¥56,186.  .当期純利益又は...当期純損失................ — — — .1,281. — .1,281. —. — — — 1,281.

  .その他評価差額金の...増減(注記2.(6)(a)、5) — — — — — — .86. — — .86. 86.

  .為替換算調整の増減...(注記2.(2)(b))........... — — — — — — — — .355. .355. 355.

  .配当金........................... — — — (557) — (557) — — — — (557)  .自己株式の増減...(−4,419,523株)...... —. —. .633. —. 1,428. 2,061. —. —. —. — 2,061.

2005年3月31日残高..... 79,147. 7,831. 13,048. 39,809. (1,625) 59,063. 659. —. (309) 350. 59,413.  .当期純利益又は...当期純損失................ — — — 1,792. — .1,792. — — — — 1,792.

  .その他評価差額金の...増減(注記2.(6)(a)、5). — — — — — — 1,257. — — .1,257. 1,257.

  .為替換算調整の増減...(注記2.(2)(b))........... — — — — — — — — 1,188. 1,188. 1,188.

  .配当金........................... — — — (741) —. (741) — — — — (741)  .自己株式の増減...(2,628,635株)......... — — (17). —-. (2,052) (2,069) — — — — (2,069)

  .役員賞与及び...その他の増減............ —. — —. (60) —. (60) —. —. —. —. (60)

2006年3月31日残高..... 79,147. 7,831. 13,031. 40,800. (3,677) 57,984. 1,917. —. 878. 2,796. 60,780.  .当期純利益又は...当期純損失................ — — — 3,053 — 3,053 — — — — 3,053

  .その他評価差額金の...増減(注記2.(6)(a)、5). — — — — — — 129 — — 129 129

  .為替換算調整の...増減(注記2.(2)(b)).... — — — — — — — — 867 867 867

  .配当金........................... — — — (715) — (715) — — — — (715)  .自己株式の増減...(−296,138株).......... — — (21) — 129 107 — — — — 107

  .役員賞与及び...その他の増減............ — — — (60) — (60) — (25) — (25) (85)

2007年3月31日残高..... 79,147 ¥7,831 ¥13,009 ¥43,078 (¥3,548) ¥60,370 ¥2,046 (¥25) ¥1,745 ¥3,767 ¥64,138

単位:千米ドル(注記3)発行済.株式数.(千株) 資本金

資本.剰余金

利益.剰余金 自己株式

株主資本.合計

その他.有価証券.評価差額金

繰延.ヘッジ.損益

為替換算.調整勘定

評価・換算.差額等.合計

純資産.合計

2006年3月31日残高..... 79,147 $66,313.$110,348. $345,499. ($31,144) $ 491,016. $16,236. $....—. $ ..7,442. $23,678. $514,695.  .当期純利益又は...当期純損失................. — — — 25,860 — 25,860 — — — — 25,860

  .その他評価差額金の...増減(注記2.(6)(a)、5). — — — — — — 1,093 — — 1,093 1,093

  .為替換算調整の...増減(注記2.(2)(b)).... — — — — — — — — 7,342 7,342 7,342

  .配当金........................... — — — (6,055) — (6,055) — — — — (6,055)  .自己株式の増減...(296,138株)............. — — (185) — 1,099 913 — — — — 913

  .役員賞与及び...その他の増減............ — — — (508) — (508) — (213) — (213) (721)

2007年3月31日残高..... 79,147 $66,313 $110,162 $364,796 ($30,045) $511,226 $17,329 ($213) $14,785 $31,901 $543,128

添付の注記をご参照下さい。

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20アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

連結キャッシュ・フロー計算書アイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.2007年、2006年及び2005年3月31日に終了した事業年度

単位:百万円単位:千米ドル.(注記3)

2007 2006 2005 2007営業活動によるキャッシュ・フロー:税金等調整前当期純利益......................................................... ¥ 4,809 ¥..3,168. ¥..2,566. $40,725   減価償却費......................................................................... 1,894 1,814. 1,883. 16,040   固定資産減損損失(注記2.(8)、12).............................. 101 .82. —. 857   有価証券売却損益............................................................. 148 58. (169) 1,256   貸倒引当金の増減額......................................................... (42) (4) 31. (357)  賞与引当金の増減額......................................................... 124 84. 135. 1,055   製品保証引当金の増減額................................................. 624 81. (41) 5,292   退職給付引当金の増減額................................................. 95 56. 15. 812   受取利息及び受取配当金................................................. (378) (366) (211) (3,207)  支払利息............................................................................. 8 .5. —.. 75   固定資産除却損................................................................. 67 32. 65. 567   有形固定資産売却損益..................................................... (26) 78. (38) (224)  売上債権の増減額............................................................. 1,322 (79) (15) 11,199   たな卸資産の増減額......................................................... (2,459) (3,763) (3,711) (20,831)  仕入債務の増減額............................................................. 934 485. 2,603. 7,915   その他資産の増減額......................................................... (1,143) (689) (164) (9,686)  その他負債の増減額......................................................... (213) 237. 436. (1,808)  役員賞与の支払額............................................................. (60) (60) —.. (508)  その他................................................................................. 108 49. (41) 920     小計............................................................................. 5,915 1,269. 3,344. 50,094   利息及び配当金の受取額................................................. 381 346. 232. 3,232   利息の支払額..................................................................... (8) (5) —.. (75)  法人税等の支払額............................................................. (2,233) (1,203) (279) (18,913)営業活動によるキャッシュ・フロー............................................ 4,054 407. 3,297. 34,337

投資活動によるキャッシュ・フロー:  有価証券の売却による収入.............................................. — 505. 553. —  有形固定資産の取得による支出...................................... (2,784) (1,796) (1,031) (23,583)  有形固定資産の売却による収入...................................... 110 138. 94. 938   投資有価証券の取得による支出....................................... (697) (7,697) (2,601) (5,905)  投資有価証券の売却による収入...................................... 2,162 7,207. 4,944. 18,313   定期預金の預入による支出.............................................. (37) (4) (171) (319)  定期預金の払戻しによる収入.......................................... — 372. 12. —  営業の譲り受けによる支出............................................... — —.. (1,362) —  .連結範囲の変動を伴う子会社株式取得による.

..支出(注記4)................................................................... — (42) —.. —  その他................................................................................. (28) 16. (13) (241)投資活動によるキャッシュ・フロー........................................... (1,275) (1,300) 424. (10,798)

財務活動によるキャッシュ・フロー:  短期借入れによる収入...................................................... — 1,106. —. —  短期借入金の返済による支出.......................................... (1,000) (235) —. (8,468)  長期借入れによる収入....................................................... — 50. —. —  長期借入金の返済による支出.......................................... — (202) —. —  社債の発行による収入...................................................... — —. .2,000. —  少数株主からの払込みによる収入.................................. — 12. —. —  自己株式の取得による支出............................................... (33) (2,318) (21) (285)  自己株式の売却による収入.............................................. 141 248. .83. 1,199   配当金の支払額................................................................. (717) (739) (559) (6,073)財務活動によるキャッシュ・フロー............................................ (1,609) (2,078) 1,502. (13,628)現金及び現金同等物に係る換算差額...................................... 321 533. 215. 2,723 現金及び現金同等物の増減額................................................. 1,492 (2,437) 5,440. 12,634 現金及び現金同等物の期首残高............................................. 9,983 12,420. 6,980. 84,537 現金及び現金同等物の期末残高(注2.(3)、4、5)............... ¥11,475 ¥..9,983. ¥12,420. $97,172

添付の注記をご参照下さい。

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21アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

連結財務諸表注記アイダエンジニアリング株式会社および連結子会社.

 連結財務諸表の作成基準

 アイダエンジニアリング及び連結子会社の連結財務諸表は日本の証券取引法に基づき、関東財務局長に提出されております。アイダ及び国内連結子会社の会計記録は、日本の会社法及び証券取引法に基づく会計原則と同一の方法により作成されております。日本において一般に公正妥当と認められた会計原則は、一部、国際財務報告基準と異なる点があります。海外連結子会社は、それぞれの国において一般に公正妥当と認められた会計原則により作成しております。 日本で関東財務局長に提出した連結財務諸表に記載の一部の項目は海外の読者のために組替又は再表示されております。 金額は百万円単位及び千米ドル単位で切り捨てて表示されております。

 重要な会計方針

(1)連結の範囲  日本の会計基準の下では、子会社と関連会社は以下の通り定義されます。 ●.子会社:.会計主体が直接か間接的に議決権の50%以上を保有するか、または直接あるいは間接的に会計主体に

よって支配される会社 ●関連会社:.会計主体が直接か間接的に20%の議決権を保有するか、または会計主体が直接あるいは間接的にそ

の意志決定に重要な影響を与えていると考えられる会社

 原則としてすべての子会社は連結されております(2007年は16社、2006年は17社、2005年は14社)。経営成績と財政状態の点から見て、.子会社一社(アービオテック(株))を連結から除外しております。

 2007年3月31日時点の連結子会社は以下の通りです。 ●国内子会社:   (株)アクセス   (株)エービーシー

●海外子会社:  アイダアメリカ.CORP.  アイダエンジニアリングUK.LTD.  アイダマニュファクチャリング(マレーシア)SDN..BHD.  会田工程技術(上海)有限公司  アイダスタンピングテクノロジーPTE..LTD.  アイダスタンピングテクノロジー(マレーシア)SDN..BHD.  アイダスタンピングテクノロジー(タイランド)CO.,.LTD.  PT.アイダスタンピングテクノロジー.インドネシア  アイダホンコンLTD.  アイダカナダINC.  アイダSAS  アイダプレッセンGmbH  アイダS.r.l..  アイダ.do.ブラジル

(注意).連結子会社であった(株)ヴェルデックスは清算終了により除外しております。すべての連結子会社の親会社はアイダエンジニアリング(株)です。

 すべての重要な連結会社間の取引高、債権債務、および未実現利益は消去しております。 会田工程技術(上海)有限公司の決算日は12月31日であり、その他の連結子会社の決算日は連結決算日と同一であります。 上記の子会社の決算日と連結決算日との間に生じた重要な取引については、正しく連結財務諸表に調整を行っております。

(2) 外貨(a)外貨換算. . 外貨建て取引は、一般に取引日の為替レートで換算し、外貨建債権債務は連結決算日の直物為替レートで換算しております。

(b)在外子会社の財務諸表項目の換算. . 在外連結子会社のすべての資産及び負債は連結決算日の直物為替レートで換算し、純資産については発生時の為替レートで換算しております。すべての収益及び費用は期中平均為替レートで換算しております。

. . 親会社との取引に関連して発生した貸借対照表残高及び収益・費用は、親会社の適用した為替レートで円貨に換算し、換算差額は為替換算調整勘定に含め、収益・費用の換算差額は為替差益又は為替損失として連結財務諸表に表示しております。

. . 為替換算調整勘定は純資産の部の一部として連結貸借対照表に表示しております。

(3)現金及び現金同等物 連結キャッシュフロー計算書における現金及び現金同等物は手許現金、要求払い預金及び取得日から3カ月以内に満期が到来し、容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資からなっております。

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22アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

(4)貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、主として一般債権については貸倒実績率法により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

(5)たな卸資産 製品及び仕掛品は主として個別法による原価法により、原材料は主として先入先出法による原価法によっており.ます。

(6)金融商品 日本の金融商品に係る会計基準(短期の有価証券、投資有価証券、金融派生商品、およびヘッジ会計)を、適用しております。(a)投資有価証券. . 子会社株式及び関連会社株式を除くすべての有価証券の基準は以下のとおりです。. . 売買目的有価証券(短期間にキャピタルゲインを得る目的の保有)は時価で評価し、評価差額の利益と損失は当期の損益として処理します。当期に、売買目的有価証券はありません。

. . 満期保有目的有価証券(償還期限があり満期まで保有する目的)は償却原価法で評価されます。当期に、満期保有目的有価証券はありません。

. . 売買目的有価証券と満期保有目的有価証券以外の証券はその他有価証券として分類します。

. . 時価のあるその他有価証券は連結決算日の市場価格に基づく時価法で評価します、そして、その評価差額(税効果差引き後の純額)は純資産の部で表示します。その他有価証券の売却原価は移動平均法により、算定します。

. . その他有価証券のうち著しく価値が下落しているものは当期の損益として認識します。

. . 時価のないその他有価証券は移動平均法による原価法で評価します。(b)デリバティブ取引. . 会計基準では、すべてのデリバティブ取引は資産あるいは負債として時価で認識し、「ヘッジ手段」としてのデリバティブ取引を除いて、発生した期間の損益として認識します。((c)のヘッジ会計を参照)

(c)ヘッジ会計. . 会計基準では、「ヘッジ対象」で認識したデリバティブ取引の時価の変動による損益を、ヘッジ手段についての損益が認識されるまで資産又は負債として繰延べる方法によります。

. . ヘッジ手段は、為替予約と通貨オプションです。

(7)固定資産 資本的支出を含む固定資産は取得価格で計上し、少額の修繕等は費用として計上します。当社および国内子会社の固定資産は主として定率法によっておりますが、海外の連結子会社とアイダの新本社ビルは定額法によっております。除却または売却する場合、簿価との差額は、収益又は費用となります。耐用年数は建物および構築物は2~50年、.機械装置及び運搬具は2~10年を使用しております。

(8)固定資産減損損失 「固定資産の減損に係る会計基準」(「固定資産の減損の会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会.2002年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準委員会.2003年10月31日.企業会計基準適用指針第6号)が発行され、2006年3月期より当社は固定資産の減損に係る新しい会計基準を採用しました。この結果、2006年3月期の税金等調整前当期純利益は162百万円減少しました。

(9)無形固定資産 ソフトウェアを含む無形固定資産は減価償却後の簿価で表示しております。ソフトウェアは利用可能期間5年による定額法で償却しております。

(10)製品保証引当金 製品の引渡後に発生する費用支出に備えるため、主として保証期間内における補修費用の見込額を計上しております。

(11)役員及び従業員賞与引当金 役員及び従業員賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。「役員賞与に関する会計基準」(企業会計基準委員会.2005年11月29日.企業会計基準第4号)が発行され、2007年3月期より当社は役員賞与に関する新しい会計基準を採用しました。これにより2007年3月期の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益は、それぞれ94百万円(796千米ドル)減少しております。

(12)退職給付引当金 退職給付引当金は未認識数理計算上の差異を除き、退職給付債務の見込額が年金資産の時価を超過する部分であります。 数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定年数(10年。ただし、一部の国内連結子会社については5年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理することとしております。

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23アイダエンジニアリング株式会社

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レポート2007

(13)役員退任慰労金引当金 当社は役員及び監査役の退職慰労金の支払に備えるため、役員退任慰労金規程に基づく引当金を設けております。

(14)研究開発費 研究開発費は発生時に費用処理しております。

(15)法人税等 税効果会計は資産負債法を採用しております。財務諸表と課税基準の違いに基づく繰延税金資産と負債を認識しております。

(16)リース 当社及び国内連結子会社は、リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、在外子会社については、主として通常の売買取引に準じた会計処理によっております。

(17)剰余金の処分 会社法と定款に基づき、剰余金の処分は株主総会で承認を受けなければなりません。連結財務諸表の剰余金の処分は、連結会計年度中の株主総会の承認に基づいて作成されております。配当金は期末の株主名簿における株主に支払われます。 剰余金の処分は、株主総会の承認を経て行われました。

(18)1株当たり当期純利益及び1株当たり配当額 1株当たり当期純利益は普通株式の発行済株式総数の期中平均株式数に基づいて計算しております。 1株当たり配当額は、同じ期間の配当額であります。

(19)貸借対照表の純資産の部の表示 「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会.2005年12月9日.企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会.2005年12月9日.企業会計基準適用指針第8号)が発行され、当社は2007年3月期より貸借対照表の純資産の部の表示に関する新しい会計基準を採用しました。これによる損益に与える影響はありません。 なお、従来の「資本の部」の合計に相当する金額は64,163百万円(543,341千米ドル)であります。

 米ドル表示

 連結財務諸表の米ドル表示は、海外の読者の便宜のために行っております。2007年3月31日現在の為替レート1ドル=.118.09円を使用しております。これは日本円が実際に換算されるレート、あるいは米ドルにそのレートで替えられるものではありません。

 現金及び現金同等物

 2006年及び2007年3月31日現在の現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は以下のとおりです。

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2007現金及び預金........................................................................................................... ¥ 9,809 ¥9,983 $83,066有価証券................................................................................................................... 1,705 — 14,440預入期間3ヶ月を超える定期預金......................................................................... (39) — (334)現金及び現金同等物............................................................................................... ¥11,475 ¥9,983 $97,172

株式取得により新たに連結子会社となったことによる増加した資産及び負債の主な内訳単位:百万円

(株)ヴェルデックス 2006流動資産................................ ¥..76固定資産................................ 133資産合計................................ 209流動負債................................. 158固定負債................................. 152負債合計................................. ¥310

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 有価証券及び投資有価証券

当連結会計年度(自 2006年4月1日 至 2007年3月31日)(1)その他有価証券で時価のあるもの

単位:百万円 単位:千米ドル

区分 取得原価

連結決算日における連結貸借対照表.

計上額 差額 取得原価

連結決算日における連結貸借対照表.

計上額 差額

連結貸借対照表計上額が...取得原価を超えるもの ①株式..................................... ¥ 1,113 ¥ 4,804 ¥3,690 $ 9,431 $ 40,683 $31,252 ②債券.....................................   その他.............................. 1,000 1,002 2 8,468 8,486 18 ③その他.................................. 1,005 1,005 0 8,511 8,512 1    小計.............................. 3,118 6,811 3,692 26,410 57,683 31,272連結貸借対照表計上額が...取得原価を超えないもの ①株式..................................... 412 402 (10) 3,490 3,405 (85) ②債券.   その他.............................. 2,500 2,417 (82) 21,170 20,469 (700) ③その他.................................. 4,476 4,311 (164) 37,907 36,511 (1,395)    小計.............................. 7,388 7,131 (257) 62,568 60,386 (2,181)    合計.............................. ¥10,507 ¥13,942 ¥3,435 $88,978 $118,070 $29,091

(2)当連結会計年度中に売却したその他有価証券単位:百万円 単位:千米ドル

売却額 売却益の合計額 売却損の合計額 売却額 売却益の合計額 売却損の合計額

¥2,162 ¥― ¥148 $18,313 $― $1,256

(3)時価評価されていない有価証券連結貸借対照表計上額

単位:百万円 単位:千米ドル

①その他有価証券  株式(優先株).............................................................................................................................. ¥1,000 $8,468  非上場株式................................................................................................................................... 62 528②子会社株式及び関連会社株式....................................................................................................... 10 84    合計....................................................................................................................................... ¥1,072 $9,080

(4)その他有価証券のうち満期があるものの連結決算日後における償還予定額単位:百万円 単位:千米ドル

区分 1年以内1年超.5年以内

5年超.10年以内 10年超 1年以内

1年超.5年以内

5年超.10年以内 10年超

債券  その他...................... ¥― ¥1,682 ¥― ¥2,500 $― $14,243 $― $21,170その他.............................. ― 2,196 ― 800 ― 18,597 ― 6,774    合計.................. ¥― ¥3,878 ¥― ¥3,300 $― $32,841 $― $27,944

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前連結会計年度(自 2005年4月1日 至 2006年3月31日)(1)その他有価証券で時価のあるもの

単位:百万円

区分 取得原価

連結決算日における連結貸借対照表.

計上額 差額

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの ①株式..................................................................................................................... ¥..1,116 ¥..4,732 ¥3,616    小計.............................................................................................................. 1,116 4,732 3,616連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの ①株式..................................................................................................................... 5 2 (2) ②債券.   その他.............................................................................................................. 4,000 3,740 (259) ③その他.................................................................................................................. 5,287 5,155 (132)    小計.............................................................................................................. 9,293 8,899 (394)    合計.............................................................................................................. ¥10,409 ¥13,631 ¥3,222

(2)当連結会計年度中に売却したその他有価証券単位:百万円

売却額 売却益の合計額 売却損の合計額

¥7,112 ¥4 ¥57.

(3)時価評価されていない有価証券連結貸借対照表.

計上額単位:百万円

①その他有価証券  株式(優先株)............................................................................................................................................................... ¥1,000  非上場株式.................................................................................................................................................................... 62②子会社株式及び関連会社株式........................................................................................................................................ 10    合計........................................................................................................................................................................ ¥1,072

(4)その他有価証券のうち満期があるものの連結決算日後における償還予定額単位:百万円

区分 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超

債券  その他..................................................................................... ¥― ¥1,969 ¥― ¥3,000その他............................................................................................. ― 2,730 ― 1,000    合計................................................................................. ¥― ¥4,700 ¥― ¥4,000

 デリバティブ取引関係

取引の状況に関する事項 . 当社グループは、為替予約取引及び通貨オプション取引を利用しております。 . 当社グループは、為替予約取引及び通貨オプション取引を通常の外貨建営業債権債務に係る将来の為替レートの変動リスクを回避する目的で利用しております。 . 当社グループは、通常の外貨建営業取引について為替予約取引及び通貨オプション取引を利用しております。したがって、投機目的ではデリバティブ取引を利用しない方針であります。 . 当社グループが利用している為替予約取引及び通貨オプション取引は為替相場の変動によるリスクを有しております。なお、当社グループのデリバティブ取引の契約先はいずれも信用度の高い金融機関であるため、相手方の契約不履行によるリスクはほとんどないと判断しております。 . これらにより、為替相場の変動リスクは減少しております。 . 当社グループにはデリバティブ業務に関する社内規定があり、この規定に基づいて主に経営企画管理部がデリバティブ取引を行っております。

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取引の時価等に関する事項当連結会計年度末(2007年3月31日)及び前連結会計年度末(2008年3月31日)ヘッジ会計を適用しているデリバティブ取引については注記の対象より除いております。通貨関連

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2007契約額等

時価 評価損益契約額等

時価 評価損益  うち1年超   うち1年超

為替予約取引: 売建  米ドル(円買)................. ¥2,778 ¥ ― ¥2,733 ¥45 $23,526 $ ― $23,144 $381  ユーロ(円買)................ 145 ― 148 (3) 1,232 ― 1,261 (29) 買建  米ドル(円買)................. 64 ― 65 0 548 ― 556 7  ユーロ(円買)................ 126 ― 128 2 1,069 ― 1,091 21通貨オプション取引: 売建  米ドル・コール................ ¥5,027 ¥991 ¥ ― ¥ ― $42,576 $8,396 $ ― $ ―  (オプション料)............. 106 24 196 (90) 900 209 1,667 (766) 買建  米ドル・プット................. 5,027 991 ― ― 42,576 8,396 ― ―  (オプション料)............. (106) (24) (35) 45 (900) (209) (303) 387

通貨関連単位:百万円

2006契約額等

時価 評価損益  うち1年超

為替予約取引: 売建  米ドル(円買).......................................................................... ¥.......2 ¥― ¥..2 ¥.(0)通貨オプション取引: 売建  米ドル・コール......................................................................... ¥2,115 ¥― ¥.― ¥..―  (オプション料)...................................................................... 31 ― 78 (47) 買建.............................................................................................  米ドル・プット.......................................................................... 2,115 ― ― ―  (オプション料)...................................................................... 31 ― 20 10

 短期借入金

 2006年3月31日現在の短期借入金は以下のとおりです。単位:百万円

残高 平均利率 返済期限

短期借入金................................................................................................................. ¥1,000 0.4%(注)上記の借入金は、㈱みずほコーポレート銀行を主幹事とするシンジケーション方式コミットメントライン契約に基づくものであります。

 2007年3月31日現在の短期借入金はありません。

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 退職給付引当金

 当社及び国内連結子会社は、全従業員が加入する確定給付型の退職給付制度を設けております。日本の厚生年金保険法に基づき資金を拠出しております。この制度は政府の年金制度の一部を補完しており、会社及び従業員が拠出する追加部分となります。 当社及び国内連結子会社は、2004年4月1日より、退職金の一部について確定給付型の適格退職年金制度から確定拠出年金制度に移行しております。 なお、在外連結子会社の一部は確定給付型または確定拠出型の退職給付制度を設けております。 上記の年金に加えて、当社及び国内連結子会社は全従業員を対象とする確定給付型の適格退職年金制度があります。これらの拠出金は、将来の給付に十分な資産を維持し、日本の所得税法上の恩典があります。

退職給付債務及びその内訳単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2007①退職給付債務..................................................................................................... ¥(4,786) ¥(4,705) $(40,535)②年金資産............................................................................................................. 4,618 4,588 39,112③未積立退職給付債務.①+②............................................................................. (167) (116) (1,422)④未認識数理計算上の差異.................................................................................. 327 490 2,771⑤連結貸借対照表計上額純額.③+④................................................................. 159 373 1,348⑥前払年金費用...................................................................................................... 357 463 3,031⑦退職給付引当金.⑤−⑥..................................................................................... ¥ (198) ¥.....(90) $..(1,682)(注)在外連結子会社の一部は、退職給付債務の算定にあたり簡便法を採用しております。

退職給付費用の内訳単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2005 2007①勤務費用................................................................................ ¥287 ¥278 ¥163 $2,431②利息費用................................................................................ 92 90 87 781③期待運用収益........................................................................ (91) (79) (81) (777)④数理計算上の差異の費用処理額......................................... 96 140 118 815⑤確定拠出年金の掛金支払額................................................. 129 95 85 1,096⑥退職給付費用........................................................................ ¥513 ¥524 ¥374 $4,347

 上記のほか、総合型厚生年金基金掛金として拠出した金額は次の通りであります。2007年3月期 211百万円(1,794千米ドル)、2006年3月期 184百万円、2005年3月期 148百万円. 当該年金基金の年金資産総額のうち掛金拠出割合を基準に計算した当社及び国内連結子会社の年金資産額は次の通りであります。2007年3月期 4,394百万円(37,209千米ドル)、2006年3月期 4,199百万円、2005年3月期 3,239百万円 なお、簡便法を採用している在外連結子会社の退職給付費用は、「①勤務費用」に計上しております。

退職給付債務等の計算の基礎に関する事項2007 2006 2005

①割引率...................................................................................................................... 2.0% 2.0% 2.0%②期待運用収益率..................................................................................................... 2.0% 2.0% 2.0%③退職給付見込額の期間配分方法.......................................................................... 期間定額基準 期間定額基準 期間定額基準④数理計算上の差異の処理年数.............................................................................. 5年及び10年 5年及び10年 5年及び10年

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 1株当たり情報

 2005年、2006年及び2007年3月31日期末日の1株当たり純利益単位:円 単位:セント

2007 2006 2005 20071株当たり当期純利益............................................................... ¥42.67 ¥23.79 ¥17.40 ¢ 36.13潜在株式調整後1株当たり当期純利益................................... ¥42.23 ¥23.52 ¥17.30 ¢ 35.76(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2005 2007連結損益計算書上の当期純利益............................................. ¥ 3,053 ¥..1,792 ¥..1,281 $25,860普通株主に帰属しない金額の主要な内訳  利益処分による取締役賞与金.............................................. ¥ ― ¥.......60 ¥.......60 $ ―普通株式に係る当期純利益..................................................... ¥ 3,053 ¥..1,732 ¥..1,221 $25,860普通株式の期中平均株式数(千株)......................................... 71,568 72,805 70,184 71,568普通株式増加数(千株)............................................................ 744 839 399 744

 法人税等

 当社グループは数種類の法人税等の課税を受けております。2006年及び2007年3月31日決算期の日本の法定実効税率は約40.6%でした。

(1)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主要な項目別の内訳単位:百万円

2007 2006法定実効税率.......................................................................................................................................... 40.6% 40.6%差異. 交際費等永久に損金に算入されない項目........................................................................................ 4.1 0.3 受取配当金等....................................................................................................................................... (0.3) (2.5) 子会社適用税率差異........................................................................................................................... (4.6) (9.8) 評価性引当額の増減........................................................................................................................... (4.0) 21.9 海外子会社未分配利益...................................................................................................................... — (2.1) 住民税均等割等.................................................................................................................................. 2.6 2.9 税額控除............................................................................................................................................... (4.8) (4.7) その他................................................................................................................................................... 2.9 (3.2)税効果会計適用後の法人税等の負担率............................................................................................... 36.5% 43.4%

(2)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2007繰延税金資産: たな卸資産評価損.............................................................................................. ¥ 412 ¥...329 $ 3,490 製品保証引当金.................................................................................................. 706 417 5,979 賞与引当金.......................................................................................................... 289 209 2,450 たな卸資産に係る未実現利益........................................................................... 163 128 1,388 未払事業税.......................................................................................................... 119 132 1,010 減価償却費.......................................................................................................... 1,139 1,257 9,651 株式評価損......................................................................................................... 199 294 1,692 役員退任慰労金引当金...................................................................................... 121 119 1,025 繰越欠損金......................................................................................................... 1,389 1,465 11,766 その他.................................................................................................................. 346 558 2,934繰延税金資産小計................................................................................................. 4,887 4,915 41,389 評価性引当額...................................................................................................... (1,979) (2,173) (16,758)繰延税金資産合計................................................................................................. 2,908 2,741 24,630繰延税金負債: その他有価証券評価差額金.............................................................................. (1,391) (1,304) (11,782) 買換資産圧縮積立金......................................................................................... (833) (854) (7,061) 退職給付引当金.................................................................................................. (93) (94) (793) その他.................................................................................................................. (64) (246) (546)繰延税金負債合計................................................................................................. (2,384) (2,501) (20,183)繰延税金資産(負債)の純額................................................................................. ¥ 524 ¥...239 $ 4,441

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 研究開発費

 2005年、2006年及び2007年3月期の「売上原価」と「販売費及び一般管理費」に含まれる研究開発費は以下の通りです。

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2005 2007当期製造費用............................................................................ ¥ 982 ¥...883 ¥...987 $ 8,319一般管理費................................................................................ 451 564 462 3,822  合計..................................................................................... ¥1,433 ¥1,448 ¥1,450 $12,141

 固定資産減損損失

 当社グループは、事業用資産については管理会計上の区分で、遊休資産については個別の物件単位でグルーピングを行っております。 2007年3月期の当社グループは以下の資産について減損損失を計上しました。種類 場所 百万円 千米ドル

土地.. 石川県白山市....................................................................................................... ¥101 $857(経緯). 2007年3月31日、当社グループは固定資産減損損失(101百万円)として特別損失に計上しております。(回収可能価額の算定方法等). 回収可能価額は土地については正味売却価額(不動産鑑定評価額により算定)により算定しております。

 リース

 2005年、2006年及び2007年3月期のオペレーティングリース及びリース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引(借主側)の概要は以下のとおりです。

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2005 2007オペレーティングリース: 1年以内.................................................................................. ¥ 98 ¥..90 ¥..58 $ 836 1年超...................................................................................... 76 100 74 646    合計............................................................................. ¥175 ¥191 ¥133 $1,483ファイナンスリース: 1年以内.................................................................................. ¥116 ¥111 ¥115 $ 986 1年超...................................................................................... 81 149 188 687    合計............................................................................. ¥197 ¥260 ¥303 $1,674

 2005年、2006年及び2007年3月期のファイナンスリースの支払リース料は128百万円、132百万円及び120百万円(1,019千米ドル)であります。なお、未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占める割合が低いため、支払利子込み法により算定しております。 2006年及び2007年3月31日現在のリース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額は以下のとおりです。

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2007取得価額相当額...................................................................................................... ¥508 ¥472 $4,305減価償却累計額相当額.......................................................................................... (310) (211) (2,631)期末残高相当額...................................................................................................... 197 260 1,674

減価償却相当額...................................................................................................... ¥120 ¥132 $1,019

 取得価額相当額は支払利子込み法により、減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

 偶発債務

 2007年3月31日現在、偶発債務はありません。

 関連当事者との取引

 2006年及び2007年3月期は連結子会社との取引を除いて、その関連会社及び個人と当社との取引はありません。

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 セグメント情報

(1)事業の種類別セグメント情報 2005年、2006年及び2007年3月期の当社及び連結子会社は、主に鍛圧機械とこれに付帯する装置等を製造・販売しており、全セグメントの売上高の合計、営業利益及び全セグメントの資産の金額の合計額に占めるそれらの事業区分の割合がいずれも90%を超えているため、事業の種類別セグメント情報の記載を省略しております。

(2)所在地別セグメント情報 2005年、2006年及び2007年3月期の当社グループの地域別セグメントは以下の通りです。

単位:百万円2007年3月期 日本 アジア.(*1) 米州.(*2) 欧州.(*3). 消去又は全社 連結

外部顧客に対する売上高................... ¥34,882 ¥ 9,649 ¥ 7,820 ¥ 9,767 ¥ ― ¥62,120セグメント間の内部売上高...又は振替高........................................ 10,428 1,532 643 450 (13,054) ―  計................................................... 45,311 11,181 8,464 10,218 (13,054) 62,120

営業費用.............................................. 41,197 9,857 8,654 10,160 (12,912) 56,956

営業利益又は損失............................... ¥ 4,114 ¥ 1,323 ¥ (190) ¥ 58 ¥ (141) ¥ 5,164

    資産....................................... ¥79,391 ¥10,666 ¥10,107 ¥10,877 ¥(20,966) ¥90,076単位:千米ドル

2007年3月期 日本 アジア.(*1) 米州.(*2) 欧州.(*3). 消去又は全社 連結

外部顧客に対する売上高................... $295,392 $81,709 $66,228 $82, 716 $ ― $526,046セグメント間の内部売上高...又は振替高........................................ 88,308 12,974 5,448 3,816 (110,547) ―  計................................................... 383,700 94,683 71,677 86,532 (110,547) 526,046

営業費用.............................................. 348,861 83,476 73,286 86,038 (109,345) 482,316

営業利益又は損失............................... $ 34 ,839 $11 ,206 $ (1 ,609) $ 494 $ (1,202) $ 43 ,729

    資産....................................... $672,294 $90,327 $85,592 $92,110 $(177,543) $762,781注記:(*1)アジア.:. 中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、韓国. (*2)米州. :. 米国、カナダ、ブラジル. (*3)欧州. :. イタリア、フランス、ドイツ、イギリス

単位:百万円2006年3月期 日本 アジア.(*4) 米州.(*5) 欧州.(*6). 消去又は全社 連結

外部顧客に対する売上高................... ¥32,404 ¥8,828 ¥8,352 ¥4,717 ¥..........― ¥54,303セグメント間の内部売上高...又は振替高........................................ 10,226 1,110 731 1,410 (13,479) ―  計................................................... 42,630 9,938 9,084 6,128 (13,479) 54,303

営業費用.............................................. 39,223 8,925 9,247 6,864 (13,370) 50,891

営業利益又は損失............................... ¥..3,407 ¥1,013 ¥..(163) ¥..(736) ¥.. ...(108) ¥..3,412

    資産....................................... ¥75,960 ¥9,765 ¥9,389 ¥9,875 ¥(21,480) ¥83,510注記:なお、当連結会計年度よりアイダ.do.ブラジルが連結子会社となったため、「北米」を「米州」に変更しております。. (*4)アジア.:. 中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、韓国. (*5)米州. :. 米国、カナダ、ブラジル. (*6)欧州. :. イタリア、フランス、ドイツ、イギリス

単位:百万円2005年3月期 日本 アジア.(*7) 米州.(*8) 欧州.(*9). 消去又は全社 連結

外部顧客に対する売上高................... ¥28,570 ¥6,465 ¥6,889 ¥1,754 ¥..........― ¥43,679セグメント間の内部売上高...又は振替高........................................ 5,989 523 288 287 (7,088) ―  計................................................... 34,560 6,989 7,177 2,041 (7,088) 43,679

営業費用.............................................. 32,822 6,189 7,092 2,739 (7,191) 41,652

営業利益又は損失............................... ¥..1,737 ¥...799 ¥......85 ¥..(697) ¥.......102 ¥..2,027

    資産....................................... ¥71,840 ¥6,893 ¥7,477 ¥8,634 ¥(19,157) ¥75,687注記:(*7)アジア.:. 中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、韓国. (*8)米州. :. 米国、カナダ. (*9)欧州. :. イタリア、フランス、ドイツ、イギリス

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31アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

(3)海外売上高 2005年、2006年及び2007年3月期の海外売上高は以下の通りです。

単位:百万円 単位:千米ドル

2007 2006 2005 2007海外売上高: アジア(*1)............................................................................. ¥12,064 ¥10,599 .¥..7,348 $102,164 米州(*2)............................................................................... 8,000 8,992 6,864 67 ,750 欧州(*3)............................................................................... 9,575 ...5,317 ...4,088 81 ,086 その他の地域(*4)................................................................ 467 ......47 ......59 3,962  計......................................................................................... ¥30,108 ¥24,956 ¥18,361 $254,963

連結売上高に対する割合......................................................... 48.5% 46.0% 42.0% 48.5%注記:なお、当連結会計年度よりアイダdoブラジルが連結子会社となったため、「北米」を「米州」に変更しております。. (*1)アジア. :.中国、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国.他. (*2)米州. :.米国、カナダ、メキシコ、ブラジル.他. (*3)欧州. :.イタリア、イギリス、ドイツ、チェコ、トルコ、ロシア.他. (*4)その他の地域.:.オーストラリア.他

 ストック・オプション

 ストックオプションとして付与される普通株式数は以下の通りです。

株主総会決議日

付与された.株式数..(株)

1株当たりの.行使価格.(円) 権利行使期間

I..自己株式によるストック・オプション.............................. 1999年6月29日 740,000 437 2001年7月1日から.2009年3月31日

2000年6月29日 320,000 519 2002年7月1日から.2010年3月31日

2001年6月28日 500,000 374 2003年7月1日から.2011年3月31日

II..新株予約権の発行によるストック・オプション............ 2002年6月27日 410,000 304 2004年7月1日から.2012年3月31日

2003年6月27日 330,000 388 2005年7月1日から.2013年3月31日

2004年6月29日 589,000 563 2006年7月1日から.2014年3月31日

2005年6月29日 924,000 725 2007年7月1日から.2015年3月31日

3,813,000

 ストック・オプションの概要は以下の通りです。株主総会決議日 1999/6/29 2000/6/29 2001/06/28 2002/6/27 2003/6/27 2004/6/29 2005/6/29 計

1株当たりの行使価格(円).......... 437 519 374 304 388 563 725ストック・オプションの数(1).... 473,000 219,000 245,000 117,000 265,000 589,000 915,000 2,823,000ストック・オプションの権利行使に.よる減少(2)............................. (111,000) (21,000) (45,000) (35,000) (96,000) (30,000) (338,000)ストック・オプションの失効による.減少(3)................................... (1,000) (1,000)2007年3月31日現在.ストック・オプションの数.(4)=(1)+(2)+(3)................. 362,000 198,000 200,000 82,000 169,000 559,000 914,000 2,484,000

 後発事象

2007年3月31日現在 2007年6月28日開催の株主総会において、剰余金の処分について以下のとおり承認されました。

単位:百万円 単位:千米ドル

配当金(1株当たり13円(11セント)).................................................................................................... ¥933 $7,904

2006年3月31日現在 2006年6月28日開催の株主総会において、利益処分について以下のとおり承認されました。

単位:百万円 単位:千米ドル

配当金(1株当たり10円(8.51セント))............................................................................................... ¥715 $6,087

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32アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

 当社では海外読者の便宜のために、事業概況や連結財務諸表を含む財務内容を中心とした英文アニュアルレポートを発行しています。このたび、アニュアルレポートによる情報開示の公平性と充実度をさらに高めるため、2007年3月期より、英文アニュアルレポートを和訳した和文アニュアルレポートも作成・発行することとしました。

 この和文アニュアルレポートは、英文アニュアルレポートと内容上の重要な相違が生じないよう配慮して作成しています。

 なお、和文アニュアルレポートの連結財務諸表については、海外読者向けに組み替えた、監査済の英文連結財務諸表の和訳を掲載していますが、和訳された英文連結財務諸表の日本語の記載自体は、あらた監査法人の監査の対象とはなっていません。

和文アニュアルレポートの作成および監査について

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33アイダエンジニアリング株式会社

アニュアル

レポート2007

会社概要(2007年3月31日現在)

■ 本店所在地〒229-1181 神奈川県相模原市大山町2-10

■ TEL : 042-772-5231

■ FAX: 042-772-5263

■ 創業 1917年 (大正6年)3月

■ 創立 1937年 (昭和12年)3月25日

■ 資本金 78億3,101万円

■ 従業員数 1,539名

■ グループ会社株式会社アクセス

〒924-0821 石川県白山市木津町1080TEL: 076-274-8200FAX: 076-274-8210

株式会社エービーシー〒229-1181 神奈川県相模原市大山町2-10 TEL: 042-779-4810FAX: 042-772-5263

■ 国内拠点山形営業所

〒990-0063 山形県山形市山家町2-7-17 TEL: 023-631-7797

小山営業所〒323-0014 栃木県小山市喜沢1200-2TEL: 0285-22-4766

高崎営業所〒370-0073 群馬県高崎市緑町1-22-6TEL: 027-363-1661

東関東営業所〒341-0034 埼玉県三郷市新和3-131-3TEL: 048-953-4311

長野営業所〒393-0047 長野県諏訪郡下諏訪町4384-1みなとやビル2F203  TEL: 0266-28-3951

神奈川営業所〒229-1134 神奈川県相模原市下九沢1662TEL: 042-772-0193

浜松営業所〒435-0054 静岡県浜松市中区早出町1643-2TEL: 053-463-5171

名古屋営業所〒485-0082 愛知県小牧市大字村中字池田1151TEL: 0568-73-6271

中部営業所〒446-0072 愛知県安城市住吉町丸田39-4TEL: 0566-98-6471

北陸事務所〒924-0821 石川県白山市木津町1080TEL: 076-274-5300

大阪営業所〒571-0002 大阪府門真市大字岸和田385-1 TEL: 072-882-6181

中・四国営業所〒721-0973 広島県福山市南蔵王町2-25-3 TEL: 084-922-5350

福岡営業所〒812-0042 福岡県福岡市博多区豊1-8-20 F・Kビル TEL: 092-411-8148

■ 海外拠点北米

●AIDA AMERICA CORP. (アメリカ)●AIDA CANADA, INC. (カナダ)

南米●AIDA do BRASIL (ブラジル)

欧州●AIDA S.r.l. (HEAD OFFICE, LECCO FACILITY) (イタリア)●AIDA S.r.l. (BRESCIA FACILITY) (イタリア)●AIDA S.r.l. FRANCE (フランス)●AIDA S.r.l. UK(イギリス)●AIDA S.r.l. CZECH (チェコ)●AIDA PRESSEN GmbH (ドイツ)

東アジア●SEOUL OFFICE (韓国)

中国●AIDA MANUFACTURING (SHANGHAI) LTD. (上海)●AIDA HONG KONG, LTD. (香港)●AIDA HONG KONG, LTD. BEIJING OFFICE (北京)●AIDA HONG KONG, LTD. HUA NAN OFFICE (華南)

東南アジア●AIDA MANUFACTURING (MALAYSIA) SDN. BHD. (マレーシア)●AIDA STAMPING TECHNOLOGY (MALAYSIA) SDN. BHD. (マレーシア)●AIDA STAMPING TECHNOLOGY PTE. LTD. (シンガポール)●AIDA STAMPING TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD. (タイ)●PT AIDA STAMPING TECHNOLOGY INDONESIA (インドネシア)●AIDA HONG KONG, LTD. PHILIPPINES OFFICE (フィリピン)

株式情報(2007年3月31日現在)

証券コード ........................................................... 6118上場証券取引所 ...........東京証券取引所 市場第1部発行済株式総数 ................................79,147,321株単元株式数 ................................................... 1,000株株主数 ........................................................... 7,335名株主名簿管理人 .................みずほ信託銀行株式会社決算日 ............................................................ 3月31日定時株主総会 ..........................................................6月

■ 所有者別株式分布状況

■ 大株主の状況

株主名 所有株式数(千株)

発行済株式総数 に対する所有株式数

の割合(%)第一生命保険相互会社 5,995 7.58日本生命保険相互会社 3,725 4.71日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4) 3,311 4.18明治安田生命保険相互会社 2,516 3.18日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2,367 2.99株式会社みずほコーポレート銀行 2,179 2.75ザ バンク オブ ニューヨーク–ジャスディック  トリーティー アカウント(常任代理人 株式会社みずほコーポレート銀行兜町証券決済業務室)

2,005 2.53

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1,960 2.48モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー ・ インターナショナル・リミテッド

(常任代理人 モルガン・スタンレー証券株式会社)1,859 2.35

会田仁一 1,288 1.63証券会社 1%その他の法人 8%

金融機関36%

外国人等24%

個人・その他31%

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アイダエンジニアリング株式会社〒229-1181 神奈川県相模原市大山町2-10TEL: 042-772-5231 FAX: 042-772-5263

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