gis・地理空間情報の活用 · 2020. 7. 27. · ・地理空間情報の活用...
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※ 農研機構(のうけんきこう)は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネーム(通称)です。
「デジタル地図」の活用に関する検討会
2019年12月18日
農業におけるリモートセンシング・GIS・地理空間情報の活用
農研機構農業環境変動センター環境情報基盤研究領域ユニット長
岩崎 亘典
1
Society5.0とスマート農業
• 農研機構は農業分野でのSociety5.0の実現を目指す
https://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/brain/sip/sip2/interview/interview01.html
2
Society5.0とスマート農業
• リモートセンシングはスマート農業の“目”• スケール、頻度、対象に応じた使い分け
3
「デジタル地図」オープンデータ化の重要性
• 農地情報が整備されていない問題• ユーザーが自身で整備• 多大な労力が必要、相互比較が困難
• オープンデータ化の必要性• 省労力化、データの相互比較や蓄積• 他の情報との組み合わせた課題解決
(吉田・高橋、2009)
北海道喜多耕一氏作成資料https://speakerdeck.com/kou_kita/gisdetagong-you-sinakutedosunfalse
4
農業でのリモートセンシングの活用
• 衛星による水稲の品質評価• 衛星画像から米のタンパク質の含まれる量を推定することが北海道で90年代終わり頃に実用的になる。
©CNES,1998,SPOT,NASDA®による処理
水稲登熟期のNDVI
「北海道農業のためのリモートセンシング実利用マニュアル」より
5
農業でのリモートセンシングの活用
• ドローンによるリモートセンシング• 高頻度、高解像度、適時性に優れる
• クロロフィル総量の推定(R2=0.88)
• 追肥の量、収量および蛋白含有量推定
6
農業でのリモートセンシングの活用
• 短期間で自動追肥を実現• 第1期SIP生産システムの成果