graduate school · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平...

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味の素 スタジアム 調布飛行場 武蔵野の 森公園 警察 大学校 府中けやきの森学園 社会 福祉施設 警視庁 警察学校 西武多摩川線 京王線 甲州街道 旧甲州街道 飛田給駅 多磨駅 至新宿→ バス停 東京外国語 大学前 榊原記念 病院 白糸台 3 味の素 スタジアム前 JR山手線 JRJRJR武蔵野線 JR西武多摩川線 京王線 大宮 武蔵浦和 池袋 新宿 吉祥寺 三鷹 武蔵境 品川 東京 神田 千葉 秋葉原 御茶ノ水 上野 渋谷 明大前 調布 飛田給 京王多摩センター 横浜 多磨 西国分寺 八王子 東京外国語大学 JR中央線 JR線 私鉄線 東京外国語大学 世界 視点 日本日本起点世界東京外国語大学 大学院総合国際学研究科 博士前期・後期課程案内 2016 Tokyo University of Foreign Studies GRADUATE SCHOOL 府中キャンパス 多磨駅までのアクセス ※目安時間 東京駅から 46分 中央線快速利用 上野駅から 52分 京浜東北線・中央線快速利用 横浜駅から 67分 東海道本線利用 千葉駅から 98分 総武線快速・中央線快速利用 大宮駅から 69分 埼京線・武蔵野線利用 電車:JR中央線武蔵境駅 → 西武多摩川線多磨駅 キャンパス 5分 バス :京王線飛田給駅 → キャンパス 7分  京王バス 「多磨駅行のバスで 「東京外国語大学前」下車 徒歩:京王線飛田給駅 → キャンパス 20分 キャンパスへのアクセス わせ〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 東京外国語大学 入試課 Tel:042-330-5179 東京外国語大学 大学院総合国際学研究科 博士前期・後期課程案内 2016 GRADUATE SCHOOL Tokyo University of Foreign Studies

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Page 1: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

味の素スタジアム

調布飛行場

武蔵野の森公園

警察大学校

府中けやきの森学園

社会福祉施設

警視庁警察学校

西武多摩川線

京王線

甲州街道

旧甲州街道

飛田給駅

多磨駅

↑至武蔵境

至新宿→

東京外国語

大学

バス停東京外国語大学前

榊原記念病院白糸台 3

味の素スタジアム前

JR山手線 JR総武線

JR埼京線

JR武蔵野線

JR東海道本線

西武多摩川線

京王線

大宮

武蔵浦和

池袋

新宿吉祥寺三鷹武蔵境

品川

東京

神田

千葉

秋葉原御茶ノ水上野

渋谷

明大前

調布飛田給

京王多摩センター横浜

多磨

西国分寺

八王子

●東京外国語大学

JR中央線

JR線私鉄線

東京外国語大学

世界の視点で 日本を学ぶ日本を起点に 世界を学ぶ

東京外国語大学 大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内 2016

Tokyo University of Foreign Studies

GRADUATE SCHOOL

府中キャンパス

多磨駅までのアクセス ※目安時間●東京駅から 46分 中央線快速利用●上野駅から 52分 京浜東北線・中央線快速利用●横浜駅から 67分 東海道本線利用●千葉駅から 98分 総武線快速・中央線快速利用●大宮駅から 69分 埼京線・武蔵野線利用

電車:JR中央線武蔵境駅    → 西武多摩川線多磨駅   → キャンパス 5分

バス:京王線飛田給駅 → キャンパス 7分 京王バス「多磨駅行き」のバスで「東京外国語大学前」下車

徒歩:京王線飛田給駅 → キャンパス 20分

キャンパスへのアクセス

お問い合わせ先〒183-8534東京都府中市朝日町3-11-1東京外国語大学 入試課Tel:042-330-5179

東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内

2016

GRADUATE SCHOOLTokyo University of Foreign Studies

TUFS_GraduateSchool2016.indd 16-1 15.7.6 0:26:52 PM

Page 2: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

言語文化専攻(20名)

国際社会専攻(20名)

1 言語文化コース(50名)

2 国際社会コース(40名)

3 Peace and Conflict Studiesコース(12名)

世界言語社会専攻

国際日本コース(40名)

日本語教育リカレントコース(6名)

国際日本専攻

世界を学ぶ、日本を学ぶ博士前期課程

人文社会科学諸分野を究める博士後期課程

 東京外国語大学大学院総合国際学研究科は、世界諸地域の言語・文化・社会をめぐる個別的かつ総合的な研究を主体とする我が国でも有数の教育機関であり、これらの分野における国際的拠点としての使命を担っています。 従来から我が国と交流関係の深かったアジア地域、ヨーロッパ地域、アメリカ地域の言語・文化・社会に関する研究と教育では、百年を超す伝統を誇っています。その後、本学が研究・教育対象とする地域は拡大し、現在では、東南アジア、中東、東欧諸地域の言語・文化・社会の研究と教育も行うなど世界的な拠点となっています。また、日本研究および日本語教育の国際的拠点でもあります。 このような背景をもつ本学大学院は、研究者を含む高度職業人の養成を目指しています。グローバル化の進行する現代社会で真に貢献できる人材には、専門分野でのより深い知識や高度な技術が求められています。本学大学院は、研究力に加え、総合力、実践力、そして世界で活躍するうえで必要な日本力を身につけ、世界や日本でグローバルに活躍することを目指す皆さんの挑戦を待っています。

T U F S Tow ar d s I n t e r c u l t u r a l i t y t h r o u gh L angu age a n d A r e a S t u d ies

C o n t e n t s

総合国際学研究科概要─ 3

博士前期課程─ 4

主な就職先─ 9

博士後期課程─10

連携体制─12

担当教員─13

研究科長メッセージ─14

キャンパスマップ─15

世界言語社会専攻と国際日本専攻の2つの専攻からなっています。

言語文化専攻と国際社会専攻の2つの専攻からなっています。

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Page 3: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

1言語文化コース 2国際社会コース

3Peace andConflict Studiesコース

本専攻は3つのコースからなります

日本語学研究 日本語教育学研究

日本語文学・文化研究 日本社会研究

国際日本コース4つの角度から日本を研究します世界言語社会専攻では、世界諸地域の言語・文化・

社会や国際社会を、複合的・総合的にとらえる視点から研究し、地球社会化時代にふさわしい多言語グローバル人材を養成します。

2. 国際社会コース

世界諸地域の社会、ならびに国際社会に関する専門的教育研究を推進し、コーディネート力、コンフリクトへの耐性を備えた人材を養成します。

[専門科目群]ヨーロッパ・アメリカ地域研究、アジア・アフリカ・オセアニア地域研究、現代世界論研究、国際関係研究

1. 言語文化コース

世界諸地域の言語・文化に関する専門的教育研究を推進し、高度な言語知識と地域に関する総合的な視点を備えた人材を養成します。

[専門科目群]英語・英語教育学研究、ヨーロッパ・アメリカ言語研究、アジア・アフリカ言語研究、言語学研究、音声学研究、言語情報学研究、認知科学研究、通訳翻訳実践研究、ヨーロッパ・アメリカ文学文化研究、アジア・アフリカ文学文化研究、古典文学文化研究、人間文化研究

3. Peace and Conflict Studiesコース(10月入学)

紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育はすべて英語で行われます。

Course of Peace and Conflict Studies (October Intake)

The objective of this course of study, Japan's first research and educational organization in this field, is to specialize in studies of conflicts in various regions of the world using multifaceted viewpoints and methods and to search for conditions and ways for conflict solution and prevention and peace building. The course aims to develop experts with an international perspective who contribute to peace building and conflict prevention in the international community. All classes are held in English.

アジア・アフリカ・フィールドサイエンス・プログラムAsian and African Field Science program

3つのコースを超えたアドオン・プログラムとして、本学アジア・アフリカ言語文化研究所教員によるアジア・アフリカ・フィールドサイエンス・プログラムが開講されます。「フィールドサイエンス」とは、臨地調査(フィールドワーク)を理論的・実践的に高度化した研究手法です。この手法を用いて、アジア・アフリカの諸地域に分け入ります。

国際日本専攻では、世界の諸言語の中での日本語・日本語教育、世界の中の日本文化と日本社会を比較の視座をもって研究し、日本についての客観的な視座をもつ人材を養成します。

●国際日本専攻の特徴

国際的・最先端研究の教育スタッフ

国際日本専攻での研究・教育には、本学の専任教員だけでなく、アジア・アフリカ研究教育コンソーシアムConsortium

for Asian and African Studies (CAAS)加盟機関の教員や、国立国語研究所の教員が参加します。CAASは、フランス国立東洋言語文化学院(INALCO、フランス)、ライデン大学(オランダ)、韓国外国語大学校(韓国)、シンガポール国立大学(シンガポール)、ロンドン大学東洋・アフリカ研究学院 (SOAS、英国)、コロンビア大学(米国)と本学からなっています。 

日本語学研究 

現代日本語、日本語史、方言、対照日本語研究などを学びます。

[授業科目]日本語学研究、対照日本語研究

日本語教育学研究

語彙意味論、語用論、文法論、理論言語学、認知言語学、社会言語学、第二言語習得理論、教授法、コースデザイン論、教材研究、評価法、談話分析、異文化コミュニケーションなどの授業を通じ、多面的に日本語教育を学びます。

[授業科目]日本語教育学研究、日本語教育実践研究

日本語文学・文化研究

古典文学、現代文学、文化研究などを学びます。

[授業科目]日本語文学・文化研究、日本比較文学・文化研究

日本社会研究

日本の伝統社会、現代日本社会の諸問題、日本史などを学びます。

[授業科目]日本社会研究、国際文化交流研究

日本語教育リカレントコース(1年・10月入学)

日本語教育分野については、通常の2年のコースの他に、海外で働く現職の日本語教育者を対象とした、1年で修了できるコースが設置されます。

世 界 言 語 社 会 専 攻 国 際 日 本 専 攻

博士前期課程総合国際学研究科

4 5

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1年次 2年次

春学期 春学期夏学期 夏学期秋学期 秋学期冬学期 冬学期

総合国際学研究基礎

異分野交流ゼミ

異分野交流ゼミ

学術表現演習 学術表現演習

専門科目群 専門科目群 専門科目群

短期海外留学

キャリア・プログラム日本語教育実践プログラム/多文化コーディネート養成プログラム/教員養成支援プログラム/外交官・国家公務員総合職プログラム

短期海外留学 短期海外留学

専門科目群 修士論文提出・審査

修了に必要な単位は30単位です。上記の科目などから研究計画に合わせてカリキュラムを作っていくことができます。

総合国際学研究基礎

研究を遂行する基礎力を身につける

大学院生としてスタートを切る1年春学期に、研究に必要なリサーチ力、プレゼンテーション力、ディベート力などを身につけ、研究基礎力を養うための授業です。リサーチデザイン、統計手法などに関する講義を受けると同時に、日本語や英語で研究計画をプレゼンテーションする機会も設けます。 〈2単位必修〉

短期海外留学

Joint Education Programによる短期海外留学

本学では、海外の協定校との間の「Joint Education

Program」を推進しています。夏学期や冬学期を中心に、海外の協定校の教員のもとで指導を受ける、資料収集や現地調査を行うなど、多様な短期海外留学の機会があります。海外大学のサマーコースに参加する選択肢も豊富です。

学術表現演習

論文を読むプレゼンをする

次のような各国言語で行われます。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ウズベク語、ポーランド語、チェコ語、中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語、タイ語、ラオス語、ベトナム語、カンボジア語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、ベンガル語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語

異分野交流ゼミ

分野や地域の枠を超えた活発な議論の輪

大学院生が数人単位でグループを形成し、分野や対象地域を超えた異分野交流を行うゼミです。異なる広がりをもつテーマを扱う学生が集まり、議論のなかで自身の研究の足がかりを得ることを目的とします。テーマに関わる教員を「招待」し、そのコメントを活用することもスリリングで有用でしょう。 〈2単位必修〉

専門科目群

専攻・コースに応じた多様で専門的な授業群

大学院での学びの中核となるのは専門科目の履修です。指導教員や副指導教員の授業、また関連する分野の教員の授業を履修します。そこでの指導に沿い修士研究を進めます。2年次には、「修士論文修士研究ゼミ」を履修し、修士論文を作成します。

TUFSクォーター制東京外国語大学は、春学期(4月~7月初旬)、夏学期(7月中旬~9月)、秋学期(10月~1月中旬)、冬学期(1月下旬~3月)からなるTUFS

クォーター制を採用しています。夏学期や冬学期には必修科目は置かれません。海外での長期にわたる調査・研究が可能となっています。また、夏学期には大学院生が運営するサマースクールも開催されています。

世界言語社会専攻言語文化コース研究領域 修士論文の題目英語・英語教育学研究 日本語母語話者の英語の文頭におけるピッチ変化 日本、韓国、ポーランドで実施されている大学入学試験問題(英語)の比較分析 学習者の文法知識を測る診断テストの開発 コーパスに基づく英語母語話者と英語学習者の動詞補部の不定詞と動名詞の使用状況についての研究 統語プライミングが日本人英語学習者のタスク活動における統語選択に与える影響 日本人L2英語学習者の音楽的適性と音韻知覚の関係ヨーロッパ・アメリカ言語研究 ポーランド語と日本語における受動表現及び非対格性 ロシア語における成句один за другимの形態統語的特徴について 日本語における始動複合動詞とスロベニア語における局面接頭辞・局面動詞との対照研究アジア・アフリカ言語研究 トルクメン語の従属節をつくるマーカー -dikについて 中国語の「叫(jiào)」・「 (ràng)」文について カム・チベット語ティンドゥ方言の記述的研究 ─助動詞を中心に─ モンゴル語の移動動詞について アラビア語におけるal-mutˁaawaʕ動詞構文・日本語との対照から 韓国語の助詞「 」について ─口語体と文語体との比較を中心に─ マレー語のke諾否疑問文の意味:声調と節構造の作用言語学研究 名詞化におけるgenitivus objectivusの制約について 類型論的観点から見たフィンランド語における補文と繰り上げに関する記述音声学研究 日本語の撥音の音声学的現れについて 日本語母語話者によるL2ロシア語の無声舌頂閉鎖音の音響特性通訳翻訳実践研究 法廷通訳人が求める制度改革のあり方 日英翻訳『ともに生きた伝えた─地域紙『石巻かほく』の1年』 吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」の日英翻訳 ─擬音・擬態語の翻訳方略の可能性を探って─ヨーロッパ・アメリカ文学・文化研究 ホロコーストに直面したポーランド人たち~イェジ・アンジェイェフスキの『聖週間』を中心に イタリアの騎士道文学とイギリスのファンタジー文学との関連 タチヤーナ・トルスタヤの創作「リンポポー」をめぐって 静寂としてのピアノ ビル・エヴァンスとモダンジャズ・ピアノの諸相アジア・アフリカ文学・文化研究 内モンゴルの文化人ハダーの生涯と作品について 中世ヒンディー語アワディー方言の詩人マリク・ムハンマド・ジャーエスィーの生涯とその叙事詩『パドマーヴァト』の文学史的意義について人間文化研究 言語と暴力 バトラー被傷性論による現代日本ヘイトスピーチへの介入

国際社会コース研究領域 修士論文の題目ヨーロッパ・アメリカ地域研究 2000年代以降のイギリス政党におけるイデオロギー分極化 ─緊縮と移民の事例から─ 第二次世界大戦時における女性労働者の環境と意識の変化 ─リッチモンドの造船所と南カリフォルニアの航空機工場の事例から─ 解放戦争とヴァルトブルク祭アジア・アフリカ・オセアニア地域研究 開発を変容させる諸要因 ─USAIDが出資したエジプトの灌漑開発プロジェクト─ 異民族間の婚姻研究 ─デリケイ市を例に─ 16世紀前半オスマン朝における非ムスリム社会 ─ウスキュダルのシャリーア法廷台帳を通して─ 中国東北地方のロシア族について ─内モンゴル恩和ロシア民族郷の調査を中心に現代世界論研究 済州4・3事件をめぐる歴史と記憶 ─教育実態を中心に 電力国家管理と「社会化」思想 中国人留学生国際間移動に関する研究 ─EUに在籍する中国人留学生を事例にして─国際関係研究 フランスの対比アフリカ外交政策 米国ドルの国際準備通貨としての地位の持続可能性について OECDの東南アジア拡大にみるグローバリゼーションの普及と課題

Peace and Conflict Studies コース研究領域 修士論文の題目Peace and Conflict Studies Mechanisms and Repertoires used in the Intifadas of year 2008 and year 2010 in Jammu and Kashmir The Malleability of the US-Japan Status of Forces Agreement with Consideration to Okinawa

国際日本専攻国際日本コース研究領域 修士論文の題目日本語学研究 日本語談話における引用表現 現代若者の会話における終助詞の男女差に関する考察 ─日中使用実態比較調査─日本語教育学研究 「-ノダ」の導入に関する一考察 ─日本語教科書と日本語母語話者の使用実態の分析から─ 「つもり」の記述方法に関する考察 ─日本語教育に役立つ文法研究・文法記述とは─ 友人間談話における感謝表現 ─ポライトネス理論の観点から─ 自然会話における「イイエ」系応答詞の使用実態についての考察 初対面会話場面と友人同士の会話場面との比較に注目し 初級後半日本語学習者への慣用句指導の意義 ホンジュラスにおける日本語学習者及びノンネイティブ日本語教師のニーズ分析 外国につながりのある子どもたちへの日本語支援 ─公立学校における取り組みを中心に日本語文学・文化研究 本居宣長の古典解釈研究 ─『古今集遠鏡』を通して 大江健三郎70年代作品論 ─『洪水はわが魂に及び』『ピンチランナー調書』における反核思想の考察─ 森鴎外の歴史小説についての一考察 ─武士道と近代化の狭間から 村上春樹の作品における〈異化〉 太宰治における女性意識 ─『斜陽』を中心に日本社会研究 日本における小学校段階キャリア教育の現状と課題

Cur r i cu lum

博士前期課程における学び博士前期課程

これまでの修士論文より

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Page 5: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

研究力 実践力

日本力

大学院総合国際学研究科が目指す人材育成

総合力

外交官・国家公務員総合職プログラム本プログラムにより、外務省専門職試験や国家公務員総合職試験などを受験予定の院生を支援します。志願者は「国際行政入門」科目を履修し、必要なアドバイスを受けてください。

教員養成支援プログラム本学からは、英語や世界史の教員が数多く育っています。科目等履修生として学部の授業を履修することで、言語文化コースの院生は中学・高校の外国語、国際社会コースの院生は社会(中学)・地理歴史(高校)の一種免許状を取得できます。また、必要な単位を満たせば、言語文化コースでは英語、国際社会コースでは地理歴史の専修免許状を取得することができます。

多文化コーディネート養成プログラム日本社会の多文化化が進んでいます。全国の自治体では「多文化共生」施策が実施され、またNPOやボランティアグループなどの民間団体でも多様な支援活動が行われるようになりました。多国籍企業・外資系企業に限らず、日本企業の多くで、さまざまなルーツをもつ人々が協働し、多文化コーディネーターへのニーズが高まっています。

日本語教育実践プログラム世界の各地や日本のさまざまな場所で、日本語をきちんと教えることのできる人が、いま、必要とされています。だからこそ、「日本」を専攻する院生だけでなく、世界の「言語・文化・社会」を学ぶ多くの院生に履修してほしいのが、この「日本語教育実践プログラム」です。本プログラムで日本語とその教授法を学び、日本語教育の入口に立ちましょう。

1program

2program

3program

4program

大学院は専門的な研究の場であると同時に、修了後の皆さんを社会へとつないでいく場でもあります。専門分野での学術的な研鑚を活かすため、次のステップを意識した準備を進めましょう。そのため、大学院博士前期課程では、修了後のキャリア形成につながる、複数のプログラムを用意しています。これらは、いずれの専攻、コースに所属していても履修することができます。一定の単位を満たした場合には、キャリア・プログラムごとに「プログラム修了書」が授与されます。大学院での学びを活かし、世界や日本のさまざまな現場で働く「夢」をもつ皆さんを、後押しします。 井物産㈱/三菱商事㈱/森村商事㈱

/㈱ルイ・ヴィトン・ジャパン・カンパニー/㈱ユニクロ

■ 金融業・保険業アメリカン・エキスプレス・ジャパン㈱/JPモルガン証券㈱/ソシエテジェネラル証券会社/大和証券㈱/日本銀行/㈱日本政策投資銀行/㈱日本政策金融公庫/㈱三菱東京UFJ銀行/㈱ゆうちょ銀行

■ 建設業新日鐵住金エンジニアリング㈱/大成建設㈱

■ 教育、学習支援業・学校教育学校法人慶應義塾/(独)日本学生支援機構/㈱栄光/神奈川県公立高等学校/鎌倉学園中学校・高等学校/佼成学園女子中学高等学校/國學院高等学校/埼玉県立小学校/昭和学院秀英中学校・高等学校/学校法人帝京大学/㈱Z会/東京外国語大学/東京大学/東京都立中学校/㈱ベネッセコーポレーション/宮城県公立高等学校/山形県公立高校/学校法人早稲田大学

■ 医療、福祉日本赤十字社

■ サービス業(独)国際交流基金/(独)日本学術振興会/(財)日本国際協力システム/(独)日本貿易振興機構アジア経済研究所/㈱図書館流通センター/公益財団法人新国立劇場運営財団/(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構/(独)住宅金融支援機構/公益社団法人日本・インドネシア経済協力事業協会/ヒューマンリソシア㈱

■ 製造業㈱伊藤園/出光興産㈱/住友化学㈱/㈱ブリヂストン/住友電気工業㈱/蛇の目ミシン工業㈱/住友スリーエム㈱/カシオ計算機㈱/ソニー㈱/ダイキン工業㈱/㈱東芝/日本アイ・ビー・エム㈱/日本トムソン㈱/日本ヒューレット・パッカード㈱/パナソニック㈱/㈱日立製作所/富士ゼロックス㈱/富士通㈱/本田技研工業㈱/マツダ㈱/三菱自動車工業㈱/三菱重工業㈱/森永乳業㈱/矢崎総業㈱/㈱ソニー・コンピュータエンタテインメント/大王製紙㈱/㈱リコー

■ 電気・ガス・熱供給・水道業中国電力㈱/東京ガス㈱

■ 情報通信業㈱インターネットイニシアティブ/㈱共同通信社/小松情報システムサービス㈱/㈱産業経済新聞社/上海東方テレビ(中国)/㈱集英社/㈱大和総研/㈱中日新聞社/㈱日本経済新聞社/㈱西日本新聞社/日本放送協会(NHK)/㈱東日本放送/㈱毎日新聞社/富士ソフト㈱/富士ゼロックスシステムサービス㈱/明治図書出版㈱/読売新聞グループ/㈱リクルートホールディングス

■ 運輸業、郵便業㈱商船三井/ヤマト運輸㈱

■ 卸売・小売業㈱カインズ/住友商事㈱/㈱セブン・イレブン・ジャパン/双日㈱/豊田通商㈱/㈱日立ハイテクノロジーズ/三

博士前期課程修了者の主な就職先

■ 公務・国家公務国立国会図書館/総務省(関東管区行政評価局)/東京都庁/農林水産省/防衛省(※自衛隊など含む)/横浜市役所

■ 学術研究専門・技術サービス業アクセンチュア㈱/アンダーソン・毛利・友常法律事務所/(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構

■ 生活関連サービス業、娯楽業㈱オリエンタルランド/㈱JTB

■ 情報通信業NHN PlayArt㈱

■ 卸売・小売業㈱Super Dieboard System in Japan

■ 教育、学習支援業・学校教育厦門大学(中国)/京都産業大学/高知大学/国際交流基金バンコク日本文化センター/島根大学/駿河台大学/西南学院大学/中国河北省燕山大学外国語学院/中国山東省青島科技大学/帝京科学大学総合教育センター/東京外国語大学/明星大学/早稲田外国語学校

■ サービス業(独)日本貿易振興機構アジア経済研究所

■ 公務・国家公務法務省

博士後期課程修了者の主な就職先

主な就職先

Caree r

博士前期課程 将来につながるキャリア・プログラム

8 9

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Page 6: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

 本専攻では2つのタイプの人材の育成を目指しています。1つは豊かな臨地体験をもち、現地語資料の読解・分析能力を駆使して、現代の国際社会や世界各地で生起しているさまざまな問題に積極的かつ柔軟に取り組む先端的な専門研究者です。もう1つは、世界諸地域の言語・文化・社会に関する豊かな教養とグローバルな視点を備えた高度専門職業人です。 地球上のさまざまな地域の具体的な歴史や社会、そこで創造されつつある文化を分析の対象とする一方、総合国際学という学問的視座の確立を目指そうというのが、本専攻の特色であり目的です。そのため本専攻では、すでに本学において長期にわたって蓄積されてきた、豊かな学問的国際連携の実践と経験とを生かしながら、高度で先端的な地域研究や地域横断的研究、地域間関係などの研究に取り組むことになります。博士論文を完成させるには、綿密な研究計画、研究資料を読みこなす語学力を基に、現地での文献調査やフィールドワーク、内外の学会での研究発表、学術雑誌への論文投稿などを着実に積み重ねてゆく必要があります。そのための研究指導は、主任指導教員以下3名の指導教員が連携して行います。 本専攻では、2013年度から入学者選抜方法を改め、提出論文と研究計画を中心に、語学力を加味して総合的に評価することとしました。言語に関する筆記試験の負担が軽減されていますが、本専攻で研究するためには高度な語学力が求められることは言うまでもありません。地域研究においては、英語などの研究言語に加え、現地資料を分析したり、フィールドワークを行ったりするための地域言語に精通している必要があります。一方、グローバル化が進む国際社会では、ますます増大する英語で発信される情報を、英語以外の言語で発信される情報によって相対化し、多面的な視座を獲得することも重要となっています。本学には他大学に類を見ない充実した言語学習の環境がありますので、現在の語学力にさらに磨きをかけ、研究に活かしてもらいたいものです。

 言語文化専攻では、高度な言語運用能力を基礎として、さまざまな言語・文学・文化を理解し、先端的な研究を行います。世界の諸地域の言語や文化を個別にあるいは対照的に研究対象としますが、同時に複言語・複文化の視点を併せもつことが重視されます。また、国や地域を超え、学問分野をまたいで、領域横断的な研究に取り組んでいることも特色です。本専攻では、これまで培ってきた着実な言語文化研究の基盤に立ち、グローバル化が進行する世界の状況に柔軟に対応できる教育と研究の環境が整えられています。多彩な教員の指導の下、さまざまな研究テーマをめぐって活発な研究活動が展開されています。 博士後期課程の最終目標が学位論文の執筆と博士号の取得にあることは言うまでもありません。もちろんそれは容易な道程ではなく、たゆまぬ努力が必要です。そのため本専攻では、主任指導教員と2名の副指導教員による共同指導体制が実施されており、研究の進捗状況を段階ごとに評価し、助言を与えることによって学位論文の執筆に向けた適切な道筋を示すシステムが構築されています。また現在運営中の各種の教育研究プロジェクトでは、海外での学術調査や研究発表を支援する制度が実施され、教員による大規模な研究計画に自己の研究を連携させる機会もあり、博士論文の完成に向けてこれらのプロジェクトを積極的に活用することが望まれます。 授業科目はそれぞれの国や地域の言語・文学・文化に関する研究と言語基礎論、言語教育論、対照言語論、比較言語文化論、認知科学論、思想文化論、文化人類学など理論系科目を中心に構成されています。また、地域研究自立研究、多分野交流研究など、専門地域・分野を超えて学生たちが互いに知的刺激を与えあい、交流することができるように工夫された科目も開設されています。社会の要請に応えるという点からは、言語教育学分野の専門コースが設けられており、日本語教育・英語教育において、研究を主眼としながら、同時に高度専門職業人の養成を図っています。

言 語 文 化 専 攻 国 際 社 会 専 攻

世界の言語・文学・文化の森に分け入る 地域固有・地域横断・諸地域間の問題を解明する

近年の博士論文の題目例

大学入試における自由作文問題の学習と指導への波及効果

友人間の「謝罪談話」における日韓対照研究 ─ディスコース・ポライトネス理論の観点から─

現代共同体論の展開と芸術の変容 ~〝表象〟から〝エクスポジション〟へ~

日本語と韓国語における所有表現の対照研究 ─所有に見られる連続的様相と機能の棲み分け

現代ロシア語におけるモダリティとアスペクトのカテゴリーに関する一考察─可能性のモダリティと体のカテゴリーの相関関係について─

現代日本語の使役文に関する一研究 ─文中における「V-サセル」の形・機能と意味とのかかわり─

深沢七郎論─近代を見つめる土俗の眼差し─

平安前期における日本漢詩文学の研究

日本語学習者のコロケーション習得に関する研究 ─動詞「する」を中心に─

フランス語学習者の発話における使用語彙分析

La danza nel futurismo : Giannina Censi e la danza moderna未来派の舞踊 ―ジャンニーナ・チェンシとモダン・ダンス─

中国語の可能補語〈-得了/-不了〉と〈-得/-不得〉 ─可能とモダリティ─

現代日本語の有情物主語の受身文 ─受身文の「被影響」性を支える文の諸要素─

Pavese tra letteratura e cinema : nuove prospettive sul mito americanno

Linguistic Variation in Japanese EFL Learners’Spoken and Written Language

A Reference Grammar of Eastern Burushaski

『元朝秘史』モンゴル語漢字音訳方式の研究

キルギス語の〈持続〉を表わす補助動詞─jat-、tur-、otur-、jur- を中心に

上海語変調の音韻的構造

ラトヴィア語の動詞接頭辞付加 ─空間・時間・感情を表示する言語活動

20世紀イタリア文化表象における笑いに関する考察

近年の博士論文の題目例

一九三〇年代のモンゴル・ナショナリズムの諸相 ─満州国の内モンゴル「知識人」の民族意識と思想─

PHILOSOPHIE DES MASSESÉTUDE SUR LA PENSÉE POLITIQUE D’ÉTIENNE BALIBAR大衆の哲学─エティエンヌ・バリバールの政治思想研究

植民地期ベトナムの度量衡制度にみる地域的多様性と植民地統治

都市貧困層の社会運動への参加 ─サンパウロの住宅運動をめぐる制度化とエージェンシー─

The Impact of the Sudan s Intra-North Power Struggle on the North-South Conflict : Historical Analysis of Post-Independence National Regimes approaches to Conflict Resolution

民団系在日朝鮮人の韓国民主化運動─「連帯」の中の「分断」

1920年代の中国の反キリスト教運動 ─啓蒙と救亡、教会本色化の錯綜─

Privatization of Security in Colombia : Expanding the Concept of Militarization

An Unlikely Convergence : The Evolution of Disarmament, Demobilisation and Reintegration(DDR) Theory and Counterinsurgency(COIN) Doctrine

現代トルコにおけるフェトゥッラー・ギュレンの思想および運動の志向性とその変容

変容するイスラームの学びの文化 ─マレーシア・ムスリム社会に関する文化人類学的考察

19世紀フランスにおける民謡収集と地域意識の形成 ─地域と国家との間で

現代イスラーム法思想の概念的検討─ムスリム・マイノリティ法学がイスラーム法学に提起する問題を中心に─

フロンティアの終焉 ─移動するカレン族の民族誌

植民地的開発と台湾社会の相剋─嘉南大圳と日月潭発電所建設を中心に

On Possibility of the Postwar Knowledge ─Continuities and Discontinuities in the Thought of Kato Shuichi

近代ドイツにおける女性・子どもへの「生存配慮」と家族規範 ─1880年代~1920年代のハンブルクを事例として

近現代イスラーム改革思想におけるハーリド・ムハンマド・ハーリドの再評価

博士後期課程総合国際学研究科

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Page 7: GRADUATE SCHOOL · 紛争を抱えた地域の諸大学とのネットワークを活用した平 和構築・紛争予防教育研究を推進し、国際社会で活躍し、 平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は

国際社会専攻

言語文化専攻国際日本専攻

世界言語社会専攻

博士前期課程 博士後期課程

※略称:世界(言文)/博士前期課程世界言語社会専攻言語文化コース、世界(国社)/博士前期課程世界言語社会専攻国際社会コース、世界(PCS)/博士前期課程世界言語社会専攻Peace and Conflict Studiesコース、国際日本/博士前期課程国際日本専攻、言文/博士後期課程言語文化専攻、国社/博士後期課程国際社会専攻、(A)/アジア・アフリカ言語文化研究所

教員名 教員名専門 博士前期課程専門博士前期課程 博士後期課程 博士後期課程

本学大学院は、世界や日本の大学・研究機関と多様な連携体制を構築しています。

さまざまな連携を通じて充実する大学院教育

総合国際学研究科教員一覧

青山 亨青山 弘之新井 政美荒川 洋平粟屋 利江飯塚 正人(A)五十嵐 孔一石川 博樹(A)石澤 徹伊集院 郁子井尻 秀憲伊勢崎 賢治伊東 祐郎今井 昭夫今福 龍太岩崎 務岩崎 稔上田 広美宇佐美 まゆみ 宇野 公子海野 多枝浦田 和幸大川 正彦大津 友美岡田 昭人岡田 和行岡田 知子岡野 賢二小川 英文風間 伸次郎加藤 晴子加藤 美帆加藤 雄二金井 光太朗金子 比呂子金指 久美子蒲生 慶一河合 香吏(A)川口 裕司河路 由佳川島 郁夫川上 茂信川村 大菊池 陽子金 富子楠本 徹也工藤 嘉名子久野 量一久米 順子栗田 博之栗原 浩英(A)黒木 英充(A)黒澤 直俊小林 幸江小松 久男小松 由美近藤 信彰(A)斎籐 弘子坂井 真紀子坂本 惠佐々木 あや乃佐々木 孝弘佐野 洋澤田 英夫(A)澤田 ゆかり椎野 若菜(A)篠田 英朗篠原 琢柴田 勝二芝野 耕司(A)島田 周平清水 由貴子陶安 あんど(A)菅長 理恵菅原 睦鈴木 聡鈴木 茂鈴木 智美鈴木 美加鈴木 美弥子鈴木 義一

鈴木 玲子左右田 直規相馬 保夫高島 英幸   高松 洋一(A)武田 千香田島 充士田島 陽一谷口 龍子谷口 晉吉千葉 敏之趙 義成投野 由紀夫床呂 郁哉(A)土佐 桂子友常 勉中井 陽子中川 裕中見 立夫(A)中村 彰中山 俊秀(A)中山 智香子成田 節南 潤珍西井 凉子(A)西岡 あかね丹羽 京子丹羽 泉沼野 恭子根岸 雅史峰岸 真琴(A)野本 京子博多 かおる橋本 雄一花薗 悟林 佳世子早津 恵美子春名 展生匹田 剛平野 宏子深澤 秀夫(A)藤井 毅藤井 守男藤縄 康弘藤村 知子藤森 弘子二木 博史ポーター, ジョン星 泉(A)前田 和泉真島 一郎益子 幸江松浦 寿夫松隈 潤松永 泰行萬宮(小牧) 健策水野 善文宮城 徹三宅 登之宮崎 恒二(A)宮田 敏之宮地 隆廣村尾 誠一甕 隆博望月 圭子望月 源森田 耕司八木 久美子山口 裕之吉枝 聡子吉田 ゆり子吉冨 朝子吉本 秀之米谷 匡史ラトクリフ, ロバート李 孝徳林 俊成若松 邦弘和田 忠彦渡辺 己(A)渡邊 啓貴

東南アジア宗教史現代東アラブ政治オスマン近代史認知言語学南アジア近代史中東地域研究朝鮮語学アフリカ史日本語教育学日本語教育学国際関係論平和構築日本語教育学ベトナム近現代史メディア批評西洋古典文学哲学/政治思想カンボジア語学言語社会心理学国際経済言語教育学英語学現代政治理論日本語教育学比較・国際教育学モンゴル近代文学カンボジア文学ビルマ語学東南アジア考古学アルタイ諸言語中国語学教育社会学アメリカ文学・文化アメリカ史研究日本語教育学スラブ語学国際経済学東アフリカ牧畜民研究フランス語学日本語教育史中国近世文学スペイン語学日本語学ラオス近現代史ジェンダー論日本語学日本語教育学ラテンアメリカ文学西洋美術史オセアニア研究べトナム現代史東アラブ近・現代史ポルトガル語学日本語教育学中央アジア近現代史異文化間コミュニケーションイラン史英語音声学アフリカ開発社会学日本語学ペルシア古典文学アメリカ社会史情報工学ビルマ系少数言語現代中国研究東アフリカ民族誌平和構築中東欧近代史日本近代文学情報工学アフリカ地域研究日本語学中国法制史日本語・日本文学チュルク語アングロ・アイリッシュ文学ブラジル史日本語教育学日本語教育学民法現代ロシア研究

ラオス語学マレーシア政治社会史ドイツ近現代史英語教育学古文書学・オスマン朝史ブラジル文学教育心理学国際経済学語用論・日本語教育学ベンガル社会経済史ヨーロッパ中世史朝鮮語学コーパス言語学東南アジア人類学東南アジア人類学日本思想史日本語教育学音声学・音韻論内陸アジア史日英統語論北米先住民諸言語経済思想・社会思想ドイツ語学朝鮮語学東南アジア人類学ドイツ文学ベンガル文学朝鮮宗教学ロシア文学英語教育学オーストロアジア諸語日本農政思想史フランス文学中国近現代文学日本語学オスマン朝史日本語学日本史・日本政治ロシア語学日本語教育学社会人類学インド近現代史ペルシア文学・思想ドイツ語学日本語教育学日本語教育学モンゴル地域研究日本史チベット語学現代ロシア文学文化人類学音声学フランス近代芸術国際法政治学・国際関係論ウルドゥー語インド思想異文化間コミュニケーション現代中国語オーストロネシア社会研究タイ経済研究ラテンアメリカ地域研究日本古典文学数学対照言語学自然言語処理スラヴ言語学宗教学、イスラム思想ドイツ文化・思想イラン諸語研究日本近世史第二言語習得科学技術史日本思想史アラビア語学比較文学言語教育工学比較政治イタリア近現代文学セイリッシュ語ヨーロッパ国際関係論

世界(言文)世界(国社)世界(国社)国際日本世界(言文)世界(国社)世界(言文)-国際日本国際日本世界(国社)世界(PCS)国際日本世界(国社)世界(国社)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)国際日本世界(言文)世界(国社)国際日本世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(国社)国際日本世界(言文)世界(国社)-世界(言文)国際日本世界(言文)世界(言文)国際日本世界(国社)世界(国社)国際日本国際日本世界(言文)世界(国社)世界(国社)世界(国社)-世界(言文)国際日本世界(国社)国際日本-世界(言文)世界(国社)国際日本世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)-世界(PCS)世界(国社)国際日本-世界(国社)国際日本世界(国社)国際日本世界(言文)世界(言文)世界(国社)国際日本国際日本世界(国社)世界(国社)

国社国社国社-国社国社言文国社--国社国社-国社国社言文国社言文言文国社言文言文国社-国社言文言文言文国社言文言文国社言文国社-言文国社国社言文言文言文言文言文国社国社--言文言文国社国社国社言文-国社-国社言文国社-言文国社言文言文国社言文国社国社言文言文国社-国社-言文言文国社言文-国社国社

世界(言文)世界(国社)世界(国社)世界(言文)-世界(言文)世界(言文)世界(国社)国際日本世界(国社)世界(国社)世界(言文)世界(言文)-世界(国社)国際日本国際日本世界(言文)-国際日本世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)-国際日本世界(言文)世界(言文)国際日本世界(国社)国際日本国際日本世界(言文)国際日本世界(国社)世界(国社)世界(言文)世界(言文)国際日本国際日本世界(国社)国際日本世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(PCS)世界(言文)世界(言文)国際日本世界(言文)-世界(国社)世界(国社)国際日本国際日本世界(言文)世界(言文)世界(言文)世界(言文)世界(言文)世界(言文)世界(国社)世界(言文)世界(国社)世界(国社)世界(言文)世界(国社)国際日本世界(国社)世界(言文)世界(言文)世界(国社)

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●連携・日本銀行金融研究所・国際協力機構(JICA)・ 日本貿易振興機構アジア経済研究所

●連携・国立国語研究所・ アジア・アフリカ研究教育コンソーシアム参加大学(フランス国立東洋言語文化学院、オランダ・ライデン大学、韓国外国語大学校、シンガポール国立大学、ロンドン大学東洋・アフリカ研究学院、コロンビア大学)単位互換

・多摩地区国立大学単位互換制度・中央大学大学院との単位互換制度・首都大学東京大学院との単位互換制度・東京工業大学大学院との単位互換制度・国際基督教大学大学院との単位互換制度・お茶の水女子大学大学院との単位互換制度・東京芸術大学大学院との単位互換制度・神戸市外国語大学大学院との単位互換制度・津田塾大学大学院との単位互換制度・東京医科歯科大学大学院との単位互換制度・大学院社会学分野の単位互換制度(23大学26大学院)による単位互換

連携機関からは専門家が派遣され、本学の大学院の教育に参画しています。また、単位互換制度のある他の大学院の授業を履修することも可能です。

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バス停▲「飛田給駅」行

◀バス停「多磨駅」行

バス停▲「飛田給駅」行

6 アジア・アフリカ言語文化研究所

7 保健管理センター

3 附属図書館160を超える言語による書籍と資料を有しており、蔵書数は約69万冊。各国の新聞・雑誌、AV資料なども所蔵しています。

5 中央広場・円形回廊

2 アゴラ・グローバル「地球の広場」という意味が込められた異文化交流施設。同時通訳設備のある501人収容可能なホールを備えています。

4 本部管理棟学費や奨学金などの事務手続きを行うほか、留学や就職、課外活動をサポートする窓口があります。入試に関する情報も提供しています。

9 研究講義棟中央通路が地上8階までの吹き抜け構造となっています。ガラスの屋根から光が差し込む開放感のある建物です。

8 大学会館(食堂・売店)3種類の食堂と売店があります。130人収容可能な集会室のほか、デッキ・テラスも備えています。学生が憩い、交流する場となっています。

12 テニスコート

13 運動場

14 国際交流会館

11 屋内運動場・課外活動施設・弓道場

10 留学生日本語教育センター1 アライバルコート正門側にあるオブジェTUFSから中央広場へと続く緑の歩道。キャンパスのメイン・ストリートとして利用されています。

東京外大のキャンパスは、緑豊かな府中市に位置しています。キャンパスの最寄り駅の西武多摩川線「多磨駅」と京王線「飛田給駅」は、多磨霊園や味の素スタジアムでよく知られています。また、若者の人気スポットとして知られる吉祥寺へのアクセスがとても便利です。

キャンパスマップ

大学院学生研究室 ラウンジ

2016年度より大学院総合国際学研究科は博士前期課程が4専攻から2専攻となって生まれかわります。 昨今の国際情勢を見れば、グローバル化の波が急速に世界の様相を変化させていますが、それは世界の単純な均一化ではなく、既存の国家・地域文化・社会との相互作用が生じることによって、わたしたちが取り組むべき問題はむしろいっそう多面的で複雑になっています。 博士前期課程では、これまで研究者養成系2専攻と高度職業人養成系2専攻の4専攻によって大学院教育を行ってきましたが、近年のこのような状況に対応できる能力を身につけるためには、学問分野の固定化された枠組みや、研究者・高度職業人の二分化にとらわれない柔軟な教育体制が必要であると考えました。そのため、従来の4専攻を融合化して「世界言語社会専攻」とし、多様な問題に対して、俯瞰的な視点によって物事を捉える総合力と具体的な実践力を併せもった人材の養成を目指します。もちろん、世界諸地域の言語の運用能力を基礎とした言語・文化・社会の研究という本学伝統の強みは変わりありません。 一方、日本についても世界との関係で捉える必要がますます大きくなっていることから、日本地域・日本語の教育研究にかかわる本学の教員を結集し、「国際日本専攻」を設置します。この新しい専攻には国内外の先進的研究者も招聘し、「世界の中の日本」を客観的な視座をもって理解し、世界に向け日本を発信することのできる人材の養成を目指します。 このように生まれかわった本学大学院において、世界と日本について新たな視点によって新たな理解を探求し、「総合国際学」をさらに深化させようとするわたしたちのチャレンジに、みなさんが参加してくださることを心より願っています。

大学院総合国際学研究科長 岩崎 務

研究科長メッセージ Message with Tsutomu Iwasaki

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