ポータル研修h24 山本

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講義 流通する学術情報コンテンツ 山本哲也 名古屋大学 情報連携統括本部 平成 24 年度学術ポータル担当者研修 8.1 名古屋 8.22 NII

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Page 1: ポータル研修H24 山本

講義

流通する学術情報コンテンツ

山本哲也名古屋大学 情報連携統括本部

平成 24 年度学術ポータル担当者研修

8.1 名古屋 8.22 NII

Page 2: ポータル研修H24 山本

システムとしてやりたいことを、なるべく的確に

伝えたい。だけど専門知識もなく簡単ではない…

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コントロールを(少しだけでも)取り戻したい。

「○○を○○に扱って、○○を実現させるシステムを作りた

い」と言えるようになりたい。(※知ったかぶりは危険だけど)

Page 4: ポータル研修H24 山本

どうしようか? 多分、とりあえずはシステムの勉強をして

みればいいのだろうけど…

手始めに身近なシステムに取り組んでみても、大抵は非常に

複雑なものです。

Page 5: ポータル研修H24 山本

ですから、メカニズムに関わる部分にさしあたりは目を

つむり、システムがデータを扱っている0 0 0 0 0 0 0 0 0

、という点のみに

注目してみてはどうでしょうか。

Page 6: ポータル研修H24 山本

「学術情報コンテンツ」というなにものか0 0 0 0 0

も、学術的なものを

伝えるデータと言い換えてしまえばよいでしょう。

○○したい、と客に伝えられたとき、開発業者等は、「こうい

うデータが揃っていればそれは可能だなあ」と考えているもの

です。

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「データ」と、いわば「データの器0

」とは、はっきり分けて考

えるように努めましょう。

リレーショナルデータベース、とか、XML、とか、CSV とか

Excel といったものは、あれはデータの器です。データがコン

ピュータ的にどう表現されているか(器0

)を適切に選ぶのは、

どんなデータをどう扱いたいかに依存しますし、そこはプロに

任せてもよいでしょう。

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必要に応じて、データを器から器に移し替えることは可能で

すし、また普段からよく行われることです。※器どうしの相性に

よっては、移りきらずにあふれたり、変質してしまうものもあります。

こういうときのために、「標準に従っている」ことは大事です。

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データの例(機関リポジトリみたいなものを題材に)

↑これは、データの見せ方0 0 0 0 0 0 0

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どんなデータのおかげで、これが可能になっているん

だろうか。

※ひとつのシステムが二つ以上の種類のデータを扱うことは普通です

が、まずはひとつ「発見」するところから始めればよいでしょう

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このデータで、他に何ができる(できない)はずだろうか。

※実際のやり方0 0 0

に関わるところやそのコスト感はプロの領分な

ことが多いですが、思いつくところは我々の仕事です。

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Web で見せる、以外のデータ表現には、どんなものが

あるだろうか。

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持っているデータ(の一部)を別の何かのシステムに渡

して託してしまうと、新しく何が可能になるだろうか。

※渡したデータに URL(リンク情報)が含まれていることは、

どのくらい重要なことでしょうか。

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別の何かのシステムが持っているデータを、自分達のデー

タとあわせると、新しく何が可能になるだろうか。

データどうしをつなぐ手がかり0 0 0 0

が見つかるかが重要です。

Page 15: ポータル研修H24 山本

どういうデータを管理して何がしたいんだ、ということ

が分かってこれば、次は、それをどうやって魅力的に見せ

るか、快適に操作できるようにするか(ユーザーインター

フェース)などといったレベルの議論をはじめることが可

能です。