(b)いかなる理由があっても,約束は守るべきだ · 44...

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44 ( b )いかなる理由があっても,約束は守るべきだ ( c )困っている人を見たら,頼まれなくても助けてあげるべきだ ( d )他人に迷惑をかけなければ,何をしようと個人の自由だ そう思う (計) そう思わない (計) 76.2 19.2 87.2 11.2 85.6 12.2 85.6 11.0 88.8 9.9 82.9 15.3 85.9 13.0 そう思う 20.7 34 .5 40.6 34 .4 37.3 35.6 2 8.6 どちらかと いえば そ う思う 55.5 52.7 45.0 51.2 51 .5 47.3 57.2 どちらかといえ ば そう思わな い 14.6 9.4 9.7 9.1 8.0 13.5 11.0 そ う思わない 4.6 1.9 2.4 1.9 1.8 1.8 2.0 わからない 4.6 1.6 2.2 3.3 1.4 1.8 1.1 日 本( n=1 175韓 国( n=1 026アメリカ( n= 1036英 国( n=1 078ドイ ツ( n=1 034フ ランス( n=1 006スウェー デン( n= 1076そう思う (計) そう思わない (計) 74.0 19.9 66.9 30.4 83.2 14.0 80.1 15.1 82.3 14.5 71.6 25.1 70.0 27.7 そう思う 21.6 19 .8 45.0 37.2 40.1 24.3 24.0 どちらかと いえば そ う思う 52.4 47.1 38.2 42 .9 42 .2 47.3 46.0 どちらかといえ ば そう思わな い 16.3 24 .7 11.9 13.5 11.7 21.3 24.7 そ う思わない 3.7 5.8 2 .1 1.7 2 .8 3.9 3.0 わからない 6.0 2.7 2.8 4.7 3.2 3 .3 2.3 日 本( n=1 175韓 国( n=1 026アメリカ( n= 1036英 国( n=1 078ドイ ツ( n=1 034フ ランス( n=1 006スウェー デン( n= 1076そう思う (計) そう思わない (計) 41.7 53.2 78.7 19.9 75.5 21.5 81.1 15.6 74.4 23.8 87.3 11.0 77.2 20.6 そう思う 12.3 37.1 38.5 39.3 34.1 46 .9 39.0 どちらかと いえば そ う思う 29.4 41.5 37.0 41.7 40 .2 4 0.4 38.2 どちらかといえ ば そう思わな い 2 8.8 14.7 15.7 12.1 17.9 8.5 15.2 そ う思わない 24.4 5.2 5.8 3.5 5.9 2.5 5.4 わからない 5.1 1.5 3.0 3 .3 1.8 1.7 2.1 日 本( n=1 175韓 国( n=1 026アメリカ( n= 1036英 国( n=1 078ドイ ツ( n=1 034フ ランス( n=1 006スウェー デン( n= 1076(%) (%) (%)

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44

(b)いかなる理由があっても,約束は守るべきだ

(c)困っている人を見たら,頼まれなくても助けてあげるべきだ

(d)他人に迷惑をかけなければ,何をしようと個人の自由だ

そう思う(計)

そう思わない(計)

76.2 19.2

87.2 11.2

85.6 12.2

85.6 11.0

88.8 9.9

82.9 15.3

85.9 13.0

そう思う

20.7 

34 .5 

40.6 

34 .4 

37.3 

35.6  

2 8.6 

どちらかといえば

そう思う

55.5 

52.7 

45.0 

51.2 

51 .5 

47.3 

57.2 

どちらかといえば

そう思わない

14.6 

9.4 

9.7 

9.1 

8.0 

13.5 

11.0 

そう思わない

4.6 

1.9 

2.4 

1.9 

1.8 

1.8 

2.0 

わからない

4.6 

1.6 

2.2 

3.3 

1.4 

1.8 

1.1 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

74.0 19.9

66.9 30.4

83.2 14.0

80.1 15.1

82.3 14.5

71.6 25.1

70.0 27.7

そう思う

21.6 

19 .8 

45.0 

37.2 

40.1 

24.3 

24.0 

どちらかといえば

そう思う

52.4 

47.1 

38.2 

42 .9 

42 .2 

47.3 

46.0 

どちらかといえば

そう思わない

16.3 

24 .7 

11.9 

13.5 

11.7 

21.3 

24.7 

そう思わない

3.7 

5.8 

2 .1 

1.7  

2 .8 

3.9 

3.0 

わからない

6.0 

2.7 

2.8 

4.7 

3.2 

3 .3 

2.3 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

41.7 53.2

78.7 19.9

75.5 21.5

81.1 15.6

74.4 23.8

87.3 11.0

77.2 20.6

そう思う

12.3 

37.1 

38.5 

39.3 

34.1  

46 .9 

39.0 

どちらかといえば

そう思う

29.4 

41.5 

37.0 

41.7 

40 .2 

4 0.4 

38.2 

どちらかといえば

そう思わない

2 8.8 

14.7 

15.7 

12.1 

17.9 

8.5 

15.2 

そう思わない

24.4 

5.2 

5.8 

3.5 

5.9  

2.5 

5.4 

わからない

5.1  

1.5 

3.0 

3 .3 

1.8 

1.7 

2.1 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

(%)

45

5 宗教観

Q10 あなたにとって宗教は,日々の暮らしのなかで,心の支えや態度・行動のよりど

ころになると思いますか。(回答は1つ)

日本の若者に,宗教が日々の暮らしのなかで心の支えや態度・行動のよりどころになる

と思うか聞いたところ,『そう思う』と回答したのは 18.4%(「そう思う」3.5%+「どちら

かといえばそう思う」14.9%)である。

7か国比較で見ると,『そう思う』の割合が最も高いのはアメリカ(55.3%)で,以下,

英国(40.2%),ドイツ(36.4%),韓国(33.9%),スウェーデン(25.7%),フランス(22.9%)

となっている。なお,フランスでは,「そう思わない」が 58.1%と半数以上を占めている。

そう思う(計)

そう思わない(計)

18.4 64.1

33.9 55.4

55.3 36.5

40.2 50.6

36.4 54.6

22.9 71.3

25.7 66.8

そう思う

3.5 

15 .4 

27.6 

16.8 

12.0 

10.0 

9.2 

どちらかといえば

そう思う

14.9 

18.5 

2 7.7 

23.4 

24.4 

12.8 

16.4 

どちらかといえば

そう思わない

1 7.5 

15.9 

11.9 

13.3 

15.4 

13.2 

23.0 

そう思わない

46.6 

39.5 

24.6 

37.3 

39.3 

58.1 

43.9 

わからない

17.5 

10.7 

8.2 

9.3 

9.0 

5.9 

7.5 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

46

6 友人関係

(1) 友人

Q11 あなたは,友人との関係に満足を感じていますか,それとも不満を感じていますか。

あてはまるものを1つ選んでください。(回答は1つ)

友人関係の満足感について,日本の若者は 64.1%が『満足』(「満足」12.7%+「どちら

かといえば満足」51.4%)と回答している。

7か国比較で見ると,フランス(79.9%),アメリカ(79.7%),ドイツ(78.9%),英国

(76.8%)では約8割が『満足』と回答しており,以下,韓国(70.2%),スウェーデン(69.8%)

となっている。

Q12 あなたは,友人との関係に安心感を覚えますか,それとも不安を感じますか。あて

はまるものを1つ選んでください。(回答は1つ)

友人関係の安心感について日本の若者に聞いたところ,62.6%が『安心』(「安心」14.4%

+「どちらかといえば安心」48.2%)と回答している。

7か国比較で見ると,スウェーデン(80.3%),フランス(79.4%),ドイツ(78.7%),

韓国(78.0%)では8割前後が『安心』と回答しており,以下,アメリカ(74.6%),英国

(73.5%)の順となっている。

満足(計)

不満(計)

64.1 2 2.8

70.2 2 4.3

79.7 1 3.9

76.8 1 7.2

78.9 1 8.4

79.9 1 6.9

69.8 2 5.5

満足

12. 7 

18.2  

39. 0 

35.3  

32. 4 

30.9  

30.1  

どちらかといえば

満足

51.4  

51.9 

40.7 

41.5 

46. 5 

49.0 

39.7  

どちらかといえば

不満

17.5 

16.7  

10.5 

13.2  

14.1 

13.5  

21.4  

不満

5.3  

7.6 

3.4 

4.0  

4. 3 

3.4  

4. 1 

該当する人はいない

・わからない

13.1  

5.6 

6. 4 

6.0  

2.7  

3.2  

4.7  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

安心(計)

不安(計)

62.6 2 2.1

78.0 1 4.7

74.6 1 4.3

73.5 1 6.9

78.7 1 7.5

79.4 1 4.5

80.3 1 3.1

安心

14.4  

28. 5 

36.5 

31.4  

33.4  

25. 8 

42.0  

どちらかといえば

安心

48.2  

49.5  

38.1  

42.0 

45.4 

53.6  

38.3  

どちらかといえば

不安

16.7  

11.9  

9.9  

11.5  

13.2 

11.2  

10.5  

不安

5.4  

2.8 

4.3  

5.4 

4.3  

3.3 

2.6  

該当する人はいない

・わからない

15.3  

7.3  

11.1  

9. 6 

3.8  

6.1  

6.6  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

47

(2) 恋人

Q13 あなたは,恋人との関係に満足を感じていますか,それとも不満を感じていますか。

あてはまるものを1つ選んでください。(回答は1つ)

※事実婚,離死別,未婚で恋人有の人が対象

恋人との関係の満足感を日本の若者に聞いたところ,78.2%が『満足』(「満足」31.5%+

「どちらかといえば満足」46.8%)と回答している。

7か国比較で見ると,最も満足感が高いのはアメリカ(85.9%)で,それ以外の6か国も

8割前後の満足感となっている。

Q14 あなたは,恋人との関係に安心感を覚えますか,それとも不安を感じますか。あて

はまるものを1つ選んでください。(回答は1つ)

※Q13で「該当する人はいない・わからない」と回答した人以外が対象

恋人との関係の安心感を日本の若者に聞いたところ,75.6%が『安心』(「安心」39.4%+

「どちらかといえば安心」36.2%)と回答している。

7か国比較で見ると,最も安心感が高いのはスウェーデン(86.3%)で,以下,ドイツ

(84.3%),韓国(83.8%),アメリカ(83.5%),英国(80.3%)フランス(79.9%)とな

っている。

満足(計)

不満(計)

78.2 2 0.4

82.6 1 4.2

85.9 1 1.6

82.2 1 2.0

83.3 1 3.7

82.3 1 4.8

79.8 1 6.5

満足

31.5  

38.7  

52. 8 

50.0  

52.4  

47.1  

54.1  

どちらかといえば

満足

46.8  

43. 9 

33.1  

32.2  

30.9 

35.2  

25.7 

どちらかといえば

不満

14.4  

10.5  

9.0  

8.9 

11.2 

11. 2 

12.5  

不満

6.0  

3.8 

2.5 

3.1  

2.4  

3.6  

4.0  

該当する人はいない

・わからない

1.4 

3.2  

2.5  

5.8  

3.0 

2.9 

3. 7 

日本(n=216)

韓国(n=344)

アメリカ(n =354)

英国(n=382)

ドイツ(n=498)

フランス(n=446)

スウェーデン(n=455)

安心(計)

不安(計)

75.6 2 3.0

83.8 1 5.3

83.5 1 5.7

80.3 1 7.2

84.3 1 4.7

79.9 1 8.9

86.3 1 2.8

安心

39.4  

42.3 

52. 2 

50.0  

53.4  

48.5  

65. 3 

どちらかといえば

安心

36.2  

41.4  

31. 3 

30.3  

30. 8 

31.4  

21.0 

どちらかといえば

不安

17.8  

10.8  

9.9  

11. 9 

12.8  

14.3  

8.2  

不安

5.2  

4.5 

5.8 

5. 3 

1.9  

4.6 

4. 6 

該当する人はいない

・わからない

1.4 

0.9  

0.9  

2.5  

1.0 

1.2  

0.9  

日本(n=213)

韓国(n=333)

アメリカ(n =345)

英国(n=360)

ドイツ(n=483)

フランス(n=433)

スウェーデン(n=438)

(%)

(%)

48

7 男女関係

(1) 男女の役割観

Q15 次のような意見にあなたは賛成ですか,反対ですか。(回答はそれぞれ1つずつ)

a)男は外で働き,女は家庭を守るべきだ

日本の若者は,「賛成する」が 22.3%,「反対する」が 38.7%である。

7か国比較で見ると,「賛成する」の割合は,アメリカ(26.9%),英国(25.5%)で高く,

スウェーデン(6.6%),フランス(10.2%)で低い。

b)子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは母親でなければならない

日本の若者は,「賛成する」が 25.4%,「反対する」が 40.2%である。

7か国比較で見ると,「賛成する」の割合は,ドイツ(60.2%),アメリカ(60.0%),英

国(57.4%)で高く,フランス(23.0%),スウェーデン(29.8%)で低い。

賛成する

22.3 

12.3  

26.9  

25.5  

14.2 

10.2  

6.6 

反対する

38.7  

80.4 

59.6  

61.3 

77.8 

84.2  

87.6  

わからない

39.0  

7.3 

13.5  

13.2  

8.0 

5.6 

5.8  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

賛成する

25.4  

40.6  

60.0  

57.4 

60.2 

23.0  

29.8  

反対する

40.2 

51.4  

25.2 

28.0  

29.1  

70.7  

54.1  

わからない

34.5  

8.0 

14.8  

14.6  

10.7  

6.4  

16.1 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

49

(2) 仕事と家庭の優先度

Q16 あなたの希望に最も近いものを,この中から1つだけ選んでください。(回答は1

つ)

仕事と家庭の優先度を日本の若者に聞いたところ,最も割合が高いのは「仕事と家庭生

活を優先したい」(32.7%)で,約3分の1を占めている。次いで「家庭生活を優先したい」

が 20.3%である。

7か国比較では,英国が日本と類似する回答傾向である。アメリカ,ドイツ,フランス

では「家庭生活を優先したい」(アメリカ 20.5%,ドイツ 28.2%,フランス 28.5%)の割

合が最も高く,スウェーデンでは「仕事,家庭生活,地域・個人の生活を優先したい」(35.1%)

の割合が最も高い。韓国では「仕事と家庭生活を優先したい」(22.9%)と「仕事,家庭生

活,地域・個人の生活を優先したい」(23.9%)が同程度である。

仕事を優先したい

6.3 

9.4  

12.5  

12.0  

3.1  

5.8  

5.7 

家庭生活を優先したい

20.3 

14.9  

20.5 

21.7  

28.2  

28.5  

4.9  

地域・個人の生活を

優先したい

7.1  

9.2 

6.2 

6.2  

6.0 

8.7 

10.1  

仕事と家庭生活を

優先したい

32.7  

22.9  

25.0  

32.4  

25.1  

26.3  

12.4  

仕事と地域・個人の

生活を優先したい

3.4  

10.9  

6.9  

5.8  

4.1 

5.4  

18.8 

家庭生活と地域・

個人の生活を

優先したい

6.0 

5.8  

5.6 

3.2 

10.2  

6.3  

8.7  

仕事,家庭生活,

地域・個人の生活を

優先したい

11.1

23.9

18.1

12.3

21.4

14.1

35.1

わからない

13.1

3.1

5.1

6.4

1.9

4.9

4.3

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

50

(3) 仕事と家庭の関係

Q17 仕事と家庭との関係についてどう思いますか。それぞれについて,あてはまるもの

を1つ選んでください。(回答はそれぞれ1つずつ)

仕事と家庭との関係について,日本の若者に聞いたところ,「家庭を持つと働きにくい職

業がある」(78.6%),「家庭や子育てと仕事を両立できる企業が少ない」(68.2%),「家庭生

活を考えると転職や仕事を辞めるのは難しい」(67.7%)等の項目で,『そう思う』(「そう思

う」+「どちらかといえばそう思う」)の割合が高い。

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

78.6 10.1

68.2 15.1

59.2 21.7

64.9 18.4

64.2 15.7

67.7 14.4

そう思う

40.9 

28.0 

19.7 

21.8 

21.6 

27.6 

どちらかといえば

そう思う

37.6 

40.2 

39.5 

43.1 

42.6 

40.1 

どちらかといえば

そう思わない

7.3 

12.3 

17.0 

15.1 

12.4 

11.7 

そう思わない

2.8 

2.8 

4.7 

3.3 

3.2 

2.7 

わからない

11.3 

16.7 

19.1 

16.7 

20.2 

18.0 

家庭を持つと働きにくい

職業がある(n=1175)

家庭や子育てと仕事を両立できる企業が少ない(n=1175)

家庭や子どもを持つと

仕事にやりがいがでる(n=1175)

子どもの産育で一定期間の休職後,復帰は難しい(n=1175)

残業等で配偶者と生活時間帯を

合わせるのは大変だ(n=1175)

家庭生活を考えると転職や

仕事を辞めるのは難しい(n=1175)

(%)

51

【国別】

(a)家庭を持つと働きにくい職業がある

(b)家庭や子育てと仕事を両立できる企業が少ない

(c)家庭や子どもを持つと仕事にやりがいがでる

そう思う(計)

そう思わない(計)

78.6 10.1

74.7 21.6

82.6 12.4

84.6 8.4

89.4 8.5

79.6 15.6

85.7 10.4

そう思う

40.9 

3 3.0 

49.0 

46.8 

54.8 

32.4 

46.7 

どちらかといえば

そう思う

3 7.6 

41.6 

33.6 

37.8 

34.5 

47.2 

38.9 

どちらかといえば

そう思わない

7.3 

14.6 

9.0 

6.4 

6.1 

11.9 

8.6 

そう思わない

2.8 

7.0 

3.4 

2.0 

2.4 

3.7 

1.9 

わからない

11.3 

3.7 

5.0 

7 .0 

2.1 

4 .8 

3.9 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

68.2 15.1

83.0 14.0

63.7 28.3

65.3 23.6

70.0 25.1

55.4 35.8

45.0 42.7

そう思う

28.0 

41.2 

24.0 

23.7 

26.7 

15.8  

12.1 

どちらかといえば

そう思う

40.2 

41.8 

39.7 

41.6 

4 3.3 

39.6 

32.9 

どちらかといえば

そう思わない

12.3 

10.6 

18.4 

18.1 

20.1 

28.0 

29.8 

そう思わない

2.8 

3.4 

9.8 

5.5 

5.0  

7.8 

12.8  

わからない

1 6.7 

2.9  

8.0  

11.1 

4 .8 

8.8 

12.4 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

59.2 21.7

78.9 17.7

72.5 16.4

71.9 15.1

78.0 17.3

68.3 24.4

70.1 16.9

そう思う

19.7 

38 .9 

35.5 

31.3 

37.5 

27.3 

38.0 

どちらかといえば

そう思う

39.5 

40.1 

37.0 

40.6 

40.5  

41.0 

32.1 

どちらかといえば

そう思わない

17.0 

13.5 

12.5 

11.8 

13.1 

18.0 

11.9 

そう思わない

4 .7 

4.3 

4.0 

3.3  

4.3 

6.4  

5.0 

わからない

19.1 

3 .3 

11.1 

13.0 

4.6 

7.4 

13.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

(%)

52

(d)子どもを産み育てるために会社を一定期間休んだ後,職場に復帰することが難しい

(e)残業等で配偶者(妻や夫のこと,事実婚のパートナーを含む)と生活時間帯を合わ

せるのが大変だ

(f)家庭生活のことを考えると転職や仕事を辞めるのが難しくなる

そう思う(計)

そう思わない(計)

64.9 18.4

73.9 21.6

67.7 16.5

67.5 15.5

75.0 17.4

65.5 22.2

38.9 28.7

そう思う

21.8 

29.8 

29.9 

25.6 

30.3 

20.9 

12.0 

どちらかといえば

そう思う

43.1 

44.1 

37.7 

41 .9 

44.7 

44.6 

27.0  

どちらかといえば

そう思わない

15.1 

15.8 

12 .0 

11.9 

13.4 

18.0 

18.3 

そう思わない

3.3 

5.8 

4.5 

3.6 

4.0 

4.2 

10.4 

わからない

1 6.7 

4.5 

15.8 

17.0 

7.6 

1 2.3 

32.3 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

64.2 15.7

67.6 25.4

70.0 17.8

70.8 14.0

83.2 13.8

78.8 13.8

57.6 22.4

そう思う

21.6 

21.7 

29.7 

26.0 

40.1  

26.9 

14.8 

どちらかといえば

そう思う

42.6 

45.9 

40.3 

44.8 

43.0 

51.9 

42.8 

どちらかといえば

そう思わない

12.4 

17 .9 

13.8 

1 1.7 

10.8 

11.4  

17.1 

そう思わない

3 .2 

7.5  

4.0 

2 .3 

3.0 

2.4 

5.3 

わからない

20.2 

6.9 

12.3 

15.2 

3.0 

7.4 

20.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う

(計)

そう思わない

(計)

67.7 14.4

77.3 18.1

71.9 16.9

71.2 14.4

74.5 18.9

80.9 13.1

64.6 18.8

そう思う

27.6 

34.2 

3 0.1 

28.8 

31.4 

40.9 

2 3.5 

どちらかといえば

そう思う

40.1 

43.1 

41.8 

42.4 

43.0 

40.1 

41.1 

どちらかといえば

そう思わない

11.7 

14.3 

12.9 

11.3 

16.1 

10.3 

13.8 

そう思わない

2.7 

3.8 

4.0 

3.1 

2.8 

2.8 

4.9 

わからない

18.0 

4.6 

11.2  

1 4.5 

6.7 

6.0 

16.6 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

(%)

53

(4) 性別と進路選択の関係

Q18 あなたは進路や職業を考える際に性別を意識しますか。あてはまるものを1つ選ん

でください。(回答は1つ) ※在学中の人が対象

日本の若者に,進路や職業を考える際に性別を意識するかどうか聞いたところ,『意識す

る』と回答したのは 42.3%(「意識する」6.4%+「どちらかといえば意識する」35.9%)

である。

7か国比較で見ると,ドイツ(67.3%)とアメリカ(66.3%)では7割近くが『意識する』

と回答している。一方スウェーデンでは,『意識する』は 30.2%にとどまっている。

意識する

(計)

意識しない

(計)

42.3 57.7

53.8 46.2

66.3 33.7

55.4 44.6

67.3 32.7

43.9 56.1

30.2 69.8

意識する

6.4 

15.9 

35.3 

22.2 

28.1 

18.1 

9.0 

どちらかといえば

意識する

35.9 

3 7.9 

30.9 

33.2 

39.2 

25.8  

21.3  

どちらかといえば

意識しない

34.1 

32.8 

21.9 

24.4 

22.1 

36.3 

2 3.1 

意識しない

23.6 

13.4  

11.9 

20.2 

10.6 

19.8 

46.7 

日本(n=660)

韓国(n=634)

アメリカ(n=572)

英国(n=410)

ドイツ(n=587)

フランス(n=515)

スウェーデン(n=658)

(%)

54

8 結婚観

(1) 結婚観

Q19 あなたは,結婚(事実婚を含む)についてどうお考えですか。この中からあなたの

考えに近いものを,1つだけ選んでください。(回答は1つ)

日本の若者に結婚観について聞いたところ,『結婚したほうがよい』と考えているのは

62.5%(「結婚すべきだ」16.7%+「結婚したほうがよい」45.8%)である。

7か国比較で見ると,『結婚したほうがよい』との回答割合が最も高いのは韓国(67.1%)

で,以下アメリカ(52.3%),英国(51.5%),ドイツ(46.4%),フランス(38.9%),スウ

ェーデン(24.3%)の順となっている。

結婚したほうが

よい(計)

結婚しないほう

がよい(計)

62.5 26.9

67.1 28.8

52.3 40.3

51.5 41.4

46.4 49.3

38.9 56.5

24.3 69.6

結婚すべきだ

16.7 

18.3 

2 5.7 

21.2 

19 .1 

12.1 

9.9 

結婚したほうがよい

4 5.8 

48.7 

26.6 

30.2 

27.4 

26.7 

14.4 

結婚しなくてもよい

22.3 

23 .6 

35.2 

37.6 

45.4 

52.0 

64.9 

結婚しないほうがよい

4.6 

5.3 

5.0 

3.8 

4.0 

4.5  

4.7 

わからない

10.6 

4.1 

7.4 

7.1 

4.3 

4.7 

6.1 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

55

(2) 結婚した方がよい理由

Q20 あなたが,結婚(事実婚を含む)すべきだ,結婚したほうがよいと考える理由にあ

てはまるものを,この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

※Q19で「結婚すべきだ」「結婚したほうがよい」と回答した人が対象

日本の若者に結婚した方がよい理由を聞いたところ,「自分の子どもや家族をもてる」

(73.0%),「愛情を感じている人と暮らせる」(59.9%),「精神的な安らぎの場が得られる」

(59.8%)が主な理由としてあげられている。また,他国よりも「親を安心させたり周囲の

期待にこたえられる」(30.9%)の割合が高いのも特徴である。

7か国比較で見ると,各国とも共通して「精神的な安らぎの場が得られる」,「愛情を感

じている人と暮らせる」,「自分の子どもや家族をもてる」の割合が高い。

それ以外の理由としては,アメリカでは「社会的信用を得たり,周囲と対等になれる」

(34.9%),「経済的に余裕のある暮らしができる」(30.8%),「親から独立できる」(24.2%)

等の割合が高く,スウェーデンでは「生活上便利になる」(35.6%),「社会的信用を得たり,

周囲と対等になれる」(35.2%)等の割合が高い。

21 .4 

59.8 

59.9 

73 .0 

13.6 

13.5 

14.3 

30.9 

2.6 

2.9 

30.1 

74.3 

72.2 

68.8 

18.8 

12.8 

12 .5 

24 .4 

3.1 

1.6 

34.9  

58.3 

63 .7 

60 .0 

30.4 

24.2 

30.8 

19.4 

5 .9 

5.4 

35.3 

48.6 

57 .8 

51.4 

22 .9 

20.0 

21.6 

17.3 

5.0 

5.2 

24 .0 

61.9 

59.4  

48.3 

32.1 

7.9 

23 .3 

12 .9 

5.6 

1.3 

29 .2 

45.3  

52.4 

49.4 

19.9 

11.3 

18.7 

17.9 

9.5 

4.1 

35.2 

47.9  

48.7 

43 .7 

35.6 

10 .3 

18.8 

13.8 

11.5 

5.7 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

社会的信用を得たり,

周囲と対等になれる

精神的な安らぎの場が得られる

愛情を感じている人と暮らせる

自分の子どもや家族をもてる

生活上便利になる

親から独立できる

経済的に余裕のある

暮らしができる

親を安心させたり周囲の

期待にこたえられる

その他

わからない

日本(n=734)

韓国(n=688)

アメリカ(n=542)

英国(n=555)

ドイツ(n=480)

フランス(n=391)

スウェーデン(n=261)

(%)

56

(3) 結婚しない方がよい理由

Q21 あなたが,結婚(事実婚を含む)しなくてもよい,結婚しないほうがよいと考える

理由にあてはまるものを,この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつで

も)

※Q19で「結婚しなくてもよい」「結婚しないほうがよい」と回答した人が対象

日本の若者に結婚しない方がよい理由を聞いたところ,「自分の趣味や娯楽を楽しむこと

ができる」(55.4%)が最も多く,次いで「1人でも不便を感じない」(50.3%),「経済的に

余裕のある暮らしができる」(41.1%),「仕事に打ち込むことができる」(32.9%)と続く。

7か国比較で見ると,各国とも共通して「自分の趣味や娯楽を楽しむことができる」,「1

人でも不便を感じない」,「経済的に余裕のある暮らしができる」,「仕事に打ち込むことが

できる」の割合が高い。韓国では特にこれらの回答割合が高いほか,「家族を持つと責任が

重くなる」(48.6%),「周囲やマスコミから結婚や出産,子育ては大変と聞く」(39.2%)に

ついても,他国よりも高い割合となっている。

32.9 

41.1 

55.4 

50.3 

23.7 

26.9 

27.8 

11.4 

26.9 

8.9 

8.9 

38.9 

57.1 

63.9 

61.8 

16.9 

48.6 

26.0 

39.2 

31.1 

6.4 

2.7 

35.7 

45.1 

49.9 

46.3 

7.0 

36.5 

22.1 

20.1 

14.1 

20.4 

10.3 

20.6

31.8

35.9

34.8

8.1

25.6

22.0

18.2

9.2

23.3

11.9

14.3 

16.7 

27.3 

26.3 

4.9 

27.3 

19.6 

18.0 

5.7 

32.5 

11.6 

9.2 

17.4 

18.5 

28.3 

3.5 

17.4 

15.3 

12.3 

5.1 

34.5 

14.4 

18.6 

23.8 

30.4 

30.4 

2.9 

17.5 

14.6 

13.4 

9.5 

39.4 

14.6 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

仕事に打ち込むことができる

経済的に余裕のある暮らしができる

自分の趣味や娯楽を

楽しむことができる

1人でも不便を感じない

異性とうまくつきあえない

家族を持つと責任が重くなる

結婚までのみちのりが

面倒くさい

周囲やマスコミから結婚や出産,子育ては大変と聞く

配偶者の親や親戚との付き合いが大変

その他

わからない

日本(n=316)

韓国(n=296)

アメリカ(n=417)

英国(n=446)

ドイツ(n=510)

フランス(n=568)

スウェーデン(n=749)

(%)

57

(4) 欲しい子どもの人数

Q22 あなたは,全部で何人の子どもが欲しいですか。 すでにお子さんがいる場合には,

そのお子さんも含めてお答えください。(回答は1つ)

日本の若者に欲しい子どもの人数を聞いたところ,「2人」が最も多く 44.2%を占め,次

いで「3人」が 16.9%である。「子どもは欲しくない」は 10.8%存在する。

7か国比較で見ると,いずれの国も「2人」が最も多く,4~5割程度を占めている。

韓国とドイツでは,他国に比べ,欲しい子どもの人数は2人以下という割合が高い。

1人

6.1 

9.0 

8.8  

7.1  

11.1  

5.2  

4.9  

2人

44.2 

51.9  

36.5  

39.0 

52.0  

46.3  

42.8 

3人

16.9  

16.7  

15.6  

15.1 

13.2  

19.4 

21.0  

4人

1.4  

3.9 

5.9 

6.7  

2.3  

3.6  

3.2  

5人以上

0.7  

1.4  

2.5 

2.2 

1.1 

1.2  

2.3  

子どもは

欲しくない

10.8  

10.2  

12.5  

10.7  

7.9  

7.0  

8.5  

わからない

19.8 

6.9  

18.2  

19.3 

12.4 

17.4  

17.4  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

58

(5) 離婚観

Q23 あなたは,離婚についてどうお考えですか。この中からあなたの考えに近いものを

1つだけ選んでください。(回答は1つ)

離婚観について日本の若者に聞いたところ,「子どもがいれば離婚すべきではないが,い

なければ,事情によってはやむをえない」(32.3%),「子どもの有無にかかわらず,事情に

よっては離婚もやむをえない」(30.7%)がそれぞれ3割程となっている。「互いに愛情がな

くなれば,離婚すべきである」は 6.9%である。

7か国比較で見ると,「いったん結婚したら,いかなる理由があっても離婚すべきではな

い」の割合は,アメリカ(20.5%),韓国(17.3%),英国(16.0%)で高い。

「互いに愛情がなくなれば,離婚すべきである」は,スウェーデン(30.3%)で最も高く,

フランス(25.1%),ドイツ(23.4%)でも,それぞれ約4分の1を占めている。

結婚したら、いかなる理由でも離婚すべきでない

13.7 

17.3  

20.5 

16.0 

12.3  

8.3  

4.9  

子ども有なら離婚すべきでないが、無ならやむをえない

32.3  

34.6  

20.0 

19.5  

19.1  

27.5 

12.2  

子どもの有無にかかわらず、離婚もやむをえない

30.7  

33.5  

33.2  

37.0  

40.2 

30.8  

46.0 

互いに愛情がなくなれば、離婚すべきである

6.9 

8.8  

15.6  

17.5  

23.4 

25.1  

30.3  

わからない

16.4 

5.8  

10.7  

9.9 

4.9 

8.2 

6.6 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

59

第2章 国家・社会関係

1 自国に対する意識

(1) 自国で誇れるもの

Q24 あなたは,自国は何か誇れるものを持っていると思いますか,それともそうは思い

ませんか。持っていると思う場合には,この中からいくつでも選んでください。(回

答はいくつでも)

自国で誇れるものを日本の若者に聞いたところ,「治安のよさ」(57.2%)の割合が最も高

く,次いで「歴史や文化遺産」(52.6%),「文化や芸術」(41.2%),「科学や技術」(37.2%)

となっている。

他国を見ると,韓国は「歴史や文化遺産」(55.3%),「科学や技術」(37.0%),「文化や芸

術」(34.6%)が上位3項目にあげられている。

アメリカは「科学や技術」(36.4%),「歴史や文化遺産」(36.2%),「スポーツ」(32.2%),

英国は「歴史や文化遺産」(48.0%),「スポーツ」(32.2%),「文化や芸術」(29.6%)の順

である。

ドイツは「生活水準」(44.3%),「科学や技術」(39.7%),「教育の水準」(35.9%),フラ

ンスは「歴史や文化遺産」(49.0%),「文化や芸術」(44.6%),「生活水準」(39.5%),スウ

ェーデンでは「生活水準」(53.8%),「国の自然や天然資源」(51.6%),「教育の水準」(48.3%)

となっている。

60

52.6  

34.0  

41.2  

2.9 

18.2  

37.2  

14.4 

7.1 

27.1  

7.6  

16.3  

8.6  

57.2  

23.9 

4.9  

2.0  

3.5 

10.8 

55.3 

21.7 

34.6  

6.0  

31.6  

37.0 

24.7  

16.9  

10.1  

8.4 

7.8 

16.6  

26.4  

12.0  

5.4 

2.5 

8.8 

8.1 

36.2  

24.0 

32.0  

18.8  

32.2 

36.4 

18.8  

24.4  

28.9 

12.0  

13.8 

16.2  

20.3 

25.9 

15.4 

3.5 

7.5 

14.5 

48.0  

27.8 

29.6  

10.6 

32.2 

26.4  

22.1  

14.8 

23.1  

17.4 

11.5 

11.2 

18.9  

23.0 

14.0  

2.4  

6.3  

13.6  

20.7 

24.5  

26.1  

7.2  

32.4 

39.7 

35.9  

21.0 

44.3 

28.2 

22.7 

9.5  

30.0  

21.9 

21.3 

2.0  

7.6  

9.9  

49.0  

27.9 

44.6 

7.9  

21.1  

21.7 

11.0  

7.9  

39.5  

22.5  

13.5 

5.2 

8.3  

23.3 

15.7 

2.1 

12.5 

8.9  

37.2  

51.6  

25.6 

8.6  

30.9  

39.6 

48.3  

34.9  

53.8  

32.6  

30.9  

11.8 

36.4 

36.7 

10.0  

5.1 

3.5 

9.9  

0 20 40 60 80 100

歴史や文化遺産

国の自然や天然資源

文化や芸術

宗教

スポーツ

科学や技術

教育の水準

将来発展していく

可能性があること

生活水準

社会福祉

社会の安定性

国民の一体感

治安のよさ

自由で平和な社会

国際的発言力

(世界の中で影響力があるこ

と)

その他

誇れるものはない

わからない

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

61

【分析】 『自国人であることの誇り』の内容

日本の若者は,『自国人であることの誇り』を何によって感じているのであろうか。自国

人であることの誇りを持っている(「はい」)とする若者は,「治安のよさ」(67.5%)や「歴

史や文化遺産」(61.5%)をあげる割合が高い。次いで,「文化や芸術」(48.4%),「科学や

技術」(43.8%),「生活水準」(32.5%)などがあがり,これらをより強く感じていることが

わかる。

61.5 

39.4 

48.4 

3.6 

21.4 

43.8 

17.7 

8.9 

32.5 

9.8 

20.4 

10.9 

67.5 

29.0 

6.4 

2.5 

0.8 

4.8 

25.5 

19.4 

28.6 

2.0 

6.1 

19.4 

0.0 

2.0 

12.2 

2.0 

2.0 

2.0 

20.4 

7.1 

2.0 

0.0 

19.4 

11.2 

33.6 

21.6 

22.4 

0.8 

12.4 

22.4 

9.2 

3.2 

14.8 

2.4 

8.0 

3.6 

37.6 

13.6 

0.8 

1.2 

6.0 

30.4 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

歴史や文化遺産

国の自然や天然資源

文化や芸術

宗教

スポーツ

科学や技術

教育の水準

将来発展していく可能性があること

生活水準

社会福祉

社会の安定性

国民の一体感

治安のよさ

自由で平和な社会

国際的発言力(世界の中で影響力があること)

その他

誇れるものはない

わからない

はい(n=827)

いいえ(n=98)

わからない(n=250)

(%)Q24 自国で誇れるもの

Q25(a)自国人であることに 誇りを持っている

62

(2) 自国人の誇りと自国への奉仕

Q25 あなたは,これから述べることについてどう思いますか。それぞれについて「は

い」か「いいえ」で答えてください。(回答はそれぞれ1つずつ)

(a)自国人であることに誇りを持っている

日本の若者の 70.4%が「自国人であることに誇りを持っている」と回答している。

7か国比較で見ると,「自国人であることに誇りを持っている」割合が最も高いのはアメ

リカ(76.2%)で,以下,スウェーデン(75.0%),英国(72.7%),フランス(69.0%),

ドイツ(66.2%),韓国(59.9%)の順となっている。

(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

日本の若者の 54.5%が「自国のために役立つと思うようなことをしたい」と回答してい

る。

7か国比較で見ると,日本が最も高く,以下,スウェーデン(53.7%),ドイツ(49.7%),

フランス(44.8%),韓国(43.2%),アメリカ(42.4%),英国(40.6%)となっている。

はい

70 .4 

59.9 

76 .2 

72.7 

6 6.2  

69.0 

7 5.0  

いいえ

8.3  

21.4 

12 .1 

14 .0 

15.2  

1 5.2  

10 .0 

わからない

21.3 

18 .6 

11.8 

13.3  

18 .6 

15.8 

15.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

賛成する

54.5 

43.2 

42.4 

40.6 

4 9.7 

44.8  

53.7 

反対する

1 3.4  

27.8 

30.3 

3 1.0  

18 .3 

24.0 

14 .0 

わからない

32.2 

29.0 

2 7.3  

28.4 

32.0 

31 .2 

32.2  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

63

【分析】 『自国への奉仕』に対する意識

日本の若者は,7か国中もっとも『自国のために役立つと思うようなことをしたい』と感

じている割合が高い。その傾向は,学歴が高いほど高く,一方で非正規雇用(パートタイ

ム・派遣社員・契約社員)や無職の状態にある若者ほど低い。

在学中

卒 業

はい

54.5  

52.3  

56 .2  

62.8 

75.0 

9 .1 

38.7 

55 .1 

25 .0  

いいえ

13.4 

4.1 

11 .1 

15.9 

0.0 

36.4 

21.8 

13.2 

37 .5  

わからない

32 .2 

43.5 

32.7  

21.3 

25 .0 

54.5 

39.5 

31.7  

37.5 

TOTAL(n=1175)

中学校(n=193)

高等学校(n=162)

短大・高専・大学・大学院等(n=301)

※その他の学校(n=4)

※中学校(n=11)

高等学校(n=124)

短大・高専・大学・大学院等(n=372)

※その他の学校(n=8)

※サンプル数30未満のため参考値

はい

54.5 

57.4  

42.5 

58.2 

63.1 

56.1 

66.7 

38.0 

いいえ

13.4  

12.7 

20.5 

11.2 

15.7 

9.3  

11.1  

19.0  

わからない

32.2 

29.9  

37.0 

30.6  

21.2  

34.6  

22.2  

43.0  

TOTAL(n=1175)

フルタイム(n=251)

パートタイム・派遣社員・契約社員(n=146)

学生(学生計)(n=660)

学生(アルバイト有)(n=198)

学生(アルバイト無)(n=462)

※失業中(n=18)

無職(専業主婦・主夫を含む)(n=100)

※サンプル数30未満のため参考値

(%)

(%)

Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

F7職業の種別

F6学校の種別

64

また,将来の国や地域の担い手として政策決定に参加したい,自らの社会参加により社

会現象が少し変えられるかもしれないと思う若者ほど『自国のために役立つと思うような

ことをしたい』と思う傾向は強い。

はい

54.5 

82.4 

76.0 

54.1 

26.7 

33.8 

いいえ

13.4 

6.6 

8.0 

13.9 

34.4 

5.6 

わからない

32.2 

11.0 

16.0 

32.0 

38.9 

60.6 

TOTAL(n=1175)

そう思う(n=91)

どちらかといえば そう思う(n=325)

どちらかといえば そう思わない(n=366)

そう思わない(n=180)

わからない(n=213)

はい

54.5 

66.0 

62.9 

46.9 

31.1 

24.9 

いいえ

13.4 

13.6 

11.6 

20.7 

31.1 

5.8 

わからない

32.2 

20.4 

25.5 

32.4 

37.7 

69.4 

TOTAL(n=1175)

そう思う(n=294)

どちらかといえば そう思う(n=502)

どちらかといえば そう思わない(n=145)

そう思わない(n=61)

わからない(n=173)

(%)

(%)

Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

Q27(b)将来の国や地域の担い手として

積極的に政策決定に参加したい

Q27(d)子どもや若者が対象となる

政策や制度は子どもや若者に聴くべき

65

* 有意水準<.05, ** 有意水準<.01

しかし一方で,『将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したい』,『私の

参加により,変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない』等と考える日本の若

者の割合(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)は,それぞれ7か国中もっとも

低い(67,68ページ参照)。

自国に役立ちたいとする若者の意識に応えていくためには,若者が社会に積極的に関わ

りたいとする態度の醸成に役立つ教育や,参加する機会の提供等の施策を推進することが

期待される。

はい

54.5 

80.6 

76.0 

56.1 

38.2 

34.1 

いいえ

13.4 

12.5 

8.1 

12.3 

27.7 

5.9 

わからない

32.2 

6.9 

15.9 

31.6 

34.1 

60.0 

TOTAL(n=1175)

そう思う(n=72)

どちらかといえば そう思う(n=283)

どちらかといえば そう思わない(n=351)

そう思わない(n=249)

わからない(n=220)

「Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい」との相関

将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したい .38 **

子どもや若者が対象となる政策や制度については子どもや若者の意見を聴くようにすべき .33 **

私の参加により,変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない .35 **

(%)

Q25(b)自国のために役立つと思うようなことをしたい

Q27(e)私の参加により,変えてほしい社会現象が

少し変えられるかもしれない

66

(3) 政治に対する関心度

Q26 あなたは,今の自国の政治にどのくらい関心がありますか。(回答は1つ)

日本の若者に政治に対する関心度を聞いたところ,50.1%が『関心がある』(「非常に関心

がある」9.5%+「どちらかといえば関心がある」40.6%)と回答している。

7か国比較で見ると,最も関心が高いのはドイツ(69.0%)で,以下,韓国(61.5%),

アメリカ(59.4%),英国(55.8%),フランス(51.8%),スウェーデン(46.4%)となっ

ている。

(4) 政策決定過程への関与

Q27 次のような意見について,あなたはどのように考えますか。それぞれについて,あ

てはまるものを1つ選んでください。(回答はそれぞれ1つずつ)

日本の若者に政策決定過程への関与について聞いたところ,『そう思う』(「そう思う」+

「どちらかといえばそう思う」)の割合が最も高いのは「子どもや若者が対象の政策や制度

は対象者に聞くべき」(67.7%)である。次いで,「私個人の力では政府の決定に影響を与え

られない」(61.2%),「社会をよりよくするため,社会問題に関与したい」(44.3%)となっ

ている。

関心がある(計)

関心がない(計)

50.1 42.6

61.5 34.3

59.4 35.8

55.8 39.1

69.0 29.6

51.8 45.4

46.4 50.4

非常に関心がある

9.5  

16.7 

22 .0 

19.9 

23.1 

14.3 

13.8 

どちらかといえば

関心がある

40.6 

44.8 

3 7.4 

36.0 

45.8 

37.5 

3 2.5 

どちらかといえば

関心がない

25.6 

26.1 

20.1 

21.9 

2 1.3 

27.5 

32.3  

関心がない

16.9 

8.2 

15.7 

17.2 

8.3 

17.9 

18.0 

わからない

7.3  

4.2 

4 .8 

5.1  

1.5 

2.8 

3 .3 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

44.3 37.6

35 .4 46.5

36 .8 43.7

67 .7 17.5

30 .2 51.1

31 .2 50.6

61 .2 24.3

そう思う

8.1 

7.7 

6.8 

25.0 

6.1 

6.4 

27.6 

どちらかといえば

そう思う

36.3 

27.7 

30.0 

42.7 

24.1 

24.9 

33.6 

どちらかといえば

そう思わない

25.1 

31.1 

28.4 

12.3 

29.9 

32.6 

18.4 

そう思わない

12.5 

15.3 

15.3 

5.2 

21.2 

18.0 

5.9 

わからない

18.0 

18.1 

19.5 

14.7 

18.7 

18.1 

14.6 

社会をよりよくするため,

社会問題に関与したい(n=1175)

将来の国や地域の担い手として

政策決定に参加したい(n=1175)

政策や制度については専門家が決定するのが良い(n=1175)

子どもや若者が対象の政策や

制度は対象者に聞くべき(n=1175)

参加により,社会現象が

変えられるかもしれない(n=1175)

社会のことは複雑で,私は関与したくない(n=1175)

私個人の力では政府の決定に

影響を与えられない(n=1175)

(%)

(%)

67

【国別】

(a)社会をよりよくするため,私は社会における問題に関与したい

(b)将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したい

(c)政策や制度については専門家の間で議論して決定するのが良い

そう思う(計)

そう思わない(計)

44.3 37.6

60.4 33.7

64.3 25.4

57.1 29.3

76.2 16.3

50.9 36.3

52.9 34.3

そう思う

8.1 

18.6 

26.7 

24.1 

30.2 

16.3 

15.1 

どちらかといえば

そう思う

36.3 

41.8 

37.5 

32.9 

46.0 

34.6 

37.8 

どちらかといえば

そう思わない

25.1 

25.1 

16.7 

20.2 

12.8 

24.6 

24.3 

そう思わない

12.5 

8.6 

8.7 

9.1 

3.6 

11.7 

9.9 

わからない

18.0 

5.8  

10.3 

13.6 

7.4 

12.8 

12.8 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

35.4 46.5

53.9 40.5

60.4 28.6

53.2 32.6

62.9 27.4

54.3 33.6

46.0 40.1

そう思う

7.7 

18.6 

22.1 

1 6.9 

22.1 

15.3 

14.3 

どちらかといえば

そう思う

27.7 

35.3 

38.3  

36.4 

40.8 

39.0 

31.7 

どちらかといえば

そう思わない

31.1 

28.6 

18.9  

21.4 

20.9 

23.0 

25 .9 

そう思わない

15.3 

12.0 

9.7 

11.1 

6.5 

10.6 

14.1 

わからない

18.1 

5.6 

11.0 

14.2 

9.8 

12.1 

13.9 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

36.8 43.7

65.8 29.4

62.0 25.6

62.2 23.2

63.3 28.5

60.8 24.8

57.7 26.3

そう思う

6.8 

24.1 

22.5 

20.9 

16.5 

16.8 

17.0 

どちらかといえば

そう思う

30.0 

41.7 

39.5 

41.3 

46.8 

44.0 

40.7 

どちらかといえば

そう思わない

28.4 

22.6 

18.8 

1 8.0 

21.7 

17.8 

19.2 

そう思わない

15.3 

6.8 

6.8 

5.2 

6 .9 

7.0 

7.1 

わからない

19.5 

4 .8 

12.5 

14.7 

8.1 

14.4 

16 .0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

(%)

68

(d)子どもや若者が対象となる政策や制度については子どもや若者の意見を聴くように

すべき

(e)私の参加により,変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない

(f)社会のことは複雑で,私は関与したくない

そう思う(計)

そう思わない(計)

67.7 17.5

77.1 18.3

72.7 17.8

73.3 16.1

79.2 15.7

70.9 20.0

77.0 14.0

そう思う

25.0 

35.7 

36.3 

32.5 

37.6 

25.3  

43.1 

どちらかといえば

そう思う

42.7  

41.4 

36.4 

40.8 

41.6 

45.5 

33.9 

どちらかといえば

そう思わない

12.3 

13.9 

12.5 

12.0 

12.0 

15 .1 

9.6 

そう思わない

5.2 

4 .4 

5.2 

4.2 

3.7  

4 .9 

4.5 

わからない

14.7 

4.6 

9.6 

10.6 

5.1  

9.1 

8.9 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

30.2 51.1

39.2 49.1

52.9 32.2

45.0 37.4

52.6 37.4

44.4 41.2

43.4 32.5

そう思う

6 .1 

11.5 

18.9 

14.6 

17.8 

11 .0 

14.3 

どちらかといえば

そう思う

24.1 

27.7 

34.0 

30.4 

3 4.8 

33.4 

29.1 

どちらかといえば

そう思わない

29.9 

34.0 

23.6 

26.8 

28.7 

28.5 

23 .9 

そう思わない

21.2 

15.1 

8.7 

10.6 

8.7 

12.6 

8.6 

わからない

18.7 

11.7 

14.9 

17.6 

10.0 

14.4 

24.1 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

そう思う(計)

そう思わない(計)

31.2 50.6

35.8 57.6

36.8 51.3

41.0 44.4

30.8 59.3

32.3 55.1

25.7 58.7

そう思う

6.4 

9.6 

10.4 

11.6 

6 .1 

7.8 

6.2 

どちらかといえば

そう思う

24.9 

26.2 

26.4 

29.4 

24.7 

24.6 

19.5  

どちらかといえば

そう思わない

32.6 

33.3 

27.5 

26.3  

28.4 

33.1 

2 7.0 

そう思わない

18.0 

24.3 

23.7 

18.2 

30.9 

22.0 

31.7 

わからない

18.1 

6.6 

12.0 

14.6 

10.0 

12.6 

15.5 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

(%)

69

(g)私個人の力では政府の決定に影響を与えられない

そう思う(計)

そう思わない(計)

61.2 24.3

60.9 32.7

48.8 40.3

61.7 27.4

62.0 30.9

62.1 29.1

39.1 48.9

そう思う

27.6 

24.5 

19.5 

26.2 

25.9 

29.8 

13.6 

どちらかといえば

そう思う

33 .6 

36.5 

29.3 

35.5 

36.1 

32.3 

25.6 

どちらかといえば

そう思わない

18.4 

23.1 

23.6 

18.5  

19.3 

18.8 

31.1 

そう思わない

5.9 

9 .6 

16.7  

8.9  

11.6 

10 .3 

17.8 

わからない

14.6 

6.4 

1 0.8 

10.9 

7.1 

8.7  

12.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

70

2 社会観

(1) 社会への満足度

Q28 あなたは,自国の社会に満足していますか,それとも不満ですか。(回答は1つ)

日本の若者に,自国の社会に対する満足度を聞いたところ,『満足』と回答したのは 31.5%

(「満足」2.8%+「どちらかといえば満足」28.7%)である。

7か国比較で見ると,『満足』の割合が最も高いのはドイツ(72.1%)で,以下,スウェ

ーデン(56.9%),英国(54.7%),アメリカ(44.6%),韓国(35.1%),フランス(31.3%)

となっている。

Q29 自国の将来は明るいと思いますか。(回答は1つ)

自国の将来は『明るい』と考える日本の若者は,28.8%(「明るい」2.6%+「どちらかと

いえば明るい」26.1%)にとどまっており,『暗い』が過半数(「暗い」16.0%+「どちらか

といえば暗い」38.2%)を占めている。

7か国比較で見ると,『明るい』との回答割合が最も高いのはスウェーデン(67.8%)で,

以下,ドイツ(66.3%),英国(59.6%),アメリカ(57.0%),韓国(43.1%),フランス(36.0%)

の順である。

満足(計)

不満(計)

31.5 52.7

35.1 57.6

44.6 47.4

54.7 35.4

72.1 25.6

31.3 62.0

56.9 39.1

満足

2.8 

6.1 

12.8 

16.7 

11.5 

4.0 

15.0 

どちらかといえば

満足

28.7 

28.9 

31.8 

38.0 

60.6 

27.3 

41.9 

どちらかといえば

不満

35.5 

37.1 

29.9 

25.1 

19.1 

39.3 

31.7 

不満

17.2 

20.5 

17.5 

10.3 

6.5 

22.8 

7.4 

わからない

15.8 

7.3 

8.0 

9.8 

2.2 

6.7 

4.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

明るい

(計)

暗い

(計)

28.8 54.2

43.1 43.3

57.0 30.6

59.6 26.3

66.3 27.9

36.0 55.8

67.8 24.3

明るい

2.6 

7.4 

18.9 

16.5 

15.2 

4.8 

20.4 

どちらかといえば

明るい

26.1  

35.7 

38.1 

43.0 

51.2 

31.2 

47.4 

どちらかといえば

暗い

38.2 

27.3 

18.6 

15.8 

22.0 

39.2 

18.1  

暗い

16.0  

16.0 

12.0 

10.5 

5.9 

16.6 

6.1 

わからない

17.0 

13.6 

12.4 

14.2  

5.8 

8.3 

8.0 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

(%)

71

(2) 自国社会の問題

Q30 あなたは,どのようなことが自国の社会で問題だと思いますか。この中であてはま

るものを,いくつでも選んでください。(回答はいくつでも)(回答は1つ)

日本の若者に,自国社会の問題を聞いたところ,「就職が難しく,失業も多い」(47.7%),

「まじめな者がむくわれない」(41.4%),「よい政治が行われていない」(39.1%)等の項目

が上位にあげられている。

7か国比較で見ると,韓国とフランスでは「就職が難しく,失業も多い」(韓国 62.3%,

フランス 68.3%),「よい政治が行われていない」(韓国 62.2%,フランス 59.3%),「学歴

によって収入や仕事に格差がある」(韓国 57.8%,フランス 48.6%),「貧富の差がありすぎ

る」(韓国 56.7%,フランス 57.2%)等が上位にあげられており,いずれも5~6割と非常

に高い。

アメリカでも「よい政治が行われていない」(45.8%),「貧富の差がありすぎる」(45.7%),

「就職が難しく,失業も多い」(45.0%)等,韓国とフランスと同様の項目が問題点とされ

ている。

ドイツでは,「貧富の差がありすぎる」(58.0%),「まじめな者がむくわれない」(47.3%),

スウェーデンでは「就職が難しく,失業も多い」(50.4%),「人種によって差別がある」(45.2%)

が上位にあげられている。

スウェーデンでは「人種によって差別がある」(アメリカ 40.9%,スウェーデン 45.2%)

が他国に比べると高い割合となっている。

72

12.0 

17.1 

6.5  

34.6 

32.0  

21.1  

41.4 

29.9  

8.5 

9.3  

47.7  

26.0 

19.5 

39.1  

5.4 

3.0 

9.8 

46.6  

38.6 

19.6 

57.8 

22.1  

56.7 

49.3 

36.3 

18.4  

30.2 

62.3  

41.2  

38.1  

62.2 

5.1 

0.2 

3.8  

27.9  

34.6 

40.9  

31.8 

30.4 

45.7 

35.3 

23.9 

17.9 

35.4  

45.0  

26.5  

27.0 

45.8 

7.3 

4.0 

9.3  

24.2

21.6

30.8

29.7

22.1

41.1

32.5

23.2

15.1

25.7

41.2

25.5

19.6

28.9

5.8

2.8

11.3

28.6  

20.6 

34.6 

45.5 

27.9  

58.0 

47.3  

29.6  

9.3  

22.0 

23.8  

29.0 

29.8 

29.5 

5.8 

1.7 

5.3 

16.3  

28.3 

37.8  

48.6 

36.5 

57.2  

46.8 

35.5 

30.8 

18.0  

68.3 

21.5 

36.8  

59.3  

7.4 

0.7  

5.7 

30.5 

37.9 

45.2 

32.6 

32.1 

29.9  

30.3  

31.2 

14.1 

20.9 

50.4  

33.5 

24.3 

29.0 

8.9  

1.8  

9.2 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

身分や家柄が重要視

されすぎている

性別によって差別がある

人種によって差別がある

学歴によって収入や仕事に格差がある

正しいことが通らない

貧富の差がありすぎる

まじめな者がむくわれない

若者の意見が反映されて

いない

治安が乱れている

風俗が乱れている

就職が難しく,失業も多い

老人,身体障害者などに対する社会福祉が十分でない

環境破壊に対して,国民が無関心である

よい政治が行なわれていない

その他

特にない

わからない

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

73

【分析】 社会への満足度別にみた『自国社会の問題』

『自国社会の問題』について,日本の若者の社会への満足度別にみたところ,『不満(「不

満」+「どちらかといえば不満」)』と考える若者は,「就職が難しく,失業も多い」(56.7%)

や「よい政治が行われていない」(52.2%)をあげる割合が高い。次いで,「まじめな者がむ

くわれない」(48.8%),「正しいことが通らない」(41.4%),「若者の意見が反映されていな

い」(40.5%),「学歴によって収入や仕事に格差がある」(40.2%)があがり,これらをより

強く感じていることがわかる。また,『満足』(「満足」+「どちらかといえば満足」)と考

える若者との差が大きい項目をあげると,「よい政治が行われていない」,「若者の意見が反

映されていない」,「正しいことが通らない」,「就職が難しく,失業も多い」,「貧富の差が

ありすぎる」等となっている。

11.4 

19.2 

8.1  

32.4  

23.0  

13.2 

37.3 

20.3 

4.1  

9.5 

40.5  

25.7 

18.9 

25.7 

5.1  

4.3 

4.6  

14.1  

19.2 

6.3 

40.2 

41.4  

28.3 

48.8 

40.5  

11.6  

10.7 

56.7 

28.8 

22.0  

52.2 

6.1  

1.1  

5.8 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

身分や家柄が重要視されすぎている

性別によって差別がある

人種によって差別がある

学歴によって収入や仕事に格差がある

正しいことが通らない

貧富の差がありすぎる

まじめな者がむくわれない

若者の意見が反映されていない

治安が乱れている

風俗が乱れている

就職が難しく、失業も多い

老人、身体障害者などに対する社会福祉が十分でない

環境破壊に対して、国民が無関心である

よい政治が行なわれていない

その他

特にない

わからない

満足(n=370)

不満(n=619)

(%)Q30 自国社会の問題

Q28 社会への満足度

74

(3) 社会で成功する要因

Q31 あなたは,社会に出て成功するのに最も重要なものは何だと思いますか。 この中

から,1つ選んでください。(回答は1つ)

社会で成功するために重要なものを日本の若者に聞いたところ,「個人の努力」(34.0%)

をあげる人が最も多く,次いで「個人の才能」(25.3%),「運やチャンス」(17.2%)となっ

ている。

7か国比較で見ると,韓国では「身分・家柄・親の地位」(42.6%)が4割を占め,他国

に比べ非常に高い割合である。それ以外の6か国では,いずれも「個人の努力」が最も多

く,特にドイツでは 46.6%と半数近くを占める。

身分・家柄・

親の地位

7.4  

4 2.6 

20.8 

20 .3 

12.5 

1 6.7  

15.0 

個人の才能

2 5.3 

18.0 

13 .6 

17.3  

17 .4 

12.7 

23.8 

個人の努力

34.0 

2 0.3  

35.5 

29 .3 

46 .6 

3 8.4 

36 .0 

学歴

6.6  

8.2 

9.9 

13 .1 

1 2.0  

6 .7 

10.6 

運やチャンス

1 7.2 

7.5 

8 .6 

8.3  

7 .7 

17.6 

5.3 

その他・わからない

9 .6 

3.4 

1 1.6  

1 1.6 

3.8 

8.0 

9.4  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

75

3 国際的な視野

(1) 自国人の国際的な視野

Q32 国際社会の一員としての役割を果たしていくために必要な「国際的な視野」(例え

ば,自国と他国の文化・歴史・社会を理解し,互いの生活・習慣・価値観などを尊重

して,異なる文化の人々とともに生きていくことができる態度や能力)を,自国の国

民はどの程度身に付けていると思いますか。この中から1つだけ選んでください。(回

答は1つ)

日本の若者に国際的な視野について聞いたところ,『身に付けていると思う』と回答した

のは 24.3%(「十分身に付けていると思う」1.4%+「ある程度身に付けていると思う」22.9%)

にとどまっており,7か国中で最も低い割合である。

7か国比較で見ると,『身に付けていると思う』と回答した割合が最も高いのはドイツ

(69.6%)で,以下,スウェーデン(61.0%),英国(56.5%),アメリカ(49.3%),フラ

ンス(35.9%),韓国(34.1%)の順となっている。

(2) 「国際的な視野」を身に付けるために必要な政策

Q33 国民がさらに「国際的な視野」を身に付けていくには,どのような政策が必要だと

考えますか。この中からあてはまるものをいくつでも選んでください。(回答はいく

つでも)

日本の若者が考える「国際的な視野を身に付けていくために必要な政策」は,「外国人と

交流する機会を提供する」(42.0%),「海外への留学の支援・促進を図る」(32.6%),「様々

な場での外国の文化や歴史の教育の充実を図る」(29.4%)が上位にあげられている。

7か国比較で見ると,韓国は日本と同様,「外国人と交流する機会を提供する」(44.9%),

「様々な場での外国の文化や歴史の教育の充実を図る」(44.8%)が上位である。

アメリカと英国では「外国語教育の早期化を図る」(アメリカ 34.6%,英国 30.8%),ド

イツとスウェーデンでは「海外への留学の支援・促進を図る」(ドイツ 39.5%,スウェーデ

身に付けていると思う(計)

身に付けていないと思う(計)

24.3 58.7

34.1 58.9

49.3 36.6

56.5 24.8

69.6 21.8

35.9 42.3

61.0 20.6

十分身に

付けていると思う

1.4  

5.2 

11.9 

16.7 

13.5 

4.6 

14.1 

ある程度身に

付けていると思う

2 2.9 

28.9 

37.5 

39.8 

56.1 

31.3 

46.8 

どちらかといえば身に

付けていると思わない

3 8.6 

48.9 

26.8 

2 1.2 

18.9 

31.4 

16 .6 

ほとんど身に

付けていると思わない

20.1 

9.9 

9.7 

3.6  

2.9 

10.9 

4.0 

わからない

16.9 

7.0 

14.1 

18.7 

8.6 

21.8 

18.4 

日本( n=1 175)

韓国( n=1 026)

アメリカ( n= 1036)

英国( n=1 078)

ドイツ( n=1 034)

フランス( n=1 006)

スウェーデン( n= 1076)

(%)

76

ン 36.4%),フランスでは「様々な場での外国の文化や歴史の教育の充実を図る」(45.6%)

が,それぞれ必要な政策としてあげられている。

12.9 

32.6 

22.5 

42.0 

19.0 

29 .4 

25.6 

23.7 

18.0 

15.1 

18.6 

1.6 

8.3 

20.0 

8.9  

19.8 

19.4 

44.9 

20.7 

44.8 

25.4 

16 .2 

7.1 

32.3 

31.4 

4.2 

4.9 

11 .8 

25.1 

34.2 

25.6 

26.5 

20.5 

29.8 

32.2 

29.2  

34.6 

28.0 

23.4 

3.4 

7.9  

20.9 

22.5 

30.2 

2 3.0 

24.9 

16.6 

22.7 

17.2 

23.8 

30.8 

21.8 

17.2 

2.5 

6.6 

22.2 

18.0 

39.5 

26.6 

36.5 

24.4 

23.8 

20.2 

32 .8 

22.8 

30.7 

22 .3 

3.1 

4.7 

14.0 

19.5 

4 0.6 

25.3 

36.6 

20.1 

29.6 

19.8 

45.6 

32 .8 

21.8 

22.2 

2.2 

4.9 

17.4 

19.1 

36.4 

33.3 

30.7 

18.3 

17.5 

23.2 

22.2 

26.1 

29 .4 

22 .3 

5.5 

4.8 

26.8 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

海外旅行の促進を図る

海外への留学の支援・

促進を図る

海外からの留学の支援・

促進を図る

外国人と交流する機会を提供する

外国人と一緒に生活する

機会を提供する

様々な場での自国の文化や

歴史の教育の充実を図る

様々な場での外国の文化や歴史の教育の充実を図る

様々な場での外国語教育の充実を図る

外国語教育の早期化を図る

国際的な講演会などの

イベントの参加を促進する

外国に関する情報を入手しやすくする

その他

特にない

わからない

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

77

Q34 あなたは,Q33で選択した取組が,あなたの国には充実していると思いますか。

(回答は1つ)

※Q33で「特にない」「わからない」以外を回答した人が対象

「国際的な視野を身に付けていくために必要な政策」が充実しているかどうか,日本の

若者に聞いたところ,『そう思う』は 14.5%(「そう思う」1.5%+「どちらかといえばそう

思う」12.9%)にとどまっており,7か国中最も低い。

7か国比較で見ると,『そう思う』の割合が最も高いのは英国(50.5%)で,以下,ドイ

ツ(50.1%),スウェーデン(49.7%),アメリカ(45.2%),フランス(26.3%),韓国(23.0%)

の順となっている。

4 日本人について

(1) 日本人についてのイメージ

Q35 あなたは,日本人についてどう思いますか。 この中であてはまる言葉がありまし

たら,いくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

日本人のイメージを日本の若者に聞いたところ,「礼儀正しい」(55.7%)と回答した人が

最も多く,次いで「真面目」(50.8%),「勤勉(仕事や勉強などに一生懸命であること)」(45.7%)

の順である。

7か国比較で見ると,アメリカや英国では「知的」(アメリカ 47.6%,英国 38.7%),「勤

勉(仕事や勉強などに一生懸命であること)」(アメリカ 38.8%,英国 33.1%)等が高い割

合となっている。「勤勉(仕事や勉強などに一生懸命であること)」というイメージは,ド

イツ(59.2%),スウェーデン(56.3%),フランス(45.3%)の3か国でも最も上位にあげ

られている。

韓国では,「独善的(自分だけが正しいと考えることなど)」(43.5%),「信頼できない・

何を考えているかわからない」(39.0%),「横柄(いばったり,人を無視した態度を取るこ

と)」(28.4%)等のネガティブなイメージが強い。

そう思う(計)

そう思わない(計)

14.5 78.4

23.0 66.1

45.2 46.5

50.5 40.2

50.1 41.7

26.3 67.1

49.7 35.1

そう思う

1.5 

2.7 

11.1 

13.7 

6.5  

2.8 

5.6 

どちらかといえば

そう思う

12.9 

20.4 

34.1 

36.8 

43.6 

23.5 

44.2  

どちらかといえば

そう思わない

50.1 

45.1  

32.4 

30.7 

34.9 

53.6 

26.2 

そう思わない

28.4 

20.9  

14.1 

9.5 

6.8 

13.6  

8.8 

わからない

7.1 

10.9 

8.3 

9.2 

8.2 

6.5 

15.2 

日本(n=843)

韓国(n=855)

アメリカ(n=737)

英国(n=768)

ドイツ(n=840)

フランス(n=782)

スウェーデン(n=736)

(%)

78

45 .7 

11.3  

12 .5 

14.3 

18 .6 

2.2 

27.8 

12.2 

21.9 

7.7 

15.6 

5 0.8 

2.8 

55.7 

6.0 

5.2  

35.4 

7.5 

2.8 

9.4 

25.1 

4.7 

23.5 

14.6 

17.3 

3.8 

25.1 

18.1 

8.5 

43.5 

20.9 

8.0 

5.2  

26.1 

28.4 

7.3 

4.2 

39.0 

4.8 

11.4 

38.8 

47.6 

24.3 

3.0 

17.9 

13.7 

27 .4 

25.0 

33.9 

4.2 

5.9 

28.3 

17.9 

26.6 

5.6 

24.3 

21.7 

3.0 

4.2 

20.9 

33.1 

38.7 

19.1 

3.5 

16.8 

10.3 

26.3 

21 .3 

2 8.1 

4.0 

5.7 

20.4 

14.8 

23.8 

4.8 

2 2.0 

17.9 

4.5 

3.8 

18.4  

59.2 

42.9 

19.1 

5.8 

17.1 

8.9 

21.5 

36.8 

36.8 

6.8 

6.4 

19.8 

8.0 

51 .1 

4.0 

46.5 

20.0 

5.8 

3.2 

9.6  

45.3 

38.5 

14.5 

2.8 

12 .5 

25.2 

4 1.3 

32.8 

18.3 

4.5 

4.1 

4 0.3 

13.0 

26.0 

6.9  

2 3.7 

16.6 

5.9 

4.6 

16.5 

56.3 

48.0 

19.0 

4.6 

16.1 

9.9 

25.6 

26.3 

34.4 

3.0 

5.9 

2 0.3 

13.7 

45.1 

6.2 

31.3 

6.8 

3.5 

4.9 

20.9 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

勤勉(仕事や勉強などに

一生懸命であること)

知的

実際的

(現実を重んじること,現実的)

見栄っぱり

寛大(思いやりがあること)

勇敢

寡黙(口数が少ないこと)・慎重

冷静

友好的・親和的

(和やかに親しみやすいこと)

独善的(自分だけが正しいと

考えることなど)

融通(ゆうづう)が利かない・頑固

真面目

熱情的・情熱的

礼儀正しい

横柄(いばったり,人を無視した態度を取ること)

進歩的

平和愛好的(平和であることを好むこと)

信頼できない・

何を考えているかわからない

その他・この中にはない

わからない

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

79

(2) 日本についてのイメージ

Q36 あなたは,日本についてどう思いますか。この中からいくつでも選んでください。

(回答はいくつでも)

日本のイメージを日本の若者に聞いたところ,「治安が良く安全・安心な国である」(54.6%)

の割合が最も高く,「科学・技術が進んでいる」(52.1%),「すぐれた文化・芸術がある」(51.4%)

の3項目で半数を超える割合となっている。

7か国比較で見ると,いずれの国でも「科学・技術が進んでいる」を最上位にあげてい

る(ドイツ 59.7%,スウェーデン 59.1%,フランス 54.4%,アメリカ 48.5%,ドイツ 45.3%,

韓国 38.6%)。また,「すぐれた文化・芸術がある」,「経済的に豊かである」をあげる割合

も高い。

なお,韓国では「その他・この中にはない」(26.4%)が約4分の1を占めている。

2.5 

24.0  

52.1  

51.4  

21.4 

22.2 

11.5 

54.6 

5.2 

10.6 

8.3 

30.7 

38.6  

17.5 

3.8 

4.7  

5.2 

7.1 

26.4  

12.3  

16.0 

33.6 

48.5 

43.4  

16.6 

12.5 

13.8 

24.4  

6.2 

21.9  

14.8

39.9

45.3

38.4

13.5

10.2

11.1

19.2

3.3

17.8

5.8  

26.6 

59.7  

28.9  

10.5  

6.4 

6.0 

23.9 

8.9  

12.1 

8.2  

42.7  

54.4 

50.8 

7.4 

6.4 

8.4 

13.2 

4.8 

14.8 

13.8 

38.0 

59.1 

40.7 

8.1 

8.2  

9.9  

14.1 

4.6 

21.4 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

よい政治がおこなわれている

経済的に豊かである

科学・技術が進んでいる

すぐれた文化・芸術がある

世界の平和に貢献している

発展途上国への援助に積極的に取り組んでいる

地球環境問題に積極的に取り組んでいる

治安が良く安全・安心な国である

その他・この中にはない

わからない

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

80

第3章 地域社会・ボランティア関係

1 地域社会

(1) 地域社会の愛着度

Q37 あなたは,あなたの今住んでいる地域(市町村)が好きですか。(回答は1つ)

日本の若者に今住んでいる地域(市町村)が好きかを聞いたところ,『好き』が 74.8%(「好

きである」22.5%+「どちらかといえば好きである」52.3%)である。

7か国比較で見ると,今住んでいる地域(市町村)が『好き』と回答した人の割合は,

ドイツ(83.0%)が8割台で最も高く,以下アメリカ(79.0%),韓国(76.0%),日本(74.8%),

スウェーデン(74.4%),英国(74.2%),フランス(69.9%)の順となっている。

好きである(計)

きらいである(計)

74.8 19.2

76.0 18.5

79.0 15.2

74.2 16.0

83.0 15.3

69.9 23.4

74.4 20.7

好きである

22.5 

26.3 

35.1 

25.5 

46.1 

12 .5 

33.6 

どちらかといえば

好きである

52.3 

49.7  

43.8 

48 .7 

36.8 

57.4 

40.8 

どちらかといえば

好きでない

14.0 

1 3.7 

10.5 

11.8  

12.1 

16.9  

1 5.3 

きらいである

5.2 

4 .8 

4.6 

4.2 

3.2 

6.5 

5.4 

わからない

6.0 

5 .5 

5.9 

9.8 

1.7 

6.8 

4 .8 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

81

(2) 住んでいる地域が好きな理由

Q38 あなたが今住んでいる地域(市町村)が「好き」または「どちらかと言えば好き」

な理由を,この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

※Q37で「好きである」「どちらかといえば好きである」と回答した人が対象

日本の若者が住んでいる地域を好きな理由としては,「家族がいる」が 52.6%で最も高く,

以下「友だちがいる」(50.4%),「通学,通勤,買い物など生活が便利である」(46.6%),

「愛着がある」(43.3%),「生まれたところである」(38.0%)の順となっている。

7か国比較で見ると,日本と同様に韓国でも「家族がいる」(57.3%)が最も高い。他の

5か国では,「友だちがいる」(アメリカ 63.9%,英国 65.5%,ドイツ 74.7%,フランス 57.8%,

スウェーデン 67.3%)が最も高い。

50.4 

38.0 

52.6 

43.3 

28.8 

46.6 

13.0 

11.0 

33.1 

8.4 

10.1 

6.9 

3.4 

2.4 

52.2 

39.0 

57.3 

38.1 

23.2 

47.4 

25.6 

13.6 

22.1 

5.6 

8.6 

14.7 

3.5 

2.1 

63.9 

38.8 

57.8 

33.4 

35.3 

43.0 

23.7 

23.3 

34.8 

20.9 

17.5 

17.6 

4.4 

3.7 

65.5 

44.4 

53.0 

33.4 

32.9 

42.6 

19.0 

14.9 

28.1 

16.4 

20.1 

11.5 

1.5 

2.6 

74.7 

49.5 

65.0 

44.4 

42.1 

45.5 

30.4 

26.5 

32.8 

27.0 

18.9 

19.6 

5.4 

1.0 

57.8 

33.6 

51.4 

40.0 

25.6 

41.5 

20.2 

12.5 

28.6 

18.2 

21.5 

15.5 

5.4 

2.7 

67.3 

43.4 

58.4 

36.7 

52.4 

60.8 

30.6 

13.5 

34.6 

17.1 

19.1 

18.7 

6.0 

4.2 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

友だちがいる

生まれたところである

家族がいる

愛着がある

自然環境に恵まれている

通学,通勤,買い物など

生活が便利である

楽しく遊べる場所が多い

地域の人とのつきあいが

豊かである

治安がよい

地域の集まりや行事が

盛んである

歴史や伝統が豊かである

文化や芸術にふれる機会が多い

その他

わからない

日本(n=879)

韓国(n=780)

アメリカ(n=818)

英国(n=800)

ドイツ(n=858)

フランス(n=703)

スウェーデン(n=801)

(%)

82

(3) 地域への永住意識

Q39 あなたは,将来もずっと今の地域(市町村)に住んでいたいと思いますか。「住ん

でいたい」「移りたい」「どちらでもよい」のうちではどちらですか。(回答は1つ)

日本の若者に将来もずっと今の地域(市町村)に住んでいたいかを聞いたところ,「どち

らでもよい」(32.3%)が最も高く,「住んでいたい」は 30.3%で,「移りたい」(26.9%)

を数ポイント上回る程度となっている。

7か国比較で見ると,「住んでいたい」と回答した者の割合は,ドイツが 43.8%で最も高

く,韓国(37.7%),スウェーデン(36.2%),アメリカ(34.9%),フランス(34.0%),英

国(33.0%),日本(30.3%)の順となっている。

一方,スウェーデンでは,「移りたい」と回答した者の割合が 34.7%と,7か国中で最も

高くなっている。

住んでいたい

30.3 

37 .7  

34 .9  

33 .0  

43 .8  

34.0 

36 .2  

移りたい

26 .9 

30 .1  

32 .0  

30.8 

30 .5  

27 .8 

34.7 

どちらでもよい

32.3 

28.3 

23.5 

24 .6  

13.1 

23 .2 

17 .3  

わからない

10.5 

3.9 

9 .6  

11 .6  

12 .7  

15 .0  

11.9 

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

83

2 ボランティア

(1) ボランティアに対する興味

Q40 あなたはボランティア活動に興味がありますか。(回答は1つ)

日本の若者にボランティア活動に対する興味を聞いたところ,興味が「ある」は 35.1%

で,「ない」(41.9%)を約 7ポイント下回っている。

7か国比較で見ると,興味が「ある」と回答した人の割合は,アメリカ(61.1%)が最も

高く,韓国(56.9%),英国(50.6%),ドイツ(50.4%),スウェーデン(42.8%),フラン

ス(42.6%),日本(35.1%)の順となっている。

ある

35.1 

56 .9  

61.1 

50.6 

50 .4  

42 .6  

42.8 

ない

41.9 

28.1 

26 .4 

29.2 

28.6 

38 .0  

29.0 

わからない

23.0 

15 .0  

12.5 

20.1 

21 .0  

19.4 

28 .2  

日本(n=1175)

韓国(n=1026)

アメリカ(n=1036)

英国(n=1078)

ドイツ(n=1034)

フランス(n=1006)

スウェーデン(n=1076)

(%)

84

(2) ボランティア活動に興味がある理由

Q41 あなたがボランティア活動に興味が「ある」のは,どのような気持ちからですか。

この中からいくつでも選んでください。(回答はいくつでも)

※Q40で「興味がある」と回答した人が対象

日本の若者がボランティア活動に興味がある理由としては,「困っている人の手助けをし

たい」が 65.4%で最も高く,以下「いろいろな人と出会いたい」(49.6%),「地域や社会を

よりよくしたい」(48.4%),「新しい技術や能力を身につけたり経験を積んだりしたい」

(37.3%),「自分のやりたいことを発見したい」(34.6%)の順となっている。

7か国比較で見ると,日本と同様に他の4か国でも「困っている人の手助けをしたい」(韓

国 70.9%,アメリカ 75.8%,英国 66.3%,フランス 70.6%)が最も高い。一方,「新しい

技術や能力を身につけたり経験を積んだりしたい」が最も高いのは,ドイツ(56.6%)及び

スウェーデン(64.6%)である。

48.4 

65.4 

37.3 

34.6  

49.6 

14 .8 

12.6 

2.7 

2.2 

1.7 

35.4 

70.9 

31.8 

31.2 

3 8.2 

21.4  

25.9 

3.8  

2.4 

1.9 

62 .9 

7 5.8 

48 .0 

34.6  

40 .9 

31.9  

39.3 

4.9 

3.0 

1.6 

48.5  

66 .3 

51.5 

31.3 

39 .2 

36.6 

34.6  

4.8  

1.5 

2.0 

38.6 

50.3 

56.6 

31.3 

37.2 

28.6 

35.7 

8.1 

3 .3 

1.3 

3 8.2 

70.6 

52 .4 

15.4 

34.3 

14.9 

40.1 

7.0 

1.4 

1.9 

51.0 

60.5 

64 .6 

38.0  

44.0 

42.3 

34.7 

2.4 

5 .0 

4.1 

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

地域や社会をよりよくしたい

困っている人の手助けをしたい

新しい技術や能力を身につけたり経験を積んだりしたい

自分のやりたいことを発見したい

いろいろな人と出会いたい

進学,就職などで有利に

なるようにしたい

自由時間を有効に使いたいから

周りの人がやっているから

その他

わからない

日本(n=413)

韓国(n=584)

アメリカ(n=633)

英国(n=546)

ドイツ(n=521)

フランス(n=429)

スウェーデン(n=461)

(%)