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1.脳血流・脳神経受容体シンチグラフィ
( 1 ) 1 2 3 I - I M P
① 血 液 脳 関 門 を 通 過 す る ( 1 ) 化 合 物 で あ る 。 静 注 後 に ( 2 ) に 取 り
込 ま れ て か ら 脳 内 に 分 布 し 、 血 流 に 依 存 し て 脳 外 に 洗 い 出 さ れ る 。
② 脳 内 分 布 に つ い て は 血 管 内 ― 脳 組 織 間 の p H 傾 配 に よ る 拡 散 や 毛
細 血 管 内 膜 に 存 在 す る ア ミ ン 受 容 体 へ の 結 合 が 関 与 す る と さ れ て
い る 。
③ 投 与 後 1 5 ~ 2 0 分 か ら 約 3 0 分 間 撮 影 す る 。
④ 脳 循 環 予 備 能 の 評 価 や 想 起 試 験 に よ る ( 3 ) 発 作 誘 導 試 験 な ど 、
脳 血 流 の 変 化 を 安 静 時 と 比 較 す る 負 荷 試 験 が 行 わ れ る 。
⑤ 1 2 3 I 製 剤 で は ( 4 ) 負 荷 試 験 が 用 い ら れ る 。
⑥ 血 液 脳 関 門 は 血 液 か ら 脳 組 織 へ の 物 質 の 移 行 を 制 限 す る 機 構 で あ
る 。 神 経 活 動 の エ ネ ル ギ ー 源 で あ る ア ミ ノ 酸 や グ ル コ ー ス な ど の
物 質 は 脳 組 織 へ 選 択 的 に 輸 送 さ れ る 。 水 溶 性 の 高 い 物 質 、 タ ン パ
ク 質 な ど 大 き な 分 子 は 脳 血 液 関 門 を 通 過 で き な い 。
( 2 ) 9 9 m Tc - H M P A O
① ( 1 ) 化 合 物 と し て 脳 血 流 関 門 を 通 過 後 、 速 や か に 代 謝 さ れ て
( 5 ) 化 合 物 に 転 換 す る 。 そ の た め 、 脳 血 流 関 門 を 通 過 で き な く
な り 、 脳 内 分 布 が 固 定 す る 。 投 与 時 の 脳 血 流 に 依 存 し て 脳 内 分 布
が 固 定 さ れ る た め 、 鎮 静 を 要 す る 場 合 の 検 査 に 適 し て い る 。
② 薬 剤 が 時 間 と と も に 不 安 定 に な る た め 、 標 識 後 は ( 6 ) 以 内 に 投
与 す る 。
( 3 ) 9 9 m Tc - E C D
① ( 1 ) 化 合 物 と し て 脳 血 流 関 門 を 通 過 し 、 脳 内 に 分 布 す る 。
そ の 後 、 エ ス テ ラ ー ゼ に よ る エ ス テ ル 基 加 水 分 解 を 受 け ( 5 ) 化
合 物 に 転 換 さ れ て 脳 内 分 布 が 固 定 す る 。
② 標 識 反 応 の 安 定 化 に 3 0 分 を 要 す る 。 そ の 後 は 数 時 間 に わ た っ て
安 定 で あ る 。
③ 投 与 後 5 分 か ら 3 0 分 間 撮 影 す る 。
( 4 ) 1 2 3 I - イ オ フ ル パ ン ( ド パ ミ ン ト ラ ン ス ポ ー タ イ メ ー ジ ン グ )
① ド パ ミ ン ト ラ ン ス ポ ー タ に 特 異 的 に 結 合 す る 。
② 健 康 成 人 で は 線 条 体 に 集 積 し 、 三 日 月 状 の 陰 影 を 示 す 。
③ 突 発 性 パ ー キ ン ソ ン 病 は 集 積 低 下 が 特 徴 的 で あ る 。
1 脂溶性
2 肺
3 てんかん
4 ア セ タ ゾ ラ ミ
ド
5 水溶性
6 3 0 分
ト ラ ン ス ポ ー タ :
細 胞 膜 内 外 で イ オ
ン や 低 分 子 物 質 を
通 過 さ せ る 装 置
1
2
3
4
5
6
1
7
8
9
10
11
1 : 前 頭 葉
2 : 頭 頂 葉
3 : 前 帯 状 回
4 : 後 帯 状 回
5:側頭葉
6:後頭葉
7:尾状核
8:視 床
9:小脳
1 0:海馬
1 1:橋
( 4 ) 1 2 3 I - イ オ マ ゼ 二 ル ( 神 経 受 容 体 イ メ ー ジ ン グ )
① 静 注 し 、 3 時 間 後 に 約 2 0 分 間 の 撮 影 を 行 う 。
② 正 常 で は 、 ( 7 ) へ の 均 一 な 集 積 を 認 め 、 脳 幹 部 や 白 質 へ の 集 積
は 低 い 。
③ 1 2 3 I - I M Z の 集 積 低 下 は 抑 制 性 神 経 機 能 の 低 下 を 示 し 、 て ん か
ん 焦 点 の 局 在 、 範 囲 の 検 出 を 目 的 に 実 施 さ れ る 。
④ 投 与 早 期 は ( 8 ) に 従 っ て 脳 内 に 分 布 し 、 そ の 後 は 中 枢 性 ベ ン ゾ
ジ ア ゼ ビ ン 受 容 体 に 特 異 的 に 結 合 す る 。
( 5 ) 認 知 症 画 像 の 特 徴
脳 機 能 障 害 部 位 に 対 応 す る 疾 患 特 異 的 な 脳 血 流 低 下 パ タ ー ン が あ り 、
各 疾 患 の 鑑 別 診 断 に 用 い ら れ る 。
① ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症
海 馬 、 後 帯 状 回 、 頭 頂 葉 の 内 部 の 楔 状 部 お よ び ( 9 ) に 血 流 異 常
が 認 め ら れ る 。
② レ ビ ー 小 体 型 認 知 症
後 頭 葉 の 血 流 の 低 下 が 特 徴 的 で あ る 。
③ 前 頭 側 頭 型 認 知 症
脳 の 前 頭 葉 が 萎 縮 し て 起 こ る 認 知 症 。 前 頭 葉 の 血 流 低 下 が あ る 。
④ 脳 血 管 性 認 知 症
脳 梗 塞 , 脳 出 血 , く も 膜 下 出 血 な ど で 脳 機 能 が 障 害 さ れ て 起 こ る 認
知 症 。 ( 1 0 ) に あ る 中 大 脳 動 脈 や 前 大 脳 動 脈 に 起 こ り や す い た め
( 1 0 ) に 異 常 が 現 れ る 。
7 大脳皮質
8 脳血流
9 頭頂葉
1 0 前頭葉
1 血 液 関 門 を 有 す る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 腎 臓
2 . 大 脳
3 . 胎 盤
4 . 下 垂 体
5 . 松 果 体
2 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ に 用 い ら れ る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 9 9 m Tc - D M S A
2 . 9 9 m Tc - E C D
3 . 9 9 m Tc - H M PA O
4 . 9 9 m Tc - M A A
5 . 9 9 m Tc - M A G 3
3 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ に 用 い な い の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - E C D
2 . 9 9 m Tc - H M PA O
3 . 1 2 3 I - I M P
4 . 1 2 3 I - イ オ マ ゼ ニ ー ル
5 . 1 3 3 X e
4 S P E C T 撮 像 が 必 須 な の は ど れ か 。
1 . 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ
2 . 骨 髄 シ ン チ グ ラ フ ィ
3 . 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
4 . 甲 状 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ
5 . 肺 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
2 , 3
2.3
4
3
5 脳 血 流 S P E C T の 横 断 像 第 5 8 回 ・ 口 絵 - 4 】 を 別 に 示 す . 正 し い
組 合 せ は ど れ か .
1 . ア ― ― ― ― 頭 頂 葉
2 . イ ― ― ― ― 後 頭 葉
3 . ウ ― ― ― ― 前 頭 葉
4 . エ ― ― ― ― 側 頭 葉
5 . オ ― ― ― ― 視 床
6 脳 血 流 S P E C T 像 【 第 6 8 回 ・ 口 絵 - 1 7 】 を 別 に 示 す . 矢 印 で 示 す
構 造 は ど れ か .
1 . 視 床
2 . 小 脳
3 . 中 脳
4 . 側 頭 葉
5 . 線 条 体
7 脳 血 流 S P E C T 軸 位 断 像 【 第 6 4 回 ・ 口 絵 - 9 】 を 別 に 示 す . 視 床
は ど れ か .
1 . ア
2 . イ
3 . ウ
4 . エ
5 . オ
3
1
3
8 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 に 撮 影 さ れ た 画 像 【 第 6 2 回 ・ 口 絵 - 4 】 を 別
に 示 す . 投 与 さ れ た の は ど れ か .
1 . 9 9 ⅿ Tc - E C D
2 . 9 9 ⅿ Tc - G S A
3 . 9 9 ⅿ Tc - M A A
4 . 9 9 ⅿ Tc - M D P
5 . 9 9 ⅿ Tc - P M T
9 脳 血 流 S P E C T で 側 頭 頭 頂 葉 優 位 の 血 流 低 下 が み ら れ る の は ど れ
か 。
1 . う つ 病
2 . 前 大 脳 動 脈 閉 塞
3 . 後 大 脳 動 脈 閉 塞
4 . ア ル ツ ハ イ マ ー 病
5 . 前 頭 側 頭 型 認 知 症
1 0 早 期 A l z h e i m e r 型 認 知 症 の 脳 血 流 S P E C T で 血 流 低 下 所 見 が み
ら れ や す い 部 位 は ど れ か 。
1 . 視 床
2 . 小 脳
3 . 後 頭 葉
4 . 頭 頂 葉
5 . 運 動 感 覚 野
1
4
4
1 1 認 知 症 の 核 医 学 検 査 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 1 2 3 I - I M P 投 与 3 時 間 後 の 画 像 で 診 断 診 断 す る 。
2 . 1 2 3 I - M I B G の 心 臓 の 集 積 は 前 頭 側 頭 型 認 知 症 で 低 下 す る 。
3 . 画 像 統 計 解 析 で は 若 年 健 常 者 か ら 得 ら れ た デ ー タ ベ ー ス と 比 較 す
る 。
4 . 1 2 3 I - イ オ マ ゼ ニ ル は レ ビ ー 小 体 型 認 知 症 の 診 断 に 用 い ら れ る 。
5 . 早 期 の ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症 で は 前 頭 葉 の 血 流 は 保 た れ る 。
1 2 9 9 m Tc 標 識 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ 製 剤 と Pa t l a k p l o t < パ ト ラ ッ
ク プ ロ ッ ト > 法 を 用 い た 局 所 脳 血 流 の 定 量 に 必 要 な 手 技 は ど れ か 。
2 つ 選 べ 。
1 . 静 脈 採 血
2 . 1 点 動 脈 採 血
3 . 持 続 動 脈 採 血
4 . S P E C T
5 . 動 態 プ ラ ナ ー 撮 影
1 3 Pa t l a k p l o t < パ ト ラ ッ ク プ ロ ッ ト > 法 の に よ る 脳 血 流 S P E C T
の 定 量 解 析 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 動 脈 血 採 血 を 行 う 。
2 . 静 脈 血 採 血 を 行 う 。
3 . S P E C T 撮 影 が 2 回 必 要 で あ る 。
4 . 9 9 m Tc - E C D S P E C T で 用 い ら れ る 。
5 . プ ラ ナ ー 像 で 頸 動 脈 に 関 心 領 域 を 設 定 す る 。
< 脳 血 流 量 の 測 定 >
( 1 2 3 I - I M P )
静 注 後 に 肺 に 集 積 す る の で パ ト ラ ッ ク プ ロ ッ ト 法 は 使 え な い 。
・ 持 続 動 脈 採 血 法 ( マ イ ク ロ ス フ ェ ア 法 )
・ 1 点 動 脈 採 血 法 ( A R G 法 )
・ 非 採 血 法 ( N I M S 法 、 グ ラ フ プ ロ ッ ト 法 )
( 9 9 m T c 製 剤 ( 9 9 m Tc - H M P A O 、 9 9 m Tc - E C D ) )
左 右 の 大 脳 半 球 と 大 動 脈 弓 に 関 心 領 域 ( R O I ) を 設 定 し 、 放 射 能 の
時 間 放 射 能 曲 線 か ら 脳 血 流 量 を 算 出 す る 。
・ 非 採 血 法 ( パ ト ラ ッ ク プ ロ ッ ト 法 )
5
4.5
4
2.骨シンチグラフィ
① 乳 が ん 、 前 立 腺 癌 、 肺 が ん な ど の ( 1 ) の 検 索 を 目 的 と し て 実 施
さ れ る 。
② 骨 腫 瘍 、 多 発 性 骨 髄 腫 、 骨 折 、 大 腿 骨 頭 壊 死 な ど の 診 断 に も 利 用
さ れ る 。
③ 検 査 に は 9 9 m Tc - リ ン 酸 塩 が 使 用 さ れ る 。
④ リ ン 酸 塩 を 標 識 し た 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 す る と 、 正 常 骨 以 上 に 病
巣 部 に 異 常 集 積 す る 。 そ の 結 果 、 病 巣 部 は ( 2 ) 所 見 と な る 。
⑤ 骨 破 壊 が 強 い 場 合 に は 陰 性 所 見 ( 骨 透 過 像 ) を 呈 す る 。
⑥ 検 査 前 の ( 3 ) は 特 に 必 要 と し な い 。
⑦ 3 7 0 ~ 7 4 0 M B q 静 注 し 、 ( 4 ) 時 間 後 に 全 身 の 前 面 ・ 後 面 を 撮
影 す る 。
⑧ 投 与 し た 放 射 性 医 薬 品 の う ち 、 約 5 0 % は 尿 よ り 排 泄 さ れ る 。
腎 臓 か ら 排 泄 さ れ た 放 射 性 医 薬 品 は ( 5 ) に 貯 留 し 、 骨 盤 病 変 の
診 断 の 妨 げ に な る 。 検 査 前 に 十 分 に ( 6 ) さ せ て お く 。
⑨ 排 尿 の 際 に 衣 服 や 下 着 が 汚 染 さ れ る と 画 像 上 で ( 2 ) 像 を 呈 す る
た め 、 注 意 が 必 要 で あ る 。
⑩ 放 射 性 医 薬 品 の 血 管 外 へ の 漏 出 は 、 画 質 低 下 や ア ー チ フ ァ ク ト の
原 因 と な る 。
⑪ 撮 影 は 画 質 向 上 の た め 、 で き る だ け 検 出 器 に 近 接 さ せ る 。
⑫ 収 集 条 件
全 身 撮 影 1 0 ~ 2 0 c m / m i n マ ト リ ッ ク ス サ イ ズ 2 5 6 × 1 0 2 4
P l a n a r 5 0 0 ~ 1 0 0 0 k カ ウ ン ト 5 1 2 × 5 1 2 又 は 2 5 6 × 2 5 6
S P E C T 1 0 ~ 2 0 s e c / v i e w 3 6 0 度 収 集 1 2 8 × 1 2 8
⑬ 骨 盤 内 臓 器 の 被 ば く 軽 減 の た め 、 検 査 後 は 水 分 を 多 く 摂 取 し 、 排
尿 を 促 進 す る こ と が 望 ま し い 。
1 骨転移
2 陽性
3 前処置
4 2~3
5 膀胱
6 排尿
1 9 9 m Tc リ ン 酸 化 合 物 に よ る 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ に つ い て 正 し い の は
ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 1 0 分 後 か ら 全 身 像 を 撮 像 す る 。
2 . 検 査 当 日 の 朝 食 以 降 、 検 査 終 了 ま で 食 事 制 限 す る 。
3 . 撮 像 開 始 直 前 に 排 便 さ せ る 。
4 . 中 エ ネ ル ギ ー 用 コ リ メ ー タ を 用 い る 。
5 . エ ネ ル ギ ー フ ォ ト ピ ー ク を 1 4 0 k e V に 設 定 す る 。
2 全 身 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ 検 査 で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 検 出 器 を 患 者 に 近 づ け る 。
2 . 検 査 直 前 に 排 尿 さ せ る 。
3 . 金 属 を 取 り は ず す 。
4 . 体 動 を 少 な く す る よ う 指 示 す る 。
5 . 両 手 を 腹 部 で 組 む よ う 指 示 す る 。
3 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ で 欠 損 像 の 原 因 に な る の は ど れ か 。
1 . 骨 折
2 . 尿 付 着
3 . 骨 粗 鬆 症
4 . 心 臓 ペ ー ス メ ー カ
5 . 放 射 性 医 薬 品 の 注 射 漏 れ
4 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ の 撮 像 法 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 不 安 感 を 少 な く さ せ る た め 撮 像 時 に 検 出 器 を 被 検 者 か ら 5 0 c m 離
す 。
2 . 検 査 時 間 を 短 く す る た め 投 与 放 射 能 は で き る だ け 多 く す る 。
3 . 膀 胱 内 の 放 射 能 を 減 少 さ せ る た め 検 査 直 前 に 排 尿 さ せ る 。
4 . 心 拍 数 を 安 定 さ せ る た め 検 査 中 は 深 呼 吸 さ せ る 。
5 . 楽 な 姿 勢 を と ら せ る た め 検 査 中 は 膝 を 曲 げ さ せ る 。
5 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 検 査 前 に 食 事 制 限 を 行 う 。
2 . 9 9 m Tc - H M - P A O を 使 用 す る 。
3 . 投 与 後 約 3 0 分 で 撮 影 を 開 始 す る 。
4 . 前 面 像 と 後 面 像 の 双 方 を 撮 影 す る 。
5 . 活 動 性 の 骨 髄 炎 で は 集 積 低 下 所 見 と な る 。
5
5
4
3
4
6 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 撮 影 の 前 に 排 尿 が 必 要 で あ る 。
2 . 骨 髄 炎 の 診 断 に は 使 用 さ れ な い 。
3 . 疲 労 骨 折 の 検 出 感 度 は 単 純 X 線 検 査 よ り 低 い 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 前 に 食 事 制 限 が 必 要 で あ る 。
5 . 溶 骨 性 骨 転 移 で は 造 骨 性 骨 転 移 よ り 高 集 積 に な り や す い 。
7 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 と し て 9 9 m Tc 標 識 リ ン 酸 化 合 物 を 用 い る 。
2 . 排 尿 後 に 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 す る 。
3 . 患 者 は 投 与 か ら 撮 影 開 始 ま で の 間 は 検 査 室 外 に 出 ら れ な い 。
4 . 投 与 後 約 3 0 分 で 撮 影 を 開 始 す る 。
5 . 検 査 当 日 の 入 浴 を 禁 止 す る 。
8 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ の 適 応 疾 患 で 代 表 的 な の は ど れ か 。
1 . 骨 粗 し ょ う 症
2 . 先 天 性 股 関 節 脱 臼
3 . 転 移 性 骨 腫 瘍
4 . 変 形 性 脊 椎 症
5 . 良 性 骨 腫 瘍
9 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ を 受 け る 患 者 の 放 射 線 被 ば く を 軽 減 す る 方 法 は
ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 頻 回 の 排 尿 を 促 す 。
2 . 撮 影 時 間 を 短 縮 す る 。
3 . 撮 影 視 野 を 縮 小 す る 。
4 . 投 与 放 射 能 量 を 減 ら す 。
5 . 鉛 入 り 防 護 衣 を 活 用 す る 。 "
1 0 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 撮 影 開 始 の 直 前 に 排 尿 を 行 う 。
2 . 健 常 人 で は 肝 臓 に 集 積 を 認 め る 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 3 0 分 後 に 撮 影 を 開 始 す る 。
4 . 単 純 X 線 写 真 で 同 定 困 難 な 骨 折 は 描 出 で き な い 。
5 . 全 身 の 撮 影 に S P E C T 検 査 を 追 加 す る 意 義 は 乏 し い 。
1
1
3
1.4
1
1 1 欠 損 状 の ア ー チ フ ァ ク ト が 生 じ た 骨 シ ン チ グ ラ ム 【 第 6 4 回 ・ 口
絵 - 1 0 】 を 別 に 示 す . 最 初 に 行 う べ き 対 応 は ど れ か .
1 . 吸 収 補 正 を 行 う .
2 . 感 度 補 正 を 行 う .
3 . 患 者 の 着 衣 を 点 検 す る .
4 . シ ン チ レ - 夕 を 交 換 す る .
5 . 光 電 子 増 倍 管 を 調 整 す る .
ヒ ン ト :
画 像 上 で - 部 が 白 く 抜 け て い る . こ の よ う に 前 面 ま た は 後 面 像 に 描 出
さ れ て い る 場 合 , ボ タ ン や フ ァ ス ナ ー な ど の 金 属 が 疑 わ れ る .
1 2 骨 シ ン チ グ ラ ム 【 第 5 7 回 ・ 口 絵 - 5 】 を 別 に 示 す . 正 し い の は
ど れ か .
1 . 後 面 像 で あ る .
2 . ア は 肩 甲 骨 を 示 す .
3 . イ は 胸 骨 を 示 す .
4 . ウ は 腸 管 を 示 す .
5 . ェ は 恥 骨 を 示 す .
ヒ ン ト :
骨 シ ン チ グ ラ フ ィ の 正 常 像 で , 胸 骨 の 柄 と 体 部 に 高 集 積 を 示 す . 放 射
性 医 薬 品 が 腎 よ り 排 泄 さ れ る の で , 腎 が 描 出 さ れ る . 撮 像 前 に 排 尿 を
行 う が , 高 齢 の 男 性 の 場 合 , 残 尿 に よ る 高 集 積 が 膀 胱 に 見 ら れ る .
3
3
1 3 骨 シ ン チ グ ラ ム 【 第 6 1 回 ・ 口 絵 - 5 】 を 別 に 示 す . 適 切 な 対 応
は ど れ か .
1 . 排 尿 後 に 再 度 撮 影 す る .
2 . 感 度 補 正 後 に 再 度 撮 影 す る .
3 . 利 尿 剤 投 与 後 に 再 度 撮 影 す る .
4 . 全 身 ス キ ャ ン ス ピ ー ド を 速 め て 再 度 撮 影 す る .
5 . コ リ メ ー タ を 中 エ ネ ル ギ ー 用 に 交 換 し て 再 度 撮 影 す る .
1
3.循環器系のシンチグラフィ
( 1 ) 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 心 筋 の 血 流 を 細 胞 レ ベ ル で 評 価 す る 検 査 で あ る 。
② 心 電 図 同 期 収 集 を 行 う こ と で ( 1 ) 機 能 計 測 が 可 能 で あ る 。
③ 使 用 す る K + と 同 様 な 挙 動 を 示 す ( 2 ) 、 受 動 拡 散 に よ っ て 心 筋
に 取 り 込 ま れ る ( 3 ) 性 の 化 合 物 で あ る ( 4 ) , 9 9 ⅿ Tc -
t e t r o f o s m i n が 使 用 さ れ る 。
④ ( 2 ) は 初 回 循 環 の 約 8 5 % が 心 筋 内 に 輸 送 さ れ た め 、 初 期 像 は 血
流 の 状 態 が 反 映 さ れ る 。
⑤ ( 2 ) は 再 分 布 現 象 が 生 じ 、 数 時 間 後 の 画 像 よ り 心 筋 の
v i a b i l i t y ( = 心 筋 細 胞 が 生 き て い る か ) を 確 認 す る こ と が で き る
⑥ ( 2 ) を 使 用 し た と き に 用 い ら れ る 水 銀 の 特 性 X 線 の エ ネ ル ギ ー
は 約 ( 5 ) k e V と 低 い た め 、 散 乱 や 吸 収 が 多 く な る 。
⑦ 9 9 ⅿ Tc 製 剤 は ( 2 ) よ り エ ネ ル ギ ー が 高 い た め 、 下 ・ 後 壁 の 描 出
が 良 好 と な る 。
⑧ 前 処 置 と し て ( 6 ) が 必 要 と な る 。
⑨ ( 4 ) , 9 9 ⅿ Tc - t e t r o f o s m i n は ( 2 ) に 比 べ て 心 筋 抽 出 率 が 低
く 、 細 胞 内 に は 長 時 間 保 持 さ れ る の で ( 7 ) 現 象 は 通 常 認 め な い 。
そ の た め 、 負 荷 時 と 安 静 時 に そ れ ぞ れ 製 剤 を 投 与 す る 必 要 が あ る 。
負 荷 と 安 静 時 測 定 を 1 日 で 実 施 す る 方 法 と 2 日 に 分 け て 実 施 す る
方 法 が あ る 。
⑩ ( 2 ) に よ る 検 査 で は 7 4 ~ 1 1 0 M B q 静 注 し 、 1 0 ~ 1 5 分 後 に 撮
影 す る 。
⑪ 9 9 ⅿ Tc 製 剤 で は 、 静 注 直 後 の 肝 放 射 能 が 高 い た め 、 投 与 3 0 分 ~
1 時 間 後 に 撮 影 を す る 。 な お 、 製 剤 を 標 識 す る 際 に は ( 8 ) が 必
要 で あ る 。
1 左心室
2 2 0 1 T l C l
3 脂溶
4 9 9 ⅿ Tc ‐M IB I
5 7 2
6 絶食
7 再分布
8 加熱処理
( 2 ) 負 荷 時 検 査
① 冠 動 脈 の 狭 窄 率 が 9 0 % 以 下 の 場 合 、 ( 1 ) 時 の 心 筋 シ ン チ グ ラ
フ ィ で は 虚 血 部 位 を 検 出 で き な い 。
② 心 筋 を 灌 流 す る 冠 動 脈 に は 自 動 調 節 能 が 存 在 し 、 灌 流 圧 の 変 化 を
受 け て も 血 流 量 は 一 定 に 保 た れ る
③ 運 動 負 荷 ま た は ジ ピ リ ダ モ ー ル な ど の 薬 剤 に よ っ て 負 荷 を か け る 。
④ 最 大 負 荷 時 に 投 与 し 、 薬 剤 が 初 期 分 布 を 終 え る ま で 負 荷 を か け る 。
⑤ タ リ ウ ム で は 負 荷 終 了 ( 2 ) か ら 、 テ ク ネ 製 剤 で は 2 0 ~ 6 0 分 後
か ら 撮 影 を 開 始 す る 。
⑥ 負 荷 に よ り 冠 動 脈 血 流 量 は 安 静 時 の 2 ~ 3 倍 に 増 加 す る が 、 血 管
狭 窄 部 位 よ り 末 梢 で は 負 荷 に よ る 血 流 増 加 が 少 な く 、 相 対 的 な 灌
流 低 下 と し て 描 出 さ れ る 。 ( → 狭 窄 領 域 で は 冠 血 流 は 増 加 し な い )
⑦ 虚 血 の 重 症 度 を 評 価 す る た め 、 負 荷 検 査 の ( 3 ) 時 間 後 に 後 期 像
を 撮 影 す る 。
⑧ 集 積 低 下 部 位 が 無 い か S T R E S S 、 R E S T の 画 像 を 比 較 し な が ら
見 る 。
⑨ 初 期 像 の 集 積 低 下 が 、 後 期 像 で 改 善 し て い た 場 合 を ( 4 ) と い う 。
( 3 ) 画 像 解 析
① 冠 動 脈 閉 塞 に よ り 血 流 が 途 絶 し た 状 態 で は 心 筋 梗 塞 が 完 成 さ れ 、
再 分 布 現 象 は 見 ら れ な い 。
負 荷 時 血 流 ( 正 常 ) → 安 全 時 ( 正 常 ) = 正 常 心 筋
負 荷 時 血 流 ( 血 流 欠 損 ) → 安 静 時 ( 再 分 布 ) = 狭 心 症 な ど の 虚 血 心 筋
負 荷 時 血 流 ( 血 流 欠 損 ) → 安 静 時 ( 再 分 布 な し ) = 梗 塞 心 筋
1 安静
2 直後
3 3~4
4 再分布
( 4 ) 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ の 画 像 解 剖
①短軸断層像( s h o r t a x i s ) : 左 心 室 を 心 尖 部 か ら 見 た 画 像 。 「 ◎ 」 の よ う に 見 え る 。
②長軸垂直断層像( v e r t i c a l l o n g a x i s ) : 左 心 室 を 右 か ら 左 に 見 た 画 像 。 「 つ 」 の よ う
に 見 え る 。
③長軸水平断層像( h o r i z o n t a l l o n g a x i s ) : 左 心 室 を 下 か ら 上 に 見 た 画 像 。 U を ひ っ く
り 返 し た 「 ∩ 」 の よ う に 見 え る 。
④ ポ ー ラ ー マ ッ プ ( ブ ル ズ ア イ )
( 5 ) 心 筋 梗 塞 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 使 用 す る の は ( 1 ) で あ る 。
② 心 筋 梗 塞 の 急 性 期 に リ ン 酸 化 合 物 が 集 積 す る こ と を 利 用 す る 。
③ 梗 塞 部 位 は ( 2 ) 像 と し て 描 出 さ れ る 。 発 症 3 ~ 7 日 目 に 集 積 が
高 い 。
④ 前 処 置 は 不 要 で あ る 。
( 6 ) 心 筋 脂 肪 酸 代 謝 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 使 用 す る の は ( 3 ) で あ る 。
② 虚 血 も よ っ て 低 酸 素 状 態 と な る と ( 4 ) の 代 謝 が 低 下 し 、 嫌 気 性
糖 代 謝 に エ ネ ル ギ ー 代 謝 に 切 り 替 わ る 。
③ ( 4 ) の 低 下 は 虚 血 に 伴 う 代 謝 障 害 を 示 す 。 こ の 状 態 を 見 る こ と
で 心 筋 の v i a b i l i t y を 評 価 す る 。
( 7 ) 心 筋 交 換 神 経 機 能 シ ン チ グ ラ フ ィ
① ( 5 ) が 使 用 さ れ る 。 静 注 1 5 ~ 3 0 分 後 に 早 期 像 、 3 ~ 5 時 間 後
に 後 期 像 を 撮 影 す る 。
② M I B G は ノ ル エ ピ ネ フ リ ン と 類 似 構 造 を 有 し て お り 心 筋 の 交 換 神
経 末 梢 ま で 取 り 込 ま れ る 。
③ 交 換 神 経 機 能 の 状 態 を 反 映 し た 画 像 と な る 。
1 9 9 ⅿ Tc ‐ P YP
2 陽性
3 9 9 m Tc ‐
BM IP P
4 脂肪酸
5 1 2 3 I -M IBG
1 心 筋 血 流 製 剤 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 9 9 m Tc - H S A
2 . 9 9 m Tc - M I B I
3 . 9 9 m Tc - t e t r o f o s m i n
4 . 1 2 3 I - B M I P P
5 . 1 2 3 I - M I B G
2 心 筋 脂 肪 酸 代 謝 シ ン チ グ ラ フ ィ に 用 い る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - M I B I
2 . 9 9 m Tc - P Y P
3 . 1 2 3 I - B M I P P
4 . 1 2 3 I - M I B G
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム
3 運 動 負 荷 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム 心 筋 血 流 S P E C T で 正 し い の は ど れ
か 。
1 . 負 荷 時 検 査 よ り も 安 静 時 検 査 を 先 に 行 う 。
2 . 運 動 負 荷 終 了 後 約 3 0 分 で 撮 影 を 開 始 す る 。
3 . 運 動 負 荷 終 了 直 後 に 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム を 投 与 す る 。
4 . 虚 血 部 位 で は 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム の 洗 い 出 し が 遅 い 。
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム は 受 動 拡 散 に よ っ て 心 筋 細 胞 に 集 積 す る 。
4 心 筋 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 2 0 1 T l - に は 再 分 布 現 象 が あ る 。
2 . 負 荷 法 に は 薬 剤 負 荷 が あ る 。
3 . 負 荷 は 心 筋 虚 血 を 誘 発 さ せ な い 程 度 に と ど め る 。
4 . 9 9 m Tc 製 剤 は 臨 床 に 使 用 さ れ て い な い 。
5 . S P E C T 撮 像 中 の 体 動 は ア ー チ フ ァ ク ト の 原 因 に な ら な い 。
5 正 し い の は ど れ か 。
1 . 1 2 3 1 - M I B G は 心 筋 の 脂 肪 酸 代 謝 を 画 像 化 し て い る 。
2 . 9 9 m Tc - M I B I は 心 筋 の 交 感 神 経 活 性 を 画 像 化 し て い る 。
3 . 薬 物 負 荷 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ に 9 9 m Tc 心 筋 血 流 製 剤 は 使 用 で き な
い 。
4 . 薬 物 負 荷 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ に ジ ビ リ ダ モ ー ル が 使 用 さ れ る 。
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム 負 荷 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ 再 分 布 像 は 静 脈 注 射
1 2 時 間 後 か ら 撮 影 す る 。
2,3
3
4
1.2
4
6 心 電 図 同 期 心 筋 S P E C T の 解 析 で 得 ら れ な い の は ど れ か 。
1 . 心 拍 出 量
2 . 心 筋 血 流 量
3 . 左 室 駆 出 率
4 . 左 室 拡 張 期 容 量
5 . 左 室 収 縮 期 容 量
7 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム を 用 い た 負 荷 心 筋 血 流 S P E C T 画 像 【 第 6 0
回 ・ 口 絵 - 3 】 を 別 に 示 す . 正 し い の は ど れ か .
1 . B は 水 平 面 長 軸 断 層 像 を 示 す .
2 . 負 荷 像 と 後 期 像 の 撮 影 は 1 時 間 程 度 あ け て 行 う .
3 . 後 期 像 で 側 壁 の 集 積 低 下 が 認 め ら れ る .
4 . 急 性 期 の 心 筋 梗 塞 が 疑 わ れ る .
5 . 左 前 下 行 枝 の 狭 窄 が 疑 わ れ る .
2
5
8 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム を 用 い た 心 筋 S P E C T 像 【 第 5 9 回 ・ 口 絵 6 】
を 別 に 示 す . 誤 っ て い る の は ど れ か .
1 . 心 軸 を 基 準 に 再 構 成 し た 画 像 で あ る
2 . A は 短 軸 断 層 像 を 示 す .
3 . B は 水 平 面 長 軸 断 層 像 を 示 す .
4 . ア は 心 尖 部 を 示 す .
5 . イ は 心 内 腔 を 示 す .
9 9 9 m Tc 心 筋 血 流 製 剤 を 用 い て ア デ ノ シ ン 負 荷 時 と 安 静 時 に 撮 影 を
行 い 、 得 ら れ た S P E C T 像 【 第 6 7 回 ・ 口 絵 - 5 】 を 別 に 示 す .
正 し い の は ど れ か .
1 . 側 壁 の 虚 血
2 . 下 壁 の 虚 血
3 . 前 壁 中 隔 の 虚 血
4 . 側 壁 の 心 筋 梗 塞
5 . 前 壁 中 隔 の 心 筋 梗 塞
4
3
1 0 9 9 m Tc - t e t r o f o s m i n に よ る ア デ ノ シ ン 負 荷 時 と 安 静 時 の 心 筋 血
流 検 査 を 行 い 、 得 ら れ た S P E C T 像 【 第 6 5 回 ・ 口 絵 - 1 6 】 を 別 に 示
す . 所 見 で 正 し い の は ど れ か .
1 . 下 壁 の 虚 血
2 . 前 壁 中 隔 の 虚 血
3 . 下 壁 の 梗 塞
4 . 側 壁 の 梗 塞
5 . 前 壁 中 隔 の 梗 塞
1
4 .腫瘍・炎症系シンチグラフィ
( 1 ) ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ
① 悪 性 腫 瘍 の 診 断 、 治 療 効 果 お よ び 転 移 診 断 の 判 定 を 目 的 と す る 。
② 特 に ( 1 ) の 病 期 診 断 、 治 療 効 果 判 定 に 有 用 で あ る 。
③ 6 7 G a は ( 2 ) と 結 合 し 、 ( 2 ) の 取 り 込 み が 亢 進 し た 腫 瘍 ・ 炎 症
巣 に 多 く 集 積 す る 。
④ 静 注 後 、 2 4 時 間 以 内 に 約 1 0 % が 尿 中 に 排 泄 さ れ 、 そ の 後 は ( 3 )
内 に 多 く 排 泄 さ れ る 。
⑤ 投 与 量 は ( 4 ) M B q 程 度 で あ る 。
④ 撮 影 前 日 に ( 5 ) を 服 用 し 、 排 便 を 促 す 。
⑤ 撮 影 当 日 の ( 6 ) 制 限 は 特 に 必 要 と し な い 。
⑥ 投 与 後 ( 7 ) 日 後 に 撮 影 す る 。
⑦ 9 3 . 3 K e V, 1 8 5 k e V, 3 0 0 k e V の 3 ピ ー ク を 利 用 し て 撮 影 す る 場
合 が 多 い 。
⑧ ( 8 ) 用 コ リ メ ー タ を 使 用 す る 。
⑨ S P E C T を 追 加 す る こ と が あ る 。
⑩ 生 理 的 集 積 部 位 と し て 、 涙 腺 、 唾 液 腺 、 肺 門 部 、 胸 骨 、 肝 臓 、 腸
管 内 の 便 な ど が あ る 。
( 2 ) セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 シ ン チ グ ラ フ ィ
① ( 1 ) の 位 置 を 同 定 す る た め に 実 施 さ れ る 。
② が ん 細 胞 が 最 初 に 到 達 す る 到 達 す る リ ン パ 節 を ( 1 ) と い う 。
③ ( 2 ) 、 悪 性 黒 色 腫 等 の リ ン パ 節 郭 清 範 囲 を 決 定 す る 。
④ 9 9 ⅿ Tc - フ チ ン 酸 、 ( 3 ) を 使 用 し 、 注 入 後 は リ ン パ 管 を 通 じ て
( 1 ) に 集 ま る 。
⑤ シ ン チ グ ラ フ ィ や ( 4 ) に よ る 検 索 で セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 の 位 置
を 確 定 す る 。
⑥ セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 を 摘 出 し 、 さ ら に が ん 細 胞 が あ る か を 顕 微 鏡
で 調 べ る 。
⑦ セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 に が ん 細 胞 が な け れ ば 、 転 移 が な い と 考 え ら
れ る 。
1 悪性リンパ腫
2 トランス
フェリン
3 腸管
4 7 4~111
5 下剤
6 食事
7 2~3
8 中エネルギー
1 センチネル
リンパ節
2 乳がん
3 9 9 ⅿ Tc ‐
スズコロイド
4 ガンマプローブ
1 ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ の 前 処 置 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . R I 注 射 3 0 分 前 運 動 負 荷
2 . R I 注 射 1 時 間 前 に 5 0 0 m l の 飲 水
3 . 撮 影 前 2 4 時 間 絶 食
4 . 撮 影 前 日 夕 食 後 下 剤 投 与
5 . 撮 影 前 1 週 間 ヨ ー ド 禁 食
2 ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 中 エ ネ ル ギ ー 用 コ リ メ ー タ を 用 い る 。
2 . 成 人 の 標 準 的 投 与 量 は 7 4 0 M B q で あ る 。
3 . 縦 隔 病 変 の 検 出 に S P E C T が 有 用 で あ る 。
4 . 悪 性 リ ン パ 腫 で 病 変 部 は 欠 損 像 を 呈 す る 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 約 3 時 間 後 に 撮 影 す る 。
3 ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 撮 影 前 に 4 時 間 以 上 絶 食 す る 。
2 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 2 , 3 日 後 に 撮 影 す る 。
3 . 院 内 で 標 識 し た 放 射 性 医 薬 品 を 使 用 す る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 の 前 日 に 下 剤 を 投 与 す る 。
5 . エ ネ ル ギ ー フ ォ ト ピ ー ク を 1 4 0 k e V に 設 定 す る 。
4 ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 早 期 胃 癌 の 診 断 に 有 用 で あ る 。
2 . 正 常 で も 大 腸 が し ば し ば 描 出 さ れ る 。
3 . 前 処 置 と し て カ フ ェ イ ン 摂 取 制 限 を 行 う 。
4 . 使 用 さ れ る 放 射 性 核 種 の 半 減 期 は 約 8 日 で あ る 。
5 . 初 回 の 撮 影 は 放 射 性 医 薬 品 投 与 約 1 5 分 後 に 行 う 。
5 ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ が 有 用 な 疾 患 は ど れ か 。
1 . 胃 癌
2 . 腎 癌
3 . 子 宮 体 癌
4 . 前 立 腺 癌
5 . 悪 性 リ ン パ 腫
4
1.3
2
2
5
6 セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 シ ン チ グ ラ フ ィ の 適 応 疾 患 は ど れ か 。
1 . 乳 癌
2 . 白 血 病
3 . 慢 性 腎 炎
4 . 転 移 性 肝 癌
5 . 再 生 不 良 性 貧 血
1
5.肺シンチグラフィ
① 肺 梗 塞 の 原 因 と な る 血 栓 の 診 断 、 治 療 効 果 、 右 左 短 絡 評 価 な ど を
検 査 目 的 と す る 。
② 右 心 室 か ら 拍 出 さ れ た ( 1 ) 血 が 肺 で ガ ス 交 換 さ れ ず 、 ( 2 ) を
多 く 含 ん だ ま ま ( 3 ) 室 か ら 大 動 脈 を 経 て 全 身 に 送 り 出 さ れ る 。
こ れ を シ ャ ン ト と い う 。
③ 右 左 シ ャ ン ト が あ る と 肺 血 流 量 が 増 加 し 、 ( 4 ) に な る 。
④ 血 流 の 評 価 薬 剤 と し て 9 9 m Tc - ( 5 ) 、 肺 換 気 は 9 9 m Tc ガ ス 、
( 6 ) ガ ス が 使 用 さ れ る 。
⑤ ( 6 ) は 局 所 肺 換 気 能 に 従 っ て 肺 に 分 布 す る 。
⑥ 9 9 m Tc - ( 5 ) の 粒 子 径 は 1 0 ~ 6 0 μ m 。 肺 毛 細 血 管 の 直 径 ( 約 8
μ m ) よ り 大 き い 。
⑦ 血 流 量 に 応 じ て 一 過 性 に 肺 毛 細 血 管 を 塞 栓 す る た め 、 ( 7 ) に 比
例 し た 分 布 が 得 ら れ る 。 ( 5 ) は ( 8 ) 保 存 し た 状 態 よ り 解 凍 し
て か ら 9 9 ⅿ Tc へ の 標 識 を 行 う 。
⑧ 投 与 時 の ( 9 ) は 肺 内 の R I 分 布 に 影 響 す る 。 一 般 的 に は ( 1 0 )
で 投 与 す る 。
⑨ 半 量 を 仰 臥 位 、 半 量 は 腹 臥 位 で 行 い 、 肺 内 で の 分 布 を 均 一 化 さ せ
る こ と が あ る 。 肺 高 血 圧 症 の 場 合 に は 、 肺 う っ 血 の 評 価 を 行 う た
め ( 1 1 ) で 投 与 を 行 う こ と が あ る 。
⑩ 投 与 後 ( 1 2 ) 分 後 か ら 撮 影 を 開 始 す る 。
⑪ 前 処 置 は 特 に 必 要 と し な い 。
⑫ 肺 換 気 シ ン チ グ ラ フ ィ は 肺 気 腫 、 慢 性 気 管 支 炎 な ど 閉 塞 性 肺 疾 患
に 伴 う ( 1 3 ) 機 能 を 評 価 す る 目 的 で 実 施 さ れ る 。
⑬ 肺 血 流 分 布 ( Q ) と 肺 換 気 分 布 ( V ) が 異 な る こ と を V / Q ミ ス マ ッ チ
( 換 気 ・ 血 流 ミ ス マ ッ チ ) と い う 。 ( 1 4 ) の 特 異 的 な 所 見 で あ る 。
⑭ 肺 換 気 が 正 常 。 肺 血 流 が 低 下 し て い る 。
→ 肺 動 脈 だ け の 異 常 ( 1 4 )
⑮ 肺 換 気 と 肺 血 流 と も に 低 下 し て い る 。
→ 肺 血 管 ・ 気 道 を 含 め た 肺 組 織 に 異 常 あ り 。
⑯ 肺 内 毛 細 血 管 数 の 約 0 . 1 % を 塞 栓 す る の み で あ る た め 、 放 射 性 医
薬 品 投 与 で 症 状 が 現 れ る こ と は な い 。
⑰ ( 5 ) は 時 間 と と も に 破 壊 さ れ 、 網 内 系 に 取 り 込 ま れ た 後 に 体 外
に 排 泄 さ れ る 。
1 静脈
2 二酸化炭素
3 左心
4 肺高血圧症
5 MAA
6 8 1 m K r
7 肺動脈血流量
8 冷凍
9 体位
1 0 臥位
1 1 座位
1 2 2
1 3 呼吸
1 4 肺塞栓症
1 毛 細 血 管 塞 栓 で 集 積 す る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - DT P A
2 . 9 9 m Tc - E C D
3 . 9 9 m Tc - G S A
4 . 9 9 m Tc - H S A
5 . 9 9 m Tc - M A A
2 肺 血 流 ・ 換 気 シ ン チ グ ラ フ ィ で 肺 血 流 の 異 常 が 換 気 異 常 よ り も 著
し い の は ど れ か 。
1 . 肺 炎
2 . 無 気 肺
3 . 気 管 支 喘 息
4 . 慢 性 気 管 支 炎
5 . 肺 血 栓 塞 栓 症
3 肺 血 流 ・ 換 気 シ ン チ グ ラ フ ィ が 診 断 上 最 も 有 用 な 疾 患 は ど れ か 。
1 . 肺 膿 瘍
2 . 肺 塞 栓 症
3 . 肺 線 維 症
4 . 肺 炎
5 . サ ル コ イ ド ー シ ス
4 9 9 m Tc - M A A を 上 肢 か ら 投 与 し て 肺 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ を 施 行 し
た と こ ろ 、 脳 に 高 集 積 が み ら れ た 。 考 え ら れ る の は ど れ か 。
1 . 標 識 不 良
2 . て ん か ん 発 作
3 . 右 左 シ ャ ン ト
4 . 三 尖 弁 閉 鎖 不 全
5 . 静 注 時 の 動 脈 誤 穿 刺
5 肺 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - P Y P を 用 い る 。
2 . 気 管 支 動 脈 血 流 を 評 価 で き る 。
3 . 右 左 シ ャ ン ト の あ る 患 者 に は 禁 忌 で あ る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 時 に 患 者 は 息 止 め が 必 要 で あ る 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 時 の 体 位 に よ っ て 集 積 の 分 布 が 異 な る 。
5
5
2
3
5
6.甲状腺シンチグラフィ
① 甲 状 腺 機 能 を 評 価 す る た め 甲 状 腺 ヨ ウ 素 摂 取 率 測 定 が 行 わ れ る 。
② ヨ ウ 素 摂 取 率 を 求 め る 公 式 : | P A - P B × 1 0 0 | / K ( S A - S B )
K : 標 準 線 源 と 投 与 患 者 線 源 の 比
P A : 患 者 甲 状 腺 部 分 の 計 数 値
S A : 標 準 線 源 の 計 数 率
P B 、 S B : 患 者 お よ び 標 準 線 源 の バ ッ ク グ ラ ン ド
③ 検 査 前 に ( 1 ) 週 間 の ヨ ー ド 摂 取 制 限 を 行 う 。
④ 使 用 す る 薬 品 は N a 1 2 3 I 、 ( 2 ) 、 ( 3 ) で あ る 。
( 2 ) は ( 4 ) 線 を 放 出 す る た め 被 ば く 線 量 が 高 く な る 。
⑤ 使 用 す る 薬 品 が ( 3 ) の 場 合 に は 摂 取 率 に 影 響 し な い た め 、
( 5 ) は 必 要 と し な い 。
⑥ ヨ ー ド カ プ セ ル を 飲 み 、 ( 6 ) 時 間 及 び 2 4 時 間 後 に 撮 影 を 行 う 。
⑦ ( 3 ) の 場 合 に は 静 注 し て か ら ( 7 ) 分 後 に 撮 影 す る 。
1 1~2
2 Na 1 3 1 I
3 9 9 ⅿ TcO 4‐
4 β
5 前処置
6 3
7 3 0
1 甲 状 腺 1 2 3 I 摂 取 率 が 増 加 す る の は ど れ か 。
1 . 甲 状 腺 癌
2 . 非 機 能 性 甲 状 腺 腺 腫
3 . 亜 急 性 甲 状 腺 炎
4 . 甲 状 腺 機 能 低 下 症
5 . バ セ ド ウ 病
2 甲 状 腺 1 2 3 1 摂 取 率 に 影 響 を 与 え る は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 海 草 類
2 . 野 菜 類
3 . 肉 類
4 . 穀 類
5 . ヨ ー ド 造 影 剤
3 甲 状 腺 1 2 3 I 摂 取 率 計 測 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 を 経 口 投 与 す る 。
2 . 検 査 前 に 無 機 ヨ ー ド を 服 用 さ せ る 。
3 . B a s e d o w 〈 バ セ ド ウ 〉 病 で は 摂 取 率 が 低 下 す る 。
4 . 甲 状 腺 の カ ウ ン ト を 全 身 の カ ウ ン ト で 除 し て 算 出 す る 。
5 . 1 回 目 の 測 定 は 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 後 約 1 0 分 で 開 始 す る 。
5
1.5
1
4 同 じ 量 の 放 射 能 を 投 与 し た 際 、 正 常 甲 状 腺 に 対 す る 被 ば く 線 量 が
最 も 多 い の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc O 4―
2 . 2 0 1 T l C l
3 . N a 1 3 1 I
4 . N a 1 2 3 I
5 . 6 7 G a - ク エ ン 酸
3
7 .腎シンチグラフィ
( 1 ) 腎 静 態 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 腎 臓 の 位 置 、 大 き さ 、 病 変 部 位 の 描 出 を 目 的 と す る 。
② 使 用 す る 放 射 性 医 薬 品 は ( 1 ) で あ る 。
③ ( 1 ) は 近 位 尿 細 管 上 皮 細 胞 に 取 り 込 ま れ 、 腎 皮 質 に 集 積 す る 。
尿 路 系 へ の 排 泄 は 少 な い 。
( 2 ) 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ ( レ ノ グ ラ ム )
① 検 査 当 日 の ( 2 ) や 飲 水 の 制 限 は な い 。
② 検 査 直 前 に 水 2 0 0 ~ 3 0 0 ⅿ l を 飲 ま せ 、 ( 3 ) を 生 成 し や す い 状
態 に す る 。
③ 患 者 の ( 4 ) に 検 出 器 を 配 置 し 、 静 注 直 後 か ら 2 0 分 程 度 の 連 続
的 に 撮 影 す る 。
④ 左 右 の 時 間 ― 放 射 能 曲 線 ( レ ノ グ ラ ム ) か ら 腎 機 能 を 評 価 す る 。
⑤ フ ロ セ ミ ド ( 利 尿 剤 ) 、 ( 5 ) ( 降 圧 剤 ) を 用 い て 負 荷 を 行 う こ
と が あ る 。
⑥ 利 尿 剤 の 使 用 で 尿 路 系 の 拡 張 が 器 質 的 な 閉 塞 に よ る も の な の か 機
能 的 な も の な の か を 鑑 別 す る こ と が で き る 。
⑦ ( 6 ) → 腎 動 脈 が 狭 窄 し 、 血 流 量 が 低 下 す る と 血 圧 を 上 げ る 物 質
が 腎 臓 か ら 分 泌 さ れ る 。 血 圧 が 上 昇 す る 。
1 ) 9 9 m Tc - DT P A に よ る 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 9 9 m Tc - D T P A は ( 7 ) で 特 異 的 に ろ 過 さ れ る 。
② 9 9 m Tc - D T P A は 1 回 腎 循 環 で 2 0 % が 腎 臓 に 摂 取 さ れ 、 ( 7 ) か
ら 尿 中 に ろ 過 さ れ る 。 ( 8 ) か ら 再 吸 収 が な い た め 、 腎 糸 球 体 ろ
過 率 ( G F R ) が 評 価 で き る 。
③ G F R の 数 値 は ( 7 ) が 老 廃 物 を 尿 へ 排 泄 す る 能 力 を 示 し て い る 。
2 ) ( 9 ) に よ る 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ
① ( 9 ) は ( 8 ) に 高 率 で 取 り 込 ま れ 排 泄 さ れ る 。
② 腎 で の 摂 取 率 は 有 効 腎 血 漿 流 量 ( E R P F ) を 反 映 す る 。
③ 有 効 腎 血 漿 流 量 ( E R P F ) は 単 位 時 間 当 た り の 腎 臓 を 流 れ る 血 漿
量 を 示 し て い る 。
④ 9 9 m Tc - DT PA よ り ( 9 ) の 方 が 尿 に 排 泄 さ れ る 割 合 が 高 い 。
1 9 9 ⅿ Tc ‐DMSA
2 食事
3 尿
4 背面
5 カプトプリル
」
6 腎血管性高血
圧
7 糸球体
8 尿細管
9 9 9 m Tc ‐MAG 3
1 健 常 成 人 で 尿 中 排 泄 率 が 最 も 高 い の は ど れ か 。
1 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 ガ リ ウ ム
2 . 8 1 m K r
3 . 9 9 m Tc - M A G 3
4 . 1 2 3 I - M I B G
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム
2 9 9 m Tc - M A G 3 を 用 い た 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ
か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 は 排 尿 を 制 限 す る 。
2 . 左 右 そ れ ぞ れ の 腎 臓 の 機 能 を 測 定 で き る 。
3 . 腎 機 能 の 定 量 に は 動 脈 採 血 が 必 要 で あ る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 は 4 時 間 以 上 絶 食 す る 。
5 . 腎 血 管 性 高 血 圧 症 の 診 断 に は フ ロ セ ミ ド を 投 与 す る 。
3 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ で 負 荷 に 用 い る 薬 剤 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . ア デ ノ シ ン
2 . フ ロ セ ミ ド ( ラ シ ッ ク ス )
3 . カ プ ト プ リ ル
4 . ア セ タ ゾ ラ ミ ド
5 . デ キ サ メ サ ゾ ン
4 9 9 m Tc - D T P A を 用 い た 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ
か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 に は 飲 水 制 限 を 行 う 。
2 . コ リ メ 一 夕 は 中 エ ネ ル ギ ー 用 を 用 い る 。
3 . エ ネ ル ギ ー ピ ー ク を 7 1 k e V に 設 定 す る 。
4 . 後 面 像 を 撮 影 す る の が 一 般 的 で あ る 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 静 注 直 後 か ら 連 続 的 に 撮 影 す る 。
5 腎 臓 の 糸 球 体 で ろ 過 さ れ る が 、 細 尿 管 で は 分 泌 も 再 吸 収 も さ れ な
い 放 射 性 医 薬 品 は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc O 4 - D M S A
2 . 9 9 m Tc - DT P A
3 . 9 9 m Tc - E C D
4 . 9 9 m Tc - M A G 3
5 . 9 9 m Tc - M I B I
3
2
2.3
4.5
2
6 E R P F 〈 有 効 腎 血 漿 量 〉 の 測 定 に 適 す る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - D M S A
2 . 9 9 m Tc - DT P A
3 . 9 9 m Tc - M A G 3
4 . 9 9 m Tc - M D P
5 . 9 9 m Tc - M I B I
7 9 9 m Tc - D T P A 腎 シ ン チ グ ラ フ ィ に つ い て 正 し い の は ど れ か 。
1 . 有 効 腎 血 漿 流 量 ( E R P F ) が 測 定 で き る 。
2 . 腎 臓 関 心 領 域 ( R O I ) は 両 側 ま と め て 1 個 で よ い 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 の 2 時 間 前 に 飲 水 さ せ る 。
4 . 坐 位 で 動 態 撮 像 を 行 う の が 一 般 的 で あ る 。
5 . 腎 血 管 性 高 血 圧 の 診 断 に は カ プ ト プ リ ル 負 荷 を 行 う 。
8 腎 臓 の 核 医 学 検 査 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - D M S A を 用 い る 検 査 で は 利 尿 剤 に よ る 負 荷 を か け る 。
2 . 9 9 m Tc - DT PA を 用 い る 検 査 で は 腎 血 漿 流 量 を 算 出 す る 。
3 . 9 9 m Tc - DT PA を 用 い る 検 査 で は 前 処 置 と し て 食 事 制 限 を 行 う 。
4 . 9 9 m Tc - M A G 3 を 用 い る 検 査 で は 前 処 置 と し て 水 分 摂 取 制 限 を 行
う 。
5 . 9 9 m Tc - M A G 3 を 用 い る 検 査 で は 排 泄 の 指 標 と し て T m a x を 算 出 す
る 。
3
5
5
8.副腎シンチグラフィ
( 1 ) 副 腎 皮 質 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 放 射 性 医 薬 品 と し て 、 1 3 1 I - ( 1 ) が 使 用 さ れ る 。
② 副 腎 皮 質 で は コ レ ス テ ロ ー ル か ら ス テ ロ イ ド ホ ル モ ン が 合 成 さ れ
て い る 。
③ 1 3 1 I - ( 1 ) は コ レ ス テ ロ ー ル の 類 似 物 質 。 皮 質 へ の 集 積 は コ レ
ス テ ロ ー ル の 1 0 倍 あ る 。
④ 1 3 1 I か ら の ( 2 ) 線 被 ば く を 軽 減 す る た め 、 ( 3 ) ブ ロ ッ ク が 必
要 で あ る 。
⑤ 使 用 す る 放 射 性 医 薬 品 は エ タ ノ ー ル が 添 加 さ れ て い る の で 3 0 秒
以 上 か け て ゆ っ く り ( 4 ) す る 。
⑥ 投 与 量 は 1 8 . 5 ~ 3 7 M B q と す る 。
⑦ ( 4 ) 後 、 ま れ に 一 過 性 の 顔 面 紅 潮 、 動 機 が 生 じ る こ と が あ る 。
⑧ ( 4 ) 後 、 ( 5 ) 日 後 に 背 面 か ら 撮 影 す る 。
⑨ ス テ ロ イ ド ホ ル モ ン で あ る ( 6 ) に よ る 抑 制 試 験 を 行 う 。
正 常 副 腎 へ の 集 積 が 低 下 し 、 腺 腫 へ の 集 積 が 明 確 化 す る 。
⑩ 本 検 査 は ヨ ー ド 過 敏 症 、 妊 婦 又 は 授 乳 中 の 婦 人 、 1 8 才 未 満 の 患
者 は 原 則 ( 7 ) で あ る 。
( 2 ) 副 腎 髄 質 シ ン チ グ ラ フ ィ
① 放 射 性 医 薬 品 と し て 、 ( 8 ) が 使 用 さ れ る 。
② ( 9 ) の 診 断 に 有 用 で あ る 。
1 アドステロール
2 β
3 甲状腺
4 静注
5 6~9
6 デキサメタゾン
7 禁忌
8 1 3 1 I ‐ M IBG
9 褐色細胞腫
1 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 急 速 静 注 を 行 う 。
2 . 甲 状 腺 ブ ロ ッ ク を 行 う 。
3 . 投 与 1 日 後 に 撮 影 す る 。
4 . 褐 色 細 胞 腫 の 診 断 に 使 用 す る 。
5 . 健 常 者 で は 副 腎 は 描 出 さ れ な い 。
2 副 腎 髄 質 シ ン チ グ ラ フ ィ で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 9 9 m Tc - M I B I を 用 い る 。
2 . デ キ サ メ タ ゾ ン 負 荷 が 行 わ れ る 。
3 . 正 常 像 で は 心 筋 の 描 出 が 認 め ら れ る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 2 4 時 間 後 に 撮 影 す る 。
5 . C u s h i n g 〈 ク ッ シ ン グ 〉 症 候 群 の 診 断 に 用 い ら れ る 。
4 右 副 賢 腫 瘍 の 患 者 に 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 し て 得 ら れ た 画 像 【 第 6 7
回 ・ 口 絵 - 1 8 】 を 別 に 示 す . 使 用 さ れ た 放 射 性 医 薬 品 は ど れ か .
1 . 1 8 F - F D G
2 . 6 7 G a - ク エ ン 酸
3 . 9 9 m Tc - M I B I
4 . 1 2 3 I - M I B G
5 . 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル
2
3,4
4
9.放射性医薬品と適応疾患
1 放 射 性 医 薬 品 と 評 価 項 目 の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
2 つ 選 べ 。
1 . 1 2 3 I - B M I P P ― ― ― ― ― ― 心 筋 脂 肪 酸 代 謝
2 . 1 2 3 I - I M P ― ― ― ― ― ― ― ― 脳 血 流
3 . 1 2 3 I - M I B G ― ― ― ― ― ― ― ド パ ミ ン ト ラ ス ポ ー タ
4 . 1 2 3 I - イ オ フ ル パ ン ー ー ー ー 甲 状 腺 機 能
5 . 1 2 3 I - イ オ マ ゼ ニ ル ー ー ー ー 心 臓 交 感 神 経 機 能
2 疾 患 と 放 射 性 医 薬 品 と の 組 合 せ で 適 切 で な い の は ど れ か 。
1 . 褐 色 細 胞 腫 ― ― ― ― ― ― ― ― 1 3 1 I - M I B G
2 . ア ル ツ ハ イ マ ー 病 ― ― ― ― ― 1 2 3 I - I M P
3 . 悪 性 リ ン パ 腫 ― ― ― ― ― ― ― ク エ ン 酸 ガ リ ウ ム ( 6 7 G a )
4 . 肺 塞 栓 症 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 9 9 m Tc - M A A
5 . 心 筋 梗 塞 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 9 9 m Tc - E C D
3 疾 患 と 放 射 性 医 薬 品 の 組 合 せ で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 橋 本 病 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1 2 3 I - ヨ ウ 化 ナ ト リ ウ ム
2 . 褐 色 細 胞 腫 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1 3 1 I - M I B G
3 . 甲 状 腺 癌 骨 転 移 ― ― ― ― ― ― ― ― 1 3 1 I - ヨ ウ 化 ナ ト リ ウ ム
4 . ク ッ シ ン グ 症 候 群 ― ― ― ― ― ― ― 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル
5 . 原 発 性 ア ル ド ス テ ロ ン 症 ― ― ― ― 1 2 3 I - B M I P P
4 放 射 性 医 薬 品 と 検 査 目 的 と の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 1 8 F - F D G ― ― ― ― ― ― 悪 性 リ ン パ 腫
2 . 9 9 m Tc - M A G 3 ― ― ― ― 胆 道 閉 鎖 症
3 . 1 1 1 I n - D T P A ― ― ― ― 虚 血 性 心 疾 患
4 . 1 2 3 I - M I B G ― ― ― ― ― 脳 出 血
5 . 1 2 3 I - B M I P P ― ― ― ― 褐 色 細 胞 腫
5 放 射 性 医 薬 品 と 疾 患 と の 組 合 せ で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 1 2 3 I - I M P ― ― ― ― ― ― ― ― ― バ セ ド ウ 病
2 . 9 9 m Tc - M A A ― ― ― ― ― ― ― ― 肺 塞 栓 症
3 . 9 9 m Tc - DT P A ― ― ― ― ― ― ― 腎 血 管 性 高 血 圧 症
4 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム ー ー ー ー 肺 癌
5 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 塩 ― ― ― ― ― ― 悪 性 リ ン パ 腫
1、2
5
5
1
1
1 0.放射性医薬品の投与方法
脳 脊 髄 腔 シ ン チ グ ラ フ ィ
① ( 1 ) に よ り 髄 腔 内 ( ク モ 膜 下 腔 ) に 注 入 を 行 う 。
② 使 用 す る 放 射 性 医 薬 品 は ( 2 ) 。
③ 正 常 で は 投 与 1 ~ 3 時 間 後 に 脳 底 槽 に 到 達 す る 。 2 4 時 間 後 に 大 脳
に 分 布 す る 。
④ 撮 影 は 投 与 1 、 3 、 5 , 2 4 、 4 8 時 間 後 に 行 う 。
⑤ 乳 頭 浮 腫 を 伴 う 頭 蓋 内 圧 亢 進 症 状 を 示 す 場 合 に は 、 本 検 査 は 禁 忌
と な る 。
⑥ 脳 脊 髄 液 の 動 き 、 脊 髄 く も 膜 下 腔 の 形 態 を 継 時 的 に 観 察 で き る 。
⑦ 交 通 事 故 な ど 強 い 外 傷 に 伴 っ て 脳 脊 髄 液 が 減 少 す る ( 3 ) の 診 断
に 有 用 で あ る 。
1 腰椎穿刺
2 1 1 1 I n ‐ DTPA
3 脳脊髄髄液減
少症
1 . 経 口 投 与 す る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc O 4-
2 . 9 9 m Tc - M I B I
3 . 1 2 3 I - B M I P P
4 . 1 2 3 I - M I B G
5 . 1 2 3 I - ヨ ウ 化 ナ ト リ ウ ム
2 . 髄 腔 内 投 与 を す る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - E C D
2 . 9 9 m Tc - H M P A O
3 . 1 1 1 I n - D T PA
4 . 1 1 1 I n - 塩 化 イ ン ジ ウ ム
5 . 1 2 3 I - I M P
5
3
1 1.検査前の処置
1 前 処 置 と し て ヨ ー ド 制 限 が 必 要 な 放 射 性 医 薬 品 は ど れ か 。
1 . N a 1 2 3 I
2 . 1 2 3 I - I M P
3 . 1 2 3 I - M I B G
4 . 9 9 m Tc O 4―
5 . 9 9 m Tc - M D P
2 検 査 の 前 処 置 と し て 正 し い 組 合 せ は ど れ か 。 3 つ 選 べ 。
1 . 心 筋 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー 絶 食
2 . 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー 水 分 負 荷
3 . 肺 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー 排 尿
4 . 甲 状 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー ル ゴ ー ル 投 与
5 . ガ リ ウ ム シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー 下 剤 投 与
3 検 査 と 前 処 置 と の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 9 9 m Tc - DT P A 腎 動 態 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー 飲 水
2 . 9 9 m Tc - M D P 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー ー ー 撮 像 直 前 の 排 尿
3 . 6 7 G a 腫 瘍 ・ 炎 症 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー ー ー 絶 食
4 . 1 2 3 I 甲 状 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー ー ー ヨ ウ 化 カ リ ウ ム の 投 与
5 . 2 0 1 T l 心 筋 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ ー ー ー ー ー ー ー 抗 狭 心 症 薬 の 投 与
4 1 2 3 I に よ る 甲 状 腺 摂 取 率 検 査 を 行 う 場 合 の ヨ ウ 素 含 有 食 品 の 摂 取
制 限 期 間 は ど れ か 。
1 . 6 時 間
2 . 2 4 時 間
3 . 3 日
4 . 1 週 間
5 . 1 か 月
1
1 2 5
1,2
4
1 2.撮影開始時間
1 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 か ら 撮 像 ま で の 時 間 で 適 切 で な い 組 合 せ は ど れ
か 。
1 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 ガ リ ウ ム ー ー ー ー 3 日
2 . 9 9 m Tc - H M D P ― ― ― ― ― ― ― ― ― 3 時 間
3 . 9 9 m Tc - M A A ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1 時 間
4 . 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル ー ー ー ー ー ー 7 日
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム ー ー ー ー ー ー 5 分
2 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 と 撮 像 開 始 ま で の 時 間 と の 組 合 せ で 誤 っ て い
る の は ど れ か 。
1 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 7 日
2 . 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 7 日
3 . 9 9 m Tc - D M S A ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 2 時 間
4 . 1 2 3 I - I M P ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1 5 分
5 . 1 2 3 I - M I B G に よ る 心 筋 シ ン グ ラ フ ィ ー ー ー ー 3 0 分 後
3 投 与 か ら 撮 影 ま で の 時 間 が 最 も 長 い の は ど れ か 。
1 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 ガ リ ウ ム
2 . 9 9 m Tc - H M D P
3 . 1 1 1 I n - 塩 化 イ ン ジ ウ ム
4 . 1 2 3 I - M I B G
5 . 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル
3
1
5
1 3.負荷検査
1 負 荷 検 査 で 誤 っ て い る 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ - - - - - ア セ タ ゾ ラ ミ ド ( ダ イ ア モ ッ ク ス )
2 . 唾 液 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ - - - - - レ モ ン
3 . 甲 状 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ - - - - - デ キ サ メ タ ゾ ン
4 . 心 筋 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ - - - ジ ピ リ ダ モ ー ル ( ペ ル サ ン チ ン )
5 . レ ノ グ ラ フ ィ - - - - - - ― ― ― ― フ ロ セ ミ ド ( ラ シ ッ ク ス )
2 負 荷 試 験 が 行 わ れ な い 検 査 は ど れ か 。
1 . 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
2 . 甲 状 腺 シ ン チ グ ラ フ ィ
3 . 心 筋 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
4 . 肺 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
5 . 副 腎 皮 質 シ ン チ グ ラ フ ィ
3
4
1 4.陽性・陰性像の判別
1 急 性 心 筋 梗 塞 巣 を 陽 性 像 と し て 描 出 す る の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - M I B I
2 . 9 9 m Tc - テ ト ロ ホ ス ミ ン
3 . 9 9 m Tc - ピ ロ リ ン 酸
4 . 1 2 3 I - B M I P P
5 . 1 2 3 I - M I B G
2 病 変 部 が 陰 性 像 と な る こ と が 多 い 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 肺 癌 ― ― ― ― ― ― ― 2 0 1 T l C l
2 . 心 筋 梗 塞 ― ― ― ― ― ― 2 0 1 T l C l
3 . 骨 転 移 ― ― ― ― ― ― ― 9 9 m Tc - M D P
4 . メ ッ ケ ル 憩 室 ― ― ― ― 9 9 m Tc O 4―
5 . 悪 性 リ ン パ 腫 ― ― ― ― 6 7 G a - ク エ ン 酸
3
2
1 5.放射性医薬品の集積機序集 積 機 序 放 射 性 医 薬 品 集 積 機 序 の 説 明
( 1 ) 9 9 m Tc - M A A
血 管 内 部 で 血 栓 や 外 部 か ら の 異 物 が 血
液 に よ っ て 運 ば れ 、 脈 管 の 細 い 部 分 を ふ
さ ぐ 。
化 学 吸 着 ( 2 )
固 体 表 面 と 原 子 や 分 子 が 吸 着 す る 現 象
の 中 で 化 学 反 応 を 伴 う 。
骨 無 機 質 の 基 本 組 成 で あ る ハ イ ド ロ キ
シ ア パ タ イ ト 結 晶 へ 、 イ オ ン 結 合 よ っ て
吸 着 す る 。
( 3 ) 2 0 1 T l C l
細 胞 膜 な ど 生 体 膜 を 通 じ て 行 う 物 質 の
輸 送 の 一 形 式 。 エ ネ ル ギ ー を 用 い て 濃 度
勾 配 に 逆 ら っ て 物 質 を 輸 送 す る 。
細 胞 膜 に は N a + ( ナ ト リ ウ ム イ オ ン )
チ ャ ン ネ ル 、 K + チ ャ ン ネ ル 、 C a 2 + チ ャ
ン ネ ル の よ う な 分 子 量 の 小 さ い イ オ ン を
通 す 孔 ( チ ャ ン ネ ル タ ン パ ク ) が あ る 。
イ オ ン チ ャ ン ネ ル が 開 く と 濃 度 の 高 い
方 か ら 低 い 方 へ と 濃 度 勾 配 や 電 気 的 勾 配
( 電 位 勾 配 ) に 従 っ て イ オ ン が 移 動 す
る 。 生 体 が 濃 度 勾 配 に 逆 ら っ て 物 質 を 移
動 す る 際 は AT P を 分 解 し て 遊 離 さ れ る エ
ネ ル ギ ー を 利 用 す る 。
正 常 心 筋 で は 心 筋 細 胞 膜 の N a + - K + ポ
ン プ を 介 し て 能 動 輸 送 に よ り 心 筋 細 胞 に
取 り 込 ま れ る 。 2 0 1 T l は K と 類 似 の 生 体
挙 動 。 心 筋 細 胞 内 へ N a + - K + ポ ン プ を 介
し て 能 動 輸 送 さ れ る 。
( 4 )
( 単 純 拡 散 )
9 9 ⅿ T c - テ ト
ロ ホ ス ミ ン
9 9 ⅿ Tc - M I B I
濃 度 勾 配 に 基 づ く 拡 散 に よ っ て 起 こ
る 。 時 間 経 過 と と も に 濃 度 差 が 小 さ く な
る 。 輸 送 に 際 し て AT P か ら 供 給 さ れ る エ
ネ ル ギ ー を 必 要 と し な い 。
心 筋 細 胞 膜 お よ び ミ ト コ ン ド リ ア を 介
し た 電 位 依 存 性 の 受 動 拡 散 に よ っ て 心 筋
に 取 り 込 ま れ る 。
( 5 ) 体 内 の 細 胞 が 不 必 要 な も の を 取 り 込
み 、 消 化 し 、 分 解 す る 作 用 。
1 微小塞栓
2 9 9 m Tc ‐ H MD P
3 能動輸送
4 受動輸送
5 貧食作用
生 合 成 甲 状 腺 、 副 腎 体 内 で 有 機 物 が 合 成 さ れ る こ と 。
( 6 )
( レ セ プ タ )
1 2 3 I - イ オ マ ゼ
ニ ル
1 2 3 I - イ オ フ ル
パ ン
9 9 ⅿ Tc - G S A
細 胞 膜 の 外 側 物 質 と 特 異 的 に 結 合 。 脳
内 の 中 枢 性 ベ ン ゾ ジ ア ゼ ピ ン 受 容 体 に 高
い 親 和 性 を 示 し 、 選 択 的 に 結 合 す る 。
肝 細 胞 の ア シ ア ロ 糖 タ ン パ ク と 特 異 的
に 結 合 す る 受 容 体 が 存 在 。
( 7 ) 1 2 3 I - I M P
生 体 膜 を 横 断 し て 選 択 的 に イ オ ン が 移
動 す る こ と 。 血 管 内 ― 脳 組 織 間 の p H 勾
配 に よ る 拡 散 、 毛 細 血 管 内 膜 に 存 在 す る
ア ミ ン 受 容 体 へ の 結 合 が 関 与 す る と さ れ
る 。
エ ネ ル ギ ー
代 謝
1 8 F - F D G
6 受容体結合
7 イオン輸送
1 9 9 m Tc - M A A の 集 積 機 序 は ど れ か 。
1 . 能 動 輸 送
2 . 受 動 拡 散
3 . 生 合 成
4 . 貪 食 能
5 . 微 小 塞 栓
2 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム の 集 積 機 序 と し て 正 し い の は ど れ か 。
1 . 化 学 吸 着
2 . 動 脈 塞 栓
3 . 受 容 体 へ の 結 合
4 . 分 圧 差 に よ る 拡 散
5 . 細 胞 膜 で の 能 動 輸 送
3 放 射 性 医 薬 品 の 集 積 機 序 で 誤 っ て い る 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 1 8 F - F D G ― ― ― ― ― ― ― ― 糖 代 謝
2 . 9 9 m Tc - M A A ― ― ― ― ― ― ― 抗 原 抗 体 反 応
3 . 9 9 m Tc - DT P A ― ― ― ― ― ― 糸 球 体 ろ 過
4 . 9 9 m Tc - M D P ― ― ― ― ― ― ― 化 学 的 吸 着
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム ー ー ー ー イ オ ン 交 換
4 放 射 性 医 薬 品 と 集 積 機 序 の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 9 9 m Tc - M A A ― ― ― ― ― ― ― ― 化 学 吸 着
2 . 9 9 m Tc - M D P ― ― ― ― ― ― ― ― 貧 食 作 用
3 . 9 9 m Tc - ス ズ コ ロ イ ド ー ー ― ― 毛 細 血 管 塞 栓
4 . 1 2 3 I - I M P ― ― ― ― ― ― ― ― ― イ オ ン 輸 送
5 . 1 2 3 I - イ オ マ ゼ ニ ル ー ー ー ー ー レ セ プ タ 結 合
5
5
2
5
1 6. 9 9 m T c O 4―の正常部位の集積
1 . 静 注 さ れ た 9 9 m Tc O 4― が 特 異 的 に 集 積 す る の は ど れ か 。
1 . 唾 液 腺
2 . 心 筋
3 . 肺
4 . 骨
5 . 筋 肉
2 健 常 成 人 で 9 9 m Tc O 4- 静 注 1 0 分 後 の 描 出 が 最 も 弱 い 臓 器 は ど れ
か 。
1 . 胃
2 . 肺
3 . 腎 臓
4 . 甲 状 腺
5 . 唾 液 腺
1
2
1 7.放射性医薬品の特徴
( 1 ) 放 射 性 で あ る こ と
① 体 内 透 過 性 の 高 い γ 線 、 特 性 X 線 を 放 出 す る 核 種 又 は 消 滅 放 射 線
を 放 出 す る β + 壊 変 核 種 が 使 用 さ れ る 。 ( 1 ) 線 を 放 出 す る 核 種 は
被 ば く 線 量 が 多 く な る た め 、 イ メ ー ジ ン グ 用 と し て は あ ま り 使 用
さ れ な い 。 主 と し て 治 療 を 目 的 と し た R I 内 用 療 法 に 用 い ら れ る 。
( 2 ) ( 2 ) 作 用 が な い
① 放 射 性 医 薬 品 の 量 が 極 め て 微 量 と な る た め ( 2 ) 作 用 は 持 た な い 。
② ヨ ー ド 系 造 影 剤 と 比 較 し て 副 作 用 は 起 き に く い 。 重 篤 な 副 作 用 の
頻 度 は 極 め て 稀 で あ る 。 口 内 苦 味 感 や 金 属 臭 の 報 告 あ り 。
( 3 ) ( 3 ) 性 が 高 い こ と
目 的 と す る 臓 器 ・ 組 織 に 特 異 的 に 集 積 す る 性 質 が あ り 、 検 査 終 了
後 は 速 や か に 消 失 す る こ と が 望 ま し い 。
( 4 ) 被 ば く 線 量 が 少 な い 。
有 効 半 減 期 が 可 能 な 限 り 短 く 、 γ 線 エ ネ ル ギ ー が ( 4 ) k e V の 核
種 が 用 い ら れ る 。
( 5 ) 使 用 す る 場 所 は ( 5 ) 内 に 限 定 さ れ る 。 ( 一 部 、 例 外 あ り )
( 6 ) 有 効 期 限 あ り 。 翌 日 に は ほ と ん ど 使 用 で き な い 。
( 7 ) 注 射 に 伴 う 疼 痛 で ( 6 ) を 起 し 、 め ま い や 血 圧 低 下 な ど が 生 じ る
こ と が あ る 。
1 β
2 薬理
3 器親和
4 1 0 0~200
5 管理区域
6 血管迷走反射
1 イ ン ビ ボ 診 断 用 放 射 性 医 薬 品 と し て 望 ま し い の は ど れ か 。
1 . β - 線 を 放 出 し な い 。
2 . 全 身 に 均 一 に 分 布 す る 。
3 . 物 理 的 半 減 期 は 短 い ほ ど よ い 。
4 . ガ ン マ 線 エ ネ ル ギ ー は 1 0 0 k e V 以 下 が よ い 。
5 . 複 数 の ガ ン マ 線 エ ネ ル ギ ー を も つ 核 種 が よ い 。
2 イ ン ビ ボ 用 放 射 性 医 薬 品 の 特 徴 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 診 断 用 で は 薬 理 作 用 が 大 き い 。
2 . 全 身 に 均 等 に 分 布 す る も の が よ い 。
3 . 一 般 の 医 薬 品 に 比 べ て 有 効 期 間 が 長 い 。
4 . 治 療 用 で は β 線 を 放 出 す る 核 種 が よ い 。
5 . ヨ ー ド 造 影 剤 と 比 べ て ア ナ フ ィ ラ キ シ ー 様 症 状 の 発 生 率 が 高 い 。
3 イ メ ー ジ ン グ 用 放 射 性 医 薬 品 に つ い て 正 し い の は ど れ か 。
1 . β 線 放 出 核 種 で あ る 。
2 . 有 効 半 減 期 が 長 い 。
3 . 薬 理 作 用 は 無 視 で き る 。
4 . 有 効 期 限 は 核 種 の 半 減 期 で あ る 。
5 . 有 効 期 限 後 は 管 理 区 域 外 で 使 用 で き る 。
4 放 射 性 医 薬 品 の 副 作 用 に つ い て 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 重 篤 な 副 作 用 の 出 現 は 極 め て ま れ で あ る 。
2 . 発 現 頻 度 は ヨ ー ド 造 影 剤 の 静 脈 内 投 与 と 同 程 度 で あ る 。
3 . 血 管 迷 走 反 射 に よ る 症 状 が 発 現 す る こ と が あ る 。
4 . 1 3 1 I - ア ド ス テ ロ ー ル の 副 作 用 報 告 は な い 。
5 . 2 0 1 T l - 投 与 時 に 金 属 臭 や 金 属 味 が す る こ と が あ る 。
1
4
3
1.3
1 8.放射性医薬品の製造
放 射 性 医 薬 品 用 核 種 の 主 な 製 造 方 法 で 誤 っ て い る 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 6 7 G a - - - - サ イ ク ロ ト ロ ン
2 . 1 2 3 I - - - - - サ イ ク ロ ト ロ ン
3 . 1 3 1 I - - - - - 原 子 炉
4 . 1 3 3 X e — - 原 子 炉
5 . 2 0 1 T l - - - - 原 子 炉
1 9.放射性核種の半減期
1 放 射 性 核 種 と 物 理 的 半 減 期 と の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 6 7 G a - - - - 6 6 時 間
2 . 8 1 m K r - - - 6 時 間
3 . 9 9 m Tc - - - 3 日
4 . 1 2 3 I ― - - ― 1 3 時 間
5 . 1 3 3 X e - - - 8 日
2 物 理 的 半 減 期 が 最 も 長 い の は ど れ か 。
1 . 2 0 1 T l
2 . 1 3 3 X e
3 . 1 2 5 I
4 . 9 9 M o
5 . 8 1 m K r
3 物 理 的 半 減 期 の 最 も 長 い の は ど れ か 。
1 . 1 1 1 I n
2 . 1 2 3 I
3 . 1 2 5 I
4 . 1 3 1 I
5 . 1 3 3 X e
4 生 物 学 的 半 減 期 が 同 じ で あ る と き 、 有 効 半 減 期 の 最 も 短 い の は ど
れ か 。
1 . 6 7 G a
2 . 1 2 3 I
3 . 1 2 5 I
4 . 1 3 1 I
5 . 2 0 1 T l
5
4
3
3
2
2 0.化学的性状
気 体 と し て 使 用 す る 核 種 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 2 0 1 T l
2 . 1 3 3 X e
3 . 8 1 m K r
4 . 6 7 G a
5 . 5 1 C r
2.3
2 1. P E T 検査
1 . ( 1 ) を 反 映 し た 機 能 画 像 の 原 理 と 検 査 手 技
( 1 ) 1 8 F - F D G の 挙 動
① 1 8 F - F D G は ( 2 ) に 似 た 物 質 で あ る 。
② 1 8 F - F D G は ( 2 ) ト ラ ン ス ポ ー タ を 介 し て 細 胞 に 取 り 込 ま れ 、
ヘ キ ソ キ ナ ー ゼ に よ り F D G - ( 2 ) に 代 謝 さ れ る 。
( 2 ) と は 異 な り 解 糖 代 謝 経 路 に は 進 ま な い た め 、 F D G - ( 3 ) の
ま ま 細 胞 内 に 留 ま る 。
1 糖代謝
2 グルコース
3 6 リン酸
③ 細 胞 内 に 蓄 積 し た 後 、 グ ル コ ー ス 6 ホ ス フ ァ タ ー ゼ に よ っ て 還 元
さ れ て 再 び 血 中 に 戻 る 。
( 2 ) 腫 瘍 細 胞
① 腫 瘍 細 胞 は グ ル コ ー ス ト ラ ン ス ポ ー タ の 発 現 に よ る 糖 の 取 り 込 み
が 増 加 し 、 ヘ キ ソ キ ナ ー ゼ 活 性 の 亢 進 、 糖 新 生 系 の 酵 素 で あ る グ
ル コ ー ス - 6 - ホ ス フ ァ タ ー ゼ 活 性 の 低 下 で 糖 代 謝 が ( 1 ) す る 。
② 腫 瘍 細 胞 で は 正 常 細 胞 に 比 べ 糖 代 謝 が ( 1 ) し 、 取 り 込 み が 増 大
す る こ と か ら 一 般 に ( 2 ) 像 と し て 描 写 さ れ る 。
③ F D G の 体 内 分 布 を 定 量 化 す る た め に 用 い る 指 標 と し て ( 3 )
( s t a n d a r d i z e d u p t a k e v a l u e ) が あ る 。 こ の 値 が 大 き い ほ ど
F D G の ( 4 ) が 相 対 的 に 強 い こ と を 示 し て い る 。 2 . 0 ~ 3 . 0 程 度
を 境 界 と し て 良 悪 性 鑑 別 の 参 考 に さ れ る 。
④ 投 与 し た F D G が 全 身 に 分 布 し 、 か つ 排 泄 さ れ て い な い と 仮 定 し
し た 場 合 の 組 織 を 1 と し て 、 そ れ に 対 し て 関 心 領 域 の 濃 度 が 何 倍
で あ る か を 示 し て い る 。
⑤ S U V = ( 5 ) と し た 場 合 、 均 一 に 分 布 し た と き の 濃 度 と 比 較 し て 、
病 巣 部 と 予 想 さ れ る 部 位 に 2 倍 の 濃 度 が あ る こ と を 示 し て い る 。
⑥ S U V に 影 響 す る 因 子 は 「 体 格 」 「 撮 影 ま で の 時 間 」 「 ( 6 ) 」
「 P E T 装 置 の 精 度 」 「 関 心 領 域 の 設 定 」 「 呼 吸 性 移 動 」 が あ る 。
⑦ 高 ( 6 ) で は 腫 瘍 へ の F D G 集 積 が 低 下 す る 。 正 常 ( 6 ) で 撮 影 し
た 場 合 よ り 病 変 を 検 出 し に く く く な る 。 ま た 、 検 査 直 前 に 運 動 を
す る と ( 7 ) に ( 4 ) を 生 じ 、 腫 瘍 と 間 違 え る 可 能 性 が あ る 。
( 組 織 放 射 能 ( B q ) / 組 織 体 積 ( ⅿ l ) ) ÷ 投 与 放 射 能 ( B q ) / 体 重 ( g )
1 亢進
2 陽性
3 S U V
4 集積
5 2
6 血糖値
7 筋肉
( 3 ) F D G の 生 理 的 集 積 お よ び 偽 陰 性
F D G に は 生 理 的 集 積 が あ る 。 腫 瘍 で は 相 対 的 糖 代 謝 亢 進 が 生 じ て い る た め に 高 集 積 部 位 と
し て 描 出 さ れ る 。 し か し 、 腫 瘍 の 特 異 的 な 現 象 で は な く 、 好 中 球 や 活 性 化 マ ク ロ フ ァ ー ジ な
ど の 活 動 性 の 高 い 炎 症 細 胞 に も 集 積 さ れ る 。 良 性 腫 瘍 の 中 に も 高 度 の 集 積 を 生 じ る も の が あ
る 。
<生理的集積部位一覧>
脳・腎・膀胱 強度集積
唾 液 腺 ・ 甲 状 腺
縦 隔 ・ 大 血 管 ・ 胃 軽 度 ~ 中 等 度 集 積
心 臓 軽 度 ~強度集積; 絶 食 状 態 な ど に よ っ て 異 な る
乳 房 軽 度 集 積 、 授 乳 中 は 強 度 集 積
肝 ・ 睾 丸 中 等 度 集 積
腸 管 軽 度 ~強度集積
子 宮 軽 度 集 積 、 月 経 中 は 強 度 集 積
筋 肉 軽 度 、 緊 張 が 強 い 場 合 や運動後な ど は 中 等 度 ~強度集積
<集積が偽陰性となりうる悪性腫瘍>
肺 前 浸 潤 性 病 変 ( 異 型 腺 腫 様 過 形 成 , 上 皮 内 腺 癌 ) , 微 小 浸 潤 腺 癌 ,
浸 潤 性 粘 液 腺 癌
乳 腺 非 浸 潤 癌
胃 非 充 実 型 低 分 化 腺 癌 , 印 環 細 胞 癌
肝 臓 肝細胞癌
膵 臓 膵 管 内 乳 頭 粘 液 性 腺 癌
腎 臓 腎細胞癌
血 液 M A LT リ ン パ 腫
骨 硬 化 性 骨 転 移
<高度集積を生じることがある良性疾患>
全 般 膿 瘍 、 手 術 後 早 期 瘢 痕 、 放 射 線 に よ る炎症
頭 部 脳炎、 髄 膜 腫 、 下 垂 体 腺 腫
頸 部 慢 性 甲 状 腺 炎 、 副 甲 状 腺 腺 腫 、 扁 桃 腺 炎 、 慢 性 副 鼻 腔 炎 、 気 管
支 切 開 部
胸 部 結 核 、 真 菌 症 、 肺 炎 、 肉 芽 腫 、 サ ル コ イ ド ー シ ス 、 縦 隔 線 維
症 、 授 乳 中 乳 腺 、 乳 腺炎、 食 道炎、 胸 腺 過 形 成
腹 部 ・ 骨 盤 急 性 ・ 慢 性 炎 症 性 腸 疾 患 、 憩 室炎、 人 工 肛 門 部 、 慢 性 膵 炎 、 自
己 免 疫 性 膵 炎 、 後 腹 膜 線 維 腫 、 水 腎 症
骨 リ ウ マ チ 性 ・ 非 リ ウ マ チ 性 関 節 炎 、 骨 折 急 性 期 、 骨 髄 炎、 化 学
療 法 後
皮 膚 ・ 軟 部 組 織 生 検 部 位 、 F D G 注 射 漏 れ 、 尿 汚 染 、 血 管 造 影 穿 刺 部
( 4 ) 1 8 F - F D G を 用 い た 脳 ブ ド ウ 糖 代 謝 測 定
① 検 査 前 4 時 間 以 上 は ( 1 ) 。 糖 分 を 含 ん だ 水 分 、 菓 子 等 の 摂 取 も
控 え る 。
② 検 査 直 前 に ( 2 ) の 測 定 が 必 要 で あ る 。
③ ( 2 ) が 2 0 0 m g / d L 以 上 で は 正 常 集 積 が 低 下 す る の で 検 査 は 不
適 と な る 。
④ 激 し い 運 動 で ( 3 ) に 炎 症 が 起 こ る と 当 該 部 位 の 糖 代 謝 が 活 発 に
な り F D G が 集 積 さ れ て し ま う 。 病 巣 部 へ の 集 積 が ( 4 ) し 、 診
断 が 困 難 に な る 。
⑤ 検 査 当 日 の 糖 尿 病 薬 お よ び ( 5 ) 投 与 は 控 え る 。
⑥ 食 事 や ( 5 ) 注 射 後 で は 血 中 イ ン ス リ ン が 高 い 状 態 と な る 。
⑦ ( 5 ) は ブ ド ウ 糖 を 肝 臓 、 筋 肉 、 脂 肪 組 織 に 取 り 込 ま せ る よ う に
働 く 。 骨 格 筋 や 心 筋 に F D G が 取 り 込 ま れ 、 病 巣 部 へ の 集 積 が ( 4 )
し て し ま い 、 診 断 が 困 難 に な る 。
⑧ 体 重 1 0 k g 当 た り 3 7 M B q を 静 注 す る 。
⑨ 静 注 後 、 1 時 間 程 度 待 機 室 で ( 6 ) に し て 待 機 さ せ 、 検 査 直 前 に
排 尿 さ せ て お く 。
⑩ 大 脳 皮 質 や 基 底 核 で ブ ド ウ 糖 消 費 量 が 高 く 、 白 質 で は 低 い 。
⑪ 神 経 膠 腫 で は ( 7 ) が 高 い も の ほ ど 強 く 集 積 す る 。
⑫ て ん か ん で は 、 発 作 中 の 神 経 活 動 亢 進 を 反 映 し て 集 積 が 上 昇 す る 。
⑬ ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症 で は 両 側 側 頭 ― 頭 頂 連 合 野 や 後 部 帯 状 回
の 集 積 低 下 を 認 め る 。
1 絶食
2 血糖値
3 筋肉
4 減少
5 インスリン
6 安静
7 悪性度
( 5 ) 1 8 F - F D G を 用 い た 心 筋 代 謝
① 検 査 前 6 時 間 以 上 は ( 1 ) と す る 。
② 1 8 5 ~ ( 2 ) M B q 静 注 し 、 4 0 分 後 か ら 撮 影 を 開 始 す る 。
③ 1 8 F - F D G は 集 積 が 不 均 一 で あ る 。 心 筋 集 積 を 均 一 化 す る た め 糖
負 荷 を す る 。
( 6 ) 1 8 F - F D G を 用 い た 腫 瘍 イ メ ー ジ ン グ
① 空 腹 状 態 で 1 8 5 ~ ( 2 ) M B q 静 注 し 、 約 1 時 間 後 か ら 全 身 像 を
撮 影 す る 。
② 1 c m 以 上 の 病 変 の 検 出 に 優 れ て い る 。
③ 腸 管 な ど に も 生 理 的 に 集 積 す る 。
④ 現 在 、 早 期 ( 3 ) が ん を 除 く す べ て の 悪 性 腫 瘍 が 保 険 適 用 と な っ
て い る 。
( 7 ) P E T 検 査 で 見 つ け に く い 部 位 や が ん
① ( 3 ) 、 食 道 な ど 消 化 管 粘 膜 に 発 生 す る 早 期 が ん
② 炎 症 を 起 こ し て い る 部 位 が あ る 。 が ん と の 判 別 が 難 し い 。
③ も と も と 糖 を 多 量 に 消 費 し 、 F D G が 集 積 し や す い ( 4 ) や 心 臓
④ 投 与 し た 医 薬 品 が 排 泄 さ れ る 経 路 と な る ( 5 ) 、 尿 道 、 膀 胱 、
前 立 腺
⑤ 高 分 化 型 ( 6 ) ( * 集 積 が 低 い ) 、 胆 道 が ん 、 白 血 病
1 絶食
2 3 7 0
3 胃
4 脳
5 腎臓
6 肝細胞がん
1 1 8 F - F D G P E T が 反 映 す る 生 体 情 報 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 血 流
2 . 交 感 神 経 機 能
3 . 酸 素 代 謝
4 . 脂 肪 酸 代 謝
5 . 糖 代 謝
2 健 常 者 の 1 8 F - F D G P E T で 描 出 さ れ る 頻 度 が 低 い の は ど れ か 。
1 . 脳
2 . 肝 臓
3 . 胆 嚢
4 . 腎 臓
5 . 大 腸
3 1 8 F - F D G 腫 瘍 P E T で 有 用 性 が 最 も 低 い 癌 種 は ど れ か 。
1 . 頭 頸 部 癌
2 . 食 道 癌
3 . 肺 癌
4 . 肝 内 胆 管 癌
5 . 腎 癌
4 1 8 F - F D G の 集 積 性 が 低 い の は ど れ か 。
1 . 大 腸 癌
2 . 悪 性 黒 色 腫
3 . 悪 性 リ ン パ 腫
4 . 頭 頸 部 扁 平 上 皮 癌
5 . 高 分 化 型 肝 細 胞 癌
5 1 8 F - F D G P E T で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 血 流 に 応 じ た 集 積 分 布 を 示 す 。
2 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 6 時 間 後 に 撮 影 す る 。
3 . 成 人 の 標 準 的 投 与 量 は 7 4 0 M B q で あ る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 4 時 間 以 上 絶 食 に す る 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 の 運 動 で 筋 肉 集 積 が 亢 進 す る 。
5
3
5
5
4.5
6 1 8 F - F D G 腫 瘍 P E T で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 撮 影 前 に 排 尿 す る 。
2 . 気 管 支 喘 息 は 禁 忌 で あ る 。
3 . 1 8 F - F D G 投 与 後 は 安 静 に す る 。
4 . 1 8 F - F D G 投 与 前 に 血 糖 値 を 測 定 す る 。
5 . 集 積 程 度 の 定 量 的 な 評 価 に S U V を 用 い る 。
7 1 8 F - F D G 腫 瘍 P E T で S U V を 計 算 で 求 め る た め に 必 要 な の は ど れ
か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 体 重
2 . 血 糖 値
3 . 血 中 の 放 射 能 量
4 . 投 与 薬 剤 の 容 量
5 . 投 与 薬 剤 の 放 射 能 量
8 1 8 F - F D G P E T に よ る 腫 瘍 検 査 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 血 流 に 比 例 し た 集 積 を 示 す 。
2 . S U V の 算 出 に は 身 長 の 値 が 必 要 で あ る 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 6 時 間 後 か ら 撮 影 す る 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 の 運 動 で 骨 格 筋 へ の 集 積 が 増 加 す る 。
5 . 血 糖 値 が 高 い 場 合 は 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 に イ ン ス リ ン を 投 与 す る 。
2
1.5
4
2 . P E T 装 置
( 1 ) シ ン チ レ ー タ
① P E T 装 置 は 数 個 の シ ン チ レ ー タ か ら な る ブ ロ ッ ク 検 出 器 が ( 1 )
に 配 置 さ れ た 構 造 と な っ て い る 。
② シ ン チ レ ー タ と し て ( 2 ) 、 ( 3 ) 、 ( 4 ) が 使 用 さ れ る 。
( 2 ) は P E T 装 置 で 多 く 使 用 さ れ て き た 。 発 光 量 が 少 な く 、 検 出
効 率 が 低 い 欠 点 が あ る 。 ( 3 ) は 、 B G O に 比 べ て 発 光 量 が 2 倍 、
発 光 減 衰 時 間 が 1 / 5 以 下 と 優 れ た 利 点 を 有 し て い る 。
( 4 ) は 発 光 量 、 発 光 減 衰 時 間 と も に 高 い 性 能 を 持 つ シ ン チ レ ー
タ で あ る が 、 高 価 で あ る 。
③ P E T で 使 用 さ れ る シ ン チ レ ー タ の サ イ ズ は 数 m m 程 度 で 、 空
間 分 解 能 は 約 4 ~ 6 m m で あ る 。 S P E C T は 連 続 結 晶 の シ ン チ
レ ー タ が 使 用 さ れ る た め 、 空 間 分 解 能 は 約 8 ~ 1 0 m m 程 度 で あ る 。
P E T 装 置 は ( 5 ) に 優 れ て い る 。
1 リング状
2 BGO
3 GSO
4 L SO
5 空間分解能
( 2 ) デ ー タ 収 集
① 消 滅 放 射 線 が ( 1 ) に 検 出 さ れ た と き に 信 号 が 出 力 さ れ る 。
こ の と き に 使 用 さ れ る の が ( 2 ) で あ る 。 対 向 検 出 器 対 で 同 時 計
数 す る こ と で 真 の 同 時 計 数 ( T: Tr u e ) を 取 得 す る . こ の 同 時 計
数 線 は L O R ( L i n e O f R e s p o n s e ) と 呼 ば れ る .
② 対 向 す る ( 3 ) を 結 ぶ 線 上 に 放 射 性 核 種 が 存 在 す る 。
③ 体 軸 に 直 交 す る 横 断 面 内 の 同 時 計 数 デ ー タ の み を 収 集 す る 方 法 を
( 4 ) と い う 。 タ ン グ ス テ ン 製 の ( 5 ) ( ス ラ イ ス ・ シ ー ル ド )
を 用 い て 散 乱 線 の 入 射 を 抑 制 し 、 対 向 す る 検 出 器 リ ン グ と 隣 り
合 う 検 出 器 間 で 消 滅 放 射 線 を ( 1 ) 計 数 す る 。
④ 三 次 元 収 集 は ( 5 ) を 外 し 、 す べ て の 検 出 器 で ( 1 ) 計 数 す る 収
集 法 で あ る 。 三 次 元 空 間 内 の 放 射 能 分 布 を 画 像 化 で き る 。
⑤ 三 次 元 デ ー タ 収 集 を 行 う と 、 ( 6 ) は 数 倍 に 増 加 す る が 、 散 乱 線
の 関 与 も 大 き く な る 。 こ れ に 対 し て は ソ フ ト ウ ェ ア に よ り 補 正 す
る 。 ( 6 ) が 上 が り 、 投 与 す る 放 射 性 医 薬 品 の 量 を 減 ら す こ と が
で き る 。
1 同時
2 同時計数回路
3 検出器
4 二次元収集
5 セプタ
6 感度
( 3 ) 同 時 計 数 の 種 類
① プ ロ ン プ ト 同 時 計 数 : 検 出 さ れ た 同 時 計 数 の 総 和
② 真 の 同 時 計 数 : プ ロ ン プ ト 同 時 計 数 か ら ( 1 ) と 散 乱 同 時 計 数 を
差 し 引 い た 同 時 計 数
③ ( 1 ) : 独 立 し た 2 つ 以 上 の 陽 電 子 消 滅 に 起 因 す る 消 滅 放 射 線 に
お い て 、 片 方 の 消 滅 放 射 線 が た ま た ま 1 対 の 検 出 器 で 同
時 計 数 さ れ 、 あ た か も そ の 同 時 計 数 線 上 に 陽 電 子 が 存 在
し た と 計 測 さ れ る 偽 の 同 時 計 数 。 同 時 計 数 線 を 誤 っ て 認
識 す る こ と で 本 来 の 消 滅 放 射 線 が 生 じ た 場 所 と 異 な る 場
所 を 認 識 し 、 ( 2 ) の 劣 化 を き た す 。
放 射 能 濃 度 が ( 3 ) ほ ど ( 1 ) の 割 合 が 増 加 し 、 ( 2 ) が 劣
化 す る 。 計 数 率 の ( 4 ) 乗 に 比 例 し て 増 加 す る 。
④ 散 乱 同 時 計 数 : 1 つ に 消 滅 放 射 線 の 片 方 が 被 写 体 内 で 散 乱 し 、 そ れ
が 同 時 に 1 対 の 検 出 器 で 計 測 さ れ る 同 時 計 数 。 被 写 体 厚
に 依 存 す る 。
1 偶発同時計数
2 画質
3 高い
4 2
偶 発 同 時 計 数 の 補 正 と し て 遅 延 同 時 計 数 法 、 シ ン グ ル 計 数 率 か ら 算 出 す る 方 法 が あ る 。
( 4 ) 吸 収 補 正
① ( 1 ) を 確 保 す る た め 消 滅 放 射 線 の 吸 収 や 散 乱 に よ る 影 響 を 正 確
に 補 正 す る 必 要 が あ る 。
② 吸 収 補 正 に は 外 部 線 源 を 用 い る 方 法 と ( 2 ) を 用 い た 吸 収 補 正
法 が あ る 。
③ 体 内 と 通 過 す る 際 に 吸 収 や 散 乱 と い っ た 相 互 作 用 を 起 こ し 、 放
射 性 医 薬 品 の 集 積 が ( 3 ) 評 価 さ れ る 。 特 に 良 悪 性 に 鑑 別 に 用
い ら れ る ( 4 ) の 算 出 で は 吸 収 補 正 が 不 可 欠 で あ る 。
④ 外 部 線 源 を 用 い て 被 写 体 の 透 過 ス キ ャ ン ( t r a n s m i s s i o n ) を
行 う 。
⑤ 吸 収 体 が あ る 場 合 の ( 5 ) デ ー タ と 吸 収 体 の な い 場 合 の ブ ラ ン
ク デ ー タ を 用 い る こ と で 減 弱 補 正 係 数 が 算 出 さ れ 、 被 写 体 内 の
R I 分 布 が 正 確 に 測 定 さ れ る 。
⑥ 外 部 線 源 と し て 1 3 7 C s 、 6 8 G e / ( 6 ) が 使 用 さ れ る 。
1 定量性
2 X 線 CT
3 過小
4 SUV
5 ト ラ ン ス ミ ッ
ション
6 6 8G a
ブ ラ ン ク キ ャ ン は 、 ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン デ ー タ の 補 正 に 用 い る 空 気 の 吸 収 係 数 を 得 る た
め に 行 う 。 ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン 用 ロ ッ ド 線 源 を 使 っ て 毎 日 実 施 す る 。
( 5 ) P E T の 散 乱 補 正 法 は 以 下 の 通 り で あ る 。
エ ネ ル ギ ー ウ ィ ン ド ウ 法
D E W ( d u a l e n e r g y w i n d o w )
E T M ( e s t i m a t i o n o f t r u e s m e t h o d 法
T E W ( t r i p l e e n e r g y w i n d o w 法 )
コ ン ボ リ ュ ― シ ョ ン 法
B G フ ィ ッ テ ン グ 法
散 乱 分 布 計 算 法
1 回 散 乱 推 定 法 ( S S S 法 )
( s i n g l e s c a t t e r s i m u l a t i o n 法 : )
モ ン テ カ ル ロ 推 定 法
( 6 ) 画 像 再 構 成
S P E C T 装 置 と 同 様 に F B P ( f i l t e r e d b a c k p r o j e c t i o n ) 法 と M L- E M ( m a x i m u m
L i k e l i h o o d e x p e c t a t i o n m a x i m i z a t i o n ) 法 を 基 に し た o r d e r e d s u b s e t
e x p e c t a t i o n m a x i m i z a t i o n 法 ( O S - E M 法 : i t e r a t i v e 法 , 逐 次 近 似 法 と も 呼 ば れ る )
の 2 つ の 方 法 が あ る 。
1 P E T で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 消 滅 放 射 線 を 測 定 す る 。
2 . 専 用 機 の シ ン チ レ 一 夕 は N a I ( T l ) で あ る 。
3 . 同 時 計 数 に よ っ て デ ー タ を 収 集 す る 。
4 . 使 用 す る 放 射 性 医 薬 品 の 半 減 期 は 短 い も の が 多 い 。
5 . ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン ス キ ャ ン で 吸 収 補 正 が 可 能 で あ る 。
2 P E T に つ い て 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 陽 電 子 放 出 核 種 を 被 検 者 に 投 与 す る 。
2 . 消 滅 放 射 線 を 測 定 す る .
3 . リ ン グ 形 に 配 列 し た シ ン チ レ ー タ を 使 用 す る 。
4 . 収 集 す る 放 射 線 の エ ネ ル ギ ー は 1 4 0 k e V で あ る 。
5 . S P E C T よ り 検 出 感 度 が 高 い 。
3 P E T に つ い て 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 3 D 収 集 が 主 流 で あ る 。
2 . S P E C T よ り 感 度 が 高 い 。
3 . S P E C T よ り 空 間 分 解 能 が 高 い 。
4 . 偶 発 同 時 計 数 は 投 与 量 に 比 例 す る 。
5 . N E C R < n o i s e e q u i v a l e n t c o u n t r a t e > で S N 比 を 評 価 で き
る 。
4 P E T で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 短 半 減 期 で あ れ ば 核 種 を 問 わ ず 使 用 で き る 。
2 . 検 出 器 に B G O を 使 用 す る 。
3 . 同 時 計 数 に よ っ て 画 像 を 得 る 。
4 . 定 量 評 価 に は 散 乱 ・ 吸 収 の 補 正 が 必 要 で あ る 。
5 . 3 D 収 集 が 可 能 で あ る 。
2
4
4
1
5 P E T に つ い て 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . B G O は N a I ( T l ) よ り 検 出 効 率 が 悪 い 。
2 . S P E C T よ り 空 間 分 解 能 が 低 い 。
3 . 吸 収 補 正 に 外 部 線 源 を 用 い る 。
4 . 同 時 計 数 法 に よ っ て デ ー タ 収 集 す る 。
5 . 二 次 元 収 集 は 三 次 元 収 集 よ り 検 出 感 度 が 高 い 。
6 画 像 【 第 6 0 回 ・ 口 絵 - 4 】 を 別 に 示 す . こ の 画 像 は 異 常 な し と 判
定 さ れ た . 投 与 さ れ た の は ど れ か .
1 . 1 8 F - F D G
2 . 6 7 G a - ク エ ン 酸 ガ リ ウ ム
3 . 9 9 m Tc - H M D P
4 . 9 9 m Tc - フ チ ン 酸
5 . 2 0 1 T l - 塩 化 タ リ ウ ム
異 常 な し の 診 断 で あ り , 脳 や 尿 路 系 に 集 積 が 見 ら れ る . 正 常 像 と し て
脳 , 心 筋 , 尿 路 系 に 集 積 が 見 ら れ る .
3.4
1
2 2 .放射線診療室の構造設備
1 . 使 用 室 等 の ま と め
出 入 口 1 箇 所
耐 火 又 は 不 燃
自 動 表 示 イ ン タ ー ロ ッ ク
遮 蔽 能 力 1 ⅿ S v / 週
X 線 診 療 室 複 数 可 能 な し ○
高 エ ネ 使 用 室 ○ ○ ○ ○
粒 子 線 使 用 室 ○ ○ ○ ○
照 射 装 置 使 用 室 ○ ○ ○ ○ ○
照 射 器 具 使 用 室 ○ な し ○
R I 使 用 室 ○ ○ な し ○
P E T 用 使 用 室 ○ ○ な し ○
2 . 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 ・ P E T 用 R I
( 1 ) 使 用 を 開 始 す る 時 に ( 1 ) 、 届 出 る 項 目
① 病 院 又 は 診 療 所 の 名 称 及 び 所 在 地
② そ の 年 に 使 用 を 予 定 す る R I の 種 類 、
③ 形 状 及 び ベ ク レ ル 単 位 を も っ て 表 し た 数 量 、 ベ ク レ ル 単 位 を も
っ て 表 し た R I の 種 類 ご と の 最 大 貯 蔵 予 定 数 量 、 1 日 の 最 大 予
定 数 量 及 び 3 月 間 の 最 大 予 定 数 量
④ 診 療 放 射 性 同 位 元 素 使 用 室 ・ P E T 用 R I 使 用 室 、 貯 蔵 施 設 、 運
搬 容 器 及 び 廃 棄 施 設 並 び に R I に よ り 治 療 を 受 け て い る 患 者 を
入 院 さ せ る 病 室 の 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 す る 構 造 設 備 及 び 予 防
措 置 の 概 要 。
P E T 用 R I の 場 合 、 予 防 措 置 に 以 下 の 内 容 を 含 む こ と
・ 陽 電 子 断 層 撮 影 診 療 に 関 す る 所 定 の 研 修 を 終 了 し 、 専 門 の 知
識 及 び 経 験 を 有 す る 診 療 放 射 線 技 師 を 安 全 管 理 に 従 事 さ せ る
こ と 。
・ 安 全 管 理 の 体 制 の 確 立 を 目 的 と し た 委 員 会 等 を 設 け る こ と 。
⑤ 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 ・ P E T 用 R I を 使 用 す る 医 師 又 は 歯 科 医
師 の 氏 名 及 び 放 射 線 診 療 に 関 す る 経 歴 。
P E T 用 R I を 使 用 す る 医 師 又 は 歯 科 医 師 の う ち 、 1 名 以 上 は
す べ て の 項 目 に 該 当 す る 者 と す る
・ 病 院 又 は 診 療 所 の 常 勤 職 員
・ 核 医 学 診 断 の 経 験 を 3 年 以 上 有 し て い る こ と 。
・ 安 全 管 理 の 責 任 者 で あ る こ と 。
・ 陽 電 子 断 層 撮 影 診 療 全 般 に 関 す る 所 定 の 研 修 を 修 了 し て い
る こ と
1 あらかじめ
( 2 ) 使 用 開 始 後 の 定 期 的 な 届 出
毎 年 ( 2 ) ま で に 、 あ ら か じ め 、 届 出 さ れ て い る 下 記 項 目 の 届 出
が 必 要 。
① 名 称 及 び 所 在 地
② 翌 年 に お い て 使 用 を 予 定 す る 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 の 種 類 、
形 状 、 数 量
( 3 ) 廃 止 の 場 合 の 届 出
① 廃 止 の 日 か ら 1 0 日 以 内 に 廃 止 届 を 提 出 。
② 3 0 日 以 内 に 廃 止 後 の 講 じ た 措 置 の 概 要 を 記 載 し た 届 出 書 を 提 出 。
( 4 ) 使 用 室 の 構 造 設 備 の 基 準
① ( 3 ) 、 P E T の 場 合 は 陽 電 子 ( 3 ) 、 ② 診 療 を 行 う 室 ( ① と ② は
( 4 ) す る 。 )
③ 汚 染 検 査 室 。 こ の ほ か 、 P E T で は 患 者 を ( 5 ) さ せ る 室 が 必 要
④ 床 、 壁 等 は 汚 染 対 策 と し て 、 以 下 の 構 造 と す る 。
・ 内 部 の 壁 、 床 そ の 他 放 射 性 同 位 元 素 に よ っ て 汚 染 さ れ る お そ れ
の あ る 部 分 は 突 起 物 、 く ぼ み 及 び 仕 上 材 の 目 地 等 の す き ま の 少
な い も の 。
・ 内 部 の 壁 、 床 そ の 他 放 射 性 同 位 元 素 に よ っ て 汚 染 さ れ る お そ れ
の あ る 部 分 の 表 面 は 平 滑 で あ り 、 気 体 又 は 液 体 が 浸 透 し に く く
か つ 、 腐 食 し に く い 材 料 で 仕 上 げ る こ と 。
⑤ 洗 浄 設 備 は ( 5 ) に 連 結 す る 。
⑥ フ ー ド 、 グ ロ ー ブ ボ ッ ク ス は ( 6 ) に 連 結 す る 。
⑦ 汚 染 検 査 室 は ( 7 ) の 付 近 に 設 け る 。
⑧ 室 内 の 汚 染 し た 空 気 が 外 気 に 漏 れ 出 さ な い よ う に 、 外 部 に 対 し て
( 8 ) と す る 。
( 5 ) 陽 電 子 断 層 撮 影 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 使 用 室 で 使 用 可 能
① 陽 電 子 断 層 撮 影 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素
② 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素
③ エ ッ ク ス 線 装 置 ( 陽 電 子 - C T 複 合 装 置 )
④ 診 療 用 放 射 線 照 射 装 置 ⑤ 診 療 用 放 射 線 照 射 器 具
⑥ 磁 気 共 鳴 画 像 診 断 装 置
留意点:診療用 RI 使用室では、PET 検査はできない。
2 12月20日
3 準備室
4 区画
5 待機
5 排水設備
6 排気設備
7 出入り口
8 陰圧
1 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 使 用 室 の 構 造 設 備 の 基 準 に つ い て 誤 っ て い
る の は ど れ か 。
1 . 準 備 室 と 診 療 を 行 う 室 と に 区 画 す る 。
2 . 画 壁 等 は そ の 外 側 に お け る 線 量 限 度 が 1 か 月 間 に つ き 1 m S v 以 下
に な る よ う に 遮 蔽 す る 。
3 . 人 が 常 時 出 入 す る 出 入 口 は 1 か 所 と す る 。
4 . 出 入 口 の 付 近 に 放 射 線 測 定 器 、 洗 浄 設 備 並 び に 更 衣 施 設 を 設 け る 。
5 . 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 使 用 室 で あ る 旨 を 示 す 標 識 を 付 す る 。
2 診 療 用 放 射 性 同 位 元 素 使 用 施 設 に つ い て 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 主 要 構 造 部 は 耐 火 構 造 ま た は 不 燃 材 料 を 用 い た 構 造 と す る 。
2 . 人 が 常 時 出 入 す る 出 入 口 は 1 箇 所 と す る 。
3 . 人 が 常 時 出 入 す る 出 入 口 に は イ ン タ ー ロ ッ ク が 必 要 で あ る 。
4 . 内 部 の 壁 や 床 の 表 面 を 平 滑 に 仕 上 げ る 。
5 . 内 部 の 壁 や 床 の 表 面 を 腐 食 し に く い 材 料 で 仕 上 げ る 。
2
3
2 3.放射能汚染拡大の防止
( 1 ) 2 C 3 D の 原 則 ( 内 部 被 ば く の 防 止 )
2 C
① 閉 じ 込 め ( c o n t a i n ) : R I と 人 体 が 直 接 接 し な い よ う に す る 。 例 : 容 器 へ の 収 納 、 グ ロ ー ブ ボ ッ ク ス の 使 用
② 集 中 化 ( c o c e n t r a t e ) : R I の 分 散 を 防 ぎ 、 集 中 管 理 を 行 う 。 例 : 線 源 管 理 R I 濃 縮 分 離
3 D
③ 希 釈 ( d i l u t e ) : 可 能 な 限 り 低 濃 度 で 用 い る 。 例 : 担 体 添 加 低 濃 度 溶 液 へ の 希 釈
④ 分 散 ( d i s p e r s e ) : 換 気 、 廃 液 の 希 釈 等 を 行 う 。 例 : 大 型 排 気 フ ァ ン 希 釈 槽 使 用
⑤ 除 去 ( d e c o n t a m i n a t e ) : 放 射 性 除 去 を 行 う 例 : 汚 染 除 去 フ ー ド 使 用
( 2 ) 除 染 の 方 法
① 汚 染 が 拡 大 し な い よ う に 早 期 に 除 染 す る 。
② サ ー ベ イ メ ー タ 、 ス ミ ア 法 で 汚 染 規 模 の 確 認 し 、 汚 染 箇 所 を 明 示 す る 。
③ 汚 染 が 拡 大 し な い よ う に 汚 染 箇 所 を ビ ニ ー ル な ど で 覆 う 。
④ 除 染 は 低 レ ベ ル の 汚 染 か ら 高 レ ベ ル に 向 け て 行 う 。
⑤ 汚 染 さ れ た 箇 所 は 外 側 か ら 内 側 に 向 け て 行 う 。
⑥ 通 常 は 湿 式 で 行 う 。 乾 式 で 実 施 す る と 飛 散 す る 可 能 性 が あ る 。
⑦ 除 染 剤 を 選 択 す る 。 通 常 は 水 で O K 。 除 染 が 難 し い 場 合 に は 、 中 性 洗 剤 、 キ レ ー ト 剤 、
ク エ ン 酸 ア ン モ ニ ウ ム な ど が 使 用 さ れ る 。
⑧ 短 半 減 期 の 核 種 に よ る 汚 染 で は 減 衰 を 待 っ て 行 う 。
1 放 射 能 汚 染 の 拡 大 を 防 ぐ 方 法 で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 調 剤 を 行 う フ ー ド 内 を 陽 圧 と す る 。
2 . 床 は 液 体 が 浸 透 し に く い 材 料 を 用 い る 。
3 . 液 体 状 の 線 源 を 入 れ る 容 器 を こ ぼ れ に く い 構 造 と す る 。
4 . 作 業 時 に 受 皿 、 吸 収 材 を 使 用 す る 。
5 . 作 業 台 の 表 面 を あ ら か じ め ポ リ エ チ レ ン ろ 紙 で 覆 う 。
2 放 射 能 汚 染 拡 大 防 止 策 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 除 染 は 乾 燥 法 を 用 い る 。
2 . 固 体 状 の 非 密 封 線 源 を 素 手 で 扱 う 。
3 . 調 剤 を 行 う フ ー ド 内 を 陽 圧 と す る 。
4 . 床 は 液 体 が 浸 透 し や す い 材 料 と す る 。
5 . 液 体 状 線 源 の 取 扱 い は 受 皿 を 使 用 す る 。
3 非 密 封 放 射 性 同 位 元 素 の 除 染 作 業 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 早 期 に 行 う 。
2 . 乾 式 作 業 で 行 う 。
3 . 高 レ ベ ル か ら 低 レ ベ ル の 順 に 行 う 。
4 . 長 半 減 期 の 場 合 は 減 衰 法 を 用 い る 。
5 . 汚 染 区 域 の 中 心 か ら 外 側 に 向 け て 行 う 。
4 非 密 封 放 射 性 同 位 元 素 の 取 り 扱 い で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 1 3 1 1 カ プ セ ル は ピ ン セ ッ ト で 扱 う 。
2 . ビ ニ ー ル ろ 紙 を 作 業 台 に 敷 く 。
3 . ゴ ム 手 袋 を 着 用 す る 。
4 . 作 業 室 は 陽 圧 に す る 。
5 . 作 業 時 間 を 短 縮 す る 。
5 非 密 封 線 源 の 安 全 管 理 と 取 扱 い に つ い て 正 し い の は ど れ か 。
1 . 除 染 処 理 は 汚 染 箇 所 の 外 側 か ら 中 心 部 に 向 け て 行 う 。
2 . 管 理 区 域 内 の 床 面 や 壁 は 液 体 が 浸 透 し や す い 材 質 と す る 。
3 . ポ リ エ チ レ ン ろ 紙 は ポ リ エ チ レ ン 側 が 上 側 に な る よ う に 敷 く 。
4 . 管 理 区 域 内 で は 放 射 性 核 種 を 取 り 扱 っ て い な け れ ば 飲 食 を し て も
よ い 。
5 . ハ ン ド フ ッ ト ク ロ ス モ ニ タ 使 用 時 に は ス リ ッ パ を 脱 い で 汚 染 の 有
無 を 確 認 す る 。
1
5
1
4
1
2 4 .診療放射線技師の対応
1 核 医 学 検 査 に 携 わ る 診 療 放 射 線 技 師 の 対 応 で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 を 準 備 室 に 保 管 す る 。
2 . 検 査 手 順 と 検 査 時 間 と を 患 者 に 説 明 す る 。
3 . 検 査 内 容 と 放 射 性 医 薬 品 と の 合 致 を 確 認 す る 。
4 . 検 査 終 了 後 は 患 者 を 管 理 区 域 出 口 ま で 誘 導 す る 。
5 . ガ ン マ カ メ ラ の 始 業 点 検 を 行 い 、 そ の 状 況 を 記 録 す る 。
2 核 医 学 検 査 室 で の 診 療 放 射 線 技 師 の 行 為 で 適 切 な の は ど れ か 。
1 . 医 師 が 確 保 し た 静 脈 路 か ら 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 し た 。
2 . 氏 名 確 認 の 際 に 自 ら 名 乗 っ て も ら う よ う に 患 者 に 促 し た 。
3 . 放 射 線 科 医 が い な い た め 検 査 報 告 書 に 画 像 所 見 を 記 載 し た 。
4 . 患 者 に 不 安 を 与 え な い た め 放 射 線 被 ば く に つ い て 説 明 し な か っ た 。
5 . 医 師 が い な か っ た た め 自 動 体 外 式 除 細 動 器 ( A E D ) を 使 用 し な か っ
た 。
3 核 医 学 検 査 従 事 者 の 対 応 で 適 切 な の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 は 蓄 尿 を 励 行 す る 。
2 . 始 業 点 検 は 装 置 に 異 常 が 疑 わ れ た と き に 行 う 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 を 扱 う 場 所 に は ポ リ エ チ レ ン ろ 紙 を 敷 い て お く 。
4 . S P E C T の 撮 影 開 始 後 に 撮 影 室 に 入 る と き は 撮 影 を 一 時 停 止 す る 。
5 . コ リ メ ー タ を 患 者 に 近 づ け る 際 は コ リ メ ー タ 表 面 と 平 行 に 目 視 す
る 。
4 核 医 学 検 査 従 事 者 の 対 応 で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 除 染 は 汚 染 レ ベ ル の 低 い 方 か ら 行 う 。
2 . 検 査 方 法 の 説 明 は 放 射 性 医 薬 品 投 与 前 に 行 う 。
3 . 患 者 を 介 護 す る 家 族 に は 被 ば く の 説 明 を し な い 。
4 . 放 射 性 医 薬 品 の 入 っ た バ イ ア ル 内 は 陽 圧 に す る 。
5 . S P E C T の 撮 影 開 始 後 に 撮 影 室 に 入 る と き は 撮 影 を 一 時 停 止 す る 。
5 核 医 学 検 査 従 事 者 が 注 意 す べ き 点 で 誤 っ て い る の は ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 を 床 に こ ぼ し た 時 は モ ッ プ で 拭 き 取 る 。
2 . 電 話 に よ る 検 査 結 果 の 問 い 合 わ せ に は 安 易 に 答 え な い 。
3 . 注 射 時 は 注 射 器 用 の 遮 へ い 筒 を 使 用 す る 。
4 . 装 置 の 始 業 点 検 結 果 を 記 帳 す る 。
5 . M R S A 感 染 患 者 の 検 査 は 一 日 の 最 後 に 行 う 。
1
2
3.5
1.2
1
6 核 医 学 検 査 従 事 者 の 対 応 で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . M R S A 感 染 患 者 の 検 査 は 一 日 の 最 後 に 行 う 。
2 . 始 業 点 検 は 装 置 に 異 常 が 疑 わ れ た と き に 行 う 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 を 床 に こ ぼ し た と き は モ ッ プ で 拭 き 取 る 。
4 . 患 者 へ の 検 査 方 法 の 説 明 は 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 に 行 う 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 の 注 射 時 に は 注 射 器 用 の 遮 蔽 筒 を 使 用 す る 。
7 核 医 学 検 査 で 従 事 者 が 注 意 す べ き 点 に つ い て 誤 っ て い る の は ど れ
か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 妊 娠 は 相 対 的 禁 忌 で あ る 。
2 . 投 与 後 は 鉛 衝 立 で 被 ば く 防 止 に 努 め る 。
3 . 投 与 直 後 は 管 理 区 域 内 の ト イ レ を 使 用 さ せ る 。
4 . 入 院 患 者 は 一 般 病 棟 で 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 し て よ い 。
5 . 放 射 能 汚 染 さ れ た 紙 お む つ は 一 般 ゴ ミ と し て 廃 棄 で き る 。
8 核 医 学 検 査 に 従 事 す る 診 療 放 射 線 技 師 の 対 応 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 撮 影 時 間 が 短 い の で 検 査 に か か る 時 間 を 説 明 し な い 。
2 . 患 者 に 検 査 目 的 を 問 わ れ た 際 に 病 名 を 教 え て 説 明 す る 。
3 . 患 者 に 不 安 を 与 え な い た め 放 射 線 被 ば く に つ い て 説 明 し な い 。
4 . P E T 用 放 射 性 医 薬 品 を こ ぼ し て も 半 減 期 が 短 い の で 除 染 し な い 。
5 . 検 査 中 に 患 者 の 状 態 が 悪 化 し た 場 合 に は 検 査 を 中 断 し て 医 師 の 指
示 を 受 け る 。
9 核 医 学 検 査 室 に お け る 医 療 安 全 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 患 者 へ の 撮 影 方 法 の 説 明 は 放 射 性 医 薬 品 投 与 後 に 行 う 。
2 . 不 安 を 与 え な い た め 、 患 者 家 族 に は 被 ば く の 説 明 を し な い 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 が 床 に こ ぼ れ た と き に は 、 吸 水 性 の ガ ー ゼ で 覆 い 汚
染 の 拡 大 を 防 ぐ 。
4 . 個 人 線 量 計 を 使 用 し て い れ ば ハ ン ド フ ッ ト ク ロ ス モ ニ タ に よ る 計
測 を 省 略 し て よ い 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 に よ っ て 診 療 放 射 線 技 師 の 皮 膚 の 創 傷 面 が 汚 染 さ れ
た と き に は 健 康 診 断 を 受 け る 。
1.5
4.5
5
5
1 0 核 医 学 検 査 に お け る リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト で 適 切 で な い の は ど れ
か 。
1 . 装 置 の 始 業 前 点 検 を 行 い 、 そ の 状 況 を 記 録 す る 。
2 . 装 置 の 定 期 点 検 を 行 い 、 そ の 状 況 を 記 録 す る 。
3 . R I の 入 手 ・ 使 用 ・ 廃 棄 に か か わ る 項 目 を 別 々 の 用 紙 に 記 録 す る 。
4 . 撮 像 方 法 の マ ニ ュ ア ル を 作 成 し 、 一 定 の 場 所 に 配 置 す る 。
5 . 装 置 故 障 内 容 お よ び 処 置 方 法 を 記 録 す る 。
1 1 放 射 性 医 薬 品 の 取 扱 い で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 放 射 性 医 薬 品 を 扱 う 際 に は 軍 手 を 着 用 す る 。
2 . 放 射 性 医 薬 品 の 入 っ た バ イ ア ル 内 は 陽 圧 に す る 。
3 . 歩 行 困 難 な 患 者 に は 一 般 病 棟 で 放 射 性 医 薬 品 を 投 与 す る 。
4 . 注 射 器 用 遮 へ い 筒 は 注 射 器 に 放 射 性 医 薬 品 を 移 し て か ら 装 着 す る 。
5 . 放 射 性 医 薬 品 投 与 直 後 の 患 者 に は 管 理 区 域 内 の ト イ レ を 使 用 さ せ
る 。
1 2 放 射 性 医 薬 品 の 取 扱 い で 正 し い の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 使 用 済 み の 注 射 器 は 安 全 の た め 再 度 キ ャ ッ プ す る 。
2 . 放 射 性 医 薬 品 を 取 り 扱 う た め の 手 袋 は 1 日 1 回 交 換 す る 。
3 . 放 射 性 医 薬 品 の 残 液 を 含 ん だ 注 射 器 は ド ラ ム 缶 で 一 時 保 管 す る 。
4 . 汚 染 さ れ た 医 療 廃 棄 物 は 放 射 線 が 検 出 さ れ な く な る ま で 保 管 す る 。
5 . P E T で 汚 染 し た 廃 棄 物 は , 5 日 間 保 管 し た 後 一 般 廃 棄 物 と し て 処
理 す る 。
1 3 P E T の 安 全 管 理 で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 陽 電 子 診 療 室 は 撮 影 操 作 を す る 場 所 で あ る 。
2 . 1 室 に 複 数 の 陽 電 子 断 層 撮 影 装 置 を 設 置 で き る 。
3 . P E T 用 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 は 陽 電 子 準 備 室 で 行 う 。
4 . 陽 電 子 待 機 室 の 設 置 目 的 は 被 検 者 以 外 の 被 ば く 防 止 で あ る 。
5 . 診 療 に あ た る 診 療 放 射 線 技 師 は , 所 定 の 研 修 を 修 了 し な け れ ば な
ら な い 。
3
5
3.4
4
2 5.コリメータ
① 検 出 器 面 に 対 し て 一 定 方 向 か ら の γ 線 の み を 透 過 さ せ る 目 的 で 使 用 さ れ る 。
② 幾 何 学 的 形 状 に よ り 多 孔 型 と 単 孔 型 に 分 類 さ れ る 。
③ 多 孔 型 は 鉛 板 に 六 角 形 の 孔 が 数 千 か ら 数 万 個 開 け ら れ て い る 。
④ 通 常 の 検 査 で は 平 行 多 孔 コ リ メ ー タ が 使 用 さ れ る 。
⑤ S P E C T で は 感 度 と 空 間 分 解 能 を 向 上 さ せ る 目 的 で フ ァ ン ビ ー ム コ リ メ ー タ が 使 用 さ れ る 。
⑥ 使 用 す る 核 種 の γ 線 エ ネ ル ギ ー で コ リ メ ー タ を 分 類 す る 。
コ リ メ ー タ の 分 類 エ ネ ル ギ ー ( k e V ) 核 種 留 意 点
低 エ ネ ル ギ ー 用 ~ 1 6 0 2 0 1 T l 9 9 ⅿ Tc 1 2 3 I 孔 数 が 多 い
中 エ ネ ル ギ ー 用 1 7 0 ~ 3 0 0 1 1 1 I n 6 7 G a 8 1 ⅿ K r
高 エ ネ ル ギ ー 用 3 0 0 ~ 4 0 0 1 3 1 I 隔 壁 が 厚 い
1 中 エ ネ ル ギ ー 用 コ リ メ ー タ が 適 し て い る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 6 7 G a
2 . 9 9 m Tc
3 . 1 1 1 I n
4 . 1 3 1 I
5 . 2 0 1 T l
2 脳 血 流 S P E C T で 多 用 さ れ る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 平 行 多 孔 形 コ リ メ ー タ
2 . コ ン バ ー ジ ン グ コ リ メ ー タ
3 . ダ イ バ ー ジ ン グ コ リ メ ー タ
4 . ピ ン ホ ー ル コ リ メ ー タ
5 . フ ァ ン ビ ー ム コ リ メ ー タ
3 コ リ メ ー タ の 用 途 で 正 し い 組 合 せ は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . ピ ン ホ ー ル コ リ メ ー タ ー ー ー ー ー 心 筋 シ ン チ グ ラ フ ィ
2 . フ ァ ン ビ ー ム コ リ メ ー タ ー ー ー ー 脳 血 流 シ ン チ グ ラ フ ィ
3 . 高 エ ネ ル ギ ー コ リ メ ー タ ー ー ー ー 副 腎 皮 質 シ ン チ グ ラ フ ィ
4 . 中 エ ネ ル ギ ー コ リ メ ー タ ー ー ー ー 骨 シ ン チ グ ラ フ ィ
5 . 低 エ ネ ル ギ ー コ リ メ ー タ ー ー ー ー 脳 槽 シ ン チ グ ラ フ ィ
1.3
1.5
2.3
2 6 . S P E C T と P E T の比較
SP ECT PET
空間分解能 8 ~ 1 0 m m 程 度 4 ~ 6 m m 程 度
感度及び定量性 優 れ て い る
検 査 時 間 長 い
術者の被ばく 少 多
放射線防護 易 難
散 乱 除 去 電 気 的 コ リ メ ー タ 機 械 的 コ リ メ ー タ
使 用 核 種 金 属 類 生 体 を 構 成 又 は
類 似 し た 元 素
医薬品投与後の別室待機 な し 必 要
2 核種同時使用 可 能 無 理
解 剖 学 位 置 情 報 乏 乏
吸 収 補 正 必 要 必 要
装置の構成
(両者に共通)
光電子増倍管 位置計算回路 波高分析器
画像処理演算回路 表示装置
PET装置のみ使用 BGO 同時計数回路
1 S P E C T が P E T よ り 優 れ て い る 点 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 定 量 性 が 良 い 。
2 . 空 間 分 解 能 が 良 い 。
3 . 吸 収 補 正 が 容 易 で あ る 。
4 . 2 核 種 同 時 収 集 が 可 能 で あ る 。
5 . 検 査 室 の 遮 蔽 が 容 易 で あ る 。
2 S P E C T が P E T よ り 優 る 点 は ど れ か 。
1 . コ リ メ ー タ を 必 要 と し な い 。
2 . 空 間 分 解 能 が 高 い 。
3 . 定 量 性 が よ い 。
4 . 感 度 が 高 い 。
5 . 術 者 の 被 ば く 線 量 が 少 な い 。
3 S P E C T 装 置 の 構 成 で な い の は ど れ か 。
1 . 位 置 計 算 回 路
2 . 波 高 分 析 器
3 . B G O 検 出 器
4 . 表 示 装 置
5 . コ リ メ ー タ
4.5
5
3
4 S P E C T 装 置 と P E T 専 用 装 置 と で 共 通 す る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 光 電 子 増 倍 管
2 . 平 行 多 孔 コ リ メ 一 タ
3 . 同 時 計 数 回 路
4 . B G O シ ン チ レ ー タ
5 . 波 高 分 析 器
5 S P E C T で 必 要 と す る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 院 内 小 型 サ イ ク ロ ト ロ ン
2 . 陽 電 子 放 出 核 種
3 . 単 一 光 子 放 出 核 種
4 . 画 像 再 構 成 演 算 回 路
5 . 同 時 計 数 回 路
1.5
3.4
2 7. S P E C T の画像再構成法
デ ー タ 収 集
( r a w d a t e )
① ス タ テ ィ ッ ク 収 集 ② ホ ー ル ボ デ ィ 収 集
③ ダ イ ナ ミ ッ ク 収 集 ④ 心 電 図 同 期 収 集
⑤ S P E C T 収 集
デ ー タ の 前 処 理
( ノ イ ズ 除 去 )
B u t t e r w o r t h フ ィ ル タ
ノ イ ズ 除 去 を 目 的 と し た 低
域 通 過 フ ィ ル タ ( l o w -
p a s s フ ィ ル タ ) 。
高 周 波 成 分 が 除 去 。 画 像 が
平 滑 化 す る 。
ウ イ ナ ー フ ィ ル タ
高 域 通 過 型 フ ィ ル タ
高 周 波 成 分 の 増 幅 。 低 周 波
成 分 の 除 去 。
デ ー タ の 補 正
s o r e n s o n 法 ( 前 補 正 法 )
c h a n g 法 ( 後 補 正 法 )
吸 収 補 正 ( 減 弱 し た カ ウ ン
ト 数 の 補 正 )
T E W 法 散 乱 線 補 正
F D R 法 分 解 能 補 正
( コ リ メ ー タ の 開 口 補 正 )
画 像 再 構 成
重 畳 積 分 法 ( コ ン ボ リ ュ ― シ ョ ン 法 ) フ ィ ル タ 補 正 逆 投 影 法
( F B P 法 )
M L - E M 法
O S - E M 法 逐 次 近 似 法
( 再 構 成 フ ィ ル タ ) R a m a c h a n d r a n フ ィ ル タ
C h e s l a e r S h e p p & L o g a n
R A M P
1 S P E C T の 再 構 成 法 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 重 畳 積 分 法
2 . 逐 次 近 似 法
3 . T E W ( t r i p l e e n e r g y w i n d o w ) 法
4 . パ ト ラ ッ ク プ ロ ッ ト 法
5 . 平 均 通 過 時 間 法
2 S P E C T の 吸 収 補 正 法 は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . W i e n e r 法
2 . B u t t e r w o r t h 法
3 . S o r e n s o n 法
4 . C h a n g 法
5 . S h e p p & L o g a n 法
1.2
3.4
3 核 医 学 の 画 像 処 理 と 目 的 の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . B u t t e r w o r t h フ ィ ル タ ─ ─ ― ― ― ― ― 吸 収 補 正
2 . C h a n g 法 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ― ― ― ― ― 再 構 成
3 . O S - E M 法 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ― ― ― ― ー 再 構 成
4 . t r i p l e e n e r g y w i n d o w 法 ─ ─ ─ ─ 吸 収 補 正
5 . W i e n e r フ ィ ル タ ─ ─ ─ ─ ― ― ― ― ― 散 乱 線 補 正
4 S P E C T の 画 像 処 理 に つ い て 正 し い 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 投 影 画 像 の ノ イ ズ 除 去 — ― ― ― ― ― 前 処 理 フ ィ ル タ
2 . 高 周 波 画 像 の ノ イ ズ 除 去 ー ー ー ー ー 高 域 通 過 型 フ ィ ル タ
3 . 使 用 し た 核 種 の 半 減 期 補 正 ― ― ― ― チ ェ ス ラ ー ・ フ ィ ル タ
4 . 画 像 再 構 成 用 フ ィ ル タ - - - - ― ― ― ― バ タ ー ワ ー ス ・ フ ィ ル タ
5 . 低 周 波 画 像 の ノ イ ズ 除 去 — ― ― ― ラ マ チ ャ ン ド ラ ン ・ フ ィ ル タ
5 S P E C T の 画 像 処 理 の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . T E W 法 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ― ― ― ― ― ― - 雑 音 除 去
2 . C h a n g 法 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ― ― ― ― ― - 減 弱 補 正
3 . バ タ ー ワ ー ス フ ィ ル タ ─ ― ― ― ― ― - 空 間 分 解 能 補 正
4 . R a m a c h a n d r a n フ ィ ル タ ─ ― ― ― 散 乱 線 補 正
5 . S h e p p & L o g a n フ ィ ル タ ─ ― ― ― - 尖 鋭 化 処 理
6 S P E C T の 画 像 処 理 で 正 し い 組 合 せ は ど れ か 。
1 . 空 間 分 解 能 補 正 ― ― ― ― バ タ ー ワ ー ス フ ィ ル タ
2 . 散 乱 線 補 正 ― ― ― ― ― ― X 線 C T
3 . 減 弱 補 正 ― ― ― ― ― ― ― T E W 法
4 . 雑 音 除 去 ― ― ― ― ― ― ― コ リ メ ー タ 開 口 補 正
5 . 画 像 再 構 成 ― ― ― ― ― ― O S - E M 法
7 S P E C T 画 像 処 理 と 方 法 の 組 合 せ で 正 し い の は ど れ か 。
1 . 減 弱 補 正 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 低 域 通 過 フ ィ ル タ 処 理
2 . 統 計 雑 音 除 去 ― ― ― ― ― ― ― ― コ リ メ ー タ 開 口 補 正
3 . 空 間 分 解 能 補 正 — — ― ― ― ― ― T E W 法
4 . 逐 次 近 似 画 像 再 構 成 ― ― ― ― ― M L- E M 法
5 . コ ン プ ト ン 散 乱 線 除 去 ― ― ― ― C h a n g
3
1
2
5
4
2 8. S P E C T の画質に与える因子・アーチファクト
収 集 条 件 デ ー タ 処 理 検 出 器
リ ン グ ア ー チ フ ァ ク ト の 原 因
① 収 集 マ ト リ ッ ク ス サ イ ズ
② サ ン プ リ ン グ 角 度
回 転 角 度 を 投 影 ( v i e w 数 ) で 除 し た も の
③ エ ネ ル ギ ー ウ ィ ン ド ウ 幅
ウ ィ ン ド ウ 幅 を 狭 く 設 定 す る と 計 数 が 減 少
④ 収 集 時 間 : 長 い ほ ど よ い
⑤ コ リ メ ー タ の 選 択
⑥ 検 出 器 の 回 転 半 径
⑦ 検 出 器 の 有 効 視 野
⑧ 放 射 性 医 薬 品 の 投 与 量
① 画 像 再 構 成 ア ル ゴ リ ズ ム
② γ 線 の 吸 収 補 正
③ γ 線 の 散 乱 補 正
④ 画 像 の 平 滑 化 処 理
① 検 出 器 の 感 度 均 一 性
② 検 出 器 の 回 転 中 心 の ず れ
1 カ メ ラ 回 転 型 S P E C T 装 置 の 画 質 に 影 響 を 与 え る 因 子 で な い の は
ど れ か 。
1 . 画 像 再 構 成 フ ィ ル タ
2 . 重 積 効 果
3 . 散 乱 線 の 補 正
4 . 回 転 角 度
5 . サ ン プ リ ン グ 数
2 S P E C T の 分 解 能 に 影 響 し な い の は ど れ か 。
1 . 回 転 半 径
2 . 吸 収 補 正
3 . 散 乱 補 正
4 . 画 像 再 構 成 法
5 . 放 射 能 減 衰 補 正
3 S P E C T 像 で リ ン グ ア ー チ フ ァ ク ト が 生 じ る の は ど れ か 。 2 つ 選 べ 。
1 . 過 大 な 回 転 半 径
2 . 回 転 中 心 の ズ レ
3 . 検 出 器 の 感 度 不 均 一
4 . 空 間 分 解 能 の 低 下
5 . 1 8 0 度 デ ー タ 収 集
2
5
2.3
2 9.装置の性能評価と保守管理
( 1 ) 性 能 評 価 ( シ ン チ レ ー シ ョ ン カ メ ラ S P E C T )
コ リ メ ー タ を 外 す 。 9 9 m Tc の 点 線 源 コ リ メ ー タ を 装 着
固 有 均 一 性 積 分 均 一 性
総 合 均 一 性 ( 面 線 源 ) 微 分 均 一 性
固 有 空 間 分 解 能
F W H M ( 半 値 幅 )
F W T M ( 1 / 1 0 値 幅 )
総 合 空 間 分 解 能 ( 線 状 線 源 )
9 9 m Tc 6 7 G a 1 3 1 I
固 有 空 間 直 線 性 空 間 微 分 直 線 性
絶 対 空 間 直 線 性
固 有 エ ネ ル ギ ー 分 解 能
固 有 計 数 率 特 性
線 源 減 衰 法
銅 板 吸 収 法
総 合 感 度 ( 9 9 m Tc 、 6 7 G a 、 1 3 1 I )
絶 対 感 度 相 対 感 度
*SP ECT:回転中心のずれを測定。
回転中心の位置はサイノグラムを利用して確認
( 2 ) 点 検 項 目 と 頻 度
始 業 前 点 検
( 目 視 確 認 )
① エ ネ ル ギ ー ピ ー ク
使 用 す る 核 種 の エ ネ ル ギ ー と 合 致
② 均 一 性
異 常 集 積 、 欠 損 、 歪 み な ど
③ S P E C T 回 転
投 影 デ ー タ の 上 下 動 、 左 右 動
毎 日
定 期 点 検
① 固 有 均 一 性 ( 積 分 値 微 分 値 )
② S P E C T 回 転 中 心 の ず れ
③ S P E C T 均 一 性
毎 月
毎 月
6 ヶ 月
1 ガ ン マ カ メ ラ の 基 本 特 性 を 表 す の に 関 係 の な い の は ど れ か 。
1 . 空 間 分 解 能
2 . 感 度
3 . 方 向 依 存 性
4 . 計 数 率 特 性
5 . 直 線 性
2 ガ ン マ カ メ ラ の 固 有 性 能 試 験 に 含 ま れ な い の は ど れ か 。
1 . 均 一 性
2 . 空 間 分 解 能
3 . エ ネ ル ギ ー 分 解 能
4 . 回 転 中 心 の ず れ
5 . 複 数 ウ ィ ン ド ウ の 像 の ず れ
3 S P E C T の 性 能 評 価 で 正 し い の は ど れ か 。 3 つ 選 べ 。
1 . 総 合 均 一 性 は 面 線 源 を 用 い て 評 価 す る 。
2 . 総 合 空 間 分 解 能 は F W H M で 評 価 す る 。
3 . 総 合 空 間 分 解 能 は 線 線 源 を 用 い て 評 価 す る 。
4 . 回 転 中 心 の ず れ は サ イ ノ グ ラ ム を 用 い て 評 価 す る 。
5 . 総 合 空 間 分 解 能 は O S - E M 法 で 再 構 成 し て 評 価 す る 。
3
4
234
3 0.故障の原因
シ ン チ グ ラ ム 上 で 数 c m の 円 形 欠 損 像 が 生 じ た 。 原 因 と し て 考 え ら れ
る の は ど れ か 。
1 . 収 集 カ ウ ン ト 過 剰
2 . シ ン チ レ ー タ の 破 損
3 . 光 電 子 増 倍 管 の 不 良
4 . 不 適 当 な コ リ メ ー タ 装 着
5 . 不 適 当 な エ ネ ル ギ ー 設 定
3