imds運用マニュアル...1/20 imds運用マニュアル version 6.1 2012/5/11 【目次】 0....

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1/20 IMDS運用マニュアル Version 6.1 2012/5/11 目次0. いすゞIMDS 運用マニュアルについて P 2 1. データシートの依頼から承認の完了までの概要 P 3 2. データシートの作成と送信に共通する基本事項 P 4 3. データシートの作成 P 6 4. データシートの修正 P 9 5. データシートの送信 P 10 6. IMDS に関するお問合わせ先 P 13 7. IMDS データシート作成のポイント【参考】 P 14 8. FAQ(よくある質問) P 20

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Page 1: IMDS運用マニュアル...1/20 IMDS運用マニュアル Version 6.1 2012/5/11 【目次】 0. いすゞIMDS運用マニュアルについて P 2 1. データシートの依頼から承認の完了までの概要

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IMDS運用マニュアル Version 6.1

2012/5/11

【目次】 0. いすゞIMDS 運用マニュアルについて P 2

1. データシートの依頼から承認の完了までの概要 P 3

2. データシートの作成と送信に共通する基本事項 P 4

3. データシートの作成 P 6

4. データシートの修正 P 9

5. データシートの送信 P 10

6. IMDS に関するお問合わせ先 P 13

7. IMDS データシート作成のポイント【参考】 P 14

8. FAQ(よくある質問) P 20

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0. いすゞIMDS 運用マニュアルについて

目的 :

弊社では製品の材料・化学物質情報の収集による環境負荷、および環境負荷物質の把握、あるいは

リサイクル率の算出等のために IMDS を活用しております。材料・化学物質情報はサプライヤ様か

らの IMDS データ収集により得られます。本マニュアルでは適正なデータを作成/送信いただくため

に必要な事項を解説いたします。

なお、IMDS へのデータ入力については、IMDS レコメンデーションのルール及びガイドラインに従

うことを基本としますが、IMDS レコメンデーションと異なる部分については、本「いすゞIMDS 運

用マニュアル」に従って入力をお願いいたします。

備考: 欧州リサイクル法の RRR 認証(車両認証)では、リサイクル率計算のベースとなる IMDS

データの適切性を審査するために、IMDS 上のデータ(質量や材料表示等)と現品の実測デ

ータや仕様との比較が行われることがあります。このとき、サブコンポーネントのレベ

ルまで審査される場合があり、このことを踏まえての記載をさせていただいております。

一つ前の版(Ver.6.0)との相違点:

第 7 項の「データシート作成のポイント」に「7.8 IMDS材料分類選択の注意事項」を追記し、

19 ページに掲載。

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1. データシート作成/送信の依頼から承認完了までの概要

弊社からの IMDS データシート作成/送信の依頼から承認完了に至る流れを(図-1)に示します。

弊社では表-1 のいずれかの方法により、データシートの作成/送信の依頼を行っております。

表-1 データシート送信の依頼方法

① メールによる依頼(部品リスト貼付)

② 図面指示(図面中に記載されているいすゞ標準「ISC-A00-008Y」)

による依頼

データシート

送信の

依頼方法

③ その他の方法による依頼

送信いただいたデータシートは、弊社にて内容確認を行い、「承認(acpt)」または「拒否(recd)」と

の判定を致しております。その判定結果は、その都度電子メールにて依頼先のサプライヤ様にお知

らせ致します。

「拒否(recd)」判定となりましたデータシートにつきましては、確認結果のお知らせの電子メール

にて、何処をどのように修正頂きたいのかを明示致しておりますので、これをご参考に修正をお願

い致します。

図-1 データシートの依頼から承認の完了までの流れ

※注 IMDS データシートの「承認」とは、単に受信したデータシートが弊社の入力要件を満足して

いることを認めたことであり、対象部品自体の構成や使用材料等の設計仕様を承認したことで

はありませんので、ご注意ください。

①部品リスト

による依頼

②図面等の記

載による依頼

③他の方法

による依頼

依頼内容の確認

データシートを作成

依頼先サプライヤ様

弊社にデータシートを送信

データシートの内容を確認

判定 NG

修正の依頼

(電子メール)

承認のご連絡

(電子メール)

承認の確認

作業完了

作業完了

OK

弊社企業 ID

22349

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2. データシートの作成と送信に共通する基本事項

2.1 部品番号、部品名称、サプライヤコード、データシートタイプ、

データシート承認完了期限

弊社より依頼された場合は、指定通りの部品番号・部品名称・サプライヤコード・データシート

タイプで作成していただき、指定された承認完了期限までに承認されるよう余裕をもって送信し

てください。

また、これらの各項目が指定されていない場合には、表-2、および表-3 に従ってデータシートを

作成/送信してください。

※ 指定された承認完了期限が守れないことが予測される場合は、速やかに、その理由/背景およ

び完了期限の案をご提示ください。調整させていただきます。

※ 部品の新規設定や仕様変更が予定されている場合は、できるだけ早い段階(検討段階・試作段

階等)からデータシート作成のための情報(材料・化学物質等)を入手していただくと、デー

タシート作成の時間短縮が図られます。期限内の承認完了にご協力ください。

表-2 部品番号・部品名称・サプライヤコード、データシートタイプ、データシート承認期限

項目 弊社が依頼部品リスト等により指定した場合

弊社が指定していない場合の各項目への対応方法

部品番号 部品単位の弊社部品番号を使用してください。 (図面番号は、部品が特定できないため使用不可です。)

部品名称

弊社図面に記載された部品名称を使用してください。

なお、当該部品の取り付け位置を示す RH・LH、FT・RR 等の記載がある場合は必ず記入してください。

サプライヤ

コード 弊社に当該部品/材料を納入するサプライヤ様の弊社が設定しているサプライヤコードを使用してください。

データシート

タイプ

指定に従って、入力/選択/対応をしてください。

表-3 により選択してください。

承認完了期限 ※注 ISC-A00-008Y の図面指示に基づき、図面全特性データの1つとしてデータシート送信を依頼した部品では、量産初品納入前が承認完了期限です。

※注:弊社とサプライヤ様との調整により変更あり。

表-3 データシートタイプの選択

弊社への納入荷姿 データシート(構成)タイプ

部品 コンポーネントデータ

粗材・半加工品 セミコンポーネントデータ

材料・準直材 材料データ

2.2 IMDS レコメンデーション(IMDS Recommendation)

送信するデータシートは、弊社からの特別な要求事項がない場合は、原則として最新の各 IMDS レ

コメンデーションに従って作成してください。

これらの IMDS レコメンデーションは、IMDS システムにログオンして、IMDS 基本画面のメインメ

ニュー(左側)にある「レコメンデーション」から入手することができます。

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2.3 モジュール ID

2.3.1 モジュール ID の使い方

1つのモジュール ID は1つの部品番号だけに使用してください。設計変更などによりサフィッ

クスが変更になった場合には、変更前のモジュール ID は使わずに、必ず新しいモジュール ID

を使用してください。

弊社ではモジュール ID によりデータシートを管理します。もし異なる部品番号のデータシート

に同一のモジュール IDが使用されるとデータシートの適切な管理ができなくなりますので厳守

してください。 (1つの部品番号に1つのモジュール ID の割り当てが基本)

2.3.2 修正データシートのモジュール ID

データシートを修正する場合は原則としてモジュール IDを変えずにバージョンアップを行って

ください。(「新バージョン」の機能を使ってください。)

2.4 弊社からの支給部品/支給材のデータシート

2.4.1 弊社からの支給部品/支給材のデータシートを使うデータシートの作成

データシートを作成するために必要な弊社からの支給部品データシート、あるいは支給材のデー

タシートがある場合には、既に弊社から受信済みか否か、あるいは受信済みのデータシートが古

い場合は必要情報に抜けが無いかどうかを確認してください。必要に応じて、すでに弊社窓口よ

り配信済みのシートにて弊社宛にご連絡ください。弊社承認済みのデータシートを弊社から送信

いたしますので、これを用いてデータシートを作成してください。

2.4.2 弊社からの支給材

弊社からの支給材が公的規格材料に該当し、IMDS-Committee、IMDS-Committee/ILI Metals、ある

いは Stahl und Eisen Liste が公開しているデータシート中に該当するものがある場合には、こ

れらの公開データを使用してください。

2.5 公的規格材料などの IMDS データシート

公的規格材料は IMDS-Committee、IMDS-Committee/ILI Metals、あるいは Stahl und Eisen Liste

が公開しているデータシート中に該当するものがある場合には、これを使用してください。

2.6 部品構成の似た複数の部品データシートの作成/送信

最初に代表的な 1~2 件のデータシートを作成/送信し、これらの弊社判定結果を参考に残りのデ

ータシートを作成/送信してください。一度に多くのデータシートを送信して複数のデータシート

で同じ修正が必要となることは避けてください。

2.7 コンタクトパーソン

データシート送信時にサプライヤ情報で選択する「コンタクトパーソン」は、送信されるデータ

シートの内容に関する問合わせ先です。サプライヤ様のクライアントマネージャーの方は、コン

タクトパーソンに関する各種の情報が古くないか、誤りがないか等について常に点検してくださ

い。

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3. データシートの作成

3.1 材料データシートの作成

材料データシートの構成情報は、表-4 に従って入力してください。

3.2 材料データシートへの化学物質の追加

化学物質を材料データシートに追加する場合は、次ページの表-5 に従って化学物質の構成情報を

入力してください。

3.3 セミコンポーネントデータシートの作成

セミコンポーネントデータシートの構成情報は、次ページの表-6 に従って入力してください。

表-4 材料データシートの構成情報への入力項目(入力要否の記号 ○:必須 △:条件付き必須 無し:任意)

入力項目名称 Field Name 入力の要否

入力の条件 入力についての特記事項

名称 Name ○ 公的規格で定める記号、 または材料を定義する名称

商品名 Trade Name △ 材料データシートを弊社に送信する場合

弊社指定通りの商品名を入力してください

社内材料コード Internal

Mat.-No.

標準材料コード Std. Mat.-No.

材料記号 Symbol △ 樹脂・ゴム材料の場合 ISO で定める記号、 または公的規格で定める記号

材料分類 Classification ○

公的材料規格 Norms/Standards △ 公的規格に該当する場合

OEM 材料規格 Inhouse Norms

材料メーカー� Supplier

備考 Remark

ディペロップメントサンプルレポート

Development Sample Report

コンポーネントデータシート、またはセミコンポーネントデータシートに材料データシートを追加するときに、リサイクル情報、またはアプリケーションの入力を行います

材料にリサイクル材が含まれますか?

Dose the material contain recyclate

△ リサイクル材を含む場合

「はい」を選択 (初期値は「いいえ」となっております)

工程内リサイクル材の割合:

Content of post industrial recyclate

△ 当該リサイクル材を含む場合

工程内リサイクル材の割合を 2つの範囲値で入力

市場回収リサイクル材の割合:

Content of post consumer recyclate

△ 当該リサイクル材を含む場合

市場回収リサイクル材の割合を 2つの範囲値で入力

アプリケーション Applications △ システムが要求の場合 該当するアプリケーションを選択

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表-5 化学物質の構成情報への入力項目 (入力要否の記号 ○:必須 無し:任意)

入力項目名称 Field Name 入力の要否

入力の条件 入力についての特記事項

機密扱い Confidential 機密扱いと Wild Card の合計含有率で 10%を超えないこと

含有率 Portion ○ 範囲値または固定値で入力、 あるいは残部として指定

表-6 セミコンポーネントデータシートの構成情報への入力項目(入力要否の記号 ○:必須 無し:任意)

入力項目名称 Field Name 入力の要否

入力の条件 入力についての特記事項

部品名称 Description ○ サプライヤ様で使用の部品名称でも可(Top Node=弊社納入レベルより下のレベル)

部品番号 Part/Item No. ○ サプライヤ様で使用の部品番号でも可(Top Node=弊社納入レベルより下のレベル)

ディペロップメントサンプルレポート

Development Sample Report

単位当たりの質量 Specific weight ○ 単位体積、または単位面積、または単位長さ当たりの質量を入力

3.4 コンポーネントデータシートの作成

コンポーネントデータシートの構成情報は、表-7 に従って入力してください。

子部品、孫部品等のサブコンポーネントデータを含むコンポーネントデータシートの作成に当た

っては、その構成が明確になるように、ツリー構造及びサブコンポーネントデータシートの作成

をしてください。(材料やアプリケーションの適切性の判断が正しくできるため)

3.4.1 子部品の個数

コンポーネントデータシートを構成する子部品としてコンポーネントデータシートを追加する

場合は、子部品の構成情報の詳細タブにある数量の欄に子部品の個数を正しく入力してくださ

い。

3.4.2 樹脂ゴムを含むコンポーネントデータシートの材質表示(マーキング)情報

コンポーネントデータシートに樹脂ゴムを含む材料データを追加する場合は、当該コンポーネ

ントデータシートの構成情報にて材質表示(マーキング)情報に関する質問に回答してくださ

い。(回答要否の条件は次ページの表-7 をご参照ください)

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表-7 コンポーネントデータシートの構成情報への入力項目

(入力要否の記号 ○:必須 △:条件付き必須 無し:任意)

入力項目名称 Field Name 入力の要否

入力の条件 入力についての特記事項

部品名称 Description ○ サプライヤ様で使用の部品名称でも可 ※注記

部品番号 Part/Item No. ○ サプライヤ様で使用の部品番号でも可 ※注記

部品質量 Measured Weight

per Item ○ 実測値 (設計値でも可)

質量公差 Tolerance ○

弊社への納入形態のコンポーネントデータシートに対して (Top Node)

5%(固定値)、または設計公差や管理限界値 等 ※Top Node以下のコンポーネントデータシートについての入力は原則任意ですが、場合によっては入力への協力を要請させていただく場合があります。

ディペロップメントサンプルレポート

Development Sample Report

コンポーネントデータシートに追加する場合には、子部品としての個数の入力が必要です

数量 Quantity ○

樹脂・ゴムを含む材料データシートを追加した場合は、材質表示(マーキング)情報の入力が必要です

樹脂�ゴム製部品 への材質表示

Polymeric parts marked

樹脂:部品質量≧100g

ゴム:部品質量≧200g

または弊社図面で表示が要求されている場合

※注記 部品番号、部品名称の記載:データシート送信時の「送信先情報」の企業データ(送信先固有情報)では、必ず弊社が指定する部品番号と部品名称を記載してください。これが正しく記載されていない場合には「拒否(recd)」となります。 子部品や孫部品などのサブコンポーネントデータシートにおいても、弊社図面に部品番号及び部品名称が記載されているものについては、記載通りの部品番号及び部品名称を正しく記入してください。

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4. データシートの修正

4.1 修正データシートの送信

送信したデータシートが拒否された場合は、弊社は電子メールにて拒否の理由をお知らせ致しま

す。サプライヤ様はその拒否理由を速やかに確認して、データシートを修正の上、弊社に再送信

してください。

※ データシートの修正に当たっては、原則としてデータシートのモジュール ID は変更せず、同

一モジュール ID でのバージョンアップで行ってください。(2.3.1 参照)

4.2 修正データの承認完了期限

修正データシートは拒否されてから可及的速やかに弊社に送信して承認を完了してください。

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5. データシートの送信

5.1 データの送信先

データシートを弊社に送信する場合は、送信先の IMDS 企業 ID は 2 2 3 4 9 と指定して

ください。

5.2 送信先情報の企業データへの入力方法

5.2.1 材料データシートの入力方法

作成した材料データシートを弊社に送信する場合は、表-8 に従って入力してください。

表-8 材料データシートの企業情報の入力方法(図-2 を参照してください)

入力/選択項目名称 Field Name 入力/選択の要否

入力/選択の条件 入力/選択についての特記事項

社内材料コード Internal Mat.-No.

○ 弊社指定通りの社内材料コードを入力

名称 Name ○ 弊社指定通りの名称を入力

サプライヤー

コード Supplier Code ○ 弊社指定通りのサプライヤーコードを

入力

転送許可 Forwarding allowed

○ 「はい」を選択

図-2 企業データの入力方法(材料データシートの場合)

Isuzu Motors Limited22349

必須

必須

必須

「はい」を選択

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5.2.2 セミコンポーネントデータシートの入力方法

セミコンポーネントデータを弊社に送信する場合は、表-9 に従って入力してください。

表-9 セミコンポーネントデータシートの企業情報の入力方法(図-3 を参照してください)

入力/選択項目名称 Field Name 入力/選択

の要否 入力/選択の条件 入力/選択についての特記事項

材料コード Item- /Mat.-No. ○ 弊社指定通りの材料コードを入力

部品名称 Description ○ 弊社指定通りの部品名称を入力

サプライヤー

コード Supplier Code ○

弊社指定通りのサプライヤーコードを入力

転送許可 Forwarding allowed

○ 「はい」を選択

図-3 企業データの入力方法(セミコンポーネントデータシート)

Isuzu Motors Limited22349

必須

必須

必須

「はい」を選択

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5.2.3 コンポーネントデータシートの入力方法

コンポーネントデータシートを弊社に送信する場合は、表-10 に従って入力してください。

表-10 コンポーネントデータシートの企業情報の入力方法(図-4 を参照してください)

入力/選択項目名称 Field Name 入力/選択

の要否 入力/選択の条件 入力/選択についての特記事項

部品番号 Part/Item No. ○ 弊社指定通りの部品番号を入力

部品名称 Description ○ 弊社指定通りの部品名称を入力

サプライヤー

コード Supplier Code ○

弊社指定通りのサプライヤーコードを入力

転送許可 Forwarding allowed ○ 「はい」を選択

図-4 企業データの入力方法(コンポーネントデータシート)

Isuzu Motors Limited22349

必須

必須

必須

「はい」を選択

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6. IMDS に関するお問合わせ先

6.1 IMDS システムでの ログオン、データシートの作成/修正/送信等の操作方法

IMDS システム全般に関する情報

IMDS 公式ホームページ https://www.mdsystem.com

IMDS システムに関する各種資料

資料名 URL

IMDS トレーニングガイド

(日本語版)

IMDS ハンドブック

(日本語版)

IMDS User Manual (英語版)

https://www.mdsystem.com/magnoliaPublic/ja/public/faq/GenInfo/TrainingMaterial.

html

世界各地の IMDS サービスセンター https://www.mdsystem.com/magnoliaPublic/ja/public/contact/Helpdesks.html

地域 電話番号 営業時間 メールアドレス

日本 +81-3-5349-7010 9:00am - 5:00pm (GMT+9)

(土日祝日除く)

[email protected]

韓国 +82-2-2199-0203,-0204 9:00am - 5:00pm (GMT+9)

(土日祝日除く)

[email protected]

中国 +86-27-87431668 9:30am - 12:30pm, /

1:30pm - 5:00pm (GMT+8)

(土日祝日除く)

[email protected]

ヨーロッパ +36-1-298-1536 8:00am - 4:30pm (GMT+1)

(土日除く)

[email protected]

フランス +33-1-55-69-7860 ヨーロッパと同じ ヨーロッパと同じ

アメリカ +1-972-403-3607 8:00am - 5:00pm (CST)

(土日除く)

[email protected]

6.2 弊社へのお問合せ

お問合わせ内容 担当者 電話番号 FAX 番号 メールアドレス

データ送信の依頼内容

納入部品

弊社支給部品

サプライヤ様の IMDS御担当者

変更等に関する事項

購買業務部

河合 範和

0466-45-9397 0466-45-9493 [email protected].

co.jp

本運用マニュアル全般に関す

る事項

法規認証部

石山 日出夫

0466-45-2078 0466-45-8916

金属材料に関する入力方法 車両研究実験部

原 裕一郎

0466-45-2045 0466-45-6954

金属以外の材料に関する入力

方法

車両研究実験部

高橋 創一

0466-45-2682 0466-45-2676

[email protected]

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7. データシート作成のポイント

7.1 サプライヤコード、部品番号、部品名称、データシートタイプ

弊社が依頼部品リスト等により指定した場合は、弊社指定通りのデータシートタイプで

作成し、データシート送信時に入力する「企業データ」内の各記入欄に弊社指定通りに

必ず入力してください。

サプライヤコード

弊社からの依頼時は連続4桁の数字です。但し、いすゞアメリカ、いすゞタイランド等から

の依頼時は連続 4 桁の英数字となります。

部品番号

連続 10 桁の数字です。(スペース、ハイフォン、アルファベットの使用は禁止です)。

部品名称

ISC-A00-008Y の図面指示に基づき、図面全特性データの 1 つとして依頼した部品、あるい

は弊社から依頼のない部品の場合は、図面に記載された部品名称を記載してください。また

当該部品の取り付け位置の違い(RH・LH、FT・RR 等)の記載も必ず入力してください。

データシートタイプ

指定されていない場合は、弊社への納入荷姿の違いにより次の表に示します 3つのデータ

シートタイプから選択してください。

IMDS Recommendation 001 において、コンポーネントデータシートは 4.2 項、セミ�コ

ポーネントデータシートは 4.3 項、材料データは 4.4 項を、それぞれ参照してくださ

い。

弊社への納入荷姿 データシート(構成)タイプ

部品 コンポーネントデータ

粗材・半加工品 セミコンポーネントデータ

材料・準直材 材料データ

弊社より送信を依頼したデータでは、

“データ送信お願いメール”に添付の 依頼部品リストに記載通りに入力 願います。

入力方法

注意

注意

注意

Isuzu Motors Limited22349

企業データ 依頼部品リスト

指定されたデータシートタイプ

注意

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7.2 リサイクル情報、材質表示(マーキング)情報

当該データを作成して以降に、新規に設けられた入力すべき情報項目があります。データシ

ート作成のために過去作成のデータシートを使用する場合には下に示す方法に従い、この情

報項目に抜けが有るか、無いかを十分確認してください。

材質表示(マーキング)に関する情報は、

➢ゴム/プラスチック材料を含む材料データシートの直上の全コンポーネントデータシート

に必要です。(子部品にも必要です)

リサイクル情報、および材質表示(マーキング)情報の有無を確認するためには、デ

ータを検索して 次へ ボタンを押し、レポート形式で『ブラウザ用ページ』を

選択、 プレビュー ボタンを押し、データシートレポートを表示させて、確認してく

ださい。

材質表示(マーキング)情報がない

リサイクル情報がない

8181******

SEAL 818*****/1.00

BOLT

クリック

818*****/1

898*******

確認方法

注意

注意

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7.3 その他化学物質(Wild Card) IMDS Recommendation 001,4.5

Wild Card:Misc, Pigment portion 等の Wild Card の含有率は、1 つの材料につき、合計 10%

以下にしてください。但し、材料データシートが複数の子材料データシートから構成されて

いる場合の子材料データシートについては適用外となります。(IMDS Recommendation,5.1.A

参照)

機密扱い物質:含有率は、1つの材料につき、合計 10%以下にしてください。

Wild Card+機密扱い物質:合計の含有率は、1つの材料につき、10%以下にしてください。

1 つの材料につき、90%以上の具体的化学物質を開示してください。

7.4 データツリーの構造

データツリー内の同じレベルでは、データシートのタイプを統一してください。

IMDS Recommendation 001,4.1

良い例 悪い例

セミコンポーネントデータシートは、半加工品に使います。

IMDS Recommendation 001,4.3.1

質量が明確に定義できる子部品にセミコンポーネントデータシートを使用する場合は、子部

品のコンポーネントデータシートを作成して、その下にセミコンポーネントデータシートを

付けてください。

良い例:

子部品のコンポーネントデータシートにセミコ

ンポーネントデータシートを付けている

悪い例:

質量が定義できるコンポーネントデータシ

ートに複数のセミコンポーネントデータシ

ートを直接付けている。

注意

注意

注意

注意

注意

注意

注意

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子部品の部品名称や部品番号には、ダミー的な名称や番号は入力しないようにしてください。

適切な部品名称や部品番号が入力されていないと、ツリー構造の適切性や材料データシート

の適切性の判断に支障をきたします(*)。

************

*******

*******

***********************

************

悪い例

具体的な名称になっていない

ダミー的な番号管理されていない

(*)適切な判断ができない例

① 材料データとして樹脂材料が記載されている場合、”部品としての樹脂”なのか”塗装と

しての樹脂”なのかの判断ができない。

② 材料中に化学物質として鉛が記載されている場合、記載の”Application”が適切か否か

の判断ができない。

注意

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7.5 塗装・接着剤等のデータ IMDS Recommendation 001,4.4.1 及び Rule4.4.1.B

納品時の完成品を構成する塗膜や接着層に含まれる化学物質だけを記載してください。

完成品に残存しないプロセスケミカルは記載しないでください。

例 ※ 塗料・インクなどは、硬化・乾燥状態での化学物質で記載してください。

※ シール材等の主剤と硬化剤を混合して化学反応させるものは、化学反応が終わった後

の状態での化学物質で記載してください。

MSDS:化学物質安全性データシートの写しは不可です。

化学物質データシート作成時の、プロセスケミカルの表示にご注意ください。

※ 悪い例

製品に残存しないプロセスケミカルを記載している。

7.6 ラベル類のデータ

ラベルを構成する、母材、インク、接着剤、表面のコーティング材等を、コンポーネントデ

ータシートや、適切な名称の材料データシートに分けて、記載してください。

粘着材

表面コーティング材

インク

母材

粘着材

表面コーティング材

インク

母材

ラベル ラベル

ラベル類のデータ構成方法(参考例)

または

7.7 材料データの名称 IMDS Recommendation 001,4.4.1,Rule 4.4.2.A~D

材料を定義できる、ISOに規定された名称などを記載願います。

部品名称や商品名は使用しないでください。

注意

注意

注意

注意

注意

注意

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7.8 IMDS材料分類選択の注意事項

ウレタン樹脂の IMDS 材料分類の選択:

ウレタン樹脂は、熱硬化性と熱可塑性があります。IMDS 材料分類においては、熱硬化性樹

脂は 5.4.1(Polyurethane)を選択し、熱可塑性樹脂は 5.1.a(filled Thermoplastics)または

5.1.b(unfilled Thermoplastics) を選択願います。

塗料の IMDS 材料分類の選択:

塗料における IMDS 材料分類は、どのような材質であっても 6.1(Lacquers)を選択願います。

5 項(Polymer materials)を構成している 5.1.a(filled Thermoplastics)などを選択しないよ

う願います。

注意

注意

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8. FAQ (よくある質問)

Q1. 当社の IMDS 業務(または当該部品)の担当者が変更になりました。電話番号や電子メールア

ドレス等の連絡先を変更する方法を教えてください。

A1. サプライヤ様において、IMDS データ業務や該当部品のご担当者様が変更された、あるいはメ

ールアドレスなどの変更がありましたら電子メール等にて弊社にお知らせください。弊社よ

り変更後の内容を入力戴くためのフォームを送信致しますので、これに入力の上、返信して

ください。

Q2. 操作方法がわかりません。

A2. IMDS システムの操作方法に関する質問は IMDS サービスセンターにお尋ねください。また各

操作方法についての具体的な説明は IMDS トレーニングマニュアルをご覧ください。(本マニ

ュアル 7.1 項を参照)

Q3. 「パスワードがロックされました。」などのシステムでのトラブルに関する質問について。

A3. このような IMDS システム上のトラブルについては、対処方法が記載された IMDS トレーニン

グガイドを参照いただくか、IMDS サービスセンターにお尋ねください。(本マニュアル7.

1項を参照)

Q4. 弊社に送信したデータシートが拒否されましたが、理由がわかりません。

A4. 弊社は、拒否理由をお知らせするための電子メールを送信致しますので、そのメールにより、

具体的な拒否理由と修正方法をご確認してください。(本マニュアル 1.項、または 4.1 項を

参照)

Q5. 送信したデータシートに誤りを見つけたので、再度送信したいのですが。

A5. 正しいデータシートを再度送信いただき、間違ったデータシートは送信日の当日中に削除し

てください。さらに、削除されたデータシートのステータスが、「cbs」(送信者による取り

消し)になったことを確認してください。

Q6. 部品番号を修正してデータを送信しましたが、部品番号の誤りとの理由により再び拒否されま

した。

A6. 送信先情報の企業データの部品番号を修正してください。(本マニュアル 5.2.1 項を参照)

注) IMDS のシステム上、送信したコンポーネントデータシートの部品番号(及び部品名称)

は、受信側では、企業データに記載された部品番号(及び部品名称)に置き換わってし

まいます。(これは、材料データシートやセミコンポーネントデータシートの社内材料

コード/名称、材料コード/部品名称でも同様です。)