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1. 活動目的とスノーWAXについて
2.活動計画
3.審査員の先生からいただいた質問への回答
1.活動目的とスノーWAXについて
目的: 秋田大学生が独自に考えた オリジナルスノースポーツ用WAXを開発する
一般的なスキー・スノーボード板の構造
ソール面(滑走面)の構造:常温時
(エポキシ樹脂など)
(スチール)
(ポリエチレン) (木材など) (グラスファイバーなど)
ポリエチレンの原子
1.活動目的とスノーWAXについて
目的: 秋田大学生が独自に考えた オリジナルスノースポーツ用WAXを開発する
一般的なスキー・スノーボード板の構造
ソール面(滑走面)の構造:高温時
(エポキシ樹脂など)
(スチール)
(ポリエチレン) (木材など) (グラスファイバーなど)
ホットWAX時にポチエチレンは膨張し,原子間の隙間にWAXが染み込む
1.活動目的とスノーWAXについて
極低温時
WAXの役割: ソール面を保護し,摩擦抵抗を小さくして 滑走性能を高めること.
雪の結晶がソール面に刺さるため抵抗になる.
硬いWAXが必要.
-10℃~0℃
雪の結晶
水滴がソール面に付着. 水に対する摩擦を減らす.
撥水性の高いWAXが必要.
雪の結晶
水滴
2.活動計画
・市販品WAXの成分調査
・摩擦現象に関する学習
・オリジナルWAXの試作と性能評価試験
・試塗活動
ミニマムサクセス
フルサクセス
アドバンスサクセス
秋田県内スキー場でのWAXブース出展
・秋田県の気候(冬季の気温・湿度)に合わせた ラインナップWAX ・PM2.5等環境汚染物質含有雪対応WAX
3.審査員の先生方への回答
Q.大手メーカーにはつくることのできない個性的な商品を目指してほしい。
A.利益を考えたら開発できない地域性豊かなWAXを開発します.
矢島スキー場
・海風の影響が無視できないスキー場(矢島,協和,オーパス)に対応した,耐塩化ナトリウムWAX.
・ある特定のスキー場・コースの滑走距離・高低差に注目した○○最速WAX.
協和スキー場
オーパス
ex.田沢湖スキー場 山頂標高 1,186 m 山麗標高 578 m 標高差 608m 最大滑走距離 3000m
田沢湖スキー場
3.審査員の先生方への回答 Q.田沢湖スキー場モーグルW 杯との連携は?
A.次年度はW杯の影響で,今まで田沢湖で実施していた国内の
大会も実施できないほどスキー場運営側が多忙である現状もあります.
多くの人が集まる場ですので,
ここでブースを出展できるように挑戦したいと思います.
出展が難しくても,プロスキーヤーのワクシングブースを見学させていただくなど,何かしら学ぶ機会にしたいです.
国際スキー連盟(FIS)フリースタイル モーグルスキーワールドカップ(W杯)
2015.02.28~03.01 W杯を実施する黒森コース
国内大会でのガリウムサービスマンによるWAX
3.審査員の先生方への回答 Q.あえて自主学生プロジェクトで取り組むような内容ではないと思われます。
趣味・レジャー:受動的な楽しみ
大学という環境: 広範囲かつ専門的な知識,本格的な開発をしてみたい.
理系の学生という視点:能動的な楽しみ
材料学 高分子化学 摩擦 潤滑
A.
3.審査員の先生方への回答 Q.あえて自主学生プロジェクトで取り組むような内容ではないと思われます。
このような活動は大人から発信するものではなく,若者・学生から発信すべきもの.
秋田県:多くの山々に囲まれ,様々な地形で最高の雪質を誇るスキー場という地の理
しかしながら,年々スノースポーツ人口が減少している.
秋田の自然・スポーツの楽しさ,まずは学内の学生に周知していきたい.
19歳のリフト料金無料 20~22歳のリフト料金無料
A.
3.審査員の先生方への回答 Q.どのような添加物を選んで性能を上げるかは、これからではなく、現時点で予測しておくべきと思う。
最近では,ダイヤモンドパウダーを添加した商品の開発を行っているメーカーもあります.
界面活性剤の性質をもつもの,ダイヤモンドのように今までの市販品には採用されていなかった添加剤も考えていきたいです.
グラファイト フッ素
その他: 酸化防止剤 帯電防止剤 撥水剤など
ダイヤモンド超微粒子によるナノスペーサー潤滑構想 (信州大ARECナノ炭素研究所 岩手大等の共同研究)
活動内容(具体的な方法等) ・市販品WAXの成分調査 ・摩擦現象に関する学習
市販品の元素分析 (XRD等の機器を使用)
ある特性(ex.撥水性)において多く含まれる成分を特定
日本トライボロジー学会などが出版する,
「摩擦」「潤滑」がキーワードになる文献の購読.
・なぜ雪面を滑るか
・実験室規模の摩擦試験方法
ソール-雪面間には必ず摩擦熱によって水分が発生しているのか. 完全にドライな状態があるのか.
撥水性能の測定. 摩擦抵抗の測定.
活動内容(具体的な方法等) ・オリジナルWAXの試作
・試塗
手作りWAXを行っている方の作り方を参考に
・タオル ・計量器 ・布 (離型剤を型抜き容器に塗るため) ・計量器 ・ビーカー (湯煎する時に使用) ・型抜き用容器 (ワックスの型をとるため) ・スプーン ・軍手 ・マスク ・離型剤 ・パラフィンワックス ・フッ素ブースター ・フライパンなど (湯煎又はワックスを冷やすため)
(http://www.bigbangnet.co.jp/frservice.htm)
基本的なパラフィン+添加物 製造途中にガスが発生するため,指導教員の指示に従って製造.
・使用中に人体に有害でない ・ソールを損傷しない
実際のスキー・スノーボードに塗って市販品と比較する.
活動内容(具体的な方法等) ・秋田県内スキー場でのWAXブース出展
(http://snow.gnavi.co.jp/report/jsponsnow2014/)
スキーの次期モデル試乗会 ガリウムのワクシングサポートテスト
・ペースト状など,生塗りタイプをメインとしたワクシング体験 ・安全なワクシング講座
予算とその用途
• 雪質調査時ゴンドラ使用料 計30,000
• ワクシングブース出展時交通費 計30,000
• WAX用アイロン 計8,000
• ブラシ一式 計30,000
• WAXサービス用機器 計30,000
• パラフィン10kg 計100,000
• フッ素等添加物 計60,000
• ビーカー等消耗品 計23,700
• ベース・トップWAX(1000円~3000円)×12個程度 計18,300
• 粉末・液体WAX 計30,000 市販品
分析用WAX
試作用材料
旅費 ワックス機材
合計 48,300 合計183,700
合計 68,000 合計60,000
全合計 360,000