日本製紙株式会社 石巻工場

日本製紙石巻工場におけるＰＩシステムの活用

Process Book, Data Linkの活用から

他システムとの連携,WebPartsの利用へ

OSIsoft Japan Technology Seminar 2010

日本製紙ユニテック株式会社石巻事業所 工営統括部 藤原 済

２０１０年９月１６日

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日本製紙株式会社概要概要

- 設立 ：1949年（昭和24年）8月1日

- 業種 ：パルプ・紙

- 国内拠点 ：8工場、研究所

- 従業員数 ：5983名（2010年7月現在）

- 新聞用紙、印刷・出版用紙、情報用紙

- 包装用紙、産業用紙

- 製紙用パルプなど

主な事業内容

釧路工場

北海道工場

石巻工場

勿来工場

本社（竹橋）

八代工場

岩国工場富士工場（富士、鈴川）

岩沼工場

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石巻工場概要生産規模

- 洋紙生産能力 100,000t/月- その他製品 パルプ・炭化製品

- 社有地 1,096,510m2(33.2万坪)- 従業員数 839名（ 2010年7月現在,含出向）

特徴

- 臨海工場として好立地、北上川の豊富な水源

- 大都市に近く、製品輸送に有利

- 機械、化学、古紙パルプなどの多彩な原料

- 8台の抄紙機と3台の塗工機による多品種を製造

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主な製造設備

回収ボイラ エバ

重油石炭ボイラタービン用排水

ウォッシャ 晒スクリーン

チェスト

原材料～パルプ～ユーティリティーの各種工程

釜

ワイヤー

プレス

ドライヤ カレンダ

リリーラ

調成～抄紙～塗工～スーパーの各種工程

コータ

スーパーカレンダ

ワインダ

チェスト

原料チップ

抄紙機（マシン）

パルプ

巻取り

ワインダ

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PIの導入状況D

CS

OP

Cｻ

ｰﾊ

ﾞP

IO

A

本社系端末430台 操業データを閲覧

RTWebｻｰﾊﾞ PIｻｰﾊﾞ

PIｸﾗｲｱﾝﾄ遠方監視

生産管理システム接続

Firewall

Firewall

操業データをWeb配信

操業データを本社配信

PIｸﾗｲｱﾝﾄ帳票出力

PIｸﾗｲｱﾝﾄ帳票

PIｸﾗｲｱﾝﾄ帳票

PIｸﾗｲｱﾝﾄ帳票出力

PIｸﾗｲｱﾝﾄ操業最適化

NASデータ蓄積

PIｸﾗｲｱﾝﾄ操業監視

PIｸﾗｲｱﾝﾄ操業監視

工場生産管理システム

抄造：塗工機２システム

原質：調成配合３システム

抄造：抄紙機４システム

原質：パルプ・薬品製造６システム

原動・用排水２システム

FTP

FTP帳票システム

本社データ送信

Pro. BookData Link

Process BookData Link

本社データ送信

RT Web Parts

Pro. BookData Link

Pro. BookData Link

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PIシステム導入の推移

ボイラ

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PIシステム導入の経緯テスト的な個別運用 2004～2005

- プラントの操業最適化

- 操業トラブル解析、長期データ保存

帳票システムへの採用、本社へのデータ送信 2007

- 既存システムの有効活用

工場生産管理システムとのデータリンク 2008

- 既存の帳票システム更新時に採用

- 操業データの本社での集中監視システムの追加導入

有効活用への取組

テスト導入と検証

PIシ

ステ

ムへ

統一

しな

がら

段階

導入

サー

バ統

一P

Iサー

バ分

散設

置個

別運

用

- 新しい運用方法の模索

工場情報化システムとしての運用 2010

更なる新しい取組へ

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テスト的な個別運用

Data Linkの利用コスト管理、 操業状態管理、

不具合探索、テスト結果調査

Process Bookの利用操業状態調査、不具合探索等

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帳票システム更新と本社データ送信

PI System工場

本社原動DCSＥ-mail

ＦＴＰ

各帳票を自動、任意出力

PIシステムへの統一を視野に入れた追加導入

工場内光ケーブル整備に伴いPIサーバ統一

本社系OA-LANに接続しデータ送信実施

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工場生産管理システムとのリンク

工場生産管理システム

工場

本社

PI System

既存工場管理システムへの操業データの送信

原単位データのリアルタイム表示管理

（原料、薬品、蒸気、電力）

原単位のトレンド閲覧

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工場情報化システムとしての運用

操業職場に開かれたシステム作り

- 推進プロジェクトの立上げ（担当者選任と教育実施）

- 操業職場が考え、操業職場が使うシステムの実現

- 誰もが簡単に使用でき、有効活用できる

- 認知度、利用度、汎用性、簡易性の向上

- 安価なシステム構築

RTWebPartsによる操業データ配信

- 操業職場要望に応じた画面の作成を支援

- トレンドの作成が極めて簡単

- 誰もが自分のデスクで閲覧可能（本社系端末）

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工場情報化システム画面 RTWebPartsよる本社系端末画

面

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今後の課題

さらなる情報の有効活用

- 生産管理システムとの連携強化

- ＢＭ計、欠陥検出器との連携

システム構想，保守面の整理

- 利用目的が短期間で大きく変化し、周知が難しい

- 同様にシステムの保守面で混乱が発生

システム利用の推進

- 操業職場での有効活用風土の育成

- 事務部門を含めた利用を検討