子どものチカラを信じよう long version

124
我が子が、自立した社会人になるために 我が子が、自立した社会人になるために 「子どものチカラ」を、信じよう 2013年*月**日 NPO法人 コヂカラ・ニッポン 代表 NPO法人 ファザーリング・ジャパン 理事 川島 高之

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Page 1: 子どものチカラを信じよう Long version

我が子が、自立した社会人になるために 我が子が、自立した社会人になるために

「子どものチカラ」を、信じよう

2013年*月**日

NPO法人 コヂカラ・ニッポン 代表

NPO法人 ファザーリング・ジャパン 理事

川島 高之

Page 2: 子どものチカラを信じよう Long version

2

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

いきなり質問です

2人に1人

なんの数字でしょうか?

大卒の (専門学校含む)

高卒の

学校を中退、卒業後に就職できない、

あるいは就職3年以内に離職。

が、

が、 3人に2人

Page 3: 子どものチカラを信じよう Long version

3

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

いきなり質問です

1991年は、1位

2012年は、27位 日本の順位が急降下。

さて、何の順位でしょうか?

A)日本の国際競争力の順位

Page 4: 子どものチカラを信じよう Long version

4

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

教育の目的

子ども教育の目的

↓↓↓

社会人としての自立

・経済的な自立 ;生活できる経済力を持つこと

・社会的な自立 ;社会の中で役割を持つこと

・精神的な自立 ;仕事に生きがいを持つこと

Page 5: 子どものチカラを信じよう Long version

5

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子ども教育⇒社会人として自立

20世紀

子どもを

教育

社会

(仕事・会社)

比較的スムーズ

21世紀

子どもを

教育

社会

(仕事・会社)

日本が

好調

自立の仕組

有り ??

Page 6: 子どものチカラを信じよう Long version

6

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

本日の内容

私の

子ども教育経験

私の

ビジネス経験

子ども教育

の現状

仕事・会社

の現状

現実を見よ-1

現実を見よ-2

子どもが

自立するために

本題(提言)

ビジネス

の視点

子ども教育

の視点

Page 7: 子どものチカラを信じよう Long version

7

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自己紹介

・仕事 総合商社、現在は系列会社の社長

・教育 NPOコヂカラ・ニッポン 代表

NPOファザーリング・ジャパン 理事

・地域 少年野球のコーチ

PTAの会長

Page 8: 子どものチカラを信じよう Long version

8

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

NPO法人 コヂカラ・ニッポン

「子どものチカラで、社会が変わり、大人が輝く」 「社会に役立つことで、子どもが伸びる」

これをモットーに、

子どもの教育と、企業や地域の活性化を、

同時に目的としているNPO。

http://www.kodikara.org/

Page 9: 子どものチカラを信じよう Long version

9

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

NPO法人 ファザーリング・ジャパン

「父親であることを楽しもう」をモットーに、

父親の子育て(イクメン)を支援しているNPO。

主な事業は、イクメンに関するセミナー

父親学校(パパ・スクール)、絵本読み聞かせ、

その他、イクメンやWork-Life-Balance関係。

http://www.fathering.jp/

Page 10: 子どものチカラを信じよう Long version

現実を見よ -1 仕事や会社の現状

我が子が大人になった時、

仕事が無いかも

Page 11: 子どものチカラを信じよう Long version

11

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

日本の国力が低下

1位;香港 2位;米国 9位;ドイツ

17位;フィンランド 23位;中国 27位;日本

出所;IMD

1位

日本の国際競争力の順位

Page 12: 子どものチカラを信じよう Long version

12

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

日本の地方が衰退

出所;商店街実態調査報告書

商店街の空き店舗率(数)

95 00 03 06 09 年

Page 13: 子どものチカラを信じよう Long version

13

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

広がる年収格差

30代における 同年代の年収格差

Page 14: 子どものチカラを信じよう Long version

14

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

増える低所得者

年収300万円以下の人口割合の推移

Page 15: 子どものチカラを信じよう Long version

15

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

非正社員の増加

非正社員の割合(25~34才の男)

Page 16: 子どものチカラを信じよう Long version

16

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

結婚できない

結婚している人の割合

Page 17: 子どものチカラを信じよう Long version

17

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

過去の常識が通用しない

農家、輸出(国際化)が当たり前に

駅前の本屋、競争相手はAmazon.com

経理部員、ライバルは、同僚ではなくパソコン

単純な労働は、ロボットに奪われていく

どこでも買える商品、価格が10分の1に

Page 18: 子どものチカラを信じよう Long version

18

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「教育⇒自立」の環境が激変

20世紀 21世紀

考え方

・いい大学⇒いい会社

で、いい生活

・地方に戻れば、

仕事がたくさんある

・「いい会社」の基準が

崩壊

・地方に仕事が少ない

就活 どの大学を出たか? 何をやってきたか?

就職後の待遇

どの会社に勤務か? 何が出来るか?

Page 19: 子どものチカラを信じよう Long version

19

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

働く環境の激変

・終身雇用、年功序列が、

当たり前でなくなった。

・大手企業も倒産、

あるいは買収される時代。

・定年延長、非正規社員の増加、

及び、企業の海外移転により、

新卒(日本人)の採用数が、減少。

Page 20: 子どものチカラを信じよう Long version

20

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

要するに、

いい大学を出ても、就職出来ないかも。

就職できても、ワーキングプアかも。

地元で仕事したくても、職場が無いかも。

Page 21: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

このような中で、「自立」するには、

以下のような能力や資質を備えたい

問題解決能力

責任感・持続力 失敗を恐れない

夢中になれる 「伸びしろ」がある

主体性・自主性

創造力 協調性・多様性

Page 22: 子どものチカラを信じよう Long version

現実を見よ -2 子ども・若者の現状

我が子の「生きるチカラ」は、

下がっていないか?

Page 23: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

三位一体の教育、のはずだが

地域

学校

家庭

Page 24: 子どものチカラを信じよう Long version

24

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

地域は?

地域

子どもの教育にとって大切な

斜めの関係と本番体験が、少ない

近所の

おっちゃん、おばちゃん 実社会で役に立つこと

実社会への参画

Page 25: 子どものチカラを信じよう Long version

25

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

学校は?

学校

多忙すぎる教師

・教師の過労死、鬱(うつ)

予算の削減

・先進国で最低(率)の公的教育費

学びの場であるはずが、

・大学 ; 就活のための場?

・高校 ; 大学の予備校化?

・中学 ; 偏差値競争?

・小学 ; サービス産業化?

Page 26: 子どものチカラを信じよう Long version

26

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

少ない教育費

3.33.7

4.14.1

4.54.54.74.74.74.85.05.15.15.25.25.45.55.7

6.16.56.6

7.2

0 1 2 3 4 5 6 7 8

日本

オーストラリア

ドイツ

ロシア

スペイン

イタリア

韓国

メキシコ

ポルトガル

オランダ

ポーランド

米国

英国

アイルランド

オーストリア

ニュージーランド

フランス

フィンランド

スウェーデン

デンマーク

ベルギー

アイスランド

OECDの学校教育費公的負担の対GDP比(%)

Page 27: 子どものチカラを信じよう Long version

27

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

家庭は?

家庭

子育て・教育に参画する父親が少ない

ストレスや孤立に悩む母親

お受験・偏差値競争の激化

過干渉な親か、放任な親

子どもは、親の代理戦争

Page 28: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

過干渉が、自立を奪っている

塾や習い事など、様々な教育をビッシリと受けさせ、

それが子どもの成長を阻害している。

養分を与え過ぎて、栄養過多で腐ってしまうように。

ちょっと出来ないと、

親がすぐに

手を貸してしまう。

飼育員からの「エサ」 を待つだけのペンギン

Page 29: 子どものチカラを信じよう Long version

29

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

つまり、

土と水と陽だけあれば、

「ひまわり」は自らのチカラで成長する。

しかし、水を与えすぎると、成長しない。

これは、「過保護・過干渉」な親子関係と同じ。

もちろん、

土も水も陽も与えないという「放任」も、ダメ。

今の親で一番難しいのは、我が子に対し、

「出来ることをしないで我慢する」こと。 (河合隼雄)

Page 30: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

結果、今どきの子ども・若者は

意欲の低下、自信の喪失

夢や希望を持てない

自分で考え行動することが苦手

冒険しない、挑戦しない、失敗を恐れすぎる

仲間行動苦手、孤立化、引きこもり、イジメ

社会への参画意識が低い

Page 31: 子どものチカラを信じよう Long version

31

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

意欲が低い

43% 78% 78%

勉強ができるようになりたい

48% 75% 72%

将来のためにも、

今がんばりたい

出所 小学生の生活習慣 財団法人日本青少年研究所 2007年

Page 32: 子どものチカラを信じよう Long version

32

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

目標を見失っていく、子ども・若者

「職業に関する意識」 2005年経済産業省

Page 33: 子どものチカラを信じよう Long version

33

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自己否定

「私は価値ある人だ」、と思っている

中学生・高校生の割合

57%

42%

20%

7%

Page 34: 子どものチカラを信じよう Long version

34

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

孤独

0

5

10

15

20

25

30

35

日本 カナダ ノルウェー ギリシャ ドイツ イタリア

ユニセフ 2007年調査

「孤独を感じる」と答えた15歳の割合

Page 35: 子どものチカラを信じよう Long version

35

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

6割の若者が、一度は不安定就労

高校入学

129万人

28万人

高校や大学卒業後

仕事に定着

(含む大学院)

54万人

フリーターやニート 22万人

高校・大学の中退 30万人

就職後早期に離職 23万人

左記が

75万人

全体の

58%

Page 36: 子どものチカラを信じよう Long version

36

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

かわいそうな新入社員

新入社員、いざ入社すると突然

「お前は何がやりたいんだ、どんな人間

なのだ」という問いを、投げかけられる。

子ども時代に受けていた「言うことに従え」 という大人からのメッセージが、

一転して「自分で決めろ」に変わる。

そして、彼・彼女がとまどってしまったら、

「お前には『人間力』が欠けている」と

非難を浴びせられる。

Page 37: 子どものチカラを信じよう Long version

37

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

そして、、、

就職失敗

仕事の失敗

失業

仕事疲れ

人 20代の自殺要因

2.8倍

2.0倍

1.8倍

1.3倍

警視庁「平成22年中における自殺の概要資料」より

Page 38: 子どものチカラを信じよう Long version

38

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

要するに、

地域・学校・家庭という三位一体の弱体化

意欲が低く、孤立する子どもと、

不安定で、厳しさだけが増す若者

Page 39: 子どものチカラを信じよう Long version

39

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

このような中で、「自立」に必要な、

以下のような能力や資質を備えられるのか!?

問題解決能力

責任感・持続力 失敗を恐れない

夢中になれる 「伸びしろ」がある

主体性・自主性

創造力 協調性・多様性

Page 40: 子どものチカラを信じよう Long version

本題(提言) これからの子ども教育

自立の3大要素とは?

「達成意欲」を高めるには?

3大要素以外の自立のヒケツは?

Page 41: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

もう一度、教育の目的

子ども教育の目的

↓↓↓

社会人としての自立

・経済的な自立 ;生活できる経済力を持つこと

・社会的な自立 ;社会の中で役割を持つこと

・精神的な自立 ;仕事に生きがいを持つこと

Page 42: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自立につながる3大要素

自己肯定感

達 成 意 欲

自己効力感

自 立

Page 43: 子どものチカラを信じよう Long version

43

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自立の3大要素 自己肯定感

「あなたが産まれてよかった」と、

度々、親から聞く。

「~ダメでしょ」より、「~ほうがいい」 「Yes(OK) , but ...」 という指導を受ける。

すると子どもに、自己肯定感が備わる。

自己肯定感

Page 44: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自立の3大要素 自己効力感

やればできるんだ!

役に立っているんだ!

自分は価値ある存在なんだ!

と子どもが思うようになると、自己効力感が高まる。

自己効力感

Page 45: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自立につながる3大要素 では達成意欲は?

自己肯定感

達 成 意 欲

自己効力感

自 立

達 成 意 欲

Page 46: 子どものチカラを信じよう Long version

達成意欲を高めるには

Page 47: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「好きなこと」を続けていいと、思わせる

「~をたくさんやりたい、

続けたい」

「時間を忘れる

ほど楽しい」

「楽しかった、

充実していた」

「次は、いつ

できるだろう」

好きなことを、やりたいだけやらせる。

すると、継続できる資質が身に付く。

そして、

再びやりたくなる

Page 48: 子どものチカラを信じよう Long version

48

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「得意」を伸ばせる分野を、優先させる

「~の成績がいい、

~が得意」

高い評価や

成績を得る

新たな

課題が見つかる

「課題を乗り越え、もっと

上達したい」

得意を伸ばせる分野に、労力を優先配分させる。

すると、極めようとする力が身に付く。

そして、

更に得意になる

Page 49: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「役に立つ」機会を、与える

「人の役に立ちたい」

自分は何を

できるか考える

アクション

を起こす

「役に立った、

感謝された」

「役に立つ」、「感謝される」という経験が多いと、

貢献したいという欲求が、高まっていく。

そして、

また、役に立ちたくなる

Page 50: 子どものチカラを信じよう Long version

50

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

達成意欲を高める

Page 51: 子どものチカラを信じよう Long version

51

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

達成意欲を高める

好きなこと

役に立つこと

得意なこと

Page 52: 子どものチカラを信じよう Long version

52

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

達成意欲に火を着けるには

好きなこと

役に立つこと

得意なこと

共通することが

見つかると、達成

意欲に火が着き、

加速される

Page 53: 子どものチカラを信じよう Long version

53

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

折り紙が好き

園児の役に立つ

下級生から

慕われている

保育園で園児の

遊び相手になる

Page 54: 子どものチカラを信じよう Long version

54

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

野球していると

時間を忘れる

部員の役に立つ

観察力と分析力が得意

スコアラーになって、

部員にアドバイスする

Page 55: 子どものチカラを信じよう Long version

55

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

舞台に立つと、

ワクワクする

町の役に立つ

音楽の成績はいつも5

吹奏楽部に入り、

町内会イベントで演奏

Page 56: 子どものチカラを信じよう Long version

補足 10代の子どもには、「職業観」を

大人になって自立する、

その場所は「仕事」である。

だから、仕事(職業)への意識を

10代の子どもには持たせたい。

Page 57: 子どものチカラを信じよう Long version

57

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

夢を持っていなくて、当たり前

将来の夢や職業観を持っていない子ども。

でも、そんなの当たり前、嘆くことはない。

「夢や希望が無いの!」、「夢を持ちなさい!」と、

無理して持たせる指導は、逆効果。

ならば、どうやったら、夢や将来の職業観を

持たせることが、できるのだろうか?

Page 58: 子どものチカラを信じよう Long version

58

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

好きなこと

役に立つこと

得意なこと

達成意欲に火を着けるのと同じ。

この重なるところが、将来の夢や職業観になる

Page 59: 子どものチカラを信じよう Long version

59

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「好き」 = 「得意」 なら話は簡単

野球が好き

役に立つ相手は、ファン(観客)

野球が得意

プロ野球選手

Page 60: 子どものチカラを信じよう Long version

60

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「好き」 = 「得意」なら、対象を広げる

役に立つ対象を変える

対象は、観客ではなくチームメート

野球以外の得意を探す

まとめ役(学級委員長)

「好き」の対象を広げる

野球をやらなくても、

関係していればいい

マネージャー

Page 61: 子どものチカラを信じよう Long version

61

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

役に立つ対象を変える

対象は、観客ではなく生徒

野球以外の得意を探す

学校の成績がいい

「好き」の対象を広げる

自分が野球するのでは

なく、教える

中学校の教師になって、野球部の顧問になる

「好き」 = 「得意」なら、対象を広げる

Page 62: 子どものチカラを信じよう Long version

62

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

役に立つ対象を変える

対象は、観客ではなく選手

野球以外の得意を探す

工作が得意

「好き」の対象を広げる

ともかく、野球に関係

していればいい

「好き」 = 「得意」なら、対象を広げる

用具メーカー

Page 63: 子どものチカラを信じよう Long version

63

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

チーム

まとめ役 = マネージャー

生徒

勉強 = 野球部の顧問

選手

工作 = 用具メーカー

X X

野球

好きなこと

野球

得意なこと

観客

役に立つ相手

プロ野球選手

将来の夢

Page 64: 子どものチカラを信じよう Long version

64

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

ホール

仕切り役 = コンサート運営

市民

家庭科 = Cafeの店長

出版社

英語 = 洋楽の解説

X X

音楽

好きなこと

音楽

得意なこと

ファン

役に立つ相手

ミュージシャン

将来の夢

Page 65: 子どものチカラを信じよう Long version

65

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

取引先

積極性 = 営業マン

企業

勉強 = 弁護士

生徒

教えること = 学校の先生

X X

おしゃべり

好きなこと

おしゃべり

得意なこと

視聴者

役に立つ相手

FMのDJ

将来の夢

Page 66: 子どものチカラを信じよう Long version

66

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

好き x 得意 x 役に立つ

英語 = アメリカでiphoneの研究所 パソコン

化学 = 製薬会社でアロマ創薬 アロマ

思考 = 評論家、コンサルタント 読書

数学 = コック 兼 自分の店の経営 料理

几帳面 = 会社の経理部(会計) パズル

Page 67: 子どものチカラを信じよう Long version

67

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

同じ会社内に、たくさんある職業

裏方の仕事 総務部

お金の管理 財務部

宣伝 広報部

システム IT部

材料仕入れ 商品製造 包装・輸送 販売

購買部 製造部 輸送部 販売部

外遊びが好き

内遊びが好き

スポーツ

芸術系

国語

理科

まとめ役

うらかた

「好きx得意」で、 必ず何かにあてはまる

Page 68: 子どものチカラを信じよう Long version

68

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

同じ業界でも、たくさんある職業

美術館に関係する職業

調査研究、保存修復、教育、企画、広告宣伝

経理、人事、掃除、大工仕事、写真撮影、接待交渉

美術館以外で、美術に関係する職業

新聞社の展博事業部、展示会社、通訳、輸送会社

イベント会社、美術用品の製造会社、店舗

美術が好き

Page 69: 子どものチカラを信じよう Long version

69

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

必ず見つかる、将来の夢

将来の夢や職業観を持たせるための

キーワードは、やはり「達成意欲」。

また、就職してからも、「達成意欲」を持てる

職業でないと、“いい仕事”はできない。

だから、

役に立つこと

得意なこと

将来の夢(職業観)

好きなこと

Page 70: 子どものチカラを信じよう Long version

70

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

仕事に満足できない人

持続力が

無い

役に立とうと

いう意識が無い

得意な事が無い

3無の人は、

残念ながら、

仕事で満足感を得るのが難しい。

Page 71: 子どものチカラを信じよう Long version

71

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

逆に言えば、

持続力を

身に付ける

(=好きなこと)

役に立とうと

いう意識を持つ

長所を

得意に進化

この3つにつながる教育をすることで、我が子が、自立した社会人や、仕事に満足する大人になることができる。

Page 72: 子どものチカラを信じよう Long version

72

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

ちなみに、今までの就活、これからの就活

20世紀 21世紀

概念 就職ではなく、就社 就社ではなく、就職

合否の判断

どの大学を出たか? 何をやってきたか?

就職後の待遇

どの会社に勤務か? 何が出来るか?

従来は、どの「会社」にするかで良かったが、

今後は、どの「職」にするかで判断すべき。

手に職をつける=好きx得意

Page 73: 子どものチカラを信じよう Long version

まだある、子ども自立のヒケツ

Page 74: 子どものチカラを信じよう Long version

74

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「自動詞」教育をしよう

・避けよう、過干渉と、過支配

・なるべく、手を貸さない(子どもを待つこと) ・子どもを「いじり」過ぎない

・他動詞だけではなく、自動詞も

↓ ↓

「子育て」だけではなく、「子育ち」も

教育 = 「教える」 + 「育つ」

Page 75: 子どものチカラを信じよう Long version

75

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「失敗OK」を子どもに伝えよう

成功者の言葉 「失敗ばかりしてきた」。

苦労して得るほど、感動と涙も得る。

成功の確率を倍にしたければ、

失敗の確率も倍にすることだ。

柳井社長(ユニクロ) ;「1勝9敗」が口癖

山中教授(ノーベル賞) ;9回失敗、1回成功

イチローの失敗率 ; 6割以上

Page 76: 子どものチカラを信じよう Long version

76

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

評価する対象を広げよう

「優秀」と、高い評価

を受ける子ども

偏差値が高い

運動部でレギュラー

音楽や美術で受賞

「ダメなやつだ」と、

見下される子ども 勉強、運動、音楽や美術

のどれも不得意

勉強、運動、音楽や美術以外で、「すごいね!」と

評価してくれる大人が少ない。例えば、人に優しい、

明るい、補助が得意、あやとり上手、整理整頓好き、、。

これらについても、ちゃんと評価してあげよう。

Page 77: 子どものチカラを信じよう Long version

77

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

「型」にはめないようにしよう

与えられたものを、きちんとこなした者を

評価しがち。

自分の中から出てきたものを、表に出しても

あまり評価されない。

結果、子どもは、自分が自由にするのではなく、

言われた通りにした方が得だと思うようになる。

かわいそうに、小さい時から、いかに型にはまる

かを、訓練されている。

「自立」から、最も縁遠い訓練だ。

Page 78: 子どものチカラを信じよう Long version

78

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

パパ、出番ですよ!

自立、つまり子どもが「自分で立つ」ようになる。

そのためには、「父性」的教育が必須。

父性 母性

機能 切る 包む

責任 個人の責任 場(組織)の責任

人間感 能力差の肯定 絶対的平等感

役割 指導者 調整役

また、「職業観を養う」とか、「社会での実体験」 において、パパの出番が期待されている。

Page 79: 子どものチカラを信じよう Long version

79

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

笑っている親でいよう

仕事がつらい、嫌いだ、と愚痴ばかりのパパ。

パパを、馬鹿にしているような発言をするママ。

これでは、子どもが「大人になりたい」とは

思わないだろう。

パパもママも、仕事、家庭、夫婦間、地域、

友達、趣味などを楽しみ、笑っていること。

これが、子どもの自立には、何よりも重要。

Page 80: 子どものチカラを信じよう Long version

補足2 社会での実体験を

子どもを自立させるには、

「社会で実際に役に立つ」という

経験を、多くさせよう。

Page 81: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

実例) 小学生が、日本を救う?

千葉県の小学生たちが、

「食料自給率を高めよう」と、2年間、研究開発

してきた「米粉のシューアイス」。

全国ブランド「HIROTA」との連携で、7月に販売。

パッケージデザイン、キャッチフレーズ、レシピ

などは全て、子ども達が考案したもの。

地域の高齢者、パパママ、そして小中学生が、

一体となって、協力し合っている。

過去最高の、爆発的な売上げを記録中。

Page 82: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

Page 83: 子どものチカラを信じよう Long version

社長と幹部の方々へのプレゼン

H25.1.17 廣野社長にプロジェクトメンバーの代表がプレゼン

H25.2.19 行徳小学校にてメンバー全員によるプレゼン

Page 84: 子どものチカラを信じよう Long version

開発、戦略会議・・・ H25.3.26 ヒロタ工場見学(子ども31名、大人11名)

H25.4.21 行徳小にて販売戦略会議(子ども&コヂカラ)

H25.4.27 本社にて販売戦略会議(代表3人)

Page 85: 子どものチカラを信じよう Long version

合同発表会 H25.5.11 行徳小にてHIROTA・コヂカラ合同商品発表会

Page 86: 子どものチカラを信じよう Long version

お米のシューアイス コメミスコラーレ 誕生!

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メディア紹介2013年

5月14日(火) 日本農業新聞

5月24日(月) 産経新聞、行徳新聞、産経ニュース(web)

5月24日(月) TBS ひるおび

5月27日(木) 日本教育新聞

5月31日(金) 日本食糧新聞

6月 1日(土) Ichikawa Yomiuri Online

6月27日(木) FMえどがわ生出演

7月 7日(日) 朝日新聞

7月12日(金) 日本食糧新聞、行徳新聞、ニューファミリー

Page 88: 子どものチカラを信じよう Long version

88

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

改めて、「自立が難しい」現在

子ども教育

自立の場

(仕事・会社)

・国際競争力の低下

・地方経済の衰退

・採用や労働環境が激変

・所得格差

・地域の教育力低下

・多忙極める教師

・家庭教育の弱体化

・過干渉、教え過ぎ

Page 89: 子どものチカラを信じよう Long version

89

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

そこで必要なのが

子ども教育

自立の場

(仕事・会社)

・国際競争力の低下

・地方経済の衰退

・採用や労働環境が激変

・所得格差

・地域の教育力低下

・多忙極める教師

・家庭教育の弱体化

・過干渉、教え過ぎ

厳しい社会に向かって、

子どもが自立していくには、

実社会での本番体験を子どもに与える。

Page 90: 子どものチカラを信じよう Long version

90

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

実社会での本番体験

学校での教科や、塾などの習い事ではなく、

地域、企業、店舗など、大人が働いている社会

ごっこ遊びの職業体験や、大人が用意した

ステージに子どもを招くのではなく、子どもが

「本気」で働き、社会や他人の役に立つ体験

厳しい社会に向かって、

子どもが自立していくには、

実社会での本番体験を子どもに与える。

Page 91: 子どものチカラを信じよう Long version

91

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

自立につながる資質

正解の無い問題

に直面できる

斜めの関係の大人

と接点を増やせる

勉強、運動、芸術以外

の「得意」を評価される

失敗経験を

たくさんする 学校での教科や、塾な

どの習い事ではなく、

地域、企業、店舗など、

大人が働いている社会

ごっこ遊びの職業体験

や、大人が用意したス

テージに子どもを招く

のではなく、子どもが

「本気」で働き、社会や

他人の役に立つ体験

@実社会

子どもが、

本番体験

Page 92: 子どものチカラを信じよう Long version

92

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

実社会での本番体験

実社会

企業、地域

商店(街)

子ども

小中高

(10代)

子どものチカラを

社会に提供。

子どものチカラを

学校や家庭の外(地域や実社会)で、

子どもが、実際に役に立つことをやらせる。

その過程での試行錯誤と、大人からの感謝が、

子どもの自立につながる。

⇒ 疑似の体験ではなく、本番の体験を

Page 93: 子どものチカラを信じよう Long version

93

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

役割(=仕事)の流れを経験

地域や企業な

ど社会の課題

を子どもに提示

課題の

提示

解決法

を検討

解決法

を実行

評価を

受ける

解決法を

子ども中心に

検討し決める

大人と子ども

が一緒になり

それを実行

感謝、成果

など、具体的

な評価を得る

この流れを経験することで、子どもの生きるチカラ、

考えるチカラ、実行するチカラなどが高まる。

そのためには実社会での本番体験が必要。

Page 94: 子どものチカラを信じよう Long version

94

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

社会で役立つ

以下のような事業(取組)に、子どもが運営者として参画

・商店街の活性化事業

・地域特産品の販売やPR

・お祭りなどの地域イベント

地元に参画

・児童館の活用法検討

・町づくり、観光の振興

・子どもに関する法案

自治体(行政)に参画

・新商品、サービスの開発

・社員の人材研修

・ロゴの発案

企業に参画

・モラル向上のポスター

・電車内マナー改善運動

・ゴミ、放置自転車

道徳心向上に参画

Page 95: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

小学生 @商店街

子ども達のアントレプレナーシップ喚起を目的に、

千葉大学の学生、商店街、社会人のボランティアが

コラボで行っているもの。

子ども達は、商店街の課題解決というミッションにより

事業計画を立て、地域社会の活性化に実際に貢献。

小学生が、

商店街を

活性化。

西千葉子ども塾

Page 96: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

小学生 @会社運営

ジュニエコ仙台

小学生が、

会社を創って

商売する。

4~6人で1つの模擬株式会社を設立し、資本金1万円

借入金1万円の計2万円を元手に、自分たちで商品を

考え製作し、販売するというプログラム。

全国13地域で実施されており、仙台でもこの10月に

実施。

Page 97: 子どものチカラを信じよう Long version

97

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

小学生 @茶畑

小学生が

地元のお茶を

独自に生産・販売!

高知県中土佐町の小学校で、独自のお茶を生産し、

収穫祭などを通じて販売,その収益を児童会や,

子ども会キャンプに使うというユニークな活動。

販売のパッケージデザイン,製品に同封する手紙も

子どもたちが担当し,人気を得ている。

北小学校「北小茶」

Page 98: 子どものチカラを信じよう Long version

98

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

小中学生 @僕の地元

私の地元(新丸子)の小中学生が、

自主的に、駅前で

社会貢献。

小中学生に与えたテーマは、ただ一つ

「震災を見て、どう感じ、何をしたいと思うか?」 小中学生の有志60名からの結論は、募金活動。

子ども達自らが、段取りをし、実行し、大人が予想した

金額の10倍以上(半日で70万円近く)を集めた。

Page 99: 子どものチカラを信じよう Long version

99

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

中学生 @腐葉土

中学生が

「腐葉土」の会社を

設立!

広島県尾道市で、落ち葉から作る腐葉土の製造・販売

をする「生徒の会社」を、地域住民から出資を得て設立。

会社は、企画課や生産課など5課からなり,社長や課長

など生徒が役割を持っている。定期総会を開き,決算報

告や役員選出など,本物の会社と同じ運営をしている。

ナチュラル・リサイクル・コーポレーション

Page 100: 子どものチカラを信じよう Long version

100

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

高校生 @商店街

商店街の空きスペースで

自分達で作ったものを

自分達で売る!

長野県の北佐久農業高校で作られた食品や花卉、

臼田高校で作られた家具やインテリアや小物、

岩村田高校で研究しているロボットや工業製品など

それぞれの高校生が自分たちの学校での成果物を

販売。店舗の経営管理は高校生が行う。

岩手村商店街「チャレンジショップ」

Page 101: 子どものチカラを信じよう Long version

101

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

高校生 @レストラン

地元の食材を使って

高校生がレストランを

経営!

地域の農産物直営施設の食材を利用した、三重県の

相可高校物調理科生徒が運営する調理実習施設。

この実習施設は相可高校・ふるさと村・多気町(産・官・ 学)が協働して実現したもので、食材の購入、調理、

接客、経理…すべてを高校生が行っている。

高校生レストラン 「まごの店」

Page 102: 子どものチカラを信じよう Long version

子どもの社会参画で

実は、社会も活気づく

Page 103: 子どものチカラを信じよう Long version

103

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

改めて、問題です

7662 = 2 8193 = 3

2222 = 0 1012 = 1

8096 = 5 1234 = 0

さて、3691 = ???

Page 104: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

改めて、問題です

この物質の危険性は、

①酸性雨の主成分

②海難事故死の直接の死因

③末期がんの細胞中に含まれる

④金属を劣化させる。

さて、この物質とは何?

Page 105: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子どものチカラ

1番目の問題は、保育園児~高校生が、

2番目の問題は、高校生が、即座に答えた。

大人には無い(忘れてしまった)子どものチカラ。

斬新な創造力、好奇心、純粋な視点、

既成の枠にとらわれない発想力、

工夫する精神、素直さ、不思議に思う心、

遊び心、驚嘆する力、あり余るエネルギー

子どものチカラ

Page 106: 子どものチカラを信じよう Long version

106

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子どものチカラ

子どもは、あなたとあなた

の会社を、より革新的にし、

活気づかせ、楽しく思いや

りのある職場にし、なおか

つ収益を上げるためのヒ

ントを与えてくれる。

子どもは、何もないところ

から全てを見つける。

大人は、いろいろあっても、

その中から何も見つけら

れない。

画期的な新商品を

つくり出すには、

古い“しきたり”を取り除く

のが、一番の近道。

それなら、子どもたちから

学ぶといい。

なぜなら子どもたちには、

既成概念が無く、未来エン

ジンが備わっているから。

子どもの「真理をついた鋭

い質問」は、何かを気づか

せてくれる。

Page 107: 子どものチカラを信じよう Long version

107

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

実社会が、コヂカラを得る

斬新な創造力、好奇心、無邪気な視点、

既成の枠にとらわれない発想力、

工夫する精神、素直さ、不思議に思う心、

遊び心、驚嘆する力、あり余るエネルギー

子ども

小中高

(10代)

子どもが、実社会に役割を持って参加する。

子どものチカラ(コヂカラ)を、実社会に提供する。

実社会

企業、地域

商店(街)

子どものチカラ

実社会が得る。

Page 108: 子どものチカラを信じよう Long version

108

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

例えば、こんなことが

・参加者(職員・社員)の、仕事に対する“やる気”、モラル、

コミュニケーション能力などの仕事力などが高まる。

もちろん、子ども教育という

社会貢献にもなるし、

マスコミに取り上げられ、

地域や企業の宣伝にもなる。

・企業や地域が活性化する。

また、子どもの発想などを、商品開発、イベント企画、

販売促進などの「本業」に活かせる。

Page 109: 子どものチカラを信じよう Long version

109

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

コヂカラ研修

“企業の社員研修に、コヂカラを”

社員は、「自分の仕事」の意味や「会社の価値」 を子ども達の前で語る。

社員への効果

・帰属意識が高まる

・コミュニケーション能力UP

・仕事の本質を理解

・モチベーション向上

Page 110: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

コヂカラ特命社員

“企業の課題解決に、コヂカラを”

新たな商品、サービス、ロゴ、キャッチフレーズ

などを、子どもと社員が一緒に考え、創り出す。

企業への効果

・子どもだからこその新しい

発想を手に入れる

・社員の「気づき」につながる

・広告宣伝になる

Page 111: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

コヂカラ商店街

“商店街の活性化に、コヂカラを”

「商店街の活性化」事業に、子どもを「お客さん」 ではなく「企画・運営」する側に加える。

商店街への効果

・子どもが大人になっても、

商店街を利用してくれる

・新規のイベントが出来る

・広告宣伝になる

Page 112: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子どもの意見を行政・政治に

“行政や政治に、子どもの意見を”

税金の負担者となる未来の大人(つまり今の子

ども)の意見を、行政や政治に取り入れる。

行政・政治への効果

・税金の負担者=受益者

という行政・政治になる

・確実に支持率が高まる

・市民と行政が一体化する

Page 113: 子どものチカラを信じよう Long version

113

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

コヂカラCM

“CMに、子どもの発想や本音を”

子どもを、出演させるだけではなく、制作に加え

るCM(テレビや雑誌)。

視聴者やメディアへの効果

・純粋な子ども視点のCMを

創れる

・大衆迎合型メディアからの

脱却

Page 114: 子どものチカラを信じよう Long version

114

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

貴方の地域でも、コヂカラを

地域の特産品を、子ども達が広告し、販売。

上級編では、パッケージや新商品などを開発。

観光地で子ども達が観光案内、広告宣伝。

上級編では、新名所の発掘やツアー企画。

ゆるきゃら、特産品、観光地など町全体の知名度

アップに、子ども達が参画。

商店街の活性化に、子ども達が「お客さん」ではなく

「運営者」として参画

子ども目線での安全な場所や楽しい施設などを記載

したタウンマップを、子ども達が作成。

子ども目線で合格した場所やお店などを、子ども達が

取材をし、WebやミニFMなどで宣伝。

Page 115: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子ども受け入れで、正の循環

子どもを

受け入れる

コヂカラを

得る

活性化

成長

業績アップ

子ども

受け入れの

余裕が増す

企業・地域・店舗等

Page 116: 子どものチカラを信じよう Long version

116

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

社会参画で、正の循環

役に立つ

レベルが

高まる

社会に

参画する

実際に

役に立つ

達成感

効力感

成長、自立

子ども

Page 117: 子どものチカラを信じよう Long version

117

Fatherhood;

it’s the best job on the planet

子どもと実社会、互いに成長

子どもを

受け入れる

コヂカラを

得る

活性化

成長

業績アップ

子ども

受け入れの

余裕が増す

役に立つ

レベルが

高まる

社会に

参画する

実際に

役に立つ

達成感

効力感

成長、自立

子ども 企業・地域・店舗等

相乗効果、互いに成長

Page 118: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

コヂカラを中心にすることで、

地域との関わり

を、続けられる

若者

再就職の

事前練習となる

母 親

仕事ノウハウ

を、我が子に

提供できる

父 親

地域が活性化し、

若者が定着する

高齢者

地 域

実社会での

本番体験で

成長する

子ども

Page 119: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

実例

Page 120: 子どものチカラを信じよう Long version

最後に 「子どもが自立する」

高学歴なんて、「あったらいいかも」程度のこと。

子どもが自立する上で、最も大切なことは、

生きる意欲、伸びる意欲、学ぶ意欲のエンジンを、

身に付けること。

意欲エンジンさえ備えられれば、

自然に子どもは、自立(成長)していく。

無理して備えたエンジンは、

そのうち、エンコ(ヒートオーバー)するだろう。

Page 121: 子どものチカラを信じよう Long version

最後に 「大人(実社会)が輝く」

弱体化していく日本と、疲弊していく日本人。

そこから脱却する上で、最も必要なことは、

既成の枠にとらわれない発想力、遊び心、

純粋な視点、そして、あり余るエネルギー。

つまり、子どもだからこそ持っているチカラ、

コヂカラを借りることで、元の日本(人)に戻れる。

大人だけのチカラで「輝きを戻そう」としても、

そのうち、エンコ(燃料切れ)するだろう。

Page 122: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

まとめ

・「有名大学→大手企業」が絶対ではない時代に。

・農家も本屋も、グローバル競争に巻き込まれる。

・子どもが「自立」する機会と教育が少ない。

・意欲が低い、希望が持てない子どもが増加。

我が子が、自立せず、

職場が無い、ワーキングプア、使い捨て労働者に。

Page 123: 子どものチカラを信じよう Long version

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Fatherhood;

it’s the best job on the planet

まとめ

・自己肯定感、達成意欲、自己効力感

・達成意欲は、好き x 得意 x 役に立つ

職業観を持たせる、「自動詞」教育、失敗OK

パパの出番、そして子どもが実社会で役立つ

・我が子が、経済的・社会的・精神的に自立する

・実社会が、輝き、成長する

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川島 高之

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NPO法人 ファザーリング・ジャパン (www.fathering.jp)

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