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®
Lotus Sametime 8.5のご紹介
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Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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遠隔勤務者など、異なった場所でのリアルタイムコミュニケーションの実現
電話(音声のみ)では実現できない「本来のリアルタイムコラボレーション」の実現
非リアルタイム
リアルタイム
同じ場所 異なった場所
報告、記録、メモ、etc… FAX、メール、etc…
会話、会議、etc… 電話・・・だけ?
グループウェア(Lotus Notes/Domino)
遠隔地/多人数会議、画面・資料共有、共同作業
Lotus Sametimeが果たす役割
Lotus Sametimeによる解決
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解説
リアルタイム・コミュニケーションツールの欠如が社員の時間やコストを増やし、生産性を低下させています。
– 電話・内線での在席確認、不在時の折り返し依頼、連絡待ち
– 打ち合わせ、会議のための移動
– 電話による作業や思考の中断
– 遠隔地での資料共有のための郵送やサイズの大きなファイル添付メール
リアルタイム・コミュニケーションツールは、これらの時間やコストの無駄を省き、生産性を向上させます。
Lotus Sametimeは異なった場所でのリアルタイム・コミュニケーションを実現するためのさまざまなコラボレーション機能を提供するソフトウェア製品です。
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少人数
多人数
プライベート/非セキュア ビジネス/セキュア
既存PC/NWインフラの利用 ← → 専用テレビ会議システム構築
電話 電話会議
テレビ会議
システム
Yahoo,MSN,Googleなど
(インスタントメッセージング)
テレビ電話
Lotus Sametime
Lotus Sametimeが果たす役割(関連類似製品との関係)
テレビ会議室のような専用の設備を必要とせず、既存PCインフラを使用
– PCから会議に出られるので場所を選ばない
統制の取れた形でセキュアなコミュニケーション/Web会議を実現
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解説
Lotus Sametimeはセキュアなインスタント・メッセージングやWeb会議から電話網とのシームレスな連携だけでなく、さまざまなビジネス・パートナー(IP電話・ビデオ会議・モバイル端末など)と協業した多用な統合コミュニケーション(Unified Communication)ソリューションを実現します。
Lotus Sametimeは既存のPCインフラを利用しているため、専用の設備や場所を選ばず利用することができます。
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IBM Lotus Sametime
IBM IBM Lotus Lotus SametimeSametime の特徴の特徴
安心できるセキュリティ・レベルでリアルタイム・コミュニケーションを実現します。地理的に分散した個人やチームの生産性向上をします。移動時間を含めた出張コストの削減をします。業務の効率化と意思決定を迅速に行います。Lotus Notes クライアントやMicrosoft Office 製品と連携して利用できます。
IBM IBM Lotus Lotus SametimeSametime の主要機能の主要機能
在席確認
チャット
Microsoft製品連携
連絡先表示
ボイス・チャット
ビデオ・チャット
Web会議
電話網連携
Java/Eclipseでのアプリ拡張
画面・アプリ共有(1対1)
継続的なグループ・チャット
ロケーション管理
ソーシャル機能(コミュニティ、同報、質問・FAQ、アンケート)
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解説
Lotus Sametimeの特徴として、次の点が挙げられます。
– 企業内で無断で利用される無償(コンシューマ向け)インスタントメッセージ利用をセキュアに抑制するなど、安心できるセキュリティ・レベルの機能を提供します。
– 物理的な場所・状況に依存しない業務が行え、地理的に分散したチームの生産性を高めます。また、会議のためにかかっていた移動時間やコストを抑えることができます。
– 相手の状況を知り適切なタイミングでコミュニケーションを図ることができ、意思決定まで迅速に進めることができます。
– Lotus NotesやMicrosoft Office製品との連携が可能です。
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Sametime 8.5 のValue
新しいオンライン・ミーティング機能の実現
オーディオ/ビデオ品質と相互接続性の向上
WebブラウザークライアントとモバイルIMクライアントの追加
ビジネス・プロセス・アプリケーションへのSametime機能組み込みによるユニファイド・コミュニケーションの容易な実現
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解説
Sametime 8.5では、IBMが提唱するユニファイド・コミュニケーションを実現するためのプラットフォームとして実現されます。
– オンライン・ミーティング機能を再設計し、全く新しいミーティングサービスとして提供されています。(従来のバージョンのミーティングサービスも引き続き提供されていますが、その場合Sametime8.5の新機能は利用できません。)
– オーディオ/ビデオ機能では、新たにコーデックを追加することで品質向上をはかるほか、SIPを経由した接続で他社会議システムとの接続性も向上しています。
– Webブラウザー・クライアントの機能を拡充し、Webアプリケーションとの連携やカスタマイズが可能です。またiPhone用Webブラウザ・クライアントも提供されています。
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Sametime 8.5のコネクト・クライアント
Sametimeミーティング・新規ミーティング・ルームの作成・ミーティング・ルームへの参加・ミーティング・ルームへの招待
Sametime代替ビュー
・プライマリ連絡先ビュー・ 近の連絡先ビュー・頻繁な連絡先ビュー
連絡先ビュー・在席確認・ビジネスカード表示
ツールバー・在席状態(ステータス)の変更・インスタント・メッセージ・ボイスチャット・コール・ファイルの送信・アナウンスの送信・インスタント・ミーティングの開始・画面キャプチャ
ビュー表示形式・行列ビュー・クラシックビュー
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解説
Sametime 8.5ではコネクト・クライアントがより使いやすく拡張され、次のような特徴を持っています。
– テキスト・チャットだけでなく、音声通話、オンライン・ミーティングなど、各種手段をシームレスに切り替えて利用できるため、ユーザーが現在の課題を解決する上で も効果的な手段を臨機応変に選択可能です。
– 従来のプライマリ連絡先ビューに加え、 近の連絡先ビューや頻繁にコンタクトを取るユーザービューが追加されたことで、アクセスしたい相手へ容易にアクセスできます。相手の状況把握やコミュニケーションを快適に行うことができます。
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オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルーム~
共有の開始・画面・文書
参加者ビュー・リストビュー・写真ビュー
ライブラリ・文書・URL
ディスカッション・グループチャット・議事録・質問etc...
ルームのツール・設定変更・ミーティング・レポート作成etc....
挙手する 録画・MPEGetc....
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解説
予約型ミーティングルームから常設型ミーティングルームへ
従来のバージョンでは、ミーティングはスケジュールに基づいて作成されていましたが、Sametime 8.5からは、明示的に削除するまで存続する、「常設型会議室」タイプになりました。資料や議事録を残して退室することが可能で、いつでも会議室に入って、以前に記録したホワイト・ボードを利用したり、新しく書き込みもできますので、物理的な会議室以上に効率的な会議を行えます。
ミーティングルームには主に以下の特性があります。
– 「終了」することはなく、明示的に削除されるまでずっと存続します。
– 保管している内容 (文書やプレゼンテーションなど) も、明示的に削除するまで残ります。
– ミーティングルームを非公開にしてパスワード保護し、セキュリティを確保できます。
– 各ミーティングルームには所有者が 1 人存在しますが、所有者は参加者にさまざまな役割を割り当てることができます。例えば、一部の参加者にはミーティングルームの管理を許可し、他のユーザーは参加のみにすることができます。
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オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルームの作成~
Ne w se rve rs ca n b e re g iste re d fro m the fo rm
N ew m ee ting ro om s ca n b e cre a ted o r e d ite d on the se rve r fro m the fo rm
Outlookカレンダーからミーティングルーム作成
Lotus Notes クライアントからの
ミーティングルーム作成
コネクト・クライアントのツール、チャット画面からの
インスタントミーティングルーム作成
ミーティングルームセンターからのミーティングルーム作成
コネクト・クライアントからのミーティングルーム作成
ミーティングルーム(常設型)インスタントミーティングルーム
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解説
ミーティングルーム
– コネクト・クライアントのミーティング・ビューから、新規ミーティングルームを作成できます。また、リストからミーティング・ルームを選択し、参加したり他のユーザーを招待することができます。
– Notesのカレンダー、Microsoft Outlook のカレンダーから、ミーティングルームを作成することができます。
– ブラウザーからミーティング・センターにアクセスし、ミーティングを作成することができます。
インスタントミーティングルーム
– 内容、関連情報を保存する必要がないときに必要に応じてすぐに作成できるミーティングのことです。インスタントミーティングルームを閉じると、内容は保存されません。
– コネクトクライアントのツールから開始したり、チャット画面からチャットに参加しているユーザーとすぐに開始することができます。
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オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルームの利用~
リッチクライアント
Webブラウザークライアント
ミーティングの開始
インスタントミーティングの開始
ミーティングの開始
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解説
ミーティングルームは2種類のクライアントで利用できます。
– コネクト・クライアントからミーティングを開始すると、ミーティングルームはリッチ・クライアントで開かれます。
– ミーティングルームセンターからミーティングを開始すると、ミーティングルームはWebブラウザで開かれます。(この場合、利用できる機能に制限があります。)
ゼロ・ダウンロードの実現
オンライン・ミーティングを利用する際、新たなJavaアプレットなどのダウンロードがありません。 (但し、アプリケーション共有機能を使う場合のみ、非常に小さなアプ
レットをダウンロードする必要があります。)
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コネクト・クライアントとWebブラウザーとのミーティング機能比較
コネクト・クライアントのみ提供されている機能例
– オーディオ/ビデオの利用
– アプリ共有時のリモート制御機能
– コンタクトリストからのユーザーのドラッグ&ドロップによるミーティングへの招待
– ドラッグ&ドロップによるミーティングへのファイル追加
– ミーティングの記録
– プレゼンターツール(ハイライト/ポインターツール)の利用
– スクリーンキャプチャー機能
– アンケートの作成と送信
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解説
オンライン・ミーティング機能を利用するにあたって、コネクト・クライアントからとWebブラウザからでは、利用できる機能が異なります。コネクト・クライアントの利用が前提となる機能も多くありますので注意が必要です。
たとえば、旧バージョンでのSametime サーバーでは、ブラウザからのミーティング利用でもオーディオ・ビデオの利用が可能でしたが、Sametime 8.5 においては、コネクト・クライアントを使用したミーティングのみオーディオ・ビデオの利用が可能です。
その他の違いに関しては、以下をご覧下さい。
(参考) Info Center: 『Meeting features in Connect versus Web clients』
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/sametime/v8r5/index.jsp?topic=/com.ibm.help.sametime.v85.doc/overview/st_c_meetingsfeaturesavailable.html
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オーディオ/ビデオ機能
Sametime 8.5ボイス/ビデオチャット
ミーティング
SIP
SIP
SIP
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解説
高品質なオーディオ/ビデオの提供
新しいオーディオ・コーデック(G.722.1)およびビデオ・コーデック(H.264)を採用したことにより、より原音に近い高品質のオーディオ・ビデオを利用でき、自然な形でコミュニケーションをとることができます。
サードパーティー製オーディオ/ビデオ会議システムとの連携
Media Manager サーバーはIETF標準の音声、映像の通信プロトコルとして相互互換性の高いSIPを採用しています。SIPを採用することにより、様々なオーディオ/ビデオ製品との連携が可能です。このため、広い組み合わせで音声会議システムやビデオ会議システムの相互運用が可能です。
オーディオ/ビデオ機能はコネクト・クライアントからの利用を前提としています。コネクト・クライアントを通して、ボイスチャット、ビデオチャット、オーディオ/ビデオを使ったオンラインミーティング利用ができます。
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Webインスタント・メッセージング・クライアント(Web IMクライアント)
iPhone クライアントWeb IM クライアント
クライアントのカスタマイズ
APIを利用したWebアプリとの連携
連絡先ビュー在席確認ビジネスカード表示
・連絡先ビュー・在席確認・ユーザーやグループの追加・クイック検索・ビジネスカード表示・ロケーション機能・1対1のチャット・複数人チャット(招集を含む) ・アナウンス・リッチテキスト・顔文字・外部IMユーザーとのチャット
・サードパーティー提供のテレフォニーを使ったClick to call
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解説
Sametime 8.5では、Webインスタント・メッセージング・クライアント(Web IMクライアント)によりWebブラウザーからもインスタント・メッセージを送ることができます。また、Web 2.0 API により Sametime の機能を Web サイトやアプリケーションに組み込んだり、クライアントをカスタマイズすることができます。これにより、ユーザーは画面を切り替える頻度が少なくなり、効率的に業務を行えるようになります。
Apple iPhone 用にブラウザー・ベースのチャット・クライアントが追加されました。モバイル環境でも Sametime が使えるようになり、迅速にコミュニケーションを
とることができます。
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Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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(ブランクページ)
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Sametime 8.5の基本構成要素
Sametime Servers
Sametime Clients
MeetingServer
MediaServer
CommunityServer
DB2
System ConsoleServer
ProxyServer
NotesClient
ConnectClient
MobileClient
iPhoneClient
Meeting RoomCenter
Meetings
Sametime Web Clients
BrowserClient
LDAPServer
Lotus Domino WebSphere Application Server (Network Deployment)
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解説
Sametime8.5は次の5つのサーバーコンポーネントで構成されます。
– コミュニティサーバー
– ミーティングサーバー
– Proxy サーバー
– Media Manager サーバー
– Sametime System Console サーバー (SSC)
Sametime 8.5ではコミュニティサーバーはLotus Dominoをベースとし、それ以外のコンポーネントはWebShere Application Server (WAS)、DB2をベースとしています。また、ディレクトリサーバーとしてLDAPサーバーが必要です。
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アプリケーション・サーバー
– Web/EJBコンテナー、Namingサービス、リソース管理など
ノード
– アプリケーション・サーバーの集まり
セル
– ノードの集まり
– 論理的な管理の単位
デプロイメント・マネージャー(DM)
– セルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由で管理するコンポーネント
WASの仕組み
DM
プロセスC プロセスD
Node agent
セル
マルチ・ノード構成
アプリケーション・サーバー
プロセスE プロセスF
Node agent
プロセスA プロセスB
ノード
シングル・ノード構成
アプリケーション・サーバー
ノードA
アプリケーション・サーバー
ノードB ノードC
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解説
アプリケーション・サーバー
– Javaプロセスとして稼動し、J2EEアプリケーション実行環境を提供します。
– Web/EJBコンテナー、Namingサービス、リソース管理などが含まれます。
ノード
– アプリケーション・サーバーの集まりです。
– 通常は物理的な1つのマシン上に1つのノードになりますが、1つのマシン上に複数のノードを構成することも可能です。
セル
– ノードの集まり。論理的な管理の単位です
– デプロイメント・マネージャーはセルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由で管理します。
デプロイメント・マネージャー(DM)
– すべてのノードをノード・エージェント経由で管理するコンポーネントです。
– Sametimeサーバーをクラスタリング構成にする場合は、デプロイメント・マネージャーが必要となります。
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Sametime 8.5のWAS構成例
Meeting ServerMedia Server
Community Server
ST Meeting Http Proxy
ST Meeting Server
Node Agent
DB Server
System Console Server
ST Media Server
Node Agent
Proxy Server
LDAP Server
ST Proxy Server
Node Agent
Domino Server
ST Community server
ST System Console Server
Node Agent
:ノード
セル
:アプリケーションサーバー
DeploymentManager
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解説
一つのSSCでSametimeサーバーを管理する構成例です。各サーバーの管理を一元化できるほか、将来システムが大規模になった際にもサーバーの追加や管理が行いやすい構成です。
構成方法は次のようになります。
– 各サーバーコンポーネントは別々のマシン上へインストールします。一つのサーバーコンポーネントは、一つのアプリケーション・サーバー上で稼動します。このとき、各サーバーをノードと呼びます。
– SSCをデプロイメント・マネージャーとし、他のSametimeサーバー郡を一つの論理的な管理グループ「セル」として構築します。このことで、各アプリケーション・サーバーに関する管理を一つのSSCを通して実施することが出来ます。
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WebBrowser
ミーティングサーバー
MeetingServer
DB Server
LDAP Server
HTTP
Web会議
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解説
ミーティングサーバーでは、オンライン・ミーティングのためのミーティング・プレースを提供します。Webブラウザから利用するミーティング・ルーム・センターや、コネクト・クライアントに組み込まれたインタフェースを利用して機能を提供します。
ミーティングに関するデータはDB2に格納されます。
旧バージョンのミーティング・サービスは、Dominoベースの1台のサーバー上でコミュニティ・サービスと共に提供されていましたが、8.5からはJava EE WebアプリケーションとしてWASベースで提供されています。これにより、すべての通信はHTTP/HTTPS通信で行われるため、ファイアーウォールを越えての通信の際にも空けるポートが 小限で済むようになりました。
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WebBrowser
コミュニティサーバー
SametimeClient
MeetingServer
DB Server
LDAP Server
HTTP
CommunityServer
VP
在席確認チャット
Web会議
コネクトクライアントからの利用
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解説
コミュニティサーバーでは、ユーザーの在席情報やインスタント・メッセージング(チャット)の機能を提供します。コミュニティに接続しているすべてのユーザーの在席状況とチャットデータの配信を行います。また、オンライン・ユーザーのプライバシー情報を管理、保持します。
コネクト・クライアントとコミュニティサーバー間の通信には、旧バージョンと同様、デフォルトではVP (Virtual Places)プロトコルを使用したポート1533上での通信となります。また、従来通り、HTTPプロトコルでのトンネリング構成や、ポート80番上でのトンネリングも可能です。
Dominoベースとなり、基本的に旧バージョンまでのSametimeサーバーと同じと考えていいですが、インストールの際にSSCによってデプロイした場合、コミュニティサービスに関する管理はSSC上から実施します。また、SSCによってデプロイされる場合は、その前提としてLDAPディレクトリを参照する必要があるため、nativeのDominoディレクトリを見る構成は出来ません。
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WebBrowser
SSC
SametimeClient
MeetingServer
SystemConsole
DB Server
LDAP Server
HTTP
CommunityServer
簡単なインストール・管理設定用GUI
ポリシー用GUI
VP
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解説
System Consoleサーバーは、Sametime製品のインストール、構成、管理、モニタリングを行うためのWebベースのアプリケーションです。各サーバーに関する管理も、ブラウザーを使ってSSCの管理画面にアクセスし実施することが出来ます。
– 必須なコンポーネントの導入管理
• 例えば、複数のミーティングサーバーをインストールする際で同じDB2サーバーに接続する場合、個々のサーバーごとにDB2のインストールに関する細かい設定をする必要はありません。SSC上から一度DB2接続に関して設定を行って、複数サーバーに対してそれを利用することが出来ます。
– 構成の管理
• 例えばSSC上でLDAP接続に関する設定を行うことにより、各サーバー上ごと複数のインストーラを使って設定する必要がなくなります。
– インストールの簡略化
• SSCを使用して、あらかじめ各サーバーのインストールに関するデプロイメント計画を作成しておくことで、実際のインストールの際にユーザーが入力する必要がなく、インストール作業を簡略化することが出来ます。
– 各サービスに関する管理
• 各サービスに関するたとえばポリシーなどの設定について、SSC上で管理することが出来ます。
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WebBrowser
Proxy サーバー
SametimeClient
MeetingServer
ProxyServer
SystemConsole
DB Server
LDAP Server
HTTP
CommunityServer
VP
在席確認チャット
ミーティング内在席確認チャット
VP
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解説
Proxy サーバーでは、 コミュニティサーバーと連携し、Web IMクライアントに対する在席確認・チャットの機能を提供しています。また、HTTPプロトコル-VPプロトコル変換を実施し、Web IMクライアントとコネクト・クライアント間の在席確認やチャット通信を可能にしています。
また、Proxy サーバーを通じて、ミーティングサーバー上で在席確認やチャットを利用することが出来ます。
Lotus Sametimeのアーキテクチャーで新たに追加されたものです。WASのインフラを活用しており、開発者がWeb2.0開発ツールを使ってLotus Sametimeサービスにアクセスできるようになります。この仕組みにより、Lotus Sametimeの機能をWebアプリケーションやポータルサイト、そして企業内の業務アプリケーションに簡単に組み込むことが出来ます。
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WebBrowser
Media Manager サーバー
SametimeClient
MeetingServer
ProxyServer
MediaManager
SystemConsole
DB Server
LDAP Server
HTTP
SIPUDP
CommunityServer
VP
オーディオビデオ
コネクト・クライアントからのオーディオ・ビデオミーティング
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解説
Media Manager サーバーでは、オーディオとビデオ機能をコネクト・クライアントに対して提供します。音声、映像の通信プロトコルとして相互互換性の高いSIP(Session Initiation Protocol)を使用しています。
Lotus Sametimeのアーキテクチャーで新たに追加されたもので、高解像度まで実現可能なビデオ・コーデックと高品質なオーディオ・コーデックを提供しています。SIP Proxy機能も持っていますので、サードパーティー社製のオーディオ/ビデオ会議システムと連携・統合することが可能です。
– Media Manager サーバーには3つのコンポーネントがあります。3つのコンポーネントを1つのサーバーに構成できますが、本番環境では、それぞれ別のサーバーに構成することが奨励されます。
• Conference ManagerPtoP/マルチポイントのコールを含んだ全ての会議を管理するコンポーネントです。外部TCSPIアダプターを保持し、サードパーティ社との連携を実現しています。
• SIP Proxy / RegisterクライアントとSIPセッションを確立し、SIPメッセージを目的地へと転送するコンポーネントです。
• Packet Switcherオーディオ/ビデオデータの参加者への送受信を管理するコンポーネントです。
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クラシック版での利用
Dominoサーバー上でのミーティングサービスの稼動
– 8.5新機能の利用不可
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解説
従来のSametimeでは、コミュニティサービス、ミーティングサービス、オーディオ/ビデオサービスすべてを、Dominoをベースとした1台のサーバーで提供することが可能でした。
Sametime 8.5 でも、Dominoベースのコミュニティサーバー上には、従来と同じnsfファイルがインストールされるので、従来のミーティングサービスを利用することが可能です。この、Dominoベースのサーバー上で利用するミーティングのことを、新しいWASベースのミーティングサービスと区別するために、クラシック版ミーティングサービスと呼びます。Sametime 8.5では、クラシック版ミーティングサービスの利用がサポートされています。ただし、その場合は、Sametime 8.5 での新機能は利用できず、8.0.2でのミーティング利用と同じイメージになります。
– ミーティング利用時に、Javaアプレットのミーティングルームクライアントをダウンロードする必要あり
– 予約型ミーティングの利用
ミーティングをクラスタ構成するために従来必要だったEnterprise Meeting Server (EMS)は、Sametime 8.5 ではサポートしていません。
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Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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基本構成
CommunityServer
SSCServer LDAP
Server
MeetingServer
ProxyServer
MediaServer
DB2Server
クラシック版MTGServer
8.5コネクト
クライアントWeb IM
クライアント
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解説
基本構成基本的なシングル構成では、各機能一台構成が推奨となります。全てのサーバーコンポーネントをインストールすることで、以下の機能を利用することが可能です。
– SSC
– 在席確認・チャット
– AV付きConnect Client
– Web IMクライアント
– ミーティング・ルームおよびクラシック版Web会議
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ケース1:クラシック版Web会議 + A/V無しConnect Client + Web IMクライアント構成
SSCServer LDAP
Server
ProxyServer
DB2Server
CommunityServer
クラシック版MTGServer
Web IMクライアント
8.5コネクト
クライアント
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解説
ケース1:クラシック版Web会議 + A/V無しConnect Client + Web IMクライアント構成ミーティング・ルームではなく、クラシック版Web会議のみを使用する場合は、Domino上で稼動するミーティングサービスを利用します。そのため、WAS版のミーティングサーバーをインストールする必要はありません。また、オーディオ/ビデオ機能の利用がいらない場合は、Media Managerのインストールは必要ありません。
ブラウザから利用するWeb IMクライアントを利用する場合はProxy サーバーで実現します。
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ケース2:A/VありWeb会議構成
SSCServer LDAP
Server
CommunityServer
クラシック版MTGServer
8.5コネクト
クライアント
MeetingServer
MediaServer
DB2Server
パターン①
パターン②
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解説
ケース2:A/VありWeb会議構成ミーティングでオーディオ/ビデオ機能を利用したい場合は、パターンが2つあります。
– パターン1:クラシックWeb会議 の利用(ただし、8.0.xバージョン相当での利用となります)
– パターン2:ミーティングサーバー + Media Manager サーバー+ コネクトクライアント
• Sametime 8.5 では、コネクトクライアントからのミーティング利用時のみオーディオ/ビデオ機能を利用できます。
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Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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(ブランクページ)
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Sametime 8.5 クラスタ構成
WebSphereProxy
meeting1
WebSphereProxy
meeting2
Meeting
Proxy1
Proxy2
Proxy
PacketSwitcher
Media Manager
Proxy/Register
Proxy/Register
WebSphereProxy
WebSphereProxy
ConferenceManager
ConferenceManager
LoadBalancer
Webブラウザ
SametimeConnect
Client
CommunityCommunity
Community ClusterWASクラスタ
ノードアプリケーション
サーバーコンポーネント
PacketSwitcher
Packet Switcherはクラスタ不可
Dominoクラスタ
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解説
システムの大規模展開を考える場合、複数台のサーバーによるクラスタ構成を構築することが出来ます。クラスタ構成にすることで、以下のようなメリットがあります。
– スケーラビリティ
– パフォーマンス
– ロードバランシング
– 耐障害性
Sametime 8.5からは、大きく分けてDominoベースとなるコミュニティサーバーと、Wasベースとなるミーティングサーバー、Proxy サーバー、Media Managerの2つの観点から、クラスタ構成を考える必要があります。
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コミュニティサーバー クラスタ構成
CommunityServer#1
CommunityServer#2
ドミノクラスタによる即時複製
names.nsf
Sametimeクラスタ
vpuserinfo.nsf
stnamechange.nsf
names.nsf
vpuserinfo.nsf
stnamechange.nsf
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解説
Dominoクラスタ構成の利用
大規模コミュニティにおいて、コミュニティサーバー をクラスタ構成にすることで、ユーザーからのアクセスの負荷分散とフェイルオーバーの機能を提供できます。コミュニティサーバーのクラスタ構成は、Dominoクラスタリング機能を使用して実現しています。クラスタメンバーになったSametimeサーバー間では、以下のデータベースを共通して持つことになります。
– Dominoディレクトリ(names.nsf)SametimeサーバーのベースとなるDominoサーバーの設定情報を保持します。Dominoクラスタメンバーのサーバー上では必ず同じDominoディレクトリ情報を保有する必要があります。
– ユーザー情報データベース(vpuserinfo.nsf)Sametimeコネクトユーザーの「コンタクトリスト」、「プライバシー情報」が保存されています。ユーザーはコネクトクライアントでログインした時に各自のユーザーのリストをダウンロードして使用します。また、ユーザーリストをアップデートした際にも更新されます。
– Sametime名前の変更データベース(stnamechange.nsf)Dominoディレクトリ上またはLDAP上でのユーザー名やグループ名の変更をコンタクトリスト上に反映させる際の、名前変更タスクを保存します。
ユーザーのアクセスは、負荷分散装置やラウンドロビンDNSなどによって振り分けられます。
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アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー
ノード
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー アプリケーション
サーバー
アプリケーションサーバー
ミーティング/Proxy/Media Manager サーバー クラスタ構成
WASクラスタリング
– クラスターメンバーと呼ばれるアプリケーションサーバーのグループ
– クラスター・メンバー上では同じJ2EEアプリケーションを実行
– 1つのセル上では複数のクラスターを作成することが可能
セル
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー アプリケーション
サーバー
アプリケーションサーバー アプリケーション
サーバー
アプリケーションサーバー
クラスター
DeploymentManager
Node agent Node agent
ノード
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解説
ミーティング/Proxy/Media Manager サーバーはWASベースとなるため、WASクラスタリングの構成となります。WASクラスタリングの構成要素は以下の通りです。
– クラスター/クラスターメンバー
• WASクラスターは、クラスターメンバーと呼ばれるアプリケーションサーバーのグループから構成されます。クラスターメンバー上では、同じJ2EEアプリケーションが稼動します。
• 同一クラスターのメンバー間では、負荷分散・フェイルオーバーがサポートされ、クライアントからの接続は負荷分散装置を通してクラスターメンバー間に振り分けられます。また、あとからクラスターメンバーを追加構成することも可能で、必要なときにシステムを容易に拡張することができます。
– デプロイメント・マネージャー(DM)
• WASクラスタリング構成にする場合、セルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由で管理するデプロイメント・マネージャー という機能があります。Sametimeサーバーをクラスタリング構成にする場合は、DMコンポーネントが必要となります。
– セル
• セルはWASシステムにおいて論理的な管理ドメインを示します。セル内には必ず1つのDMが存在します。システム管理者はDMの管理コンソールにアクセスすることでセル内の全てのリソースを管理することができます。
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ミーティング/Proxy/Media Managerクラスタ構成例
SSCServer LDAP
Server
MeetingServerクラスタ
MediaServerクラスタ
DB2Server
セル
DeploymentManager
ProxyServerクラスタ
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解説
このクラスタ構成例では、SSCをDMとして構成しています。これにより、クラスタ構成となっているミーティングサーバー、Proxy サーバー、Media Manager サーバーはSSC上のDMを通して管理することが出来ます。
WASクラスタによって、冗長性を確保するためのフェールオーバー機能が実現されるため、これまでミーティングのクラスタ化のために必要だったEnterprise Meeting Server(EMS)を別途購入する必要はなくなりました。
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ミーティング/Proxy/Media Managerクラスタ構成
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー
垂直クラスター構成
アプリケーションサーバー
水平クラスター構成
プライマリノード:2以上のクラスタメンバー
プライマリノード:1クラスタメンバー
・・・
DeploymentManager
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバー
・ ・ ・
DeploymentManager
セカンダリノード:1クラスタメンバー
セカンダリノード:1クラスタメンバー
WASのクラスタリングの種類
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解説
WASのクラスタ構成WASではアプリケーションサーバーのクラスタ構成について、「垂直クラスタ」と「水平クラスタ」という考え方があります。
– 垂直クラスタ1台のマシンに複数の同じアプリケーション・サーバーを構築する方法です。プロセス障害に対応します。1つのプライマリノード上で複数のクラスタメンバーが構成され、同じアプリケーション・サーバーが構築されます。
– 水平クラスタ複数のマシンにそれぞれアプリケーション・サーバーを構築する方法で、パフォーマンス・可用性を高めることができます。1つのプライマリノード+複数のセカンダリノード構成からなり、それぞれで同じアプリケーション・サーバーを構築します。
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65
Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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66
(ブランクページ)
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67
混在環境における注意点
相互運用性に関して
– ボイスチャット/ビデオコールについて
• 8.5 コネクト・クライアントは8.0.x以下のクライアントとボイスチャットとビデオコールの設立不可
• 8.5 コネクト・クライアント同士でのみボイスチャットとビデオコール可能
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68
解説
Sametime 8.5 でボイスチャット、ビデオコールを使用するためには、Media Managerが必要となります。
Sametime 7.5.x/8.0.xクライアントは、Sametime 8.5 Media Managerを使用してのボイスチャット、ビデオコールは出来ません。
Sametime 8.5 コネクト・クライアントは、同じ8.5のコネクト・クライアントに対してのみボイスチャット、ビデオコールが可能です。Sametime7.5.x/8.0.xクライアントとボイスチャット、ビデオチャットをすることは出来ません。
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69
Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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(ブランクページ)
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構成上の注意点
現時点で判明している制限事項
– ユーザー側機能面
• ミーティングでオーディオ/ビデオを使用したい場合はコネクト・クライアントからの利用が必要
– サーバー側の構成について
• 『日本語ランゲージパック適用済みの Lotus Domino 8.5 に Lotus Sametime 8.5 をインストールできない』問題
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/733840
• Media ManagerはWindows かLinuxのみサポート(AIX、Solaris、IBMiは不可)
• ビデオコールに関するIPV6は未サポート
• コミュニティサーバーにおけるディレクトリ構成で、SSCを使ったデプロイの場合はLDAP構成必須
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解説
『日本語ランゲージパック適用済みの Lotus Domino 8.5 に Lotus Sametime8.5 をインストールできない』問題について
– Lotus Domino 8.5 サーバーに日本語のランゲージパックを適用し、その上でLotus Sametime 8.5 コミュニティサーバーのインストーラを実行すると、インストーラが異常終了します。
– 日本語化された domcfg5.ntf が原因であるため、修正された domcfg5.ntf を日本語ランゲージパックを適用した環境の domcfg5.ntf と置き換える必要があります。
– 修正済みdomcfg5.ntfの入手先は以下となります。【Sametime Community Server installer error on Domino 8.5 with Japanese language pack】http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=477&uid=swg21416858
コミュニティサーバーにおけるディレクトリ構成
– コミュニティサーバーのみ、native Dominoディレクトリを参照できます。しかし、Sametime System Consoleによってデプロイされる全てのサーバーは、LDAPディレクトリを参照する必要があるため、native Dominoディレクトリを参照するコミュニティサーバーは、Sametime System Consoleはサポートしません。
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Agenda
Sametime 8.5のValue
Sametime 8.5のアーキテクチャ
基本構成
クラスタ構成
混在環境の注意点
構成上の注意点
運用・管理
参考情報
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(ブランクページ)
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運用・管理 ~バックアップ編~
日次のバックアップが必要
Sametime サーバーにおけるバックアップ対象
– コミュニティサーバー
– クラシック版ミーティングサーバー
– ミーティングサーバー
– Proxy サーバー
– Media Managerサーバー
– SSC
– DBサーバー
– LDAPサーバー
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解説
基本的なバックアップ運用として以下の方針があります。
– システム・バックアップ
• サーバー障害(HDD破損)、OS自体が破損などによりシステムが起動しなくなった場合に、システムの再構築に必要なバックアップを指します。
– データ・バックアップ
• 日々更新されるデータを対象とし、障害時に 新の状態まで復元するために必要なデータのバックアップを指します。
それぞれの取得タイミングとしては、以下が考えられます。
• システム・バックアップ : まずはサーバー構築直後の状態を取得します。その後はfix適用、サーバー構成変更のタイミングで取得します。
• データ・バックアップ : データを復旧させたい期間に合わせて取得します。データは日々更新されているので、可能であれば日次取得、 低でも週次取得を推奨します。
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運用・管理 ~バックアップ編~
コミュニティサーバー
– バックアップ対象ファイル
• server.id
• notes.ini
• names.nsf
• vpuserinfo.nsf ( 「コンタクトリスト」、「プライバシー情報」を格納)
• streg.nsf (ユーザーに対して、自己登録を許可している場合)
• stconfig.nsf (Lotus Sametime のシステム管理ツールで設定した構成パラメータを格納)
• da.nsf (ディレクトリアシスタントを使用してLDAPディレクトリを参照している場合)
• sametime.ini
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解説
コミュニティサーバーのバックアップ
– Sametimeサーバーが何らかの障害にてクラッシュした場合、ほとんどがサーバーの再起動をすることで対応できます。しかし、まれにデータの破損を伴うケースもあります。その場合は、バックアップしているデータから破損したデータを復旧させる必要があります。
– コミュニティサーバーはDominoベースとなるため、バックアップの対象となるデータは、大きく分けて2種類あります。Dominoサーバー(Sametimeサーバー)のシステムを稼働するために必要なデータと、サーバーを使用することによって作成されるデータがあります。どちらも、Dominoサーバー(Sametimeサーバー)がインストールされているプログラムディレクトリと、データが保存されているデータディレクトリに保存されています。可能であれば、プログラムディレクトリとデータディレクトリの両方にある全ファイルをバックアップ対象としてください。
– バックアップの考え方としては、基本的にDominoサーバーと同じです。バックアップ方法は、サーバー稼働中に行った場合はシステムが使用中のため、コピーできないファイルや、コピーしたファイルが破損してしまう場合もあります。定期的にサーバー停止をした上でのバックアップをお勧めします。
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運用・管理 ~バックアップ編~
クラシック版ミーティングサーバー
– バックアップ対象ファイル
• 前述のファイル
• stconf.nsf (クラシック版ミーティングの情報を格納)
• *.RAP (クラシック版ミーティングの記録を実施している場合)
• meetingserver.ini (Windows以外のOSの場合)
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80
解説
クラシック版ミーティングサーバーのバックアップ
– クラシック版ミーティングサーバーの使用では、Dominoベースとなるため、バックアップの対象となるデータは、ミーティングの情報を格納するnsfファイルと、ミーティングの記録を実施している場合はミーティング記録ファイル(rapファイル)となります。
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運用・管理 ~バックアップ編~
SSC、ミーティング/Proxy/Mediaサーバー
– バックアップ対象
• WAS構成ファイル
• DBサーバー
WAS構成ファイル
各リポジトリデータベースSSC:STSCミーティングサーバー:STMS
SametimeSystem Console
サーバー• WAS 7.0
ミーティングサーバー• WAS 7.0
DBサーバー
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解説
SSCおよびミーティングサーバーのバックアップについては、大きく分けて、WASが稼動するために必要な構成ファイルと、データが保存されるデータベースの2種類になります。
まず、WASの構成ファイルのバックアップ方法としては、<WAS_ROOT>以下をまとめてバックアップ取得しておく方法が、もっとも確実な方法です。
WASの構成情報のバックアップ取得ツールとして、以下のコマンドが用意されていますが、これらのツールでは一部のディレクトリ下しか取得されません。
– backupConfig.sh(bat)、restoreConfig.sh(bat):バックアップ・リストアの対象が<Profile_root>/configディレクトリ以下になります。プロセスを止めずに行えるオプション(-nostop)があります。
– manageprofiles.sh(bat) -backupProfile/-restoreProfile:バックアップ・リストアの対象が<Profile_root> ディレクトリ以下になります。必ず関連するプロセスを停止する必要があります。
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運用・管理 ~バックアップ編~
DB2サーバー
– 対象リポジトリデータベース
• SSC: STSC
• ミーティングサーバー: STMS
– オフラインバックアップ
• > db2 backup database STMS
– オンラインバックアップ
• >db2 update database configuration for STMS using logretain on⇒オンライン・バックアップの前提条件 データベースを「回復可能」にする
• >db2stop
• >db2start
• >db2 backup database STMS ⇒一度オフラインバックアップを実行して、上記オプションを有効にする
• >db2 backup database STMS online include logs ⇒ バックアップ・イメージ内に 小限必要なログファイルを含める(推奨オプション)
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解説
SSCおよびミーティングルームのデータは、DB2に格納されるため、DB2のバックアップコマンドを使用してバックアップを取得することが出来ます。
SSCは、DB2上に各Sametimeサーバーの情報を格納します。(データベース名:デフォルト「STSC」) また、ミーティングルームに関するデータもDB2上に保管されます。(データベース名:デフォルト「STMS」)
バックアップの方法ですが、基本的にSametimeサーバー、DB2双方を停止してオフラインでバックアップを実施しますが、DB2では他のアプリケーションが接続している状態でもバックアップできる、「オンラインバックアップ」を実施することも可能です。
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運用・管理 ~ケーススタディ1~
クラシック版ミーティングとの併用
SSCサーバー
ミーティングサーバー
DBサーバー
コミュニティサーバー
LDAPサーバー
システム変更時に取得
日次で取得
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解説
クラシック版ミーティングとの併用
– シングル構成によるバックアップ対象サーバーは以下の通りです。
• クラシック版ミーティングサーバー
• ミーティングサーバー
• SSC
• DBサーバー
• LDAP
– クラシック版/WAS版ミーティングサーバーについて
• 両方とも構成終了後、システム・バックアップを取得します
• システム・バックアップは、以下のイベント発生時に、再度サーバーを停止して取得します
– (クラシック版)Dominoサーバーへのfix適用、Sametimeサーバーの設定変更
– (Was版)WASへのfix適用、構成変更
• 日々更新されるデータを、障害時・上書き時などの前日の状態まで復元するためにデータバックアップを行う。
– DBサーバーについて
• DBサーバーには、構成情報・ミーティング情報・ミーティング時に使用する添付ファイルが格納されています
• 通常はデータベースを停止し、オフラインバックアップでします
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運用・管理 ~ケーススタディ2~
クラスタ構成
SSCサーバー
ミーティングサーバーB
DBサーバー
コミュニティサーバー
LDAPサーバー
システム変更時に取得
日次で取得
ミーティングサーバーA
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解説
クラスタ構成の場合、システム・バックアップに関しては、全サーバー対象となり、取得対象の台数は増えます。一方、日次のデータ・バックアップに関しては以下の通り、取得対象台数はシングル構成時と考え方は同じとなります。
– コミュニティサーバーのデータに関して
• Dominoクラスタにより、クラスタメンバーのサーバー上では両者とも同じデータを保持しているため、どちらか一台から取得します。
– ミーティングサーバーのデータに関して
• クラスタメンバーのサーバーが同じDBサーバーを見る構成の場合、データ・バックアップの対象はDBサーバーのみとなります。
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運用・管理 ~オーディオ/ビデオ~
オーディオ/ビデオ使用上の注意点
– 以下の設定が可能
• オーディオ・コーデック
• ビデオ画像の質、ビットレート
– ネットワークの帯域・品質の考慮が必要
– クライアント側のスペックも必要
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解説
オーディオ/ビデオで使用するプロトコルSametimeでは一部の機能を除いては、基本的にサーバー経由で通信を行います。従って、音声やビデオや共有している画面のデータがサーバーへ送られ、サーバーからそれらのデータが他の参加者へ送信される動きになります。
オーディオ/ビデオデータの送信時に使用するプロトコルはUDPです。UDPはその特性から、固定のビットレートで送信されます。ネットワークが混雑した場合で十分な帯域が用意されていないと、優先度の低いUDPパケットは破棄され、再送機能がないため音とびなどが発生しやすくなります。このように、ネットワークの帯域と遅延の影響を受けることが多いため、まずは事前にSametimeが使用する必要なネットワーク帯域幅を見積もることが重要です。
オーディオ/ビデオを使用する場合、サーバー側のネットワーク帯域は1Gbps以上、遅延に関してはクライアント-サーバー間で100ms以下推奨となります。
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運用・管理 ~オーディオ/ビデオ~
オーディオ・ビデオコーデック
32kbps/24kbps/16kbpsから選択可
G.722.1
任意設定; SQCIF( 64 kbps )- Wide Full HD.(20000kbps)
H264(デフォルト)UDPビデオ
H263
可変 10 - 32KbpsISAC (デフォルト)UDPオーディオ
15.2 kpbsiLBC
64 kbpsG.711
ビットレートコーデックプロトコル
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解説
Sametime Media Manager では、以下のオーディオ・コーデックをサポートしています。
– ISAC - Internet Speech Audio Codec (iSAC) 使用できるネットワークの帯域に合わせて 10 から 32 kbps(Kilobit per second) の帯域で送信されます。デフォルトのコーデックになります。
– iLBC - Internet Low Bit-rate Codec (iLBC) ナローバンド/低ビットレートのコーデックになります。15.2 kpbs の帯域が必要です。
– G.722.1 – 3つのビットレートから選択可能です。(32kbps, 24kbps, 16kbps).
– G.711 – 旧バージョンでも使用されていたコーデックとなります。 64 kbps の帯域が必要です。
また、以下のビデオ・コーデックをサポートしています。
– H264 - MPEG-4 AVC として知られているコーデックです。このコーデックを選ぶことで、高画質のビデオ映像を使用することが出来ます。
– H263 – 旧バージョンでも使用されていたコーデックとなります。
ビデオの解像度で高いものを選ぶほど、より高いスペックのCPU、グラフィック・メモリー、グラフィックカードが必要になります。
例) Lenovo T60 同等のマシンスペックにおいては、CIF および VGAを処理できます。HD 処理のためには、Intel Core 2 Quad 以上のCPUと 256 MB以上のグラフィック・メモリーが必要です。
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(参考)ビデオ・ビットレートの設定
ビデオの解像度に関しては、以下の選択肢があります。
– SQCIF 128x96@30fps 64kbps
– SQCIF 128x96@30fps 128kbps
– QCIF 176x144@15fps 64kbps
– QCIF 176x144@15fps 128kbps
– QCIF 176x144@30fps 192kbps
– QVGA 320x240@10fps 192kbps
– QCIF 176x144@30fps 384kbps
– QVGA 320x240@20fps 384kbps
– CIF 352x288@15fps 384kbps (デフォルト)
– CIF 352x288@30fps 768kbps
– CIF 352x288@30fps
– 2000kbpsVGA 640x480@15fps 4000kbps
– 4CIF 704x576@12fps 4000kbps
– VGA 640x480@30fps 4000kbps
– VGA 640x480@30fps 10000kbps
– 4CIF 704x576@25fps 10000kbps
– HD 960x720@30fps 14000kbps
– XGA 1024x768@35fps 14000kbps
– FULL HD 1440x1080@30fps 20000kbps
– WFULL_HD 1920x1080@30fps 20000kbps
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(ブランクページ)
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運用・管理 ~オーディオ/ビデオ~
Media Manager サーバー のチューニング
– オーディオ/ビデオ会議の 大接続数の調整
• ConferenceManager.propertiesによる設定が可能
• デフォルトで1つのオーディオ/ビデオ会議あたり 大6人まで
– オーディオストリーム/ビデオ切り替えに関する設定
• 以下デフォルト値
– 5人までのオーディオ・ストリーム処理
– 3000msのビデオ切り替えの待機時間
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解説
オーディオ/ビデオ会議の 大接続数の調整
– オーディオ/ビデオを使用したWeb会議では、参加者の人数が増えるほど、ネットワーク帯域を必要とします。サーバー側では、参加者の 高接続数の設定が可能です。デフォルトでは1つのオーディオ会議に対し 大10人、ビデオ会議に対し6人の接続設定になっていますが、ネットワーク・チームと相談して実環境に合わせた設定を行うことが出来ます。
– 設定ファイルは「ConferenceManager.properties 」です。
#
# MaximumAudioConferenceUsers is the maximum number of users the service provider supports for each audio conference call.
#
MaximumAudioConferenceUsers=10
#
# MaximumVideoConferenceUsers is the maximum number of users the service provider supports for each video conference call.
#
MaximumVideoConferenceUsers=6
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解説
オーディオストリーム/ビデオ切り替えに関する設定
– Media Managerは、ミーティング参加者内で誰が話をしているかを管理し、デフォルトで5人までのオーディオ・ストリームを受け付け、Web会議の全参加者にそのストリームを流します。受付可能なオーディオ・ストリームに関して2-16の間で設定が可能ですが、 大で「設定した人数*参加者数」のデータがネットワークを流れることに注意が必要です。
– 必要のないオーディオ/ビデオに関するパケットを送信しないため、発言をしないユーザーは積極的にミュートにするようガイドが必要です。
– ビデオ映像の処理はオーディオの処理の後に実施されます。
– Media Managerは、現在話しているユーザーのビデオ映像を映し出します。ビデオ映像が頻繁に切り替わると、その分の処理能力とネットワーク帯域を消費するため、ビデオ切り替えの待機時間が設定されています。(デフォルトで3秒)
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98
© 2010 IBM Corporation
®
参考情報
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
Sametimeクライアント ~ソフトウェア要件~
Microsoft Windows XP Pro SP2 or later
Microsoft Windows XP Pro 64-bit (32-bit certification only)
Microsoft Windows Vista Business 32-bit (note "Aero" GUI support for all Vista versions)
Microsoft Windows Vista Business 64-bit
Microsoft Windows Vista Enterprise
Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
Meeting Playback: VideoLan Client (VLC) Media player
物理メモリ: 推奨2GB、 小1GB
8.5 コネクトクライアント
ソフトウェア条件対象
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
Sametimeクライアント ~ソフトウェア要件~
Windows
Mozilla Firefox 2.0 on Microsoft Windows XP Pro, Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2, and SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 10 SP2
Mozilla Firefox 3.0 on Microsoft Windows XP Pro, Windows Vista
IE 6.0 on Microsoft Windows XP Pro
IE 7.0/IE 8.0 on Microsoft Windows XP Pro, Microsoft Windows Vista, and Microsoft Windows XP Tablet PC
Linux
Mozilla Firefox 2.0 on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2, and SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 10 SP2
Mozilla Firefox 3.0 on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2
MAC
Apple - Safari 3.2 and 4.0.x on Mac OSX 10.5.x
Mozilla Firefox 3.0 on Mac OSX 10.5.x
Webブラウザ
ソフトウェア条件対象
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
オーディオ・ビデオを使用時のSametime クライアント ~ハードウェア要件~
VGA以上の解像度使用時:256MB 以上のグラフィックメモリ
QVGA以下の解像度使用時:128MBのグラフィックメモリ
物理メモリ: 小1GB、2GB推奨
8.5 コネクトクライアント
ハードウェア条件対象
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
オーディオ・ビデオを使用時のSametime クライアント ~ソフトウェア要件~
Microsoft Windows XP Pro SP2 以上
Microsoft Windows XP Pro 64-bit (※)
Microsoft Windows Vista Business 32-bit (note "Aero" GUI support for all Vista versions)
Microsoft Windows Vista Business 64-bit
Microsoft Windows Vista Enterprise
Windows XP Tablet PC and Windows 7 clients are not supported
8.5 コネクトクライアント
ソフトウェア条件対象
(※)32 bit アプリケーションとして稼働
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104
(参考)Sametime 8.5 システム要件
Sametime サーバー(Windows) ~ハードウェア要件~
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 1000Mbit/s推奨
コミュニティサーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 小100Mbit/s、1000Mbit/s推奨
SSC サーバー
Proxy サーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 1GB/s推奨
ビデオ: ディスプレイ16-bit カラー推奨、256色以上推奨
ミーティングサーバー
Media Manager サーバー
CPU: Intel Pentium 4 2.4GHz 以上
物理メモリ: 小2GB
HDD: 小3GB、5GBのディスク空き容量推奨
ディスクスワップスペース 小 1GB (※)
全サーバー共通
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 小100Mbit/s、1000Mbit/s推奨
ビデオ: ディスプレイ16-bit カラー推奨、256色以上推奨
クラシック版ミーティングサーバー
ハードウェア条件対象
(※)(DB2、およびクラシック版 ミーティングサーバーのみ)作成するミーティングルーム数と各ミーティングルームに保存するデータに順ずる
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
全Sametimeサーバー共通 ~ソフトウェア要件~
Windows Server 2003 Standard Edition SP1 以降
Windows Server 2003 Standard Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2003 Enterprise Edition SP1 以降
Windows Server 2003 Enterprise Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2008 Standard Edition
Windows Server 2008 Standard Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2008 Enterprise Edition
Windows Server 2008 Enterprise Edition 64-bit (※2)
Windows(※1)
IBM i5.4/i6.1IBM i
ソフトウェア条件対象
(※1)Media Manager はWindowsとLinuxのみサポート(※2)32 bit アプリケーションとして稼働
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
全Sametimeサーバー共通 ~ソフトウェア要件~
AIX 6 .1
AIX 5.3 TL5
AIX 5.3 TL7
AIX
Red Hat Enterprise Linux 5.x
Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform 5.x
SuSE Linux Enterprise Server 10.0 SP1 or later
Linux(※)
Solaris 10 on SPARCSolaris
ソフトウェア条件対象
(※)Media Manager はWindowsとLinuxのみサポート
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
WAS版Sametime サーバー ~ソフトウェア要件~
WebSphere Application Server 7.0.0.3 Network Deployment (※)
SSC サーバー
ミーティングサーバー
Proxy サーバー
Media Manager サーバー
DB2 Universal Database (UDB) Limited Use Edition V9.5 (※)
DB2 Universal Database Server
ソフトウェア条件対象
(※)サーバーインストール時に自動的に導入されます
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
Domino版Sametimeサーバー ~ソフトウェア要件~
- Domino 8.0.x
- Domino 8.5
コミュニティサーバー
(クラシック版ミーティングサーバー)
ソフトウェア条件対象
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(参考)Sametime 8.5 システム要件
ディレクトリサーバー ~ソフトウェア要件~
IBM Tivoli Directory Server 5.2/6.0/ 6.1
IBM Lotus Domino 6.5.x /7.0.x/ 8.0.x/ 8.5.x
Microsoft Active Directory 2003
Microsoft Active Directory 2008
Microsoft Windows 2003 Active Directory Application Mode (ADAM)
Sun Microsystems ONE Directory 5 (iPlanet 5.1 and 5.2)
Novell eDirectory 8.8
LDAPディレクトリサーバー
BM Lotus Domino 7.0.x /8.0.x /8.5.xDominoディレクトリサーバー(※)
ソフトウェア条件対象
(※)Sametime コミュニティサーバーのみ、native Dominoディレクトリを参照できます。SSCによってデプロイされる全てのサーバーは、LDAPディレクトリを参照する必要があるため、native Dominoディレクトリを参照するコミュニティサーバーは、SSCはサポートしません。
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110
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ディレクトリサーバー ~ソフトウェア要件~
IBM WebSphere Application Server Proxy (WAS ND Proxy 。Sametime 8.5のインストールに含まれるWASをベースとしたProxy Serverコンポーネント。Caching Proxyではありません。またIBM HTTP Server(IHS)はサポートされません。)
DominoのHTTPサーバーはクラシック版ミーティングサーバーに使用可
HTTPサーバー
ソフトウェア条件対象
(参考)【Detailed system requirements - Sametime 8.5】
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=477&uid=swg27016451#Server%20Requirements
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111
(参考)サーバーの起動/停止
WAS上のサーバー起動/停止
– コマンドの流れは以下の通りです。
①WAS-DMの起動(WASの構成管理をする(管理コンソールを使う)場合に起動)
②Node-Agentの起動(WAS-Nodeの起動に際してはWAS-DMは起動している必要はありませんが、Node Agentは起動している必要があります※)
③WAS-Nodeの起動
※ただし、Sametime System Consoleについてのみは、WAS-DM、Node-Agent、WAS-Nodeすべてが実行している必要があります。
– 停止に関しては上記を逆の順番で停止
Domino上のサーバーの起動
– コミュニティサーバー はDominoサーバーを起動すると自動的に起動
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112
(参考)サーバーの起動コマンド
SSCの起動
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCDMgrProfile¥bin>startManager.bat
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCAppProfile¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STConsoleServer
ミーティングサーバー の起動
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MeetingPNProfile1¥bin
>startServer.bat STMeetingHttpProxy
>startServer.bat STMeetingServer
Proxy サーバー の起動
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>ProxyPNProfile1¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STProxyServer
Media Manager の起動
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MediaPNProfile1¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STMediaServer
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113
(参考)サーバーの停止コマンド
SSCの停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCAppProfile¥bin
>stopServer.bat STConsoleServer -username wasadmin -password passw0rd>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCDMgrProfile¥bin>stopManager.bat -username wasadmin -password passw0rd
ミーティングサーバー の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MeetingPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STMeetingServer -username wasadmin -password passw0rd>stopServer.bat STMeetingHttpProxy -username wasadmin -password
passw0rd
Proxy サーバー の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>ProxyPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STProxyServer -username wasadmin -password passw0rd>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
Media Manager の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MediaPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STMediaServer -username wasadmin -password passw0rd>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
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114
(参考)バックアップ取得方法 《Domino》
(参考)Lotus Domino サーバーを再インストールする、または Lotus Domino サーバーを別のマシンに移動する手順http://www-06.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/731361
– 以下のファイルのバックアップが必要
• 拡張子 .NSF を持つすべてのファイル
• サーバーの ID ファイル
• システム管理者の ID ファイル
• 認証者 ID ファイル
• サーバーの公開アドレス帳 (NAMES.NSF)
• Notes.ini
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115
(参考)バックアップ取得方法 《WAS》
<WAS_ROOT>ディレクトリ以下を丸ごとアーカイブ化しておくことが も確実な方法
– WASにはバックアップ・リストアのためのツールが提供されているが、これらのツールでは一部のディレクトリ下しか取得されないため、構成によってはその他ディレクトリのバックアップを取得する仕組みが必要となる
<WAS_ROOT>
etc
profiles
etc
properties
config
<PROFILE_ROOT>
properties
installedApps
WAS構成情報(xmlファイル群)が保持されるディレクトリ[backupConfig.sh(bat)でアーカイブされるディレクトリ ]
manageprofiles.sh(bat) -backupProfileでアーカイブされるディレクトリ ]