ノンテクニカルスキル院内研修パンフレット_medipro!
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ノンテクニカルスキル院内研修のパンフレットです。 (2013.9.15 ver4.2リリース)TRANSCRIPT
NNon-Tech
ノンテクニカルスキル院内研修のご案内COPYRIGHT(C) MEDIPRO! ALL RIGHTS RESERVED.
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MEDIPRO!
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ノンテクニカルスキル(非医療技術)はテクニカルスキル(医療技術)を支えるための医療現場に必要なあらゆるスキルの総称。
そのスキルは
「考えるチカラ」「伝えるチカラ」「決めるチカラ」そして「動かすチカラ」の4つの体系があります。
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実践的なノンテクニカルスキルの4つのチカラ
考えるチカラ
伝えるチカラ
決めるチカラ
動かすチカラ
Logical Thinking Presentation Facilitation Management
実践的なノンテクニカルスキル教育とは、■物事を論理的、客観的に理解する「考えるチカラ」-ロジカルシンキング■自分の想いを届ける「伝えるチカラ」-プレゼンテーション■組織で議論し正しい答えを見つけ出す「決めるチカラ」-ファシリテーション■ビジョン・ミッションのもと戦略的に組織を動かしていく「動かすチカラ」-マネジメントの4つの教育体系です。
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ノンテクニカルスキルが必要な3つの領域
変革Innovation
効率Performance
安全Safety
ノンテクニカルスキルには3つの領域があります。 1つ目は「安全」。近年の医療安全や医療事故に関連して重要性として認識されつつあるのがそれです。2つ目は「効率」。意思決定やコミュニケーションの効率化を通じて、現状をよりよくする営みです。3つ目は「変革」。これまでの常識や習慣、文化の壁を破って新しい価値を創り出すために組織を変えていくことで、単なる効率化を超えて、現状からあるべき姿(理想の姿)へと導いていく営みです。
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ノンテクニカルスキル教育が医療に必要な理由
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日本の医療事故の54%はノンテクニカルスキルが要因
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1位 確認を怠った 15.2%
2位 観察を怠った 14.9%
3位 判断を誤った 14.3%
医療事故情報収集等事業 平成21年 年報財団法人日本医療機能 評価機構 医療事故防止事業部 を改変引用
n=2980(複数回答可)
実は日本の医療事故の要因は、医療技術(テクニカルスキル)よりも、非医療技術(ノンテクニカルスキル)が要因となって起こっています。
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ノンテクニカルスキル院内研修のご提案
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1.学ぶコト2. 学び方 3. 学ぶコスト
MEDIPRO!が提供するノンテクニカルスキルの3つの価値
MEDIPRO!は、医療者の方々が「現場で使える」ノンテクニカルスキルを高めるために、3つの価値を提供します。
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1. 学ぶコト-学習コンテンツ
MEDIPRO!は、4つの領域の実践的ノンテクニカル教育を体系的に提供しています。
考えるチカラLogical Thinking
伝えるチカラPresentation
決めるチカラFacilitation
マネジメントするチカラManagement
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1. 学ぶコト-考えるチカラ Logical Thinking
人は間違いや思い違いをする生き物。しかし医療の場合、その思い違いが医療事故へとつながることもあります。考えるチカラは、不確実性の高い医療現場において、
物事を客観的に捉え、今何をすべきかを考えるための論理的思考です。
✤ 重要思考「大事なコトはなにか」を考える超基本論理思考。
✤ フレームワーク思考モノゴトを視点(枠組み)で考えることで思考のヌケモレをなくす思考法。
✤ ファンクショナルアプローチ「誰のため?なんのため?」というシンプルな問いによって手段から目的に立ち返る、VE(バリューエンジニアリング)手法。
✤ 問題発見(設定)思考問題は解決するより発見(設定)することが重要である。問題発見(設定)思考は、不透明な現状から問題を見える化する思考法。
✤ 2W1H思考フレームワーク思考のうち最も強力なツール。モノゴトを1.What(なにが問題か?)、2.Why(原因はなにか)、3.How(どのように対策するか)というプロセスで理解し考える。
✤ コンテキスト思考モノゴトや言葉そのものではなく、その背景や文脈を見える化する思考法。
✤ 仮説思考仮説検証を繰り返すことで、トライ&エラーしていく思考法。
✤ PDCA思考品質管理で有名なフレームワークのツール。Plan-Do-Check-Actionのカイゼンサイクルを繰り返すこと品質を向上させる。
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1. 学ぶコト-伝えるチカラ Presentation
現場のコミュニケーションにおいて、相手に思いが伝わらないことは、時に医療事故や業務の非効率など様々な問題を生みます。
伝えるチカラは、相手が理解し、納得し、動いてもらうためのノンテクニカルスキルです。
✤ 想いを届けるためのプレゼンテーションの考え方プレゼンテーションの目的はなにか?何を考え、どのようにつくり、どのように伝える必要があるのか?想いを届けるためのプレゼンテーションの概念を解説。
✤ 想いを届けるプレゼンテーションを作り込むための5W1H想いを届けるためのプレゼンテーションのためのデザインフレームワーク5W1Hを紹介。
✤ 想いを届けるスライドの作り方スライドを効果的にデザインする方法論を提供。
✤ 想いを届ける伝え方。実際にプレゼンテーションを行う際の、話し方(言語)や体の使い方(非言語)の考え方を提供。
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1. 学ぶコト-決めるチカラ Facilitation
医療はほとんどの場合、組織で考え、組織で実行していきます。あらゆる価値観からなる多職種の医療者同士が、
限られた人や時間、労力のなかで効率的に意思決定していくためのチカラが、決めるチカラです。
✤ ファシリテーションとはなにか?会議・議論を効率化させ、集団で意思決定していくための必須スキルであるファシリテーションの概要について。
✤ ファシリテーションのデザイン効果的なファシリテーションを実施するためにどのようなデザイン(準備)が必要か。
✤ ファシリテーションの実施実際に会議・議論を行う際に、どのようなファシリテーションを行うべきか。
✤ ワンランク上のファシリテーションさらなる効率化を実現するための、実際の会議・議論でどのような難所が生まれ、それをどのように解決していくか。
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1. 学ぶコト-動かすチカラ management
考えるチカラ、伝えるチカラ、決めるチカラの3つの基礎的なノンテクニカルスキルを踏まえ、医療や病院、治療のミッションやビジョンをもとに、実際にどのように戦略的
に考え、「人を動かして」いくことで、よりよい医療を実現していくのか。ノンテクニカルスキルの応用として位置するのが動かすチカラです。
✤ 医療に必要なマネジメントするチカラとは?これまで医療と区別して語られることが多かったマネジメント。そのマネジメントのチカラが医療にどのようなインパクトを生み出すのか、さらにマネジメントの全体像についても学習する。
✤ ヒトのマネジメント組織の仕組みとしてのHRシステム(配置、評価、報酬、育成)の考え方と個人の取組みであるリーダーシップの考え方について。
✤ モノのマネジメントビジョン、理念とはなにか?なぜ必要なのかを考えるウェイマネジメントの考え方、理念を実現するための戦略の考え方、患者さんを顧客ととらえ、高いホスピタリティを提供するためのマーケティングの考え方、そして業務の効率化を創り出すオペレーションの考え方について。
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Lecture Interactio
Discussion Dialog
Case Debat
Play
Brain Learning Role Impro
レクチャー インタラクション
ディスカッション ダイアローグ プレイ
ケースメソッド ディベート ラーニングバー ワールドカフェ ロールプレイ インプロ
World
ブレスト
2. 学び方-学習プロセス
ノンテクニカルスキルのコンテンツをより学習効果を高めるために、様々なプロセスを設計し、ご提供します。
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実際の事例を通じて、参加者がディスカッションしながら、当事者の立場でどのような問題を把握し、どう解決していくかを意思決定することで、
実践力を高めていく。
Case Method-ケースメソッド
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ディスカッションによって、背反する主張を論拠をもって説得する。
Debate-ディベート
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ゆるやかな雰囲気のもと対話による「気づき」と「つながり」を醸成する。
Learning Bar- ラーニングバー
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対話を通じて参加者のアイデアを見える化する。
World Cafe- ワールドカフェ
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規制概念にとらわれずにクリエイティブなアイデアを数多く創出する。
Brain Storming- ブレインストーミング
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登場人物になりきって状況を疑似体験する。
Role Play-ロールプレイ
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あえてシナリオを用意せず、即興で役を演じることで、表現力を高めていく。
Improvisation-インプロヴァイゼーション
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FullCoordinate
Clinicaland
PracticalQuality
Assurance
企画から運用、フィードバックまでフルコーディネート
「実務で使う」ことを目的とした実践的学習
品質保証制度等による教育効果の保証
3.学ぶコスト-品質へのこだわり
MEDIPRO!は、ノンテクニカルスキル教育をより多くの医療現場へお届けできるよう、低価格と
高い品質を保証します。
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基本料金2万円/時間*
市場価格水準保証同様の研修やセミナー、講演において市場価格をご提示いただければ、その価格に準じて料金を設定させていただきます
相談価格設定費用予算範囲内で実施できるように最大限検討させていただきます。
品質保証制度実施後に十分な効果が見られないと判断された場合には、費用を全額返金させていただきます**
*交通費・宿泊費実費**品質管理の観点から、
判断理由をお伺いいたします
3.学ぶコスト-料金と品質保証
MEDIPRO!は、ノンテクニカルスキル教育をより多くの医療現場へお届けできるよう、低価格と
高い品質を保証します。
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院内研修の実例
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関連施設の全職員500名に考えるチカラ「重要思考」を提供
おかたに病院様は、毎年「医療安全大会」を開催されており、今年はノンテクニカルスキルをテーマにしたいと、MEDIPRO!にご連絡いただきました。そして、2日間で関連施設の全職員500名が参加されました。 研修では、ノンテクニカルスキルの概念を簡単にお話したあと、今回のメインコンテンツである「重要思考*」を学ぶために、すぐに体感型演習に入ります。これは、ノンテクニカルスキルは、単に知識を覚えるだけでは不十分で、「使いながら学ぶ」ことがより有効であると考えるからです。 「重要思考=大事なコトってなんだろう?」というとてもシンプルかつパワーのある超基本「考えるチカラ」を高めるために、ペアの相手にとって大事にしている価値観などを「ほめる演習」やコミュニケーションミスが生まれるのはなぜか、そのコミュニケーションにおいて「大事なコト」はなにかを「寸劇」を通じて周りの参加者と対話していただきながら、主体的に学んでいただきました。
ケース1 特定医療法人 岡谷会 おかたに病院 様
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全3部作を通じて、病院改革案を検討
ヴォーリズ記念病院様では、3月まで全3部作からなる全管理職を対象としたノンテクニカルスキル研修をご依頼いただきました。 【第1部】前半はノンテクニカルスキルの概念を簡単に説明し、考えるチカラセッションとして、重要思考について「ほめる演習」など体験型演習を行っていただきました。その後、重要思考の応用編として、ショートケース(事実に基づいた事例)を用いたグループディスカッションを行い、実際のある患者さんの事例において、なぜミスコミュニケーションが怒ったのか、患者さんにとって大事なコトはなんだったのかを、管理職の方々に考えていただきました。 後半はマネジメントするチカラセッションとして、「亀田メディカルセンター」のケースを用い、なぜ高い患者満足度を実現できているのかをディスカッションしていただいた後に、「組織で人を動かすフレームワーク」を提示しながら、その全体像とメカニズムをひも解いていきました。 【第2部】後日、第2部では、「組織で人を動かすフレームワーク」を用いた全体像とメカニズムをひも解く営みを自施設に置き換えて、自分の病院での現状はどうなのかを、前回と同じグループのメンバーで語り合っていただきました。 ビジョン・ミッションからそれぞれの施策までを網羅するこのフレームワークを用いて自施設を多職種からなる管理職同士で把握・共有することは、非常に有意義な学びを得られることを再認識できます。 普段は臨床業務で忙しい管理職の方々において、研修という現場から一歩離れた空間と時間であるからこそ、一歩立ち止まって自施設について見つめる機会になるとともに、トップが何を想い、この病院をマネジメントしているのかを疑似体験していただく貴重な機会になりました。
ケース2 財団法人近江兄弟社 ヴォーリズ記念病院 様
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【第3部】集大成となる第3部は、第2部終了からの2ヶ月間をかけてチームメンバーが立案した、自施設の改革案を全チームがプレゼンテーションし、それぞれの部門や職種からなるメンバーからなるチームが、様々な視点で自施設を捉え、課題を見つけ出し、「明日からできる素晴らしい改革案」を共有していただきました。
実は、この院内研修の本当の価値は、これらの営みのプロセスにあります。自分たちに関わるリアルな事例についてチームで考えていくことで、実際にこれから自施設をよりよい方向へ変えていく疑似体験を通じて、そのプロセスを学ぶことができるのです。
そしてとても素晴らしいことに、最後には病院のトップマネジメントが、各チームが立案したアイデアについて真剣に向き合い考えていくことを宣言し、実際にアクションをしていくことになりました。
きっとよりよい医療の実現に向かって進んでいくことでしょう。
ケース2 財団法人近江兄弟社 ヴォーリズ記念病院 様
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MEDIPRO! のノンテクニカルスキル教育の軌跡
2009年ノンテクニカルスキル教育の普及活動が始まるノンテクニカルスキル教育の普及は、2009年から始まりました。まだその時は「ノンテクニカルスキル」という言葉を使っていませんでしたが、講演会や学会などに呼んでいただき、考える力、人間関係能力、志、健康管理能力と正にノンテクニカルスキルそのものといえるスキルの重要性をたくさんの医療者の方々に知っていただく機会となりました。 その際にご参加いただいた方々からの多くの声を聞くと、やはりノンテクニカルスキルへの興味と関心、必要性の認識はとても高く、それによって、ノンテクニカルスキルが医療を変える可能性を大いに感じることになりました。
2010年ノンテクニカルスキル教育を院内教育に導入2009年から2010年にかけて、ノンテクニカルスキル教育を実際に働く院内の教育に導入するプロジェクトを実施しました。 透析クリニックの全現場スタッフを対象として、フレームワーク思考(モノゴトを視点でわけて考える)や問題解決プロセスなど基本的な「考える力」をディスカッション形式で学んでいただく貴重な機会となりました。
ノンテクニカルスキルを応用した医療事故・医療安全対策を実施また、医療事故対策委員会の委員長を努めさせていただいた際には、それまでの教育で養ったノンテクニカルスキルを応用した医療事故・医療安全対策会議を主導し、特に長年続いていた「除水設定ミス」という重大なヒューマンエラーを低減させることにも貢献できました。 そして、医療現場での効果が実証されたことは、ノンテクニカルスキルが実際に医療の質を高めることができることへの確信につながりました。
~これまで1000名の医療者にノンテクニカルスキルを提供~
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MEDIPRO! のノンテクニカルスキル教育の軌跡
2011年国内初のノンテクニカルスキル教育のスクール「めでぃぷろ!スクール」開講2011年4月、国内初のノンテクニカルスキル教育のスクール「めでぃぷろ!スクール」が神戸で開講されました。 これは、院内のみならずよりたくさんの医療者の方々にノンテクニカルスキルを学んでいただきたいという想いをもとに始まりました。 記念すべき第1回にご参加いただいた医療者の方は4名。ここからすべてが始まりました。 めでぃぷろ!スクールは個人の医療者の方々を対象とした、全4回1回2時間(隔週2ヶ月)の学びの場。そして科目は、実践的ノンテクニカルスキルとして「考える力基礎」を履修していただきました。 「考える力基礎」では、医療事故・医療安全のみならず、業務カイゼンや治療戦略など、あらゆる医療の基礎となる「考えるチカラ-Logical Thinking」を学んでいただきました。 全4回のテーマはそれぞれ、「問題を発見する考え方」「フレームワーク思考(モノゴトを視点でわけて考える)」「ファンクショナルアプローチ(『なんのため?だれのため?』の問いのもと、手段に囚われず目的に立ち返る)」「正しく決める力(重要思考)」で、ケースメソッド*によって疑似体験しながら体感的に学んでいただきました。 *ある事例(ケース)をもとに、当事者意識をもって問題を把握し解決策を考える学習法 それからめでぃぷろ!スクールは、開講ごとに少しずつ医療者の方々の参加が増え、いろんな職種、分野、施設の方々の臨床経験を共有しながら参加者同士が学び合う、とても有意義な学びの場となっていきました。
~これまで1000名の医療者にノンテクニカルスキルを提供~
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MEDIPRO! のノンテクニカルスキル教育の軌跡2011年
ノンテクニカルスキル院内研修の実施医療において問題を設定し解決していくために組織学習は必要不可欠であり、そのための院内研修は非常に有意義な学びの場です。 ある薬局様でのノンテクニカルスキル院内研修では、いつも一緒に働くスタッフ同士が共通の課題に取組みながら意思決定をしていくというプロセスを学んでいただくことで、院内に現場に貢献する「共通言語」をつくっていただくことができたと思います。
ノンテクニカルスキル多施設合同研修の実施これからの研修の新しいカタチを創るとても有意義な取組みなのが、多施設合同研修です。これは、多施設という異文化に触れることで多様性を体感できるとともに、施設単位で共通の学びができるため、ノンテクニカルスキルを臨床に応用しやすいという2つのメリットを兼ね備える研修スタイルです。 この多施設合同研修では、3つの施設にノンテクニカルスキル研修にご参加いただき、「フレームワーク思考」「問題を発見する考え方」の2つのテーマで「考える力」を学んでいただきました。
ノンテクニカルスキルコラボレーション研修の実現
1つの団体(組織)ではリソース(資源)が限られますが、だからこそ多数の組織でお互いの強みのあるリソースを共有ながら学ぶコラボレーション研修は非常に有意義です。 2012年4月と6月に開催されたファインアカデミー様とのコラボレーション研修では、MEDIPRO!がノンテクニカルスキルコンテンツとプロセスなどのラーニングデザインを、ファインアカデミー様がネットワーク(プロモーション)と場所とヒトのそれぞれのリソースを共有し、ノンテクニカルスキル研修(共感し、考えるセミナー、会議力(ファシリテーション)を高めるセミナー)を開催しました。
~これまで1000名の医療者にノンテクニカルスキルを提供~
2012年
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MEDIPRO! のノンテクニカルスキル教育の軌跡
~現在
ノンテクニカルスキル集中研修(めでぃぷろ!セミナー)の実施ノンテクニカルスキルを養うのは一朝一夕にはできません。だからこそ、めでぃぷろ!スクールでは2ヶ月に渡って様々なテーマのノンテクニカルスキルを学んでいただいていました。一方で、忙しく働く医療者の方々は集中して学べる環境が必要であることも、様々な声から見えてきました。 そこで、ノンテクニカルスキルを1日集中型で学んでいただくめでぃぷろ!セミナーを2012年から実施しました。 テーマは「医療安全と業務カイゼン」「新人教育のためのコーティング」といった、ノンテクニカルスキルにおける「考えるチカラ」や「伝えるチカラ」を学んでいただくとともに、ケースメソッドをプロセスデザインの基本としながらロールプレイやインプロなどのアクティビティを導入し、実践的体感的な学びを提供しました。
病院改革を視野に入れたノンテクニカルスキル院内研修の実施2012年から2013年にかけて行われた、ケースとして登場したヴォーリズ記念病院様のノンテクニカルスキル院内研修では、基本的なノンテクニカルスキルの演習を行いながらも、全管理職の方々が他部門からなるグループにわかれて自施設の改革案を立案し、それを他のグループにプレゼンテーションするとともに、実際に病院改革へ生かしていただくという、壮大な研修となりました。 ここで感じたのは、以下の3つです。1つ目は、個人の変容から組織、そして病院改革までの幅広いスキルとして、ノンテクニカルスキルが必要かつ有意義であるということ。2つ目は、ただノンテクニカルスキルを学ぶだけでなく、それを自施設に置き換えて考え、実際に「使う」ことが大切であること。3つ目は、だからこそ、あえて院内研修という「現場とは一歩離れた場所」で多職種多部門の方々がコミュニケーションをとりながら共通のテーマで真剣に考え、学ぶことが大事であること。 このような経験を通じて、ノンテクニカルスキル(何を学ぶか)×院内研修(どう学ぶか)というコンテンツ×プロセスの組み合わせを広めていくことの医療への価値を実感する貴重な営みとなりました。
~これまで1000名の医療者にノンテクニカルスキルを提供~
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メディカルアートディレクター
臨床工学技士として10 年間、透析医療に従事する傍ら、マネジメントを学ぶためにグロービス経営大学院に進学、経営学修士(MBA)を取得。
・ 医療のためのノンテクニカルスキル教育(経営教育)を提供する非営利団体MEDIPRO! 創設者、代表・ 多職種連携を促進させる学びの場であるメディカルラーニングバーを全国に広げる一般社団法人LINK の共同創設者、事務局
・ ETIC.ソーシャルベンチャースタートアップマーケット・第2 期スタートアップメンバー・ イノベーション・グラント第6 期フェロー
佐藤 和弘- Kazuhiro Sato
〜代表メッセージ〜
医療にはもっと「ノンテク二カルスキル」が必要です。
このことを、医療現場で患者さんの一番近くに居続けることで確信しました。
僕ら医療者は、医学技術を学ぶだけでは患者さんを救うことはできません。そして患者さんも、僕ら医療者に医学技術だけを求めているのではありません。
だからこそ、ノンテクニカルスキル教育を「医療の当たり前」にすることは、これからの医療を創るために必要不可欠なイノベーションなのです。
そして、その壮大な営みも、小さな一歩の積み重ねでしか実現できません。
「社会問題は気づいた人の責任」
であるからこそ、僕らはその解決へと歩んでいきたいと思います。
あなたと一緒に。
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-ミッション-すべては患者さんの笑顔のために。
ノンテクニカルスキル教育で医療現場を変える! 病院やクリニックの方々と一緒に医療現場の課題を考え、それを解決するための方法としてノンテクニカルスキル教育を提供し、スタッフがそれを業務で生かすお手伝いをすることによって医療現場を変えていきます。 名称:MEDIPRO!(Medical Professional)(任意団体)設立:2010年10月代表:佐藤和弘メンバー:2名資本金:非公開活動内容:・ノンテクニカルスキル(経営教育)に関する医療者教育(院内研修、スクール、セミナー、講演、執筆等)・ノンテクニカルスキル教育を通じた医療機関の問題解決、組織変革活動地域:大阪を中心に全国事務所:非公開。実際の活動はグランフロント大阪ナレッジサロン(会員制サロン)*実績:「ノンテクニカルスキル教育の実績」を参照これまでの院内研修先:特定医療法人岡谷会 おかたに病院 様、公益財団法人近江兄弟社 ヴォーリズ記念病院 様、特定医療法人神戸健康共和会 東神戸病院 様などメディア:Greenz.jp *ナレッジサロンへの直接のお問い合わせはご遠慮ください
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