協調ユニット組立説明[ミニ]mft2013

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赤外線でつながる協調ユニット [ ミニ ]組立説明 <オークボ電子機巧> 2013.11 Ver.1.01

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Page 1: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

赤外線でつながる協調ユニット[ ミニ ]組立説明

<オークボ電子機巧>2013.11 Ver.1.01

Page 2: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

ユニット:完成図

ユニット:配線図

制作するユニットの全体像です。上が実際の画像,下が模式図(配線図)です。

Page 3: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

ワイヤーストリッパー電線の被覆を剥くのに使います。

※ない場合は,ニッパやカッターなどで被覆を切ることになりますが,導線を傷

つけないよう注意してください。

使用する工具

☆キットの電線はΦ0.65mmです

ピンセット先が丸く曲がっているタイプがパーツを掴みやすいです。パーツをブレッドボードに抜き差しするときに便利です。

リードベンダー抵抗器のリード線などを決まった幅に折り曲げるときに便利です。電線等の長さを揃えるのにも使えます。

ラジオペンチ電線・リード線等の加工に使います。

ニッパ電線,リード線のカットに使います。

制作に使用する工具(一例)です。

☆その他,必要に応じてカッター,千枚通しなどを使います。

制作準備

Page 4: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

ブレッドボードの基本

左図の赤い線で示した穴同士(縦の列)が,中でつながっています(=導通)。列同士はつながっていません(=絶縁)。上下2段に分かれています。● 穴と穴の間隔は 0.1インチ(2.54mm)です。● キットのブレッドボードの穴の数は,5個×17列×2段=170個です。● キットで使用するブレッドボードは 裏面が粘着シートになっています。剥離

紙を剥がすとかなり強く貼りつきます。

パーツの配置と加工について

● AVRマイコンとスイッチを先に配置すると,他の部品の配置がわかりやすくなります。AVRマイコンはちょうど中央に,スイッチは両端に配置します。※ただしスイッチの被さる穴にも配線しますので,その部分は先に配線しておきます。(右の画像を照参)

● スイッチの足は曲げ加工されていますので,ラジオペンチでまっすぐに伸ばして使います。● LEDの足は短くカットしたほうが収まりがよいです。5mmほどの長さがちょうどよいと思

いますが,少しずつ短くしながら感じをつかむとよいでしょう。● コンデンサの足も短くしましょう(穴に挿さる分が5mmほど)。短い方が効果的です。● 赤外線LEDには拡散キャップをとりつけます。静電気に注意してください。● 抵抗器:赤LEDには10kΩを接続,緑/黄LEDには1kΩを接続,赤外線LEDには470Ωを接続

します。(輝度のバランス,赤外線の到達範囲の調整のため)● 電線の被覆は数mmくらい剥きます。剥き方が短かすぎても長すぎても,接触不良やショー

トの原因となりますので注意してください。

制作準備

先にこれらのパーツを取り付けておくと,配置が分かりやすくなります。

ブレッドボード

Page 5: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

LEDの極性

電極の形状にも着目!明かりに透かすと影が見えます。

スイッチの向き

半円状のくぼみを左側に向けると,左下に1番ピンがきます。

AVRの向き

注意:AVRマイコン,スイッチ,LEDには向きがあります。(図を参考にしてください)

● AVRマイコンは,半円状のくぼみが左側にくるようにします。そうすると,左下に1番ピンがきます。

● スイッチは,足幅の広い面が,図の手前方向に向くようにします。● LEDの極性(アノードとカソード)に注意します。

足の長い方,電極の小さい方がアノードです。● 抵抗器,コンデンサには極性はありません。

足幅の広い面をこちらに向けます。

1番ピン

制作準備

足の長い方がアノードです。

Page 6: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

AVR●VCCピン

コンデンサ

IR-LED●アノード

LED●アノード

抵抗器

タクトスイッチ

10k1k10k

1k

1k

470Ω

1k

IR受光モジュール●VCCピン

☆ミニユニットのときは必ずこの配線をしておきます!

パーツの配置は図のようになります。

パーツの配置

制作手順

Page 7: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

配線:VCCとGND

VCCの配線

GNDの配線

VCCとGNDの配線は左図のようになります。立体配線のところに注意してください。

図の見方

※GNDの配線を1色で揃えようとすると線材が足りませんので,配色を混在させています。

立体配線

制作手順

Page 8: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

配線:スタートボタンとリセットボタン

スタートボタンとリセットボタンの配線は左図のようになります。

スタートボタンの

配線

※抵抗器を配置することがそのまま配線になります。

リセットボタンの

配線

制作手順

Page 9: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

配線:表示LED

表示LEDの配線は左図のようになります。抵抗器を配置することがそのまま配線になりますので,電線を配線する必要はありません。

制作手順

Page 10: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

配線:IR受信(赤外線受信)

IR受信の配線は左図のようになります。

IR受信の配線

IR受信の配線

制作手順

Page 11: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

配線:IR発信(赤外線発信)

IR発信の配線は左図のようになります。

IR発信の配線

IR発信の配線

制作手順

Page 12: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

仕上げです。

装飾の足お好みで「足」を付けます。(たぶん)すこし可愛くなります。ブレッボード裏面の剥離紙の四隅をカッターなどで切って剥がし,足クッションを貼り付けます。画像を参考にしてください。

電池モジュール文房具のガチャ玉を使って簡易電池フォルダにします。これに,コイン電池(CR2032)を組み込みます。画像を参考にしてください。※この電池モジュールをブレッドボードに取り付けるとユニットは稼動状態となります。電源スイッチはありませんので,電池の消耗を防ぐには電池モジュールを取り外しておくのが手っ取り早いです。

制作手順

①”+−”用の2本の電線を用意してビニルチューブで束ねます。②絶縁用の普通紙を折って穴を空けます。③”−”側の電線だけを穴に通します。

④”−”側の電線を下にしてそのままコイン電池の"−”側に重ねます。⑤重ねたまま ”+”側の電線,紙,”−”側の電線,コイン電池を「ガチャ玉」で圧えるようにグッと挟みます。※"−”側の電線が電池の”+”部分に接触しないよう注意してください。

⑥制作した電池モジュールをユニットに取り付けます。”+”配線をVCCに,”−”配線をGNDに接続します。コイン電池の”+”面が上になるようにそのまま挿せばOKです。

装飾の足

Page 13: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

これで完成です。最後に,制作したユニットの動作チェックをしておきましょう。

以上で終了です。ありがとうございました。

制作手順

動作チェックの方法設定モード【※】に入った状態で,START/STOP(右スイッチ)を押すと4つの LED が順番に点灯します。うまく点灯しないときは,配線などを再確認してみてください。

【※】設定モード・START/STOP(右スイッチ)を押したまま,RESET(左スイッチ)を操作すると(押して放す)設定モードに入ります。・このとき,LEDが4つ同時に「点灯→消灯」して,設定モードに入ったことを知らせます。・設定モードを抜けるには,通常の RESET 操作をします。

設定モード通常モード

START/STOPを押したままRESET操作

通常のRESET操作

Page 14: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

改訂履歴

Ver.1.00 ・初版公開【2013.11】Ver.1.01 ・配線図の誤りを改訂【2013.11.03】

p2, p7~11 配線図の VCCラインとGNDラインに配線ミスがありました。実体画像のほうは問題なく正しい配線になっています。

Page 15: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

参考資料

AVRマイコン:ATtiny84A- Atmel Corporationhttp://www.atmel.com/devices/ATTINY84A.aspx

赤外線でつながる協調ユニット[ミニ]組立説明

2013.11 Ver.1.01著作:オークボ電子機巧

無断複製を禁じます

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WEBサイト:http://www.facebook.com/KarakuriOkubo

Page 16: 協調ユニット組立説明[ミニ]MFT2013

付録:ユニット[ミニ]回路図 NT金沢2013/MFT2013版

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部品名 個数 予備 合計 備考ブレッドボード 1 1

2 1 32 1 31 2 31 1 21 1 2

赤外線 受光モジュール 1 1AVR ATTiny84A 1 1

3 2 52 3 51 2 34 1 5

タクトスイッチ 2 1 31 1

ガチャ玉 1 1 簡易式の電池モジュールに使用しますビニルチューブ 1 1 簡易式の電池モジュールに使用しますクッション足 4 4 ブレッドボードの裏面に貼り付けます

赤外線でつながる協調ユニット[ミニ]

オークボ電子機巧

パーツリスト:赤外線でつながる協調ユニット[ミニ] 【RTU84 mini / MFT2013版】 

配線材Φ0.65mm 1.0m 1.0m 10cm×10色LED-赤LED-緑LED-黄LED-赤外線LED拡散キャップ LED-赤外線用

プログラム書込済チップ 【RTC84 mini】抵抗 1kΩ LED-黄/緑用, スイッチ用抵抗 10kΩ LEDー赤用抵抗 470Ω LED-赤外線用;到達距離を数十cmに調整しますコンデンサ 0.1μF

(赤/黄/緑)コイン電池(CR2032)

備考:

○LEDの配色は自由にしてかまいません。ただし,LED-赤に対しては10kΩ抵抗を,LED-黄/緑に対しては1kΩ抵抗を使用します。(輝度のバランス)○透明レンズのLEDが赤外線です。このLEDに拡散キャップを取り付けます。拡散キャップは帯電することもありますので,取り付けの際にあまりこすらないようにして下さい。○電源は 3.0V~4.5Vの範囲であれば,付属電池以外も使用可能です。

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