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MGRSグリッド入り地図の特徴 1
25.2.27
1/5万地形図(自衛隊仕様)
電子国土Web.Next
手順①
手順②
手順②の1 縦軸を「下→上」に読む
手順②の2 99と00の間は目視で10等分 この場合「993」となる
手順①の1 横軸を「左→右」に読む
手順①の2 52と53の間は目視で10等分 この場合「525」となる
【MGRSグリッドについて】 ●1940年代後半に米陸軍が開発、その後、NA TO各国が採用 ●市販品のハンディGPSでも表示は可能であり欧米 では一般的 ●日本では陸上自衛隊が採用 ●災害時等に自治体、警察等からグリッド入り地図の 提供を求められる事も多い ●規則によりグリッド入り地図(紙)の提供は不可 ●本年2月、国土地理院がWebサイト上でMGRS グリッド表示機能を公開 ●Webサイトは防災に活用が期待できる。現在、改 善意見聴取中であるが、知名度は低い
右クリックひとつでMGRS座標を表示
1㎞四方のグリッド=直観的に距離を把握できる。48~51間は3㎞
座標は「525-993」となる。 口頭では「ゴーニーゴ、キュウキュウサン」 雑音の多い無線でも、正確に位置を伝える事ができる。
【特徴】簡易に特定位置を表現可能で、他者との情報共有が容易
【共通言語としての位置情報】 ●災害対応の現場では位置の特定に使う地図 が各機関によりバラバラ ●東日本大震災を受け災害時の各機関の連携 の為に、位置を特定する為に、共通言語と しての共通地図の必要性の高まり ●各所から陸上自衛隊の地図を位置の共通認 識の為に、所望する声が上がるが、規則に より提供は叶わず。 ●第4管区海上保安本部、中部管区警察局、陸 自第10師団がMGRS(UTM)グリッド 入りの地図を作成を検討(24年9月) ●中部圏戦略会議で位置情報の共通言語とし てMGRS(UTM)グリッドの必要性が 高まる。 ●中部圏戦略会議の声を反映し、国土地理院 が電子国土Web.Next上でMGRS (グリッド)表示機能を実装
防災機関の共通言語としての電子国土Web.Next
警 察:住所 消 防:Nコード 海上保安庁:緯度経度 陸上自衛隊:MGRS(UTM)
広域災害時は MGRS(UTM)座標に統一
【現行】
【将来】
【電子国土Web.Nextの概要】
●国土地理院が提供する簡易GIS ●Web上で無償提供 ●試験公開中であり、改善意見聴取中 ●改善意見は比較的短時間でWeb上に反映し公開 ●一部地方自治体では防災Webシステムとして導入 ●担当部署:国土地理院中部地方測量部防災情報担当(052-961-5644) [email protected]
利用促進と改善意見次第では素晴らしい防災GISに進化する可能性 しかし、現状は知名度が低い
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