movable type for aws を用いた環境構築のポイント

99
Movable Type for AWS を 用いた環境構築のポイント MTDDC Meetup Tokyo 2014 エムロジック 田島 2014/11/29

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1.Movable Type for AWS の特徴 2.Movable Type for AWS の運用での注意点 3.Movable Type for AWS を活用する

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Page 1: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を

用いた環境構築のポイント

MTDDC Meetup Tokyo 2014

エムロジック 田島 2014/11/29

Page 2: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

自己紹介

たじま まこと

田島 誠

facebook.com/mtajima

エムロジック株式会社 代表取締役・裏方

鹿児島県出身 4〇才 2児の父

Windows派少数民族 Movable Type担当

Page 3: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

エムロジック株式会社

1998年創業

千代田区神保町でもうすぐ16年

エンジニア2名(1名は私)事務1名の3人

草食系 企業

当初はWindows、PalmOS方面であれこれ開発

Movable Type日本語化の頃よりこちらの世界

最近はiOSとMovable Typeの2本立て

Page 4: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

この人の名前を出したほうが 話が早いことがあります・・・

関根 元和(CHEEBOW)

Page 5: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

最近のMTのお仕事

設計・開発を担当しています

By NetConcierge Co.,LTD. http://netconcierge.jp/mtcommerce/

※ 今日はECの話はありません

Page 6: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日の傾向

分析しました!

Page 7: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日の状況

「見渡す限りその世界の大物ばかり」

「バッティングが怖い!(草食系)」

「すでにHPが足りない」

ウェブ界

MT界 クラウド界

Page 8: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

小物界の生存戦略

このへん

ウェブ界

MT界 クラウド界

Page 9: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日のお品書き

1.Movable Type for AWS の特徴

2.Movable Type for AWS の運用での注意点

3.Movable Type for AWS を活用する

Page 10: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日のお品書き

1.Movable Type for AWS の特徴

2.Movable Type for AWS の運用での注意点

3.Movable Type for AWS を活用する

検討

入門

活用

Page 11: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日のお品書き

1.Movable Type for AWS の特徴

2.Movable Type for AWS の運用での注意点

3.Movable Type for AWS を活用する

Page 12: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

Movable Type for AWS は、Movable Type 6 がインストールされた、OS込みの Amazon Machine Image(AMI)です。 OS、アプリケーション、ウェブサーバー、PSGIサーバー、PHP、データベースがすべて Movable Type にチューニングされた形で提供されるため、数クリックで簡単に Amazon EC2 サーバー上に環境を構築できます。

出典:http://www.sixapart.jp/movabletype/aws/

Page 13: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「すぐに使えるMT」です。

1.クリックしてから数分でMTが使える

Page 14: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「すぐに使えるMT」です。

1.クリックしてから数分でMTが使える

http://www.sixapart.jp/movabletype/aws/

ここから!

Page 15: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「すぐに使えるMT」です。

1.クリックしてから数分でMTが使える

http://www.sixapart.jp/movabletype/aws/

ここを決めて

Page 16: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「すぐに使えるMT」です。

1.クリックしてから数分でMTが使える

http://www.sixapart.jp/movabletype/aws/

クリック

Page 17: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「すぐに使えるMT」です。

1.クリックしてから数分でMTが使える

http://www.sixapart.jp/movabletype/aws/

これで完成

Page 18: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

Page 19: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

ライセンス料金も含めて

「使った分だけ」月払い

Page 20: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

t2.mediumを「24時間30日」使ったときのデータ転送コストなどを省いた固定費用

ライセンス料金は2年間使い続けるとパッケージライセンスと同じくらいになる感じ

Page 21: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

さらに

Page 22: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

一番下のt2.microではなんと 「ライセンス料金無料」!!

1日使っても60円かからない計算

Page 23: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「お安く使えるMT」です。

2.初期コストをかけずにMTが使える

つまり・・・

Page 24: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

妄想

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

Elastic Load Balancing

Page 25: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

これでも60円x24で・・・

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

Elastic Load Balancing

Ψ(`∀´)Ψケケケ

Page 26: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

正直面倒です・・・

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

t2.micro t2.micro t2.micro t2.micro

Elastic Load Balancing

Page 27: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

Page 28: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題1

MTのアップデート

Page 29: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題1

MTのアップデート

ソフトウェアですから 緊急性の高いセキュリティアップデートも

現実問題発生しますよね。

Page 30: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題1

MTのアップデート

基本これでOK

# yum update movabletype

Page 31: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題2

ある日のYah○o砲・WBS砲

Page 32: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題2

ある日のYah○o砲・WBS砲

できればちゃんとコンテンツを表示したいですよね。

Page 33: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題2

ある日のYah○o砲・WBS砲

CloudFront(CDN)ありマス

Page 34: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題3

システムの肥大化・速度低下

Page 35: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題3

システムの肥大化・速度低下

まぁ、使い続けますからそうなりますよね。

Page 36: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

要は「ずっと使えるMT」です。

3.さまざまな変化にインフラもMTも対応

現実問題3

システムの肥大化・速度低下 インスタンス変更すればいいですしおすし

Page 37: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

まとめ

Movable Type for AWS は

「すぐに」「お安く」「ずっと」

使えるMT です。

Page 38: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS とは

まとめ

Movable Type for AWS は

「すぐに」「お安く」「ずっと」

使えるMT です。

Page 39: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日のお品書き

1.Movable Type for AWS の特徴

2.Movable Type for AWS の運用での注意点

3.Movable Type for AWS を活用する

Page 40: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

Movable Type for AWS いいですよね!

弊社の場合... 1. 公開サーバとして

S3に転送してStaticWebsiteHosting

2. 新規開発時のテストサーバとして ぱっと立ち上げてテストして終わったらTerminate

3. 案件用の開発サーバとして 納品後もしばらくはStop状態でインスタンスを持っておく

Page 41: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

MTAWS最初の壁

インスタンス起動したあと

何をすればいいのか?

Page 42: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

おさらい

今日はココ

ウェブ界

MT界 クラウド界

Page 43: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

Movable Type for AWS に特化した話

Page 44: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

基本構成(現時点)

OS: AmazonLinux AMI 2014.09版

Webサーバ: nginx + starman(PSGI)

PHP: php-fpm

DBサーバ: MySQL

メールサーバ: Postfix

いたって一般的ですが

Page 45: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

使ってみてわかった

Movable Type for AWS

の注意点

Page 46: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点1:

一部のパスが独自仕様

Page 47: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点1:

一部のパスが独自仕様

Movable Type インストールディレクトリ: /app/movabletype/

なので・・・

プラグインディレクトリ: /app/movabletype/plugins/

アドオンディレクトリ: /app/movabletype/addons/

になります。

Page 48: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点1:

一部のパスが独自仕様

ドキュメントルート: /data/file/static/

起動時点で初期コンテンツがコピーされています。

もちろんこれは初期設定としてのパスなので変更可能です。

Page 49: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点1:

一部のパスが独自仕様

nginx設定ファイル: /data/conf/nginx.conf

MySQLデータディレクトリ: /data/database/

Starmanログ出力先: /data/logs/movabletype/

Starman設定ファイル: /data/conf/movabletype.conf

AmazonLinux管理外のPerlモジュール: /app/local/

Page 50: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点1:

一部のパスが独自仕様

/app/ ・・・ アプリケーション関連のファイル

/data/ ・・・ 各種データファイル・設定ファイル

を眺めてみましょう。

Page 51: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点2:

管理画面へのアクセスは「/mt/admin」

Page 52: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点2:

管理画面へのアクセスは「/mt/admin」

これはmt-config.cgiの環境変数「AdminScript」を

設定しているから。

/app/movabletype/mt-config.cgi から変更可。

Page 53: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点3:

タイムゾーンが「UTC」

Page 54: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点3:

タイムゾーンが「UTC」

日本から使う場合、cronなどで地味に不便です。

Page 55: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点3:

タイムゾーンが「UTC」

OSの設定変更:

Movable Typeの設定変更(mt-config.cgi):

変更したらMovable Typeをリロード:

$ sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

DefaultLanguage ja

DefaultTimezone 9

$ sudo kill –HUP `cat /app/run/movabletype.pid`

Page 56: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点4:

設定がmicroインスタンス向け

Page 57: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点4:

設定がmicroインスタンス向け

このままではもったいない。

Page 58: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点4:

設定がmicroインスタンス向け

StarmanのWorker数変更:

/data/conf/movabletype.conf

MySQLのキャッシュ、バッファプールの設定変更:

/etc/my.cnf

php-fpmのサーバ数変更:

/etc/php-fpm.conf

Page 59: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

注意点4:

設定がmicroインスタンス向け

mt-search.cgiやmt-data-api.cgiなどのアプリケーションを

公開する場合はStarmanのWorker数重視

ダイナミックパブリッシング、DynamicMTMLを使う場合には

php-fpmのサーバ数重視

・・・のように、運用したいサーバのスタイルにあわせて

調整しましょう。

Page 60: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に!

Page 61: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に! • まずデータベースをRDSに分離する ことを検討しましょう。

Page 62: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に! • まずデータベースをRDSに分離する ことを検討しましょう。

• ただしRDSはインスタンスの停止が できないので気をつけましょう。

Page 63: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に! • まずデータベースをRDSに分離する ことを検討しましょう。

• ただしRDSはインスタンスの停止が できないので気をつけましょう。

• MTのDBはあまり大きくなりにくい のでdb.t2.microインスタンスでも 結構改善したりします。

Page 64: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に! • まずデータベースをRDSに分離する ことを検討しましょう。

• ただしRDSはインスタンスの停止が できないので気をつけましょう。

• MTのDBはあまり大きくなりにくい のでdb.t2.microインスタンスでも 結構改善したりします。

• DBを独立させることで、MTの複数 インスタンス構成も容易になります。

Page 65: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS の運用での注意点

動作が重く、設定でも改善しない場合

インスタンス増強の前に! • まずデータベースをRDSに分離する ことを検討しましょう。

• ただしRDSはインスタンスの停止が できないので気をつけましょう。

• MTのDBはあまり大きくなりにくい のでdb.t2.microインスタンスでも 結構改善したりします。

• DBを独立させることで、MTの複数 インスタンス構成も容易になります。

• くれぐれもRDSでクエリキャッシュの有効化をお忘れなく。

Page 66: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

本日のお品書き

1.Movable Type for AWS の特徴

2.Movable Type for AWS の運用での注意点

3.Movable Type for AWS を活用する

Page 67: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用の前に

Movable Type と AWS の相性は?

Page 68: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

Movable Type と AWS の相性

1.静的ファイル出力 • フロントへのアクセスが負荷にならない • S3に転送してStaticWebsiteHosting • アクセス多いならCloudFront CPUのコストがあまりかからない つまりは 低コスト で運用できます!

Page 69: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

Movable Type と AWS の相性

2.再構築とT2インスタンス • T2インスタンスでは高負荷時に自動的に性能をアップする機能(バースト)が実装されています。

• MTが重たいのはテンプレートビルドのとき、24時間管理画面を使うわけではないですよね?

再構築時は高負荷になるので自動的にバーストしてくれます。 つまりt2.microインスタンスでも再構築がかなり速い。

Page 70: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

結論

Movable Type と AWS の相性は 最高

Page 71: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

(補足)T2インスタンスの実力

10月18日開催の「JAWS-UG 沖縄 CMS 祭り!」で発表されたシックス・アパート高山さんのスライドにて

• インスタンス別再構築勝負 • 記事数:約3,500件 • 調査したインスタンス:

t2.micro、t2.medium、c3.large、c3.xlarge

Page 72: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

再構築勝負結果 バーストすごい!

インスタンスタイプ 再構築時間

t2.micro 2分55秒

t2.medium 2分47秒

c3.large 2分51秒

c3.xlarge 2分48秒

Page 73: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

勝負で得た教訓

• 1プロセスでの再構築に限っては t2.micro で十分 • ただし DataAPI など複数のリクエストを同時に処理したい場合には、t2.micro は不向き。

• コストを考えると DataAPI 使用サイトは t2.medium が有利。

DataAPI 勝負の結果など詳しい内容は高山さんのスライドをご参照ください!(ありがとうございました)

Page 74: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

本題に戻ります

Page 75: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

Page 76: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

聞きますよね?「S3から配信」とか。

そうです、あれです。

アプリケーションはEC2

静的ファイルはS3

Page 77: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

S3 Management Consoleで設定

Route53でEndpointを登録すれば

独自ドメインのホスト名で使える

Page 78: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

S3への転送方法:

1. Amazonプラグイン

http://tec.toi-planning.net/mt/amazon/

特定の拡張子であれば転送といった使い方もできる

素敵プラグイン

Page 79: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

S3への転送方法:

2. AWS CLI s3 sync もしくは s3cmd sync

• lsyncdでディレクトリを監視してS3と常に同期 便利だけどちょっと設定が面倒なことも。

Page 80: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

S3への転送方法:

2. AWS CLI s3 sync もしくは s3cmd sync

• シェルから都度実行 任意のタイミングで同期処理。 再構築時に余計なことをしないのでサーバにはやさしい。 それに・・・

Page 81: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

EC2側をステージングサーバ、S3/CloudFrontを公開サーバにする

リアルタイムに転送するのではなく、適切なタイミングで同期処理を行うことで可能に

EC2で確認 S3で公開

Page 82: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用例1:

S3でのStaticWebsiteHosting

弊社ではこんなプラグイン使ってます

近日公開します

Page 83: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

StaticWebsiteHostingとRoute53(DNS)の

ステキな組み合わせ(正常時)

mt-data-api.cgi等

静的ファイル+ エラードキュメント

Route53で 名前解決と

HealthCheck

リダイレクトする空のバケット

Page 84: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

StaticWebsiteHostingとRoute53(DNS)の

ステキな組み合わせ(障害発生時)

インスタンス停止!

mt-data-api.cgiの代わりにエラーファイル

リダイレクト

フェイルオーバー 名前解決の変更

Page 85: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

StaticWebsiteHostingとRoute53(DNS)の

ステキな組み合わせ

切り替わりは決して早くはない

でも、

アラートメール受けてマニュアルで対応するより

相当早いです

Page 86: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

Page 87: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

みなさんお気づきでしょうか?

Page 88: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

MTAssetThumbnailURLを 多用するほど再構築の コストが増えることに。

Page 89: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

何故か?

Page 90: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

何故か?

商用CMS故の厳格な処理でした

画像をMT以外からでも上書きできる環境では、上書きされた結果突然サムネイルを作成できなくなるケースが想定されるため、毎回画像を開いて確認している為。

Page 91: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

画像を開く=処理用メモリを確保 •画像が大きいとメモリを切り詰めている環境には 致命傷になりうる(t2.microとか)

•そんな環境ではできるだけリサイズ済みの画像を 使うようにし(て、タグの使用を回避し)ましょう

Page 92: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

弊社ではこんなプラグイン使うことも

1. サムネイル生成可能であるかの確認処理方法を切り替え可能にする機能

2. 省メモリで高速にリサイズする機能

3. ただし、サーバに直接画像をアップロードしない、もしくは 誰が上書きアップロードするかが厳格に管理できる環境限定

4. 黒魔術(?)系のプラグインなのでご了承ください

近日公開します

Page 93: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

計測(参考値):

インスタンスタイプ: t2.micro

画像: 3648x2736程度のもの25枚

計測方法: /mt/admin?__mode=list&_type=assetに アクセスして3回実施中の最速のWait時間を記録

Page 94: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

Movable Type for AWS を活用する

活用(?)例2:

MTAssetThumbnailURL対策

結果: asset_c内のファイルが揃っている状態

asset_c内のファイルを消した状態(リサイズ発生)

ノーマル 3.48sec

プラグイン 165.7msec

ノーマル 24.32sec

プラグイン 3.68sec

Page 95: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

(おまけ)直前の戦い

2日前・・・

アノヒジャネエカ(゚Д゚;)

Dear Amazon EC2 Customer, One or more of your Amazon EC2 instances in the ap-northeast-1 region is scheduled for retirement. The following instance(s) will be shut down after 12:00 AM UTC on 2014-11-29.

Page 96: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

今回やるべきことは

Stop→Startのみ、ただし冗長化なし

「EC2のメンテナンスのためサーバを 停止させてください!」

「クラウドなのになんで 止まるんですか?」

エッ(゚Д゚;)

Page 97: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

事務連絡

約9時間

メンテナンス作業

約10分

クラウドだってどこかで動いているサーバ

そんなことより

簡単なメンテナンス作業で済むことに感謝

※も・・もちろん大部分フィクションです(震え声)

Page 98: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

まとめ

•Movable Type for AWS は超オススメ •これからドキュメントが整備されていくことを期待しています! •プラグインは近日公開いたします (ドキュメント整備中デス…orz)

•田島誠先生の次回作にご期待ください。

Page 99: Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント

御清聴ありがとうございました

お問い合わせはエムロジック株式会社田島まで