「 Rescue311」ボランティア医療従事者による東日本大震災・被災者向け

メール医療相談〜我々に何が出来たのか

「筆頭演者の利益相反：開示すべき事項なし」

椎原 隆 1、渡辺美緒 1、熊田聡子 2、森田孝次 3、小篠史郎 4、小倉加恵子 5 、後藤麻美 6、村松一洋 7、伊東愛子 8

1 群馬県立小児医療センター神経内科、 2 東京都立神経病院神経小児科、 3 昭和大学小児科学教室、 4 熊本大学医学部附属病院発達小児科、 5 国立障害者リハビリテーションセンター研究所脳機能系障害

研究部発達障害研究室、 6 すわクリニック小児科、 7 群馬大学大学院医学系研究科小児

科学、 8 山形県立総合療育訓練センター

他多くの個人・企業のご協力・ご支援を頂きました、感謝。

東日本大震災以前から医療の現場は人手が足りているとは言えない状況。そんな中自分たち本来の持ち場を守りながら被災地・被災者の皆さんを手助けするため、電子メールを介した医療相談を試みた。

目的

携帯でも利用できる電子メールを介した相談

方法

結果

相談対象者年齢分布

3月上旬までで約 150件

考察 メール相談には多くの限界があり現地での医療支援の代替にはなり得ないが、情報通信技術活用の可能性を示唆できた。

電子メールを介した顔の見えないやり取りは、長年培ってきた臨床経験の枠に留まらない新たな工夫が必要。

今後災害時のみならず平常時から遠隔医療を有効に活用できる体制づくりが望まれる。

謝辞 本演題内容データ解析等多くの部分を順天堂大学医学部総合診療科福田洋准教授に負う。

Rescue 311の活動を可能にしてくれた全ての人に深く感謝します。