明日から差がつく 『ポートフォリオ構築と分散投資』明日から差がつく...
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明日から差がつく『ポートフォリオ構築と分散投資』明日から差がつく『ポートフォリオ構築と分散投資』
1.分散投資って何?2.ポートフォリオとは?3.相関係数って何?4.ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?①5.ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?②6.最適なポートフォリオは?
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分散投資って何?
金融資産に投資を行う場合、一つの資産に偏った投資を行うと、その資産が値下がりしたとき、大きな損失を被ってしまう可能性があります。しかし、いくつかの金融資産に分けて投資を行えば、もし一つの資産が値下がりしても他の資産でカバーできる可能性があるため、資産全体の値動き(リスク)を安定させる効果が期待できます。
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さまざまな資産を組み合わせて投資を行うことです。
※上記はイメージ図であり、すべてを説明しているものではありません。
Donʼt put all your eggs in one basket."すべての卵をひとつのカゴに盛るな"
卵をひとつのカゴに盛ると… 卵を複数のカゴに分けて盛れば…
すべて割れてしまった…
被害が小さく済んで
よかった!
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ポートフォリオとは?運用している資産の組み合わせ状況のことです。この「ポートフォリオ」を組む最大の狙いは、前述の「分散投資」の効果を享受することにあります。一つの金融資産に投資するよりも、複数の金融資産に投資したほうが、金融資産ごとの異なるリスクとリターンを分散させることができ、リスクを低減させることが可能となります。
しかし、分散投資は同じリスク(同じような値動き)の金融資産にしても、その効果はあまり期待できません。分散投資をする際は、異なるリスク(異なる値動き)の金融資産を組み合わせることが重要であり、相関がポイントとなります。
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※上記はイメージ図であり、すべてを説明しているものではありません。
ポートフォリオのパターン例
債券:コモディティ:リート:株式=25%:25%:25%:25% 債券:株式=70%:30% 債券:株式:リート=50%:30%:20%
ポートフォリオのパターン例
株式 債券
リート コモディティ
株式
債券 株式債券
リート
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相関係数って何?2つのデータの連動性の度合いを示したものです。「▲1から+1」の範囲の数値で表されます。+1に近いほど同じ方向の動きとなり、▲1に近いほど逆の方向に動くことを示します。0の時は無関係な動きになります。
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似た動きをする2銘柄の場合 バラバラな動きをする2銘柄の場合 逆の動きをする2銘柄の場合
※上記は一定の条件に基づく試算を示したものであり、特定の商品の動向や投資成果を示唆・保証するものではありません。
相関係数=+0.9(正の相関) 相関係数=±0.0(無相関) 相関係数=▲0.9(負の相関)
6040
80100120140160
60
80
100
120
140
160銘柄A銘柄B
▲4
▲2
0
2
4
▲4 ▲2 0 2 4
銘柄Bの日次リターン︵%︶
銘柄Aの日次リターン(%)
▲4
▲2
0
2
4
▲4 ▲2 0 2 4
銘柄Bの日次リターン︵%︶
銘柄Aの日次リターン(%) 銘柄Aの日次リターン(%)
60
80
100
120
140
160
▲4
▲2
0
2
4
▲4 ▲2 0 2 4
銘柄Bの日次リターン︵%︶
銘柄A銘柄B
銘柄A銘柄B
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ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?①2銘柄の場合、以下の数式で算出します。
一見すると難しそうに見えますが、EXCELでVARP関数、COVAR関数、SQRT関数を使えば簡単に算出できます。
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※上記は一般的な事項を説明するものであり、すべてを説明するものではありません。
WA…銘柄Aの組み入れ比率 WB…銘柄Bの組み入れ比率σA …銘柄Aのリスク(標準偏差) σB …銘柄Bのリスク(標準偏差)EA …銘柄Aの年率リターン EB …銘柄Bの年率リターン
VARP関数 ・・・分散を算出する関数COVAR関数 ・・・共分散を算出する関数SQRT関数 ・・・平方根を算出する関数
ポートフォリオのリスク(標準偏差)
ポートフォリオのリターン
※Cov(A,B):銘柄Aと銘柄Bの共分散を示しており、各銘柄の平均リターンからの各時点のリターンのかい離の積の平均値
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ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?②エクセルを使って右図のようなポートフォリオの年率リスクと年率リターンを算出してみましょう。
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ポートフォリオの構成
債券B30%
株式A70%
※上記は一般的な事項を説明するものであり、すべてを説明するものではありません。
債券Bの年率リターン(EB)=D14/D2-1=11.3% ポートフォリオの年率リターン
0.1%*70%+11.3%*30%=3.5%ポートフォリオの年率リスク=10.7%
→年率データに調整するために√12を掛ける
=G8*SQRT(12)
=SQRT(0.7 2̂*G2+0.3 2̂*G4+2*0.7*0.3*G6)
=COVAR(C3:C14,E3:E14)
=VARP(E3:E14)
=VARP(C3:C14)
A
株式Aの年率リターン(EA)=B14/B2-1=0.1%
B C F GED
1
234567891011121314
スタート時点1ヵ月後2ヵ月後3ヵ月後4ヵ月後5ヵ月後6ヵ月後7ヵ月後8ヵ月後9ヵ月後10ヵ月後11ヵ月後12ヵ月後
100.093.490.097.296.795.189.488.894.996.597.196.0100.1
-6.6%-3.6%8.0%-0.4%-1.7%-6.0%-0.7%6.9%1.6%0.7%-1.1%4.3%
10010010110199100101104107108107111111
0.5%0.8%0.0%-2.1%0.9%1.4%2.9%2.7%1.3%-1.5%3.7%0.5%
σA2
σB2
Cov(A,B)
σP
年率換算
0.19%
0.026%
-0.0004%
3.088%
10.7%
株式A 株式Aの月次騰落率 債券B 債券Bの
月次騰落率ポートフォリオのリスクの求め方
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最適なポートフォリオは?投資家ごとに異なります。なぜなら、リスクの許容度や求めるリターンの高さなどは投資家ごとに異なるからです。
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詳細データ
保有比率銘柄A番号 銘柄B リターン リスク リターン÷リスク
ポートフォリオ
0%
25%
38%
70%
100%
100%
75%
62%
30%
0%
7.0%
6.5%
6.2%
5.6%
5.0%
30%
23%
20%
16%
20%
0.23
0.28
0.31
0.34
0.25
※上記は一定の条件に基づく試算を示したものであり、特定の商品の動向や投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。
※相関係数0.3の場合
下図は、銘柄Aの投資比率を0~100%、銘柄Bの投資比率を100~0%とした各ポートフォリオのリスク・リターンを抽出したものです。
リスク・リターン図
4%
5%
6%
7%
8%
10% 15% 20% 25% 30% 35%
リターン
リスク
❶
❷
❸
❹
❺❺
❶
❷❸
❹
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