ふれあいだより - kozoji-donguris.or.jp · npo法人...

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遺産相続をめぐるトラブルをよく耳にする。 それを避けるために、生前に遺言を作成してお くのがよい。では、遺言はどう作成すればよい のだろうか? そんな疑問に応えるべく、10 月21日の「どんぐりsカフェ」は、愛知総合 法律事務所高蔵寺事務所長の服部文哉弁護士に 「弁護士から学ぶ遺産相続の基礎知識」と題し て、主として遺言を中心に話をしていただいた 写真遺言には①自筆証書、②公正証書、③秘密証 書の3種類があるが、①は費用がいらないが、 相続人が裁判所で検証手続きが必要、②は相続 人同士の争いになることは少ないが、作成に費 用がかかる、といった長所と短所があるとの説 明の後、遺言作成手続き・方法、遺言を作った 方が良い人とは、失敗例など、実例紹介があっ た(なお、③は極めて稀にしかないとのこと)。 とかく法律に関することは、解説書を読んでも わかり難いことが多いが、専門家による具体例 を交えながらの解説は、参加者の理解の助けに なったのではないかと感じた。(藤城 栄一テーマ: 小さな生活拠点と暮しの道づくり 師: 竹内伝史岐阜大名誉教授(高座台在住) 時:11月18日(土)13:30~16:00 場:東部ほっとステーション (サンマルシェ南館1階) 資料代: 200円 ●電話か又は直接面談会場にお越しください ☎080-4540-3553(どんぐりS事務局) 面接相談会日時:11月12日(日)、26日(日) (ともに13:30~16:00 場:東部ほっとステーション ふれあいだより 080-4540-3553NO 95 2017.11.10 役員会でいつも議論になるのが「どんぐり sカフェ」のテーマ選定だ。竹内伝史岐阜大 名誉教授に講師をお願いする11月18日のカ フェは、9月の「高齢社会の“足”の確保は 地区の拠点づくりから」に続く、「まちづく りセミナー第2弾」。テーマは、地区の「生 活拠点」に焦点をあてる方針だったが、「分 かりにくい」「テーマとして大きすぎる」な どの指摘があり見直すことになった。●この 結果、18日のカフェは、「小さな生活拠点 と暮らしの道づくり」をテーマに、地域と交 通ネットワークの結節点を交流の場として活 用したり、地域コミュニティーが生活道路を 管理し、車の速度が出しにくく工夫したりし ている国内外の先進地の紹介をしてもらい、 議論をすることになった。●「生活拠点づく り」は、一回のカフェでは十分議論が尽くせ ない。部外の人も加え、「まちづくり研究会 (仮称)」を立ち上げ、生活者の視点で交流 を促進する魅力あるニュータウンづくりをじっ くり検討することになった。(明賀 雄二役員会から(10月21日) 10月の「どんぐりsカフェ」から 相続でもめない遺言の作成方法指導 11月の「どんぐりsカフェ」 11月の「高齢者・すまい無料相談」

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Page 1: ふれあいだより - kozoji-donguris.or.jp · NPO法人 高蔵寺ニュータウン再生市民会議発行(☎080-4540-3553) no 95 2017.11.10 役員会でいつも議論になるのが「どんぐり

遺産相続をめぐるトラブルをよく耳にする。

それを避けるために、生前に遺言を作成してお

くのがよい。では、遺言はどう作成すればよい

のだろうか? そんな疑問に応えるべく、10

月21日の「どんぐりsカフェ」は、愛知総合

法律事務所高蔵寺事務所長の服部文哉弁護士に

「弁護士から学ぶ遺産相続の基礎知識」と題し

て、主として遺言を中心に話をしていただいた

=写真。

遺言には①自筆証書、②公正証書、③秘密証 書の3種類があるが、①は費用がいらないが、

相続人が裁判所で検証手続きが必要、②は相続

人同士の争いになることは少ないが、作成に費

用がかかる、といった長所と短所があるとの説

明の後、遺言作成手続き・方法、遺言を作った

方が良い人とは、失敗例など、実例紹介があっ

た(なお、③は極めて稀にしかないとのこと)。

とかく法律に関することは、解説書を読んでも

わかり難いことが多いが、専門家による具体例

を交えながらの解説は、参加者の理解の助けに

なったのではないかと感じた。(藤城 栄一)

テーマ: 小さな生活拠点と暮しの道づくり講 師: 竹内伝史岐阜大名誉教授(高座台在住)日 時:11月18日(土)13:30~16:00会 場:東部ほっとステーション

(サンマルシェ南館1階)資料代: 200円

●電話か又は直接面談会場にお越しください

☎080-4540-3553(どんぐりS事務局)

面接相談会日時:11月12日(日)、26日(日)

(ともに13:30~16:00

会 場:東部ほっとステーション

ふれあいだよりNPO法人 高蔵寺ニュータウン再生市民会議発行(☎080-4540-3553)

NO

952017.11.10

役員会でいつも議論になるのが「どんぐり

sカフェ」のテーマ選定だ。竹内伝史岐阜大

名誉教授に講師をお願いする11月18日のカ

フェは、9月の「高齢社会の“足”の確保は

地区の拠点づくりから」に続く、「まちづく

りセミナー第2弾」。テーマは、地区の「生

活拠点」に焦点をあてる方針だったが、「分

かりにくい」「テーマとして大きすぎる」な

どの指摘があり見直すことになった。●この

結果、18日のカフェは、「小さな生活拠点

と暮らしの道づくり」をテーマに、地域と交

通ネットワークの結節点を交流の場として活

用したり、地域コミュニティーが生活道路を

管理し、車の速度が出しにくく工夫したりし

ている国内外の先進地の紹介をしてもらい、

議論をすることになった。●「生活拠点づく

り」は、一回のカフェでは十分議論が尽くせ

ない。部外の人も加え、「まちづくり研究会

(仮称)」を立ち上げ、生活者の視点で交流

を促進する魅力あるニュータウンづくりをじっ

くり検討することになった。(明賀 雄二)

役員会から(10月21日)

10月の「どんぐりsカフェ」から

相続でもめない遺言の作成方法指導

11月の「どんぐりsカフェ」

11月の「高齢者・すまい無料相談」

Page 2: ふれあいだより - kozoji-donguris.or.jp · NPO法人 高蔵寺ニュータウン再生市民会議発行(☎080-4540-3553) no 95 2017.11.10 役員会でいつも議論になるのが「どんぐり

11月2日、3日の両日、サンマルシェ連絡通

路において、高蔵寺ニュータウン住宅流通促進

協議会主催、「どんぐりs」の協力による「す

まい困りごと相談会」が開かれた。この相談会

は昨年に続くもので、初日の2日は「どんぐりs」

から3名、翌3日は2名の相談員が対応した。

2日とも好天に恵まれ、人の出は結構あったも

のの、相談件数は2日2件、3日2件、計4件と昨

年の8件を大幅に下回った。企画から実施までか

なり短期間で広報宣伝が不十分だったこともあ

るが、他の要因の一つに超高齢社会が抱える問

題から発生した現象とも考えられ、対応の難し

さが浮き彫りになった。すまい問題はそれ自体

に多額の金銭がかかり、また実行するには家族

や工事関係者と何回もの打ち合わせや調整が必

要である。また昨今、高齢者向けの詐欺事件が

多発していて、高額な金額に対して大変慎重に

なっている。このようなことをクリアーするに

は相当なエネルギーが必要で、相談者が減少し

てきたことはやむを得ない現象とも言える。こ

の状況が進行した場合、街は老朽化した住宅や

空家が増え、衰退に拍車をかける。春日井市が

音頭を取って設立された「高蔵寺ニュータウン

住宅流通促進協議会」が本気になって活動する

時が来たことを示している。 (寺島 靖夫)

10月4日、春日井市は地元商工会議所や銀行

などの共同出資による第三セクター「高蔵寺ま

ちづくり株式会社」(社長;加藤副市長)の設

立を発表しました。事業はメインである住宅流

通促進の他、「高蔵寺まなびと交流センター」

(旧藤山台東小施設)の管理のようです。その

他、トヨタ自動車との電動車椅子の実証実験の

運営事業の一環として、早速、今月12日にはサ

ンマルシェを会場としたプレ走行会と無料試乗

会、15日~28日の期間中には「歩行支援モビ

リティサービス実証実験」が開催されます。

日 時:11月8日(水)22日(水)

(ともに13:00~16:00)

会 場:「いつだっていま」

(高森台6丁目東高森台集会所そば)

連絡先:080-4540-3553

(どんぐりs事務局)

参加費:200円

小出清治さんを偲ぶ「どんぐりs」に多大な貢献をされた小出

清治さんが亡くなられてからはや、一年にな

ろうとしている。思い出すたびに、茫洋とし

て心を癒やしてくれる実に不思議な惜しまれ

る人であった。接点は、約40年前、中央台

団地に入居し、自治会を設立した際、お互い

発起人としての間柄がスタートだった。広報

部長を担当し、手刷りの会報紙にユニークな

挿絵を入れ、読む者をなごませてくれる豊か

な感性の持ち主であった。特にデザイン力に

すぐれ、「どんぐりs」紹介リーフレットや

楽農会の宣伝用看板、産直用ポスター等、多

くの痕跡を残している。また、ニュータウン

住民のための情報広場として、どんぐりsH

Pにも繋がる高蔵寺便利帳サイトを立ち上げ

たのも記憶に新しい。

反面、宇宙にも造詣が深く、量子論をとく

とくと語る等、論理的な一面もあった。人間

味に溢れ、俳句をたしなみ、映画を語り、懇

親会等には必ず顔を出しビールをこよなく愛

した。ときにはパイプで煙をくゆらせ、いつ

でも声をかければ、気さくに話せるあの笑顔

に時々、無性に会いたくなる。(堀内 泰)

私の朝・昼・晩

住宅流通促進協と「すまい相談会」

相談件数、昨年下回る

黄色のじゅうたん(愛知・祖父江町)森 健

高蔵寺まちづくり会社が設立

11月の「大人のたまり場」