伐採木利活用であずまやを現地で製作 -...
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伐採木利活用であずまやを現地で製作とち木゛の会協力・真岡工業高校実習教育に活用
【日 時】平成21年11月28日(土)・29日(日)【場 所】栃木県宇都宮市桑島町地先 (きよはら水辺の楽校)
【参 加 者】真岡工業高校 生徒10名(男子8名女子2名) 先生 3名(男性2名女性1名) 「とち木゛の会」高橋事務局長、他1名 下館河川事務所 5人 施工業者 4人 計24名
【四阿寸法】長さ4.55m×巾3.64m×高さ3.0m 【構 造】二重野地板構造切妻タイプ【材 料】伐採木:親柱、梁、屋根(竹) 間伐材:棟木、母屋、野地板他
伐採木の処分に関する費用の節減と伐採木利活用の取組のさらなる拡大と推進を図るため、宇都宮市桑島町地先(鬼怒川左岸)にあずまやを試行的に製作し、設置しました。ここは、「きよはら水辺の楽校」の活動場所に面し、年間をとおして実施される種々の活動の拠点として利用することが出来ます。 また、設置にあたっては、「地球温暖化防止」と「地産地消運動」の一体化を推進している「とち木゛の会」が指導者として協力し、真岡工業高校建築科及び建設科の生徒達が実習教育として参加しました。
みんなで造ったあずまやの前で
121号線
408号線
桑島大橋
きよはら水辺の楽校位 置 図
鬼怒川→
宇都宮市
伐採木利用のあずまやづくり(真岡工業高校建築生徒) 平成21年11月28日~29日 宇都宮市桑島地先(きよはら水辺の楽校を望む堤防上)
28日
朝礼:作業内容と安全確認を打ち合わせる 伐採木の柱に梁や桁を載せる 梁にモヤ・ムネ木をセット 半分に割った竹の節抜き・表面ブラッシング 垂木等のセット
垂木等のビス打ち 内部梁にも曲がった伐採木使用 野地板を寸法測定し、切断準備
野地板を切断機によりカット 野地板のバーナーによる焼き焦がし 野地板をブラッシングし、木目出し 野地板を横方向に設置 通湿シートを張って固定
野地板縦方向に設置 休憩タイム:鬼怒川の歴史勉強会 休憩タイム:竹トンボ名人からの竹トンボ教室
柱はニセアカシア・けやき材、柱間1.8×2.7m
通湿シートにキズリ・ノブチで固定
洪水時に支障となった河川敷内伐採木を利用した「あずまや」を間伐材の利活用を推進している「とち木゛の会」の指導を得て、真岡工業高校の建築科1~3年生が建てました。だ
29日
伐採木利用のあずまやづくり(真岡工業高校建築生徒) 平成21年11月28日~29日 宇都宮市桑島地先(きよはら水辺の楽校を望む堤防上)
伐採竹の高さを3cmでカット(裏表で50本) 屋根の裏表に同じ竹が来るよう同じ番号明示 野地板に防水シートを張る 防水シートの接着固定と端部カット 墨だしにより雨トイ固定箇所の明示
雨トイのセット・固定 孟宗竹のセット・固定
真岡工業高校生10人 全国に一つ、みんなで造ったあずまやの前で
柱や梁・桁の焼き焦がしをブラッシングし木目を出す
竹の下地部材の固定角材は、切断機によりカット 河川敷側からの状況
竹の最後の調整
真岡工業高校生から ・貴重な経験として、こんなプロジェ クトに参加できて大変うれしいです。 ・木を有効利用ができることは、大 変良いことだと思います。 ・学校の課題で研究でエコに取り組 んでいるので、今回の作業は勉強 になりました。 ・伐採木の再利用は、無駄をなくすこと につながり、環境にいいと思う。 ・自分たちの造った建物が実際に役に立 つのはうれしい。
伐採木利活用であずまやを現地で製作~ とち木゛の会協力・真岡工業高校実習教育に活用
記 者 発 表 資 料
下館河川事務所では、洪水時の水の流れの阻害やゴミの不法投棄の温床になるなど、河川管理上支障となっている河川敷に繁茂している樹木を、自然環境に配慮しながら計画的に伐採しています。
伐採した樹木については、処分費の削減と木材資源の有効活用等を図るため、鬼怒川・小貝川の沿川自治体と協働・連携し、伐採木を利活用する取組を実施しています。沿川自治体の利活用事例としては、学校への学習教材、防災用機材等があります。
また、当事務所では、堤防上の車止めや堤防への階段設置材料等として利活用しています。
今回、伐採木利活用の取組のさらなる拡大と推進を図るため、宇都宮市桑島町地先(鬼怒川左岸)にあずまやを試行的に製作し設置します。ここは 「きよはら水辺、の楽校」の活動場所に面し、年間をとおして実施される種々の活動の拠点として利用することが出来ます。
また、設置にあたっては 「地球温暖化防止」と「地産地消運動」の一体化を推進、している「とち木゛の会」が指導者として協力し、真岡工業高校建築科及び建設科の生徒達が実習教育として参加します。
【日 時】 平成21年11月28日(土 ・29(日))両日とも9時~15時まで
【場 所】 宇都宮市桑島町地先(きよはら水辺の楽校)
【内 容】 伐採木を利活用してあずまやを作ります
平成21年 11月 25日国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所
発表記者クラブ
竹芝記者クラブ 横浜海事記者クラブ 神奈川建設記者会茨城県政記者クラブ 栃木県政記者クラブ 筑西市記者クラブ宇都宮市役所記者クラブ
問い合わせ先
〒308-0841 茨城県筑西市二木成1753番地国土交通省関東地方整備局下館河川事務所
副 所 長 : 竹 内(タケウチ)管理課長 : 橋 本(ハシモト)
電話 0296-25-2169 (管理課直通)
河川内の樹木が密集して生えていると、洪水の流下の阻害となるなど、治水上問題となったり、河川巡視の視認が困難となる、ゴミの不法投棄の温床となるなど、河川管理上の支障となっています。
『パートナーシップwithリバー』プロジェクト ~地域との川を軸とした協働・連携事業~
下館河川事務所
河川巡視に支障 ごみの不法投棄の温床
『パートナーシップwithリバー』プロジェクト~地域との川を軸とした協働・連携事業~
・河川事業への理解向上
・防災意識の向上
・伐採木処理コスト縮減
・行政サービスの向上
・防災意識の向上
・材料費のコスト縮減
・治水安全度の向上
・利便性の向上
・生活環境の改善
下館河川事務
このため、自然環境に配慮しつつ、計画的に伐採を行っています。
河道内樹木による河川管理上の支障例
国土交通省下館河川事務所では、『河川事業への理解向上』、『防災意識の向上』や『伐採した木について処分費の縮減』を図ると共に、伐採木を利活用した『地域の生活環境の改善』や『地域の活性化』を進めるため、『沿川自治体18市町と協働・連携』し、これら伐採木の利活用を行う取り組みを進めています。
丸太椅子を職員自ら加工
市管理の公園内で丸太椅子に利用
真岡市(旧二宮町)
地域イベントでヒラタケ植菌に利用
下妻市
地域イベントで水鉄砲の製作に利用
学校教育でヒラタケ栽培に利用
取手市
学校教育でシイタケ、ヒラタケ
の栽培に利用
伐採木利活用の事例
伐採前 伐採後
伐採木の発生利活用
筑西市
防災訓練の担架に利用
下館河川事務所
沿川自治体の利活用 国の利活用
堤防法面に階段として利用
堤防天端に車止めとして利用
408号線
桑島大橋
鬼怒川→
新鬼怒橋
121号線
408号線
桑島大橋
きよはら水辺の楽校
○集合場所 きよはら水辺の楽校(栃木県宇都宮市桑島町地先)
鬼怒川→
開 催 場 所 案 内 図
123号線
121号線
【 ゼンリン電子地図帳にて作成】
洪水時に障害になった伐採木や竹から
あずまやをみんなでつくります!
伐採し、仮置き場へ運搬
柱材の皮むき作業
設計図検討作成中!
建築の専門家「とち木゛の会」が、あずまやの構造は伐採木を柱にし、間伐材を屋根下地にして二重野地板構造で通気層を確保します。屋根には竹も使います。
洪水時に流れの阻害になる樹木などを伐採します
日 時 平成21年11月28日(土)・29日(日) 午前9時から15時場 所 宇都宮市 きよはら水辺の楽校募 集 小中学生・・・作り方の見学、伐採木・竹から小物づくり 高校・大学生等・・・建築を勉強しながらの建物づくり内 容 伐採木からあずまやを作ります主 催 国土交通省下館河川事務所、とち木゛の会協 力 きよはら水辺の楽校協議会 栃木県立真岡工業高校建築科・建設科問合せ 国土交通省 石井出張所 電028-667-0570
鬼怒川を管理している下館河川事務所では、河川敷の支障となった伐採木の利活用を流域の18市町と連携を図る検討会を立ち上げています。処分費を削減し、有効に利用しようとしています。
とち木゛の会(小西敏正会長:宇都宮大学名誉教授)では、間伐材の有効利用や県内小学校などへの炭焼き体験などを通して地球温暖化に興味を持ってもらおうとしています。
いろいろなイベントを眺められる堤防上に設置します。
参加費:無 料(ボランティア保険をかけます)
きよはら水辺の楽校は鬼怒川に面しています。
あずまや設置