日本大学理工学部は2020年、創設100周年を迎えます。 量子理工 … · 新宿...

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新宿 飯田橋 高田馬場 池袋 西日暮里 秋葉原 上野 錦糸町 西船橋 北千住 津田沼 本八幡 北習志野 京成津田沼 船橋日大前 東葉勝田台 千葉→ 水戸→ ←松戸 つくば→ 新松戸 土浦 南浦和 舞浜 南船橋 蘇我→ 新津田沼 東京 勝田台 渋谷 御茶ノ水 新御茶ノ水 小川町 神保町 大手町 成田空港→ 九段下 JR中央・総武線 京成本線 東京メトロ丸ノ内線 JR山手線 新京成線 東京メトロ千代田線 JR武蔵野・京葉線 東京メトロ半蔵門線 つくばエクスプレス JR常磐線 東京メトロ東西線 東葉高速鉄道 都営新宿線 駿河台キャンパスと船橋キャンパスは 大手町駅乗り換えで約50分で 結ばれています。 船橋キャンパス 駿河台キャンパス JR中央・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 徒歩5分 都営新宿線 小川町駅 徒歩5分 東葉高速鉄道(東京メトロ東西線乗り入れ) 船橋日大前駅 西口徒歩1分 2020 Graduate School of Science and Technology, Nihon University www.cst.nihon-u.ac.jp/graduate_school/ 日本大学大学院理工学研究科 駿河台キャンパス 〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 TEL 03-3259-0514(庶務課) 船 橋キャンパス 〒274-8501 千葉県船橋市習志野台7-24-1 TEL 047-469-5330(庶務課) 土木工学専攻 交通システム工学専攻 建築学専攻 海洋建築工学専攻 まちづくり工学専攻 機械工学専攻 精密機械工学専攻 航空宇宙工学専攻 電気工学専攻 電子工学専攻 情報科学専攻 物質応用化学専攻 物理学専攻 数学専攻 地理学専攻 量子理工学専攻 日本大学理工学部は2020年、創設100周年を迎えます。

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新宿

飯田橋

高田馬場

池袋 西日暮里

秋葉原

上野

錦糸町西船橋

北千住

津田沼本八幡 北習志野

京成津田沼

船橋日大前 東葉勝田台

千葉→

水戸→←松戸

つくば→

新松戸 柏 土浦

南浦和

舞浜 南船橋蘇我→

新津田沼

東京

勝田台

渋谷

御茶ノ水

新御茶ノ水小川町神保町

大手町

成田空港→

九段下

JR中央・総武線

京成本線

東京メトロ丸ノ内線

JR山手線

新京成線

東京メトロ千代田線

JR武蔵野・京葉線

東京メトロ半蔵門線

つくばエクスプレスJR常磐線

東京メトロ東西線東葉高速鉄道

都営新宿線駿河台キャンパスと船橋キャンパスは大手町駅乗り換えで約50分で結ばれています。

船橋キャンパス

駿河台キャンパス JR中央・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩3分

東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 徒歩5分都営新宿線 小川町駅 徒歩5分

東葉高速鉄道(東京メトロ東西線乗り入れ)船橋日大前駅 西口徒歩1分

日本大学大学院理工学研究科 2

02

0G

raduate School of Science and Technology, Nihon U

niversity

www.cst.nihon-u.ac.jp/graduate_school/

日本大学大学院理工学研究科駿河台キャンパス 〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 TEL 03-3259-0514(庶務課)船 橋キャンパス 〒274-8501 千葉県船橋市習志野台7-24-1 TEL 047-469-5330(庶務課)

土木工学専攻

交通システム工学専攻

建築学専攻

海洋建築工学専攻

まちづくり工学専攻

機械工学専攻

精密機械工学専攻

航空宇宙工学専攻

電気工学専攻

電子工学専攻

情報科学専攻

物質応用化学専攻

物理学専攻

数学専攻

地理学専攻

量子理工学専攻日本大学理工学部は2020年、創設100周年を迎えます。

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

日本のエンジニアリーダーはここから生まれます。

自然環境を護り、社会倫理を尊び、学術の理論および技術の深奥を究め、世界の平和と人類の福祉に貢献できる高度な専門的能力を有する人材を育成する。

教育理念には、「学術の理論および技術の深奥を究める」「高度な専門的能力の養成」というキーワードが含まれていて、これが大学院教育の要となっています。この教育理念に基づく教育方針を、理工学部と同様に「質の高い、個性・特色ある人材を育成する」と定めています。そして、「質の高い人材育成」に対する教育目標を、博士前期課程では、体系化された高度な専門基礎学力の養成を基本とし、「高度な思考力」「高度な実践力」という教育付加価値の形成と定め、自立して研究ができる能力を有する高度な専門家の輩出を目指します。博士後期課程では、高度な専門的能力の醸成を基本とし、「応用的思考力」「応用的実践力」という教育付加価値の形成と定め、世界トップレベルの研究力を有する研究者の輩出を目指します。一方、「個性・特色ある人材育成」に関する教育目標を、博士前期課程では、国際社会で協調して活躍できる能力および魅力ある人間力の育成とします。博士後期課程では、総合デザイン力、マネージメント力、および未来指向性人間力の育成とします。

教育理念

教育方針と教育目標

2 受賞紹介

5 社会で活躍する修了生

18 土木工学専攻20 交通システム工学専攻22 建築学専攻24 海洋建築工学専攻26 まちづくり工学専攻28 機械工学専攻30 精密機械工学専攻32 航空宇宙工学専攻34 電気工学専攻36 電子工学専攻38 情報科学専攻40 物質応用化学専攻42 物理学専攻44 数学専攻46 地理学専攻48 量子理工学専攻

12 各種支援制度13 就職・キャリア支援プログラム14 就職状況内訳

10 大学院のススメ

15 アドミッション・ポリシー16 ディプロマ・ポリシー17 カリキュラム・ポリシー

15 教育ポリシー

18 専攻紹介

50 研究紹介50 特許件数・学外からの研究補助金52 学位取得状況・学位授与状況

53 タワー・スコラ54 理工学研究所/研究施設55 理工学部/研究・実験施設57 量子科学研究所

50 研究実績とデータ

53 研究施設

58 海外学術交流60 研究科長メッセージ61 キャンパス紹介・沿革

このガイドブックに登場する学生の学年は2018年度のものです。

Contents

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

※教員の資格と学生の学年は受賞当時のものです。

土木工学専攻 M2濱野 北斗ほか

土木学会第13回景観・デザイン研究発表会 優秀ポスター発表賞サルバティーコ橋のイベント効果と手法について

交通システム工学専攻 M1太田 耕介

日本福祉のまちづくり学会第21回全国大会 大会奨励賞3次元点群データを用いた車いす使用者におけるサインの視認性評価 −地下改札外コンコースを対象として−

交通システム工学専攻 准教授伊東 英幸教授藤井 敬宏

4th International Conference on Science, Engineering and EnvironmentBest Paper AwardLIFE CYCLE IMPACT ASSESSMENT OF NEW GROUND MATERIAL AND EMBANKMENT CONSTRUCTION METHODS CONSIDERING RECYCLING

建築学専攻 教授今村 雅樹

日本建築家協会優秀建築選2018

「熊本県医師会館」2017年に竣工した事務所と集会場を持つ地上6階建建築で、意匠設計を伊藤喜三郎建築研究室・今村雅樹(アーキテクツ)設計JVが担った。

海洋建築工学専攻 特任教授増田 光一教授居駒 知樹准教授恵藤 浩朗

日本沿岸域学会出版・文化賞水波工学の基礎

電気工学専攻 M2谷 翔樹

照明学会優秀研究発表者賞素材の異なるカーボンネットに赤外照射したときの消霧効果の検討

電気工学専攻 准教授戸田 健

電気学会平成29年度産業応用部門優秀論文発表賞(国際ワークショップ)A Study on Synchronous Effect of A Blinking Eyes Desktop Mascot on PC User Eyes Blink Under Stroop Color Word Tasks

電気工学専攻 M2玉田 洋介

日本塑性加工学会日本塑性加工学会賞学生奨励賞超音波複合振動源による面状振動を用いた異種金属の接合

電子工学専攻 M2上田 拓矢

電気学会電子回路技術委員会奨励賞段差型主反射鏡と凹凸型副反射鏡を用いた超音波の指向制御

まちづくり工学専攻 M2水石 知佳

土木学会平成30年度土木学会全国大会第73回 年次学術講演会優秀講演者賞東京港における水上交通を活用した海上景観の魅力形成に関する研究−雨天時における海上景観特性について−

精密機械工学専攻 M2阿部 水樹

電子情報通信学会東京支部学生功労賞電子情報通信学会東京支部学生会の運営に携わった幹事に送られる功労賞

土木工学専攻 助手山田 雄太ほか

土木学会論文奨励賞引張主鉄筋に沿う人工損傷の長さがせん断補強筋の無いRCはりの疲労耐荷機構に及ぼす影響

交通システム工学専攻 准教授伊東 英幸

日本環境共生学会奨励賞これまでの研究活動が環境共生学の進歩、発展に貢献したものとして評価

建築学専攻 教授重枝 豊

日本建築学会2018年日本建築学会賞(業績)近年中に完成した学術・技術・芸術などの進歩に寄与する優れた業績に対して授与された。

まちづくり工学専攻M1新橋 一士

土木学会平成30年度土木学会全国大会第73回 年次学術講演会優秀講演者賞寺社に接続する道空間を対象としたまちづくりに関する研究−朱引内に立地する「横道型」の寺社にみる

「寺社情緒」の空間的波及状況−

精密機械工学専攻 博士前期課程修了生加藤 勇樹博士前期課程修了生荻原 知良教授青木 義男

日本歯科理工学会平成29年度論文賞歯科矯正用アンカースクリューの引き抜き試験および有限要素法による数値解析

航空宇宙工学専攻 教授宮崎 康行

日本機械学会日本機械学会宇宙工学部門功績賞超小型人工衛星や展開宇宙構造物の研究・教育ならびに宇宙実証の研究開発プロジェクトへの参加を通じ、長きにわたり日本の宇宙工学の発展と若手育成に多大な貢献をしたことに対する表彰

電気工学専攻 M2向山 友里子

電子情報通信学会超音波研究会音響・超音波サブソサイエティ学生研究奨励賞 強力空中超音波の広範囲照射による固体浅層の複数欠陥のイメージング

精密機械工学専攻 M2鈴木 真里

日本音響学会学生優秀発表賞聴取状態の違いによる車両接近報知音の認知性に関する検討

電子工学専攻 教授大谷 昭仁

経済産業省産業技術環境局長賞工業標準化事業表彰

電子工学専攻 D2菅野 翔太

駿博会駿博奨励賞アンダーサンプリングを用いた無線通信評価システム

情報科学専攻 M2小寺 建輝M1房安 良和

千葉県警察本部生活安全部第4回千葉県警生活安全部長杯争奪 CTF(Capture The Flag)大会優勝情報セキュリティ技術についてクイズ形式で出題される競技会において、県警約30チームと学術機関4チームが参加の中、2位と圧倒的な得点差で優勝

海洋建築工学専攻 教授桜井 慎一M2渡邊 亮D1鷹島 充寿

日本沿岸域学会平成30年度日本沿岸域学会論文賞津波ハザードマップの表記内容の統一性に関する研究−全国の沿岸市町村における不統一の現状と課題

海洋建築工学専攻 M2柴田 明菜

日本建築学会2018年度日本建築学会大会(東北)学術講演会 海洋建築部門 「若手優秀発表賞」津波漂流物の衝突を想定したRC造柱の挙動に関する実験的研究 その3 実験結果の検討 

電気工学専攻 M1清水 楽人

電気設備学会全国大会発表奨励賞風向板を設置した往復気流発生装置における垂直軸形タービンの起動に関する検討

電気工学専攻 助教大隅 歩特任教授伊藤 洋一

日本非破壊検査協会学術奨励賞非線形集束空中超音波を用いた固体浅層き裂のイメージング

電子工学専攻 M1小内 和弥

IEEE Instrumentation & Measurement Tokyo/Japan Sections Joint ChapterStudent AwardEvaluation of RF device by full digital frequency discrimination method

情報科学専攻 名誉教授中村 英夫教授高橋 聖

准教授望月 寛

電気学会第74回電気学術振興賞(論文賞)階層化による列車制御システムの再構築

電気工学専攻 M2笹谷 俊太

電気学会優秀論文発表賞低温下におけるNi-MH蓄電池の熱的モデルの開発 −断熱材巻き蓄電池の等価熱回路−

情報科学専攻 M2福田 卓海

電気学会平成29年電気学会優秀論文発表賞列車遅延緩和を目的とした走行制御に対する一検討

物質応用化学専攻 M1今井 隆太郎

第85回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会、第110回計測自動制御学会力学量計測部会、第35回合同シンポジウムベストポスタープレゼンテーション賞イオンクロマトグラフィーによる食用塩中のアニオンおよびカチオンの微量分析

物質応用化学専攻 M2白石 紘規

International Symposium on Inorganic and Environmental Materials 2018 (ISIEM2018)最優秀学生ポスター賞Hollow spheres of copper-cerium mixed oxide catalyst for N2O decomposition

電子工学専攻 教授大谷 昭仁

電気学会 基礎・材料・共通部門特別賞日本発の計測技術の世界的発信と、国際標準化を通したA部門における計測技術レベル向上への貢献

航空宇宙工学専攻 M1設樂 翔一

第62回宇宙科学技術連合講演会最優秀賞宇宙科学技術に関する日本最大の学会で開催された学生セッションにおいて、96件の応募に対し、1位の評価を得た。

電気工学専攻 教授小野 隆

照明学会功績賞照明学会において永年にわたる活動を通じ、後進の育成指導、教育普及、支部活動など、学会の活性化及び学会発展等に関わる功労に対する表彰

教授居駒 知樹准教授恵藤 浩朗特任教授増田 光一

博士後期課程 修了生木原 一禎M2渋谷 省吾

日本沿岸域学会論文賞二重消波ケーソンの振動水柱型波力発電装置としての性能に関する研究

海洋建築工学専攻

電子工学専攻 M2三吉 啓介

日本磁気学会桜井講演賞急速熱処理L10-FePt形成における窒化膜下地のFe dead層低減効果

情報科学専攻 助手関 弘翔

電気学会産業応用部門 部門優秀論文発表賞影に着目した先行車両追跡に関する検討

情報科学専攻 M1松井 克海

ヒューマンファクター研究所創立20周年記念論文奨励賞モバイルロボット走行環境における支援的保護システムの有効性検証及び行動分析学的介入の影響の検討

数学専攻 M2新保 佳奈

電子情報通信学会・技術と社会・倫理研究会学術奨励賞集合的防護動機理論を用いたコンピュータウイルス対策実行意思を高める説得メッセージの効果検証に関する検討

数学専攻 M2小嶋 仁子

電子情報通信学会・技術と社会・倫理研究会学術奨励賞コンテンツ要求予測における、Twitter上での影響力のあるユーザの特徴分析

量子理工学専攻 助手住友 洋介

加速器学会第15回加速器学会年会  第15回年会賞(ポスター部門)日大共振器型FELにおける動的位相変調を用いた完全同期長発振シミュレーション

受賞紹介 最先端研究から生まれる様々な研究成果は、学会・団体・企業から高い評価を受けており、かつ、積極的に社会へ還元しています。

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 32 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

異分野の専門家が一堂に集まり、海事・海洋分野を科学する

社会交通工学専攻2011年3月 博士後期課程修了

荒谷 太郎

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所

海上技術安全研究所では、船舶ならびに海洋に関わる技術の調査・研究開発を実施し、それら成果の普及や情報提供を行うことを業務としています。研究所では、流体、エンジン、環境、船体構造、操船、機械など様々な分野で博士を取得した人たちと一緒に仕事をすることが多く、専門的かつ分かりやすい説明が日々求められています。私はその中で、データ解析や社会経済分析に関する研究業務に従事しています。在学時に培ったマルチモーダルの観点から交通を考え、わが国の船をどう活用していくかを考えています。 実施した研究開発内容は、直接、国の政策や規制緩和に反映されることもあります。近年では、船舶の分野でも大量のデータをどう活用・設計していくか、どう付加価値を持たせるかが求められており、異分野の専門家が集まり知恵を絞っています。

廃エネルギーを再利用する小型発電システムの開発

精密機械工学専攻2015年3月 博士後期課程修了

金子 美泉日本大学理工学部精密機械工学科 助教

精密機械工学専攻では機械系分野や電気・電子分野、情報分野といった多岐にわたる分野の専門家がそろっています。私はシリコン材料とセラミック材料を組み合わせた小型発電機という境界領域にある研究を行っていました。博士後期課程に進むと自身の専門分野だけに集中しがちですが、様々な専門の先生方がいるおかげで自分では気づかなかった問題点を指

摘していただき気付くことができます。広い視野となんにでも興味を持つことは研究分野に携わるうえでとても大切なことだと今でも感じています。現在のテーマである廃エネルギーを利用した小型発電システムは、ウェアラブルデバイスやIoTデバイスの発展に大きく貢献し、社会を変えられる研究だと考えています。

社会で活躍する修了生世界トップレベルの研究力を有する研究者の輩出を目指します

建築学専攻 M1田口 周弥谷山 歩人

日本建築学会 関東支部第20回提案競技「美しくまちをつくる、むらをつくる」優秀賞及び千代田区長賞作品「表裏一体−都市と神田川を結ぶ緑地帯−」

建築学専攻 M1柳沼 明日香田川 磨理沙吉野 由起音

日本建築学会 関東支部第20回提案競技「美しくまちをつくる、むらをつくる」優秀賞作品「水都の歯車」

建築学専攻 M2佐藤 千香横山 大貴藤井 将大

日本造園学会平成30年度日本造園学会全国大会学生公開デザインコンペ 優秀賞作品「連鎖する生命の庭」

建築学専攻 M2稲毛田 洸太村岡 祐美

日本造園学会平成30年度日本造園学会全国大会学生公開デザインコンペ 優秀賞作品「『京のたむけ野辺(のべ)』−地形で弔う造園葬−」

建築学専攻 M1力武 瑞穂

韓国建築家協会釜山建築家会、日本建築家協会近畿支部、天津市建築学会第34回釜山国際建築大展2018(国際アイデアコンペティション)優秀賞作品「Architectural Cenotaph」

建築学専攻 M2服部 恵多

日本建築学会2018年日本建築学会学術講演会「構造部門振動分野」 若手優秀発表賞論文「粘性減衰型ダンパーと履歴減衰型ダンパーを併用した制振システムに関する基礎的研究」

建築学専攻 M1松田 麻未

日本建築学会2018年度日本建築学会学術講演会「シェル・空間構造部門」 若手優秀発表賞論文「六角形格子により構成された HP 型ケーブルネット構造の基本的構造特性に関する研究」

建築学専攻 M2石橋 秀教

日本建築学会 関東支部2017年度(第88回)日本建築学会関東支部研究発表会 優秀研究報告集採用論文「六角形格子による膜構造用補強ケーブルの基本的構造特性に関する研究」

建築学専攻 M2小池 健之

日本建築学会 関東支部2017年度(第88回)日本建築学会関東支部研究発表会 優秀研究報告集採用論文「テンションリングを有する放射型ケーブル屋根構造の力学性状に関する基礎的研究」

建築学専攻 M2中村 咲瑛子

日本建築学会 関東支部2017年度(第88回)日本建築学会関東支部研究発表会 優秀研究報告集採用論文「TFE フィルムを用いた密閉型レンズ状二重空気膜構造の基本的力学性状に関する研究−過大な負圧荷重時と繰り返し荷重時の挙動の把握−」

建築学専攻 D2植田 瑞昌

日本建築学会 関東支部2017年度(第88回)日本建築学会関東支部研究発表会 優秀研究報告集採用論文「障害別にみた排泄実態と排泄環境における問題点−障害のある子どもを取り巻く排泄環境整備に関する研究 その2−」

建築学専攻 M2小池 健之

日本建築学会 関東支部2017年度(第88回)日本建築学会関東支部研究発表会 若手優秀研究報告賞論文「テンションリングを有する放射型ケーブル屋根構造の力学性状に関する基礎的研究」

建築学専攻寳迫 嘉乃(M2)藤井 将大(M2)山本 紘久(M2)菅野 匡晴(M2)鴛海 昴(M2)田川 磨理沙(M1)北島 晃大(4年)

日本建築学会学生グランプリ2018『銀茶会の茶席』 審査員賞(加藤詞史賞、関野宏行賞)作品「外纏庵−外界を纏う竹のカーテン−」

建築学専攻 M1柳沼 明日香東京電機大学大学院生2名とのグループteamkomakoma

シンエネルギー開発株式会社学生を対象としたバイオマス発電用ペレット収蔵施設外装デザインアイデアコンテスト 最優秀賞作品「木材倉庫のミュージアム 〜風景を記録する玉手箱〜 」

建築学専攻 M2添田 魁人

JIA関東甲信越支部第16回JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2018 奨励賞作品「既存形態の構成を援用した福島県白河市中央公民館の建替計画−再生建築における建築」

建築学専攻 M1高橋 樹

韓国建築家協会釜山建築家会、日本建築家協会近畿支部、天津市建築学会第34回釜山国際建築大展2018(国際アイデアコンペティション) 奨励賞ブロンズ賞作品「Layersd boundary」

建築学専攻 M1高橋 樹田村 隼人

日本建築学会 関東支部第 20回提案競技「美しくまちをつくる、むらをつくる」佳作作品「人と文化の“集い橋”」

建築学専攻 M1本田 偉大力武 瑞穂

日本建築学会 関東支部第20回提案競技「美しくまちをつくる、むらをつくる」佳作作品「水電都市東京−小水力発電による水都再生−」

建築学専攻 高橋 樹(M1)稲毛田 洸(M2)田中 雄也(4年)山川 香子(4年)

ERIホールディングス株式会社ERI学生デザインコンペ2018作品「GINZA Sky Showrooming」

建築学専攻 M2横山 大貴藤井 将大佐藤 千香

ユニオン造形文化財団第24回(平成29年度(2018年1月))ユニオン造形デザイン賞 佳作A作品「百年復興住宅」

建築学専攻 M1高橋 樹

歴史的空間再編学生コンペ実行委員会歴史的空間再編コンペティション2018in金沢 6位作品「重層する境界」

まちづくり工学専攻 教授阿部 貴弘

土木学会土木学会デザイン賞 奨励賞富士山本宮浅間大社 神田川ふれあい広場

まちづくり工学専攻 M2渡辺 万紀子

土木学会平成30年度土木学会全国大会広報関連行事

「ベスト・イノベーター・オブ・土木偉人」ベストプレゼンター発表偉人[田辺朔郎]

機械工学専攻 M2髙橋 拓也

先端材料技術協会奨学賞CAMX2018に派遣学生(旅費滞在費支給)として参加して論文を発表し、今後の活躍が期待されるため。

機械工学専攻 M2髙橋 拓也

SAMPE 2018A finalist in the 2018 SAMPE University Research SymposiumQuantitative evaluation of three-dimensional fiber waviness in a unidirectional carbon fiber reinforced plastic by means of X-ray computed tomography

機械工学専攻 M2髙橋 拓也

日本複合材料学会第9回日本複合材料会議 最優秀講演賞X線コンピューター断層画像から繊維うねりを再現した一方向炭素繊維強化プラスチックの三次元有限要素モデルによるキンクバンドの形成シミュレーション

機械工学専攻 M2三好 啓介

日本複合材料学会第9回日本複合材料会議 優秀講演賞一方向炭素繊維強化プラスチックの繊維方向圧縮負荷におけるキンクバンド破壊の起点と進展

機械工学専攻 M2石川 貴大

SAE/JSAE 2018 Small Engine Technology ConferenceHigh Quality Paper AwardA Study of the Factors Determining Knocking Intensity Based on High-Speed Observation of End-Gas Autoignition Using an Optically Accessible Engine

機械工学専攻 M2山下 貴大

SAE/JSAE 2018 Small Engine Technology ConferenceBest Presentation AwardInfluence of Autoignition and Pressure Wave Behavior on Knock Intensity Based on Multipoint Pressure Measurement and In-Cylinder Visualization of the End Gas

機械工学専攻 M2石川 貴大

SAE/JSAE 2018 Small Engine Technology ConferenceBest Presentation AwardA Study of the Factors Determining Knocking Intensity Based on High-Speed Observation of End-Gas Autoignition Using an Optically Accessible Engine

機械工学専攻 M1阿部 陽介

SAE/JSAE 2018 Small Engine Technology ConferenceBest Presentation AwardA Study on Accomplishing Lean Combustion by Multistage Pulse Discharge Ignition Using an Optically Accessible Engine

機械工学専攻 M2難波 陽大

第46回可視化情報シンポジウム学生プレゼンテーションコンテスト・ベストプレゼンテーション賞偏心型軸流式血液ポンプの内部流れの解明と生体適合性の評価

機械工学専攻 M2足立 隆光

日本塑性加工学会 第68 回塑性加工連合講演会優秀論文講演奨励賞AISi10Mg 材を使用した3D プリンタ造形品の残留応力分布測定

機械工学専攻 M2藤沢 鴻輝

日本塑性加工学会 平成30年度学会賞学生奨励賞多軸複合押出しの幅拡張ダイス形状が接合面圧に与える影響

電気工学専攻 M2太田 祐貴

電気学会優秀論文発表賞加速度運動実験支援ソフトウェアの改良と学習効果についての検討

情報科学専攻 M2小寺 建輝

情報処理学会第80回全国大会・学生奨励賞画像特徴量を用いた未知マルウェアの検知・分類アルゴリズムに関する検討

物質応用化学専攻 M2丁 登培

8th International Symposium on Molecular Thermodynamics and Molecular Simulation (MTMS '18)Student Poster Presentation AwardExtraction of active ingredients from Magnoliae Cortex using supercritical carbon dioxide

物質応用化学専攻 准教授松田 弘幸

化学工学会2018年度部会活動功労賞(部会CT賞)基礎物性部会事務局としての献身的活動ならびに国際会議MTMS18への顕著な貢献

物質応用化学専攻 教授大月 穣

Asia Pacific Society for Materials ResearchAsia Pacific Society for Materials Research AwardCoordination-Directed Self-Assembly of Porphyrins and Metal Complexes towards Photoelectroactive Systems

物質応用化学専攻 教授大月 穣

PublonsPublons Peer Review Awards 2018化学分野でトップ1%の査読数

物質応用化学専攻 教授小嶋 芳行

色材協会優秀講演賞食品色素を用いた微細炭酸カルシウムの着色

建築学専攻 M2笠原 貴喜

日本コンクリート工学会第40回コンクリート工学講演会 年次論文奨励賞論文「超高強度鉄筋コンクリート柱の加熱冷却後の構造性能に関する解析的研究」

建築学専攻 M1伊勢 萌乃

日本建築家協会 千代田地域会千代田都市・建築展「千代田区を舞台にした学生設計展2018」 学生優秀作品賞作品「身体を通過する建築」

※教員の資格と学生の学年は受賞当時のものです。

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 54 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

人々の電力インフラを支える

世界に誇る国際競争力の高い魅力的な都市づくりを目指して

魅力的な空間づくりにチャレンジする技術力と思考力を学ぶことができます

航空宇宙工学研究から次世代モビリティ開発へ

電気工学専攻2018年3月 博士前期課程修了

佐藤 美波三菱電機株式会社

海洋建築工学専攻2008年3月 博士前期課程修了

大槻 達夫大成建設株式会社都市開発本部

建築学専攻2009年3月 博士前期課程修了

瀧口 真衣子株式会社日建設計

電気工学について幅広く学ぶことで、社会基盤を支えるのは電気を作ることだと感じ、博士前

期課程で発電制御に関する研究を行いました。仕事内容は発電プラントの建設のための設計・計画・施工管理を行っております。現在は福島復興プロジェクトとして、最新鋭の高効率発電技術を用いた火力発電所の建設に携わっており、電気工学専攻で学んだ「電力の流れ」を基にして日々工程調整を行っております。今後も電力インフラを支える一員として、成長していきたいと考えています。

臨海副都心やみなとみらい地区などのウォーターフロント開発を手掛けたいとの思いから

当専攻を選択し、在学時代は、水辺のまちづくりの知見を深めながら研究活動に励みました。少子高齢・人口減少や技術革新など、社会状況が大きく変化しようとしている近年、日本・東京の国際競争力の向上に資する大規模なまちづくりプロジェクトが数多く進められており、私もその一つに参画しています。国内外の人々でにぎわう将来のまちの姿を思い描きながら、多くの関係者と共に一歩一歩検討を積み重ねています。

幼い頃に大工に憧れ、ものづくりの仕事に就きたいという想いから建築の世界を選び、学生時代にドイツ旅行で出会った、スタジアムや橋などのLight Structure(軽量構造)への興味が、大学院を選択するきっかけでした。研究を通じて、先生方の建築や構造に対する思想を学べたことが、毎日仕事をする上での大きな支えになっています。建物の設計ではひとつひとつに課題があり、解決策を模索しているときや、締切り前はとてもつらいですが、建物が完成し、

施主や意匠設計者が望んでいることを実現できたときの喜びは格別です。

最先端の航空機や宇宙機研究を通じて、将来新たな価値を社会に提供できる技術者になりたいと考えて大学院へ進学しました。研究では無人飛行機の新制御技術の立案から、数値計算や実機テストでの検証、研究成果の学会発表までを一貫して経験させていただきました。

現職ではハイブリッド自動車の統合制御開発に携わっておりますが、大学院の研究で培ったノウハウは、私が現職で制御開発を進めるうえでの土壌となっております。今後はお客様により安全で快適な運転を体験いただけるよう、次世代の車両開発に邁進したいと思います。

航空宇宙工学専攻2015年3月 博士前期課程修了

羽鳥 龍太本田技術研究所 四輪R&Dセンター

お客様とともに未来を創る新規半導体デバイスの企画・開発業務

電子工学専攻2004年3月博士後期課程修了

薛 宗陽株式会社ソシオネクスト

先端電子工学を学ぶため日本に留学し、関根・佐伯研究室の「脳を創る」というビジョンに惹かれて、関根先生・佐伯先生のご指導のもと、ハードウェアニューロンモデルについて研究しました。修了後、実践のため半導体関係会社に就職し、数年間回路設計の仕事に携わりました。現職では、お客様と一緒に次世代商品に搭載するカスタムSoCの企画・開発業務を担当していま

す。産業の米である半導体デバイスの商品性質上、2年先の電子機器の市場を見据えて開発に挑みます。学生時代に夢見たニューラルネットワーク・AIなどの技術のさらなる進化を遂げさせるため、お客様と未来を描いていきます。失敗してはいけないプレッシャーと戦いながら、数年先の商品が見えるワクワク感を味わう日々を過ごしています。

私は学部時代も本学部の数学科で過ごしており、学部入学時は高校の教員になることを漠然と考えておりました。ただ、実際に大学の数学を進めていくと難しいことが多く、教員としての将来に不安を感じたことを覚えております。 このときから数学により真摯に取り組むようになり、その後、深い理解を求め大学院へ進学することを決めました。

大学院、特に後期課程は、専攻内の学生数は少ないのですが、駿博会による「博士後期課程学生交流会」など他分野の院生との交流が大きな励みになりました。現在、私は生産工学部の教養基礎科学系において、暗号への応用を含めた研究を進めており、大学院での異分野との関わりは広い視野を得る上でも重要なものとなっていることを実感しております。

情報セキュリティにおける次世代暗号の設計へ向けた代数的暗号解析

数学専攻2018年3月 博士後期課程修了

中村 周平日本大学生産工学部教養・基礎科学系 助手

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 76 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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日本では電気が止まらないことが当たり前になっています。しかし、世界に目を向けると、電力を安定供給できていない国が多く存在して

います。そのような国を日本政府がODAで支援しています。私はODAのプロジェクトを実施することを通じ、発展途上国の電力事情を改善する仕事をしています。仕事では設計、調達、輸送、据付、試験、教育など全てのことに携わっており、それらの全てにおいて大学院時代の経験が礎となっています。仕事の幅が広く苦労も多いですが、一貫して関われるので、完工したときには自分がやったのだと強く実感できます。この達成感が私の仕事のやりがいです。

気候変動と特定地域における大気汚染問題の関連性を研究したく、最も有効な手段はフィールドワークとGISによる地理空間情報の可視化であると考え、地理学専攻に進学しました。現在は地図などにより国土を表す際の基準となる基本的な地理空間情報である電子国土基本図の整備・更新や、GNSSなどを用いた地殻変動の監視業務に携わっており、いずれも地理学専攻で身につけた「地域を知る」という考え方が根底にあります。国土を守る組織の

一員として、今後も自らの足で積極的に見聞を広めていきたいと考えています。

Power for every one 世界を明るくする仕事

100年に一度の変革期を情報システムでサポート

地域を知り、国土を守る

社会の安全・安心に役立つ計量・計測標準

地理学専攻2014年3月 博士前期課程修了

大橋 和幸国土交通省国土地理院

量子理工学専攻 2010年3月 博士前期課程修了

吉水 孝宏タカオカエンジニアリング株式会社

情報科学専攻2014年3月 博士前期課程修了

瀬沼 航太郎三菱電機株式会社 自動車機器事業部 情報システムセンター

自動車業界は、100年に一度の変革期と言われています。私は自動車機器のメーカーで、社

内のコミュニケーションの活性化や、組織の意思決定を効率化する情報システムの企画開発に従事しています。いかに組織へ貢献できるかを考え、最適な答えが求められます。この問題解決力は、大学院で鍛えられました。私は情報技術学習支援のe-Learningを開発し、学習意欲向上のための学習方法について研究しました。研究はひとつのテーマに対し、さまざまなアプローチで問題解決をする貴重な経験だと思っています。

大学院では、生活に密接する化学の面白さと基礎研究の重要性を学び、以降国内外の研究所で様々なことを学んできました。現在は、国の“標準”をつかさどる機関で、環境・食品に含まれる化学物質の測定技術の開発や、その技術を活用した標準物質の開発に従事しています。また、国際単位系(SI)の一つである「質量」の定義改定では、世界で日、独、米、加の四か国しか実現できていない物理定数の決定をするメンバーとして従事しました。これらの

技術が社会基盤の礎となるよう、日々活動をしています。

工業化学専攻(現 物質応用化学専攻)1994年3月 博士前期課程修了

成川 知弘国立研究開発法人産業技術総合研究所

現在、造成工事に従事しており防災施設、水路や道路工事を担当しています。施工管理業務に求められる力は大きく分けて、工学的な想像力と説明力であると感じています。現場では様々な人と繋がり協力し合いながら工事を進めるため、相手に理解してもらえる説明力が必

要です。大学院まで進み研究を続けたことと土木工学について理論と実践の隙間を埋めるように学び・考え・議論したことは、施工計画を考案し実行する際の糧となっています。これからも国内外問わず、ユーザーのニーズに共感しながら豊かな空間を造っていきたいです。

私は「モノづくり」に興味があり、機械工学専攻に進学し、MEMS(マイクロマシン)の技術を用いた濃度センサの研究をしていました。この研究で、自身が主体となり製造プロセスの立案、設計、製作、評価を実施し、「モノづくり」を実践しました。修了後、企業にて設計・開発業務に携

わり、現在は本学にてノズルから噴出される流体(噴流)を制御して燃焼の高効率化を目指す研究をしています。大学院の研究活動で努めた、課題の真因抽出、解決策の考案、その実現性の見極め、これらの経験を基に今後の研究活動を推進していきたいと思います。

幼い頃から星や宇宙に興味があった私は、宇宙で起きる物理現象を自らの手で解明したいと思い、物理学専攻に進学することを決めました。金銭面での不安もありましたが、理工学部には給付型の奨学金制度があり、大学院へ進学する手助けになりました。研究室では高密

度天体の爆発現象について理論研究を行い、社会に出てからも宇宙に関連する仕事に就きたいと思い、今の会社に入社しました。仕事をする上で物理学の知識はもちろん研究に取り組む姿勢や、納得いくまで議論をした研究室での経験は今も役に立っています。現在は、日本

版GPSとも呼ばれている準天頂衛星サービス「みちびき」の評価解析を行っています。今後は私たちの生活に身近な技術が多く存在している宇宙開発について、技術者としての立場で広報活動を行っていきたいと考えています。

土木工学専攻2016年3月 博士前期課程修了

前田 滝作鹿島建設株式会社

物理学専攻2015年3月 博士前期課程修了

中田 めぐみ宇宙技術開発株式会社

機械工学専攻2012年3月 博士前期課程修了

秋元 雅翔日本大学理工学部機械工学科 助手

想像をチカラに、様々な人と共に豊かな社会を守り続ける

毎日が宇宙空間

「モノづくり」の実践、そして新たな燃焼制御法の考案へ

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 98 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

公的機関・教育機関・一般企業との共同による研究プロジェクト

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大学院のススメ日本大学大学院理工学研究科は16の専攻を有することから、工学・理学分野において様々な分野の研究が可能です。また、近年は研究内容が多様化し、ひとつの専攻の研究分野にとどまらず、複数の専攻を横断した複合的な研究の事例もあり、様々な要望に幅広く対応しています。自分の研究を「究めたい」「広げたい」人はもちろんですが、将来、理工系企業を希望する皆さんにもぜひ、日本大学大学院理工学研究科への進学をオススメします。

エリートエンジニア・ 研究者への道!

高度な研究職・ 大学教員への登竜門!

企業に在籍して 大学院教育を受講!

大学院博士前期課程を修了して得られる「修士」(マスター)は、エリートエンジニア・研究者にとっては必須の学位となってきています。博士前期課程では、学部で修得した知識や教養をもとに専門的な研究を深め、国内外での学会発表などの経験を積みながら、専門技術者に必要な先端的知識や論理的思考、問題解決やプレゼンテーションの能力などを身につけます。大手理工系企業の採用選考では大学院修了者が増加する傾向にあります。

3年間の大学院博士後期課程の教育課程を修了し、博士論文の審査に合格すると「博士」(ドクター)の学位が授与され、専門領域で卓越した研究者として広く認知されます。博士後期課程では自ら研究計画を立て、ときには研究費などを獲得しながら専門的な研究を主体的に行っていきます。研究成果は学会の査読付きの論文などにまとめられ、社会的な評価を受けます。「博士」(ドクター)は大学などの研究教育機関や企業の研究所などで、採用や昇格の必要条件となっています。

本研究科では、他大学に先駆けて、1984年に社会人のための大学院入学試験を導入しました。大学院の特別研究は、指導教員と日程調整した上で行われるため、日常業務に比較的支障がありません。広い分野で活躍している社会人の方々の知識や経験、能力を、大学院の専門教育によってさらに学術的に磨き上げ、自らのキャリアアップへと活かしていくような意欲的な社会人学生を求めています。

社会の求める質の高い専門技術者を目指す、「大学院・博士前期課程」のススメ

専門分野を極めた卓越した研究者を目指す、「大学院・博士後期課程」のススメ

社会での知識や経験を活かしてキャリアアップを目指す、「社会人大学院」のススメ

理工学の専門知識や技術の修得

国際化に対応する

語学力の修得

幅広い教養の修得

理論と応用を体系的に修得

大学院・博士前期課程(2年)社会変化に対応できる

質の高い高度専門職業人の養成

大学院・博士後期課程(3年)専門領域において、

高度で卓越した研究力を有する研究者

専攻科目における先端の専門知識と

応用力の修得

研究に必要な実践的な問題解決力や

倫理観

様々な実験や研究を通じての

分析力や判断力の強化

事実やデータなど資料に基づいた論理的思考力

既存にとらわれず新たなことに挑む

研究意欲

Innovation創造的な研究・開発の構築と

運用を図れる革新能力

Cooperation物事を推し進めるために

必要なリーダーとしての

協働力

Knowledge新たな理論・方法から学術的知見を生みだす

思考力

Presentation研究成果を

発信する上で必要なプレゼン能力や

情報発信力

研究成果を説明するプレゼン力や文章力の

スキルアップ

一般企業の技術者などとして 専門的・技術的職業に従事する など幅広く活躍の場が広がる。

進路

大学研究者・高専などの教育機関、企業などの研究開発職や高度な専門技術者、政策秘書など専門分野での活躍が期待できる。

進路

研究計画書提出

一般入試

大学学部・学科

「学術の理論および技術の深奥を究める」「高度な専門的能力の養成」

質の高い、個性、特色のある

卓越した研究人材の育成

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1110 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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研究実績とデータ

研究施設

各種支援制度

平成31年度奨学金一覧

給付奨学金と貸与奨学金があります。給付奨学金は返済義務がなく、貸与奨学金は卒業した後に無利子または有利子で、返済義務があります。

奨学金

指導教員の指導に基づく研究活動(国内外の学会などで研究発表を行うなど)に対して、旅費などの一部または全部(支給額は本学の定めによる)を補助する制度があります。

研究活動の支援

日本大学の卒業生(卒業見込み者を含む)は、大学院入学金(20万円)が免除されます。

大学院入学金免除制度

ティーチング・アシスタント制度とは理工学部及び短期大学部(船橋校舎)の学生に対する教育充実の目的で、実験・実習などの補助業務に従事することをいいます。この業務に従事する大学院生には、月額(博士前期課程2.5万円、博士後期課程3万円)が支給されます。平成30年度採用者は合計338名です。

ティーチング・アシスタント(TA)制度

日本大学及び理工学研究科の奨学金

奨学金の名称

給付・貸与の種別 支給額 募集

人数募集時期 主な資格・条件 備考

日本大学古田奨学金 給付 20万円 1名 5月 学業成績・人物共に優秀な者 各専攻で持ち回り推薦

日本大学ロバート・F・ケネディ 奨学金 給付 20万円 1名 5月 学業成績・人物共に優秀な者 各専攻で

持ち回り推薦

日本大学創立100周年記念 外国人留学生奨学金 給付 授業料相当額 若干名 5月 学業成績・人物共に優秀な私費外国人留学生

大学の他の奨学金を受けていないこと

日本大学理工学部奨学金 第1種 給付 50万円 90名 5月 学業成績・人物共に優秀で、学費支弁が困難な者

日本大学理工学部奨学金 第2種 (留学生) 給付 50万円 5名 10月 学業成績・人物共に優秀で、

学費支弁が困難な私費外国人留学生

日本大学理工学部後援会奨学金 給付 50万円 40名 5月 学費支弁が困難で、後援会費を納入している者

募集人数は学部・短大の学生も含む

日本大学理工学部校友会特別奨学金 給付 50万円 若干名 2月末日までの

随時家計急変等により、学費支弁が困難な学生

(外国人留学生を除く)

公益財団法人天野工業技術研究所奨学金 給付 年額150万円

(3年間継続) 4名 5月学業成績・人物共に優秀で、

学費支弁が困難な日本国籍を有する、博士後期課程1年生

学年末に論文提出の義務

※奨学金の内容については変更される場合もあります。

主な学外奨学金

奨学金の名称 給付・貸与の種別 支給額又は貸与額 募集

人数募集時期 主な資格・条件 備考

日本学生支援機構奨学金 貸与

【第一種】(月額)5万または8.8万円から選択(前期課程)8万または12.2万円から選択(後期課程)

未定 4月

高度の研究能力を有し、経済的な理由により修学に困難があると認められる者。詳細については、日本学生支援機構のホームページを参照してください。http://www.jasso.go.jp/

【第一種】無利子

【第二種】(月額)5万・8万・10万・13万・15万円から選択

【第二種】有利子

文部科学省外国人留学生学習奨励費 給付 4.8万円(月額) 若干名 4月 学業成績・人物共に優秀な

私費外国人留学生。

就職・キャリア支援プログラム

125年を超える歴史を持つ日本大学、その中で理工学部は、日本の産業界に多くの人材を輩出しています。全日大の先輩たちは、社会のあらゆる場で大きな輪となり、後輩のために手を差し伸べています。理工学部では、学生がその一員となれるよう全学を挙げてサポートしています。大学院理工学研究科の就職支援も、理工学部就職指導課が各種プログラムをはじめ、積極的にバックアップします。また、研究室ごとに教員が学生の能力・適性を総合的に判断し、学生の進路について的確にアドバイスします。さらに、将来や就活の様々な相談を就職指導課(駿河台)及びキャリア支援センター(船橋)のアドバイザーが具体的な個別指導でサポートします。

理工学部では、公務員(国家公務員総合職・一般職、地方上級など)を志望する学生のために、公務員試験対策講座を開講しています。実際の講座だけではなく、欠席者や復習のためにWEB講座も用意しており、自習環境も整えています。また、日本大学本部が提供するプログラムも利用することができ、各自のスケジュールや好みに合わせて選択をすることができます。講座以外にも、合格者からの体験談を聞ける機会や、公務員関係者を集めた業界セミナーも行い、公務員志望学生に対して万全の支援体制をとっています。

就職支援体制

平成31年度 就職・キャリア支援プログラム、公務員等試験対策講座(予定)

公務員試験対策

4 月 ● 就活スタートガイダンス● 公務員総合ガイダンス● 公務員試験対策講座(直前ワンポイント)● 公務員論作文対策講座(講義+実践+添削)◆ 教員採用試験直前ガイダンス◆ 教員採用就職ガイダンス◆ 教員採用試験対策DVD講座(随時)

5 月 ▶ インターンシップ講座Ⅰ〜書類・選考突破方法〜● 公務員面接対策講座● 公務員試験対策講座(基礎養成コース 〜7月)● 第1回公務員特別セミナー(本部主催)◆ 教員採用試験面接対策講座

6 月 ▶ インターンシップ講座Ⅱ〜マナー・就活への活用〜● 公務員個別面接指導(面接カード添削)● 公務員模擬試験(本部主催)● 第2回公務員特別セミナー(本部主催)

7 月 ▶ 適性試験模試①(SPI)● 公務員個別面接指導(模擬面接)◆ 教員採用試験対策模擬面接(〜8月)

8 月

9 月 ● 公務員試験対策講座(夏期集中講座)

10月 ▶ 総合就職ガイダンス▶ 就職活動準備講座▶ リケジョの就活● 公務員試験対策講座(実践コース 〜12月)● 公務員模擬試験(本部主催)● 第3回公務員特別セミナー(本部主催)

11月 ▶ 業界・企業・職種研究講座▶ 適正試験対策講座&適性試験模試②(玉手箱)▶ 履歴書・エントリーシート講座● 公務員合格体験談◆ 教員採用試験公開模擬試験全5回(〜5月)◆ 教員研究講座①◆ 教員合格体験談

12月 ▶ 業界セミナー▶ 適性試験模試③(WEB)● 公務員面接カード対策講座◆ 教員採用試験論作文対策講座(講座+実践)(添削+講評)

2020年

1 月

2 月 ▶ 企業訪問対策講座▶ 学内セミナー▶ 模擬面接・模擬グループディスカッション▶ 面接講座● 公務員試験対策講座(合格完成コース 〜3月)● 公務員試験対策講座(国家総合職対策 〜6月)● 公務員合宿(本部主催)◆ 教員研究講座②

3 月 ● 公務員模擬面接● 公務員模擬試験(本部主催)

2019年

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1312 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

就職状況内訳(博士前期課程修了生について) アドミッション・ポリシー博士前期課程 博士後期課程

理学又は工学の分野における専攻の領域に関して強い関心があり、その分野の発展・深化に精励するための基礎学力を有し、課題の探求・解決に取り組める者を求めている。専攻の領域は次のとおりである。

理学又は工学の分野における専攻の領域に関して強い関心があり、その分野の発展・深化に精励するための学力を有し、自ら課題を設定し研究活動を実施すること等の創造力・自立力のある者を求めている。専攻の領域は次のとおりである。

土木工学専攻   工 学

土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学、環境工学

土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学、環境工学

交通システム工学専攻   工 学

交通施設工学、交通計画・交通工学 交通施設工学、交通計画・交通工学

建築学専攻   工 学

建築史、建築計画、建築設計、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学、防災工学

建築史、建築計画、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学、防災工学

海洋建築工学専攻   工 学

海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学、海洋空間計画 海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学、海洋空間計画

まちづくり工学専攻   工 学

都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学、健康・福祉まちづくり工学

都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学、健康・福祉まちづくり工学

機械工学専攻   工 学

弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料

弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料

精密機械工学専攻   工 学

計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学、電子・機能性材料工学

計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学、電子・機能性材料工学

航空宇宙工学専攻   工 学

流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学、宇宙工学

流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学、宇宙工学

電気工学専攻   工 学

エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス、電気物理・物質工学

エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス、電気物理・物質工学

電子工学専攻   工 学

回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学、情報工学

回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学、情報工学

情報科学専攻  工 学 または 理 学

情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク、離散数学・アルゴリズム

情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク、離散数学・アルゴリズム

物質応用化学専攻  工 学 または 理 学

物質化学、応用化学、生命化学 物質化学、応用化学、生命化学

物理学専攻   理 学

素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学、生物物理学

素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学、生物物理学

数学専攻   理 学

代数学、幾何学、解析学、応用数学、計算機科学 代数学、幾何学、解析学、応用数学、計算機科学

地理学専攻   理 学

自然地理学、人文地理学、地理情報科学、地誌学 自然地理学、人文地理学、地理情報科学、地誌学

量子理工学専攻  理 学 または 工 学

加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学、非線形数理シミュレーション

加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学、非線形数理シミュレーション

職種別に見た主な就職先(平成30年度修了者)

職種分類 東証1部企業への就職日本大学大学院理工学研究科 入学者の受入れに関する方針

職種 企業名総合職(技術・機械) トヨタ自動車/日産自動車/パナソニック/日本航空/三菱電機/三菱自動車工業/大和ハウス工業/SUBARU/スズキ/

いすゞ 自動車/オリンパス/IHI/凸版印刷/本田技研工業/ヤマハ発動機/ダイキン工業/クボタ/東京エレクトロン/アマダホールディングス/NTN/富士電機/カルソニックカンセイ/TDK/KYB/アイシン・エィ・ダブリュ/ゼンリン/ジャムコ/AIRDO/デンソーウェーブ/ぺんてる

建築土木設計・調査・測量・積算

東日本旅客鉄道/大成建設/鹿島建設/清水建設/竹中工務店/日立造船/前田建設工業/西武鉄道/鉄建建設/国際航業/日鉄エンジニアリング/熊谷組/NTTファシリティーズ/三井住友建設/安藤・間/日本工営/髙松建設/ジョンソンコントロールズ/巴コーポレーション/日建設計/山下設計/日本設計/大建設計/類設計室/アール・アイ・エー/松田平田設計/佐藤総合計画/日本郵政

研究・開発職 神戸製鋼所/三菱電機/日野自動車/スズキ/オリンパス/凸版印刷/川崎重工業/ヤマハ発動機/東京エレクトロン/フジクラ/沖電気工業/横河電機/国立研究開発法人土木研究所/シチズン時計/TDK/日本軽金属/マイクロンメモリジャパン合同会社/アルパイン/NOK/日清製粉/フジタ/ルネサスエレクトロニクス/ゼリア新薬工業/日本飛行機/鬼怒川ゴム工業/日本特殊塗料/きもと/日東工器/ニデック/貝印

総合職(技術・電気) トヨタ自動車/日立製作所/富士通/パナソニック/三菱電機/独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構/日本電産/本田技研工業/村田製作所/NTN/富士電機/いすゞ 自動車/アルプスアルパイン/TDK/スタンレー電気/NTTファシリティーズ/日本航空電子工業/関電工/一般財団法人日本品質保証機構/東京電力ホールディングス/東芝メモリ/京三製作所/キヤノンアネルバ/バッファロー/日本電気航空宇宙システム/東芝エネルギーシステムズ

システムエンジニア インターネットイニシアティブ/エヌ・ティ・ティ・データ/大日本印刷/日本電気/富士通/三菱電機/NECネッツエスアイ/ドコモ・システムズ/日本ヒューレット・パッカード/富士通エフサス/DTS/シャープ/共同印刷/京セラコミュニケーションシステム/キヤノン電子テクノロジー/KSK/AGS/日本ラッド/ジーダット/三菱スペース・ソフトウエア/日本電気航空宇宙システム

総合職(技術・建築・土木等)

大成建設/三井住友建設/鹿島建設/清水建設/東京電力ホールディングス/東日本旅客鉄道/古河電気工業/大林組/アルプスアルパイン/五洋建設/太陽誘電/鉄建建設/首都高速道路/YKKAP/新日本空調/住友林業/オリエンタルコンサルタンツ/久米設計/松田平田設計/JR東日本建築設計

機械設計 ニコン/三菱電機/カルソニックカンセイ/双葉電子工業/日鉄テックスエンジ/日本特殊塗料/鷺宮製作所/武藤工業/ソニーエンジニアリング

教員・講師 埼玉県教育委員会/横浜市教育委員会/千葉県教育委員会/日本大学豊山高等学校・中学校/日本大学理工学部

総合職(化学) 横浜ゴム/日本ケミコン/前田道路/宇部マテリアルズ/関東電化工業/東洋ドライルーブ/中興化成工業/日鉄テクノロジー

公務 東京都/埼玉県/横浜市/農林水産省/警視庁

その他 三菱UFJ銀行/東日本旅客鉄道/東京瓦斯/東京急行電鉄/独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構/東海旅客鉄道/日本通運/三井E&Sグループ/沖電気工業/万華化学グループ/インターネットイニシアティブ/IDEC/スカイマーク/内田洋行/シャープ/興和/電通ライブ/川崎近海汽船/グラクソ・スミスクライン/大同信号/インテージ/島津アクセス

19%

16%

12%11%10%

9%3%

2%2%3%

13%■■■■■■■■■■■

総合職(技術・機械)建築土木設計・調査・測量・積算研究・開発職総合職(技術・電気)システムエンジニア総合職(技術・建築・土木等)機械設計教員・講師総合職(化学)公務その他 0

10

20

30

40

50

60

大学院 学部

(%)

50.7%

37.8%

大学院の修了生の多くが、専門性の高い技術職や研究職に就職しています。

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1514 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

専攻紹介

研究実績とデータ

研究施設

カリキュラム・ポリシーディプロマ・ポリシー(論文の審査基準を含む)

博士前期課程 博士後期課程専攻科目の履修により、専門的知識・応用力を修得する。また、特別研究において、研究課題に応じたその専門的な研究を通じて研究者や技術者等として必要な能力を自ら培い、最終的に修士論文を作成する。

研究指導科目の履修により、専門分野での研究を通じて、研究者に求められる倫理観、実験・調査の企画・実施、学術論文の作成等の研究を自立して遂行できるための能力を修得するための指導を受け、最終的に博士論文を作成する。

土木工学専攻   工 学

土木工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学及び環境工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

土木工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学及び環境工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

交通システム工学専攻   工 学

交通システム工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、交通施設工学及び交通計画・交通工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

交通システム工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、交通施設工学及び交通計画・交通工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

建築学専攻   工 学

建築学に関する専門的知識・応用力を修得するため、建築史、建築計画、建築設計、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学及び防災工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

建築学に関する専門的知識・応用力を修得するため、建築史、建築計画、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学及び防災工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

海洋建築工学専攻   工 学

海洋建築工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学及び海洋空間計画に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

海洋建築工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学及び海洋空間計画に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

まちづくり工学専攻   工 学

まちづくり工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学及び健康・福祉まちづくり工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

まちづくり工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学及び健康・福祉まちづくり工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

機械工学専攻   工 学

機械工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学及び金属材料に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

機械工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学及び金属材料に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

精密機械工学専攻   工 学

精密機械工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学及び電子・機能性材料工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

精密機械工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学及び電子・機能性材料工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

航空宇宙工学専攻   工 学

航空宇宙工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学及び宇宙工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

航空宇宙工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学及び宇宙工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

電気工学専攻   工 学

電気工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス及び電気物理・物質工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

電気工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス及び電気物理・物質工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

電子工学専攻   工 学

電子工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学及び情報工学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

電子工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学及び情報工学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

情報科学専攻  工 学 または 理 学

情報科学に関する専門的知識・応用力を修得するため、情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク及び離散数学・アルゴリズムに対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

情報科学に関する専門的知識・応用力を修得するため、情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク及び離散数学・アルゴリズムに対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

物質応用化学専攻  工 学 または 理 学

物質応用化学に関する専門的知識・応用力を修得するため、物質化学、応用化学及び生命化学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

物質応用化学に関する専門的知識・応用力を修得するため、物質化学、応用化学及び生命化学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

物理学専攻   理 学

物理学に関する専門的知識・応用力を修得するため、素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学及び生物物理学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

物理学に関する専門的知識・応用力を修得するため、素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学及び生物物理学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

数学専攻   理 学

数学に関する専門的知識・応用力を修得するため、代数学、幾何学、解析学、応用数学及び計算機科学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

数学に関する専門的知識・応用力を修得するため、代数学、幾何学、解析学、応用数学及び計算機科学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

地理学専攻   理 学

地理学に関する専門的知識・応用力を修得するため、自然地理学、人文地理学、地理情報科学及び地誌学に対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

地理学に関する専門的知識・応用力を修得するため、自然地理学、人文地理学、地理情報科学及び地誌学に対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

量子理工学専攻  理 学 または 工 学

量子理工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学及び非線形数理シミュレーションに対応した講義や演習による授業科目及び特定の研究課題に基づき研究を行う研究指導科目により教育課程を編成する。

量子理工学に関する専門的知識・応用力を修得するため、加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学及び非線形数理シミュレーションに対応した研究指導科目により教育課程を編成する。

博士前期課程 博士後期課程

各専攻博士前期課程の所定の単位を修得すると共に修士論文の審査(建築学専攻は特定の課題についての研究の成果の審査をもって修士論文の審査に代えることができる)に合格した者に修士の学位を授与する。修士論文の審査においては、論文の学術的意義、新規性及び応用的価値等を基準に評価が行われ、また、最終試験においては、学位申請者が自立して研究を計画的に遂行する能力、研究成果を論理的に説明する能力、専門的知識及び学術研究における倫理性を有しているかどうか等を基準に評価が行われる。なお、各専攻における専門的知識には、以下を含む。

各専攻博士後期課程において必要な研究指導を受け、博士論文の審査に合格した者に博士の学位を授与する。博士論文の審査においては、論文の学術的意義、新規性、創造性及び応用的価値等を基準に評価が行われ、また、最終試験においては、学位申請者の自立した研究者としての研究を企画して計画的に遂行する能力、研究成果を論理的に説明する能力、高度な専門的知識、豊かな学識、学術研究における高い倫理性を有しているかどうか等を基準に評価が行われる。なお、各専攻における高度な専門的知識には、以下を含む。

土木工学専攻   工 学

土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学、環境工学

土木構造学、土木材料、土質力学、土木計画学、河海工学、環境工学

交通システム工学専攻   工 学

交通施設工学、交通計画・交通工学 交通施設工学、交通計画・交通工学

建築学専攻   工 学

建築史、建築計画、建築設計、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学、防災工学

建築史、建築計画、都市計画、環境工学、建築材料学、建築構造学、防災工学

海洋建築工学専攻   工 学

海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学、海洋空間計画 海洋工学、海洋環境工学、海洋建築構造工学、海洋空間計画

まちづくり工学専攻   工 学

都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学、健康・福祉まちづくり工学

都市・地域マネジメント工学、環境・防災まちづくり工学、景観・観光まちづくり工学、健康・福祉まちづくり工学

機械工学専攻   工 学

弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料

弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料

精密機械工学専攻   工 学

計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学、電子・機能性材料工学

計測・制御・人間工学、微小機械設計、微小機械プロセス・デバイス技術、熱流体工学、機械加工学、電子・機能性材料工学

航空宇宙工学専攻   工 学

流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学、宇宙工学

流体工学、燃焼・推進工学、材料・構造工学、誘導・制御工学、航空工学、宇宙工学

電気工学専攻   工 学

エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス、電気物理・物質工学

エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス、電気物理・物質工学

電子工学専攻   工 学

回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学、情報工学

回路・制御工学、電子材料・デバイス工学、通信・光工学、情報工学

情報科学専攻  工 学 または 理 学

情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク、離散数学・アルゴリズム

情報処理・ソフトウェア工学、組込みシステム・システム工学、情報メディア・ネットワーク、離散数学・アルゴリズム

物質応用化学専攻  工 学 または 理 学

物質化学、応用化学、生命化学 物質化学、応用化学、生命化学

物理学専攻   理 学

素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学、生物物理学

素粒子物理学、宇宙物理学、計算物理学、統計物理学、物性物理学、超伝導、プラズマ物理学、核融合、科学史、数理情報学、生物物理学

数学専攻   理 学

代数学、幾何学、解析学、応用数学、計算機科学 代数学、幾何学、解析学、応用数学、計算機科学

地理学専攻   理 学

自然地理学、人文地理学、地理情報科学、地誌学 自然地理学、人文地理学、地理情報科学、地誌学

量子理工学専攻  理 学 または 工 学

加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学、非線形数理シミュレーション

加速器・放射線科学、プラズマ・核融合科学、量子物性科学、素粒子・原子核物理学、非線形数理シミュレーション

日本大学大学院理工学研究科 教育課程の編成及び実施に関する方針日本大学大学院理工学研究科 修了の認定に関する方針

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1716 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的土木工学の幅広い分野をカバーする 教員陣が集結多岐にわたる研究分野・テーマを担当する豊富な指導教員と先端的な施設・設備が揃う恵まれた研究環境下で、自己の実力養成に努めることができます。

プロジェクトリーダーとしての素養を育成する プログラム土木の仕事は一人ではできません。個人だけの能力ではなく、グループという組織の能力を動かしながらプロジェクトをまとめる力・推進する力を養います。

豊富な社会体験の積み重ねによる 技術者・研究者の育成研究室は社会との接点です。指導教員と共に専門分野の社会をいち早く体験すること、研究成果を学会などで発表する経験から、技術者・研究者として確かな実力を身につけます。

前期課程人間生活を支える基盤施設とそのシステムの建設とマネジメントに関する理論と応用を学び、自然環境との調和や資源の有効活用に努め、快適な社会を提供できる、広い視野と自由な精神をもったシビルエンジニアにして、実践的な専門性を要する職業に必要な高度の能力ないし研究能力を有する人材を養成する。

後期課程人間生活を支える基盤施設とそのシステムの建設とマネジメントに関する理論と応用を学び、自然環境との調和や資源の有効活用に努め、快適な社会を提供できる、広い視野と自由な精神をもったシビルエンジニアにして、研究者として自立して研究活動を行うことができ、高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力とその基礎となる豊かな学識を有する人材を養成する。

大学院の魅力は、研究を通して指導教員をはじめ学内・学外の研究者と議論を交わし、科学的に物事を見る視点を養うことができることです。研究では実験の再現性が得られず悩むこともありますが、それは目に見えない本質的な要因が隠れているということです。真実を明らかにしたい知的好奇心によって私は研究を行っています。

神林 慶太博士前期課程1年

土木工学専攻

社会基盤施設やシステムの安全性、経済性と効率を追求し、自然環境との調和や資源の保存、そして人々に快適な生活と社会を提供する

研究指導教員と研究テーマ

土木計画学中村 英夫 教授/博士(工学)交通計画に関する研究/都市計画調査に関する研究/都市政策評価に関する研究

河海工学後藤 浩 教授(兼担)/博士(工学)沿岸災害に関する研究/海岸施設の計画と管理に関する研究

河海工学安田 陽一 教授/博士(工学)水環境に配慮した河川構造物の設計法に関する研究/水生生物の生態系保全を考慮した水工構造物周辺の流れに関する研究/親水・景観に配慮した水の流れに関する研究

環境工学齋藤 利晃 教授/博士(工学)生物学的窒素除去法に関する研究/生物学的リン除去法に関する研究/下水処理場における藻類利用に関する研究

土木計画学大沢 昌玄 教授/博士(工学)市街地開発事業に関する研究/都市交通施設に関する研究/災害復興プロセス/都市計画史・土木史に関する研究/災害リスクと土地利用/土地利用転換

環境工学吉田 征史 准教授/博士(工学)排水処理施設からの温室効果ガス排出抑制に関する研究/微生物燃料電池による水処理と発電に関する研究/生物学的リン除去法に関する研究/排水処理システムのシミュレーション解析に関する研究

構造工学/デザイン学関 文夫 教授/博士(工学)構造システムに関する研究/土木構造物のデザインに関する研究/環境デザインに関する研究

地盤工学重村 智 准教授/博士(工学)地盤の進行性破壊メカニズム/変形を考慮した斜面安定解析法

土木計画学金子 雄一郎 教授/博士(工学)社会基盤施設の計画・マネジメントに関する研究/大規模災害対策に関する研究/プロジェクト評価に関する研究/ビッグデータの活用に関する研究

土木計画学/環境リモートセンシング羽柴 秀樹 教授/博士(工学)人工衛星リモートセンシングによる土地被覆変化の解析/高分解能衛星画像による都市環境の調査と評価/衛星画像およびGISによる大規模自然災害の調査と復旧・復興の評価

土木構造学小林 義和 教授/博士(工学)土木構造物の非破壊検査/構造物・地盤の相互作用解析/地盤の大変形解析

地盤工学鎌尾 彰司 准教授/博士(工学)地盤沈下の挙動予測に関する研究/地盤改良技術に関する研究/地盤調査法の精度に関する研究

土木構造学鈴村 順一 教授/理学博士地盤-構造物の地震時相互作用/地震波の伝播特性に関する研究/構造物の減衰特性に関する研究

土木材料学佐藤 正己 准教授/博士(工学)超高強度コンクリートの水和生成物の化学的特性と性能評価/コンクリートの長期耐久性評価に関する研究/混和材料の反応メカニズムに関する研究/プレキャストコンクリートの製造の効率化に関する研究

河海工学髙橋 正行 教授/博士(工学)空気混入水流に関する研究/水理構造物周辺の局所流に関する研究/水理構造物に作用する流体力に関する研究

土木構造学長谷部 寛 准教授/博士(工学)橋や構造物まわりの風のコンピュータシミュレーション/橋に作用する風の力に関する風洞実験/橋の維持管理に関する飛来塩分予測法の開発/CADと有限要素解析を統合した解析法の研究

土木材料学

梅村 靖弘 教授/博士(工学)

環境工学

小沼 晋 准教授/博士(工学)

コンクリートの組織構造からみた品質・耐久性評価の研究/コンクリートの生産・施工技術と品質向上に関する研究/産業廃棄物を用いた建設材料に関する研究

有害化学物質や微生物の環境動態解析/環境リスク・生態リスク評価と生態系管理/水辺利用の安全性/総合的な環境評価と環境教育手法

材料工学研究室我国の数多くのコンクリート構造物は供与期間がかなり長くなっており、維持延命化が重要な課題になってきております。また、環境負荷低減の観点から石炭火力発電所から排出される石炭灰や製鉄で発生する鉱滓など多くの産業廃棄物がセメント原料として使用されております。このようなコンクリート構造物の維持延命化や産業廃棄物を利用したコンクリートの性能評価に関する研究を行っております。

環境生物化学研究室自然再生が進むにつれ、修復された自然環境の健全性や、これを利用する際の安全性が問われるようになってきています。自然と人間が持続可能な共生関係を築くための、現実的な最適解が必要です。地球環境問題、地域環境、そして微生物といった、様々なスケールを相手に、現場環境の調査・分析・評価や実験室内での検討を通じて、自然の恵みを活かし、安全で快適な社会を実現するための研究を進めています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0687/FAX:03-3293-3319 E-mail:[email protected]

葛西海浜公園での現地調査

FISH(蛍光 in situ ハイブリダイゼーション)を用いたアンモニア酸化細菌の検出

ミジンコを用いた生態毒性試験

(背景: 1mm方眼)

井の頭公園での水環境健全性指標調査

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 1918 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

土木工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的最先端の交通システム工学を専門的に教育する わが国で唯一の大学院プログラム未来の交通システムを実現するために必要な基礎的な交通技術に加え、情報・通信技術、センシング技術などの最先端の技術も学べます。

環境に配慮し、高齢者・身障者にやさしい、 社会・地域づくりを交通の観点から学べる環境への共生する交通システム構築の方法やバリアフリーに対応した交通システムのデザインの在り方など、社会・地域づくりに関わる技術も学べます。

実践的な技術力を修得し、国際的にも貢献できる 技術者・研究者の育成を目指している社会からの要請を取り入れて、実社会で必要とされる技術を学び、国際的に活躍する上で必要とされる英語などの能力を修得することができます。

前期課程交通・都市・環境の調和と共生が実現できる地域社会の構築と運営のために、情報化社会に即したシステマティックに、かつ、専門的な視野に立つ教育・研究を行い、広く人類の福祉に貢献し得る交通工学及び社会基盤工学分野の研究者・技術者を養成する。

後期課程交通・都市・環境の調和と共生が実現できる地域社会の構築と運営のために、情報化社会に即したシステマティックに、かつ、専門的な視野に立つ高度な教育・研究を行い、広く人類の福祉に貢献し得る交通工学及び社会基盤工学分野の学識豊かな研究者・技術者を養成する。

大学院では、交通に関する高度な講義が行われており、学部で行っている講義よりも専門的な知識を学べます。また、英語で実施されている講義もあり、英語でのコミュニケーションをする力が身につきます。私の研究テーマは、都市災害に対応した交通・土地利用分野での適応策の研究です。研究成果は、海外の学会に参加して、英語で発表を行いました。  

積田 典泰博士前期課程1年

交通システム工学専攻

未来の交通を、かたちに。新たな発想で、交通システムをトータルに学べます

研究指導教員と研究テーマ

空間情報工学/測量学佐田 達典 教授/博士(工学)衛星測位システム(GPS、GLONASS、準天頂衛星など)/高精度衛星測位の交通への応用/モバイルマッピングによる道路空間計測/センサ技術を用いた交通流計測

構造工学/コンクリート鈴木 圭 教授/博士(工学)交通橋梁設計論・性能設計とユーロコードとの比較論/コンクリート橋の設計に関する歴史研究/交通景観設計手法に関する研究・プレゼン手法の研究

都市交通計画/交通マネジメント小早川 悟 教授/博士(工学)都市の交通管理/都市における駐車マネジメント/自転車走行空間の整備/端末物流システム/大規模災害時の支援物資の輸送

交通システム計画/国際開発工学福田 敦 教授/工学博士交通需要予測方法/交通シミュレーションモデルによる交通政策評価/開発途上国における都市交通問題/開発途上国の交通分野におけるCO2排出削減/低炭素交通システムの実現

交通工学/交通環境計画藤井 敬宏 教授(兼担)/博士(工学)住民主動型公共交通整備/バリアフリーの推進/子育て世帯の交通支援策/道路整備優先順位/環境保全対策の評価

交通工学/交通制御安井 一彦 准教授/博士(工学)新しい交通信号制御システムの開発/踏切での車両挙動の分析/交通事故多発地点の要因分析とその対策/国ごとの道路交通法規の違いと交通事故の発生特性

交通空間デザイン/空間情報工学江守 央 准教授/博士(工学)都市交通ユニバーサルデザインの推進/歩行空間のデザイン・快適性向上の計画/モバイルマッピングシステムやセンサ技術を用いた空間計測/衛星測位システム(準天頂衛星など)を用いた車・人の自己位置精度検証

交通計画

轟 朝幸 教授/博士(工学)

交通工学/情報工学

石坂 哲宏 准教授/博士(工学)

交通政策/交通需要予測手法/交通プロジェクト評価手法/空港・港湾計画/公共交通計画/ITS/交通ビッグデータ/観光交通

GPS・センシングディバイスを活用した交通状態モニタリング/車両特定動力性能(VSP)を用いた車両燃料消費量の推計/ドライビングシミュレーターを用いた運転支援

運輸計画研究室全国各地の地方創生を支援したい。そんな熱い思いを持って取り組んでいるのが、水上飛行機に関する研究です。水上飛行機とは、水上を滑走路として発着する小型飛行機です。つまり入江や湖沼などがある地方都市や観光地の地域間交流の活性化を促進でき、地方創生に貢献できます。本研究では、導入された場合の需要動向分析や運航支援システムの開発などを手がけています。

交通システム研究室時々刻々と変化する道路交通状態を的確に把握するためには、複数のセンシングディバイスからのデータを融合する必要があります。科学技術推進機構/国際協力機構による研究プロジェクトではインド工科大学ハイデラバード校と共同で、ドローンからの映像を機械学習により車両判別し交差点の状態を推定し、バスに取り付けられたGPSから交差点間の走行状態を推定する研究を行っています。多角的に交通をモデリングしています。

お問い合わせ: TEL:047-469-5239 / FAX:047-469-2581 E-mail:[email protected]

共同利用型都市交通システムとしてのシェア サイクルの利用実態を分析する (小早川 悟 教授)

つくるからつかう時代へ 新たな道路空間を創造!! (下川 澄雄 教授)

2017年に自転車活用推進法が施行され、自転車の通行空間確保やシェアサイクルの導入が行われています。研究室では、実際の道路における自転車の利用実態や走行挙動を分析することで、安全で快適な自転車の利用環境を創出するための提案を行っています。また、都市の駐車対策や物流対策の研究も行っています。

地方部のバイパスなどでは、信号交差点や沿道施設へのアクセスにより旅行速度の低下を招いています。このような問題を既存の道路空間や交通運用の工夫によって解決する方策を研究しています。例えば、開口部の信号交差点を減らして緩速車線とUターン路で運用する「転回路付き緩速車線」という新たな交通運用策を提案し、交通シミュレーションによる円滑性や安全性の評価、費用対効果を含めた適用可能な交通条件を分析しています。

交通地盤工学/交通施設工学峯岸 邦夫 教授/博士(工学)交通荷重下における地盤の力学特性/軽量土工法/補強土工法/舗装用ジオシンセティックス/ジオフロント(大深度空間)の有効利用/環境負荷軽減を目指した材料の開発

交通計画/道路工学下川 澄雄 教授/博士(工学)道路のサービス水準/性能照査型道路計画・設計論/交通ネットワークの評価手法/車両の挙動分析と道路の幾何構造/道路空間の効率的利用/ラウンドアバウトを活用した交通まちづくり

交通施設工学/構造工学齊藤 準平 准教授/博士(工学)交通荷重下における交通施設構造物の構造性能と耐久性評価/新材料により補修・補強された交通施設構造物の構造特性と耐久性評価/各種非破壊試験による交通施設構造物の性能評価

交通環境計画/環境影響評価伊東 英幸 准教授/博士(工学)道路事業におけるミティゲーションや生物多様性オフセット/生態系に配慮したエコロードの計画・評価/開発途上国における環境共生型交通インフラ整備/道路の新地盤材料におけるライフサイクルインパクトアセスメント

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 2120 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

交通システム工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

修理現場は絶好の研究現場である(唐招提寺金堂)

年末に行った飛騨高山(岐阜県)での大掃除に参加した学生たち(吉島家住宅)

専攻の特色 教育研究上の目的人間生活に直接関係があり、社会とのつながりも密接な建築学の極めて広い分野をカバー本専攻は、多彩な教授陣を擁し、その研究テーマは技術・工学的研究、都市・社会学的研究から、造形・芸術分野、歴史・建築保存学分野にまで及んでいます。

学問の最先端と結びついた講義を受ける 博士前期課程博士前期課程においては、学問の最先端と結びついた講義を受けると共に、各教員の指導のもとで各自のテーマに沿って研究を実施し、論文・設計をまとめます。

独創的な研究を深く進めるための研究者及び 高度な技術者を育成する博士後期課程博士後期課程は、さらに独創的な研究を深く進めるための研究者及び高度な技術者育成を目指しています。実務経験があり、専業を持つ社会人を積極的に受け入れています。

前期課程国際的な視野、公正な倫理観、豊かな創造性あるいは芸術性を備え、環境に調和した持続的都市・安全で美しく機能的な建築空間の構築に貢献できる、高度な専門的能力を有するプランナー・デザイナー及び技術者を養成する。

後期課程国際的な視野、公正な倫理観を持ち、高度な専門的業務に従事するに必要な豊かな学識と自立して研究活動を行うことのできる能力を備え、環境に調和した持続的都市・安全で美しく機能的な建築空間の創造に貢献できる人材を養成する。

受動的な学びから能動的な学びへ。大学院では、自分の持つマニアックな価値観が社会にどんな価値や意義を見出せるのかを学ぶことができます。他大学の学生との交流、研究室活動を通じた社会・他分野の人々との交流など、自分の専門性を社会に活かすための積極的な学びは多くの関係を築き、勉学以外の学びをもたらしてくれました。

稲毛田 洸太博士前期課程2年

建築学専攻

建築学の幅広い学問領域を網羅しつつ、社会に貢献する専門性を備えた人材を育成する

研究指導教員と研究テーマ建築史研究/保存修復学

重枝 豊 教授/博士(工学)

日本の社寺の視覚的分析/民家調査と保存活用手法/町並み保存と維持管理の手法/文化財のインテリアを構成する要素/古建築内部の明るさの変遷/アジア文化遺産の保存など

建築史・建築論研究室日本建築史においては、外観と屋根と軒を支える技術発展の解明に力が注がれてきた。しかし、礼拝者が内部に入ることを前提とした建築が生まれ、前時代とは違う「新しい建築」が求められた。宗教側の要求だけでなく、そこを訪れる人々の要求が建築を変えていった。新たな機能や美意識のもとに建築が創られ、広く普及した背景を前提として近代建築の時代を迎える。その歴史的に継続されたプロセスを再解読することが研究の主眼である。

張弦梁構造の弾塑性実験

建築構造学岡田 章 教授/博士(工学)空間構造・軽量構造に関する研究/ケーブル・膜材などのテンション材料の特性、構造システムと挙動、荷重評価と不安定現象 /木質系耐震シェルター開発

建築設備・環境工学蜂巣 浩生 教授/博士(工学)実験動物の飼育環境適正化に関する研究/実験動物施設の総合性能評価方法に関する研究/実験動物施設の省エネルギー化に関する研究/労働安全衛生に関する研究

建築計画佐藤 慎也 教授/博士(工学)芸術文化施設の建築計画に関する研究/アートと展示場所に関する研究/パフォーミングアートと上演場所に関する研究

建築構造学宮里 直也 教授/博士(工学)ケーブル・膜材を利用した軽量構造/セルフビルド可能な仮設建築/ガラスの構造材料としての活用/災害救助活動に関する教育及び訓練施設の設計

建築材料学中田 善久 教授/博士(工学)在来型枠工法の施工荷重と変形に関する研究/コンクリートポンプ工法におけるコンクリートの圧送性に関する研究/施工性を考慮した高強度コンクリートの調合に関する研究

建築設計・計画山中 新太郎 教授/博士(工学)地域デザイン・まちづくり・地域活性化に関する研究/建築空間や都市・集落空間に関する数理的研究/建築・都市空間論に関する研究/建築設計論に関する研究

環境工学橋本 修 教授/博士(工学)パフォーマンス空間の室内音響評価・設計に関する研究/電気音響による公共空間の音環境支援に関する研究/音声伝達性能の評価・予測法に関する研究

都市計画宇於㟢 勝也 教授/博士(工学)都市景観に関する研究/都心居住に関する研究/都市・都市計画史に関する研究/都市・不動産に関する事業・制度の研究/災害に強いまちづくりに関する研究/人に優しいまちづくりに関する研究

建築設計・計画佐藤 光彦 教授都市居住に関する研究/空間論に関する研究/設計手法に関する研究/設計計画論に関する研究

防災工学古橋 剛 教授/博士(工学)ダイナミック・マスを用いた応答制御法の研究/動的設計に関わる諸問題の研究/免震構造の設計問題の研究/特徴的な地震動に対する対震設計の研究/エネルギー収支から見た対震設計の研究

建築史田所 辰之助 教授/博士(工学)欧米における近代建築の成立とその発展過程に関する研究/日欧交流史の観点から見た日本のモダニズム建築の展開に関する研究/モダニズム建築の保存・活用のための理念および事例研究

建築構造学山田 雅一 教授/博士(工学)建物と地盤の相互作用に関する研究/地盤材料の物性評価に関する研究/地盤材料の構成則に関する研究/液状化地盤の損傷評価に関する研究/オンライン応答実験システムに関する研究

建築構造学長沼 一洋 教授/博士(工学)コンクリート構造物の耐震性能の向上に関する研究/有限要素法による部材や建物の非線形解析手法に関する研究/地震や火災を経験した構造物の損傷度評価と修復方法に関する研究

環境工学冨田 隆太 教授/博士(工学)床衝撃音に関する研究/加振力に関する研究/環境振動評価・予測に関する研究/高架下や複合ビル内の保育施設を対象とした音・振動に関する研究/床材の性能表示に関する研究

防災工学秦 一平 教授/博士(工学)小地震から大地震まで対応可能な対地震システムの開発/対地震構造の簡易設計法に関する研究/免震・制震構造物および免震制震部材の性能評価に関する研究

都市計画根上 彰生 教授/工学博士都市調査・解析に関する研究/都市設計に関する研究

建築構造学/鋼構造・対雪設計

中島 肇 教授/博士(工学)

鋼構造などの構造デザイン・最適化に関する設計手法の研究/雪荷重評価および屋根積雪に対する大空間構造などの応答と崩壊挙動に関する研究/雪と建築の諸問題に関する研究

鋼構造・対雪設計研究室構造計画、構造解析、実験解析などの様々なアプローチで鋼構造と対雪設計の研究をしています。形態(形)と応力(力)、骨組構成と部材や耐震デバイス配置などの構造計画、張力などによる最適化手法、座屈問題及び施工時挙動などがテーマです。2014年2月の大雪による多数の建物被害を受けて、少雪地域における対雪設計の考え方が求められています。雪荷重評価、屋根積雪分布と応力分布、構造物の崩壊挙動などを研究しています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0724 / FAX:03-3293-8253 WEB:http://www.arch.cst.nihon-u.ac.jp

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 2322 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

建築学専攻

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受賞紹介

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教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的快適で安全な建築や都市を創造し、空間を有効に利用する高度な専門知識や技術の修得海洋建築物の企画・計画・デザインを行うデザイン力や、安全性・機能性を備えた建築構造の設計に必要な高度な専門知識や技術を修得した人材を養成します。

多様な海洋資源やエネルギーを安全かつ効率的に獲得する高度な専門知識や技術の修得海洋資源・エネルギー開発の基盤となる浮体の設計技術や、波浪、流れ、風の基礎知識、津波・高潮への防災などに対する知識や技術を修得した人材を養成します。

海洋環境への影響に配慮し、持続的に利用可能な専門知識や高度な技術の修得人間活動と海洋環境の相互作用について理解を深め、保全・修復・再生・創造を図る環境予測技術や環境解析技術、環境影響評価方法を修得した人材を養成します。

前期課程海洋及び沿岸域の環境を理解し、その保全を考慮しながら豊かな資源を活用して、快適な社会生活に供するための海洋建築の創造を可能とする教育研究を実践する。すなわち、「海や環境と人間の共生」の視点から、海洋建築学を中核とする海洋に関わる理学や工学などの基礎から先端技術までの幅広い範囲の教育研究を通し、その技術を活用して高度な専門的職業に従事することができる人材を養成する。具体的には、①国内外の各種コンペでの入賞、②新しい海洋産業の起業化、③新しいコンセプトに基づく特許の取得、④一級建築士、技術士資格の取得可能な人材を養成する。

後期課程海洋及び沿岸域の環境を理解し、その保全を考慮しながら豊かな資源を活用して、快適な社会生活に供するための海洋建築の創造を可能とする教育研究を実践する。具体的には、①海洋立国を目指すグランドデザインなどの政策提案、生活環境の整備・改善、②地球環境の保全に貢献する自然環境や生態環境の保全・再生・修復・創造技術の新規開発、③人々が安全・安心して生活できる社会基盤や防災施設分野における先端技術の開発などを通して、社会に貢献できる能力及びその基礎となる豊かな学識を有し、国際的に活躍できるリーダーを養成する。

私の大学院での修士論文の研究は、民間企業からの受託研究の一環として行っているもので、企業の方々からもアドバイスを受けながら研究を行っています。研究テーマである折返しブレースとは、従来のブレースでは調整しづらかった鉄骨造建物全体の耐力調整を容易に行うことが可能な合理的な部材で、このような革新的な技術の研究に関われる機会と経験は私にとって貴重な財産となりました。

山本 圭太博士前期課程2年

海洋建築工学専攻

ウォーターフロントから海洋空間まで、人が住み・働き・憩う環境をデザインする新しい建築工学

研究指導教員と研究テーマ

海洋空間計画/ウォーターフロント都市工学桜井 慎一 教授/工学博士ウォーターフロントの環境創造・環境評価/ウォーターフロントの景観計画とデザイン/ウォーターフロントの減災・安全・避難対策/ウォーターフロント空間の有効利用

海洋建築構造工学/耐震(免震・制震)構造工学北嶋 圭二 教授/博士(工学)次世代制震構造・滑り基礎構造・折返しブレース構造など合理的な耐震構造システム/鉄筋コンクリート造建物の耐震性能/海洋建築物の構造設計法/氷海構造物の地震応答

海洋建築構造工学/数値流体力学、計算工学近藤 典夫 教授/工学博士構造物の渦励振解析/大型浮体構造物の運動性能評価/地震動に伴う円筒タンク内の液面動揺解析/シェル・大空間構造物の動的解析/移動・境界値問題の数値解析手法

海洋建築構造工学/コンクリート構造工学福井 剛 教授/博士(工学)プレストレストコンクリート(PC)柱・梁のせん断挙動/PC造柱梁接合部/PC圧着接合部/長期荷重を受けるPC梁の地震後の曲げ性状/PC圧着工法の海洋構造物へ適用

海洋工学/海洋建築構造計画、海洋建築構造デザイン惠藤 浩朗 准教授/博士(工学)超大型石炭貯蔵浮体の構造計画/浮体式災害時医療支援システムの実現可能性検討/深海型水素生産システムなど新コンセプト海洋構造物に関する実現可能性検討

海洋環境工学/沿岸環境デザイン小林 昭男 教授/工学博士沿岸域の地理環境の変遷/海岸の人為改変とその影響/海浜変形予測モデルの開発/海浜地形変化予測と対策選定のAI化/効果的な海岸調査方法/侵食海浜の修復技術の開発

海洋環境工学/沿岸環境防災星上 幸良 准教授/博士(工学)沿岸域環境の改善・修復・創出/沿岸域の防災/沿岸域の復興/沿岸域の管理と住民合意形成/沿岸域管理支援AIシステム/環境アセスメント/環境計測技術/環境モニタリング

海洋建築デザイン/建築設計・計画

小林 直明 教授/博士(工学)

海洋工学/浮体工学・海洋開発工学

居駒 知樹 教授/博士(工学)

知的生産性向上と建築デザイン/サステナブル建築デザイン/3.11復興計画/沿岸防災計画デザイン/歴史的建造物のオーセンティシティ/海域利用のロバストネス建築デザイン

流体力・浮体動揺解析法/波力発電装置性能評価・開発/可変ピッチ垂直軸水車性能評価・開発/大規模FPSOの波浪中性能評価/大水深係留浮体性能評価/浮体式垂直軸風車の開発

建築・海洋建築デザイン研究室研究業務施設などにおける知的生産性向上のための計画手法として、「異分野のコミュニケーションを促す空間を施設全体に貫通させる」「縦のコミュニケーションを促す吹抜空間を交錯させる」「建築内部空間と外部空間の自然とを視覚的、物理的に連携させる」が重要である。それらを最大限計画に採用することで研究施設に限らずあらゆる分野の施設計画において、必要とされる計画手法のひとつとして捉えることができる。

海洋空間利用工学研究室世界の海には石油・天然ガスだけでなく、再生可能エネルギーや鉱物その他の資源が賦存します。それらの開発に必要な海洋構造物は大規模化かつ大水深へ展開していきます。波浪と構造物の相互作用を考慮しながら構造物の基本的成立性を評価したり、環境外力そのものの評価方法を検討して、新たな形式の浮体式構造物の解析方法を提案して、それらの性能を評価しています。そして、資源利用方法を提案していく研究を実施しています。

修士論文の一覧(平成30年度修了生)

● 溢水被災者の生活再建過程の構造化に関する研究● 砲台跡地の利活用方針立案に関する研究―東京湾要塞を対象として―● PC鋼材の付着がPC梁のせん断抵抗機構に及ぼす影響に関する実験的

研究● カンボジア王国シェムリアップ州における観光施設計画―トンレサップ湖

の複合水上交通拠点の設計―● 急峻な地形の大水深海域に係留される浮体の応答特性に与える係留索

長さの影響に関する基礎的研究● 複合施設(プロトタイプ)のCASBEE評価における設備設計シミュレーション● 津波災害を想定した復興事前準備に関する基礎的研究―漁業集落の生

活再建に着目した分析として―● 統合型リゾートとしての横浜市山下ふ頭開発計画―日本の文化をテーマとした複合観光施設の設計―

● 振動水柱型波力発電装置の空気室特性に与える縮尺影響に関する基礎的研究

● 相模湾沿岸地域における浸水域外避難を前提としない津波避難方法に関する基礎的研究

● RC造間柱型ダンパーを設置した制震構造建物の制震効果に関する研究● 並列2角柱に作用する流体力及び流力振動に関する3次元数値解析● 高度外国人材の誘致を目指した複合研究施設の提案―滋賀県大津市琵

琶湖湖畔における滞在型学術交流施設の設計―● 大型船舶が接舷された大型石炭貯蔵浮体システムの応答量に関する研究● 間柱型レンズダンパーのエネルギー吸収性能に関する研究

● 力学的相似則を適用した滑り基礎構造建物の振動台実験及び応答性状に関する研究

● 縦軸風車を複数搭載したムーンプールを有する浮体の波浪中応答特性に関する基礎的研究

● 沖合漁業を対象とした浮体式水産基地の提案―小笠原諸島父島沖における物流及び観光拠点の設計―

● 遡上波による浸透流が海浜地形に与える影響に関する実験的研究● 2方向波浪場における陸繫砂州の形成に関する研究● 炭電極を用いた電気分解法におけるpH制御による水質浄化システム● 東日本におけるクルーズ振興に関する研究―新たな寄港候補地の選定と

効果的な誘致方策の検討―● 東京湾における放射性セシウムの堆積に関する基礎的研究● 東京湾湾口における複合観光施設を併設した国際海上コンテナターミナ

ルの提案● 海浜の改変に適合した漂砂量係数の設定に関する研究● MPS法の弾性体モデルを適用した構造物の津波漂流物衝突時の弾性応

答解析に関する基礎的研究● 砂州形成に影響を及ぼす洞穴通過漂砂量の設定方法に関する研究● PC骨組の地震時および地震終了後の力学的挙動に関する解析的研究● 折返しブレースの座屈拘束効果と変形性能に関する研究● 飛砂による地形変化を考慮した海浜地形変化予測モデルに関する研究● 入射角を有する角柱のギャロッピング振動に関する3次元数値解析● 多様な利用者を対象とした海浜安定汀線形状の簡易算出システムの開発

お問い合わせ: TEL:047-469-5420/FAX:047-467-9446 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 2524 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

海洋建築工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

都市・地域マネジメント 工学系

主に都市・地域を構成する社会基盤施設を対象とし、諸施設のライフサイクル診断やメンテナンス手法、都市・地域の既存ストックの有効活用策などを修得

景観・観光まちづくり 工学系

人口減少社会に耐えうる定住人口安定化や交流人口増大化を促すべく、住み続けたくなるあるいは訪れたくなる魅力ある都市・地域形成の実現方策を修得

環境・防災まちづくり 工学系

暮らしの快適性と安全・安心を目指し、豊かな都市・地域環境の保全・創造と、猛威を増す自然災害から生命財産を守る都市・地域形成理論・技術を修得

健康・福祉まちづくり 工学系

長寿・健康社会を実現すべく、まちのバリアフリー対策をはじめ、健康増進を促す住民活動が積極的に展開される福祉まちづくりに関する理論・技術を修得

専攻の特色 教育研究上の目的わが国が直面する少子高齢・人口減少社会に 対応する新たな先進学問・研究を推進本専攻は以下の4つの履修モデルを構成し、従来の建設系分野をベースに、さらに新領域分野の学問・研究を推進します。

前期課程土木工学・建築学・都市工学・造園学という既存の学問とともに、景観学・観光学・福祉工学・防災工学・環境学・情報学といった学際的学問を融合した教育・研究を推進することによって、まちづくり分野の指導的立場に立つとともに、国際的にも活躍できるような高度な専門的能力を有する技術者(まちづくりプランナー、まちづくりデザイナー、まちづくりプロデューサー)及び研究者を養成する。

後期課程土木工学・建築学・都市工学・造園学といった既存の学問を基盤として、景観学・観光学・福祉工学・防災工学・環境学・情報学といったまちづくり分野における学際的学問を包含しつつ、自立して研究活動を推進することにより、まちづくり分野の学問の深淵に臨み、持続可能なまちづくりを実現することのできる技術と能力及び豊かな感性と学識並びに経験を備えた研究者・技術者・教育者を養成する。

技術者としてまちづくりの現場で活躍するには、常に最適な結論を導かなければいけません。そのためには学部で学んだ以上の幅広い知識に加えて、理論を組み立てる力や物事を見極める力が必要です。まちづくり工学専攻では研究活動で専門性を高め、実践を意識した課題に取り組むことでこれらの力を身につけることができます。

野中 美貴子修士課程1年

まちづくり工学専攻

美しさ・楽しさ・安全安心を実現する“暮らしの空間デザイン”、“都市・地域再生技術”を学ぶ

研究指導教員と研究テーマ

景観工学/観光計画天野 光一 教授/博士(工学)美しいまちを実現するための景観計画論/合理的で美しい公共施設のデザイン論/地域創生のための観光まちづくり論/持続可能な都市形成のための都市形成史

地域創生(都市/地域の創生)高村 義晴 教授/博士(工学)生業・暮らしとまちづくりの結合/価値創造や魅力創造のまちづくり/コミュニティ形成/地域間や民間との連携/起業やICTの活用によるまちづくり/総合マネジメント

ノーマライゼーションのためのまちづくり技術八藤後 猛 教授/博士(工学)多様な国籍、年齢、性、身体的・精神的特性をもつ人々/生活、教育、就労、余暇等の社会参加/平等・安全を実現できる社会インフラ/まちづくりのデザインと技術的手法

都市計画/建築計画山﨑 晋 准教授/博士(工学)公共的建築物の空間整備・地域連携手法/地域施設の再編・ストック活用/都市開発プロジェクトの空間マネジメント手法/人口減少社会における住環境と安全・安心まちづくり

緑と観光まちづくり川田(押田)佳子 准教授/博士(工学、農学) 地域文化・景観を継承する観光まちづくり/自然観光地における生態系保全/生きものとの共生を目指す海辺づくり/アーバンランドスケープエコロジー/緑のまちづくりによる地域空間マネジメント

景観まちづくり岡田 智秀 教授/博士(工学)地元住民がいきいきと暮らせる景観まちづくり/魅力あるまちの将来像を導く景観ワークショップ/アーバンビーチフロント論/ウォーターフロントの景観デザイン論/人口減少社会の新たな農村景観創造に向けたコンパクトファーム構築

福祉社会と安全まちづくり田中 賢 教授/博士(工学)住宅や都市、公共交通における健康・福祉社会の実現のため人間工学/環境心理学を取り入れた建築計画/都市計画に関する手法/事故や犯罪を未然に防止する安全・ 防犯まちづくりに関する設計手法

都市史/景観計画阿部 貴弘 教授/博士(工学)歴史・文化を育むまちづくり/土地の記憶・まちの履歴を生かした都市設計/公共施設の景観整備がまちづくりに及ぼす効果/持続可能なコミュニティ形成/城下町の都市設計/「水の都」の系譜と再生・創出/インフラツーリズムの展開

地震工学/構造力学/地震防災仲村 成貴 教授/博士(工学) まちを構成する各種施設のモニタリング/津波襲来時の避難/社会基盤施設や建築物の地震時挙動の把握/構造物の健全性評価/防災ハザードマップの利活用/観光防災

河川工学/海岸工学

後藤 浩 教授/博士(工学)

福祉工学

依田 光正 教授/博士(工学)

松林を利用した津波対策とまちづくり/浜辺の快適な利用と環境との共生/都市域における医療機関・保育園・工場などの都市基盤施設の浸水防御対策/ゲリラ豪雨や爆弾低気圧などの発生に伴う降雨パターンの変化に対する流出解析/人に優しい水辺空間を創造するための親水空間設計法

福祉支援テクノロジー/福祉のテクノロジーを活用したまちづくり/高齢者の生活支援システム計画/屋外の施設・空間に対するインクルーシブなデザインからの検討/地域における福祉テクノロジーの活用に関する研究

後藤浩研究室河川および海(津波・高潮)による洪水災害の減災対策について研究をしています。最近は医療機関などの災害弱者のいる施設をどのように水害から守るのかについて興味を持っています。また、都市空間内で人々に対して憩いの場を提供する水辺空間の設計手法についても研究をしています。特に、流れをコントロールして様々な流水表情を創り出すとともに、誰しもが憩える安全・安心な水辺空間となるような工夫を研究しています。

依田光正研究室まちで多様な人たちが生活や活動ができるように、福祉分野のテクノロジーを活用する研究を進めています。福祉用具を使って日々の生活がスムーズに行えるようにすることから、まちで人々が集う空間が特定の人にバリアを作らないようにすることまで幅広く研究対象にしています。特に、住宅に住む人がどのような状況になっても、その住宅に住み続けられるように住環境の改善とまちにつながる仕組みづくりに重点を置いています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0531 / FAX:03-3293-0151 E-mail:[email protected]

学会における研究発表の推進 まちづくりの実践活動まちづくり工学専攻では、自身の研究を社会に広く知らしめるべく、学会での研究発表を必須としています。この研究発表に向けて、研究論文の作成技術やプレゼンテーション技術などを指導教員から丁寧にアドバイスを受けることで、即戦力としての実践力を養っていきます。本専攻が発表を推奨する主な学会は、日本都市計画学会、土木学会、日本建築学会、日本造園学会、福祉のまちづくり学会などがあげられます。

本専攻では、まちづくりの実践活動を推奨しています。例えば、住民や地元行政の方々と一つのテーブルを囲み、そのまちの将来ビジョンとその実現に向けた行動計画などを導く“まちづくりワークショップ”に各地で取り組んでいます。その活動を通して、大学院生はワークショッププログラムの構成力や複数の議論を一つにまとめるファシリテータ能力及びコミュニケーション能力などを修得することが期待されます。また、本専攻では市町村を主とする地方行政と連携し、その地域の魅力点や問題点を明らかにするためのまちづくり診断(まちづくり調査・解析)を行うと共に、それらの結果を通して、その地域のあるべき姿を提案する“まちづくりプロジェクト”への参加も推奨しています。不特定多数の人々が暮らしを営み、多様な価値観が広がる

“まち”において、そのあるべき提案は、客観的かつ科学的なデータに裏打ちされた論拠が必要となるため、そうしたデータを収集し分析するまちづくり技術を養います。

肥後の里山ギャラリー前庭園(熊本県熊本市)

住宅内段差を想定した動作分析実験

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C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 2726 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

まちづくり工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的研究を通じて基礎学力と創造力を身につける ために最も重要なことは指導教授陣の充実各専門分野の教授・准教授が指導の任にあたり、ほかに多くのスタッフが補佐し、その学問的レベルの高さと層の厚さは誇り得るものと自負しています。

基礎重視の立場から機械工学の基礎分野に 重点が置かれたカリキュラム弾塑性力学・機械力学・熱工学・流体工学・工作法・材料工学などの基幹科目のほかに、応用的な分野である内燃機関・自動車工学の分野が充実しています。

英語による理工系プレゼンテーション能力を持つ 国際社会で活躍する技術者の育成を重視ネーティブの外国人講師によるエンジニアリング・プレゼンテーション・スキル科目による訓練と共に、国際学会における研究発表を活発に行っています。

前期課程人間生活を環境と安全の側面から豊かにするために、機械工学と自然科学の基礎理論を総合的に使って、社会のニーズに応える創造性豊かな

「ものづくりとそのための研究」ができる技術者を養成する。弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料のいずれかの分野において、学部の学生と研究グループを組んで自由闊達な議論をしながら、研究計画を立て問題を解決できる能力を養い、現象に対する観察能力、調査能力、問題点の発見能力、指導力、協調性、説明能力、報告書作成能力をもつ人材を養成する。

後期課程人間生活を環境と安全の側面から豊かにするために、機械工学と自然科学の基礎理論を総合的に使って、社会のニーズに応える創造性豊かな

「ものづくりとそのための研究」ができる高度な研究者・技術者を養成する。弾塑性学、熱工学、流体工学、工作法、熱機関、自動車工学、機械力学、金属材料のいずれかの分野において、主体的に選定した研究テーマの下で、研究計画を立て問題を解決し、現象に対する観察能力、調査能力、問題点の発見能力、指導力、協調性、説明能力、報告書作成能力を養い、自立して研究を遂行できる人材を養成する。

大学院の魅力は、自ら研究方針を決め、努力して得た成果を発表する機会が多いことです。私は授業や課外活動での学びを活かして、新しい実験装置を設計・使用し、その結果を国内外で口頭発表しました。自ら目標を掲げ、達成できる環境が大学院にはあります。4年間では学びきれない、学生だからできる挑戦をしてください。

大竹 出博士前期課程2年

機械工学専攻

“ものづくり“それは創造性

研究指導教員と研究テーマ

弾塑性学岡部 顕史 教授/博士(工学)ニューラルネットワークを用いた結合剛性推定法に関する研究/スポット溶接構造の構造公称応力算出法に関する研究/アーク溶接構造の公称構造応力算出法に関する研究

熱流体工学木村 元昭 教授/工学博士DBDプラズマアクチュエータを用いた噴流拡散制御の研究/太陽エネルギーの有効利用の研究/DBDプラズマアクチュエータを用いたバーナー火炎操作の研究

弾塑性学冨岡 昇 教授/工学博士スポット溶接構造の疲労寿命のばらつき/スポット溶接構造の変動荷重下の疲労寿命予測/車体接合部疲労試験法/損傷力学による損傷評価

機械力学/制御工学渡辺 亨 教授/博士(工学)構造物の連結制振/大型ロボットの軽量構造・運動制御/柔軟物を搭載した除振台の制御/弾性軸を支持する磁気軸受系のモデリングと制御/制振技術を逆用した振動発電

機械力学/自動車工学富永 茂 准教授/博士(工学)自動車衝突安全の研究/ドライバーの運転行動に関する研究/人間機械系の評価に関する研究

生産加工学山田 高三 教授/博士(工学)研削加工システムの最適化/砥石表面形状の精密測定/研削シミュレーターの開発

材料力学、複合材料工学上田 政人 准教授/博士(工学)炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の3Dプリンティング/CFRPのマイクロメカニクス

弾塑性学加藤 保之 教授/工学博士自然歪理論を用いた大変形問題の弾塑性解析/画像解析を用いた有限歪の計測に関する研究/レーザー照射を受ける薄板の熱弾塑性解析/カテーテルの変形と強度に関する研究

自動車工学関根 太郎 教授/博士(工学)コネクテッドビークル/二輪車の運動特性/運転支援システムの個人特性対応支援/新しいモビリティの提案と運転特性の把握

車両運動制御堀内 伸一郎 教授/工学博士車両運動制御系の設計と評価/非線形領域における車両運動解析/車両運動制御系の解析的検証方法/運転支援システムの設計と評価/多目的最適化に基づく車両運動性能設計

内燃機関/燃焼飯島 晃良 准教授/博士(工学)高効率内燃機関/エンジン異常燃焼/HCCI燃焼/低温プラズマ励起超希薄燃焼/ストリーマ放電励起HCCI燃焼/エンジン燃焼の分光測定/反応数値解析/ハイブリッド車

内燃機関吉田 幸司 教授/博士(工学)高電圧電界が予混合火炎伝ぱに及ぼす影響/サバテサイクルの火花点火機関への適用に関する研究/バイオ燃料の内燃機関への応用/レーザー着火に関する実験的研究

混相流工学/粉体工学河府 賢治 准教授/博士(工学)空気輸送の特性/超音波非接触粉粒体輸送/希少金属粒子の分離・分級/超音波集塵/液中粉粒体の超音波分散効果

金属塑性加工

星野 倫彦 教授/工学博士

押出し加工の数値シミュレーションに関する研究/デジタル生産技術/コンフォーム連続押出しに関する研究/輸送機器用構造材の製造/金属材料組織の微細化

星野研究室金属材料はその特性を活かした加工が施されて様々な場所で利用されています。加工力を加えて形状を与える金属塑性加工の中でも押出し加工は軽金属に適用されることが多く、多様な形状の製品が生産されているが、最適な加工条件を日々模索している状態です。また、新たな材料が生み出されるのに合わせて研究すべき課題が生まれ、実験と数値シミュレーションを用いてそれらの課題を研究しています。

流体工学

鈴木 康方 准教授/博士(工学)

流体騒音発生機構の解明と制御/数値解析による遠心ファンの内部流れと放射音の予測/流入乱れを有する翼騒音の特性と翼周り流れの解明/血液ポンプの内部流れと生体適合性の解明

鈴木研究室流れを利用して広く役立てる研究を行っています。主に物体周りの渦などの流れから発生する騒音、いわゆる風切り音の発生機構の解明とそれを低減するための流れの制御に取り組んでいます。物体周りの流れは空力性能や騒音に大きな影響をおよぼすので、実験計測や数値シミュレーションを用いてそれらを詳細に調べます。対象は乗り物の部品を単純化した模型や冷却ファンなどですが、このほかにも体内補助循環用の血液ポンプを対象とした血流も扱っています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0752/FAX:03-3293-8254 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 2928 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

機械工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的機械工学、情報工学、電気・電子工学の融合により、 最先端メカトロニクス技術者を養成機械工学、情報工学、電気・電子工学を融合した学びにより、機械工学のみでは成しえなかった最先端技術を身につけることができます。

最先端研究施設・設備を利用した 高度な研究活動に従事国内の大学では珍しい、クリーンルームを備えたマイクロ機能デバイス研究センターを利用し、最先端の超微細機械システムの研究を行うことができます。

分野横断型の学びや研究により、 幅広い業界・業種への就職実績機械工学、情報工学、電気・電子工学を融合した学び・研究を実践することによって、多くの学生が希望の業界・業種へ就職しています。

前期課程機械工学に加えて電気・電子工学を基礎として、知的メカトロニクスやロボティクスに代表される自動化技術、微細加工、マイクロマシン

(MEMS)、などの分野における高度な専門知識と研究能力を養う。また、広い視野に立った豊かな学識を有し、高度な専門性のある業務や新技術の展開に対応でき、人間性豊かな創造力のある技術者・研究者を養成する。

後期課程機械工学に加えて電気・電子工学を基礎として、知的メカトロニクスやロボティクスに代表される自動化技術、微細加工、マイクロマシン

(MEMS)、などの分野における高度な専門知識と研究能力を養う。また、広い視野に立った豊かな学識を有し、自立して研究活動を行い、かつ高度な専門性のある業務に従事できる人間性豊かな創造力のある技術者・研究者を養成する。

大学院の学びの魅力・研究への思い・喜び:学部時代に築いた基礎を活かし、大学院では研究テーマに対して深く議論を重ねて実験に反映させることで高度な知識と経験を得ることができます。私は生物の身体や頭脳などの優れた特性を模倣したマイクロロボットの実現を目指して研究を行っています。人工脳ICやMEMSなど、広い分野の先端技術に取り組むことができる魅力的な研究テーマです。

早川 雄一朗博士前期課程1年

精密機械工学専攻

機械工学をベースに情報工学、電気・電子工学の融合により、最先端知識を身につけた創造型技術者を養成

研究指導教員と研究テーマ

構造健全性評価/宙そら

ミチゲーション青木 義男 教授/工学博士衛星間輸送システムの研究/インフラ構造健全性評価システムの研究/医用デバイスの適応構造設計/自動車構造の損傷制御設計/二次元テザー衛星システムの研究

熱流体工学田中 勝之 教授/博士(工学)作動流体の熱力学性質の研究/熱流体アクチュエーターの研究/エネルギー変換に関する研究

MEMSおよび機能性材料工学内木場 文男 教授/博士(工学)MEMSを用いた微小ロボットの研究/機能性材料の微細パターニングの研究/圧電MEMSの研究/MEMS発電機の研究

制御工学/ロボット工学井上 健 准教授/博士(工学)システム制御理論/制御系設計論/制御のための数値最適化方法/パワー増幅ロボット/ゴム人工筋のモデリングと応用/画像情報に基づく姿勢制御方法

デジタル回路/BCI小林 伸彰 准教授/博士(工学)半導体LSI/動画像符号化システム/ブレーン・コンピューター・インターフェース(BCI)

制御工学/ロボット工学/システム工学吉田 洋明 准教授/博士(工学)ロボットアーム、マスタ・スレーブシステムの力制御/閉鎖生態系の物質循環制御/弾道宇宙機の機体形状と飛行経路の統合的最適化/ヘッドマウントディスプレイに関する研究

ロボット工学/制御工学/知的行動創発羽多野 正俊 教授/博士(工学)レスキューロボットの研究開発/水中・水上レスキューロボットの研究開発/レスキュードローンの研究/ロボットの高速動的マニピュレーションの研究

振動工学/MEMS今井 郷充 教授/博士(工学)マイクロメカニクスの設計・加工方法に関する研究/小型アクチュエータおよびセンサに関する研究/医療・バイオ用MEMSに関する研究/精密位置決め機構の研究

コンピュータビジョン/画像処理/計測工学清水 雅夫 教授/博士(工学)ステレオビジョン/非同期カメラを用いた3D計測/高精度画像レジストレーション/画像超解像処理/仮想現実感環境に表示するCG品質評価/ディスプレイ環境特性測定

電子工学/バイオミメティクス/ニューロロボティクス齊藤 健 准教授/博士(工学)アナログ集積回路によるニューロデバイスの研究/生物を模倣したロボットの開発/MEMSプロセスを用いたアクチュエータ・センサの開発/脳波によるロボット制御の研究

知的構造設計田畑 昭久 准教授/博士(工学)統計的学習理論/エンジニアリングデザイン/外挿アルゴリズム/最適化/知的構造物

材料工学/接合/組織解析渡邉 満洋 准教授/博士(工学)マルチマテリアル創製/異種金属ならびに異種材料接合に関する研究/特殊環境下で生じたミクロ組織の形成メカニズムに関する研究/電子顕微鏡を用いたナノ構造解析

ロボット工学/画像処理

入江 寿弘 教授/博士(工学)

人間工学/計測工学/切削加工学

松田 礼 教授/博士(工学)

段差昇降ロボット/コミュニケーションロボット/自律移動ロボット/飛行ロボット/ディープラーニング

変動性低周波音の評価方法/振動感覚に及ぼす音の影響/車両接近通報音の認知性と環境親和性/視触覚クロスモーダルによる質感評価/NC工作機械による表面凹凸の配列制御

知能化ロボット研究室ロボットが生活空間で作業や移動の支援を行うには段差や階段があっても移動できる必要があります。そのための移動機構として展開車輪を考案し実用化を目指しています。また、AI技術を活用したコミュニケーションを行いながら人のサポートを行うヒューマノイドロボットの実現に向けて、より小型で強力なアクチュエータやVR技術を用いた操作システムの研究にも取り組んでいます。

人間工学研究室人間工学研究室では、主に音・振動環境を対象として人間の感覚を定量化し、工学的に応用できるような計測方法や評価方法を確立する研究を行っています。自動車や電車の乗り心地を評価するために音と振動を同時に受ける環境での人体影響を調べる研究、可聴周波数以下の音波を含む低周波音が人体に及ぼす影響の解明と評価方法の確立を目指す研究、歩行者が気付きやすく不快に感じない車両接近報知音の開発などを行っています。

修士論文・博士論文の一覧 ※主なものを掲載

● 自動車運転時におけるドライバの疲労度評価に関する人間工学的研究● 動力学シミュレーションを利用したヒューマノイドロボットの二足歩行の動

作生成に関する研究● 磁気浮遊式天秤を用いたリング法による密閉容器内での表面張力測定● 自動車の前面衝突用エネルギー吸収部材の動的応答解析● サポートベクターマシンの識別超平面改良へ向けた交差検証法の応用● アンカースクリュー矯正時に咬合力が顎骨に及ぼす影響● パリレンHTを用いた蛇腹形MEMSアクチュエータの製作● 動脈狭窄症治療用ステントの耐久性向上に関する研究● アルミニウム空気電池の出力維持策に関する研究● FW成形法を用いたCFRP製クラッシュボックスの動的圧縮応答特性

● 人工ニューラルネットワークICを搭載した6足歩行型MEMSマイクロロボットの開発と高速化に対する検討

● カメラアームを有する水中ロボットのためのランドマークを用いた自己位置姿勢制御に関する研究

● 脳波を用いた両手の運動判別における特徴電位の識別に関する基礎研究

● 作動流体の臨界点測定装置の開発● 拡張現実感のための光源環境推定方法に関する研究● 微小液滴搬送法としてのリキッドマーブルの動的挙動● 人間の視覚における視線方向推定に関する研究―推定要素に関する検討ー● 水中ロボットのためのセンサ・アクチュエータ開発に関する基礎研究

お問い合わせ: TEL:047-469-5238 / FAX:047-467-9504 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 3130 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

精密機械工学専攻

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研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的人類が目指した極限への挑戦航空宇宙分野を生み出した原動力に、人類の自然への好奇心、極限への挑戦的意欲などが挙げられます。そして、ライト兄弟の動力飛行以来1世紀が過ぎて、航空宇宙の分野は人類の活動範囲を宇宙まで広めました。

学際的・総合的な学問としての航空宇宙工学航空宇宙の分野は極めて多岐にわたり、例えば、航空機・宇宙機の設計は、流体力学、構造力学、熱工学、制御工学などの諸分野にまたがる学際的・総合的な問題になります。これらを一つの最適化されたシステムとしてまとめあげるところに航空宇宙工学専攻の特徴があります。

航空宇宙工学専攻を構成する5つの研究系列(1) 流体工学系:低レイノルズ数の翼、流れの受動及び能動制御 他(2) 構造工学系:複合材料、展開構造物 他(3) 熱工学系:ロケットエンジンの燃焼特性、微小重力下の燃焼 他(4) 制御工学系:無人航空機の制御、宇宙往還機の制御 他(5) 航空宇宙工学系:超小型人工衛星の開発・設計 他

前期課程先駆性、極限性、総合性を特徴とする航空宇宙工学の修得を通じて、自啓自発の精神を持ち、科学・技術の発展に貢献できる技術者を養成する。また、技術者倫理を含む人間形成に必要な素養を身に付けることで、世界の平和、人類の福祉及び地球環境の保護に貢献できる高度な技術者を養成する。

後期課程先駆性、極限性、総合性を特徴とする航空宇宙工学の修得を通じて、自啓自発の精神を持ち、科学・技術の発展に貢献できる技術者を養成する。また、技術者倫理を含む人間形成に必要な素養を身に付けることで、世界の平和、人類の福祉及び地球環境の保護に貢献できる高度な技術者を養成する。さらに、深淵な専門知識を修め、自立して研究を遂行し、将来の国際的研究指導者として活躍し得る研究者を養成する。

学部生は与えられた課題をこなすだけで単位はもらえましたが、大学院では研究を行うために問題を自分で発見し、それをどのように解決していくか考える必要があります。また、それと同時に後輩の指導もしなければなりません。私は大学院に進学して、問題を発見し解決する能力と指導力の二つを手に入れることができました。

石岡 将太朗博士前期課程1年

航空宇宙工学専攻

空へ、そして宇宙へ極限への挑戦

研究指導教員と研究テーマ

材料工学出井 裕 教授/博士(工学)セラミックス強化vTi基複合材の力学的および耐摩耗性評価/セラミックス強化Al基、Mg基およびNi基複合材の特性評価/セラミックス—金属系傾斜機能材料の創製

航法/誘導/制御佐々 修一 教授/博士(工学)環境にやさしく安全な航空機の開発に関連して、燃料消費が少ない飛行方式や、安全な飛行のための制御システムの検討を行う。理論研究、シミュレーション、実験を行う。

構造工学/多体動力学宮崎 康行 教授/博士(工学)柔軟多体動力学/ゴッサマー宇宙構造物の展開動力学/大型膜面宇宙構造物システムの研究・設計・開発・宇宙実証/その他、非線形構造力学の理論・数値解析・実験的研究

最適化/循環系解析中根 昌克 准教授/博士(工学)航空宇宙工学分野一般を対象に、スペースプレーンや電気推進器の最適設計、及びECLSS等循環システムなど複雑なシステムの解析・制御を数値的に研究している。

宇宙科学/宇宙探査阿部 新助 准教授/博士(理学)人工流星実験と流星の撮像・分光・レーダー観測/小惑星の望遠鏡観測と直接探査/月面衝突閃光観測と超高速衝突実験/超小型探査機搭載機器の開発/太陽系小天体の軌道計算

制御工学内山 賢治 教授/博士(工学)無人航空機の誘導制御/無人航空機と無人車輌の協調制御/人工衛星の姿勢制御システム/探査ローバの誘導制御/宇宙機の軌道制御/ハミルトン形式の力学と制御系設計

燃焼工学/微小重力科学田辺 光昭 教授/博士(工学)高出力のエンジンを安全に動作させるための燃焼技術を扱う。燃焼振動のモデル化/爆轟波生成過程の解明/炭化水素系燃料の自発点火/微小重力場を用いた自発点火限界解明

熱流体工学村松 旦典 教授/博士(工学)自由剪断流れの不安定性とサイドジェット/噴流の能動及び受動制御/流れ場の測定法や可視化手法の開発/音速近傍の流れ/高速物体の水中突入現象/コロイドのパターン形成

流体工学/航空力学大竹 智久 准教授/博士(工学)低レイノルズ数での翼まわりの流れ場と空力特性/プラズマアクチュエータによる剥離流れの制御/境界層遷移/風洞実験技法/流れ場の可視化技術/小型無人飛行機の空力特性

飛行力学/誘導制御工学

安部 明雄 准教授/博士(工学)

推進工学/混相熱流体工学

髙橋 賢一 准教授/博士(工学)

将来宇宙輸送系の飛行制御/火星飛行機及び高高度飛行体の飛行制御/無駄時間・飽和帯を有する系の制御/非最小位相特性及びバックサイド領域での特性解析と制御

本質的に安全な宇宙輸送用の次世代のロケットエンジン/ロケットエンジン用推進薬の高性能化・環境低負荷化/ロケットエンジンの高効率化/ロケットエンジンの応用利用/金属粒子の燃焼

安部研究室月や地球周回軌道と地上をつなぐ将来の宇宙輸送系として、有翼タイプの完全に再使用可能な機体の実現が求められている。そのような機体の広大な飛行領域では、風に代表される未知外乱に対処しながら所望の性能を満足することに加えて、飛行中に新たに軌道を生成可能なことや制御系の設計負荷を低減させるアプローチも必要である。また、火星の大気圏内を飛行可能な航空機型の探査機の実現が求められている。これまでの解析で、火星飛行機が、飛行環境及び機体の空力特性から、制御舵面の効果が反転するバックサイド領域に遷移しやすい性質を有することが明らかになっている。これらの問題点を解決するような飛行制御系の開発に取り組んでいる。

髙橋研究室現在の宇宙輸送には固体ロケットと液体ロケットが利用されています。これらのロケットは技術的に最高水準にありますが、大規模な爆発事故が起こる可能性を消すことはできません。将来、人類が宇宙へ進出するためには、本質的に安全で持続可能なロケットエンジンが必要です。その実現のために次世代のロケットエンジンの研究開発を行っています。我々の研究室ではロケットエンジンを試作し、燃焼実験により次世代のための知見を蓄積しています。

修士論文の一覧(平成30年度修了生)● 非切換インテグラルスライディングモード制御● 低Re数流れにおける複葉翼の翼配置の変化が流れ場と空力特性に与える影響● Al-15Si合金焼結体におけるNi粉末またはTi粉末の添加による機械的特性改善● 圧縮剛性低減型異方性膜の構造保存型解法● 円形・等密度噴流のサイドジェットの形成と速度勾配の関係● 分裂ペア小惑星(3200)ファエトンと2005 UDの自転に伴う表面の分光観測● Alナノ粒子の焼結性の検討およびナノ粒子を添加した純Al焼結体の機械的特性● 推力偏向機構及び未知入力推定器によるUAVの耐故障性向上● 超小型人工衛星自動運用システムの研究開発● 人工ポテンシャル場における局所解の判別及び脱出方法● 自己展開膜面トラス構造の大型アプリケーションへの適用に関する研究● Re=10,000〜30,000におけるNACA0012翼面上の非定常流れ場の構造● 定在音場により生じる予混合火炎の皺の形状解析● マイクロバーストの影響下における着陸進入の最適制御● 超音速航空機に適用するSOFCモータジェットエンジンの性能解析● 構造保存型ANCFシェル要素を用いたコンベックステープの曲げ変形の一考察● 格子投影法を用いた地上実験と数値計算によるスピン展開膜面の運動解析● 酸化剤旋回流及びアルミニウム粉末を用いたハイブリッドロケット用固体燃料の燃焼挙動● サイドジェットを伴う円形噴流初期領域の渦構造● 一方向から局所的に励起した円形噴流の発達過程● 放電プラズマ焼結法によるZrO2/NiおよびAl2O3/Ni複合材料の機械的特性の評価● TiB2粉末添加によるAlおよびAl-Mg焼結体の結晶粒微細化強化

● 窒化物(BN,TiC-TiN)を添加したチタン基複合材における無潤滑すべり摩耗特性● 放電プラズマ焼結法により作製したAlN/MgおよびB4C/Mg複合材料の機械的特性と無潤

滑すべり摩耗特性● MUレーダー・ヘッドエコーとTomo-eGozenカメラ搭載105cmシュミット望遠鏡を用いた

微光流星の同時観測● GPS情報利用を想定した衛星の軌道要素推定法の検討● 自己展開膜面トラスの展開性向上● 超高速衝突実験施設を用いた月面衝突閃光に関する実験的研究● 火星飛行のための高高度実験機の飛行特性解析と制御系設計● 地球接近小惑星(1566)イカルスと2007 MK6の分裂過程の研究―分光学的証拠と熱的破

壊モデル―● DBD-PAによる誘起流速度の変化がNACA0012翼面上の流れ場に与える影響● 放電プラズマ押出による同心円状傾斜機能材料の作製● PMMA粉末を添加したハイブリッドロケット用固体燃料の特性● アーク加熱風洞を用いた流星の発光効率の研究● 非ジンバル構造CMGを用いた人工衛星姿勢制御● 火星環境下の飛行探査のための飛行制御系の検討● ハイブリッドロケットにおけるアルミニウム粉末を添加したWAX系固体燃料の燃焼特性● 連続可変共鳴燃焼器で発生する圧力変動と発熱変動の深層自己符号化器を用いた相関解析● ゴッサマー・マルチボディー・ダイナミクスの運動モード解析● 複雑ネットワークを適用したタンク群配置● エタノール-空気予混合気における自発点火遅れ時間が自発点火伝播速度に及ぼす影響

お問い合わせ: TEL:047-469-5387/FAX:047-467-9569 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 3332 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

航空宇宙工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

垂直軸形タービン

誘導性プラズマ支援パルスレーザ堆積装置

専攻の特色 教育研究上の目的広範囲に及ぶ電気の内容に対応する5つの専門分野(エネルギー応用、計測・画像処理、情報・通信工学、光・エレクトロニクス、電気物理・物質工学)を基軸に、将来を見据えた教育と実践により、世界に羽ばたく人材を育てます。

地球規模におけるエネルギー循環技術の開発潮流発電、波力発電、風力発電、太陽光発電、燃料電池など新しい技術によるエネルギー利用の高効率化に取り組んでいます。

安全・安心で快適な社会を創成医歯薬系、芸術系など学部の垣根を超えた共同研究を行い、ヒトに優しく、快適、かつ安心して生活できる環境の構築を行っています。

情報・通信の最適化シミュレーション技術の創造最先端の高速通信システムに用いる光ファイバの特性、磁気記憶媒体の世界最高レベルを目指した数値解析を行っています。

前期課程電気工学が関わる諸分野において、基礎から応用に渡る幅広い研究を行う科学技術の担い手として、改革の時代に柔軟に対応できる豊かな学識と電気工学に関する基礎的な専門能力及び国際的に活躍することのできる実力を備えた研究者・技術者を養成する。

後期課程未来社会を根底で支える電気工学が関わる諸分野において、先端的な幅広い研究を行う科学技術の担い手として、改革の時代に柔軟に対応できる豊かな学識と電気工学に関する高度な専門能力を有する自己啓発的な人材及び国際的に活躍することのできる実力を備えた研究者・技術者を養成する。

「科学技術の進歩と社会の発展に貢献する研究者になりたい」と思って、私は大学院に進学しました。日頃の学習・研究生活において成長を実感できるときが一番の喜びです。先生方の指導と自身の努力によって、執筆した学術論文は世界的に権威あるIEEEの論文誌に複数掲載され、特許申請も経験することができました。研究が思うようにいかないこともありましたが、それを乗り越えて成果を出せた達成感もまた次へと進む原動力になります。

呉 迪博士後期課程1年

電気工学専攻

高度な専門的知識に裏付けされた最先端の技術を修得し、国際的に活躍できる未来創造型の研究者・技術者を養成

研究指導教員と研究テーマ

波動信号処理/計算電磁気学大貫 進一郎 教授/博士(工学)コンピュータシミュレーション技術の高速化と高精度化/複合物理シミュレーション/高速アルゴリズム/電磁界理論/プラズモニクス/スピントロニクス/レーダ/アンテナ

電力・エネルギー西川 省吾 教授/博士(工学)太陽電池モジュールの互換性/太陽電池の故障検出技術の開発/低温下における蓄電池の簡易保温技術の開発/昭和基地向け再生可能エネルギー/メガソーラーの最適化研究

音響工学/超音波工学三浦 光 教授/工学博士超音波の応用・利用/音響エレクトロニクス技術/空中超音波による液滴の非接触微粒化/空中強力音源の開発及び音場の形成/超音波複合振動による加工/超音波による接合

光情報伝送/波動情報工学尾崎 亮介 准教授/博士(工学)フォトニック結晶光導波路の光閉じ込め技術/光スイッチング/光集積回路デバイスの設計/地中レーダのための地下構造物探査/光・電波情報の信号処理/無線電力伝送技術への応用

システム工学/制御工学星野 貴弘 准教授/博士(工学)自動運転技術を考慮した交通流のモデル化/自動輸送システムにおける合流制御/スマートデバイスを用いた物理実験支援ソフトウェアの開発/自動問題生成システム

コンピュータビジョン/計測工学門馬 英一郎 准教授/博士(工学)機械学習を用いた鋼構造物の劣化診断/画像センサを用いた火炎および煙感知/整備されていない環境における画像計測および深層学習などの機械学習を用いた研究

光エレクトロニクス篠田 之孝 教授/博士(工学)光ファイバを用いた構造ヘルスモニタリング/高速波長掃引レーザの開発/ディジタル信号処理による実時間計測システム/モーションキャプチャによる3DCGと動作解析

光通信工学/情報伝送工学古川 慎一 教授/工学博士高速通信システムの伝送特性に関する研究(光導波路・光ファイバ形デバイスの特性解析、最適な伝送特性を実現する導波路設計手法の開発)/伝送路の過渡解析に関する研究

電力工学/エネルギー変換吉川 将洋 教授/博士(工学)燃料電池の性能・寿命評価に関する研究/EIS法を用いた電気化学デバイスの評価手法開発/再エネを利用した水電解・燃料合成に関する検討/出力変動対応型SOFC/ECの検討

情報システム工学戸田 健 准教授/博士(工学)クラウドを用いた地域医療連携システム/深層学習(ディープラーニング)を用いた医療データの分析と診断支援システム/画像・音信号処理/ヒューマンインタフェース

材料工学/ナノデバイス松田 健一 准教授/博士(工学)新規カーボン系機能性材料の創出/新規単電子輸送素子の提案と実証実験/非線形伝送線路網を用いた信号処理/超伝導・強磁性ハイブリッド構造の作製と電気伝導特性評価

電力工学/エネルギー応用

塩野 光弘 教授/博士(工学)

放電・レーザ工学/材料工学

鈴木 薫 教授/工学博士

海洋エネルギー発電デバイスの研究/垂直軸形タービンによる発電システムの研究/DFIGの発電制御/系統連系された潮流発電システム/エネルギーマネジメントシステムの研究

レーザとプラズマによる炭素系太陽電池・酸化物LED・水分解光触媒・熱発電・燃料電池電極成膜/イオンビームによるナノデバイス開発/プラズマ殺菌/ファイルバブル環境浄化に関する研究

電力/エネルギー工学研究室潮流や波力などの海洋再生可能エネルギーを用いた発電方式、及びこれらを電力系統に連系した場合の特性について研究しています。これまで、波力発電に用いられるタービンの主流はウェルズタービンでしたが、当研究室では垂直軸形タービンを用いた出力特性のモデル実験を行っています。また、電力系統に連系された潮流発電システムにおける発電機の速度制御システムについて検討しています。

放電・レーザ工学研究室エネルギー発生・貯蔵や省エネルギー・輸送及びバイオ・グリーンサイエンスに用いる新機能性材料を放電によるプラズマやレーザを用いて加工する研究を行っています。具体的にはダイヤモンド状炭素太陽電池やホイスラー合金熱発電素子、太陽光による光触媒反応型水分解・水素発生素子、マグネシウウムバイオ燃料電池、金属内包カーボンナノチューブ磁気センサー、酸化亜鉛電界発光素子、ファインバブルによる水浄化などについて検討しています。

修士論文の一覧(平成30年度修了生)● 潮流発電システムにおいてインバータを模擬した場合の山登り法による発電機の速度制御

における基礎検討● 低温下におけるニッケル水素蓄電池の電圧特性のモデル化● 時空間領域の特徴とパーティクルフィルタを用いた画像処理による煙検知の検討● 点整合法によるコアとピットを任意に配置した導波路の解析● 高速波長掃引型ファイバリングレーザを用いた多点反射による干渉光測定● FILT法による伝送線路網の過渡解析● ナノスケール電磁界解析における有限差分法の信頼性と金円柱導波路の設計に関する研究● FDTD法の時分割並列計算の開発及び光デバイスの設計に関する研究● 強力空中超音波を用いたソフトマテリアル内部の異物の非接触検出に関する研究● 深度センサを用いた閉塞性及び中枢性睡眠時無呼吸症候群の検査方法の提案● 波力発電用往復気流発生装置において風向板の取付角が垂直軸タービンの特性に及ぼす影響● 強力空中超音波の非線形性を利用したモルタル内部の火害計測に関する研究● 低温下における断熱材付きニッケル水素蓄電池の熱的モデルの開発● 霧中における車両通行止め標識の提示方法と視認性に関する研究● メカナムホイールを用いたAGVの障害物回避に関するアルゴリズムの検討● 内部にストリップ導体を有する角柱物体による電磁波の散乱● 光スイッチを用いた時分割多重によるファイバブラッググレーティングの振動測定● 超音波残尿測定器を用いた排尿の自動検出と蓄尿傾向に関する基礎検討

● 列車の運行実績に畳み込みニューラルネットワークを適用した運行予測に関する研究● 光周波数掃引を用いたリング配置のファイバブラッググレーティングの多点反射測定● 加圧式定量噴霧吸入器向けフォトリフレクタを用いた吸入タイミングの簡易測定に関する研究● レーザー光を用いた教育用模擬CT装置による再構成画像の検討● Znカーボンネットに赤外放射と通電を併用した消霧効果の検討● CIP法による2次元電磁波散乱解析とその高速化に関する研究● 超音波複合振動源による面状振動を用いた異種金属の接合● 二層非線形スプリットリング共振器の作製と光制御● HDRカメラによる全方位輝度画像計測に関する検討● ジャイロセンサを用いた加速度運動実験支援ソフトウェアの拡張機能の開発と応用実験● 3枚翼の直線翼垂直軸風車のソリディティの違いが風車特性に及ぼす影響● 磁化同軸プラズマガン堆積装置の開発と機器特性の検討● ランダム周期瞬きデスクトップマスコットの瞬き促進効果およびメンタルワークロード評価● 鋭い指向性を持つ小型円形たわみ振動板型強力空中超音波音源● 反射波長の異なるFBGセンサを用いた火災の発生位置の推定● 病薬連携吸入支援システムにおける機械学習を用いた指導報告予測に関する検討● 遠距離に指向性の鋭い音波を放射する反射板付たわみ振動板型超音波音源● ACC車両を含む交通流における運転挙動が車間距離に及ぼす影響の基礎検討

お問い合わせ: TEL:03-3259-0777/FAX:03-3293-8265 E-mail:[email protected] WEB:http://www.ele.cst.nihon-u.ac.jp

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 3534 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

電気工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的使命感と知的探究心が旺盛で 独立心あふれる研究者・技術者の育成常に問題意識を持ち、その問題解決に取り組むために、自ら論理立てて物事を思考できる使命感溢れる研究者・技術者を育てます。

世界で活躍する教授陣のもとで 先端的かつ創造的な研究テーマに挑戦教員指導のもとに、学部学生をリードし、世界最先端の研究活動を行い、その成果を広く国内外に発表しており、論文発表賞など数多く受賞しています。

社会インフラストラクチャーの基幹となる エレクトロニクス技術者として活躍本専攻の修了生は、電子機器、材料、情報通信、自動車産業などの大手企業、官公庁・公共機関において、活力ある研究者・技術者として活躍しています。

前期課程回路・制御、材料・素子、通信・光、情報工学に跨る幅広い電子技術の基礎知識を関連づけながら、最新のトピックスや技術動向を学び、電子基礎、電子工学、電子材料、通信工学、情報処理に関わる先端的テーマを掲げる研究を遂行することによって、研究開発、専門業務に携わることのできる技術力、語学・発表能力を備えた未来志向の研究者・技術者を養成する。

後期課程電子基礎、電子工学、電子材料、通信工学、情報処理の諸分野において、世界に先駆ける先端的テーマを掲げる研究を計画・遂行・完成することによって、次世代の広範な電子技術を駆使、発展させる独創的研究開発、高度な専門業務を遂行するに十分な学識と能力を備えた研究者・技術者を養成する。

自分は学部時代に学んできたことを活かして、より専門的な知識や技術を修得できる環境に魅力を感じています。研究に対しての試行錯誤を通して考え方の幅が広くなり、『問題を解決するためには何をすればいいのか』といった研究課題の取り組み方を修得できました。今後もスキルのさらなる向上に励んでいきたいと思います。

井橋 知也博士前期課程2年

電子工学専攻

超高速ネットワーク通信・回路計測センサ・電子デバイス・高機能材料・新分野物理基礎を世界で活躍する教授陣が指導

研究指導教員と研究テーマ

電子材料岩田 展幸 教授/博士(工学)薄膜作製プロセス/酸化物多機能デバイス/カーボン系ナノデバイス/フレキシブル有機エレクトロニクスデバイス/高温・室温超伝導体の探索

環境電磁工学/電磁波工学三枝 健二 教授/博士(工学)電磁波の反射・吸収・遮蔽に関する測定/建物の電磁環境/電磁波応用/アンテナ

電子基礎塚本 新 教授/博士(工学)ナノ・超高速磁気物性工学/光スピントロニクス/フェムト秒レーザ応用/超短時間現象光計測・制御/超高速高密度情報記録/ナノ構造材料/医用画像処理/データサイエンス

3次元画像吉川 浩 教授(兼担)/工学博士計算機合成ホログラムの高速計算/ホログラフィックテレビジョン/ホログラフィックプリンタ/コンピュータグラフィックス応用/バーチャルリアリティー

電子工学佐伯 勝敏 教授/博士(工学)VLSIによるニューラルネットワークの構築/脳の学習機能のモデル化/CPGモデルのロボット応用/カオスニューロモデル/バイオセンサ/超音波システム/生体情報計測

半導体工学高橋 芳浩 教授/博士(工学)宇宙用耐放射線性半導体デバイス/紫外線エネルギーを用いた絶縁膜の低温成膜/室温純水中における酸化膜成膜/シリコン系発光デバイス/デバイスシミュレーション

電子工学/計測工学今池 健 准教授/博士(工学)高安定周波数基準源/周波数安定度計測/GPS応用/通信品質評価/低雑音電子回路/圧電振動センサ/ソフトウェア無線

光・磁気応用/電位計測中川 活二 教授/博士(工学)プラズモン利用の高密度磁気記録・磁気センサ/スピン波磁性材料と応用デバイス/表面プラズモンポラリトン機能性導波路/近接場光シミュレーション解析/高空間分解の表面電位計測

計測/通信工学

大谷 昭仁 教授/博士(工学)

物性・デバイス領域

芦澤 好人 准教授/博士(工学)

超短パルスレーザによる次期記録システム/ミリ波・テラヘルツ波発生技術とその応用計測/第5世代通信用信号評価システム/ファイバセンサシステム/計測用特殊光源と応用計測

表面プラズモン/磁気センサ及び磁性材料/熱アシスト磁気記録/電荷分布計測システム/低摩擦表面材料

超高周波電磁波応用研究室高周波計測を中心とし、光通信と計測技術、光ファイバを利用したセンサ技術、ミリ波無線通信と計測技術、テラヘルツ波や次世代特殊光源に関する技術を主に研究しています。最近では、2020年から運用が始まる5Gに関しての研究に重点を置き、140GHz帯のミリ波スペクトラムアナライザの実用化に成功。この成果が認められ、学術的評価の高さから平成29年第73回電気学会電気学術賞進歩賞を受賞しています。

磁気・光応用研究室超高記録密度磁気ディスク、室温動作心磁計、スマホ用電子コンパス、自動運転用角度検出センサなど、高感度・高精度磁気センサの要求がますます高まっています。私は、表面プラズモンという電子の波を利用する新しい原理の高機能小型磁気センサの実現を目指しています。表面プラズモンの発生に関するシミュレーションから、新材料の作製・評価、センサデバイスの創製まで、幅広く研究を行っています。

お問い合わせ: TEL:047-469-5453/FAX:047-467-9683 E-mail:[email protected]

電子工学専攻の4つの研究系列と20の研究グループ

電気電子回路/センサー系 情報処理/計算科学系

新素材/応用物理系 通信ネットワーク系

人工知能 研究グループ電子回路/集積回路 研究グループ超高速計測 研究グループ超高機能センサー 研究グループロボット制御 研究グループ

生体情報 研究グループ画像情報 研究グループデバイスシミュレーション 研究グループ物理シミュレーション 研究グループ電波解析シミュレーション 研究グループ

光磁気物性 研究グループ光応用電子工学 研究グループナノエレクトロニクス 研究グループ有機エレクトロニクス 研究グループ半導体エレクトロニクス 研究グループ

電波応用 研究グループ衛星発電システム 研究グループ衛星搭載アンテナ 研究グループM2M 研究グループ高安定通信 研究グループ

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 3736 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

電子工学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的基礎理論から応用まで広い分野カバー本専攻は理工学部の4学科を礎として1992年4月に開設しました。応用情報工学科との連携を強め、情報処理・ネットワーク・組込みシステムを中心に幅広く情報分野をカバーしています。

多彩な講義パターン認識、人工知能、情報論などの理論から、専門領域、応用領域にわたる講義を用意し、学生の意欲と社会的負託に応えています。

活発でグローバルな研究活動外部との共同研究も行い、切磋琢磨し多くの成果を上げています。成果発表には国際シンポジウムも含まれ、研究活動を通じ高度技術者・研究者としての実力を育んでいます。

前期課程数理科学、計算機技術を駆使し、次世代の情報科学及び広範な工学分野の発展のために、独創的な研究、開発、高度な専門業務を遂行する能力を備えた研究者・技術者を養成する。

後期課程豊かな学識をもって、次世代の情報科学及び広範な工学分野の発展を担う、独創性と創造力に秀でた研究者、高度技術者を養成する。

情報科学専攻の講義では、情報工学の専門的な部分を学びながら、それをどう応用していくか考える力を養うことができます。今ある問題をどう解決するかという論理的な思考を身につけられるのが、大学院の大きな魅力の一つだと思います。研究活動では、データを解析してその規則性を見つけ出し、新しい手法を考え作ることが楽しいです。

小島 麗七博士前期課程2年

情報科学専攻

未来のコンピュータ科学を支える情報科学専攻

研究指導教員と研究テーマパターン認識

西脇 大輔 教授/工学博士

3次元画像

吉川 浩 教授/工学博士

文字図形認識理解/類似画像・ロゴ検索照合/映像を用いた車両などの物体検出・認識/3次元センサを用いた物体検出・識別/危険や異常などの自動検出

計算機合成ホログラムの高速計算/ホログラフィックテレビジョン/ホログラフィックプリンタ/コンピュータグラフィックスにおけるグレーティングの回折光の表現/バーチャルリアリティー

パターン認識・人工知能研究室人工知能の一分野であるセンシング技術を活用した実世界環境のコンピュータによる自動認識・理解の研究をしています。特に、カメラを用いた物体検出や危険や異常などの自動検出は人間の視覚をはるかに上回る高速かつ高精度な技術として注目しています。ロボットに人間並みの知能を持たせるために、物体や誌面など、実世界環境下に記された文字・図形の自動検出や認識の研究もしています。労働人口の減少を目前に、人間の認識能力をはるかに凌ぐコンピュータシステムを研究開発することにより、今まで以上に高効率な社会システムや人ひとりひとりに対する安全・安心、快適サポートの実現を目指しています。

3次元映像工学研究室現在の3次元ディスプレイの多くは左右の視点からの2枚の2次元画像を利用したものが主流で、完全な3次元表示とはいえません。それに対して、ホログラムは光の回折・干渉現象を利用し、見ただけでは実物と区別のできないリアルな3次元表示が可能な唯一の方式です。この研究室では、ホログラム計算の高速化手法や独自の出力手法の研究を行っています。

修士論文の一覧(平成30年度修了生)

● デジタルホログラフィを用いた実物体モデルでの円筒型ホログラムに関する研究

● 鉄道信号システムの高度化に対するZigBeeデバイスの適用可能性に関する評価

● 合意形成手法D-Caseの実用化に向けたワークショップの実施と評価● 計算機合成ホログラムのための写実的な点光源生成ソフトの高速化に関

する研究● 叢生防止を目的とした咬合特徴計測システムの開発● NIRS脳活動計測における姿勢変動の影響除去に関する研究―頭部自由

運動時の影響除去に対する検討―● 画像特徴量によるマルウェア亜種検知に関する研究● ステレオカメラを用いた重機向け近接者検知システムの構築● 複数のガイドラインを基に適切な病理検査を提示するシステムの開発● UIデバイスを考慮したシステム設計指針の研究● フレキシブルな状態監視を実現するワイヤレスセンサシステムと鉄道現

場への応用

● CDMA-QAMおよびCDMA-PSK伝送方式の最適化と雑音に対する評価● リコンフィギュレーション技術を用いた産業用情報蓄積装置に関する研究● 最適な駐車プラン推薦システムの構築● 感覚距離比を用いた認知地図生成モデルの構築に関する研究● スペクトラム拡散信号を用いた適応フィルタの軌道回路伝送への応用に

関する研究● 距離画像センサの車両感知器への適用に関する研究● ゲーミフィケーションを用いた水害避難シミュレーションスマートフォンア

プリケーションの開発と評価● 列車運行シミュレータを用いた遅延対策の影響評価に関する研究● 手話翻訳システムのための指文字認識に関する研究● ETC車両検知器データを利用した車種判別―学習区分細分化による精

度向上―● 映像配信システムのための高速電子透かし埋め込み手法

お問い合わせ: TEL:047-469-5143/FAX:047-469-5657 E-mail:[email protected]

情報システム香取 照臣 教授/博士(工学)列車運行計画の最適化/画像処理技術による行動認識/認知行動の解析/動的最適配置の道路交通への応用

ネットワークサービス澤邉 知子 准教授/博士(工学)高精細映像の分散アーカイブシステムの研究/高効率コンテンツ配信の研究/大容量高信頼IP伝送の研究

ソフトコンピューティング高橋 聖 教授/博士(工学)交通信号機の最適制御/近赤外線分光法による脳活動計測/口腔内状態指数の自動算出/走行制御による列車遅延緩和

情報通信細野 裕行 教授/博士(工学)狭帯域電力線通信に関する研究/最先端小型アンテナシステム/生活音の視覚化

ソフトウエアデザイン松野 裕 准教授/博士(科学)リスクコミュニケーションのためのソフトウエア/システム保証/リスク分析/VR,AI応用

脳型情報処理システム保谷 哲也 准教授/Ph.D人工ニューラルネットワーク/音声・画像パターン認識/自然言語処理/雑音除去/認知・心理学見地に基づく脳型コンピューティングシステムの構築

3次元画像山口 健 准教授/博士(工学)計算機合成ホログラムの設計/干渉縞の高速生成/計算機合成ホログラムの出力装置の開発/3次元計測/多視点画像からの光線情報の生成とその応用/AR・VRを用いた教育応用

電子情報工学塚本 新 教授(兼担)/博士(工学)フェムト秒レーザー応用/超短時間現象光計測・制御/新しい光・磁気超高速情報記録原理/ナノ構造材料とその応用(超高密度情報記録材料)/医用画像処理

産業システム望月 寛 准教授/博士(工学)高機能な鉄道信号システムの研究/多情報化を実現するデジタル伝送システムの研究/フレキシブルな構成を持つ組込みシステムの研究と応用

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 3938 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

情報科学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的研究・開発職に就くために必要な知識、能力を 身につけた化学のエキスパートになれます企業などの研究・開発職では修士修了以上の研究能力が求められます。大学院生は、教授陣らの指導のもと、研究活動によって必要な能力を身につけます。

研究室の教授陣に加え、 他研究室の教授陣からも指導を受けられます研究内容によって物質、応用、生命領域に分かれて研究計画発表会、進捗報告会などが開催され、研究室外の先生、院生とも交流して視野を広げます。修了時には、工学または理学の学位を取得することができます。

先端的な大型分析装置を利用し、物質の謎に 迫る先端的な化学の研究ができます当専攻の建物内の「材料創造研究センター」には、先端的な大型装置が取り揃えられており、大学院生はこれらの装置を思う存分活用して研究を行えます。

前期課程国際的視野に立ち、創造的な研究開発能力を発揮できる化学技術者を養成する。

後期課程化学に関する独創的・国際的な研究開発能力ならびに時代の変化に対応できる豊かな学識と高い倫理観を有し、化学技術の進歩を推進するための自律的な行動力とコミュニケーション能力をもった指導者となりえる人材を養成する。

大学院進学の魅力は、『自身の急激な成長』これに尽きると思います。大学院では研究を通して、創造力や問題解決能力を高いレベルで養うことができ、社会人として需要の高い人材に成長できる環境が整っています。現時点で自身の強みがはっきりと分からない人ほど、自己投資期間と考え挑戦することをお勧めします。

神 翔太博士後期課程1年

物質応用化学専攻

グローバルな視野に立ち、ユニークな思考力を発揮できる化学技術者の育成

研究指導教員と研究テーマ

高分子合成化学/機能性高分子青柳 隆夫 教授/博士(工学)刺激応答性高分子材料の設計・合成に関する研究/生分解性バイオマテリアルの機能化/自己修復材料/ドラッグデリバリーシステムおよび再生医療に貢献する新高分子材料

無機材料化学梅垣 哲士 准教授/博士(工学)金属‐酸化物複合触媒の形状制御とその触媒機能/固体酸系複合酸化物の形状制御/ガス発生反応を利用する粒子の中空化法

生化学/環境微生物学谷川 実 准教授/博士(工学)極限環境微生物の電子伝達系酵素およびD-アミノ酸関連酵素の精製および性質決定/新奇有用微生物の単離と同定/新奇D-アミノ酸定量方法の開発

脂質工学深津 誠 講師(短大教授)/工学博士機能性脂質の酵素を利用した合成/天然油脂のキャラクタリゼーション

化学工学栗原 清文 教授/博士(工学)高純度エタノール精製プロセスの開発に必要な物性測定/超臨界CO2系の過剰エンタルピーの測定と相関/イオン液体の粘度測定/2成分系定圧・定温気液平衡データの評価

無機材料化学遠山 岳史 教授/博士(工学)機能性粉体の合成/CO2を利用した無機粉体合成法の創製/バイオセラミックス/無機系未利用廃棄物の資源化

機能物質化学/ナノ化学須川 晃資 准教授/博士(工学)金属・半導体ナノ粒子、炭素ナノ材料の合成/有機・無機ハイブリッド材料/高機能太陽電池の開発/がん治療ナノ材料・ドラッグデリバリー・生体イメージングナノ材料の開発

分析化学森田 孝節 准教授/博士(工学)原子スペクトル分析法による環境及び生物試料中の金属の定量/環境及び生物試料中の金属の多元素同時スペシエーション

生物資源化学/天然物有機化学仁科 淳良 教授/博士(農学)天然資源の高機能化と高度利用/生物資源を基盤とした新規機能分子(生理活性物質)の探索と生理機能の解明/天然成分の受容体・細胞内情報伝達経路への作用測定

高分子工学伊掛 浩輝 准教授/博士(工学)機能性有機・無機ハイブリッド材料の作製/紫外線・熱線遮蔽フィルムの作製/強磁場照射による高分子配向フィルムの作製/バイオベース高分子材料の高機能・高性能化

分子デバイス化学/超分子化学大月 穣 教授/工学博士分子設計と自己組織化による超分子の構築/分子組織体による電子・光の制御/光・電子機能性金属錯体/人工光合成/太陽光による水の光分解/太陽電池用有機正孔輸送材料

化学工学/資源環境工学角田 雄亮 准教授/博士(工学)木質バイオマスの直接液化プロセスの開発/廃プラスチックの化学原料化/固体酸触媒を用いた羊毛からのアミノ酸製造/バイオマス添加による微粘結炭由来コークスの強度改善

化学工学松田 弘幸 准教授/博士(工学)グリーンケミストリーを指向した物質の物性の測定と推算/医薬品関連物質の溶解度の測定と相関/超臨界二酸化炭素を利用した食品廃棄物の有効利用

高分子物性清水 繁 教授/博士(工学)ポリペフチド鎖の局所構造/高分子セグメント間の相互作用/高分子溶液の熱力学/ハイドロゲルの物性

分子生物学/糖質科学鈴木 佑典 准教授/博士(農学)神経変性疾患およびヘモグロビン異常症における複合糖質の機能解明/複合糖質の新規精製法および構造解析法の確立/イメージング質量分析法による脂質解析

応用微生物学/遺伝子工学西村 克史 講師(短大教授)/博士(農学)微生物におけるD-アミノ酸代謝/タンパク質のX線結晶構造解析/微細藻類の発酵原料としての利用/ファージディスプレイの応用/野外からの新奇有用微生物の分離と応用

有機合成化学青山 忠 准教授/博士(工学)固体担持試薬を使用する有機合成反応/新規反応試剤の開発/有機硫黄反応剤を用いる新規合成反応/医療品合成の基板となる反応の開発

天然物化学浮谷 基彦 准教授/博士(工学)テルペノイドアミノ酸誘導体の合成/テルペノイドN-結合型配糖体の合成/天然物由来がん治療薬の開発/アポトーシス誘導剤の開発

有機光化学/有機合成化学

大内 秋比古 教授/理学博士

無機材料化学

小嶋 芳行 教授/博士(工学)

光を用いる有機化学反応の開発/光触媒を用いる環境調和型反応の開発/太陽光を用いる炭素骨格の構築/光を用いるグリーンケミストリー

カルシウム化合物蛍光体の創製/酸化カルシウム系建築材料の再資源化/二酸化炭素の固定化技術/ソノケミストリーを用いたナノサイズカルシウム化合物の創製

有機合成化学研究室私たちの世界は有機と無機化合物から成り立っています。有機化学は①有機物の性質の理解、②目的の性質を持つ物質の設計、および③有機物を合成・変換、するための基本です。現在、多くの有機反応が利用されていますが、大量の化石燃料や毒性の高い薬剤を用いる反応が多いので、私たちの研究室ではこれらの問題を解決するために光(太陽光)やマイクロ波等のエネルギーと毒性の無い(少ない)薬剤等を利用して持続可能な社会を構築するためのグリーンケミストリーの研究を行っています。

無機材料化学研究室人間の耳には聞こえない高い振動数をもつ弾性振動波(音波)が超音波であり、一般的には周波数20kHz以上の音波を超音波といいます。水中に超音波を照射すると振動が起こり、溶液反応であればイオン同士の接触回数が多くなることにより微細な粒子を合成することができます。我々は超音波を用いることによりナノカルシウム化合物を合成しており、とくに人間の骨の主成分である水酸アパタイトでは300m2/gを超えるこれまでにないナノ粒子の合成に成功しています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0827/FAX:03-3293-7572 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 4140 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

物質応用化学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

強相関電子系の一種であるバナジウム酸化物CaV2O4の結晶構造

Natureに出版された論文

専攻の特色 教育研究上の目的自立した研究者及び高度専門技術者を育成物理学専攻は、1963年の創設以来、産業、教育、研究など多くの人材を養成してきています。カリキュラムは専門基礎から最先端の知識までを取得できるように構成されています。

多様な研究分野物質の根源を追求する素粒子・原子核物理、広大な宇宙に挑む天文・宇宙物理、大型実験装置を用いた核融合・プラズマ物理、超伝導・磁性・半導体などの実験系を含む物性物理、生命の根源の理解を目指す生物物理、巨視的な性質を導き出す統計物理学、さらに科学史や物理教育など多彩です。

教育・研究の実際充実した実験装置と理論研究を活かし、多様な講義とカリキュラムに連携した研究室単位のゼミナールによる総合的指導と実験・輪講による個別指導を行い、最先端の専門的知識の修得と将来の研究活動や社会活動ができるように配慮しています。研究成果は学会などで積極的に発表するように指導しています。

前期課程現代科学・技術の様々な分野において基礎となる物理学の専門知識と論理的な思考法、科学・技術の課題の解決法を修得し、豊かな人間性、国際性、社会倫理観を身に付けた人材を養成する。

後期課程物理学の高度で最新の専門知識と思考法を修得し、科学者としての社会倫理観を身に付け、現代科学・技術の様々の分野における研究課題を解決する能力、自立して研究を進める能力、新しい分野を切り開く応用力をもつ人材を養成する。

私はラーベス化合物ZrFe2の元素置換効果について研究しています。この物質はパイロクロア格子を形成する立方晶(MgCu2型)の遍歴磁性体であり、約620Kで強磁性転移を示しますが詳細な物性は不明とされます。結晶構造と磁性へのFeの置換効果を調べるために、混晶物質であるZr(Fe1-xCox)2やZr(Fe1-

xMnx)2を作製して物性評価を行っています。

武井 優樹博士前期課程2年

物理学専攻

国内外の研究機関と連携した研究環境で、理工系学科で学んだ知識を活かし、学際的・先端的な研究を実践する能力を育成

研究指導教員と研究テーマ

プラズマ物理学浅井 朋彦 教授/博士(工学)高効率な核融合炉心プラズマを中心に、プラズマ物理学の基礎から応用にわたる研究を行っています。また、先端的なプラズマ物理研究には、実験技術の開発が必須であり、これらを医療や材料などの分野へ応用する研究も行っています。

宇宙物理学/高エネルギー天体物理岩本 弘一 教授/博士(理学)超新星/ガンマ線バースト/元素の起源/輻射輸送/ニュートリノ/重力波/ブラックホール

半導体物理学高瀬 浩一 教授/博士(理学)電子相関の物理(弱相関から強相関)/新規熱電半導体の物質探査と高温物性測定/強磁性半導体の創成と物理/放射光X線を用いた分光測定/ナノ材料の作製とその応用(表面プラズモンと新規メモリデバイス)

生物物理学/神経科学小松﨑 良将 准教授/博士(理学)電気生理学的手法/蛍光イメージング法を用いた神経系の高次情報処理機構(記憶・学習・情動など)の解明/嗅覚情報処理中枢の神経ネットワーク/緑茶カテキンによる記憶学習モジュレーション

核融合科学高橋 努 教授/工学博士高ベータ値を持つトロイダルプラズマ(磁場反転配位プラズマ/球形トカマク)の生成・閉じ込めに関する研究/高温高ベータプラズマの計測法に関する研究/逆問題のプラズマ計測への応用

物性生命情報理論/物性理論・計算物理学山中 雅則 教授/博士(理学)統計力学・計算物理学・第一原理計算などの手法を用いた数理解析応用技術、特に時系列多変量解析・インシリコ創薬・ゲノム創薬・神経発火の解析と高次脳機能

理論物理学糸井 千岳 教授/理学博士強相関電子系、スピン系、ランダム系、ニューラルネットワークや場の理論など、大きな自由度を持つ量子系や古典系の熱力学的な性質をできるだけ厳密に明らかにすることを目標としている。

数理情報学鈴木 潔光 教授/理学博士メディアを利用した導入教育システムの開発研究/基礎教育のデータベース化とウェブ配信に関する研究/大学数学における可視化教材の開発と教育効果に関する研究/高等学校・中学校の数学教材の開発とウェブ配信に関する研究

物性物理学高野 良紀 教授/工学博士希土類元素および遷移金属元素を含む低次元化合物およびペロブスカイト関連化合物の磁性と伝導/ファン・デル・ワールズ・エピタキシーを用いた人工格子の作成と評価/酸化物高温超伝導体の電気伝導と磁性/スピングラス

宇宙数理解析/宇宙物理学・X線観測根來 均 教授/博士(理学)高エネルギー天体観測、とりわけ国際宇宙ステーションに搭載した全天X線監視装置 MAXIのデータを用いたブラックホールと重力波の観測的研究

素粒子物理学/超対称理論・大統一理論二瓶 武史 教授/博士(理学)素粒子標準模型の枠組みを越えて、質量の階層性、暗黒物質、暗黒エネルギー、大統一理論、CP対称性の破れ、宇宙のインフレーションなどの観点から、より優れた理論の構築を目指している。

素粒子論/超弦理論・ゲージ重力対応三輪 光嗣 准教授/博士(理学)自然界のあらゆる物質と相互作用を統一する理論の候補である超弦理論に関する研究を行っている。特に、超弦理論によって予言されるゲージ理論と重力理論の対応関係の研究に力を入れている。

宇宙物理学

藤井 紫麻見 教授/博士(理学)

物性物理学

渡辺 忠孝 教授/博士(工学)

天体物理学、特に恒星天文学/超新星における元素合成と高エネルギー放射/高密度天体周辺の放射輸送/銀河・銀河団中の放射と化学進化

固体電子物性/強相関電子系の物理/エキゾチック超伝導/幾何学的フラストレーション/超音波物性/単結晶成長

宇宙物理学研究室超新星爆発や爆発後に生じる高密度天体周辺における放射輸送と元素合成などを中心に研究を行っています。超新星は、莫大なエネルギーを可視光だけでなくX線やガンマ線など様々な形態で放出します。これら電磁波の放射強度やスペクトルを調べることで放射機構やエネルギー源、ガスの温度や密度、化学組成などを知ることができます。

物性実験研究室強相関電子系とよばれる固体物質群を研究対象として、物質合成と様々な物性測定を行うことにより新しい物性を探索・研究しています。強相関電子系とは、物性の担い手である物質中の電子(化学結合の担い手でもあります)の間に強いクーロン相互作用(電子相関)が働く物質のことです。強相関電子系は、高温超伝導などの多彩な物性が現れることから、現代の物性物理学において最もホットなトピックとなっています。

プラズマ理工学研究室・核融合科学研究室 宇宙物理学・天体物理学・素粒子物理学研究室理論的に最も高効率な核融合炉心を実現しうるFRCプラズマを中心に、プラズマプロセス、医療応用など、プラズマ物理の基礎から応用にわたる研究を行っています。研究室で開発が進むFATと名付けられたFRC装置は、この方式における国内唯一の実験環境で、国内外から研究者が参加しています。また、世界最大のFRCを持つTAE社(米・カリフォルニア州)との共同研究には本研究室の大学院生も参加し、精力的に研究が進められています。

天体物理学・宇宙物理学・素粒子論的宇宙論の4研究室において、初期宇宙における元素合成、銀河の放射と化学進化などの歴史ある研究分野をはじめとして、超新星、ブラックホール、暗黒物質、重力波などの理論的研究や、高エネルギー天体・突発天体などのリアルタイム観測などの実験的研究まで多様な分野で研究を進めています。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0900/FAX:03-3293-8269 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 4342 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

物理学専攻

修了生紹介

受賞紹介

大学院のススメ

教育ポリシー

研究実績とデータ

研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的純粋数学から応用数学、 計算機科学にまでわたる幅広いカリキュラム解析学、幾何学、代数学の純粋数学から情報数学などの応用数学までの幅広い分野の最先端の研究までカバーする充実したカリキュラムを用意しています。

選び抜かれた世界的に活躍している 教授陣による徹底した少人数教育選び抜かれた教員による授業・指導は徹底した少人数教育で行われ、大学院生は最先端の研究を学び、自ら進められるようになるまで鍛え上げられます。

古今東西の専門書の揃う図書室や 高性能システムの導入された計算機室などの 充実した施設数学専攻の図書室・計算機室の提供する専門書、電子ジャーナルや計算機システムを利用して、必要な情報を入手し、研究を進めることができます。

前期課程現代数学の幅広い分野から、個々の学生の志望、性格に適したテーマを選択し、論理的分析力、発表力を体得した数学応用者、教育者、研究者を養成する。

後期課程現代数学の幅広い分野から、個々の学生の自主的な選択のもとに主題を定め、数学の深い知識、論理的分析力、発表力を涵養し、学界及び産業界にて活躍できる人材を養成する。

数学は、1つの結果を導くために、多くの時間や努力を要することがあります。そして、その結果に至った先には、別の問題があって、またその繰り返しです。時には、一筋縄ではいかないことがありますが、それでも考え抜いて得られる思考力は、一生の宝になると考えています。

鈴木 涼平博士前期課程1年

数学専攻

英知の創造への挑戦 静かで、すがすがしい数学の世界で現代の最先端を究める純粋数学と情報数学のバイリンガルを目指せ

研究指導教員と研究テーマ

数論河野(平田)典子 教授/理学博士、Ph.Dディオファントス問題の解明に役立つ数論的幾何学、数の幾何学、ディオファントス近似、超越数論、多変数関数論などの研究を行い、整数論における諸現象を探る。

解析学/偏微分方程式論利根川 聡 教授/博士(数理科学)非線形の波動方程式、クライン・ゴルドン方程式、シュレーディンガー方程式の初期値問題・終値問題の可解性、解の爆発、時間大域解・爆発解の漸近挙動を明らかにする。

整数論/ディオファントス幾何/数論的力学系安福 悠 教授/博士(数理科学)、Ph.D

「整数論は代数幾何学的性質により制御されている」という考えに基づき、方程式の有理数解や最大公約数を研究する。また、写像の多重合成の数論的性質について調べる。

計算流体力学小紫 誠子 准教授/博士(理学)専門は非圧縮性流体の数値シミュレーション。種々の流体現象について、非圧縮性ナビエ・ストークス方程式を用いて数値解析を行う。

位相幾何学笠川 良司 准教授/博士(理学)微分可能多様体の微分同相群やシンプレクティック構造など多様体上の構造を保つ微分同相群に、多様体の幾何学や解析学的な性質がどのように反映しているのかを調べる。

表現論古津 博俊 准教授/理学博士代数学の一分野である表現論の中でも特にLie代数や、超Lie代数の表現について研究する。とりわけ既約表現やユニタリ表現について研究する。

数学基礎論志村 立矢 教授/理学博士専門は数理論理学。研究の中心は非古典論理の完全性で、様相概念や様相論理、直観主義論理を研究する上で最も基礎的な概念であり、どのような形で成立するかを調べている。

位相幾何学/力学系橋口 徳一 教授/理学博士力学系・葉層構造とそれに付随して現れる幾何構造や群、不変量などについての(微分)位相幾何学的研究

ネットワーク基礎論吉開 範章 教授/工学博士情報社会のアーキテクチャ研究と社会実装。現在のテーマは、「信頼」を中心に、IoT環境における評判システム、情報ガバナンス及び協調技術の研究を行っている。

確率論西川 貴雄 准教授/博士(数理科学)確率微分方程式などにより記述されたマルコフ過程の大規模・長時間漸近挙動について研究を行っている。特に、相分離で現れる界面の数理モデルについて興味がある。

非線形解析学/偏微分方程式論/応用数学水野 将司 准教授/博士(理学)非線形偏微分方程式、特に退化楕円型・放物型方程式の研究を行う。物理法則や変分理論などを用いた微分方程式の導出とその方程式の可解性、解の正則性を調べる。

ソフトウエア工学栗野 俊一 准教授/博士(理学)プログラムの効率的な実行のための新しいアルゴリズムの開発や、そのプログラムを効率良く実現するためツール開発を行う。

情報・計算機保谷 哲也 准教授(兼担)/Ph.D人工知能・信号処理に関する研究。応用数学のみならず脳科学、認知・心理学・言語学的見地を含めた幅広い視点から人工ニューラルネットワーク・パターン認識問題を扱う。

解析学を用いた学習理論の考察

青柳 美輝 准教授/博士(数理学)

学習係数と特異モデルの情報量基準について

青柳研究室学習理論とは、計測して得られたデータからそのデータを発している複雑な情報源を推測する過程を理論解明する研究です。近年、この学習理論の研究のためには、今までの数理統計学の理論では不十分であり、複素関数論などの解析学の手法による考察が必要であることが分かって、理論研究が盛んになってきた新しい分野です。現在、特異点解消などを用いて学習効率を表す学習係数を主に研究しています。

グラフ理論

善本 潔 教授/博士(理学)

構造的グラフ理論/ラムゼー理論/線グラフや稠密グラフのハミルトン問題

善本研究室グラフ理論では主にネットワークなどの数理モデルであるグラフの組合せ的性質を研究します。私は特にグラフの構造を研究しており、最近はラムゼー理論に関係する辺着色された完全グラフなどの構造を決定する問題に取り組んでいます。また稠密なグラフのサイクル問題やP-NP予想との関係が深い線グラフのハミルトン性も私の重要な研究課題です。

お問い合わせ: TEL:03-3259-0944/FAX:03-3293-5828 E-mail:[email protected]

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 4544 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

数学専攻

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研究施設

専攻の特色 教育研究上の目的自然地理学・人文地理学・ 地理情報科学・地誌学と多彩な研究分野自然のメカニズムや人間との関わり、人間の諸活動と社会集団を対象とする研究、GISを核とする地理情報技術による空間的諸問題の解決、それらを統合する地誌学があります。

フィールドワークを基礎に 大学院生の主体性を重視した教育・研究活動充実した実験装置やGIS、衛星画像解析ソフトを利用した教育・研究活動が行われ、研究成果を学会や学術雑誌に報告しています。各種の奨学金、支援制度があります。

地理学をいかした進路で社会に貢献する人材の育成高等教育機関や官公庁・企業の研究・教育職、コンサルタントとして、環境・災害・防災の研究、土地利用・地域開発計画の策定、人口問題の解決などで活躍しています。※ 授業や研究は世田谷校舎(文理学部)で行われています。社会人を対象とした授業を開講

しています。

前期課程地形や気候を扱う自然分野、農山村や都市を対象とする人文分野、GIS

(地理情報システム)を中核とする地理情報分野、環境地理分野、これらを統合する地誌学の分野があり、実験実習やフィールドワークを重視し、研究を行い、実務的技術を習得し、創造性豊かで実践的かつ高度な研究能力を備えた研究者、教育者、実務者などを養成する。

後期課程専攻分野について研究者として自立して研究活動を行い、豊かな学識に基づいた高度な研究能力を備えた、人材を養成する。

私は、卒業研究をさらに深め、教員になるための幅広い知識を習得することを理由に進学しました。現在は、子どもが用いるジャンケンの地域差についての研究に励み、研究分野の異なる大学院生や、他研究科の教授にアドバイスをいただくなど、様々な交流も増え、充実した日々を過ごしています。

遠藤 なつみ博士前期課程1年

地理学専攻

広範にわたる知識と実地調査の能力、空間分析の技術を身につけ、地理情報を活用した社会への貢献と地域診断のエキスパートを目指す!!

研究指導教員と研究テーマ

社会地理学/観光地理学/地域研究落合 康浩 教授/博士(理学)地域資源を活用した地域振興・地域開発の研究/観光およびレジャー行動と観光・レジャー地域の変容に関する研究/中央アジア・ヨーロッパにおける個別地域の地誌的研究

人文地理学/歴史地理学/経済地理学井村 博宣 教授/理学博士環境と人間のかかわりに関する研究/水産養殖業の発達史および産地の形成と変容に関する研究/伊能忠敬の測量と実測図に関する研究/海と漁業の観光資源化に関する研究

自然災害科学/リモートセンシング佐藤 浩 准教授/博士(工学)リモートセンシングによる斜面崩壊・地すべり挙働の検出に関する研究/数値地形モデル・地質図データによる地形・地質的特徴の分析

地域景観論/地域政策論/交流文化論佐野 充 教授/理学博士都市景観形成と観光振興/中心市街地・商店街の相互依存連帯の推進/地域再生のための資源・人材活用の推進/地方創生支援地域環境政策モデル/インバウンド観光とIoT地域づくり/富士山の地域研究・地方学/日中都市比較研究

地形学/岩石風化藁谷 哲也 教授/理学博士岩石の風化作用と地形形成プロセスに関する研究/石造文化遺産の風化作用による劣化過程に関する研究

自然地理学/気候学

森島 済 教授/博士(理学)

地理情報科学/近接性/生活環境評価

関根 智子 教授/博士(理学)

熱帯域における気候変動と環境変化に関する研究/乾燥熱帯〜湿潤熱帯における水資源問題に関する研究/都市ヒートアイランド現象と都市型豪雨に関する研究

生活関連施設への近接性の研究/公共交通による近接性の研究/地理情報技術の高度化に関する研究/GISを利用した空間分析/都市の建造空間/人口センサスから見た地域構造の研究

気候環境研究室気候は自然環境全般にわたる制約条件でもあり、この環境を利用した人々の生活や農業、水資源に深く関わっています。これらに関する問題を踏まえ、気候やその変化との関係を解明し、影響評価を目的とした研究を行っています。こうした調査研究を現地調査・観測や客観解析データの分析から行っており、近年はボリビアやケニアの高山地域の気候変動と環境変化、フィリピンの水資源問題、関東の広域ヒートアイランドを対象としています。

地理情報科学研究室地理情報システム(GIS)を使用して、生活関連施設への近接性や公共交通による近接性を研究しています。専門分野である地理情報科学は、GISやGPSなどの地理情報技術を使用して、地域の様々な問題を解決する科学です。そこで、近接性の研究を、高齢者の買い物の利便性、災害時における避難計画や救急搬送、通勤・通学者の移動などの問題解決に応用しています。また、GISによる空間再現、可視化や空間分析などの研究も進めています。

お問い合わせ: TEL:03-5317-9721/FAX:03-5317-9429 E-mail:[email protected]

博士論文の一覧● 上海市の中心市街地再開発と再開発に伴う居住者の都市内移転● 地域づくりを目的としたエコツーリズムの意義と課題● 新潟県頸城平野における大規模稲作経営体の成立要因に関する研究● フィリピン・ルソン島中央平原パイタン湖周辺における後氷期以降の環

境復元● カラコラム山脈における氷河の形態を考慮した近年の氷河変動と気候

変動の関係に関する研究● 公的医療施設の立地−配分分析:新潟県上越医療圏を事例として● 東京都区部における人口と世帯の高密度分布とその特徴● トロントにおけるポルトガル系コミュニティと都市空間の変容

修士論文の一覧● 埼玉県秩父市における町内会の組織変容が地方祭礼の実施形態に及

ぼす影響● 長野県諏訪市における清酒業の存続形態● 茨城県南西部の公立高校におけるスクールバス導入の過程と運行形態

の変化● 東京都23区における町丁目別の居住地の評価に関する研究● 関東地方における光化学オキシダントの高濃度化と時空間変動に関す

る一考察● 駅への端末交通手段からみた駅勢圏の分析ー東京都南西部の6区を事

例としてー

● 房総丘陵渓流部にみられる「川廻し」を利用した岩盤河床の下刻速度の推定

● 東京都千代田区におけるフードデザート問題に関する研究―街区から店舗への近接性と価格の側面からの分析―

● 学校教育におけるスキー教育の地域的展開―長野県を事例として―● 静岡県伊東市南部における「伊豆高原」の空間的拡大と実質化の過程● 千葉県都川流域における植物珪酸体化石を用いた完新世後期の植生

分布復元● 石川県旧高松町におけるゴム織物業の展開とその存続要因● 東京湾久里浜ー金谷航路の存続形態● アンコール・ワット西参道におけるラテライト石材の風化プロセス● フィリピン・パンパンガ川流域における雨季の降水特性とモンスーンの

季節内変動との関連性● 千葉県八街市における落花生産業の存続形態● ボリビア・アンデス山岳域における近年の気候変化と総観場の関係● 高齢者の施設への近接性の分析ー東京都心部を事例としてー● 東京都足立区における自転車盗の発生地点の分布とその形成要因に

関する研究● 長野県野沢温泉村における外国人観光客と民宿型スノーリゾートの変化● 人口特性を考慮したコンビニエンスストアの立地分析

ー八王子市を事例としてー● 伊香保温泉における外国人観光の実態と課題

上海市旧市街地

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 4746 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

地理学専攻

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専攻の特色 教育研究上の目的量子力学 -微視的物質科学の基礎理論-量子力学に基礎を置く微視的科学技術は、21世紀を迎えて、人間社会にますます深く浸透してきています。その応用範囲は、エレクトロニクスなどの理工学分野にとどまらず、情報科学、エネルギー科学、環境科学から、医学・生命科学、さらには社会科学の分野にまで広がっています。

量子理工学専攻の目的本専攻は、量子力学のさらなる追究、また量子科学の理工学や他分野への新しい応用を主な目的として、1992年に独立専攻として開設されました。研究テーマは学際的であり、門戸は、物理・数学などの理学系学部・学科卒業生だけでなく、電子・電気・機械などの工学系学部・学科卒業生にも開かれています。

研究環境本専攻は、「日本大学量子科学研究所」と密接な連携を保っており、学生は、恵まれた研究環境のもとで、加速器・放射線科学、核融合・エネルギー科学、プラズマ科学、量子物性科学、量子光学、原子光学、素粒子論、量子論、計算物理学など、量子科学に関わる広い分野で研究を行うことができます。

前期課程現代物理学の根幹となっている量子力学に基づき、加速器科学・素粒子論・場の理論・物性科学・エネルギー科学・情報科学・生命科学などの量子科学を考究するとともに、その工学的・学際的領域への応用力を培う教育を行う。これら量子科学の根底的理解を通じて、従来の粋を越えた新しい科学技術に対応できる能力を養い、社会に貢献できる技術者及び研究者となる人材を養成する。

後期課程現代物理学の根幹となっている量子力学に基づき、加速器科学・素粒子論・場の理論・物性科学・エネルギー科学・情報科学・生命科学などの量子科学を考究するとともに、その工学的・学際的領域に応用・展開する力を培う教育を行う。これら量子科学の根底的理解を通じて、従来の枠を越えた新しい科学技術を創造できる豊かな能力を養い、率先して社会に貢献できる技術者及び研究者を養成する。

様々な現象の根幹であるミクロの世界について深く知りたいと感じ、進学を決めました。大学院では学部生の頃とは違って、自ら考えて調べることが多くなります。専門分野は半導体ナノクラスターについてですが、大学院の講義や学会のセミナーなどで、放射線や加速器といった専門分野以外の知識を身につけることもできました。新しいことを学び、知識を深めていく楽しさを日々実感しています。

本田 俊貴博士前期課程1年

量子理工学専攻

現代科学技術の基盤となる微視的物質科学を追究する

研究指導教員と研究テーマ量子光学/量子情報/量子ナノプラズモニクス

井上 修一郎 教授/博士(理学)

SiC中のSi空孔による単一光子発生/プラズモニック量子ウォークシミュレーターの開発/単一光子単一ピクセルイメージング

量子光学研究室量子光学をベースに単一光子や量子もつれ光子対の生成とそれらを用いた情報処理に取り組んでいます。単一光子発生では、SiC中のSi空孔による波長900nm帯の単一光子発生を目指しています。また、長距離伝搬プラズモンポラリトン導波路アレイによる量子ウォーク実験を行っています。今後、広帯域量子もつれ光子対源の開発、それを光源とし超伝導転移端センサを単一ピクセルとした単一光子イメージングを目指します。

核融合科学/プラズマ・核融合科学

渡部 政行 教授/博士(工学)

小型中性子線源の開発/電磁加速型および電熱加速型電気推進ロケットの開発/荷電粒子ビーム源の開発/ダイナモ現象に伴う自己組織化に関する研究/熱制御核融合研究

核融合科学研究室中性子線は高い透過性を有する放射線です。その特性を活かし中性子捕捉療法による癌治療や中性子ラジオグラフィによる非破壊検査などへの応用が期待されています。本研究では核融合型中性子線源の開発を行っています。放電により生成された重水素原子核を、高電圧を用いて加速・収束し、核融合反応により2.45MeVの中性子を発生させます。特徴として装置が小型で可搬性が高いこと、また中性子線量の制御性が高いことなどが挙げられます。

お問い合わせ: E-mail:[email protected] http://www.quant-ph.cst.nihon-u.ac.jp/quantum/

修士論文(平成30年度修了生)

● 軟光子定理と漸近カレント  ● オンチッププラズモニック量子回路に向けた低温におけるプラズモ

ニック導波路の伝搬特性とSiC中のSi空孔による単一光子発生に関する研究

● ホローカソードプラズマを電子供給源に利用した小型電子ビーム源に関する研究

● Galleyの変分原理に基づく散逸系の有効ラグランジアンの導出● 外部磁場を併用した慣性静電閉じ込め核融合中性子線源に関する研究● 光陰極RF電子銃からのビーム引き出しシミュレーション● 低温Cバンド2.6セル高周波空洞におけるパルスヒーティング

博士論文(主なものを掲載)

● 剛性を持つ粒子のツイスター形式● スピンをもつ有質量粒子のツイスター形式● ツイスター量子化におけるHilbert空間● 張力のない弦のツイスター形式● 超伝導光子数識別器による表面プラズモンポラリトンのボーズ粒子性

の検証● 自己収縮プラズマにおける力学的イオン加速

加速器科学/放射線科学早川 恭史 教授/博士(理学)高エネルギー加速器に関する研究/パラメトリックX線放射によるX線源の開発/X線位相コントラストイメージング/自由電子レーザーの実験的研究/THz光源の開発研究

素粒子論/場の量子論/量子力学出口 真一 教授/理学博士粒子、弦、場のツイスター形式/高階微分項を含む理論の正準形式と量子化/減衰調和振動子の量子論/量子色力学の真空構造

原子光学/量子物性/量子光学桑本 剛 准教授(研究所)/博士(理学)気体原子のボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)における新奇量子現象の探索/多重渦度量子渦の生成およびダイナミクスの解明/スピノールBECに現れる未発見磁性状態の探索/BECのアトムトロニクスへの展開

プラズマ科学高杉 恵一 教授/理学博士自己収縮現象の基礎的研究/高エネルギー密度プラズマのダイナミックスとプラズマの放射過程/高温プラズマのX線分光計測/軟X線および極端紫外光源の開発と応用/衝撃波に伴う粒子加速/Zピンチ駆動慣性核融合

量子光学/量子情報科学行方 直人 准教授/博士(理学)通信波長帯単一光子の発生および検出技術/量子もつれ光子発生とその応用/非ユニバーサル光量子コンピュータ・シミュレータ/長距離量子鍵配送

計算物理学/核融合理論長峰 康雄 准教授/博士(理学)核融合プラズマの理論および数値シミュレーション研究/低アスペクト比トーラスプラズマの磁気流体力学的平衡と安定性/新しい計算科学手法による物理シミュレーション

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 4948 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

量子理工学専攻

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研究施設

研究紹介

技術に関する研究成果などを民間事業者へ移転する推進機関として設置されている日本大学産官学連携知財センター(略称:NUBIC ニュービック)に係属する産業財産権などで、理工学部は国内外の特許出願件数、特許公開件数とも日本大学のなかで多数を占め、活発な研究活動の実績を示しています。

スキャニングレーザーシートを形成するための装置(左写真)と縦渦を固定した円形噴流の3次元可視化画像(右写真)

遊牧民の移動式住居(ユルト)を旅行者の宿として活用する(キルギス)

各種補助金は、大学における教育・研究活動をより活性化すると同時に、社会からの評価指標ともなるものです。理工学部では、科学研究費助成事業(科研費)をはじめとした外部資金の獲得に積極的に取り組み、申請を奨励する制度も設けています。

NUBICにおける特許件数 学外からの研究補助金

噴流は孔から空間へ流出する単純な流れですが、エンジンでの混合・燃焼、タービンブレードの冷却などのように混合、燃焼、熱・物質移動が関わる様々な分野で利用されています。それらの機器の性能向上のためには、噴流の特性を用途に合わせて制御する必要があります。噴流の流れ場は噴出口近傍で形成される渦輪の合体及び崩壊過程に支配され、その制御のためには噴出口近傍での渦構造を理解し操作することが求められます。渦構造の理解のためには流れの可視化や計測が必要で、スキャニングレーザーシートによる3次元的な可視化法を開発しました。実験結果から得られた知見を利用して、秩序構造としての渦構造(渦輪や縦渦)を操作することが可能になってきました。例えば、噴流を音響励起して特定の渦輪を合体させることができ、またマイクロアクチュエータにより渦輪を強制的に特定の位置で波状変形させ、縦渦を固定できます。 (航空宇宙工学専攻教授 村松 旦典)

地域資源とは、自然環境や景観、産業、社会、文化などの地理的事象にみられる地域特性のうち、他地域のものとは異なる地域固有の特徴が顕著で地域の持続的発展のために利活用が可能なものを指します。地域資源が貴重な資産であることに鑑みれば、利活用に際しては、それらが疲弊・消失することがないよう十分配慮するとともに、その価値や可能性を最大限引き出せるような方法を考案する必要があります。研究では、国内外の事例地域における地域資源の特徴を質的・量的に分析・評価したうえで、地域づくりにおけるそれらの扱いの実状を調査することで、現状における問題点を整理しながら、地域を再生するために相応しい地域資源活用の可能性やあり方について考察し、持続的な地域づくりの可能性について検証しています。 (地理学専攻教授 落合 康浩)

子どもの声が騒音問題として捉えられ、保育施設が建設されなかった事例等が報道されています。本来、議論されるべき内容は、子どもにとって良い環境とは何か、また良い環境の創造のためには、如何に環境整備をすれば良いかではないでしょうか。待機児童の問題もあり、都心部では、高架下等の音、振動面から見ると厳しいと予想される環境に、保育施設が建設されてきています。私達の研究室の調査によると、2018年4月現在で、首都圏の鉄道高架下保育施設は、50施設を超えています。保育施設は、乳幼児が一日の大半を過ごす生活の場であるため、十分に音・振動環境の面からも配慮されるべきでしょう。この研究テーマでは、高架下保育施設を対象に、音・振動環境の実態を調査し、高架下保育施設の音環境設計指針、対策方法及び評価規準の作成に向けて研究を行っています。

(建築学専攻教授 冨田 隆太)

子どもにやさしい建築空間を目指して

流体の混合・拡散の制御、噴流の渦構造の自在な操作を目指して

近年、システムの開発運用は多様化、複雑化しており、システムの信頼性のためには、様々な利害関係者間の合意形成が重要になってきている。本研究室では、企業の現場でシステム信頼性のための合意形成を手軽に行える手法、D-Caseを開発している。D-Caseの有効性を体験してもらうために、学生とともに企業参加者20名程度のワークショップを年間6回程度開催している。D-Caseは図のように、利害関係者間の合意内容をトップゴールとして、議論構造を作り、証拠によって保証するモデルを構築する手法である。図は「スマート内覧」というIoTシステムを、システム開発会社がエンドユーザに「スマート」に使えることを保証するためのD-Caseモデルである。 (情報科学専攻准教授 松野 裕)

システム開発における合意形成手法: D-Case

地域資源の価値を評価し適正な活用方法を考える

25平成 年度26 27 28 29 30

受託研究・研究奨励寄付件数(平成25年~平成30年)

外部資金導入の推移(平成25年~平成30年)

科研費の申請・採択件数(平成25年~平成30年)研究奨励寄付件数

受託研究件数

科研費採択件数

科研費申請件数

(万円)

0

5000

10000

15000

20000

25000

30000

35000

40000

45000

外部資金総計

受託研究費

科研費

研究奨励寄付金

14,005

25平成

年度26平成

年度27平成

年度28平成

年度29平成

年度30平成

年度

(件)

0

20

40

60

80

100

120

25平成

年度26平成

年度27平成

年度28平成

年度29平成

年度30平成

年度

(件)

0

30

60

90

120

150

3,376 3,411 4,215 3,299 3,483

14,516 13,26915,661

12,331

23,501 23,048

17,282 17,923 18,321

41,39339,728 37,158

32,14534,135

4,546

13,885

22,065

40,496

96

45

97105

48

100

51

95

51

119

69

51

127

79

137

120

89

121

80

124

90

118

9184

国内特許出願件数

平成 年度26

平成 年度27

平成 年度28

平成 年度29

平成 年度30

理工学部の特許件数(平成26年~平成30年12月)

国際特許出願件数

外国特許出願件数

国内特許公開件数

国際特許公開件数

国内特許登録件数

外国特許登録件数

00 5050 100100 150 200 250 300

理工学部 日本大学

57 11 27 54 8 49 24

71 12 15 55 8 46 19

64 4 12 64 9 55 12

13 1 23 6 5 13

16 1 14 20

20 1 20 14

18 5 11 13

29 3 11 33 10 19 197 10 6

1

1

1

1

1 1

1

32

31

41 10 4 55 15 41 13

防振効果の検討

D-Caseワークショップの様子(NEC通信システム)

ワークショップ参加者が描いたD-Caseの例

保育室での音・振動測定

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 5150 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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研究実績とデータ

研究施設

研究施設タワー・スコラ

学位取得状況

学位授与状況

学位取得状況:博士前期課程

専攻名 在籍者(平成31年4月1日現在)

学位取得者(平成30年度)

学位取得者総数(平成31年3月31日現在)

土木工学専攻 24 17 1076交通システム工学専攻 31 20 688建築学専攻 119 50 2331海洋建築工学専攻 74 32 1032まちづくり工学専攻 13 8 8機械工学専攻 62 38 1792精密機械工学専攻 76 39 881航空宇宙工学専攻 59 41 667電気工学専攻 69 36 1444電子工学専攻 62 28 1210情報科学専攻 40 22 477物質応用化学専攻* 2 33 1825物質応用化学専攻 89 − −物理学専攻 48 27 938数学専攻 29 18 468地理学専攻 16 7 338不動産科学専攻 − 2 249量子理工学専攻 15 7 373建設工学専攻 − − 378医療・福祉工学専攻 − − 182

合計 828 425 16,357

・交通システム工学専攻は社会交通工学専攻から2017年4月名称変更・物質応用化学専攻*【専攻分野:工学】2018年4月学生募集停止・物質応用化学専攻【専攻分野:工学または理学】2018年4月開設・建設工学専攻は、1973年土木工学専攻と建築学専攻に分割、名称変更・不動産科学専攻は、2018年4月募集停止・医療・福祉工学専攻は、2017年5月廃止

学位取得状況:博士後期課程

専攻名 在籍者(平成31年4月1日現在)

学位取得者(平成30年度)

学位取得者総数(平成31年3月31日現在)

土木工学専攻 1 0 28交通システム工学専攻 3 0 35建築学専攻 4 1 81海洋建築工学専攻 5 0 84まちづくり工学専攻 2 − −機械工学専攻 0 0 32精密機械工学専攻 4 1 10航空宇宙工学専攻 1 0 17電気工学専攻 1 0 32電子工学専攻 1 0 32情報科学専攻 3 1 23物質応用化学専攻* 4 0 79物質応用化学専攻 3 − −物理学専攻 1 0 114数学専攻 1 0 15地理学専攻 1 0 38不動産科学専攻 − 0 12量子理工学専攻 3 0 30医療・福祉工学専攻 − − 29

合計 38 3 691

・交通システム工学専攻は社会交通工学専攻から2017年4月名称変更・物質応用化学専攻*【専攻分野:工学】2018年4月学生募集停止・物質応用化学専攻【専攻分野:工学または理学】2018年4月開設・不動産科学専攻は、2018年4月募集停止・医療・福祉工学専攻は、2017年5月廃止

平成 年度26 平成 年度27 平成 年度28 平成 年度29 平成 年度30

課程博士

論文博士

課程博士

論文博士

課程博士

論文博士

課程博士

論文博士

課程博士

論文博士

0

5

10

15

20(名)

109

8

4

3

5

44

11

1

3

1514

5

博士(工学) 博士(理学) 博士(学術)

13

10

18

9

76

19

5

3434

平成31年3月31日現在の学位授与状況博士(工学) 博士(理学) 博士(学術)

課程博士 490名 199名 2名論文博士 742名 112名 10名

合計 1,232名 311名 12名

1階には通りからも見える、開かれた学問の場を象徴する270人収容の大教室があり、情報発信の場となっています。また、低層階には多数の教室を配し、2階には将来建設が予定される「北棟」と繋がるブリッジのための開口も準備されています。中高層階には研究室・院生室・演習室などがゾーン配置され、屋上には音響実験室や屋上環境緑化スペースが設けられています。そして、地下階には、最新の実験装置が揃えられた最先端の実験室群が並んでいます。都心にこれだけの実験施設があることをご存知でしたか?

①水理実験室②水質実験室③構造・材料実験室④環境地盤実験室・風洞実験室・土質実験室

⑤音響実験室⑥地盤基礎実験室⑦構造実験室A⑧構造実験室B  「2000KN全自動耐圧試験機」・材料実験室

⑨材料力学系実験室⑩流体力学系実験室「風洞装置」⑪加工系実験室⑫熱力学系実験室⑬機械力学系実験室 「ドライビングシミュレータ」

⑨ ⑫

⑧⑥

⑭パルスレーザ蒸着装置⑮電気工学実験室

⑯構造実験室

土木工学専攻の実験施設

建築学専攻の実験施設

機械工学専攻の実験施設 電気工学専攻の実験施設

まちづくり工学専攻の実験施設

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 5352 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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研究実績とデータ

研究施設

情報教育研究センターでは、コンピュータ演習室及び両キャンパス内を走る光ケーブルによって実現する高速ネットワークの整備・充実を行うと同時に、これらのシステムを活用した教育・研究への支援を行っています。

利用できるサービスCST Client, CST UNIX, Shared Client,LAN Socket, Print on Demand, NU-MailG,CSTポータル

情報教育研究センター

設備には多くの測量実習用機材のほかにVRS-RTK用GPS測量システムなどがあり、写真測量実習、空中写真測量、地上写真測量による地形測量への応用、解析的処理及び情報処理などが行われています。また、汎用衛星画像・地形情報処理システムは、高性能のグラフィック機能を備えており、LANDSATやSPOTなどの衛星データの解析、環境モニタリングなど幅広い分野で利用されています。

測量実習センター

理工学部/研究・実験施設

理工学研究所/研究施設

大学の研究施設としては世界的な規模と高性能を備えた実験装置群を有しています。研究設備には、実物大構造物の試験ができる30MN大型構造物試験機(圧縮力30MN、 引張力10MN)、構造物の耐震性能を高い精度で検証できる多入力振動試験装置などがあります。地震力のような水平加力実験の反力をとる高さ12.4m、幅10m、壁厚1.5mの反力壁のあるテストフロアや、施工実験・試験体の製作など広範に利用できる屋外試験場など、いずれも実大または実大に近い大きさのモデルによる試験が可能です。

大型構造物試験センター

駿河台キャンパス唯一の研究センターで、化学物質の一般計測、物性分析、構造解析を行っています。所有装置は、ガスクロマトグラフ質量分析装置、高速液体クロマトグラフ質量分析装置、高速液体クロマトグラフ/イオントラップ飛行時間型質量分析計、MALDI-TOF型質量分析装置、フーリエ変換核磁気共鳴装置、X線小角散乱/広角回折装置、元素分析装置、電子スピン共鳴装置、熱分析装置、走査型プローブ顕微鏡、顕微ラマン分光装置、走査型電子顕微鏡、動的光散乱装置です。装置の多くがライセンス制となっており、教員の研究、大学院生・学部学生の教育・研究に利用されています。また、産官学連携のもとで共同研究などを通じて学外にも門戸を開いています。

材料創造研究センター

文部科学省学術フロンティア推進事業「環境・防災都市に関する研究」を実施するための共同研究施設として整備され、2000年3月に完成しました。施設内には3次元加力が可能な反力壁装置、並列運転可能な高速大容量(最大ストローク±20cm、最大速度±100cm/s、最大加力±400kN)のアクチュエータ3本、3次元電磁式振動試験装置、地盤免震装置、実験用計測装置を備えた計測制御室、及び大・小会議室などがあります。これらの設備は主に、広く社会に受け入れられる研究成果を生み出すために、産学連携の研究体制のもとで利用されています。

環境・防災都市共同研究センター

本センターの大型低速風洞は、航空機、ロケット、自動車などの空力特性、また、建築物、橋梁などの構造物の風圧特性や自然風による都市の環境問題など、広い範囲の研究の風洞実験を行うため、1975年5月に完成しました。形式は水平回流(ゲッチンゲン)型であり、測定部の大きさは2m×2m×5m、固定壁測定部と開放型測定部とを切り替えることができ、最大風速は50m/sです。主流乱れの強さは固定壁測定部において、0.1%以下と、この規模の風洞としては非常に低い値です。本風洞は、学内のみならず、学外からの委託研究にも利用されています。(写真は併設の3次元煙可視化風洞)

空気力学研究センター

各種の工作機械や測定装置などを設備して、主として次の目的のために活用されています。(1) 学内学生の工作実習教育である工作実習をカリキュラムに持つ学科すべてに共通して

利用されます。(2) 学内外で使用される装置・部品などの製作や学部学生の卒業研究、大学院学生の研究、

教員の研究のために必要な実験装置の設計・製作を担当し、学内外の研究を側面から支援しています。

工作技術センター

本センターは、超微細半導体素子や複雑な3次元構造を持つマイクロマシンなどの研究開発を支援する共同研究施設です。実際にマイクロデバイスの試作と評価を行う装置類が稼働しています。空気中の浮遊ごみを減らすためのクリーンルームの中に微細加工を行うために必要な装置・設備

(両面コンタクトアライナー、電子線描画装置、高密度プラズマエッチャー、ドクターブレード薄膜形成装置、プラズマCVD装置など)が導入されています。

マイクロ機能デバイス研究センター

幅30m、全長618mの多目的試験路で、大学の研究施設としては、ほかに例を見ない存在です。密粒度アスファルトコンクリート(一部透水性舗装)で、全長方向にわたって水平を確保しています。本試験路は、運転疲労、運転時の視認性など運転者の生理・心理反応特性、車両(バイクを含む)操作特性、低燃費車両の走行試験、小型航空機の各種試験、タイヤ騒音、舗装構造などの交通工学、車両、航空機及び人間工学などの試験・研究用試験路として多方面に利用されています。

交通総合試験路

200kV透過電子顕微鏡、走査電子顕微鏡、集束イオンビーム加工装置などの装置を備えた本学部の共同利用材料研究機関で、半導体、磁性材料、超伝導材料など、ナノテクノロジーから環境保全材料、超高速高密度情報記録材料まで広く材料物性に関する研究が行われています。国家プロジェクト「磁区応答3次元光メモリの研究」の成功をはじめ、「ネイチャー」での論文採択、文部科学省外部資金獲得、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「超短時間光・物質相互作用の理解・制御が切り開く新材料・物性・デバイスの探索と創性」の拠点となるなど、多くの世界的な成果を挙げています。

先端材料科学センター

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 5554 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

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研究実績とデータ

研究施設

日本大学電子線利用研究施設は、日本大学の「電子線形加速器による放射光利用計画」に基づき設置された学内共同利用施設です。船橋キャンパスにある本施設では、125MeV電子線形加速器を高度に活用し、赤外領域の自由電子レーザー

(Free Electron Laser:FEL)とパラメトリックX線放射(Parametric X-ray Radiation:PXR)という、世界的にも独創的かつ優れた2つの連続波長可変の単色放射光源を実用化しています。本施設は、「加速器科学研究室」を中心とする施設教職員の支援の下でこれらの光源を医学・生物学から理工学にわたる様々な分野の研究者に提供し、全学的共同利用を通じて学際的かつ先進的な研究成果を生み出すことを目的としています。また、本施設にはX線回折装置をはじめ各種解析装置が充実しており、これらの共同利用も行っています。現在、共同利用実験は随時公募方式で募集しており、学内研究者(学部生、大学院生を含む)、及びその共同研究者である学外研究者の利用申請に基づいて、施設の利用状況などを踏まえながら、施設教職員との協議により実験スケジュールが決定されています。また、共同利用推進について討議する「ユーザーズミーティング」や「研究成果報告会」などが適宜開催されています。

電子線利用研究施設 (物理実験B棟)

核融合反応を応用した研究開発を行っています。核融合とは原子核同士の融合により質量欠損分が生じ、高エネルギーの中性子や荷電粒子が生成・放出される現象です。我々は小型で可搬性の高い中性子線源の開発を行っています。

量子科学の基礎である、量子力学、場の理論、ゲージ理論、素粒子理論を幅広い視点から研究しています。最近は、粒子・弦・場のツイスター形式、減衰調和振動子の量子論、有限温度の共形場理論、厳密に解けるシュレディンガー方程式が主な研究テーマです。

自己収縮現象を用いた高エネルギー密度プラズマの生成、物理現象の解明とその応用に関する研究を行っています。1000万度を越えるプラズマは極端紫外から軟X線の光源となります。

核融合研究室 プラズマ科学研究室 素粒子論研究室

核融合プラズマ物理学分野を対象にした計算機による研究を行っています。関連する数値解析アルゴリズムや計算機システムの研究、ビデオボードを活用した高速計算も積極的に進めています。

原子のレーザー冷却技術を駆使し、理想的な量子物質であるボース・アインシュタイン凝縮体を生成し基礎・応用にわたる研究を行っています。現在、超電導・超流動体に現れる典型的な状態である量子渦に着目し、ダイナミクスの解明や制御に関する研究を進めています。

量子光学研究室 原子光学研究室 計算物理研究室量子力学的な性質が顕著に表れる単一光子及び単一表面プラズモンポラリトンを用いた量子情報処理と量子ナノプラズモニクスの研究を行っています。

量子科学研究所

1957年に創設された日本大学原子力研究所は、日本大学の学術研究拠点のひとつとして、原子力の基礎及び応用の研究を推進し、同時に、理工学部物理学科、及び理工学研究科物理学専攻の教育に携わってきました。1992年、理工学研究科に量子理工学専攻が開設されたのに伴い、その教育を主として担当するようになりましたが、量子科学の基礎及び応用の研究を中核とした科学研究の一層の充実・発展を目指して、2002年3月1日をもって、量子科学研究所に名称変更されました。研究テーマは常に開拓者精神に富むものが選ばれており、創設時からの「核融合」及び「プラズマ科学」に加えて、「加速器科学(電子線利用研究施設)」、

「量子光学」及び「原子光学」が実験的研究として行われています。理論的研究では、「素粒子論」・「量子論」及び「計算物理」などの、独創性を要する先端的研究が行われています。以上を含む多くの研究には、理工学部のほか、医学部など本学関連学部からの兼任研究員、国内外の客員研究員が参加しています。また、国際シンポジウムや研究会が随時開催されています。

走行実験用のセグウェイ

海洋建築水槽実験室

工作室 落下塔 環境水理実験室

宇宙機誘導制御実験室

「交流の場を核とした創造性を育む施設」「地域社会に開かれた施設」「周辺環境との調和と地球環境への配慮」をコンセプトに計画・設計され、2002年4月に完成しました。実験している様子が室外から見学できるように見学ルートが設けられているほか、研究発表が行えるレクチャーホール、研究者・学生・地域の方々とのふれあいの場であるマルチホールなどが設置されています。さらに、車いすでの利用が可能となるように、バリアフリー化されています。

設置されている実験施設■ 土木・交通モデル実験室■ 構造・材料実験室■ 低温実験室■ 材料恒温室■ 基礎構造実験室

■ 工作実習室■ 航空工学実験室■ 宇宙工学実験室■ 微小重力実験室

テクノプレース15

エントランス

航空機実験室

核融合炉心を目指した高温プラズマ閉じ込め法のうち、理論的にもっとも効率の良い閉じ込めが可能である磁場反転配位(Field-Reversed Configuration: FRC)について、実験研究を行っています。この施設で開発されたFRC実験装置FATは、逆磁場シータピンチ法により生成された磁化プラズモイドを、秒速およそ500kmで衝突合体させ、高性能なFRCの生成を目指すもので、この方式としては国内唯一の実験装置であり、国内外の大学や研究所から、多数の研究者が研究に参加しています。このほか、小型の逆磁場ピンチ装置を用いたプラズマの自己組織化に関する研究や、核融合炉心への燃料供給のための同軸プラズマ加速器、核融合反応による中性子源の開発が行われています。

プラズマ理工学研究施設(物理実験A棟)

過去の特別展八十島義之助文庫・新谷洋二文庫展/日本大学理工学部史展/木村秀政展/空間と構造の交差点展/長江啓泰展/新谷洋二展/日本大学理工学部90年のあゆみ展/谷藤正三展/電気工学科のあゆみ展/精密機械工学科 未来に向けて展/海洋建築工学科 海から繋げていく未来展/理工系短大の65年の実績と歩み展/機械工学科 見えない流れに挑む展/未来を創造するエレクトロニクスの変遷展/化学の眼で見たら日常は異世界だった。展

2004年に発足したCST MUSEUMは、理工学部内外に所在する本学部関係者が関わる史料の収集、保管、展示、ならびに調査・研究を行い、併せて教職員、学生、及び一般の利用に供することを目的としています。CST MUSEUMでは、文献・史料だけでなく、模型や実物などの「もの」も収集・展示しており、今後、社会が多様化・高度化するにつれて要請される多面的な要求に応えるため、卒業生や一般社会人、法人会員の調査研究の場として提供します。

科学技術史料センター(CST MUSEUM)

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 5756 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

Philippines

China KoreaGermany

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研究実績とデータ

研究施設

海外学術交流提携校との間には、1年間の派遣交換留学生制度が設けられています。また、中国の西安建築科技大学、西安理工大学との間では、1か月程度の短期留学制度もあります。

派遣交換留学生は、年度ごとに募集し、選考のうえ、決定しています。外国人留学生、聴講生、研究生などを除く本研究科在籍の学生であれば、誰でも応募できます。

留学期間中も、日本大学での修業年数に算入されます。また、留学中に修得した単位は、10単位まで認定されます。

原則として留学先大学の授業料が免除され、東京から留学先大学の最寄りの国際空港までの往復航空券が支給されます。留学在籍料、学生寮、教材、図書費などの費用は個人負担となります。

交換留学制度 留学資格

留学期間中の単位 留学費用

ダルムシュタット工科大学は、1877年に創立された伝統ある工科系大学で、フランクフルトの南郊30kmに位置する人口14万人の都市ダルムシュタットにあります。学生数約26,000名、そのうち約18%の留学生が100か国以上の国から来ています。工学と自然科学は41以上のコースから成り、また社会科学と人文科学の分野も設置されています。

本プログラムは、日本大学理工学部とドイツ・ダルムシュタット工科大学との学術文化交流提携のもと、3カ年で日本大学大学院理工学研究科及びダルムシュタット工科大学(大学院)の2つの学位(修士)を取得することを可能とするプログラムです。本学及びダルムシュタット工科大学双方の学生に対し、各々異なる文化圏で専門教育を受ける機会を与え、国際社会において自身のキャリア展開を行い、グローバルな技術者・研究者を育成することを目的としています。

本プログラムは、日本大学理工学部と韓国海洋大学校海洋科学技術大学及び工科大学との学術文化交流提携のもと、3カ年で日本大学大学院理工学研究科及び韓国海洋大学校(大学院)の2つの学位(修士)を修得することを可能とするプログラムです。本学及び韓国海洋大学校双方の学生に対し、各々異なる文化圏で専門教育を受ける機会を与え、国際社会でのキャリア展開を先導するグローバルな技術者・研究者を育成・輩出することを目的としています。

ダルムシュタット工科大学とデュアル・ディグリー・プログラム

韓国海洋大学校とダブル・ディグリー・プログラム

西安建築科技大学は、1895年、北洋大学として始まった長い歴史を持つ工学系大学で、中国内陸部に位置する陜西省の省都、西安にあります。かつては長安と呼ばれ、シルクロードの出発点としても有名な古都です。学生数は約24,000名、建築芸術系と土木系に特色のある理工学科を主とし、人文科学、法学など多様な学科が設置されています。

韓国海洋大学校は、1945年、海洋と産業の発展に資する人材を育成するために創立された国立大学で、韓国第2の人口を誇る港湾都市、釜山にあります。学生数約8,900名、大学院生約700名を有し、海洋の総合利用・管理を目指すサイエンスと造船や海洋工学を含む工学分野、さらに海洋法を含めた国際研究に特色を持つ、4学部3大学院が設置されています。

日本大学では、海外32か国・1地域、128大学・機関と学術文化交流協定を結び、教職員・留学生の交換、共同研究、学生の短期研修、学術文化の交流などが活発に行われています。とりわけ理工学部は、現在4か国、6大学と学術交流覚書を結び、その規模、内容において、日本大学全体の中でも高い評価を受けています。理工学研究科で海外交流を体験することで、学問に関するより深い知識を得ると共に、世界の文化を肌で感じとることができ、国際化社会に対応した能力を養えます。

応募資格

● 留学期間開始時に、大学院理工学研究科博士前期課程土木工学・社会交通工学・建築学・海洋建築工学専攻の1年次に在学することが決定している者(国籍が日本以外にある場合、在留資格が「留学」である者を除く)

● ダルムシュタット工科大学土木・測量工学専攻における、2年間の独語・英語による授業及び論文指導を含む留学生活に適応できると思われる者

● 所属する専攻主任及び指導教員の推薦を受けられる者

派遣人員 2人以内

募集時期 留学する前年の9月下旬(予定)

留学経費

● 留学先大学の授業料免除● 成田空港からフランクフルト国際空港までの往復航空券を

支給● その他の経費(留学在籍料・学生寮・教材・図書費など)は個人

負担

その他

● 本プログラムによりダルムシュタット工科大学大学院において修得した単位は修了に必要な単位として認定することができます。ただし、認定可能な単位は入学前既修得単位などによるものと合わせて10単位を超えることはできません。

● 本プログラム適用の者が、留学前に日本大学大学院理工学研究科において修得した単位は、ダルムシュタット工科大学大学院における学位取得のための単位として認められることがあります。

● 本プログラムに参加した学生が、ダルムシュタット工科大学大学院の修了要件を満たさなかった場合にあっても、日本大学大学院理工学研究科の修了要件を満たすことにより、日本大学の修士の学位を取得することができます。

● 国際情勢を鑑み、留学期間中の安全確保が難しいと判断された場合はプログラム実施を中止することがあります。

応募資格

● 留学期間開始時に、本学大学院理工学研究科海洋建築工学専攻博士前期課程の1年次に在学することが決定している者及び2年次に在学する者

● 韓国海洋大学校大学院における2年間の英語・韓国語による授業及び論文指導を含む留学生活に適応可能な者

● 所属する専攻主任及び指導教員の推薦を得られる者

派遣人員 2名以内

募集時期 留学する前年の9月下旬(予定)

留学経費● 留学先大学の授業料免除● 成田空港から釜山国際空港までの往復航空券を支給● その他の経費(留学生在籍料、学生寮・教材・図書費など)は個

人負担

その他

● 本プログラムにより韓国海洋大学校大学院において修得した単位は修了に必要な単位として認定することができます。ただし、認定可能な単位は入学前既修得単位等によるものと合わせて10単位を超えることはできません。

● 本プログラム適用の者が、留学前に日本大学大学院理工学研究科において修得した単位は、韓国海洋大学校大学院における学位取得のための単位として認められることがあります。

● 本プログラムに参加した学生が、韓国海洋大学校大学院の修了要件を満たさなかった場合にあっても、日本大学大学院理工学研究科の修了要件を満たすことにより,日本大学の修士の学位を取得することができます。

● 国際情勢に鑑み、留学期間中の安全確保が難しいと判断された場合は、プログラム実施を中止することがあります。

韓 国 中 国ドイツ

私は国内で学ぶだけでは得られない知識や経験を得るために、博士前期課程2年の5月から12月まで、日本大学大学院海外派遣奨学生として、米国・カリファルニア大学アーバイン校(UCI)およびTAE Technologies社へ研究留学しました。研究活動は、主に UCIや所属する日本大学の研究室が連携先として参加するTAE社の大型装置で行いました。独自の手法で核融合発電の実現を目指すTAE社では、多くの衝撃を受けました。一つの装置を組み上げ、実験を実施するにあたり各分野のプロフェッショナルたちが各国より参加しており、チームで活動することの素晴らしさや難しさを感じることができました。また、多くの研究者との実験や議論を通じて、一人の研究者としてだけではなく、人間としても大きな成長を遂げることができました。留学は理系の学生にとっては少し縁遠いものかもしれませんが、海外留学ほど短期間に自身の成長を感じられる経験はあまりありません。みなさんも目の前にチャンスがあれば、そのチャンスを逃さずに、新しい世界へと飛び立ってほしいと思います。

田中 郁行 博士前期課程2年 物理学専攻

西安建築科技大学www.xauat.edu.cn

韓国海洋大学校(海洋科学技術大学・工科大学)

www.kmou.ac.kr ダルムシュタット工科大学

www.tu-darmstadt.de

西安理工大学は、南に唐の時代の大雁塔、北に明の時代の城壁が有名な歴史ある古都、西安に位置します。同校は1949年、前身であるPeking High School of Poly-technicsに始まり、特に機械、金属材料、水利工事、電力電子などの科学研究領域に高い実力を誇る大学です。学生数約23,000名を有し、13学院(学科)が設置されています。

中 国 西安理工大学www.xaut.edu.cn

全北大学校は、1947年に創立された国立大学で、ソウルより南へ約240kmにある全州市に位置します。全州市は李王朝が1392年から1919年までの約500年間を支配した歴史ある古都です。学生数約23,000名を有し、工学、農学、法学、教育、社会科学、商学、家政学、獣医学、芸術、医学などの14学部と28の研究所が設置されています。

韓 国 全北大学校(工科大学)

www.chonbuk.ac.krフィリピン

フィリピン工科大学は、工業教育の核として1901年に創立された国立大学で、南国の活気に包まれたフィリピンの首都マニラ市に位置します。フィリピンは7,000以上の島から成るため、マニラ本校以外に3つの分校があります。6学部1大学院が設置され、学生数は約18,000名、熱帯の木々の緑陰で涼をとりながら学習に励んでいる姿がとても印象的です。

フィリピン工科大学www.tup.edu.ph

C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0 5958 C S T g r a d u a t e s c h o o l 2 0 2 0

日本大学理工学部は2020年、創設100

科学・技術・文化を創造するリーダーの育成をめざして

日本大学大学院理工学研究科長博士(工学)

創設100周年を迎え、より一層の教育・研究環境の整備・充実を推進し、2018年7月、駿河台キャンパスに地上18階地下3階の高層建築によるタワー・スコラが竣工いたしました。

駿河台キャンパスは、古くから学生の街と呼ばれる御茶ノ水にあります。都心の利を活かしたアクセスの良さと活気が特徴で、周囲には、理工系学生に必要なアイテムが手に入る秋葉原電気街や古書店街、またスポーツ店や飲食店、楽器店などが多く、学生にとって抜群のロケーションです。

東葉高速鉄道「船橋日大前」駅の目の前に広がる船橋キャンパスは、豊かな自然の中に15の校舎と12の研究施設がゆったりと建ち並び、広い空が印象的なキャンパスです。周辺には、飲食店をはじめ、プールなどがある総合体育館もあり、学生たちは思い思いのキャンパスライフを満喫しています。

駿河台キャンパス

船橋キャンパス

周年を迎えます。

1号館

2号館・8号館

13号館

14号館

図書館

明治

1889年(明治22年)10月 山田顕義らにより日本法律学校が設立。

1903年(明治36年) 8月 校則を改め大学組織となり日本大学と改称。

大正

1920年(大正9年) 4月 大学令により大学設立認可。

6月 日本大学高等工学校(土木、建築)設置(理工学部の基礎となる)。

1921年(大正10年) 4月 高等工学校に機械科設置。

昭和

1928年(昭和3年) 4月 日本大学工学部(土木工、建築、機械工、電気工)設置(現在の理工学部に発展)。同予科開設。

1929年(昭和4年) 3月 日本大学専門部工科(土木、建築、機械、電気)設置。

1938年(昭和13年) 3月 工学部、専門部工科、高等工学校に工業化学科設置。

1947年(昭和22年) 3月 専門部工科を福島県郡山市に移転。

4月 高等工学校に電気科設置。

1949年(昭和24年) 2月 学制改正により、新制大学に改編設置移行。

1951年(昭和26年) 3月 日本大学高等工学校閉校。

4月 新学制による大学院工学研究修士課程(建設工学、機械工学、電気工学、応用化学専攻)設置。

1952年(昭和27年) 2月 工学部に薬学科・工業経営学科設置。

1953年(昭和28年) 3月 大学院工学研究科博士課程(建設工学、機械工学、電気工学、有機応用化学専攻)設置。

1957年(昭和32年) 4月 工学部工業経営学科津田沼校舎に移転。

1958年(昭和33年) 1月 工学部に物理学科を設置し、理工学部と名称変更。

1959年(昭和34年) 1月 理工学部に数学科設置。

1961年(昭和36年) 7月 理工学部に交通工学科(昭和54年9月に交通土木工学科と名称変更)、精密機械工学科を設置。

1963年(昭和38年) 3月 大学院工学研究科修士・博士課程に、物理学、数学、地理学専攻を増設して、理工学研究科と名称変更。

1973年(昭和48年) 3月 大学院理工学研究科建設工学専攻を土木工学専攻と建築学専攻に分離。

修士課程応用化学専攻と博士課程有機応用化学専攻を工業化学専攻と名称変更。

1977年(昭和52年)12月 理工学部海洋建築工学科、航空宇宙工学科、電子工学科を設置。

1979年(昭和54年) 3月 大学院理工学研究科博士前期・後期課程に、交通土木工学、海洋建築工学、精密機械工学、航空宇宙工学、電子工学の5専攻設置。

平成

1989年(平成元年) 10月 日本大学創立100周年。

1992年(平成 4年) 4月 大学院理工学研究科修士課程に、不動産科学、医療・福祉工学、情報科学、量子理工学の4専攻設置。

1993年(平成 5年) 11月 理工学部薬学科廃止。

1994年(平成 6年) 4月 大学院理工学研究科の不動産科学、医療・福祉工学、情報科学、量子理工学の4専攻に博士後期課程設置。

1996年(平成 8年) 4月 習志野校舎を船橋校舎と名称変更。

1999年(平成11年) 4月 理工学部工業化学科を物質応用化学科と名称変更。

2001年(平成13年) 4月 理工学部交通土木工学科を社会交通工学科、電子工学科を電子情報工学科と名称変更。

大学院理工学研究科博士前期・後期課程交通土木工学専攻を社会交通工学専攻と名称変更。

2003年(平成15年) 4月 大学院理工学研究科博士前期・後期課程工業化学専攻を物資応用化学専攻と名称変更。

2013年(平成25年) 4月 理工学部にまちづくり工学科、応用情報工学科を設置。

理工学部社会交通工学科を交通システム工学科、電子情報工学科を電子工学科と名称変更。

2017年(平成29年) 4月 大学院理工学研究科修士課程にまちづくり工学専攻設置。大学院理工学研究科博士前期・後期課程社会交通工学専攻を交通システム工学専攻と名称変更。

5月 大学院理工学研究科博士前期・後期課程医療・福祉工学専攻廃止。

2018年(平成30年) 4月 大学院理工学研究科博士前期・後期課程不動産科学専攻募集停止。

大学院理工学研究科博士前期・後期課程物質応用化学専攻募集停止。

大学院理工学研究科博士前期・後期課程物質応用化学専攻を設置。※「工学」と「理学」を分野とする専攻

2019年(平成31年) 4月 大学院理工学研究科博士後期課程まちづくり工学専攻設置。

令和

2020年(令和2年) 6月 日本大学理工学部100周年。

 日本大学大学院理工学研究科は、「最先端の科学と技術に根ざしたエンジニアの養成」を教育のコアに据え、創設以来、産官学の各分野でリーダーとなる人材を輩出してきました。約70年にわたるこの一貫したコンセプトは、私たちの源流である日本大学高等工学校の創設にまで遡ります。

 耐震構造のパイオニアである佐野利器博士が初代校長となった同校は、実学と理論の調和のとれた教育を実践しました。その成果は、卒業生が各現場でリーダーシップを発揮した関東大震災の復興活動で広く知られるところとなりました。貢献を為し得たのは、まさに、当時の最先端たる理論と技術を修得していたからに他なりません。

 理工系における最も重要なアウトカムは、いうまでもなくモノを生みだすことです。そして、モノを【R: 具現化】するには【S: 科学】【T: 技術】【E: 工学】【A: 芸術】【M: 数学】の体系的な学び、そしてそれらのシナジーから導かれた解に【D: デザイン】という創造的な行為を経由することが必要不可欠なのです。この7要素の修得から学生一人ひとりのユメがカタチになる【C: 研究科】という強い想いを、私たちの略称CSTにかけて

【CST×DREAM】としてスローガンに掲げています。

 理工学研究科は、2020年に100周年を迎える理工学部と共に新しいフェーズに進みます。私たちは、30年先の世界を見据え、修了後に即戦力となるだけでなく、30年後の世界で、ゆるぎなくリーダーとしての役割を担えるエンジニアを育てていきたいのです。そして、ただ即物的にモノを産み出すのではなく、コトひいては文化さえも創造できるヒトを養成したいと強く願っています。充実した教育・研究環境をその手に、リーダー・エンジニアへの第一歩を踏み出してみませんか。

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