「いきるちから」キャンプ 2015 · 日程:2015 年8 月7 日(金)~9...
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「いきるちから」キャンプ 2015 報告
◇主催:公益社団法人ガールスカウト日本連盟
◇共催:ガールスカウト福島県連盟
◇後援:文部科学省、福島県教育委員会、子どもの心と身体の成長支援
ネットワーク、東日本大震災支援全国ネットワーク
◇日程:2015 年 8 月 7 日(金)~9 日(日)【2 泊 3 日】
◇場所:福島県いわき海浜自然の家 (福島県いわき市)
◇事業目的:・震災の被害に加え、原子力災害などの影響を受けた子ど
もたちの心が癒されるよう、豊かな自然の中で、安全に
思いきり体を動かし、仲間との友情を深めあうとともに
夏の思い出作りの一助を担う。
・自然豊かなフィールドで実施されるさまざまな体験プロ
グラムや子ども同士やスタッフとのコミュニケーショ
ンを通して、防災を意識した子どもたちの「いきるちか
ら」を育む。
・事業にかかわったスタッフが、事業を通して各々の“ち
から”をつけていけるようにする。
◇参加者:計 104 人(病欠により当日キャンセル 2 人)
<人数内訳>
(単位:人)
対象 会員 一般 計 小 1 8 3 11 小 2 7 14 21 小 3 11 11 23 小計 26 28 54 小 4 8 9 17 小 5 10 10 20 小 6 5 8 13 小計 23 27 51
総計 49 55 104
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◇スタッフ:計 71 人
<人数内訳> (単位:人)
役割 人数
実行委員長(理事) 1
コアチーム 4
チームリーダー 3
サポートリーダー 40
プログラム 9
マネージメント 6
記録 1
健康サポートチーム 4
緊急車両 1
事務局 2
計 71
◇参加費:3,000 円
※運営の一部は子どもゆめ基金、ガールスカウト東日本大震災支援金に
よる
◇事業内容について:
○コアチームと事務局との事前準備
(日程:8 月 5 日(水)午後~6 日(木)午前)
○スタッフ事前研修
(日程:8 月 6 日(木)午後~8 月 7 日(金)午前)
内容:チームビルディング、専門化による参加者の心のケアに関する
研修、企画・運営に関する打ち合わせ等
○「いきるちから」キャンプ参加者プログラム
◇事業の様子
【8 月 7 日(1 日目)】
8 月 7 日(金) 8 月 8 日(土) 8 月 9 日(日)
午 前
朝のつどい 防災ラリー
朝のつどい クラフト作り ふりかえり作文 閉会式
午 後
開会式 仲間作り 室内ビンゴ パトロールワーク
防災ラリー 磯遊び チームタイム
夜 間 ナイトハイク キャンプファイアー
お出迎え バス到着
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開会式 実行委員長挨拶 仲間づくり
仲間づくり 室内ビンゴゲーム ナイトハイク
【8 月 8 日(2 日目)】
朝のつどい マッチ擦り体験 トレーナーで担架作り
防災体操 防災 7 つ道具 三角巾で包帯作り
磯遊び 詩人にチャレンジ キャンプファイアー
【8 月 9 日(3 日目)】
クラフト作り 閉会式・友情の輪 また会う日まで
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◇参加者のふりかえり
Q.キャンプはどうでしたか?
(単位:人)
とても楽しかった 95
楽しかった 6
楽しくなかった 0
Q.楽しかったのは何でしたか? (複数回答可)
(単位:人)
キャンプファイアー 55 仲間(パトロール)とのあそび 5
磯あそび(防災ラリー) 54 食堂での食事(ビュッフェ) 3
木工クラフト 14 ナイトハイク 2
室内オリエンテーリング(ビンゴ) 7 全部楽しかった 11
Q.キャンプ中に「できた」こと、「できるようになった」ことは何ですか? (複数回答可)
(単位:人)
火つけ・マッチを擦ること 17 人 包帯・タンカの作り方 6 人
歌・手遊び・ダンス 17 人 その他(※) 34 人
友達作り、友達が増えた 17 人
チーフの結び方 7 人
※その他:荷物整理ができるようになった。海がこわくなくなった。知らない人としゃべれる
ようになった。野菜が食べられるようになった。関西弁を習った。 など
Q.感想(抜粋)
・パトロールってなにっておもってたけど、いみがわかったら「かっこいい
な。」と思いました。(小 2:一般)
・わたしが、一番たのしかったきかくは、いそあそびです。わたしは、海を見たとき「わぁ~。きれいだな~。五年ぶりの海だなぁ~。」と、わくわくしました。ついてから、む中で貝をい~~~っぱいひろいました。しおのにおいをかいでと~~~ってもたのしかったです。(小 4:一般)
・二日目になりいよいよたのしみのキャンプファイアーのとき、みんな心一つになっていると思いました。(小 6:一般)
・三日間のキャンプを終え、私は仲間との協力を身につけました。そして、
回答数:101 人
※参加者 104 人のうち、
早退が 3 人いたため。
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サポートリーダーをお手本に、いろいろな事にチャレンジできました。とても良い三日間だったと思います。(小 5:会員)
・私は、このキャンプで命の大切さを学びました。このちからを使ってさずかった命を大切にして生きていきたいと思います。そして、防災ラリーでは火のあつかいで、一発で燃やせたのが良かったです。あと、詩を作ってほめられたのがうれしかったです。(小 5:一般)
・いろいろちょうせんできてたのしかった。うみにきてたのしかった。(小 2:一般)
・私は、このキャンプで楽しかったことがたくさんありました。一つ目は、一日目の室内オリエンテーリングでした。難しくてなかなか見つけられませんでした。でも、みんなとの一番最初の交流は、楽しかったです。二つ目は、二日目のいそ遊びでした。風で波が高くなっていたので、だいじょうぶかなと思ったけど、みんなで貝やガラスを拾えて良かったです。楽しかったことは、もっとあったけど、本当に楽しかった二つは、ずっと思い出にしたいです。(小 6:一般)
・わたしは、ガールスカウトのキャンプが 4 回目でした。いわきと聞いて、少しおどろきました。また来年に来たいです。次はどんな所か、わくわくします。楽しかったです。(小 5:一般)
・私は、「生きる力キャンプ」に行って、学んだことと、楽しかったことが 2
つあります。私が一番ためになったことは、「防災ラリー」のいざとなった時に必要な七つ道具を決めることです。私はその時に、家に帰ったら、家族とそうだんして、いざとなった時の物を決めようと思いました。これからは、このことをいかし、大雨やじしんの時などいかしたいです。(小 6:会員)
◇スタッフのふりかえり
Q.参加の動機・目的 複数回答
(単位:人)
目的・動機 その他 スタッフ
サポート リーダー※
計
被災地・被災者支援のための活動に参加したかった 13 13 26
被災地・被災者の現状を知りたかった 1 6 7
子どもたちのための活動に参加したかった 8 16 24 自己研鑽。自分の力を高めたいと思った。(リーダーになる練習)
3 9 12
一度参加してよい経験ができたので今年も是非。以前参加した人の話を聞いて、薦められて
1 12 13
地元での開催で参加 3 0 3 日本連盟主催事業で今後の活動に役立つように勉強したい。
2 0 2
キャンプが好きだから 0 2 2 活躍しているリーダー、トレイナーを知る。全国に仲間を作りたい。思い出作り
2 1 3
学びを通して不安を自信に変える、学びたい。 2 0 2
その他(キャンプのスキル・知識を団で生かす。多様なプログラムが企画され、運営のプロセスを参観できる期待感)など・・
2 0 2
※サポートリーダー(高 1:11 人、高 2:18 人、高 3:3 人、大学 1 年:8 人)
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Q.参加目的の達成度
(単位:人)
項目 その他スタッフ サポートリーダー 計
大変達成できた 9 19 28
やや達成できた 13 21 34
やや達成できなかった 0 0 0
達成できなかった 0 0 0
Q.どんな力が身についたか?(サポートリーダーの回答)
(単位:人) 項目(複数自由回答) 計
●子どもに上手に接する力(話し方・ほめ方・伝え方・しかり方・遊び方・目線) 16
●次の行動を考えて指示する力、連絡を伝える力、コミュニケーション力(今までは、リーダーに頼っていた)
10
●リーダーとしてまとめる力 9
●自分のことも、周り、子ども達のことも見ること、見て行動する力 9
●協力する力 4
●人の命を預かる立場として責任を持つこと 3
●子ども達を尊重し、見守る力(支えすぎないことも) 2
●生きる力 2
Q.感想
・スカウトは最後の年です。今回はリーダーとして参加してこれからリーダーになったときに、いきるちからキャンプで学んだリーダーのやるべき事、大切な事が必要になると思います。リーダーになる前に、経験できてよかったです。(サポートリーダー・高校生年代)
・このキャンプで付けたリーダーシップ、みんなを引っ張る力を団に持ち帰り、みんなで楽しくガールスカウト活動ができる団に育てたいと思います。(サポートリーダー・高校生年代)
・子ども達のペースを乱さず、時間通りに済ますには、どういう順番で物事を進めさせればいいか考えるきっかけになったので、今回学んだことをこれからのキャンプや、リーダーになったときに生かしたい。(サポートリーダー・高校生年代)
・福島の子ども達と活動し、防災ラリーの時とかにいろんな知識を知っていてすごいと思った。(サポートリーダー・高校生年代)
・連盟独自の開催には限度があり、このような復興プロジェクトの一環として展開してもらえることは、財政面、人手共に、とても助かる。規模が縮小されてもいいから今後も応援していただけることを強く願っています。(マネージメント担当)
・笑顔いっぱいの子ども達が多く、健康面はほとんど心配なく見守りました。もし次回がありましたら、事前の健康カードに常用・服用・用量などを書くところがあると把握もしやすく、リーダー達の負担も減ると思います。(健康サポートスタッフ)
・本当に 5 年で終わってしまうのでしょうか。ようやくここまで形になってきたという思いです。違う形でも何かあったらと思います。(プログラム担当)
・改めてガールスカウトの素晴らしさを知れて、参加できて本当に良かっ
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たです。(プログラム担当)
・日に日に子ども達が自分でやる力を身につけていたり、仲間と協力した
り、声をかけあったりすることができていて、とても協調性が身について、笑顔も増えたと思います。(チームリーダー)
◇物品等のご協力
・株式会社カワキタ:カップ・シール
・ガールスカウト渋谷地区連合会:うちわ
以 上