【地域のスポーツ環境整備の推進】 ~身近なスポーツ環境整 …2009/08/28...
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【地域のスポーツ環境整備の推進】
~身近なスポーツ環境整備の充実~1.要求要旨
国民の誰もが身近にスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会の実現に向け、
日常的にスポーツをする場の整備を推進するなど、地域のスポーツ環境の整備を推進す
る。
2.要求内容 ( 878,000千円)
(1)地域のスポーツ施設の整備【拡充】 5,045,000千円
地域の運動場、体育館等に係る補助制度を拡充し、新改築、既存施設の耐震改修
等、地域のスポーツ施設の整備を推進する。
( 342,470千円)
(2)総合型地域スポーツクラブの育成支援 342,470千円
子どもから高齢者まで、地域住民の誰もが身近にスポーツに親しむことができる
場となる「総合型地域スポーツクラブ」の全国展開を一層推進するため、総合型地
域スポーツクラブの育成に関する高度なノウハウを有するクラブ育成アドバイザー
による巡回・指導や総合型地域スポーツクラブの育成に関する情報提供など総合型
地域スポーツクラブの育成を促進するための取組を実施する。
(3)広域スポーツセンター機能強化事業【新規】 66,135千円
地域のスポーツ活動全般及び総合型地域スポーツクラブの創設や運営、活動を効
率的に支援するために必要な広域スポーツセンターに対して、その持つべき機能を
強化する取組を推進する。今後、広域スポーツセンターを通じて、①広域市町村圏
におけるトップレベル競技者の育成に関する支援、②地域のスポーツ活動に対する
スポーツ科学・医学・情報に関する支援及び③地域スポーツ指導者のデータベース
化・提供を行う。(18地域)【都道府県教育委員会等へ委託】
(4)スポーツ・アクティビティ向上に関する調査研究【新規】 33,249千円
成人の週1回以上のスポーツ実施率が30%以下と低い世代のスポーツ活動を向
上させることを目指し、スポーツ活動全般に関わる関係団体や有識者らによる協力
者会議を設置し、実施率が低い世代の実態をきめ細かく把握するため、地域別にア
ンケート調査などを行い、調査結果等を分析・検討し、スポーツ実施率の向上を図
る全国的な活動方策を策定する。
(5)地域スポーツクラブと民間スポーツクラブとの連携方策 33,533千円
に関する調査研究【新規】
地域スポーツクラブ(総合型クラブを含む)と民間スポーツクラブとの双方がと
もにメリットを享受し、スポーツクラブ加入の促進とスポーツ人口の拡大が図られ
るよう、地域スポーツクラブと民間スポーツクラブとの有機的・効果的連携の方策
について調査研究を行うとともに実証分析を行う。
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(6)アクティブエイジングのための体力向上推進事業【新規】 35,978千円
スポーツを通してシニア層(中高齢者)が生き生きと活力に溢れた生活を送る
(アクティブエイジング)ために必要な条件整備(個人の身体活動やスポーツ環境
等)についての調査研究を実施し、地方自治体向けのガイドラインを策定・配布す
る。
~体力向上のための取組の推進~1.要求要旨
子どもの体力の低下問題に歯止めをかけ、上昇傾向に転じさせるため、学校・家庭・
地域において、子どもの体力向上を目指した取組を推進し、子どもの体力を昭和60年
頃の水準まで回復することを目指す。
2.要求内容 ( 302,508千円)
(1)全国体力・運動能力、運動習慣等調査 300,016千円
全国的な子どもの体力の状況を把握し、学校における体育・健康に関する指導に
役立てるため、小学校第5学年、中学校第2学年を対象に、新体力テスト及び生活
習慣、運動習慣等に関する調査を実施する。
( 16,167千円)
(2)子どもの発達段階に応じた体力向上プログラムの普及啓発 54,535千円
【拡充】
身体を操作する能力を身に付け、高めるためのプログラムを普及啓発するための
資料を作成し、このプログラムを効果的に指導するための実技講習会を実施する。
(9地域)
(3)幼児期の運動指針の作成【新規】 16,976千円
幼児期の体力向上の基礎を培うための実践活動への取組と、幼児の運動習慣等と
の関連を詳細に分析するとともに、運動習慣の確立や基礎的な動きの獲得に向けた
幼児期の運動指針及び具体的な運動例を作成し、全国に発信する。
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◆ 補助対象施設・補助率を拡充◆ 防災拠点となりうる体育館の耐震補強事業を補助対象化◆ 老朽化の激しい既存施設の有効活用を図るため、改修事業を
補助対象化◆ 国体関連施設の整備に係る地方負担を軽減
地域の活性化や国民の体力向上・健康増進に資するスポーツ拠点の整備促進
(平成21年度予算額 878百万円)平成22年度要求額 5,045百万円
地域のスポーツ施設の整備
スポーツ施設整備の補助制度の抜本的見直し
◆ 地域活性化につながる地方のスポーツ関係経費は、財政状況の悪化によりピーク時の1/2
◆ 既存施設の老朽化が激しく、改修工事や耐震補強が必要だが国庫補助対象外であり整備が進まない。特に国体開催県の負担が大きい。
現 状
○スポーツ振興基本計画(平成12年9月)(平成18年9月改定)→(国)地域住民が日常的にスポーツに親しむことができるよう、地方公共団体
が行うスポーツ施設の充実を支援する。○教育再生懇談会-第四次報告- (平成21年5月)
→地域のスポーツ施設の整備(略)など、地域で気軽にスポーツを実施できる環境を整備する。
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地域の社会問題、スポーツの現状
国民の健康寿命の延伸国民の健康寿命の延伸国民の健康寿命の延伸
誰でも、いつでも、いつまでもスポーツができる環境づくり誰でも、いつでも、いつまでも誰でも、いつでも、いつまでもスポーツができる環境づくりスポーツができる環境づくり
地域コミュニティがかつて有していた機能の再構築地域コミュニティがかつて有し地域コミュニティがかつて有していた機能の再構築ていた機能の再構築
○○ クラブ育成アドバイザー(クラブ会員の勧誘方法やスポーツクラブ育成アドバイザー(クラブ会員の勧誘方法やスポーツ指導者の確保、スポーツ活動事業の実施等、クラブの育成に指導者の確保、スポーツ活動事業の実施等、クラブの育成に関する高度なノウハウを持つ者)による関する高度なノウハウを持つ者)による育成対象クラブ育成対象クラブへへのの巡回・指導巡回・指導
○○ クラブ育成アドバイザーのクラブ育成アドバイザーの資質向上のための研修会の開催資質向上のための研修会の開催
総合型クラブ育成アドバイザー等の養成・派遣
総合型クラブ育成情報提供事業の実施
総合型地域ス総合型地域スポーツクラブの創設ポーツクラブの創設(多種目・多世代・多志向)
総合型地域スポーツクラブ育成推進事業総合型地域スポーツクラブ育成推進事業
○ 少子・高齢化社会の進展○ 地域コミュニティの弱まり(都市化の進展)○ 国民の運動不足(週1回以上のスポーツ実施率 44.4%)
○ 子どもの体力低下(S60年代以降下降傾向)
総合型クラブ育成支援チームの設置
民間スポーツ団体により実施
心と体の調和の取れた人間形成心と体の調和の取れた人間形成心と体の調和の取れた人間形成
○子どもが身体を動かす機会の確保(教育振興基本計画)
○ 多様なスポーツ活動やレクリエーション活動等の場
となる住民主体の総合型地域スポーツクラブを全ての市区町村に設置 (自民党スポーツ立国調査会)
○ 小規模自治体におけるクラブ育成支援
新たな提言等
地域におけるスポーツ振興地域におけるスポーツ振興地域におけるスポーツ振興
支援
解決
○○ 各地域の取組事例各地域の取組事例(クラブ設立・運営方法、クラブマネジャー・実(クラブ設立・運営方法、クラブマネジャー・実技指導者の育成等)等クラブづくりに技指導者の育成等)等クラブづくりに役立つ役立つ情報の提供情報の提供
総合型クラブ育成推進事業
○○ 創設済クラブマネジャー、実技指導者、スポーツドクター創設済クラブマネジャー、実技指導者、スポーツドクター等で構成されるチームを都道府県単位に配置し、クラブ等で構成されるチームを都道府県単位に配置し、クラブを支援(運営指導、実技指導、健康相談等)を支援(運営指導、実技指導、健康相談等)
総合型クラブ育成推進委員会等の開催
○○ 総合型クラブ育成委員会の開催総合型クラブ育成委員会の開催○○ 総合型クラブの意義等を理解するための研究協議会等の開催総合型クラブの意義等を理解するための研究協議会等の開催
(前年度予算額 342,470千円)22年度要求額 342,470千円
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広域スポーツセンター機能強化事業広域スポーツセンター機能強化事業
●広域市町村におけるトップレベル競技者の育成支援
●地域スポーツ活動に関するスポーツ科学・医学・情報支援
●地域スポーツ指導者のデータベース化・提供
・総合型クラブを中心とした競技水準の向上
・企業スポーツチーム、トップスポーツクラブとの連携
・総合型クラブを中心とした競技水準の向上
・企業スポーツチーム、トップスポーツクラブとの連携
地域におけるトップレベル競技者の育成支援地域におけるトップレベル競技者の育成支援
人材交流
シンボルスポーツ
広域スポーツセンターの機能強化
広域スポーツセンターに不足してい
る機能
タレント発掘
・日体協・日レク等と連携
・日体協・日レク等と連携
・医科学サポートスポーツ医科学専門機関と連携
・医科学サポートスポーツ医科学専門機関と連携
スポーツ科学・医学・情報支援スポーツ科学・医学・情報支援
トップ指導者
指導者情報のデータベース化指導者情報のデータベース化
総合型クラブ、部活動外部指導者等へ活用
( 新 規 )22年度要求額 66,135千円
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スポーツ・アクティビティ向上に関する調査研究スポーツ・アクティビティ向上に関する調査研究
◆スポーツ振興基本計画の目標↑成人の週1回以上のスポーツ実施率の向上↑
(→50%以上) 20歳代女性、30歳代男性の20歳代女性、30歳代男性のスポーツ実施率の低さスポーツ実施率の低さ
実施率向上プロジェクトの展開実施率向上プロジェクトの展開
課 題
アンケート・ヒアリング調査等
ターゲット世代の実施率を向上させる方策の策定
協力者会議の設置
収集・分析
【構成委員案】有識者、スポーツ・都市公園行政、民間フィットネス・スイミングクラブ、健康産業団体、メディア、ターゲット世代 等
【構成委員案】有識者、スポーツ・都市公園行政、民間フィットネス・スイミングクラブ、健康産業団体、メディア、ターゲット世代 等
民間団体による調査等の実施 スポーツ実施率30%
以下の世代(20歳代女性、30歳代男性)を
「ターゲット世代」に設定
阻害要因等の把握
促進要因等の把握
地域別データ
( 新 規 )22年度要求額 33,249千円
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