季刊地域|農文協 | ゆるがぬ暮らし -...
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115 季 刊 地 域 W I N T E R 2 0 2 0
JIDORI
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写真=高木あつ子 文=編集部
三重県伊賀市・三橋源一さん
いまや世界中の人々を魅了する忍者。目出しの黒装束に身を包
み、超人的な身体能力で敵を圧倒し、手裏剣や術を駆使して闘う
というイメージを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
でも、実際のところはどうやら違うらしい。歴史ある忍者の
里・伊賀で忍術の道場を構える三橋源一さん(44歳)を訪ねると、
忍者と地域の関わりが少し見えてきた。
山林整備も修行でござる
いざ、忍者の里の
忍術道場へ
チェンソーを担いで自ら整備した山道を歩く三橋さん。下山のときは、抜き足(ぬかるみから足を抜くように上げ)、差し足(つま先で地面を差すように下ろし)、忍び足(静かにやさしく)で歩く。重心が後ろにあるので滑りにくいそうだ