とができるようにと唱えられた。いつくしみを生きて証しし...

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(1) 2016年(平成28年) 3 月1日(毎月1日発行) (昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第 1037 号  カトリック教報 カトリック長崎大司教区 広報委員会 〒 852‐8113 長崎市上野町 10‐34 カトリックセンター内 TEL 095‐843‐3869 FAX 095‐843‐3417 振替口座 01880‐5‐2699 発行人 大 水 文 隆 印刷所 株式会社 藤木博英社 〒 850‐0852 長崎市万屋町 5‐13 1カ月140 円 年間1,500円昭和27年1月12日 第三種郵便物認可18 25 23 14 西50 日本二十六聖人殉教記念ミサ 西31 11 西50 使西90 40 3 20 西16 24 13 15

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Page 1: とができるようにと唱えられた。いつくしみを生きて証しし …...開かせた。クの重要性とその使命にも目をがあるのです」と述べ、カトリッ然、神と人の関係性をつなぐ力立の時代。食は人と人、人と自

  (1) 2016年(平成28年)3 月1日(毎月1日発行)   (昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第1037 号   1カ月140円 年間1,500円(昭和27年1月12日第三種郵便物認可)  カトリック教報

カトリック長崎大司教区広報委員会

〒 852‐8113 長崎市上野町 10‐34

カトリックセンター内TEL 095‐843‐3869FAX 095‐843‐3417

振替口座 01880‐5‐2699発行人

大 水 文 隆印刷所

株式会社 藤木博英社〒 850‐0852 長崎市万屋町 5‐13

1カ月140円 年間1,500円(昭和27年1月12日第三種郵便物認可)

キリストにおいて一つ

第5回 

長崎キリスト教一致礼拝

 「主の力あるわざを、広く

伝えるために招かれて」を

テーマに、1月18日から始

まったキリスト教一致祈祷

週間(25日まで)。カトリッ

ク長崎大司教区と長崎キリ

スト教協議会は23日(土)、

第5回長崎キリスト教一致

礼拝を大浦町の日本基督教

団・長崎教会で行った。

 

式は長崎バプテスト教会

主任牧師チョ・ウンミン師

主司式のもと、カトリック

とプロテスタントの司祭・

牧師と双方の

信徒約100

人が参加し、

お互いの兄弟

たちのために祈りをささげ

た。

 

中町小教区主任の橋本

勲師(教区エキュメニズ

ム・諸宗教委員長)は説教

で、小教区でのプロテスタ

ント信徒を交えた交流を紹

介。また代表してあいさつ

した髙見三明大司教は、「私

たちは分かれた状態にある

が、キリストは一つである

という心を大切にして一致

の実現を」と呼び掛けた。

 

会場となった長崎教会は

1925年に建てられ、

長崎市の景観重要建造物

に指定されている。礼拝

後、参加者たちはレトロ

な教会内での茶話会に参

加し、親睦を深めていた。

 

2月7日(日)14時から西坂公

園で日本二十六聖人殉教記念ミサ

が行われ、髙見三明大司教と司祭

50人余の共同司式のもと、教区内

外から集まった司祭、修道者、信徒

ら約1800人が共に祈った。教

区主催、長崎南地区評議会担当。

 

ミサの説教で髙見大司教は、「人

は生きている間にどういうふうに

生きるか、それは私たちが常に問

われていること」と語り、「私た

ちは自分の足元から、福音宣教と

いうイエス様の福音を生きる努力

をしないといけないように思われ

ます。他の人に向かって『神様の

愛を生きなさい』と言う前に、自

分がそのように生きる。そうする

ことが宣教の始まりではないで

しょうか。自分の人生を意味のあ

るものとしているものは何か。そ

れをこれから少し分かっていく

ように、二十六聖人の取り次ぎに

〝いつくしみ深く 御父のように〟生きた殉教者に倣う

足元から福音を生きる努力を

日本二十六聖人殉教記念ミサ

よってその愛の精神を生きることが

できるように、そしてそれを〝証し〟

として変えていくことができるよう

に」と祈りを呼び掛けた。共同祈願

では、教皇、司祭・修道者とそれを目

指す人たちのため、世界中の苦しん

でいる人たちのために祈るととも

に、いつくしみの特別聖年を過ごす

私たちが二十六聖人に倣い、御父の

いつくしみを生きて証ししていくこ

とができるようにと唱えられた。

 

参加者からは、「1時間くらいの

道のりに過ぎませんが、二十六聖人

のことを思いながら歩きました。足

が動くうちは毎年西坂まで歩きたい

です」「年々参加者の減少を感じま

す。日本二十六聖人は日本の宝なの

で、殉教祭を長崎教区だけで考える

のではなく日本の教会のこととして

考えてもいいのではないか」といっ

た声も聞かれた。

殉教の祝日にミサとゆるしの秘跡

 

教区主催の記念ミサは2007年

以降、多くの人が参加しやすいよう

に、2月の第1日曜日に行われてい

る。殉教者の祝日である2月5日

(金)には聖フィリッポ教会(いつ

くしみの特別聖年に当たり、長崎教

区の巡礼指定教会とされている)で

記念ミサとゆるしの秘跡が終日、長

崎南地区司祭団主催で実施された。

また日本二十六聖人記念館を会場に

して、「われ世に勝てり」(1931

 

1月31日(日)第3回

教区シノドス提言推進会

議が大司教館で開催され

た。前回、「神のいつく

しみを共に生き、伝える」

という目標と、この目標

を説明・具体化するため

に、①「聖書と秘跡に生

かされた共同体づくり」、

②「神のいつくしみを生

きる共同体づくり」を取

り入れていくことが決

まったが、引き続き基本

計画と優先課題について

審議された。

 

まず、中央委員会から

前述の①②を目標達成の

ための取り組みとするこ

とと、公式提言の中で言

及されている「小共同

体」づくりの推進と「み

ぜりこるぢあ長崎」(仮

称)の設置の検討も含む

その検証、および「カテ

キスタの養成」を優先課

題とする案が提示され

た。議員からはカテキス

タの養成に関する意見が

相次ぎ、どのようなカテ

キスタが養成されるべき

かについて、また生涯に

わたって教えを学ぶこと

の大切さについて議論を

深めた。

 

審議の結果、「目標」

「目標達成のための取り

組み」「取り組みの検証」

からなる基本計画、カテ

キスタの養成理念と方法

を検討する専門チームの

 

2月11日(木)カトリックセ

ンターで、教皇の世界平和の日

(1月1日)メッセージを知る

ことを目的に、解説とコンサー

トを合わせた集いが今年も行わ

れ、300人余が参加した。教

区平和推進委員会主催。

 

始めに、長崎南山中高校長の

西 経一師がメッセージを解説。

終始ユーモアあふれる語り口で

参加者を笑わせつつ、「打算と

計算と取引では、パパ様がおっ

平和メッセージを知る

相手のために時間を割くことから

区家庭委員会は

カトリックセン

ターで講演会

「食の力―新た

な家庭の霊性を求めて」を開

催した。突然の大雪で交通機

関もほぼマヒ状態の中、約50

人が歩いて会場に集まった。

 

講師の伊藤幸史師(東京教

区)は参加者をねぎらいなが

ら、「『命は大切だ』と何千回

言われるより、『あなたが大

切!』と心から言ってもらえ

たら『生きる力』が湧いてき

ます。子が親から無条件に世

話を受けることは、ありのま

まの存在として大切にされて

いる体験となります。その根

本的なお世話の一つが、日々

の食卓なのです。食は生への肯

定感につながるのです」と語り、

多くの現代人の心の闇には、家

族で食べる食の力が大きな鍵と

なることをさまざまな例をもっ

て力説。そして、「カトリック

は食の宗教です。イエスはよく

食事をしています。救いの儀式

(ミサ)も食事です。現代は孤

立の時代。食は人と人、人と自

然、神と人の関係性をつなぐ力

があるのです」と述べ、カトリッ

クの重要性とその使命にも目を

開かせた。

 

公演後のアンケートには、「雪

の中を歩いてきた甲斐があっ

た」「食の宗教としての役割が

分かった」「多くの信者たちに

も聞かせたい」との声があった。

しゃる『相手のため

に自分の身をさ(割)

く』ことにはならな

い」と、人のために

時間を割くということがメッ

セージの出発点だと話した。

 

続いて、昨年沖縄平和学習

に参加した高校生らによる報

告。また、純心中・南山小コー

ラス部の合唱、急きょ出演し

たイエズス会のアントニオ・

ガルシア修道士らの歌声も会

場を沸かせた。初めて参加し

た女性信徒(西町教会)は、「平

和に向けた取り組みや現状を

もっと知らないといけないと

思った。子どもたちの発表を聞

いて、知らなかったことがあり

勉強になった」と語った。

人・自然・神をつなぐ食

食の力

―新たな家庭の霊性を求めて

ナガミチ)」の創立者でもある本

田周司さん(大阪・吹田教会)を

名誉顧問として、あわせて90人余

の会員から成る。

 

約40人が出席した総会には髙見

大司教も同席し、友の会設立に対

する喜びと感謝の言葉を述べた。

同会は、日本二十六聖人「長崎へ

の道」巡礼の情報を総括的に保有

して活用し、長崎への道巡礼に関

心を持つ人に対して情報提供・情

報交換の場を設けるとともに、日

本カトリック司教団が推奨する長

崎への道巡礼の発展に寄与し、さ

らにこの巡礼の道が世界的に広ま

ることを念願し活動することを目

的とする。

基本計画と優先課題を承認

第3回 

教区シノドス提言推進会議

 

司祭研修会が大司教館で

2月8日(月)に行われ、「い

つくしみの特別聖年」を恵

み深い年とするため、多数

の司祭が参加した。

 

研修会は髙見三明大司教

の講演「いつくしみと司牧」

から始まった。大司教は「教

会の役目はすべての人に奉

仕することであり、奉仕と

は相手を幸せにすること」

と語り、「福音の脈打つ心

臓であるいつくしみが、す

べての人の心と知性に届く

ように」一人

一人の考え、立

場、状況にふさ

わしい語り掛け

を行うよう招いた。また

「司牧は教えの面だけで

はない。だから司牧を『す

る側』『される側』ではなく、

相互に関わり合うものとし

て捉えることが大切」だと

した。

 

講演後は小グループに分

かれ、司祭として特別聖年

をどのように過ごすかを分

かち合った。その内容は午

後の全体会で発表され、意

見を共有した。最後に教区

シノドス提言推進会議中央

委員会から、提言推進の基

本計画と優先課題(右下囲

みを参照)が説明された。

 

同日、申し込んだ教区司

祭を対象に、生活習慣病予

防健診も行われた。

立ち上げ、「カテキスタ

会」創設に向けた交流会

や研修会の実施を明記し

た優先課題が承認され

た。また、シノドス公式

提言の各項目の実施主体

を示した『教区シノドス

提言振り分け表』に若干

の修正が加えられた。基

本計画と優先課題が承認

されたことにより、今後

はより具体的な推進計画

に着手することになる。

 

第4回会議は3月20日

(日)に開催されること

になっている。

年制作)の特別上映も

あり、この日多くの人

が西坂を訪れた。

友の会設立

 

7日の殉教記念ミサ

後、16時からは同記念

館で、「日本二十六聖

人『長崎への道』巡礼

友の会」設立総会が行

われた。同会は事務局

を記念館内に置き、デ・

ルカ・レンゾ師(記念

館館長)を代表に、ま

た京都から長崎までの

道を徒歩で巡礼する集

い「長崎への道(通称・

 

記録的な寒波に見舞われた

1月24日(日)13~15時半、教

特別聖年の過ごし方

2015年度冬期司祭研修会

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カトリック教報   第1037 号 (昭和27年1月12日第三種郵便物認可)     2016年(平成28年)3 月1日(毎月1日発行) (2)  

オプス・デイとは

 

長崎市の三川町と三原町にある精道学園

は、オプス・デイ属人区のメンバーが中心

となって建てられた学校です。オプス・デ

イとは1928年にホセマリア・エスクリ

バー神父(2002年に列聖)が創立した

カトリック教会の組織で、1982年から

属人区になりました。その教えの核心は、

師の著書の次の言葉にあります。「自らを聖

化する義務がある。そう、あなたにも。聖

化は司祭や修道者だけの仕事だと誰が考え

るのだろうか。例外なくすべての人に主は

言われた。『あなたがたの天の父が完全で

あるように、あなたたちも完全になりなさ

い』」(『道』291)。

 

この教えは後に第2バチカン公会議で宣

言されます。洗礼によって、人は「神の養子、

聖なる者」になります。それゆえ、世俗に

留まりながら、つまり身分や職業を変える

ことなしに聖人になることもできるという

のです。でもどのように? 「本気で聖人

になりたいのか。各瞬間の小さな義務を果

たしなさい」(『道』815)。この義務とは、

信者としての、家族の一員としての、社会人

としての義務です。つまり、聖人になると

はよい信者、よい職業人、よい父親、よい母

親、よい子供になろうと努めることです。

 

そうするなら、各人の欠点や失敗にもか

かわらず、自ずと周囲の人々によい影響を

与え、地の塩、世の光となることが可能にな

ります。

学校の設立

 

オプス・デイは司祭と信徒からなりま

す。メンバーの大部分が家庭を持っていま

すが、独身を通して他のメンバーの養成に

当たる者もおり、その中には司祭になる者

もいます。このように生活形態は異なりま

すが、皆、社会一般の職業に従事し、それを

聖化の手段として聖性と使徒職に励む義務

を持っています。時に、メンバーが志を同

じくする他の人々と一緒に教育や福祉活動

をするために法人を作り、学校や病院を経

営することもあります。長崎の学校もその

一例です。

 

オプス・デイが日本で活動を開始した

のは、当時大阪

大司教の田口

芳五郎枢機卿

様のお招きが

きっかけです。

1958年、最

初のメンバーが大阪に到着し活動を始め、

現在では京都、長崎、大分にセンターがあり

ます。長崎では里脇浅次郎枢機卿様の励ま

しを受けて、1975年に使徒職活動を始

めました。1978年、三原町で長崎精道

小学校が開校。4年後に三川町で男子校が

始まり、1983年には三川女子調理師学

校を設立。翌年男女両校の中学校が開校。

2009年に男子校は高等学校を開校して

現在に至っています。男子校と女子校は、

場所も教職員も活動も別の学校です。司祭

は両校の指導に当たり、ミサや赦しの秘跡、

宗教の授業などを受け持ちます。別学教育

により、男子女子の特性に応じた教育環境

を提供することで、学習指導や生活指導の

効果が高まることを経験しています。

建学の精神

 

学校の創立の精神は、カトリックの理念

に従って、全人格的な教育を促し、真の幸せ

を知り、味わい、そしてその幸せを周りに広

げることのできる人間の育成を行うことで

す。校訓として「自由と責任」と「ポッス

関する宣言』3)。聖ホセマリアは、学校で

最も重要なのは保護者、次に教職員、最後に

生徒がくると強調しました。これは生徒を

軽視することではありません。学校は子供

の第一の教育者である両親を支援する立場

にあり、両者の相互理解がなければ教育は

困難だという考えです。それゆえ、保護者

との連絡を密に取るよう努めています。男

子校では夏のキャンプや研修合宿などの行

事には学級担任や個人指導教師と父親が参

加します。女子校では、母親のための勉強

会やコーラス、運動などの各種クラブの開

催、父親主体の「ファーザーズクラブ」に

よる親子バーベキュー大会などがありま

す。いずれも子供の教育のために共に協力

し、連携を深める好機となっています。

宗教教育

 

教育は全人格に及びます。人格形成の中

で「自らの義務をきちんと果たす」という

点は中心的な位置を占めています。教職

員は、教師として職員としての仕事をプロ

フェッショナルの精神をもって果たし、児

童生徒はまじめに勉強をするというのが学

校のあるべき姿と考えます。児童生徒はそ

う努めることによって、将来いかなる仕事

についても一人前の職業人になる基盤が身

につくでしょう。

 

在校生の大部分はカトリック信者ではあ

りません。しかし、できるだけ多くの

人が神を知り、神に祈ることを大切に

するよう願い、宗教教育に力を入れて

います。なぜなら宗教は、人格の完成

の重要な部分を占めていると考えるか

らです。神を信じ、その教えを学ぶな

ら、まじめに義務を果たし、周囲の人々

への奉仕の気持ちを持つ良い国民にな

るでしょう。

 

毎朝学校に到着するときと授業が終

わって帰宅するとき、生徒たちは聖堂

に立ち寄り聖せ

櫃ひつ

にあいさつします。ま

た小学校と中学校ではお昼に「お告げ

の祈り」(復活節にはアレルヤの祈り)

を唱えます。

 

小中学校では週に1回の宗教の授業

があり、神様について、祈りや秘跡につ

いて、また旧約と新約の救いの歴史を

勉強します。小学校高学年では命と性

について細やかに学習します。また2

週間に1度、ミサと赦しの秘跡があり

ます。中学や高校では学年ごとに、定

期的に朝に聖堂で10分ほどの説教があ

ります。中学や高校から入学してくる

生徒には要理を説明する時間を設けて

います。中学と高校では、哲学や倫理、

社会教説についても学びます。

 

信者でない子が宗教に興味を示すこ

とも珍しくありません。休み時間や給

食のときに、先生に神学の問題を投げ

かける子供もいます。ある小学生が

宗教の授業で原罪の説明を聞いた後、

「先生、もしエバが差し出した木の実を

アダムが食べなくても、やはり原罪は

伝わったのですか」という質問をし、

先生からその質問を尋ねられた司祭が

『神学大全』を引いて答えを見つける

という事件もありました。

宗教的形成の手段

 

前述のように、子供の第一の教育者

は保護者です。それゆえ、保護者にも

本校での宗教教育に理解をもっていた

だけるように努めています。また、子

供たちが祈ったりするのを見て、宗教

に興味を持ち始める保護者もおられま

す。そのような場合、司祭や信徒であ

る教師が個人的に要理を説明したり、

大人向けのカトリック入門や聖書のク

ラスや黙想会などへの参加を呼びかけ

たりしています。

 

またカトリックの教えに興味を示す

児童生徒には要理のクラスを個人的に

するように努めています。その結果、

神様の恵みによって、子供や保護者や

教職員の間に回心や洗礼が生まれるこ

とは、少子化をはじめさまざまな困難

の中で大きな慰めとなっています。

 

2014年11月30日か

ら始まった「奉献生活の

年」の閉年ミサが、主の

奉献の祝日である2月2

日(火)19時から滑石教

会で、髙見三明大司教様

主司式により、奉献生活

者と信徒を合わ

せ300人余り

が参加してささ

げられました。

 

大司教様は「奉献生活

の目的は、(1)感謝をもっ

て生き、人々に喜びを

与える

(2)熱意をもって

現在を生きる

(3)交わり

の達人となる

(4)希望を

もって未来へ向かう

(5)

自分から出掛けて行って

他の人のために行動する

こと。新たな心をもって

行動してください」と話

されました。

 

大司教様をはじめ多く

の神父様やシスターをお

迎えしてミサがささげら

れたことは、大きなお恵

みでした。「いつくしみの

特別聖年」を迎え、滑石

教会は巡礼教会に指定さ

れています。教会を訪れ

る方々に、安らぎを感じ

ていただける教会づくり

をするように、気持ちを

難はどの時代にでもある

が、草創期の苦しみを乗

り越えてお恵みの現在が

ある。奉献者として、教

育と福祉を通して社会を

福音化するという使命に

忠実に生きるように」と

励ました。

 

宣立者たちは「奉献生

活の年」に終生誓願準備

期を過ごし、「いつくし

みの特別聖年」に誓願宣

立のお恵みをいただいた

幸せを味わっていた。

終生誓願宣立者

マリア・

  

マーテル・グラチエ

 

北村

央ちか(鹿児島・川内)

マリア・インマクラータ

 

江川

愛(和歌山・古屋)

クララ

 

髙橋美保(長崎・出津)

る早坂久

之助司教

のカリス

マ「与え

尽くす十字架上のキリス

ト」について言及し、「苦

精道学園とオプス・デイ

オプス・デイ司祭 

尾崎 

明夫

ムス」という言葉を掲げています。

2つとも聖ホセマリアが強調した

ものです。前者は、自由を責任を

もって行使でき、正当な他人の自

由を尊重できる人間を育てたいと

いうことを表しています。後者は、

聖書の言葉で、ラテン語で「私た

ちはできます」という意味です。

1人ではできなくても、神の恩恵

と仲間の助けに信頼して、困難を

前にしてもひるまず挑戦する人間

を目指していることを表します。

 

独特の制度としては、個人指導

制があります。これは児童生徒

一人一人に個人指導教師が付き、

頻繁に児童生徒と話し、彼らをサ

ポートするというものです。基本

的に担任は毎年替わりますが、個

人指導教師は3年間、あるいは6

年間変わらず、卒業後にも付き合

いが続く事も珍しくありません。

 

教会によれば、両親が子供の教

育の第一の責任者です(第2バチ

カン公会議『キリスト教的教育に

新たにいたしました。

  

滑石小教区評議会

議長 

鈴木

 

2月11日(木)、終生誓

願式が純心聖母会本部聖

堂で行われた。

 

髙見三明大司教と約50

人の司祭団による共同司

式ミサの中で、3人が終

生誓願を宣立した。感謝

と喜びのうちに表明され

た生涯にわたる奉献の決

意を、会員や家族をはじ

め多くの参列者が祈りの

うちに見守った。

 

髙見大司教は説教で、

純心聖母会の創立者であ

福音化の使命を忠実に

純心聖母会の終生誓願式

新たな心で行動を

「奉献生活の年」閉年ミサ

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カトリック教報  (3) 2016年(平成28年)3 月1日(毎月1日発行)   (昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第1037 号   

たかった

のですが、

母に「断

るなら自

分で断りなさい」と言

われたので、司祭館の前

にいる神父様のもとへ

……。何故かその断りに

行くたった20~30㍍で私

の心は変化し、神父様に

「行ってみます」と返事

をしていました。今考え

ても、なぜそのような心

変わりをしたのか覚えて

いません。

 

それからはや18年の月

日が流れ、このたび、司祭

に叙階されることとなり

ました。これまで歩んで

きた神学院生活では、時

族に与えた影響

は大きかったと

思います。同じ

ようにトラピス

トに行った姉た

ち。私が子ども

の頃に亡くなった父と

弟。終戦の4カ月前、東

京空襲で爆死した大神学

生だった兄。ゆるしの秘

跡のため浦上教会に行っ

て原爆に遭い、亡くなっ

た母。家族や出会ったす

べての人、私を司祭に望

んでくださった神様に感

謝し、自分が体験したこ

とを伝えずにはいられな

いという思いで今も過ご

しています。

 

略歴 

1925年8月

23日長崎市生まれ。浦上

教会出身。

 

56年4月25日北海道ト

ラピスト大修道院で司祭

叙階。63年浦上小教区助

任、68年山田主任、73年井

召されたときのことを

思い起こしてみなさい

 

2016年に叙階の節目を迎える司祭は、60周年(ダ

イヤモンド祝)は20人、50周年(金祝)34人、25周年(銀

祝)19人。長崎教区内では次の方々。

神様に、家族に、 

そしてすべての人に

ペトロ 

佐藤哲夫神父

 

3女3男の5番目とし

て生まれました。原爆投

下の3カ月後、姉と共に

北海道のトラピストに渡

り、姉を送るだけのはず

ゆるしの秘跡を 

通して奉仕できたら

ヨゼフ 

萩原 

劭神父

 

司祭の誕生の背景に、

近年少し気付き始めたば

かりです。それは筆舌に

尽くしがたいものです。

司祭叙階の日から、50年

の歳月の間に受けた支え

に万感の思いを込めて感

謝いたします。思えば、

感謝の心の足りない歳月

でありました。残されて

いる日々、神様と皆々様

に、感謝の日々になるよ

うに心がけます。

 

ありがたく思うこと

導かれて、今、ここに

パウロ 

鍋内正志神父

 

導くというより、導か

今が一番苦しい

ヨハネ 山村憲一神父

 

気がついたら司祭に

なって25年たちました。

振り返って思うことは、

今が一番苦しいと感じ

てきたことです。でも、

今が過去となった時、残

るのは喜びの記憶です。

きっと私に関わってくだ

さった人々を通して、神

様の恵みをいただいたか

らだと信じています。こ

ダイヤモンド祝

金 

銀 

がそこにとどまり、

1956年司祭に叙

階されました。

 

繰り返す体調不良が原

爆症によるものと分か

り、その後、山口愛次郎大

司教様の導きで長崎教区

に来ました。赴任したど

の教会でも、とても良く

していただきました。現

在は毎朝星を見上げ、神

様が見守ってくださって

いることを感じ、感謝し

てミサをささげていま

す。

 

最初にトラピストに

入った姉(長女)が家

は、イエス様の口となっ

て「あなたの罪をゆるし

ます」と宣言できること

です。なんと感動的なこ

とでしょう。罪のゆるし

をいただける幸せ、ゆる

しを宣言できる幸せ、こ

の喜びが私の司祭生活の

支えとなりました。ゆる

しの確かな宣言は、キリ

ストが世界に発する比類

のない福音です。「ゆるし

の秘跡」の執行を通して、

一司祭として、今後、ささ

やかでも奉仕できたらと

思います。ただ感謝。

 

略歴 

1937年3月

24日平戸市生まれ。田平

教会出身。

 

66年1月6日ローマ・

聖ペトロ大聖堂で司祭叙

階。同年出津小教区助任、

68年水主町主任、71年4

月大浦助任、同年9月教

区会計補佐・滑石主任、

れて、今、ここに。それは

生涯変わらないかもしれ

ません。これまでの歩み

において、杖となって支

えてくださった方々に感

謝しています。

 

しんがりとまでは言え

ませんが、後ろに控えてい

て安心してもらえる司祭

でありたいと思います。

 

略歴 

1964年1月

れからもその繰り返しだ

と思います。今が一番苦

しいのです。

 

これまでのすべてに感謝

しかありません。これから

もどうぞよろしくお願い

します。お祈りください。

 

略歴 

1964年7月

27日長崎市生まれ。飽の

感謝、感謝、感謝!

ペトロ 

阿野武仁神父

 

50年前の叙階式前晩の

「み旨のままに!」とい

う気持ちは、「今が私に

とっての最良の時なので

すよネ!」などとことば

は少しずつ変わることは

あっても、いつも同じ方

向を向いていたように思

う。

 

そして現在は、「神へ

不思議な心変わり

パウロ 

山内啓輔助祭

 「神学校の体験入学に

行ってみんか?」と、今

は大阪教区の大司教様と

なられた前田万葉神父様

(当時)に言われたのが、

私の召命の始まりでし

た。その時、本当は断り

にいろいろな壁にぶち当

たり、自分は司祭にふさ

わしくないと思い、別の

召命を考えたことも少な

くありませんでした。し

かし、そのような時に限

り、さまざまな人の言葉

や、さまざまな出来事に

救われ、このような弱い

自分でも、神様は司祭と

して使ってくださろうと

しているのだから、自分

を信頼できなくとも、私

を信頼してくださる神様

を信頼しようと思えるよ

うになりました。

 

これまで私の司祭召命

に関わり支えてくださっ

た皆様、また、直接には関

わることがなくとも、お

祈りやさまざまな形でご

支援くださったすべての

皆様に心より感謝申し上

げます。これからも私が

良き牧者、イエス・キリ

ストに倣う者となること

ができますよう、お祈り

とご指導をよろしくお願

い申し上げます。

 

略歴 

1986年11月

26日生まれ。田平教会出

身。

 

99年長崎南山中学校入

学、2002年長崎南山

高等学校入学、05年長崎

大学教育学部入学、09年

日本カトリック神学院入

学。15年3月1日浦上教

会で助祭叙階。

の感謝!」「あの方への

感謝!」「この出来事へ

の感謝!」という気持ち

が中心になっているので

はないだろうか。

 

そしてこれからは、「神

への賛美!」へと中心軸

を向けていく必要があり

そうだ。

 

略歴 

1939年7月

1日長崎市生まれ。中町

教会出身。

 

66年12月16日ローマ・

聖ペトロ大聖堂で司祭叙

階。68年平戸小教区助任、

70年長崎公教神学校(長

崎カトリック神学院)、81

年深堀主任(86~87年香

焼主任代行兼務)、91年カ

トリック中央協議会、2

001年教区生涯養成委

員長(カトリックセン

ター)、06年島原主任、07

年三浦町主任、13年丸尾

主任。

10日北九州市生まれ。戸

畑教会で受洗、福江教会

出身。

 

91年3月19日浦上教会

で司祭叙階。同年中町小

教区助任、94年カナダ留

学、96年大浦助任、97年浜

串主任、2004年教区

本部事務局小共同体推進

室長(~05年10月)・長

崎コレジオ、05年八幡町

主任、15年平戸口主任。

持浦主任、76年深堀主任、

79年仲知主任、88年水ノ

浦主任、95年黒崎主任、98

年三ツ山主任。2005

年引退、大司教館へ。

浦教会出身。

 

91年3月19日浦上教会

で司祭叙階。同年三浦町

小教区助任、94年深堀助

任、97年奈留主任、20

03年大曽主任、04年教

区青少年委員長兼務(~

11年)、05年時津主任、11

年青砂ヶ浦主任、13年福

岡コレジオ院長。

司祭叙階を前にして

(Ⅰコリ1・26)

叙階式・選任式のお知らせ

叙階式 

3月13日(日)15時 

浦上教会

 

司祭叙階受階者

パウロ 

山内啓輔

(田平)

 

助祭叙階受階者

ペトロ 

下原和希 (土井ノ浦)

選任式 

3月10日(木)13時 

浦上教会

 

祭壇奉仕者受任者

ヨセフ 

キム・ボム

(テグ教区・シンピョン)

 

朗読奉仕者受任者

ドミニコ 

宮原大地 (桐)

2016年度聖書講座・信仰養成講座のご案内

教区生涯養成委員会

月 日 科 目 講 師4 月 23 日

秘跡による救いの営み 岩本繁幸師5 月 7 日

14 日 キリスト教入信の秘跡①(洗礼・堅信)

川端志範師21 日28 日 キリスト教入信の秘跡②

(エウカリスチア〔聖体〕)尾崎明夫師

6 月 4 日11 日 いやしの秘跡

(ゆるし・病者の塗油)稲田伸也師

18 日25 日 交わりをはぐくむための秘跡

(叙階・結婚)下窄英知師

7 月 2 日9 日 他の典礼儀式 平本義和師

9 月 3 日 人間の尊厳井田 明師

10 日 自由と倫理

17 日 徳熊谷裕司師

10 月 1 日 罪

月 日 講 師 内 容4 月 21 日 髙見三明大司教 概論

28 日 川口昭人師 イザヤ

5 月 12 日 岩下和樹師 エレミヤ

19 日 中濱敬司師 エゼキエル

26 日 川口昭人師 イザヤ

6 月 9 日 髙見三明大司教 公開講座

16 日 岩下和樹師 エレミヤ

23 日 中濱敬司師 エゼキエル

7 月 7 日 川口昭人師 イザヤ

14 日 岩下和樹師 エレミヤ

21 日 中濱敬司師 エゼキエル

9 月 1 日 野濱達也師 ホセア

月 日 科 目 講 師10 月 8 日 人間共同体

(個人と社会・社会生活・社会正義)紙﨑新一師

15 日22 日 自然法と教会法

(道徳法・恵みと義化・教会の掟)谷脇誠一郎師

11 月 5 日12 日 神の十戒①

(1 ~ 3)眞浦健吾師

19 日12 月 3 日 神の十戒②

(4 ~ 10)大水 満師

10 日1 月 7 日 キリスト教的生活の中での祈り

(祈りの啓示・伝承・生活)松村信也師

14 日21 日

主の祈り 中濱敬司師28 日

2 月 4 日要理教育実習 Sr. 木村百恵

18 日3 月 5 日 要理教師二級資格授与式

聖書講座(木曜日 19:00 ~ 20:30)

【テ ー マ】預言書  【テキスト】聖書【公開講座】 ・聴 講 料 前売券 800 円 当日券 1,000 円

信仰養成講座・B年度(土曜日 19:00 ~ 20:30)

【テ ー マ】祝う・生きる・祈る  【テキスト】カトリック教会のカテキズム

❖場 所 カトリックセンター2階講堂❖受 講 料 聖書講座 13,000 円 信仰養成講座 16,000 円 *聴講もできます(1回 1,000 円)❖申込期間 2016 年 3 月 22 日(火)~ 4 月 22 日(金)❖申 込 先 〒 852 - 8113 長崎市上野町 10 - 34 生涯養成委員会  Tel 095 - 841 - 7731 Fax 095 - 841 - 7732

月 日 講 師 内 容9 月 8 日 山口竜太郎師 アモス

18 日 山下 敦師 公開講座

10 月 6 日 岡 秋美師ヨエルヨナ

13 日 山添克明師 ミカ

20 日 岩下裕志師オバデヤナホム

11 月 10 日 下窄英知師ハバククハガイ

17 日 中野健一郎師ゼファニヤ

マラキ

24 日 谷脇誠一郎師 ゼカリヤ

73年八幡町主任、79年俵

町主任、88年鯛之浦主任、

96年三浦町主任・佐世保

地区長・教区顧問、99年

長与主任、2007年香

焼主任。

Page 4: とができるようにと唱えられた。いつくしみを生きて証しし …...開かせた。クの重要性とその使命にも目をがあるのです」と述べ、カトリッ然、神と人の関係性をつなぐ力立の時代。食は人と人、人と自

カトリック教報   第1037 号 (昭和27年1月12日第三種郵便物認可)     2016年(平成28年)3 月1日(毎月1日発行) (4)  

 

福者ユスト高山右近の

列福式に先立ち、日本カト

リック司教協議会列聖推進

委員会(大塚喜直委員長)

は2月10日、列聖運動のシ

ンボルマークを発表した。

 

制作者は、師イエズス修

道女会の北爪悦子修道女。

このシンボルマークは、右

近の列聖運動にかかわる企

画・催し・印刷物などに幅

広く使用される。同マーク

は、十字架に高山家の家紋

である七曜星を重ね、その

背後に3つの輪が配されて

いる。

 

七曜星 

家紋の七曜星

は、右近が生まれ育った家

を指し、その信仰を育んだ

基礎を表す。七星は7つの

秘跡とも重なり、右近を導

いた「霊の力」(ル

カ4・14)、聖霊

の7つの賜物の

シンボルでもあ

る。十字架から

発して七曜星を

包む緑は、永遠の

いのちへの希望

を意味する。

 

十字架 

七曜星の背後に

貫かれた十字架は、徹底的

に降りて仕えたイエスのし

るしであり、キリストに倣

い、神と人に仕えた右近の

人生のシンボルである。縦

木は右近が祈りによって深

めた「神との交わり」を表

し、横木は神を第一として

家族・共同体・貧しい人々

に仕えた右近の「人々との

交わり」を表す。

 

3つの輪 

七曜星と十

字架の背後で輝く3つの

輪は、三位一体の神と人々

とのかかわりの中で、揺る

がない信仰へと導かれ、広

がっていった右近の生涯を

示す。

 

輪の内側からの水色と濃

い青は右近の聖性の深まり

を、外側の朱色は右近の深

い祈りと、いのちをささげ

るまでのキリストへの燃え

る愛を表す。400年前の

日本の教会に「世の光」と

して誕生した右近の輝き

は、今日の私たちを照らし

ている。

親子で育む信仰を

下五島と長崎南で合同堅信

 

1月17日(日)、福江教

会で下五島地区合同堅信

式が行われた。6小教区

から集まった信者たちの

熱心な祈りの中、中学生

18人、成人2人が式に臨

んだ。

 

ミサの中で髙見三明大

司教は命の尊さに触れ、

「神の似姿である私たち

は、愛することが使命で

す。しかし、自分しか愛

せない人になってはいけ

ません」と説教し、大人

の信者として、人を大切

にする信仰を生きてほし

いと激励した。

 

ミサの終わりに、松本

光さん(中学2

年・福江)が受

堅者を代表し

て、「たくさん

のお祈りと励ましでお恵

みをいただくことができ

た。これからは周りの人

に役立てたい」と感謝の

言葉を伝えた。保護者を

代表して濱村初好さん

(浜脇)は、「いつくしみ

の特別聖年で、いつくし

みについて真剣に考えて

いる。親子で信仰を育ん

でいくことを怠らない」

と誓った。参列者一同、

キリストの証人として生

きる思いを新たにする一

日となった。

 

1月31日(日)、長崎南

地区では初めてとなる合

同堅信式が、髙見大司教

司式のもと中町教会で行

われた。13小教区のうち

7小教区から中学生22人

と成人7人の計29人が、

家族や代父母、教会代表

者の見守る中で秘跡を授

かった。

 

南地区では2年前から

合同堅信式の準備を始

め、合同黙想会などを企

画してきた。受堅者数が

フォコラーレの

 一日マリアポリ

 

1月31日(日)カトリッ

クセンター講堂で、「限

りない神様の愛に出会っ

て」をテーマに一日マリ

アポリが行われました。

黙想・経験・劇などを通

してこのテーマを深め、

また6つのグループに分

かれて分かち合いの時間

も持ちました。

 

参加者からは、「自分

は小さな人間で、

不平不満がたく

さんある中で生

活しているが、皆

さんの日頃の行動や考え

を聞くことによって、今

日は神様がここに行きな

さい、疲れている心をこ

こで癒やしなさいと言っ

てくださったように思い

ました」「皆で分かち合

い、愛と勇気をいただい

て新しい一歩を踏み出せ

ること、どんな悩みを抱

えていても、皆で助け合

ぶどう園

▼教区青年黙想会 

3月

6日㈰10時~16時、長崎

大司教館。テーマ「あな

たは『オナジ』を生きて

いますか?」。対象・18

歳(新卒可・高校生不可)

~30歳。参加費千円。

▼祭壇奉仕者・朗読奉仕

者選任式 

3月10日㈭13

時、浦上教会。

▼司祭・助祭叙階式 

月13日㈰15時、浦上教会。

▼信徒発見ミサ 

3月17

日㈭19時、大浦天主堂。

▼聖香油ミサ 

3月22日

㈫10時30分、浦上教会。

▼日本の信徒発見150

周年記念劇『そして サ

ンタ・マリアがいた』 

4月9日㈯19時、10日㈰

14時開演、長崎ブリック

ホール。チケット千円(小

 

1月26日、脳梗塞後遺

症のため、福江修道院で

 

2月3日、ロザリオの

聖母修道院で逝去。95歳。

 

1920年長崎市生ま

ヨゼフ

 

廣瀬方ま

人ひと

さん

(城山教会信徒)

エリザベット

 

濱崎ツヨ子修道女

(お告げのマリア修道会)

セシリア

 

山口トキコ修道女

(純心聖母会)

被爆体験を講話」で取材

の折、「命の続く限り体

験を語る必要があるこ

と、語り続けることがど

んなに貴重なことかあら

ためて実感した」と話し

ていた。

 

葬儀ミサ・告別式は15

日、髙見三明大司教司式

により城山教会で行われ

た。

えた。

 

温厚な性格で笑顔を絶

やさず、姉妹の霊名の祝

日には大好きな歌を披露

し、皆を和ませた。姉妹

たちは事あるごとに病室

に足を運び、慰めと癒や

しをいただくなど、共同

体の絆は故人によって強

められた。

 

葬儀ミサ・告別式は27

日、福江教会で行われた。

し、相手を思いやる言葉

やユーモアで周りを楽し

ませた。

 

昨年12月に肺がんと診

断され入院したが、修道

院で天国へ旅立ちたいと

本人が望み、姉妹たちに

声を掛けられ、見守られ、

共に祈りながら最後の2

週間を過ごした。

 

葬儀ミサ・告別式は4

日、本部聖堂で行われた。

減少傾向にあるというこ

とだけでなく、小教区を

超えてつながり合う教会

共同体を意識してもらう

という積極的な狙いもあ

る。毎年1月に実施予定

だが、準備段階として、教

会の教えを多角的に合同

で学び合う、より充実し

たカテキズムを作成して

いくことが今後の課題と

なる。

い支え合っていける場所

があることを、皆さんに

伝えていきたい」などの

大槌ベースボランティア募集

4月14日㈭~20日㈬

(3/16締切)

5月12日㈭~18日㈬

(4/13締切)

6月9日㈭~15日㈬

(5/11締切)

 

申し込みは所属小教区へ。問い合わせは教区本

部事務局(松尾)まで。

TEL

095‐842‐4450

FAX

095‐842‐4460

感想をいただきました。

たくさんの交わりの時を

過ごせた喜びの一日とな

りました。

 

5月3日(火)~5日

(木)まで、鹿児島県立南

薩少年自然の家で、マリ

アポリが行われます。ど

なたでも参加できます。

興味がある方は、フォコ

ラーレセンター(095

‐849‐3812)ま

でお問い合わせください。

小圷玉美

ため長崎市内の自宅で逝

去。85歳。

 

15歳の時、学徒動員中

に被爆。高校の英語教師

のかたわら、故秋月辰一

郎医師らと被爆の証言を

集める運動に参加。「長崎

の証言の会」代表委員な

どを長年務め、平和活動

に尽力した。本紙201

2年6月号「ウィーンで

逝去。86歳。

 

1929年五島市生ま

れ。福江教会出身。49年

奥浦修道院に入会。58年

初誓願、64年終生誓願。

 

主に聖マリア病院や福

江修道院の調理場で働い

た。長期の闘病生活で床

に就くことが多かった

が、何よりもミサを大切

にし、使徒的活動にいそ

しむ姉妹たちを祈りで支

れ。馬込教会出身。39年

入会、42年初誓願、51年終

生誓願。会の草創期に多

くの苦労を体験した。

 

伊王島修道院をはじ

め、長崎県内外で保母や

カテキスタとしてみこと

ばの種をまき、また調理

担当として姉妹たちを支

えた。2013年からロ

ザリオの聖母修道院で療

養していたが、95歳とは

思えないほど背筋を伸ば

福者ユスト高山右近列聖運動シンボルマーク決定

学生以下無料)。お求め

は長崎北・中・南地区各

教会にて。

感 謝

香典返し

長崎大司教区

◦匿名様

長崎カトリック神学院

◦坂本家様

(出津)

 

故マリア坂本テイ子様

高谷英幸様

(黒崎)

 

故トマ高谷義幸様

 

右の方々からご芳志を

賜りました。お礼とご報

告を申し上げます。

 

1月13日、肺腺がんの

石  碑

文字彫刻

墓地工事

リフォーム

墓地分譲

長崎の教会群インフォメーションセンターニュース〔第5号〕

大波止ターミナル 2階に『世界遺産関連広報スペース』オープン 長崎市大波止のフェリーターミナル2階に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」についての広報スペースを開設しました。 「明治日本の近代化遺産」関係の解説も展示してあります。お気軽にお立ち寄りください。