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Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved 10 g Oracle Enterprise Manager Oracle Enterprise Manager による による メモリー・パラメータの管理 メモリー・パラメータの管理 20054日本オラクル株式会社

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10g

Oracle Enterprise Manager Oracle Enterprise Manager によるによるメモリー・パラメータの管理メモリー・パラメータの管理

2005年4月

日本オラクル株式会社

2Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g目次目次

目次

本資料の内容

自動共有メモリー管理の有効化

– 自動共有メモリー管理とは

– 1 「メモリー・パラメータ」メニュー

– 2 メモリー・パラメータ - 自動共有メモリー管理使

用不可 –

– 3 自動共有メモリー管理の有効化

– 4 メモリー・パラメータ - 自動共有メモリー管理使

用可能 –

– 5 共有プール・サイズ・アドバイス

– 6 バッファ・キャッシュ・サイズ・アドバイス

合計SGAサイズの変更

– SGAのサイズ/初期化パラメータについて

– 7 合計SGAサイズと最大SGAサイズ

– 8 最大SGAサイズの変更

– 9 確認

– 10 データベースの再起動

– 11 データベースの再起動確認

– 12 データベース再起動中

– 13 データベースにログイン

– 14 最大SGAサイズの確認

– 15 合計SGAサイズの変更

– 16 合計SGAサイズの確認

PGAアドバイザの利用

– PGA のチューニングについて

– 17 PGAの確認

– 18 PGA総計ターゲット・アドバイス

– 19 PGAメモリー使用量の詳細

3Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g本資料の内容本資料の内容

内容– 自動共有メモリー管理の有効化

– 最大SGAサイズの変更

– PGAアドバイザの使用

機能の使用にあたって必要なスキルレベル– Oracle Master Bronze 10g レベル

関連マニュアル– Oracle Database 2日でデータベース管理者

基本的なOEM10gの使用方法、操作方法が記述されています。

– Oracle Database 管理者ガイド10g リリース1(10.1)

2. Oracle Database の作成

– Oracle Database パフォーマンス・チューニング・ガイド10g リリース1(10.1)

7. メモリーの構成と使用方法

本資料の対象バージョン– Oracle Database 10g 10.1.0.3

画面説明中の 「⇒」は、選択することで遷移する画面番号を示しています。

画面番号は各ページタイトルの番号です

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10g

自動共有メモリー管理の有効化自動共有メモリー管理の有効化

5Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g自動共有メモリー管理とは自動共有メモリー管理とは

SGA内のメモリー配分を自律的に調節する機能です。

– SGA_TARGET 初期化パラメータで、SGA全体のサイズを指定するだけで、システムの負荷に応じて、Oracleがメモリーを自律的に割当てをします。

– 自動調整されるのは共有プール、Javaプール、ラージ・プール、バッファ・キャッシュの4つのコンポーネントです。

この機能によって、共有プール不足によるORA-4031の発生などを

回避することができます

PGA_AGGREGATE_TARGET

SGA_TARGET

割当てを動的に変更

PGA

バッファ・キャッシュ

共有プール

その他

ラージ・プール

Javaプール

SGA

PGA

バッファ・キャッシュ

共有プール

その他

ラージ・プール

Javaプール

SGA

6Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g1 1 「メモリー・パラメータ」メニュー「メモリー・パラメータ」メニュー

•「メモリー・パラメータ」メニューは「管理」タブに存在します。•「インスタンス」セクションにある、「メモリー・パラメータ」メニューのリンクをクリックします。

7Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g2 2 メモリー・パラメータメモリー・パラメータ -- 自動共有メモリー管理使用不可自動共有メモリー管理使用不可 --

•自動共有メモリー管理の「有効」ボタンをクリックします。※自動共有メモリー管理を使用しない場合は、共有プールやバッファ・キャッシュの

サイズのアドバイスを参照することが出来ます。=>5,6

共有プールアドバイザ ⇒5へ

バッファ・キャッシュ アドバイザ ⇒6へ

8Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g3 3 自動共有メモリー管理の有効化自動共有メモリー管理の有効化

•自動共有メモリー管理の合計SGAサイズを指定し、「OK」ボタンをクリックします。•この時、指定するサイズは前画面の最大SGAサイズより小さい必要があります。

9Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g4 4 メモリー・パラメータメモリー・パラメータ -- 自動共有メモリー管理使用可能自動共有メモリー管理使用可能 --

•自動共有メモリー管理が有効になりました。

10Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g5 5 共有プール・サイズ・アドバイス共有プール・サイズ・アドバイス

•値を変更したい場合は、グラフ内の曲線をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。

縦軸では共有プール・サイズを変化させた場合の、アクセスする必要がある情報が共有プ ールに残っている時間

の変化の割合を示しています。横軸では共有プールのサイズを示しています。

11Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g6 6 バッファ・キャッシュ・サイズ・アドバイスバッファ・キャッシュ・サイズ・アドバイス

•値を変更したい場合は、グラフ内の曲線をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。

縦軸ではバッファ・キャッシュ・サイズを変更した場合の、物理読込みの変化(現行サイズとの比較)を示しています。

横軸ではバッファ・キャッシュのサイズを示しています。

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10g

合計合計SGASGAサイズの変更サイズの変更

13Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10gSGASGAのサイズのサイズ//初期化パラメータについて初期化パラメータについて

合計SGAサイズ(SGA_TARGET)はSGA最大サイズ(SGA_MAX_SIZE)より

大きくすることはできません。

グラニュル

– Oracle は連続した仮想メモリ領域を「グラニュル」という新しい単位で管理し、SGAでの動的なメモリの割り当て・解放を行っています。

– グラニュルの大きさはSGAのサイズ(SGA_MAX_SIZE)によって決定されます。

合計SGA サイズが1GB以下 ………… 4MB合計SGA サイズが1GB超(Windows版の場合) ………… 8MB合計SGA サイズが1GB超(それ以外) ………… 16MB

– SGA_TARGETを動的に変更する際には、グラニュル単位で切り上げた値が設定され

ます。

14Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g7 7 合計合計SGASGAサイズと最大サイズと最大SGASGAサイズサイズ

•合計SGAサイズを最大SGAサイズよりも大きくしたい場合には、まず最大SGAサイズを十分に大きくする必要があります。

15Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g8 8 最大最大SGASGAサイズの変更サイズの変更

•最大SGAサイズを指定したい合計SGAサイズをよりも大きい値に設定し、「適用」ボタンをクリックします。

16Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g9 9 確認確認

•最大SGAサイズを決定するパラメータは動的には変更不可なので、データベースを再起動する必要があります。

•「はい」ボタンをクリックします。

17Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g10 10 データベースの再起動データベースの再起動

•OSユーザ名とパスワード、データベースのユーザ名とパスワードを指定し、「OK」ボタンをクリックします。

18Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g11 11 データベースの再起動確認データベースの再起動確認

•「はい」ボタンをクリックします。

現在の設定が表示されます。特に問題がなければ変更の必要はありません。

19Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g12 12 データベース再起動中データベース再起動中

•データベースが再起動中なので、少し待ってから「更新」ボタンをクリックします。

20Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g13 13 データベースにログインデータベースにログイン

•Database Control にログインし、先ほどのメモリー・パラメータの画面に移動します。

21Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g14 14 最大最大SGASGAサイズの確認サイズの確認

•最大SGAサイズが指定した値に変更されています。

22Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g15 15 合計合計SGASGAサイズの変更サイズの変更

•合計SGAサイズを指定し、「適用」ボタンをクリックします。

23Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g16 16 合計合計SGASGAサイズの確認サイズの確認

•合計SGAサイズが指定した値に変更されています。

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10g

PGAPGAアドバイザの利用アドバイザの利用

25Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10gPGA PGA ののチューニングについてチューニングについて

PGA のチューニングについて

– PGAの自動調整機能はソート処理やハッシュ結合などに使用されるSQL作業領域をOracleが自動調整する機能です。Oracleはインスタンスにおける総PGAメモリー・サイズからSQL作業領域を自動調整します。

– SQL作業領域は、場合によって以下の3つに分けられます。

「最適実行」 : 処理(ex ソート操作)が全てメモリ上で行なわれた場合のSQL作業領域

「単一パス実行」 : 全ての処理をメモリ上で行なうことができず、最小限のディスク・アクセスが発生した場合のSQL作業領域

「マルチパス実行」 : 使用できるSQL作業領域非常に小さく、多くの処理でディスク・アクセスが発生した場合のSQL作業領域

– そして、チューニングの目標値の目安は以下となります。

「最適実行」の実行割合 > 90%「マルチパス実行」の実行割合 = 0%

26Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g17 17 PGAPGAのの確認確認

•「PGA」タブから、PGAのサイズのアドバイスやPGA使用量の詳細を確認できます。•PGAアドバイザ:「アドバイス」をクリックします。 => 18へ•PGAメモリー使用量の詳細 :「PGAメモリー使用量の詳細」をクリックします。 => 19へ

27Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g18 18 PGAPGA総計ターゲット・アドバイス総計ターゲット・アドバイス

•値を変更したい場合は、グラフ内の曲線をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。

縦軸ではキャッシュヒット率、つまりPGAとして必要な領域

がすべてメモリ上にある割合を示しています。

横軸ではPGAターゲット総計のサイズ(PGA_AGGREGATE_TARGETの値)

を示しています。

28Copyright 2005 © Oracle Corporation Japan, All Rights Reserved

10g19 19 PGAPGAメモリー使用量の詳細メモリー使用量の詳細

•「PGAターゲットのメモリー使用量の詳細を表示」で指定したPGAターゲットにおける、

要求メモリ量のセッションを実行する場合、「最適実行」「単一パス実行」「マルチパス実行」の割合(または実行数)が示されます

縦軸では実行割合(または実行数)を示しています。

横軸ではSGA作業領域

のサイズを示しています。

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10g